JP3314863B2 - ブロックコネクタ - Google Patents

ブロックコネクタ

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JP3314863B2
JP3314863B2 JP14816597A JP14816597A JP3314863B2 JP 3314863 B2 JP3314863 B2 JP 3314863B2 JP 14816597 A JP14816597 A JP 14816597A JP 14816597 A JP14816597 A JP 14816597A JP 3314863 B2 JP3314863 B2 JP 3314863B2
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雅彦 青山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のハウジング
を重ね合わせることで構成されるブロックコネクタに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のブロックコネクタの一例として、
図25に示すものが知られている。このものはコネクタ
ハウジングaを3段に重ね合わせて構成されるようにな
っており、各ハウジングaの上面の後半分は図示しない
端子金具を組み込んだ状態で電線の圧接作業を行えるよ
うに開口している。そして、互いに重ね合わされるハウ
ジングaの内の上側のハウジングaには、それぞれ左右
両側面における前後両端部に係止片bが下方に向けて突
設されている一方、下側に来るハウジングaには係止突
部cが対応して形成されており、各ハウジングaを重ね
合わせると、係止片bがその下側に位置するハウジング
aの係止突部cに弾性的に係止されることで、各ハウジ
ングaが相互に結合状態となり、一体化されたブロック
コネクタが組み立てられる。またメンテナンス等を行う
べくブロックコネクタを分解する場合は、治具により係
止片bを開かせつつ係止突部cから外して各ハウジング
aを引き離すようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のブロッ
クコネクタでは、重なり合うハウジングa同士を結合状
態に保持するロック部分が、ハウジングaの外面に露出
した状態で設けられているため、例えばブロックコネク
タを他の部材にぶつけたような場合に、係止片bが変形
したり損傷を受けるおそれがあり、またコネクタの側面
に出っ張りができて、それだけコネクタが幅広になると
いう問題があった。本発明は、上記のような課題を解決
すべくロック手段を備えたブロックコネクタを提供する
ことを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、複数のハウジング
を重ね合わせることで構成されるブロックコネクタにお
いて、互いに重ねられるハウジングの重なり合う面
は、突出端側に向けて次第に幅広となったリブと、開口
縁から底に向けて次第に幅広となった溝とがそれぞれ
記重なり合う面を直線的に横切るように形成され、前記
リブは前記溝に対面状に接離され、開口縁を広げつつ前
記溝内への圧入と前記溝からの抜け出しとが可能とされ
ている構成としたところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記リブが長さ方向において隙間を設けて分割状に
形成されており、前記隙間に対応した位置に分解操作用
の治具の挿入部が設けられている構成としたところに特
徴を有する。請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記リブと溝とは、長さ方向の途中
において高さまたは深さが変化した段差状に形成されて
いる構成としたところに特徴を有する。
【0006】請求項4の発明は、請求項1、請求項2ま
たは請求項3の発明において、前記リブと溝のいずれか
一方は断面形状が全長にわたって一定とされるのに対し
て、他方はその側縁の一部が切除されており、その切除
部を介して前記リブと溝との間に隙間嵌めが構成される
とともに、非切除部を介して前記リブと溝との間に締ま
り嵌めが構成されているところに特徴を有する。
【0007】請求項5の発明は、請求項1、請求項2ま
たは請求項3の発明において、前記リブと溝との間は締
まり嵌めを構成するように設定され、かつ前記リブと、
前記溝の側壁の少なくともいずれか一方には、長さ方向
に沿うようにしてスリットが切られ、前記リブでは狭幅
変形を、前記溝では拡幅変形をそれぞれ許容する構成と
なっているところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明> リブが溝内に圧入されて係止されることで、両ハウジン
グが一体に組み付けられ、一方両ハウジング間を広げる
ような外力を加えると、リブが溝から抜け出つつ両ハウ
ジングが分解される。ロック手段がハウジングの重なり
合う面に設定されていて、外部に露出しない構造である
ので、不用意に変形や損傷を受けることが防止され、ま
たロック手段がハウジングの外面から出っ張らないので
それだけ全体をコンパクトにまとめることができる。し
かも、リブと溝とは重なり合う面を直線的に横切るよう
に設けられているため係止領域が大きく取られ、保持力
を高めることができる。またリブは強度も大きいため、
組立前の輸送でも変形するおそれがない。
【0009】<請求項2の発明>挿入部へ治具を入れて
両ハウジング間を広げる操作を行うことで、リブを溝か
ら抜いて両ハウジングを分解することができる。ハウジ
ングを分解する操作を簡単に行うことができる。 <請求項3の発明>段付き部分に突き当たることで、重
ね合わせされたハウジング同士の横ずれを防止すること
ができる。
【0010】<請求項4の発明>リブと溝との間に締ま
り嵌めを構成する部分が設けられていることで、両ハウ
ジングがリブ及び溝の幅方向にがたつくことが確実に防
止され、その一方で切除部を設けることで隙間嵌めを構
成する部分も設けられているから、全体として圧入力を
低減することができる。
【0011】<請求項5の発明>リブを溝に圧入する
と、リブがスリットを閉じるようにして狭幅変形する
か、溝が同じくスリットを閉じるようにして拡幅変形す
るかの少なくともいずれか一方の弾性変形を伴いつつ押
し込まれる。押し込まれたあとは、復元変形すること
で、リブと溝とが弾性的に締まり嵌め状態となる。圧入
力を小さく抑えた上で、両ハウジングがリブ及び溝の幅
方向にがたつくことを確実に防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の数々の実施形態を
添付図面に基づいて説明する。 <第1実施形態>まず、図1ないし図10によって本発
明の第1実施形態を説明する。本実施形態のブロックコ
ネクタは雌側のコネクタであって、図1,2に示すよう
に、上側ハウジング1と下側ハウジング2とを積み重
ね、さらに下側ハウジング2の下面にカバー3を装着し
て構成される。両ハウジング1,2は、雌側端子金具4
をキャビティ5内へ組み付けた状態で電線W(図7参
照)の圧接作業を行うことができるようになっている。
【0013】各ハウジング1,2に組み付けられる雌側
端子金具4について簡単に説明する。雌側端子金具4は
導電性を有する金属薄板を折曲げて形成され、前側(図
1の手前側)に相手側の雄側端子金具のタブが挿入され
る接続部8が形成され、その後方に、電線Wの芯線を圧
接するための圧接部9と、電線Wの被覆をかしめるため
のバレル10が順次に形成されている。
【0014】上側ハウジング1は合成樹脂材によって成
形され、その内部には複数のキャビティ5が横一列に並
んで形成され、そこに上記した雌側端子金具4が後側
(図1の奥側)から挿入されて組み付けられるようにな
っている。上側ハウジング1の下面の後半分は開口して
おり、この開口を介して図示しない圧接治具が各キャビ
ティ5内へ挿入され、もってキャビティ5内に雌側端子
金具4を組み付けた状態で電線Wの圧接作業が行えるよ
うになっている。
【0015】上側ハウジング1の上面にはロックアーム
12が片持ち状に形成されており、このロックアーム1
2には、相手側のコネクタハウジングに係合可能なロッ
ク突部13と、撓ませることにより相手側とのロックを
解除する解除操作部14とが形成されている。また、上
面の左右両縁部には、ロックアーム12の下側への異物
の侵入を阻止するための保護壁15が形成されていると
ともに、各保護壁15の後端部に、ロックアーム12が
撓み方向とは反対方向へ反り返ることを規制するための
反り返り規制部16が形成されている。
【0016】下側ハウジング2も同様に合成樹脂材によ
って形成され、その内部には上側ハウジング1と同様に
複数のキャビティ5が横一列に並設されている。各キャ
ビティ5内には、雌側端子金具4が後側から挿入されて
組み付けられる。この下側ハウジング2も、上側ハウジ
ング1と同様に下面の後半分が開口しており、この開口
を介して圧接治具が各キャビティ5内へ挿入することが
でき、もってキャビティ5内に雌側端子金具4を組み付
けた状態で電線Wの圧接作業が行えるようになってい
る。また下側ハウジング2の上面には、前後方向を向い
た複数のリブ18が並設されており、上側ハウジング1
の下面に重ね合わせることにより、各リブ18が上側ハ
ウジング1に組み込まれた雌側端子金具4に圧接された
電線Wを押圧保持するようになっている。
【0017】カバー3は、同じく合成樹脂材によって下
側ハウジング2の開口を塞ぐ大きさに形成されており、
その上面には複数の縦向きのリブ18が並設されてい
る。そして、カバー3を下側ハウジング2の開口を塞ぐ
位置に装着すると、各リブ18は下側ハウジング2内に
組み付けられた各雌側端子金具4に圧接された電線Wを
押圧するようになっている。
【0018】続いて、上側ハウジング1と下側ハウジン
グ2の間のロック機構について説明する。この実施形態
では、前側と後側の2箇所にロック部を備えている。ま
ず前側のロック部の構造について説明する。下側ハウジ
ング2の上面には、嵌合面から所定寸法入った位置にお
いて、図3にも示すように、あり溝状をなす係止溝21
が全幅にわたって形成されている。一方、上側ハウジン
グ1の下面の対応した位置には、上記の係止溝21に圧
入可能なあり状をなす係止リブ22が形成されている。
ただし、この係止リブ22は、図2に示すように、所定
寸法の隙間23を開けつつ3本に分割されて形成されて
おり、かつ中央部の分割リブ22Aが、両端の分割リブ
22Bに比べて突出高さを低くして形成されている。こ
れに対応するようにして係止溝21側では、中央部が両
端部よりも深さが浅くなった段付き状に形成されてい
る。この深さの浅い部分24は詳細には、図4に示すよ
うに、両端側の分割リブ22Bの内側の端面と対応する
位置の間の領域に形成されている。
【0019】すなわち、係止リブ22は係止溝21内に
圧入されることで抜けが規制された状態で嵌合し、また
上下のハウジング1,2を引き離すような外力を作用さ
せると、係止リブ22と係止溝21の斜めの側面26,
27で案内されて、係止溝21の開口縁を弾性的に広げ
つつ係止リブ22を係止溝21から抜くことが可能とな
っている。すなわち、上記の傾斜した側面26,27を
係止面と解除案内面とに兼用したセミロック構造となっ
ている。
【0020】続いて、後側のロック部の構造を説明す
る。下側ハウジング2の上面の後端部における左右両縁
には、上側ハウジング1の左右両側壁の後端部を収容す
る収容部28が形成されており、その収容部28の外側
の壁に方形状の係止孔29が形成されている。一方、上
側ハウジング1の左右両側面における後端部には、上記
の係止孔29に嵌合可能な係止突部30が形成されてい
る。この係止突部30には、図6に示すように、上側ハ
ウジング1の側面からほぼ垂直に突出した係止面30A
と、下方に向けて傾斜した案内面30Bとが設けられて
いる。また、係止面30Aと案内面30Bとの間の角部
にC面30Cが形成されているとともに、そのC面30
Cにおける前縁部が斜めに切り欠かれて解除案内面30
Dが形成されている。なお、解除案内面は係止突部30
側ではなく、係止孔29側に設けるようにしてもよい。
【0021】したがって、下側ハウジング2の上に上側
ハウジング1を積み重ねると、係止突部30が係止孔2
9に弾性的に嵌まって係止される。また、係止突部30
が上記の構造であることにより、両ハウジング1,2が
後端部を中心に引き離す方向に回動されると、係止突部
30が解除案内面30Dで案内されつつ係止孔29から
抜け出すようになっている。なお、この場合の回動中心
は係止突部30より後方であればよく、要するに回動操
作をもって係止突部30と係止孔29とを引き離すこと
ができる位置であればよい。
【0022】また、下側ハウジング2の上面の前縁部に
は、左右2個の斜めに切り欠かれた凹部32が形成され
ており、上側ハウジング1の下面に重ね合わされること
により、図7に示すように分解治具Gを挿入するための
治具挿入孔33を形成するようになっている。各治具挿
入孔33は、上記した分割リブ22A,22Bの各隙間
23の前方に対応した位置に設けられている。
【0023】なお、カバー3の後端部における左右両端
には、下側ハウジング2の左右両側壁の後端部を収容す
る収容部35が形成されている。この収容部35の外側
の壁には係止孔36が形成され、カバー3を下側ハウジ
ング2の開口を塞ぐ位置に装着すると、下側ハウジング
2の左右両側面に形成された係止突部37が嵌り込むよ
うになっている。
【0024】本第1実施形態は上記のような構造であっ
て、続いてその作用を説明する。まずブロックコネクタ
を組み立てるには、雌側端子金具4を各ハウジング1,
2におけるキャビティ5内へ組み付け、その後圧接治具
を用いて各雌側端子金具4に電線Wを圧接する。雌側端
子金具4に圧接された電線Wは各ハウジング1,2の後
面から引き出される。
【0025】そして、下側ハウジング2の上面に上側ハ
ウジング1を積み重ねると、前側においては、図5に示
すように、上側ハウジング1の各分割リブ22A,22
Bが、下側ハウジング2の係止溝21内に開口縁を広げ
つつ圧入されて嵌り込む。一方、後側では、上側ハウジ
ング1の係止突部30が案内面30Bで案内されて係止
孔29へ嵌り込み、係止面30Aが係止孔29の上縁に
係止される。これにより、両ハウジング1,2が積み重
ねられた状態で保持される。そして、下側ハウジング2
の下面にカバー3を装着することで、図7に示すよう
に、ブロックコネクタの組立作業が完了する。なお、組
み立てられた状態では、図5に示すように、両側の分割
リブ22Bが係止溝21の段付面25に当たることで、
上下のハウジング1,2間の横ずれが防止される。
【0026】上記のようにして組み立てられたブロック
コネクタをリペアの必要性等から分解する場合は、以下
のようにする。まず図7に示すように、分解治具Gの先
端を治具挿入孔33へ差し込む。そして図8に示すよう
に、上側ハウジング1を持ち上げるように分解治具Gを
こじる。そうすると、両ハウジング1,2の前端側が互
いに引き離される方向へと変位する。ここで、治具挿入
孔33の後方には分割リブ22A,22Bの間の隙間2
3が対応しているので、分解治具Gの先端を隙間23に
差し込みつつさらにこじると、両ハウジング1,2がよ
り効率良く引き離される。これにより、係止リブ22は
傾斜した側面26,27で案内されて開口縁を広げつつ
係止溝21から抜け出し、係止リブ22と係止溝21の
間のロックは解除される。
【0027】続いて、図9に示すように、両ハウジング
1,2をその後端部を中心としてこじり開けられた前端
部をさらに開くように回動する。そうすると、図10に
示すように、後端側に設けられた係止突部30が解除案
内面30Dで案内されて、係止孔29から抜け出す。こ
れにより、後端側における係止突部30と係止孔29と
の係合も解除され、両ハウジング1,2を完全に引き離
すことができる。これにより、両ハウジング1,2の分
解作業は完了する。
【0028】以上説明したように本第1実施形態によれ
ば、以下のような数々の利点を得ることができる。前側
のロック部分において、ロック手段(係止リブ22と係
止溝21)が上下のハウジング1,2の整合面に設定さ
れていて、外部に露出しない構造であるので、不用意に
変形や損傷を受けることが防止される。またロック手段
がハウジング1,2の側面から出っ張らないので、それ
だけ幅方向をコンパクトにまとめることができる。係止
リブ22と係止溝21とが全幅にわたって設けられてい
るので係止領域が大きく取られ、セミロック構造といえ
ども高い保持力を得ることができる。また、整合面にお
ける幅方向の中央部分においても結合される構造である
ため、例えば横幅の大きいコネクタであっても、中央部
分おいて両ハウジングの間に隙間ができるようなことは
ない。
【0029】また、治具挿入孔33を設けたので、前側
のロックを外すべく両ハウジング1,2を引き離す作業
が簡単に行える。しかも、治具挿入孔33に対応して係
止リブ22の途中に隙間23を設けたので、分解治具G
をより深く差し込め、なおかつ係止リブ22のすぐ近く
でこじり操作を行うことができるので、能率良くハウジ
ング1,2の引き離し操作を行うことができる。
【0030】さらに、ハウジング1,2の前後両端部に
それぞれロック手段が設けられているから、ハウジング
1,2同士をより確実に重ね合わせ状態に保持できる。
しかもこのような場合でも、前側のロック部分を分解治
具Gの操作でロック解除した後、後側のロック部分は解
除された上側ハウジング1の前端部を回動操作すること
によりロック解除できるから、分解作業は容易に行え
る。また、治具挿入孔33は嵌合面側に形成され、電線
Wが引き出される側とは反対側であるため、分解治具G
による分解操作や前端部の回動操作を行う際に電線Wが
邪魔になることがなく、電線Wが接続された状態でも分
解作業を容易に行うことができる。また係止リブ22と
係止溝21とが段差状に形成されているから、組立状態
において上下のハウジング1,2間で横ずれを起こすこ
とが有効に防止される。
【0031】<第2実施形態>図11は本発明の第2実
施形態を示す。この第2実施形態は、係止溝と係止リブ
の断面形状に変更を加えたものであって、係止溝41と
係止リブ42とは、一方の側面のみに傾斜面43,44
が形成されている。この傾斜面43,44が係止面と解
除案内面とを兼ねている。第1実施形態と同様の作用効
果を得ることができる。
【0032】<第3実施形態>次に本発明の第3実施形
態を図12ないし図16によって説明する。本第3実施
形態のブロックコネクタは、図12,13に示すよう
に、上側ハウジング101と下側ハウジング102とを
積み重ね、さらに下側ハウジング102の下面にカバー
103を装着して構成されるが、ロック部分を除いた他
の構造については前記第1実施形態と同様であるので、
同一機能を有する部位については同一符号を付すことで
重複した説明は省略し、以下にはロック部分について説
明する。
【0033】この実施形態では、前側と後側の2箇所に
ロック部を備えており、まず後側のロック部の構造につ
いて説明する。下側ハウジング102の上面の後端部に
おける左右両縁には、上側ハウジング101の左右両側
壁の後端部を収容する収容部120が形成されており、
その収容部120の外側の壁121に方形状の係止孔1
22が形成されている。一方、上側ハウジング101の
左右両側面における後端部には、上記の係止孔122に
嵌合可能な係止突部124が形成されている。この係止
突部124には、上側ハウジング101の側面からほぼ
垂直に突出した係止面125と、下方に向けて傾斜した
案内面126とが設けられている。したがって、下側ハ
ウジング102の上に上側ハウジング101を積み重ね
ると、収容部120の外側の壁121が案内面126に
沿って撓み変形しつつ押し込まれ、所定位置まで押し込
まれると、壁121が復元変形しつつ係止孔122内に
係止突部124が嵌まって係止面125により係止され
るようになっている。
【0034】次に前側のロック部の構造について説明す
る。下側ハウジング102の上面には、相手のコネクタ
ハウジングとの嵌合面から所定寸法入った位置におい
て、図14にも示すように、深さ方向に向けて次第に幅
が広くなったあり溝状をなす係止溝128が、下側ハウ
ジング102の全幅にわたって形成されている。この係
止溝128の断面形状は全長にわたって同一である。
【0035】一方、上側ハウジング101の下面の対応
した位置には、上記の係止溝128に嵌合可能な係止リ
ブ130が形成されている。この係止リブ130は、全
体としては、突出方向に向けて次第に幅が広くなったあ
り状で、かつ係止溝128との間に締まり嵌めを構成す
るように設定されている。より詳細には、この係止リブ
130は、空隙132を介して図示5本の分割リブに分
割されている。5本の分割リブのうち、中央と両端の3
本の分割リブ131Aでは、奥側の側面が幅方向に所定
寸法切り取られて切除面133が形成されている。また
残りの2本の分割リブ131Bでは、手前側の側面が幅
方向に同寸法切り取られて切除面133が形成されてい
る。
【0036】そのため係止リブ130全体では、奥側と
手前側の側縁において切除面133が交互に設けられた
こととなり、隣合う分割リブ131A,131Bの両側
の非切除面134によって、係止溝128との間に締ま
り嵌めが構成されている。そして係止リブ130は、係
止溝128内に圧入されることで抜けが規制された状態
で嵌合し、また上下のハウジング101,102を引き
離すような外力を作用させると、係止リブ130の非切
除面134と、係止溝128の対応する斜めの側面12
9で案内されて、係止リブ130を係止溝128から抜
くことが可能であり、すなわち係止リブ130の非切除
面134と係止溝128の側面129を、係止面と解除
案内面とに兼用したセミロック構造となっている。
【0037】なお、カバー103の後端部における左右
両端には、下側ハウジング102の左右両側壁の後端部
を収容する収容部120が形成されている。この収容部
120の外側の壁121には係止孔122が形成され、
カバー103を下側ハウジング102の開口を塞ぐ位置
に装着すると、下側ハウジング102の左右両側面に形
成された係止突部124が嵌まり込むようになってい
る。
【0038】この第3実施形態は上記のような構造であ
って、続いてその作用を説明する。ブロックコネクタを
組み立てるには、雌側端子金具4を各ハウジング10
1,102におけるキャビティ5内へ組み付け、その後
圧接治具を用いて各雌側端子金具4に電線Wを圧接す
る。雌側端子金具4に圧接された電線Wは各ハウジング
101,102の後面から引き出される。そして、下側
ハウジング102の上面に上側ハウジング101を積み
重ねると、後側においては、既述したように、上側ハウ
ジング101の係止突部124が案内面126で案内さ
れて係止孔122へ嵌まり込み、係止面125が係止孔
122の上縁に係止される。
【0039】一方、前側においては、図15(A)の矢
線に示すように、係止リブ130が係止溝128に圧入
される。その際、各分割リブ131A,131Bは、同
図(B)に示すように、それぞれの非切除面134側が
係止溝128の対応する開口縁に当たり、その開口縁を
広げ、また分割リブ131A,131Bがそれぞれ切除
面133を設けた側に撓み変形しつつ圧入される。そし
て、上下のハウジング101,102が重ねられた状態
では、同図(C)に示すように、係止リブ130が係止
溝128内にすっぽりと嵌まって、各分割リブ131
A,131Bが復元変形しつつその非切除面134が係
止溝128の対応する側面129に弾性的に押し付けら
れる。すなわち係止リブ130は、隣合う分割リブ13
1A,131Bの両側の非切除面134によって係止溝
128との間で締まり嵌め状態で嵌合され、上下のハウ
ジング101,102が前後方向にがたつきなく組み付
けられる。そして、下側ハウジング102の下面にカバ
ー103を装着することで、図16に示すように、ブロ
ックコネクタの組立作業が完了する。
【0040】上記のようにして組み立てられたブロック
コネクタをリペアの必要性等から分解する場合は、以下
のようにする。まず、図示しない分解治具を用いて、後
側のロック部を構成する収容部120の壁121を開い
て係止突部124を係止孔122から外し、それととも
に上下のハウジング101,102を互いに引き離すよ
うな力を作用させる。そうすると、各分割リブ131
A,131Bは、その非切除面134が係止溝128の
対応する側面129で案内されて、切除面133を設け
た側に撓み変形しつつ係止溝128から抜き出される。
これにより、係止リブ130と係止溝128との間のロ
ックも解除され、上下のハウジング101,102を引
き離して分解することができる。
【0041】この第3実施形態によれば、以下のような
利点を得ることができる。前側のロック部分では、上下
のハウジング101,102の整合面の全幅にわたって
設けられた係止リブ130と係止溝128とによって結
合される構造であるので、例えば横幅の大きいコネクタ
であっても、中央部分おいて両ハウジング101,10
2の間に隙間ができるようなことはない。またセミロッ
ク構造であるので、両ハウジング101,102に対し
て引き離し方向に所定以上の外力を加えることで、係止
リブ130を係止溝128から抜き出しつつ両ハウジン
グ101,102を分解することができる。
【0042】また、隣合う分割リブ131A,131B
の両側の非切除面134と係止溝128との間によって
締まり嵌めが構成されているから、係止リブ130が係
止溝128内で幅方向にずれることがなく、すなわち上
下のハウジング101,102が前後方向にがたつくこ
とが防止される。一方、係止リブ130には係止溝12
8との間に隙間嵌めを構成する切除面133が設けら
れ、また5本の分割リブ131A,131Bに分かれて
撓み変形も可能であるから、全体としての圧入力は小さ
く抑えることができる。
【0043】<第4実施形態>図17は本発明の第4実
施形態を示す。この第4実施形態では、下側ハウジング
102の上面の全幅にわたって、第3実施形態と同じ
く、全長にわたって同一の断面形状のあり溝状をなす係
止溝128が形成されている。上側ハウジング101の
下面の対応した位置には、上記の係止溝128に嵌合可
能なあり状の係止リブ140が形成されている。この係
止リブ140は、全体としては係止溝128との間に締
まり嵌めを構成するように設定されているとともに、長
さ方向に沿って5つの領域に分けられて、そのうち中央
と両端の3つの領域141Aでは、奥側の側面が幅方向
に所定寸法切り取られて切除面133が形成され、残り
の2つ領域141Bでは、手前側の側面が幅方向に同寸
法切り取られて切除面133が形成されている。
【0044】したがってこの係止リブ140では、奥側
と手前側の側縁において切除面133が交互に設けら
れ、隣合う領域141A,141Bの両側の非切除面1
34によって、係止溝128との間に締まり嵌めが構成
されることとなる。そして、係止リブ140の非切除面
134と係止溝128の側面129を、係止面と解除案
内面とに兼用したセミロック構造となっている。
【0045】この第4実施形態の作用は以下のようであ
る。係止リブ140が係止溝128に圧入されると、係
止リブ140における各非切除面134側が係止溝12
8の対応する開口縁に当たってそれを広げつつ押し込ま
れる。上下のハウジング101,102が重ねられた状
態では、係止リブ140における隣合う領域141A,
141Bの両側の非切除面134によって係止溝128
との間で締まり嵌め状態で嵌合され、上下のハウジング
101,102が前後方向にがたつきなく組み付けられ
る。その一方で、係止リブ140の両側には、隙間嵌め
を構成する切除面133が交互に設けられているので、
圧入力は極力低減される。
【0046】<第5実施形態>図18及び図19は本発
明の第5実施形態を示す。この第5実施形態では、上記
第3及び第4実施形態とは逆に、係止溝146の断面形
状に変更を加えて隙間嵌め部分を構成するようにしてい
る。すなわち、上側ハウジング101の下面の全幅にお
いて、全長にわたって同一の断面形状のあり状をなす係
止リブ144が形成されている。一方、下側ハウジング
102の上面の対応した位置には、上記の係止リブ14
4が嵌合可能なあり溝状の係止溝146が形成されてい
る。この係止溝146は、全体としては係止リブ144
との間に締まり嵌めを構成するように設定されていると
ともに、長さ方向の中央から左右の領域に分けられて、
正面から見た右側の領域147Aでは、手前側の側面が
幅方向に切り取られて切除面148が形成され、左側の
領域147Bでは、奥側の側面が幅方向に同寸法切り取
られて切除面148が形成されている。
【0047】したがってこの係止溝146では、手前側
と奥側の側縁で切除面148が互い違いに設けられ、残
る両側の非切除面149によって、係止リブ144との
間に締まり嵌めが構成されることとなる。そして、係止
リブ144の側面145と係止溝146の非切除面14
9を、係止面と解除案内面とに兼用したセミロック構造
となっている。
【0048】この第5実施形態の作用は以下のようであ
る。図19(A)に示すように、係止リブ144が係止
溝146に圧入されると、係止リブ144の側縁が係止
溝146における非切除面149側の開口縁に当たって
それを広げつつ押し込まれる。上下のハウジング10
1,102が重ねられた状態では、同図(B)に示すよ
うに、係止溝146における両側の非切除面149によ
って係止リブ144との間で締まり嵌め状態で嵌合さ
れ、上下のハウジング101,102が前後方向にがた
つきなく組み付けられる。その一方で、係止溝146の
両側には、隙間嵌めを構成する切除面148が互い違い
に設けられているので、圧入力は極力低減される。
【0049】なお、上記した係止溝146における左右
の領域147A,147Bを仕切壁を挟んで分割状に設
けてもよい。その場合は、相手の係止リブ144も仕切
壁を逃がすべく左右に分割する必要があり、そうする
と、分割されたリブを、係止溝146の切除面148側
に撓み変形させつつ圧入することができて、圧入力のよ
り低減化が図られる。
【0050】<第6実施形態>図20は本発明の第6実
施形態を示す。この第6実施形態では、係止溝128が
全長にわたり同一断面形状に形成されている一方、係止
リブ150の方が、一端側から他端側に向けて次第に幅
が広がるように形成されている。そのため、係止リブ1
50の幅の狭い側で係止溝128との間に隙間嵌めが構
成され、幅の広い側で締まり嵌めが構成される。したが
って係止リブ150が係止溝128に圧入されると、係
止リブ150の幅の広い側で締まり嵌め状態で嵌合され
ることで両ハウジング101,102のがたつきが阻止
され、一方、係止リブ150の幅の狭い方が隙間嵌めと
なることから、全体の圧入力は低減できる。
【0051】なお第6実施形態とは逆に、リブを全長に
わたって同一断面形状に形成する一方、係止溝の方で、
一端側から他端側に向けて次第に幅が広がるように形成
し、係止溝の幅の広い側でリブとの間に隙間嵌めを構成
し、幅の狭い側で締まり嵌めを構成するようにしてもよ
い。同様の効果を得ることができる。また、係止リブの
突出長さや係止溝の深さを長さ方向に順次に変化させる
ようにしても同様の効果を得ることができる。
【0052】<第7実施形態>続いて、本発明の第7実
施形態を図21及び図22によって説明する。この第7
実施形態では、係止溝160と係止リブ161がともに
全長にわたって同一断面形状に形成され、かつ締まり嵌
めを構成する設定となっている。それに加え、係止リブ
161の幅方向の中央部には、突出面に開口したスリッ
ト162が全長にわたって切られている。
【0053】この第7実施形態では、図22(A)の矢
線に示すように、係止リブ161を係止溝160に圧入
すると、係止リブ161が係止溝160の開口縁に当た
ったのち、同図(B)に示すように、係止リブ161は
スリット162を潰すようにして弾性的に狭幅変形しつ
つ押し込まれる。そして、上下のハウジング101,1
02が重ねられた状態では、同図(C)に示すように、
係止リブ161が復元変形して開き、その側面163が
係止溝160の対応する側面164に弾性的に押し付け
られる。これにより、係止リブ161が係止溝160内
にがたつきなく嵌まって、上下のハウジング101,1
02の前後方向のがたつきが阻止され、また係止リブ1
61を全長にわたって撓み変形させ得ることで、圧入力
も小さくて済む。
【0054】<第8実施形態>図23及び図24は本発
明の第8実施形態を示す。この第8実施形態では、係止
溝170と係止リブ171がともに全長にわたって同一
断面形状に形成され、かつ締まり嵌めを構成する設定と
なっている。それに加え、係止溝170の両側壁部17
2には、整合面に開口したスリット173が全長にわた
って切られている。
【0055】この第8実施形態では、図24(A)の矢
線に示すように、係止リブ171を係止溝170に圧入
すると、係止リブ171が係止溝170の開口縁に当た
ったのち、同図(B)に示すように、側壁部172をス
リット173を潰しつつ外側に撓み変形させ、すなわち
係止溝170を弾性的に拡幅変形させつつ押し込まれ
る。そして、上下のハウジング101,102が重ねら
れた状態では、同図(C)に示すように、係止溝170
が復元変形して閉じ、その側面174が係止リブ171
の対応する側面175を弾性的に挟持する。これによ
り、係止リブ171が係止溝170内にがたつきなく嵌
まって、上下のハウジング101,102の前後方向の
がたつきが阻止され、また係止溝170を全長にわたっ
て弾性的に拡幅変形させ得ることで、圧入力も小さくて
済む。なお、スリット173はいずれか一方の側壁部1
72に設けるだけでも、圧入力の低減には実効がある。
【0056】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)係止リブと係止溝の形状は、あり及びあり溝の形
状に限らず、要は、係止リブでは突出方向に向けて次第
に幅が広くなった部分を有する断面形状、係止溝では深
さ方向に向けて次第に幅が広くなった部分を有する断面
形状であればよい。 (2)上記各実施形態とは逆に、係止溝を上側ハウジン
グに、係止リブを下側ハウジングに設けてもよい。
【0057】(3)係止溝と係止リブとは必ずしも全幅
にわたって設ける必要はなく、幅方向の適宜位置に設け
るようにしてもよい。 (4)第1実施形態において、治具挿入孔と、分割リブ
の間の隙間を連通状に設けると、初めから分解治具を奥
深く差し込むことが可能となって、分解作業をより能率
良く行うことができる。
【0058】(5)圧着端子を挿入する形式のブロック
コネクタのように、ハウジングの整合面がほぼ全面にわ
たって閉じられているようなものでは、ハウジングの前
後両側に係止溝と係止リブとからなるロック機構を採用
することもできる。 (6)本発明は、雄側のブロックコネクタにも同様に適
用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るブロックコネクタ
の組立前の斜視図である。
【図2】その正面図である。
【図3】係止溝と係止リブとが離間している状態の部分
側面図である。
【図4】その断面図である。
【図5】係止溝に係止リブが圧入された状態の断面図で
ある。
【図6】後端側のロック部分の係止突部を示す斜視図で
ある。
【図7】組立状態のブロックコネクタの斜視図である。
【図8】分解治具による解除操作を示す側面図である。
【図9】回動操作を示す側面図である。
【図10】後端側のロック部分における係止突部の外れ
途中を示す拡大斜視図である。
【図11】第2実施形態に係る係止溝と係止リブの断面
図である。
【図12】本発明の第3実施形態に係るブロックコネク
タの組立前の斜視図である。
【図13】その正面図である。
【図14】係止溝と係止リブの構造を示す分解斜視図で
ある。
【図15】圧入動作を説明する拡大側面図である。
【図16】組立状態のブロックコネクタの斜視図であ
る。
【図17】第4実施形態に係る係止溝と係止リブの構造
を示す分解斜視図である。
【図18】第5実施形態に係る係止溝と係止リブの構造
を示す分解斜視図である。
【図19】その圧入動作を説明する拡大側面図である。
【図20】第6実施形態に係る係止溝と係止リブの構造
を示す分解斜視図である。
【図21】第7実施形態に係る係止溝と係止リブの構造
を示す分解斜視図である。
【図22】その圧入動作を説明する拡大側面図である。
【図23】第8実施形態に係る係止溝と係止リブの構造
を示す分解斜視図である。
【図24】その圧入動作を説明する拡大側面図である。
【図25】従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1…上側ハウジング 2…下側ハウジング 21…係止溝 22…係止リブ 22A,22B…分割リブ 23…(分割リブ22A,22Bの間の)隙間 25…(係止溝21の)段付面 32…凹部 33…治具挿入孔 G…分解治具 41…係止溝 42…係止リブ 101…上側ハウジング 102…下側ハウジング 128…係止溝 130…係止リブ 131A,131B…分割リブ 133…切除面 134…非切除面 140…係止リブ 144…係止リブ 146…係止溝 148…切除面 149…非切除面 150…係止リブ 160…係止溝 161…係止リブ 162…スリット 170…係止溝 171…係止リブ 172…側壁部 173…スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−53154(JP,U) 実開 昭60−75979(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/514

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のハウジングを重ね合わせることで
    構成されるブロックコネクタにおいて、 互いに重ねられるハウジングの重なり合う面には、突出
    端側に向けて次第に幅広となったリブと、開口縁から底
    に向けて次第に幅広となった溝とがそれぞれ前記重なり
    合う面を直線的に横切るように形成され、前記リブは前
    記溝に対面状に接離され、開口縁を広げつつ前記溝内へ
    の圧入と前記溝からの抜け出しとが可能とされているこ
    とを特徴とするブロックコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記リブが長さ方向において隙間を設け
    て分割状に形成されており、前記隙間に対応した位置に
    分解操作用の治具の挿入部が設けられていることを特徴
    とする請求項1記載のブロックコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記リブと溝とは、長さ方向の途中にお
    いて高さまたは深さが変化した段差状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のブロッ
    クコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記リブと溝のいずれか一方は断面形状
    が全長にわたって一定とされるのに対して、他方はその
    側縁の一部が切除されており、その切除部を介して前記
    リブと溝との間に隙間嵌めが構成されるとともに、非切
    除部を介して前記リブと溝との間に締まり嵌めが構成さ
    れていることを特徴とする請求項1、請求項2または請
    求項3記載のブロックコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記リブと溝との間は締まり嵌めを構成
    するように設定され、かつ前記リブと、前記溝の側壁の
    少なくともいずれか一方には、長さ方向に沿うようにし
    てスリットが切られ、前記リブでは狭幅変形を、前記溝
    では拡幅変形をそれぞれ許容する構成となっていること
    を特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の
    ブロックコネクタ。
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