JP3308908B2 - 伝送システム - Google Patents

伝送システム

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JP3308908B2
JP3308908B2 JP23459098A JP23459098A JP3308908B2 JP 3308908 B2 JP3308908 B2 JP 3308908B2 JP 23459098 A JP23459098 A JP 23459098A JP 23459098 A JP23459098 A JP 23459098A JP 3308908 B2 JP3308908 B2 JP 3308908B2
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Detection And Correction Of Errors (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、離れた地点間を
送信経路及び受信経路で結び、送信経路と受信経路を同
期させて双方向データー通信を行う伝送システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の伝送システムでは、伝送路に含
まれる種々の回路(例えばアンプ、タイミング再生回路
など)の経時変化や事故等が原因で、伝送品質の低下
(具体的には伝送誤りの増加)が生じることがある。
【0003】伝送システムの運用者は、こうした伝送誤
りの程度を適宜把握し、該システムの保守を行う必要が
ある。
【0004】伝送誤りを把握するための第1の方法とし
て、パリティチェックがある。すなわち、伝送信号に
「0」または「1」のパリティビットを付加すること
で、伝送信号に一定の規則性をもたせる。そして、受信
側で、この規則性が維持されているか否かを判断するこ
とで、伝送誤りを把握する方法である。また、第2の方
法として、受信側が、受けた信号を送信側に返送し、送
信側が、この返送された信号と元々の送信信号とを比較
することで、伝送誤りを把握する方法がある。
【0005】上記の第1の方法(パリティチェック)を
実施できる伝送システムの従来例として、図14に示し
た伝送システム10がある。
【0006】この従来の伝送システム10は、第1の通
信部20、第2の通信部30およびこれら通信部間に設
けた伝送路40を具える。
【0007】第1の通信部20は、伝送したい信号を、
第2の通信部30に、所定の複数ビットからなる第1の
信号群21単位で、次々に送信する。一方、第2の通信
部30は、伝送したい信号を、第1の通信部20に、所
定の複数ビットからなる第2の信号群31単位で、次々
に送信する。なお、図14の場合であれば、第1の信号
群21は、N1i〜Nniからなるnビットの信号群で
あり、第2の信号群31は、M1i〜Mmiからなるm
ビットの信号群(m=nの場合も含む)である。
【0008】この第1の通信部20は、第1の加算器2
3、第1の送信手段25、第1の受信手段27および第
2の加算器29を具える。また、第2の通信部30は、
第2の受信手段33、第3の加算器35、第4の加算器
37および第2の送信手段39を具える。
【0009】第1の加算器23は、第1の信号群21ご
とに、該信号群21の各ビット(N1i〜Nni)を加
算しその結果に応じて第1のパリティビットP1を出力
する。また、第1の送信手段25は、第1の信号群21
および第1のパリティビットP1を伝送路40の第1の
伝送路40aを介して第2の通信部30に送信する。ま
た、第1の受信手段27は、第2の通信部30から送信
される、第2の信号群31および第2のパリティビット
P2を、受信する。また、第2の加算器29は、第1の
受信手段27が受信する第2の信号群31の各ビット
(M1o〜Mmo)および第2のパリティビットP2o
を加算しその結果に応じて第1のパリティチェック信号
PC1を出力する。
【0010】一方、第2の通信部30の第2の受信手段
33は、第1の送信手段25により送信される信号を受
信する。また、第3の加算器35は、第2の受信手段3
3が受信した第1の信号群21の各ビット(N1o〜N
no)および第1のパリティビットP1oを加算しその
結果に応じて第2のパリティチェック信号PC2を出力
する。また、第4の加算器37は、第2の信号群31ご
とに、信号群31の各ビット(M1i〜Mmi)を加算
しその結果に応じて第2のパリティビットP2を出力す
る。また、第2の送信手段39は、第2の信号群31お
よび第2のパリティビットP2を第1の通信部20に伝
送路40の第2の伝送路40bを介して送信する。
【0011】なお、第1〜第4の加算器23、29、3
5、37それぞれは、1+0=1、0+1=1、1+1
=0、0+0=0という加算則で動作する回路である。
すなわち、奇数個の「1」を加算した場合の結果は
「1」、ゼロ個を含む偶数個の「1」を加算した場合の
結果は「0」という加算をする回路である。これら加算
器の一例を、図15に示す。この図15に示した加算器
は、2入力の排他的論理和回路23a〜23nを多段接
続した回路であって、2段目以降の排他的論理和回路の
一方の入力端子に前段の排他的論理和回路の出力が接続
された回路である。
【0012】この図14を用いて説明した伝送システム
10では、第1の通信部20は、第1のパリティチェッ
ク信号PC1を判別(パリティチェック)することで、
第2の伝送路40bを経由する伝送での伝送誤り(加算
器37,29や送信手段39や受信手段27の故障も含
む)を把握できる。また、第2の通信部30は、第2の
パリティチェック信号PC2を判別(パリティチェッ
ク)することで、第1の伝送路40aを経由する伝送で
の伝送誤り(加算器23,35や送信手段25や受信手
段33の故障も含む)を把握できる。
【0013】また、上記の第2の方法(受信信号と元々
の送信信号とを比較する方法)を実施できる伝送システ
ムとして、例えば、図16に示した様に、伝送システム
10の構成において、第2の送信手段39の前段に、送
信/返送切換手段51を付加した伝送システム50があ
る。ただし、送信/返送切換手段51は、第2の信号群
31および第2のパリティビットP2を、第1の受信手
段27に送信するか、第1の通信部20から送られて来
た信号をそのまま第1の受信手段27に返送するかを、
切り換える。後者に切り換えた場合、第2の通信部30
が受信した信号と、第1の通信部20が送信した元々の
信号とを比較できるので、伝送誤りを把握できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
を参照して説明した従来の伝送システムでは、伝送品質
をリアルタイムで把握することはできるが、あくまで、
受信側のみで把握できるにすぎない。すなわち、この従
来の伝送システムでは、送信側で往路および復路双方で
の伝送品質を一括把握することは出来ないという問題点
があった。
【0015】また、図16を参照して説明した従来の伝
送システムでは、伝送系のチェックのために返送動作し
ている間、本来の通信を停止する必要があるという問題
点がある。
【0016】従って、送信側で、送信および受信双方の
伝送誤りを本来の通信を停止することなく常時把握でき
る、伝送システムの出現が望まれる。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1の信号
群の各ビットを用いて第1のパリティビットを計算する
第1の加算器と、第1の信号群の各ビットと第1のパリ
ティビットとを送信する第1の送信器と、第2の信号群
の各ビットと第2のパリティビットとを受信する第1の
受信器と、第2のパリティビットを用いて第2の信号群
のパリティチェックを行う第2の加算器とを備える第1
の通信部と、第1の信号群の各ビットと第1のパリティ
ビットとを受信する第2の受信器と、第1のパリティビ
ットを用いて第1の信号群のパリティチェックを行う第
3の加算器と、第2の信号群の各ビットを用いて第2の
パリティビットを計算する第4の加算器と、第2の信号
群の各ビットと第2のパリティビットとを送信する第2
の送信器とを備える第2の通信部とを備える伝送システ
ムに関する。そして、第2の通信部の第4の加算器が、
第2の信号群の各ビットと第3の加算器によるパリティ
チェック結果とを用いて第2のパリティビットを計算す
ることにより、第1の通信部から第2の通信部への送信
時に伝送誤りが発生した場合にも、第2の通信部から第
1の通信部への送信時に伝送誤りが発生した場合と同じ
パリティチェック結果を第1の通信部の第2の加算器に
算出させる手段を備えることを特徴とする。
【0018】この発明によれば、第2の信号群の各ビッ
トと第3の加算器によるパリティチェック結果とを用い
て第2のパリティビットを計算させることができ、した
がって、第1の通信部から第2の通信部への送信時に伝
送誤りが発生した場合にも、第2の通信部から第1の通
信部への送信時に伝送誤りが発生した場合と同じパリテ
ィチェック結果を第1の通信部の第2の加算器に算出さ
せることができる。すなわち、この発明によれば、極め
て簡単な構成で、第1の通信部から第2の通信部への送
信または第2の通信部から第1の通信部への送信で伝送
誤りが発生したことを第1の通信部に認識させることが
可能である。
【0019】なお、この発明では、第1、第2の通信部
間の通信方式として、パラレル信号伝送、シリアル信号
伝送、直流分をカットした平衡符号化伝送または光伝送
等の任意の方式を採用することができる。また、伝送路
はその中間に交換機等任意の装置を含む場合があっても
良い。また、伝送路は、往復伝送のために別々に用意さ
れる伝送路でも良いし、往復伝送で共用される1本の伝
送路でも良い。
【0020】この発明においては、第1の加算器が、第
1の信号群がこの第1の加算器に取り込まれる周期に同
期して論理レベルを反転する交番信号と第1の信号群の
各ビットとを用いて、第1のパリティビットを計算する
ように構成されることが望ましい。
【0021】かかる構成によれば、タイミング抽出が行
い易い、オートゲインコントロールが行い易い等の効果
が得られる。
【0022】この発明においては、第1の加算器が、第
1の信号群がこの第1の加算器に取り込まれる周期より
も長い周期で論理レベルが変化し且つこの変化のパター
ンが予め定められている低速入力信号と第1の信号群の
各ビットとを用いて、第1のパリティビットを計算する
ように構成されることが望ましい。
【0023】かかる構成によれば、低速入力信号を意味
を持つビットパターンからなる信号とすることができる
ので、伝送誤りの把握処理中に、かかるビットパターン
により何らかの情報(例えば何らかの保守作業指示など
のための情報)をも伝送できる。
【0024】この発明においては、第1の信号群が第1
の加算器に取り込まれる周期に同期して論理レベルを反
転する交番信号、第1の信号群が第1の加算器に取り込
まれる周期よりも長い周期で論理レベルが変化し且つこ
の変化のパターンが予め定められている低速入力信号、
第2の加算器によるパリティチェック結果、または、論
理レベルが固定された固定信号のいずれかを少なくとも
含む信号群から一種類の信号を選択する第1のスイッチ
が、第1の通信部に設けられ、第1の加算器として、第
1のスイッチによって選択された信号と、第1の信号群
の各ビットを用いて第1のパリティビットを計算するよ
うに構成された加算器が、第1の通信部に設けられ、第
2の信号群が第4の加算器に取り込まれる周期に同期し
て論理レベルを反転する交番信号、第2の信号群が第4
の加算器に取り込まれる周期よりも長い周期で論理レベ
ルが変化し且つこの変化のパターンが予め定められてい
る低速入力信号、第3の加算器によるパリティチェック
結果、または、論理レベルが固定された固定信号のいず
れかを少なくとも含む信号群から一種類の信号を選択す
る第2のスイッチが、第2の通信部に設けられ、且つ、
第4の加算器として、第2のスイッチによって選択され
た信号と、第2の信号群の各ビットを用いて第2のパリ
ティビットを計算するように構成された加算器が、第2
の通信部に設けられた構成とすることが望ましい。
【0025】かかる構成によれば、第2の通信部から第
1の通信部への送信時に伝送誤りが発生した場合と同じ
パリティチェック結果を第1の通信部の第2の加算器に
算出させることができる通信と、タイミング抽出やオー
トゲインコントロールが行い易い通信と、低速入力信号
により情報を伝送できる通信とを、切り換えて実行する
ことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの出願の
各発明の実施の形態について説明する。なお、説明に用
いる各図はこの発明を理解出来る程度に概略的に示して
あるにすぎない。また、各図において、同様な構成成分
については、同一の番号を付して示し、重複する説明を
省略することもある。
【0027】1.第1の実施の形態 第1の実施の形態として、第1の発明の実施の形態を説
明する。図1は、この第1の実施の形態の伝送システム
60を説明する図である。
【0028】第1の実施の形態の伝送システム60の、
従来の伝送システム10(図14参照)との相違点は、
第4の加算器として、第2の信号群31の各ビットと第
2のパリティチェック信号PC2とを加算しその結果を
第2のパリティビットP2として出力する加算器61を
具えた点にある。その他の点は、従来の伝送システム1
0と同様な構成としてある。
【0029】なお、第4の加算器61は、入力信号とし
て第2のパリティチェック信号PC2が追加された点を
除いて、従来の第4の加算器37(図14参照)と同様
な加算則で動作する。すなわち、奇数個の「1」を加算
した場合の結果は「1」(または「0」)、ゼロ個を含
む偶数個の「1」を加算した場合の結果は「0」(また
は「1」)という加算則で動作する回路である。このよ
うな第4の加算器61は、例えば図15を用いて説明し
た回路により実現できる。
【0030】次に、この第1の実施の形態の伝送システ
ム60の動作について説明する。
【0031】第1の通信部20の第1送信手段25は、
信号を、所定の複数ビット単位(第1の信号群21単
位)で、第2の通信部30に次々と送信する。ただし、
第1の信号群21毎に、第1の加算器23は第1のパリ
ティビットP1を生成する。そして、第1の送信手段2
5は、第1の信号群21にこの第1のパリティビットP
1を付加して、第2の通信部30に送る。
【0032】なお、第1の信号群21とこれに対応する
第1のパリティビットP1とを同期させて送信する必要
があるため、第1の加算器23で第1のパリティビット
P1を生成するために要する時間分、この第1のパリテ
ィビットP1を生成するため用いた第1の信号群を遅延
させる。この遅延は、これに限られないが、第1の送信
手段25において行う。
【0033】第1の通信部20が第2の通信部30に送
信した第1の信号群21および第1のパリティビットP
1を、第2の通信部30の第2の受信手段33は、受信
する(再生する)。そして、これら再生した信号を、第
3の加算器35は加算して、第2のパリティチェック信
号PC2を出力する。
【0034】第2の受信手段33が再生した信号中に伝
送誤りがあると、第3の加算器35は、出力状態を反転
した信号、すなわちパリティーエラーが存在する旨の信
号を、第2のパリティチェック信号PC2として出力す
る。誤りがなかった場合は、第3の加算器35の出力状
態は変化しない。
【0035】ここで、第2のパリティチェック信号PC
2を第4の加算器61に入力しなかった場合(すなわ
ち、従来構成の場合)、第2の通信部30から第1の通
信部20への信号送信は、第1の通信部20から第2の
通信部30への伝送経路(第1の伝送路40aを含む往
路)の影響を受けない独立なものとなる。
【0036】しかし、この発明の伝送システム60で
は、第4の加算器61は、第2のパリティチェック信号
PC2と第2の信号群31の各ビットとを加算して、第
2のパリティビットP2を生成するので、第2のパリテ
ィビットP2の論理レベルは、第2のパリティチェック
信号PC2の論理レベル(即ち第1の伝送路40aを含
む往路が正常か否か)で反転する。そのため、第2の通
信部30から第1の通信部20への伝送経路(第2の伝
送路40bを含む復路)が正常であっても、第1のパリ
ティチェック信号PC1の論理レベルは、第1の伝送路
40aを含む往路が異常な場合反転する。また、逆に、
第1の伝送路40aを含む往路が正常であっても、第1
のパリティチェック信号PC1の論理レベルは、第2の
伝送路40bを含む復路が異常な場合、反転する。
【0037】従って、この発明の伝送システム60の場
合、第1のパリティチェック信号PC1の論理レベルが
伝送誤りなしの状態になるのは、第1の通信部20から
第2の通信部30への第1の伝送路40aを含む往路が
正常で、かつ、第2の通信部30から第1の通信部20
への第2の伝送路40bを含む復路が正常な場合だけで
ある。
【0038】ただし、第1の通信部20から第2の通信
部30への第1の伝送路40aを含む往路と、第2の通
信部30から第1の通信部20への第2の伝送路40b
を含む復路との中で、偶数個の誤りが同時に発生した場
合、第1のパリティチェック信号PC1は伝送誤りなし
の状態になるが、偶数個の同時誤りが連続することは極
めて希であるので、伝送経路の異常(傷害発生)は検出
できる。
【0039】上述した説明から明らかなように、この発
明の伝送システム60によれば、第1の通信部20の第
2の加算器29の出力である第1のパリティチェック信
号PC1を監視するだけで、第1の通信部20の送信・
受信の各経路の伝送誤りを監視できる。
【0040】なお、誤り率が極めて小さい場合、第1の
パリティチェック信号PC1および第2のパリティチェ
ック信号PC2は、従来同様のパリティエラー検出ビッ
トとしても利用できる。
【0041】2.第2の実施の形態 第2の実施の形態として、第2の発明の実施の形態を説
明する。図2は、この第2の実施の形態の伝送システム
70を説明する図である。
【0042】この第2の実施の形態の伝送システム70
は、第1の実施の形態の伝送システム60に対して以下
の点で相違する。
【0043】すなわち、第1の加算器として、第1の信
号群21をこの第1の加算器に取り込む周期に同期して
論理レベルが0または1に交互に変化する交番信号Sa
と、第1の信号群21の各ビットとを加算しその結果を
第1のパリティビットP1として出力する第1の加算器
71を具えた点で、第1の実施の形態と相違する。それ
以外は、第1の実施の形態と同様の構成としてある。
【0044】なお、第1の加算器71は、入力信号とし
て交番信号Saが追加された点を除いて、従来の第1の
加算器23(図14参照)と同様な加算則で動作する。
すなわち、奇数個の「1」を加算した場合の結果は
「1」(または「0」)、ゼロ個を含む偶数個の「1」
を加算した場合の結果は「0」(または「1」)という
加算則で動作する回路である。このような第1の加算器
71は、例えば図15を用いて説明した回路により実現
できる。
【0045】また、交番信号Saは、第1の信号群21
としてN11〜Nn1の信号群を第1の加算器71に入
力するとき例えば論理レベルが1となり、次の第1の信
号群であるN12〜Nn2の信号群を第1の加算器71
に入力するとき論理レベルが0となるという具合に、次
々の第1の信号群に対して交互に論理レベルが変化する
信号である。
【0046】このような交番信号Saは、例えば、第1
の信号群21の転送クロックに同期して論理レベルが交
互に変化する信号発生器など、任意好適な回路で生成で
きる。
【0047】次に、この第2の実施の形態の伝送システ
ム70の動作について説明する。
【0048】第1の加算器71へ入力する交番信号Sa
の論理レベルが「0」の時、第1の信号群21(N1i
〜Nni)中の「1」の個数が奇数なら、第1のパリテ
ィビットP1は「1」になり、同個数が偶数ならP1は
「0」になる。従って、交番信号Saの論理レベルが
「0」の時、第1の送信手段25が送信する第1の信号
群25および第1のパリティビットからなる信号(N1
i〜Nni、P1)中の「1」の個数は、常に偶数個と
なる。
【0049】これに対して、第1の加算器71へ入力す
る交番信号Saの論理レベルが「1」の時、第1の信号
群21(N1i〜Nni)中の「1」の個数が奇数な
ら、第1のパリティビットP1は「0」になり、同個数
が偶数ならP1は「1」になる。従って、交番信号Sa
の論理レベルが「1」の時、第1の送信手段25が送信
する第1の信号群21および第1のパリティビットP1
からなる信号(N1i〜Nni、P1)中の「1」の個
数は、常に奇数個となる。
【0050】このような、第1の送信手段25が送信す
る信号(N1i〜Nni、P1)中の「1」の個数が偶
数個か奇数個かの状態は、第2の通信部30に送られ
る。そのため、第1の伝送路40aを含む往路が正常で
あるなら、第2の通信部30の第2の受信手段33で受
ける第1の信号群(N1o〜Nno、P1o)中の
「1」の個数は、第1の送信手段25から出力されたと
同じ偶数個か奇数個になる。
【0051】そのため、第2の通信部30側の第3の加
算器35の出力は、第2の受信手段33が受信した信号
中の「1」の個数が偶数か奇数かによって、「0」か
「1」になる。従って、第1の通信部20から第2の通
信部30への送信において伝送誤りがなければ、第1の
通信部20の第1の加算器71に入力される交番信号S
aのパターン(0と1の交互パターン)が、第2のパリ
ティチェック信号PC2として再現される。
【0052】従って、第2の通信部30は、第3の加算
器35から出力される第2のパリティチェック信号PC
2の列が、第1の通信部20の第1の加算器71に入力
されている交番信号Saと同じパターンか否かをチェッ
クする事で、第1の伝送路40aを含む往路が正常か否
かを判別できる(この判別に用いる判別回路80につい
ては後述する)。
【0053】また、上記の判別動作とは別に、第2の通
信部30は、第2のパリティチェック信号PC2と第2
の信号群31(M1i〜Mmi)の各ビットを第4の加
算器61で加算して第2のパリテイビットP2を生成
し、さらに、第2の信号群とこれに対応する第2のパリ
ティビットP2とからなる信号(M1i〜Mmi、P
2)を、第2の送信手段39によって第1の通信部20
に送信する。
【0054】ただし、この第2のパリティビットP2の
生成や第1の通信部20への送信は、第1の通信部から
第2の通信部へ信号送信するタイミングに同期させて行
う。このような同期制御は、例えば、第3の加算器35
の出力からタイミングを抽出する等により、確保でき
る。
【0055】この第2の通信部30から第1の通信部2
0への送信において、伝送誤りがなければ、第3の加算
器35から出力される「0」「1」の繰り返しパターン
が、第1の通信部20の第2の加算器29の出力にその
まま現れる。すなわち、第3の加算器35から出力され
る「0」「1」の繰り返しパターンが、第1のパリティ
チェック信号PC1の列として、現れる。従って、この
第1のパリティチェック信号PC1は、伝送誤りがない
場合は、第1の加算器71に入力した交番信号Saを遅
延させた信号になる。
【0056】従って、第1の通信部20は、第2の加算
器29から出力される第1のパリティチェック信号PC
1の列が、第1の通信部20の第1の加算器71に入力
されている交番信号Saと同じパターンか否かをチェッ
クする事で、第2の伝送路40aを含む復路が正常か否
かを判別できる(この判別に用いる判別回路80につい
ては後述する)。
【0057】然も、第1のパリテイチェック信号PC1
の列と、交番信号Saとが同じパターンになるのは、第
1の伝送路40aおよび第2の伝送路40bを含む往復
経路の双方が正常な場合だけであるので、第1のパリテ
ィチェック信号PC1を監視するだけで、第1の伝送路
40aおよび第2の伝送路40bを含む往復経路の双方
の伝送誤りを監視することができる。
【0058】また、この第2の実施の形態でも、誤り率
が小さい場合、第2のパリティチェック信号PC2の列
が交番信号Saのパターンと一致する場合を論理レベル
が「0」(または「1」)、一致しない場合を論理レベ
ルが「1」(または「0」)とすることで、PC2を、
本来の第2のパリティチェックビットとして利用出来
る。同じく、第1のパリティチェック信号PC1の列が
交番信号Saのパターンと一致する場合を論理レベルが
「0」(または「1」)、一致しない場合を論理レベル
が「1」(または「0」)とすることで、PC1を、本
来の第1のパリティチェックビットとして利用出来る。
【0059】また、交番信号Saを用いたことによる別
の作用・効果として以下のような作用・効果が得られ
る。
【0060】:交番信号Saを用いたため、「0」の
論理レベルが連続する信号状態および「1」の論理レベ
ルが連続する信号状態を生じにくくできる。
【0061】その結果、第3の加算器35から出力され
る第2のパリティチェック信号PC2および第2の加算
器29から出力される第1のパリティチェック信号PC
1それぞれは、タイミング抽出用の信号源として利用し
易いものになる。
【0062】:オートゲインコントロール(AGC)
を行おうとした場合、安定に行い易くなる。一般に、伝
送路での信号なまりを補正するため伝送信号は等化増幅
される。この際、増幅対象の信号中に交番信号が少ない
と、論理レベルの反転機会が少ないため信号の振幅が分
かりにくい。振幅の分かる機会が少ないと等化増幅の制
御がしずらくなる。交番信号Saを用いると信号の反転
機会が増えるので信号の振幅が分かり易くなるから、A
GCを安定に行い易い。
【0063】:タイミング抽出やAGCをし易くする
ために、従来は、伝送したい本来の信号(第1の信号群
や第2の信号群)中に、交番信号を意図的に挿入するこ
とがあった。しかし、この発明ではそれを不要にでき
る。従って、本来の信号のビット構成の制約を軽減でき
る。
【0064】:伝送路中にシリアル伝送部がある場
合、該伝送部が断線になると全信号が途絶する故障(オ
ールゼロ状態)が起きる。また、伝送路では伝送すべき
本来の信号(第1の信号群など)が無いことによる無信
号状態も生じる。故障状態と無信号状態との識別は従来
は難しかった。ところが、この発明では伝送路が正常で
かつ本来の信号が無信号状態であっても、第1および第
2のパリティチェック信号自体は交番信号となる。しか
し、伝送路が断線の場合は、第1および第2のパリティ
チェック信号も無信号になる。両者の相違から、伝送路
が断線なのか、本来の信号が無信号状態なのかを識別で
きる。
【0065】なお、この第2の実施の形態では、第1の
信号群21を第1の加算器71に取り込む周期に同期し
て論理レベルが0または1に交互に変化する交番信号S
aとして、例えば「1011」というように、「1」と
「0」の比率が1:1でない部分を含む交番信号を用い
る場合があっても良い。こうしておくと、伝送誤りがあ
った場合の、第1のパリティチェック信号PC1と交番
信号Saとの不一致、および、第2のパリティチェック
信号PC2と交番信号Saとの不一致を、検出し易くで
きる。
【0066】ところで、この第2の実施の形態では、第
1のパリティチェック信号PC1と交番信号Saとが一
致しているか否かを判定したり、第2のパリティチェッ
ク信号PC2と交番信号とが一致しているか否かを判定
すると説明した。
【0067】これら判定は、信号比較を行う任意好適な
判定回路で実現できる。そして、この第2の実施の形態
の伝送システム70は、このような判定回路80を、第
1の通信部20内および第2の通信部30内それぞれ
に、または、第1の通信部20および第2の通信部30
それぞれの外付け回路として具えることができる(図2
参照)。
【0068】図3は、このような判定回路80の一構成
例を説明する図である。もちろん、一例であり、他の回
路構成でも良い。なお、第1の通信部側の判定回路80
および第2の通信部側の判定回路80は同様な構成の回
路とできるので、以下の説明では、第2のパリティチェ
ック信号PC2と交番信号Saとが一致するか否かを判
定する回路(第2の通信部側の判定回路80)に着目し
て説明する。
【0069】この判定回路80は、シフトレジスタ回路
80aと、クロック再生回路80bと、2入力論理和回
路80cと、分周回路80dと、データラッチ回路80
eと、ビットパターン判別用マイクロコンピュータ80
f(以下、判別用マイコン80f)とで構成してある。
【0070】この判定回路80のクロック再生回路80
bは、第3の加算器35が第2のパリティチェック信号
PC2を次々に出力するタイミングから、クロック信号
OC1を再生する。この再生したクロック信号OC1
は、シフトレジスタ回路80aのクロック端子および論
理和回路80cに入力される。
【0071】また、シフトレジスタ回路80aは、第3
の加算器35から次々出力される第2のパリティチェッ
ク信号PC2を順次に記憶する。シフトレジスタ回路8
0aでのデータシフト動作は、クロック再生回路80b
で再生したクロック信号OC1で制御される。
【0072】また、2入力論理和回路80cは、クロッ
ク再生回路80bで再生したクロック信号および判別用
マイコン80fからの補正パルスHp(詳細は後述す
る)を、分周回路80dに出力する。
【0073】また、分周回路80dは、クロック再生回
路80bが再生したクロックOC1を分周して、第2の
クロック信号OC2を出力する。例えば、OC1を、1
/kに分周した信号を、第2のクロック信号OC2とし
て出力する。なお、kは2以上の整数である。ただし、
この分周回路80dには、判別用マイコン80fからの
補正パルスHpも入力できるので、この補正パルスHp
を入力した場合、分周回路80dから出力される第2の
クロック信号OC2のタイミングを変更できる(この様
にする理由は後述する)。
【0074】また、データラッチ回路80eは、原則と
して、シフトレジスタ回路80aにk個分の第2のパリ
ティチェック信号PC2が記憶されると、このk個分の
データをラッチする。具体的には、この判定回路80の
例では、シフトレジスタ回路80aが、クロック信号O
C1によりk個の第2のパリティチェック信号PC2を
記憶すると、分周回路80dは第2のクロック信号OC
2をデータラッチ回路80eに出力する。そのため、デ
ータラッチ回路80eは、この第2のクロック信号OC
2に応じて、シフトレジスタ回路80aのk個のデータ
をラッチする。以下、同様に、k個分区切りのPC2が
シフトレジスタ回路80aに記憶される毎に、データラ
ッチ回路80eはラッチ動作をする。
【0075】ただし、補正パルスHpが論理和回路80
cに入力された場合、データラッチ回路80eのラッチ
タイミングがクロック信号OC1の1クロック分ずつず
れる様に、補正パルスHpおよび分周回路80dを構成
してある。したがって、補正パルスHpが論理和回路8
0cに入力された場合、前回のk個分区切りのPC2か
ら、クロック信号OC1の1クロック分ずらした新たな
k個分区切りとなるPC2を、データラッチ回路80e
は、ラッチする。
【0076】この補正パルスHpの典型的な用途とし
て、次の様な場合がある。伝送システムでの伝送が開始
されたばかりの時などは、無信号状態のビットパターン
がシフトレジスタ回路80aの全部または一部に記憶さ
れている。このような場合、補正パルスHpを入力して
正しいk個分区切りのパリティチェック信号PC2がラ
ッチできるように、ラッチタイミングをずらす必要があ
る。補正パルスHpは、これを可能にする。
【0077】また、判別用マイコン80fは、予め交番
信号Saのビットパターンを保持していて、この保持し
た交番信号Saのビットパターンと、データラッチ回路
80eがラッチするk個分区切りの第2のパリティチェ
ック信号PC2のビットパターンとを比較して、両者の
一致・不一致を判定する。
【0078】なお、図3に示した判定回路80の判別用
マイコン80fが、補正パルスHpとして高速パルスを
出せない危惧がある場合は、図3に示した判別用マイコ
ン80fの補正パルスHpの出力端子と、2入力論理和
回路80cの入力端子との間に、微分回路(立ち上がり
エッジ検出回路)を挿入するのが良い。微分回路(立ち
上がりエッジ検出回路)としては、例えば、図17に示
す回路80gを挙げることができる。
【0079】すなわち、第1のインバータ回路80ga
と、2入力NAND回路80gbと、第2のインバータ
回路80gcとで構成した回路である。ただし、第1の
インバータ回路80gaの入力端子に、判別用マイコン
80fから出力される補正パルスHpを入力する。ま
た、2入力NAND回路80gbの一方の入力端子に第
1のインバータ回路80gaの出力端子を接続し、他方
の入力端子に、前記補正パルスHpを入力するものであ
る。また、第2のインバータ回路80gcの入力端子
に、2入力NAND回路80gbの出力端子を接続す
る。そして、第2のインバータ回路80gcの出力端子
を、2入力論理和回路80cの一方の入力端子に接続し
てある。この微分回路80gによれば、出力パルスDの
幅を、第1のインバータ回路80gaの遅延時間によっ
て決めることができる。
【0080】3.第3の実施の形態 次に、第3の実施の形態として、第3の発明の実施の形
態を説明する。図4は、この第3の実施の形態の伝送シ
ステム90を説明する図である。
【0081】この第3の実施の形態の伝送システム90
は、第1の実施の形態の伝送システム70に対して以下
の点で相違する。
【0082】すなわち、第1の加算器として、第1の信
号群21を当該第1の加算器に取り込む周期より長い周
期で論理レベルが変化しかつ該変化の具合が予め定めら
れている第1の低速入力信号S1と、第1の信号群21
の各ビットとを加算し、その結果を第1のパリティビッ
トP1として出力する第1の加算器91を具える点で、
第2の実施の形態と相違する。それ以外は、第1の実施
の形態と同様の構成としてある。
【0083】なお、第1の加算器91は、入力信号とし
て第1の低速入力信号S1が追加された点を除いて、従
来の第1の加算器23(図14参照)と同様な加算則で
動作する。すなわち、奇数個の「1」を加算した場合の
結果は「1」(または「0」)、ゼロ個を含む偶数個の
「1」を加算した場合の結果は「0」(または「1」)
という加算則で動作する回路である。
【0084】このような第1の加算器91は、例えば図
15を用いて説明した回路により実現できる。
【0085】また、第1の低速入力信号S1は、第1の
信号群21を第1の加算器91に取り込む周期より長い
周期で論理レベルが変化しかつ該変化の具合が予め定め
られている信号であれば、そのビットパターンは特に限
定されない。また、この第1の低速入力信号は、1種類
に限られず、複数種類とするのが良い。そして、複数種
とした場合は、それぞれの第1の低速入力信号を、それ
ぞれ意味を持つ信号とするのが良い。すなわち、第1の
通信部が第2の通信部に第1の仕事をさせたい場合は、
第1の低速入力信号を第1のビットパターンの信号と
し、第2の仕事をさせたい場合は、第1の低速入力信号
を第2のビットパターンの信号とするというように、予
めビットパターンを定めておく(「仕事命令なし(通常
状態)」に対応する第0のビットパターンも含む)のが
良い。
【0086】次に、この第3の実施の形態の伝送システ
ム90の動作について説明する。第1の低速入力信号S
1として、「0」「1」を含む予め定めたビットパター
ンの信号を入力する。
【0087】すると、第1の伝送路40aを含む往路が
正常であれば、第2の実施の形態での交番信号Saを用
いた時と同様な理由から、第2のパリティチェック信号
PC2には、第1の低速入力信号S1のビットパターン
が現れる。正常でなければ、現れない。従って、第2の
パリティチェック信号PC2の列と、第1の低速入力信
号とが一致するか否かを判定することで、第1の伝送路
40aを含む往路が正常か否かを判定できる。
【0088】なお、この判定処理は、例えば、第2の実
施の形態で説明した判定回路80によって行うことが出
来る。ただし、第2の実施の形態では交番信号Saを比
較対照としていたのに対し、本発明では第1の低速入力
信号S1を比較対照とする。
【0089】また、上記判定処理とは別に、第4の加算
器61は、第2のパリティチェック信号PC2と第2の
信号群31の各ビットとを加算して第2のパリティビッ
トP2を生成し、さらに、このP2と第2の信号群31
とを第1の通信部に送る。
【0090】ここで、第2の伝送路40bを含む復路が
正常であるなら、第1の通信部20の第1のパリティチ
ェック信号PC1には、第1の低速入力信号S1のビッ
トパターンが現れる。従って、第1のパリティチェック
信号PC1の列と、第1の低速入力信号S1とが一致す
るか否かを判定することで、第2の伝送路40bを含む
復路が正常か否かを判定できる。
【0091】また、送信/受信の双方で伝送誤りが無い
場合に、第1のパリティチェック信号PC1の列と、第
1の低速入力信号S1とが一致するので、第1のパリテ
ィチェック信号PC1の列と、第1の低速入力信号S1
とが一致するか否かを判定することで、第1および第2
の伝送路40双方の経路が正常か否かを判定できる。
【0092】なお、この判定処理は、例えば、第2の実
施の形態で説明した判定回路80によって行うことが出
来る。ただし、第2の実施の形態では交番信号Saを比
較対照としていたのに対し、本発明では第1の低速入力
信号S1を比較対照とする。
【0093】この第3の実施の形態では、第1および第
2の実施の形態と同様、第1の通信部20において、第
1および第2の伝送路を含む往路および復路のそれぞれ
が正常か否かを判定できる。
【0094】さらに、第1の低速入力信号に意味を持た
せてあるので、第1の通信部から第2の通信部に対し、
パリティビットを利用して、所定の指令などを与えるこ
とができる。この場合、第2の通信部30側のパリティ
チェック信号PC2の列が予め定められている何れかの
ビットパターンに該当するか否かをチェックする。予め
定められているビットパターンの何れかに一致する場合
は、該当意味情報が送られて来ていると判断でき、該当
ビットパターンが存在しない場合は、伝送エラーが発生
していると判断できる。
【0095】なお、第2の通信部の第4の加算器61に
第1の低速入力信号S1と同趣旨の第2の低速入力信号
S2を更に加算入力する(図4に点線で入力S2として
示す)場合があってもよい。こうすれば、第2の通信部
から第1の通信部に対しても意味のある信号を本来の信
号に重畳させて送ることができる。ただし、第2の通信
部30から第2の低速入力信号S2として有意味信号を
送る場合は、第2の通信部30側のパリティチェック信
号PC2が、第1の低速入力信号S1の「無意味信号
(通常状態)」に対応するビットパターンである時に限
定し、第1の通信部20から第1の低速入力信号S1と
して有意味信号を送る場合は、第1の通信部20側のパ
リティチェック信号PC1が、第2の低速入力信号S2
の「無意味信号(通常状態)」に対応するビットパター
ンである時に限定する。このようにして、有意味パター
ンが第1および第2の通信部から同時に送出されないよ
うにする。この制約下においては、各パリティチェック
信号PC2およびPC1が、何れかの有意味信号パター
ンと合致した場合は、該当意味の情報が送られてきたと
判断でき、無意味信号パターンと合致している場合は、
有意味信号なし通信系正常状態と判断でき、何れにも該
当しない場合は、伝送系に異常が発生していると判断で
きる。
【0096】4.第4の実施の形態 第4の実施の形態として、第4の発明の実施の形態を説
明する。図5は、この第4の実施の形態の伝送システム
100を説明する図である。
【0097】この第4の実施の形態の伝送システム10
0は、第1の実施の形態の伝送システム60に対して以
下の点で相違する。
【0098】すなわち、第1のスイッチ101と第1の
加算器103とを、第1の通信部20に具え、第2のス
イッチ105と第4の加算器107とを、第2の通信部
30に具えた点で相違する。
【0099】第1のスイッチ101は、第1の交番信号
Saと、第1の低速入力信号S1と、第1のパリティチ
ェック信号PC1と、論理レベルが固定された固定信号
Sfとから選ばれる少なくとも2種の信号から1種の信
号を選択して、第1の加算器103に入力する。
【0100】ただし、第1の交番信号Saは、第1の信
号群21を第1の加算器103に取り込む周期に同期し
て論理レベルが0および1に交互に変化する信号であ
る。すなわち、第2の実施の形態で説明した交番信号S
aである。
【0101】また、第1の低速入力信号S1は、第1の
信号群21を第1の加算器103に取り込む周期より長
い周期で論理レベルが変化しかつ該変化の具合が予め定
められている信号である。すなわち、第3の実施の形態
で説明した低速入力信号S1である。
【0102】また、論理レベルが固定された固定信号S
fとは、論理レベルを、「0」またを「1」に固定した
状態の信号である。図示例では、論理レベルを「0」に
固定してある。
【0103】また、第2のスイッチ105は、第2の交
番信号Sbと、第2の低速入力信号S2と、第2のパリ
ティチェック信号PC2と、論理レベルが固定された固
定信号Sfとから選ばれる少なくとも2種の信号から1
種の信号を選択して、第4の加算器107に入力する。
【0104】ただし、第2の交番信号Sbは、第2の信
号群31を第4の加算器107に取り込む周期に同期し
て論理レベルが0および1に交互に変化する信号であ
る。この第2の交番信号Sbは、第1の交番信号Saと
同じビットパターンでもよい。
【0105】また、第2の低速入力信号S2は、第2の
信号群31を第1の加算器103に取り込む周期より長
い周期で論理レベルが変化しかつ該変化の具合が予め定
められている信号である。この第2の低速入力信号S2
は、上記の要件を満たした種々の信号で良い。第3の実
施の形態で説明した第2の低速入力信号S2と同じもの
を用いて良い。
【0106】また、論理レベルが固定された固定信号S
fとは、論理レベルを、「0」またを「1」に固定した
状態の信号である。図示例では、論理レベルを「0」に
固定してある。
【0107】また、第1の加算器103は、第1のスイ
ッチ101によって選択された信号と第1の信号群21
の各ビットとを加算しその結果を第1のパリティビット
P1として出力する。
【0108】第4の加算器107は、第2のスイッチ1
05によって選択された信号と第2の信号群31の各ビ
ットとを加算しその結果を第2のパリティビットP2と
して出力する。
【0109】なお、第1の加算器103および第4の加
算器107それぞれは、従来同様、奇数個の「1」を加
算した場合の結果は「1」(または「0」)、ゼロ個を
含む偶数個の「1」を加算した場合の結果は「0」(ま
たは「1」)という加算則で動作する加算器である。
【0110】また、第1のスイッチ101および第2の
スイッチ105それぞれは、上記のスイッチング動作が
可能な任意のスイッチで構成できる。
【0111】次に、この第4の実施の形態の伝送システ
ム100の動作について説明する。
【0112】先ず、第1のスイッチ101が固定信号S
fを第1の加算器103に入力し、かつ、第2のスイッ
チ105がPC2を第4の加算器107に入力するよう
に動作した場合、第1の実施の形態の伝送システム60
に相当する伝送システムを実現できる。
【0113】また、第1のスイッチ101が第1の交番
信号Saを第1の加算器103に入力し、かつ、第2の
スイッチ105がPC2を第4の加算器107に入力す
るように動作した場合、第2の実施の形態の伝送システ
ム70に相当する伝送システムを実現できる。
【0114】また、第1のスイッチ101が第1の低速
入力信号S1を第1の加算器103に入力し、かつ、第
2のスイッチ105がPC2を第4の加算器107に入
力するように動作した場合、第3の実施の形態の伝送シ
ステム90に相当する伝送システムを実現できる。
【0115】第1のスイッチ101がPC1を第1の加
算器103に入力し、かつ、第2のスイッチ105が固
定信号Sfを第4の加算器107に入力するように動作
した場合、第1の実施の形態の伝送システム60に相当
するシステムであって、往復経路の誤り監視を行う通信
部が第1の実施の形態と入れ替わった伝送システム(す
なわち、第2の通信部30が往復経路の誤り監視を行う
伝送システム)を実現できる。
【0116】また、第1のスイッチ101がPC1を第
1の加算器103に入力し、かつ、第2のスイッチ10
5が第2の交番信号Sbを第4の加算器107に入力す
るように動作した場合、第2の実施の形態の伝送システ
ム70に相当するシステムであって、往復経路の誤り監
視を行う通信部が第1の実施の形態と入れ替わった伝送
システム(すなわち、第2の通信部30が往復経路の誤
り監視を行う伝送システム)を実現できる。
【0117】また、第1のスイッチ101がPC1を第
1の加算器103に入力し、かつ、第2のスイッチ10
5が第2の低速入力信号S2を第4の加算器107に入
力するように動作した場合、第3の実施の形態の伝送シ
ステム90に相当するシステムであって、往復経路の誤
り監視を行う通信部が第1の実施の形態と入れ替わった
伝送システム(すなわち、第2の通信部30が往復経路
の誤り監視を行う伝送システム)を実現できる。
【0118】このように、この第4の実施の形態の伝送
システムによれば、少なくとも第1〜第3の各実施の形
態の伝送システムの機能を任意に発現できる伝送システ
ムを実現でき、さらに、往復経路の誤り監視を行う通信
部を第2の通信部30側に変更可能な伝送システムを実
現できる。また、往路と復路とを独立させることもでき
るので、必要に応じては、往路と復路とで独立に伝送を
行うこともできる。さらに、第3の実施の形態では、第
1および第2の低速信号S1およびS2を同時に送出で
きなかったが、第1のスイッチ101を第1の低速入力
信号S1に接続し、第2のスイッチ105を第2の低速
入力信号S2に接続することにより、第1および第2の
低速信号S1およびS2を同時に送出することも可能に
なる。ただし、この接続中は、伝送誤り監視ができなく
なるので、第1および第2の低速信号S1およびS2を
用いた情報交換を最小時間に留める注意が必要である。
【0119】5.第5の実施の形態 上述した第1〜第4の各実施の形態では、第1のパリテ
ィビットP1を求めるために用いた複数のビットは、伝
送路40aを同一時刻に伝送される。また、第2のパリ
ティビットP2を求めるために用いた複数のビットは、
伝送路40bを同一時刻に伝送される。また、第1〜第
4の実施の形態の考えをシリアル伝送方式に適用した場
合でも、第1のパリティビットP1を求めるために用い
た連続する複数ビットや、第2のパリティビットP2を
求めるために用いた連続する複数ビットは、ほぼ同じ時
間帯に伝送路40aまたは40bを伝送される。なぜな
ら、第1〜第4の実施の形態では、パリティビットを求
めるために用いた複数ビットをその単位で伝送すること
を前提としていたからである。
【0120】しかし、伝送路などに、例えば雷などの大
きな外乱が侵入してくると、上記の所定の複数のビット
内で複数の誤りビットが生じることがある。パリティビ
ットを求めるために用いた複数ビット内に、偶数個の誤
りビットが生じた場合、この誤りビットを含む複数ビッ
トを第3の加算器(第2の加算器)で処理しても加算器
出力が変化しないので、結局、偶数ビット誤りは、検出
できない。これを解決出来る技術が望まれる。この第5
の実施の形態はその例である。
【0121】そこで、この第5の実施の形態では、送信
する信号群またはパリティビット生成入力に適宜な分散
を与えて、パリティビットを生成した複数ビットが時間
的に分散して伝送されるようにする。また、受信した信
号群に対して前記分散に対応する補正を加えてパリティ
チェック信号を生成する。以下、詳細に説明する。
【0122】5−1.第5の実施の形態の第1の例 図6はこの第5の実施の形態の伝送システムの第1の例
を説明する図である。特に、この第5の実施の形態の考
えを、第1の実施の形態の伝送システムに適用した例で
あって、かつ、第1の通信部から第2の通信部へ向かう
伝送路40aに着目した図である。
【0123】この第5の実施の形態の第1の例の伝送シ
ステムでは、第1の通信部に、第1の信号群21の各ビ
ットを互いに異なる遅延量で遅延して第1の加算器23
に入力する第1の遅延手段群111を具える。さらに、
第2の通信部に、第2の受信手段33が受信した第1の
信号群21の各ビットを第1の遅延手段群111と対応
する遅延量で遅延する第2の遅延手段群113を具え
る。
【0124】第1および第2の遅延手段群111,11
3それぞれは、互いに異なる遅延量をもつ遅延手段SH
R1〜SHRnで構成してある。これら遅延手段SHR
1〜SHRnそれぞれは、任意好適なもので構成出来
る。例えば、遅延量に応じた数のレジスタを持つシフト
レジスタで構成できる。
【0125】遅延手段の配置の仕方は、第1の信号群2
1中のビットであって第1の加算器23に入力するとき
にSHR1という遅延を与えたビットは、伝送後の第3
の加算器35に入力するときにもSHR1という遅延を
与えるという具合に、する。
【0126】この第5の実施の形態の伝送システムで
は、第1の遅延手段群111を具えたので、パリティビ
ットP1を求めるために第1の加算器23に同時に入力
する信号群は、複数個の第1の信号群にまたがる所定の
複数個のビットになる。
【0127】図7はこれを説明するためのタイムチャー
トである。ただし、図7において、横軸は時刻である。
この図7において、縦に実線でつなげた白丸のデータが
同時に送信或いは受信されている。そして、黒丸のデー
タが、第5の実施の形態で第1の加算器23で同時に加
算されるビットである。
【0128】第1〜第4の実施の形態の場合、第1のパ
リティビットP1を求めるために第1の加算器23で同
時に加算する複数のビットは、図7中の縦並びの白丸ビ
ット群であった。これに対して、この第5の実施の形態
の場合では、複数個の第1の信号群(すなわち、図7中
では、時刻tm〜tm−14中の1つ置きの各信号群)
にまたがる複数個のビット(黒丸ビット)が、第1の加
算器23で加算するビットになる。そのため、第1のパ
リティビットを求めるために用いた複数のビットは、こ
の図7の例の場合は、伝送タイミングで見て1つ置きの
タイミングで順次伝送される。すなわち、第1のパリテ
ィビットを求めるために用いた複数のビットは、時間的
に分散されて伝送される。
【0129】なお、第1のパリティビットを求めるため
に用いた複数のビットを時間的に分散させる程度(以
下、「分散の程度」ともいう。)は、図7の例に限られ
ない。図7のtm、tm+1、tm+2、・・・という
具合に伝送タイミングに合わせて分散させても良いし、
2つ置き以上の時刻毎に1つのビットが伝送される様
に、分散させても良い。分散の程度は、第1の遅延手段
群111の各遅延素子SHR1〜SHRnそれぞれの遅
延量によって変更できる。
【0130】次に、図7を参照して、この第5の実施の
形態の作用・効果について説明する。図7において、時
刻tm −6及びtm −7それぞれで連続した2ビットの
誤り(縦歩行に並ぶ斜線模様の丸)が生じている。この
ようなとき、第1〜第4の実施の形態の様に、同一時刻
の信号群毎に加算(縦の実線上で加算)してパリティビ
ットを求めると、この誤りビットを含む複数ビットを第
3の加算器(第2の加算器)で処理しても加算器出力が
変化しないので、結局、偶数ビット誤りは、検出できな
い。ところが、この第5の実施の形態によれば、上記斜
線模様のデータは別の時刻に伝送される2つの信号群に
分散される。そのため、この連続した2ビットの伝送誤
りは、それぞれ別の信号群の単数の伝送誤りとして扱え
るので(これを単数ビットエラー化ともいう)、該エラ
ーを検出できるようになる。また、この図7の例では、
分散の程度を、信号を伝送するタイミングの1つ置き
(tm、tm−2等1つ置きの意味)としてあるので、
時間軸上で連続する2つのビット誤り(図7中の横方向
に並ぶ斜線模様の丸)も、単数ビットエラー化できる。
【0131】なお、第1の遅延手段群の各遅延手段の遅
延量を大きくする程、上記の単数ビットエラー化できる
確率が高まるが、その分、遅延手段が大型化するという
問題が生じる。すなわち、遅延手段をシフトレジスタで
構成する場合はレジスタの段数が増加する。また、各遅
延手段の遅延量を大きくする程、送信開始直後と送信最
終部に加算器が有意味な加算動作となるために必要なア
イドルビット(すなわち、加算器に所定の個数のデータ
が揃うまでの時間。図7の例でいえば、tm〜tm−1
4までの時間)が増えるという問題が生じる。これらの
ことから、上記遅延量は適度なものにするのが良い。
【0132】一方、第2の通信部30には、第2の遅延
手段群113を設けてあるので、第2の受信手段33が
次々受信する第1の信号群21から、図7の黒丸に相当
するデータが揃えられて(集合されて)、第3の加算器
35に同時に入力されることになる。そのため、適正な
信号を用いて第2のパリティチェック信号PC2が生成
される。
【0133】この第5の実施の形態の第1の例の伝送シ
ステムによれば、第1の実施の形態の伝送システムで得
られる効果に加えて、伝送中に集中的に発生するバース
ト的な複数ビットエラーを分散できるので、伝送誤りの
検出確度が高まる。
【0134】なお、上述の説明では、第1の通信部から
第2の通信部に送信をする例を考えたが、第2の通信部
から第1の通信部に送信する場合のバースト的な複数ビ
ットエラーを分散させる場合にも、この第5の実施の形
態の第1の例の思想は適用出来る。
【0135】そうしたい場合は、図1に示した構成にお
いて、第2の通信部30に、第2の信号群31の各ビッ
トを互いに異なる遅延量で遅延して第4の加算器61に
入力する第1の遅延手段群(図示せず)を設け、そし
て、第1の通信部20に、第1の受信手段27が受信し
た第2の信号群31の各ビットを第1の遅延手段と対応
する遅延量で遅延して第2の加算器29に入力する第2
の遅延手段群(図示せず)を設ければ良い。この場合の
動作原理は、第1の通信部から第2の通信部への伝送時
の動作原理と同じであるので、その説明は省略する。
【0136】また、この第5の実施の形態の第1の例の
思想は、上述の第2〜第4の各実施の形態に対してもそ
れぞれ適用することができる。そして、その場合も、こ
の第5の実施の形態の第1の例で説明したと同様な効果
が得られる。
【0137】5−2.第5の実施の形態の第2の例 図8はこの第5の実施の形態の伝送システムの第2の例
を説明する図である。特に、この第5の実施の形態の第
2の例の思想を、第1の実施の形態の伝送システムに適
用した例であって、かつ、第1の通信部から第2の通信
部へ向かう伝送路40aに着目した図である。
【0138】この第5の実施の形態の第2の例の伝送シ
ステムでは、第1の通信部に、第1の信号群21の各ビ
ットおよび第1のパリティビットP1を互いに異なる遅
延量で遅延して第1の送信手段25に入力する第1の遅
延手段群121を具える。さらに、第2の通信部に、第
2の受信手段33が受信した第1の信号群の各ビットお
よび第1のパリティビットP1を、第1の遅延手段12
1で与えられた遅延量を相殺するように遅延して第3の
加算器35に入力する第2の遅延手段群123を具え
る。
【0139】この場合、第1の信号群21の各ビット
は、第1の加算器23に直接入力されるが、第1の送信
手段25に入力する前に異なる遅延が与えられる。従っ
て、加算に用いた複数ビットは、時間的に分散して伝送
される。
【0140】また、第2の遅延手段群123の各遅延手
段は、第1の遅延手段群121によって時間的に分散さ
れて第2の受信手段に伝送されてきた第1の信号群の各
ビットを、同期させることができるように、遅延量を設
定する。具体的には、第1の信号群21の各ビットに対
して、(第1の遅延手段の遅延時間+第2の遅延手段の
遅延時間)=一定の関係を満たす様に、第2の遅延手段
群123の各遅延手段の遅延量を設定する。
【0141】第1および第2の遅延手段群121,12
3それぞれは、互いに異なる遅延量をもつ遅延手段SH
R1〜SHRnで構成してある。これら遅延手段SHR
1〜SHRnそれぞれは、任意好適なもので構成出来
る。例えば、遅延量に応じた数のレジスタを持つシフト
レジスタで構成できる。また、これら遅延手段の遅延量
をそれぞれどの程度にするかは、上記の第1の例で説明
した様に、単数ビットエラー化のし易さ、遅延手段の大
きさについての制約、アイドルビットについての制約を
考慮して、決めるのが良い。
【0142】図9は、この第5の実施の形態の第2の例
の伝送システムの作用・効果を説明する図である。図9
において縦方向に沿うN1i〜Nniで表される白丸同
士が第1の加算器23で加算される信号群である。ま
た、図9において、斜め方向に沿って実線で結ばれるN
1i〜Nni、P1o表される白丸同士または黒丸同士
が、同時に伝送される信号群に当たる。この第2の例の
場合も、第1のパリティビットP1を求めるために用い
た複数のビットは時間的に分散されて伝送されることが
分かる。
【0143】また、このように時間的に分散されて伝送
された複数のビットは、第2の遅延手段群123を通過
するときに、上記の所定の処理がされるので、同期して
第3の加算器35に入力される。そのため、適正な信号
を用いて第2のパリティチェック信号PC2が生成され
る。
【0144】この第5の実施の形態の第2の例の場合
も、第1の実施の形態の伝送システムで得られる効果に
加えて、伝送中に集中的に発生するバースト的な複数ビ
ットエラーを分散できるので、伝送誤りの検出確度が高
まる。
【0145】なお、上述の説明では、第1の通信部から
第2の通信部に送信をする例を考えたが、第2の通信部
から第1の通信部に送信する場合のバースト的な複数ビ
ットエラーを分散させる場合にも、この第5の実施の形
態の第2の例の思想は適用出来る。
【0146】そうしたい場合は、図1に示した構成にお
いて、第2の通信部30に、第2の信号群31の各ビッ
トおよび第2のパリティビットP2を互いに異なる遅延
量で遅延して第2の送信手段39に入力する第1の遅延
手段群121を設ける。さらに、第1の通信部20に、
第1の受信手段27が受信した第2の信号群の各ビット
および第2のパリティビットP2を、第1の遅延手段1
21で与えられた遅延量を相殺するように遅延して第2
の加算器29に入力する第2の遅延手段群123を設け
る。この場合の動作原理は、第1の通信部から第2の通
信部への伝送時の動作原理と同じであるので、その説明
は省略する。
【0147】また、この第5の実施の形態の第2の例の
思想は、上述の第2〜第4の各実施の形態に対してもそ
れぞれ適用することができる。そして、その場合も、こ
の第5の実施の形態の第2の例で説明したと同様な効果
が得られる。
【0148】6.第6の実施の形態 次に、第6の実施の形態について説明する。図10は第
6の実施の形態の伝送システム130を説明する図であ
る。特にこの第6の実施の形態の思想を第1の実施の形
態に適用した例である。
【0149】この第6の実施の形態の伝送システム13
0の、第1の実施の形態の伝送システムとの相違点は、
第2の受信手段33が受信した第1の信号群21および
第1のパリティビットP1か、第2の信号群31および
第2のパリティビットP2かの、いずれかを、第2の送
信手段39に入力する、信号切換手段131を具えた点
にある。それ以外の構成は、第1の実施の形態の伝送シ
ステムと同様としてある。この信号切換手段131は、
任意好適なスイッチで構成出来る。
【0150】この第6の実施の形態の伝送システム13
0では、通常は、第2の送信手段39に、第2の信号群
31および第2のパリティビットP2が入力されるよう
に、信号切換手段131を動作させる。こうすること
で、この第6の実施の形態の伝送システムは、第1の実
施の形態の伝送システムに相当するシステムになる。
【0151】そのため、第1の実施の形態で説明した効
果、すなわち、第1のパリティチェック信号PC1を監
視するのみで、第1の通信部は送信および受信双方での
伝送路の伝送誤りを把握できるという効果が得られる。
【0152】また、この第6の実施の形態の伝送システ
ム130では、信号切換手段131を設けたので、もし
伝送誤りが検出された場合、第2の送信手段39に、第
1の受信手段33で受信した信号が直接入力されるよう
に、信号切換手段131を動作させる。このように信号
切換手段131を切り換えることで、伝送誤りの発生箇
所の把握が行い易い。
【0153】すなわち、伝送誤りが発見されたら、第2
の受信手段33が受信した第1の信号群および第1のパ
リティビットP1が第2の送信手段39に入力されるよ
うに、切換手段131を切り換える。こうしても、伝送
誤りが相変わらず検出されるなら、伝送誤りの原因は、
第1の通信部20、伝送路40a、第2の受信手段3
3、第2の送信手段のいずれかにあるといえる。一方、
こうしたら、伝送誤りが検出されなくなったなら、伝送
誤りの原因は、第3の加算器や第4の加算器にあるとい
える。この切り換えにより、従来同様のループバックテ
ストが可能になる。
【0154】また、信号切換手段131として、第1の
信号群21の各ビットおよび第1のパリティビットP1
の並びを変更できる手段で構成した場合、例えば、(N
1o、N2o、・・・N(n−1)、Nno、P1)を
(NnoN1o、N2o、・・・N(n−1)、P1)
と並び換えて、伝送誤りチエックをした場合、伝送誤り
が、第1の伝送路40a側にあるのか、第2の伝送路4
0b側にあるかが、特定できる。この第6の実施の形態
は、特に伝送方式がパラレル伝送である場合に有効であ
る。
【0155】なお、この第6の実施の形態の思想は、第
1〜第5の実施の形態の伝送システムに対しても同様に
適用できる。
【0156】7.他の実施形態の説明 上述においては、この出願の各発明の実施の形態につい
て説明したが、これら発明は上述の各実施の形態に何ら
限定されるものではなく、多くの変形または変更を加え
ることができる。
【0157】たとえば、上述の各実施の形態では1つの
第1の通信部と1つの第2の通信部とを具えた伝送シス
テムの例を説明した。しかし、例えば図11に示した様
に、2以上の第1の通信部20a〜20nと、2以上の
第2の通信部30a〜30nとを具え、これら通信部間
を伝送路40で接続した多重化伝送システムに対して
も、上記の各発明を適用出来る。その場合は、第1の通
信部20a〜20nそれぞれを、第1〜第6の実施の形
態で説明した第1の通信部のいずれかで構成し、2以上
の第2の通信部30a〜30nそれぞれを、第1〜第6
の実施の形態で説明した第1の通信部のいずれかで構成
する。
【0158】なお、図11の例では、各通信部20a〜
30nそれぞれの内部では、パラレル伝送を行い、伝送
路40ではシリアル伝送を行う例を示しているので、各
通信部20a〜30nにパラレル/シリアル変換手段
(P/S変換手段)や、シリアル/パラレル変換手段
(S/P変換手段)を設ける例を示したが、もちろんこ
れに限られない。
【0159】また、P/S変換手段やS/P変換手段を
設ける場合、図11のP/S変換手段1およびP/S変
換手段2に、畳み込み符号化など、誤り訂正機能を持つ
符号に変換する機能をもたせ、S/P変換手段1および
S/P変換手段2に、該符号化に対応する誤り訂正を含
む復号化機能をもたせると、より誤り率の小さい伝送シ
ステムも実現する。この考え方は、第1〜第5の実施の
形態にも適用できる。
【0160】また、実施の形態では、伝送路40を、伝
送路40aと伝送路40bとに独立した例を説明した。
しかし、送信信号と受信信号とが識別できれば伝送路は
独立している必要はない。例えば電話回線のように双方
向伝送が可能な伝送手段を用いれば一体化したものとで
きる。
【0161】図12は、伝送路を送信および受信で一体
化した例として、サーキュレータC1およびC2と、こ
れらサーキュレータ間を結ぶケーブルとで、伝送路を構
成した例である。
【0162】また、この出願の各発明によれば、例えば
図13を用いて説明するような大規模伝送システムを構
築することもできる。すなわち、複数の第1の通信部2
0と、これら複数の第1の通信部20間の接続交換を行
う交換機200とを含む交換局210を用意する。一
方、この交換局210から見て遠隔地点に第2の通信部
30を置く。第1の通信部20と第2の通信部30との
間は伝送路40で接続しておく。すなわち、交換機20
0を中心として、この発明の伝送システム60を多数配
置する。そして、それぞれの第2の通信部30には、多
数のユーザの端末を接続する。ただし、伝送システム
は、第1の実施の形態の伝送システム60に限られず、
第2〜第6の実施の形態の伝送システムを用いても良
い。
【0163】この図13のような伝送システムによれ
ば、交換局210にて送受系の伝送誤りの発生状態を常
時監視しながら伝送路をユーザーに提供できる通信シス
テムが構築できる。第2の通信部30の伝送路品質は、
本発明の効果により交換局210で保証されているの
で、第2の通信部30側に伝送路品質の監視機能を持た
せる必要がなくなるので、第2の通信部30を無人化で
きる。そのため、第2の通信部を例えば電柱上のボック
ス内など任意の位置に設置が可能になる。
【0164】この図13を用いて説明した伝送システム
の応用例として、伝送路提供業者は、伝送路ユーザーの
現われそうな各地域の電柱上などに第2の通信部30を
設置し、交換局210と各第2の通信部30の端末とを
光ケーブルなど高速伝送可能な伝送手段で結んでおく。
この伝送システムのP1地点、P2地点などに接続要求
をするユーザーが現われた時、P1地点にユーザー端末
1−1を設置し最寄りの第2の通信部30にこの端末1
−1を接続し、P2地点にユーザー端末3−1を設置し
最寄りの第2の通信部30にこの端末3−1を接続する
などが行える。
【0165】1つの第2の通信部に接続するユーザー数
が増えてきたら、これをユーザ接続数の許容量の大きな
ものに置き換えて(光ケーブルは広帯域なので置き換え
の必要がない)いく。取り外した第2の通信部は、新規
な地域に再設置していく。
【0166】光ケーブルは、数十Kmを無中継でデジタ
ル伝送が可能であるので、少ない交換局と遠距離に設置
した多数の第2の通信部とを含む伝送システムの実現が
可能である。このようなとき、この出願の各発明を適用
すると、最小限の費用で、高効率な集中管理が行える光
通信網の構築が可能になる。
【0167】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
発明の伝送システムによれば、第1の通信部から第2の
通信部へ信号を伝送した後に得られる第2のパリティチ
ェック信号を、第2の通信部から第1の通信部に信号を
送信する際のパリティビット(第2のパリティビット)
作成のためのデータの1つとして用いる。このため、第
1の通信部から第2の通信部への送信時に伝送誤りが発
生した場合にも、第2の通信部から第1の通信部への送
信時に伝送誤りが発生した場合と同じパリティチェック
結果を第1の通信部の第2の加算器に算出させることが
できる。すなわち、この発明によれば、極めて簡単な構
成で、第1の通信部から第2の通信部への送信または第
2の通信部から第1の通信部への送信で伝送誤りが発生
したことを第1の通信部に認識させることが可能であ
る。
【0168】従って、送信側で送信および受信双方の伝
送誤りを、本来の通信を停止することなく把握できる、
伝送システムが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の伝送システムを説明する図
である。
【図2】第2の実施の形態の伝送システムを説明する図
である。
【図3】判定回路80の構成例を説明する図である。
【図4】第3の実施の形態の伝送システムを説明する図
である。
【図5】第4の実施の形態の伝送システムを説明する図
である。
【図6】第5の実施の形態の第1の例の伝送システムを
説明する図である。
【図7】第5の実施の形態の第1の例の伝送システムの
作用・効果を説明する図である。
【図8】第5の実施の形態の第2の例の伝送システムを
説明する図である。
【図9】第5の実施の形態の第2の例の伝送システムの
作用・効果を説明する図である。
【図10】第6の実施の形態の伝送システムを説明する
図である。
【図11】他の実施の形態の説明図である。
【図12】他の実施の形態の説明図である。
【図13】他の実施の形態の説明図である。
【図14】従来技術および課題の説明図である。
【図15】各加算器の構成例を説明する図である。
【図16】従来技術および課題の説明図である。
【図17】判定回路80の他の構成例の要部を説明する
図である。
【符号の説明】
20:第1の通信部 21:第1の信号群 23:第1の加算器 25:第1の送信手段 27:第1の受信手段 29:第2の加算器 30:第2の通信部 31:第2の信号群 33:第2の受信手段 35:第3の加算器 39:第2の送信手段 40:伝送路 60:第1の実施の形態の伝送システム 61:第1の発明に係る第4の加算器 P1:第1のパリティビット PC1:第1のパリティチェック信号 P2:第2のパリティビット PC2:第2のパリティチェック信号 70:第2の実施の形態の伝送システム 71:第2の発明に係る第1の加算器 Sa:交番信号 80:判定回路 90:第3の実施の形態の伝送システム 91:第3の発明に係る第1の加算器 S1:第1の低速入力信号 100:第4の実施の形態の伝送システム 101:第1のスイッチ 103:第1の加算器 105:第2のスイッチ 107:第4の加算器 Sf:固定信号 111、121:第1の遅延手段群 113、123:第2の遅延手段群 130:第6の実施の形態の伝送システム 131:信号切換手段 200:交換機 210:交換局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 1/00 G06F 11/10

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の信号群の各ビットを用いて第1の
    パリティビットを計算する第1の加算器と、前記第1の
    信号群の各ビットと前記第1のパリティビットとを送信
    する第1の送信器と、第2の信号群の各ビットと第2の
    パリティビットとを受信する第1の受信器と、前記第2
    のパリティビットを用いて前記第2の信号群のパリティ
    チェックを行う第2の加算器とを備える第1の通信部
    と、 前記第1の信号群の各ビットと第1のパリティビットと
    を受信する第2の受信器と、前記第1のパリティビット
    を用いて前記第1の信号群のパリティチェックを行う第
    3の加算器と、前記第2の信号群の各ビットを用いて前
    記第2のパリティビットを計算する第4の加算器と、前
    記第2の信号群の各ビットと前記第2のパリティビット
    とを送信する第2の送信器とを備える第2の通信部と、 を備える伝送システムであって、 前記第2の通信部の前記第4の加算器が、前記第2の信
    号群の各ビットと前記第3の加算器によるパリティチェ
    ック結果とを用いて前記第2のパリティビットを計算す
    ることにより、前記第1の通信部から前記第2の通信部
    への送信時に伝送誤りが発生した場合にも、前記第2の
    通信部から前記第1の通信部への送信時に伝送誤りが発
    生した場合と同じパリティチェック結果を前記第1の通
    信部の前記第2の加算器に算出させる手段を備えること
    を特徴とする伝送システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の加算器が、前記第1の信号群
    がこの第1の加算器に取り込まれる周期に同期して論理
    レベルを反転する交番信号と前記第1の信号群の各ビッ
    トとを用いて、前記第1のパリティビットを計算するよ
    うに構成されたことを特徴とする請求項1に記載の伝送
    システム。
  3. 【請求項3】 前記第1の加算器が、前記第1の信号群
    がこの第1の加算器に取り込まれる周期よりも長い周期
    で論理レベルが変化し且つこの変化のパターンが予め定
    められている低速入力信号と前記第1の信号群の各ビッ
    トとを用いて、前記第1のパリティビットを計算するよ
    うに構成されたことを特徴とする請求項1に記載の伝送
    システム。
  4. 【請求項4】 前記第1の信号群が前記第1の加算器に
    取り込まれる周期に同期して論理レベルを反転する交番
    信号、前記第1の信号群が前記第1の加算器に取り込ま
    れる周期よりも長い周期で論理レベルが変化し且つこの
    変化のパターンが予め定められている低速入力信号、前
    記第2の加算器によるパリティチェック結果、または、
    論理レベルが固定された固定信号のいずれかを少なくと
    も含む信号群から一種類の信号を選択する第1のスイッ
    チが、前記第1の通信部に設けられ、 前記第1の加算器として、前記第1のスイッチによって
    選択された信号と、前記第1の信号群の各ビットとを用
    いて前記第1のパリティビットを計算するように構成さ
    れた加算器が、前記第1の通信部に設けられ、 前記第2の信号群が前記第4の加算器に取り込まれる周
    期に同期して論理レベルを反転する交番信号、前記第2
    の信号群が前記第4の加算器に取り込まれる周期よりも
    長い周期で論理レベルが変化し且つこの変化のパターン
    が予め定められている低速入力信号、前記第3の加算器
    によるパリティチェック結果、または、論理レベルが固
    定された固定信号のいずれかを少なくとも含む信号群か
    ら一種類の信号を選択する第2のスイッチが、前記第2
    の通信部に設けられ、且つ、 前記第4の加算器として、前記第2のスイッチによって
    選択された信号と、前記第2の信号群の各ビットとを用
    いて前記第2のパリティビットを計算するように構成さ
    れた加算器が、前記第2の通信部に設けられた、 ことを特徴とする請求項1に記載の伝送システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の伝送シ
    ステムにおいて、 前記第1のパリティビットを求めるため用いた前記第1
    のデータ群の各ビットを時間的に分散させ、且つ、これ
    らのビットを前記第2のパリティチェック信号を求める
    ために集合させる第1の分散・集合手段と、 前記第2のパリティビットを算出するため用いた前記第
    2のデータ群の各ビットを時間的に分散させ、且つ、こ
    れらのビットを前記第1のパリティチェック信号を求め
    るために集合させる第2の分散・集合手段と、 の少なくとも一方を備えたことを特徴とする伝送システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の伝送システムにおい
    て、 前記第1の分散・集合手段が、 前記第1の信号群の各ビットを互いに異なる遅延量で遅
    延して前記第1の加算器に入力させる第1の遅延手段群
    と、 前記第2の受信手段が受信した前記第1の信号群の各ビ
    ットを前記第1の遅延手段群と対応する遅延量で遅延し
    て前記第3の加算器に入力させる第2の遅延手段群と、 を有することを特徴とする伝送システム。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の伝送システムにおい
    て、 前記第2の分散・集合手段が、 前記第2の信号群の各ビットを互いに異なる遅延量で遅
    延して前記第4の加算器に入力させる第1の遅延手段群
    と、 前記第1の受信手段が受信した前記第2の信号群の各ビ
    ットを前記第1の遅延手段群と対応する遅延量で遅延し
    て前記第2の加算器に入力させる第2の遅延手段群と、 を有することを特徴とする伝送システム。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の伝送システムにおい
    て、 前記第1の分散・集合手段が、 前記第1の信号群の各ビットおよび前記第1のパリティ
    ビットを互いに異なる遅延量で遅延して前記第1の送信
    手段に入力させる第1の遅延手段群と、 前記第2の受信手段が受信した前記第1の信号群の各ビ
    ットおよび前記第1のパリティビットを、前記第1の遅
    延手段群で与えられた遅延量を相殺するように遅延して
    前記第3の加算器に入力する第2の遅延手段群と、 を有することを特徴とする伝送システム。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載の伝送システムにおい
    て、 前記第2の分散・集合手段が、 前記第2の信号群の各ビットおよび前記第2のパリティ
    ビットを互いに異なる遅延量で遅延して前記第2の送信
    手段に入力させる第1の遅延手段群と、 前記第1の受信手段が受信した前記第2の信号群の各ビ
    ットおよび前記第2のパリティビットを、前記第1の遅
    延手段群で与えられた遅延を相殺するように遅延して前
    記第2の加算器に入力させる第2の遅延手段群と、 を有することを特徴とする伝送システム。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    伝送システムにおいて、 前記第2の通信部が、前記第2の受信手段が受信した前
    記第1の信号群および前記第1のパリティビット、また
    は、前記第2の信号群および前記第2のパリティビット
    を前記第2の送信手段に入力させる信号切換手段を備え
    たことを特徴とする伝送システム。
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