JP3315387B2 - 情報の選択的な表示方法および表示装置 - Google Patents

情報の選択的な表示方法および表示装置

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JP3315387B2 JP37409199A JP37409199A JP3315387B2 JP 3315387 B2 JP3315387 B2 JP 3315387B2 JP 37409199 A JP37409199 A JP 37409199A JP 37409199 A JP37409199 A JP 37409199A JP 3315387 B2 JP3315387 B2 JP 3315387B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、平面座標系での位置データが付
された元素をそれぞれ含む情報を、組合せを選択して一
つの表示面に表示するための方法と装置に係り、特に、
固定的な印刷物と類似の形態をもって、一つの表示面に
複数種類の情報を選択的に表示することの出来る新規な
情報表示手段や表示装置等に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、情報の提供媒体としての印刷物
は、一般に、二次元的な印刷面上に情報が固定的に印刷
されたものとして提供されており、その利用性や保存
性、取扱性等に優れていることから、広く利用されてい
る。そして、かかる印刷物は、例えば、平面座標系での
位置データを有する元素をそれぞれ含む、種類(次元)
の異なる複数の情報を、共通する座標系に併せて表示す
ることによって、それら複数の情報の相互関係等を表示
するような場合にも、用いられる。
【0003】ところが、そのような印刷物は、情報が固
定的にしか表示できず、表示と消去を容易に行なうこと
ができないために、同じ座標系の上に表示する次元の異
なる情報が多数あり、それらを同時に表示すると重なり
合って認識や識別が困難となるような場合には、認識や
識別に支障を来さない程度の情報数に分割して、それら
の情報を異なる印刷物として提示する必要があったので
あり、特に、同じ座標系の上に表示する情報の種類の数
(次元の異なる情報数)が多い場合には、多数の印刷物
を用いて表示しなければないないために、提示する側と
される側の何れも作業が面倒であると共に、情報の理解
も難しいという問題があった。
【0004】なお、オーバーヘッドプロジェクタ(OH
P)を用い、異なる情報を記載した透明画の複数枚を選
択的に重ね合わせてスクリーンに映写したり、或いは、
コンピュータを利用し、記憶された情報の中から選択さ
れた情報だけを重ね合わせてディスプレイに表示した
り、投射器を用いてスクリーンに投射表示することも考
えられるが、何れにしても、そのような情報の提示は、
印刷物による情報の提示から大きく外れる。そのため
に、人間の認識や記憶が、印刷物による情報の提示の場
合とは大きく異なるのであり、例えば記憶という点を考
えてみると、印刷物によって提示された場合には、固定
的情報として強く記憶されるが、スクリーンに投射表示
された場合には、動的情報としての意識が働いて記憶が
早期に薄れる傾向にあることが知られている。
【0005】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、印刷物を利用することによって見る者に固
定的な情報としての意識を持たせることが出来ると共
に、同じ座標系の上に表示する種類(次元)の異なる情
報が多数ある場合にも、その中から選択した種類の情報
だけを組み合わせて速やかに表示することの出来る、新
規な情報の表示方法および表示装置を提供することにあ
り、また、かかる情報の表示方法をコンピュータに実行
させるためのプログラムの供給媒体等を提供することも
目的とするものである。
【0006】
【解決手段】以下、このような課題を解決するために為
された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各
態様は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能であ
る。また、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記
載のものに限定されることなく、明細書全体および図面
に記載され、或いはそれらの記載から当業者が把握する
ことの出来る発明思想に基づいて認識されるものである
ことが理解されるべきである。
【0007】先ず、情報の選択的な表示方法に関する本
発明の特徴とするところは、抽象的な平面座標系での位
置データが付された元素をそれぞれ含む情報群の中から
情報の組合せを選択して、選択された複数の情報に属す
る元素を、一つの表示面に表示する方法であって、前記
情報群の中から選択された一又は二以上の基本情報に属
する元素を前記表示面に固定的に印刷表示すると共に、
前記情報群の中から選択された少なくとも一つの組合せ
情報に属する元素を該印刷表示面に重ねて投射表示する
に際して、該印刷表示面に設定された2点以上の基準位
置についての該組合せ情報の投射表示面内での位置デー
タを取得し、かかる位置データに基づいて、該組合せ情
報の抽象的な平面座標系から該印刷表示面上の具体的な
平面座標系への写像を求めて、該写像に基づいて前記組
合せ情報に属する元素を、該印刷表示面上における基本
情報の元素と共通の座標系で投射表示するようにしたこ
とにある。
【0008】このような本態様の表示方法に従えば、基
本情報が印刷された固定的な印刷物を利用し、その印刷
表示面に対して、選択された組合せ情報が光学的に投射
表示されるのであり、それによって、表示面を見る者に
対して、固定的な印刷物としての意識を持たせながら、
幾つかの情報が重ね表示された表示面を見せることが出
来る。しかも、組合せ情報は、複数種類の情報の中から
選択されたものを投射表示することによって表示面に与
えられることから、例えば情報の記憶媒体を備えたコン
ピュータ装置を利用することによって、任意の情報を選
択表示させることが出来ると共に、容易に且つ迅速に変
更表示することも出来るのである。
【0009】しかも、印刷表示面に設定された基準位置
のデータから得られた写像に基づいて、組合せ情報の各
元素を、記憶媒体に記憶された抽象的な平面座標系での
位置データから、直接に、印刷表示面(投射面)上に投
射表示することが出来るのであり、印刷表示面に印刷さ
れた基本情報と投射される組合せ情報の相対的な表示位
置合わせが極めて簡単となって、基本情報の各元素と組
合せ情報の各元素を共通の座標軸をもって容易に表示す
ることが可能となるのである。即ち、単純にOHPやコ
ンピュータ等の投射器を用いて、基本情報を印刷した印
刷表示面に組合せ情報を重ねて投射表示することも可能
であるが、その場合には、基本情報と組合せ情報の座標
軸を一致させるために、OHPや投射器の構造や性能等
を考慮して、機器と印刷表示面の距離や印刷表示面の大
きさ等に応じて細かいセッティングを行なう必要がある
ために、作業が極めて煩雑となって現実的ではないので
ある。それに対して、本態様に係る表示方法では、予め
印刷表示面に設定された基準位置データに基づいて得た
写像により、選択された情報に付された抽象的な平面座
標軸での位置データから直ちに具体的な印刷表示面上の
座標データを取得し、得られた座標データ上に各元素を
表示することが出来るのであり、以て、基本情報と任意
に選択された組合せ情報を、容易且つ迅速に、表示面上
に併せて表示することが可能となるのである。
【0010】なお、本態様において、印刷表示面に設定
された基準位置のデータの取得は、例えば、組合せ情報
の投射表示系によって印刷表示面に投射表示された座標
軸等の指標を用いて基準位置を座標値で取得したり、反
対に、印刷表示面に固定的に表示された座標軸等の指標
を用いて、投射表示系の特定位置に表示された点の座標
値で取得すること等も可能である。そこにおいて、好適
には、かかる基準位置データの取得に際して、ポインテ
ィングディバイスを用い、印刷表示面上で基準位置のデ
ータを得るようにされる。このような方法によれば、基
準位置データを容易且つ速やかに得ることが可能とな
る。
【0011】また、ポインティングディバイスを用いて
基準位置データを取得するに際しても、より好適には、
印刷表示面における基準位置を矩形枠体形状の指標で印
刷表示せしめる一方、基準位置データの取得に際して、
ポインティングディバイスにより印刷表示面に任意の矩
形状枠体(フレーム)を表示させて、該フレームを印刷
表示面の指標に重ね合わせることにより、印刷表示面に
表示されたフレームの位置と大きさおよび形状に基づい
て、組合せ情報の抽象的な平面座標系から印刷表示面上
の具体的な平面座標系への写像を求めるようにされる。
このような方法によれば、フレームを指標に重ね合わせ
ることによって、基準位置データの取得を視覚的にも容
易に行なうことが可能となる。なお、ポインティングデ
バイスとしては、マウスやトラックボール等が採用可能
である。
【0012】更にまた、本発明方法においては、基準位
置データが新たに取得される毎に、組合せ情報の抽象的
な平面座標系から印刷表示面上の具体的な平面座標系へ
の写像を更新して、組合せ情報の投射表示を修正するよ
うにすることが望ましい。これにより、例えば基準位置
データの取得に失敗した場合でも、その修正を容易に且
つ速やかに行なうことが出来る。なお、印刷表示面に対
する投射表示軸の傾斜角度が変化するおそれがある場合
には、印刷表示面に設定された3点以上の基準位置、好
ましくは4点の基準位置についての組合せ情報の投射表
示面内での位置データを取得することが望ましい。3点
以上の基準位置を採用することにより、例えば、台形ひ
ずみなども考慮して、基本情報を表示する平面座標系と
組合せ情報を表示する平面座標系とを、より高精度に一
致させることが可能となる。
【0013】さらに、本発明方法においては、印刷表示
面を略水平面とすることが望ましい。印刷表示面を略水
平面とすることにより、看者に対して、一般的な印刷物
であるとの意識を強く抱かせることが出来るのであり、
それによって、情報の固定的な印刷表示面を利用したこ
とによる意義がより強くなる。
【0014】また、本発明方法は、例えば、基本情報と
しての地形線や境界線等を印刷表示した特定地域の白地
図に対して、組合せ情報としての人口密度や平均年収,
平均気温,年間降水量,学生人口などの各種の情報を選
択的に重ね合わせて投射表示するような場合においても
採用可能であるが、特に、多変量解析の結果を基本情報
としてグラフ表示する印刷表示面に対して、該多変量解
析のデータ情報を組合せ情報として選択的に投射表示す
る場合において、有利に採用される。多変量解析のデー
タ情報は、一般に、極めて多次元的で多量であることか
ら、本発明方法を適用することによって、そのような極
めて多くの情報の中から必要な情報を、容易に表示する
ことが出来るのである。
【0015】さらに、本発明は、上述の如き本発明に従
う情報の選択的な表示方法をコンピュータ実行させるた
めのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録
媒体も、特徴とする。このような記録媒体を用いること
により、コンピュータを利用して本発明に従う情報の選
択的な表示方法を容易に実施することが可能となるので
ある。
【0016】また、情報の表示装置に関する本発明の特
徴とするところは、抽象的な平面座標系での位置データ
が付された元素をそれぞれ含む情報群の中から情報の組
合せを選択して、選択された複数の情報に属する元素
を、一つの表示面に表示する装置であって、(a)前記
情報群の中から選択された一又は二以上の基本情報に属
する元素を固定的に印刷した印刷物を前記表示面に提示
して印刷表示面を提供する印刷物提示手段と、(b)前
記情報群のうち、前記基本情報を除く複数の情報を少な
くとも記憶する記憶手段と、(c)該記憶手段に記憶さ
れた情報群の中から、前記基本情報と共に前記印刷表示
面に投射表示する組合せ情報を選択的に設定する表示情
報選択手段と、(d)前記印刷表示面に設定された2点
以上の基準位置についての前記組合せ情報の投射表示面
内での位置データを取得する基準位置についてのデータ
取得手段と、(e)該基準位置についてのデータ取得手
段で得られた位置データに基づいて、前記組合せ情報に
属する元素について、前記印刷表示面上における基本情
報の元素と共通の座標系における位置を求める演算手段
と、(f)前記組合せ情報に属する元素を、該演算手段
によって得られた位置に投射表示する投射手段とを、有
する情報の選択的な表示装置にある。
【0017】このような本発明に従う構造とされた表示
装置においては、前述の如き本発明方法を有利に実施す
ることが出来るのであり、それによって、基本情報を印
刷した表示面上に次元の異なる組合せ情報を選択的に投
射表示せしめた新規な情報表示面を、容易に提供するこ
とが可能となるのである。
【0018】また、かかる表示装置における演算手段
は、例えば、(g)前記基準データ取得手段で得られた
位置データに基づいて、前記組合せ情報の前記抽象的な
平面座標系から、前記印刷表示面上における前記基本情
報の具体的な平面座標系への写像を求める第一の演算手
段と、(h)該第一の演算手段によって得られた写像に
基づいて、前記組合せ情報に属する元素について、それ
ぞれ、前記印刷表示面における基本情報の元素と共通の
座標系での位置を求める第二の演算手段とを、含んで有
利に構成される。
【0019】なお、本発明に従う構造とされた表示装置
においては、印刷表示面に投射表示する組合せ情報を変
更する毎に、基準位置データ取得手段による位置データ
の取得と、演算手段による組合せ情報の写像の取得、更
に該写像に基づく組合せ情報に属する元素の座標位置変
換を、繰り返すことによって、組合せ情報に属する元素
の印刷表示面上への投射表示位置を決定することも可能
であるが、印刷表示面に投射表示する組合せ情報を変更
する際に、投射手段と印刷表示面との相対位置関係が変
化しない場合には、かかる処理操作をより簡略化するこ
とが出来る。具体的には、例えば、基準位置データ取得
手段による位置データの取得と、演算手段(第一の演算
手段)による組合せ情報の写像の取得だけを、予め実施
して得られた写像を記憶しておき、印刷表示面に投射表
示する組合せ情報が変更される毎に、かかる写像に基づ
いて、演算手段(第二の演算手段)により、変更設定さ
れた組合せ情報に属する元素の印刷表示面上への投射表
示位置の決定だけを行うようにしても良い。或いはま
た、例えば、基準位置データ取得手段による位置データ
の取得と、演算手段(第一の演算手段)による組合せ情
報の写像の取得とを実施し、更に得られた写像に基づい
て、選択可能な全ての組合せ情報について、それに属す
る元素の印刷表示面上への投射表示位置を求めて、それ
らを各組合せ情報毎にすべて記憶させておくことも可能
であり、その場合には、組合せ情報が選択変更される毎
に、記憶データの中から対応する組合せ情報に関するデ
ータを読み込むだけで良く、特別な演算が不要となる。
【0020】さらに、本発明は、上述の如き本発明に従
う構造とされた情報の選択的な表示装置をコンピュータ
によって実現するために必要な、コンピュータ読取可能
な情報を、伝送媒体を通じて伝送することにより、かか
る情報の選択的な表示装置を実現させる表示装置の製造
方法も、特徴とする。このような本発明方法に従えば、
本発明に従う構造とされた表示装置を、単に、ソフトウ
ェアの配送によって簡易に実現せしめることが出来るの
である。なお、情報伝送媒体としては、有線,無線を問
わず、コンピュータ読取可能な情報を伝送し得る各種の
媒体が採用され得る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明の一実施形態について、図面を
参照しつつ、詳細に説明する。
【0022】先ず、図1には、本発明方法を実施するた
めの本発明に従う構造とされた情報表示装置の全体概略
構成が示されている。かかる情報表示装置は、コンピュ
ータを利用して構成されており、印刷物10によって形
成された印刷表示面12に対して、コンピュータ14に
よって生成されたイメージをプロジェクタ16によって
投射表示するようになっている。そして、印刷表示面1
2上において、表示位置にも情報的意味を持つ元素の集
合としてとらえることの出来る情報であって、相互に異
なるものを重ね合わせて表示するようになっている。
【0023】より詳細には、印刷物10は、印刷物提示
手段であって、二次元的な印刷表示面12を備えてお
り、この印刷表示面12には、予め基本情報が印刷表示
されるようになっている。特に、本実施形態では、印刷
物10が、紙や樹脂等にて形成された薄い平板状体によ
って構成されており、机等の支持台18上に載置され
て、印刷表示面12が略水平面となるように固定的に支
持されている。なお、基本情報とは、印刷表示面12上
で重ね合わせて表示しようとする複数の情報の中から選
択された一つ又は複数の情報であって、例えば、複数の
統計情報を各種の組合せで重ね合わせて表示することに
よって相互比較しようとする場合に、何れの組合せ態様
においても表示される基本的な情報をいう。また、かか
る基本情報の印刷表示面12への印刷表示は、例えば後
述の如くコンピュータ14を用いて、基本情報を構成す
る各元素に付された抽象的な平面座標系での位置データ
を、印刷表示面12のサイズ等に応じた具体的な平面座
標系の位置データに変換して、公知の印刷手法で印刷表
示面12に各元素を固定的に印刷表示せしめることによ
って行なわれる。
【0024】また、コンピュータ14は、公知の構造の
ものであって、図2にハードウェア構成が示されている
ように、中央演算処理装置(CPU)20において、R
OM22およびRAM24に記憶された処理プログラム
に従い、ハードディスク(HD)26によって提供され
る情報データを処理することにより、ビデオRAM28
上に目的とする投射イメージを生成し、以て、この生成
されたイメージを、プロジェクタ30によって、印刷物
10の印刷表示面12上に印刷するようになっている。
更に、コンピュータ14に対する処理の開始や中止等の
指令信号や、CPU20による演算処理のためのデータ
信号等は、キーボード32やマウス34によって外部か
ら入力されるようになっていると共に、CPU20によ
る処理状況や処理結果が、プロジェクタ30によって、
或いは図示しないCRT等の表示装置によって外部表示
されるようになっている。また、CPU20による処理
結果等は、プリンタ36によって印刷可能とされてお
り、例えば、ハードディスク26に記憶された前述の基
本情報の各元素を、印刷表示面12の大きさに応じた写
像に基づいてCPU20で演算処理した結果をプリンタ
36で紙面に印刷することにより、印刷物10を得るこ
とが出来るようになっている。なお、情報データの記憶
と提供は、ハードディスク26の他、フロッピディスク
や光ディスク、光磁気ディスク等の情報媒体によって行
なったり、LAN等の情報伝達媒体によって行なうこと
も可能である。
【0025】なお、ハードディスク26によって提供さ
れる情報は、印刷表示面12に印刷表示された基本情報
の元素と同じ座標軸上に重ねて表示するための位置デー
タをもった元素を含む組合せ情報であって、一般に、次
元の異なる複数の情報がハードディスク26に記憶せし
められており、その中から、基本情報と重ね合わせて印
刷表示面12上に表示しようとする一つ又は二つ以上の
組合せ情報が選択的に採用されることとなる。また、こ
れら基本情報や組合せ情報は、位置データの他、色彩デ
ータや明度データ、サイズデータ、数値データ、テキス
トデータなど、他のデータを併せて有しているものであ
っても良く、例えば統計情報の度数を色彩表示や文字表
示で表すデータを有するもの等も採用可能である。
【0026】次に、このようなハードウェア構成を有す
る表示装置による情報の選択的表示の作動を、図3に示
されたハードウェアの機能ブロック図を参照しつつ、説
明する。
【0027】それには、先ず、前述の如く、所定の基本
情報を紙等の平面上に印刷した印刷物10を作成し、こ
の印刷物10を、支持台18によってプロジェクタ16
の投射位置に固定的に配設する。
【0028】また、基本情報と合わせて表示しようとす
る組合せ情報の候補である情報群を記憶部38に記憶さ
せる。なお、各情報は、それを構成する元素の位置デー
タを、抽象的な平面座標系での位置データとして有する
ものである。
【0029】続いて、基準データ取得部40において、
印刷表示面12に設定された基準位置のデータを取得す
る。この基準位置としては、印刷表示面12に表示され
た基本情報に属する各元素の表示位置の基準となる具体
的な座標系を、組合せ情報を表示する投射面内で特定す
ることの出来るものであれば良く、印刷表示面12上に
固定的に設定された2つ以上の点を基準位置とすること
が出来る。
【0030】また、第一の演算部42において、組合せ
情報の元素に付された抽象的な座標系の位置データを、
印刷表示面12上における基本情報の各元素の具体的な
平面座標系の位置データへ対応させる写像を求める。
【0031】さらに、表示情報選択部44において、記
憶部38に記憶された情報群の中から、基本情報に重ね
合わせて表示する組合せ情報を選択決定する。
【0032】その後、第二の演算部46において、基準
データ取得部40で得た基準位置の位置データをもとに
第一の演算工程で得られた写像に基づいて、表示情報選
択部で選択された組合せ情報に属する元素について、そ
れぞれ、座標変換処理を行うことにより、印刷表示面1
2における基本情報の元素と共通の座標系での位置を求
める。
【0033】ここにおいて、上述の基準データ取得部4
0と第一の演算部42における処理を、より具体的に例
示する。先ず、印刷表示面12における基準位置として
は、例えば矩形枠体形状の指標によって印刷表示せしめ
たものが好適に採用される。そして、この矩形枠体形状
の指標における少なくとも2つの頂点(例えば、左上角
点と右下角点)の座標と共に、基本情報を構成する各元
素の座標を、互いに同一の抽象的な座標系での値とし
て、記憶部38に記憶しておく。なお、これらの基本情
報に関する記憶データに基づいて、コンピュータ14に
より、印刷物10に基本情報を印刷表示せしめることが
可能である。更に、組合せ情報として選択可能な各情報
においても、基本情報に関する抽象的な座標軸を、それ
ぞれ共通の座標軸として採用して、かかる座標軸に関す
る座標値を位置データとして記憶部38に記憶させる。
次に、基準データ取得部40において、マウス34を用
いて印刷表示面12上に矩形枠体形状のフレームを投射
表示させると共に、このフレームを印刷表示面12に印
刷された指標に合致させる。この操作は、例えば、印刷
表示面12上において、初めのクリック位置を左上角と
し、ドラッグされたポインタの表示位置を右下角とする
矩形フレームを、マウスのドラッグ操作に応じてリアル
タイムで描き直すことで、ドラッグ操作に応じて伸縮自
在の矩形枠体形状のフレームを投射表示することとし、
初めに、印刷表示面12に印刷された指標の左上角にマ
ウスポインタを合致させてクリックすると共に、印刷表
示面12上で右下にドラッグして、指標の右下角にマウ
スポインタを合致させてクリックを解除することによ
り、印刷表示面12の指標に合致したフレームを描画さ
せることによって行なわせるようにする。そして、第一
の演算部42において、印刷表示面12に描画されたフ
レームの左上角と右下角の各点のスクリーン座標を基準
位置として記憶し、当初に記憶させた組合せ情報の抽象
的な座標系における指標の座標を、かかる基準位置の座
標に変換するための変換係数を求めて、抽象的な論理座
標系から具体的なスクリーン座標系への写像を決定す
る。この変換係数および写像の演算は、各点での座標の
連立方程式を解くことによって、下式のように求めるこ
とが出来る。
【0034】Xs = Xo × Kx + Ax Ys = Yo × Ky + Ay 但し、(Xo ,Yo ):抽象的な論理座標系における指
標の座標 (Xs ,Ys ):具体的なスクリーン座標系における基
準位置の座標 Kx :x軸方向の定数乗数 Ky :y軸方向の定数乗数 Ax :x軸方向のオフセット値 Ay :y軸方向のオフセット値
【0035】その後、表示情報選択部44で、基本情報
と組合せ表示させる組合せ情報を選択設定し、第二の演
算部46において、上述の如くして得られた写像によっ
て、組合せ情報における各元素を座標変換してから、投
射表示部48により、プロジェクタ30で印刷表示面1
2に光学的に投射せしめる。これにより、印刷表示面1
2上において、組合せ情報の各元素を、印刷表示面12
に印刷された基本情報の元素と同一の座標系の上に表示
することが出来るのであり、以て、それら基本情報と組
合せ情報を、一つの印刷表示面12上で重ね合わせて同
時に観察することが可能となるのである。
【0036】しかも、表示情報選択部44において、組
合せ情報を選択変更することによって、次々と異なる情
報に属する元素を、選択的に、印刷表示面12上に基本
情報の元素と重ね合わせて投射表示することも可能とな
るのである。それ故、例えば、多種類(多次元)のデー
タセット(例えば、100種類とか5000種類とかの
多変量解析のデータセット)でも、基本となる情報のデ
ータ(例えば、1〜5種類程度のデータ)だけを印刷表
示面12に印刷表示しておき、残りの情報を、選択的に
投射して重ね合わせ表示することにより、極めて多種類
のデータセットが存在したとしても、一つの印刷表示面
12によって、その時に見たい情報だけを任意に取り出
して見ることが可能となるのである。
【0037】また、このようにして表示された結果物
は、実体的且つ固定的な印刷物10の存在の上に組合せ
情報を付加的に表示するものであるが故に、それを見る
者に実体的な印刷物10の存在が認識されることによっ
て、基本情報と組合せ情報からなる全ての情報が、単な
る虚像としてではなく、より実体的なものとして捉えら
れるのであり、その結果、看者に対して、映像よりも強
い記憶的効果が発揮される等という利点もある。
【0038】
【実施例】因みに、上述の如き手法に従う情報の選択的
な表示物についての具体的な一実施例を、以下に示す。
なお、本実施例における図面では、特許出願書式の関係
上の理由から、全ての情報を印刷物として表さざるを得
ないが、情報の表示状態を示す以下の各図面において
は、印刷物として紙面に直接印刷表示された情報と、プ
ロジェクタによって紙面に投射表示された情報とを、重
ね合わせ表示したものであって、説明のために便宜的に
それらを何れも印刷表示したものであることが理解され
るべきである。
【0039】そこにおいて、本実施例において採用した
情報群は、米国における194件のレストランのグルメ
ガイドの書籍の文章を261種類のワード単位で多変量
解析の技法によって数理的に解析したテキストデータで
あり、かかるテキストデータの一部を、下記表1に示
す。
【0040】
【表1】
【0041】すなわち、かかるテキストデータは、基本
的情報として、表1の行項目として表された各ワードを
元素として含むワード群を有していると共に、組合せ情
報となり得る情報群として、表1において各ワード毎に
行ベクトルとして与えられたバイナリ行列の情報群を有
している。なお、かかるバイナリ行列は、列項目として
表された各レストランの紹介文中に当該ワードが使用さ
れている(1)か否(0)かを表した元素を有してい
る。
【0042】また、基本情報を構成する元素としての各
ワードと、組合せ情報を構成する元素を与える各レスト
ラン名は、何れも、表1の各対応するX,Y座標欄に示
される(表1においては、基本情報の元素としての各行
項目の座標値を、その項目の行番の左欄に示すと共に、
組合せ情報の元素としての各列項目の座標値を、その項
目の列番の上欄に示す)ように、位置データとしての座
標値を有しているが、これらの座標値は、あくまでも抽
象的な座標系の値である。なお、このようなテキストデ
ータを取得する方法は、統計学の分野に属し、本発明の
要旨に関係するものでないことから、ここでは割愛する
が、このようにして得られた情報は、消費者認知空間と
称されるものであり、米国人がレストランを認識する場
合の暗黙の構造を表すものと考えられる。そして、X軸
(横軸)およびY軸(縦軸)は、明確な意味を持つもの
ではなく、一言では表せないような抽象的概念軸として
の意味を持つこととなる。
【0043】このような情報群に基づいて、本実施例で
は、基本情報の元素としての各ワードを、それに付され
た座標を適当な変換係数で具体的座標系に変換して印刷
することにより、図4に示されるような印刷物を得た。
また、この印刷物には、各ワードの座標系と共通の座標
系で特定された矩形枠体形状の指標と、直交座標軸を示
すX軸およびY軸を併せて印刷表示した。
【0044】そして、この図4に示された印刷物を、コ
ンピュータのプロジェクタの投射位置に設置して、その
印刷面上に、選択された組合せ情報を重ね合わせて投射
表示する。なお、かかる投射表示は、コンピュータとし
て、前記実施形態で説明したものと同様なものを使用
し、前記実施形態で説明した処理工程に従って、何れか
のワードを組合せ情報として選択し、その元素としての
バイナリ行列の印刷面への写像をとることによって、行
なった。なお、参考のために、このようにして求められ
た組合せ情報だけの投射形態のうち「sandwich
es」と「$$$」と「mexican」と「fren
ch」について、図5〜8に印刷状態で表示する。これ
らの組合せ情報は、抽象的な座標系を適当な変換係数で
具体的座標系に変換することによって、各元素が位置デ
ータに従う座標に表示されるのであり、また、基本情報
と同様に、基本情報と共通の抽象的座標系において、基
本情報に付された指標と同じ形状のフレームを、該指標
と同一の座標に備えている。
【0045】従って、何れかの組合せ情報を選択して、
図4に示された印刷面上に重ね合わせて投射表示するこ
とによって、基本情報の持つ元素と、組合せ情報の持つ
元素を、同一の座標系の上に重ね合わせて表示すること
が出来るのであり、その表示形態が、図9において印刷
表示されている。なお、図9は、組合せ情報として「s
andwiches」を選択した場合である。
【0046】図面上では、十分に理解し難いが、このよ
うにして表示された表示面においては、あくまでもベー
スに図4に示されている如き固定的且つ具体的な印刷物
が存在していることから、その上に図5に示されている
如き組合せ情報を投射表示したものでも、看者は固定的
な印刷物に近い認識を持つことが出来るのであり、特
に、印刷面を水平面とすることによって、その認識を一
層強くすることが可能となる。その結果、紙等の媒体に
よる印刷物を見慣れた人においても、投射された情報に
対する違和感を可及的に軽減することが出来るのであ
り、表示された情報の把握と記憶を、固定的な印刷物と
略同様に達成することが可能となるのである。
【0047】以上、本発明の実施形態について詳述して
きたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、上
述の実施形態および実施例における具体的な記載や、更
に前記解決手段における例示的な記載によって、何等、
限定的に解釈されるものでない。
【0048】例えば、前記実施例では、一つの組合せ情
報だけを投射表示した場合について具体的に説明した
が、任意の数の情報を組合せ情報として選択すること
も、勿論、可能である。具体的には、前記実施例におい
て、「$$$」と「mexican」と「frenc
h」の3つを組合せ情報として選択し、それらを相互に
色彩や表示形状を変更して、基本情報として印刷された
語句に重ね合わせて投射表示することも出来る。それに
よって、例えば、消費者認知空間における「$$$」の
分布態様に対しては、「mexican」よりも「fr
ench」の方が近く、「mexican」よりも「f
rench」の方が高級であると認識されていることな
どを一層容易に読み取ることが可能となるのである。
【0049】また、本発明の適用範囲は、前記実施例に
記載されている如き書籍等の自然文を対象とした数理的
解析結果の表示にとどまるものでなく、各種の統計的結
果や、統計以外のパンフレットや広告等の各種の印刷物
に対しても広く適用可能である。
【0050】更にまた、前記実施例では、特許書類の制
約上の理由等から、A4サイズで且つ白黒表示したが、
もっと大きいサイズ或いは小さいサイズの印刷表示面等
に適用したり、或いは多色表示の印刷や投射を採用する
こと等も、勿論可能である。
【0051】更にまた、印刷面は、必ずしも水平面に限
定されるものでなく、垂直面や傾斜面等を採用すること
も可能である。
【0052】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う情報の選択的な表示方法および表示装置に従え
ば、一つの固定的な情報が印刷された印刷物の上に、他
の情報を投射表示することによって、多くの情報を選択
的に表示することが出来るのであり、それによって、多
数の情報を容易に提供することが出来ると共に、看者に
対して、あくまでも固定的且つ具体的な印刷物の認識の
もとに、動的な情報を提供することが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置実施形態としての情報の表示装置
の構成概略図である。
【図2】図1に示された表示装置を構成するコンピュー
タシステムの構成を概略的に示すブロック図である。
【図3】図1に示された表示装置を構成するコンピュー
タシステムの機能ブロック図である。
【図4】本発明の一実施例における基本情報の印刷形態
を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施例における組合せ情報の投射形
態を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施例における別の組合せ情報の投
射形態を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施例における更に別の組合せ情報
の投射形態を示す説明図である。
【図8】本発明の一実施例における更に別の組合せ情報
の投射形態を示す説明図である。
【図9】本発明の一実施例において、基本情報と一つの
組合せ情報を重ね合わせて表示せしめた表示形態を示す
説明図である。
【符号の説明】
38 記憶部 40 基準データ取得部 42 第一の演算部 44 表示情報選択部 46 第二の演算部 48 投射表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 21/00 G09F 9/00 360 G09G 3/20 680

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抽象的な平面座標系での位置データが付
    された元素をそれぞれ含む情報群の中から情報の組合せ
    を選択して、選択された複数の情報に属する元素を、一
    つの表示面に表示する方法であって、 前記情報群の中から選択された一又は二以上の基本情報
    に属する元素を前記表示面に固定的に印刷表示すると共
    に、前記情報群の中から選択された少なくとも一つの組
    合せ情報に属する元素を該印刷表示面に重ねて投射表示
    するに際して、該印刷表示面に設定された2点以上の基
    準位置についての該組合せ情報の投射表示面内での位置
    データを取得し、かかる位置データに基づいて、該組合
    せ情報の抽象的な平面座標系から該印刷表示面上の具体
    的な平面座標系への写像を求めて、該写像に基づいて前
    記組合せ情報に属する元素を、該印刷表示面上における
    基本情報の元素と共通の座標系で投射表示することを特
    徴とする情報の選択的な表示方法。
  2. 【請求項2】 前記基準位置についての位置データの取
    得に際して、ポインティングディバイスを用い、前記印
    刷表示面上で前記基準位置のデータを得るようにした請
    求項1に記載の情報の選択的な表示方法。
  3. 【請求項3】 前記印刷表示面における基準位置につい
    ての位置を矩形枠体形状の指標で印刷表示せしめる一
    方、前記基準データの取得に際して、前記ポインティン
    グディバイスにより前記印刷表示面に任意の矩形状枠体
    を表示させて、該矩形状枠体を前記印刷表示面の指標に
    重ね合わせることにより、該矩形状枠体の位置と大きさ
    および形状に基づいて、前記組合せ情報の抽象的な平面
    座標系から前記印刷表示面上の具体的な平面座標系への
    写像を求める請求項2に記載の情報の選択的な表示方
    法。
  4. 【請求項4】 前記基準位置についての位置データが新
    たに取得される毎に、前記組合せ情報の抽象的な平面座
    標系から前記印刷表示面上の具体的な平面座標系への写
    像を更新して、前記組合せ情報の投射表示を修正する請
    求項1乃至3の何れかに記載の情報の選択的な表示方
    法。
  5. 【請求項5】 前記印刷表示面を略水平面とする請求項
    1乃至4の何れかに記載の情報の選択的な表示方法。
  6. 【請求項6】 多変量解析の結果を基本情報としてグラ
    フ表示する印刷表示面に対して、該多変量解析のデータ
    情報を組合せ情報として選択的に投射表示する請求項1
    乃至5の何れかに記載の情報の選択的な表示方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れかに記載の情報の
    選択的な表示方法をコンピュータに実行させるためのプ
    ログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 抽象的な平面座標系での位置データが付
    された元素をそれぞれ含む情報群の中から情報の組合せ
    を選択して、選択された複数の情報に属する元素を、一
    つの表示面に表示する装置であって、 前記情報群の中から選択された一又は二以上の基本情報
    に属する元素を固定的に印刷した印刷物を前記表示面に
    提示して印刷表示面を提供する印刷物提示手段と、 前記情報群のうち、前記基本情報を除く複数の情報を少
    なくとも記憶する記憶手段と、 該記憶手段に記憶された情報群の中から、前記基本情報
    と共に前記印刷表示面に投射表示する組合せ情報を選択
    的に設定する表示情報選択手段と、 前記印刷表示面に設定された2点以上の基準位置につい
    ての前記組合せ情報の投射表示面内での位置データを取
    得する基準位置データ取得手段と、 該基準位置データ取得手段で得られた位置データに基づ
    いて、前記組合せ情報に属する元素について、前記印刷
    表示面上における基本情報の元素と共通の座標系におけ
    る位置を求める演算手段と、 前記組合せ情報に属する元素を、該演算手段によって得
    られた位置に投射表示する投射手段とを、有することを
    特徴する情報の選択的な表示装置。
  9. 【請求項9】 前記演算手段が、 該基準位置データ取得手段で得られた位置データに基づ
    いて、前記組合せ情報の前記抽象的な平面座標系から、
    前記印刷表示面上における前記基本情報の具体的な平面
    座標系への写像を求める第一の演算手段と、 該第一の演算手段によって得られた写像に基づいて、前
    記組合せ情報に属する元素について、それぞれ、前記印
    刷表示面における基本情報の元素と共通の座標系での位
    置を求める第二の演算手段とを、含んで構成されている
    請求項8に記載の選択的な表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9に記載された情報の選
    択的な表示装置をコンピュータによって実現するために
    必要な、コンピュータ読取可能な情報を、伝送媒体を通
    じて伝送することにより、請求項8又は9に記載された
    情報の選択的な表示装置を実現させることを特徴とする
    情報の選択的な表示装置の製造方法。
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