JP3300884B2 - 包装用パッド - Google Patents
包装用パッドInfo
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Description
品、電気器具又は照明器具等を包装するにあたって、包
装箱内に梱包する上記照明器具等に対する衝撃を緩和し
て破損を防止するために使用される包装用パッドに関す
る。
ら構成される照明器具の包装箱内へ包装するにあたって
は、梱包する照明器具の破損を防止するために、包装箱
の落下等による衝撃を緩和できるように、段ボール紙に
折曲加工又は発泡スチロールに切削或は成形加工を施し
て照明器具を構成する照明器具本体又はセードを支持可
能とする包装用パッドとし、この包装用パッドを利用し
て、照明器具本体及びセードを包装箱内において固定し
てなるものが一般的である。
来のもののように、照明器具を構成する照明器具本体又
はセードを包装箱内に固定するため、段ボール紙又は発
泡スチロールによる包装用パッドを利用する場合におい
て、段ボール紙による包装用パッドは、包装箱内で照明
器具を固定する包装用パッドとするには、被包装物であ
る照明器具の外形に合わせて段ボール紙を切断又は折曲
加工することが必要となる。したがって、包装用パッド
の製造工程上非常に煩雑なものとなって製造作業の効率
が著しく低下すると共に、やや硬質のパッドによって軟
質のセードを保護するには充分な緩衝作用がなく、その
製造コストは反対に上昇するという問題点がある。
によって照明器具本体及びセードより構成される照明器
具を梱包しようとする場合では、包装用パッドが被包装
物である照明器具本体及びセードと一体となって包装箱
内での固定を行うものであるから、包装箱内で梱包され
る照明器具本体及びセードから構成される照明器具の外
形に合わせた精度の高い切削或は成形加工が必要とされ
ることとなる。そして、その製造作業にあたっては非常
に時間やコストが費やされることとなって、製品である
照明器具の流通コストの上昇を招き、製造作業の作業性
の低下や製品のコストの著しい上昇を招いてしまう問題
もある。
の衝撃を緩和して被包装物である照明器具本体又はセー
ドからなる照明器具を破損から守ろうとする場合には、
溶融した古紙を所定形状に成形すると共に乾燥してなる
パルプモールド体からなる軟質の包装用パッドが使用さ
れる。このパルプモールド体からなる包装用パッドで
は、確かに緩衝作用を具え古紙を再利用するため、その
製造コストの低減及び焼却による廃棄処分においてはそ
の有用性を十分に享受することができても、このような
パルプモールド体の包装用パッドでは被包装物を単に被
覆するものであるため、包装用パッドとしての衝撃の緩
衝作用はパルプモールド体の厚み方向にしか発揮されな
いものであり、特に上下方向への衝撃に対しての緩衝作
用は不十分なものであった。
を、照明器具本体及びセードからなる照明器具を包装す
るにあたって使用する包装箱内の側面部及び底面部に密
着して固定するパルプモールド体からなるパッド本体
と、このパッド本体より内方に向かってセードの辺縁部
を支承してなる台状の支持部を有する複数の縦リブ、及
びその下方に照明器具本体の周縁部を挟持してなる把持
部を一体に形成することで構成されるもの(特願平7−
76298号)も提案されている。しかし、パッド本体
の複数の縦リブにより、包装用パッドとしての強度が向
上するものであるが、照明器具を包装箱内に固定するに
当たっては、セード及び照明器具本体からなる照明器具
を固定する包装用パッドを包装箱内に接着剤により固定
する必要があると共に、包装箱の隅部においてはこの包
装用パッドの有する外形から配置することができないた
め包装用パッドとしての利便性を欠き、この包装用パッ
ドを製造する時には、パッド本体の両側面部を平滑に切
断する必要があり、成形時においては離型性が低いこと
から、その作業性が低下する。そして、輸送等する場合
にはその形状ゆえ積層が困難であり、輸送費の増大を招
くという問題をも有しているものである。
点を改善するものであり、簡単な構造により、生産性を
向上させつつ、その適用範囲を拡大し、被包装物である
照明器具等を確実に包装箱内において固定できるように
するものである。
及び底面部を、包装箱内の側面部及び底面部に密着して
固定するパルプモールド体からなるパッド本体を形成
し、このパッド本体の両側面部にその先端が包装箱内の
側面部又は底面部に当接するように斜方向に突出する羽
根部を一体に成形してなるものである。また、パット本
体は、包装箱の内方に向い照明器具の器具本体とセード
を固定できるように構成してなるものである。
ッドは以上の構成を具えるので、例えば照明器具を包装
するために、包装箱内において照明器具を構成する照明
器具本体及びセードを固定しようとする時に、この包装
用パッドを包装箱内の側面部又は隅部に配置することと
なる。しかし、この包装用パッドを包装箱内の側面部に
配置した場合には、このパッド本体の両側面部に一体に
成形される羽根部の先端が包装箱内の側面部又は底面部
に当接するので、この包装用パッド自体は照明器具を固
定した場合に、包装用パッドが包装箱内の側面部又は底
面部方向に押勢されつつ変形し、その背面部及び底面部
が各々包装箱内の側面部及び底面部に密着する。そこ
で、その変形により生じる包装用パッドの弾性で包装箱
内の側面部に安定して固定されるものとなり、この包装
用パッドにより辺縁部を支持され、また周縁部を挟持さ
れるセード及び照明器具本体は包装箱内において確実に
固定されるものとなる。特に、この包装用パッドを包装
箱内の隅部に配置した場合には、パッド本体の両側面部
に一体に成形される羽根部の変形が大きくなるため、材
料が軟質な材料である上、その大きな変形に伴う包装用
パッドの弾性が大きくなるものであるから、包装箱内で
のセード及び照明器具本体からなる照明器具の固定はよ
り確実に行われるものとなる。
撃力が加わった場合でも、この包装箱内において照明器
具本体及びセードからなる照明器具を固定しているこの
包装用パッドのパッド本体のみならず、このパッド本体
の両側面部に突出して一体に成形され、包装箱の側面部
又は底面部に弾性を持って当接する羽根部が変形するこ
とにより包装箱に加わった衝撃力を効率よく吸収するこ
ととなる。そこで、この包装用パッドによって包装箱内
に固定されている照明器具に対して衝撃力が伝達するこ
とがなくなり、包装箱内の照明器具の破損を確実に防止
できるものでもある。
は、パッド本体の両側面部に突出して一体に成形される
羽根部のため離型性が高く、トムソンで切断する際にも
平面となるため切断が容易となることから、包装用パッ
ドの製造作業の作業性が著しく向上するものとなる。
の実施例により更に説明する。(1)は、この発明の実
施例である包装用パッドであり、この発明の実施例であ
る包装用パッド(1)は、その背面部(3)及び底面部
(4)を、照明器具本体(6)及びセード(7)からな
る照明器具(5)を梱包するにあたって使用する。そし
て、包装箱(10)内の側面部(11)及び底面部(1
2)に密着して固定するパルプモールド体からなるパッ
ド本体(2)と、このパッド本体より内方に向かってセ
ード(7)の辺縁部(9)を支承してなる台状の支持部
(15)を有する複数の縦リブ(14)、及びその下方
に照明器具本体(6)の周縁部(8)を保持してなる把
持部(16)を一体に形成することで構成される。な
お、縦リブ(14)は上下方向の荷重に対して耐久性を
有し、支持部(15)と把持部(16)は被包装物を強
固に固定保持してその動揺を緩衝する。
(4)を、照明器具本体(6)及びセード(7)からな
る照明器具(5)を包装するにあたって使用する包装箱
(10)内の側面部(11)及び底面部(12)に密着
して固定するパルプモールド体からなるパッド本体
(2)の両側面部(17)に、その先端(19)が包装
箱(10)内の側面部(11)又は底面部(12)に一
体に成形する斜方向に突出する羽根部(18)を当接し
てなるものである。
(1)は以上の構成を具えるので、照明器具本体(6)
及びセード(7)からなる照明器具(5)を包装するた
めに、包装箱(10)内において照明器具(5)を構成
する照明器具本体(6)及びセード(7)を固定しよう
とする時に、この発明の包装用パッド(1)を包装箱
(10)内の側面部(11)又は隅部(13)に配置す
ることとなる。まず、この包装用パッド(1)を包装箱
(10)内の側面部(11)に配置した場合には、この
包装用パッド(1)を構成するパッド本体(2)の両側
面部(17)の羽根部(18)の先端(19)が包装箱
(10)内の側面部(11)又は底面部(12)に対し
て当接する。したがって、この包装用パッド(1)自体
は照明器具(5)を固定した場合に、この包装用パッド
(1)は包装箱(10)内の側面部(11)又は底面部
(12)方向に押勢されつつ変形し、その背面部(3)
及び底面 部(4)がそれぞれ包装箱(10)内の側面部
(11)及び底面部(12)に密着するものであるの
で、その包装用パッド(1)の変形により生じる包装用
パッド(1)の弾性で包装箱(10)内の側面部(1
1)に安定して固定される。そして、この包装用パッド
(1)により辺縁部(9)を支持され、また周縁部
(8)を挟持されるセード(7)及び照明器具本体
(6)は包装箱(10)内において確実に固定されるも
のとなる。
ド(1)を包装箱(10)内の隅部(13)に配置した
場合には、この包装用パッド(1)を構成するパッド本
体(2)の両側面部(17)に一体に成形される羽根部
(18)の変形が、包装箱(10)の側面部(11)と
包装用パッド(1)の距離が近くなって大きくなる。そ
のため、その包装用パッド(1)を構成するパッド本体
(2)の両側面部(17)から突出して一体に成形され
る羽根部(18)の大きな変形に伴う包装用パッド
(1)の弾性が大きくなるから、包装箱(10)内での
照明器具本体(6)及びセード(7)からなる照明器具
(5)の固定はより確実に行われるものとなる。
を包装する包装箱(10)に対して落下や衝突により大
きな衝撃力が加わった場合でも、包装箱(10)内で照
明器具(5)を固定しているこの包装用パッド(1)の
パッド本体(2)のみならず、このパッド本体(2)の
両側面部(17)に突出して一体に成形され、包装箱
(10)の側面部(11)又は底面部(12)に対して
変形することで弾性を持って当接する羽根部(18)
が、より変形することによって包装箱(10)に加わっ
た衝撃力を効率よく吸収することとなるので、この包装
用パッド(1)によって包装箱(10)内に固定されて
いる照明器具(5)に対して衝撃力が伝達することがな
くなり、包装箱(10)内の照明器具(5)の破損を確
実に防止することができる。
ド(1)の製造にあたっては、パッド本体(2)の両側
面部(17)に突出して一体に成形される羽根部(1
8)のため成形型からの離型性が高く、トムソンで切断
する際にも平面となるため切断が容易となることから、
包装用パッド(1)の製造作業の作業性が著しく向上す
るものとなる。
装するにあたって使用する包装用パッドを、その両側面
部にその先端が包装箱内の側面部又は底面部に当接する
ように後斜方向に突出する羽根部を一体に成形すること
により、包装箱内に照明器具を固定する場合に、この羽
根部の変形により包装箱の側面部又は隅部に拘らず確実
に包装用パッドを配置固定することができると共に、大
きな衝撃が包装箱に加わってもこの羽根部のより大きな
変形によりその衝撃力を吸収できるため包装箱内に固定
する被包装物の破損を確実に防止できる上、その構造に
より製造工程での作業性及び運搬性を向上させるため、
包装用パッドとしての製造コストを著しく低減すること
ができる優れた効果を有する。
である。
である。
における要部拡大断面図である。
の隅部に配置した場合の正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 その背面部及び底面部を、包装箱内の側
面部及び底面部に密着して固定するパルプモールド体か
らなるパッド本体と、このパッド本体の両側面部にその
先端が包装箱内の側面部又は底面部に当接するように後
斜方向に突出する羽根部を一体に成形してなる包装用パ
ッド。 - 【請求項2】 包装箱の内方に向い照明器具のセードを
載置し、かつ、器具本体周縁を保持するよう構成した請
求項1記載の包装用パツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29184497A JP3300884B2 (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 包装用パッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29184497A JP3300884B2 (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 包装用パッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11115969A JPH11115969A (ja) | 1999-04-27 |
JP3300884B2 true JP3300884B2 (ja) | 2002-07-08 |
Family
ID=17774156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29184497A Expired - Fee Related JP3300884B2 (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 包装用パッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3300884B2 (ja) |
-
1997
- 1997-10-09 JP JP29184497A patent/JP3300884B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11115969A (ja) | 1999-04-27 |
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