JP3302348B2 - 携帯可能電子装置およびキー照合方法 - Google Patents
携帯可能電子装置およびキー照合方法Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、不揮発
性メモリおよびＣＰＵなどの制御素子を有するＩＣ（集
積回路）チップを内蔵した、いわゆるＩＣカードと称さ
れる携帯可能電子装置、および、この携帯可能電子装置
において上記メモリに対するアクセスの可否を決定する
ためのキーデータの照合を行なうキー照合方法に関す
る。
性メモリおよびＣＰＵなどの制御素子を有するＩＣ（集
積回路）チップを内蔵した、いわゆるＩＣカードと称さ
れる携帯可能電子装置、および、この携帯可能電子装置
において上記メモリに対するアクセスの可否を決定する
ためのキーデータの照合を行なうキー照合方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、新たな携帯可能なデータ記憶媒体
として、消去可能な不揮発性メモリおよびＣＰＵなどの
制御素子を有するＩＣチップを内蔵した、いわゆるＩＣ
カードが開発されている。
として、消去可能な不揮発性メモリおよびＣＰＵなどの
制御素子を有するＩＣチップを内蔵した、いわゆるＩＣ
カードが開発されている。
【０００３】この種のＩＣカードは、内蔵するメモリに
認証情報としてのキーデータ（たとえば、暗証番号）が
記憶されており、外部からキー照合コマンドとともにキ
ーデータを入力することにより、メモリに記憶されてい
る登録キーデータと内部で照合し、その照合結果に応じ
て以降のメモリのエリアに対するアクセスの可否を決定
するようになっている。
認証情報としてのキーデータ（たとえば、暗証番号）が
記憶されており、外部からキー照合コマンドとともにキ
ーデータを入力することにより、メモリに記憶されてい
る登録キーデータと内部で照合し、その照合結果に応じ
て以降のメモリのエリアに対するアクセスの可否を決定
するようになっている。
【０００４】また、最近では、メモリ内に複数のキーデ
ータを記憶しておき、１回のキー照合コマンドの入力に
より、キー照合コマンドとともに入力されたキーデータ
とメモリ内の複数のキーデータとを順次照合するキー照
合方法が考えられている。
ータを記憶しておき、１回のキー照合コマンドの入力に
より、キー照合コマンドとともに入力されたキーデータ
とメモリ内の複数のキーデータとを順次照合するキー照
合方法が考えられている。
【０００５】すなわち、たとえば、メモリ内にキーデー
タＡ，Ｂの２種類が記憶されている場合、最初にキーデ
ータＡと照合し、キーデータＡでの照合が失敗である場
合は、次にキーデータＢと照合し、キーデータＢでも照
合が失敗であった場合、キー照合エラーを示すステータ
スを外部へ出力し、キーデータＢで照合が成功であれ
ば、アクセス許可を示すステータスを外部へ出力するも
のである。
タＡ，Ｂの２種類が記憶されている場合、最初にキーデ
ータＡと照合し、キーデータＡでの照合が失敗である場
合は、次にキーデータＢと照合し、キーデータＢでも照
合が失敗であった場合、キー照合エラーを示すステータ
スを外部へ出力し、キーデータＢで照合が成功であれ
ば、アクセス許可を示すステータスを外部へ出力するも
のである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のキー
照合方法では、複数のキーデータの照合順番はあらかじ
め固定されていた。このため、たとえば、メモリ内にキ
ーデータＡ，Ｂが記憶されている場合で、キーデータＡ
が他人に漏洩したため、メインのキーデータをＡからＢ
に変更した場合、照合順番が固定されているので、まず
キーデータＡをアクセスして照合した後、キーデータＢ
をアクセスすることになる。したがって、メインのキー
データをＡからＢに変更すると、アクセス時間が長くな
り、処理速度が遅くなってしまうという問題があった。
照合方法では、複数のキーデータの照合順番はあらかじ
め固定されていた。このため、たとえば、メモリ内にキ
ーデータＡ，Ｂが記憶されている場合で、キーデータＡ
が他人に漏洩したため、メインのキーデータをＡからＢ
に変更した場合、照合順番が固定されているので、まず
キーデータＡをアクセスして照合した後、キーデータＢ
をアクセスすることになる。したがって、メインのキー
データをＡからＢに変更すると、アクセス時間が長くな
り、処理速度が遅くなってしまうという問題があった。
【０００７】また、たとえば、キーデータＡが漏洩した
ため、メインのキーデータをＡからＢに変更した場合
も、必ず最初にキーデータＡがアクセスされて照合され
るため、セキュリティ上において問題があった。
ため、メインのキーデータをＡからＢに変更した場合
も、必ず最初にキーデータＡがアクセスされて照合され
るため、セキュリティ上において問題があった。
【０００８】そこで、本発明は、認証用のキーデータを
複数もつ場合、キーデータの照合処理速度の向上が図
れ、かつ、たとえば１つのキーデータが漏洩したとして
もセキュリティの向上が図れる携帯可能電子装置および
キー照合方法を提供することを目的とする。
複数もつ場合、キーデータの照合処理速度の向上が図
れ、かつ、たとえば１つのキーデータが漏洩したとして
もセキュリティの向上が図れる携帯可能電子装置および
キー照合方法を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯可能電子装
置は、データを記憶する記憶部を有し、この記憶部に対
してアクセスを行なうことにより外部との間でデータの
入出力を行なう携帯可能電子装置において、前記記憶部
へのアクセスのために用いる複数のキーデータを記憶し
ているキー記憶手段と、外部から入力されるキー照合コ
マンドを受信すると、そのキー照合コマンドとともに外
部から入力されたキーデータと前記キー記憶手段内の複
数のキーデータとを照合するキー照合手段と、このキー
照合手段の照合結果に基づき前記記憶部に対するアクセ
スを許可するアクセス制御手段と、前記キー照合手段の
照合結果を示す照合結果情報を前記複数のキーデータご
とに記憶する照合結果記憶手段と、前記キー照合手段に
よるキーデータの照合時、前記照合結果記憶手段内の各
照合結果情報を参照することにより前記複数のキーデー
タのうちどのキーデータを最初に照合するかを決定する
照合順位決定手段とを具備している。
置は、データを記憶する記憶部を有し、この記憶部に対
してアクセスを行なうことにより外部との間でデータの
入出力を行なう携帯可能電子装置において、前記記憶部
へのアクセスのために用いる複数のキーデータを記憶し
ているキー記憶手段と、外部から入力されるキー照合コ
マンドを受信すると、そのキー照合コマンドとともに外
部から入力されたキーデータと前記キー記憶手段内の複
数のキーデータとを照合するキー照合手段と、このキー
照合手段の照合結果に基づき前記記憶部に対するアクセ
スを許可するアクセス制御手段と、前記キー照合手段の
照合結果を示す照合結果情報を前記複数のキーデータご
とに記憶する照合結果記憶手段と、前記キー照合手段に
よるキーデータの照合時、前記照合結果記憶手段内の各
照合結果情報を参照することにより前記複数のキーデー
タのうちどのキーデータを最初に照合するかを決定する
照合順位決定手段とを具備している。
【００１０】また、本発明の携帯可能電子装置は、デー
タを記憶する記憶部を有し、この記憶部に対してアクセ
スを行なうことにより外部との間でデータの入出力を行
なう携帯可能電子装置において、前記記憶部へのアクセ
スのために用いる複数のキーデータを記憶しているキー
記憶手段と、外部から入力されるキー照合コマンドを受
信すると、そのキー照合コマンドとともに外部から入力
されたキーデータと前記キー記憶手段内の複数のキーデ
ータとを照合するキー照合手段と、このキー照合手段の
照合結果に基づき前記記憶部に対するアクセスを許可す
るアクセス制御手段と、前記キー照合手段の照合結果を
示す照合結果情報を前記複数のキーデータごとに記憶す
る照合結果記憶手段と、前記複数のキーデータの照合を
行なう優先順番を示す照合優先順番情報を前記複数のキ
ーデータごとに記憶している照合優先順番記憶手段と、
前記キー照合手段によるキーデータの照合時、前記照合
結果記憶手段内の各照合結果情報を参照することにより
前記複数のキーデータのうちどのキーデータを最初に照
合するかを決定し、この照合結果情報により決定できな
い場合、前記照合優先順番記憶手段内の各照合優先順番
情報を参照することにより前記複数のキーデータのうち
どのキーデータを最初に照合するかを決定する照合順位
決定手段とを具備している。
タを記憶する記憶部を有し、この記憶部に対してアクセ
スを行なうことにより外部との間でデータの入出力を行
なう携帯可能電子装置において、前記記憶部へのアクセ
スのために用いる複数のキーデータを記憶しているキー
記憶手段と、外部から入力されるキー照合コマンドを受
信すると、そのキー照合コマンドとともに外部から入力
されたキーデータと前記キー記憶手段内の複数のキーデ
ータとを照合するキー照合手段と、このキー照合手段の
照合結果に基づき前記記憶部に対するアクセスを許可す
るアクセス制御手段と、前記キー照合手段の照合結果を
示す照合結果情報を前記複数のキーデータごとに記憶す
る照合結果記憶手段と、前記複数のキーデータの照合を
行なう優先順番を示す照合優先順番情報を前記複数のキ
ーデータごとに記憶している照合優先順番記憶手段と、
前記キー照合手段によるキーデータの照合時、前記照合
結果記憶手段内の各照合結果情報を参照することにより
前記複数のキーデータのうちどのキーデータを最初に照
合するかを決定し、この照合結果情報により決定できな
い場合、前記照合優先順番記憶手段内の各照合優先順番
情報を参照することにより前記複数のキーデータのうち
どのキーデータを最初に照合するかを決定する照合順位
決定手段とを具備している。
【００１１】また、本発明の携帯可能電子装置は、デー
タを記憶する記憶部を有し、この記憶部に対してアクセ
スを行なうことにより外部との間でデータの入出力を行
なう携帯可能電子装置において、前記記憶部へのアクセ
スのために用いる複数のキーデータを記憶しているキー
記憶手段と、外部から入力されるキー照合コマンドを受
信すると、そのキー照合コマンドとともに外部から入力
されたキーデータと前記キー記憶手段内の複数のキーデ
ータとを照合するキー照合手段と、このキー照合手段の
照合結果に基づき前記記憶部に対するアクセスを許可す
るアクセス制御手段と、前記キー照合手段の照合結果が
成功か失敗かを示す照合結果情報を前記複数のキーデー
タごとに記憶する照合結果記憶手段と、前記複数のキー
データの照合を行なう優先順番を示す照合優先順番情報
を前記複数のキーデータごとに記憶している照合優先順
番記憶手段と、前記キー照合手段によるキーデータの照
合時、前記照合結果記憶手段内の各照合結果情報を参照
することにより照合成功を示す照合結果情報があれば、
その照合結果情報と対応するキーデータを最初に照合す
るように前記キー照合手段を制御し、照合成功を示す照
合結果情報がない場合、前記照合優先順番記憶手段内の
各照合優先順番情報を参照することにより一番優先度の
高いキーデータを最初に照合するように前記キー照合手
段を制御する照合制御手段とを具備している。
タを記憶する記憶部を有し、この記憶部に対してアクセ
スを行なうことにより外部との間でデータの入出力を行
なう携帯可能電子装置において、前記記憶部へのアクセ
スのために用いる複数のキーデータを記憶しているキー
記憶手段と、外部から入力されるキー照合コマンドを受
信すると、そのキー照合コマンドとともに外部から入力
されたキーデータと前記キー記憶手段内の複数のキーデ
ータとを照合するキー照合手段と、このキー照合手段の
照合結果に基づき前記記憶部に対するアクセスを許可す
るアクセス制御手段と、前記キー照合手段の照合結果が
成功か失敗かを示す照合結果情報を前記複数のキーデー
タごとに記憶する照合結果記憶手段と、前記複数のキー
データの照合を行なう優先順番を示す照合優先順番情報
を前記複数のキーデータごとに記憶している照合優先順
番記憶手段と、前記キー照合手段によるキーデータの照
合時、前記照合結果記憶手段内の各照合結果情報を参照
することにより照合成功を示す照合結果情報があれば、
その照合結果情報と対応するキーデータを最初に照合す
るように前記キー照合手段を制御し、照合成功を示す照
合結果情報がない場合、前記照合優先順番記憶手段内の
各照合優先順番情報を参照することにより一番優先度の
高いキーデータを最初に照合するように前記キー照合手
段を制御する照合制御手段とを具備している。
【００１２】また、本発明のキー照合方法は、データを
記憶する記憶部を有し、この記憶部に対してアクセスを
行なうことにより外部との間でデータの入出力を行なう
携帯可能電子装置において、前記記憶部へのアクセスの
際に行なわれるキー照合に用いる複数のキーデータ、お
よび、この複数のキーデータごとの前回の照合結果を記
憶しておき、外部から入力されるキー照合コマンドを受
信すると、前記記憶されている照合結果を参照すること
により前記複数のキーデータのうちどのキーデータを最
初に照合するかを決定するステップと、前記キー照合コ
マンドとともに外部から入力されたキーデータと前記複
数のキーデータとを前記決定するステップにより最初に
照合すると決定されたキーデータから照合していくステ
ップと、この照合の結果に基づき前記記憶部に対するア
クセスを許可するステップと、前記照合の結果を前記複
数のキーデータごとに記憶するステップとを具備してい
る。
記憶する記憶部を有し、この記憶部に対してアクセスを
行なうことにより外部との間でデータの入出力を行なう
携帯可能電子装置において、前記記憶部へのアクセスの
際に行なわれるキー照合に用いる複数のキーデータ、お
よび、この複数のキーデータごとの前回の照合結果を記
憶しておき、外部から入力されるキー照合コマンドを受
信すると、前記記憶されている照合結果を参照すること
により前記複数のキーデータのうちどのキーデータを最
初に照合するかを決定するステップと、前記キー照合コ
マンドとともに外部から入力されたキーデータと前記複
数のキーデータとを前記決定するステップにより最初に
照合すると決定されたキーデータから照合していくステ
ップと、この照合の結果に基づき前記記憶部に対するア
クセスを許可するステップと、前記照合の結果を前記複
数のキーデータごとに記憶するステップとを具備してい
る。
【００１３】また、本発明のキー照合方法は、データを
記憶する記憶部を有し、この記憶部に対してアクセスを
行なうことにより外部との間でデータの入出力を行なう
携帯可能電子装置において、前記記憶部へのアクセスの
際に行なわれるキー照合に用いる複数のキーデータ、お
よび、この複数のキーデータごとの前回の照合結果を記
憶しておき、外部から入力されるキー照合コマンドを受
信すると、前記記憶されている照合結果を参照すること
により前記複数のキーデータのうちどのキーデータを最
初に照合するかを決定し、この照合結果により決定でき
ない場合にはあらかじめ設定された照合を行なう優先順
位を示す照合優先順番情報を参照することにより前記複
数のキーデータのうちどのキーデータを最初に照合する
かを決定するステップと、前記キー照合コマンドととも
に外部から入力されたキーデータと前記複数のキーデー
タとを前記決定するステップにより最初に照合すると決
定されたキーデータから照合していくステップと、この
照合の結果に基づき前記記憶部に対するアクセスを許可
するステップと、前記照合の結果を前記複数のキーデー
タごとに記憶するステップとを具備している。
記憶する記憶部を有し、この記憶部に対してアクセスを
行なうことにより外部との間でデータの入出力を行なう
携帯可能電子装置において、前記記憶部へのアクセスの
際に行なわれるキー照合に用いる複数のキーデータ、お
よび、この複数のキーデータごとの前回の照合結果を記
憶しておき、外部から入力されるキー照合コマンドを受
信すると、前記記憶されている照合結果を参照すること
により前記複数のキーデータのうちどのキーデータを最
初に照合するかを決定し、この照合結果により決定でき
ない場合にはあらかじめ設定された照合を行なう優先順
位を示す照合優先順番情報を参照することにより前記複
数のキーデータのうちどのキーデータを最初に照合する
かを決定するステップと、前記キー照合コマンドととも
に外部から入力されたキーデータと前記複数のキーデー
タとを前記決定するステップにより最初に照合すると決
定されたキーデータから照合していくステップと、この
照合の結果に基づき前記記憶部に対するアクセスを許可
するステップと、前記照合の結果を前記複数のキーデー
タごとに記憶するステップとを具備している。
【００１４】さらに、本発明のキー照合方法は、データ
を記憶する記憶部を有し、この記憶部に対してアクセス
を行なうことにより外部との間でデータの入出力を行な
う携帯可能電子装置において、前記記憶部へのアクセス
の際に行なわれるキー照合に用いる複数のキーデータを
記憶しておくとともに、前記複数のキーデータごとに前
回の照合結果が成功か失敗かを記憶しておき、外部から
入力されるキー照合コマンドを受信すると、前記記憶さ
れている照合結果の中から照合成功であるキーデータを
最初に照合するよう決定し、照合成功の照合結果が記憶
されていない場合には、あらかじめ設定された照合を行
なう優先順位にしたがって一番優先度の高いキーデータ
を最初に照合するよう決定するステップと、前記キー照
合コマンドとともに外部から入力されたキーデータと前
記複数のキーデータとを前記決定するステップにより最
初に照合すると決定されたキーデータから照合していく
ステップと、この照合の結果に基づき前記記憶部に対す
るアクセスを許可するステップと、前記照合の結果が成
功か失敗かを前記複数のキーデータごとに記憶するステ
ップとを具備している。
を記憶する記憶部を有し、この記憶部に対してアクセス
を行なうことにより外部との間でデータの入出力を行な
う携帯可能電子装置において、前記記憶部へのアクセス
の際に行なわれるキー照合に用いる複数のキーデータを
記憶しておくとともに、前記複数のキーデータごとに前
回の照合結果が成功か失敗かを記憶しておき、外部から
入力されるキー照合コマンドを受信すると、前記記憶さ
れている照合結果の中から照合成功であるキーデータを
最初に照合するよう決定し、照合成功の照合結果が記憶
されていない場合には、あらかじめ設定された照合を行
なう優先順位にしたがって一番優先度の高いキーデータ
を最初に照合するよう決定するステップと、前記キー照
合コマンドとともに外部から入力されたキーデータと前
記複数のキーデータとを前記決定するステップにより最
初に照合すると決定されたキーデータから照合していく
ステップと、この照合の結果に基づき前記記憶部に対す
るアクセスを許可するステップと、前記照合の結果が成
功か失敗かを前記複数のキーデータごとに記憶するステ
ップとを具備している。
【００１５】本発明によれば、認証用のキーデータを複
数もつ場合、前回に照合が成功したキーデータが次回の
照合対象の先頭になるため、従来よりもキーデータの照
合処理速度が向上する。
数もつ場合、前回に照合が成功したキーデータが次回の
照合対象の先頭になるため、従来よりもキーデータの照
合処理速度が向上する。
【００１６】また、本発明によれば、前回に照合が成功
したキーデータが存在しない場合は、照合優先順番情報
により優先度の一番高いキーデータが最初にアクセスさ
れるため、従来よりもキーデータの照合処理速度が向上
する。
したキーデータが存在しない場合は、照合優先順番情報
により優先度の一番高いキーデータが最初にアクセスさ
れるため、従来よりもキーデータの照合処理速度が向上
する。
【００１７】さらに、本発明によれば、前回に照合が成
功したキーデータから照合されるため、たとえば、第１
のキーデータが漏洩し、第２のキーデータに変更した場
合も、第１のキーデータはアクセス対象とならないた
め、従来よりもセキュリティが向上する。
功したキーデータから照合されるため、たとえば、第１
のキーデータが漏洩し、第２のキーデータに変更した場
合も、第１のキーデータはアクセス対象とならないた
め、従来よりもセキュリティが向上する。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【００１９】図１は、本発明に係る携帯可能電子装置と
してのＩＣカードを取扱うシステムの全体的な構成例を
示すものである。すなわち、このシステムは、ＩＣカー
ド１をカードリーダ・ライタ（外部装置）２を介して端
末装置３と接続可能にするとともに、端末装置３にキー
ボード４、ＣＲＴディスプレイ装置５、および、プリン
タ６を接続して構成される。
してのＩＣカードを取扱うシステムの全体的な構成例を
示すものである。すなわち、このシステムは、ＩＣカー
ド１をカードリーダ・ライタ（外部装置）２を介して端
末装置３と接続可能にするとともに、端末装置３にキー
ボード４、ＣＲＴディスプレイ装置５、および、プリン
タ６を接続して構成される。
【００２０】ＩＣカード１は、たとえば、図２にその機
能ブロックを示すように、リード・ライト部７、暗証設
定・暗証照合部８、および、暗号化・復号化部９などの
基本機能を実行する部分と、これらの基本機能を管理す
るスーパバイザ１０とで構成されている。
能ブロックを示すように、リード・ライト部７、暗証設
定・暗証照合部８、および、暗号化・復号化部９などの
基本機能を実行する部分と、これらの基本機能を管理す
るスーパバイザ１０とで構成されている。
【００２１】リード・ライト部７は、データメモリなど
に対してデータの読出し、書込み、あるいは消去を行な
う機能である。
に対してデータの読出し、書込み、あるいは消去を行な
う機能である。
【００２２】暗証設定・暗証照合部８は、ユーザが設定
した暗証番号（キーデータ）の記憶および読出禁止処理
を行なうとともに、暗証番号の設定後にその暗証番号の
照合を行ない、以後の処理の許可を与える機能である。
した暗証番号（キーデータ）の記憶および読出禁止処理
を行なうとともに、暗証番号の設定後にその暗証番号の
照合を行ない、以後の処理の許可を与える機能である。
【００２３】暗号化・復号化部９は、たとえば、通信回
線を介して端末装置３から他の端末装置へデータを送信
する場合の通信データの漏洩、偽造を防止するための暗
号化や、暗号化されたデータの復号化を行なうものであ
る。
線を介して端末装置３から他の端末装置へデータを送信
する場合の通信データの漏洩、偽造を防止するための暗
号化や、暗号化されたデータの復号化を行なうものであ
る。
【００２４】スーパバイザ１０は、カードリーダ・ライ
タ２から入力された機能コード、もしくは、データの付
加された機能コードを解読し、前記基本機能のうち必要
な機能を選択して実行させる機能である。
タ２から入力された機能コード、もしくは、データの付
加された機能コードを解読し、前記基本機能のうち必要
な機能を選択して実行させる機能である。
【００２５】これらの諸機能を発揮させるために、ＩＣ
カード１は、たとえば、図３に示すように、ＣＰＵなど
の制御素子（制御部）１１、記憶部としてのデータメモ
リ１２、プログラムメモリ１３、ワークメモリ１４、お
よび、カードリーダ・ライタ２との電気的接触を得るた
めのコンタクト部１５によって構成されており、これら
のうち、制御素子１１、データメモリ１２、プログラム
メモリ１３、および、ワークメモリ１４は１つのＩＣチ
ップ（あるいは複数のＩＣチップ）により構成されてＩ
Ｃカ―ド本体内に埋設されている。
カード１は、たとえば、図３に示すように、ＣＰＵなど
の制御素子（制御部）１１、記憶部としてのデータメモ
リ１２、プログラムメモリ１３、ワークメモリ１４、お
よび、カードリーダ・ライタ２との電気的接触を得るた
めのコンタクト部１５によって構成されており、これら
のうち、制御素子１１、データメモリ１２、プログラム
メモリ１３、および、ワークメモリ１４は１つのＩＣチ
ップ（あるいは複数のＩＣチップ）により構成されてＩ
Ｃカ―ド本体内に埋設されている。
【００２６】プログラムメモリ１３は、たとえば、マス
クＲＯＭによって構成されており、前記各基本機能を実
現するサブルーチンを備えた制御素子１１の制御プログ
ラムなどを記憶するものである。
クＲＯＭによって構成されており、前記各基本機能を実
現するサブルーチンを備えた制御素子１１の制御プログ
ラムなどを記憶するものである。
【００２７】ワークメモリ１４は、作業用のメモリであ
り、たとえば、ＲＡＭなどの揮発性メモリによって構成
されている。
り、たとえば、ＲＡＭなどの揮発性メモリによって構成
されている。
【００２８】データメモリ１２は、各種データの記憶に
使用され、たとえば、ＥＥＰＲＯＭなどの消去可能な不
揮発性メモリによって構成されている。
使用され、たとえば、ＥＥＰＲＯＭなどの消去可能な不
揮発性メモリによって構成されている。
【００２９】そして、データメモリ１２は、たとえば、
図４に示すように、複数のユーザデータを記憶するユー
ザデータ記憶領域１２Ａと、複数のキーデータを記憶す
るキーデータ記憶領域１２Ｂとによって構成されいる。
図４に示すように、複数のユーザデータを記憶するユー
ザデータ記憶領域１２Ａと、複数のキーデータを記憶す
るキーデータ記憶領域１２Ｂとによって構成されいる。
【００３０】ユーザデータ記憶領域１２Ａ内のユーザデ
ータは、たとえば、図５に示すようなキー照合コマンド
により外部から入力されたキーデータとキーデータ記憶
領域１２Ｂ内のキーデータとを照合し、照合成功の際
（両キーデータが一致の際）、アクセスが許可されるよ
うになっている。
ータは、たとえば、図５に示すようなキー照合コマンド
により外部から入力されたキーデータとキーデータ記憶
領域１２Ｂ内のキーデータとを照合し、照合成功の際
（両キーデータが一致の際）、アクセスが許可されるよ
うになっている。
【００３１】また、１つのキーデータの照合で失敗の場
合（両キーデータが不一致の場合）は、次のキーデータ
によって照合する。その場合、キーデータの照合におい
て、複数あるキーデータのどのキーデータから照合する
かは、キーデータ内に格納されているキー照合順番情報
（後で詳細を説明する）により制御される。
合（両キーデータが不一致の場合）は、次のキーデータ
によって照合する。その場合、キーデータの照合におい
て、複数あるキーデータのどのキーデータから照合する
かは、キーデータ内に格納されているキー照合順番情報
（後で詳細を説明する）により制御される。
【００３２】キーデータ記憶領域１２Ｂ内のキーデータ
には、たとえば、図６に示すように、キーデータの長さ
情報およびキー照合順番情報が付加されている。キー照
合順番情報は、たとえば、図７に示すように、スタート
位置情報と照合優先順番情報とから構成されている。ス
タート位置情報は、”０”または”１”で構成され、”
０”のキーデータが最初に照合対象となる。スタート位
置情報は、キーデータの照合が成功したとき”０”を書
込み、失敗したとき”１”を書込むようになっている。
照合優先順番情報は、複数のキーデータの照合を行なう
優先順番を示す情報である。
には、たとえば、図６に示すように、キーデータの長さ
情報およびキー照合順番情報が付加されている。キー照
合順番情報は、たとえば、図７に示すように、スタート
位置情報と照合優先順番情報とから構成されている。ス
タート位置情報は、”０”または”１”で構成され、”
０”のキーデータが最初に照合対象となる。スタート位
置情報は、キーデータの照合が成功したとき”０”を書
込み、失敗したとき”１”を書込むようになっている。
照合優先順番情報は、複数のキーデータの照合を行なう
優先順番を示す情報である。
【００３３】キーデータ記憶領域１２Ｂ内にスタート位
置情報が”０”のキーデータがない場合、つまり、どの
キーデータのスタート位置情報も”１”の場合は、照合
優先順番情報の示す順番が照合対象キーデータの順番と
なる。
置情報が”０”のキーデータがない場合、つまり、どの
キーデータのスタート位置情報も”１”の場合は、照合
優先順番情報の示す順番が照合対象キーデータの順番と
なる。
【００３４】次に、このような構成において、図８に示
すフロ―チャ―トを参照してキーデータ照合処理を主体
に動作を説明する。
すフロ―チャ―トを参照してキーデータ照合処理を主体
に動作を説明する。
【００３５】たとえば、カードリーダ・ライタ２から図
５に示すようなキー照合コマンドが入力されると（Ｓ
１）、制御素子１１は、データメモリ１２のキーデータ
記憶領域１２Ｂ内の複数のキーデータを参照することに
より、各キーデータのスタート位置情報を検索し、”
０”となっているスタート位置情報が存在するか否かを
チエックするとともに、キーデータ記憶領域１２Ｂに格
納されているキーデータの総数をもチエックする（Ｓ
２）。
５に示すようなキー照合コマンドが入力されると（Ｓ
１）、制御素子１１は、データメモリ１２のキーデータ
記憶領域１２Ｂ内の複数のキーデータを参照することに
より、各キーデータのスタート位置情報を検索し、”
０”となっているスタート位置情報が存在するか否かを
チエックするとともに、キーデータ記憶領域１２Ｂに格
納されているキーデータの総数をもチエックする（Ｓ
２）。
【００３６】ステップＳ２のチエックの結果、”０”と
なっているスタート位置情報が存在する場合、制御素子
１１は、そのスタート位置情報が付加されているキーデ
ータに対してポインタをセットし（Ｓ３）、ステップＳ
４に進む。
なっているスタート位置情報が存在する場合、制御素子
１１は、そのスタート位置情報が付加されているキーデ
ータに対してポインタをセットし（Ｓ３）、ステップＳ
４に進む。
【００３７】ステップＳ２のチエックの結果、”０”と
なっているスタート位置情報が１つも存在しない場合、
制御素子１１は、各キーデータの照合優先順番情報を参
照することにより、一番優先度の高い照合優先順番情報
が付加されているキーデータに対してポインタをセット
し（Ｓ５）、ステップＳ４に進む。
なっているスタート位置情報が１つも存在しない場合、
制御素子１１は、各キーデータの照合優先順番情報を参
照することにより、一番優先度の高い照合優先順番情報
が付加されているキーデータに対してポインタをセット
し（Ｓ５）、ステップＳ４に進む。
【００３８】ステップＳ４では、キーデータ記憶領域１
２Ｂ内のポインタの示すキーデータとキー照合コマンド
とともに入力されたキーデータとを照合し、両キーデー
タが一致した場合、制御素子１１は、ポインタの示すキ
ーデータに付加されているスタート位置情報に”０”を
セットする（Ｓ６）。
２Ｂ内のポインタの示すキーデータとキー照合コマンド
とともに入力されたキーデータとを照合し、両キーデー
タが一致した場合、制御素子１１は、ポインタの示すキ
ーデータに付加されているスタート位置情報に”０”を
セットする（Ｓ６）。
【００３９】次に、制御素子１１は、ユーザデータ記憶
領域１２Ａ内のスタート位置情報を”０”にしたキーデ
ータに対応するユーザデータに対するデータアクセス権
フラグ（ワークメモリ１４内に設けられており、図示し
ない）をオンにすることにより、上記ユーザデータに対
するアクセスを許可する（Ｓ７）。そして、制御素子１
１は、正常を意味するステータス、つまり、アクセス許
可を意味するステータスをカードリーダ・ライタ２へ出
力する（Ｓ８）。
領域１２Ａ内のスタート位置情報を”０”にしたキーデ
ータに対応するユーザデータに対するデータアクセス権
フラグ（ワークメモリ１４内に設けられており、図示し
ない）をオンにすることにより、上記ユーザデータに対
するアクセスを許可する（Ｓ７）。そして、制御素子１
１は、正常を意味するステータス、つまり、アクセス許
可を意味するステータスをカードリーダ・ライタ２へ出
力する（Ｓ８）。
【００４０】ステップＳ４の照合の結果、両キーデータ
が不一致であった場合、制御素子１１は、ポインタの示
すキーデータに付加されているスタート位置情報に”
１”をセットし（Ｓ９）、そのポインタの示すキーデー
タは最終のキーデータか否かをチエックする（Ｓ１
０）。
が不一致であった場合、制御素子１１は、ポインタの示
すキーデータに付加されているスタート位置情報に”
１”をセットし（Ｓ９）、そのポインタの示すキーデー
タは最終のキーデータか否かをチエックする（Ｓ１
０）。
【００４１】ステップＳ１０のチエックの結果、最終の
キーデータであった場合、制御素子１１は、照合エラー
を意味するステータスをカードリーダ・ライタ２へ出力
し（Ｓ１１）、最終のキーデータでなかった場合、ポイ
ンタを次のキーデータにセットし（Ｓ１２）、ステップ
Ｓ４に戻って上記同様な動作を繰り返す。
キーデータであった場合、制御素子１１は、照合エラー
を意味するステータスをカードリーダ・ライタ２へ出力
し（Ｓ１１）、最終のキーデータでなかった場合、ポイ
ンタを次のキーデータにセットし（Ｓ１２）、ステップ
Ｓ４に戻って上記同様な動作を繰り返す。
【００４２】なお、カードリーダ・ライタ２からデータ
読出コマンドが入力された場合、ワークメモリ１４内の
データアクセス権フラグがオン状態になっていれば、対
応するユーザデータを読出すことができる。また、上記
データアクセス権フラグがオフ状態の場合、制御素子１
１は、読出エラーを意味するステータスをカードリーダ
・ライタ２へ出力する。
読出コマンドが入力された場合、ワークメモリ１４内の
データアクセス権フラグがオン状態になっていれば、対
応するユーザデータを読出すことができる。また、上記
データアクセス権フラグがオフ状態の場合、制御素子１
１は、読出エラーを意味するステータスをカードリーダ
・ライタ２へ出力する。
【００４３】このように、データメモリに対するアクセ
スの可否を決定するための認証用のキーデータを複数も
つ場合、キーデータの照合結果が成功か失敗かを示す照
合結果情報を各キーデータごとに記憶しておくととも
に、各キーデータの照合を行なう優先順番を示す照合優
先順番情報を各キーデータごとにあらかじめ記憶してお
き、キーデータの照合時、上記記憶されている各照合結
果情報を参照することにより各キーデータのうちどのキ
ーデータを最初に照合するかを決定し、この照合結果情
報により決定できない場合、上記記憶されている各照合
優先順番情報を参照することにより各キーデータのうち
どのキーデータを最初に照合するかを決定することによ
り、前回に照合が成功したキーデータが次回の照合対象
の先頭になるため、従来よりもキーデータの照合処理速
度が向上する。
スの可否を決定するための認証用のキーデータを複数も
つ場合、キーデータの照合結果が成功か失敗かを示す照
合結果情報を各キーデータごとに記憶しておくととも
に、各キーデータの照合を行なう優先順番を示す照合優
先順番情報を各キーデータごとにあらかじめ記憶してお
き、キーデータの照合時、上記記憶されている各照合結
果情報を参照することにより各キーデータのうちどのキ
ーデータを最初に照合するかを決定し、この照合結果情
報により決定できない場合、上記記憶されている各照合
優先順番情報を参照することにより各キーデータのうち
どのキーデータを最初に照合するかを決定することによ
り、前回に照合が成功したキーデータが次回の照合対象
の先頭になるため、従来よりもキーデータの照合処理速
度が向上する。
【００４４】また、前回に照合が成功したキーデータが
１つも存在しない場合は、照合優先順番情報により優先
度の一番高いキーデータが最初にアクセスされるため、
従来よりもキーデータの照合処理速度が向上する。
１つも存在しない場合は、照合優先順番情報により優先
度の一番高いキーデータが最初にアクセスされるため、
従来よりもキーデータの照合処理速度が向上する。
【００４５】さらに、前回に照合が成功したキーデータ
から先に照合されるため、たとえば、データメモリ内に
キーデータＡ，Ｂが記憶されている場合で、キーデータ
Ａが他人に漏洩したため、メインのキーデータをＡから
Ｂに変更した場合も、キーデータＡはアクセス対象とな
らないため、従来よりもセキュリティが向上する。
から先に照合されるため、たとえば、データメモリ内に
キーデータＡ，Ｂが記憶されている場合で、キーデータ
Ａが他人に漏洩したため、メインのキーデータをＡから
Ｂに変更した場合も、キーデータＡはアクセス対象とな
らないため、従来よりもセキュリティが向上する。
【００４６】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、認
証用のキーデータを複数もつ場合、キーデータの照合処
理速度の向上が図れ、かつ、たとえば１つのキーデータ
が漏洩したとしてもセキュリティの向上が図れる携帯可
能電子装置およびキー照合方法を提供できる。
証用のキーデータを複数もつ場合、キーデータの照合処
理速度の向上が図れ、かつ、たとえば１つのキーデータ
が漏洩したとしてもセキュリティの向上が図れる携帯可
能電子装置およびキー照合方法を提供できる。
【図１】本発明の実施の形態に係るＩＣカードを取扱う
システムの全体的な構成例を概略的に示すブロック図。
システムの全体的な構成例を概略的に示すブロック図。
【図２】ＩＣカ―ドの機能ブロックを示す図。
【図３】ＩＣカ―ドの構成を概略的に示すブロック図。
【図４】デ―タメモリのメモリマップを示す図。
【図５】キ―照合コマンドのフォ―マット例を示す図。
【図６】キーデ―タの格納フォ―マット例を示す図。
【図７】キー照合順番情報のフォ―マット例を示す図。
【図８】キーデータ照合処理を主体に動作を説明するフ
ローチャート。
ローチャート。
１……ＩＣカ―ド（携帯可能電子装置） ２……カードリーダ・ライタ（外部装置） １１……制御素子（制御部） １２……デ―タメモリ（記憶部） １３……プログラムメモリ、 １４……ワ―クメモリ １２Ａ……ユーザデータ記憶領域 １２Ｂ……キーデータ記憶領域
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G06K 19/00 - 19/18 G06F 12/14 G06F 15/00 B42D 15/10
Claims (6)
- 【請求項１】 データを記憶する記憶部を有し、この記
憶部に対してアクセスを行なうことにより外部との間で
データの入出力を行なう携帯可能電子装置において、 前記記憶部へのアクセスのために用いる複数のキーデー
タを記憶しているキー記憶手段と、 外部から入力されるキー照合コマンドを受信すると、そ
のキー照合コマンドとともに外部から入力されたキーデ
ータと前記キー記憶手段内の複数のキーデータとを照合
するキー照合手段と、 このキー照合手段の照合結果に基づき前記記憶部に対す
るアクセスを許可するアクセス制御手段と、 前記キー照合手段の照合結果を示す照合結果情報を前記
複数のキーデータごとに記憶する照合結果記憶手段と、 前記キー照合手段によるキーデータの照合時、前記照合
結果記憶手段内の各照合結果情報を参照することにより
前記複数のキーデータのうちどのキーデータを最初に照
合するかを決定する照合順位決定手段と、 を具備したことを特徴とする携帯可能電子装置。 - 【請求項２】 データを記憶する記憶部を有し、この記
憶部に対してアクセスを行なうことにより外部との間で
データの入出力を行なう携帯可能電子装置において、 前記記憶部へのアクセスのために用いる複数のキーデー
タを記憶しているキー記憶手段と、 外部から入力されるキー照合コマンドを受信すると、そ
のキー照合コマンドとともに外部から入力されたキーデ
ータと前記キー記憶手段内の複数のキーデータとを照合
するキー照合手段と、 このキー照合手段の照合結果に基づき前記記憶部に対す
るアクセスを許可するアクセス制御手段と、 前記キー照合手段の照合結果を示す照合結果情報を前記
複数のキーデータごとに記憶する照合結果記憶手段と、 前記複数のキーデータの照合を行なう優先順番を示す照
合優先順番情報を前記複数のキーデータごとに記憶して
いる照合優先順番記憶手段と、 前記キー照合手段によるキーデータの照合時、前記照合
結果記憶手段内の各照合結果情報を参照することにより
前記複数のキーデータのうちどのキーデータを最初に照
合するかを決定し、この照合結果情報により決定できな
い場合、前記照合優先順番記憶手段内の各照合優先順番
情報を参照することにより前記複数のキーデータのうち
どのキーデータを最初に照合するかを決定する照合順位
決定手段と、 を具備したことを特徴とする携帯可能電子装置。 - 【請求項３】 データを記憶する記憶部を有し、この記
憶部に対してアクセスを行なうことにより外部との間で
データの入出力を行なう携帯可能電子装置において、 前記記憶部へのアクセスのために用いる複数のキーデー
タを記憶しているキー記憶手段と、 外部から入力されるキー照合コマンドを受信すると、そ
のキー照合コマンドとともに外部から入力されたキーデ
ータと前記キー記憶手段内の複数のキーデータとを照合
するキー照合手段と、 このキー照合手段の照合結果に基づき前記記憶部に対す
るアクセスを許可するアクセス制御手段と、 前記キー照合手段の照合結果が成功か失敗かを示す照合
結果情報を前記複数のキーデータごとに記憶する照合結
果記憶手段と、 前記複数のキーデータの照合を行なう優先順番を示す照
合優先順番情報を前記複数のキーデータごとに記憶して
いる照合優先順番記憶手段と、 前記キー照合手段によるキーデータの照合時、前記照合
結果記憶手段内の各照合結果情報を参照することにより
照合成功を示す照合結果情報があれば、その照合結果情
報と対応するキーデータを最初に照合するように前記キ
ー照合手段を制御し、照合成功を示す照合結果情報がな
い場合、前記照合優先順番記憶手段内の各照合優先順番
情報を参照することにより一番優先度の高いキーデータ
を最初に照合するように前記キー照合手段を制御する照
合制御手段と、 を具備したことを特徴とする携帯可能電子装置。 - 【請求項４】 データを記憶する記憶部を有し、この記
憶部に対してアクセスを行なうことにより外部との間で
データの入出力を行なう携帯可能電子装置において、 前記記憶部へのアクセスの際に行なわれるキー照合に用
いる複数のキーデータ、および、この複数のキーデータ
ごとの前回の照合結果を記憶しておき、 外部から入力されるキー照合コマンドを受信すると、前
記記憶されている照合結果を参照することにより前記複
数のキーデータのうちどのキーデータを最初に照合する
かを決定するステップと、 前記キー照合コマンドとともに外部から入力されたキー
データと前記複数のキーデータとを前記決定するステッ
プにより最初に照合すると決定されたキーデータから照
合していくステップと、 この照合の結果に基づき前記記憶部に対するアクセスを
許可するステップと、 前記照合の結果を前記複数のキーデータごとに記憶する
ステップと、 を具備したことを特徴とするキー照合方法。 - 【請求項５】 データを記憶する記憶部を有し、この記
憶部に対してアクセスを行なうことにより外部との間で
データの入出力を行なう携帯可能電子装置において、 前記記憶部へのアクセスの際に行なわれるキー照合に用
いる複数のキーデータ、および、この複数のキーデータ
ごとの前回の照合結果を記憶しておき、 外部から入力されるキー照合コマンドを受信すると、前
記記憶されている照合結果を参照することにより前記複
数のキーデータのうちどのキーデータを最初に照合する
かを決定し、この照合結果により決定できない場合には
あらかじめ設定された照合を行なう優先順位を示す照合
優先順番情報を参照することにより前記複数のキーデー
タのうちどのキーデータを最初に照合するかを決定する
ステップと、 前記キー照合コマンドとともに外部から入力されたキー
データと前記複数のキーデータとを前記決定するステッ
プにより最初に照合すると決定されたキーデータから照
合していくステップと、 この照合の結果に基づき前記記憶部に対するアクセスを
許可するステップと、 前記照合の結果を前記複数のキーデータごとに記憶する
ステップと、 を具備したことを特徴とするキー照合方法。 - 【請求項６】 データを記憶する記憶部を有し、この記
憶部に対してアクセスを行なうことにより外部との間で
データの入出力を行なう携帯可能電子装置において、 前記記憶部へのアクセスの際に行なわれるキー照合に用
いる複数のキーデータを記憶しておくとともに、前記複
数のキーデータごとに前回の照合結果が成功か失敗かを
記憶しておき、 外部から入力されるキー照合コマンドを受信すると、前
記記憶されている照合結果の中から照合成功であるキー
データを最初に照合するよう決定し、照合成功の照合結
果が記憶されていない場合には、あらかじめ設定された
照合を行なう優先順位にしたがって一番優先度の高いキ
ーデータを最初に照合するよう決定するステップと、 前記キー照合コマンドとともに外部から入力されたキー
データと前記複数のキーデータとを前記決定するステッ
プにより最初に照合すると決定されたキーデータから照
合していくステップと、 この照合の結果に基づき前記記憶部に対するアクセスを
許可するステップと、 前記照合の結果が成功か失敗かを前記複数のキーデータ
ごとに記憶するステップと、 を具備したことを特徴とするキー照合方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000009230A JP3302348B2 (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 携帯可能電子装置およびキー照合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000009230A JP3302348B2 (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 携帯可能電子装置およびキー照合方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001202487A JP2001202487A (ja) | 2001-07-27 |
| JP3302348B2 true JP3302348B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=18537403
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000009230A Expired - Fee Related JP3302348B2 (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 携帯可能電子装置およびキー照合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3302348B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4024623B2 (ja) * | 2002-08-19 | 2007-12-19 | 株式会社東芝 | カード処理システム、およびカード処理方法 |
| JP2008040743A (ja) * | 2006-08-04 | 2008-02-21 | Toppan Printing Co Ltd | Ｉｃ付き情報担体及び情報管理方法 |
| JP4777951B2 (ja) * | 2007-09-10 | 2011-09-21 | 株式会社富士通エフサス | データ認証方法 |
| JP5022201B2 (ja) * | 2007-12-10 | 2012-09-12 | 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 | 認証システム |
-
2000
- 2000-01-18 JP JP2000009230A patent/JP3302348B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001202487A (ja) | 2001-07-27 |
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