JP3308740B2 - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP3308740B2
JP3308740B2 JP29555794A JP29555794A JP3308740B2 JP 3308740 B2 JP3308740 B2 JP 3308740B2 JP 29555794 A JP29555794 A JP 29555794A JP 29555794 A JP29555794 A JP 29555794A JP 3308740 B2 JP3308740 B2 JP 3308740B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃焼装置に係り特に燃
焼装置起動時におけるプリパージ制御モードから点火制
御モードへの移行時期決定に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の燃焼装置は、ケーシングと、ケー
シング内に設置されたバーナと、バーナに燃料を供給す
る燃料供給手段と、ケーシングに空気を供給するファン
と、燃料供給手段の制御による燃料供給とファン回転の
制御による送風を伴って点火を実行する点火制御手段と
を備えていた。ところで、ケーシング内やダクトに未燃
ガスが残った状態で点火を行うと爆発点火となる可能性
がある。そこで、例えば特開平3ー291411号公報
に記載の燃焼装置のように、まずファンを所定回転数で
回転させ未燃ガスをダクト外に排気する(プリパー
ジ)。そして、プリパージ制御開始からの時間が所定時
間に達したら、プリパージ制御を終了して点火制御へ移
行していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記技術で
は、上記所定時間を短く設定すると、強風時のケーシン
グへの吹き込みやダクトの設置状態によっては未燃ガス
の排出が確実にできない可能性があるので、安全を確保
するため上記所定時間を長めに設定していた。このた
め、バーナへの点火を実行するまでに時間がかかり、点
火に要する時間も長くなるという問題を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の要旨
は、図1に示すように、ケーシング1と、ケーシング1
内に設置されたバーナ2と、バーナ2に燃料を供給する
燃料供給手段3と、ケーシング1に空気を供給するファ
ン4と、燃料供給手段3の制御による燃料供給とファン
4回転の制御による送風を伴って点火を実行する点火制
御手段5と、上記点火制御実行前にケーシング1内の排
気のためファン4を回転させるプリパージ制御手段6
と、上記プリパージ制御モードから上記点火制御モード
へ移行させる制御モード移行手段7とを有する燃焼装置
において、この制御モード移行手段7は、上記ファン4
によりケーシング1に供給される風量を検出する風量検
出手段8と、上記風量検出手段8により検出された風量
を積算することにより風量積算値を得る風量積算手段9
と、上記風量積算値が設定閾値に達した時に、上記プリ
パージ制御モードから上記点火制御モードへの移行を指
令する移行指令手段10とを備え、上記プリパージ制御
手段は、上記風量検出手段により検出される風量が所定
風量になるようにファンを制御することを特徴とする燃
焼装置にある。請求項2では、ケーシングと、ケーシン
グ内に設置されたバーナと、バーナに燃料を供給する燃
料供給手段と、ケーシングに空気を供給するファンと、
燃料供給手段の制御による燃料供給とファン回転の制御
による送風を伴って点火を実行する点火制御手段と、上
記点火制御実行前にケーシング内の排気のためファンを
回転させるプリパージ制御手段と、上記プリパージ制御
モードから上記点火制御モードへ移行させる制御モード
移行手段とを有する燃焼装置において、この制御モード
移行手段は、上記ファンによりケーシングに供給される
風量を検出する風量検出手段と、上記風量検出手段によ
り検出された風量に基づいてプリパージ制御時の風量増
大過程における風量変化を検出し、この風量変化に基づ
いてプリパージ必要時間を決定する時間決定手段と、上
記決定されたプリパージ必要時間が経過した時に、上記
プリパージ制御モードから上記点火制御モードへの移行
を指令する移行指令手段と、を備えていることを特徴と
する。請求項3では、請求項2において、上記プリパー
ジ制御手段は、上記風量検出手段により検出される風量
が所定風量になるようにファンを制御することを特徴と
する。請求項4では、請求項1と同様に、制御モード移
行手段7が風量検出手段8と風量積算手段9と移行指令
手段10とを備えた燃焼装置において、ファンを所定回
転数で回転させた状態で上記風量検出手段により複数の
時点で検出された風量に基づいて室外無風時の風量を決
定する無風時風量決定手段と、この無風時風量決定手段
により決定された風量に基づいてダクトの長さを決定す
るダクト長決定手段と、この決定されたダクト長に基づ
いて上記設定閾値を設定する閾値設定手段と、を備えて
いることを特徴とする。請求項5では、上記ファンを所
定回転数で回転させた状態で上記風量検出手段により複
数の時点で検出された風量に基づいて室外無風時の風量
を決定する無風時風量決定手段と、この無風時風量決定
手段により決定された風量に基づいてダクトの長さを決
定するダクト長決定手段と、を備え、上記時間決定手段
は上記風量変化と上記決定されたダクト長に基づいてプ
リパージ必要時間を決定することを特徴とする。請求項
6では、ケーシングと、ケーシング内に設置されたバー
ナと、バーナに燃料を供給する燃料供給手段と、ケーシ
ングに空気を供給するファンと、燃料供給手段の制御に
よる燃料供給とファン回転の制御による送風を伴って点
火を実行する点火制御手段と、上記点火制御実行前にケ
ーシング内の排気のためファンを回転させるプリパージ
制御手段と、上記プリパージ制御モードから上記点火制
御モードへ移行させる制御モード移行手段とを有する燃
焼装置において、この制御モード移行手段は、上記ファ
ンによりケーシングに供給される風量を検出する風量検
出手段と、プリパージ制御時の風量増大過程において風
量検出手段により検出された風量が所定風量に達してい
るか否かを判断する判断手段と、上記判断手段により肯
定判断してから所定待ち時間経過した時に、上記プリパ
ージ制御モードから上記点火制御モードへの移行を指令
する移行指令手段と、を備えていることを特徴とする。
請求項7では、上記ファンを所定回転数で回転させた状
態で上記風量検出手段により複数の時点で検出された風
量に基づいて室外無風時の風量を決定する無風時風量決
定手段と、この無風時風量決定手段により決定された風
量に基づいてダクトの長さを決定するダクト長決定手段
と、この決定されたダクト長に基づいて上記所定待ち時
間を設定する所定待ち時間設定手段と、を備えているこ
とを特徴とする。
【0005】
【作用】請求項1では、ファンによりケーシングに供給
される風量を検出し、この検出された風量を積算して風
量積算値を得、この風量積算値が設定閾値に達した時
に、プリパージ制御モードから点火制御モードへ移行す
る。これにより、実際にケーシングから排出された総風
量が風量積算値として正確に求められる。したがってこ
の総風量が閾値に達した時には、ケーシングから未燃ガ
スを確実に排気することができ、未燃ガス残留による爆
発点火を確実に防止できる。また、総風量が正確である
ので閾値を必要以上に大きくしなくて済み、点火までに
要する時間を短縮できる。また、検出される風量が所定
風量になるようにプリパージ制御時のファンを制御す
る。これにより、ケーシングへの風の吹き込みやダクト
の状況によるプリパージ時間の変動を抑制することがで
き、点火制御への移行タイミングすなわち点火タイミン
グのばらつきを比較的小さくすることができる。請求項
2では、ファンによりケーシングに供給される風量を検
出し、この検出された風量に基づいてプリパージ制御時
の風量増大過程における風量変化を検出し、この風量変
化に基づいてプリパージ必要時間を決定する。この決定
されたプリパージ必要時間が経過した時に、プリパージ
制御モードから上記点火制御モードへ移行する。上記風
量変化とプリパージ必要時間との関係は次の通りであ
る。すなわち、上記風量増大の過程での風量変化の仕方
は、室内と室外との圧力差やダクトの長さ等によって変
わる。この風量変化が分かれば、その後の風量の変化も
推測でき、ひいてはプリパージ開始時点からの総風量
(風量の積算値)も推測できる。そのため、上記風量変
化に基づいて総風量がケーシング内の排気に必要な量に
達する時間(プリパージ必要時間)を決定し、このプリ
パージ必要時間に達するまでプリパージ制御を実行する
ことにより、請求項1と同様の作用効果を得ることがで
きる。請求項3では、請求項2において、検出される風
量が所定風量になるようにプリパージ制御時のファンを
制御する。これにより、ケーシングへの風の吹き込みや
ダクトの状況によるプリパージ時間の変動を抑制するこ
とができ、点火制御への移行タイミングすなわち点火タ
イミングのばらつきを比較的小さくすることができる。
【0006】請求項4では、まず、複数の時点での検出
風量に基づいて室外無風時の風量を決定する。室外の風
の強さが強い程上記検出風量は少なくなる。これは、室
外の風が強い場合、ファンによるケーシング内の気圧と
室外の気圧の差が小さくなり、ケーシング内の空気を排
気する力が小さくなるためである。これら室外の風の強
さの違う状態での検出風量データから室外無風時の風量
を決定する。例えば、検出風量データの内で頻度の最も
大きいものを室外無風時の風量としてもよいし、検出風
量の内で最大値を室外無風時の風量としてもよい。この
ようにして決定された室外無風時の風量はダクトが長い
程少なくなる傾向がある。これは、ダクトが長い程その
流通抵抗が大きくなり、ファンからの風が通過しにくく
なるためである。この関係を利用して、次に室外無風時
の風量からダクト長を決定する。そして、この決定され
たダクトの長さに基づいて閾値を決定する。例えば、ダ
クトの長さからダクトの体積またはこの体積に定数を乗
じた値を求め、燃焼室のみならずこのダクトの体積に対
応する値を加えた体積を閾値として設定する。これによ
り、総風量が上記設定閾値に達した時には、ダクトに残
った未燃ガスを確実に排気あるいは安全なガス濃度まで
薄めることができ、ダクトでの未燃ガス残留による爆発
点火を確実に防止できる。請求項5では、プリパージ必
要時間をダクト長と風量変化に基づいて決定するので請
求項4と同様の作用効果が得られる。
【0007】請求項6では、プリパージ制御時の風量増
大過程において、ファンによりケーシングに供給される
風量を検出し、この検出された風量が所定風量に達した
と判断してから所定の待ち時間が経過した時に、プリパ
ージ制御モードから上記点火制御モードへ移行する。す
なわち検出風量が所定風量に達したことを確認してか
ら、プリパージを所定待ち時間実行する。すなわち、上
記風量増大の過程での風量が所定値を越えれば、この所
定値を越えた時点から時間経過とともに排気される空気
量も略正確に推測できるので、確実なプリパージ制御を
実行する。なお、請求項6では、請求項1に比べてプリ
パージの精度がやや劣るが制御を簡単にすることができ
る。請求項7では、請求項4で既に説明したダクト長に
基づいて、請求項6での所定待ち時間を設定するので、
請求項1、請求項4と同様な作用効果を得ることができ
る。
【0008】
【実施例】本発明の第1の実施例を図2〜図4に基づい
て説明する。図2はガス給湯装置(燃焼装置)の概略構
成を示している。符号11は給湯装置のケーシングであ
り、ケーシング11内の下部には、ファン12が接続さ
れ、ケーシング11内の上部には、排気ダクト13が接
続されている。ケーシング11内の下部に複数のガスバ
ーナ21(バーナ)が配置され、ケーシング11内の上
部にガスバーナ21からの燃焼熱を受ける熱交換器22
が配置されている。図2では、ガスバーナ21は模式的
に示されているが、実際にはケーシング11の横断面の
大部分を占めており、これらガスバーナ21により、ケ
ーシング11内の空間は、空気室11a、燃焼室11b
とに仕切られている。より具体的には、空気室11aは
ケーシング11の底壁とガスバーナ21との間に形成さ
れ、燃焼室11bはガスバーナ21と熱交換器22との
間に形成されている。上記熱交換器22には配水管24
が通っている。配水管24の入口部24a付近にはフロ
ーセンサ25と、入水温度センサ26と、水量制御弁2
7と、が設置されている。配水管24の入口部24aか
らの水は熱交換器22を通るときに加熱されて、出湯栓
24bに向かう。熱交換器22の下流側において、配水
管24には出湯温度センサ28が設置されている。
【0009】次に、上記ガスバーナ21へガスを供給す
るためのガス供給手段30について説明する。このガス
供給手段30はガスバーナ21へ向かうガス管31を有
している。ガス管31には、上流側から順に電磁開閉弁
32と、圧力比例制御弁33が設けられている。ガス管
31の下流端にはノズル34が接続されている。ガスバ
ーナ21には、上記ノズル34からのガスとファン12
からの空気が導入されるとともに混合され、その上面の
炎口から噴き出して火炎となる。ガスバーナ21上部に
は点火のためのイグナイタ電極40とその点火を検出す
るためのフレームロッド電極50が設置されている。
【0010】さらに、ファン12からガスバーナ21に
供給される風量を検出するために、風速センサ60(風
量検出手段)が用いられる。この風速センサ60は導管
61を介して空気室11aと燃焼室11bとの圧力差に
よって流れる風量を検出するものである。上記風速セン
サ60で検出される圧力差は、ガスバーナ21に供給さ
れる風量にほぼ比例する。
【0011】上記各種センサ25、26、27、28、
50、60等からの検出信号およびリモートコントロー
ラ等に設置された温度設定器(図示しない)からの設定
温度情報は、ケーシングに設けられたコントロールユニ
ット70のマイクロコンピュータ71に入力される。マ
イクロコンピュータ71は、フローセンサ25での水流
検出に応答してガス給湯装置のプリパージ制御を実行し
(プリパージ制御手段)、上記風速センサ60の風量に
基づいて点火制御へ移行すべきか否かを判断し(制御モ
ード移行手段)、移行すべきと判断した場合、点火制御
を実行する(点火制御手段)。
【0012】図3に基づいて、上記制御モードの移行に
ついてさらに説明する。図3は、プリパージ制御手段に
より、所定風量W0になるように、ファン12をPI制
御した時の風量変化を示している。風量は時間経過と共
に増大し、所定風量W0に達した後はその風量を維持す
るように制御する。上記制御モード移行手段は、プリパ
ージ開始から短かい時間間隔T0毎に(図3ではT0を
誇張して示している)風量を検出して積算してゆく(風
量積算手段)。この積算値はこの風量曲線と時間軸で囲
まれる面積、すなわちケーシング11から排出される総
風量に対応している。この総風量が設定閾値に達した
時、プリパージ制御モードから点火制御モードへ移行を
指令する(移行指令手段)。上記設定閾値として本実施
例では、燃焼室11b内の体積に設定している。このよ
うに、実際の総風量に基づいて移行時期を決定している
ので、従来のように安全を確保するために必要以上に長
時間プリパージをして、総風量を過剰にする必要がな
く、速やかに点火制御に移行できる。
【0013】なお、上記所定風量W0として、本実施例
では点火制御モードでの点火に適した風量に設定してい
るが、点火制御モードでの風量より大きな風量に設定し
てもよい。後者の場合、プリパージ時間を短くすること
ができる。
【0014】以下に上記マイクロコンピュータ71で実
行されるルーチンついて図4のフローチャートに基づい
てさらに詳しく説明する。燃焼装置の電源オンによりこ
のルーチンは開始される。ステップ101でフローセン
サ25がオンか否かを判断し、オンになるまで否定判断
しながら待機する。出湯栓24bが開かれると配水管2
4中を水が流れ、この水流をフローセンサ25が検知し
てオン信号を出力する。これに、応答して、ステップ1
01で肯定判断し、ステップ102で風速センサ60か
らの検出風量を入力する。この風量検出は前述の短い時
間間隔T0で周期的に行われる。ステップ103で上記
検出風量が所定の風量W0になるようにファン12をP
I制御する。ステップ104で上記検出した風量Wの積
算値ΣWを演算する。この積算値ΣWは、検出風量Wを
次々に積算することによって求められる。この積算値は
ファン12からケーシング11に供給された総風量に対
応している。ステップ105でこの積算値ΣWが上記設
定閾値S以上であるか否かを判断する。ステップ105
で否定判断した場合、ステップ102に戻る。ステップ
105で肯定判断するまで、ステップ102、103、
104を繰り返し実行する。
【0015】ステップ105で肯定判断した場合、この
ループを抜け出してステップ106に進む。これによ
り、プリパージ制御モードから点火制御モードに移行し
たことになる。点火制御モードでの最初のステップ10
6でイグナイタ電極40をオンする。ステップ107で
風速センサ60により風量を検出し、ステップ108で
この検出風量と点火制御モードでの目標風量との偏差に
基づいて検出風量がこの目標風量に一致するようファン
12をPI制御する。ステップ109で、電磁開閉弁3
2を開にし、圧力比例制御弁33を制御して、点火制御
モードでのガス量をガスバーナ21に供給する。ステッ
プ110でフレームロッド電極50によりガスバーナ2
1からの火炎が検知されたか否かを判断する。ステップ
110で否定判断した場合、ステップ106に戻る。ス
テップ109で肯定判断するまでステップ106、10
7、108、109を繰り返し実行する。ステップ11
0で肯定判断した場合、つまり点火が検出された場合、
点火制御モードは終了して、ステップ111で通常の燃
焼制御を実行する。通常の燃焼制御では出湯温度が設定
温度に一致するようにガス量等を制御する。
【0016】上記実施例では、検出風量を目標風量に近
付けるようにPI制御しているので、図3の風量の変化
曲線は、風量増大過程では、室内と室外の圧力差やダク
トの長さの影響を受けるものの、目標風量に達した後
は、その影響はほとんど受けない。そのため、点火制御
への移行はタイミングが極端に変動するのを防止でき
る。
【0017】第2の実施例を図5に基づいて概略的に説
明する。図5は、プリパージ制御手段により、所定回転
数にまで上昇するようにファン12を制御した時の風量
変化を示している。風量は時間経過と共に増大し、所定
回転数に維持するように制御する。上記制御モード移行
手段は、風量が徐々に増大していく過程で風量変化を検
出する。すなわち、プリパージ開始からT1経過後に風
量W1を検出し、さらにT2経過後に風量W2を検出す
る。そして、単位時間当たりの風量変化を演算する。上
記風量増大の過程での風量変化の仕方は、室内と室外と
の圧力差やダクト13の長さ等によって変わる。この風
量変化が分かれば、その後の風量の変化も推測でき、ひ
いてはプリパージ開始時点からの総風量(風量の積算
値)も推測できる。そのため、プリパージ開始時点から
総風量がケーシング11内の排気に必要な量に達するま
での時間Ta(プリパージ必要時間)を決定し、このプ
リパージ必要時間Ta経過時点で点火制御に移行する。
なお、プリパージすべき排気に必要な風量として、燃焼
室11bの体積にしてもよいし、例えば、ダクト13の
長さからダクト13の体積またはこの体積に定数を乗じ
た値を求め、燃焼室11bのみならずこのダクト13の
体積に対応する値を加えた体積にしてもよい。
【0018】ところで、第2の実施例の構成は第1の実
施例の構成とマイクロコンピュータ71により実行され
るルーチンが異なるだけである。従って、共通の構成に
ついての説明は省略し、上記ルーチンを図6のフローチ
ャート基づいて説明する。ガス給湯装置の電源をオンす
ることによりこのルーチンは開始する。ステップ201
でフローセンサ25がオンであるか否かを判断する。ス
テップ201で肯定判断するまで待機する。ステップ2
01で肯定判断した場合、ステップ202でタイマをス
タートさせる。ステップ203でファン12を所定回転
数になるように制御する。次にステップ204で上記タ
イマでの経過時間t1(プリパージ開始からの経過時
間)が所定時間T1以上か否かを判断する。否定判断し
た場合、ステップ204で肯定判断するまでステップ2
03を繰り返し実行する。ステップ204で肯定判断し
た場合、すなわち、所定時間T1経過したと判断した場
合、次のステップ205で風速センサ60により風量W
1を検出する。次にステップ206でファン12を所定
回転数になるように制御する。次のステップ207で上
記タイマでの経過時間t1が所定時間T2に達したか否
かを判断する。否定判断した場合、ステップ207で肯
定判断するまでステップ206を繰り返し実行する。ス
テップ207で肯定判断した場合、すなわち所定時間T
2経過したと判断した場合、ステップ208で風速セン
サ60により風量W2を検出する。なお、上記ステップ
203、206で所定回転数になるようにファン制御が
なされるが、これらステップ203、206実行時点で
は実際の回転数は所定回転数に達せず、所定回転数に向
かって増大している過程にある。すなわち、図5に示す
ように、これら風量W1、W2の検出は風量増大の過程
で行われる。次のステップ209で風量変化ΔWを演算
する。すなわち、以下の式に基づいて単位時間当たりの
風量変化ΔWを求める。 ΔW=(W2−W1)÷(T2ーT1) すなわち、風量変化(W2−W1)をそれに要した時間
T2ーT1で割ることにより、単位時間当たりの風量変
化ΔWを求める。この風量変化ΔWはケーシング11へ
の風の吹き込みやダクト13の長さや設置状態に応じて
変化する。
【0019】ステップ210で上記風量変化ΔWに応じ
て予めメモリ(図示しない)に記憶されているマップに
基づきプリパージ必要時間Tpを読み込む(時間決定手
段)。本実施例では燃焼室11bの体積相当の総風量を
供給するのに必要とするプリパージ時間である。このプ
リパージ必要時間Tpは、風量変化ΔWが小さい程長く
なり、風量変化ΔWが大きい程短くなる。次のステップ
211で所定回転数になるようにファン12をPI制御
する。ステップ212で上記タイマによる経過時間t1
がプリパージ必要時間Tp以上であるか否かを判断す
る。ステップ212で否定判断した場合、ステップ21
1に戻る。ステップ212で肯定判断するまで、ステッ
プ211を繰り返し実行する。ステップ212で肯定判
断した場合、ステップ213に進む。これにより、プリ
パージ制御モードから点火制御モードへの移行したこと
になる。このように、確実にプリパージができたことを
上記プリパージ必要時間Tpに基づいて判断しており、
従来のように安全のために長めにファン制御をする必要
がないのでより点火までに要する時間を短縮できる。点
火制御は最初の実施例と同じであるので同番号を付して
その説明を省略する。
【0020】さらに、第3の実施例の説明をする。この
実施例の給湯装置では、ダクト13の長さを決定しこの
ダクト13の長さに基づいて最初の実施例での閾値Sを
決定するようにしたことを特徴としている。このため、
第1の実施例の構成に付加して、マイクロコンピュータ
71は上記風速センサ60で検出された複数の時点での
風量に基づいて室外無風時の風量を決定し(無風時風量
決定手段)、この無風時の風量に基づいてダクト13の
長さを決定し(ダクト長決定手段)、この決定されたダ
クト長に基づいて上記設定閾値を設定する(閾値設定手
段)。この場合、閾値Sはケーシングの燃焼室体積とダ
クト体積(ダクト長に比例)の和に相当する値にするの
が好ましい。まず、マイクロコンピュータ71で実行さ
れる上記室外無風時の風量の決定について図7に基づい
て説明する。なお、以下に述べる検出風量はファン12
を所定回転数で回転させた時に風速センサ60により検
出されたものである。図7は、室外の風の強さが強い程
上記検出風量が少ないことを示している。これは、室外
の風が強い場合、ファン12によるケーシング内の気圧
と室外の気圧の差が小さくなり、ケーシング11内の空
気を排気する力が小さくなるためである。したがって、
室外の風が強い場合C0では風速センサ60は小さい風
量W0'しか検出しない。また、まれに室外の風がファ
ン12の入口から入りダクト13へ吹き抜ける場合C2
があり、この場合C2には大きい風量W2'を検出する
場合がある。そして最も頻度が高いのは室外が無風の場
合C1で、この時には風量W1'を検出する。マイクロ
コンピュータ71はこれら複数の検出風量データを長時
間にわたり記憶しその分布を作成する。そして、この検
出風量の分布から最も頻度の高いものを選び、それを室
外無風時の風量W1'として決定する。次に、マイクロ
コンピュータ71は、この決定した風量W1'に基づい
てダクト13の長さ決定する。図8に示すように、ダク
ト13が長い程、無風時の風量W1'が少なくなる。こ
れは、ダクト13が長い程その流通抵抗大きくなり、フ
ァン12からの風が通過しにくくなるためである。した
がって、マイクロコンピュータ71は、図8の関係を利
用して無風時の風量W1’からダクト13の長さを決定
する。次にマイクロコンピュータ71は、この決定した
ダクト13の長さに基づいて閾値Sを設定する。例え
ば、ダクト13の長さからダクト13の体積またはこの
体積に定数を乗じた値を求め、燃焼室11bのみならず
このダクト13の体積に対応する値を加えた体積を閾値
Sとして設定する。この閾値Sに基づいて最初の実施例
と同様の制御を実行する。これにより、ダクト13での
未燃ガス残留による爆発点火を確実に防止できる。
【0021】第4の実施例の説明をする。この実施例で
は、風量増大過程において検出風量が所定風量に達する
時間を測定し、この時間に応じてプリパージ必要時間を
決定することを特徴としている。第4の実施例の構成も
第1の実施例の構成とマイクロコンピュータ71により
実行されるルーチンが異なるだけである。従って、共通
の構成についての説明は省略し、上記ルーチンを図9の
フローチャート基づいて説明する。なお、図4、図6と
共通のステップについても同番号を付し詳しい説明は省
略する。ステップ201で肯定判断した場合、ステップ
202でタイマをスタートさせる。次のステップ203
でファン12を所定回転数まで高めるように制御する。
ステップ301で風速センサ60により回転数上昇過程
での風量W’を検出する。次のステップ302で検出風
量W’が所定風量Wに達したか否かを判断する(判断
手段)。ステップ302で否定判断した場合、ステップ
203、ステップ301を繰り返し実行する。ステップ
302で肯定判断した場合、すなわち検出風量W’が所
定風量Wに達した場合、ステップ303でファン制御
を開始してからの経過時間tを上記タイマから読み込
む。この読み込まれた経過時間tはケーシング11への
風の吹き込みやダクト13の長さや設置状態に応じて変
化する。なお、上記ステップ203で所定回転数になる
ようにファン制御がなされるが、ステップ203実行時
点では実際の回転数は所定回転数に達せず、所定回転数
に向かって増大している過程にある。
【0022】ステップ304で上記経過時間tに応じて
予めメモリ(図示しない)に記憶されているマップに基
づきプリパージ必要時間Tpを読み込む。本実施例では
燃焼室11bの体積と平均長さのダクトの体積の和に相
当する総風量を供給するのに必要とするプリパージ必要
時間Tpである。このプリパージ必要時間Tpは、経過
時間が短い程、短くなり、経過時間が長い程長くなる。
また、このプリパージ必要時間Tpを上記第3の実施例
で決定されたダクト長を考慮して決定してもよい。すな
わち、燃焼室体積とダクト体積の和の排気量が得られる
ように決定される。したがって、ダクト長が長い程、プ
リパージ必要時間Tpは長く、ダクト長が短い程、短く
決定される。ステップ305でタイマをスタートさせ、
次のステップ211以降のステップを実行する。
【0023】第5の実施例の説明をする。この実施例で
は、風量増大過程で検出風量が所定風量に達した後、所
定時間プリパージを実行し、点火制御に移行することを
特徴としている。第5の実施例の構成は第1の実施例の
構成とマイクロコンピュータ71により実行されるルー
チンが異なるだけである。従って、共通の構成について
の説明は省略し、上記ルーチンを図10のフローチャー
ト基づいて説明する。なお、図4、図6、図9と共通の
ステップについても同番号を付し詳しい説明は省略す
る。ステップ302で肯定判断した場合、ステップ40
1に進む。ステップ401でタイマをスタートさせる。
ステップ211でファン12を所定回転数になるように
制御する。次のスタート402で経過時間tが所定待ち
時間Tに達したか否かを判断する。ステップ402で否
定判断した場合、ステップ211でのファン制御をステ
ップ402で肯定判断するまで繰り返し実行する。ステ
ップ402で肯定判断した場合、ステップ106以降の
ステップを実行する。このように、ステップ302で風
量が所定値を越えたことを確認しているので、時間経過
に従って排気される空気量が略正確に予測できる。この
排気量が燃焼室11bの体積または燃焼室11bとダク
ト13の体積の和に達する時間を所定待ち時間Tとして
決定している。そして、所定待ち時間Tプリパージ制御
を実行し、点火制御に移行している。なお、待ち時間T
は、上記第3の実施例で決定されたダクト長を考慮して
決定してもよい(所定待ち時間設定手段)。この場合、
ダクト長が長い程、待ち時間Tは長く、ダクト長が短い
程、短く決定される。
【0024】なお、本発明は上記実施例に拘束されず種
々の態様が可能である。最初の実施例においては、プリ
パージ制御においてファン回転センサからの検出回転数
が目標回転数になるように、ファン12を制御してもよ
い。また、最初の実施例において、閾値Sとして、上記
燃焼室11bの体積に1より大きいファクタを安全率と
して掛けた値に設定しても良い。さらに、爆発点火を確
実に防止できるのであれば、燃焼室11bの体積より小
さい値を閾値としてもよい。上記実施例では燃料をガス
にしたが石油でもよい。第2の実施例において、風量変
化の情報として、単にT1、T2における検出風量の差
(W2−W1)を用いてもよい。また、3つの時点での
風量変化をもちいてもよい。さらに、プリパージ開始時
間(風量ゼロ)から所定時間経過時点までの風量変化を
用いてもよい。第2の実施例において、プリパージ必要
時間として、風量変化検出完了時点からの必要時間を設
定してもよい。第2の実施例において、検出風量が目標
風量になるようにプリパージ制御してもよい。第3の実
施例において、ファンの回転数が所定回転数の時の風量
を検出するようにしているが、任意のファン回転数に対
する風量の比の分布から無風時のファン回転数に対する
風量の比を求めるようにしてもよい。この場合、ダクト
長はこのファン回転数に対する風量の比に基づいて求め
る。また、第3の実施例において、風の吹き込み時のデ
ータを無視し所定回転数でのファン駆動時の検出風量の
最大値を室外無風時風量として決定してもよい風量検出
は風速センサ60に限定されず、導管61内の差圧を検
出する差圧センサであってもよい。因に、風速センサに
はホットタイヤ式やカルマンうず式等がある。燃料とし
ては、ガス以外の燃料例えば石油を用いてもよい。
【0025】
【発明の効果】請求項1では、未燃ガス残留による爆発
点火を確実に防止できる。また、総風量が正確であるの
で閾値を必要以上に大きくしなくて済み、点火までに要
する時間を短縮できる。また、ケーシングへの風の吹き
込みやダクトの状況によるプリパージ時間の変動を抑制
することができ、点火制御における点火タイミングのば
らつきを比較的小さくすることができる。請求項2で
も、未燃ガス残留による爆発点火を確実に防止でき、総
風量が正確であるので閾値を必要以上に大きくしなくて
済み、点火までに要する時間を短縮できるという請求項
1と同様の効果を得ることができる。請求項3では、ケ
ーシングへの風の吹き込みやダクトの状況によるプリパ
ージ時間の変動を抑制することができ、点火制御におけ
る点火タイミングのばらつきを比較的小さくすることが
できる。請求項4では、未燃ガス残留による爆発点火を
確実に防止でき、総風量が正確であるので閾値を必要以
上に大きくしなくて済み、点火までに要する時間を短縮
できるという請求項1と同様の効果を得ることができ、
更に、ダクト長さが異なっていてもダクトに残留してい
る可能性のある未燃ガスを確実に排気あるいは安全なガ
ス濃度まで薄めることができ、ダクトでの未燃ガス残留
による爆発点火を確実に防止できる。請求項5では、請
求項4と同様の効果を得ることができる。請求項6で
は、未燃ガス残留による爆発点火を確実に防止でき、総
風量が正確であるので閾値を必要以上に大きくしなくて
済み、点火までに要する時間を短縮できるという請求項
1と略同様の効果を得られるとともにプリパージ制御が
簡単になる。請求項7では、請求項4と同様の効果を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の概略構成を示す構成図であ
る。
【図3】上記実施例のプリパージ制御における風量変化
を示す説明図である。
【図4】マイクロコンピュータで実行されるルーチンを
示すフローチャートである。
【図5】他の実施例のプリパージ制御における風量変化
を示す説明図である。
【図6】図5の実施例においてマイクロコンピュータで
実行されるルーチンを示すフローチャートである。
【図7】さらに他の実施例で利用される室外の風の強さ
と検出風量の関係を示す説明図である。
【図8】図7の実施例において利用されるダクト長と室
外無風時の検出風量の関係を示す説明図である。
【図9】さらに他の実施例でマイクロコンピュータによ
り実行されるルーチンを示すフローチャートである。
【図10】さらに他の実施例でマイクロコンピュータに
より実行されるルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 バーナ 3 燃料供給手段 4 ファン 5 点火制御手段 6 プリパージ制御手段 7 制御モード移行手段 8 風量検出手段 9 風量積算手段 10 移行指令手段 11 ケーシング 12 ファン 21 ガスバーナ 30 燃料供給手段 60 風速センサ(風量検出手段) 71 マイクロコンピュータ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングと、ケーシング内に設置された
    バーナと、バーナに燃料を供給する燃料供給手段と、ケ
    ーシングに空気を供給するファンと、燃料供給手段の制
    御による燃料供給とファン回転の制御による送風を伴っ
    て点火を実行する点火制御手段と、上記点火制御実行前
    にケーシング内の排気のためファンを回転させるプリパ
    ージ制御手段と、上記プリパージ制御モードから上記点
    火制御モードへ移行させる制御モード移行手段とを有す
    る燃焼装置において、この制御モード移行手段は、 (イ)上記ファンによりケーシングに供給される風量を
    検出する風量検出手段と、 (ロ)上記風量検出手段により検出された風量を積算す
    ることにより風量積算値を得る風量積算手段と、 (ハ)上記風量積算値が設定閾値に達した時に、上記プ
    リパージ制御モードから上記点火制御モードへの移行を
    指令する移行指令手段と、 を備え、上記プリパージ制御手段は、上記風量検出手段
    により検出される風量が所定風量になるようにファンを
    制御することを特徴とする燃焼装置。
  2. 【請求項2】ケーシングと、ケーシング内に設置された
    バーナと、バーナに燃料を供給する燃料供給手段と、ケ
    ーシングに空気を供給するファンと、燃料供給手段の制
    御による燃料供給とファン回転の制御による送風を伴っ
    て点火を実行する点火制御手段と、上記点火制御実行前
    にケーシング内の排気のためファンを回転させるプリパ
    ージ制御手段と、上記プリパージ制御モードから上記点
    火制御モードへ移行させる制御モード移行手段とを有す
    る燃焼装置において、この制御モード移行手段は、 (イ)上記ファンによりケーシングに供給される風量を
    検出する風量検出手段と、 (ロ)上記風量検出手段により検出された風量に基づい
    てプリパージ制御時の風量増大過程における風量変化を
    検出し、この風量変化に基づいてプリパージ必要時間を
    決定する時間決定手段と、 (ハ)上記決定されたプリパージ必要時間が経過した時
    に、上記プリパージ制御モードから上記点火制御モード
    への移行を指令する移行指令手段と、 を備えていることを特徴とする燃焼装置。
  3. 【請求項3】上記プリパージ制御手段は、上記風量検出
    手段により検出される風量が所定風量になるようにファ
    ンを制御することを特徴とする請求項2に記載の燃焼装
    置。
  4. 【請求項4】ケーシングと、ケーシング内に設置された
    バーナと、バーナに燃料を供給する燃料供給手段と、ケ
    ーシングに空気を供給するファンと、燃料供給手段の制
    御による燃料供給とファン回転の制御による送風を伴っ
    て点火を実行する点火制御手段と、上記点火制御実行前
    にケーシング内の排気のためファンを回転させるプリパ
    ージ制御手段と、上記プリパージ制御モードから上記点
    火制御モードへ移行させる制御モード移行手段とを有す
    る燃焼装置において、この制御モード移行手段は、 (イ)上記ファンによりケーシングに供給される風量を
    検出する風量検出手段と、 (ロ)上記風量検出手段により検出された風量を積算す
    ることにより風量積算値を得る風量積算手段と、 (ハ)上記風量積算値が設定閾値に達した時に、上記プ
    リパージ制御モードから上記点火制御モードへの移行を
    指令する移行指令手段と、 を備え、 上記ファンを所定回転数で回転させた状態で上記風量検
    出手段により複数の時点で検出された風量に基づいて室
    外無風時の風量を決定する無風時風量決定手段と、この
    無風時風量決定手段により決定された風量に基づいてダ
    クトの長さを決定するダクト長決定手段と、この決定さ
    れたダクト長に基づいて上記設定閾値を設定する閾値設
    定手段と、を更に備えていることを特徴とする燃焼装
    置。
  5. 【請求項5】上記ファンを所定回転数で回転させた状態
    で上記風量検出手段により複数の時点で検出された風量
    に基づいて室外無風時の風量を決定する無風時風量決定
    手段と、この無風時風量決定手段により決定された風量
    に基づいてダクトの長さを決定するダクト長決定手段
    と、を備え、上記時間決定手段は上記風量変化とダクト
    長に基づいてプリパージ必要時間を決定することを特徴
    とする請求項2に記載の燃焼装置。
  6. 【請求項6】ケーシングと、ケーシング内に設置された
    バーナと、バーナに燃料を供給する燃料供給手段と、ケ
    ーシングに空気を供給するファンと、燃料供給手段の制
    御による燃料供給とファン回転の制御による送風を伴っ
    て点火を実行する点火制御手段と、上記点火制御実行前
    にケーシング内の排気のためファンを回転させるプリパ
    ージ制御手段と、上記プリパージ制御モードから上記点
    火制御モードへ移行させる制御モード移行手段とを有す
    る燃焼装置において、この制御モード移行手段は、 (イ)上記ファンによりケーシングに供給される風量を
    検出する風量検出手段と、 (ロ)プリパージ制御時の風量増大過程において風量検
    出手段により検出された風量が所定風量に達しているか
    否かを判断する判断手段と、 (ハ)上記判断手段により肯定判断してから所定待ち時
    間経過した時に、上記プリパージ制御モードから上記点
    火制御モードへの移行を指令する移行指令手段と、 を備えていることを特徴とする燃焼装置。
  7. 【請求項7】上記ファンを所定回転数で回転させた状態
    で上記風量検出手段により複数の時点で検出された風量
    に基づいて室外無風時の風量を決定する無風時風量決定
    手段と、この無風時風量決定手段により決定された風量
    に基づいてダクトの長さを決定するダクト長決定手段
    と、この決定されたダクト長に基づいて上記所定待ち時
    間を設定する所定待ち時間設定手段と、を備えているこ
    とを特徴とする請求項6に記載の燃焼装置。
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