JP3313940B2 - 光増幅装置 - Google Patents

光増幅装置

Info

Publication number
JP3313940B2
JP3313940B2 JP14739395A JP14739395A JP3313940B2 JP 3313940 B2 JP3313940 B2 JP 3313940B2 JP 14739395 A JP14739395 A JP 14739395A JP 14739395 A JP14739395 A JP 14739395A JP 3313940 B2 JP3313940 B2 JP 3313940B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
tensile strength
optical
optical fiber
fiber cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14739395A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08340305A (ja
Inventor
昌俊 田平
一也 小尾
恭秀 須藤
実 ▲吉▼田
正隆 中沢
康郎 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority to JP14739395A priority Critical patent/JP3313940B2/ja
Publication of JPH08340305A publication Critical patent/JPH08340305A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3313940B2 publication Critical patent/JP3313940B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信システムにおけ
る光中継器のように、光信号を増幅して出力する光増幅
装置に係り、特には、光ファイバケーブルと一体化され
た光増幅装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ファイバケーブルを用いて光
通信を行う場合、長距離伝送の途中で信号減衰等が発生
するので、光ファイバケーブルの途中に光中継器を設け
て、光信号を増幅して信号減衰を補償するようにしてい
る。
【0003】このような光中継器などで使用される光増
幅装置としては、近年、Er(エルビウム)等の希土類元
素をドープした増幅用光ファイバを増幅素子として用
い、この増幅用光ファイバの誘導放出効果を利用して、
光信号を光電変換することなく直接に増幅して出力する
ようにしたものが提供されている。
【0004】この光増幅装置は光電変換部を有しない
分、小型化が可能となるという特徴があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光増幅
装置は、光電変換部を有しない分、ある程度の小型化が
可能であるものの、光ファイバケーブルの中途部に挿入
配置するには小型化がまだ十分とはいえるものでなかっ
た。すなわち、光ファイバケーブルとは別体の光増幅装
置を光ファイバケーブルの中途部に組み込むため、光増
幅装置が光ファイバケーブルの径方向外側にはみ出さざ
るを得ず、このことが光増幅装置の収納性を考える上で
の障害となっていた。
【0006】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、光増幅装置と光ファイバケーブルとの
間をその結合部分を含めた光増幅装置の全体形状が光フ
ァイバケーブル外径に近似したものになるようにして小
型化を図り、しかも両者を十分な抗張力をもって結合す
ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載に係る光増
幅装置は、光ファイバケーブルと略同じ外径を有する円
筒状をした可撓性の抗張力管を備え、この抗張力管内
に、光ファイバケーブル接続用の一対の接続ブロックが
挿入されるとともに、両接続ブロックの間に所定間隔を
存して光増幅部品装着用の装着ブロックが配置され、前
記各接続ブロックに対して光ファイバケーブルのテンシ
ョンメンバの各一端がそれぞれ取り付けられるととも
に、各接続ブロックが抗張力管に固定されていることを
特徴としている。
【0008】請求項2記載に係る光増幅装置は、前記抗
張力管が、金属製の断面略溝形の成形材を螺旋状に巻き
付けてなる可撓管の上に、金属細線を網組してなるブレ
ードを被覆して構成されている。
【0009】請求項3に係る光増幅装置は、抗張力管を
吸水材によって被覆するとともに、この吸水材を熱収縮
性チューブもしくは熱可塑性チューブによってさらに被
覆したことを特徴としている。
【0010】請求項4に係る光増幅装置は、前記可撓管
と前記ブレードとの間に、吸水材を介在させていること
を特徴としている。
【0011】請求項5にかかる光増幅装置は、前記成形
材どうしの連結箇所に沿って吸水材を介装していること
を特徴としている。
【0012】請求項6記載に係る光増幅装置は、抗張力
管の外周に沿って円弧状に形成された押さえ金具を備
え、この押さえ金具と接続ブロックとが、抗張力管に形
成された貫通孔を通して互いにネジ止め固定されている
ことを特徴としている。
【0013】請求項7記載に係る光増幅装置は、抗張力
管の外周に沿って円弧状に形成された押さえ金具を備
え、少なくとも発熱性のある光増幅部品が取り付けられ
る装着ブロックと前記押さえ金具とが、抗張力管に形成
された貫通孔を通して互いにネジ止め固定されているこ
とを特徴としている。
【0014】請求項8記載に係る光増幅装置は、接続ブ
ロックおよび装着ブロックが互いに連結具を介して結合
されていることを特徴としている。
【0015】請求項9記載に係る光増幅装置は、連結具
は、その各端部がチューブの軸心位置から径方向に離れ
た箇所において接続ブロックあるいは装着ブロックに取
り付けられていることを特徴としている。
【0016】請求項10記載に係る光増幅装置は、連結
具は、より線や板ばね等の可撓性を有する部材で構成さ
れていることを特徴としている。
【0017】請求項11記載に係る光増幅装置は、少な
くとも一つの連結具は、抗張力管の伸びを吸収する伸び
吸収手段として構成されていることを特徴としている。
【0018】請求項12記載に係る光増幅装置は、伸び
吸収手段が、連結具の少なくとも一端部側を接続ブロッ
クあるいは装着ブロックに対して抗張力管の軸方向に沿
って摺動自在に取り付けて構成されている。
【0019】請求項13記載に係る光増幅装置は、抗張
力管の端部に弾性体からなる封止リングを内嵌したうえ
で、光ファイバケーブルをこの封止リングの内周部から
抗張力管内に導入し、かつ、封止リングと光ファイバケ
ーブルとの間、および封止リングと抗張力管との間、そ
れぞれに吸水材を介在させて構成されている。
【0020】請求項14記載に係る光増幅装置は、抗張
力管に導入される光ファイバケーブルの導入端から抗張
力管にわたって熱収縮テープで被覆し、かつ、熱収縮テ
ープと光ファイバケーブルとの間に吸水材を介在させて
構成されている。
【0021】
【作用】上記構成の作用は、次の通りである。
【0022】請求項1記載に係る光増幅装置では、光増
幅装置を構成する抗張力管は光ファイバケーブルと略同
じ外径を有する円筒状をしたものであり、このチューブ
内に各ブロックや光増幅部分がすべて収納されているか
ら、光増幅装置と光ファイバケーブルとを一体化した状
態で略同じ外径を有することになる。しかも、光ファイ
バケーブルのテンションメンバを経て加わる張力は、接
続ブロックを介して抗張力管に加わるために、この抗張
力管で張力に耐えることができる。また、抗張力管は、
可撓性であり、かつ、抗張力管内に挿入されている接続
ブロックおよび装着ブロックは所定の間隔を存して配置
されているから、曲げ力に追従して変形することができ
る。
【0023】請求項2記載に係る光増幅装置では、抗張
力管は可撓性とともに十分な抗張力を有する。
【0024】請求項3に係る光増幅装置では、抗張力管
を被覆する吸水材や吸水材をさらに被覆する熱収縮性チ
ューブもしくは熱可塑性チューブによって、抗張力管は
十分なる防水性を備えることになる。
【0025】請求項4に係る光増幅装置では、吸水材に
よって抗張力管は十分なる防水性を備えることになる。
【0026】請求項5に係る光増幅装置では、吸水材に
よって抗張力管は十分なる防水性を備えることになる。
【0027】請求項6記載に係る光増幅装置では、押さ
え金具と接続ブロックとの間で抗張力管が挟み着けられ
るので、接続ブロックと抗張力管との締結力が大きくな
り、光ファイバケーブルから加わる張力は、確実に抗張
力管に伝わり、大きな張力にも確実に耐えることができ
る。
【0028】請求項7記載に係る光増幅装置では、押さ
え金具と装着ブロックとの間で抗張力管が挟み着けられ
るので、両者間の隙間がなくなり、このため、光増幅部
品からの発熱は、装着ブロックから抗張力管を経て放熱
され、光増幅用部品が過度に温度が高くなるのが防止さ
れる。
【0029】請求項8記載に係る光増幅装置では、接続
ブロックおよび装着ブロックが互いに連結具を介して結
合されているので、接続ブロックと装着ブロックとを抗
張力管内に一度に挿入あるいは取り出しができるので便
利である。
【0030】請求項9記載に係る光増幅装置では、接続
ブロックあるいは装着ブロックの間を結合する連結具
は、チューブの軸心位置から径方向に離れた箇所に位置
することになるから、光増幅用部品の装着のために大き
な空間を確保した状態で、装置全体の軸方向長さを短く
することができる。
【0031】請求項10記載に係る光増幅装置では、連
結具が可撓性を有するので、抗張力管が曲げ変形すれ
ば、これに追従して変形するため、ドラム等への巻き付
けに際して、障害になることがない。
【0032】請求項11記載に係る光増幅装置では、抗
張力管に張力が加わって若干の伸びが生じた場合でも、
連結具の伸び吸収手段は、その伸びの変形に対して追従
できるため、連結具の破断が防止される。
【0033】請求項12記載に係る光増幅装置では、抗
張力管の伸びに応じて連結具が抗張力管の軸方向に沿っ
て摺動するため、連結具の材質は非弾性のものでも、簡
単な構成で連結具の破断が防止される。
【0034】請求項13に係る光増幅装置では、封止リ
ングと光ファイバケーブルとの間、および封止リングと
抗張力管との間それぞれに介在させた吸水材によって十
分なる防水性が得られる。しかも、封止リングが弾性体
から構成されているので、抗張力管端部における光ファ
イバケーブルの屈曲性は確保される。
【0035】請求項14に係る光増幅装置では、熱収縮
テープと光ファイバケーブルとの間に介在させた吸水材
によって十分なる防水性が得られる。
【0036】
【実施例】図1は、この光増幅装置を構成する各光増幅
部品の接続状態を示す概略構成図である。
【0037】同図において、101は光ファイバケーブ
ル2から引き出された通信用光ファイバ、102は光信
号を一方向にのみ通過させる光アイソレータ、103は
増幅素子としての増幅用光ファイバ、104は増幅用光
ファイバ103に対する励起光を発生するレーザダイオ
ード、105は光複合ユニットであり、これらの各光増
幅部品が通常の通信用光ファイバ106を介して互いに
融着接続されている。同図中、符号107はその融着接
続部分を示している。
【0038】上記の光複合ユニット105は、信号光と
励起光とを合波する合波器や光アイソレータ(図示せず)
を含むとともに、増幅後の信号光のパワーをモニタして
レーザダイオード104を駆動する駆動回路110をフ
ィードバック制御するためのフォトダイオード111が
設けられている。112は駆動回路110に直流を供給
するためのDC−DCコンバータ、113は光ファイバ
ケーブル2から引き出された給電用配線である。
【0039】図2は、本発明の光増幅装置の基本的な機
構を示す概略構成図である。
【0040】この光増幅装置1は、光ファイバケーブル
2と略同じ外径を有する円筒状をした可撓性の抗張力管
3を備え、この抗張力管3内に、光ファイバケーブル接
続用の一対の接続ブロック4が挿入されるとともに、両
接続ブロック4の間に、所定間隔を存して光増幅用部品
装着用の装着ブロック6が配置されている。図示の例で
は、装着ブロック6は一つだけであるが、複数個が配置
される場合もある。
【0041】そして、各接続ブロック4に対して、光フ
ァイバケーブル2のテンションメンバ2aの各一端がそ
れぞれ取り付けられるとともに、各接続ブロック4が抗
張力管3に固定されている。
【0042】図2には示されていないが、接続ブロック
4および装着ブロック6には、図1における光アイソレ
ータ102、光複合ユニット105、駆動回路110等
の各種の光増幅部品がそれぞれ分散して装着され、ま
た、各ブロック4,6にわたって図1における増幅用光
ファイバ103が引き回されている。
【0043】また、両接続ブロック4および装着ブロッ
ク6が互いに連結具10を介して結合されている。この
ような連結具10を設ける場合、各連結具10は、抗張
力管3の曲げ変形に追従できるように、より線、板ば
ね、コイルばね等の可撓性を有する部材を使用するか、
あるいは、その両端部分が玉継手などの自在継手構造と
するのが好ましい。
【0044】図2(a)において、連結具10は抗張力管
3の軸心位置にあって各ブロック4,6を互いに結合し
ているが、同図(b)では、連結具10は、抗張力管3の
軸心位置から径方向に離れた箇所において各ブロック
4,6を互いに結合している。
【0045】図2(a),(b)のような基本的な構成を採れ
ば、光ファイバケーブル2のテンションメンバ2aを経
由して加わる張力は、接続ブロック4を介して抗張力管
3に加わるために、この抗張力管3で張力に耐えること
ができ、装着ブロック6に余分な張力が加わるのが回避
される。このため、装着ブロック6に装着される光増幅
部品が外からの張力で破損されることがない。
【0046】抗張力管2は、可撓性を有し、かつ、抗張
力管3内に挿入されている接続ブロック4および装着ブ
ロック6は、所定の間隔を存して配置されており、ま
た、各連結具10は抗張力管3の曲げ変形に追従できる
構成であり、しかも、抗張力管3は、光ファイバケーブ
ル2と略同じ外径を有する円筒状をしているために、光
増幅装置1と光ファイバケーブル2とを一体化した状態
でドラムに巻き付けて出荷、搬送することができる。
【0047】さらに、接続ブロック4および装着ブロッ
ク6が互いに連結具10を介して結合されているので、
接続ブロック4と装着ブロック6とを抗張力管3内に一
度に挿入あるいは取り出しができるため、装置1の組み
立て、修理などの際に便利である。しかし、連結具10
を設けるのを省略することも可能である。
【0048】このような連結具10を設ける場合に、特
に、図1(b)に示す構成にしておけば、連結具10は、
抗張力管3の軸心位置から径方向に離れた箇所に位置す
ることになるから、装着ブロック6に取り付けられる光
増幅部品の実装空間を十分に確保した状態で、装置全体
の軸方向長さを短くすることができる。
【0049】すなわち、各ブロック4,6を連結具10
を用いて接続する場合、その接続部分には機構上、ある
程度の長さが必要である。図1(a)に示すように、各ブ
ロック4,6の中央で連結具10を用いて接続すると
き、装置全体の長さを短くするために接続部分を装着ブ
ロック6の内側に位置させた構造にすると、これによっ
て光増幅部品の配置空間12が狭くなる。一方、光増幅
部品の配置空間12を確保するために接続部分を装着ブ
ロック6の外側に位置させると、逆に、装置全体の軸方
向長さが長くなる。これに対して、連結具10と装着ブ
ロック6との接続部分が装着ブロック6の径方向端部に
あれば、その接続部分を装着ブロック6の内側に位置さ
せても、光増幅部品の配置空間12を十分に確保できる
ので都合が良い。
【0050】図3は図2(b)における基本的な機構を具
体化した場合の構成を示す断面図である。また、図4は
図3の光ファイバケーブルと接続ブロックとの接続部分
を拡大して示す縦断面図、図5は図3または図4のA−
A線に沿う断面図、図6は図3のB−B線に沿う断面図
であり、これらの図において、図1(b)に対応する部分
には、同一の符号を付している。
【0051】この実施例の光増幅装置1は、所定長さの
抗張力管3内に、一対の光ファイバケーブル2の各一端
がそれぞれ挿入されるとともに、これらの光ファイバケ
ーブル2の間に2個の接続ブロック4が挿入され、両接
続ブロック4の間に4個の装着ブロック6a〜6dが挿入
されており、接続ブロック4と装着ブロック6a〜6dと
は、それぞれ連結具10を介して互いに接続されてい
る。そして、両端の各接続ブロック4およびその間の装
着ブロック6a〜6dにわたって増幅用光ファイバ(図示
せず)が引き回されるとともに、接続ブロック4および
各装着ブロック6a〜6dにはレーザダイオード等の光増
幅部品(図示せず)が装備されている。
【0052】抗張力管3は、図7に示すように、ステン
レス鋼やBe−Cu合金などのような耐食性と機械的強度
にすぐれた金属製の断面略溝形をした成形材3dを、そ
の両辺がそれぞれ重なり合うように螺旋状に巻き付けて
なる可撓管3aを備える。そして、この可撓管3aの上
に、同じく、ステンレス鋼やBe−Cu合金などのような
耐食性と機械的強度にすぐれた金属細線を網組してなる
ブレード3bを被覆して構成されている。
【0053】したがって、この抗張力管3は、可撓性を
有するとともに、光ファイバケーブル2を介して加わる
張力に対しても、過剰な変形を生じることなく十分に耐
えるだけの抗張力を有する。
【0054】なお、14は抗張力管3の上に形成された
ポリエチレンなどでできた保護層である。
【0055】一方、接続ブロック4は、図8ないし図1
0に示すように、略短円筒状のものであって、この接続
ブロック4の外周に沿う3カ所に押さえ金具16に対す
る挿入凹部4aが、また、接続ブロック4の外周の1カ
所に連結具10に対する取付溝4bがそれぞれ形成さ
れ、各挿入凹部4aと取付溝4b内には、それぞれねじ溝
4c,4dが設けられている。
【0056】また、接続ブロック4の中央部には、プー
リングボルト18の嵌入孔4e、この嵌入孔4eに連続し
てこれよりも小径のねじ孔4fが形成されている。
【0057】さらに、接続ブロック4には、光ファイバ
挿通用の溝4g、給電用配線の挿通用兼光ファイバの融
着接続部分取付用の溝4h、光アイソレータ取付の溝4
i、およびパワートランジスタ取付用の溝4jがそれぞれ
形成されている。
【0058】上記の押さえ金具16は、抗張力管3の外
周に沿って円弧状に形成されたチューブ挟圧部16a
と、このチューブ挟圧部16aから下方に突設された円
筒状の挿着部16bとを有し、チューブ挟圧部16aの外
面から挿着部16bにかけては所定深さの凹所16cが形
成されている。
【0059】そして、本例では、一つの接続ブロック4
に対して押さえ金具16は3個あって、各押さえ金具1
6の挿着部16bが抗張力管3の周方向に沿う3カ所に
形成された各貫通孔3cを通して接続ブロック4の各挿
入凹部4aに装着されており、また、押さえ金具16の
装着部16bの内部にはねじ20が挿通されて、接続ブ
ロック4のねじ溝4cに螺合されており、これによっ
て、押さえ金具16と接続ブロック4との間で抗張力管
3が挟圧され、接続ブロック4が抗張力管3に一体的に
固定されている。
【0060】この場合、ねじ20の頭は凹所16c内に
位置して押さえ金具16の外面よりも突出しないので引
っ掛かりが無くなり、この光増幅装置1を光ファイバケ
ーブル2と一体化した状態でドラムに巻き付けたり布設
する際に円滑に行える。
【0061】また、この押さえ金具16のチューブ挟圧
部16aによって、抗張力管3に貫通孔3cを形成したこ
とによるブレード3bの解けが防止される。
【0062】一方、プーリングボルト18は、有底円筒
状の光ファイバ固定部18a、この光ファイバ固定部1
8aよりも拡径された係止部18bおよびねじ部18cが
順次形成されてなる。
【0063】そして、このプーリングボルト18の光フ
ァイバ固定部18aに、光ファイバ2のテンションメン
バ2aの端部がかしめ止めされており、また、ねじ部1
8cは接続ブロック4のねじ孔4fに螺合されるととも
に、このねじ部18cの端部にナット22がねじ込まれ
て、係止部18bが嵌入孔4eとねじ孔4fとの境の段部
に係止されることで、プーリングボルト18が接続ブロ
ック4に一体的に固定されている。
【0064】この構成により、接続ブロック4と抗張力
管3との結合力が大きくなり、光ファイバケーブル2か
ら加わる張力は、確実に抗張力管3に伝わり、大きな張
力にも確実に耐えることができる。
【0065】一方、4個の装着ブロック6a〜6dは、図
3の左側から右側に向けて、DC−DCコンバータ装着
用、レーザダイオードの駆動回路装着用、レーザダイオ
ード装着用、光複合ユニット装着用のものである。
【0066】そして、発熱性のある光増幅部品が取り付
けられる装着ブロック(本例では、特にレーザダイオー
ドが発熱性を有するため、その装着ブロック)6cについ
ては、接続ブロック4を固定する場合と同様に、一つの
押さえ金具16を用いて抗張力管3にねじ20で締結さ
れている。なお、複数の押さえ金具16を用いて複数箇
所締結してもよい。
【0067】このように、押さえ金具16を使用して装
着ブロック6cを抗張力管3に固定すれば、両者6c,3
の隙間がなくなるので、図示しない光増幅用部品(この
例ではレーザダイオード)からの発熱は、装着ブロック
6cから抗張力管3を経て効率良く放熱されることにな
る。
【0068】各ブロック4,6a〜6d間を接続する連結
具10は、本例の場合、図11および図12に示すよう
に、ステンレス鋼等からなるより線10aの両端をそれ
ぞれ端子10bを用いてかしめ止めして構成されてい
る。
【0069】そして、接続ブロック4については、その
外周に設けられた取付溝4b内に一方の端子10bが装着
されて、ねじ24を端子10bに設けられている取付穴
10cを通してねじ溝4dに螺合することで連結具10の
一端側が取り付けられている。
【0070】装着ブロック6a〜6dについても、接続ブ
ロック4の場合と同様に、図示しないがその外周部分に
設けた取付溝内にねじ溝が形成された構成を有してお
り、端子10bが各ブロック6a〜6dの外周部分にねじ
止めされている。
【0071】この構成にすれば、より線10aは可撓性
を有するので、抗張力管3の曲げ変形に追従して変形す
ることができ、装置1の巻き付けに支障を生じることが
ない。
【0072】さらに、連結具10を構成する端子10b
の取付穴10cを長穴にしておき、連結具10が抗張力
管3の軸方向に沿って摺動自在となるように取り付けれ
ば、抗張力管3の伸びを吸収する伸び吸収手段として構
成することができる。すなわち、抗張力管3に張力が加
わって若干の伸びが生じた場合でも、その伸びの変形に
対して連結具10が摺動するので、連結具10が破断す
ることがなくなり一層都合が良い。また、端子10bの
取付穴10cの加工だけで対処できるので、構成が簡単
である。
【0073】連結具10を構成する上記のより線10a
に代えて、ゴム、コイルばね等の弾性体を使用すること
もできる。このような弾性体からなる素材は、可撓性も
有するので、抗張力管3の伸びに追従して変形する伸び
吸収手段になるとともに、抗張力管3の曲げに応じて変
形するため、上記の実施例と同様な効果を奏することが
できる。
【0074】上記の伸び吸収手段を設ける構成は、全て
の連結具10に適用してもよいが、連結具10の一部に
のみ適用することもできる。
【0075】ここで、抗張力管3の伸びに応じて連結具
10はその伸び吸収手段が追従するので、連結具10自
体の破損は回避できるが、チューブ3内部に引き回され
る増幅用光ファイバや光増幅部品間を結合する光ファイ
バは、そのままでは歪みが加わって機械的特性が劣化す
るおそれがある。したがって、光ファイバには、抗張力
管3に生じると考えられる伸びを十分にカバーできるだ
けの余長部分を設けておくのが好ましい。特に、連結具
10として伸び吸収手段を設けた部分には伸びが集中す
るから、この部分には十分な余長を確保しておく必要が
ある。
【0076】光ファイバの余長確保の仕方としては、た
とえば、図13(a)に示すように、伸び吸収手段を有す
る連結具10に対応した箇所にある光ファイバを多重巻
きにして余長をもたせたり、あるいは、同図(b)に示す
ように、光ファイバをブロック4,6a〜6d間にわたっ
て引き回す際に、光ファイバを接続ブロック4よりも光
ファイバケーブル2側にそれぞれ余分に引き出し、その
引き出した部分で余長をもたせたりすることができる。
【0077】図3に示した光増幅装置1の製作に際して
は、最初は、抗張力管3の位置をずらせてたとえば一方
の光ファイバケーブル2の上に被るように配置してお
き、予め所要の光増幅部品を実装した各接続ブロック4
と装着ブロック6a〜6dとを連結具10を用いて互いに
接続する。さらに、増幅用光ファイバをこれらのブロッ
ク4,6a〜6d間にわたって引き回す。
【0078】一方、各光ファイバケーブル2のテンショ
ンメンバ2aの一端をプーリングボルト18にかしめ止
めし、プーリングボルト18をナット22で接続ブロッ
ク4にそれぞれ固定する。
【0079】こうしておいてから、抗張力管3で各ブロ
ック4,6a〜6dが覆われるように移動させ、押さえ金
具16を用いて各接続ブロック4を抗張力管3に固定
し、また、発熱性のある光増幅部品を有する装着ブロッ
ク6cについても、押さえ金具16を用いて抗張力管3
に固定する。
【0080】その後、抗張力管3の上から各光ファイバ
ケーブルにわたって保護層14を被覆する。
【0081】これにより、光増幅装置1は、光ファイバ
ケーブル2と略同じ外径を有した状態でケーブル2と一
体的に連続したものとなる。
【0082】ところで、上記光増幅器1の防水性を高め
るためには、図14の各図に示すようにすればよい。す
なわち、図14(a)に示すように、ブレード3bの上
から高分子吸収体といった吸水材を含んだ不織布等から
なる吸水テープ30を巻き付けて被覆し、さらに、吸水
テープ30を熱収縮樹脂あるいは熱可塑性樹脂からなる
外装チューブ31によって被覆する。したがって、光増
幅器1は外装チューブ31によって防水される。そし
て、万が一、外装チューブ31が破損して内部に水が侵
入したとしても、その内部に設けられた吸水テープ30
が水を吸収するので、可撓管3a内部まで侵水すること
はなくなる。
【0083】この構造の防水性能を次のようにして確認
した。すなわち、図15に示すように、外装チューブ3
1を幅50mmにわたって剥ぎ取った後、1m水頭長で浸
水試験を行った。その結果、500時間経過後も可撓管
3a内部への浸水は認められなかった。さらには、試験
後に可撓管3aを解体して観察した結果、表面走水長は
80mmであった。
【0084】また、図14(b)に示すように、可撓管3
aを高分子吸収体といった吸水材を含んだ吸水紐32に
よって巻回して被覆したうえで、ブレード3bを設けて
もよい。この場合は、ブレード3b内に侵入した水は吸
水紐32によって吸収されるので、可撓管3a内まで侵
水することはなくなる。なお、吸水紐32に代えて、図
14(a)と同様の吸水テープを設けてもよい。
【0085】さらには、可撓管3aは可撓管3aを構成す
る成形材3dどうしの連結部分から浸水するので、図1
4(c)に示すように、可撓管3aを構成する成形材3d
どうしの連結部分に高分子吸収体といった吸水材を含ん
だ給水紐33を挿入配置してもよい。このようにすれ
ば、抗張力管3の外径寸法を大きくすることなく、防水
することができる。
【0086】さらにまた、光増幅器1の防水は抗張力管
3周囲の防水性能だけではなく、その両端の防水性能も
高める必要がある。抗張力管3両端の防水性能を高める
ためには、図16の各図に示すようにすればよい。な
お、図16の各図においては、抗張力管3周面の防水構
造は、図14(a)の構成を採用しているが、図14
(b),(c)の防水構造を採用してもよいのはいうまで
もない。
【0087】以下、図16の各図に示す防水構造を説明
する。まず、図16(a)に示す構造を説明する。すな
わち、弾性体からなる環状の封止リング35を用意す
る。封止リング35の一端35aは、光ファイバケーブ
ル2と可撓管3aとの間の隙間に挿入可能な内外径を有
している。また、封止リング35の他端35bは一端3
5aと同径の内径部と、外すぼまりのテーパ状となった
外径部とを備えて構成されている。
【0088】そして、封止リング一端35aの外周面に
例えば高分子吸収体といった吸水材を含んだ吸水テープ
36を巻回する。さらに、同様の吸水テープ36を抗張
力管3端部に位置する光ファイバケーブル2の周面に巻
回する。この状態で、光ファイバケーブル2の先端側か
ら封止リング35を光ファイバケーブル2に外嵌し、外
嵌した封止リング35を抗張力管3の位置まで移動させ
て抗張力管2に嵌着する。すると、抗張力管3と封止リ
ング35との間の隙間、および封止リング35と光ファ
イバケーブル2との間の隙間がそれぞれ防水テープ36
によって密封され、抗張力管3の端部は確実に防水され
ることになる。さらには、封止リング35が弾性体から
なっているので、光ファイバケーブル2は抗張力管3の
端部において、ある程度の屈曲性が確保されることにな
り、この位置で破断損傷を起こしにくい。
【0089】次に、図16(b)に示す構造を説明す
る。まず、図16(a)に示した封止リング35と同様
の構成を有する封止リング40、および防水テープ41
を用意する。そして、外装テープ31で被覆する前に、
光ファイバケーブル2の先端側から封止リング40を光
ファイバケーブル2に外嵌し、外嵌した封止リング40
を抗張力管3の位置まで移動させて抗張力管2に嵌着す
る。この状態で、封止リング40より軸方向外側に位置
する光ファイバケーブル2の外周面に防水テープ41を
巻回してこれらを被覆する。そして、抗張力管3、封止
リング40、および光ファイバケーブル2にわたって外
装チューブ31で被覆する。すると、外装チューブ31
と光ファイバケーブル2との間の隙間は防水テープ41
によって密封され、抗張力管3の端部は確実に防水され
ることになる。さらには、封止リング41が弾性体から
なっているので、光ファイバケーブル2は抗張力管3の
端部においてある程度の屈曲性が確保されることにな
り、この位置で破断損傷を起こしにくい。
【0090】なお、図16(b)では、光ファイバケー
ブル2と抗張力管3との間の隙間を、封止リング41を
挿入することで埋めていたが、この他、抗張力管3端部
に位置する光ファイバケーブル2にブチルテープ等を巻
回して径を大きくすることで、光ファイバケーブル2と
抗張力管3との間の隙間を埋めるようにしてもよい。
【0091】また、抗張力管3の内周面は螺旋状を凹凸
を備えているので、各封止リング35,40の一端35
a,40aの外周面に、抗張力管3と同様の螺旋状凹凸
(図示省略)を形成しておけば、封止リング35,40
の装着が容易になる。
【0092】なお、上記の各実施例では、光増幅素子と
して、Er(エルビウム)等の希土類元素をドープした増
幅用光ファイバ103を使用しているが、光電変換を行
って電気的な増幅を行なう場合には、装着ブロック6
(6a〜6d)や接続ブロック4の適宜箇所にフォトダイオ
ードや発光ダイオードその他の光増幅回路を組み込めば
良く、本発明を適用することができる。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を奏する。
【0094】(1) 請求項1記載に係る光増幅装置で
は、光増幅装置を構成する抗張力管は光ファイバケーブ
ルと略同じ外径を有する円筒状をしたものであり、この
チューブ内に各ブロックや光増幅部分がすべて収納され
ることになった。そのため、光増幅装置を光ファイバケ
ーブルと一体化した状態でケーブル径方向外側にはみ出
ることなく収納することができ、収納性が高まる。
【0095】また、光ファイバケーブルのテンションメ
ンバを経て加わる張力は、接続ブロックを介して抗張力
管に加わるために、この抗張力管で張力に耐えることが
できる。また、抗張力管は、可撓性であり、かつ、抗張
力管内に挿入されている接続ブロックおよび装着ブロッ
クは所定の間隔を存して配置されているから、曲げ力に
追従して変形することができる。
【0096】(2) 請求項2記載に係る光増幅装置で
は、抗張力管は、可撓性とともに、十分な抗張力を有す
る。
【0097】(3) 請求項3に係る光増幅装置では、抗
張力管を被覆する吸水材や吸水材をさらに被覆する熱収
縮性チューブもしくは熱可塑性チューブによって、抗張
力管は十分なる防水性を備えることになる。
【0098】(4) 請求項4に係る光増幅装置では、吸
水材によって抗張力管は十分なる防水性を備えることに
なる。
【0099】(5) 請求項5に係る光増幅装置では、吸
水材によって抗張力管は十分なる防水性を備えることに
なる。
【0100】(6) 請求項6記載に係る光増幅装置で
は、押さえ金具と接続ブロックとの間で抗張力管が挟み
着けられるので、接続ブロックと抗張力管との締結力が
大きくなり、光ファイバケーブルから加わる張力は、確
実に抗張力管に伝わり、大きな張力にも確実に耐えるこ
とができる。
【0101】(7) 請求項7記載に係る光増幅装置で
は、押さえ金具と装着ブロックとの間で抗張力管が挟み
着けられるので、両者間の隙間がなくなり、このため、
光増幅部品からの発熱は、装着ブロックから抗張力管を
経て放熱され、光増幅用部品が過度に温度が高くなるの
が防止される。
【0102】(8) 請求項8記載に係る光増幅装置で
は、接続ブロックおよび装着ブロックが互いに連結具を
介して結合されているので、接続ブロックと装着ブロッ
クとを抗張力管内に一度に挿入あるいは取り出しができ
るので便利である。
【0103】(9) 請求項9記載に係る光増幅装置で
は、接続ブロックあるいは装着ブロックの間を結合する
連結具は、チューブの軸心位置から径方向に離れた箇所
に位置することになるから、光増幅用部品の装着のため
に大きな空間を確保した状態で、装置全体の軸方向長さ
を短くすることができる。
【0104】(10) 請求項10記載に係る光増幅装置
では、連結具が可撓性を有するので、抗張力管が曲げ変
形すれば、これに追従して変形するため、ドラム等への
巻き付けに際して、障害になることがない。
【0105】(11) 請求項11記載に係る光増幅装置
では、抗張力管に張力が加わって若干の伸びが生じた場
合でも、連結具の伸び吸収手段は、その伸びの変形に対
して追従できるため、連結具の破断が防止される。
【0106】(12) 請求項12記載に係る光増幅装置
では、抗張力管の伸びに応じて連結具が抗張力管の軸方
向に沿って摺動するため、連結具の材質は非弾性のもの
でも、簡単な構成で連結具の破断が防止される。
【0107】(13) 請求項13に係る光増幅装置で
は、封止リングと光ファイバケーブルとの間、および封
止リングと抗張力管との間それぞれに介在させた吸水材
によって十分なる防水性が得られる。しかも、封止リン
グが弾性体から構成されているので、抗張力管端部にお
ける光ファイバケーブルの屈曲性は確保される。
【0108】(14) 請求項14に係る光増幅装置で
は、熱収縮テープと光ファイバケーブルとの間に介在さ
せた吸水材によって十分なる防水性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の光増幅装置を構成する各々の
光増幅部品の接続状態を示す概略構成図である。
【図2】本発明の光増幅装置の基本的な機構を示す概略
構成図である。
【図3】図2における基本的な機構を具体化した場合の
実施例を示す断面図である。
【図4】図3の光ファイバケーブルと接続ブロックとの
接続部分を拡大して示す縦断面図である。
【図5】図3または図4のA−A線に沿う断面図であ
る。
【図6】図3のB−B線に沿う断面図である。
【図7】本発明の実施例の抗張力管の一部切り欠き側面
図である。
【図8】図3に示す実施例で使用する接続ブロックの平
面図である。
【図9】図8の接続ブロックの左側面図である。
【図10】図8の接続ブロックの右側面図である。
【図11】図3に示す実施例で使用する連結具の平面図
である。
【図12】図3に示す実施例で使用する連結具の正面図
である。
【図13】本発明の実施例における光ファイバの引き回
し状態を示す説明図である。
【図14】本発明の実施例の抗張力管周面の防水構造を
それぞれ示す要部断面図である。
【図15】防水性能を確認するための試験装置の構造を
示す断面図である。
【図16】本発明の実施例の抗張力管と光ファイバケー
ブルとの接合箇所の防水構造をそれぞれ示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…光増幅装置、2…光ファイバケーブル、2a…テン
ションメンバ、3…抗張力管、3a…可撓管、3b…ブレ
ード、4…接続ブロック、6,6a〜6d…装着ブロッ
ク、8…、10…連結具、16…押さえ金具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04B 10/17 (72)発明者 須藤 恭秀 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電 線工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 ▲吉▼田 実 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電 線工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 中沢 正隆 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 木村 康郎 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−237225(JP,A) 特開 昭53−110539(JP,A) 特開 昭57−102058(JP,A) 実開 昭58−153484(JP,U) 実開 昭56−150910(JP,U) 実開 昭63−108242(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28 H04B 3/36 JICSTファイル(JOIS)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバケーブルと略同じ外径を有す
    る円筒状をした可撓性の抗張力管を備え、この抗張力管
    内に、光ファイバケーブル接続用の一対の接続ブロック
    が挿入されるとともに、両接続ブロックの間に所定間隔
    を存して光増幅部品装着用の装着ブロックが配置され、
    前記各接続ブロックに対して光ファイバケーブルのテン
    ションメンバの各一端がそれぞれ取り付けられるととも
    に、各接続ブロックが抗張力管に固定されていることを
    特徴とする光増幅装置。
  2. 【請求項2】 前記抗張力管は、金属製の断面略溝形の
    成形材を螺旋状に巻き付けてなる可撓管の上に、金属細
    線を網組してなるブレードを被覆して構成されている請
    求項1記載の光増幅装置。
  3. 【請求項3】 前記抗張力管を吸水材によって被覆する
    とともに、この吸水材を熱収縮性チューブもしくは熱可
    塑性チューブによってさらに被覆したことを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の光増幅装置。
  4. 【請求項4】 前記可撓管と前記ブレードとの間に、吸
    水材を介在させたことを特徴とする請求項2記載の光増
    幅装置。
  5. 【請求項5】 前記成形材どうしの連結箇所に沿って吸
    水材を介在させたことを特徴とする請求項2記載の光増
    幅装置。
  6. 【請求項6】 前記抗張力管の外周に沿って円弧状に形
    成された押さえ金具を備え、この押さえ金具と前記接続
    ブロックとが、抗張力管に形成された貫通孔を通して互
    いにネジ止め固定されていることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の光増幅装置。
  7. 【請求項7】 前記抗張力管の外周に沿って円弧状に形
    成された押さえ金具を備え、少なくとも発熱性のある光
    増幅部品が取り付けられる装着ブロックと前記押さえ金
    具とが、抗張力管に形成された貫通孔を通して互いにネ
    ジ止め固定されていることを特徴とする請求項1ないし
    請求項6記載の光増幅装置。
  8. 【請求項8】 前記接続ブロックおよび装着ブロックが
    互いに連結具を介して結合されていることを特徴とする
    請求項1ないし請求項7記載の光増幅装置。
  9. 【請求項9】 連結具は、その各端部がチューブの軸心
    位置から径方向に離れた箇所において接続ブロックある
    いは装着ブロックに取り付けられていることを特徴とす
    る請求項8記載の光増幅装置。
  10. 【請求項10】 連結具は、より線や板ばね等の可撓性
    を有する部材で構成されていることを特徴とする請求項
    8または請求項9記載の光増幅装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも一つの連結具は、抗張力管
    の伸びを吸収する伸び吸収手段として構成されているこ
    とを特徴とする請求項8ないし請求項10記載の光増幅
    装置。
  12. 【請求項12】 伸び吸収手段は、連結具の少なくとも
    一端部側を接続ブロックあるいは装着ブロックに対して
    抗張力管の軸方向に沿って摺動自在に取り付けて構成さ
    れたものである請求項11記載の光増幅装置。
  13. 【請求項13】 前記抗張力管の端部に弾性体からなる
    封止リングを内嵌したうえで、光ファイバケーブルをこ
    の封止リングの内周部から抗張力管内に導入し、かつ、
    封止リングと光ファイバケーブルとの間、および封止リ
    ングと抗張力管との間、それぞれに吸水材を介在させた
    ことを特徴とする請求項1記載の光増幅装置。
  14. 【請求項14】 前記抗張力管に導入される光ファイバ
    ケーブルの導入端から抗張力管にわたって熱収縮テープ
    で被覆し、かつ、熱収縮テープと光ファイバケーブルと
    の間に吸水材を介在させたことを特徴とする請求項1記
    載の光増幅装置。
JP14739395A 1995-06-14 1995-06-14 光増幅装置 Expired - Fee Related JP3313940B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14739395A JP3313940B2 (ja) 1995-06-14 1995-06-14 光増幅装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14739395A JP3313940B2 (ja) 1995-06-14 1995-06-14 光増幅装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08340305A JPH08340305A (ja) 1996-12-24
JP3313940B2 true JP3313940B2 (ja) 2002-08-12

Family

ID=15429262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14739395A Expired - Fee Related JP3313940B2 (ja) 1995-06-14 1995-06-14 光増幅装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3313940B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015203805A (ja) * 2014-04-15 2015-11-16 株式会社ビスキャス 電力・光複合ケーブルの光ケーブル接続部

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08340305A (ja) 1996-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2497217C (en) Cable sleeve and method of installation
JP5158754B2 (ja) 光ケーブルシールド層接続部
US8172465B2 (en) Devices and associated methods for furcating fiber optic cables
USRE36592E (en) Optical receiver stub fitting
US4252405A (en) Fibre-optic cable joints
JP4451569B2 (ja) センサアレイケーブルおよび製造方法
JP5510583B2 (ja) 光コネクタ付き光ファイバーケーブルの製造方法、および光コネクタ付き光ファイバーケーブル
JP2938157B2 (ja) 光ファイバケーブル継手
KR101471018B1 (ko) 중간 브랜칭을 위한 광 케이블의 안내 및 접속 작업에 적합한 광 케이블 접속 케이싱
CN107994359B (zh) 内置光纤电缆的接头组件及接头连接方法
JP3867273B2 (ja) 光ファイバ引留め装置
JP3313940B2 (ja) 光増幅装置
JP3876273B2 (ja) 光ファイバ引留め装置
AU664285B2 (en) Splicing box for submarine cable
US7112094B2 (en) Method for securing a flexible cable sheath to an electrical adapter shell
CN207664253U (zh) 内置光纤电缆的接头组件
CA2835255C (en) Method for making a splice between optical fibres in a joint device for electrical cables
JP4928220B2 (ja) 光ファイバ用擬似コードの端末処理構造、及び当該擬似コードの保持体並びに光ファイバ接続用簡易端末処理構造体
JP2004133210A (ja) 金属管型光ファイバケーブルの光コネクタ付き端末部
WO2022264280A1 (ja) 信号ケーブルおよび内視鏡
CN220171811U (zh) 激光治疗仪尾线及具有其的激光治疗仪
JPH05226027A (ja) 光・ 電気複合コネクタ
JP6720254B2 (ja) 光ファイバ引留め装置
US6621963B1 (en) Submarine casing for a submarine optical cable
JP2003295019A (ja) 光ファイバケーブルの分岐部およびその分岐部品

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees