JP3312574B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

Info

Publication number
JP3312574B2
JP3312574B2 JP6431597A JP6431597A JP3312574B2 JP 3312574 B2 JP3312574 B2 JP 3312574B2 JP 6431597 A JP6431597 A JP 6431597A JP 6431597 A JP6431597 A JP 6431597A JP 3312574 B2 JP3312574 B2 JP 3312574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory cell
detection
circuit
threshold voltage
word line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6431597A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10261293A (ja
Inventor
健次 日比野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP6431597A priority Critical patent/JP3312574B2/ja
Publication of JPH10261293A publication Critical patent/JPH10261293A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3312574B2 publication Critical patent/JP3312574B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Read Only Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NOR型のセルア
レイ構造を有する多値のマスクROM、又は、NOR型
のセルアレイ構造を有する多値のフラッシュROMから
なる半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体の微細化技術の進展に伴いROM
の容量も大きくなってきているが、更なる大容量化の一
手段として、メモリセルトランジスタの閾値電圧を3通
り以上に変えることにより、1つのメモリセルトランジ
スタに1ビット以上のデータを記憶させる、いわゆる
「多値ROM」が知られている。
【0003】この多値ROMは、例えばマスクROMの
場合、特開平5−47188号公報に記されているよう
に、ROMコード書き込みのためのイオン注入を複数回
行いそれぞれのイオン注入濃度を変化させることで、3
通り以上の閾値電圧の設定が実現される。また、例えば
フラッシュROMの場合、特開昭62−257699号
公報に記されているように、フローティングゲートに注
入される電荷量を制御することで同様に3通り以上の閾
値電圧の設定が実現される。
【0004】通常、半導体製品で扱うデータはビット単
位であるため、上述のどちらの公報においても、1つの
メモリセルトランジスタに2ビットのデータを納める方
法として、閾値電圧をVt0、Vt1、Vt2、Vt3
の4種類に設定した場合の読み出し方法を例示してい
る。
【0005】ここで、特開昭62−257699号公報
に記されている2ビットのデータの読み出しについて説
明する。図8に同公報に記されている多値記憶半導体回
路のブロック図を示し、図9にデータ読み出し時におけ
る制御回路840の動作タイミングチャートを示す。
【0006】図8、図9に示されるように、NOR回路
850から制御回路840の端子StにHighレベル
信号の入力があると(図9の(a))、制御回路の動作
が開始され、端子Vcの出力を三段階に順次上昇させる
とともに(図9の(b))、各段階毎にクロックタイミ
ングをCK3、CK2、CK1の順序で出力し(図9の
(c)、(d)、(e))、これら一連の動作実行後に
データ変換回路のゲート端子Gに出力要求信号を出力す
る(図9の(f))。
【0007】この際、端子Vcからの出力である階段状
のゲート電圧の印加期間は、各段階でのデータ出力がな
されるのに充分な期間Tであり、またそのゲート電圧V
b1、Vb2、Vb3は、それぞれ設定される4種類の
閾値電圧Vt0〜Vt1、Vt1〜Vt2、Vt2〜V
t3の間に設定されている。
【0008】従ってVb1、Vb2、Vb3各段階での
メモリセルトランジスタの出力を一時的に記憶し、全て
の段階に対するセルの出力の組み合わせとした時に初め
て1つのメモリセルトランジスタに記憶された4値状態
が判明する。
【0009】このメモリセルトランジスタの各段階での
出力をラッチするのが、図8に示されるラッチ回路82
2、824及び826であり、電位Vb1に同期してラ
ッチ回路822を作動させ、電位Vb2に同期してラッ
チ回路824を作動させ、電位Vb3に同期してラッチ
回路826を作動させるために、クロックタイミングC
K1、CK2及びCK3を所定位相差で出力する。
【0010】以上、特開昭62−257699号公報の
記載に基づいて説明したが、マスクROMで4種類の閾
値電圧を定義した場合でも全く同様にして読み出すこと
ができる。
【0011】また、図10に、従来使用されているゲー
ト電圧発生回路の一例として、Vb1の発生回路を示
す。この回路は、P型トランジスタ871とN型トラン
ジスタ872とを有する基準電圧発生回路部870と、
P型トランジスタ881、882及び886と、N型ト
ランジスタ883、884及び885とを有する駆動回
路部880とからなる。基準電圧発生回路部870のN
型トランジスタ872の閾値はVt0に設定されてお
り、このP型トランジスタ871の能力を調整すること
で接点Aに閾値Vt0近傍の電圧を発生させる。
【0012】この閾値Vt0近傍の電圧を受けた駆動回
路880は、Vt0よりも任意の割合((R1+R2)
/R2)で大きな電圧Vb1を発生させることができ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示されるようなゲート電圧発生回路880において
は、動作開始直後、電源電圧とほぼ等しい電圧が基準電
圧発生回路870のN型トランジスタ872のドレイン
電極にかかる。
【0014】メモリセルトランジスタはその集積度向上
のため周辺の回路に使用されるトランジスタよりも微細
化されているため、このような条件下で使用した場合に
はパンチスルーや、バイポーラアクションを起こす可能
性がある。またドレイン近傍が高電界になるため、ホッ
トキャリアの注入により酸化膜特性の劣化などが起こる
ことも考えられる。
【0015】このため、N型トランジスタ872には単
一のメモリセルトランジスタを使用するのではなく、ゲ
ート長、ゲート幅を調整した周辺トランジスタが一般に
は用いられている。
【0016】しかしながら、メモリセルトランジスタと
周辺トランジスタはその製造過程、または構成、そのパ
ターン密度等において異なるため、メモリセルトランジ
スタの閾値と周辺トランジスタの閾値とは一般に独立な
パラメータである。従ってメモリセルトランジスタの閾
値がその製造過程により変動した場合、または周辺トラ
ンジスタの閾値がその製造過程により変動した場合、ゲ
ート電圧発生回路880はメモリセルトランジスタの読
み出しに適したゲート電圧を発生せず、正常な動作を保
証することができないという問題点があった。
【0017】例としてメモリセルアレイ内のメモリセル
トランジスタの閾値Vt0=1.0Vに対し、周辺トラ
ンジスタの閾値をVb1=(Vt0+0.5)=1.5
Vになるように設計したとする。メモリセルトランジス
タの閾値がその製造過程においてVt’0=(1.0+
0.2)=1.2Vになったとしても製造過程、構成の
異なる周辺トランジスタの閾値は変動しない。従ってV
b1は設計通り1.5Vとなる。
【0018】このとき、ゲート電圧とメモリセルトラン
ジスタの閾値との差は設計段階での0.5Vから0.3
Vに減少する。このゲート電圧と閾値電圧の差の減少
は、セル電流の減少を招き、クロックタイミング内での
センスアンプによる選択セルの導通、非導通の判定をで
きなくするという問題点となる。
【0019】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、製造過程によるメモ
リセルトランジスタの閾値の変動によらず安定した読み
出しを保証する多値のメモリセルトランジスタを使用し
た半導体記憶装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
GNDレベルよりも大きい第1の閾値電圧、前記第1の
閾値電圧よりも大きい第2の閾値電圧、前記第2の閾値
電圧よりも大きい第3の閾値電圧、前記第3の閾値電圧
よりも大きい第4の閾値電圧に設定が可能なメモリセル
トランジスタを使用することにより、1つのメモリセル
トランジスタあたりに2bitのデータを記憶する半導
体記憶装置において、複数のワード線と複数のデジット
線との各交点に配置され、ゲート電極をワード線に接続
し、ドレイン電極をデジット線に接続した複数の前記メ
モリセルトランジスタからなるメモリセルアレイと、ア
ドレス確定後、一定時間反転する第1のクロック信号
と、前記第1のクロック信号の反転からの復帰後一定時
間反転する第2のクロック信号と、前記第2のクロック
信号の反転からの復帰後一定時間反転する第3のクロッ
ク信号と、を発生するタイミング制御回路と、選択ワー
ド線の電位を検知して、該検知した電位が第1の閾値電
圧よりも高くなったときに第1の検知信号を発生し、該
検知した電位が第2の閾値電圧よりも高くなったときに
第2の検知信号を発生し、該検知した電位が第3の閾値
電圧よりも高くなったときに第3の検知信号を発生する
検知回路と、前記第1のクロック信号の反転から第1の
検知信号を受けるまでXデコーダを駆動し、第1の検知
信号を受けてから第2のクロック信号を受けるまでXデ
コーダを一時的に停止し、前記第2のクロック信号の反
転から第2の検知信号を受けるまでXデコーダを駆動
し、第2の検知信号を受けてから第3のクロック信号を
受けるまでXデコーダを一時的に停止し、前記第3のク
ロック信号の反転から第3の検知信号を受けるまでXデ
コーダを駆動し、第3の検知信号を受けてから読み出し
の完了までXデコーダを一時的に停止させるXデコーダ
制御信号を発生するXデコーダ制御回路と、アドレス入
力信号とXデコーダ制御信号とを受けて、前記選択ワー
ド線以外のワード線をGNDレベルに設定し、前記選択
ワード線を第1のワード電圧、前記第1のワード電圧よ
りも高い第2のワード電圧、前記第2のワード電圧より
も高い第3のワード電圧と段階的に昇圧させるXデコー
ダ回路と、入力されるアドレス信号に従い、選択デジッ
ト線をセンスアンプ回路に接続するYセレクタ回路と、
前記選択デジット線と選択ワード線との交点にある選択
メモリセルの導通、非導通を判定するセンスアンプ回路
と、前記第1のクロック信号の反転からの復帰を受けて
第1のワード電圧でのセンスアンプ出力をラッチする第
1のラッチ回路と、前記第2のクロック信号の反転から
の復帰を受けて第2のワード電圧でのセンスアンプ出力
をラッチする第2のラッチ回路と、前記第3のクロック
信号の反転からの復帰を受けて第3のワード電圧でのセ
ンスアンプ出力をラッチする第3のラッチ回路と、前記
第1のラッチ回路、第2のラッチ回路及び第3のラッチ
回路に保持されたセンスアンプ出力を所定の2bitデ
ータの形式に変換するデータ変換回路と、を有すること
を特徴とする。
【0021】従って、この発明によれば、従来の周辺ト
ランジスタを用いてワード線電圧を発生させる回路方式
とは異なり、選択ワード線の電位を検知する検知回路
と、検知回路の出力信号を受けてXデコーダを制御する
Xデコーダ制御回路とを用いることにより、製造時のメ
モリセルトランジスタの閾値の変化量と同等な変化をワ
ード線電位に与え、常に読み出しに最適なワード線電位
を発生する事を可能とし、安定した読み出しを保証す
る。
【0022】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記検知回路は、前記メモリセルトランジ
スタと同一構造で、閾値が前記第1の閾値電圧に設定さ
れ、メモリセルアレイのワード線と第1の検知デジット
線の交点に配置され、ゲート電極がメモリセルアレイの
ワード線に接続され、ドレインが第1の検知デジット線
に接続された複数の検知セルトランジスタからなる第1
の検知セルアレイと、直接、もしくは第1のダミーのY
セレクタを介して第1の検知デジット線に接続され、第
1の検知信号を発生する第1の検知アンプと、前記メモ
リセルトランジスタと同一構造で、閾値が前記第2の閾
値電圧に設定され、メモリセルアレイのワード線と第2
の検知デジット線の交点に配置され、ゲート電極がメモ
リセルアレイのワード線に接続され、ドレインが第2の
検知デジット線に接続された複数の検知セルトランジス
タからなる第2の検知セルアレイと、直接、もしくは第
2のダミーのYセレクタを介して第2の検知デジット線
に接続され、第2の検知信号を発生する第2の検知アン
プと、前記メモリセルトランジスタと同一構造で、閾値
が前記第3の閾値電圧に設定され、メモリセルアレイの
ワード線と第3の検知デジット線の交点に配置され、ゲ
ート電極がメモリセルアレイのワード線に接続され、ド
レインが第3の検知デジット線に接続された複数の検知
セルトランジスタからなる第3の検知セルアレイと、直
接、もしくは第3のダミーのYセレクタを介して第3の
検知デジット線に接続され、第3の検知信号を発生する
第3の検知アンプと、からなることを特徴とする。
【0023】従って、この発明によれば、請求項1記載
の発明の作用が得られると共に、検知回路の構成がメモ
リセルトランジスタと同一の構造を有していることか
ら、製造時のメモリセルトランジスタの閾値の変化量と
同等な変化をワード線電位に与え、常に読み出しに最適
なワード線電位を発生する事を可能とし、安定した読み
出しを保証する。
【0024】請求項3記載の発明は、GNDレベルより
も大きい第1の閾値電圧、前記第1の閾値電圧よりも大
きい第2の閾値電圧、前記第2の閾値電圧よりも大きい
第3の閾値電圧、前記第3の閾値電圧よりも大きい第4
の閾値電圧に設定が可能なメモリセルトランジスタを使
用することにより、1つのメモリセルトランジスタあた
りに2bitのデータを記憶する半導体記憶装置におい
て、複数のワード線と複数のデジット線との各交点に配
置され、ゲート電極をワード線に、ドレイン電極をデジ
ット線に接続した複数の前記メモリセルトランジスタか
らなるメモリセルアレイと、入力されるアドレス信号を
受けて、選択ワード線以外のワード線をGNDレベルに
設定し、該選択ワード線を昇圧するXデコーダ回路と、
前記選択ワード線の電位を検知し、該検知した電位が第
1の閾値電圧よりも高くなったときに第1の検知信号を
発生し、該検知した電位が第2の閾値電圧よりも高くな
ったときに第2の検知信号を発生し、該検知した電位が
第3の閾値電圧よりも高くなったときに第3の検知信号
を発生する検知回路と、アドレス入力信号に従い、選択
デジット線をセンスアンプ回路に接続するYセレクタ回
路と、前記選択デジット線と選択ワード線との交点にあ
る選択メモリセルの導通、非導通を判定するセンスアン
プ回路と、前記第1の検知信号を受けてセンスアンプ回
路の出力をラッチする第1のラッチ回路と、前記第2の
検知信号を受けてセンスアンプ回路の出力をラッチする
第2のラッチ回路と、前記第3の検知信号を受けてセン
スアンプ回路の出力をラッチする第3のラッチ回路と、
前記第1のラッチ回路、第2のラッチ回路及び第3のラ
ッチ回路に保持されたセンスアンプ回路の出力を所定の
2bitデータの形式に変換するデータ変換回路と、を
有することを特徴とする。
【0025】従って、この発明によれば、従来の周辺ト
ランジスタを用いてワード線電圧を発生させ、内部回路
によるタイミング制御を行う回路方式とは異なり、選択
ワード線の電位を検知する検知回路と、検知回路の出力
信号を受けてセンスアンプ出力を随時保持していくラッ
チ回路とを用いることで、製造時のメモリセルトランジ
スタの閾値の変化量と同等な値がワード線電位に加わっ
たときに、センスアンプのデータを保持させることで、
読み出しに最適なワード線電位でのデータの保持を可能
とし、安定した読み出しを保証すると共に、タイミング
発生回路、Xデコーダ制御回路を必要としないので回路
素子数を抑えてチップの小面積化を図ることができる。
【0026】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記検知回路は、前記メモリセルトランジ
スタと同一構造で、閾値が前記第1の閾値電圧に設定さ
れ、メモリセルアレイのワード線と第1の検知デジット
線の交点に配置され、ゲート電極がメモリセルアレイの
ワード線に接続され、ドレインが第1の検知デジット線
に接続された複数の検知セルトランジスタからなる第1
の検知セルアレイと、直接、もしくは第1のダミーのY
セレクタを介して第1の検知デジット線に接続され、第
1の検知信号を発生する第1の検知アンプと、前記メモ
リセルトランジスタと同一構造で、閾値が前記第2の閾
値電圧に設定され、メモリセルアレイのワード線と第2
の検知デジット線の交点に配置され、ゲート電極がメモ
リセルアレイのワード線に接続され、ドレインが第2の
検知デジット線に接続された複数の検知セルトランジス
タからなる第2の検知セルアレイと、直接、もしくは第
2のダミーのYセレクタを介して第2の検知デジット線
に接続され、第2の検知信号を発生する第2の検知アン
プと、前記メモリセルトランジスタと同一構造で、閾値
が前記第3の閾値電圧に設定され、メモリセルアレイの
ワード線と第3の検知デジット線の交点に配置され、ゲ
ート電極がメモリセルアレイのワード線に接続され、ド
レインが第3の検知デジット線に接続された複数の検知
セルトランジスタからなる第3の検知セルアレイと、直
接、もしくは第3のダミーのYセレクタを介して第3の
検知デジット線に接続され、第3の検知信号を発生する
第3の検知アンプからなることを特徴とする。
【0027】従って、この発明によれば、請求項3記載
の発明の作用が得られると共に、検知回路の構成がメモ
リセルトランジスタと同一の構造を有していることか
ら、製造時のメモリセルトランジスタの閾値の変化量と
同等な変化をワード線電位に与え、常に読み出しに最適
なワード線電位を発生する事を可能とし、安定した読み
出しを保証する。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る半導体記憶装
置の一実施形態について図面を参照して説明する。
【0029】図1に本発明に係る半導体記憶装置の第1
の実施形態のブロック図を示す。図2に図1に示す半導
体記憶装置が具備する検知セルアレイ、検知アンプを有
する検知回路50の一実施形態の回路図を示し、図3に
図1に示す半導体記憶装置が具備するXデコーダ制御回
路70の一実施形態を示し、図4に図1に示す半導体記
憶装置が具備するXデコーダ20の一実施形態を示す。
【0030】また、図5は、図1に示される半導体記憶
装置の各ブロックに、図2〜4に示される回路を適用
し、ワード線W0を選択した場合の各信号とワード線W
0の電位とのタイミングチャートを示す図である。
【0031】また、図1の回路ブロック中、図2〜4に
記載した、検知セルアレイ51、52及び53と、検知
アンプ61、62及び63と、Xデコーダ制御回路70
と、Xデコーダ20以外の他のブロックの回路は公知の
回路を使用できるためその回路図を省略する。
【0032】次に、この第1の実施形態に係る半導体記
憶装置の構成について説明する。図1を参照すると、こ
の半導体記憶装置は、メモリセルトランジスタを有する
メモリセルアレイ10と、アドレスラインA0〜Anか
ら信号が入力されるXデコーダ20と、Yセレクタ30
と、タイミング制御信号φ1、φ2及びφ3を出力する
タイミング制御回路40と、ワード線Wの電位を検知す
る検知回路50と、Xデコーダ制御信号XEを出力する
Xデコーダ制御回路70と、センスアンプ80と、セン
スアンプ80からの出力をラッチするラッチ91、92
及び93と、データ変換回路100とを有する。
【0033】まず、上述の検知回路50の回路図を図2
に示す。この図に示されるように、この検知回路50
は、検知セルアレイ51、52及び53と、ダミーYセ
レクタ31、32及び33と、検知アンプ61、62及
び63とを有する。
【0034】第1の検知セルアレイ51はビット線に並
列接続された閾値Vt0の検知セルトランジスタ(以
下、単に検知セルとも言う。)510〜512からな
り、各検知セルトランジスタのゲート電極はそれぞれワ
ード線W0〜W2に接続されている。
【0035】さらに、ビット線1は第1のダミーYセレ
クタ31を介し第1の検知アンプ61に接続される。こ
こで検知アンプ61は、負荷MOSであるP型MOSト
ランジスタ611とフィードバックインバータを形成す
るN型MOSトランジスタ612と、インバータ613
と、出力φ’1を波形整形するインバータ614とから
なる。
【0036】同様に、第2の検知セルアレイ52はビッ
ト線に並列接続された閾値Vt1の検知セルトランジス
タ520〜522からなり、各検知セルトランジスタの
ゲート電極はそれぞれワード線W0〜W2に接続されて
いる。
【0037】さらにビット線2は第2のダミーYセレク
タ32を介し第2の検知アンプ62に接続される。検知
アンプ62は負荷MOSであるP型MOSトランジスタ
621と、フィードバックインバータを形成するN型M
OSトランジスタ622と、インバータ623と、出力
φ’2の波形整形をするインバータ624とからなる。
【0038】同様に、第3の検知セルアレイ53はビッ
ト線に並列接続された閾値Vt2の検知セルトランジス
タ530〜532からなり、各検知セルトランジスタの
ゲート電極はそれぞれワード線W0〜W2に接続されて
いる。
【0039】さらに、ビット線3は第3のダミーYセレ
クタ33を介し第3の検知アンプ63に接続される。検
知アンプ63は負荷MOSであるP型MOSトランジス
タ631と、フィードバックインバータを形成するN型
MOSトランジスタ632と、インバータ633と、出
力φ’3を波形整形するインバータ634とからなる。
【0040】この回路において、各検知セルトランジス
タは、ワード線が0Vであり各検知セルが非導通状態時
には、それぞれの検知アンプ61、62及び63の出力
信号φ’1、φ’2及びφ’3がLowに、ワード線の
電位が上昇し各検知セルトランジスタが導通状態に変化
するとき、その出力信号φ’1、φ’2及びφ’3は順
次Highになるように設定されている。
【0041】次に、Xデコーダ制御回路70の内部の構
成を図3に示す。このXデコーダ制御回路70は、タイ
ミング制御回路40の出力φ1と検知アンプ61の出力
φ’1とを入力信号とする2NOR回路701と、タイ
ミング制御回路40の出力φ2と検知アンプ62の出力
φ’2とを入力信号とする2NOR回路702と、タイ
ミング制御回路40の出力φ3と検知アンプ63の出力
φ’3とを入力信号とする2NOR回路703と、それ
ぞれの2NOR回路701〜703の出力信号を受け、
Xデコーダ制御信号XEを出力する3NOR回路700
とからなる。
【0042】次に、Xデコーダ回路20の内部の構成を
図4に示す。このXデコーダ回路20はXデコーダ制御
信号XEを受けワード線への電荷供給をコントロールす
るP型MOSトランジスタ300と、このP型MOSト
ランジスタ300のドレイン端子を電流供給源とし、ア
ドレス信号A0〜Anを入力、出力をワード線W0〜W
nとする複数のインバータ303〜323とから形成さ
れている。
【0043】次に、この第1の実施形態に係る半導体記
憶装置を用いて、図2に示すワード線W0に連なるセル
を選択した場合の読み出し動作を、図1〜図4、及び図
5のタイミングチャートを用いて説明する。ただし、説
明を簡略化するためYセレクタ30のアドレスは確定
し、センスアンプ80と任意のビット線は既に接続され
ているとする。また、以下の説明において信号の電位は
LowはGND、Highは電源電圧である。初期条件
としてワード線W0は0Vであるため、信号φ’1、φ
2’及びφ’3はLow出力である。
【0044】図4に示されるインバータ303に入力す
るアドレスA0がLowになることで(図5の
(a))、ワード線W0はXデコーダ20のP型MOS
トランジスタ301を介し、P型MOSトランジスタ3
00に接続される。
【0045】そして、タイミング制御回路40から出力
された第1のタイミング制御信号φ1がLowになると
(図5の(b))、φ1、φ’1が供にLowであるた
め、Xデコーダ制御回路70から出力されるXEはHi
ghからLowに変化し(図5の(h))、図4に示さ
れるP型MOSトランジスタ300が導通され、ワード
線W0の電位は上昇する(図5の(i))。
【0046】そして、ワード線W0の電位が上昇し検知
セル510の閾値を越えると、検知セル510が導通
し、検知アンプ61の出力φ’1はLowからHigh
となり(図5の(e))、Xデコーダ制御回路の入力
が、φ1がLow、φ’1がHighとなるため、Xデ
コーダ制御回路70から出力されるXEはLowからH
ighへと切り替えられる。ワード線W0の電位上昇
は、図5のt1に示す時点、検知セル510が導通した
電位Va1で、一旦止まる。
【0047】ここで、検知回路50が有する検知セルト
ランジスタとメモリセルアレイが有するメモリセルトラ
ンジスタとは同一構造のトランジスタ同士であるため、
閾値Vt0に設定された検知セル510が導通するワー
ド線電位Va1ならば、閾値Vt0に設定されたメモリ
セルトランジスタもまた導通する。
【0048】そして、タイミング制御信号φ1をLow
からHighに切り替えることで(図5の(b))、図
1に示す第1のラッチ回路91にワード線W0の一段階
目の読み出し結果が保持される(図中ラッチタイミング
1)。
【0049】次に第2のタイミング制御信号φ2をHi
ghからLowに切り替える(図5の(c))。図3に
示す2NOR702の入力信号φ2、φ’2が供にLo
wであるため、XEはLowに切り替わり、図5に示す
t2の時点よりワード線W0の電位は再び上昇する。
【0050】ワード線W0の電位が上昇し閾値Vt1に
設定された検知セル520が導通状態になるとφ’2は
LowからHighとなり(図5の(f))、XEがL
owからHighへと切り替えられる。これにより、図
4に示すP型MOSトランジスタ300は非導通状態と
なり、ワード線W0の電位上昇は、図5のt3に示す時
点において、検知セル520が導通した電位Va2で再
び止まる。
【0051】そして、タイミング制御信号φ2をLow
からHighに切り替えることで、第2のラッチ回路9
2にワード線二段階目の読み出し結果が保持される(図
中ラッチタイミング2)。
【0052】次に、第3のタイミング制御信号φ3をH
ighからLowに切り替える(図5の(d))。図3
に示す2NOR703の入力信号φ3、φ’3が供にL
owであるため、XEはLowに切り替わり、図5に示
すt4の時点よりワード線W0の電位は三たび上昇す
る。
【0053】ワード線W0の電位が上昇し閾値Vt2に
設定された検知セル530が導通状態になると、φ’3
はLowからHighとなり(図5の(g))、XEを
LowからHighと切り替える。これにより、図4に
示すP型MOSトランジスタ300は非導通状態とな
り、ワード線W0の電位上昇は、図5のt5に示す時
点、検知セル530が導通した電位Va3で三たび止ま
る。
【0054】次に、タイミング制御信号φ3をLowか
らHighに切り替えることで図1に示される第3のラ
ッチ回路93に、ワード線W0の三段階目の読み出し結
果が保持される(図中ラッチタイミング3)。
【0055】最後に、三段階目のデータ出力を保持した
後、A0をLowからHighと切り替えることで(図
5の(a))、ワード線W0の電位をGNDまで落と
し、φ’1、φ’2及びφ’3をLowレベルとするこ
とで次の読み出しに備える(図5のt6以降)。
【0056】それぞれの検知セル510、520及び5
30が導通するワード線電位Va1、Va2及びVa3
の各段階において、ラッチ回路91、ラッチ回路92及
びラッチ回路93においてラッチされたセンスアンプ8
0の出力結果を、図1に示すデータ変換回路100を通
して2bitのデータ出力とする技術は公知のため省略
する。
【0057】ここで、閾値Vt0に設定される筈のメモ
リセルトランジスタの閾値が変動した場合を考える。例
として、メモリセルアレイ内のメモリセルトランジスタ
の閾値電圧がVt0=1.0Vに対し、検知セルトラン
ジスタが導通するワード線電位としてVa1=(Vt0
+0.5)=1.5Vになるように設計したとする。
【0058】メモリセルトランジスタの閾値がその製造
過程において、Vt’0=(1.0+0.2)=1.2
Vになったとする。検知セルトランジスタとメモリセル
トランジスタはその製造過程、構成が同一であるため、
その影響は検知セルトランジスタにも等しく及ぼされ検
知セルトランジスタの閾値もVt’0=1.2Vとな
る。
【0059】よって、この場合の第一段階目のワード線
電圧Va’1は閾値Vt’0の検知セルトランジスタが
導通する電位としてVa’1=(Vt’0+0.5)=
1.7Vと決定される。
【0060】これによりメモリセルトランジスタの閾値
Vt0の変動分と、ワード線の電圧上昇分が0.2Vで
等しく、その差は0.5Vと変わらないためワード線の
第一段階目での読み出しは安定な動作が保証される。こ
の場合の動作波形を図5の(e)、(f)、(h)、
(i)において波線で示す。
【0061】図5の(e)に示すように、信号φ’1は
t1よりも遅い時刻t’1で反転し、ワード線W0の電
位はVa1よりも0.2V高い電位Va’1に制御され
る(図5の(i))。
【0062】また、図5の(f)に示すように、信号
φ’2はt3よりも早い時刻t’3で反転し、Vt1読
み出しの第2段階目のワード線電位Va2を保持する。
【0063】以上、閾値Vt0が変動した場合について
述べたが、この第1の実施形態によれば、Vt1、Vt
2の各閾値が変動した場合についても同様に成立し、製
造過程でメモリセルトランジスタの閾値が変動しても、
常に各閾値で読み出しに最適な電位になるようにワード
線電圧が制御される。
【0064】次に本発明に係る半導体記憶装置の第2の
実施形態について図面を参照して説明する。図6にこの
第2の実施形態に係る半導体記憶装置のブロック図を示
す。検知回路50が有する検知セルアレイ51、52及
び53、及び検知アンプ61、62及び63の回路は、
図2に示す第1の実施形態における回路と同様である。
【0065】また、図6の回路ブロック中、図2に示す
検知回路の回路以外のブロックは、公知の回路を使用で
きるためその回路図を省略する。
【0066】また図7は、図5に示す半導体記憶装置に
図2に示す検知回路50の回路を適用し、ワード線W0
を選択した場合の各信号とワード線電圧のタイミングチ
ャートを示す図である。
【0067】次に、この第2の実施形態の、ワード線W
0に連なるセルを選択した場合の読み出し動作を、図
2、図6及び、図7のタイミングチャートを用いて説明
する。説明を簡略化するためYセレクタ30のアドレス
は確定し、センスアンプ80と任意のビット線は既に接
続されているとする。さらに、初期条件としてワード線
W0は0Vであるため信号φ’1、φ’2及びφ’3は
Low出力となっている。まず、アドレスA0がLow
になることで、ワード線W0の電位は上昇する。
【0068】図7に示すように、ワード線W0の電位が
上昇し検知セル510の閾値を越えると、検知セル51
0が導通し、時刻t21において、検知アンプ61の出
力φ’1はLowからHighとなる(図7の
(c))。第1のラッチ回路94はこの信号を受けてセ
ンスアンプ回路80のこの時点での出力をラッチする。
【0069】ここで、検知セルトランジスタとメモリセ
ルトランジスタとは同一の構造をとっているため、閾値
Vt0に設定された検知セル510が導通し、検知アン
を駆動する時刻t21のワード線電位が与えられたな
らば、ワード線W0に連なる閾値Vt0に設定されたメ
モリセルトランジスタもまた導通する。従って、この時
点でセンスアンプ出力をラッチすれば、従来例のワード
線第一段階目の読み出しと同等な情報を得ることが出来
る。
【0070】さらに、ワード線電位が上昇し検知セル5
20の閾値を越えると、検知セル520が導通し検知ア
ンプ62の出力φ’2は、時刻t22において、Low
からHighとなる(図7の(d))。第2のラッチ回
路95はこの信号を受けてセンスアンプ80の出力をこ
の時点においてラッチする。
【0071】ここで、検知セルトランジスタとメモリセ
ルトランジスタとは同一の構造をとっているため、閾値
Vt1に設定された検知セル520が導通し、センスア
ンプ80を駆動する時刻t22におけるワード線電位が
与えられたならば、ワード線に連なる閾値Vt1に設定
されたメモリセルトランジスタもまた導通する。従っ
て、この時点でセンスアンプ80の出力をラッチすれ
ば、従来例のワード線第二段階目の読み出しと同等な情
報を得ることができる。
【0072】さらに、ワード線電位が上昇し検知セル5
30の閾値を越えると、検知セル530が導通し検知ア
ンプ63の出力φ’3は、時刻t23において、Low
からHighとなる(図7の(e))。第3のラッチ回
路96はこの信号を受けてセンスアンプ80のこの時点
での出力をラッチする。
【0073】ここで、検知セルトランジスタとメモリセ
ルトランジスタは同一の構造をとっているため、閾値V
t2に設定された検知セル530が導通し、センスアン
を駆動する時刻t23におけるワード線電位が与えら
れたならば、ワード線に連なる閾値Vt2に設定された
メモリセルトランジスタもまた導通する。従って、この
時点でセンスアンプ出力をラッチすれば、従来例のワー
ド線第三段階目の読み出しと同等な情報を得ることが出
来る。
【0074】第三段階目の読み出し終了後、アドレスA
0をLowからHighに切り替え(図7の(a))、
ワード線の電圧をGNDレベルとし(図7の(b))、
読み出しを完了する。ラッチ94、ラッチ95及びラッ
チ96に保持されたセンスアンプの出力結果をデータ変
換回路100を通して2bitのデータ出力とする技術
は公知のため省略する。
【0075】ここで、閾値Vt0に設定されるべきメモ
リセルトランジスタの閾値が変動した場合を考える。例
としてメモリセルアレイ内の閾値Vt0=1.0Vに対
し(Vt0+0.5)=1.5Vでφ’1が反転するよ
うに設計したとする。
【0076】メモリセルトランジスタの閾値がその製造
過程においてVt’0=(1.0+0.2)=1.2V
になった場合、検知セルトランジスタ510とメモリセ
ルトランジスタはその製造過程、構成が同一であるた
め、その影響は検知セルトランジスタにも等しく及ぼさ
れ検知セルトランジスタ510の閾値もVt’0=1.
2Vとなる。よって、この場合の信号φ’1が反転する
ワード線電位は閾値がVt0の時よりも0.2Vだけ高
いレベルになる。
【0077】これによりメモリセルトランジスタの閾値
Vt0の変動分と、センスアンプ出力のラッチタイミン
グを決定するワード線電位の上昇分が共に0.2Vで等
しくなるので、安定した読み出しが保証される。この際
の動作波形を図7中に波線で示す。
【0078】図7の(c)に示すように、信号φ’1は
t21よりも遅い時刻t’21で反転し、センスアンプ
80からの出力のラッチ回路94によるラッチはワード
線W0の電位が0.2V高い電位の時に行われる。
【0079】以上、メモリセルトランジスタの閾値Vt
0が変動した場合について述べたが、Vt1、Vt2の
各閾値が変動した場合についても同様のことが成立し、
各閾値に適当なワード線電位でセンスアンプ80の出力
がラッチされるようにそのタイミングが制御される。
【0080】また、この第2の実施形態においては、タ
イミング制御回路、Xデコーダ制御回路を用いずに構成
されるため回路素子数を抑えて、チップの小面積化に効
果的である。
【0081】以上、本発明に係る半導体記憶装置の実施
形態として、第1の実施形態、第2の実施形態を用いて
説明したが、本発明はこの回路例のみに限られるもので
はなく、本発明の趣旨を変更しない範囲で種々の回路が
使用可能である。
【0082】また、1つのメモリセルトランジスタに2
ビットの情報を持つ場合について説明したが、より多量
の情報を持たせた多値セルの場合にも適応できることは
いうまでもない。
【0083】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、多値のメモリセルを使用したROMにおい
て、その製造過程でメモリセルトランジスタの閾値が変
動した場合でも安定した読み出しを保証する半導体記憶
装置の供給が可能となる。
【0084】さらに、本発明の他の態様によれば、多値
のメモリセルを使用したROMにおいて、その製造過程
でメモリセルトランジスタの閾値が変動した場合でも安
定した読み出しを保証すると共に、回路数を抑えチップ
面積を縮小できる半導体記憶装置の供給が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体記憶装置の第1の実施形態
のブロック図である。
【図2】本発明に係る半導体記憶装置が有する検知回路
の一実施形態の回路図である。
【図3】本発明に係る半導体記憶装置が有するXデコー
ダ制御回路の一実施形態を示す図である。
【図4】本発明に係る半導体記憶装置が有するXデコー
ダの一実施形態を示す回路図である。
【図5】図1に示す半導体記憶装置のタイミングチャー
トとワード線の電位を示す図である。
【図6】本発明に係る半導体記憶装置の第2の実施形態
のブロック図である。
【図7】図6に示す半導体記憶装置のタイミングチャー
トとワード線の電位を示す図である。
【図8】従来の半導体記憶装置のブロック図である。
【図9】従来の半導体記憶装置のタイミングチャートを
示す図である。
【図10】従来の半導体記憶装置が有するゲート電圧発
生回路の回路図である。
【符号の説明】
10 メモリセルアレイ 20 Xデコーダ 30 Yセレクタ 31、32、33 ダミーYセレクタ 40 タイミング制御回路 50 検知回路 51、52、53 検知セルアレイ 61、62、63 検知アンプ 70 Xデコーダ制御回路 80 センスアンプ 91、92、93、94、95、96 ラッチ回路 100 データ変換回路 φ1 第1のタイミング制御信号 φ2 第2のタイミング制御信号 φ3 第3のタイミング制御信号 φ’1 第1の検知信号 φ’2 第2の検知信号 φ’3 第3の検知信号 XE Xデコーダ制御信号 Va1 第1のワード電圧 Va2 第2のワード電圧 Va3 第3のワード電圧

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GNDレベルよりも大きい第1の閾値電
    圧、前記第1の閾値電圧よりも大きい第2の閾値電圧、
    前記第2の閾値電圧よりも大きい第3の閾値電圧、前記
    第3の閾値電圧よりも大きい第4の閾値電圧に設定が可
    能なメモリセルトランジスタを使用することにより、1
    つのメモリセルトランジスタあたりに2bitのデータ
    を記憶する半導体記憶装置において、 複数のワード線と複数のデジット線との各交点に配置さ
    れ、ゲート電極をワード線に接続し、ドレイン電極をデ
    ジット線に接続した複数の前記メモリセルトランジスタ
    からなるメモリセルアレイと、 アドレス確定後、一定時間反転する第1のクロック信号
    と、前記第1のクロック信号の反転からの復帰後一定時
    間反転する第2のクロック信号と、前記第2のクロック
    信号の反転からの復帰後一定時間反転する第3のクロッ
    ク信号と、を発生するタイミング制御回路と、 選択ワード線の電位を検知して、該検知した電位が第1
    の閾値電圧よりも高くなったときに第1の検知信号を発
    生し、該検知した電位が第2の閾値電圧よりも高くなっ
    たときに第2の検知信号を発生し、該検知した電位が第
    3の閾値電圧よりも高くなったときに第3の検知信号を
    発生する検知回路と、 前記第1のクロック信号の反転から第1の検知信号を受
    けるまでXデコーダを駆動し、第1の検知信号を受けて
    から第2のクロック信号を受けるまでXデコーダを一時
    的に停止し、 前記第2のクロック信号の反転から第2の検知信号を受
    けるまでXデコーダを駆動し、第2の検知信号を受けて
    から第3のクロック信号を受けるまでXデコーダを一時
    的に停止し、 前記第3のクロック信号の反転から第3の検知信号を受
    けるまでXデコーダを駆動し、第3の検知信号を受けて
    から読み出しの完了までXデコーダを一時的に停止させ
    るXデコーダ制御信号を発生するXデコーダ制御回路
    と、 アドレス入力信号とXデコーダ制御信号とを受けて、 前記選択ワード線以外のワード線をGNDレベルに設定
    し、前記選択ワード線を第1のワード電圧、前記第1の
    ワード電圧よりも高い第2のワード電圧、前記第2のワ
    ード電圧よりも高い第3のワード電圧と段階的に昇圧さ
    せるXデコーダ回路と、 入力されるアドレス信号に従い、選択デジット線をセン
    スアンプ回路に接続するYセレクタ回路と、 前記選択デジット線と選択ワード線との交点にある選択
    メモリセルの導通、非導通を判定するセンスアンプ回路
    と、 前記第1のクロック信号の反転からの復帰を受けて第1
    のワード電圧でのセンスアンプ出力をラッチする第1の
    ラッチ回路と、 前記第2のクロック信号の反転からの復帰を受けて第2
    のワード電圧でのセンスアンプ出力をラッチする第2の
    ラッチ回路と、 前記第3のクロック信号の反転からの復帰を受けて第3
    のワード電圧でのセンスアンプ出力をラッチする第3の
    ラッチ回路と、 前記第1のラッチ回路、第2のラッチ回路及び第3のラ
    ッチ回路に保持されたセンスアンプ出力を所定の2bi
    tデータの形式に変換するデータ変換回路と、を有する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記検知回路は、 前記メモリセルトランジスタと同一構造で、閾値が前記
    第1の閾値電圧に設定され、メモリセルアレイのワード
    線と第1の検知デジット線の交点に配置され、ゲート電
    極がメモリセルアレイのワード線に接続され、ドレイン
    が第1の検知デジット線に接続された複数の検知セルト
    ランジスタからなる第1の検知セルアレイと、 直接、もしくは第1のダミーのYセレクタを介して第1
    の検知デジット線に接続され、第1の検知信号を発生す
    る第1の検知アンプと、 前記メモリセルトランジスタと同一構造で、閾値が前記
    第2の閾値電圧に設定され、メモリセルアレイのワード
    線と第2の検知デジット線の交点に配置され、ゲート電
    極がメモリセルアレイのワード線に接続され、ドレイン
    が第2の検知デジット線に接続された複数の検知セルト
    ランジスタからなる第2の検知セルアレイと、 直接、もしくは第2のダミーのYセレクタを介して第2
    の検知デジット線に接続され、第2の検知信号を発生す
    る第2の検知アンプと、 前記メモリセルトランジスタと同一構造で、閾値が前記
    第3の閾値電圧に設定され、メモリセルアレイのワード
    線と第3の検知デジット線の交点に配置され、ゲート電
    極がメモリセルアレイのワード線に接続され、ドレイン
    が第3の検知デジット線に接続された複数の検知セルト
    ランジスタからなる第3の検知セルアレイと、 直接、もしくは第3のダミーのYセレクタを介して第3
    の検知デジット線に接続され、第3の検知信号を発生す
    る第3の検知アンプと、からなることを特徴とする請求
    項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 GNDレベルよりも大きい第1の閾値電
    圧、前記第1の閾値電圧よりも大きい第2の閾値電圧、
    前記第2の閾値電圧よりも大きい第3の閾値電圧、前記
    第3の閾値電圧よりも大きい第4の閾値電圧に設定が可
    能なメモリセルトランジスタを使用することにより、1
    つのメモリセルトランジスタあたりに2bitのデータ
    を記憶する半導体記憶装置において、 複数のワード線と複数のデジット線との各交点に配置さ
    れ、ゲート電極をワード線に、ドレイン電極をデジット
    線に接続した複数の前記メモリセルトランジスタからな
    るメモリセルアレイと、 入力されるアドレス信号を受けて、 選択ワード線以外のワード線をGNDレベルに設定し、
    該選択ワード線を昇圧するXデコーダ回路と、 前記選択ワード線の電位を検知し、該検知した電位が第
    1の閾値電圧よりも高くなったときに第1の検知信号を
    発生し、該検知した電位が第2の閾値電圧よりも高くな
    ったときに第2の検知信号を発生し、該検知した電位が
    第3の閾値電圧よりも高くなったときに第3の検知信号
    を発生する検知回路と、 アドレス入力信号に従い、選択デジット線をセンスアン
    プ回路に接続するYセレクタ回路と、 前記選択デジット線と選択ワード線との交点にある選択
    メモリセルの導通、非導通を判定するセンスアンプ回路
    と、 前記第1の検知信号を受けてセンスアンプ回路の出力を
    ラッチする第1のラッチ回路と、 前記第2の検知信号を受けてセンスアンプ回路の出力を
    ラッチする第2のラッチ回路と、 前記第3の検知信号を受けてセンスアンプ回路の出力を
    ラッチする第3のラッチ回路と、 前記第1のラッチ回路、第2のラッチ回路及び第3のラ
    ッチ回路に保持されたセンスアンプ回路の出力を所定の
    2bitデータの形式に変換するデータ変換回路と、を
    有することを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記検知回路は、 前記メモリセルトランジスタと同一構造で、閾値が前記
    第1の閾値電圧に設定され、メモリセルアレイのワード
    線と第1の検知デジット線の交点に配置され、ゲート電
    極がメモリセルアレイのワード線に接続され、ドレイン
    が第1の検知デジット線に接続された複数の検知セルト
    ランジスタからなる第1の検知セルアレイと、 直接、もしくは第1のダミーのYセレクタを介して第1
    の検知デジット線に接続され、第1の検知信号を発生す
    る第1の検知アンプと、 前記メモリセルトランジスタと同一構造で、閾値が前記
    第2の閾値電圧に設定され、メモリセルアレイのワード
    線と第2の検知デジット線の交点に配置され、ゲート電
    極がメモリセルアレイのワード線に接続され、ドレイン
    が第2の検知デジット線に接続された複数の検知セルト
    ランジスタからなる第2の検知セルアレイと、 直接、もしくは第2のダミーのYセレクタを介して第2
    の検知デジット線に接続され、第2の検知信号を発生す
    る第2の検知アンプと、 前記メモリセルトランジスタと同一構造で、閾値が前記
    第3の閾値電圧に設定され、メモリセルアレイのワード
    線と第3の検知デジット線の交点に配置され、ゲート電
    極がメモリセルアレイのワード線に接続され、ドレイン
    が第3の検知デジット線に接続された複数の検知セルト
    ランジスタからなる第3の検知セルアレイと、 直接、もしくは第3のダミーのYセレクタを介して第3
    の検知デジット線に接続され、第3の検知信号を発生す
    る第3の検知アンプからなることを特徴とする請求項3
    に記載の半導体記憶装置。
JP6431597A 1997-03-18 1997-03-18 半導体記憶装置 Expired - Fee Related JP3312574B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6431597A JP3312574B2 (ja) 1997-03-18 1997-03-18 半導体記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6431597A JP3312574B2 (ja) 1997-03-18 1997-03-18 半導体記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10261293A JPH10261293A (ja) 1998-09-29
JP3312574B2 true JP3312574B2 (ja) 2002-08-12

Family

ID=13254690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6431597A Expired - Fee Related JP3312574B2 (ja) 1997-03-18 1997-03-18 半導体記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3312574B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1686591B1 (en) * 2005-01-28 2008-01-09 STMicroelectronics S.r.l. A memory device with a ramp-like voltage biasing structure based on a current generator
ITRM20050353A1 (it) * 2005-07-04 2007-01-05 Micron Technology Inc Amplificatore di rilevazione di piu' bit a bassa potenza.
JP4988190B2 (ja) * 2005-12-02 2012-08-01 富士通セミコンダクター株式会社 不揮発性半導体メモリ
KR100735011B1 (ko) * 2006-01-23 2007-07-03 삼성전자주식회사 노어 플래시 메모리 및 그것의 읽기 방법
KR102023358B1 (ko) * 2012-10-29 2019-09-20 삼성전자 주식회사 저항체를 이용한 비휘발성 메모리 장치 및 그 구동 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10261293A (ja) 1998-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5532960A (en) Negative voltage generator for flash EPROM design
US5262984A (en) Non-volatile memory device capable of storing multi-state data
US5973956A (en) Non-volatile electrically alterable semiconductor memory for analog and digital storage
US7054197B2 (en) Method for reading a nonvolatile memory device and nonvolatile memory device implementing the reading method
JP5314086B2 (ja) レベル変換器を備える行デコーダ
JP2689948B2 (ja) 多値メモリセルを有する半導体記憶装置
EP0907955A1 (en) A multiple bits-per-cell flash shift register page buffer
JP3820330B2 (ja) 半導体メモリ装置
JP2768321B2 (ja) 半導体記憶装置
US6178114B1 (en) Sensing apparatus and method for fetching multi-level cell data
US6009015A (en) Program-verify circuit and program-verify method
EP0828255A2 (en) Data sensing apparatus and method of multi-bit cell
US6477092B2 (en) Level shifter of nonvolatile semiconductor memory
EP0223784A1 (en) DYNAMIC MEMORY WITH INCREASED PERIODS OF DATA VALIDITY.
US6097634A (en) Latch-type sensing circuit and program-verify circuit
JP3312574B2 (ja) 半導体記憶装置
US6434052B1 (en) Nonvolatile memory devices having alternative programming
JPH0737393A (ja) 多値メモリ
CN115148253A (zh) 存储器电路、存储器预充电的控制方法及设备
JPS6052997A (ja) 半導体記憶装置
KR100255955B1 (ko) 플래시 메모리 장치 및 그것의 프로그램 방법
KR100255152B1 (ko) 플래쉬 메모리 장치
KR100660535B1 (ko) 시리얼 센싱 동작을 수행하는 노어 플래시 메모리 장치
US5719805A (en) Electrically programmable non-volatile semiconductor memory including series connected memory cells and decoder circuitry for applying a ground voltage to non-selected circuit units
JP3209113B2 (ja) 半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020430

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090531

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees