JP3315215B2 - 抽気装置 - Google Patents

抽気装置

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JP3315215B2
JP3315215B2 JP24962093A JP24962093A JP3315215B2 JP 3315215 B2 JP3315215 B2 JP 3315215B2 JP 24962093 A JP24962093 A JP 24962093A JP 24962093 A JP24962093 A JP 24962093A JP 3315215 B2 JP3315215 B2 JP 3315215B2
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vacuum extraction
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雅夫 今
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土壌浄化のための抽気
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トリクロロエチレンやテトラクロロエチ
レンなどの揮発性物質は発ガン性の疑いが持たれてお
り、排水中のその濃度は水質汚濁防止法によって規制さ
れている。これらの物質は過去において産業界で多量に
使用され、土壌や地下水に浸透、拡散していった。地下
水は生活用水として多く使用されていることから、地下
水の汚染浄化対策は必須である。
【0003】地下水中の揮発性物質を浄化する対策とし
て、地下水を揚水せずに地表面と地下水面との間に存在
する不飽和帯の間隙空気を抽気して地下水中の揮発性物
質を回収する真空抽気法がある(特開平4-225887、特開
平4-338211)。真空抽気で回収する物質が地下水中に存
在する場合、地下水面直上の深度での抽気が効果的であ
るが、地下水位の変動が大きい場合は抽気する深度が特
定しにくいためその効率は悪い。従って従来は地下水位
のとり得る深度の中で、局部的にストレーナーが開口し
た深度の異なる抽気井を複数設置して、その効率を向上
させていた。汚染源が地下水である場合、地下水面直上
の深度での真空抽気が効果的である。しかし地下水位の
変動が大きい場合、その深度を特定することは困難であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明では単一抽気井
で、地下水位の深度に無関係に、地下水面上のある設定
された区間の深度から真空抽気を行うことを可能にす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の抽気装置は、
トレーナーが側面に形成された筒状の真空抽気井本体
と、前記真空抽気井本体の筒内部に配置された浮き子
と、前記浮き子上に配置され前記ストレーナーを開閉す
るシールド筒状部と、前記浮き子と前記シールド筒状部
とを接続すると共に、前記浮き子と前記シールド筒状部
との間に抽気開口部が形成されるように配置される接続
部材とを有することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明では、変動する地下水位がとり得る深度
すべてにストレーナーが開口している真空抽気井本体
に、地下水面上の設定区間の深度から抽気を可能にする
浮標を挿入する。浮標は常に地下水面の上下に伴って上
下し、常に地下水面上のある設定された区間の深度から
抽気を行うことが可能である。抽気開口部の区間長は任
意に設定できる。
【0007】
【実施例】本発明の詳細を実施例によって説明する。図
1は、本発明の第1の実施例を説明する断面図である。
1は、直径40mmで筒状の鉄製真空抽気井本体であり、地
中8に埋設されており、後述するストレーナー2が3〜
7m下に設置されている。この真空抽気井本体1の側面
には開口率約10%のストレーナー2から地下水が真空抽
気井本体1に染み出す。3は、地下水面であり約6.5 m
であった。5は、地下水に浮かせた浮き子5であり、こ
の上には、抽気開口部7を介してシールド筒状部として
のシールド円筒6が形成されている。抽気開口部7は浮
き子5とシールド円筒6を接続する棒で構成されている
が、上方のシールド部分を延長し穴を開けた円筒にする
ことで、強度を増すことが可能である。
【0008】この装置の真空抽気井本体1内を上から2
0mmHg程度の真空にする。ただし、真空ポンプは3
00mmHgにまで減圧されていて圧損により真空抽気
井本体上の計器は20mmHgを指していた。この状態
で、地下に存在する有害な揮発性成分Aが地下の土壌か
ら抽出され、真空抽気井本体1内に抽出される。この揮
発性成分Aは流れやすく湿気を多く含む。これらの揮発
性成分Aを効率よく抽出するには、シールド円筒6と地
下水間の距離(h)が重要であり、0.5m〜1mに設
定することが好ましい。また、浮き子5が最も下に下が
った状態で、抽気開口部7とシールド部6によってスト
レーナー2の長さh1+h2+h(これが地下水位の変動
となる)が浮き子5を全て覆う(シールド部6)+(抽
気開口部7)の長さが必要である。また、浮き子5は必
要以上に下がる事のないように井戸本体1の深度を考慮
る必要が有る。この様にhを設定することで、有害な
揮発性成分の濃度を必要以上に薄めることがなくなり、
濃度が高い状態で抽出することができ効率を上げること
ができる。実際には、抽気気体濃度は本実施例の浮標挿
入前の約50ppmに対し、挿入後は約110ppmに
上昇し、効率は約2倍にまで向上した。
【0009】第2の実施例 この実施例では、第1の実施例と同様の個所は同一番号
を付し、その詳しい説明を省略する。本実施例が第1の
実施例と異なる点は、第1にシールド円筒6の少なくと
も上部が伸縮自在の手段が設けられており、地表面より
上に出てしまうのを防止している点である。この伸縮自
在の手段には、提灯のような折り畳みタイプのもの、ゴ
ム状のもので折り畳み可能なもの、ジャバラ状のもの、
指し棒のようなアンテナ式のものを付加する。
【0010】第2に、図1のBの様な真空抽気井本体1
の側面とシールド円筒6間の間隙を通って気体が流れる
のを防止するために、シールド手段を形成した点であ
る。図2は、真空抽気装置要部の断面図である。この実
施例でのシールド手段は、シールド部21と接合部20
からなる。21は折り畳み式シールド部を折り畳んだ状
態を示している。20は、このシールド部を真空抽気井
本体1の内壁への接合部である。本実施例も第1の実施
例と同様の効果を奏するが、より高い効率で実現するこ
とができる。図3は、シールド手段の変形例であり、ジ
ャバラ部31と、芯部30とからなる。折り畳みきった
とき隙間 4 ができる程度にジャバラ31の径を小さ
くする。
【0011】
【発明の効果】以上説明の通り、本発明によれば、地下
水位の変動が大きい場合でも効果的に真空抽気を行うこ
とが可能となり、工業的価値は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図
【図2】本発明の第2の実施例を示す断面図
【図3】本発明の第2の実施例を示す断面図
【符号の説明】
1 真空抽気井本体 2 ストレーナー 3 地下水面 4 浮標 5 浮き子 6 シールド円筒 7 抽気開口部(5と6の接続部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−254537(JP,A) 実開 昭63−99891(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 19/00 - 19/02 C02F 1/20 E02D 3/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストレーナーが側面に形成された筒状の真
    空抽気井本体と、前記真空抽気井本体の筒内部に配置さ
    れた浮き子と、前記浮き子上に配置され前記ストレーナ
    ーを開閉するシールド筒状部と、前記浮き子と前記シー
    ルド筒状部とを接続すると共に、前記浮き子と前記シー
    ルド筒状部との間に抽気開口部が形成されるように配置
    される接続部材とを有することを特徴とする抽気装置。
JP24962093A 1993-10-06 1993-10-06 抽気装置 Expired - Fee Related JP3315215B2 (ja)

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