JP3315109B1 - 体質判定システム - Google Patents

体質判定システム

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JP3315109B1
JP3315109B1 JP2001280869A JP2001280869A JP3315109B1 JP 3315109 B1 JP3315109 B1 JP 3315109B1 JP 2001280869 A JP2001280869 A JP 2001280869A JP 2001280869 A JP2001280869 A JP 2001280869A JP 3315109 B1 JP3315109 B1 JP 3315109B1
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    • G09B7/00Electrically-operated teaching apparatus or devices working with questions and answers
    • GPHYSICS
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Abstract

【要約】 【課題】コンピュータにより人間の体質を正確に判定可
能とする。 【解決手段】ユーザに対して体質判定表を表示し(S31,S
33)、その体質判定表に記載された質問に対するユーザ
の回答結果に基づき、そのユーザの体質を判定するため
の複数の項目の各々につき、各項目の内容に関してユー
ザが示す傾向の強さを数量化して表現するための複数の
ランクのいずれかを選択する(S32,S34)。さらに、各項
目ごとに、ランクの選択結果に基づき、かつ、選択時に
各ランクに付与されるように予め定められた配点に従
い、得点を各ランクごとに計算し、全項目に関して各ラ
ンクごとに計算された複数の得点を、各ランクごとに合
計する(S35,S37)。それにより取得された複数の合計得
点の分布パターンであってそれら複数の合計得点の散ら
ばり具合を反映したものに基づき、ユーザの体質を、予
め定められた複数のタイプのいずれかに分類して判定す
る(S36,S38)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人間の体質をコン
ピュータによって判定する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人間の体質というものは本来、各個人に
固有のものであり、よって、厳密に言えば、複数の人間
が同じ体質を共有することはない。しかし、既に提案さ
れているいくつかの理論に従えば、すべての人間の体質
をいくつかのタイプに分類することが可能である。
【0003】近年、人間が摂取する食物と人間に発生す
る病気との間に強い関連があることが指摘されている。
具体的には、例えば、米国政府による国家的なレポート
であるマクガバン報告によれば、癌等の六大死因となっ
ている病気は、食事を根源とする「食源病」であるとさ
れている。
【0004】さらに、例えば、米国農務省は、保険社会
福祉省の協力を得ることにより、21世紀に向けた食生
活指針として、摂取すべき食品を5つのグループに分類
し、各グループごとに、摂取すべき食品の量を示したフ
ードピラミッドを作成した。すなわち、食物が、病気を
誘発する要因にも、病気を予防する要因にもなり得るこ
とが指摘されているのである。
【0005】したがって、病気の予防には、それに適し
た食物を摂取することが必要であるが、ある食物が各個
人にとって摂取することが適切なものであるか否かとい
う問題は、各個人の体質に依存することも既に指摘され
ている。
【0006】このように、各個人が自分の体質を知るこ
とは、適切な食生活を営み、病気を予防する観点から重
要なことであり、さらに、人間の精神を正常化させる観
点からも重要なことであるといわれている。
【0007】さらに、各個人が自分の体質を知ること
は、その他にも、例えば、各個人の健康の早期回復、維
持、増進等を図る観点からも重要なことである。
【0008】実開昭55−137614号公報には、体
質を判定する技術の一従来例が開示されている。この従
来例は、体質の判定を求める被判定者への問診に対する
回答内容に基づき、その個人の体質を判定するものであ
る。
【0009】この従来例においては、具体的には、用紙
上に表示された体質判定表であって、複数の項目に関し
て質問の内容が記載されたものが使用される。
【0010】この体質判定表には、3つの回答欄、すな
わち、被判定者の体質が陰性を示す場合に記入される陰
性表示者回答欄と、陽性を示す場合に記入される陽性表
示者回答欄と、中庸を示す場合に記入される中庸表示者
回答欄とが表示されている。被判定者は、各項目ごと
に、それら3つの回答欄のうち該当するものを選択して
印を記入する。
【0011】この体質判定表には、さらに、体質表示欄
も表示されている。この体質表示欄には、陰性表示者回
答欄において被判定者により記入された印の数である陰
性該当数と、陽性表示者回答欄において被判定者により
記入された印の数である陽性該当数と、中庸表示者回答
欄において被判定者により記入された印の数である中庸
該当数とが、互いに区別されて、被判定者により記入さ
れる。
【0012】そして、この体質判定表への記入が済む
と、被判定者が自ら、自分の体質を3段階で、すなわ
ち、陰性であるか陽性であるか中庸であるかを判定す
る。
【0013】具体的には、陰性該当数が陽性該当数より
大きい場合には、自分の体質が陰性であると判定し、逆
に、陽性該当数が陰性該当数より大きい場合には、自分
の体質が陽性であると判定する。
【0014】また、陽性該当数も陰性該当数も0である
場合、すなわち、すべての項目について被判定者が中庸
であると回答した場合には、自分の体質が中庸であると
判定する。
【0015】さらに、中庸該当数が他の2つの該当数よ
り大きいが、2番目に大きいのが陰性該当数である場合
には、自分の体質を陰性であると判定し、一方、2番目
に大きいのが陽性該当数である場合には、自分の体質を
陽性であると判定することができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
なように、上述の従来例においては、被判定者の体質が
3つのタイプ、すなわち、陰性タイプと陽性タイプと中
庸タイプとのいずれかに分類されて判定される。具体的
には、例えば、陰性該当数は0でないが陽性該当数も中
庸該当数も0である場合に、被判定者の体質が陰性タイ
プであると判定される。
【0017】しかし、この従来例においては、陰性該当
数と陽性該当数とのうち大きい方がいずれであるかは考
慮されるが、それら陰性該当数と陽性該当数との差が大
きいか小さいか、すなわち、被判定者の回答結果が一箇
所に集中して分布するか複数箇所に分散して分布するか
といった散らばり具合は考慮されずに、被判定者の体質
が判定される。
【0018】そのため、この従来例においては、陰性該
当数と陽性該当数とが互いにほぼ同じであり、かつ、中
庸該当数がそれらより小さい場合には、それら陰性該当
数と陽性該当数とのうち大きい方に対応する特性(陰性
であるか陽性であるか)が、被判定者の本当の体質であ
ると判定されてしまう。
【0019】これに対して、本発明者らの研究により、
すべての場合に必ず人間の体質を上述の3つのタイプの
いずれかに分類して判定することは、その判定結果を人
間の本当の体質に正確に一致させる上において無理があ
ることが判明した。
【0020】すなわち、質問における複数の項目に関し
て同じ人間が示す傾向が1つのランクに集中しておら
ず、複数のランクに分散して分布している場合には、そ
れにもかかわらず、そのような分散の事実を考慮せず
に、その人間の体質に上述の3つのタイプのいずれかに
当てはめてしまうことは、その人間の本当の体質を正確
に把握しているとはいえないのである。このことは後に
詳述する。
【0021】この知見に従えば、例えば、上述の例のよ
うに、陰性該当数と陽性該当数とが互いにほぼ同じであ
り、かつ、中庸該当数がそれらより小さい場合には、被
判定者の体質を、上述の3つのタイプのいずれかに分類
して判定すべきではなく、陰性タイプの傾向と陽性タイ
プの傾向との双方を示すタイプであると判定すべきであ
る。
【0022】そのため、この従来例では、人間の体質を
正確に判定することが困難であった。
【0023】
【課題を解決するための手段および発明の効果】このよ
うな事情を背景として、本発明は、人間の体質をより正
確に判定可能とすることを課題としてなされたものであ
る。
【0024】本発明によって下記各態様が得られる。各
態様は、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて
他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、本明
細書に記載の技術的特徴のいくつかおよびそれらの組合
せのいくつかの理解を容易にするためであり、本明細書
に記載の技術的特徴やそれらの組合せが以下の態様に限
定されると解釈されるべきではない。
【0025】(1) 任意のユーザの体質をコンピュー
タによって判定するシステムであって、前記ユーザ本人
に関する情報を表すデータに基づき、そのユーザの体質
を判定するための複数の項目の各々ごとに、各項目の内
容に関して前記ユーザが示す傾向の強さを数量化して表
現するための複数のランクのうちの少なくとも1つを選
択するランク選択手段と、前記各項目ごとに、前記ラン
ク選択手段による選択結果に基づき、かつ、選択時に前
記各ランクに付与されるように予め定められた配点に従
い、得点を各ランクごとに計算し、全項目に関して各ラ
ンクごとに計算された複数の得点を各ランクごとに合計
し、それにより前記複数のランクに関してそれぞれ取得
された複数の合計得点の分布パターンであってそれら複
数の合計得点の散らばり具合を反映したものに基づき、
かつ、予め定められた判定規則に従い、前記ユーザの体
質を、予め定められた複数のタイプのいずれかに分類し
て判定し、その判定された体質を前記コンピュータの画
面上に表示する体質表示手段とを含む体質判定システ
ム。
【0026】このシステムにおいては、ユーザ本人に関
する情報を表すデータに基づき、そのユーザの体質を判
定するための複数の項目の各々ごとに、各項目の内容に
関してユーザが示す傾向の強さを数量化して表現するた
めの複数のランクのうちの少なくとも1つが選択され
る。各項目の内容に関してユーザが示す傾向の強さが数
量化されて当該システムにおいて処理されるのである。
【0027】さらに、このシステムにおいては、各項目
ごとに、上述のランクの選択結果に基づき、かつ、選択
時に各ランクに付与されるように予め定められた配点に
従い、得点が各ランクごとに計算される。全項目に関し
て各ランクごとに計算された複数の得点は、各ランクご
とに合計される。それにより取得された複数の合計得点
の分布パターンであってそれら複数の合計得点の散らば
り具合を反映したものに基づき、かつ、予め定められた
判定規則に従い、ユーザの体質が、予め定められた複数
のタイプのいずれかに分類されて判定される。その判定
された体質は画面上に表示される。
【0028】したがって、このシステムによれば、結
局、ユーザが示す傾向の強さの分布パターンであってそ
の散らばり具合、すなわち、1つのランクに集中して分
布しているか、複数のランクに分散して分布しているか
を表す状態が反映されるように、ユーザの体質が、予め
定められた複数のタイプのいずれかに分類されて判定さ
れる。
【0029】よって、このシステムによれば、前記実開
昭55−137614号公報に記載された従来技術にお
けるように、ユーザが示す傾向の散らばり具合を考慮し
ないでそのユーザの体質を判定する場合に比較し、ユー
ザの体質を正確に判定することが容易になる。以下、具
体的に説明する。
【0030】人間の体質は基本的には3つに大別するこ
とが可能である。
【0031】一般に、物質を白熱または蒸発する(プラ
ズマ化する)まで加熱すると、その物質は光を放つ。そ
の光の波長は、その物質を構成する元素の種類によって
異なる。このような性質を利用して元素の定性・定量分
析を行う手法として、元素のスペクトルを利用する分光
分析が既に知られている。この分光分析においては、元
素が発する光の波長が元素の性質を反映する。
【0032】元素は、陽子の求心力、すなわち、陽子が
電子を引き寄せる力の大きさによって分類することが可
能である。すなわち、陽子の求心力が大きく、求心性
(中心に近づこうとする性質)が強い元素と、陽子の求
心力が小さく、遠心性(中心から遠ざかろうとする性
質)が強い元素とに分類することができるのである。
【0033】元素に強大な熱エネルギーが加えられると
き、その熱エネルギーの量と強さとが限界レベルを超え
ると、その熱エネルギーが光エネルギーに変換され、そ
の結果、元素から光子が放出される。光子は、螺旋回転
しながら空間を高速で進行する。このような光子の運動
を、それの進行方向に対して直角な方向から観察する
と、光子が描く軌跡が波状となる。その波の一つの繰り
返し単位の長さを波長という。
【0034】一方、元素において陽子の求心力が小さい
場合には、電子の回転軌道が大きくなり、それの回転速
度も大きくなる。
【0035】1つの元素から光子が飛び出すとき、電子
の回転速度が速いと、光子の回転速度も速くなる。光速
は一定であるため、光子の回転速度が速いと、それの回
転数が大きくなり、波の密度が高くなる。密度が高くな
ると、波の数が多くなり、波長が短くなる。波長が短い
ほど、振動数が大きいため、振動エネルギーが大きく、
他の物質に作用する力も大きい。
【0036】したがって、一般に、元素において陽子の
遠心性が強いと、電子の回転速度が速くなり、他の物質
に作用する力が大きくなる。
【0037】ここに、放出する光の波長が短く、遠心性
が強い元素を陰性元素と称する一方、放出する光の波長
が長く、求心性が強い元素を陽性元素と称する。
【0038】波長が3,500ないし5,000オング
ストロームである光を放つ元素、すなわち、短い波長を
有する元素が、遠心性を有する陰性元素である。例え
ば、カリウム、酸素、リン、窒素、イオウ、カルシウム
等である。これに対し、波長が5,000ないし8,0
00オングストロームである光を放つ元素、すなわち、
長い波長を有する元素が、求心性を有する陽性元素であ
る。例えば、ナトリウム、水素、炭素、マグネシウム等
である。
【0039】なお、上述の波長の値は、J・M・エデー
ル博士とY・E・ヴアレンタ教授の共著になる文献「代
表的スペクトル写真集ATLAS TIPISCHEN SPECTREN」とケ
エゼル著の文献「スペクトル表」とに掲載されたデータ
に基づいて取得されたものであり、文献「無双原理・易
(桜沢 如一著 日本CI協会発行)」に記載されてい
る。
【0040】一方、人体を構成する基本元素は、酸素、
炭素、水素、窒素、カリウム、リン、イオウ、カリウ
ム、ナトリウム、塩素、マグネシウム等をはじめとし、
約50種類存在することが広く知られている。上述のよ
うに、各元素は、それの陽子に関し、求心性すなわち陽
性と遠心性すなわち陰性という相反する性質(傾向)を
同時に持っているが、各元素は、陽性と陰性のいずれか
に偏っている。その結果、各元素は、それら陽性と陰性
とのうち優勢を占める性質をみかけ上発現することとな
る。すなわち、各元素の性質は、各元素における陽性と
陰性との強度上の差により決定されるのである。
【0041】そして、人体は、そのような元素が膨大な
数、集合して高度に組織化されることによって構成され
ている。したがって、人体には、それを構成する元素の
総和が陰性と陽性とのいずれに偏っているかということ
と、その偏りの強さとによって決まる、組織全体の特質
すなわち体質が現れる。
【0042】したがって、結局、人間の体質は基本的に
は、陰性と陽性と、それらの中間の性質である中庸とに
大別することができるのである。
【0043】しかし、前述のように、本発明者らの研究
により、人間の体質を上述のように陰性と陽性と中庸と
に大別すること、すなわち、陰性と陽性と中庸という3
つの基本タイプのいずれかに分類するのみでは不十分
で、それら基本タイプが選択的に複合されたいくつかの
複合タイプをも考慮して分類することが、人間の体質を
正確に判定するために必要であることが判明した。
【0044】ここで、人間の体質として、陰性と陽性と
中庸という3つの基本タイプのみならず、いくつかの複
合タイプも存在する事実を説明するが、人間の体質を客
観的に分類する手法として、人間の体質を赤血球の性状
によって分類するという手法を採用する。
【0045】血液の主要な機能としては、必要な物質を
種々な組織に運搬するとともに、不要な物質を排泄器官
に運搬するという機能がある。その他、生体に有害な物
質や細菌を排除したり、生態を防御したり、内部環境の
恒常性を維持したり、体温を均一化するなどの機能があ
る。したがって、人間の生理的機能と血液との間に密接
な関係があることを容易に窺い知ることができる。
【0046】血液は、液体成分である血漿とこれに浮遊
する細胞成分とにより成っている。血漿は、全血液の5
5パーセントを占めており、水分、タンパク、血糖、脂
質、無機塩類、窒素化合物より成っている。これに対
し、細胞成分は、全血液の45パーセントを占めてお
り、赤血球、白血球、血小板より成っている。
【0047】赤血球は、直径8μmの扁平な血球であ
る。赤血球の主要な成分は血色素であり、OとCO
の運搬と酸―塩基平衡の維持にも寄与している。また、
赤血球は、各種の血液型物質を含んでおり、それによ
り、人間の血液型を決定している。
【0048】血液像という用語が既に存在する。これ
は、血液の細胞成分の性状を意味する用語であり、赤血
球の数・形・大きさ、白血球の数、種類別割合、形態異
常の有無等の総称である。血液像は、疾病の種類により
変化があるので診断に役立つ。したがって、人間の身体
的な特質(生理的または病理的な特性)である体質と赤
血球の性状との間に深い関係が存在することを容易に窺
い知ることができる。
【0049】以上の説明から明らかなように、人間の体
質を客観的に分類する手法として、人間の体質を赤血球
の性状によって分類するという手法を採用することは妥
当である。
【0050】図33ないし図44にはそれぞれ、複数人
の人間の生体から採取された血液中の赤血球の画像が、
それを位相差顕微鏡で観察して撮影した顕微鏡写真で示
されている。図33,37および41は、複数人の人間
につき、それの生体から採血直後の赤血球を撮影した写
真であり、残りの図34,35,36,38,39,4
0,42,43および44は、その採血後に一定条件下
で赤血球を培養して撮影した写真である。それら図から
明らかなように、赤血球には、大きさおよび形状に関し
て複数の種類が存在する。
【0051】なお、採血直後の赤血球の顕微鏡写真は、
次のような条件で撮影されたものである。すなわち、生
体の指先から血液(全血)を採取後、その採取血液を可
及的速やかにスライドガラス上に載せ、続いて、その採
取血液をカバーガラスで覆うとともに、そのカバーガラ
スの周囲を顕微鏡用油浸オイルで封じ、それにより、採
取血液が酸素から遮断された嫌気性の条件で撮影された
ものなのである。
【0052】また、赤血球を培養する条件は、上記のよ
うにして作成された血液標本を培養器内において摂氏3
8度で一定時間(例えば、3日、数日、1週間、2週
間)保存するというものである。
【0053】赤血球は、それの大きさおよび形状に着目
することにより、基本的に3つの種類に大別することが
できる。それは、膨張した血球タイプ(血球の直径が大
きく、かつ、それの細胞膜が薄いタイプ)と、収縮した
血球タイプ(血球の直径が小さく、かつ、それの細胞膜
が厚いタイプ)と、それらの中間の血球タイプとであ
る。
【0054】ここに、それら3つの血球タイプと人間の
体質との関係を説明するに、膨張した血球タイプは陰性
(遠心性)の体質に対応し、収縮した血球タイプは陽性
(求心性)の体質に対応し、中間の血球タイプは中庸の
体質に対応すると考えることができる。
【0055】採血直後に撮影された写真を示す図33,
37および41を、上記の規則に従って陰性と陽性と中
庸とのいずれかに分類すると、図33は陰性、図37は
中庸、図41は陽性にそれぞれ分類される。
【0056】このように、採血直後の赤血球の性状か
ら、人間の体質が陰性と陽性と中庸という3つの基本タ
イプのいずれかに分類されることが観察されるが、採血
した赤血球を培養することによってそれの属性を強調し
た赤血球の性状から、人間の体質がそれら3つの基本タ
イプ以外のタイプにも分類されることが観察される。以
下、具体的に説明する。
【0057】図33のように、採血直後の写真から陰性
であると判定された赤血球については、培養後には、図
34のように、強い陰性を示す場合と、図35のよう
に、普通の陰性を示す場合と、図36のように、陰性の
みならず陽性も示す場合とがある。
【0058】図34において赤血球が強い陰性を示すこ
とは、この図34において、赤血球が膨張し、その結
果、細胞膜が薄く、溶血現象が進行中である赤血球が多
数観察されるという事実から誘導される。また、図35
において赤血球が普通の陰性を示すことは、図34とは
異なり、溶血現象が進行中である赤血球がほとんど観察
されないという事実から誘導される。また、図36にお
いて赤血球に陰性のみならず陽性も存在することは、赤
血球の細胞膜に多数の凹みが形成され、赤血球に収縮傾
向が生じていることが観察されるという事実から誘導さ
れる。
【0059】また、図37のように、採血直後の写真か
ら中庸であると判定された赤血球については、培養後に
は、図38のように、中庸のみならず陰性も存在する場
合と、図39のように、普通の中庸を示す場合と、図4
0のように、中庸のみならず陽性も示す場合とがある。
【0060】図38において赤血球に中庸のみならず陰
性も存在することは、この図38において、赤血球の直
径が図37におけるより増加し、赤血球に膨張傾向が生
じていることが観察されるという事実から誘導される。
また、図39において赤血球が普通の中庸を示すこと
は、図38とは異なり、赤血球に膨張傾向も収縮傾向も
生じていないことが観察されるという事実から誘導され
る。また、図40において赤血球に中庸のみならず陽性
も存在することは、赤血球の細胞膜に多数の凹みが形成
され、赤血球に収縮傾向が生じていることが観察される
という事実から誘導される。
【0061】また、図41のように、採血直後の写真か
ら陽性であると判定された赤血球については、培養後に
は、図42のように、強い陽性を示す場合と、図43の
ように、普通の陽性を示す場合と、図44のように、陽
性のみならず陰性も示す場合とがある。
【0062】図42において赤血球が強い陽性を示すこ
とは、この図42において、収縮傾向が強く、細胞膜が
厚く、その結果、その細胞膜の透明度が低下した赤血球
が多数観察されるという事実から誘導される。また、図
43において赤血球が普通の陽性を示すことは、図42
とは異なり、強い収縮傾向を示す赤血球がほとんど観察
されないという事実から誘導される。また、図44にお
いて赤血球に陽性のみならず陰性も存在することは、赤
血球に膨張傾向が生じ、その血球の直径が増加している
ことが観察されるという事実から誘導される。
【0063】以上の説明から明らかなように、培養後の
赤血球の性状を考慮すると、赤血球の種類が、普通の陰
性、普通の中庸、普通の陽性という3つの基本タイプ
と、それら基本タイプのうちのいくつかが複合した複数
の複合タイプとを含んでいることが分かる。このこと
は、人間の体質の種類も、それら3つの基本タイプと、
複数の複合タイプとを含んでいることを示している。
【0064】したがって、被判定者の体質を正確に判定
するためには、被判定者についてのランク選択結果を総
合的に考慮して3つの基本タイプのいずれかに分類する
のみでは不十分で、ランク選択結果の散らばり具合を考
慮することが必要である。
【0065】以上説明した知見に基づき、本項に係るシ
ステムにおいては、複数の項目に関して同じ人間が示す
傾向が1つのランクに集中して分布しているか、複数の
ランクに分散して分布しているかという事実を考慮する
ことにより、人間の本当の体質が正確に判定される。
【0066】以上、人間の体質を分類する規則として、
求心性および遠心性という観点から陰性と中庸と陽性と
に大別する規則を具体的に説明したが、この規則は、人
間の体質を、互いに逆である2つの性質とそれらの中間
の性質とに大別する規則の一例である。
【0067】以上具体的に説明した規則以外の規則に従
って人間の体質を分類するシステムに対しても本項に係
る体質判定システムを適用することが可能である。他の
規則の一例としては、人間の体質を、理想的な体質と、
それより酸性側に偏った酸性体質と、アルカリ性側に偏
ったアルカリ性体質とに大別する規則がある。
【0068】本項における「コンピュータ」は、例え
ば、スタンドアローン型コンピュータとして構築した
り、他のコンピュータと通信ネットワークを介して接続
されたネットワーク型コンピュータとして構築すること
ができる。
【0069】そのネットワーク型コンピュータは、情報
提供側であるサーバ・コンピュータとして機能する場合
と、情報受領側であるクライアント・コンピュータとし
て機能する場合とがある。
【0070】それら2つの場合のいずれにおいても、本
項における「画面」は、サーバ・コンピュータにおける
画面ではなく、クライアント・コンピュータにおける画
面を意味することとなる。ユーザにより使用されるコン
ピュータはクライアント・コンピュータであるからであ
る。
【0071】さらに、上記2つの場合のいずれにおいて
も、クライアント・コンピュータにおける画面上に情報
の内容を直接に表示するのはクライアント・コンピュー
タであるが、そのクライアント・コンピュータにその表
示を指令するのはサーバ・コンピュータである。したが
って、表示を行うコンピュータは、クライアント・コン
ピュータであると考えることも、サーバ・コンピュータ
であると考えることもできる。
【0072】この事実に着目することにより、本項にお
ける「画面」が業務用のクライアント・コンピュータに
おける画面として構成される場合には、本項における体
質表示手段がそのクライアント・コンピュータ内で構成
されるものであると考えることも、サーバ・コンピュー
タ内で構成されるものであると考えることも可能であ
る。また、本項における「画面」が個人・家庭用のクラ
イアント・コンピュータにおける画面として構成される
場合には、本項における体質表示手段がサーバ・コンピ
ュータ内で構成されるものであると考えることが可能で
ある。
【0073】さらに、本項における「コンピュータ」
は、複数のクライアント・コンピュータとサーバ・コン
ピュータとが通信ネットワークを介して互いに通信可能
に接続されて構成されたコンピュータ・システムとして
構築することも可能である。
【0074】さらに、本項における「コンピュータ」
は、種々の用途および形態を採用することが可能であ
り、例えば、汎用コンピュータを意味するものとした
り、専用コンピュータを意味するものとしたり、携帯電
話機およびPHSを含む移動電話機におけるコンピュー
タを意味するものとしたり、電子メモに通信機能が付加
された携帯情報端末におけるコンピュータを意味するも
のとすることが可能である。
【0075】以上、本項における「コンピュータ」およ
び「画面」に対する解釈を説明したが、この解釈は、下
記の各項においても適用可能である。
【0076】また、本項における「ユーザ」は、体質が
判定されるべき人間であるが、体質判定のためにその本
人が直接に前記コンピュータを使用することは不可欠で
はない。その本人のために他人が前記コンピュータを使
用することによってその本人の体質を判定する態様で本
項に係る体質判定システムを実施することは可能であ
る。
【0077】すなわち、本項における「ユーザ」は、前
記コンピュータを使用するか否かという観点から定義さ
れる用語であるというよりむしろ、前記コンピュータの
使用によって利益を享受するか否かという観点から定義
される用語であるといえる。
【0078】(2) 前記ユーザ本人に関する情報を表
すデータが、そのユーザにより入力された入力データ
と、そのユーザの人体から採取された採取物の性状を表
す採取物性状データと、そのユーザの人体の少なくとも
一部を画像として表す画像データと、そのユーザが発す
る音声を表す音声データとの少なくとも1つを含む
(1)項に記載の体質判定システム。
【0079】本項において「採取物」は例えば、血液
(特に、例えば、赤血球、白血球、血小板等)とするこ
とが可能である。
【0080】「採取物」は、さらに、髪の毛としたり、
爪としたり、尿としたり、便とすることも可能である。
【0081】また、本項において「画像データ」は、例
えば、質問に対するユーザの回答結果が主観的になり易
いのに対して、そのユーザが質問の各項目の内容に関し
て示す傾向を客観的に評価するのに有効である。この
「画像データ」は、例えば、ユーザの顔における各器官
の幾何学的特徴を客観的に判断することが必要である場
合に有効である。この場合、「画像データ」は、各器官
の大きさを考慮することが重要であれば、各器官の大き
さの絶対寸法が判明するように作成することが望まし
い。
【0082】また、本項において「音声データ」は、例
えば、ユーザが発する音声の波長を客観的に判断するこ
とが必要である場合に有効である。
【0083】(3) 前記ランク選択手段が、前記ユー
ザに回答を求めるべき質問の内容を前記画面上に表示す
る質問表示手段であって、前記質問が、前記複数の項目
に分類されるように構成されるとともに、各項目ごと
に、前記複数のランクを有するように構成されるもの
と、前記画面上に表示された質問の内容に応答して前記
ユーザにより入力された入力データに従って前記複数の
ランクのうちの少なくとも1つを選択する選択手段とを
含む(1)項に記載の体質判定システム。
【0084】本項における「入力データ」は、前記
(1)項における「ユーザ本人に関する情報を表すデー
タ」の一例である。
【0085】また、その入力データと、前記選択手段に
よる選択結果を表すデータである選択結果データとの関
係については、入力データがそのまま選択結果データと
される場合もあれば、入力データに基づいて選択結果デ
ータが作成される場合もある。
【0086】(4) 任意のユーザの体質をコンピュー
タによって判定するシステムであって、前記ユーザに回
答を求めるべき質問の内容を前記コンピュータの画面上
に表示する質問表示手段であって、前記質問が、前記ユ
ーザの体質を判定するためにそのユーザに問うことが必
要な複数の項目に分類されるとともに、各項目ごとに、
各項目の内容に関して前記ユーザが示す傾向の強さを数
量化して表現するための複数のランクであって前記ユー
ザによって選択されるものを有するものと、前記各項目
ごとに、前記画面上に表示された質問に対する前記ユー
ザの回答結果を表すデータに基づき、前記複数のランク
のうちの少なくとも1つを選択するとともに、その選択
結果に基づき、かつ、選択時に前記各ランクに付与され
るように予め定められた配点に従い、得点を各ランクご
とに計算し、全項目に関して各ランクごとに計算された
複数の得点を各ランクごとに合計し、それにより前記複
数のランクに関してそれぞれ取得された複数の合計得点
の分布パターンであってそれら複数の合計得点の散らば
り具合を反映したものに基づき、かつ、予め定められた
判定規則に従い、前記ユーザの体質を、予め定められた
複数のタイプのいずれかに分類して判定し、その判定さ
れた体質を前記画面上に表示する体質表示手段とを含む
体質判定システム。
【0087】このシステムにおいては、質問の内容が画
面上に表示されるとともに、その質問に対するユーザの
回答結果を表すデータに基づき、そのユーザの体質を判
定するための複数の項目の各々につき、各項目の内容に
関してユーザが示す傾向の強さを数量化して表現するた
めの複数のランクのうちの少なくとも1つが選択され
る。
【0088】さらに、このシステムにおいては、そのラ
ンクの選択結果に基づき、前記(1)項に係るシステム
におけると同様にして、計算された複数の合計得点の分
布パターンであってそれら複数の合計得点の散らばり具
合を反映したものが考慮されることにより、ユーザの体
質が、予め定められた複数のタイプのいずれかに分類さ
れて判定される。
【0089】したがって、本項に係るシステムによれ
ば、前記(1)項に係るシステムと同じ原理に従い、同
様な作用効果が実現され得る。
【0090】本項における「質問における複数の項目」
は、ユーザに対し、絶対的な表現により表示される項目
を含むように構成することが望ましい。絶対的な表現に
は、例えば、ユーザの体温に関して数値を用いた表現
や、ユーザの顔のある器官に関して図形を用いた表現が
ある。絶対的な表現に対立するのが相対的な表現であ
り、これには、例えば、ユーザの体温が低いか高いかと
いうものや、ユーザの顔のある器官が大きいか小さいか
というものがある。
【0091】一般に、絶対的な表現により表示される項
目に対するユーザの回答は、相対的な表現により表示さ
れる項目に対するそれより、信頼性が高い。
【0092】したがって、本項に係るシステムが、「質
問における複数の項目」が絶対的な表現により表示され
る項目を含む態様で実施される場合には、絶対的な表現
により表示される項目を一切含まない態様で実施される
場合に比較し、ユーザによる回答の信頼性が向上し、ひ
いては、当該システムによる判定の信頼性も向上する。
【0093】(5) 前記質問表示手段が、前記質問の
内容を、その内容が重複するか否かを問わず、少なくと
も2回に分けて前記画面上に表示するものであり、前記
体質表示手段が、(a)その質問表示手段により前記画
面上に最初に表示された質問に対する前記ユーザの回答
結果を表すデータに基づき、前記複数の合計得点を取得
し、それら取得された複数の合計得点の前記分布パター
ンに基づき、かつ、予め定められた第1の判定規則に従
い、前記ユーザの体質を、前記複数のタイプのうちの少
なくとも1つに分類して暫定的に判定する暫定的判定手
段と、(b)前記質問表示手段により前記画面上に2回
目以後の各回に表示された質問に対する前記ユーザの回
答結果を表すデータに基づき、かつ、予め定められた第
2の判定規則に従い、前記暫定的判定手段により暫定的
に判定された少なくとも1つのタイプのいずれかを選択
して前記ユーザの体質を最終的に判定する最終的判定手
段とを含む(4)項に記載の体質判定システム。
【0094】このシステムにおいては、結局、画面上に
最初に表示された質問に対するユーザの回答結果を表す
データに基づき、かつ、第1の判定規則に従い、ユーザ
の体質が、複数のタイプのうちの少なくとも1つに分類
されて暫定的に判定され、さらに、画面上に2回目以後
の各回に表示された質問に対するユーザの回答結果を表
すデータに基づき、かつ、第2の判定規則に従い、その
暫定的に判定された少なくとも1つのタイプのいずれか
が選択され、それにより、ユーザの体質が最終的に判定
される。
【0095】したがって、このシステムによれば、複数
の判定規則を組み合わせて使用可能となるという理由に
より、例えば、任意のユーザに対する正確な体質判定の
ために、同じ質問に対して想定される複数種類の回答結
果と、ほとんどの人間の体質に対して想定される複数種
類のタイプとの間に複雑な対応関係を持たせることが必
要である状況において、唯一の判定規則しか使用し得な
い場合におけるより容易に、体質判定の精度を向上させ
得る。
【0096】(6) 前記ランクの数が、前記複数のタ
イプのうち単独で成立し得る基本タイプの数より大きい
(1)ないし(5)項のいずれかに記載の体質判定シス
テム。
【0097】このシステムによれば、ランクの数が基本
タイプの数と同じである場合におけるより、ユーザから
提供される情報(ユーザによる回答結果を含む)を細か
く数量化可能となり、その結果、ユーザの身体的な状態
を精度よく把握可能となる。
【0098】(7) 前記複数のタイプが、単独で成立
し得る複数の基本タイプと、それら複数の基本タイプの
うちのいくつかを選択して複合した少なくとも1つの複
合タイプとを含み、前記体質表示手段が、前記複数の合
計得点が前記複数のランクのうちの複数のものに関して
それぞれ分散して分布することを前記分布パターンが示
す場合に、前記ユーザの体質を、前記少なくとも1つの
複合タイプのいずれかであると判定するものである
(1)ないし(6)項のいずれかに記載の体質判定シス
テム。
【0099】(8) 前記各項目の内容に関して前記ユ
ーザが示す傾向が、前記ユーザの体質が陰性であるか陽
性であるか中庸であるかに関するものであり、前記複数
のタイプが、前記ユーザの体質が陰性であることを示す
タイプAと、陽性であることを示すタイプDと、中庸で
あることを示すタイプEとを3つの前記基本タイプとし
て含み、さらに、前記ユーザの体質が前記タイプAの傾
向とタイプDの傾向とを示すタイプADを前記複合タイ
プとして含む(7)項に記載の体質判定システム。
【0100】(9) 前記各項目の内容に関して前記ユ
ーザが示す傾向が、前記ユーザの体質が陰性であるか陽
性であるか中庸であるかに関するものであり、前記複数
のランクが、少なくとも、前記各項目に関して、前記ユ
ーザの体質が陰性であることを示す場合に選択される陰
性ランクと、陽性であることを示す場合に選択される陽
性ランクと、中庸であることを示す場合に選択される中
庸ランクとを含み、前記複数のタイプが、少なくとも、
前記ユーザの体質が陰性であることを示すタイプAと、
陽性であることを示すタイプDと、中庸であることを示
すタイプEとを、それぞれが単独で成立し得る基本タイ
プとして含み、前記複数のタイプが、さらに、前記ユー
ザの体質において前記タイプAの傾向とタイプDの傾向
とが併存することを示すタイプADを、複数の前記基本
タイプが選択されて複合された複合タイプとして含み、
前記体質表示手段が、前記複数の合計得点が前記陰性ラ
ンクに関して最も集中して分布する場合には、前記ユー
ザの体質が前記タイプAであると判定し、前記陽性ラン
クに関して最も集中して分布する場合には、前記タイプ
Dであると判定し、前記中庸ランクに関して最も集中し
て分布する場合には、前記タイプEであると判定し、陰
性ランクと陽性ランクとに関してそれぞれ分散し、か
つ、他のランクに関するより多く分布する場合には、前
記タイプADであると判定する手段を含む(1)ないし
(8)項のいずれかに記載の体質判定システム。
【0101】このシステムによれば、前記(1)ないし
(8)項のいずれかに記載のシステムに好適な一実施態
様が提供される。
【0102】(10) 前記各項目の内容に関して前記
ユーザが示す傾向が、前記ユーザの体質が陰性であるか
陽性であるか中庸であるかに関するものであり、前記複
数のランクが、少なくとも、前記各項目に関して、前記
ユーザの体質が強い陰性であることを示す場合に選択さ
れる強陰性ランクと、やや陰性であることを示す場合に
選択される弱陰性ランクと、やや陽性であることを示す
場合に選択される弱陽性ランクと、強い陽性であること
を示す場合に選択される強陽性ランクと、中庸であるこ
とを示す場合に選択される中庸ランクとを含み、前記複
数のタイプが、少なくとも、前記ユーザの体質が強い陰
性であることを示すタイプAと、やや陰性であることを
示すタイプBと、やや陽性であることを示すタイプC
と、強い陽性であることを示すタイプDと、中庸である
ことを示すタイプEとを、それぞれが単独して成立し得
る基本タイプとして含み、前記複数のタイプが、さら
に、前記ユーザの体質において前記タイプAの傾向とタ
イプDの傾向とが、互いにほぼ同じ程度に顕著に、か
つ、他のタイプの傾向より顕著に併存することを示すタ
イプADと、前記タイプBの傾向とタイプCの傾向と
が、互いにほぼ同じ程度に顕著に、かつ、他のタイプの
傾向より顕著に併存することを示すタイプBCとの少な
くとも一方を、それぞれ、複数の前記基本タイプが選択
されて複合された複合タイプとして含み、前記体質表示
手段が、前記複数の合計得点が前記強陰性ランクに関し
て最も集中して分布する場合には、前記ユーザの体質が
前記タイプAであると判定し、前記弱陰性ランクに関し
て最も集中して分布する場合には、前記タイプBである
と判定し、前記弱陽性ランクに関して最も集中して分布
する場合には、前記タイプCであると判定し、前記強陽
性ランクに関して最も集中して分布する場合には、前記
タイプDであると判定し、前記中庸ランクに関して最も
集中して分布する場合には、前記タイプEであると判定
する手段を含み、前記体質表示手段が、さらに、前記複
数の合計得点が前記強陰性ランクと強陽性ランクとに関
してそれぞれ分散し、かつ、他のランクに関するより多
く分布する場合には、前記タイプADであると判定する
手段と、弱陰性ランクと弱陽性ランクとに関してそれぞ
れ分散し、かつ、他のランクに関するより多く分布する
場合には、前記タイプBCであると判定する手段との少
なくとも一方を含む(1)ないし(8)項のいずれかに
記載の体質判定システム。
【0103】このシステムによれば、前記(1)ないし
(8)項のいずれかに記載のシステムに好適な別の実施
態様が提供される。
【0104】(11) 前記複数のタイプが、さらに、
前記ユーザの体質において前記タイプAの傾向とタイプ
Bの傾向とタイプCの傾向とタイプDの傾向とが互いに
ほぼ同じ程度に顕著に併存することを示すタイプE+を
前記複合タイプとして含み、前記体質表示手段が、前記
複数の合計得点が前記強陰性ランクと弱陰性ランクと弱
陽性ランクと強陽性ランクとに関してそれぞれ分散して
分布する場合に、前記ユーザの体質が前記タイプE+で
あると判定する手段を含む(10)項に記載の体質判定
システム。
【0105】このシステムによれば、前記(1)ないし
(8)項のいずれかに記載のシステムに好適なさらに別
の実施態様が提供される。
【0106】本項における「手段」の一態様は、複数の
合計得点が強陰性ランクと弱陰性ランクと弱陽性ランク
と強陽性ランクとに関してそれぞれ分散し、かつ、他の
ランクに関するより多く分布する場合に、ユーザの体質
がタイプE+であると判定するものとすることが可能で
ある。
【0107】別の態様は、複数の合計得点が強陰性ラン
クと弱陰性ランクと中庸ランクと弱陽性ランクと強陽性
ランクとに関してそれぞれ分散して分布する場合に、ユ
ーザの体質がタイプE+であると判定するものとするこ
とが可能である。
【0108】(12) 前記複数のタイプが、さらに、
前記ユーザの体質において前記タイプAの傾向とタイプ
Bの傾向とが、互いにほぼ同じ程度に顕著に、かつ、他
のタイプの傾向より顕著に併存することを示すタイプA
Bと、前記タイプCの傾向とタイプDの傾向とが、互い
にほぼ同じ程度に顕著に、かつ、他のタイプの傾向より
顕著に併存することを示すタイプCDとの少なくとも一
方を、それぞれ前記複合タイプとして含み、前記体質表
示手段が、さらに、前記複数の合計得点が前記強陰性ラ
ンクと弱陰性ランクとに関してそれぞれ分散し、かつ、
他のランクに関するより多く分布する場合には、前記タ
イプABであると判定する手段と、弱陽性ランクと強陽
性ランクとに関してそれぞれ分散し、かつ、他のランク
に関するより多く分布する場合には、前記タイプCDで
あると判定する手段との少なくとも一方を含む(10)
または(11)項に記載の体質判定システム。
【0109】このシステムによれば、前記(1)ないし
(8)項のいずれかに記載のシステムに好適なさらに別
の実施態様が提供される。
【0110】(13) 前記体質表示手段が、前記体質
を前記ユーザの肥満に関して判定して表示する肥満体質
表示手段を含む(1)ないし(12)項のいずれかに記
載の体質判定システム。
【0111】このシステムによれば、特にユーザの肥満
性に着目することにより、そのユーザの体質を判定し得
る。
【0112】よって、このシステムによれば、ユーザ
が、一般的な体質よりむしろ、肥満に関する体質に関心
がある場合に、そのユーザの関心を容易に満たし得る。
【0113】(14) さらに、前記判定された体質
を、前記ユーザに関連付けて、体質履歴として記憶する
体質履歴メモリと、前記ユーザからの体質履歴参照リク
エストに応答し、そのユーザの体質履歴を前記体質履歴
メモリから読み出して前記画面上に表示する体質履歴表
示手段とを含む(1)ないし(13)項のいずれかに記
載の体質判定システム。
【0114】このシステムによれば、体質判定の履歴が
ユーザに関連付けて保存されるため、ユーザは、最新の
判定結果を前回の判定結果と比較して変化を確認するこ
とが容易になる。その結果、例えば、ユーザは、体質改
善のための試みが有効であったか否かを、判定結果の変
化によって評価することが容易になる。
【0115】(15) 前記複数の項目が、人体を構成
する複数の構成要素であって外部から目視できるものの
性状と、前記ユーザの顔の各器官の性状と、前記ユーザ
の髪の毛の性状と、前記ユーザの爪の性状と、前記ユー
ザが発する声の性状と、前記ユーザの歩き方と、前記ユ
ーザの体温と、前記ユーザの血液の性状と、前記ユーザ
の血圧の高さと性状との少なくとも一方と、前記ユーザ
の排泄物の性状と排泄行為の態様との少なくとも一方
と、前記ユーザの食物に関する嗜好と、前記ユーザの精
神的な性質との少なくとも一方を含む(1)ないし(1
4)項のいずれかに記載の体質判定システム。
【0116】(16) 前記コンピュータが、前記ユー
ザにより使用されるクライアント・コンピュータであっ
て前記画面を有するものと、そのクライアント・コンピ
ュータに通信ネットワークを介して接続されるサーバ・
コンピュータとを含み、かつ、そのサーバ・コンピュー
タが、前記画面の表示のための指令を前記通信ネットワ
ークを経て前記クライアント・コンピュータに送信する
ことにより、そのクライアント・コンピュータに、前記
指令に応じた表示を前記画面上において行わせるもので
ある(1)ないし(15)項のいずれかに記載の体質判
定システム。
【0117】(17) 画面を有してユーザにより使用
されるクライアント・コンピュータに通信ネットワーク
を介して通信可能に接続され、そのユーザの体質を判定
するサーバ・コンピュータであって、前記ユーザ本人に
関する情報に基づき、そのユーザの体質を判定するため
の複数の項目の各々ごとに、各項目の内容に関して前記
ユーザが示す傾向の強さを数量化して表現するための複
数のランクのうちの少なくとも1つを選択するランク選
択手段と、前記各項目ごとに、前記ランク選択手段によ
る選択結果に基づき、かつ、選択時に前記各ランクに付
与されるように予め定められた配点に従い、得点を各ラ
ンクごとに計算し、全項目に関して各ランクごとに計算
された複数の得点を各ランクごとに合計し、それにより
前記複数のランクに関してそれぞれ取得された複数の合
計得点の分布パターンであってそれら複数の合計得点の
散らばり具合を反映したものに基づき、かつ、予め定め
られた判定規則に従い、前記ユーザの体質を、予め定め
られた複数のタイプのいずれかに分類して判定し、その
判定された体質を前記画面上に表示する体質表示手段と
を含む体質判定用サーバ・コンピュータ。
【0118】このサーバ・コンピュータによれば、前記
(1)に係るシステムと基本的に同じ原理に従い、同様
な作用効果が実現され得る。
【0119】本項に係るサーバ・コンピュータは、前記
(2)ないし(16)項のいずれかに記載の態様に準じ
た態様を採用して実施することが可能である。
【0120】(18) 任意のユーザの体質に適合した
適性食事プランをそのユーザに提案することをコンピュ
ータによって支援するシステムであって、(1)ないし
(16)項のいずれかに記載の体質判定システムと、前
記任意のユーザに対して前記予め想定された複数種類の
体質と、人間の食事に関して予め設定された複数種類の
適性食事プランとの関係を予め記憶させられた適性食事
プランメモリと、前記体質判定システムにより判定され
た体質に基づき、前記適性食事プランメモリにおいて、
その判定された体質に対応する前記適性食事プランを検
索し、その検索された適性食事プランの内容を前記画面
上に表示する適性食事プラン表示手段とを含む適性食事
プラン提案支援システム。
【0121】このシステムによれば、正確に判定された
体質に適合した適性食事プランが提供されるため、ユー
ザは、自分の体質を改善するために摂取することが適正
な食事を選択することが支援される。
【0122】本項における「適性食事プラン」は、例え
ば、人間が一般的な食品(いわゆる健康食品を含む)を
摂取する行為の適性プランを含むように解釈したり、さ
らに、栄養機能食品および特定保健用食品を含む保健機
能食品、サプリメント等、人間が摂取するすべての物質
を人間が摂取する行為の適性プランをも含むように解釈
することが可能である。
【0123】(19) 前記各種類の適性食事プラン
が、前記ユーザの体質に適合した食事であってそのユー
ザの体質を中庸に近づくように改善することに寄与する
ものをその食事のレシピとしてそのユーザに提示するも
のである(18)項に記載の適性食事プラン提案支援シ
ステム。
【0124】前記(18)項に係るシステムは、各種類
の適性食事プランが、ユーザの体質に適合した食事であ
ってそのユーザの体質を中庸に近づくように改善するこ
とに寄与するものを、その食事の素材として、そのユー
ザに提示するものである態様で実施することが可能であ
る。しかし、この態様では、ユーザが自分の体質に適合
した食事を摂取するに際し、そのユーザ本人またはその
関係者が、その提示された素材の中から適当なものを選
んで食事を調理しなければならず、面倒である。
【0125】これに対して、本項に係るシステムにおい
ては、各種類の適性食事プランが、ユーザの体質に適合
した食事であってそのユーザの体質を中庸に近づくよう
に改善することに寄与するものをその食事のレシピとし
てそのユーザに提示するものとされている。
【0126】したがって、このシステムによれば、ユー
ザまたはその関係者は、そのユーザの体質に適合した食
事を、それの素材をいちいち選択することなく、調理可
能となり、時間や手間を容易に節減し得る。
【0127】本項における「適性食事プラン」の一態様
は、食事のレシピを主食と副食と飲み物とに分けてユー
ザに提示するものである。この態様の一例は、ユーザの
体質に応じてそのユーザが主食として摂取することが望
ましい複数種類の候補食物と、副食として摂取すること
が望ましい複数種類の候補食物と、飲み物として摂取す
ることが望ましい複数種類の候補飲み物とを表示する形
態で、そのユーザに提示するものである。
【0128】本項における「適性食事プラン」の別の態
様は、食事のレシピを、各回の食事ごとに、または、各
日の食事ごとに、ユーザの体質に応じてそのユーザが摂
取することが望ましい飲食物を表示する形態で、そのユ
ーザに提示するものである。この別の態様においては、
例えば、ユーザの体質に応じた献立表が、日毎に提示さ
れたり、1週間ごとに提示されたり、1月ごとに提示さ
れることが可能である。
【0129】本項に記載の特徴的技術は、前記(1)な
いし(16)項のいずれかに記載の特徴的技術から独立
して採用することにより、ユーザの体質判定の原理の如
何を問わず、そのユーザの体質に適合した適性食事プラ
ンを提案することをコンピュータによって支援する適性
食事プラン提案支援システムを構成することが可能であ
る。
【0130】(20) 任意のユーザの体質と体調とを
コンピュータによって判定する体質・体調判定システム
であって、(1)ないし(16)項のいずれかに記載の
体質判定システムと、前記ユーザの体調をコンピュータ
によって判定する体調判定システムであって、(a)前
記ユーザに回答を求めるべき質問の内容を前記画面上に
表示する質問表示手段であって、前記質問が、前記ユー
ザの体調を判定するためにそのユーザに問うことが必要
な複数の項目に分類されるように構成されるものと、
(b)前記画面上に表示された質問に対する前記ユーザ
の回答結果を表すデータに基づき、かつ、予め定められ
た判定規則に従い、前記ユーザの体調を、予め定められ
た複数のタイプのいずれかに分類して判定し、その判定
された体調を前記画面上に表示する体調表示手段とを含
むものとを備えた体質・体調判定システム。
【0131】人間の体質は中庸であることが望ましいと
いわれているが、たとえ中庸であっても、その人間の体
調が不調であったり病気にかかっている可能性がある。
【0132】これに対して、本項に係るシステムにおい
ては、前記(1)ないし(16)項のいずれかに係るシ
ステムにおけると同様にして、ユーザの体質が判定され
るとともに、そのユーザの体調を判定するための質問に
対するユーザの回答結果に基づき、かつ、予め定められ
た判定規則に従い、ユーザの体調が、予め定められた複
数のタイプのいずれかに分類されて判定される。
【0133】したがって、このシステムによれば、同じ
ユーザに対して体質と体調との双方を判定することが可
能となり、よって、ユーザは、体質のみならず体調をも
認識可能となって、自身の身体的状態を正確に把握する
ことが容易になる。
【0134】(21) 前記体調判定システムにおける
前記複数の項目が、人間の体調が不調であるか病気であ
る場合に人間に一般的に起こる複数種類の症状を含む
(20)項に記載の体質・体調判定システム。
【0135】(22) 任意のユーザの体質をコンピュ
ータによって判定する方法であって、前記ユーザ本人に
関する情報に基づき、そのユーザの体質を判定するため
の複数の項目の各々ごとに、各項目の内容に関して前記
ユーザが示す傾向の強さを数量化して表現するための複
数のランクのうちの少なくとも1つを選択するランク選
択工程と、前記各項目ごとに、前記ランク選択工程によ
る選択結果に基づき、かつ、選択時に前記各ランクに付
与されるように予め定められた配点に従い、得点を各ラ
ンクごとに計算し、全項目に関して各ランクごとに計算
された複数の得点を各ランクごとに合計し、それにより
前記複数のランクに関してそれぞれ取得された複数の合
計得点の分布パターンであってそれら複数の合計得点の
散らばり具合を反映したものに基づき、かつ、予め定め
られた判定規則に従い、前記ユーザの体質を、予め定め
られた複数のタイプのいずれかに分類して判定し、その
判定された体質を前記画面上に表示する体質表示工程と
を含むものを実施するために前記コンピュータにより実
行される体質判定プログラム。
【0136】このプログラムがコンピュータにより実行
されれば、前記(1)項に係るシステムと同じ作用効果
が実現され得る。
【0137】本項および下記の各項における「体質判定
プログラム」は、それの機能を果たすためにコンピュー
タにより実行される指令の組合せのみならず、各指令に
より処理されるファイルやデータをも含むように解釈す
ることが可能である。
【0138】本項における「方法」は、前記(2)ない
し(21)項のいずれかに記載の態様に準じた各態様を
採用可能である。
【0139】(23) (22)項に記載の体質判定プ
ログラムをコンピュータ読取り可能に記録した記録媒
体。
【0140】この記録媒体に記録されている体質判定プ
ログラムがコンピュータにより実行されれば、前記
(1)項に係るシステムと同じ作用効果が実現され得
る。
【0141】本項における「記録媒体」は種々の形式を
採用可能であり、例えば、フロッピー(登録商標)ディ
スク等の磁気記録媒体、CD、CD−ROM等の光記録
媒体、MO等の光磁気記録媒体、ROM等のアンリムー
バブル・ストレージ等の少なくとも1つを採用可能であ
る。この解釈は、下記の各項においても適用可能であ
る。
【0142】(24) 任意のユーザの体質をコンピュ
ータによって判定する方法であって、前記ユーザに回答
を求めるべき質問の内容を前記コンピュータの画面上に
表示する質問表示工程であって、前記質問が、前記ユー
ザの体質を判定するためにそのユーザに問うことが必要
な複数の項目に分類されるように構成されるとともに、
各項目ごとに、各項目の内容に関して前記ユーザが示す
傾向の強さを数量化して表現するための複数のランクで
あって前記ユーザによって選択されるものを有するよう
に構成されるものと、前記各項目ごとに、前記画面上に
表示された質問に対する前記ユーザの回答結果を表すデ
ータに基づき、前記複数のランクのうちの少なくとも1
つを選択するとともに、その選択結果に基づき、かつ、
選択時に前記各ランクに付与されるように予め定められ
た配点に従い、得点を各ランクごとに計算し、全項目に
関して各ランクごとに計算された複数の得点を各ランク
ごとに合計し、それにより前記複数のランクに関してそ
れぞれ取得された複数の合計得点の分布パターンであっ
てそれら複数の合計得点の散らばり具合を反映したもの
に基づき、かつ、予め定められた判定規則に従い、前記
ユーザの体質を、予め定められた複数のタイプのいずれ
かに分類して判定し、その判定された体質を前記画面上
に表示する体質表示工程とを含むものを実施するために
前記コンピュータにより実行される体質判定プログラ
ム。
【0143】このプログラムがコンピュータにより実行
されれば、前記(4)項に係る方法と同じ作用効果が実
現され得る。
【0144】本項における「方法」は、前記(5)ない
し(21)項のいずれかに記載の態様に準じた各態様を
採用可能である。
【0145】(25) (24)項に記載の体質判定プ
ログラムをコンピュータ読取り可能に記録した記録媒
体。
【0146】この記録媒体に記録されている体質判定プ
ログラムがコンピュータにより実行されれば、前記
(4)項に係るシステムと同じ作用効果が実現され得
る。
【0147】(26) 前記ユーザ本人に関する情報を
表すデータが、そのユーザの人体の少なくとも一部を画
像として表す画像データを含み、前記ランク選択手段
が、その画像データには基づくが、前記体質を判定する
ために前記ユーザに対して行われる質問に対するそのユ
ーザによる回答結果には基づかないで、前記少なくとも
1つのランクを選択するものである(1)項に記載の体
質判定システム。
【0148】一般に、ユーザにとっては、質問に回答す
ることより、自身を撮影して画像データを作成すること
の方が、負担が軽いのが一般的である。
【0149】したがって、本項に係るシステムによれ
ば、質問に対するユーザによる回答が省略可能となるか
ら、ユーザの負担を軽減しつつ、ユーザの体質を判定す
ることが容易となる。
【0150】(27) 複数種類の飲食物の中から顧客
の体質に適合した飲食物を選択してその顧客に提供する
体質指向型飲食物提供方法であって、前記飲食物の選択
に先立ち、前記顧客について(1)ないし(16)項の
いずれかまたは(26)項に記載の体質判定システムを
作動させることにより、その顧客の体質を判定する体質
判定工程と、前記複数種類の飲食物の中から、その判定
された体質に適合した飲食物を選択する飲食物選択工程
とを含む体質指向型飲食物提供方法。
【0151】この方法によれば、顧客は、自分の体質に
適合した飲食物を摂取することが可能となり、その結
果、ユーザの食生活が健康の増進に向けて改善される。
【0152】本項において「飲食物」は、例えば、一般
的な食品(いわゆる健康食品を含む。)を含むように解
釈したり、栄養機能食品および特定保健用食品を含む保
健機能食品、サプリメント等を含むように解釈すること
が可能である。
【0153】本項に係る方法は、店頭において顧客に飲
食物を提供する業務において実施したり、顧客に飲食物
を通信販売する業務において実施することが可能であ
る。
【0154】(28) 前記ユーザ本人に関する情報を
表すデータが、そのユーザの人体の少なくとも一部を画
像として表す画像データを含み、前記ランク選択工程
が、その画像データには基づくが、前記体質を判定する
ために前記ユーザに対して行われる質問に対するそのユ
ーザによる回答結果には基づかないで、前記少なくとも
1つのランクを選択するものである(22)項に記載の
体質判定プログラム。
【0155】一般に、ユーザにとっては、質問に回答す
ることより、自身を撮影して画像データを作成すること
の方が、負担が軽いのが一般的である。
【0156】したがって、本項に係るプログラムによれ
ば、質問に対するユーザによる回答が省略可能となるか
ら、ユーザの負担を軽減しつつ、ユーザの体質を判定す
ることが容易となる。
【0157】
【発明の実施の形態】以下、本発明のさらに具体的な実
施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明する。
【0158】図1には、本発明の一側面の第1実施形態
に従う適性食事プラン提案支援システム(以下、単に
「システム」という)のハードウエア資源が概念的にブ
ロック図で示されている。そのシステムは、本発明の別
の側面の一実施形態に従う体質判定システムを含み、さ
らに、さらに別の側面の一実施形態に従う体質・体調判
定システムを含み、さらに、さらに別の側面の一実施形
態に従う記録媒体を含んでいる。
【0159】このシステムは、同図に示すように、複数
のクライアント・コンピュータ10(同図においては、
2つのクライアント・コンピュータ10のみが代表的に
示されている)と、サーバ・コンピュータ12とが通信
ネットワーク16を介して通信可能に互いに接続されて
構成されている。通信ネットワーク16の一例はインタ
ーネットである。
【0160】それら複数のクライアント・コンピュータ
10は、適性食事プラン提案というサービスの提供をこ
のシステムから受ける複数のユーザによりそれぞれ使用
される。各ユーザは、各クライアント・コンピュータ1
0を、例えば、自宅において使用したり、後述の提案者
に関連する店舗において使用することができる。
【0161】これに対して、サーバ・コンピュータ12
は、希望するユーザに対して上記適性食事プランを提案
する提案者により使用される。このサーバ・コンピュー
タ12は、例えば、その提案者が管理する店舗に設置さ
れる。
【0162】図2に示すように、クライアント・コンピ
ュータ10は、プロセシングユニット(以下、「PU」
と略称する)30とメモリ32とがバス34により互い
に接続されて構成されている。メモリ32は、ROM,
RAM,磁気ディスク,光ディスク等の記録媒体を含む
ように構成される。このメモリ32には、外部に対する
送受信機能、ブラウジング機能等を実現するための各種
プログラムが予め記憶させられたプログラムメモリ36
が設けられている。
【0163】クライアント・コンピュータ10には、そ
れにデータを入力する入力装置40と、そのクライアン
ト・コンピュータ10から出力されたデータを画面42
(図1参照)上に表示する表示装置46とが接続されて
いる。入力装置40の一例は、キーボード、ポインティ
ングデバイスとしてのマウス等を含むように構成され
る。これに対して、表示装置46の一例は、LCD、C
RT等の少なくとも1つを含むように構成される。
【0164】図3に示すように、サーバ・コンピュータ
12は、クライアント・コンピュータ10と同様に、P
U50とメモリ52とがバス54により互いに接続され
て構成されている。メモリ52は、メモリ32と同様
に、ROM,RAM,磁気ディスク,光ディスク等の記
録媒体を含むように構成される。
【0165】このメモリ52には、プログラムメモリ6
0が設けられている。このプログラムメモリ60には、
後述のメインプログラムを始めとし、外部に対する送受
信機能、ブラウジング機能等を実現するための各種プロ
グラムが予め記憶させられている。
【0166】メモリ52には、さらに、表示データメモ
リ62も設けられている。この表示データメモリ62に
は、クライアント・コンピュータ10に送信してそれの
画面42上に画像を表示させるための表示データが記憶
させられる。
【0167】メモリ52には、さらに、判定結果メモリ
64も設けられている。この判定結果メモリ64には、
上記メインプログラムの実行により判定された体質(肥
満体質を含む)および体調が判定結果として記憶されて
保存される。
【0168】メモリ52には、さらに、適性食事プラン
メモリ66も設けられている。この適性食事プランメモ
リ66には、複数種類の適性食事プランの内容が、それ
ぞれ、それに適合する体質に関連付けて予め記憶させら
れている。各種類の適性食事プランは、ユーザの体質に
適合した食事であってそのユーザの体質を中庸に近づく
ように改善することに寄与するものを、その食事のレシ
ピとして、かつ、主食と副食と飲み物(例えば、味噌汁
やスープを含む)とに分けて、そのユーザに提示するも
のとされている。
【0169】メモリ52には、さらに、体調別食事プラ
ンメモリ68も設けられている。この体調別食事プラン
メモリ68には、複数種類の食事プランの内容が、それ
ぞれ、それに適合した体調に関連付けて予め記憶させら
れている。ユーザの体調も、体質と同様に、前記メイン
プログラムの実行によって判定される。
【0170】メモリ52には、さらに、肥満対策メモリ
70も設けられている。この肥満対策メモリ70には、
複数種類の肥満対策(例えば、肥満の軽減または予防の
ための食事プランや運動プランを含む)の内容が、それ
ぞれ、それに適合した肥満体質に関連付けて予め記憶さ
せられている。ユーザの肥満体質も、体質および体調と
同様に、前記メインプログラムの実行によって判定され
る。
【0171】図4および図5には、サーバ・コンピュー
タ12の構成が機能ブロック図で概念的に表されてい
る。
【0172】図4に示すように、サーバ・コンピュータ
12は、ユーザの体質を判定するための体質判定部80
を備えている。
【0173】体質判定部80においては、質問表示手段
82が、体質判定のためにユーザに対して問うべき質問
の内容をクライアント・コンピュータ10に送信し、そ
れにより、そのクライアント・コンピュータ10に、そ
れのブラウジング機能により、それの画面42上にその
質問の内容を表示させる。質問表示手段82は、質問を
2回に分けてクライアント・コンピュータ10の画面4
2上に表示させる。
【0174】なお付言すれば、説明を簡単にするため
に、「クライアント・コンピュータ10の画面42上に
表示させるべき情報の内容をそのクライアント・コンピ
ュータ10に送信し、それにより、そのクライアント・
コンピュータ10に、それのブラウジング機能により、
それの画面42上にその情報の内容を表示させる手続」
を単に、「ある情報の内容をクライアント・コンピュー
タ10の画面42上に表示させる」という。
【0175】体質判定部80は、さらに、その表示され
た質問に対するユーザの回答結果に基づいてそのユーザ
の体質を判定し、その判定結果をクライアント・コンピ
ュータ10の画面42上に表示させる体質表示手段84
を備えている。
【0176】この体質表示手段84においては、暫定的
判定手段88が、最初に表示された質問に対するユーザ
の回答結果に基づいてそのユーザの体質を、予め定めら
れた複数のタイプのうちの少なくとも1つに分類して暫
定的に判定する。この体質判定部80においては、さら
に、最終的判定手段90が、そのようにして暫定的に判
定された少なくとも1つのタイプのいずれかを選択する
ことにより、ユーザの体質を最終的に判定する。
【0177】サーバ・コンピュータ12は、さらに、そ
の最終的に判定された体質に適合した適性食事プランを
ユーザに対して提案する適性食事プラン提案部92を備
えている。その適性食事プラン提案部92においては、
適性食事プラン表示手段94が、ユーザの体質に適合し
た適性食事プランを適性食事プランメモリ66において
検索し、その検索された適性食事プランの内容をクライ
アント・コンピュータ10の画面42上に表示させる。
【0178】サーバ・コンピュータ12は、さらに、ユ
ーザの体調を判定する体調判定部96を備えている。こ
の体調判定部96においては、質問表示手段98が、体
調判定のためにユーザに対して問うべき質問の内容をク
ライアント・コンピュータ10の画面42上に表示させ
る。この体調判定部96においては、さらに、体調表示
手段100が、その表示された質問に対するユーザの回
答結果に基づいてそのユーザの体調を、予め定められた
複数のタイプのうちの少なくとも1つに分類して判定
し、その判定された体調をクライアント・コンピュータ
10の画面42上に表示させる。
【0179】サーバ・コンピュータ12は、さらに、そ
のようにして判定された体調に適合した食事プランをユ
ーザに対して提案する体調別食事プラン提案部104を
備えている。その体調別食事プラン提案部104におい
ては、体調別食事プラン表示手段106が、ユーザの体
調に適合した食事プランを体調別食事プランメモリ68
において検索し、その検索された体調別食事プランの内
容をクライアント・コンピュータ10の画面42上に表
示させる。
【0180】サーバ・コンピュータ12は、さらに、ユ
ーザの肥満体質を判定する肥満体質判定部110を備え
ている。この肥満体質判定部110においては、質問表
示手段112が、肥満体質判定のためにユーザに対して
問うべき質問の内容をクライアント・コンピュータ10
の画面42上に表示させる。この肥満体質判定部110
においては、さらに、肥満体質表示手段114が、その
表示された質問に対するユーザの回答結果に基づいてそ
のユーザの肥満体質を、予め定められた複数のタイプの
うちの少なくとも1つに分類して判定し、その判定され
た体調をクライアント・コンピュータ10の画面42上
に表示させる。
【0181】サーバ・コンピュータ12は、さらに、そ
のようにして判定された肥満に適合した肥満対策をユー
ザに対して提案する肥満対策提案部118を備えてい
る。その肥満対策提案部118においては、肥満対策表
示手段120が、ユーザの肥満体質に適合した肥満対策
を肥満対策メモリ70において検索し、その検索された
肥満対策の内容をクライアント・コンピュータ10の画
面42上に表示させる。
【0182】図6には、前記メインプログラムの内容が
フローチャートで概念的に表されている。このメインプ
ログラムは、任意のユーザが、それにより使用されるク
ライアント・コンピュータ10を介してサーバ・コンピ
ュータ12にアクセスしたことに応答してそのサーバ・
コンピュータ12により実行される。
【0183】このメインプログラムが実行されると、ま
ず、ステップS1(以下、単に「S1」で表す。他のス
テップについても同じとする)において、今回のユーザ
が、サーバ・コンピュータ12にとって新規のユーザで
あるか否かが判定される。前記適性食事プラン提案サー
ビスは、予め登録されたユーザに限って利用可能となっ
ており、そのため、このS1においては、今回のユーザ
が新規のユーザであるか否かが判定されるのである。
【0184】今回のユーザが新規のユーザであると仮定
すれば、そのS1の判定がYESとなり、S2におい
て、このサービスの一会員となるための登録が行われ
る。今回のユーザの氏名、現住所、生年月日、電話番号
等の入力が促されるのである。その後、S2aにおい
て、今回のユーザに対して、固有の会員番号が付与され
る。続いて、S5に移行する。
【0185】これに対して、今回のユーザが新規のユー
ザではないと仮定すれば、S1の判定がNOとなり、S
1aにおいて、今回のユーザに対し、自身の会員番号を
入力することが促される。
【0186】今回のユーザが自身の会員番号を入力する
と、S3において、今回のユーザの体質、体調および肥
満体質についての前回の判定結果を参照することを希望
する場合には特定の操作をクライアント・コンピュータ
10に対して行うことを示すメッセージがそのクライア
ント・コンピュータ10の画面42上に表示される。
【0187】さらに、このS3においては、その特定の
操作が行われたか否かが判定される。行われた場合に
は、判定がYESとなり、S4において、今回のユーザ
に関連付けて記憶されている前回の判定結果が判定結果
メモリ64から読み出され、その前回の判定結果がクラ
イアント・コンピュータ10の画面42上に表示され
る。その後、S5に移行する。
【0188】これに対して、今回のユーザが、前回の判
定結果の参照を希望しない場合には、S3の判定がNO
となり、直ちにS5に移行する。
【0189】そのS5においては、今回のユーザに関し
て体質判定が行われる。すなわち、サーバ・コンピュー
タ12のうちこのS5を実行する部分が体質判定部80
を構成しているのである。
【0190】このS5の詳細が体質判定プログラムとし
て図7にフローチャートで概念的に表されている。
【0191】この体質判定プログラムにおいては、ま
ず、S31において、第1の体質判定表を表示するため
のデータが表示データメモリ62から読み出され、それ
がクライアント・コンピュータ10に送信されることに
より、その第1の体質判定表がクライアント・コンピュ
ータ10の画面42上に表示される。
【0192】図8には、第1の体質判定表が示されてい
る。同図から明らかなように、第1の体質判定表には、
質問が複数の項目に関して表示されている。それら複数
の項目は、人体を構成する複数の構成要素であって外部
から目視できるものの性状と、ユーザの顔の各器官の性
状と、ユーザの髪の毛の性状と、ユーザの爪の性状と、
ユーザが発する声の性状と、ユーザの歩き方と、ユーザ
の体温と、ユーザの血圧の高さおよび性状と、ユーザの
排泄物の性状および排泄行為の態様と、ユーザの食物に
関する嗜好と、ユーザの精神的な性質とに関するものを
含んでいる。
【0193】この第1の体質判定表には、さらに、各項
目ごとに、各項目の内容に関してユーザが示す傾向の強
さを数量化して表現するための複数のランクが表示され
ている。それら複数のランクのうちユーザが該当する1
つのみが、ユーザによって選択されるようになってい
る。
【0194】ランクの数は7つである。各ランクの名称
および内容は、以下のようである。
【0195】ランク1(ものすごく):各項目の内容に
関し、ユーザの体質が強い陰性であることを示す場合に
選択される強陰性ランク ランク2(そのとおり):各項目の内容に関し、ユーザ
の体質がかなり陰性であることを示す場合に選択される
中陰性ランク ランク3(やや):各項目の内容に関し、ユーザの体質
がやや陰性であることを示す場合に選択される弱陰性ラ
ンク ランク4(はっきりした中間):各項目の内容に関し、
ユーザの体質が中庸であることを示す場合に選択される
中庸ランク ランク5(やや):各項目の内容に関し、ユーザの体質
がやや陽性であることを示す場合に選択される弱陽性ラ
ンク ランク6(そのとおり):各項目の内容に関し、ユーザ
の体質がかなり陽性であることを示す場合に選択される
中陽性ランク ランク7(ものすごく):各項目の内容に関し、ユーザ
の体質が強い陽性であることを示す場合に選択される強
陽性ランク
【0196】ここで、図8に示す複数の項目のいくつか
につき、ユーザの体質との関係を説明する。
【0197】人間の体質を左右する要因には先天的な要
因と後天的な要因とが存在する。先天的な要因は、親の
遺伝子に基づくものであり、先天的な特徴として人間に
現れる。これに対し、後天的な要因は、例えば人間が摂
取する食事や環境に基づくものであり、後天的な特徴と
して人間に現れる。
【0198】そして、図8に示す複数の項目には、先天
的な特徴に関するものと、後天的な特徴に関するものと
を含んでおり、前者の一例が、同図において項目番号1
で示す「体格」であり、後者の一例が、同図において項
目番号43で示す「食事に関する嗜好」である。
【0199】体格については、ユーザの体質が陰性であ
れば、それの膨張性により、ひょろ長い傾向が増し、一
方、ユーザの体質が陽性であれば、それの収縮性によ
り、ずんぐり傾向が増す。また、食事に関する嗜好につ
いては、ユーザの体質が陰性であれば、濃い味を好む傾
向が増し、一方、ユーザの体質が陽性であれば、薄味を
好む傾向が増す。それらの関係に着目し、図8に示す複
数の項目がそれら体格と食事に関する嗜好とを含むもの
とされているのである。
【0200】図7のS31の実行後、S32において、
今回のユーザが、クライアント・コンピュータ10の画
面42上に表示されている第1の体質判定表に対してデ
ータを入力する。各項目ごとに7つのランクのいずれを
選択したのかを示すデータを、第1の体質判定表に対す
る回答結果を表す回答結果データして入力するのであ
る。
【0201】続いて、S33において、第2の体質判定
表を表示するためのデータが表示データメモリ62から
読み出され、それがクライアント・コンピュータ10に
送信されることにより、その第2の体質判定表がクライ
アント・コンピュータ10の画面42上に表示される。
【0202】図9には、第2の体質判定表が示されてい
る。同図から明らかなように、第2の体質判定表には、
第1の体質判定表におけると同様に、質問が複数の項目
に関して表示されている。この第2の体質判定表には、
さらに、各項目ごとに、各項目の内容に関してユーザが
示す傾向の強さを数量化して表現するための複数のクラ
スが表示されている。それら複数のクラスは、前記7つ
のランクに準じた5つのクラスとして構成されている。
それら5つのクラスのうちユーザが該当する1つのみ
が、ユーザによって選択されるようになっている。
【0203】その後、図7のS34において、今回のユ
ーザが、クライアント・コンピュータ10の画面42上
に表示されている第2の体質判定表に対してデータを入
力する。各項目ごとに5つのクラスのいずれを選択した
のかを示すデータを、第2の体質判定表に対する回答結
果を表す回答結果データして入力するのである。
【0204】続いて、S35において、第1の体質判定
表につき、各項目ごとに、前記入力された回答結果デー
タに基づき、かつ、選択時に各ランクに付与されるよう
に予め定められた配点に従い、得点が各ランクごとに計
算される。配点の一例が図10に表形式で表されてい
る。この例においては、さらに、各項目につき、いずれ
のランクもユーザにより選択されなかった無回答である
場合に、その無回答が体質判定結果の全体に及ぼす影響
が点数により表示されている。この無回答影響点数の用
途については後述する。
【0205】このS35においては、さらに、全項目に
関して各ランクごとに計算された複数の得点が各ランク
ごとに合計される。それにより、各ランクごとに合計得
点が取得される。
【0206】その後、S36において、7つのランクに
関してそれぞれ取得された7つの合計得点に基づき、今
回のユーザの体質が、複数のタイプのうちの少なくとも
1つに分類されることにより、暫定的に判定される。
【0207】ここで、複数のタイプを説明する。
【0208】図11に示すように、タイプの数は10で
あり、5つの基本タイプと、5つの複合タイプとから成
っている。それら10のタイプの内容は以下のようであ
る。
【0209】(1)基本タイプ
【0210】タイプA:ユーザの体質が強い陰性である
ことを示すタイプ タイプB:ユーザの体質がやや陰性であることを示すタ
イプ タイプC:ユーザの体質がやや陽性であることを示すタ
イプ タイプD:ユーザの体質が強い陽性であることを示すタ
イプ タイプE:ユーザの体質が中庸であることを示すタイプ
【0211】(2)複合タイプ
【0212】タイプAD:図12に概念的に示すよう
に、ユーザの体質においてタイプAの傾向とタイプDの
傾向とが、互いにほぼ同じ程度に顕著に、かつ、他のタ
イプの傾向より顕著に併存することを示すタイプ タイプAB:図12に概念的に示すように、ユーザの体
質においてタイプAの傾向とタイプBの傾向とが、互い
にほぼ同じ程度に顕著に、かつ、他のタイプの傾向より
顕著に併存することを示すタイプ タイプBC:図12に概念的に示すように、ユーザの体
質においてタイプBの傾向とタイプCの傾向とが、互い
にほぼ同じ程度に顕著に、かつ、他のタイプの傾向より
顕著に併存することを示すタイプ タイプCD:図12に概念的に示すように、ユーザの体
質においてタイプCの傾向とタイプDの傾向とが、互い
にほぼ同じ程度に顕著に、かつ、他のタイプの傾向より
顕著に併存することを示すタイプ タイプE+:図12に概念的に示すように、ユーザの体
質においてタイプAの傾向とタイプBの傾向とタイプC
の傾向とタイプDの傾向とが互いにほぼ同じ程度に顕著
に併存することを示すタイプ
【0213】図7のS36においては、具体的には、ま
ず、7つのランクに関してそれぞれ取得された7つの合
計得点が3つのグループの得点に変換される。図13に
概念的に示すように、ランク1と2とについてのそれぞ
れの合計得点の和が、グループPAの得点に変換され、
ランク3ないし5についてのそれぞれの合計得点の和
が、グループPEの得点に変換され、そして、ランク6
と7とについてのそれぞれの合計得点の和が、グループ
PDの得点に変換されるのである。
【0214】このS36においては、それら3つのグル
ープの得点の分布パターンが、12の類型分布パターン
のいずれに該当するのかが判定される。なお、今回の得
点の分布パターンが後述の第4の類型分布パターンに該
当すると判定された場合には、第1の体質判定表におけ
る複数の項目のうちユーザにより回答されなかったもの
の数(各項目の重要性を考慮する)が、十分に正確な体
質判定を行うには不足しているとして、第1の体質判定
表に対する回答のやり直しをユーザに対して促すための
表示が画面42上において行われる。
【0215】ここで、それら12の類型分布パターンの
内容を図14を参照しつつ説明する。
【0216】第1の類型分布パターン:3つのグループ
のうち得点が最高であるものがグループPAであり、か
つ、その得点が設定値X以上であるパターン、すなわ
ち、得点がグループPAに強く集中して分布しているパ
ターン
【0217】第2の類型分布パターン:3つのグループ
のうち得点が最高であるものがグループPEであり、か
つ、その得点が設定値X以上であるパターン、すなわ
ち、得点がグループPEに強く集中して分布しているパ
ターン
【0218】第3の類型分布パターン:3つのグループ
のうち得点が最高であるものがグループPDであり、か
つ、その得点が設定値X以上であるパターン、すなわ
ち、得点がグループPDに強く集中して分布しているパ
ターン
【0219】第4の類型分布パターン:無回答影響点数
がいずれのグループの得点より多く、かつ、その差が設
定値N以上であるパターン
【0220】第5の類型分布パターン:3つのグループ
のうち得点が最高であるものがグループPAであり、か
つ、その得点が設定値X以上でなく、かつ、2番目に多
いグループのその得点との差が設定値Y以上であるパタ
ーン、すなわち、得点がグループPAにやや集中して分
布しているパターン
【0221】第6の類型分布パターン:3つのグループ
のうち得点が最高であるものがグループPEであり、か
つ、その得点が設定値X以上でなく、かつ、2番目に多
いグループのその得点との差が設定値Y以上であるパタ
ーン、すなわち、得点がグループPEにやや集中して分
布しているパターン
【0222】第7の類型分布パターン:3つのグループ
のうち得点が最高であるものがグループPDであり、か
つ、その得点が設定値X以上でなく、かつ、2番目に多
いグループのその得点との差が設定値Y以上であるパタ
ーン、すなわち、得点がグループPDにやや集中して分
布しているパターン
【0223】第8の類型分布パターン:3つのグループ
のうち得点が最高であるものがグループPAまたはPD
であり、かつ、得点が2番目に多いものがグループPD
またはPAであり、かつ、両者間の得点差が設定値Z以
下であるパターン、すなわち、得点がグループPAとP
Dとにそれぞれ分散して分布しているパターン
【0224】第9の類型分布パターン:3つのグループ
のうち得点が最高であるものがグループPAまたはPE
であり、かつ、得点が2番目に多いものがグループPE
またはPAであり、かつ、両者間の得点差が設定値Z以
下であるパターン、すなわち、得点がグループPAとP
Eとにそれぞれ分散して分布しているパターン
【0225】第10の類型分布パターン:3つのグルー
プのうち得点が最高であるものがグループPEまたはP
Dであり、かつ、得点が2番目に多いものがグループP
DまたはPEであり、かつ、両者間の得点差が設定値Z
以下であるパターン、すなわち、得点がグループPEと
PDとにそれぞれ分散して分布しているパターン
【0226】第11の類型分布パターン:3つのグルー
プのうち得点が最高であるものと2番目であるものとの
間における得点差が設定値Z以下であり、かつ、得点が
2番目であるものと3番目であるものとの間における得
点差も設定値Z以下であるパターン、すなわち、得点が
3つのグループにそれぞれ分散して分布しているパター
【0227】第12の類型分布パターン:3つのグルー
プの得点がいずれも0であるパターン
【0228】以上説明した複数の類型分布パターンには
それぞれ、体質の暫定的なタイプである暫定タイプが関
連付けられている。それら類型分布パターンと暫定タイ
プとの関係の一例が図14に示されている。
【0229】以上で、図7のS3の実行が終了し、そ
の後、S37において、第2の体質判定表につき、各項
目ごとに、前記入力された回答結果データに基づき、か
つ、全項目において選択されたクラスの合計数(以下、
「該当数」という)が各クラスごとに計算される。S3
においては、続いて、そのようにして各クラスごとに
計算された該当数と、上記S3において判定された類
型分布パターンの番号との双方に対応する体質のタイプ
が最終タイプとして決定される。類型分布パターンと該
当数と最終タイプとの関係の一例が図15に表形式で表
されている。最終タイプは、各類型分布パターンに対応
する暫定タイプのいずれかに一致する。
【0230】その後、図7のS39において、上記判定
された最終タイプを識別するためのデータが今回のユー
ザに関連付けて判定結果メモリ64に保存される。続い
て、S40において、その判定された最終タイプが、今
回のユーザにより使用されるクライアント・コンピュー
タ10の画面42上に表示される。
【0231】以上で、この体質判定プログラムの一回の
実行すなわち図6のS5の一回の実行が終了する。
【0232】以上の説明から明らかなように、質問表示
手段82がサーバ・コンピュータ12のうち図7のS3
1およびS33を実行する部分により構成され、暫定的
判定手段88がS32,S35およびS36を実行する
部分により構成され、最終的判定手段90がS34,S
37およびS38を実行する部分により構成され、体質
表示手段84が、それら暫定的判定手段88および最終
的判定手段90とサーバ・コンピュータ12のうちS3
9およびS40を実行する部分とにより互いに共同して
構成されているのである。
【0233】続いて、図6のS5aにおいて、S3にお
いて前回の判定結果を参照することを希望する意思表示
を示したユーザに対し、それの体質に関する今回の判定
結果と前回の判定結果との比較結果に基づき、そのユー
ザの体質を改善するのに有効なアドバイスが画面42上
に表示される。例えば、今回の判定結果が前回の判定結
果より、中庸に近づくものである場合には、そのユーザ
が現在行っている食事療法が適当である旨のメッセージ
が画面42上に表示される。これに対して、今回の判定
結果が前回の判定結果より、中庸より遠ざかるものであ
る場合には、そのユーザが現在行っている食事療法が不
適当である旨のメッセージが画面42上に表示される。
それらメッセージを表示するためのデータは、表示デー
タメモリ62に予め記憶されている。
【0234】その後、図6のS6において、上記判定さ
れた体質に適合した適性食事プランが今回のユーザに対
して提案される。
【0235】このS6の詳細が適性食事プラン提案プロ
グラムとして図16にフローチャートにより概念的に表
されている。この適性食事プラン提案プログラムにおい
ては、まず、S51において、今回のユーザの体質に関
する最新の判定結果を表す判定結果データが判定結果メ
モリ64から取り込まれる。次に、S52において
の取り込まれた判定結果データにより表される判定結
果、すなわち、体質に対応する適性食事プランが適性食
事プランメモリ66において検索される。その後、S5
3において、その検索された適性食事プランの内容が、
今回のユーザにより使用されるクライアント・コンピュ
ータ10の画面42上に表示される。以上で、この適性
食事プラン提案プログラムの一回の実行すなわち図6の
S6の一回の実行が終了する。
【0236】すなわち、サーバ・コンピュータ12のう
ちこのS6を実行する部分により適性食事プラン表示手
段94が構成されているのである。
【0237】その後、図6のS7において、今回のユー
ザの体調が判定される。このS7の詳細が体調判定プロ
グラムとして図17にフローチャートで表されている。
【0238】この体調判定プログラムにおいては、ま
ず、S71において、体調判定表を表示するためのデー
タが表示データメモリ62から読み出され、それがクラ
イアント・コンピュータ10に送信されることにより、
その体調判定表がクライアント・コンピュータ10の画
面42上に表示される。
【0239】図18には、体調判定表が示されている。
同図から明らかなように、体調判定表には、質問が複数
の項目に関して表示されている。それら複数の項目は、
人間の体調が不調であるか病気である場合に人間に一般
的に起こる複数種類の症状を示している。それら複数種
類の症状は、人間の部位として、全身、目、頭、こめか
み、心臓、肺、肩、背中、腰、足、腕、耳、気管支、の
ど、唇、鼻の粘膜、鼻、手のひら、指先、皮膚、肝臓、
腹、胃、腸、尻、口、脳等に現れるものを含んでいる。
【0240】その後、図17のS72において、今回の
ユーザが、クライアント・コンピュータ10の画面42
上に表示されている体調判定表に対してデータを入力す
る。複数の項目のうちのいずれを選択したのかを示すデ
ータを、体調判定表に対する回答結果を表す回答結果デ
ータして入力するのである。
【0241】続いて、S73において、その入力された
回答結果データに基づき、かつ、体調判定表に表示され
ている質問に対して予め想定された複数種類の回答結果
と、人間の体調に対して予め想定された複数種類の体調
との間に予め定められた関係に従い、今回のユーザの体
調が判定される。
【0242】その後、S74において、その判定結果が
判定結果メモリ64に保存される。続いて、S75にお
いて、その判定結果が、今回のユーザにより使用される
クライアント・コンピュータ10の画面42上に表示さ
れる。
【0243】以上で、この体調判定プログラムの一回の
実行すなわち図6のS7の一回の実行が終了する。
【0244】すなわち、サーバ・コンピュータ12のう
ちこのS7を実行する部分により体調判定部96が構成
され、S71を実行する部分により質問表示手段98が
構成され、S72ないしS75を実行する部分により体
調表示手段100が構成されているのである。
【0245】その後、図6のS8において、上記判定さ
れた体調に適合した体調別食事プランが今回のユーザに
対して提案される。具体的には、図16の適性食事プラ
ン提案プログラムにおけるに準じて、今回のユーザの体
調に対応する体調別食事プランが体調別食事プランメモ
リ68において検索され、その検索された体調別食事プ
ランの内容が、今回のユーザにより使用されるクライア
ント・コンピュータ10の画面42上に表示される。
【0246】すなわち、サーバ・コンピュータ12のう
ちこのS8を実行する部分により体調別食事プラン表示
手段106が構成されているのである。
【0247】続いて、図6のS9において、今回のユー
ザに関して肥満体質判定が行われる。すなわち、サーバ
・コンピュータ12のうちこのS9を実行する部分によ
り肥満体質判定部110が構成されているのである。
【0248】このS9の詳細が肥満体質判定プログラム
として図19にフローチャートで概念的に表されてい
る。
【0249】この肥満体質判定プログラムにおいては、
まず、S91において、肥満体質判定表を表示するため
のデータが表示データメモリ62から読み出され、それ
がクライアント・コンピュータ10に送信されることに
より、その肥満体質判定表がクライアント・コンピュー
タ10の画面42上に表示される。
【0250】図20には、肥満体質判定表が示されてい
る。同図から明らかなように、肥満体質判定表には、質
問が複数の項目に関して表示されている。それら複数の
項目は、体型、顔色、体力、体温、血圧、胃腸の状態、
食欲、むくみの傾向、風呂に関する嗜好、人間の動作の
俊敏性、人間が行動的であるか否か、会話の多少、季節
の影響に対する順応性、および見かけの体重を含んでい
る。
【0251】この肥満体質判定表には、さらに、各項目
ごとに、各項目の内容に関してユーザが示す傾向の強さ
を数量化して表現するための複数のランクが表示されて
いる。それら複数のランクのうちユーザが該当する1つ
のみが、ユーザによって選択されるようになっている。
【0252】ランクの数は3つである。各ランクの名称
および内容は、以下のようである。
【0253】ランク1:各項目の内容に関し、ユーザの
体質が陰性であることを示す場合に選択される陰性ラン
ク ランク2:各項目の内容に関し、ユーザの体質が中庸で
あることを示す場合に選択される中庸ランク ランク3:各項目の内容に関し、ユーザの体質が陽性で
あることを示す場合に選択される陽性ランク
【0254】その後、図19のS92において、今回の
ユーザが、クライアント・コンピュータ10の画面42
上に表示されている肥満体質判定表に対してデータを入
力する。各項目ごとに3つのランクのいずれを選択した
のかを示すデータを、肥満体質判定表に対する回答結果
を表す回答結果データして入力するのである。
【0255】続いて、S93において、肥満体質判定表
につき、各項目ごとに、前記入力された回答結果データ
に基づき、かつ、選択時に各ランクに付与されるように
予め定められた配点に従い、得点が各ランクごとに計算
される。配点の一例が図21に表形式で表されている。
この例においては、同じ項目につき、複数のランクにそ
れぞれ同じ点数が付与されるようになっている。
【0256】このS93においては、さらに、全項目に
関して各ランクごとに計算された複数の得点が各ランク
ごとに合計される。それにより、各ランクごとに合計得
点が取得される。
【0257】その後、S94において、3つのランクに
関してそれぞれ取得された3つの合計得点に基づき、今
回のユーザの肥満体質が、複数のタイプのうちの少なく
とも1つに分類されることにより、判定される。
【0258】ここで、複数のタイプを説明する。
【0259】タイプの数は6であり、3つの基本タイプ
と、3つの複合タイプとから成っている。それら6タイ
プの内容は以下のようである。
【0260】(1)基本タイプ
【0261】タイプOA:ユーザの肥満体質が陰性であ
ることを示すタイプ タイプOB:ユーザの肥満体質が中庸であることを示す
タイプ タイプOC:ユーザの肥満体質が陽性であることを示す
タイプ
【0262】(2)複合タイプ
【0263】タイプOAB:ユーザの肥満体質において
タイプOAの傾向とタイプOBの傾向とが、互いにほぼ
同じ程度に顕著に、かつ、他のタイプの傾向より顕著に
併存することを示すタイプ タイプOBC:ユーザの体質においてタイプOBの傾向
とタイプOCの傾向とが、互いにほぼ同じ程度に顕著
に、かつ、他のタイプの傾向より顕著に併存することを
示すタイプ タイプOAC:ユーザの体質においてタイプOAの傾向
とタイプOCの傾向とが、互いにほぼ同じ程度に顕著
に、かつ、他のタイプの傾向より顕著に併存することを
示すタイプ
【0264】図19のS94においては、具体的には、
各項目ごとに3つのランクに関してそれぞれ取得された
3つの合計得点の分布パターンが、6の類型分布パター
ンのいずれに該当するのかが判定される。
【0265】ここで、それら6つの類型分布パターンの
内容を図22を参照しつつ説明する。
【0266】第1の類型分布パターン:3つのランクの
うち得点が最高であるものがランク1であり、かつ、2
番目に多いランクのその得点との差が設定値XX以上で
あるパターン、すなわち、得点がランク1に集中して分
布しているパターン
【0267】第2の類型分布パターン:3つのランクの
うち得点が最高であるものがランク2であり、かつ、2
番目に多いランクのその得点との差が設定値XX以上で
あるパターン、すなわち、得点がランク2に集中して分
布しているパターン
【0268】第3の類型分布パターン:3つのランクの
うち得点が最高であるものがランク3であり、かつ、2
番目に多いランクのその得点との差が設定値XX以上で
あるパターン、すなわち、得点がランク3に集中して分
布しているパターン
【0269】第4の類型分布パターン:3つのランクの
うち得点が最高であるものがランク1または2であり、
かつ、得点が2番目に多いものがランク2または1であ
り、かつ、両者間の得点差が設定値YY以下であるパタ
ーン、すなわち、得点がランク1と2とにそれぞれ分散
して分布しているパターン
【0270】第5の類型分布パターン:3つのランクの
うち得点が最高であるものがランク2または3であり、
かつ、得点が2番目に多いものがランク3または2であ
り、かつ、両者間の得点差が設定値YY以下であるパタ
ーン、すなわち、得点がランク2と3とにそれぞれ分散
して分布しているパターン
【0271】第6の類型分布パターン:3つのランクの
うち得点が最高であるものがランク1または3であり、
かつ、得点が2番目に多いものがランク3または1であ
り、かつ、両者間の得点差が設定値YY以下であるパタ
ーン、すなわち、得点がランク1と3とにそれぞれ分散
して分布しているパターン
【0272】以上説明した複数の類型分布パターンには
それぞれ、肥満体質のタイプが関連付けられている。そ
れら類型分布パターンとタイプとの関係の一例も図22
に示されている。
【0273】図19のS94においては、今回の得点の
分布パターンが6つの類型分布パターンのいずれに該当
するのかが判定された後、その該当する類型分布パター
ンに対応するタイプが、今回のユーザの肥満体質である
と判定される。
【0274】その後、S95において、その判定結果が
判定結果メモリ64に保存される。続いて、S96にお
いて、その判定結果が、今回のユーザにより使用される
クライアント・コンピュータ10の画面42上に表示さ
れる。
【0275】以上で、この肥満体質判定プログラムの一
回の実行すなわち図6のS9の一回の実行が終了する。
【0276】すなわち、サーバ・コンピュータ12のう
ちS91を実行する部分により質問表示手段112が構
成され、S92ないしS96を実行する部分により肥満
体質表示手段114を構成しているのである。
【0277】その後、図6のS10において、上記判定
された肥満体質に適合した肥満対策が今回のユーザに対
して提案される。具体的には、図16の適性食事プラン
提案プログラムにおけるに準じて、今回のユーザの肥満
体質に対応する肥満対策が肥満対策メモリ70において
検索され、その検索された肥満対策の内容が、今回のユ
ーザにより使用されるクライアント・コンピュータ10
の画面42上に表示される。
【0278】すなわち、サーバ・コンピュータ12のう
ちこのS10を実行する部分により肥満対策表示手段1
20が構成されているのである。
【0279】以上で、このメインプログラムの一回の実
行が終了する。
【0280】なお付言すれば、本実施形態においては、
図6におけるS5ないしS10がそれらの順に実行さ
れ、それにより、体質判定と体調判定と肥満対策判定と
がそれらの順に実行されるようになっているが、例え
ば、それら複数の判定のうちユーザにより選択されたも
ののみが実行されるようにしたり、ユーザにより選択さ
れた順序に従って少なくとも2つの判定が実行されるよ
うにして本発明を実施することが可能である。
【0281】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、複数の項目に関して同じ人間が示す傾向
が1つのランクに集中して分布しているか、複数のラン
クに分散して分布しているかという事実を考慮すること
により、人間の本当の体質が正確に判定される。
【0282】例えば、ある被判定者、すなわち、本実施
形態に係る体質判定システムのユーザが、図8に示す第
1の体質判定表において、項目番号35の体温につい
て、ものすごく低いというランクを選択すると同時に、
項目番号43の嗜好について、ものすごく薄味を好むと
いうランクを選択したと仮定する。
【0283】ここに、体温がものすごく低いという現象
自体は、被判定者の体質が陰性であることを示し、逆
に、薄味をものすごく好むという嗜好自体は、被判定者
の体質が陽性であることを示している。
【0284】前記実開昭55−137614号公報に記
載の従来技術では、ランクに関する複数の選択結果の散
らばり具合を一切考慮せず、それら複数の選択結果の合
計値から、ユーザの体質を陰性と中庸と陽性とのいずれ
かに分類する。そのため、この従来技術では、上記の仮
定のもとにおいては、ユーザの体質が中庸であると判定
されてしまうことになる。中庸は、図11および図12
において、タイプEで表現されている。
【0285】これに対して、本実施形態によれば、ラン
クに関する複数の選択結果の散らばり具合を考慮するこ
とにより、ユーザの体質が判定される。したがって、本
実施形態によれば、上記の仮定のもとにおいては、ユー
ザの体質が、例えば、図12に示すように、タイプA
D、タイプBCまたはタイプE+であると判定され、タ
イプEであると判定されることがない。
【0286】このように、本実施形態によれば、被判定
者の体質が陰性と陽性とを同時に保有するという事実が
忠実に、体質判定システムによる判定結果に現れ、その
結果、被判定者の体質を正確に判定することが可能とな
るのである。
【0287】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、サーバ・コンピュータ12が前記各項に
おける「コンピュータ」の一例を構成すると考えること
ができる。さらに、本実施形態においては、体質判定部
80が前記(1)、(4)、(5)、(6)または
(7)項に係る「体質判定システム」の一例を構成し、
肥満体質判定部110が前記(1)、(4)、(7)ま
たは(13)項に係る「体質判定システム」の一例を構
成しているのである。
【0288】さらに、本実施形態においては、サーバ・
コンピュータ12のうち図7のS31ないしS34を実
行する部分と、図19におけるS91およびS92を実
行する部分とがそれぞれ、前記(1)または(17)項
における「ランク選択手段」の一例を構成し、サーバ・
コンピュータ12のうち図7のS35ないしS40を実
行する部分と、図19におけるS93ないしS96を実
行する部分とがそれぞれ、同項における「体質表示手
段」の一例を構成しているのである。
【0289】さらに、本実施形態においては、体質判定
部80における質問表示手段82と、肥満体質判定部1
10における質問表示手段112とがそれぞれ、前記
(4)項における「質問表示手段」の一例を構成し、体
質判定部80における体質表示手段84と、肥満体質判
定部110における肥満体質表示手段114とがそれぞ
れ、同項における「体質表示手段」の一例を構成してい
るのである。
【0290】さらに、本実施形態においては、体質判定
部80における質問表示手段82が前記(5)項におけ
る「質問表示手段」の一例を構成し、体質判定部80に
おける体質表示手段84が同項における「体質表示手
段」の一例を構成しているのである。
【0291】さらに、本実施形態においては、体質判定
部80における体質表示手段84と、肥満体質判定部1
10における肥満体質表示手段114とがそれぞれ、前
記(7)項における「体質表示手段」の一例を構成して
いるのである。
【0292】さらに、本実施形態においては、肥満体質
表示手段114が前記(13)項における「肥満体質表
示手段」の一例を構成しているのである。
【0293】さらに、本実施形態においては、サーバ・
コンピュータ12が前記(17)項に係る「体質判定用
サーバ・コンピュータ」の一例を構成し、クライアント
・コンピュータ10の画面42が同項における「画面」
の一例を構成しているのである。
【0294】さらに、本実施形態においては、適性食事
プラン提案部92が前記(18)または(19)項に係
る「適性食事プラン提案支援システム」の一例を構成
し、体質判定部80と肥満体質判定部110とがそれぞ
れ、前記(18)項における「体質判定システム」の一
例を構成し、適性食事プランメモリ66と肥満対策メモ
リ70とがそれぞれ、同項における「適性食事プランメ
モリ」の一例を構成し、適性食事プラン表示手段94と
肥満対策表示手段120とがそれぞれ、同項における
「適性食事プラン表示手段」の一例を構成し、適性食事
プランと、肥満対策のうちの食事プランとがそれぞれ、
前記(19)項における「適性食事プラン」の一例を構
成しているのである。
【0295】さらに、本実施形態においては、体質判定
部80が前記(20)項における「体質判定システム」
の一例を構成し、体調判定部96が同項における「体調
判定システム」の一例を構成しているのである。
【0296】さらに、本実施形態においては、サーバ・
コンピュータ12により実行される体質判定プログラム
と肥満体質判定プログラムとがそれぞれ、前記(22)
および(24)項に係る「体質判定プログラム」の一例
を構成し、図7におけるS31ないしS34と、図19
におけるS91およびS92とが、それぞれ、同項にお
ける「ランク選択工程」の一例を構成し、図7における
S35ないしS40と、図19におけるS93ないしS
96とが、それぞれ、同項における「体質表示工程」の
一例を構成しているのである。
【0297】さらに、本実施形態においては、メモリ5
2が前記(23)および(25)項に係る「記録媒体」
の一例を構成しているのである。
【0298】次に、本発明の第2実施形態を説明する。
ただし、本実施形態は、第1実施形態と共通する要素が
多く、異なるのは第1の体質判定表に関する要素のみで
あるため、異なる要素についてのみ詳細に説明し、共通
する要素については同一の名称または符号を使用するこ
とによって詳細な説明を省略する。
【0299】図23および図24にはそれぞれ、本実施
形態における第1の体質判定表の一部が示されている。
図23には、第1の体質判定表における複数の項目のう
ち項目番号が19ないし28である項目の内容が画面イ
メージで示されている。これに対して、図24には、第
1の体質判定表における複数の項目のうち項目番号が3
5および36である項目の内容が画面イメージで示され
ている。
【0300】項目番号が19ないし28、35および3
6である複数の項目の内容は、第1実施形態におけると
実質的には同じである。しかし、項目番号が20、2
5、26、35および36である複数の項目の各々が、
本実施形態においては、図形または数値を用いた具体的
かつ絶対的な表現によりユーザに対して表示されるのに
対し、第1実施形態においては、そのような具体的かつ
絶対的な表現なしで、抽象的かつ相対的な表現のみによ
りユーザに対して表示される。
【0301】例えば、項目番号が20であり、項目名が
足の甲である項目については、本実施形態においては、
足の甲が、図23において左から右に向かうにつれて、
すなわち、ランクが1から7に向かって増加するにつれ
て徐々に低くなる様子が、甲が徐々に低くなる足を表す
いくつかの図形によって具体的に示されている。
【0302】したがって、本実施形態においては、ユー
ザは、それらいくつかの図形のうち、自分の足の甲の形
状を表す図形として最も近いものを選択することによ
り、ランクを選択することができる。これに対して、第
1実施形態においては、ユーザは、各ランクを表現する
抽象的な用語(すなわち、「ものすごく」、「そのとお
り」、「やや」および「はっきりとした中間」)から、
各ランクに対応する足の甲の高さを連想し、その上で、
複数のランクのうち、自分の足の甲の高さを表すランク
として最も近いものを感覚的に選択することとなる。
【0303】また、項目番号が35であり、項目名が体
温である項目については、本実施形態においては、体温
が、図24において左から右に向かうにつれて、すなわ
ち、ランクが1から7に向かって増加するにつれて徐々
に高くなる様子が、徐々に増加するいくつかの数値によ
って具体的に示されている。
【0304】したがって、本実施形態においては、ユー
ザは、それらいくつかの数値のうち、自分の体温を表す
数値として最も近いものを選択することにより、ランク
を選択することができる。これに対して、第1実施形態
においては、ユーザは、各ランクを抽象的に表現する用
語から、各ランクに対応する体温の高さを連想し、その
上で、複数のランクのうち、自分の体温の高さを表すラ
ンクとして最も近いものを感覚的に選択することとな
る。
【0305】したがって、本実施形態においては、第1
の体質判定表におけるいくつかの項目については、同じ
項目において複数のランクがそれぞれ意味する内容が図
形または数値を用いて具体的にかつ絶対的に表現される
ため、第1の体質判定表を用いた質問に対するユーザの
回答結果の信頼性を、第1実施形態におけるより容易に
向上させ得る。
【0306】次に、本発明の第3実施形態を説明する。
ただし、本実施形態は、第1実施形態とソフトウエア構
成の大部分およびハードウエア構成が共通し、異なるの
はソフトウエア構成の一部分のみであるため、異なる部
分についてのみ詳細に説明し、共通する部分については
同一の名称または符号を使用することによって詳細な説
明を省略する。
【0307】第1実施形態においては、第1および第2
の体質判定表の質問に対してユーザが回答した結果に基
づき、そのユーザの体質が判定される。これに対して、
本実施形態においては、ユーザの顔を画像として表す画
像データには基づくが、質問に対する回答結果には基づ
かないで、そのユーザの体質が判定される。
【0308】本実施形態においては、その画像データ
が、第1実施形態における第1の体質判定表における複
数の項目のうち顔の幾何学的特徴に関するものについて
ランクを自動的に選択するために用いられる。
【0309】具体的には、本実施形態においては、ユー
ザは、デジタルカメラによって自分の顔を撮影するか、
または、自分の顔を撮影した写真をイメージスキャナで
読み取ることにより、デジタルの画像データを作成す
る。その作成された画像データは、クライアント・コン
ピュータ10から通信ネットワーク16を経てサーバ・
コンピュータ200に送信される。
【0310】図25には、そのサーバ・コンピュータ2
00の構成が概念的にブロック図で表されている。この
サーバ・コンピュータ200は、第1実施形態における
サーバ・コンピュータ12と基本的に同じ構成および原
理によってユーザの体質を判定する。
【0311】図25に示すように、サーバ・コンピュー
タ200は、PU202とメモリ204とがバス206
により互いに接続されて構成されている。メモリ204
には、第1実施形態におけるプログラムメモリ60と基
本的に共通するプログラムメモリ210が形成されてい
る。
【0312】メモリ204には、さらに、画像データメ
モリ212と、入力パターンデータメモリ214と、標
準パターンデータメモリ216とが形成されている。
【0313】図26には、プログラムメモリ210に記
憶されている体質判定プログラムがフローチャートで概
念的に表されている。
【0314】この体質判定プログラムにおいては、ま
ず、S201において、画像データを送信したクライア
ント・コンピュータ10から画像データがサーバ・コン
ピュータ12に取り込まれる。その取り込まれた画像デ
ータは画像データメモリ212に格納される。
【0315】次に、S202において、その格納された
画像データに対してパターン認識が行われる。
【0316】図27には、そのS202の詳細がパター
ン認識ルーチンとしてフローチャートで概念的に表され
ている。
【0317】このパターン認識ルーチンにおいては、ま
ず、S221において、上記格納された画像データに対
して必要な前処理が行われる。この前処理は、例えば、
もとの画像に対する線図形化等の処理を含むように構成
することができる。次に、S222において、前処理後
の画像データに対して特徴抽出が行われる。
【0318】ところで、本実施形態においては、ユーザ
の顔の特徴のみを参照してそのユーザの体質が判定され
る。体質判定のために参照される顔の特徴は、図28に
示すように、顔全体の外形と、顔におけるいくつかの器
官の性状(大きさ、向き、色等を含む)とである。いく
つかの器官には、目全体と、瞳と、顔の眉間と、鼻と、
耳とがある。
【0319】したがって、S222においては、前処理
後の画像データから、顔全体の外形と、目全体の外形
と、瞳と、眉間と、鼻と、耳とを特徴部として抽出する
ために、前記特徴抽出が行われる。この特徴抽出によ
り、ユーザの顔を画像として表す入力パターンデータが
作成され、それは入力パターンデータメモリ214に格
納される。図29には、入力パターンデータにより表さ
れる入力パターンの一例が示されている。この例におい
ては、顔の各特徴部が、線図形として表現されている。
【0320】その後、S223において、顔の各特徴部
ごとに、上記作成された入力パターンデータが、複数の
標準パターンデータに順に照合される。パターンマッチ
ングが行われるのである。それら複数の標準パターンデ
ータは、それが対応するランク(図28参照)に関連付
けて標準パターンデータメモリ216に予め記憶されて
いる。
【0321】パターンマッチングを正しく行うために
は、入力パターンデータにより表される顔の絶対寸法が
事前に判明していることが必要である。そのため、本実
施形態においては、図29に示すように、絶対寸法が既
知である物体(図29において四角形で示す)と共にユ
ーザの顔を撮影することにより、前記画像データを作成
することがユーザに要求されている。
【0322】顔の各特徴部ごとにパターンマッチングが
行われることにより、顔の各特徴部ごとに、複数の標準
パターンデータによりそれぞれ表される複数の標準パタ
ーンのうち、今回の入力パターンデータにより表される
入力パターンに最も似ているものが近似標準パターンと
して選択される。
【0323】その後、図26のS203において、顔の
各特徴部ごとに、その選択された近似標準パターンに対
応するランクが、標準パターンデータメモリ216から
読み出される。その読み出されたランクは、図28に示
す各項目について選択すべきランクを意味している。
【0324】続いて、S204において、そのようにし
て各項目ごとに選択されたランクに基づき、第1実施形
態におけると同じ原理に従い、ユーザの体質が判定され
る。
【0325】以上で、この体質判定プログラムの一回の
実行が終了する。
【0326】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、サーバ・コンピュータ200のうち、図
26のS201ないしS203を実行する部分が、前記
(26)項における「ランク選択手段」の一例を構成し
ているのである。
【0327】さらに、本実施形態においては、プログラ
ムメモリ210に記憶されている体質判定プログラムが
前記(22)または(28)項に係る「体質判定プログ
ラム」の一例である。
【0328】次に、本発明の第4実施形態を説明する。
【0329】第1実施形態においては、ユーザに対する
問診結果に応じてそのユーザの体質が判定されるととも
に、その判定された体質に適合した適性食事プランがそ
のユーザに対して提示されるようになっている。
【0330】これに対して、本実施形態は、体質指向型
飲食物提供方法に関するものであり、本実施形態によれ
ば、飲食物としてのドリンクを顧客に提供する店舗にお
いて、複数種類のドリンクのいずれかを選択して購入し
ようとする顧客に対し、その選択に先立ち、その顧客の
体質が判定され、その結果に適合した種類のドリンクが
顧客に提供される。
【0331】図30に示すように、本実施形態が実施さ
れる店舗においては、ドリンク選択式のドリンク・サー
バ230が設置されている。このドリンク・サーバ23
0は、複数種類のドリンクにそれぞれ対応する複数の操
作部としてのボタンのいずれかが店員または顧客により
選択されると、注入位置にセットされたグラス232
に、その選択されたボタンに対応する種類のドリンクを
注入する装置である。
【0332】「この店舗には、さらに、体質判定システ
ム240も設置されている。この体質判定システム24
0は、第3実施形態におけると同様に、体質が判定され
るべき顧客すなわちユーザの顔を画像として表す画像デ
ータには基づくが、顧客に対する問診結果には基づかな
いで、顧客の体質を自動的に判定する装置である。
【0333】図31に示すように、この体質判定システ
ム240は、第3実施形態におけるサーバ・コンピュー
タ200と同様に構成されたコンピュータ242を備え
ている。このコンピュータ242は、PU250とメモ
リ252とがバス254により互いに接続されて構成さ
れている。
【0334】メモリ252は、第3実施形態におけるメ
モリ204と同様に、プログラムメモリ254と、画像
データメモリ256と、入力パターンデータメモリ25
8と、標準パターンデータメモリ260とを備えてい
る。各メモリ254,256,258,260に記憶さ
れるプログラムおよびデータの内容は、第3実施形態に
おけると同様であり、例えば、プログラムメモリ254
には、体質判定プログラムが記憶される。メモリ252
は、さらに、体質−ドリンク間対応関係メモリ262も
備えている。
【0335】図31に示すように、コンピュータ242
の入力側には、第1実施形態における入力装置40と同
様の入力装置264が接続されている。コンピュータ2
42の入力側には、さらに、撮像器266も接続されて
いる。撮像器266は、顧客の顔を撮像し、その顔を画
像として表す画像データを作成する装置である。この撮
像器266の一例は、デジタルカメラである。
【0336】一方、コンピュータ242の出力側には、
第1実施形態における表示装置46と同様の表示装置2
68が接続されている。表示装置268は、出力すべき
データを可視化する画面を備えている。
【0337】図32には、前記店舗において各顧客に対
して行われる一連の手続がフローチャートで概念的に表
されている。
【0338】まず、S301において、ドリンクの購入
を希望している顧客の体質が判定される。この体質判定
は、まず、撮像器226による顧客の顔の撮影が行わ
れ、次に、その撮影により作成された画像データに基づ
き、第3実施形態におけると同様にして、顧客の体質が
判定される。
【0339】次に、S302において、その判定された
体質に適合した種類のドリンクが選択される。体質−ド
リンク間対応関係メモリ262には、複数種類の体質
(すなわち、第1実施形態における10のタイプ)と、
複数種類のドリンクとの対応関係を表すデータが予め記
憶されており、その関係に従い、今回の顧客の体質に対
応する種類のドリンクが選択される。選択されたドリン
クの種類は、表示装置268の画面上に表示される。
【0340】その後、S303において、店員または顧
客自身によりドリンク・サーバ230において、その選
択された種類のドリンクに対応するボタンが選択される
と、ドリンク・サーバ230は、その選択された種類の
ドリンクをグラスに注入する。
【0341】以上で、前記店舗において各顧客ごとに行
われる一連の手続が終了する。
【0342】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、図32におけるS301が前記(27)
項における「体質判定工程」の一例を構成し、S302
が同項における「飲食物選択工程」の一例を構成してい
るのである。
【0343】本実施形態においては、体質判定システム
240が前記(1)、(2)または(26)項に係る
「体質判定システム」の一例を構成しているのである。
【0344】なお付言すれば、本実施形態においては、
体質判定システム240がスタンドアローン型として構
成されているが、第1実施形態におけると同様に、ネッ
トワークに接続されたクライアント・コンピュータとし
て構成することが可能である。
【0345】以上、本発明の実施の形態のいくつかを図
面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、
前記[課題を解決するための手段および発明の効果]の
欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて
種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に従う適性食事プラン提
案支援システムを示す系統図である。
【図2】図1におけるクライアント・コンピュータ10
の構成を概念的に示すブロック図である。
【図3】図1におけるサーバ・コンピュータ12の構成
を概念的に示すブロック図である。
【図4】図3のサーバ・コンピュータ12の機能の一部
を示すブロック図である。
【図5】図3のサーバ・コンピュータ12の機能の残り
の部分を示すブロック図である。
【図6】図3におけるプログラムメモリ60に記憶され
ているメインプログラムの内容を概念的に表すフローチ
ャートである。
【図7】図6におけるS5の詳細を体質判定プログラム
として概念的に表すフローチャートである。
【図8】図7におけるS31の実行により画面42上に
表示される第1の体質判定表を画面イメージで示す図で
ある。
【図9】図7におけるS33の実行により画面42上に
表示される第2の体質判定表を画面イメージで示す図で
ある。
【図10】図7におけるS35における計算に必要な配
点を表形式で示す図である。
【図11】図7の体質判定プログラムにおいて体質が分
類される10のタイプを説明するための図である。
【図12】上記10のタイプの各特徴を説明するための
複数のグラフである。
【図13】図7におけるS36における得点変換の規則
を表形式で示す図である。
【図14】図7におけるS36において利用される合計
得点の分布パターンと類型分布パターンと体質の暫定タ
イプとの関係を表形式で示す図である。
【図15】図7におけるS38において利用されるクラ
スごとの該当数と類型分布パターンと体質の最終タイプ
との関係を表形式で示す図である。
【図16】図6におけるS6の詳細を適性食事プラン提
案プログラムとして概念的に表すフローチャートであ
る。
【図17】図6におけるS7の詳細を体調判定プログラ
ムとして概念的に表すフローチャートである。
【図18】図17におけるS71の実行により画面42
上に表示される体調判定表を画面イメージで示す図であ
る。
【図19】図6におけるS9の詳細を肥満体質判定プロ
グラムとして概念的に表すフローチャートである。
【図20】図19におけるS91の実行により画面42
上に表示される肥満体質判定表を画面イメージで示す図
である。
【図21】図19におけるS93における計算に必要な
配点を表形式で示す図である。
【図22】図19におけるS94において利用される合
計得点の分布パターンと類型分布パターンと肥満体質の
タイプとの関係を表形式で示す図である。
【図23】本発明の第2実施形態に従う適性食事プラン
提案支援システムにおいて利用される第1の体質判定表
の一部を画面イメージで示す図である。
【図24】第2実施形態において利用される第1の体質
判定表の別の一部を画面イメージで示す図である。
【図25】本発明の第3実施形態に従う体質判定システ
ムにおけるサーバ・コンピュータ200の構成を概念的
に示すブロック図である。
【図26】図25におけるプログラムメモリ210に記
憶されている体質判定プログラムの内容を概念的に表す
フローチャートである。
【図27】図26におけるS202の詳細をパターン認
識ルーチンとして表すフローチャートである。
【図28】第3実施形態における複数の項目と複数のラ
ンクとの関係を表形式で表す図である。
【図29】第3実施形態においてユーザの体質判定のた
めに参照されるそのユーザの顔の画像を概念的に示す正
面図である。
【図30】本発明の第4実施形態に従う体質指向型飲食
物提供方法が実施される店舗を示す斜視図である。
【図31】図30における体質判定システム240の構
成を概念的に示すブロック図である。
【図32】図30の店舗において各顧客ごとに行われる
一連の手続の内容を概念的に表すフローチャートであ
る。
【図33】人間の体質が3つの基本タイプといくつかの
複合タイプとのいずれかに分類されることを証明するこ
とを目的として撮影された、人間から採取した赤血球の
顕微鏡写真である。
【図34】上記目的を達成するために撮影された、人間
から採取した赤血球の別の顕微鏡写真である。
【図35】上記目的を達成するために撮影された、人間
から採取した赤血球のさらに別の顕微鏡写真である。
【図36】上記目的を達成するために撮影された、人間
から採取した赤血球のさらに別の顕微鏡写真である。
【図37】上記目的を達成するために撮影された、人間
から採取した赤血球のさらに別の顕微鏡写真である。
【図38】上記目的を達成するために撮影された、人間
から採取した赤血球のさらに別の顕微鏡写真である。
【図39】上記目的を達成するために撮影された、人間
から採取した赤血球のさらに別の顕微鏡写真である。
【図40】上記目的を達成するために撮影された、人間
から採取した赤血球のさらに別の顕微鏡写真である。
【図41】上記目的を達成するために撮影された、人間
から採取した赤血球のさらに別の顕微鏡写真である。
【図42】上記目的を達成するために撮影された、人間
から採取した赤血球のさらに別の顕微鏡写真である。
【図43】上記目的を達成するために撮影された、人間
から採取した赤血球のさらに別の顕微鏡写真である。
【図44】上記目的を達成するために撮影された、人間
から採取した赤血球のさらに別の顕微鏡写真である。
【符号の説明】
10 クライアント・コンピュータ 12、200 サーバ・コンピュータ 42 画面 52、204、252 メモリ 80 体質判定部 82 質問表示手段 84 体質表示手段 88 暫定的判定手段 90 最終的判定手段 96 体調判定部 98 質問表示手段 100 体調表示手段 110 肥満体質判定部 112 質問表示手段 114 肥満体質表示手段 240 体質判定システム 266 撮像器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−231886(JP,A) 実開 昭55−137614(JP,U) 実開 昭50−10091(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 126

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意のユーザの体質をコンピュータによ
    って判定するシステムであって、 前記ユーザに回答を求めるべき質問の内容を前記コンピ
    ュータの画面上に表示する質問表示手段であって、前記
    質問が、前記ユーザの体質を判定するためにそのユーザ
    に問うことが必要な複数の項目に分類されるように構成
    されるとともに、各項目ごとに、各項目の内容に関して
    前記ユーザが示す傾向の強さを数量化して表現するため
    の複数のランクであって前記ユーザによって選択される
    ものを有するように構成されるものと、 前記各項目ごとに、前記画面上に表示された質問に対す
    る前記ユーザの回答結果を表すデータに基づき、前記複
    数のランクのうちの少なくとも1つを選択するととも
    に、その選択結果に基づき、かつ、選択時に前記各ラン
    クに付与されるように予め定められた配点に従い、得点
    を各ランクごとに計算し、全項目に関して各ランクごと
    に計算された複数の得点を各ランクごとに合計し、それ
    により前記複数のランクに関してそれぞれ取得された複
    数の合計得点の分布パターンであってそれら複数の合計
    得点の散らばり具合を反映したものに基づき、かつ、予
    め定められた判定規則に従い、前記ユーザの体質を、予
    め定められた複数のタイプのいずれかに分類して判定
    し、その判定された体質を前記画面上に表示する体質表
    示手段とを含み、かつ、前記質問表示手段が、前記質問
    の内容を、その内容が重複するか否かを問わず、少なく
    とも2回に分けて前記画面上に表示するものであり、 前記体質表示手段が、 (a)その質問表示手段により前記画面上に最初に表示
    された質問に対する前記ユーザの回答結果を表すデータ
    に基づき、前記複数の合計得点を取得し、それら取得さ
    れた複数の合計得点の前記分布パターンに基づき、か
    つ、予め定められた第1の判定規則に従い、前記ユーザ
    の体質を、前記複数のタイプのうちの少なくとも1つに
    分類して暫定的に判定する暫定的判定手段と、 (b)前記質問表示手段により前記画面上に2回目以後
    の各回に表示された質問に対する前記ユーザの回答結果
    を表すデータに基づき、かつ、予め定められた第2の判
    定規則に従い、前記暫定的判定手段により暫定的に判定
    された少なくとも1つのタイプのいずれかを選択して前
    記ユーザの体質を最終的に判定する最終的判定手段とを
    含む体質判定システム。
  2. 【請求項2】 前記複数のタイプが、単独で成立し得る
    複数の基本タイプと、それら複数の基本タイプのうちの
    いくつかを選択して複合した少なくとも1つの複合タイ
    プとを含み、 前記体質表示手段が、前記複数の合計得点が前記複数の
    ランクのうちの複数のものに関してそれぞれ分散して分
    布することを前記分布パターンが示す場合に、前記ユー
    ザの体質を、前記少なくとも1つの複合タイプのいずれ
    かであると判定するものである請求項1に記載の体質判
    定システム。
  3. 【請求項3】 前記体質表示手段が、前記体質を前記ユ
    ーザの肥満に関して判定して表示する肥満体質表示手段
    を含む請求項1または2に記載の体質判定システム。
  4. 【請求項4】 画面を有してユーザにより使用されるク
    ライアント・コンピュータに通信ネットワークを介して
    通信可能に接続され、そのユーザの体質を判定するサー
    バ・コンピュータであって、 前記ユーザに回答を求めるべき質問の内容を前記画面上
    に表示する質問表示手段であって、前記質問が、前記ユ
    ーザの体質を判定するためにそのユーザに問うことが必
    要な複数の項目に分類されるように構成されるととも
    に、各項目ごとに、各項目の内容に関して前記ユーザが
    示す傾向の強さを数量化して表現するための複数のラン
    クであって前記ユーザによって選択されるものを有する
    ように構成されるものと、 前記各項目ごとに、前記画面上に表示された質問に対す
    る前記ユーザの回答結果を表すデータに基づき、前記複
    数のランクのうちの少なくとも1つを選択するととも
    に、その選択結果に基づき、かつ、選択時に前記各ラン
    クに付与されるように予め定められた配点に従い、得点
    を各ランクごとに計算し、全項目に関して各ランクごと
    に計算された複数の得点を各ランクごとに合計し、それ
    により前記複数のランクに関してそれぞれ取得された複
    数の合計得点の分布パターンであってそれら複数の合計
    得点の散らばり具合を反映したものに基づき、かつ、予
    め定められた判定規則に従い、前記ユーザの体質を、予
    め定められた複数のタイプのいずれかに分類して判定
    し、その判定された体質を前記画面上に表示する体質表
    示手段とを含み、かつ、前記質問表示手段が、前記質問
    の内容を、その内容が重複するか否かを問わず、少なく
    とも2回に分けて前記画面上に表示するものであり、 前記体質表示手段が、 (a)その質問表示手段により前記画面上に最初に表示
    された質問に対する前記ユーザの回答結果を表すデータ
    に基づき、前記複数の合計得点を取得し、それら取得さ
    れた複数の合計得点の前記分布パターンに基づき、か
    つ、予め定められた第1の判定規則に従い、前記ユーザ
    の体質を、前記複数のタイプのうちの少なくとも1つに
    分類して暫定的に判定する暫定的判定手段と、 (b)前記質問表示手段により前記画面上に2回目以後
    の各回に表示された質問に対する前記ユーザの回答結果
    を表すデータに基づき、かつ、予め定められた第2の判
    定規則に従い、前記暫定的判定手段により暫定的に判定
    された少なくとも1つのタイプのいずれかを選択して前
    記ユーザの体質を最終的に判定する最終的判定手段とを
    含む体質判定用サーバ・コンピュータ。
  5. 【請求項5】 任意のユーザの体質に適合した適性食事
    プランをそのユーザに提案することをコンピュータによ
    って支援するシステムであって、 請求項1ないし3のいずれかに記載の体質判定システム
    と、 前記任意のユーザに対して前記予め想定された複数種類
    の体質と、人間の食事に関して予め設定された複数種類
    の適性食事プランとの関係を予め記憶させられた適性食
    事プランメモリと、 前記体質判定システムにより判定された体質に基づき、
    前記適性食事プランメモリにおいて、その判定された体
    質に対応する前記適性食事プランを検索し、その検索さ
    れた適性食事プランの内容を前記画面上に表示する適性
    食事プラン表示手段とを含む適性食事プラン提案支援シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記各種類の適性食事プランが、前記ユ
    ーザの体質に適合した食事であってそのユーザの体質を
    中庸に近づくように改善することに寄与するものをその
    食事のレシピとしてそのユーザに提示するものである請
    求項5に記載の適性食事プラン提案支援システム。
  7. 【請求項7】 任意のユーザの体質と体調とをコンピュ
    ータによって判定する体質・体調判定システムであっ
    て、 請求項1ないし3のいずれかに記載の体質判定システム
    と、 前記ユーザの体調をコンピュータによって判定する体調
    判定システムであって、 (a)前記ユーザに回答を求めるべき質問の内容を前記
    画面上に表示する質問表示手段であって、前記質問が、
    前記ユーザの体調を判定するためにそのユーザに問うこ
    とが必要な複数の項目に分類されるように構成されるも
    のと、 (b)前記画面上に表示された質問に対する前記ユーザ
    の回答結果に基づき、かつ、予め定められた判定規則に
    従い、前記ユーザの体調を、予め定められた複数のタイ
    プのいずれかに分類して判定し、その判定された体調を
    前記画面上に表示する体調表示手段とを含むものとを備
    えた体質・体調判定システム。
  8. 【請求項8】 任意のユーザの体質をコンピュータによ
    って判定する方法であって、 前記ユーザに回答を求めるべき質問の内容を前記コンピ
    ュータの画面上に表示する質問表示工程であって、前記
    質問が、前記ユーザの体質を判定するためにそのユーザ
    に問うことが必要な複数の項目に分類されるように構成
    されるとともに、各項目ごとに、各項目の内容に関して
    前記ユーザが示す傾向の強さを数量化して表現するため
    の複数のランクであって前記ユーザによって選択される
    ものを有するように構成されるものと、 前記各項目ごとに、前記画面上に表示された質問に対す
    る前記ユーザの回答結果を表すデータに基づき、前記複
    数のランクのうちの少なくとも1つを選択するととも
    に、その選択結果に基づき、かつ、選択時に前記各ラン
    クに付与されるように予め定められた配点に従い、得点
    を各ランクごとに計算し、全項目に関して各ランクごと
    に計算された複数の得点を各ランクごとに合計し、それ
    により前記複数のランクに関してそれぞれ取得された複
    数の合計得点の分布パターンであってそれら複数の合計
    得点の散らばり具合を反映したものに基づき、かつ、予
    め定められた判定規則に従い、前記ユーザの体質を、予
    め定められた複数のタイプのいずれかに分類して判定
    し、その判定された体質を前記画面上に表示する体質表
    示工程とを含み、かつ、前記質問表示工程が、前記質問
    の内容を、その内容が重複するか否かを問わず、少なく
    とも2回に分けて前記画面上に表示するものであり、 前記体質表示工程が、 (a)その質問表示工程により前記画面上に最初に表示
    された質問に対する前記ユーザの回答結果を表すデータ
    に基づき、前記複数の合計得点を取得し、それら取得さ
    れた複数の合計得点の前記分布パターンに基づき、か
    つ、予め定められた第1の判定規則に従い、前記ユーザ
    の体質を、前記複数のタイプのうちの少なくとも1つに
    分類して暫定的に判定する暫定的判定工程と、 (b)前記質問表示工程により前記画面上に2回目以後
    の各回に表示された質問に対する前記ユーザの回答結果
    を表すデータに基づき、かつ、予め定められた第2の判
    定規則に従い、前記暫定的判定工程により暫定的に判定
    された少なくとも1つのタイプのいずれかを選択して前
    記ユーザの体質を最終的に判定する最終的判定工程とを
    含む体質判定方法を実施するために前記コンピュータに
    より実行される体質判定プログラム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の体質判定プログラムを
    コンピュータ読取り可能に記録した記録媒体。
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