JP3315454B2 - 太陽光追尾センサと太陽光追尾方法 - Google Patents

太陽光追尾センサと太陽光追尾方法

Info

Publication number
JP3315454B2
JP3315454B2 JP04225193A JP4225193A JP3315454B2 JP 3315454 B2 JP3315454 B2 JP 3315454B2 JP 04225193 A JP04225193 A JP 04225193A JP 4225193 A JP4225193 A JP 4225193A JP 3315454 B2 JP3315454 B2 JP 3315454B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
sensor
solar
sun
tracking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04225193A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06229754A (ja
Inventor
哲也 矢ノ下
俊夫 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP04225193A priority Critical patent/JP3315454B2/ja
Publication of JPH06229754A publication Critical patent/JPH06229754A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3315454B2 publication Critical patent/JP3315454B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽の位置を検出、追
尾するための太陽光追尾センサおよび太陽光追尾方法に
係り、特に、太陽光集光装置に設けられた太陽光追尾セ
ンサおよび太陽光集光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽光を採光し室内に取り込む方法とし
ては、従来は窓や天窓からの直達光を利用するのが一般
的であった。ところが最近の住宅の密集化にともない、
昼間でも太陽の直達光が入射しないような室内空間が出
現している。そこで最近太陽光を集める集光部品とその
集光を移送する搬送路からなる太陽光集光装置が数多く
提案されている。太陽光をより効率よく集光するために
太陽の移動に合わせて太陽光集光装置を高精度で太陽
追尾させる必要がある。そのため太陽光集光装置には、
例えば太陽の方向を検出する太陽光追尾センサとして特
開昭57−67814号、特開昭59−18414号に
示されるように光センサが配設されていた。これら光セ
ンサは、太陽からの直達光、および大気あるいは雲によ
って散乱された散乱光の両方を受光し、その光センサ信
号を電気的処理をして太陽追尾を行っている。しか
し、散乱光が太陽に対して対称でない場合、すなわち太
陽の高度が低い場合、あるいは雲が太陽に対して対称で
ない形でかかっている場合は、太陽の方向と太陽光追尾
センサの方向にズレが生じ問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術が
有していた前述の問題点を解決しようとするもので、従
来知られていなかった太陽光追尾センサおよび太陽光追
尾方法を新規に提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決すべくなされたものであり、光センサにより太陽光を
受光して、太陽の方向を検出する太陽光追尾センサに
いて、太陽の直達光成分の信号と散乱光成分の信号とを
出力するメイン光センサと、太陽の散乱光成分の信号の
みを出力する補正用光センサとを備えることを特徴と
する太陽光追尾センサを提供する。
【0005】また、不透明な筒体と、該筒体の上端部に
設けられたドーナツ状の不透明な蓋と、前記蓋の内周部
から前記蓋に垂直に下ろしたラインが受光面に落ちるよ
うに配設されたメイン光センサおよび該メイン光センサ
の外側に隣接して配設された補正用光センサからなる一
組の光センサの少なくとも2組と、からなり、かつ少な
くとも2組の前記光センサが前記筒体の下端部におい
て、該下端部の中心を間に挟んで相対向して配設されて
なる上記の太陽光追尾センサを提供する。
【0006】また、太陽の直達光成分の信号と散乱光成
分の信号とを出力するメイン光センサと、太陽の散乱光
成分の信号のみを出力する補正用光センサとから、太陽
の直達光成分の信号のみを取り出し、該直達光成分の信
号を用いて太陽を追尾することを特徴とする太陽光追尾
方法を提供する。本発明においては、メイン光センサの
出力信号と補正用光センサの出力信号とから、太陽の直
達光成分の信号のみを取り出し、該直達光成分の信号に
より駆動部が稼動し太陽光集光部が太陽光を追尾するこ
とが好ましい。 また本発明においては、前記少なくとも
2組の光センサが筒体の下端部において、ドーナツの内
周径と等しい対称位置に配設されてなることが好まし
い。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例に従って説明する。図
1は本発明の太陽光集光装置に設けた太陽光追尾センサ
の一実施例を示す概略構成図である。図2は図1におけ
るア−ア方向の断面図である。図3は本発明による太陽
光追尾センサを使用した電気回路の一実施例の回路図
ある。1は不透明な筒体、2は円形の穴を有するドーナ
ツ状の不透明な蓋、3は前記穴の縁(ドーナツ状の内周
部)を前記筒体の下端部まで(前記蓋に)垂直に降ろし
てきた仮想ラインである。メイン光センサである光セン
サMS1,MS2,MS3,MS4はその受光面の中心
を仮想ライン3が通るように90°分割で配設され、前
記各々の光センサの外側に互いの受光面を覆い隠さない
ような位置関係で、補正用光センサである光センサSS
1,SS2,SS3,SS4が各々光センサMS1,M
S2,MS3,MS4の外側に隣り合わせるように配設
されている。太陽からの直達光がL0 の方向にあると
き、光センサMS1はL0 の方向からくる直達光、およ
びL2 からL4 までの間の方向からくる散乱光、すなわ
ち入射角A°の散乱光を受光することになる。これに対
して、光センサSS1は、L1からL3 までの間の方向
からくる散乱光、すなわち入射角B°の散乱光のみを受
光する。入射角A°の散乱光の強度と入射角B°の散乱
光の強度はほぼ等しい値であるので、光センサMS1の
出力信号から光センサSS1の出力信号を差動増幅器O
P1で減算した信号SG1は、L0 の方向から入射する
太陽直達光のみの出力信号とほぼ等しい。同様に、信号
SG2,SG3,SG4も、L0 の方向から入射する太
陽直達光のみの出力信号とほぼ等しくなる。太陽からの
直達光がL0 の方向にあるとき、信号SG1と信号SG
3はほぼ等しく、信号SG2と信号SG4もほぼ等し
い。すなわち、信号SG1と信号SG3の値を差動増幅
器OP6で比較し、それら値が等しくなるように駆動モ
ータMXの制御を行い、同時に信号SG2と信号SG4
の値を差動増幅器OP5で比較し、それら値が等しくな
るように駆動モータMYを制御して太陽光集光部を駆動
すれば、該太陽光集光部は高精度な太陽追尾を行う。
太陽光追尾センサの筒体の軸と太陽光集光部を構成する
レンズ等の光学系の軸が平行または共有するように配
設することができる。
【0008】[実施例1] 以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。図1に
示すとおりの太陽光追尾センサを組み立てた。不透明
体1の長さ50mm、不透明な蓋2の穴の直径
5mmとした。また受光面が2.4mm×2.4mmの
大きさである光センサMS1〜MS4筒体1の下端
部に直径25mmの円上に90°分割で配設した。これ
センサMS1〜MS4と同じ受光面を持つ光センサ
SS1〜SS4筒体1の下端部に直径30mmの円
上に配設した。太陽高度が約15°でほぼ快晴状態の
時、この太陽光追尾センサを用いて太陽光追尾を行った
ところ、太陽の方向とこの太陽光追尾センサの向きとの
ズレは0.05°以内であった。
【0009】[実施例2] 実施例1と同じように太陽光追尾センサを組み立て、さ
らに図4に示すような電気回路を設けた。光センサMS
1〜MS4、SS1〜SS4からの信号は増幅回路4で
増幅され、A/Dコンバーター回路5でデジタル化され
たのち、中央演算回路ユニット6に送られる。太陽高
度、天候条件等のパラメーターに対して、中央演算回路
ユニット6内で光センサMS1〜MS4、SS1〜SS
4の信号に適切なゲインを与え、減算する。それらの値
を用いて駆動モータMX,MYを制御することで、太陽
散乱光の影響が大きい天候状態の時も精度の高い太陽
追尾が可能であった。
【0010】[比較例1] 実施例1と同様の太陽光追尾センサを用い、また光セン
サSS1〜SS4に覆いをして、光センサMS1〜MS
4のみの出力信号で太陽光追尾を行った。太陽高度が約
15°で、ほぼ快晴状態の時、太陽の方向とこの太陽光
追尾センサの向きとのズレは約2°であった。
【0011】[比較例2] ある薄曇りの夕方に実施例1と同様の太陽光追尾センサ
による太陽追尾と前記太陽追尾センサの光センサ
SS1〜SS4に覆いをして光センサMS1〜MS4の
みの出力信号による太陽追尾と、を行った。また、こ
の時太陽の方向と太陽光追尾センサのズレ量を明確にす
るために太陽光追尾センサに凸レンズと、その焦点位置
と光ファイバの入射端面が一致するように前記光ファイ
バを取り付けた。太陽光追尾センサの向きと凸レンズの
光軸は一致させた。図5に測定結果をグラフで示す。横
軸は時間、縦軸はファイバ出射端での光量である。Aは
実施例1と同様の太陽光追尾による光量変化であり、B
は光センサMS1〜MS4のみの出力信号での太陽
尾による光量変化である。16時30分ぐらいまでは出
射光量に殆ど差がないが、それ以降太陽高度が低くなり
散乱光の影響が大きくなるにつれてBは軸ズレを起こ
し、出射光量が落ちていく。それに対してAは殆ど軸ズ
レを起こすことがなく、日の入り時刻近くまで追尾をし
ている。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、太
陽散乱光のみを受光するセンサを設けることで、太陽
光追尾においては外乱である太陽散乱光の影響をキャン
セルし、太陽直達光の出力信号みで追尾を行うことが
できるので、太陽散乱光に起因する光軸ズレの極めて小
さい精度の高い太陽光追尾ができる。したがって本発明
の太陽光追尾センサを備えることによって太陽光集光効
率の極めて高い太陽光集光装置が得られる。また、中央
演算装置内のアルゴリズムを最適化することで太陽光追
尾可能範囲が広がるという効果も認められる。また本発
明の太陽光追尾方法は太陽光集光装置に限らず、独立し
て用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図
【図2】図1のア−ア方向の断面図
【図3】本発明太陽追尾センサを使用した電気回路
の一実施例の回路図。
【図4】本発明太陽追尾センサを使用した電気回路
の他の実施例の回路図。
【図5】本発明太陽追尾センサの追尾精度を示すグ
ラフ
【符号の説明】
1:不透明な筒体 2:円形の穴を有する不透明な蓋 3:仮想ライン 4:増幅回路 5:A/Dコンバーター回路 6:中央演算回路ユニット MS1〜MS4、SS1〜SS4:光センサ OP1〜OP6:差動増幅回路 MX,MY:駆動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−67814(JP,A) 特開 昭59−18414(JP,A) 特開 昭62−254005(JP,A) 実開 昭59−97415(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 1/00 F21S 11/00 F24J 2/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光センサにより太陽光を受光して、太陽の
    方向を検出する太陽光追尾センサにおいて、太陽の直達
    光成分の信号と散乱光成分の信号とを出力するメイン光
    センサと、太陽の散乱光成分の信号のみを出力する補正
    用光センサとを備えことを特徴とする太陽光追尾セ
    ンサ
  2. 【請求項2】不透明な筒体と、該筒体の上端部に設けら
    れたドーナツ状の不透明な蓋前記蓋の内周部から前
    記蓋に垂直に下ろしたラインが受光面に落ちるように配
    設されたメイン光センサおよび該メイン光センサの外側
    に隣接して配設された補正用光センサからなる一組の光
    センサの少なくとも2組からなり、 かつ少なくとも2組の前記光センサが前記筒体の下端部
    において、該下端部の中心を間に挟んで相対向して配設
    されてなる請求項1記載の太陽光追尾センサ。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の太陽光追尾セン
    サを備え太陽光集光装置。
  4. 【請求項4】太陽の直達光成分の信号と散乱光成分の信
    号とを出力するメイン光センサ、太陽の散乱光成分の
    信号のみを出力する補正用光センサから、太陽の直達
    光成分の信号のみを取り出し、該直達光成分の信号を用
    いて太陽を追尾することを特徴とする太陽光追尾方法。
JP04225193A 1993-02-05 1993-02-05 太陽光追尾センサと太陽光追尾方法 Expired - Fee Related JP3315454B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04225193A JP3315454B2 (ja) 1993-02-05 1993-02-05 太陽光追尾センサと太陽光追尾方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04225193A JP3315454B2 (ja) 1993-02-05 1993-02-05 太陽光追尾センサと太陽光追尾方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06229754A JPH06229754A (ja) 1994-08-19
JP3315454B2 true JP3315454B2 (ja) 2002-08-19

Family

ID=12630813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04225193A Expired - Fee Related JP3315454B2 (ja) 1993-02-05 1993-02-05 太陽光追尾センサと太陽光追尾方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3315454B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5759235B2 (ja) * 2011-04-06 2015-08-05 三鷹光器株式会社 太陽光検出装置
JP2013004684A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Nabtesco Corp 太陽追尾装置及び太陽光発電装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06229754A (ja) 1994-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR880000876B1 (ko) 태양광 수집장치
CN101592309B (zh) 太阳光导入采光装置
US11133774B2 (en) Solar tracking sensor based on fiber light guidance
JPS63310010A (ja) 太陽光追尾装置
JP3315454B2 (ja) 太陽光追尾センサと太陽光追尾方法
JPH0743599A (ja) 太陽光追尾センサ
JPH01289006A (ja) 太陽光収集装置
CN206322029U (zh) 太阳光追踪系统及太阳能应用装置
US3381133A (en) Scanning device for tracker using concentric photosensitive surfaces cooperating with oscillated image
JP3128040U (ja) 光源追尾装置
JPS5818059A (ja) 太陽光追尾装置
CN201828278U (zh) 用于太阳精密跟踪的数字式光电角度传感器
KR20030062374A (ko) 렌즈를 이용한 태양광 추적장치
JPH0299835A (ja) 日射センサ
SU1196622A1 (ru) Датчик слежени гелиоустановки
CN210466141U (zh) 带天气检测的太阳方向检测装置
JPS5839364Y2 (ja) ディジタル太陽センサ
SU1270497A1 (ru) Датчик слежени за положением Солнца
JPH0157768B2 (ja)
KR890006857Y1 (ko) 태양광 수집장치 탑재대
JPS5839365Y2 (ja) ディジタル太陽センサ
JPS5819659A (ja) 太陽光収集装置用カプセル
CN115933150A (zh) 一种追光装置及方法
JPH0694518A (ja) 日照センサ
JPS61126432A (ja) 熱線式検知器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees