JP3310922B2 - 燃料ノズル - Google Patents

燃料ノズル

Info

Publication number
JP3310922B2
JP3310922B2 JP04548098A JP4548098A JP3310922B2 JP 3310922 B2 JP3310922 B2 JP 3310922B2 JP 04548098 A JP04548098 A JP 04548098A JP 4548098 A JP4548098 A JP 4548098A JP 3310922 B2 JP3310922 B2 JP 3310922B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel nozzle
main
fuel
swirler
upstream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP04548098A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11248157A (ja
Inventor
重実 萬代
幸一 西田
将豊 太田
満 稲田
秀樹 春田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP04548098A priority Critical patent/JP3310922B2/ja
Priority to DE69919764T priority patent/DE69919764T2/de
Priority to EP99102091A priority patent/EP0935097B1/en
Priority to CA002260713A priority patent/CA2260713C/en
Priority to US09/244,031 priority patent/US6068467A/en
Publication of JPH11248157A publication Critical patent/JPH11248157A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3310922B2 publication Critical patent/JP3310922B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼室内に先端を
開口させ、内筒の内部に設けたパイロット燃料ノズル
で、内筒の前方に拡散火炎を発生させておき、負荷に応
じて作動、又は停止する複数のメイン燃料ノズル本体か
ら噴射供給する燃料の着火、消火を随時行い、メイン燃
料ノズルの燃料供給量を変動させて、負荷に応じた運転
ができるようにしたガスタービンの燃焼器に設けられる
燃料ノズル、特に、メイン燃料ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】燃焼室内に先端を開口させ、内筒の中央
部に、パイロット燃料ノズル本体を配置するとともに、
パイロット燃料ノズル本体の外周の周方向に複数のメイ
ン燃料ノズル本体を配置するようにした燃料ノズルを設
け、ガスタービンの負荷の変動に応じて、メイン燃料ノ
ズル本体に設けた複数のメイン燃料ノズルの燃料供給量
を調整し、負荷の大きさに対応させた運転ができるよう
にしたガスタービンが従来から使用されている。
【0003】例えば、発電用に使用されるガスタービン
においては、電力需要の少ない夜間等においては、メイ
ン燃料ノズルの燃料供給量を減少するか、もしくは、パ
イロット燃料ノズル本体を設けたパイロット燃料ノズル
を含む燃料ノズルの全てを消火して作動を止め、電力需
要の大きくなる昼間等においては、パイロット燃料ノズ
ルで拡散火炎を発生させるとともに、消火して作動を止
めているメイン燃料ノズルで予混合火炎を形成するた
め、負荷の大きさに対応する燃料供給量を調整して、パ
イロット燃料ノズルの前方に設けた保炎用コーン内で保
持している拡散火炎で着火させて作動させ、負荷に対応
させた運転を行うようにしている。
【0004】図2,図3は、このような従来のガスター
ビンとして使用されている予混合炎型低NOx のガスタ
ービン燃焼器の構成を示す図で、図2はガスタービン燃
焼器の全体構成図、図3は図2に示す燃焼器012に設
けられるパイロット燃料ノズルおよびメイン燃料ノズル
からなる燃料ノズルのうちのメイン燃料ノズル013の
縦断面を示す図である。
【0005】図2に示すようなガスタービン燃焼器01
2では、隔壁011に後端部が固着され円筒状にされた
内筒01の中心部には、内筒01の軸心に沿ってパイロ
ット燃料ノズル本体02が隔壁011を貫通して設置さ
れるとともに、パイロット燃料ノズル本体02の外周に
は、周方向に等ピッチに配置され、同様に隔壁011を
貫通させた複数本からなるメイン燃料ノズル本体03
が、パイロット燃料ノズル本体02と略平行に設置され
ている。
【0006】また、パイロット燃料ノズル本体02およ
びメイン燃料ノズル本体03が収容、配設される内筒0
1内部には、パイロット燃料ノズル本体02およびメイ
ン燃料ノズル本体03から供給される燃料Fと混合し
て、後述する予混合気Mを形成する空気A、および燃焼
器012の冷却を行う冷却用の空気流Aとを通過させる
空気流路06を、パイロット燃料ノズル本体02および
メイン燃料ノズル本体03の外周辺に形成するようにし
ている。
【0007】また、パイロット燃料ノズル本体02の先
端部のまわりには、円筒形のパイロットノズル外筒09
が設けられ、このパイロットノズル外筒09の上流側で
ある後端部の内部にパイロットスワラ07が配置され
て、パイロット燃料ノズルを形成するようにしている。
このパイロット燃料ノズルにおけるパイロットスワラ0
7は、空気流路06からパイロットノズル外筒09内に
流入する空気Aを旋回流にして、循環流領域を形成し、
パイロット燃料ノズル本体02から供給される燃料Fに
よる拡散火炎を安定させる。
【0008】また、パイロット燃料ノズル本体02の外
周に配設された各メイン燃料ノズル本体03の先端部の
まわりにも、図3に示すように、円筒形のメインノズル
外筒010がそれぞれメイン燃料ノズル本体03の外周
面との間に間隙を設けて配設されている。
【0009】さらに、メインノズル外筒010を設け
た、各メイン燃料ノズル本体03の先端部に設けたメイ
ンノズル外筒010上流部分の外周には、メイン燃料ノ
ズル本体03の外周面からメインノズル外筒010内周
面に向けて延ばされているメインスワラ08が設けら
れ、これらによりメイン燃料ノズル013を形成するよ
うにしている。このように、メイン燃料ノズル013に
おいても、空気流路06からメインノズル外筒010内
に流入する空気Aを、メインスワラ08により旋回流に
して下流側に流れるようにしている。
【0010】また、メインスワラ08が設けられた位置
より下流側のメイン燃料ノズル本体03の壁面には、図
3では4個設けたものが示されているように、複数の燃
料ノズル孔05があけられており、空気流路06からメ
インノズル外筒010内に流入し、メインスワラ08に
より旋回流にされた空気A中に、燃料Fを噴射して予混
合気Mを形成するようにしている。
【0011】このように、従来のガスタービンの燃焼器
012に設けられるパイロット燃料ノズルおよびメイン
燃料ノズル013からなる燃料ノズルでは、空気Aは複
数個のメインスワラ08と1つのパイロットスワラ07
で旋回流にされ、複数個のメインノズル外筒010と1
つのパイロットノズル外筒09から供給され、燃料Fは
複数個のメイン燃料ノズル本体03と1つのパイロット
燃料ノズル本体02から供給されて、特に、メイン燃料
ノズル013では、予混合気Mを形成するようにしてい
る。
【0012】このうち、各メイン燃料ノズル013にお
いては、図3示すように、燃料Fはメイン燃料ノズル本
体03の壁面にあけられた燃料ノズル孔05よりメイン
ノズル外筒010内に噴出され、メインスワラ08によ
って旋回流にされて、メインノズル外筒010内を流れ
る空気Aと混合して予混合気Mとなり、メインノズル外
筒010から燃焼室04内に流出するとき、パイロット
燃料ノズルで形成されている拡散火炎によって着火さ
れ、燃焼室04内で高エネルギーの燃焼ガスGとなる。
【0013】しかしながら、図3に示すような、メイン
スワラ08の下流側にあって燃料Fをメイン燃料ノズル
本体03の壁面にあけられた燃料ノズル孔05より噴出
するようにしたメイン燃料ノズル013の場合、メイン
ノズル外筒010の出口付近において形成される予混合
気Mは、中心部が燃料F濃度の高い予混合気Mとなる傾
向があり、さらには、メインスワラ08で旋回流にされ
て、メインノズル外筒010内を流れる空気Aに、燃料
Fを効率よく混合するために必要な燃料Fの貫通力を得
る為には、燃料ノズル孔05から高速の燃料Fをメイン
ノズル外筒010内を流れる空気A内に噴出させる必要
があるために、メイン燃料ノズル本体03内に供給す
る、燃料Fの供給圧力を高く設定する必要が生じるとい
う不都合がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したメ
イン燃料ノズルで生じる、メインノズル外筒の出口付近
において中心部に燃料濃度の高い予混合気が形成される
とともに、メイン燃料ノズル本体内に供給する燃料の供
給圧力を高く設定する必要があるという従来の燃料ノズ
ルの不具合を解消するため、低く設定された供給圧力の
燃料を空気中に混合するようにしても、燃焼室に供給さ
れる予混合気が、均一な燃料濃度になり、良好な混合状
態にできる燃料ノズルの提供を課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の燃料
ノズルは、次の手段とした。
【0016】(1)燃焼室内に先端を開口させた内筒の
中央部を内筒と略平行に配設されたパイロット燃料ノズ
ルと、パイロット燃料ノズルの外周の周方向に配設され
た複数のメイン燃料ノズルとを有し、パイロット燃料ノ
ズルで発生させた予混合火炎でメイン燃料ノズル本体
に設けた燃料ノズル孔から噴射され、燃焼室内に供給さ
れた燃料着火させ燃焼させる燃焼器に設けるようにし
た燃料ノズルのうちの少くともメイン燃料ノズルには、
燃料ノズル本体の外周面との間に隙間を形成し、燃料ノ
ズル本体から内部に供給される燃料と混合して予混合気
にする空気を流出させる空気通路を形成する環状の外筒
を設けた。なお、外筒を設ける燃料ノズルとしては、メ
イン燃料ノズルばかりでなく、パイロット燃料ノズルを
も含むものとしても良い。
【0017】(2)燃料ノズル本体の外周に設けた外筒
の後端側内部である空気通路内上流側に配設され、外筒
の上流側に設けられた空気流路から空気通路内に流入す
る空気に、旋回流を発生させる上流側スワラを設けた。
この上流側スワラは、燃料ノズル本体の外周面と外筒の
内周面との間の周方向に架設され、空気流路から外筒の
内部に流入する空気が通過するとき旋回流を発生するよ
うに、外筒の内部に形成される空気通路方向に対して傾
斜を設けるようにした、板状のもので形成することが望
ましい
【0018】(3)上流側スワラが設置された位置より
も下流側の空気通路内に配設され、燃料ノズル孔から
気通路内に噴射させた燃料と上流側スワラで旋回流にさ
れた空気とが混合した予混合気を、上流側スワラにより
発生する旋回流の方向とは逆方向に旋回する逆旋回流を
発生させる下流側スワラを設けた。この下流側スワラも
上流側スワラと同様に、燃料ノズル本体の外周面と外筒
の内周面との間の周方向に架設された板状のもので形成
することが望ましい。ただし、下流側スワラの空気通路
方向に対する傾斜は、上流側スワラとは逆方向に傾斜し
たものになる。 (4)空気通路内に燃料を噴射するため、燃料ノズル本
体の壁面に貫通させて設ける燃料ノズル孔は、上流側ス
ワラよりも上流側若しくは上流側スワラと下流側スワラ
との中間部分に設けた。
【0019】本発明の燃料ノズルは、上述(1)〜
)の手段としたので、燃料ノズル孔の開口部より、
空気通路内の上流側スワラで旋回流を発生させられ
気中に噴射され、燃料ノズルから燃焼室に供給される燃
料と空気とが混合した予混合気は、下流側スワラによっ
て、さらに、上流側スワラによる旋回流とは逆方向の逆
旋回流が付与されるので、燃料と空気とが十分に混合さ
れた予混合気となり、燃料ノズル孔から空気通路の内部
に噴射された燃料が、予混合気の中心部に偏在するよう
なこともなく、燃料が均一に分布した予混合気となり、
燃焼室での燃焼が効率の良いものになるとともに、燃焼
ガスの低NOx 化を図ることもできる。さらに、空気に
燃料を効率良く混合するため、燃料の貫通力の付与に高
速化が必要であった、燃料ノズル孔から噴射させる燃料
の噴射速度も、低速化しても空気と燃料との混合を効率
良くなるため、燃料の供給圧力を低くできる。これによ
り、燃焼圧縮機の小容量化により費用を低減できるとと
もに、燃焼器の運転に要するランニングコストも低減す
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の燃料ノズルの実施
の一形態を図面にもとづき説明する。図1は、本発明の
燃料ノズルの実施の第一形態としてのメイン燃料ノズル
を示す図で、図1(a)は縦断面図、図1(b)は図1
(a)に示す矢視A−Aにおける横断面図である。な
お、図2および図3に示す部材と同一若しくは類似の部
材には、同一符番を付して説明は極力省略する。
【0021】図に示すように、本実施の形態の燃料ノズ
ルとしてのメイン燃料ノズル13の構成は、メイン燃料
ノズル3の周囲に配設されるメインスワラを、メイン燃
料ノズル3の軸方向に適宜の間隔を有してメインノズル
外筒010内の後端部、すなわち上流側に設置される上
流側スワラとしての上流側メインスワラ8a及びメイン
ノズル外筒010内の前端部、すなわち下流側に設置さ
れる下流側スワラとして下流側メインスワラ8bとを、
メイン燃料ノズル3の軸方向に直列に配置するようにし
た。上流側メインスワラ8aと下流側メインスワラ8b
とは、メイン燃料ノズル本体3外周面とメインノズル外
筒010内周面との間に形成される空気通路13を流れ
る空気Aに発生させる旋回流の旋回方向が互に逆方向と
なるようにしている。
【0022】すなわち、上流側メインスワラ8aが、メ
イン燃料ノズル本体3の外周面とメインノズル外筒01
0の内周面との間の周方向に架設され、図2に示す空気
流路06からメインノズル外筒010の内部に流入する
空気Aが通過するとき時計方向の旋回流を発生するよう
に、メインノズル外筒010の内部に形成される空気通
路4の方向に対して傾斜を設けるようにした板状のもの
で形成されるとした場合、下流側メインスワラ8bを構
成する板材の空気通路4方向に対する傾斜は、上流側メ
インスワラ8aとは逆方向の反時計方向の空気Aの旋回
流を発生させることのできる傾斜を設けるようにしたも
のにしている。
【0023】また、メイン燃料ノズル本体3から空気通
路13内に燃料Fを噴射するようにした、メイン燃料ノ
ズル本体3の壁面の上下,左右に貫通させて設けた、例
えば4個の燃料ノズル孔05は、上流側メインスワラ8
aよりも上流側に開口させるようにしている。
【0024】なお、この燃料ノズル孔05は、上流側メ
インスワラ8aと下流側メインスワラ8bとの間に開口
させるようにしても良い。しかしながら、このような燃
料ノズル孔05の配置にした場合、予混合気Mとした後
に、上流側メインスワラ8aを通過させることで予混合
区間を長くでき、より均一な濃度にできる、上述した上
流側メインスワラ8aの上流側に燃料ノズル孔05を設
ける場合に比較して、濃度の均一化は若干悪くなること
も予測される。
【0025】これによって、燃料ノズル孔05から空気
通路13内に噴射された燃料Fは、上流側メインスワラ
8aを通過し、例えば、時計方向に旋回する旋回流にな
って空気通路13を流れる空気Aと混合しながら流れ、
予混合気Mとなって下流側メインスワラ8bに流入す
る。さらに、下流側メインスワラ8bに流入した予混合
気Mは、下流側メインスワラ8bを通過することで、反
時計方向に旋回する旋回力が付与され、下流側メインス
ワラ8bに流入した予混合気は、より均一に混合された
予混合気Mとなって空気通路4から、図2に示す燃焼室
04内に流入する。
【0026】このように、本実施の形態のメイン燃料ノ
ズル13は、従来メインスワラ08を各メイン燃料ノズ
ル013に1個だけ設けたのに対し、燃料ノズル孔05
の上流側および下流側の2ケ所に上流側メインスワラ8
aおよび下流側メインスワラ8bを軸方向に、それぞれ
配置した上に、2つの上流側メインスワラ8aと下流側
メインスワラ8bの旋回方向を逆向きになるようにし
た。
【0027】これにより、2つの上流側メインスワラ8
aの上流側に、燃料ノズル孔05から噴射された燃料F
は、上流側メインスワラ8aを通過し、一方向に旋回し
ながら空気通路4を下流側へ流れる空気Aと混合しつ
つ、さらに他方向の旋回流を発生させる下流側メインス
ワラ8bを通過するため、メインノズル外筒010出口
から燃焼室04へ流出する予混合気Mは、燃料濃度分布
が均一なものとなる。
【0028】従って、この均一予混合気が、パイロット
燃料ノズル本体02の前方で形成されている拡散火炎で
着火されて燃焼室04で燃焼する燃焼ガスG中に発生す
るNOx の量を抑制できる。
【0029】また、従来のメイン燃料ノズル013で
は、メインノズル外筒010出口にて均一の予混合気を
得るには、大きい燃料供給圧が必要であったが、本実施
の形態のように、上流側メインスワラ8aの上流側で、
燃料Fを供給するようにしたことで、燃料ノズル孔05
から噴射された燃料Fとメインノズル外筒010内を流
れる空気Aとは、正逆両方向の旋回力によって強制的に
強く混合させるため、燃料供給圧を低くしても、良好な
混合状態を得ることができるようになる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の燃料ノズ
ルによれば、パイロット燃料ノズルで発生させた拡散火
炎で、メイン燃料ノズル本体から噴射される燃料の着火
を行い燃焼させるガスタービンの燃焼器に設ける燃料ノ
ズルの燃料ノズル本体外周面との間に隙間を設けて配設
された外筒で形成された空気通路の上流側に配設され、
空気通路内に流入する空気に旋回流を発生させる上流側
スワラと、上流側スワラよりも下流側の空気通路内に配
設され、燃料ノズル孔から空気通路内に噴射させた燃料
と上流側スワラで旋回流にされた空気とが混合した予混
合気を、上流側スワラによる旋回流の方向とは逆方向の
逆旋回流を発生させる下流側スワラとからなり、燃料ノ
ズル孔が上流側スワラの上流側又は上流側スワラと下流
側スワラとの間の空気通路内に設けられているものとし
た。
【0031】これにより、燃料ノズル孔の開口部より、
上流側スワラにより旋回流にされて、空気通路を流れる
空気中に噴射され、燃料ノズルから燃焼室に供給される
燃料と空気とが混合した予混合気は、下流側スワラによ
って、さらに、上流側スワラによる旋回流とは逆方向の
逆旋回流が付与され、燃料と空気とが十分に混合された
予混合気となる。
【0032】従って、燃料ノズル孔から外筒の内部に噴
射された燃料が、予混合気の中心部に偏在するようなこ
ともなく、燃料が均一に分布した予混合気となって燃焼
室に供給され、低NOx 化を図ることができる。さら
に、空気と燃料との混合を良くするため高速にする必要
があった、燃料ノズル孔から噴射させる燃料の噴射速度
も、低速にしても空気と燃料との混合効率が良くなり、
燃料の供給圧力を低くできることにより、燃料圧縮機の
小容量化により費用を低減できるとともに、燃焼器の運
転に要するランニングコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料ノズルの実施の第1形態としての
メイン燃料ノズルを示す図で、図1(a)は縦断面図、
図1(b)は図1(a)に示す矢視A−Aにおける横断
面図、
【図2】従来のガスタービン燃焼器の1部破断面で示す
全体構成図、
【図3】図2に示すメイン燃料ノズルを示す図で、図3
(a)は縦断面図、図3(b)は図3(a)に示す矢視
B−Bにおける横断面図である。
【符号の説明】
01 内筒 02 パイロット燃料ノズル本体 3,03 メイン燃料ノズル本体 4 空気通路 04 燃焼室 05 燃料ノズル孔 06 空気流路 07 パイロットスワラ 8a 上流側メインスワラ 8b 下流側メインスワラ 08 メインスワラ 09 パイロットノズル外筒 010 メインノズル外筒 011 隔壁 012 燃焼器 13,013 メイン燃料ノズル A 空気 F 燃料 M 予混合気 G 燃焼ガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲田 満 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)発明者 春田 秀樹 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (56)参考文献 特開 平6−331147(JP,A) 特開 平6−137559(JP,A) 特開 昭60−225629(JP,A) 特開 昭58−8891(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23R 3/32 F23R 3/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室内に先端を開口させ、内筒と略平
    行にして中央部に配設されたパイロット燃料ノズル本
    体、および前記パイロット燃料ノズル本体の外周を周方
    向に前記内筒と略平行に配設された複数のメイン燃料ノ
    ズル本体を有し、前記パイロット燃料ノズル本体に設け
    たパイロット燃料ノズルの拡散火炎で前記メイン燃料ノ
    ズル本体の燃料ノズル孔から噴射され、前記燃焼室内に
    供給される燃料の着火を行うようにした燃焼器に設けら
    れる燃料ノズルにおいて、前記燃料ノズル本体の外周に
    隙間を設けて配設された外筒で形成された環状の空気通
    の上流側に配設され、前記空気通路内に流入する空気
    に旋回流を発生させる上流側スワラと、前記上流側スワ
    ラよりも下流側に配設され、前記燃料ノズル孔から噴射
    させた燃料と前記空気とを混合させた予混合気に前記旋
    回流とは逆方向の逆旋回流を発生させる下流側スワラと
    を設けるとともに、前記燃料ノズル孔を前記上流側スワ
    ラの上流側若しくは前記上流側スワラと前記下流側スワ
    ラとの間に設けたことを特徴とする燃料ノズル。
JP04548098A 1998-02-09 1998-02-26 燃料ノズル Expired - Lifetime JP3310922B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04548098A JP3310922B2 (ja) 1998-02-26 1998-02-26 燃料ノズル
DE69919764T DE69919764T2 (de) 1998-02-09 1999-02-02 Brennkammer
EP99102091A EP0935097B1 (en) 1998-02-09 1999-02-02 Combustor
CA002260713A CA2260713C (en) 1998-02-09 1999-02-04 Gas turbine combustor
US09/244,031 US6068467A (en) 1998-02-09 1999-02-04 Combustor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04548098A JP3310922B2 (ja) 1998-02-26 1998-02-26 燃料ノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11248157A JPH11248157A (ja) 1999-09-14
JP3310922B2 true JP3310922B2 (ja) 2002-08-05

Family

ID=12720575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04548098A Expired - Lifetime JP3310922B2 (ja) 1998-02-09 1998-02-26 燃料ノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3310922B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000024473A (ko) * 2000-02-15 2000-05-06 임인권 유동 분산형 다단 스월러를 적용한 연소방법 및 그 방법을이용한 연소기기
JP4605685B2 (ja) * 2001-02-22 2011-01-05 株式会社Ihi ガスタービン用低NOx燃焼器
US7547002B2 (en) * 2005-04-15 2009-06-16 Delavan Inc Integrated fuel injection and mixing systems for fuel reformers and methods of using the same
CN101504140B (zh) * 2008-02-04 2011-05-11 林光湧 低排放高效节能燃烧器
US8701419B2 (en) * 2012-05-10 2014-04-22 General Electric Company Multi-tube fuel nozzle with mixing features
KR102046455B1 (ko) * 2017-10-30 2019-11-19 두산중공업 주식회사 연료 노즐, 이를 포함하는 연소기 및 가스 터빈

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11248157A (ja) 1999-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0935097B1 (en) Combustor
US6360525B1 (en) Combustor arrangement
US6092363A (en) Low Nox combustor having dual fuel injection system
JP2597785B2 (ja) ガスタービン燃焼器用空気燃料混合器
US6550251B1 (en) Venturiless swirl cup
JP4162430B2 (ja) ガスタービンエンジンの運転方法、燃焼器及びミキサ組立体
JP2954480B2 (ja) ガスタービン燃焼器
KR960005768B1 (ko) 가스 냉각 화염 호울더 장치
US20070089419A1 (en) Combustor for gas turbine engine
US6609377B2 (en) Multiple injector combustor
JPH08240129A (ja) ガスタービンエンジン用燃焼器
JPH06213450A (ja) 燃料噴射ノズル
JP4812701B2 (ja) ガスタービン燃焼器及びガスタービン燃焼器の燃料供給方法
JP3392633B2 (ja) 燃焼器
JP3310922B2 (ja) 燃料ノズル
JPH09178187A (ja) 径方向インフローデュアル燃料インジェクタを備えた燃焼器及び燃料/空気混合チューブ
JPH09166326A (ja) ガスタービン燃焼器
JPH0814565A (ja) ガスタービン燃焼器
JP3872960B2 (ja) ガスタ−ビン燃焼器
JP3300754B2 (ja) 燃焼器
JP2859411B2 (ja) ガスタービン燃焼器
JP3346034B2 (ja) ガスタービン用燃焼装置
JPH09119639A (ja) 低NOxガスタービン燃焼器の予混合メインノズル
JPH06294517A (ja) 予混合燃焼器
JPH0828873A (ja) ガスタービン燃焼器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020423

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090524

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090524

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100524

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110524

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120524

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130524

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140524

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term