JP3303362B2 - 光ケーブルの識別方法 - Google Patents

光ケーブルの識別方法

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JP3303362B2
JP3303362B2 JP28953492A JP28953492A JP3303362B2 JP 3303362 B2 JP3303362 B2 JP 3303362B2 JP 28953492 A JP28953492 A JP 28953492A JP 28953492 A JP28953492 A JP 28953492A JP 3303362 B2 JP3303362 B2 JP 3303362B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は布設ルートに沿って布設
されている複数本の光ケーブルのうちから特定の光ケー
ブルを正確に識別するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、通信用の光ケーブルは、
布設ルートに沿って設けられた管路、ダクトなどの内部
に布設されている。近時、通信網の発達にともない、同
一の布設ルートに多数かつ多種の光ケーブルが布設され
ることが多い。特に、インテリジェントビルディングな
どに設備される光LANシステムの場合は、将来の加入
者増をもみこんで、単一のダクト内に多くの光ケーブル
を収容するので、光ケーブルがより集中する傾向にあ
る。それに、これら光ケーブルの場合は、布設後の分岐
工事、交換工事なども増えている。
【0003】図9は、中央局O1 、中継局O2 、端末局
3 にわたり、多数の光ケーブルCが樹枝状、スター
状、ループ状のネットで張りめぐらされた状態を示して
いる。このような各光ケーブルは、外観の似ているもの
が少なくなく、布設後の工事に際し、工事現場の作業員
をしても、該当する光ケーブルを見分けるのが困難なケ
ースが多い。
【0004】その対策として、シングルモード光ファイ
バの偏波変動を利用して光ケーブルを識別する方法が、
特開平2−230105号公報、特開平2−23010
6号公報に開示されている。これら公知技術の場合、図
10に示すように、光源局の光源1から光ケーブルC内
のシングルモード光ファイバに偏光を伝送しつつ、工事
現場の信号印加装置2を介して光ケーブルCに外部信号
(機械的振動)を与え、この状態での光のレベル変動を
検査局の検光子3、受光素子4で検出かつ受光して、該
当の光ケーブルを識別する。より具体的には、光源局の
作業員が各光ケーブル内の光ファイバに所定の信号を送
り、検査局の監視員がその受信状態をモニタしている状
態において、工事現場の作業員が各光ケーブルに順次外
部信号を印加し、かつ、各光ケーブルごとに外部信号が
印加されるつど、工事現場の作業員と検査局の監視員と
がトランシーバのごとき無線通信手段を介して該当の光
ケーブルに行き当たったか否かを確認し合う。すなわ
ち、このような手順で各光ケーブルに外部信号を順次印
加していくと、かかる作業の進行にともない、該当する
光ケーブルにも必ず外部信号が印加されることとなり、
これをモニタしている検査局側において、該当する光ケ
ーブルの光のレベル変動がつかめる。このとき、検査局
の監視員は、工事現場の作業員に対して、今、外部信号
を印加したものが該当の光ケーブルであることを通報す
るので、工事現場の作業員にも該当の光ケーブルが判明
することとなる。かくて、該当する光ケーブルを知得し
た工事現場の作業員は、その現場において、所要のケー
ブル工事に取りかかる。
【0005】上述した公知技術は、ケーブルシースを解
体して光ケーブルを識別するローカルディテクション
法、ローカルインジェクション法などと比べ、作業上の
負担が軽減される点、光ケーブルを傷つけない点で望ま
しい。その他、公知技術において光弾性効果を利用する
場合は、ファラデー効果を利用する場合よりも、装置規
模、電源容量などを含む設備の点で有利である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した偏波変動を利
用する光ケーブルの識別方法、特に、光弾性効果を利用
する方法の場合、つぎのような課題が残されている。
【0007】その一つは、工事現場の作業員が光ケーブ
ルの外部からその内部に向けて外部信号を印加しようと
するとき、光ケーブル内にある活線光ファイバ(光信号
伝送中)の位置が不明であるために、活線光ファイバに
対して至近位置となる信号印加点を設定するのが困難に
なることである。多くの場合、活線光ファイバと信号印
加点との間にかなりの隔たりが生じ、これらの間に介在
する光ケーブル内の他物が振動伝播時の障害になるの
で、外部信号用の振動エネルギが障害物に吸収された
り、あるいは、受信検出手段が要求する最低限のSN比
(20dB)を下回る事態が生じる。このような場合、
検査局側において受信検出手段によりモニタしている光
信号のレベル変動が小さくなり、これとノイズとの判別
がつかないために、検査局の監視員は監視ミスをおかし
やすくなる。
【0008】他の一つは、光ケーブルに印加する外部信
号(機械的振動)の周波数が低いとき、これが隣接する
光ケーブル側へクロストークすることである。すなわ
ち、該当する光ケーブルに外部信号を印加したにも拘ら
ず、これと隣接する光ケーブルにも外部信号が伝送され
るので、検査局側において、該当する光ケーブルの判定
不能、誤認などが起きる。このような場合、外部信号の
基本波成分だけでなく、高調波成分をも判断要素に加え
て光ケーブルの識別を行なうことが考えられる。しか
し、高調波成分も、これが他の光ケーブルへクロストー
クしたとき、その光ケーブル内においてゼロ値にまで減
衰されるものではないので、前記と同様の問題が生じ
る。
【0009】本発明はこのような技術的課題に鑑み、識
別の簡易性と高速性、識別設備の経済性をも満足させ
て、多数ある光ケーブルのうちから特定の光ケーブルを
正確に識別することのできる方法を提供しようとするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る課題解決手
段は、複数本の布設光ケーブルのうちから特定の布設光
ケーブルを識別するために、送信手段から発信した光信
号を特定の布設光ケーブル内にある光ファイバに通して
これを受信検出手段により受信しつつ、特定の布設光ケ
ーブルに行き当たるまで、信号印加装置を介して各布設
光ケーブルの長さ方向中間部に外部信号たる振動を順次
印加し、かつ、特定の布設光ケーブルに外部信号が印加
されたときに、特定の布設光ケーブル内にある光ファイ
バを伝送している前記光信号が光弾性効果により変化す
るのを前記受信検出手段により検知して、特定の布設光
ケーブルを識別する方法において、前記各布設光ケーブ
ル外周囲の複数箇所からこれら布設光ケーブルに向けて
外部信号を順次印加することを特徴としており、かかる
手段により所期の目的を達成する。
【0011】上述した本発明方法の場合、布設光ケーブ
ル外周囲における三以上の箇所から布設光ケーブルに向
けて外部信号を印加するのが望ましく、さらに、これら
の箇所への外部信号の印加にタイミングのずれをもたせ
るのが望ましい。本発明方法において、外部信号たる振
動は1〜500kHzの範囲内から設定されるのが望ま
しく、一つの信号印加部における信号印加時間は0.0
1〜2秒の範囲内から設定されるのが望ましい。本発明
方法の場合、送信手段、特定布設光ケーブル内の光ファ
イバ、受信検出手段にわたって光信号の伝送信号を伝送
しつつ、特定の布設光ケーブルに外部信号を印加してい
るとき、外部信号の最大周波数(キャリア周波数は除
く)よりも周波数の大きい振動および/または応力を、
受信検出手段と対応する光ファイバ端部側に与えること
も望ましい。
【0012】
【作用】本発明に係る光ケーブルの識別方法が適用され
る光ケーブルの布設ルートないし布設領域には、多くの
光ケーブルが布設されている。これら布設光ケーブルの
端部には、光信号の送信手段と受信検出手段とが接続さ
れており、その布設光ケーブルの長さ方向中間部には、
信号印加装置が備えられる。通常、光信号の送信手段は
光源局にあり、光信号の受信検出手段は検査局にあり、
信号印加装置は工事現場に置かれる。光源局、検査局の
場合、各布設光ケーブルが全て識別できるようになって
いるが、工事現場はこのような状況にない。したがっ
て、工事現場において、これら布設光ケーブルのうちか
ら特定の布設光ケーブルを識別するとき、光源局、検査
局、工事現場の各者が以下のように連繋し合って当該識
別を行なう。
【0013】光源局では、送信手段を介して各布設光ケ
ーブル内の光ファイバに光信号(偏光)を伝送し、検査
局では、これらの光信号を受信検出手段で受光する。こ
のようにして光信号を伝送しているとき、工事現場にお
いては、信号印加装置を介して各布設光ケーブルの長さ
方向中間部に外部信号(機械的振動)を順次印加する。
【0014】布設光ケーブルに印加された外部信号が光
ファイバを伝送している光信号に作用すると、既述の光
弾性効果が生じて光信号のレベルが変動し、これが受信
検出手段のモニタ部にあらわれるので、各布設光ケーブ
ルごとに外部信号が印加されるつど、工事現場側と検査
局側とで該当の布設光ケーブルに行き当たったか否かを
確認し合い、かつ、かかる手順を進めることにより、工
事現場側でも特定の布設光ケーブルが判明する。
【0015】一般的な光ケーブルの場合、ケーブル断面
の中心にテンションメンバを備え、そのテンションメン
バの回りに多数本の光ファイバが配置されている。上述
した光信号伝送用の光ファイバとしては、光ケーブル内
にある多数本の光ファイバのうちから任意の一本が特定
されるが、ケーブル断面内におけるこの特定光ファイバ
の位置は、ケーブルシースが不透明であるために、外部
から知ることができない。このような状況において、一
つのみの信号印加部を光ケーブルの外周に無作為に設定
した場合、その一つの信号印加部と特定光ファイバとが
至近距離をとる確率はきわめて低く、しかも、信号印加
部と特定光ファイバとが正反対に位置する最大離隔距離
のとき、信号印加部からの外部信号が光信号伝送用光フ
ァイバまで十分に波及しない。
【0016】それに対し、本発明方法における布設光ケ
ーブルの外周には複数の信号印加部があり、しかも、こ
れらの信号印加部は、通常、光ケーブルの円周(外周)
を等分する位置にある。この場合において、信号印加部
の数が三以上のとき、いずれかの信号印加部と光信号伝
送用光ファイバ(特定光ファイバ)とが至近距離をとる
確率は前記の三倍以上となり、これら信号印加部と特定
光ファイバとの最大離隔距離は前記の三分の一以下とな
る。
【0017】本発明方法は、前述のようにして布設光ケ
ーブルを識別するとき、布設光ケーブルの外周囲に複数
の信号印加部を設定し、信号印加装置を介してこれら信
号印加部より布設光ケーブルに外部信号を印加する。こ
うした場合、布設光ケーブル内の特定光ファイバ(光信
号伝送中)は、これに最も近い信号印加部から、より多
くの振動エネルギを受け、当該特定光ファイバを通る光
信号の前記光弾性効果に基づくレベル変動がより大きく
なるので、受信検出手段を介してかかるレベル変動を容
易にとらえることができる。したがって、本発明方法に
よるときは、上記光信号のレベル変動を利用して特定の
布設光ケーブルを識別するときに、識別ミス、識別エラ
ーなどが起こりがたく、特定の布設光ケーブルをより正
確に識別することができる。
【0018】本発明方法において、布設光ケーブルの外
周に設定された複数の信号印加部より布設光ケーブル内
の特定光ファイバ(光信号伝送中)に外部信号を印加す
るとき、全ての信号印加部より同時に外部信号を印加す
る場合と、時間差をもたせて各信号印加部より順次外部
信号を印加する場合とがある。上記同時印加の場合、消
費電力が大きくなるほか、光ケーブルの仕様(態様)い
かんによっては、ケーブル断面内での干渉に起因した外
部信号(振動)の不均一が生じるためにSN比が小さく
なり、これの影響が受信検出手段側にあらわれることが
ある。上記時間差印加の場合は、小さい消費電力で足
り、しかも、ケーブル断面内において各外部信号(振
動)による干渉が生ぜず、SN比が大きくなるので、受
信検出手段側において光ケーブルをより正確に識別する
ことができる。これらの記載内容から明らかなように、
同時印加と時間差印加との比較では、時間差印加が望ま
しい。
【0019】本発明方法における外部信号としては、自
然振動等の外乱(約100Hz)と明確に区別するため
に1kHz以上のものを用いる。より望ましい外部信号
は、25kHz以上のものである。その理由は、外部信
号が25kHz未満(20kHz程度)のとき、これが
可聴音であるために騒音が惹き起こされ、作業環境が悪
くなるからである。しかも25kHz以上の外部信号
は、ケーブルシースに吸収されることがなく、クロスト
ークの影響も受けない。外部信号として500kHzを
越えるものは、振動が小さくなり、偏波の変動を起こし
がたいので望ましくない。上記において、外部信号の信
号印加時間が0.01秒未満のときは信号量の印加不足
が生じ、外部信号の信号印加時間が2秒超過のときは信
号量の印加過剰が生じる。したがって、一つの信号印加
部における信号印加時間は、0.01〜2秒の範囲内が
よい。
【0020】本発明方法において、上記のごとく布設光
ケーブル内の光ファイバに光信号を伝送し、かつ、布設
光ケーブルの外部から内部に向けて外部信号を印加して
いるとき、外部信号の最大周波数(キャリア周波数は除
く)よりも周波数の大きい振動および/または応力を、
光ファイバの出力端部側に与えると、受信検出手段側に
おける信号の受信状態が良好になる。したがって、この
ような偏波保障手段を併用することにより、布設光ケー
ブルの識別がより確実に行なえる。
【0021】
【実施例】本発明に係る光ケーブルの識別方法を図示の
実施例に基づいて説明する。図1、図2において、C
1 、C2 、C3 は光ケーブル、11は送信手段、13は
受信検出手段、16は信号印加装置、21は偏波保障装
置をそれぞれ示す。
【0022】各光ケーブルC1 〜C3 は、周知のとお
り、これらのシース内にテンションメンバ、多数本のシ
ングルモード型および/またはマルチモード型の光ファ
イバ、介在、その他を内蔵している。なお、各光ケーブ
ルC1 〜C3 がマルチモード型光ファイバを主体にした
ものであっても、これらのうちには、少なくとも一本の
シングルモード型光ファイバが含まれている。各光ケー
ブルC1 〜C3 において、これらの内部に含まれている
少なくとも各一本のシングルモード型光ファイバFは、
後述する光信号を伝送するために用いられる。これらの
光ケーブルC1 〜C3 は、通常、ダクト、管路などによ
る同一ルートに布設されているので、以下、これらの光
ケーブルC1 〜C3 を布設光ケーブルと称する。
【0023】送信手段11の場合、LDまたはLEDの
ごとき光源12を主体にして構成されており、光源12
には、各布設光ケーブルC1 〜C3 内にあるシングルモ
ード型光ファイバFの一端部(入力端部)が光学的に接
続されている。
【0024】受信検出手段13の場合、たとえば、偏光
を検出して強度変調するための導波路型の検光子14、
PDまたはAPDのごとき受光素子15、その他を含ん
で構成されている。かかる受信検出手段13において、
検光子14と受光素子15とは互いに接続されており、
検光子14には各布設光ケーブルC1 〜C3 内にあるシ
ングルモード型光ファイバFの他端部(出力端部)が光
学的に接続されている。
【0025】信号印加装置16の場合、機械的振動とし
て超音波振動を発生させるために音波−光の相互作用を
利用する。これの具体的手段として、信号印加装置16
は、電気信号を音響信号に変換するための複数の圧電素
子17a、17b、17cを備えている。これら圧電素
子17a〜17cは、各布設光ケーブルC1 〜C3 の長
さ方向中間部において、その中間部外周にセットされる
ようになっている。信号印加装置16の各圧電素子17
a〜17cがセットされる各布設光ケーブルC1 〜C3
の長さ方向中間部は、一例として、工事現場にある。
【0026】偏波保障装置21は、図3〜図5に明示さ
れているように、基板22、二つの支持体23、24、
回転軸25を有するモータ26、偏心ピン27を有する
回転体28、支軸29、揺動体30を含んで構成されて
いる。回転体28の偏心ピン27は、回転体28の一表
面において、その軸心から偏心した位置に埋めこまれて
いる。揺動体30の場合、その上部を光ファイバ保持用
の保持孔31が貫通しているとともに、その一表面の下
部に縦長の長溝32が形成されている。
【0027】図3を参照して、二つの支持体23、24
は、相対間隔を保持して基板22上の両側に立設されて
いる。かかる基板22上において、モータ26が一方の
支持体23に取りつけられ、回転体28がモータ26の
回転軸25に取りつけられ、かつ、揺動体30が支軸2
9を介して他方の支持体24に回転自在に取りつけられ
て、回転体28の偏心ピン27と揺動体30の下部側に
ある長溝32とが互いに係合している。
【0028】図1、図2に示された実施例において、た
とえば、布設光ケーブルC2 を工事するためにこれを識
別しようとするとき、前述のごとく、送信手段11側、
受信検出手段13側では、布設光ケーブルC2 を識別で
きる状況にあるが、工事現場では、各布設光ケーブルC
1 〜C3 の外観が類似しているので、布設光ケーブルC
2 の識別が困難である。
【0029】本発明方法においては、かかる識別を行な
うために、送信手段11の光源12から各布設光ケーブ
ルC1 〜C3 内のシングルモード型光ファイバFに偏光
(光信号)を伝送し、かつ、これを受信検出手段13の
検光子14に通して受光素子15で受光しているとき、
信号印加装置16の各圧電素子17a〜17cを介して
各布設光ケーブルC1 〜C3 の長さ方向中間部に外部信
号(機械的振動)を順次印加する。各布設光ケーブルC
1 〜C3 内のシングルモード型光ファイバFを通る光信
号は、外部信号を受けたときの光弾性効果により偏波面
の変調信号に変換され、かつ、受信検出手段13の検光
子14にて強度変調信号に変調された後、受信検出手段
13の受光素子15により受信される。
【0030】上記において、布設光ケーブルC1 、C
3 、C2 のごとき無作為順にこれら光ケーブルに外部信
号を印加したとき、受信検出手段13側では、布設光ケ
ーブルC1 、C3 、C2 の順に外部信号が印加されたこ
とが逐次判明する。したがって、各布設光ケーブルに外
部信号を印加するごと、光信号の受信状態を監視してい
る受信検出手段13側と外部信号を印加している工事現
場側とで交信し合い、該当の布設光ケーブルC2 に行き
当たったか否かを確認し合う。この例示のごとく、布設
光ケーブルC1 、C3 、C2 の順に外部信号を印加する
場合であれば、3番目に外部信号を印加した布設光ケー
ブルC2 が該当物であると判明し、この時点で所期の識
別が完了する。
【0031】上記において、外部信号の周波数が100
Hz程度と低いとき、外部信号による光信号の変調と外
乱(自然振動)の影響とが区別されがたく、光ケーブル
の識別が困難になる。
【0032】図6はクロストークの観測結果を示してお
り、同図の横軸が外部信号の周波数を、同図の縦軸がク
ロストークを惹き起こす外部信号のSN比をそれぞれあ
らわしている。図6を参照して明らかなように、外部信
号の周波数が約7kHz未満の場合、隣接する光ケーブ
ル相互においてクロストークが生じる。図6の例におい
て、光ケーブルにおける外部信号の最大SN比が50d
Bであるので、外部信号の周波数が低いとき、このよう
な外部信号を受けた光ケーブルに隣接する他の光ケーブ
ルも外部信号を受けることがわかる。外部信号の周波数
が10kHz以上の場合、これが光ケーブルのシースに
吸収されるので、隣接する光ケーブル相互において、一
方の光ケーブルから他方の光ケーブルに伝わる外部信号
のSN比を10dBに抑えることができる。このように
する場合、光ケーブルの識別誤りを生じることがない。
しかし、周波数25kHz未満の外部信号(機械的振
動)は、これが可聴音であるために騒音を惹き起こし、
作業環境を悪くする。したがって、外部信号(機械的振
動)の周波数帯は、これらの事項を考慮して25kHz
以上に設定される。
【0033】本発明方法において、信号印加装置16
は、布設光ケーブルの複数の部所(信号印加部)に外部
信号を印加するために、複数の圧電素子17a〜17c
を備えている。信号印加装置16を介して布設光ケーブ
ルの各信号印加部に外部信号を印加するとき、一例とし
て、全ての信号印加部に同時に外部信号を印加し、他の
一例として、各信号印加部にタイミングのずれ(時間
差)をもたせて外部信号を印加する。時間差印加の場合
は、各圧電素子17a〜17c相互に任意の印加順序を
設定したり、各圧電素子17a〜17cによる印加時間
を任意に設定するほか、各圧電素子17a〜17cによ
る印加に連続性をもたせたり、または、先行する印加と
後行する印加との間に短い印加停止時間を介在させる。
図7は、25kHzまたは100kHzの外部信号が一
定時間τ0 ごとに三つに分岐され、各圧電素子17a、
17b、17cがこれらの記載順に駆動する例を示して
いる。さらに、図8は、このような例における受信検出
手段13側での光信号の受信レベルを示している。図7
のようにして布設光ケーブルに外部信号を印加すると
き、布設光ケーブル内の光ファイバFがいずれの位置に
あっても、外部信号が十分に光ファイバFに印加され、
受信検出手段13が受信する光信号のSN比が向上す
る。その他、図7のようにした場合は、各圧電素子17
a〜17cを同時に駆動させる場合と比べて消費電力を
1/3に抑えることができ、電源として電池を用いるこ
とも有効に実施できる。
【0034】本発明方法において偏波保障装置21を用
いるとき、図3〜図5に示されているように、布設光ケ
ーブル(C1 、C2 、C3 )の出力端部側から引き出さ
れた光ファイバFを揺動体30の保持孔31内外にわた
って引き通し、保持孔31内にある光ファイバFの一部
2 を当該保持孔31内に保持するするとともに、保持
孔31外にある光ファイバFの二部分P1 、P3 を適当
なクランプ手段で固定する。上記において、回転軸25
をモータ26で回転させ、回転軸25に取りつけらた回
転体28を図5の時計回り方向へ回転させると、揺動体
30の長溝32と回転体28の偏心ピン27とが互いに
係合しているために、揺動体30が支軸29を支点とし
て図4の矢印方向へ一定の周期τで揺動運動する。かか
る揺動体30の揺動運動にともない、光ファイバFのP
1 部分〜P3 部分が振動し、かつ、捩じり運動する。
【0035】光ファイバFのP1 部分〜P3 部分がこの
ような外力を受けたとき、下記の現象が生じる。その一
つは、光ファイバFの断面中心を通る縦軸、横軸をそれ
ぞれy軸、x軸とし、光ファイバFの軸心線をz軸とし
た場合において、光ファイバFにy軸方向から応力の振
動を加えたとき、光ファイバFのy軸方向、x軸方向に
密度の差が生じることであり、この密度差が光ファイバ
Fに屈折率の差を生じさせる。他の一つは、光ファイバ
Fが前記応力の振動を受けたとき、光ファイバFを伝送
している光信号(偏光)のx偏波とy偏波との間に位相
差が生じて、光信号の偏波状態が変化することである。
さらに、他の一つは、光ファイバFに加えられた捩じり
により、右回りの偏波と左回りの偏波とで旋回に差が生
じ、光ファイバFに入射した偏波の主軸が回転すること
である。
【0036】したがって、前述したように、偏波保障装
置21を介して光ファイバFのP1部分〜P3 部分に、
応力の振動を起こさせ、捩じりの運動をさせた場合、光
ファイバFを通る光信号の偏波状態が周期τで変化し、
これが所期の識別に好結果をもたらす。すなわち、外部
信号の最大周波数(キャリア周波数は除く)よりも周波
数の大きい振動および/または応力を光ファイバFの出
力端部側に与えた場合、換言すると、外部信号の最小周
期τ0 よりも小さい周期τ(=1/f)で光ファイバF
の出力端部側(受信検出手段13側の端部)を円弧運動
させた場合、光ファイバFの出力端部が1/τHz(>
1/τ0 )で振動するために、受信検出手段13側にお
いて少なくともτ(=1/f)秒に1回は良好な受信状
態が得られる。
【0037】図3〜図5に例示された偏波保障手段(装
置21)によるときは、光導波路を分岐する必要がない
ために、この種の分岐にみられる光量ロスがなく、光を
伝送する上でのダイナミックレンジをそれだけ多く使用
することができる。図3〜図5に例示された偏波保障手
段は、以下に述べる偏波ダイバシティ通信方式、光カプ
ラを用いる方式などに比較して有利である。
【0038】信号を良好に受信するための一手段である
偏波ダイバシティ通信方式は、光伝送路を複数の方向に
分離し、これら光伝送路から伝送される複数の受信信号
のうちから受信状態が良好なものを選択する。しかし、
偏波ダイバシティ通信方式において受信側側で信号伝送
系を分割したとき、光量ロスが生じる。たとえば、二分
割のとき約3dBの光量ロスが生じ、三分割のとき約5
dBの光量ロスが生じる。それゆえ、偏波ダイバシティ
通信方式において信号の伝送距離が長くなるときは、光
源の出力を高く設定したり、光を増幅しなければならな
い。他にも、偏波ダイバシティ通信方式の場合は、その
後段に設けられる検光子の主軸の相対角度差をπ/4に
設定しなければ、最適な受信状態が得られないにもかか
わらず、これを可能にする光部品の製作難度、コストが
いずれも高い。
【0039】通常の光カプラを用い、かつ、その後段に
信号伝送用の光ファイバを設置する時点で検光子の主軸
の相対角度差をπ/4に設定する方式は、かかる設定が
むずかしいために実現が困難である。
【0040】したがって、図3〜図5に例示された偏波
保障手段は、光量ロス増がなく、高価な光部品を要せず
に、偏波の状態を変化させることができるので、光ケー
ブル識別をより確実なものにする上で有用性かつ有益性
である。
【0041】本発明に係る識別方法の場合、送信手段1
2、受信検出手段13は、これらが一つにユニット化さ
れて、布設光ケーブルの一端部に接続される場合があ
る。送信手段12、受信検出手段13が共に布設光ケー
ブルの一端部に接続されるとき、布設光ケーブル内にあ
る二本のシングルモード型光ファイバが用いられてこれ
ら送信手段12、受信検出手段13が各シングルモード
型光ファイバの一端部に接続されるとともに、これらシ
ングルモード型光ファイバの他端部には、信号折り返し
用の光ファイバが接続される。
【0042】
【発明の効果】本発明方法は、外部信号を印加した際の
光弾性効果に基づく光信号のレベル変動を利用して特定
の光ケーブルを識別するとき、光ケーブル外周囲の複数
箇所から外部信号を印加するので、光信号のレベル変動
が大きくなり、かかる明確なレベル変動に基づいて特定
の光ケーブルを間違いなく識別することができる。した
がって、本発明方法によるときは、光ケーブル外周囲の
複数箇所から外部信号を印加する簡易な手段を主体にし
て、複数本ある光ケーブルのうちから特定の光ケーブル
を正確かつ高速に識別することができる。本発明方法に
おいて、タイミングのずれをもたせて光ケーブルの前記
各箇所に外部信号を印加するときは、消費電力が小さく
てすむだけでなく、ケーブル断面内において各外部信号
による干渉が生ぜず、SN比が大きくなるので、特定の
光ケーブルをより正確に識別することができる。本発明
方法において、所定の偏波保障手段を併用するときは、
受信検出手段側における信号の受信状態がより良好にな
るので、特定の光ケーブルをより正確に識別することが
できる。特に、この偏波保障手段は、所定の振動および
/または応力を受信検出手段と対応する光ファイバ端部
側に与えるものであるため、光量ロス増をともなわず、
高価な光部品も要しないなど、光ケーブルを識別する上
での信頼性、設備上の経済性をも満足させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ケーブル識別方法の一実施例を
略示した側面図である。
【図2】本発明に係る光ケーブル識別方法において光ケ
ーブルへの外部信号の印加状況を略示した断面図であ
る。
【図3】本発明に係る光ケーブル識別方法に用いられる
偏波保障装置の一例を略示した断面図である。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図5】図3のB−B線に沿う断面図である。
【図6】受信周波数とクロストークとの関係を示した説
明図である。
【図7】本発明に係る光ケーブル識別方法において外部
信号の出力状況を経時的に示した説明図である。
【図8】本発明に係る光ケーブル識別方法において受信
検出手段側で受信される信号の受信レベルを示した説明
図である。
【図9】光ケーブルの布設状態を略示した図である。
【図10】従来の光ケーブル識別方法を略示した説明図
である。
【符号の説明】
11 送信手段 12 光源 13 受信検出手段 14 検光子 15 受光素子 16 信号印加装置 17a〜17c 圧電素子 21 偏波保障装置 22 基板 23、24 支持体 25 回転軸 26 モータ 27 偏心ピン 28 回転体 29 支軸 30 揺動体 31 保持孔 32 長溝 C1 〜C2 光ケーブル F 光ファイバ
フロントページの続き (72)発明者 大越 春喜 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−20803(JP,A) 特開 平2−230106(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 11/00 - 11/08 G02B 6/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の布設光ケーブルのうちから特定
    の布設光ケーブルを識別するために、送信手段から発信
    した光信号を特定の布設光ケーブル内にある光ファイバ
    に通してこれを受信検出手段により受信しつつ、特定の
    布設光ケーブルに行き当たるまで、信号印加装置を介し
    て各布設光ケーブルの長さ方向中間部に外部信号たる振
    動を順次印加し、かつ、特定の布設光ケーブルに外部信
    号が印加されたときに、特定の布設光ケーブル内にある
    光ファイバを伝送している前記光信号が光弾性効果によ
    り変化するのを前記受信検出手段により検知して、特定
    の布設光ケーブルを識別する方法において、前記各布設
    光ケーブル外周囲の複数箇所からこれら布設光ケーブル
    に向けて外部信号を順次印加することを特徴とする光ケ
    ーブルの識別方法。
  2. 【請求項2】 布設光ケーブル外周囲における三以上の
    箇所から布設光ケーブルに向けて外部信号を印加する請
    求項1記載の光ケーブルの識別方法。
  3. 【請求項3】 布設光ケーブル外周囲の複数箇所から布
    設光ケーブルに向けて外部信号を印加するとき、各箇所
    への外部信号の印加にタイミングのずれをもたせる請求
    項1〜2いずれかに記載の光ケーブルの識別方法。
  4. 【請求項4】 外部信号たる振動が1〜500kHzの
    範囲内にある請求項1〜3いずれかに記載の光ケーブル
    の識別方法。
  5. 【請求項5】 一つの信号印加部における信号印加時間
    が0.01〜2秒の範囲内にある請求項1〜4記載の光
    ケーブルの識別方法。
  6. 【請求項6】 送信手段、特定布設光ケーブル内の光フ
    ァイバ、受信検出手段にわたって光信号の伝送信号を伝
    送しつつ、特定の布設光ケーブルに外部信号を印加して
    いるとき、外部信号の最大周波数(キャリア周波数は除
    く)よりも周波数の大きい振動および/または応力を、
    受信検出手段と対応する光ファイバ端部側に与える請求
    項1記載の光ケーブルの識別方法。
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