JP3313153B2 - 赤外線センサ装置 - Google Patents

赤外線センサ装置

Info

Publication number
JP3313153B2
JP3313153B2 JP24898292A JP24898292A JP3313153B2 JP 3313153 B2 JP3313153 B2 JP 3313153B2 JP 24898292 A JP24898292 A JP 24898292A JP 24898292 A JP24898292 A JP 24898292A JP 3313153 B2 JP3313153 B2 JP 3313153B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
driving
pyroelectric sensor
driving force
infrared
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24898292A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06102088A (ja
Inventor
陽一 岩井
Original Assignee
ウエスト電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ウエスト電気株式会社 filed Critical ウエスト電気株式会社
Priority to JP24898292A priority Critical patent/JP3313153B2/ja
Publication of JPH06102088A publication Critical patent/JPH06102088A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3313153B2 publication Critical patent/JP3313153B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焦電型センサへの赤外
線の入射状態を制御するチョッパ装置を備えた赤外線セ
ンサ装置に関し、特に温度特性、静音特性、耐久性に優
れた小型形状の赤外線センサ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】焦電型センサを使用した赤外線センサ装
置は、侵入者警報装置などの防犯システム分野や照明用
スイッチ、トイレ等の自動洗浄スイッチあるいは自動ド
アスイッチ等の各種スイッチ分野、温度測定等の各種の
工業計測分野、玩具分野等で有用されており、近年、家
庭用電子機器分野への展開が急である。
【0003】焦電型センサは、センサに入射された赤外
線の変化に応じて電気信号を発生する特性を有する素子
であり、かかる焦電型センサを使用した赤外線センサ装
置は、通常、例えば人体である赤外線放出源の移動や赤
外線放出量の変化に応じて変化する焦電型センサの出力
電気信号を利用していた。
【0004】一方、焦電型センサの特性を積極的に利用
するには、焦電型センサへの赤外線の入射状態を管理さ
れた状態で制御する制御装置、いわゆるチョッパ装置と
組合わせての使用が周知である。
【0005】従来周知のチョッパ装置は、適宜の開口を
備えた1枚の羽根部材を焦電型センサの前方において適
宜の駆動源にて回転動作させ、上記開口を介しての赤外
線の通過および焦電型センサへの入射を制御する、いわ
ゆる写真用カメラの分野でロ−タリ−シャッタと称され
ている構成するものであり、換言すれば上記開口が焦電
型センサの前方に位置するか否かを制御していた。
【0006】これにより、焦電型センサは開口を介して
入射される赤外線と開口を介さずに入射される赤外線の
差に基づく赤外線の変化に応答して適宜の電気信号を出
力することになる。
【0007】かかる電気信号を使用することにより、例
えば人体検出で述べると、移動していない人体をも検知
できることになり、この結果、焦電型センサを使用した
赤外線検出システムの応用分野を著しく拡げられること
になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上、焦電型センサを
使用した赤外線センサ装置の一例について述べたが、冒
頭に述べた家電分野への応用を考えると、その全体形状
の小型化、静音化、高耐久性が強く望まれることにな
る。
【0009】ここで、焦電型センサとチョッパ装置とを
組合せた赤外線センサ装置の小型化について考えてみ
る。
【0010】前述したロ−タリ−シャッタ構成のチョッ
パ装置は、羽根部材を回転させる構成上その小型化に限
界のあることは明らかであり、したがって、その小型化
を検討する場合、少なくとも1枚の羽根部材を所定範囲
で往復動作させる、いわゆる写真用カメラの分野で絞り
シャッタと称されている構成の採用が考えられる。
【0011】絞りシャッタ構成の採用により、チョッパ
装置のある程度の小型化を実現できるが、新たに以下の
ような不都合点を生じることになる。
【0012】すなわち、ロ−タリ−シャッタ構成もそう
であるが、羽根部材は、通常、直流モ−タ等の回転動作
を行う電気的な駆動源によりその動作が制御されてお
り、駆動源自身がどうしても発熱し、一方、焦電型セン
サは赤外線、すなわち熱源を検出する素子であり、した
がって、小型化により焦電型センサとチョッパ装置の上
述のような回転動作を行う駆動源とが近接して配置され
ることになると、駆動源の駆動による発熱に焦電型セン
サが応答してしまい、所望の赤外線検出動作を行えなく
なる不都合を生じる恐れを有している。
【0013】また、羽根部材等を往復動作させる動作構
成上、例えば部材同志の擦れ合いにより、不要な摩擦音
や振動を発生する不都合を生じる恐れや、部材の帯電に
よる動作不安定を生じる恐れも有している。
【0014】換言すれば、絞りシャッタ構成のチョッパ
装置の小型化を実現する場合、チョッパ装置自身の動作
時の発熱、発音、振動等を抑制する必要がある。
【0015】加えて、家電分野への応用を考えた場合、
駆動源も含めた羽根部材等の往復動作の耐久特性も極め
て高い特性が求められることになる。
【0016】本発明は上記のような点を考慮してなした
もので、複数の羽根部材を互いに接触することなく独立
して移動するように構成して動作時の発熱、発音、振動
を抑制し、かつ高耐久特性を実現できる絞りシャッタ構
成のチョッパ装置を有し、全体形状を小型化できた赤外
線センサ装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明による赤外線セン
サ装置は、焦電型センサと、チョッパ装置とを有する赤
外線センサ装置であって、焦電型センサは地板に装着さ
れると共にセンサに入射された赤外線の変化に応じて電
気信号を発生するセンサであり、チョッパ装置は複数の
羽根部材と、羽根駆動部材と、駆動規制手段と、駆動源
と、駆動力伝達手段と、移動空間形成手段とを含み、焦
電型センサへの赤外線の入射状態を制御するものであ
り、複数の羽根部材は赤外線の入射方向に焦電型センサ
に向かって順次、地板に設けられた異なる回動軸を中心
に回動できるように、かつ閉時に大 部分が重なり合うよ
うに配置された第1羽根部材と第2羽根部材とからな
り、夫々が連動して互いに逆方向の回動往復動作を行う
ことにより赤外線が通過する適宜開口の開閉動作を行
い、羽根駆動部材は動作することにより第1、第2の
羽根部材を互いに逆方向に連動して回動往復動作させる
ように、第1、第2羽根部材の両者と連結され、駆動源
は羽根駆動部材を180度未満の所定範囲で回動往復動
作させる駆動力を出力し、駆動力伝達手段は駆動源の駆
動力を羽根駆動部材に伝達し、駆動規制手段は駆動力伝
達手段と当接することにより当該駆動力伝達手段の作動
範囲を制限して羽根駆動部材への駆動力の伝達を制御す
る複数の端部を備え、羽根駆動部材の回動動作を180
度未満の所定範囲の回動往復動作となるように規制する
ものであり、移動空間形成手段は、第1、第2羽根部材
の回動軸が設けられると共に第1羽根部材の焦電型セン
サ側の一面をガイドする第1ガイド壁および第2羽根部
材の焦電型センサ側の一面をガイドする第2ガイド壁を
有する地板、第1羽根部材の焦電型センサ側の一面と
は反対側の他面をガイドする第3ガイド壁を有する羽根
押さえ羽根地板の第1、第2ガイド壁が設けられた
面上に固着され第2羽根部材の焦電型センサ側の一面の
内の第2ガイド壁にてガイドされる部分とは異なる部分
をガイドするガイド面を有する羽根ガイド部材とからな
り、羽根押さえと羽根地板間に、第1、第2の羽根部材
の夫々が接触することなく独立して移動できる空間を規
定、形成するものであり、羽根駆動部材は駆動源の駆動
力が駆動力伝達手段を介して伝達されることにより駆動
規制手段によって規制される所定範囲の回動往復動作を
行い、第1、第2の羽根部材は羽根駆動部材の所定範囲
回動往復動作に連動して互いに逆方向に回動往復動作
し、移動空間形成手段によって形成された移動空間内を
互いに逆方向に回動往復移動して適宜開口の開閉動作を
行うように構成される。
【0018】
【作用】本発明による赤外線センサ装置は、上記のよう
に構成されることから、駆動源が動作して出力する駆動
力は、駆動力伝達手段を介して羽根駆動部材に伝達され
ることになる。
【0019】したがって羽根駆動部材は、駆動規制手段
によって180度未満の所定範囲に規制された回動往復
動作を行い、該往復動作により複数の羽根部材を駆動す
る。
【0020】これにより複数の羽根部材は、移動空間規
制手段によって規制、形成された移動空間を、夫々独立
して互いに逆方向に回動往復動作し、互いに協働して赤
外線が通過する適宜の開口の開閉動作を行うことにな
る。
【0021】すなわち、複数の羽根部材は互いに接触す
ることなく移動空間内を移動し、したがって、部材同志
の擦れ合いによる摩擦音や振動を発生することはなく、
また部材の帯電による動作不安定を生じる恐れもない。
【0022】また、上記複数の羽根部材の往復動作は羽
根駆動部材の180度未満に規制された回動往復動作に
より行われており、このため、駆動源として回転動作を
行うモ−タを採用する必要はなく、発熱および耐久性の
点で有利となる電磁駆動源を採用することができる。
【0023】
【実施例】図1、図2は、本発明による赤外線センサ装
置の一実施例を示す要部略正面図を示し、夫々開口閉鎖
状態、開口開放状態に対応している。
【0024】図3、図4は、夫々図1に示した一実施例
の要部略断面図および要部略底面図を示している。
【0025】図1ないし図4において、第1羽根部材1
は、地板3に植立された第1ピン3aを中心に回動でき
るように、また第2羽根部材2は、地板3に植立された
第2ピン3bを中心に回動できるように、夫々、地板3
と羽根押さえ4間に装着されている。
【0026】すなわち、第1羽根部材1および第2羽根
部材2は、各図面からも明らかなよ うに、後述する焦電
型センサ10への赤外線の入射方向に沿って、同焦電型
センサ10に向かって順次配置されている。
【0027】第1羽根部材1は、第2羽根部材2と重な
り合って配置されると共に、第2羽根部材2と協働して
適宜の開口を形成する開口形成部1a、羽根駆動部材6
に植立された駆動ピン6aが嵌挿される長溝1b、第1
ピン3aが嵌挿される孔1c、地板3に設けられた第1
ガイド壁3cによってガイドされる後述する焦電型セン
サ10側の一面を備えた突出部1dおよび羽根押さえ4
に設けられた2本の第3ガイド壁4aによってガイドさ
れる後述する焦電型センサ10側の一面とは反対側の
ガイド面1eを備えている。
【0028】第2羽根部材2は、第1羽根部材1と重な
り合って配置されると共に、第1羽根部材1と協働して
適宜の開口を形成する開口形成部2a、羽根駆動部材6
に植立された駆動ピン6aが嵌挿される長溝2b、第2
ピン3bが嵌挿される孔2cおよび地板3に設けられた
第2ガイド壁3dと対向し同ガイド壁3dによってガイ
ドされる後述する焦電型センサ10側の一面である被ガ
イド面を備えている。
【0029】地板3は、第1羽根部材1および第2羽根
部材2の夫々が回動できるように孔1c、2cを介して
装着される第1ピン3aおよび第2ピン3b、第1羽根
部材1の突出部1dの後述する焦電型センサ10側の一
をガイドする第1ガイド壁3c、第2羽根部材2の
述する焦電型センサ10側の一面である被ガイド面をガ
イドする第2ガイド壁3dおよび赤外線が通過する適宜
の所定開口3eを備えている。なお、第1ピン3aおよ
び第2ピン3bの周囲には、図4に示されているように
第1羽根部材1の被ガイド面1eおよび第2羽根部材2
の被ガイド面をガイドする、高さの異なる大径部3a
a、3bbが形成されている。
【0030】また、地板3は、羽根押さえ4および羽根
ガイド部材5を夫々固着するための固着構成を有してい
る。
【0031】羽根押さえ4は、第1羽根部材1の後述す
る焦電型センサ10側の一面とは反対側の被ガイド面1
eをガイドする2本の第3ガイド壁4a、赤外線が通過
する適宜の所定開口4bおよび地板3への固着構成を有
している。
【0032】羽根ガイド部材5は、第2羽根部材2の地
板3に設けられた第2ガイド壁3dと対向する後述する
焦電型センサ10側の一面である被ガイド面と対向し、
ガイド面をガイドするガイド面を備え、地板3上に
固着される。
【0033】以上の構成より明らかであるが、第1、第
2羽根部材1、2は、夫々地板3あるいは羽根押さえ4
に形成されたガイド壁3c、3d、4aおよび羽根ガイ
ド部材5等のガイド構成により、互いに接触しないよう
に地板3と羽根押さえ4にて形成される空間内に配置さ
れることになる。
【0034】換言すれば、ガイド壁3c、3dを有する
地板3、ガイド壁4aを有する羽根押さえ4および羽根
ガイド部材5等は、第1、第2羽根部材1、2の夫々が
接触することなく独立して移動できる空間を規定、形成
する移動空間形成手段を構成しているということができ
る。
【0035】羽根駆動部材6は、略V字形状を有し、そ
の一辺に第1羽根部材1の長溝1b内および第2羽根部
材2の長溝2b内に嵌挿され、両羽根部材1、2の第1
ピン3aあるいは第2ピン3bを中心とした回動移動を
制御する駆動ピン6aが植立されている。
【0036】他辺にはカム部材7に植立された伝達ピン
7aが嵌挿される長溝6bが形成され、またV字形状の
中央部には回動軸6cが形成されている。
【0037】カム部材7は、略円板形状を有すると共
に、羽根駆動部材6の長溝6bに嵌挿される伝達ピン7
a、駆動規制部材9と当接する当接面を形成するための
小径部7bを有している。
【0038】また、カム部材7は、その中心部において
電磁駆動源8の出力軸8aと連結され、電磁駆動源8の
回動動作に連動して上記出力軸8aを中心とした回動動
作を行い、電磁駆動源8の駆動力を伝達ピン8aを介し
て羽根駆動部材6に伝達する駆動力伝達手段として機能
する。
【0039】駆動規制手段を構成する駆動規制部材9
は、カム部材7の小径部7bにより形成された一対の当
接面7ba、7bbと当接する端部9a、9bを有し、
カム部材7の回動範囲を規制している。
【0040】なお、駆動規制部材9による回動の規制範
囲については、図示例では約30度に構成していたが、
かかる角度に限定されることはなく、本発明において
は、第1、第2羽根部材1、2と羽根駆動部材6との動
作関係等を考慮して180度未満の適宜の角度に設定さ
れることになる。
【0041】以上述べたような第1、第2羽根部材1、
2および地板3等の各構成により本発明による赤外線セ
ンサ装置のチョッパ装置が構成されることになる。
【0042】焦電型センサ10は、地板3の所定開口3
e、羽根押さえ4の所定開口4bおよびレンズ11を介
して形成される光軸L上に配置され、第1、第2羽根部
材1、2の開放状態設定時上記各開口を介して入射され
る赤外線を検知する。
【0043】以下、上記のような構成からなる本発明に
よる赤外線センサ装置の動作について説明する。
【0044】図1に図示した第1、第2羽根部材1、2
が地板3等の所定開口3eの前方で互いに重なり、外部
からの赤外線のレンズを介しての焦電型センサ10への
入射を遮断している開口閉鎖状態において、今、電磁駆
動源8が時計方向への回動動作を開始すると、カム部材
7が連動して同方向に回動し、その回動駆動力は、伝達
ピン6aおよび長溝6bを介して羽根駆動部材6に伝達
される。
【0045】よって羽根駆動部材6は、回動軸6cを中
心として反時計方向に回動し、駆動ピン6aが嵌挿され
ている長溝1b、2bを介して第1、第2羽根部材1、
2を、夫々反時計方向、時計方向に、第1、第2ピン3
a、3bを中心として回動させる。
【0046】第1、第2羽根部材1、2の図示状態から
の上述した回動動作は、詳述するまでもなく、夫々の開
口形成部1a、2aによって開口が徐々に形成されてゆ
く動作となり、また、かかる第1、第2羽根部材1、2
の回動動作は、カム部材7の当接面7baが駆動規制部
材9の端部9aと当接するまで行われ、最終的には地板
3の所定開口3eの前方に第1、第2羽根部材1、2に
より形成された適宜開口が位置した図2に示した開口開
放状態が設定される。
【0047】なお、第1、第2羽根部材1、2の回動動
作は、図3からも明らかなように、第1、第2、第3ガ
イド壁3c、3d、4a、羽根ガイド部材5等と夫々の
羽根部材1、2との関係により、互いに独立して、すな
わち互いに接触することなく行われることになる。
【0048】一方、図2に示した開口開放状態におい
て、先の場合とは逆に電磁駆動源8が反時計方向に駆動
されると、先の場合同様、カム部材7が連動して同方向
に回動し、電磁駆動源8の回動駆動力を羽根駆動部材6
に伝達される。
【0049】よって、先の場合とは逆に、羽根駆動部材
6は、回動軸6cを中心として時計方向に回動し、第
1、第2羽根部材1、2を、夫々時計方向、反時計方向
に、第1、第2ピン3a、3bを中心として回動させ
る。
【0050】第1、第2羽根部材1、2の図2に示した
状態からの上述した回動動作は、夫々の開口形成部1
a、2aによって形成していた開口を徐々に閉鎖してゆ
く動作となり、また、かかる第1、第2羽根部材1、2
の回動動作は、カム部材7の当接面7bbが駆動規制部
材9の端部9bと当接するまで行われ、最終的には地板
3の所定開口3eの前方で第1、第2羽根部材1、2が
重なり合い、適宜開口を閉鎖した図1に示した開口閉鎖
状態が設定される。
【0051】なお、かかる第1、第2羽根部材1、2の
回動動作も、先の場合同様、互いに独立して、すなわち
互いに接触することなく行われることはもちろんであ
る。
【0052】以上述べたように、本発明においては、カ
ム部材7の駆動規制部材9による回動規制範囲内の往復
回動動作により第1、第2羽根部材1、2を往復動作さ
せ、これにより赤外線が通過する適宜開口の開閉制御が
なされるように、駆動ピン6a、長溝1b、2b等が設
計され、さらに第1、第2羽根部材1、2の往復動作
は、移動空間形成手段により互いに接触することなく独
立して行われるようになされている。
【0053】
【発明の効果】本発明による赤外線センサ装置は、上述
したように羽根駆動部材の回動範囲を規制しているから
構成されるため、駆動源として回転動作するモ−タでは
ない電磁駆動源を採用することができ、発熱の抑制およ
び耐久性にすぐれた赤外線センサ装置を得ることができ
る効果を有している。
【0054】また、チョッパ装置における複数の羽根部
材を、移動空間規制手段によって規定、形成された空間
内を移動させることから、夫々が接触することなく移動
できることになり、摩擦音等の不要音や振動を発生する
ことはなく、また羽根部材の帯電による動作不安定を生
じる恐れもない効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による赤外線センサ装置の一実施例にお
ける開口閉鎖状態を示す要部略正面図
【図2】同実施例の開口開放状態を示す要部略正面図
【図3】同実施例の要部略断面図
【図4】同実施例の要部略底面図
【符号の説明】
1 第1羽根部材 2 第2羽根部材 3 地板 4 羽根押さえ 5 羽根ガイド部材 6 羽根駆動部材 7 カム部材 8 電磁駆動源 9 駆動規制部材 10 焦電型センサ 11 レンズ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01J 1/02 - 1/04 G01J 5/02 G01J 5/62 G02B 26/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焦電型センサと、チョッパ装置とを有する
    赤外線センサ装置であって、焦電型センサは地板に装着
    されると共にセンサに入射された赤外線の変化に応じて
    電気信号を発生するセンサであり、チョッパ装置は複数
    の羽根部材と、羽根駆動部材と、駆動規制手段と、駆動
    源と、駆動力伝達手段と、移動空間形成手段とを含み、
    焦電型センサへの赤外線の入射状態を制御するものであ
    り、複数の羽根部材は赤外線の入射方向に焦電型センサ
    に向かって順次、地板に設けられた異なる回動軸を中心
    に回動できるように、かつ閉時に大部分が重なり合うよ
    うに配置された第1羽根部材と第2羽根部材とからな
    り、夫々が連動して互いに逆方向の回動往復動作を行う
    ことにより赤外線が通過する適宜開口の開閉動作を行
    い、羽根駆動部材は動作することにより第1、第2の
    羽根部材を互いに逆方向に連動して回動往復動作させる
    ように、第1、第2羽根部材の両者と連結され、駆動源
    は羽根駆動部材を180度未満の所定範囲で回動往復動
    作させる駆動力を出力し、駆動力伝達手段は駆動源の駆
    動力を羽根駆動部材に伝達し、駆動規制手段は駆動力伝
    達手段と当接することにより当該駆動力伝達手段の作動
    範囲を制限して羽根駆動部材への駆動力の伝達を制御す
    る複数の端部を備え、羽根駆動部材の回動動作を180
    度未満の所定範囲の回動往復動作となるように規制する
    ものであり、移動空間形成手段は、第1、第2羽根部材
    の回動軸が設けられると共に第1羽根部材の焦電型セン
    サ側の一面をガイドする第1ガイド壁および第2羽根部
    材の焦電型センサ側の一面をガイドする第2ガイド壁を
    有する地板、第1羽根部材の焦電型センサ側の一面と
    は反対側の他面をガイドする第3ガイド壁を有する羽根
    押さえ羽根地板の第1、第2ガイド壁が設けられた
    面上に固着され第2羽根部材の焦電型センサ側の一面の
    内の第2ガイド壁にてガイドされる部分とは異なる部分
    をガイドするガイド面を有する羽根ガイド部材とからな
    り、羽根押さえと羽根地板間に、第1、第2の羽根部材
    の夫々が接触することなく独立して移動できる空間を規
    定、形成するものであり、羽根駆動部材は駆動源の駆動
    力が駆動力伝達手段を介して伝達されることにより駆動
    規制手段によって規制される所定範囲の回動往復動作を
    行い、第1、第2の羽根部材は羽根駆動部材の所定範囲
    回動往復動作に連動して互いに逆方向に回動往復動作
    し、移動空間形成手段によって形成された移動空間内を
    互いに逆方向に回動往復移動して適宜開口の開閉動作を
    行う赤外線センサ装置。
JP24898292A 1992-09-18 1992-09-18 赤外線センサ装置 Expired - Fee Related JP3313153B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24898292A JP3313153B2 (ja) 1992-09-18 1992-09-18 赤外線センサ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24898292A JP3313153B2 (ja) 1992-09-18 1992-09-18 赤外線センサ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06102088A JPH06102088A (ja) 1994-04-12
JP3313153B2 true JP3313153B2 (ja) 2002-08-12

Family

ID=17186273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24898292A Expired - Fee Related JP3313153B2 (ja) 1992-09-18 1992-09-18 赤外線センサ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3313153B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100971861B1 (ko) 2005-10-03 2010-07-22 가부시끼가이샤 제이엠에스 폐쇄형 저혈조 및 그것을 이용한 체외 혈액 순환 장치
US8414515B2 (en) 2007-08-27 2013-04-09 Jms Co., Ltd. Blood reservoir
JP2018017532A (ja) 2016-07-26 2018-02-01 日本電産コパル株式会社 羽根駆動装置及び赤外線撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06102088A (ja) 1994-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10412313B2 (en) Apparatus for driving a blade of a camera
KR100199709B1 (ko) 모터식 댐퍼장치
KR100272342B1 (ko) 줌카메라의바리어개폐장치및그방법
US4884091A (en) Exposure control device in a camera
JP3313153B2 (ja) 赤外線センサ装置
KR100558021B1 (ko) 팬/틸트 돔형 카메라
US4616737A (en) Buffer device
US8641199B2 (en) Projector
JP2000227534A (ja) レンズ鏡筒および光学装置
JP2015052782A (ja) 絞り装置及びそれを有するレンズ装置及び撮像装置
US4588276A (en) Iris diaphragm device for a camera
US4609273A (en) Iris diaphragm device for a camera
JPH02807A (ja) レンズ鏡筒
US5467158A (en) Film winding/rewinding mechanism of camera
JPH11241829A (ja) 電子レンジのセンサ用の湿気防止装置
JP2020098303A (ja) 羽根駆動装置及び電子機器
JPH10161235A (ja) 雲台装置
KR200147257Y1 (ko) 카메라의 조리개
JPH0655138U (ja) カメラの羽根開閉装置
JP2787500B2 (ja) 電動ズームレンズ鏡筒
JP3121048B2 (ja) リモートコントロール機能を有するカメラ雲台
JP2583855Y2 (ja) 光量制御装置
KR100230298B1 (ko) 카메라 레코더의 조리개 조립체
JPH10164400A (ja) 雲台装置
JP2022174941A (ja) カメラ装置及び羽根駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees