JP3308978B2 - 投写型テレビジョン受信装置と投写用crt - Google Patents

投写型テレビジョン受信装置と投写用crt

Info

Publication number
JP3308978B2
JP3308978B2 JP33653591A JP33653591A JP3308978B2 JP 3308978 B2 JP3308978 B2 JP 3308978B2 JP 33653591 A JP33653591 A JP 33653591A JP 33653591 A JP33653591 A JP 33653591A JP 3308978 B2 JP3308978 B2 JP 3308978B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
projection
crt
shape
light
television receiver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33653591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05167961A (ja
Inventor
敏孝 行本
敏明 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP33653591A priority Critical patent/JP3308978B2/ja
Publication of JPH05167961A publication Critical patent/JPH05167961A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3308978B2 publication Critical patent/JP3308978B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、投写型テレビジョン装
置における光学系内の不要光によるコントラスト低下を
改善し、高画質化を図る手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、投写型テレビジョン装置における
コントラスト向上の為、投写用(陰極線管)CRTと投
写用レンズの結合方法として、OC(オプティカルカッ
プリング)方式が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】OC方式を採用するこ
とにより投写型テレビジョン装置のコントラストは従来
のAC(エアーカップリング)方式からは飛躍的に改善
されてきている。しかし、直視管タイプのカラーテレビ
ジョンとの比較に於いては、周囲光のない状態におい
て、投写光学系内でのハレーションの影響はまだ大き
く、本来の画面の黒い部分が完全に黒に沈まず若干浮い
たものになってしまう。この事が、直視管タイプのテレ
ビと投写型テレビの画質を大きく分けている部分であ
る。
【0004】そこで、本発明は、投写型テレビジョンに
おける、光学系内でのハレーションをさらに改善し、よ
り直視管タイプのテレビジョンの画質に近い投写型テレ
ビジョンを実現する事を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そして、上記目的を達成
するために、本発明の投射用CRTは、投写スクリーン
に対してそれぞれ赤色画像、青色画像及び緑色画像を投
射して色彩画像を形成するように、前記投写スクリーン
に対してのそれぞれの配設位置に応じたそれぞれのラス
ター形状を有する3個の投射用CRTが配設された各投
射用CRTの各フェイスプレート内面にそれぞれの配設
位置に応じて前記それぞれのラスター形状以外の領域に
光吸収物質を塗布したものであり、又は、前記3個の投
射用CRTのそれぞれの配設位置に応じて前記それぞれ
のラスター形状以外の領域に前記3個の投射用CRTの
フェースプレートを構成する部材内に光吸収物質を混入
させたものである。又、本発明の投写型テレビジョン受
信装置は、ダイレクトオプティカルカップリング方式の
オプティカルカップリング構造内に配設され、それぞれ
の配設位置に応じて、それぞれのラスター形状以外の
域に光吸収物質が塗布された投射用CRTの各フエイス
プレイトと投写用レンズの間に、前記投射用CRTのそ
れぞれのラスター形状に対応した光吸収物質からなる矩
形状の開口部を設けたものであり、或いは、ダイレクト
オプティカルカップリング方式の投写型テレビジョン受
信装置のオプティカルカップリング構造部に装着される
各投射用レンズの最後部エレメントの木端塗装の形状
を、前記各投射用レンズに対応して配設されるととも
に、それぞれの配設位置に応じてそれぞれのラスター形
状以外の領域に光吸収物質が塗布された各投射用CRT
のそれぞれのラスター形状に対応した矩形状にしたもの
である。
【0006】
【作用】上記手段により本発明は、投写光学系内におけ
不要光の乱反射を、本来必要な投写光に対する影響を
最小限にした状態で押さえる事が可能となり、投写画像
のコントラストを向上させる事が出来る。また、若干の
輝度の犠牲を認めるのであれば、フェイスプレイトの光
線透過率を下げる事により、本来の光線はフェイスプレ
イトを1度通過するのみであるが、不要光は2度通過す
る事により、不要光による蛍光面上の画像のコントラス
ト低下を改善することができる。つまり、輝度の低下を
コントラストの向上へと結び付ける事が可能となるので
ある。
【0007】
【実施例】以下、本発明のコントラスト改善投射用CR
T、及びコントラスト改善投射用光学系の実施例を図面
を参照して説明する。
【0008】図1は、本発明の1実施例を示したもので
ある。図1(A)は投射用CTR20のフェイスプレイ
ト部20を正面から見た図であり、図1(B)は側面か
らの断面図である。図中1は本来の蛍光体が塗布されて
いる部分であり、図中2は、本発明による光吸収物質を
塗布した部分である。この様な蛍光面構成とした場合、
電子ビームの照射により発光している本来必要な蛍光面
にはなんら影響は無く、投射光学系内で乱反射を行い再
び蛍光面に戻って来る光の内、蛍光面の有効領域外に戻
り、再び光学系内へと飛び出して行く不用光を完全に遮
断することが出来る。NTSCの通常放送方式の場合、
投射ラスターの縦横比は3:4であり、投射用CRT2
0のフェイスプレイトの縦横比も通常は3:4である
が、実投写ラスターは、赤、青に関しては投写スクリー
ン面に対して直角投写ではないため、図1(C)に示す
様に3:4のラスター形状からかなりかけ離れたものと
なっている。従って、蛍光面の有効領域外の面積も大き
く、本実施例に示すマスキング効果も大きいものとな
る。また、ハイビジョン放送に代表される画面の縦横比
が16:9の場合、16:9の縦横比専用の投写型テレ
ビジョン装置も考えられている。その場合投写用CRT
の縦横比も16:9であれば、NTSCの標準方式の時
と同じであるが、実際には投写用CRTのバルブの型の
問題、またバルブの強度の問題、またOC構造部におけ
るCRTの冷却効果等を考えた場合、投写用CRTとし
ては、従来の3:4の縦横比のものを、そのまま使用す
る方がメリットがある。
【0009】その場合は、蛍光面上の有効領域部分の面
積はかなり少なくなり、本発明の実施例による効果は、
一段と増したものとなる。
【0010】本発明の別の実施例の側面から断面図を図
2に示している。蛍光面の有効領域外をマスキングする
方法は、蛍光面の塗布側すなわちフェイスプレート部2
1の内面側のみではなくフェイスプレイト部21の前面
側でも可能である。本実施例では図1に示した実施例と
異なり光学系内の不用光が、蛍光面の有効領域外で反射
するのを防ぐだけではなく、フェイスプレイト表面での
反射をも防ぐことが出来、より効果的である。
【0011】本発明のコントラスト改善に関する別の実
施例を図3に示している。図3はOC構造を模擬的に示
した断面図であり、図中3は冷却液であり、4は投写レ
ンズの最後部のレンズエレメントを示しており、5はそ
れ以外の投写用レンズ部を示している。また、図中7、
6はそれぞれ有効ラスターの端部、中央部より発した光
の投写レンズを通過する有効部分を示している。
【0012】図3より解る様に、蛍光面の有効領域から
出た光は、OC部、及び投写用レンズの最後部エレメン
ト4の全領域を通過するわけではない。ましてや、1
6:9の画面専用の投写型テレビジョンとなると、実際
に有効光線が通過する部分は、図4に示している様にか
なり限られたものとなってくる。そこで図中9で示して
いる様な、光吸収物質からなる開口部を設ける。開口部
の形状は図5に示している様に、投写ラスターの縦横比
が、3:4の場合は、Aに示している様な形状とし、ま
た投写ラスターの形状が、16:9の場合2は、Bに示
した様な、それぞれ投写ラスター形状に対応した形状と
する。この様な開口部を設けることにより蛍光体より発
した光線の内、本来必要なものだけが投写レンズに入射
することになり投写レンズ内での不必要な乱反射を、未
然に防ぐ事となり、また、投写光学系内で乱反射され再
び蛍光面に戻ってきて蛍光面上の画像のコントラストを
低下させる不用光を効果的に防ぐことが出きる。図中1
0で示しているのが、コントラスト低下につながる不用
光である。
【0013】また、投写レンズの最後部エレメント4の
空気との界面側での表面反射もコントラスト低下の原因
となる不要光の発生源となっている。これを改善するた
め、図中8で示している様に、木端塗装を施す。塗装形
状としては、単に同心円状の従来の形状ではなく、ラス
ター形状に合わせ、(レンズ設計によっても異なる)ラ
スター端部からの有効光線を妨げない領域まで設ける。
3:4のラスター形状の場合は、図5のAに示したよう
な形状とし、16:9のラスター形状の場合は、図5の
Bに示している様な形状のものとする。木端塗装領域を
拡大すれば当然有効光線の一部が遮断され、投写画像輝
度の低下をもたらすが、トータル画質を考えた場合、輝
度よりコントラストが重視される場合も今後は十分に考
えられる。その場合は、有効光線領域内への塗装も可能
である。これは、木端塗装の場合だけでなく、前記した
開口部を設ける事についても同様である。
【0014】さらに、本発明におけるコントラスト向上
に関する実施例として、輝度をある程度犠牲にする方法
について述べる。図6に概念図を示している。図中11
は、蛍光体より発した光線を示しており図中12は、光
学系より乱反射して蛍光面に戻ってくる光線を示してい
る。蛍光面より発する光線はフェイスプレイトを一度し
か通過しないが、光学系より乱反射されて再び光学系に
入射して行く光線は、フェイスプレイトを2度通過する
ことになる。従って、フェイスプレイトの透過率が10
0%以下であればすなわちフェイスプレイトを構成する
ガラス部材内に光吸収物質を混入させることにより、必
要光と不要光の比率を改善する事が可能である。しかも
その改善効果は、透過率が小さければ小さいほど大きく
なる。従って輝度よりコントラストを重視する場合に於
いては、非常に有効な手段である。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による投写用CRT、及び投写用光学系を導入する事に
より、投写光学系内での乱反射による投写用CRT蛍光
面上のコントラストの低下を効果的に改善する事が可能
となり、直視管タイプのカラーテレビにより近ずいた高
コントラスト画像再現の可能な投写型テレビを提供する
事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)本発明における投写用CRTの一実施例
の正面図 (B)図1(A)の側面からの断面図 (C)図1(A)に投射したラスター
【図2】本発明における投写用CRTの別の実施例を示
す構成図
【図3】投写型テレビジョンにおけるOC部構造を示す
断面図
【図4】本発明によるOC部の構造を示す断面図
【図5】本発明における有効光線開口部の形状一実施例
を示す構成図
【図6】投写用CRTフェイスプレイトにおけるコント
ラスト改善効果を示す側面からの断面図
【符号の説明】
1 蛍光面 2 光吸収物質 3 冷却液 4 投写用レンズの最後部エレメント 5 投写用レンズ部 6 蛍光面中央より発する光線の有効領域 7 蛍光面端部より発する光線の有効領域 8 木端塗装部分 9 開口分 10 蛍光面より発する不用光 11 光学系における乱反射のため蛍光面に戻ってくる
不用光 20 投射用CRT 21 フェイスプレート部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−141044(JP,A) 特開 平3−61904(JP,A) 特開 平3−224384(JP,A) 特開 平5−159724(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投写スクリーンに対してそれぞれ赤色画
    像、青色画像及び緑色画像を投射して色彩画像を形成す
    るように3個の投射用CRTが配設された投写型テレビ
    ジョン装置における投射用CRTにおいて、前記投写ス
    クリーンに対してのそれぞれの配設位置に応じたそれぞ
    れのラスター形状を有する前記3個の投射用CRTの各
    フェイスプレート内面に前記それぞれのラスター形状以
    外の領域に光吸収物質を塗布したことを特徴とする投射
    用CRT。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の投射用CRTが配設され
    ダイレクトオプティカルカップリング方式の投写型テ
    レビジョン受信装置において、オプティカルカップリン
    構造内の前記投射用CRTフエイスプレイトと投写用
    レンズの間に、前記投射用CRTのそれぞれのラスター
    形状に対応した光吸収物質からなる矩形状の開口部を設
    けたことを特徴とする投写型テレビジョン受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の投射用CRTが配設され
    ダイレクトオプティカルカップリング方式の投写型テ
    レビジョン受信装置において、オプティカルカップリン
    構造部に装着される投射用レンズの最後部エレメント
    の木端塗装の形状を、前記投射用CRTのそれぞれのラ
    スター形状に対応した矩形状の開口部を設けた形状にし
    たことを特徴とする投写型テレビジョン受信装置。
JP33653591A 1991-12-19 1991-12-19 投写型テレビジョン受信装置と投写用crt Expired - Fee Related JP3308978B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33653591A JP3308978B2 (ja) 1991-12-19 1991-12-19 投写型テレビジョン受信装置と投写用crt

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33653591A JP3308978B2 (ja) 1991-12-19 1991-12-19 投写型テレビジョン受信装置と投写用crt

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05167961A JPH05167961A (ja) 1993-07-02
JP3308978B2 true JP3308978B2 (ja) 2002-07-29

Family

ID=18300141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33653591A Expired - Fee Related JP3308978B2 (ja) 1991-12-19 1991-12-19 投写型テレビジョン受信装置と投写用crt

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3308978B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05167961A (ja) 1993-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0350995A2 (en) Projection television display tube and device having band pass interference filter
US6914377B2 (en) Natural view flat panel for cathode ray tube
US4914510A (en) Method for improving the white field uniformity of a projection color TV using CRTs having interference filters, projection color TV and CRTs resulting from the method
US20040184012A1 (en) Optical system and projection type image display apparatus equipped with optical system
US4543510A (en) Liquid cooled cathode ray tube with reduced internal reflectance
JP3308978B2 (ja) 投写型テレビジョン受信装置と投写用crt
US5065071A (en) Monochrome CRT with interference filter having filter layer with reduced transmission and projection color TV incorporating same
KR200147270Y1 (ko) 음극선관의 스크린구조
US5903089A (en) Monochrome CRT having curved display window with reduced transmission and projection color TV incorporating same
KR0151202B1 (ko) 칼라 음극선관의 형광막 구조
US5871873A (en) Method of manufacturing a color display device comprising color-filter layers
JP3268791B2 (ja) 投写型表示装置
US4914511A (en) Projection color TV using CRTs having interference filters with different number of layers
JPS6160636B2 (ja)
US5387948A (en) Method and apparatus for reducing scattered light in projection television tubes
JPS5857880A (ja) 投写形テレビジヨン装置
US6861794B2 (en) Color display device with color filter and pigment
KR100669675B1 (ko) 프로젝션 텔레비젼
US5877823A (en) Projection television device
JPH0310588A (ja) 投写型テレビジヨン装置
JP2979797B2 (ja) 投写型テレビジョン装置
JP2685745B2 (ja) カラー受像管
US5798607A (en) Phosphor search including a non-pigmented phosphor and RGB phosphor elements for a CRT
EP0375064A2 (en) Projection color television display devices with improved white field uniformity
KR950001083B1 (ko) 투사형 브라운관

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees