JP3307623B2 - 内燃機関 - Google Patents

内燃機関

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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01BMACHINES OR ENGINES, IN GENERAL OR OF POSITIVE-DISPLACEMENT TYPE, e.g. STEAM ENGINES
    • F01B1/00Reciprocating-piston machines or engines characterised by number or relative disposition of cylinders or by being built-up from separate cylinder-crankcase elements
    • F01B1/12Separate cylinder-crankcase elements coupled together to form a unit

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関に関し、
特に、1つのケーシングに一列に取り付けられた複数の
シリンダ・ブロックを含み、各シリンダ・ブロックは該
ブロックを一体的に回転駆動させる複数のシリンダを含
む、効率的な内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関は、燃料の有するエネルギーの
蓄えを運動に変換する、一般に用いられる機械である。
すべての内燃機関は「固定シリンダ」の配置を採用して
いる。シリンダのピストンと、該ピストンと主エンジン
・シャフトとの間のコネクティング・ロッドとが、燃料
が燃えたときに膨張するガスでもって、ピストンで開始
された往復直線運動を、内燃機関の出力時に回転するシ
ャフトの形をとってエネルギーを供給する主エンジン・
シャフトの回転運動に変換する。しかしながら、この種
の内燃機関は非効率的である。高い動力出力を得るに
は、例えばラジエータ、燃料ポンプ、キャブレタ他のよ
うな多くの付属装置を備えた大きなシリンダを必要とす
る。したがって、製造コストと維持コストが高価なもの
となる。
【0003】本発明によるロータリ・シリンダを備えた
内燃機関は、上述した問題を軽減および/または除去す
ることに役立つ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主な目的は、
スペースの有利性および/または重量の低減と効率的な
動力および/または性能の向上とを備えた、一つのケー
シングに一列に取り付けられた複数のシリンダ・ブロッ
クを含む内燃機関を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的、有利性および新規な特
徴は、添付図面と関連して以下に述べる詳細な説明か
ら、さらに明らかになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するために、本発明に係る内燃機関は、ケーシング
であって、その外周上に配置された複数のスパーク・プ
ラグと、前記外周に形成された複数の排気ポートおよび
複数の吸気ポートとを有するケーシングと、前記ケーシ
ングの中心に設けられたシャフトと、前記シャフトに取
り付けられた複数のギヤと、前記ケーシング内に一列に
かつ回転可能に設けられ、かつ前記ギヤに対応する複数
のシリンダ・ブロックであって、各シリンダ・ブロック
は、ピストンを受けるために前記シリンダ・ブロックの
円周の一部に沿って形成された複数のシリンダを有し、
各シリンダは前記シリンダ・ブロックの回転時に前記ス
パーク・プラグ、排気ポートまたは吸気ポートに接近可
能であり、該シリンダ内に前記ピストンは、前記ギヤと
噛み合うピニオンに枢軸結合されたコネクティング・ロ
ッドに枢動可能に取り付けられている、複数のシリンダ
・ブロックと、前記シリンダ・ブロックの端部に一体に
形成された出力シャフトとを備え、前記コネクティング
・ロッドは前記ピニオンに偏心して取り付けられ、該ピ
ニオンは別のシャフトにより前記シリンダ・ブロックに
取り付けられ、各シリンダ・ブロックは4つのシリンダ
を含み、前記ケーシングは各シリンダ・ブロックに対す
る2つの前記スパーク・プラグ、2つの前記排気ポート
および2つの前記吸気ポートを有し、前記シリンダ・ブ
ロックは前記ケーシング内に回転方向に互いにずらされ
て配置され、前記シリンダの中心線は前記ケーシングの
中心線に対して非放射状であり、前記ピストンは、前記
コネクティング・ロッドによって前記ピニオンを回転さ
せるために動力ストローク、排気ストローク、吸気スト
ロークおよび圧縮ストロークを経る連続的な往復運動を
し、前記ピニオンの回転は、前記出力シャフトを介して
回転動力の出力を供給するために前記シリンダ・ブロッ
クを前記ギヤに対応して回転させる。前記スパーク・プ
ラグは前記ケーシング上の一直線上に配列することがで
きる。
【0007】
【発明の効果】本発明の有利な点は、以下のとおりであ
る。 1.本発明の内燃機関は、該内燃機関の体積や重量を激
減させるためのはずみ車を必要としない。 2.本発明の内燃機関は、簡単かつさらに高効率であ
り、したがって、製造コストおよび維持コストがより少
ない費用で済む。 3.本発明の内燃機関に、要求された動力を達成するた
めに、さらにシリンダ・ブロックを自由に追加できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1および図4を参照するに、本
発明による内燃機関は、4ストロークの内燃機関であ
る。この内燃機関は、円形ケーシング10の主シャフト
30に一列に取り付けられた複数のシリンダ・ブロック
20を含む。スパーク・プラグ12は、ケーシング10
の外周面上に等分に配置されている。また、ケーシング
10には、吸気ポート14および排気ポート16が形成
されている。スパーク・プラグ12、吸気ポート14お
よび排気ポート16のそれぞれの個数は、同じである。
【0009】各シリンダ・ブロック20は、ケーシング
10に回転可能に取り付けられていて、複数のシリンダ
22と、このシリンダ22に可動に受け入れられたピス
トン220とを有している(図1および図4は、4つの
シリンダと4つのピストンを示している)。ピストン2
20の個数は、スパーク・プラグ12、吸気ポート14
または排気ポート16のいずれかの個数の2倍である。
すなわち、この実施例においては、2つのスパーク・プ
ラグ、2つの吸気ポートおよび2つの排気ポートがあ
り、2つの同類の要素(2つのスパーク・プラグ、2つ
の吸気ポートまたは2つの排気ポート)間の角度は18
0度である。各シリンダ22の中心線は、ケーシング1
0の直径に対して、それぞれ直角である。コネクティン
グ・ロッド222は、ピニオン224に偏心して枢動可
能に取り付けられ、コネクティング・ロッド222の端
部は、ピストン220に枢動可能に取り付けられてい
る。ピニオン224は、シャフト226によってシリン
ダ・ブロック20に回転可能に取り付けられている。主
ギヤ32は、各ピニオン224に噛み合うために鍵34
によって主シャフト30にしっかり取り付けられてい
る。出力シャフト24は、シリンダ・ブロック20の端
部に形成されている。
【0010】図1に示すように、すべてのピストン22
0は同位相で動き、同時刻にシリンダ22の頂点に達す
る。上下のシリンダ22は垂直で、該シリンダに取り付
けられたピストン220は、スパーク・プラグ12と一
直線上にあり、動力(Power)ストロークへの準備
状態である。簡単のために、上下のシリンダとピストン
との組み合わせを「シリンダ・ユニット1」と定義づけ
る。左右のシリンダ22は水平で、該シリンダに取り付
けられたピストン220は排気ストロークを実質的に完
了し、吸気ストロークへの準備状態である。これもま
た、簡単のために、これら2つのシリンダとピストンと
の組み合わせを「シリンダ・ユニット2」と定義づけ
る。スパーク・プラグ12が、シリンダ・ユニット1の
ピストン220の上方のシリンダ22内で燃料混合気に
点火したとき、ピストン220は、シリンダ・ブロック
20を時計回りに回転させるように内側へ押動される。
【0011】図2を参照するに、シリンダ・ブロック2
0は、時計回りに45度回転している。シリンダ・ユニ
ット1のピストン220は、動力ストロークを完了し、
排気ストロークへの準備状態である。シリンダ・ユニッ
ト2のピストン220は、吸気ストロークを完了し、圧
縮ストロークへの準備状態である。再び、すべてのピス
トン220は、ストロークの基底状態に同時に到達す
る。
【0012】シリンダ・ブロック20は、慣性および/
または他のシリンダ・ブロックからの推進力によって回
転を続け、すべてのピストン220は外側へ押動され
る。さらに45度回転すると、シリンダ・ブロック20
は、シリンダ・ユニット2が図1に示すシリンダ・ユニ
ット1と同じ位置になるような位置に到達する。さて、
シリンダ・ユニット2は圧縮ストロークを完了し、動力
ストロークへの準備状態にあり、排気ストロークを完了
したシリンダ・ユニット1は吸気ストロークへの準備状
態にある。スパーク・プラグは、再び上述した過程を繰
り返すために燃料混合気に点火する。
【0013】各シリンダ22は、シリンダ・ブロックが
回転する45度でもって1ストロークを完了するので、
各シリンダ22は、シリンダ・ブロック20が回転する
180度でもって、全4ストローク・サイクルすなわち
吸気、圧縮、動力および排気のストロークを完了する。
また、2つのシリンダは、シリンダ・ブロック20が回
転する90度でもってエネルギーを供給する動力ストロ
ークを完了する。それによって、シリンダ・ブロック2
0は連続的に回転する。
【0014】図3を参照するに、ピストン220とコネ
クティング・ロッド222は、従来の要素と同様であ
る。往復直線運動を回転運動に変換するためにコネクテ
ィング・ロッド222がピニオン224に偏心して取り
付けられることは、周知である。ノッチ228は、ピニ
オン・コネクティング・ポスト(番号を付していない)
の重量を相殺し、ピニオン224がなめらかに回転する
ようピニオン224の均衡を保つために、ピニオン22
4に形成されている。
【0015】本発明によれば、内燃機関は、図4に示す
ように、ケーシング10に一列に取り付けられた複数の
シリンダ・ブロック20を含む。図5に示すように、隣
接したシリンダ・ブロック20のスパーク・プラグ1
2、吸気ポート14および排気ポート16は、45度ず
つずらされている。選択的に、スパーク・プラグ12、
吸気ポート14および排気ポート16を一直線上にする
ためにシリンダ・ブロック20をずらしてよい。
【0016】図6に示すように、スパーク・プラグ12
は、ケーシング10全面よりはむしろ一箇所に配置され
るように内燃機関の冷却システムの配列を容易にする一
直線上の位置にある。さらに、この好ましい実施例か
ら、動力出力に関して、本発明の内燃機関の作動の各点
で動力が常に発生するように、シリンダ・ブロックの4
セットは、各々を22.5度ずつ異なる位置に配して、
ケーシング10に配列されることが注目すべき点であ
る。
【0017】図7に示す表Aは、内燃機関のシリンダ・
ブロックの作動順序を示している。図の目的に関して、
図1のシリンダ・ブロック20は、シリンダ・ブロック
1の原位置(0度)を定義している。この状態におい
て、シリンダ・ブロック1のシリンダ・ユニット1は動
力ストロークへの準備状態であり、シリンダ・ユニット
2は吸気ストロークへの準備状態である。シリンダ・ブ
ロック1が0度から45度まで回転すると、シリンダ・
ユニット1およびシリンダ・ユニット2は、それぞれ、
動力ストロークおよび吸気ストロークを完了し、したが
って、そのブロックは「動力/吸気」と表記される。シ
リンダ・ブロック2,3および4は、それぞれ、シリン
ダ・ブロック1より順次1ストロークずつ遅れるので、
各対応するブロックは、「圧縮/排気」、「吸気/動
力」、「排気/圧縮」と表記される。シリンダ・ブロッ
ク2のシリンダ・ユニット1とシリンダ・ブロック4の
シリンダ・ユニット2は、エネルギーを消費する圧縮ス
トロークへの準備状態である。同時に、シリンダ・ブロ
ック1のシリンダ・ユニット1とシリンダ・ブロック3
のシリンダ・ユニット2は、エネルギーを発生する動力
ストロークへの準備状態である。したがって、シリンダ
・ブロック2および4の圧縮ストロークの要求エネルギ
ーは、シリンダ・ブロック1および3の動力ストローク
によって供給される。図7の表Aに示すように、あるひ
とつの全サイクルにおいて、圧縮ストロークにより消費
されたエネルギーは、動力ストロークを完了した他のシ
リンダ・ブロックによって供給される。内燃機関は、圧
縮ストロークへのエネルギーを蓄えるためのはずみ車を
必要としないので、内燃機関の体積および重量は劇的に
減少し、内燃機関はさらになめらかに運転する。
【0018】
【表1】
【0019】例えば、内燃機関は4つの列を有し、各列
は4つのシリンダが給されているとする。
【0020】動力ストロークからの動力が、3列、2列
および1列のシリンダを有する内燃機関より非常に滑ら
かに伝えられるように、各列は互いに22.5度だけ離
れている(添付の図に示されているように)。また、か
っこ内の数字は動力ストロークを表す。それゆえ、例え
ば1列を4シリンダの内燃機関とすると、動力出力が通
常の内燃機関より大きく滑らかで、同時に2動力ストロ
ークがある。
【0021】さらに、ピストン220とピニオン224
間の結合は、しっかり取り付けられた(既出願の説明に
詳細に記載されている)主ギヤ32の周りを回転するた
めに内燃機関のシリンダ・ブロックを作動させる。した
がって、主ギヤの周りのシリンダ・ブロックの回転によ
り、はずみ車は、次のストロークのエネルギーを蓄える
ためには必要としない。
【0022】図8から図12に示す表Bは、内燃機関の
シリンダ・ブロックのエネルギー出力を示している。シ
リンダ・ブロック1において、シリンダ・ユニット1の
作動順序は、「動力−排気−吸気−圧縮」であり、シリ
ンダ・ユニット2の同時に起こる作動順序はシリンダ・
ユニット1より2ストロークだけ遅く、「吸気−圧縮−
動力−排気」である。この2つのユニットを重ねると、
全エネルギー出力は、回転区分0度−45度、90度−
135度、180度−225度および270度−315
度において正値で、回転区分45度−90度、135度
−180度、225度−270度および315度−36
0度において負値である(図8)。シリンダ・ブロック
2において、シリンダ・ユニット1の同時に起こる作動
順序は、シリンダ・ブロック1のシリンダ・ユニット1
より1ストロークだけ遅く、「圧縮−動力−排気−吸
気」であり、シリンダ・ユニット2の同時に起こる作動
順序は「排気−吸気−圧縮−動力」である。この2つの
ユニットを重ねると、全エネルギー出力は、回転区分4
5度−90度、135度−180度、225度−270
度および315度−360度において正値で、0度−4
5度、90度−135度、180度−225度および2
70度−315度において負値である(図9)。2つの
シリンダ・ブロックのエネルギー出力は互いに補足し合
うので、シリンダ・ブロック1および2の合計のエネル
ギー出力は常に正値である(図12)。シリンダ・ブロ
ック3および4は、シリンダ・ブロック1および2と類
似した作動をし(図10、図11)、シリンダ・ブロッ
ク3および4のエネルギー出力は常に正値である(図1
2)。同時に作動するこれらシリンダ・ブロック1,
2,3および4のすべてが合わされたエネルギー出力
は、うねりを発生することなく連続かつ滑らかである
(図12)。
【0023】前述したように、図7に示す表Aは、本発
明による内燃機関のシリンダ・ブロックの作動順序を示
している。図1のシリンダ・ブロック20は、シリンダ
・ブロック1の原位置(0度)を定義している。この状
態において、シリンダ・ブロック1のシリンダ・ユニッ
ト1は動力ストロークへの準備状態であり、シリンダ・
ユニット2は吸気ストロークへの準備状態である。シリ
ンダ・ブロック1が0度から45度まで回転すると、シ
リンダ・ユニット1およびシリンダ・ユニット2は、そ
れぞれ、動力ストロークおよび吸気ストロークを完了
し、したがって、そのブロックは「動力/吸気」と表記
される。シリンダ・ブロック2、3および4は、それぞ
れ、シリンダ・ブロック1より順次1ストロークずつ遅
いので、各対応するブロックは、「圧縮/排気」、「吸
気/動力」、「排気/圧縮」と表記される。シリンダ・
ブロック2のシリンダ・ユニット1およびシリンダ・ブ
ロック4のシリンダ・ユニット2は、エネルギーを消費
する圧縮ストロークへの準備状態である。同時に、シリ
ンダ・ブロック1のシリンダ・ユニット1およびシリン
ダ・ブロック3のシリンダ・ユニット1は、エネルギー
を発生する動力ストロークへの準備状態である。したが
って、シリンダ・ブロック2および4の圧縮ストローク
の要求エネルギーは、シリンダ・ブロック1および3の
動力ストロークによって供給される。図7の表Aに示す
ように、あるひとつの全サイクルにおいて、圧縮ストロ
ークによって消費されたエネルギーは、動力ストローク
を完了した他のシリンダ・ブロックによって供給され
る。本発明による内燃機関は、圧縮ストロークへのエネ
ルギーを蓄えるためのはずみ車を必要としないので、内
燃機関の全体積および全重量は劇的に低減され、かつ内
燃機関はさらに滑らかに運転する。
【0024】さらにその上、動力の伝達は、偏心してか
つ枢動可能にピニオン224に取り付けられたコネクテ
ィング・ロッド222を用いて行い、ピニオン224は
主ギヤ32に噛み合うようになっているので、ピストン
からの動力ストロークによって発生された動力は、コネ
クティング・ロッドおよびピニオンによって主ギヤ32
へ伝達される。他のピストンの運動を駆動するのに要す
る動力を相殺するために、はずみ車はなんら必要でな
く、主シャフトが与える動力を出力するために、クラン
ク・シャフトはなんら必要でない。
【0025】本発明の多くの特徴と有利な点は、本発明
の構造および機能の詳細とともに、前述の説明において
明らかになっているが、この開示は実例のみであって、
さまざまな変更が、細部において、特に形状、大きさお
よび部品の配置について、本発明の原理を逸脱しない範
囲内において、各請求項を表現する用語の幅広い一般的
な意味で記載された最大の範囲にてなされてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内燃機関のシリンダ・ブロックの
断面図。
【図2】図1に示したシリンダ・ブロックを45度回転
させたときの断面図。
【図3】本発明に係る内燃機関のピストン、ピニオンお
よびギヤの分解斜示図。
【図4】図1に示したシリンダ・ブロックを4−4線で
切断したときの縦断面図。
【図5】本発明に係る内燃機関の好適な実施例の部分断
面透視図。
【図6】本発明に係る内燃機関の他の実施例の部分断面
透視図。
【図7】本発明に係る内燃機関のシリンダ・ブロックの
作動順序を示す表。
【図8】本発明に係る内燃機関のシリンダ・ブロックの
エネルギー出力を示す図。
【図9】本発明に係る内燃機関のシリンダ・ブロックの
エネルギー出力を示す図。
【図10】本発明に係る内燃機関のシリンダ・ブロック
のエネルギー出力を示す図。
【図11】本発明に係る内燃機関のシリンダ・ブロック
のエネルギー出力を示す図。
【図12】本発明に係る内燃機関のシリンダ・ブロック
のエネルギー出力を示す図。
【符号の説明】
10 ケーシング 12 スパーク・プラグ 14 吸気ポート 16 排気ポート 20 シリンダ・ブロック 22 シリンダ 24 出力シャフト 30 主シャフト 32 主ギヤ 220 ピストン 222 コネクティング・ロッド 224 ピニオン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関であって、 ケーシングであって、その外周上に配置された複数のス
    パーク・プラグと、前記外周に形成された複数の排気ポ
    ートおよび複数の吸気ポートとを有するケーシングと、 前記ケーシングの中心に設けられたシャフトと、 前記シャフトに取り付けられた複数のギヤと、 前記ケーシング内に一列にかつ回転可能に設けられ、か
    つ前記ギヤに対応する複数のシリンダ・ブロックであっ
    て、各シリンダ・ブロックは、ピストンを受けるために
    前記シリンダ・ブロックの円周の一部に沿って形成され
    た複数のシリンダを有し、各シリンダは前記シリンダ・
    ブロックの回転時に前記スパーク・プラグ、排気ポート
    または吸気ポートに接近可能であり、該シリンダ内に前
    記ピストンは、前記ギヤと噛み合うピニオンに枢軸結合
    されたコネクティング・ロッドに枢動可能に取り付けら
    れている、複数のシリンダ・ブロックと、 前記シリンダ・ブロックの端部に一体に形成された出力
    シャフトとを備え、 前記コネクティング・ロッドは前記ピニオンに偏心して
    取り付けられ、該ピニオンは別のシャフトにより前記シ
    リンダ・ブロックに取り付けられ、 各シリンダ・ブロックは4つのシリンダを含み、前記ケ
    ーシングは各シリンダ・ブロックに対する2つの前記ス
    パーク・プラグ、2つの前記排気ポートおよび2つの前
    記吸気ポートを有し、 前記シリンダ・ブロックは前記ケーシング内に回転方向
    に互いにずらされて配置され、 前記シリンダの中心線は前記ケーシングの中心線に対し
    て非放射状であり、 前記ピストンは、前記コネクティング・ロッドによって
    前記ピニオンを回転させるために動力ストローク、排気
    ストローク、吸気ストロークおよび圧縮ストロークを経
    る連続的な往復運動をし、前記ピニオンの回転は、前記
    出力シャフトを介して回転動力の出力を供給するために
    前記シリンダ・ブロックを前記ギヤに対応して回転させ
    る、内燃機関。
  2. 【請求項2】 前記スパーク・プラグは前記ケーシング
    上の一直線上に配列されている請求項1に記載の内燃機
    関。
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