JP3299576B2 - 光空間通信装置 - Google Patents

光空間通信装置

Info

Publication number
JP3299576B2
JP3299576B2 JP33657592A JP33657592A JP3299576B2 JP 3299576 B2 JP3299576 B2 JP 3299576B2 JP 33657592 A JP33657592 A JP 33657592A JP 33657592 A JP33657592 A JP 33657592A JP 3299576 B2 JP3299576 B2 JP 3299576B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
signal
avalanche photodiode
apd
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33657592A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06164501A (ja
Inventor
徹雄 坂中
靖浩 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP33657592A priority Critical patent/JP3299576B2/ja
Publication of JPH06164501A publication Critical patent/JPH06164501A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3299576B2 publication Critical patent/JP3299576B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋外使用されるよう
に、本来の信号に用いる情報を含む光以外の背景光の多
いシステムにおいて使用される光空間通信装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】光通信における受信器に使用されるアバ
ランシェ・フォトダイオード(以下APDと略す)は、
光起電流に対する増倍作用があり、その増倍率Mはバイ
アス電圧VBの関数として次式で表され、1〜数100の
範囲で変化する。 M=1/{1−(VB/Vbr )N } …(1)
【0003】ここで、Vbr はブレークダウン電圧、Nは
実験的に定まる定数で通常1以下である。
【0004】図4はAPDのバイアス電圧VBと増倍率M
の関係を各温度について示したグラフ図であり、ブレー
クダウン電圧Vbr は点線で示されている。また、APD
に受信される光信号のパワーPOに対して、出力される電
気信号のSN比を最大にする最適増倍率MBが存在し、次
式で表される。 MB= [4k・F・T/ {x・q・RO(IP+ID+IB)}] 1/(x+2) …(2)
【0005】ここで、kはボルツマンの定数(1.38
×10-23 J/ ゜K)、Fは増幅器の雑音指数(通常2
〜3程度)、Tは絶対温度、xはAPDの過剰雑音系数
(0.2〜0.3程度)、qは電子の電荷(1.60×
10-19 C)、ROはAPDの負荷抵抗、IPは信号光によ
る光電流、IDはAPDの暗電流、IBは信号光以外の背景
光等による光電流を表している。
【0006】図5、図6はそれぞれ従来のAPDを用い
た光受信器のブロック回路構成図である。図5でAPD
1の入力にはバイアス電源2が接続されており、APD
1の出力は接地された抵抗3及び結合コンデンサ4に接
続されている。結合コンデンサ4の出力は前置増幅器5
を介してAGC増幅器6に接続され、AGC(Automatic
Gain Control) 増幅器6の出力はそのまま光受信器の
出力となる他に検波器7に接続されている。検波器7の
出力はAGC増幅器6及びバイアス制御部8に接続さ
れ、バイアス制御部8の出力はバイアス電源2に接続さ
れている。
【0007】APD1で受信された光信号はAPD1で
光電流に変換され、更にAPD1の負荷抵抗である抵抗
3で電圧に変換される。電圧に変換された信号はこの電
圧の交流信号成分を結合コンデンサ4で取り出され、前
置増幅器5に入力される。前置増幅器5で増幅された信
号はAGC増幅器6で自動的に利得制御され、APDを
用いた光受信器の出力信号となる。また、出力信号はそ
の振幅等を検波器7で検出された後に、AGC増幅器6
にフィードバックされ光受信器の出力信号を安定化させ
る他に、バイアス制御部8を介してバイアス電源2にも
フィードバックされ、増倍率Mを変化させて光受信器の
出力信号の振幅等を安定化させる。更に、増倍率Mが入
力光信号レベルに対して最適値近くになるようにしてい
る。
【0008】図6でAPD1の入力にはバイアス電源2
が接続されており、APD1の出力は結合コンデンサ4
及び抵抗3を介してバイアス制御部8に接続されてい
る。結合コンデンサ4の出力は前置増幅器5を介してA
GC増幅器6に接続され、AGC増幅器6の出力はその
まま光受信器の出力となる他に検波器7に接続されてい
る。検波器7の出力はAGC増幅器6及びバイアス制御
部8に接続され、バイアス制御部8の出力はバイアス電
源2に接続されている。抵抗3の出力はバイアス制御部
8に接続されている他に、抵抗9を介して接地されても
いる。
【0009】図6に示した従来例は、バイアス制御部8
が検波器7で検出された光受信器の出力信号のみなら
ず、APD1に流れる光電流も検出してバイアス電源2
を制御する点が図5に示した従来例と異なっている。
【0010】このように従来のAPDを用いた光受信器
では、APD1に印加するバイアス電圧VBによる増倍率
Mの変化を利用して、入射した光強度に対して利得制御
を行い、出力信号を安定化させたり、また増倍率Mが最
適増倍率MBの近傍になるようにバイアス電圧VBの制御を
行ったりする方式が一般的である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例の方式は、光ファイバを用いたような背景光を無視
できるシステムでは有効であるが、開放された自由空間
を伝搬する光ビームを通信路とするような光空間システ
ムにおいては、背景光も同時にAPDに入射し、その背
景光の強度が無視できる程度ではないために問題が生ず
る。このAPDに入射する背景光の強度は、気象条件や
時間等の設置環境や受信光学系の構成で異なるが、信号
光の波長近傍の波長のみを通過する干渉フィルタ等の狭
帯域フィルタを用いて、極力背景光を除去した場合でも
晴天時の日中の南向きの場合に、概ね−30dBm程度
のレベルになる。
【0012】図7はAPDに入射する信号光レベルと検
出信号のSN比を最大にする最適増倍率MBの関係を、各
背景光レベルについて示したグラフ図である。この図7
から最適増倍率MBを得るためには、背景光のレベルを考
慮した方式でなくてはならないことが分かる。
【0013】ここで、従来例の方式について考察する
と、先ず図5に示した方式では背景光を完全に無視し
て、信号光の強度の情報だけで制御されているため、こ
こで述べているような光空間通信に対しては適切な方式
とは云えない。
【0014】また図6に示した方式では、検出されるの
は式(2) における(IP+ID+IB)に増倍率Mを乗じて表
されるAPD1に流れる光電流である。ここで、光空間
通信では気象条件等で光電流IP、IBが大きく変化し、ま
たバイアス電圧VBに対する増倍率Mの値もAPDによっ
てばらつきが大きい。そのため、検出されるM(IP +ID
+IB)の値から、増倍率Mと(IP+ID+IB)の成分を分
離することが難しく、式(2) に示したように(IP+ID+
IB)より求められる最適増倍率MBを基に、M(IP+ID+
IB)を制御することが困難である。
【0015】これを実現可能とするためには複雑な信号
処理回路を必要とし、その回路構成も大規模なものとな
る。また背景光レベルにより、信号光レベルに対する最
適増倍率MBが異なるために、暗電流IDは小さいので無視
するとしても、光電流IP、IBを分離する必要もある。こ
れを実現するためには、図6の点線で示したように、出
力信号の情報もバイアス制御部8に送り、処理を行わな
くてはならず、更に処理の過程と回路構成が複雑化する
ことになる。
【0016】以上は光空間通信の場合の従来例の問題点
についての説明であるが、一般的に図5、図6のような
従来例では、増倍率Mを最適増倍率MBに制御する機構
や、出力を安定化する機構の他に、バイアス電力VBがブ
レークダウン電圧Vbr を越えると暗電流IDが急激に増加
してSN比が劣化し、場合によってはAPDが破壊され
るため、バイアス電圧VBがブレークダウン電圧Vbr を越
えないように制御する機構や、APDの周波数特性が劣
化しない程度にバイアス電圧VBの下限値を制御する機構
等が必要である。このようなことから信号処理回路によ
る制御では、処理回路の規模が大きくなり、コスト高を
招くという問題点が存在する。
【0017】本発明の目的は、信号処理回路を使用せ
ず、構成が簡単で光空間通信のような背景光の大きな受
信状態であっても、常に最適な増倍率が得られる光空間
通信装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明に係る光空間通信装置は、アバランシェ・フ
ォトダイオードを光受信素子として使用する光空間通信
装置において、複数のダイオードと、前記アバランシェ
・フォトダイオードの光起電流による電圧降下を発生す
るための第1の抵抗と、前記アバランシェ・フォトダイ
オードのアノードとの直列回路をバイアス電源に接続
し、前記アバランシェ・フォトダイオードのアノードは
コンデンサを介して基準電位にも接続し、前記アバラン
シェ・フォトダイオードのカソードは、前記アバランシ
ェ・フォトダイオードの光起電流を電圧に変換するため
の他端を基準電位に接続した第2の抵抗と増幅器との並
列回路に接続し、前記複数のダイオードの順方向電圧降
下と前記第1の抵抗の電圧降下とを組み合わせて、前記
アバランシェ・フォトダイオードのアノードに印加する
バイアス電圧を制御することにより、前記アバランシェ
・フォトダイオードに入射する背景光及び信号光を有す
る入力光に対して最適なSN比を得る制御回路を備えた
ことを特徴とする。
【0019】
【作用】上述の構成を有する光空間通信装置は、複数の
ダイオードと抵抗をバイアス電源の出力に直列に接続
し、ダイオードの順方向電圧降下と抵抗の電圧降下によ
りアバランシェ・フォトダイオードのバイアス電圧を制
御する。
【0020】
【実施例】本発明を図1〜図4に図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明のAPDのバイアス方
式を光受信器に使用した際の実施例のブロック回路構成
図である。APD11の出力は接地された抵抗12及び
結合コンデンサ13に接続されている。結合コンデンサ
13の出力は前置増幅器14を介してAGC増幅器15
に接続され、AGC増幅器15の出力の一部はそのまま
光受信器の出力となる他に、検波器16に接続されてい
る。検波器16の出力はAGC増幅器15に接続されて
いる。
【0021】また、APD11の図示しないパッケージ
又はパッケージ近傍には、接地されたツェナダイオード
17が設けられており、ツェナダイオード17の出力は
差動増幅器18に接続されている。この差動増幅器18
の入力には接地された基準電圧源19も接続されてい
る。差動増幅器18の出力は抵抗20を介して加算器2
1に接続されており、加算器21の出力はバイアス電源
22に接続されている。加算器21の入力端には抵抗2
3を介して接地されたバイアス電源用基準電圧源24も
接続されている。バイアス電源22の出力はダイオード
25、抵抗26を介してAPD11に接続されている。
また、APD11の入力には接地されたバイパスコンデ
ンサ27も接続されている。
【0022】APD11で受信された光信号はAPD1
1で光電流に変換され、更にAPD11の負荷抵抗であ
る抵抗12で電圧に変換される。電圧に変換された信号
はこの電圧の交流信号成分を結合コンデンサ13で取り
出され、前置増幅器14に入力される。前置増幅器14
で増幅された信号はAGC増幅器15で自動的に利得制
御され、光受信器の出力信号となる。また、出力信号は
その振幅等を検波器16で検出され、AGC増幅器15
にフィードバックされ、光受信器の出力信号を安定化さ
せる。
【0023】ツェナダイオード17ではAPD11の温
度検出を行い、その端子電圧と基準電圧源19との電位
差を差動増幅器18で増幅し、更にバイアス電源用基準
電圧源24の電位と加算器21で加算して、バイアス電
源22の入力端子に印加する。これにより、APD11
の温度に応じてAPD11のブレークダウン電圧Vbrに
ほぼ等しい電圧がバイアス電源22より出力される。バ
イアス電源22より出力された電圧は、APD11を流
れる光電流に応じて変化するダイオード25の順方向電
圧降下及び抵抗26の電圧降下により制御され、APD
11のバイアス電圧VBとなる。バイパスコンデンサ27
はAPD11を流れる電流の交流信号成分を通すための
ものである。
【0024】APD11に流れる電流をIA、バイアス電
源22の出力をVO、抵抗26、12の抵抗値をそれぞれ
R1、R2とすると、APD11のバイアス電圧VBは次式で
表される。 VB=VO−n・VD−IA(R1+R2) …(3) IA=M(IP+ID+IB)
【0025】nは接続されるダイオード25の個数(実
施例ではn=6)、VDはダイオード25の順方向電圧降
下であり、次式で表される。 VD=(k・T/q)・ln(I/IS+1) …(4)
【0026】ここでISはダイオード25の逆方向電流
で、一般のシリコンダイオードは概略−10−11 A
程度のものである。バイアス電源22の出力VOはAPD
11のブレークダウン電圧Vbr にほぼ等しく、かつそれ
を越えないような値に設定されている。
【0027】図2はブレークダウン電圧Vbr が200V
のAPD11の入力に、200kΩの抵抗26を接続し
た場合の信号光レベルと増倍率Mの関係を各背景光レベ
ルについて示したグラフ図である。この場合に、増倍率
Mの値は図2の点線で示す最適増倍率MBに対して信号光
レベルの大きい領域では小さくなる傾向があり、また信
号光レベルの小さい領域では背景光レベルが−40dB
m以下の小さい場合を除き、最適増倍率MB値よりも大き
くなる傾向を示している。即ち、信号光レベルが大きい
時は抵抗による電圧降下が過剰であり、逆に信号光レベ
ルが小さい時は抵抗による電圧降下が不足であると云え
る。
【0028】従って、これを補償するためには信号光レ
ベルが大きい時、即ちAPDを流れる光電流IAが大きい
時に小さな抵抗値を示し、逆に信号光レベルが小さい
時、即ちAPDを流れる光電流IAが小さい時には大きな
抵抗値を示す要素を付加すればよいことになる。これは
実施例のように抵抗26とダイオード25の組合わせに
よって実現することができる。ダイオード25の電流I
に対する順方向電圧降下VDは式(4) に示す通りであり、
ダイオード25の実効直流抵抗VD/Iは、式(4)より明
らかなように電流値Iが増加すると減少するので、ダイ
オード25と抵抗26を組合わせることにより、必要な
電流に対する電圧降下特性を得ることができる。
【0029】ここで、ダイオード25による電圧降下は
抵抗26による電圧降下に比べて小さく、APD11に
流れる最大電流を考えても高々ダイオード1個当たり
0.5V程度であり、余り効果がないように思われる
が、実際は入射光レベルが小さい領域ではブレークダウ
ン電圧Vbr に近い条件で使用するので、図4に示すバイ
アス電圧VBと増倍率Mの関係を表すグラフ図から分かる
通り、僅かのバイアス電圧VBの変化が増倍率Mに大きく
影響を与える。また、抵抗26による電圧降下について
は、抵抗値をAPD11のブレークダウン電圧Vbr ×1
000Ω程度に選定すると、或る程度の制御効果が得ら
れる。
【0030】使用するダイオード25の個数の決定には
或る程度の試行が必要であるが、ダイオード25の種類
と個数が決まれば、抵抗26の値は式(1) 〜式(3) と使
用するAPD11の特性により決定することができる。
ブレークダウン電圧200VのAPD11の例では、ダ
イオード25に通常のシリコンダイオードを用いた場合
に、個数nは5〜10個、抵抗26の抵抗値は100k
〜200kΩの間が適当である。図3は本発明のAPD
のバイアス方式を適用した場合の信号光レベルと増倍率
Mの関係を各背景光レベルについて示したグラフ図であ
り、図2のグラフ図と比較して点線で示した最適増倍率
MBに近い値で制御されていることが分かる。
【0031】以上の説明では、温度変化がなくAPD1
1のブレークダウン電圧Vbr が一定としたが、実際は図
4の点線で示されているように、APD11のブレーク
ダウン電圧Vbr は温度特性を持つため、温度補償を行う
必要がある。この温度補償の回路は図1の点線部に示す
ようにAPD11に近接して設けられ、APD11と熱
的に結合しているツェナダイオード17により温度検出
を行っている。これによりAPD11の温度に拘らずA
PD11のブレークダウン電圧Vbr にほぼ等しい電圧が
バイアス電源22により出力される。また、この温度補
償の回路はAPD11のバイアス電圧VBの制御と独立し
て動作しており、極めて簡単な回路構成で済む。
【0032】本発明でのAPDのバイアス方式はSN比
を最適にするように制御されるため、出力信号の振幅を
安定化するためには、図1に示すようにAGC増幅器1
5を設ける必要がある。このAGC増幅器15も本発明
のAPDのバイアス方式と独立して動作するもので、複
雑な相互の信号のやりとりが不要であり、全体の構成が
簡単な上に動作も確実なものとなっている。
【0033】上記の実施例の説明では、背景光レベルが
大きいという光空間通信特有の問題に対する効果につい
て説明したが、本発明は光空間通信に限らず光ファイバ
を用いた光通信用にも当然応用することができる。その
場合に、従来例に比べて回路構成の簡単さ、能動素子を
使わずにダイオードと抵抗の電圧降下による自動的なバ
イアス制御の動作の確実性等の点で有効性が高い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る光空間
通信装置は、制御信号によらず、アバランシェ・フォト
ダイオードに流れる光電流に応じて変化する複数のダイ
オードの順方向電圧降下及び抵抗の電圧降下を用いて、
アバランシェ・フォトダイオードのバイアス電圧を制御
することにより、簡単な構成であるにも拘らず、光空間
通信のような背景光の大きな光受信状態であっても、常
に最適の増倍率が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のブロック回路構成図である。
【図2】信号光レベルと増倍率の関係のグラフ図であ
る。
【図3】信号光レベルと増倍率の関係のグラフ図であ
る。
【図4】バイアス電圧と増倍率のグラフ図である。
【図5】従来例のブロック回路構成図である。
【図6】従来例のブロック回路構成図である。
【図7】信号光レベルと最適増倍率の関係のグラフ図で
ある。
【符号の説明】
11 アバランシェ・フォトダイオード 12、20、23、26 抵抗 13 結合コンデンサ 14 前置増幅器 15 AGC増幅器 16 検波器 17 ツェナダイオード 18 差動増幅器 19 基準電圧源 21 加算器 22 バイアス電源 24 バイアス電源用基準電圧源 25 ダイオード 27 バイパスコンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−101428(JP,A) 特開 平3−27608(JP,A) 特開 昭63−187672(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アバランシェ・フォトダイオードを光受
    信素子として使用する光空間通信装置において、複数の
    ダイオードと、前記アバランシェ・フォトダイオードの
    光起電流による電圧降下を発生するための第1の抵抗
    と、前記アバランシェ・フォトダイオードのアノードと
    の直列回路をバイアス電源に接続し、前記アバランシェ
    ・フォトダイオードのアノードはコンデンサを介して基
    準電位にも接続し、前記アバランシェ・フォトダイオー
    ドのカソードは、前記アバランシェ・フォトダイオード
    の光起電流を電圧に変換するための他端を基準電位に接
    続した第2の抵抗増幅器との並列回路に接続し、前記
    複数のダイオードの順方向電圧降下と前記第1の抵抗の
    電圧降下とを組み合わせて、前記アバランシェ・フォト
    ダイオードのアノードに印加するバイアス電圧を制御す
    ることにより、前記アバランシェ・フォトダイオードに
    入射する背景光及び信号光を有する入力光に対して最適
    なSN比を得る制御回路を備えたことを特徴とする光空
    間通信装置
  2. 【請求項2】 前記バイアス電源は制御入力電圧端子か
    らの信号により出力電圧を変化させることを可能とし、
    前記アバランシェ・フォトダイオードのパッケージの温
    度又はパッケージ近傍の温度を検出し、該検出温度に
    よる前記アバランシェ・フォトダイオードのブレークダ
    ウン電圧にほぼ等しいか或いは前記ブレークダウン電圧
    を越えない電圧を出力するような信号を、前記制御入力
    電圧端子から前記バイアス電源に与えるようにした請求
    項1に記載の光空間通信装置
  3. 【請求項3】 前記増幅器は1個以上のブロックから成
    り、少なくともそのうちの1個のブロックは、出力信号
    の振幅を一定に保つように制御を行う自動利得制御機能
    を持っている請求項1に記載の光空間通信装置
JP33657592A 1992-11-24 1992-11-24 光空間通信装置 Expired - Fee Related JP3299576B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33657592A JP3299576B2 (ja) 1992-11-24 1992-11-24 光空間通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33657592A JP3299576B2 (ja) 1992-11-24 1992-11-24 光空間通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06164501A JPH06164501A (ja) 1994-06-10
JP3299576B2 true JP3299576B2 (ja) 2002-07-08

Family

ID=18300567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33657592A Expired - Fee Related JP3299576B2 (ja) 1992-11-24 1992-11-24 光空間通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3299576B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5209459B2 (ja) * 2008-12-16 2013-06-12 ルネサスエレクトロニクス株式会社 受光回路
KR101490810B1 (ko) * 2012-04-16 2015-02-06 삼성탈레스 주식회사 레이저 거리 측정용 애벌런치 광 다이오드 검출 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06164501A (ja) 1994-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5917639A (en) Optical receiver
JP3299576B2 (ja) 光空間通信装置
JPH1075214A (ja) 変調された光波によって搬送される信号の検出装置
JPH11127039A (ja) 光受信回路と光受信方法
JP2713126B2 (ja) 光受信装置
EP1372261A1 (en) Control loop apparatus, current measuring circuit apparatus and methods therefor
JPH11145913A (ja) プリアンプ
JPH098744A (ja) アバランシェ・フォトダイオードのバイアス方式
JPH03296309A (ja) 光受信回路
JPH11266126A (ja) 受光装置
JPH0993203A (ja) 光受信器
JPH1155194A (ja) 光受信器のバイアス制御方式
JP3439622B2 (ja) 受光回路
JPS61248628A (ja) 光受信回路
JPH0758702A (ja) 光受信回路
JP3518559B2 (ja) 受光信号検出回路及び受光信号処理装置
JPS60259917A (ja) 受光回路
JPH0738139A (ja) 光受信機
JPH06314815A (ja) Apdバイアス回路
JP2001154746A (ja) 温度制御電圧発生回路、バイアス電圧発生回路及び光受信器
JPH11127122A (ja) 光受信器
JPS6313534A (ja) バイアス電圧制御回路
JPS5847348A (ja) 光受信回路
PROKEŠ The transimpedance amplifier noise optimization for the atmospheric optical
JPH10308636A (ja) 光信号受信回路

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100419

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees