JP3313636B2 - 低軌道衛星通信用アンテナ装置 - Google Patents

低軌道衛星通信用アンテナ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の低軌道衛星通信用ア
ンテナ装置は、特に複数の低軌道衛星(LEO:Low
Earth Orbit)が地球上を周回する移動体
衛星通信システムの衛星地球局に使用され、各衛星を自
動追尾する低軌道衛星通信用アンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近多数のLEO衛星をKa帯(30G
Hz/20GHz)の高周波信号を用いて数Mbpsか
ら数10Mbps程度の高速度データを全世界のユーザ
ーに提供する計画がなされている。
【0003】このような多数のLEO衛星を用いた移動
体衛星通信システムでは小型地球局から見て各衛星が比
較的短時間で視野から外れてしまうため、広範囲に衛星
を追尾する必要がある。
【0004】従来より衛星を追尾するアンテナについて
は、静止衛星や移動体衛星用地球局のアンテナとして複
数の技術が広く知られている。
【0005】例えば、追尾方法としてはアンテナかビー
ムの中心で衛星をとらえているかいないかを連続的に検
知し、アンテナ方向を常に衛星の方向を制御するモノパ
ルストラック法、一定時間間隔でアンテナを少しずつ動
かし、受信レベルが最大になる方向に調整するステップ
トラック法、衛星の軌道予測情報に基づきアンテナ方向
を変化させるプログラムトラック法が知られている。
【0006】また、可動アンテナの支持方式としては、
例えば、方位角(Azimuth)と仰角(Eleva
tion)を動かすAZ−ELマウントと、衛星軌道方
向と直交方向に動かすX−Yマウントとが広く知られて
いる。AZ−ELマウントは現在最も多く採用されてい
る方式であって、一軸(Az軸)を地面に垂直、他軸
(El軸)を水平に設置したものである。また、X−Y
マウントは地面に水平なx軸とそれに直交するY軸から
なり、Y軸はX軸と共に回転する。天頂付近を高速で移
動する低高度衛星の追尾に適しているが、両軸とも地面
から高い位置となるので機械的な欠点がある。
【0007】次に、従来の具体的な衛星地球局のアンテ
ナの衛星追尾技術に関して図面を用いて説明する。
【0008】図13は、従来の衛星地球局のアンテナの
構成を示す図である。本図は大型衛星地球局のアンテナ
の一例であるが、主反射鏡が直径13mのカセグレンア
ンテナである。そして、このアンテナの衛星追尾は、A
z−ELマウントの駆動機構を用いて、Az軸、EL軸
ともにジャッキスクリュー駆動機構を用いている。構造
を簡単にするためAz方向については±10°の範囲内
のみ連続駆動することができ、それより大きく別の方向
にアンテナを向ける必要があるときは留めネジをゆる
め、時間をかけて回すという限定駆動方式を採用してい
る。EL軸については、0〜90°の間連続的な駆動が
可能である。また、1次放射器は主反射鏡に取り付けら
れて主反射鏡と一体として駆動されていた。
【0009】また、図14は、他の従来の衛星地球局の
アンテナ追尾の例として、前述した大型衛星地球局と同
様に開口面アンテナを用いるが小形、軽量化を図った小
型衛星地球局のアンテナ装置が知られている。
【0010】本図は、インマルサット標準A船舶地球局
に用いられるパラボラアンテナであり、回転放物面反射
鏡の焦点に1次放射器としてクロスダイポールと反射板
を置いたものである。このアンテナも反射鏡と放射器と
は一体にして構成されている。そして、衛星追尾のため
に上記パラボラアンテナを前述したAz−ELマウント
とX−Yマウントを組み合わせた4軸マウントを用いて
駆動している。
【0011】以上の技術に関しては、「海事衛星通信入
門、佐藤敏雄著、昭和61年7月25日、電子通信学会
発行」に説明されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように従
来の衛星通信用アンテナに用いられる衛星追尾の技術
は、静止衛星のように比較的追尾範囲が少ない場合に有
効に適用できるが前述したようなLEO衛星を追尾する
低軌道衛星通信用アンテナ装置に対しては以下の理由か
ら適していない。
【0013】すなわち、従来の衛星通信用アンテナ装置
では衛星追尾において、1次放射器と反射鏡とを一体と
してアンテナの回転を行うために、回転駆動すべきアン
テナ重量が大きくなり、駆動系も大型化し、高速の追尾
が困難となるとともに、アンテナを収容するレドームの
面積も大きくなる。LEO衛星を用いた移動体衛星通信
システムにおいては、多数の小型衛星地球局が各家庭等
に設置されることを考慮するとアンテナ装置全体のサイ
ズはできる限り小型、軽量化しなければならず大きな問
題となる。
【0014】さらに、1次放射器と反射鏡とを一体とし
てアンテナの回転を行う関係から、回転によっても1次
放射器への給電を安定に行うためには低雑音増幅器や高
周波電力増幅器のようなRF送受信部も1次放射器近傍
に搭載するよう給電系が設けられる必要があるが、この
場合にもRF送受信部による重量の増大となる。
【0015】この場合に、RF送受信部を反射鏡と分離
して固定することも考えられるが、回転による給電部の
移動に対して安定な接続を維持するためには給電線を可
とう性をもたせたり、ロータリージョイントなどを用い
たりしなければならず複雑で高価な衛星通信用アンテナ
となる問題を有していた。
【0016】また、LEO衛星では複数の軌道を周回し
ているため、ある軌道で捕捉していた衛星が北から南へ
消えていくため次に同一軌道を周回してくる他の衛星を
捕捉する必要がある。この場合に、先の衛星を用いて通
信していた情報を後の衛星との通信に伝達し、瞬時に後
の衛星に切り替えるハンドオーバー機能が必要となる。
【0017】しかし、前述したような従来技術において
は、上記同一軌道面での衛星ハンドオーバー機能を具備
することは難しいという問題を有していた。
【0018】以上説明したように、本発明の目的は多数
のLEO衛星と送受信する小型衛星地球局に用いられ、
小型、軽量で高速にLEO衛星を追尾し、さらにハンド
オーバー機能を有する低軌道衛星通信用アンテナ装置を
提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため本発明の低軌道衛星通信用アンテナ装置は、複数の
低軌道衛星を用いた移動体衛星通信システムの地上側で
用いられ、所定の距離だけ離れ、個別に前記複数の低軌
道衛星を機械追尾する2個のオフセットアンテナ反射鏡
と、前記オフセットアンテナ反射鏡の回転放物面の焦点
位置にそれぞれ前記オフセットアンテナ反射鏡と別個に
固定された2個の1次放射器とを形成してビームを放射
する低軌道衛星通信用アンテナ装置において、前記オフ
セットアンテナ反射鏡のそれぞれを前記複数の低軌道衛
星方向に方位角(Az)軸と仰角(EL)軸を中心に回
転して前記複数の低軌道衛星を追尾する2つのマウント
間に前記各1次放射器にそれぞれ給電する2つのアンテ
ナ給電路と、前記各アンテナ給電路に接続し、どちらか
に切り替えて高周波信号の送受信を行うRF送受信部と
が挟み込まれて実装され、前記オフセットアンテナ反射
鏡のオフセットの値は所定の最低運用仰角にてアンテナ
利得が最大となるよう設定されることを特徴とする。
【0020】更に、具体的には、複数の低軌道衛星を用
いた移動体衛星通信システムの地上側で用いられる低軌
道衛星通信用アンテナ装置において、中心が所定の距離
だけ離れ、それぞれ所定のオフセットした回転放物面を
有する2つの反射鏡と、前記反射鏡のそれぞれに接続し
て方位角(Az)軸と仰角(EL)軸を中心として前記
反射鏡のそれぞれを回転させ、それぞれ個別に前記複数
低軌道衛星を追尾する2つのAz−ELマウントと、
前記反射鏡のそれぞれに所定のビームを放射する2つの
1次放射器と、前記1次放射器にそれぞれ給電するとと
もに前記反射鏡とは独立した機構により前記2つの1次
放射器を固定支持する2つの給電路と、前記2つの
に接続してどちらかを選択して高周波信号の送受信
を行うRF送受信部とを有することを特徴とする。
【0021】ここで、前記オフセットの値は所定の最低
運用仰角にてアンテナ利得が最大となるように設定され
ることを特徴とする。
【0022】また、前記所定の最低運用仰角は、前記低
軌道衛星の衛星高度と同一軌道面に配置された衛星数か
ら決定されることを特徴とする。
【0023】前記アンテナ装置はオフセットパラボラア
ンテナ、オフセットカセグレンアンテナ、オフセットグ
レゴリアンアンテナのいずれかが用いられる。
【0024】なお、前記Az軸は、前記反射鏡の中心と
前記1次放射器1の中心を結ぶ直線の回りを回転する軸
とし、前記EL軸は回転放物面の軸と放物面の交点(中
心)からオフセット反射鏡の回転放物面内を通る放射状
の直線に回転放物面内で直交する線に接する軸とするこ
とを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明を実施するための最良の形態の低軌道衛星通信用アン
テナ装置の構成を示すブロック図である。
【0026】図1において、本発明の低軌道衛星通信用
アンテナ装置100は、主に固定された1次放射器と可
動するオフセット型反射鏡とから構成された2つの開口
面アンテナを有している。2つの開口面アンテナを用い
るのは詳細は後述するが低軌道衛星を用いるシステムで
は同一軌道面の2個の衛星を捕捉してハンドオーバーす
る必要があるためである。
【0027】ここで、第1の開口面アンテナとしては、
主にKa帯の信号を送受信する1次放射器(ホーン)1
と、所定の回転放物面を有するオフセット型反射鏡3
と、反射鏡3に接続してAz軸とEL軸を回転して衛星
追尾を行うAz−ELマウント5と、1次放射器1に給
電する給電路7から構成される。また、第2の開口面ア
ンテナとしては、主にKa帯の信号を送受信する1次放
射器(ホーン)2と、所定の回転放物面を有するオフセ
ット型反射鏡4と、反射鏡3に接続してAz軸とEL軸
を回転して衛星追尾を行うAz−ELマウント6と、1
次放射器1に給電する給電路8から構成される。
【0028】そして、1次放射器1,2は、共に給電路
7,8を用いて固定されており、両放射器の中心間の距
離は一定値となっている。
【0029】さらに給電路7,8は低雑音増幅器や高周
波電力増幅器からなるRF送受信部9に接続されて両給
電部のどちらかが選択されて高周波信号が送受信されて
いる。
【0030】この給電路7,8とRF送受信部9はとも
に2面の開口面アンテナに挟み込まれる位置に実装して
装置全体の小型化と給電損失の低減を図るのが望まし
い。
【0031】そして、装置全体は支持部10に固定され
ている。
【0032】次に、図1の構成について以下に説明す
る。
【0033】1次放射器1は反射鏡3を形成する回転放
物面の焦点位置に設置される。オフセットパラボラアン
テナのオフセット量は後述する最低運用仰角においてア
ンテナ利得を最大にする値となるように選択される。ま
た、この1次放射器1は可動構造をした反射鏡3とは機
械的に独立した構成となっており、給電路7に取り付け
られて固定される。
【0034】同様に、1次放射器1の中心から距離Sだ
け離れた位置に1次放射器2は反射鏡4を形成する回転
放物面の焦点位置に設置される。オフセットパラボラア
ンテナのオフセット量は後述する最低運用仰角において
アンテナ利得を最大にする値となるように選択される。
また、この1次放射器2は可動構造をした反射鏡4とは
機械的に独立した構成となっており、給電路8に取り付
けられて固定される。このように給電路7,8は給電機
能だけでなく1次放射器1,2を支持する機能も有して
いる。これは、1次放射器1,2を固定するための特別
な支持機構を用いなくても給電路7,8が導波管で構成
されるため比較的簡単に固定することができるからであ
る。
【0035】一方、1次放射器1,2が固定されている
のに対して、反射鏡3,4はそれぞれAz−ELマウン
ト5,6によりAz軸とEL軸を中心として回転する構
造となっている。
【0036】
【0037】図2は、このRF送受信部9の構成を示し
た図である。本図において、給電路7,8はそれぞれR
F送受信部9に接続して、RFスイッチ91にてアンテ
ナ切替制御信号に基づきどちらかが選択される。RFス
イッチ91の出力にはダイプレクサ92が接続されて送
受信信号の分離が行われる。すなわち、送信信号につい
てはRF入力から入力された送信信号は送信局発部90
と送信ミキサー98により所要のKa帯の高周波周波数
に変換された後電力増幅器96で増幅されて低域ろ波器
94を介してダイプレクサ92に入力する。一方、ダイ
プレクサ92の出力は低域ろ波器93を介して低雑音増
幅器95に入力してその出力は受信ミキサー97と受信
局発部99によりRF周波数に変換されてRF出力を得
ることができる。
【0038】図3は、本アンテナ装置の追尾メカニズム
を説明するための図であり、特に追尾に関連する反射鏡
3と1次放射器1とを示してある。本アンテナ装置の第
1、2の開口面アンテナは、共にオフセットパラボラア
ンテナ型反射鏡アンテナを用いている。このためこのオ
フセットパラボラアンテナ型反射鏡アンテナは両方とも
共通の構造をしているため1次放射器1と反射鏡3とを
用いて説明するが1次放射器2と反射鏡4との組み合わ
せについても同様の構成をしている。
【0039】図3(a)は、反射鏡3と1次放射器1と
を正面から見た図であり、実線が最低運用仰角θMIN
おける反射鏡3の位置を示しており、点線が仰角約90
°の場合の反射鏡3の位置を示した図である。また、図
3(b)は、反射鏡3と1次放射器1とを側面から見た
図である。本図からも明らかのようにAz軸11は、反
射鏡3の中心と1次放射器1の中心を結ぶ直線の回りを
回転する軸であって、反射鏡3はこのAz軸11を中心
として360°回転する。なお、13は回転放物面の軸
を示している。
【0040】一方、図4はEL軸12を説明するための
図であり、本図においてEL軸12とは回転放物面の軸
13と放物面14の交点(中心)からオフセット反射鏡
3の回転放物面内を通る放射状の直線に回転放物面内で
直交する線に接する軸をいう。この軸を中心として最低
運用仰角から90°まで回転している。
【0041】Az−ELマウント5は、反射鏡3をこの
Az軸11とEL軸12の回りに回転するよう駆動して
衛星追尾を行う。
【0042】
【0043】このように、本発明の低軌道衛星通信用ア
ンテナ装置は反射鏡3,4をAz軸回りに回転させて衛
星方向の全方位角に追尾することができる。また、EL
軸回り反射鏡3,4を回転させることにより指向性の
仰角が可変でき、仰角が90°となる天頂方向の指向性
を得ることができる。
【0044】次に、以上説明した低軌道衛星通信用アン
テナ装置の所要追尾角度範囲について説明する。
【0045】図5は、衛星を地球上に複数の軌道面に多
数配置して全世界をカバーするLEO衛星のイメージ図
である。本図に示されるように地球上に多数のLEO衛
星を配置し、地球上のいかなる地点においてもどれかの
衛星が見えるようにして全世界をカバーする衛星通信シ
ステムを提供している。
【0046】本図において、LEO衛星とは地上約15
00km以下の高度の楕円(円を含む)軌道の衛星をい
い、各衛星の軌道周期は例えば高度1000kmとする
と約1時間45分で軌道上を周回することになる。
【0047】例えば、衛星の高度を765km、最低運
用仰角30°とした場合に、同一軌道面上に配置すべき
衛星数は20個となり、全世界をカバーするためには1
0の軌道面が必要となる。すなわち、必要な衛星総数は
200個となる。この衛星数は衛星高度および最低運
用仰角から決定され、たとえば同一衛星高度でも最低
用仰角20°では98個、10°では45個となる。
【0048】また、図6は、LEO衛星を用いて提供さ
れる広帯域衛星通信システムの概念図を示している。本
図において、本システムでは、携帯端末のような小型ユ
ーザーにはL帯(1.6GHz/1.5GHz)のマル
チビームで64kbps程度の低速度衛星回線を提供
し、船舶、航空機、小規模オフイスのような大型ユーザ
ーには小型衛星地球局にてKa帯(一般には準ミリ波帯
といわれ30GHz/20GHzを使用する)のマルチ
スポットビームで高速データ回線を提供している。
【0049】本発明は、主に後者の高速データ回線のユ
ーザーを対象として小型衛星地球局で用いられる低軌道
衛星通信用アンテナ装置に関するものである。
【0050】図7は本発明の低軌道衛星通信用アンテナ
装置を搭載した地上の小型衛星地球局15からある衛星
軌道面16を有するLEO衛星(本図においては簡単化
するため衛星1、2、3の3個のLEO衛星が存在して
いるとする)を見た場合の衛星追尾範囲を示した図であ
る。本図において、前述したようにLEO衛星の数と高
度の関係から最低運用仰角θMIN が決定し、衛星追尾範
17は斜線で示された領域、すなわち、その最低運用
仰角θMIN から天頂方向に対して全方位角の全ての領域
となる。また、本図において、衛星追尾範囲17内の衛
星1、2、3の状態を説明すると、衛星1は追尾範囲内
から追尾範囲外へ、衛星2は天頂に存在し、衛星3は追
尾範囲外から追尾範囲内へ移動している。本アンテナ装
置の2つの開口面アンテナは、例えば第1の開口面アン
テナで衛星1を追尾して第2の開口面アンテナは衛星2
を追尾する。そして、RFスイッチ91は衛星1側を選
択する。その後、衛星1が追尾範囲外になると同時にR
Fスイッチ91は衛星2側を選択し第1の開口面アンテ
ナは衛星1から衛星3の追尾動作に入ることになる。
【0051】このように、2つの開口面アンテナを交互
に選択しながら周回衛星を追尾することによりハンドオ
ーバー機能を実現している。
【0052】次に、図8は仰角に対する自由空間損失と
降雨減衰による損失とを合わせた伝搬損失(A)、オフ
セットパラボラアンテナの利得(B)の関係を示した図
である。また、本図には伝搬損失(A)とアンテナ利得
(B)との和すなわちアンテナ利得を含めた全伝搬損失
(C=A+B)を示している。ここで、最低運用仰角θ
MIN =40°としている。その仰角でアンテナ利得が最
大になるようにオフセット量が調整されているものと
し、伝搬損失はKa帯の送信周波数30GHzを用いて
計算したものである。
【0053】この結果、最低運用仰角40°における全
伝搬損失が最も大きく、仰角が天頂方向のほうが全伝搬
損失が少ないことが示されている。
【0054】これは、天頂方向の指向性利得は、理想的
なオフセットパラボラ反射鏡の条件からずれるため指向
性利得の低下をもたらすが、マイクロ波帯やミリ波帯等
の衛星通信においては、低仰角状態で最も衛星が遠くに
なり自由空間損失が増大し、降雨領域を通過する距離が
最も長くなり降雨減衰量が最大となるためアンテナ利得
が必要になる。一方、天頂方向ではこれら減衰が最少と
なるからである。
【0055】従って、最低運用仰角を適当な値にするこ
とで天頂方向へ仰角を設定したとしても実用上の問題が
少ないことがいえる。
【0056】次に、本発明のアンテナサイズに影響の大
きな2つの開口面アンテナ間の距離Sについて図9を用
いて以下に説明する。図9は、本発明の2つの開口面ア
ンテナを並置した場合の図を示している。ここで、Dは
オフセットアンテナ反射鏡の直径であり簡単化するため
2つの開口面アンテナの両方が同一としている。また、
角度φは反射鏡と水平面のなす角度である。
【0057】 φ=(90°−θMIN )/2 (1) とすると、ブロッキング現象が起きない条件から図9に
示されるように2つの反射鏡の中心間の距離Sの最小値
は S=D(cosφ+sinφ/tanθMIN ) (2) で表される。
【0058】以上、本発明の第1の実施の形態としてオ
フセットパラボラ型アンテナを用いた構成について説明
したが、本発明にはこのような単反射鏡アンテナに限ら
れるものではない。
【0059】すなわち、本発明の第2の実施の形態とし
ては、図10に示されるようなオフセットカセグレン型
複反射鏡アンテナを用いることもできる。
【0060】本図において、21,22はそれぞれ回転
放物面反射鏡とする主反射鏡であり、前述したように最
低運用仰角にて最大アンテナ利得を得るように所定のオ
フセット量が与えられている。また、23,24はそれ
ぞれ回転放物面の焦点を1つの焦点として共用する回転
双曲面で形成された副反射鏡である。そして、1次放射
器1,2は、回転双曲面の他の焦点の位置が主反射鏡2
1,22のエリアにあるため、主反射鏡21,22に1
次放射器のビーム照射用の円形穴25,26が設けられ
ている。なお、他の符号については図1に示したものと
同様であるためここでは説明を省略する。
【0061】本実施の形態においては、各オフセットア
ンテナは、複反射鏡アンテナとなるためアンテナの構造
が複雑になるが、1次放射器1,2が主反射鏡21,2
2の裏面からの給電を行うため給電損失の低減、送受信
部との接続の容易化、追尾範囲内のブロッキングの防止
等の効果を有している。
【0062】さらに、本発明の第3の実施の形態として
は、図11に示されるような他の形態のオフセットカセ
グレン型複反射鏡アンテナを用いることもできる。本図
も、図10に示したオフセットカセグレン型複反射鏡ア
ンテナを用いるが、1次放射器1,2の位置が主反射鏡
21,22のエリア外にある点が相違している。
【0063】さらに、本発明の第4の実施の形態として
は、図12に示されるようにオフセットグレゴリアン型
複反射鏡アンテナを用いることもできる。本図におい
て、回転放物面を主反射鏡25,26として、最低運用
仰角にて最大アンテナ利得を得るように所定のオフセッ
ト量が与えられている。そして、回転放物面の焦点を共
用する回転楕円面を副反射鏡27,28としている。回
転楕円面の他の焦点には1次放射器1,2の位相中心が
置かれている。
【0064】以上複反射鏡アンテナを用いる第2から第
4の実施の形態で説明した構成では、第1の実施の形態
と比較して給電損失の低減、装置全体の低背化がさらに
図られることになる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明の低軌道衛星
通信用アンテナ装置は、以下のような効果を具備してい
る。
【0066】第1に、最低運用仰角で最大利得を得るよ
うなオフセットパラボラアンテナ等を2面用いるためア
ンテナのサイドローブ特性や交差偏波アイソレーション
を最適化することにより衛星回線において、伝搬損失や
降雨減衰が最も大きな最低仰角において最良特性を得る
ことができる。特に、LEO衛星はマイクロ波帯やミリ
波帯を用いるため降雨減衰が大きいため特にこの効果が
顕著となる。
【0067】第2に、1次放射器は固定されているた
め、給電線や導波管に可とう部分が不要となり構造の簡
単化、信頼性向上をもたらすことができる。
【0068】第3に、衛星追尾のために駆動される部分
は、反射鏡だけであるため駆動重量が少なく高速の追尾
が可能となると共に、駆動機構の小型軽量化を図ること
ができる。
【0069】第4に、方位軸と仰角軸に可動する2面の
アンテナを用いるため同一軌道面の複数のLEO衛星を
順次捕捉して衛星間のハンドオーバー機能を有すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の低軌道衛星通信用
アンテナ装置(オフセットパラボラアンテナ型)の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1のRF送受信部の具体的構成を示す図であ
る。
【図3】図1のオフセットアンテナ反射鏡の具体的構成
を示す図である。
【図4】図3のEL軸の定義を説明する図である。
【図5】LEO衛星のイメージ図である。
【図6】LEO衛星を用いた移動体衛星通信システムを
示す図である。
【図7】本発明の追尾範囲を表す図である。
【図8】仰角対伝搬損失、アンテナ利得、全伝搬損失の
関係を示す図である。
【図9】本発明の2面アンテナの距離を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態の低軌道衛星通信
用アンテナ装置(オフセットカセグレン型)の構成を示
すブロック図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態の低軌道衛星通信
用アンテナ装置(オフセットカセグレン型)の構成を示
すブロック図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態の低軌道衛星通信
用アンテナ装置(オフセットグレゴリアン型)の構成を
示すブロック図である。
【図13】従来の大型地球局のアンテナ追尾技術を示す
外観図である。
【図14】従来の小型地球局のアンテナ追尾技術を示す
概念図である。
【符号の説明】
1,2 1次放射器 3,4 オフセット反射鏡 5,6 Az−ELマウント 7,8 給電路 9 RF送受信部 10 支持部 100 低軌道衛星通信用アンテナ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−208891(JP,A) 特開 平3−4603(JP,A) 特開 平1−280271(JP,A) 特開 平9−247070(JP,A) 特開 平6−104622(JP,A) 特開 平5−37431(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 3/00 - 3/10 H01Q 3/24 G01S 3/42

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の低軌道衛星を用いた移動体衛星通信
    システムの地上側で用いられ、 所定の距離だけ離れ、個別に前記複数の低軌道衛星を機
    械追尾する2個のオフセットアンテナ反射鏡と、前記オ
    フセットアンテナ反射鏡の回転放物面の焦点位置に設置
    され、それぞれ前記オフセットアンテナ反射鏡と別体に
    固定された2個の1次放射器とを形成してビームを放射
    する低軌道衛星通信用アンテナ装置において、 前記オフセットアンテナ反射鏡のそれぞれを前記複数の
    低軌道衛星方向に方位角(Az)軸と仰角(EL)軸を
    中心に回転して前記複数の低軌道衛星を追尾する2つの
    マウント間に前記各1次放射器にそれぞれ給電する2つ
    のアンテナ給電路と、前記各アンテナ給電路に接続し、
    どちらかに切り替えて高周波信号の送受信を行うRF送
    受信部とが挟み込まれて実装され、前記オフセットアン
    テナ反射鏡のオフセットの値は所定の最低運用仰角にて
    アンテナ利得が最大となるよう設定されることを特徴と
    する低軌道衛星通信用アンテナ装置。
  2. 【請求項2】前記最低運用仰角は、前記低軌道衛星の衛
    星高度と同一軌道面に配置された衛星数から決定される
    ことを特徴とする請求項1記載の低軌道衛星通信用アン
    テナ装置。
  3. 【請求項3】前記オフセットアンテナ反射鏡はオフセッ
    トパラボラ型であることを特徴とする請求項1項に記載
    の低軌道衛星通信用アンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記オフセットアンテナ反射鏡はオフセ
    ットカセグレン型であることを特徴とする請求項1項に
    記載の低軌道衛星通信用アンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記オフセットアンテナ反射鏡はオフセ
    ットグレゴリアン型であることを特徴とする請求項1項
    に記載の低軌道衛星通信用アンテナ装置。
  6. 【請求項6】 前記Az軸は、前記反射鏡の中心と前記
    1次放射器1の中心を結ぶ直線の回りを回転する軸と
    し、前記EL軸は回転放物面の軸と放物面の交点(前記
    反射鏡の中心)からオフセットアンテナ反射鏡の回転放
    物面内を通る放射状の直線に回転放物面内で直交する線
    に接する軸とすることを特徴とする請求項1乃至5のう
    ちいずれか1項に記載の低軌道衛星通信用アンテナ装
    置。
  7. 【請求項7】 前記低軌道衛星の追尾範囲は、仰角方向
    を前記最低運用仰角から天頂まで、方位角方向を0〜3
    60°までとすることを特徴とする請求項1乃至6のう
    ちいずれか1項に記載の低軌道衛星通信用アンテナ装
    置。
  8. 【請求項8】 前記所定の距離は、前記オフセットアン
    テナ反射鏡の直径をDとし、前記最低運用仰角をθMIN
    とすると、少なくとも φ=(90°−θMIN )/2 (1) S=D(cosφ+sinφ/tanθMIN ) (2) で与えられるS以上とすることを特徴とする請求項1乃
    至7のうちいずれか1項に記載の低軌道衛星通信用アン
    テナ装置。
  9. 【請求項9】 前記アンテナ装置はマイクロ波帯または
    ミリ波帯の高周波信号を送受信することを特徴とする請
    求項1乃至8のうちいずれか1項に記載の低軌道衛星通
    信用アンテナ装置。
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