JP3311855B2 - ディジタル磁気記録再生装置 - Google Patents

ディジタル磁気記録再生装置

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JP3311855B2 JP04948794A JP4948794A JP3311855B2 JP 3311855 B2 JP3311855 B2 JP 3311855B2 JP 04948794 A JP04948794 A JP 04948794A JP 4948794 A JP4948794 A JP 4948794A JP 3311855 B2 JP3311855 B2 JP 3311855B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の異なるテレビジ
ョン標準方式の信号を記録/再生するディジタル磁気記
録再生装置に関し、特に日本、米国および欧州のそれぞ
れのHDTV方式に対応が可能なディジタル磁気再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】現行のテレビジョン方式よりも高精細な
画像を提供するHDTVは、日本が世界に先がけて試験
放送を実施している。日本のHDTV方式はハイビジョ
ンと呼ばれ走査線数が1125本、フィールド周波数が
60Hzと決められていた。
【0003】一方、欧州及び米国では日本方式とは異な
る方式のHDTVの導入が計画されており、欧州方式
は、走査線数1250本フィールド周波数50Hz、米
国方式は、走査線数1050本、フィールド周波数5
9.94Hzの案が有力である。この様にテレビジョン
方式が異なり、それ伴い番組を制作したり、送出したり
する機材がそれぞれに異なると、それぞれに個別の機材
を開発し、製造しなければならないため、コストが高く
なってしまう。また、他の方式で制作されたソフトを上
映するためには、それぞれの方式に低記号したVTRや
テレシネ装置を用意し、フォーマット変更装置で信号を
変換した後、記録し直す必要があるため、手間も費用も
かさんでしまう。
【0004】VTRは、番組制作や送出をする際の中心
となる機材の一つであり、一般に放送用のVTRは高価
であることから、異なるHDTV方式で共通のテープト
ランスポートや信号処理回路及びカセットやテープが使
用できれば、機器やコストやランニングコストの低減と
なるため、使用者にとって利益が大きい。また、同じV
TRで他の方式で記録したテープの再生が可能であれ
ば、各国間の番組変換が容易に低コストで行えるという
メリットがある。しかし従来の磁気記録再生装置では、
異なるHDTV方式による高精細画像を共通の機構で記
録再生できる装置はなく、ましてやカセットテープに対
して、ディジタル記録する装置は実用化されていない。
【0005】特開平6−12787号公報には、異なる
HDTV方式による高精細画像を共通の機構で記録再生
できるディジタル磁気記録再生装置が開示されている。
しかし、この公知例ではHDTV方式によって情報量が
異なることに伴い、テープ上のシンクブロック長が異な
るため、記録系のタイミング発生器や再生系の同期検出
器を方式毎に用意する必要があり、かつこれらを方式に
よって切り替える機構などが必要となるため、ハードウ
ェア規模が大きくなるという問題があった。
【0006】
【発明が解決するための手段】上述したように従来、異
なるHDTV方式の画像を共通の機構やカセットテープ
で記録再生する従来のディジタル記録再生装置では、H
DTV方式によって情報量が異なることに伴い、テープ
上のシンクブロック長が異なるため、記録系のタイミン
グ発生器や再生系の同期検出器を方式毎に用意する必要
があり、かつこれらを方式によって切り替える機構など
が必要となるため、ハードウェア規模が大きくなるとい
う問題があった。
【0007】本発明は、同一の機構、同一のカセット、
同一のテープを使用して異なるHDTV方式の記号を記
録再生することができ、しかも記録系および再生系のハ
ードウェアを簡単にすることができるディジタル磁気記
録再生装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は第1の情報量を持つディジタル化されたビ
デオおよびオーディオ情報を第1のシンクブロックを単
位として記録し再生する第1の記録再生手段と、前記第
の情報量より少ない第2の情報量を持つディジタル化
されたビデオおよびオーディオ情報をダミーデータが付
加されることにより前記第1のシンクブロックと同一ブ
ロック長の第2のシンクブロックを単位として記録し再
生する第2の記録再生手段と、前記第1および第2のシ
ンクブロック内に(1)磁気記録媒体の各領域の使用頻度
を示す情報、(2)通信ポートを介して外部から入力され
る情報、(3)前記ディジタル化されたビデオおよびオー
ディオ情報に関するインデックス情報、(4)前記ディジ
タル化されたオーディオ情報の言語の種類を識別する情
報、(5)前記ディジタル化されたビデオおよびオーディ
オ情報のソース源の種類を示す情報、(6)前記ディジタ
ル化されたビデオおよびオーディオ情報の編集履歴を示
す情報、(7)前記ディジタル化されたビデオ情報の圧縮
画像データ、(8)ディジタル記録再生装置のメンテナン
スのためのデータ、のいずれかを付加情報として挿入し
て記録する付加情報記録手段と、この付加情報記録手段
により記録された付加情報を再生する付加情報再生手段
とを具備することを特徴とする。
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】日本で実施されている1125/60方式(第
1のHDTV方式という)によるHDTV信号の情報量
は、欧州の1250/50方式や米国の1050/5
9.94方式(これらを第2のHDTV方式という)に
よるHDTV信号の情報量よりも多い。従って、シンク
ブロックとして本来要求されているデータ、例えば同期
信号、ID信号、ビデオ信号および誤り訂正コードのみ
を記録する場合、ビデオ信号の情報量が第1のHDTV
方式と第2のHDTVとでは異なるため、シンクブロッ
ク長が異なってしまう。
【0012】そこで、本発明においては、第1のHDT
V方式に比較してビデオ信号の情報量が少ない第2のH
DTV方式の信号を記録再生する場合、シンクブロック
にダミーデータを付加してシンクブロック長を第1のH
DTV方式のそれと等しくする。このようにすることに
より、記録系のタイミング発生器や再生系の同期検出器
を第1のHDTV方式と第2のHDTV方式の信号を記
録再生する場合で共通にすることができ、またそれに伴
いタイミング発生器や同期検出器を切り替える機構も不
要となるため、ハードウェア規模が削減される。
【0013】また、付加情報として磁気記録媒体の各領
域の使用頻度を示す情報を第1および第2のシンクブロ
ック内に挿入して記録することにより、使用頻度から磁
気記録媒体の寿命を容易に知ることができ、また部分的
に媒体が劣化した場合にはそれを除く領域を記録再生に
使用することも可能である。
【0014】さらに、付加情報として通信ポートを介し
て該ディジタル磁気記録再生装置の外部から入力される
情報を第1および第2のシンクブロック内に挿入して記
録することにより、所望とする任意の情報を記録するこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0016】(第1の実施例)図1および図2は、本実
施例に係るHDTV信号記録再生用のディジタルVTR
の記録計および再生系の構成を示すブロック図である。
回転ドラム11上には、16個の記録ヘッド群12と6
個の再生ヘッド群13さらにイレーズヘッド(図示せ
ず)が設けられる。記録ヘッドに電流を供給する記録ア
ンプ群14、および再生ヘッドからの信号を増幅する再
生プリアンプ群15も、同様に回転ドラム11上に設け
られる。
【0017】カセット16内のテープ17はサプライリ
ール18jkあら引き出され、回転ドラム11の周囲に
略180°の範囲にわたり巻き付けられた後、テイクア
ップリール9に巻き取られる。記録及び再生時、テープ
17はキャプスタン110の回転によって定速度で移送
される。
【0018】テープトランスポート上には、キューオー
ディオとタイムコードとコントロールトラック信号を記
録再生するために、記録再生ヘッド111および消去ヘ
ッド112が設けられている。
【0019】VTRのビデオ入力端子113〜115に
は、外部からアナログのコンポーネントHDTV信号が
入力される。また、入力端子116には基準同期信号
(SYNC)が、入力端子117にはアナログオーディ
オ信号(8チャンネル)が入力される。ここでは、入力
信号、出力信号をアナログ信号として説明するが、もち
ろんディジタル信号で外部機器との接続を行うことも可
能である。
【0020】入力されたコンポーネントHDTVビデオ
信号は、A/Dコンバータ118〜120でディジタル
信号に変換された後、後で説明するように有効画像の領
域が有効画像抽出回路121で抽出され、ECCエンコ
ーダ122に送られる。オーディオ信号117は、A/
Dコンバータ123でディジタル信号に変換された後、
オーディオエンコーダ124でオーディオ信号独自の符
号化が施された後、ECCエンコーダ22に送られる。
SYNC信号は、スイッチ125を通してタイミング発
生器126に送られ、ここで信号処理に必要なタイミン
グパルスが発生される。スイッチ125は、記録や編集
を行うときに通常入力ビデオ信号に付加されているSY
NCを選択し、再生時には外部の基準同期信号(SYN
C)を選択する。
【0021】ECCエンコーダ122は、記録再生の過
程で生ずる符号誤りを訂正するための誤り訂正符号化を
行うと共に、付加データ発生器127から送られる付加
データをビデオやオーディオのデータと共に記録するた
めの符号化を行う。ECCエンコーダ122から出力さ
れるデータは、記録ヘッドに対応した8チャンネルのデ
ータとなっており、変調器128で記録に適した信号に
ディジタル変調され、さらに同期発生器130で発生さ
れる同期信号やアドレス信号が加算器129において付
加された後、ロータリートランス(図示せず)を経て回
転ドラム11上の記録アンプ群14へ送られる。
【0022】記録、再生の他、早送りや巻き戻し等の操
作や付加データの操作、タイムコード等の設定等は、V
TRの前面に取りつけられたコントロールパネル131
から行うことができ、オペレータの操作内容に応じてコ
ントローラ132は制御信号を必要な回路に与えること
になる。
【0023】一方、テープ17上に記録されている信号
を再生する時は、再生ヘッド群13で読み取られた信号
がプリアンプ群15で増幅され、ロータリートランス
(図示せず)を通してイコライザ/ディテクタ回路13
3に送られる。記録再生の過程で受けた歪がイコライザ
で補償された後、ディテクタで二値のディジタルデータ
が検出される。シンク検出器134はディジタルデータ
中の同期情報を検出し、これを復調器35に供給すると
ともに、再生信号のタイミング基準としてECCデコー
ダ136にも供給する。復調器135は、変調器128
の逆の動作を行って、記録データを情報信号に変換す
る。ECCデコーダ136は、情報信号の誤りを訂正し
た後、それぞれビデオ情報信号、オーディオデコーダ情
報信号、付加情報信号を分離して再構成する。オーディ
オ信号は、オーディオデコーダ137でオーディオ独自
の複写がされた後、D/Aコンバータ138でアナログ
信号に変換され、出力端子139から出力される。
【0024】ビデオ信号は、ビデオ情報生成器140で
同期情報等が付加された後、D/Aコンバータ141〜
143でアナログ信号に変換され出力端子144〜14
6を通して外部に出力される。ビデオモニタ用の信号
は、D/Aコンバータ141〜143からキャラクタ発
生器147を通して、文字情報等が付加された後、モニ
タ出力端子148〜150を通してモニタ151に供給
される。
【0025】一方、付加データは付加データデコーダ1
52でデコードされた後、コントローラ132に一旦送
られ、コントロールパネル上のディスプレイに内容を表
示したり、キャラクタ発生器147に送られたモニタ画
面上に表示したり、外部のパソコンにデータを与えた
り、VTRの動作モードをコントロールするのに使用さ
れる。
【0026】ビデオデータやオーディオデータの記録再
生と同時に、CUEオーディオや、時間情報を示すタイ
ムコード信号や、トラッキングの基準となるコントロー
ルトラック信号が固定ヘッド111を用いて記録再生さ
れる。CUEオーディオ信号は、外部から入力される信
号の他にオーディオ入力端子117に入力したディジタ
ル記録用のオーディオ信号のうち任意のチャンネル数の
信号を選択して記録できるようにしており、ディジタル
オーディオの再生ができない可変速再生時(早送り再
生、巻き戻し再生、スロー再生等)に音声による検索、
頭出し等を可能にしている。これらリニアトラックの信
号処理は、TC/CTL/CUE記録再生回路153内
で行われる。
【0027】また、回転ドラム11の回転、キャプスタ
ン110の回転や、カセットテープを駆動するサプライ
リール18の回転は、サーボ回路154によって制御さ
れている。
【0028】編集や検索のための時間情報として、リニ
アトラックにタイムコード信号を記録しているが、VT
Rが停止している時や、ゆっくり走行している時には読
み取りが出来ない。そこで、ヘリカルトラック上にもタ
イムコードを記録してリニアトラック上のタイムコード
が読めない時に、ヘリカルトラック上のタイムコードと
して用いる。
【0029】従来のディジタルVTRでは、記録信号の
オーディオセクタまたはビデオセクタの一部にタイムコ
ードデータを付加して記録していたため、タイムコード
データのみを独立に編集(いわゆるアフレコ)する事が
できなかった。一方、1125/60方式のHDTV信
号(ハイビジョン信号)をディジタル記録するVTR
は、データレートが1.188Gbpsと非常に高いこ
とと、多数の高性能なオーディオチャンネルが要求され
ることから、ヘリカルトラック上に独立に編集可能なタ
イムコードエリアを設ける余裕がない。このようなディ
ジタルVTRに、欧州で提案されている1250/50
方式のHDTV信号または米国で提案されている105
0/59.94方式のHDTV信号を変更部分を少なく
して記録するようにすると、欧州及び米国の方式は日本
の1125/60方式に比較して画像情報データレート
が低いため、冗長な記録エリアに上述した独立に編集が
可能なタイムコード信号や、他の情報信号を記録するこ
とが可能である。
【0030】そして第1の実施例では、N本のトラック
を1セグメントとし、1セグメント当たりに記録するビ
デオデータがPビットである第1のHDTV方式と、1
セグメント当たりに記録するビデオデータがQビット
(P>Q)である第2のHDTV方式を記録可能なディ
ジタルVTRにおいて、第2のHDTV方式を記録する
ときに1セグメント内の少なくとも一部に独立に消去書
換が可能なように構成したタイムコードデータを記録す
ることで、複数の方式のHDTV信号を記録するもので
ある。ここで、第1のHDTV方式は例えば1125/
60、第2のHDTV方式は1250/50または10
5/59.94である。
【0031】この第1の実施例では、テープ17を回転
ドラム11の周囲に略180度巻き付け、回転ドラム1
1上に16個の記録ヘッド群を設けて記録を行う。回転
ドラム11の回転数は1秒間に150回転であり、半回
転当たりの8本のトラックを1セグメントとして、11
25/60のハイビジョン信号を1フィールド5セグメ
ントで記録を行っている。
【0032】図3は、テープ17上のトラック配置を簡
略化して示した図であり、8本のトラックを1セグメン
トとし、トラック21a〜21gがビデオ専用トラッ
ク、トラック22がビデオ・オーディオ混在トラックと
なっている。ビデオ・オーディオ混在トラック22には
8チャンネルのオーディオセクタがあり、各オーディオ
セクタはエディットギャップによって区切られ、独立に
編集が可能なように構成されている。
【0033】図4(a)は、記録する1フレーム分のH
DTV信号を示した図である。ビデオ信号は輝度信号と
2つの色信号からなるコンポーネント信号であり、輝度
信号は74.25MHz、色信号は37.125MHz
でサンプリング(量子化精度は8ビット)され、水平方
向のサンプル数は輝度信号が2200サンプル、二つの
色信号がそれぞれ1100サンプルである。図のカッコ
内の数字が色信号の損プル数を表している。また、垂直
方向の走査線数は1125ラインとなっている。本実施
例のVTRでは、この内のブランキング期間1を除いた
有効画像領域32にのみ記録を行っており、この有効画
像領域32は水平方向に1920(960)サンプル、
垂直方向に1035ラインである。
【0034】また、ユーザが自由に定義して使用できる
データエリア33として、5ライン分を付加して記録し
ている。この1フレームの記録データは、図4(b)に
示したように520ラインずつのフィールドデータ34
a,34bに分けられ、回転ドラム11の2回転半の時
間(5セグメント)で1フィールドのデータを記録す
る。
【0035】これらのデータは図1のECCエンコーダ
122により誤り訂正のための符号化が行われた後、8
チャンネルに分割され、変調器128でチャンネルコー
ディングされ、さらに同期発生器130からの同期情報
が付加されて記録アンプ14を経て16個の記録ヘッド
12によりテープ上に記録される。
【0036】図5に、図4に示した1125/60方式
におけるテープ17のトラック上のデータ配置を示す。
トラック上に記録されるビデオデータは、8ビットを1
シンボルとして図5に示すようにビデオ専用トラック4
1で60720シンボル、ビデオ・オーディオ混在トラ
ック42で46000シンボルである。ビデオ専用トラ
ック41およびビデオ・オーディオ混在トラック42上
の記録ビデオデータを構成する一つのシンクブロック4
0は、2バイトのSYNC信号401、3バイトのID
信号402、208バイトのビデオ+ユーザライン40
3、および16バイトの誤り訂正コード(内符号)40
5からなり、そのブロック長は229バイトである。
【0037】ビデオ+ユーザライン403は、図4の有
効画像領域32とユーザが自由に定義できるデータエリ
ア33に相当するデータを混合して記憶する領域であ
る。
【0038】また、ビデオトラック41の前後にはプリ
アンブル43とポストアンプル44があり、ビデオ・オ
ーディオ混在トラック42にはさらに8チャンネル分の
オーディオセクタ45a〜45hがエディットギャップ
46a,46b等に挟まれて配置されている。オーディ
オセクタ45a〜45hも、独自のプリアンブル47お
よびポストアンブル48をそれぞれ持っている。
【0039】次に、本実施例のVTRに欧州及び米国で
提案されているHDTV方式の信号を記録する実施例に
ついて以下述べる。
【0040】欧州は1250/50方式を提案してい
る。すなわち1フレームのライン数が1125本、フィ
ールド周波数が50Hzである。図6(a)は1フレー
ムのビデオ信号を示したもので、輝度信号が72HM
z、二つの色信号が36MHzでサンプル(量子化精度
は8ビット)され、水平方向のサンプル数は輝度信号が
2304サンプル、色信号がそれぞれ1152サンプル
である。図のカッコ内の数字が色信号を表している。ま
た垂直方向には1250ラインとなっている。本実施例
のVTRでは、この内のブランキング期間51を除いた
有効画像領域52のみ記録を行っており、この有効画像
領域52は水平方向に1920(960)サンプル、水
平方向に1152ラインである。また、ユーザが自由に
定義して使用できるデータエリア53として48ライン
分を付加して記録している。この1フレームの記録デー
タは図6(b)に示したように600ラインずつのフィ
ールドデータ54a,54bに分けられ、回転ドラム1
1の3回転の時間(6セセグメント)で1フィールドの
データを記録する。記録トラック1本当たりに記録でき
る全シンボル数は、1125/60方式と同じである。
【0041】図7に、図6に示した1250/50方式
におけるテープ17のトラック上のデータ配置を示す。
この場合、ビデオ専用トラック61およびビデオ・オー
ディオ混在トラック62上の記録ビデオデータを構成す
る一つのシンクブロック60は、2バイトのSYNC信
号601、3バイトのID信号602、200バイトの
ビデオ+ユーザライン603、8バイトのダミーデータ
604および16バイトの誤り訂正コード(内符号)6
05からなり、そのブロック長は図5に示した1125
/60方式におけるシンクブロック40と同じく229
バイトである。ここで、ダミーデータ604はブロック
長を1125/60方式におけるシンクブロック40と
同じ229バイトにするために付加されるデータであ
り、例えばオール“0“のデータが用いられる。このよ
うにシンクブロック長を1125/60方式と同じにす
ることにより、ビデオ専用トラック61に記録するシン
ボル数およびビデオ・オーディオ混在トラック62に記
録するシンボル数も、1125/60方式と同じく60
720シンボルおよび46000シンボルとなる。
【0042】次に、米国で提案されている1050/5
9.94方式の信号を記録する実施例について述べる。
すなわち、1フレームのライン数が1050本、フィー
ルド周波数が59.94Hzである。フィールド周波数
の60Hzとの違いは0.1%であり、VTRとして回
転ドラム11の回転数、テープ17の速度及び記録エー
タレートを0.1%低くすることで、60Hzと同様に
扱うことができる。
【0043】図8(a)は1フレームのビデオ信号を示
したもので、輝度信号が72MHz二つの色信号が36
MHzでサンプル(量子化精度は8ビット)され、水平
方向のサンプル数は輝度信号が2288サンプル、色信
号がそれぞれ1144サンプルである。図のカッコ内の
数字が色信号を表している。また垂直方向には1050
ラインとなっている。本実施例のVTRでは、この内の
ブランキング期間71を除いた有効画像領域72にのみ
記録を行っており、この有効画像領域72は水平方向に
1920(960)サンプル、垂直方向に966ライン
分である。
【0044】また、ユーザが自由に定義して使用できる
データエリア73として34ライン分を付加して記録し
ている。この1フレームの記録データは図8(b)に示
したように500ラインずつのフィールドデータ74
a,74bに分けられ、回転ドラム11の2回転半の時
間(5セグメント)で1フィールドのデータを記録す
る。記録トラック1本当たりに記録できる全シンボル数
は、1125/60方式と同じである。
【0045】図9に、図8の1050/59.94方式
におけるテープ17のトラック上のデータ配置を示す。
この場合、ビデオ専用トラック81およびビデオ・オー
ディオ混在トラック82上の記録ビデオデータを構成す
る一つのシンクブロック80は、2バイトのSYNC信
号801、3バイトのID信号802、200バイトの
ビデオ+ユーザライン803、8バイトのダミーデータ
804および16バイトの誤り訂正コード(内符号)8
05からなり、そのブロック長は図5および図7に示し
た1125/60方式および1250/50方式におけ
るシンクブロック40および60と同じく229バイト
である。ここで、ダミーデータ804はブロック長を1
125/60方式および1250/50方式におけるシ
ンクブロック40および60と同じ229バイトにする
ために付加されるデータであり、例えばオール“0“の
データが用いられる。このようにシンクブロック長を1
125/60方式および1250/50方式と同じにす
ることにより、ビデオ専用トラック81に記録するシン
ボル数およびビデオ・オーディオ混在トラック82に記
録するシンボル数も、1125/60方式および125
0/50方式と同じく60720シンボルおよび460
00シンボルとなる。
【0046】次に、本実施例において図4(a)中のデ
ータエリア33、図6(a)中のデータエリア53、図
8(a)中のデータエリア73を用いて記録再生できる
ユーザデータ、すなわち図5中のビデオ+ユーザライン
403、図7中のビデオ+ユーザライン603、図9中
のビデオ+ユーザライン803を用いて記録再生できる
ユーザデータの具体例を次に列挙する。
【0047】(1)記録したビデオ信号およびオーディ
オ信号のインデックス情報、例えば記録日時、見出しな
どであり、このようなインデックス情報をユーザデータ
として記録しておけば検索時に有効である。
【0048】(2)オーディオ信号の各チャンネルに記
録する言語の種類を識別する識別情報、例えばCH1は
英語、CH2は仏語という様な言語識別情報をユーザデ
ータとして記録しておけば、CH選択に有効である。
【0049】(3)記録したビデオ信号およびオーディ
オ信号のソース源の種類、例えばカメラやマイクからの
ダイレクトな信号か、他のデッキからのダビングか、テ
レシネ装置からの信号か、またアップコンバートした信
号かなどの区別を示すソース源識別情報をユーザデータ
として記録しておけば、信号の品質等を知る上で有効で
ある。
【0050】(4)編集時に使用したビデオ信号および
オーディオ信号の履歴、例えばライブラリの中のどの映
像か、いつ撮影したニュース素材か等を示す編集情報を
ユーザデータとして記録しておけば、これらの編集情報
から制作の過程を残すことができる。これらの編集情報
データはVTR付随のキーから、また図1中に示すよう
に通信ポート161を利用して外部のパソコンなどの機
器からコントローラ162に入力し、コントローラ16
2を介して付加データ発生器127に付加データの一部
として与えることにより、容易に記録することができ
る。
【0051】また、圧縮画像のビデオ信号をユーザデー
タとして記録することもできる。例えば、この圧縮画像
として記録映像の代表映像を入れておけば、この圧縮画
像データは検索に有効である。この場合、入力されるビ
デオ信号の1フレームまたは1フイールド分を図示しな
いメモリに取り込み、図示しない圧縮エンコーダにより
記録領域に見合ったデータ量まで圧縮する。また、外部
で予め圧縮した画像データを通信ポート161を通して
入力することもできる。
【0052】(5)ユーザが独自に作るユーザデータに
代えて、機器(ディジタルVTR)そのものがメンテナ
ンスの必要上持っているデータ(メンテナンス用デー
タ)をそのまま記録時に同時に書き込んでおくと、これ
らのデータは再生時の最適環境を作る上で有用である。
【0053】このようなメンテナンス用データとして
は、例えば使用デッキやスキャナ、外部接続機器などの
製造番号、機器番号、記録日付、時間などのデータであ
り、ディジタルVTRではマイコン(コントローラ16
2)によりメモリ163に格納されて管理されているの
で、これらをそのまま読み出し、外部接続機器について
は各機器のマイコンにより管理されているデータを通信
ポート161により取り込んでから書き込めば良い。こ
れらのデータは自動的に書き込まれるようにした方が効
率がよい。
【0054】(6)テープの使用頻度(使用状態)を示
すデータをユーザデータとして書き込んでおけば、テー
プの傷み具合を知る上で有効である。このテープ使用状
態データは、例えばテープの各領域毎(例えばトラック
毎)の使用回数である。この使用回数データを先行再生
ヘッドによりテープから再生された読み取り、付加デー
タデコーダ152を介して再生して、使用回数をデータ
更新回路165により更新してテープに記録するように
すれば、テープの部分的なパス回数も知ることができ
る。
【0055】上述した第1の実施例では8本のトラック
を単位とする。1セグメント内の特定の1本のトラック
にオーディオ信号を集中して記録したが、オーディオ信
号の記録方法は他の態様もあり得る。この一つの例とし
て、以下に第2の実施例について次に説明する。
【0056】(第2の実施例)この実施例ではオーディ
オ信号は図10のように記録されているものとする。図
10は1125/60方式の場合の1フィールドのトラ
ックパターンを示している。901はビデオ記録領域、
902はオーディオ記録領域である。すなわち、全トラ
ックにオーディオ記録領域が設けられており、1フィー
ルド分の同一チャンネルのオーディオ信号が隣接する4
トラックに記録される。1125/60方式及び105
0/59.94方式の場合、10チャンネル(8チャン
ネル+オプション2チャンネル)のオーディオ信号が記
録できる。1250/50方式の場合は、12チャンネ
ル(8チャンネル+オプション4チャンネル)のオーデ
ィオ信号が記録できる。
【0057】一般に編集の際、トラック幅方向のトラッ
キング誤差などにより、トラックの消し残りや隣接する
非編集トラックの消去などが発生し、編集点直前直後の
トラックではエラーレートの悪化が起こりやすい。従っ
て、フィールド単位で編集を行う際に、フィールドの端
部すなわち編集点に隣接したトラックは他のトラックよ
りもダメージを受ける可能性が高い。そこでこの例で
は、図10に示したようにフィールドの端部に配置され
る2つのオーディオチャンネルはオプションチャンネル
OP1、OP2に割り当てている。このオプションチャ
ンネルには、任意のオーディオチャンネルと同一の内容
をバックアップ用として記録しておいてもよい。
【0058】図11は、図10の1チャンネルすなわち
4トラックのオーディオ記録領域を拡大して示したもの
である。オーディオデータは2度書きされており、偶数
サンプルに関するデータEがトラック903と905
に、奇数サンプルに関するデータOが904と906
に、それぞれ2度ずつ記録されている。
【0059】この記録方式の場合、再生ヘッドと同数の
オーディオ先行再生ヘッド(オーディオの編集で用い
る)が必要である。しかし、同じデータが2度書きされ
ていることに着目すれば、先行再生の場合に限りその一
方のみを再生することにより、先行再生ヘッドの数を再
生ヘッド数に比べて半分にすることができる。
【0060】この時、2度書きされているデータのどち
らを先行再生ヘッドで再生するかについて述べる。図1
0、図11の記録方式の場合は、たとえばオーディオチ
ャンネル単位のインサート編集時には、同一チャンネル
の隣接した4つのオーディオ記録領域は必ず同時に書き
替えられる。すなわちこの4トラックのうち、両端の2
トラック(図11のトラック903,906)は編集点
に隣接しているため前述の理由により編集によるダメー
ジを受けやする、内側の2トラック(図11のトラック
904,905)はダメージを受けにくい。そこで、編
集点に隣接した両端の2トラックはエラーレートが悪い
可能性が高いので先行再生の対象から除き、内側の2ト
ラックを走査するように先行再生ヘッドを取り付ければ
よい。
【0061】このように、図10のごとく全トラックに
オーディオ記録領域を設けた場合であっても、2度書き
のデータの一方のみを先行再生するようにし、その際、
編集点に隣接したトラックを先行再生に含めないように
することにより、オーディオ先行再生ヘッドの数を半分
に減らし、かつ先行再生されるデータのエラーをできる
限り少なくすることができる。
【0062】なお、オーディオ信号記録方式としては、
図12〜図15のような各方式も考えられる。図12〜
図15は1125/60方式で10チャンネルのオーデ
ィオを記録する場合の1フィールド分の40トラックを
示しており、図中の数字はオーディオチャンネル番号を
示す。図12(a)〜(d)は8トラックをひとまとめ
にして隣接する8トラックに同一チャンネルのオーディ
オを記録する方式であり、図12(e)に4トラックの
幅を示す。図13(a)(b)は(c)に示す4トラッ
クの幅を示すように4トラックをひとまとめにする方
式、図14(a)〜(d)のも同様に(e)に4トラッ
クの幅を示すように4トラックをひとまとめにする方
式、また図15(a)(b)は(c)に4トラック幅を
示すように8トラック中の所定の本数のトラックにオー
ディオ記録領域を設ける方式である。ちなみに、図10
の例は図12(a)に相当する。
【0063】(第3の実施例)次に、異なる方式で記録
されたテープを再生する実施例について述べる。
【0064】走査線数やフィールド周波数の異なる複数
の方式(1125/60方式、1050/59.94方
式、1250/50方式)に対応したディジタルVTR
においては、これらの複数種類の方式をスイッチの切り
替えなどにより設定する。このスイッチにより設定され
ている方式と、入力される基準信号の方式と、テープか
ら識別された方式が、同一方式ではなく異なる方式とな
っている場合は従来映像を再生することができなかっ
た。すなわち、テープに記録されている内容が異なる方
式(第1の方式)で記録されたものである場合、第2の
方式のモニタ上には映像を再生表示することができなか
った。
【0065】本実施例は、異なる方式であってもその映
像の内容を確認できるようにしたもので、さらに異なる
方式であっても方式変換して再生できるようにしたもの
である。すなわち、第3の実施例では、走査線数および
フィールド周波数の少なくとも一方が異なる複数の方式
で記録された信号をそれぞれ再生するモードを有するデ
ィジタルVTRであって、再生回路中にメモリを備え、
第1の方式に対応した方法でメモリに書き込むとともに
第2の方式に対応した方法でメモリから読み出すモード
を備えたことを特徴としている。
【0066】本実施例では、8チャンネルに分割して記
録するディジタルVTRを考える。1フィールド当たり
のトラック数は、1125/60方式と1050/5
9.94方式が40トラック、1250/50方式が4
8トラックとする。すなわち1チャンネルの1フィール
ド当たりのトラック数は、1125/60方式と105
0/59.94方式が5トラック、1250/50方式
が6トラックとなる。誤り訂正符号の構成はこれらの5
トラック(また6トラック)内で完結する。
【0067】本実施例で実際に記録する1フィールド当
たりのデータを図16に示す。1フィールド当たりの記
録ライン数は、1125/60方式と1050/59.
94方式が図16(a)に示すように520ライン、1
250/50方式が図16(b)に示すように624ラ
インとする。1ライン当たりの記録サンプル数は、方式
によらず輝度信号1920サンプル、色信号960サン
プルである。
【0068】このデータをまず8チャンネルに分割す
る。各チャンネルのデータについて、図17のような誤
り訂正マトリクスを構成する。すなわち、C2情報シン
ボル数120に対しこれにP2シンボルのC2パリティ
シンボルを付加し、さらにC1情報シンボル数104に
対しこれにP1シンボルのC1パリティシンボルを付加
する。ここで、たとえばP1=P2=8とする。
【0069】図18に、1フィールド・1チャンネルの
データの配列を示す。図17の誤り訂正マトリクスを、
1125/60方式と1050/59.94方式では図
18(a)のように0〜19の20個、1250/50
方式では図18(b)のように0〜23の24個並べ
る。だだし、図5ではC1パリディシンボルを除いて示
している。これを図18(a)(b)の右側に示したよ
うに列方向に5分割(または6分割)し、1125/6
0方式と1050/59.94方式ではトラック0〜4
の5トラック、1250/50方式ではトラック0〜5
の6トラックに分割して記録する。結果として1トラッ
ク当たりのデータ量は、方式によらず全く同じになる。
【0070】記録はシンクブロックを単位として行われ
る。各シンクブロックには、フィールド番号・チャンネ
ル番号・トラック番号・そしてトラック内のシンクブロ
ック番号などを示すID(識別)コードが付加されてい
る。
【0071】図19は、図18のデータを実際にフィー
ルドメモリ上に蓄積する際のアドレス割り当ての概要を
示す図である。基本的にアドレス記録順すなわちシンク
ブロックID順に割り当てられており、1125/60
方式と1050/50.94方式では図19(a)のよ
うに5トラック分、1250/50方式では図19
(b)のように6トラック分のアドレスが割り当てられ
る。
【0072】さて、図16の画面上のデータを図18の
ように並べる際の規則(シャッフリング)は、1125
/60方式と1050/59.94方式の2方式と12
50/50方式とで、記録ライン数の相違、誤り訂正マ
トリクス数の相違に伴い異なっている。また、図18の
データ配列と図19すなわちシンクブロックIDにより
決まる記録順との対応も、1125/60方式と105
0/59.94方式の2方式と1250/50方式と
で、誤り訂正マトリクス数の相違・記録トラック数の相
違に伴い異なっている。
【0073】図20は、本実施例における図1および図
2のディジタルVTRの再生回路中の誤り訂正回路13
6(および関連する回路)の構成図である。図20にお
いて誤り訂正回路に入力された再生信号はC1復号回路
1901においてC1符号の復号が行われ、4つの再生
フィールドメモリ1902a〜1902dのうち1また
は複数の再生フィールドメモリに書き込まれる。書き込
みの際、ID検出回路1904において検出されたID
をもとに、書き込みアドレス発生回路1905において
書き込みアドレス(フィールドメモリの実アドレス)が
合成される。再生フィールドメモリ1902a〜190
2dの役割は、デシャッフリングおよび可変速再生時の
データの蓄積である。そしていずれかの再生フィールド
メモリから読み出されたデータは、C2復号回路190
3においてC2符号が行われて誤り訂正回路から出力さ
れる。この時、読み出しアドレス発生回路1906から
読み出しアドレス(デシャッフリングアドレス)が発生
される。前述のように読み出しアドレスの発生法は方式
により異なる。
【0074】制御回路1907からは、チャネル系(書
き込み系)制御信号1924と映像系(読み出し系)制
御信号1925が発生される。出力(映像系)基準信号
1922がタイミング信号生成回路1909に与えら
れ、タイミング信号が発生される。同時に、出力基準信
号1922の方式識別結果がモード設定回路1908に
送られるとともに、サーボ基準信号1923が発生され
る。ここで、チャネル系と映像系では基本となるクロッ
ク周波数が異なっている。チャネル系のクロックは方式
によらず同一であるが、映像系クロックは方式によって
映像サンプリング周波数の相違に伴い異なっている。
【0075】また、カセット本体またはテープの長手ト
ラック、ヘリカルトラックの内容からどの方式が記録さ
れているかが識別され、テープ内容の方式識別信号19
21がモード設定回路1908に供給される。モード設
定回路1908では、方式識別信号1921や出力基準
信号1922の方式識別結果、たまスイッチ(図示せ
ず)による設定を参照して、VTRの動作モードを決定
する。通常は、スイッチ設定と基準信号、方式識別信号
が矛盾している場合は正しい再生が行えないので、映像
の出力を禁止する。しかし、異方式再生モードにおいて
はテープの内容と出力基準信号が異なっているような場
合でも再生・表示を行うように制御回路1907を動作
させる。すなわち、テープの内容が第1の方式であれば
第1の方式に対応したチャネル系制御信号1924を発
生させ、出力信号1922が第2の方式であれば第2の
方式に対応した映像基準信号125を発生させる。この
時、タイミング信号生成回路109からが第1の方式に
対応したサーボ基準信号1923が発生される。
【0076】まず、通常どおり同一方式のテープを再生
する場合の動作について述べる。ここでは1125/6
0方式のテープを再生する例について述べる。1125
/60方式の30Hzの出力基準信号1922が外部か
らタイミング信号生成回路1909に与えられており、
30Hzのサーボ基準信号1923が発生される。制御
回路1907は、1125/60方式に対応したチャネ
ル系制御信号1924と映像系制御信号1925を発生
する。
【0077】図21に、通常の再生時の4つの再生フィ
ールドメモリ1902a〜d(#1〜#4)の制御を示
す。図21において再生基準信号(サーボ基準信号)と
出力基準信号は位相ロックしており、この時、再生デー
タは図のようなタイミングで再生フィールドメモリに供
給される。図中、「0」は偶数フィールドの再生デー
タ、「1」は奇数フィールドの再生データを表してい
る。また、Wは書き込み、Rは読み出しを表している。
添字0、1は偶数フィールドか奇数フィールドかを表し
ている。すなわち、たとえばW0は偶数フィールドにみ
に限定してそのフィールドメモリに書き込むことを意味
する。
【0078】図21のように、フィールドを単位として
書き込み・読み出しの切り替えが行われ、4フィールド
を周期として4つのフィールドメモリ#1〜#4から順
次読み出される。書き込みは読み出しの前2フィールド
期間に行われる。書き込み時には、IDをもとに112
5/60方式に対応した書き込みアドレスが発生され
る。また、1125/60方式のデシャッフリング法に
対応した読み出しアドレスが発生される。以上のように
通常は同一の方式に従って再生フィールドメモリに対す
る書き込みも読み出しも行われる。
【0079】次に、異なる方式のテープを再生する場合
について述べる。本実施例においては、再生フィールド
メモリの前後で制御の方式を変える。ここでは1125
/60方式と1250/50方式について説明する。
【0080】まず1250/50方式を第1の方式と
し、この方式で記録したテープを1125/60方式
(第2の方式)にしたがって再生する場合を考える。1
125/60方式の30Hzの出力基準信号122が外
部からタイミング信号生成回路109に与えられている
が、25Hzのサーボ基準信号123が発生される。こ
の25Hzの基準信号は30Hzの外部基準信号と非同
期で発生してもよい。また、場合によってはフレーム単
位のサーボ基準信号を特に与えなくても、すなわちフレ
ーミング制御を行わなくてもよい。
【0081】この他、再生フィールドメモリ書き込み以
前の処理で、方式により異なる部分があれば、1250
/50方式に従うようにチャネル系制御信号124が発
生される。すなわち、例えばシンクブロックの長さや同
期パターン、変調方式、IDの処理などが方式によって
異なるならば、その部分の処理は1250/50方式に
従う。書き込みアドレスの発生も1250/50方式に
従って行われる。ただし、本実施例のフォーマットの場
合はこれらはほとんどの方式によらず同じである。
【0082】この場合の再生フィールドメモリ102a
〜dの一制御例を図22に示す。書き込み・読み出しの
制御の切り替えは1125/60方式のフィールドを単
位として行われる。4フィールド周期で読み出しフィー
ルドメモリが切り替えられるのは図21と同様である。
ただし、図からわかるように、再生データのフィールド
は、次第に出力基準信号に対して時間的にずれていく。
そこで、書き込みは読み出し時を除いて常時行うととも
に、書き込み時にフィールドIDの区別は行わず、偶数
・奇数フィールドの再生データをもとに書き込む。フィ
ールドメモリからの読み出し以後の処理は第2の方式、
すなわち1125/60方式にしたがって行うように映
像系制御信号1925が発生される。
【0083】以上のような制御はディジタルVTRにお
けるシャトル再生(高速再生)時の制御とほぼ同様と考
えてよい。ただしこの場合、複数フィールドの画面が混
ざった状態で表示されるため画質(解像度)は低下す
る。なお、再生フィールドメモリの書き込みと読み出し
の切り替えをフィールド単位ではなくクロック単位の時
分割で行う形式としてもよい。
【0084】次に、再生フィールドメモリ1902a〜
1902dの別の制御例を図23に示す。この例では同
一フィールドの繰り返し再生が行われる。ID検出回路
104において検出されるフィールドIDの値により、
あるフィールドの入力が完了したかどうかを判断し、次
のフィールドでどの再生フィールドメモリから読み出す
かが決定される。たとえば、図23のA点の次のフィー
ルドは本来フィールドメモリ#3から読み出す順番であ
るが、フィールドメモリ#3の再生データ入力が完了し
ていないため、#3からの読み出しに進まず#2から読
み出しを再度行う。同様に、B点の次のフィールドは本
来フィールドメモリ#4から読み出す順番であるが、フ
ィールドメモリ#4の再生データ入力が完了していない
ため、#4からの読み出しに進まずに#3から読み出し
を行う。すなわち6フィールドに1回の割合で同一フィ
ールド読み出しの繰り返しが行われる。
【0085】この場合、出力基準信号のフィールドと読
み出しフィールドの偶奇が一致しない時は、縦方向の高
さずれを補正するのが望ましい。図23においてA点か
らB点の間は読み出しフィールドの偶奇が逆転している
ため、フィールド補正信号がHレベルとなり、フィール
ドの縦方向の高さずれの補正を行う。以上のような制御
はディジタルVTRにおけるスローモーション再生時の
制御とほぼ同様と考えてよい。
【0086】次に1125/60方式を第1の方式と
し、この方式で記録したテープを1250/50方式
(第2の方式)にしたがって再生する場合を考える。制
御信号などは前の例と逆になる。ここでは図23の場合
と反対にフィールドの間引きを行う例を示す。この時の
再生フィールドメモリ1902a〜1902dの制御を
図24に示す。ID検出回路1904において検出され
るフィールドIDの値により、あるフィールドの入力が
完了したかどうかを判断し、次のフィールドでどの再生
フィールドメモリから読み出すかが決定される。たとえ
ば、図24のC点の次のフィールドは本来フィールドメ
モリ#4から読み出す順番であるが、その次のフィール
ドメモリ#1の再生データ入力が完了しているため、#
4からの読み出しをとばして#1から読み出しを行う。
同様に、D点の次のフィールドは本来フィールドメモリ
#2から読み出す順番であるが、その次のフィールドメ
モリ#3の再生データ入力が完了しているため、#2か
らの読み出しをとばして#3から読み出しを行う。すな
わち5フィールドに1回の割合でフィールド読み出しの
間引きが行われる。
【0087】図24のC点からD点の間は読み出しフィ
ールドの偶奇が逆転しているため、フィールド補正信号
がHレベルとなり、フィールドの縦方向の高さずれの補
正を行う。なお、1125/60方式から1250/5
0方式に変換して再生するに当たり、図22の場合と同
様にシャトル再生に準じた制御を行ってもよい。
【0088】ここまでの例では、2方式の基準信号は非
同期または位相不定であったが、PLL回路などを用い
てこれらに同期関係を持たせてもよい。同期させておけ
ば、再生フィールドの入力完了を判断する回路がなくて
も容易に規則的なフィールドの繰り返しの間引きができ
る。
【0089】上述の図23、図24の実施例において
は、フィールドの間引きや繰り返しといった単純な方式
変換について説明したが、フィールド内挿などのさらに
高度な方式変換を行えば動きの不自然さが解消されて再
生画質が向上することは言うまでもない。すなわち2以
上のフィールドメモリから読み出したデータの演算(線
形補間など)により内挿した信号を得る。ただしこの場
合、一般にはフィールドメモリを増設する必要がある。
【0090】再生フィールドメモリから第2の方式に従
って読み出す時の制御についてさらに詳しく述べる。ま
た、横方向の有効サンプル数は方式に依存せず同じなの
で、1ライン内の読み出しについては何ら問題はない。
しかし、前述のように複数方式についてそれぞれ有効ラ
イン数は異なっている。従って、第1の方式の信号を第
2の方式のモニタに表示すると、第2の方式の方が第1
の方式よりもライン数が少ない場合は画面の下部がカッ
トされ、逆に多い場合は画面の下部に見苦しいノイズデ
ータが表示されることがある。
【0091】そこで、モニタ(第2の方式)のライン数
が多い場合には、表示される領域がほぼ中央になるよう
に再生フィールドメモリからの読み出し開始ラインのオ
フセットを行う(すなわち有効ラインの読み出し開始を
送らせる)とともに上下の部分は見苦しくないように黒
レベルまたはグレーレベルなどに置換して、いわゆるレ
ターボックス表示を行ってもよい。逆にモニタ(第2の
方式)のライン数が少ない場合は、画面の上下が均等に
カットされるように読み出し開始ラインのオフセットを
行って(すなわち有効ラインの読み出し開始を早めて)
もよい。
【0092】ただし、この時モニタ上の画面が全体的に
上下方向に圧縮または伸長された映像となることがあ
る。こうしたライン数の過不足による映像の圧縮や伸長
が生じないように、同一ラインの繰り返し読み出しや読
み出しラインの間引きを行ってもよい。また、2ライン
以上のデータを用いてライン内挿(たとえば線形補間)
を行ってもよい。
【0093】以上の説明では1125/69方式と12
50/50方式を第1・第2の方式の例として述べてき
たが、1050/59.94方式あるいは他の方式につ
いてもほぼ同様である。ただし、1125/60方式と
1050/59.94方式の間の変換の場合は、表示速
度の0.1%の違いを許容するならば大幅に簡単に実現
できる。
【0094】以上述べたように、シャトル再生やスロー
再生と土曜の制御を行うことにより、異なる方式のテー
プであっても、ほとんどハードウェアの追加もなく十分
な内容確認ができる。また、異なる方式でも十分な画質
を得たいならば、基準信号間に同期関係を持たせ、フィ
ールド内挿やライン内挿を行うことにより、本格的な方
式変換を行えばよい。
【0095】本発明は、上述の実施例に限定されること
なく種々の変形が可能である。たとえば、記録側のシャ
ッフリング用フィールドメモリを利用することにより、
記録時に方式変換を行いつつ記録するようにしてもよ
い。
【0096】上述の実施例の中で、1フィールド当たり
の記録ライン数およびC1情報シンボル数を、1125
/60方式ではそれぞれ520と104、1050/5
9.94方式では500と100、1250/50方式
では600と100とし、これに伴いシンクブロック長
や記録波長を方式によって変えてもよい。
【0097】(第4の実施例)前述したように、112
5/60方式によるHDTV信号の情報量は、欧州の1
250/50方式や米国の1050/59.94方式に
よるHDTV信号の情報量よりも多い。よって、記録再
生機構を同一とし、さらにテープ上のフォーマットを略
同一として、1125/60方式を記録できるようにす
ると、1250/50方式や1050/59.94方式
では記録領域が冗長となる。そこで、本実施例ではこの
冗長となった領域に他の有益な信号を記録する。そし
て、HDTV信号は情報量が多いため、1フィールドの
信号が複数のトラックに分割して記録される。この時、
オーディオ信号は1フィールドあたりのオーディオ情報
を1フィールド分のビデオ情報を記録するトラック群の
どこかに後で独立に編集できるような形式で時分割で記
録される。
【0098】一方、編集は一般にフレームまたはフィー
ルド単位で行われるが、機構誤差や、トラッキングの不
良等によって、フレームまたはフィールドの境界にある
トラックはダメージを受けやすい。特にオーディオ信号
の劣化は検知されやすい。そこでこのフレームまたはフ
ィールドの境界のトラックのみ正規のオーディオ信号を
記録せず、空白とするか他の情報信号を記録することで
編集時の問題を回避することができる。
【0099】図25に、図6に示した1250/50方
式におけるテープ17のトラック上のデータ配置を示
す。ビデオ専用トラック61に記録するシンボル数は、
1125/60方式の60720シンボルに対し603
84シンボルとなる。1125/60方式との差である
336シンボル70はトラックのマージンに加算してい
るが、別の用途に利用する事もできる。
【0100】一方、ビデオ・オーディオ混在トラック6
2に記録すべきビデオデータは、1125/60方式が
46000シンボルであるのに対し31968シンボル
となり、14032シンボル分の開きスペース65が生
じる。この開きスペース65に新たにエディットギャッ
プ66a,66bとのタイムレコードデータ67および
ユーザデータ68を設ける。それぞれのデータ67,6
8の前後には、プリアンブル69a,69bとポストア
ンブル610a,610bが付加される。タイムコード
データ部には、リニアトラックに記録しているのと同じ
フレーム当たり32ビットの時間情報と32ビットの時
間情報に誤り訂正符号化を施し、ビデオデータやオーデ
ィオデータと同様な符号構成として複数回記録し、情報
の信頼度を高めている。それぞれのデータの識別情報は
プリアンブル69a,69b内に記録されると共にデー
タの符号構成の中にも含まれる。
【0101】この実施例ではタイムコードデータとユー
ザデータを図25のように配置したが、タイムコードデ
ータやユーザデータを1トラックのトータルのシンボル
数の制限の中でトラックの数個所に分散して配置するこ
ともできる。また、ユーザデータを省略することもでき
るし、代りにオーディオのチャンネル数を増やすことも
可能である。
【0102】図26に、図8の1050/59.94方
式におけるテープ17のトラック上のデータ配置を示
す。この場合、ビデオ専用トラック81に記録するシン
ボル数は1125/60方式の60720シンボルに対
し58608シンボルとなる。1125/60方式との
差である2112シンボル82はトラックのマージン8
3に加算しているが、別の用途に利用する事も出来る。
特に1050/59.94方式では余りのシンボル数が
多いため、ビデオ専用トラック81にもエディットギャ
ップ付きのタイムコードデータを記録することができ
る。
【0103】一方、ビデオ・オーディオ混在トラック8
2に記録すべきビデオデータは、1125/60方式が
46000シンボルであるのに対し31968シンボル
となり、14032シンボル分の開きスペース85が生
じる。この開きスペース85に1250/60方式と同
様にエディットギャップ86a,86bとタイムコード
データ87およびユーザデータ810bが付加される。
タイムコードデータ及びユーザデータは1250/60
方式と同様である。
【0104】この実施例ではタイムコードデータとユー
ザデータを図25または図28のように配置したが、ビ
デオ専用トラックの記録データを少なくしてスペースを
設け、1個所または数個所のタイムコードデータを記録
することも可能である。要するに、1セグメント内で余
ったデータエリアの範囲で自由にタイムコード記録エリ
アを設定することができる。
【0105】本実施例においてユーザデータとしては、
第1の実施例において説明したユーザデータを記録する
こともできるが、ユーザデータに代えてディジタルVT
Rの調整用信号を記録しておくこともできる。例えばト
ラッキング情報を得るためのトラッキング調整用信号を
上記ユーザデータの領域に記録しておけば、CTLトラ
ックを用いることなくトラッキングを行うことができ
る。
【0106】また、周波数の異なる調整用信号を並べて
記録し、再生時の再生信号の振幅を調べることにより、
記録再生系の周波数特性の変化を把握することができ、
ヘッドの摩耗状態を類推する上で有用である。
【0107】さらに、再生系に自動等化機能を付加する
場合、そのためのテストパルスを調整用信号として記録
しておけば、より精度の良い等化を行うことができる。
【0108】これらの信号は各トラックの先頭部分に付
加する方が効果が大きい。なお、上記の調整用信号を記
録するためには、図1においてこれらの調整用信号を発
生する調整用信号発生器166を設け、加算器129で
SYNC信号発生器130からのSYNC信号と加算す
ればよい。
【0109】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のディジタ
ル磁気記録再生装置によれば、ビデオ信号の情報量が異
なるHDTV方式の画像信号を記録再生する際、第1の
情報量を持つディジタル化されたビデオおよびオーディ
オ情報を第1のシンクブロックを単位として記録し再生
する第1の記録再生手段と、第2の情報量より少ない第
2の情報量を持つディジタル化されたビデオおよびオー
ディオ情報をダミーデータが付加されることにより前記
第1のシンクブロックと同一ブロック長の第2のシンク
ブロックを単位として記録し再生する第2の記録再生手
段と、第1および第2のシンクブロック内にディジタル
化されたビデオおよびオーディオ情報とは異なる付加情
報を挿入して記録する付加情報記録手段と、この付加情
報記録手段により記録された付加情報を再生する付加情
報再生手段とを備えることにより、第1のHDTV方式
に比較してビデオ信号の情報量が少ない第2のHDTV
方式の信号を記録再生する場合、シンクブロックにダミ
ーデータを付加してシンクブロック長を第1のHDTV
方式のそれと等しくする。このようにすることにより、
記録系のタイミング発生器や再生系の同期検出器を第1
のHDTV方式と第2のHDTV方式の信号を記録再生
する場合で共通にすることができ、またそれに伴いタイ
ミング発生器や同期検出器を切り替える機構も不要とな
るため、ハードウェア規模が削減される。
【0110】また、本発明は付加情報として磁気記録媒
体の各領域の使用頻度を示す情報を第1および第2のシ
ンクブロック内に挿入して記録することにより、使用頻
度から磁気記録媒体の寿命を容易に知ることができ、ま
た部分的に媒体が劣化した場合にはそれを除く領域を記
録再生に使用することも可能である。
【0111】さらに、付加情報として通信ポートを介し
て該ディジタル磁気記録再生装置の外部から入力される
情報を第1および第2のシンクブロック内に挿入して記
録することにより、所望とする任意の情報を記録するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るディジタルVTR
の記録系のブロック図
【図2】同実施例に係るディジタルVTRの再生系のブ
ロック図
【図3】同実施例におけるテープ上のトラック配置を示
した図
【図4】日本方式の1フレーム分のHDTV信号を示し
た図
【図5】図4の方式におけるトラック上のデータ配置図
【図6】欧州方式の1フレーム分のビデオ信号を示した
【図7】図6の方式におけるトラック上のデータ配置図
【図8】米国方式の1フレーム分のビデオ信号を示した
【図9】図8の方式におけるトラック上のデータ配置図
【図10】本発明の第2の実施例に係る1フィールドの
トラックパターンを示した図
【図11】図10のチャンネルのオーディオ記録領域を
拡大して示した図
【図12】第1のオーディオ記録方式を示す図
【図13】第2のオーディオ記録方式を示す図
【図14】第3のオーディオ記録方式を示す図
【図15】第4のオーディオ記録方式を示す図
【図16】本発明の一実施例における1フィールド当た
りの記録データを示す図
【図17】同実施例における誤り訂正マトリクスを示す
【図18】同実施例における1フィールドのデータ配列
を示す図
【図19】同実施例におけるフィールドメモリ上のアド
レスの割り当てを示す図
【図20】同実施例における誤り訂正回路の構成図
【図21】同実施例における通常の再生フィールドメモ
リの制御を示す図
【図22】同実施例における異なる方式のテープを再生
する場合の再生フィールドメモリの制御を示す図
【図23】同実施例における異なる方式のテープを再生
する場合の再生フィールドメモリの制御を示す図
【図24】同実施例における異なる方式のテープを再生
する場合の再生フィールドメモリの制御を示す図
【図25】本発明の第3の実施例に係る図6の方式にお
けるトラック上のデータ配置図
【図26】本発明の第3の実施例に係る図8の方式にお
けるトラック上のデータ配置図
【符号の説明】
41,61,81…ビデオ専用トラック 42,62,82…ビデオ・オーディオ混在トラック 40…第1のシンクブロック 60,80…第2のシンクブロック 604,804…ダミーデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−62370(JP,A) 特開 平6−12787(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956 H04N 9/79 - 9/898 G11B 20/10 - 20/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の情報量を持つディジタル化されたビ
    デオおよびオーディオ情報を第1のシンクブロックを単
    位として記録し再生する第1の記録再生手段と、 前記第の情報量より少ない第2の情報量を持つディジ
    タル化されたビデオおよびオーディオ情報をダミーデー
    タが付加されることにより前記第1のシンクブロックと
    同一ブロック長の第2のシンクブロックを単位として記
    録し再生する第2の記録再生手段と、 前記第1および第2のシンクブロック内に磁気記録媒体
    の各領域の使用頻度を示す情報を付加情報として挿入し
    て記録する付加情報記録手段と、 この付加情報記録手段により記録された付加情報を再生
    する付加情報再生手段とを具備することを特徴とするデ
    ィジタル記録再生装置。
  2. 【請求項2】第1の情報量を持つディジタル化されたビ
    デオおよびオーディオ情報を第1のシンクブロックを単
    位として記録し再生する第1の記録再生手段と、 前記第の情報量より少ない第2の情報量を持つディジ
    タル化されたビデオおよびオーディオ情報をダミーデー
    タが付加されることにより前記第1のシンクブロックと
    同一ブロック長の第2のシンクブロックを単位として記
    録し再生する第2の記録再生手段と、 前記第1および第2のシンクブロック内に通信ポートを
    介して外部から入力される情報を付加情報として挿入し
    て記録する付加情報記録手段と、 この付加情報記録手段により記録された付加情報を再生
    する付加情報再生手段とを具備することを特徴とするデ
    ィジタル記録再生装置。
  3. 【請求項3】第1の情報量を持つディジタル化されたビ
    デオおよびオーディオ情報を第1のシンクブロックを単
    位として記録し再生する第1の記録再生手段と、 前記第の情報量より少ない第2の情報量を持つディジ
    タル化されたビデオおよびオーディオ情報をダミーデー
    タが付加されることにより前記第1のシンクブロックと
    同一ブロック長の第2のシンクブロックを単位として記
    録し再生する第2の記録再生手段と、 前記第1および第2のシンクブロック内に前記ディジタ
    ル化されたビデオおよびオーディオ情報に関するインデ
    ックス情報を付加情報として挿入して記録する付加情報
    記録手段と、 この付加情報記録手段により記録された付加情報を再生
    する付加情報再生手段とを具備することを特徴とするデ
    ィジタル記録再生装置。
  4. 【請求項4】第1の情報量を持つディジタル化されたビ
    デオおよびオーディオ情報を第1のシンクブロックを単
    位として記録し再生する第1の記録再生手段と、 前記第の情報量より少ない第2の情報量を持つディジ
    タル化されたビデオおよびオーディオ情報をダミーデー
    タが付加されることにより前記第1のシンクブロックと
    同一ブロック長の第2のシンクブロックを単位として記
    録し再生する第2の記録再生手段と、 前記第1および第2のシンクブロック内に前記ディジタ
    ル化されたオーディオ情報の言語の種類を識別する情報
    を付加情報として挿入して記録する付加情報記録手段
    と、 この付加情報記録手段により記録された付加情報を再生
    する付加情報再生手段とを具備することを特徴とするデ
    ィジタル記録再生装置。
  5. 【請求項5】第1の情報量を持つディジタル化されたビ
    デオおよびオーディオ情報を第1のシンクブロックを単
    位として記録し再生する第1の記録再生手段と、 前記第の情報量より少ない第2の情報量を持つディジ
    タル化されたビデオおよびオーディオ情報をダミーデー
    タが付加されることにより前記第1のシンクブロックと
    同一ブロック長の第2のシンクブロックを単位として記
    録し再生する第2の記録再生手段と、 前記第1および第2のシンクブロック内に前記ディジタ
    ル化されたビデオおよびオーディオ情報のソース源の種
    類を示す情報を付加情報として挿入して記録する付加情
    報記録手段と、 この付加情報記録手段により記録された付加情報を再生
    する付加情報再生手段とを具備することを特徴とするデ
    ィジタル記録再生装置。
  6. 【請求項6】第1の情報量を持つディジタル化されたビ
    デオおよびオーディオ情報を第1のシンクブロックを単
    位として記録し再生する第1の記録再生手段と、 前記第の情報量より少ない第2の情報量を持つディジ
    タル化されたビデオおよびオーディオ情報をダミーデー
    タが付加されることにより前記第1のシンクブロックと
    同一ブロック長の第2のシンクブロックを単位として記
    録し再生する第2の記録再生手段と、 前記第1および第2のシンクブロック内に前記ディジタ
    ル化されたビデオおよびオーディオ情報の編集履歴を示
    す情報を付加情報として挿入して記録する付加情報記録
    手段と、 この付加情報記録手段により記録された付加情報を再生
    する付加情報再生手段とを具備することを特徴とするデ
    ィジタル記録再生装置。
  7. 【請求項7】第1の情報量を持つディジタル化されたビ
    デオおよびオーディオ情報を第1のシンクブロックを単
    位として記録し再生する第1の記録再生手段と、 前記第の情報量より少ない第2の情報量を持つディジ
    タル化されたビデオおよびオーディオ情報をダミーデー
    タが付加されることにより前記第1のシンクブロックと
    同一ブロック長の第2のシンクブロックを単位として記
    録し再生する第2の記録再生手段と、 前記第1および第2のシンクブロック内に前記ディジタ
    ル化されたビデオ情報の圧縮画像データを付加情報とし
    挿入して記録する付加情報記録手段と、 この付加情報記録手段により記録された付加情報を再生
    する付加情報再生手段とを具備することを特徴とするデ
    ィジタル記録再生装置。
  8. 【請求項8】第1の情報量を持つディジタル化されたビ
    デオおよびオーディオ情報を第1のシンクブロックを単
    位として記録し再生する第1の記録再生手段と、 前記第の情報量より少ない第2の情報量を持つディジ
    タル化されたビデオおよびオーディオ情報をダミーデー
    タが付加されることにより前記第1のシンクブロックと
    同一ブロック長の第2のシンクブロックを単位として記
    録し再生する第2の記録再生手段と、 前記第1および第2のシンクブロック内にディジタル記
    録再生装置のメンテナンスのためのデータを付加情報と
    して挿入して記録する付加情報記録手段と、 この付加情報記録手段により記録された付加情報を再生
    する付加情報再生手段とを具備することを特徴とするデ
    ィジタル記録再生装置。
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