JP3304753B2 - 地下用空気調和機 - Google Patents

地下用空気調和機

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JP3304753B2
JP3304753B2 JP08808696A JP8808696A JP3304753B2 JP 3304753 B2 JP3304753 B2 JP 3304753B2 JP 08808696 A JP08808696 A JP 08808696A JP 8808696 A JP8808696 A JP 8808696A JP 3304753 B2 JP3304753 B2 JP 3304753B2
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三郎 野田
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下室や地下収納
庫などの地下空間で使用するのに好適な空気調和機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、地下収納庫や地下室などは、比
較的温度や湿度が安定していると言われている。しか
し、冬季の冷えた乾燥外気が侵入したり、雨季の暖かい
高湿外気が侵入したりした後には、壁面に結露を生じる
こととなる。
【0003】そこで、従来より、このような地下に、通
常に市販されている除湿機や空気調和機を備えることが
行われている。
【0004】また、他の除湿機としては、天井面付近に
取り付けた吸放湿材にファンで空気の流れを作って湿気
を吸湿させた後、この吸放湿材を加熱し、吸放湿材の吸
湿した湿気を、ファンを利用して水蒸気として外部に放
湿するようになされたものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の除
湿機のうち、通常に市販されている除湿機の場合、地下
で使用するため、回収した結露水をタンクに回収した
り、ポンプで地上に汲み上げたりして排水する機能を付
加しなければならず、自然排水できないといった不都合
を生じることとなる。また、このような機能を付加しな
ければならないので、装置が大型化し、地下収納庫のう
ような狭い空間で使用する場合、設置に場所が取られて
しまう。また、市販のものの場合、このような狭い空間
で使用するのに好適なものがなく、能力が無駄に大きす
ぎるといった不都合を生じることとなる。
【0006】また、吸放湿材を用いた除湿機の場合、吸
湿の動作と放湿の動作を交互に繰り換えさなければなら
ないので除湿効率が悪いといった不都合を生じることと
なる。
【0007】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、地下収納庫や地下室などの地下空間での使用
に好適で、回収した結露水を自然排水することができる
地下用空気調和機を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の地下用空気調和機は、地下室または地下収納
庫の天井面に取り付けられる地下用空気調和機であっ
て、天井面に取り付けた状態で、この地下用空気調和機
から発生する除湿排水を、地下に隣接する側溝へ自然流
下させるだけの高低差を確保することができる薄型に形
成された装置本体と、一面が低温で他面が高温となる熱
交換素子と、熱交換素子の低温面に設けられる放冷板、
および高温面に設けられる放熱板と、装置本体内に空気
の流れを形成するファンと、熱交換素子およびファンを
制御する制御装置とを具備し、装置本体底面の一側面寄
りに開口部が設けられ、他側面寄りに排水口が設けられ
るとともに、この開口部内に上り勾配および下り勾配を
有する断面山形状の仕切片が設けられて装置本体内に凝
縮路および加熱路が形成され、かつ、凝縮路に放冷板が
位置し、加熱路に放熱板が位置するように仕切片の下り
勾配部に熱交換素子が配置され、開口部から流入した空
気が、仕切片によって仕切られた凝縮路を通過した後、
装置本体内の他側面に流入し、この他側面に設けられた
通気孔からの空気と混合されて加熱路を通過し、ファン
の設けられた一側面から外部へと排気されるものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0010】図1は地下用空気調和機(以下、単に空気
調和機と言う。)1の全体構成の概略を示し、図2は同
空気調和機1を地下収納庫10に設置した状態を示して
いる。
【0011】すなわち、この空気調和機1は、装置本体
2と、熱交換素子3と、放冷板4と、放熱板5と、ファ
ン6と、制御装置7とを具備している。
【0012】装置本体2は、地下収納庫10の天井面に
取り付けた状態で、この装置本体2から排出される除湿
排水を、地下収納庫10に隣接する側溝8へ自然流下さ
せるだけの高低差を確保することができる薄型に形成さ
れている。この装置本体2の底面21の一側面22寄り
には、開口部23が設けられている。また、この装置本
体2の他側面24寄りには、排水口25が設けられてい
る。そして、この排水口25には、除湿排水が自然流下
可能な下り勾配で排水されるように、側溝8へ向けて排
水路81が形成されている。前記開口部23内には、上
り勾配および下り勾配を有する断面山形状の仕切片26
が設けられている。そして、装置本体2内は、この仕切
片26によって仕切られた凝縮路27および加熱路28
が形成されている。さらに、装置本体2の他側面24に
は、通気孔29が設けられている。
【0013】熱交換素子3は、電圧を加えることによっ
て一面が低温で、他面が高温となるように形成されたサ
ーモモジュールが使用される。この熱交換素子3は、低
温面が凝縮路27に位置し、高温面が加熱路28に位置
するように、装置本体2の仕切片26の下り勾配部分に
設けた取付孔20に取り付けられる。そして、これら低
温面および高温面には、シリコングリースなどの伝熱剤
を介してそれぞれ放冷板4と放熱板5とが取り付けられ
る。これにより、装置本体2内の凝縮路27は、放冷板
4からの放冷で冷却され、加熱路28は、放熱板5から
の放熱で加熱されることとなる。
【0014】ファン6は、装置本体2の一側面22に設
けられる。そして、このファン6の作動により、装置本
体2内に負圧を生じさせ、この負圧によって開口部23
から凝縮路27および加熱路28を通過する空気の流れ
と、通気孔29から加熱路28を通過する空気の流れと
を形成するようになされている。
【0015】したがって、開口部23から吸い込まれた
空気は、凝縮路27で冷却されて冷却板4の表面に結露
水を生じる。この際、冷却板4は、仕切板26の下り勾
配部分に位置するので、開口部23からの空気が効率良
くこの冷却板4に当たって冷却される。また、下り勾配
になっているので、冷却によって生じた結露水は、雫に
なって滴下しやすくなる。さらに、ファン6によって発
生する負圧を、開口部23からの空気の流れと、通気孔
29からの空気の流れとによって二分するようにしてい
るので、開口部23から凝縮路27を流れる空気の流れ
は、結露を生じさせるのに好適な穏やかな流れとするこ
とができる。この空気の流れは、通気孔29の開口具合
によって調節することができる。そして、このようにし
て凝縮路27で冷却された空気は、通気孔29からの空
気と混合されて加熱路28を通過し、放熱板5からの放
熱で暖められて乾燥空気となる。
【0016】制御装置7は、湿度センサ71および温度
センサ72を具備し、この湿度センサ71および温度セ
イサ72に応じてファン6および熱交換素子3を制御す
るようになされている。この際、ファン6の回転数を制
御して変化させると、凝縮路27を流れる空気の流れ
が、結露を生じさせるのに好適な穏やかな流れから外れ
てしまうことが懸念されるので、ファン6は、オンオフ
の制御に止めることが好ましい。また、熱交換素子3
は、例えば、低温側10℃、高温側60℃といった低温
域で温度差を生じるように設定したり、低温側30℃、
高温側80℃といった高温域で温度差を生じるように設
定したりすることで、ファン6から吹き出される乾燥空
気の温度を低くしたり高くしたりすることができる。し
たがって、制御装置7に設けた温度センサ72によって
この温度域の設定を変更することで温度制御を行うよう
になされている。この空気調和機1の場合、温度制御
は、除湿能力に比べて微々たるものとなるが、温度が安
定する一方、壁面に発生する結露に困っている地下収納
庫10の空気調和機1としては好適なものとなる。この
制御装置7は、湿度センサ71および温度センサ72を
設けているので、ファン6から吹き出された乾燥空気
が、地下収納庫10内で馴染んで通気孔29へと戻る手
前位の位置に配置することが好ましい。
【0017】このようにして構成される空気調和機1
は、地下収納庫10の天井面に装置本体2を取り付けた
状態で、ファン6から排出される乾燥空気が、地下収納
庫10の天井面から側壁面および床面に沿って循環して
通気孔29へと戻り易いように、ファン6の吹出方向を
設定する。本実施の形態の場合、地下収納庫10の天井
面の両側を斜めに切り欠いているので、上述したような
空気の循環が得られ易い。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、凝
縮路を通過する空気を放冷板で冷却し、この冷却に伴っ
て空気中の水分を結露させ、これによって冷却した空気
と除湿排水とに分離することができる。そして、冷却し
た空気は、通気孔から導入される空気と混合して加熱路
で加熱後、相対湿度の低くなった乾燥空気として外部に
放出する。この際、冷却および加熱を行う熱交換素子
と、空気の流れを決定するファンとを、制御装置によっ
て制御することで、この地下用空気調和機を配置した地
下空間を所定の相対湿度に調節することができる。ま
た、熱交換素子を、例えば、低温側10℃、高温側60
℃といった低温域で温度差を生じるように設定したり、
低温側30℃、高温側80℃といった高温域で温度差を
生じるように設定したりすることで、温度制御を行うこ
とができる。しかも、熱交換素子は、通常の空気調和機
に使用されている圧縮機などに比べると格段に静かなた
め、快適な使用状態が得られる。特に、地下収納庫のよ
うに比較的狭い空間の場合、作動音の影響が顕著となる
ため、本発明の空気調和機は有効となる。さらに、装置
本体は、天井面に取り付けた状態で、この装置本体から
発生する除湿排水を、地下に隣接する側溝へ自然流下さ
せるだけの高低差を確保することができる薄型に形成し
ているので、ポンプアップ機能や排水タンクを設けると
いったことをせずに外部に排水することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気調和機の全体構成の概略を示す断面図であ
る。
【図2】空気調和機を地下収納庫に設置した状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 空気調和機 10 地下収納庫 2 装置本体 21 底面 22 一側面 23 開口部 24 他側面 25 排水口 26 仕切片 27 凝縮路 28 加熱路 29 通気孔 3 熱交換素子 4 放冷板 5 放熱板 6 ファン 7 制御装置 8 側溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 F24F 1/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地下室または地下収納庫の天井面に取り
    付けられる地下用空気調和機であって、 天井面に取り付けた状態で、この地下用空気調和機から
    発生する除湿排水を、地下に隣接する側溝へ自然流下さ
    せるだけの高低差を確保することができる薄型に形成さ
    れた装置本体と、 一面が低温で他面が高温となる熱交換素子と、 熱交換素子の低温面に設けられる放冷板、および高温面
    に設けられる放熱板と、 装置本体内に空気の流れを形成するファンと、 熱交換素子およびファンを制御する制御装置とを具備
    し、 装置本体底面の一側面寄りに開口部が設けられ、他側面
    寄りに排水口が設けられるとともに、この開口部内に上
    り勾配および下り勾配を有する断面山形状の仕切片が設
    けられて装置本体内に凝縮路および加熱路が形成され、
    かつ、凝縮路に放冷板が位置し、加熱路に放熱板が位置
    するように仕切片の下り勾配部に熱交換素子が配置さ
    れ、開口部から流入した空気が、仕切片によって仕切ら
    れた凝縮路を通過した後、装置本体内の他側面に流入
    し、この他側面に設けられた通気孔からの空気と混合さ
    れて加熱路を通過し、ファンの設けられた一側面から外
    部へと排気されることを特徴とする地下用空気調和機。
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