JP3313532B2 - 近赤外成分分析器 - Google Patents

近赤外成分分析器

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JP3313532B2 JP1423395A JP1423395A JP3313532B2 JP 3313532 B2 JP3313532 B2 JP 3313532B2 JP 1423395 A JP1423395 A JP 1423395A JP 1423395 A JP1423395 A JP 1423395A JP 3313532 B2 JP3313532 B2 JP 3313532B2
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浩 野地
覚次 川口
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】本発明は、穀類などに含有される化学成分
を定量的に分析する近赤外成分分析器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近赤外成分分析器は、穀類などに含有さ
れる複数種類の蛋白質、澱粉質、アミロース、脂肪酸な
どの各成分の含有率を測定するため、それぞれの成分毎
に異なる特定波長を有する近赤外光束を必要とする。波
長の異なる近赤外光束は、多数の光源から試料中の一点
に向けて照射される。このため各近赤外光束は互いに角
度を成すものであり、試料中の一点に入射した近赤外光
束は、試料の異なる箇所を通過して検出器に達するの
で、各近赤外光束は、同一条件のもとで試料を通過した
ものでなく、正確な成分分析結果を得ることができな
い。本出願人は、同一条件のもとで各近赤外光束を試料
に通過させて測定を行う近赤外成分分析器を特願平6−
176766号および特願平6−162207号で提案
した。本発明は、当該近赤外成分分析器に新規有用なる
構成を持たせるように意図している。
【0003】
【発明が解決しようとしている問題点】本発明の第1目
的は、試料容器を近赤外成分分析器の光学検出系に試料
を導入入する機構を設けてた近赤外成分分析器を提供す
ることである。本発明の第2の目的は、非測定時には、
試料容器を近赤外成分分析器の光学検出系より取り出
し、同時に遮蔽部材で検出器を遮光して、検出器が光源
からの近赤外光に直接晒されないように防護することに
ある。
【0004】
【問題を解決する手段】以上の問題を解決すべく本発明
によれば、それぞれ異なる波長で近赤外光を発する複数
個の光源からの近赤外光をほぼ同一の点に集光レンズで
集光させた後拡散手段で拡散させ、かくして得られた拡
散光を被分析試料容器を保持する試料容器保持部を通し
て検出器に導いて電気信号に変換するようにした近赤外
成分分析器において、試料容器保持部には、前記試料容
器を載置して上下動する上下動部材が設けられ、該上下
動部材は、試料成分測定時に下降して前記試料容器に拡
散光を透過させて前記検出器に該透過拡散光を伝達せし
め、しかして被測定時上昇して、該上下動部材に連動す
る遮蔽部材で検出器を拡散光から遮光させることを特徴
とする近赤外成分分析器が提供される。
【0005】
【作用】上下動部材と連動して遮光部材が動くようにし
たので、測定時には上下動部材が近赤外成分分析器の光
学検出系に試料容器をもたらすとともに、同時に遮光部
材を光学検出系から外して遮光を中断させ、非測定時上
下動部材は、試料容器を光学検出系から外して、しかし
て遮光部材を光学検出系に導入させて検出器を遮光して
防護できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て詳細に説明する。図1において、基台1に設置された
直立枠2に筒体3が装着され、垂直枠2から水平方向に
延びている。筒体3内には、光源装置LSならびに光学
系が設けられている。光源装置LSは、筒体3の左端部
に正面をその右端部へ、すなわち直立枠2側へ向けてブ
ロック4が設けられ、このブロック4に設けた多数の貫
通孔4aにそれぞれはめ込んだ発光ダイオード9を有す
る。発光ダイオード9の発光面部9aは、その胴部9b
より小直径となっているので貫通孔4aもブロック4の
正面近くで小径部4bとされ、次いで拡径されて、この
拡径部4cにそれぞれ固有の透過波長を有するフィルタ
11がはめ込まれている。ブロック4の後面には大径の
凹部4dが設けられ、この凹部4dに露出する発光ダイ
オード9の底をアレイ支持板10で保持している。さら
アレイ支持板10の後方には、発光ダイオード9駆動制
御用の回路基板14が設けられ、パネル5で凹部4dが
閉じられている。また筒体3の後部は、蓋体7で塞がれ
ている。なお、ブロック4ならびにパネル5を金属など
の熱伝達の良好な材料製として、発光ダイオード9から
発生する熱を吸収し筒体3に伝達するヒートシンクの機
能を持たせると好適である。
【0007】発光ダイオード9より発し、フィルタを通
過した近赤外光は、ブロック4の正面に張り合わせたフ
レネルレンズ12により筒体3の右端に設けた支持体1
6を貫通するボア16a内で一点に集光する。ここで一
点に集光した近赤外光は、集光点の直後に設けた、支持
体16のボア16a中にはめ込まれた3枚の半透明板1
7,18,19により拡散される。なお、拡散光の強度
は、光軸Lに沿う水平方向が全体として最大となる。
【0008】図2を参照して直立枠2の内側に設けた上
下動部材23は、2本のネジ棒21,22と螺合されて
いる。ネジ棒21,22は、基台1に設けた軸受25,
27および直立枠2の頂部の試料容器保持部2aに設け
た軸受24,26とにより回転可能に保持されおり、基
台1内部において下端部に嵌合されたギア21a,21
bを介して基台1に載置されたモータ28により互いに
同期回転させられる。すなわちネジ棒21,22が回転
することにより試料容器保持部2aから挿入され上下動
部材23上に配置された試料容器30が上下動できるよ
うになっている。さらに上下動部材23の上面にサーミ
スタ素子31が植え込まれており、試料容器30が載置
された際にサーミスタ31は、試料容器30の底部の両
側に設けた貫通孔32のいずれかに挿入されるようにな
っており、試料容器30の試料温度を測定する。
【0009】なお、図2で明瞭なように、貫通孔32
は、試料容器30の底部に左右対称に設けられており、
試料容器30が向きを入れ違えて容器保持部2aに挿入
されてもサーミスタ31がいずれかの貫通孔32を介し
て試料容器30内に導入可能となっている。直立枠2の
前面壁2fおよび後面壁2rは、筒体3と整合する円形
の開口が設けられ、後面壁2rの開口2bには、3枚の
半透明体17,18,19の内の最後部のもの19がは
め込まれ、前面壁2fの開口には透明ガラス34がはめ
込まれている。さらに前面壁2fの後面側に矩形の凹部
35が形成され、この凹部35内に摺動部材36が設け
られ、前述の上下動部材23と連動して凹部35内を上
下し、上下動部材23が上昇すると前面壁2fの開口を
塞ぎ、逆に上下動部材23が下降すると前面壁2fの開
口を開くようになっている。上下動部材23が下降する
と、上下動部材23上に載置した試料容器30が当該開
口と整合し、光源9から発し半透明板17,18,19
を介して拡散光となった近赤外光が試料容器30内の試
料を透過し、さらに直立枠2の前面壁2fに設けた開口
の透明ガラス34を通して、当該透明ガラス34と整合
して、凹部35を覆う透明板38に取り付けた光学検出
器42に入射するようにされる。
【0010】摺動部材36は、開口が設けられ、この開
口に光学的標準フィルター37がはめ込まれている。こ
の光学的標準フィルター37は、上下動部材35に連動
して摺動部材36が上昇した際に、透明ガラス34を覆
うようにし、よって拡散光は光学的標準フィルター37
を介して光検出器42に達するようになる。検出器42
は、直後に設けた演算処理回路43と共に透明板38に
取り付けたカバー39により覆われている。
【0011】以下に本実施例の近赤外成分分析器の動作
を説明する。試料容器保持部を通して上下動部材23に
載せられた試料容器30を、モータ28を駆動して上下
動部材23を下降させて図2に破線で示す位置23’ま
で下降させると、上述のように試料容器30の内部の試
料に光軸Lに沿って拡散光が透過した後検出器42に達
する。上下動部材23は、モータ28の回転を制御する
ことにより、段階的に降下させるようにでき、拡散光は
試料の上下方向で各部を照射でき、試料の各部が測定さ
れ、測定平均をとるようにすれば、試料の成分測定の信
頼度が向上できる。拡散光には、発光ダイオード9から
の近赤外光をフィルタ11に通すことにより得られる異
なる波長のものが含まれているので、各波長をを有する
近赤外光が試料内の対応の成分に吸収されるので、各波
長で近赤外光の吸収度を調べれはかなりの精度で試料の
成分分析が可能である。
【0012】試料の成分測定の後、モータ28を逆転し
て上下動部材23を上昇させると、これに連動して摺動
部材36が上昇して光学的標準フィルター37が透明ガ
ラス38を覆うので、拡散光は、標準フィルター37を
透過した後光強度を低下されて光学検出器42に達す
る。このため検出器42は、強い光から防護されると共
に、この標準フィルター37により被測定時に光学的校
正をとることができる。
【0013】さて、図3を参照するに上下動部材23の
上部には、細長い切欠23aが設けられ、直立枠2の前
面2fに設けた長孔2bを介して摺動部材36の後面か
ら突出する2本の突起36aをこの切欠23aで受けて
いる。よって上下動部材23が降下すると、突起36a
が長孔2bの下端に当たるまで降下する。この時点で摺
動部材36は、検出器42を遮光しなくなる。上下動部
材23は、さらに降下して載置している試料容器30を
光学検出系に導入して、試料に拡散光を透過させて検出
器42に達しせしめる。これにより試料成分の測定が行
われる。試料測定後、上下動部材23を上昇させると、
上下動部材23は、突起36aを切欠23aで受けた
後、摺動部材36を上昇させる。上下動部材23が上方
位置で停止すると、摺動部材36は、検出器42を拡散
光に対して遮光する。
【0014】
【発明の効果】以上、近赤外成分分析器の非測定時、上
下動部材23とともに摺動部材36が上昇し、検出器4
2を遮光するようになっているので、検出器42が直接
拡散光の強い光に晒すされることが防止できると共に、
摺動部材36に設けた標準フィルター37を介して拡散
光が検出器42に達するので、検出器42を常時校正す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図。
【図3】図1に図示の上下動部材と摺動部材との関連機
構を詳細に示す拡大斜視図。
【符号の説明】
2f 直立枠の前記壁 2b 長孔 4 ブロック 4a 貫通孔 9 発光ダイオード 10 アレイ支持板 11 フィルタ 12 集光レンズ 17,18,19 半透明板 23 上下動部材 23a 切欠 28 モータ 31 サーミスタ素子 30 試料容器 36 摺動部材 36a 突起 37 光学的標準板 42 検出器 43 演算処理回路 50 O−リング L 光軸 LS 光源装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−29339(JP,A) 特開 平8−43299(JP,A) 特開 平6−201468(JP,A) 特開 平5−256767(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/00 - 21/01 G01N 21/17 - 21/61 実用ファイル(PATOLIS) 特許ファイル(PATOLIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ異なる波長で近赤外光を発する
    複数個の光源からの近赤外光をほぼ同一の点に集光レン
    ズで集光させた後拡散手段で拡散させ、かくして得られ
    た拡散光を被分析試料容器を保持する試料容器保持部を
    通して検出器に導いて電気信号に変換するようにした近
    赤外成分分析器において、試料容器保持部には、前記試
    料容器を載置して上下動する上下動部材が設けられ、該
    上下動部材は、試料成分測定時に下降して前記試料容器
    に拡散光を透過させて前記検出器に該透過拡散光を伝達
    せしめ、しかして測定時上昇して、該上下動部材に連
    動する遮蔽部材で検出器を拡散光から遮光させることを
    特徴とする近赤外成分分析器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の近赤外成分分析器に
    いて、前記遮蔽部材には光学的標準フィルターが設けら
    れ、前記検出器の遮光時に該光学的標準フィルターが事
    実上前記検出器を覆い、これにより前記拡散光はその光
    強度を弱められた後に前記検出器に達することを特徴と
    する近赤外成分分析器。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の近赤外成分分析器にお
    いて、前記光学的標準フィルタは、検出の補正用に使用
    されることを特徴とする近赤外成分分析器。
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