JP3312599B2 - 形状が変化する印刷装置 - Google Patents

形状が変化する印刷装置

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JP3312599B2
JP3312599B2 JP25729398A JP25729398A JP3312599B2 JP 3312599 B2 JP3312599 B2 JP 3312599B2 JP 25729398 A JP25729398 A JP 25729398A JP 25729398 A JP25729398 A JP 25729398A JP 3312599 B2 JP3312599 B2 JP 3312599B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置(プリン
タ)に関し、特に、モータなどの動力機構、歯車を含む
輪列、ヘッドやプラテンなどの印刷機構のそれぞれを支
持するフレームが歯車の軸回りに回動可能に構成され、
容易に変形し、用紙の供給方向や排出方向を容易に変更
できる印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、モータなどの動力機構により
供給される動力を、歯車を含む輪列が伝達してヘッドや
プラテンなどの印刷機構を駆動する印刷装置が提供され
ている。このような従来の印刷装置では、動力機構、輪
列、印刷機構を支持するフレームは一体として構成され
るのが通例であった。
【0003】このような従来の印刷装置では、モータは
フレームに固着されて支持されており、輪列の歯車の回
転軸となるシャフトは、フレームに穿孔された穴を貫通
することにより、回転可能に支持されており、印刷機構
はフレームに固着されて支持されていた。
【0004】このようなモータ、輪列、印刷機構、フレ
ームは、一体となったユニットとして提供され、特に小
型のライン・サーマル・プリンタにおいては、このよう
な一体形成されたユニットが頻繁に使用されており、ロ
ーラ状のプラテンが使用され、モータが供給する動力に
より、回転して、用紙送りを行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の印刷装置では、以下のような問題があった。
【0006】第1に、モータ、輪列、印刷機構、フレー
ムは、一体となったユニットとして供給されるため、印
刷される用紙の供給方向や排出方向があらかじめ定めた
方向に限定されてしまう、という問題が生じていた。
【0007】第2に、モータ、輪列、印刷機構、フレー
ムは、一体となったユニットとして供給されるため、印
刷装置の形状があらかじめ定めたものに限定されてしま
う、という問題が生じていた。
【0008】特に、レジスタ装置などの小型会計装置
や、印刷機能を備える電子卓上計算機にこのような印刷
装置を組み込む際には、小型化の要請とユーザの使いや
すさの両方の要望に応える必要があるが、上記のような
制限により、このような要望に応えることが難しい、と
いう問題が生じていた。
【0009】第3に、モータ、輪列、印刷機構、フレー
ムは、一体となったユニットとして供給されるため、運
搬や日常の運用において受ける衝撃や圧力などの各種の
力によりフレームが変形し、故障が発生しやすくなる、
という問題が生じていた。
【0010】本発明は、これらの問題を解決するために
なされたものであり、モータなどの動力機構、歯車を含
む輪列、ヘッドやプラテンなどの印刷機構のそれぞれを
支持するフレームが歯車の軸回りに回動可能に構成さ
れ、容易に変形し、用紙の供給方向や排出方向を容易に
変更できる印刷装置を提供することを目的とする。
【0011】特に、複数のフレームを弾性体などの変形
可能な基礎支持体で支持することにより、運搬や日常的
な使用において受ける各種の衝撃や圧力などの力によっ
ても、フレームの全体形状とこれを支持する基礎支持体
が変形し、これらの力を柔軟に受け止めることができ、
故障が発生しにくい印刷装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの発明は下記の発明である。
【0013】第1の発明は、以下の手段を有することを
特徴とする印刷装置である。
【0014】回転力による動力を供給する動力機構手段
と、動力機構手段により供給される回転力による動力を
1つまたは複数の歯車により伝達する輪列と、輪列によ
り伝達される動力により駆動され、文字または図形を印
刷する印刷機構手段と、動力機構手段を、輪列の動力機
構手段に隣接する歯車が回転する軸回りに、回動可能に
支持する動力機構支持手段。
【0015】第1の発明では、動力機構手段は、回転力
による動力を供給し、輪列は、動力機構手段により供給
される回転力による動力を1つまたは複数の歯車により
伝達し、印刷機構手段は、輪列により伝達される動力に
より駆動され、文字または図形を印刷し、動力機構支持
手段は、動力機構手段を、輪列の動力機構手段に隣接す
る歯車が回転する軸回りに、回動可能に支持する。
【0016】第1の発明により、その形状が容易に変形
し、用紙の供給方向や排出方向を容易に変更できる印刷
装置を提供することができる。
【0017】第2の発明は、第1の発明において、さら
に、以下の手段を有することを特徴とする印刷装置であ
る。
【0018】印刷機構手段を、輪列の印刷機構手段に隣
接する歯車が回転する軸回りに、回動可能に支持する印
刷機構支持手段。
【0019】第2の発明では、さらに、印刷機構支持手
段は、印刷機構手段を、輪列の印刷機構手段に隣接する
歯車が回転する軸回りに、回動可能に支持する。
【0020】第2の発明により、その形状が容易に変形
し、用紙の供給方向や排出方向を容易に変更できる印刷
装置を提供することができる。
【0021】第3の発明は、第2の発明において、さら
に、以下の手段を有することを特徴とする印刷装置であ
る。
【0022】動力機構支持手段と、印刷機構支持手段
と、を支持する変形可能な基礎支持手段。
【0023】第3の発明では、さらに、変形可能な基礎
支持手段は、動力機構支持手段と、印刷機構支持手段
と、を支持する。
【0024】第3の発明により、第2の発明に加え、変
形した形状を容易に固定することができる印刷装置を提
供することができる。
【0025】第4の発明は、第2の発明において、さら
に、以下の手段を有することを特徴とする印刷装置であ
る。
【0026】輪列の互いに隣接する歯車の一方を歯車の
他方が回転する軸回りに、回動可能に支持する歯車支持
手段。
【0027】第4の発明では、歯車支持手段は、輪列の
互いに隣接する歯車の一方を歯車の他方が回転する軸回
りに、回動可能に支持する。
【0028】第4の発明により、その形状が容易に変形
し、用紙の供給方向や排出方向を容易に変更できる印刷
装置を提供することができる。
【0029】第5の発明は、第4の発明において、さら
に、以下の手段を有することを特徴とする印刷装置であ
る。
【0030】動力機構支持手段と、印刷機構支持手段
と、歯車支持手段と、を支持する変形可能な基礎支持手
段。
【0031】第5の発明では、変形可能な基礎支持手段
は、動力機構支持手段と、印刷機構支持手段と、歯車支
持手段と、を支持する。
【0032】第5の発明により、第4の発明に加え、変
形した形状を容易に固定することができる印刷装置を提
供することができる。
【0033】第6の発明は、以下の手段を有することを
特徴とする印刷装置である。
【0034】回転力による動力を供給する動力機構手段
と、動力機構手段により供給される回転力による動力を
1つまたは複数の歯車により伝達する輪列と、輪列によ
り伝達される動力により駆動され、文字または図形を印
刷する印刷機構手段と、印刷機構手段を、輪列の印刷機
構手段に隣接する歯車が回転する軸回りに、回動可能に
支持する印刷機構支持手段。
【0035】第6の発明では、動力機構手段は、回転力
による動力を供給し、輪列は、動力機構手段により供給
される回転力による動力を1つまたは複数の歯車により
伝達し、印刷機構手段は、輪列により伝達される動力に
より駆動され、文字または図形を印刷し、印刷機構支持
手段は、印刷機構手段を、輪列の印刷機構手段に隣接す
る歯車が回転する軸回りに、回動可能に支持する。
【0036】第6の発明により、その形状が容易に変形
し、用紙の供給方向や排出方向を容易に変更できる印刷
装置を提供することができる。
【0037】第7の発明は、第6の発明において、さら
に、以下の手段を有することを特徴とする印刷装置であ
る。
【0038】輪列の互いに隣接する歯車の一方を歯車の
他方が回転する軸回りに、回動可能に支持する歯車支持
手段。
【0039】第7の発明では、歯車支持手段は、輪列の
互いに隣接する歯車の一方を歯車の他方が回転する軸回
りに、回動可能に支持する。
【0040】第7の発明により、その形状が容易に変形
し、用紙の供給方向や排出方向を容易に変更できる印刷
装置を提供することができる。
【0041】第8の発明は、第7の発明において、さら
に、以下の手段を有することを特徴とする印刷装置であ
る。
【0042】印刷機構支持手段と、歯車支持手段と、を
支持する変形可能な基礎支持手段。
【0043】第8の発明により、第7の発明に加え、変
形した形状を容易に固定することができる印刷装置を提
供することができる。
【0044】第9の発明は、以下の手段を有することを
特徴とする印刷装置である。
【0045】回転力による動力を供給する動力機構手段
と、動力機構手段により供給される回転力による動力を
1つまたは複数の歯車により伝達する輪列と、輪列によ
り伝達される動力により駆動され、文字または図形を印
刷する印刷機構手段と、輪列の互いに隣接する歯車の一
方を歯車の他方が回転する軸回りに、回動可能に支持す
る歯車支持手段。
【0046】第9の発明では、動力機構手段は、回転力
による動力を供給し、輪列は、動力機構手段により供給
される回転力による動力を1つまたは複数の歯車により
伝達し、印刷機構手段は、輪列により伝達される動力に
より駆動され、文字または図形を印刷し、歯車支持手段
は、輪列の互いに隣接する歯車の一方を歯車の他方が回
転する軸回りに、回動可能に支持する。
【0047】第9の発明により、その形状が容易に変形
し、用紙の供給方向や排出方向を容易に変更できる印刷
装置を提供することができる。
【0048】第10の発明は、第9の発明において、さ
らに、以下の手段を有することを特徴とする印刷装置で
ある。
【0049】前記動力機構手段を、前記輪列の前記動力
機構手段に隣接する歯車が回転する軸回りに、回動可能
に支持する動力機構支持手段。
【0050】第10の発明では、動力機構支持手段は、
前記動力機構手段を、前記輪列の前記動力機構手段に隣
接する歯車が回転する軸回りに、回動可能に支持する。
【0051】第10の発明により、その形状が容易に変
形し、用紙の供給方向や排出方向を容易に変更できる印
刷装置を提供することができる。
【0052】第11の発明は、第10の発明において、
さらに、以下の手段を有することを特徴とする印刷装置
である。
【0053】前記歯車支持手段と、前記動力機構支持手
段と、を支持する変形可能な基礎支持手段。
【0054】第11の発明では、変形可能な基礎支持手
段は、前記歯車支持手段と、前記動力機構支持手段と、
を支持する。
【0055】第11の発明により、第10の発明に加
え、変形した形状を容易に固定することができる印刷装
置を提供することができる。
【0056】第12の発明は、第3、第5、第8、また
は、第11のいずれかの発明において、変形可能な基礎
支持手段は、変形可能な弾性体により構成されることを
特徴とする印刷装置である。
【0057】第12の発明により、運搬や日常的な使用
において受ける各種の衝撃や圧力などの力によっても、
フレームの全体形状とこれを支持する基礎支持体が変形
し、これらの力を柔軟に受け止めることができ、故障が
発生しにくい印刷装置を提供することができる。
【0058】なお、本発明の印刷装置は、第1の発明で
は、動力機構手段に接する輪列の歯車の軸回りに、第2
の発明では、動力機構手段に接する輪列の歯車の軸回り
と印刷機構手段に接する輪列の歯車の軸回りに、第4の
発明では、動力機構手段に接する輪列の歯車の軸回りと
輪列内の歯車の軸回りと、印刷機構手段に接する輪列の
歯車の軸回りに、第6の発明では、印刷機構手段に接す
る輪列の歯車の軸回りに、第7の発明では、印刷機構手
段に接する輪列の歯車の軸回りと輪列内の歯車の軸回り
に、第9の発明では、輪列内の歯車の軸回りに、第10
の発明では、輪列内の歯車の軸回りと動力機構手段に接
する輪列の歯車の軸回りに、それぞれ折れ曲がるように
形状を変化させることができる。
【0059】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を説明
する。なお、以下に説明する実施形態は説明のためのも
のであり、本発明の範囲を制限するものではない。した
がって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素
をこれと均等なものに置換した実施形態を採用すること
が可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含
まれる。
【0060】図1、図2は、本発明に係る印刷装置の第
1の実施形態の構成を示す説明図であり、それぞれ、平
面図、正面図である。
【0061】本実施形態においては、モータを支持する
フレームと、印刷機構を支持するフレームとが、輪列の
歯車の1つの回転軸回りに回動することができる。
【0062】印刷装置101のモータ111のシャフト
112には歯車113が備えられ、歯車113に接する
輪列121の歯車122に動力を供給する。
【0063】輪列121の歯車122はシャフト123
回りに回転し、歯車128に接し、動力を伝達する。歯
車128はシャフト129回りに回転する。輪列121
は、歯車122、歯車128により、モータ111が供
給する回転力による動力を減速して伝達する。
【0064】印刷機構131はサーマル・ヘッド132
とローラ状のプラテン133を備え、プラテン133は
シャフト134回りに回転し、シャフト134には歯車
135が備えられ、歯車135は輪列121の歯車12
8に接し、伝達された回転力により、回転して必要な紙
送りを行う。
【0065】また、プラテン133はサーマル・ヘッド
132との間で、印刷時に用紙を固定する。
【0066】モータ111と、歯車122のシャフト1
23と、歯車128のシャフト129と、はモータ・フ
レーム141に支持されている。
【0067】歯車128のシャフト129と、サーマル
・ヘッド132と、プラテンのシャフト134と、は、
プラテン・フレーム151に支持されている。
【0068】モータ・フレーム141にはシャフト12
9を貫通するための穴が穿孔されており、モータ・フレ
ーム141は、プラテン・フレーム151に対して、シ
ャフト129回りに回動することができる。
【0069】したがって、図2に示すように、印刷装置
101の全体形状は、シャフト129を軸に折り曲げる
ことができ、容易に変形することができる。
【0070】なお、本実施形態では、シャフト123は
モータ・フレーム141に固着され、シャフト129は
プラテン・フレーム151に固着されており、歯車12
2がシャフト123の回りを、歯車128がシャフト1
29の回りを、それぞれ回転するが、フレームに対して
歯車が回転すればほかの支持手法を採用することができ
る。たとえば、歯車122にシャフト123が固着さ
れ、モータ・フレーム141に穿孔された穴をシャフト
123が貫通することにより、モータ・フレーム141
に対して歯車122が回転する実施形態のごとくであ
る。
【0071】第1の実施形態の印刷装置を実際にレジス
タ装置や電子卓上計算機に組み込む場合には、その形状
に合わせて両フレームを回動させ、所望の形状にしてか
らレジスタ装置や電子卓上計算機に各フレームを固定す
ればよい。
【0072】図3、図4は、本発明に係る印刷装置の第
2の実施形態の構成を示す説明図であり、図3は平面
図、図4は正面図である。本実施形態においては、輪列
の歯車が複数のフレームで支持され、複数のフレームは
輪列の歯車の1つの回転軸回りに回動することができ
る。
【0073】なお、図3、図4においては、第1の実施
形態と同じ要素については同じ符号を付している。
【0074】印刷装置101のモータ111のシャフト
112には歯車113が備えられ、歯車113に接する
輪列121の歯車122に動力を供給する。
【0075】輪列121の歯車122はシャフト123
回りに回転し、歯車128に接し、動力を伝達する。歯
車128はシャフト129回りに回転する。輪列121
は、歯車122、歯車128により、モータ111が供
給する回転力による動力を減速して伝達する。
【0076】印刷機構131はサーマル・ヘッド132
とローラ状のプラテン133を備え、プラテン133は
シャフト134回りに回転し、シャフト134には歯車
135が備えられ、歯車135は輪列121の歯車12
8に接し、伝達された回転力により、回転して必要な紙
送りを行う。
【0077】また、プラテン133はサーマル・ヘッド
132との間で、印刷時に用紙を固定する。
【0078】モータ111と、歯車122のシャフト1
23と、はモータ・フレーム141に支持されている。
【0079】歯車128のシャフト129と、サーマル
・ヘッド132と、プラテンのシャフト134と、は、
プラテン・フレーム151に支持されている。
【0080】歯車122のシャフト123と、歯車12
8のシャフト129と、は、輪列フレーム161に支持
されている。
【0081】輪列フレーム161には、シャフト123
を貫通するための穴が穿孔されており、輪列フレーム1
61は、モータ・フレーム141に対して、シャフト1
23回りに回動することができる。
【0082】また、輪列フレーム161にはシャフト1
29を貫通するための穴が穿孔されており、輪列フレー
ム161は、プラテン・フレーム151に対して、シャ
フト129回りに回動することができる。
【0083】したがって、図4に示すように、印刷装置
101の全体形状は、シャフト123と、シャフト12
9と、を軸に折り曲げることができ、第1の実施形態に
比べて、さらに、さまざまな形状に容易に変形すること
ができる。
【0084】なお、フレームや歯車と、シャフトと、の
固定関係については、第1の実施形態と同様に変更する
ことが可能である。
【0085】第2の実施形態の印刷装置を実際にレジス
タ装置や電子卓上計算機に組み込む場合の各フレームの
固定については、第1の実施形態の印刷装置と同様であ
る。
【0086】図5は、本発明に係る印刷装置の第3の実
施形態の構成を示す説明図(正面図)であり、本実施形
態においては、モータ、輪列、印刷機構を支持するフレ
ームを弾性体からなる変形可能な基礎支持体が支持す
る。
【0087】なお、図5においては、第1および第2の
実施形態と同じ要素については同じ符号を付している。
【0088】図5には、印刷装置101の、モータ11
1の歯車113、輪列121の歯車122、歯車12
8、プラテン133の歯車135、モータ・フレーム1
41、プラテン・フレーム151、輪列フレーム161
が示されており、モータ・フレーム141、プラテン・
フレーム151、輪列フレーム161の3つのフレーム
が熱可塑性樹脂などの弾性体からなる基礎支持体181
に支持されている。
【0089】従来の印刷装置は剛体構造のため、たとえ
ば洋服などのポケットに入れて運搬した場合に、角部が
洋服の生地を裁断してしまったり、圧力などでフレーム
が変形して故障が発生したりしていた。一方、本実施形
態では、印刷装置自体が変形し、しかも弾性体で覆うこ
とができるため、このようなことは発生しにくくなって
いる。さらに、弾性体で支持することにより、衝撃や圧
力などの外力を受け止めることができ、故障が発生しに
くくなっている。
【0090】第3の実施形態の印刷装置では、弾性体と
して熱可塑性樹脂、粘土、ゴム、スプリングなどを使用
することができる。この実施形態においては、エンド・
ユーザが自分の好みに合わせて用紙の供給方向や排出方
向を設定できる印刷装置を提供することができる。
【0091】たとえば、弾性体として熱可塑性樹脂を使
用した場合、エンド・ユーザの体温やドライヤーなどか
ら供給される温風により熱を与えて印刷装置の基礎支持
体を所望の形状に変形した後、放置することによって当
該形状に固定される。
【0092】また、基礎支持体が弾性体で構成されるた
め、衝撃や圧力などの外力を全体のフレーム形状と基礎
支持体の変形により吸収することができるので、故障が
発生しにくい印刷装置を提供することができる。
【0093】なお、これら第1から第3の実施形態を任
意に組み合わせて印刷装置を構成することができ、これ
らの実施形態も本発明の範囲に含まれる。たとえば、輪
列の歯車の数を増減して変更したり、輪列の歯車を支持
するフレームの数を2つ以上の任意の数としたり、第1
の実施形態において各フレームを基礎支持体によって支
持するなどの実施形態が含まれる。
【0094】なお、モータ111は、動力機構手段とし
て、印刷機構131は、印刷機構手段として、モータ・
フレーム141は、動力機構支持手段として、プラテン
・フレーム151は、印刷機構支持手段として、輪列フ
レーム161は、歯車支持手段として、基礎支持体18
1は、基礎支持手段として、それぞれ機能する。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の効果を奏する。
【0096】第1に、その形状が容易に変形し、用紙の
供給方向や排出方向を容易に変更できる印刷装置を提供
することができる。
【0097】第2に、さらに、変形した形状を容易に固
定することができる印刷装置を提供することができる。
【0098】第3に、さらに、運搬や日常的な使用にお
いて受ける各種の衝撃や圧力などの力によっても、これ
らの力を柔軟に受け止めることができ、故障が発生しに
くい印刷装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷装置の第1の実施形態の構成
を示す説明図(平面図)である。
【図2】本発明に係る印刷装置の第1の実施形態の構成
を示す説明図(正面図)である。
【図3】本発明に係る印刷装置の第2の実施形態の構成
を示す説明図(平面図)である。
【図4】本発明に係る印刷装置の第2の実施形態の構成
を示す説明図(正面図)である。
【図5】本発明に係る印刷装置の第3の実施形態の構成
を示す説明図(正面図)である。
【符号の説明】
101 印刷装置 111 モータ 112 モータ・シャフト 113 モータ歯車 121 輪列 122 歯車 123 シャフト 128 歯車 129 シャフト 131 印刷機構 132 サーマル・ヘッド 133 プラテン 134 プラテン・シャフト 135 プラテン歯車 141 モータ・フレーム 151 プラテン・フレーム 161 輪列フレーム 181 基礎支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−15917(JP,A) 特開 平9−123538(JP,A) 特開 平6−106818(JP,A) 特開 平6−191105(JP,A) 特開 平6−340134(JP,A) 特開 平5−124301(JP,A) 実開 平4−9755(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 29/00

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下の手段を有することを特徴とする印刷
    装置。 (a)回転力による動力を供給する動力機構手段と、 (b)前記動力機構手段により供給される回転力による
    動力を複数の歯車により伝達する輪列と、 (c)前記輪列により伝達される動力により駆動され、
    文字または図形を印刷する印刷機構手段と、 (x)前記動力機構手段を、前記輪列の前記動力機構手
    段に隣接する歯車が回転する軸回りに、回動可能に支持
    する動力機構支持手段。
  2. 【請求項2】さらに、以下の手段を有することを特徴と
    する請求項1に記載の印刷装置。 (y)前記印刷機構手段を、前記輪列の前記印刷機構手
    段に隣接する歯車が回転する軸回りに、回動可能に支持
    する印刷機構支持手段。
  3. 【請求項3】さらに、以下の手段を有することを特徴と
    する請求項1または2のいずれかに記載の印刷装置。 (p)前記動力機構支持手段と、前記印刷機構支持手段
    と、を支持する変形可能な基礎支持手段。
  4. 【請求項4】さらに、以下の手段を有することを特徴と
    する請求項2に記載の印刷装置。 (z)前記輪列の互いに隣接する歯車の一方を歯車の他
    方が回転する軸回りに、回動可能に支持する歯車支持手
    段。
  5. 【請求項5】さらに、以下の手段を有することを特徴と
    する請求項4に記載の印刷装置。 (q)前記動力機構支持手段と、前記印刷機構支持手段
    と、前記歯車支持手段と、を支持する変形可能な基礎支
    持手段。
  6. 【請求項6】以下の手段を有することを特徴とする印刷
    装置。 (a)回転力による動力を供給する動力機構手段と、 (b)前記動力機構手段により供給される回転力による
    動力を複数の歯車により伝達する輪列と、 (c)前記輪列により伝達される動力により駆動され、
    文字または図形を印刷する印刷機構手段と、 (y)前記印刷機構手段を、前記輪列の前記印刷機構手
    段に隣接する歯車が回転する軸回りに、回動可能に支持
    する印刷機構支持手段。
  7. 【請求項7】さらに、以下の手段を有することを特徴と
    する請求項6に記載の印刷装置。 (z)前記輪列の互いに隣接する歯車の一方を歯車の他
    方が回転する軸回りに、回動可能に支持する歯車支持手
    段。
  8. 【請求項8】さらに、以下の手段を有することを特徴と
    する請求項6または7のいずれかに記載の印刷装置。 (r)前記印刷機構支持手段と、前記歯車支持手段と、
    を支持する変形可能な基礎支持手段。
  9. 【請求項9】以下の手段を有することを特徴とする印刷
    装置。 (a)回転力による動力を供給する動力機構手段と、 (b)前記動力機構手段により供給される回転力による
    動力を複数の歯車により伝達する輪列と、 (c)前記輪列により伝達される動力により駆動され、
    文字または図形を印刷する印刷機構手段と、 (z)前記輪列の互いに隣接する歯車の一方を歯車の他
    方が回転する軸回りに、回動可能に支持する歯車支持手
    段。
  10. 【請求項10】さらに、以下の手段を有することを特徴
    とする請求項9に記載の印刷装置。 (x)前記動力機構手段を、前記輪列の前記動力機構手
    段に隣接する歯車が回転する軸回りに、回動可能に支持
    する動力機構支持手段。
  11. 【請求項11】さらに、以下の手段を有することを特徴
    とする請求項9または10のいずれかに記載の印刷装
    置。 (s)前記歯車支持手段と、前記動力機構支持手段と、
    を支持する変形可能な基礎支持手段。
  12. 【請求項12】以下の手段を有することを特徴とする印
    刷装置。 (a)回転力による動力を供給する動力機構手段と、 (b)前記動力機構手段により供給される回転力による
    動力を伝達する歯車と、 (c)前記歯車により伝達される動力により駆動され、
    文字または図形を印刷する印刷機構手段と、 (x)前記動力機構手段を、前記歯車が回転する軸回り
    に回動可能に支持する動力機構支持手段、または、
    (y)前記印刷機構手段を、前記歯車が回転する軸回り
    に回動可能に支持する印刷機構支持手段。
  13. 【請求項13】以下の手段を有することを特徴とする印
    刷装置。 (a)回転力による動力を供給する動力機構手段と、 (b)前記動力機構手段により供給される回転力による
    動力を伝達する歯車と、 (c)前記歯車により伝達される動力により駆動され、
    文字または図形を印刷する印刷機構手段と、 (x)前記動力機構手段を、前記歯車が回転する軸回り
    に回動可能に支持する動力機構支持手段と、 (y)前記印刷機構手段を、前記歯車が回転する軸回り
    に回動可能に支持する印刷機構支持手段。
  14. 【請求項14】さらに、以下の手段を有することを特徴
    とする請求項12または13のいずれかに記載の印刷装
    置。 (p)前記動力機構支持手段と、前記印刷機構支持手段
    と、を支持する変形可能な基礎支持手段。
  15. 【請求項15】前記変形可能な基礎支持手段は、変形可
    能な弾性体により構成されることを特徴とする請求項
    3、5、8、11、または、14のいずれかに記載の印
    刷装置。
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