JP3299385B2 - 複合射出成形体の製造方法 - Google Patents

複合射出成形体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性軟質樹脂材料
と熱可塑性硬質樹脂材料との少なくとも二つの材料から
なる射出成形体を製造する複合射出成形体の製造方法に
関するものである。具体的には、射出成形用金型内に予
め形状が該金型の形状と一致しない熱可塑性軟質固体材
料を挿入し、次いで、そこへ熱可塑性硬質樹脂溶融材料
を射出成形することにより複合成形体を製造する射出成
形方法であり、例えば、プロテクター部を有する自動車
部品、工業用部品、家具、雑貨等の部品や製品を製造す
るための複合射出成形体の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の二層成形体の射出成形方法として
は、例えば、 予め金型内に形状が該金型の形状と一致する熱可塑
性硬質樹脂材料からなる成形体を装着し、次いで、熱可
塑性軟質樹脂材料を射出成形するインサート成形法、或
いは、 二台以上の射出成形機を用いて、先ず熱可塑性硬質
樹脂材料を射出して芯材を成形した後、金型を回転又は
移動させることにより、金型のキャビティーが交換さ
れ、該成形品と金型との間にできた空隙部分に熱可塑性
軟質樹脂材料を射出成形する二色成形法 等を挙げることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような成
形方法のうち、上記インサート成形法においては、射出
成形を二度行なわなければならない上に、自動化が困難
であるといった問題があったり、熱可塑性硬質樹脂材料
からなる成形体の形状が複雑なものでは製造することが
できないといった問題があった。また、上記二色成形法
においては、設備が大型化するといった問題や、通常の
射出成形機では成形することができないといった問題が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】[発明の概要]本発明者
らは、上記問題点に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、先ず
金型内に予め該金型のキャビティー形状と一致しない
形状の熱可塑性軟質固体材料を挿入し、次いで、熱可
塑性硬質樹脂溶融材料を特定射出圧力で射出成形するこ
とによって、熱可塑性軟質固体材料と熱可塑性硬質樹脂
溶融材料とを一度の射出成形で複合化して一体化させる
ことができるとの知見に基づき本発明を完成するに至っ
たものである。すなわち、本発明の複合射出成形体の製
造方法は、金型内に予め形状が金型のキャビティー形状
と一致しないペレット状、パウダー状又は棒状体の熱可
塑性軟質固体材料を挿入し、必要に応じて金型キャビテ
ィー表面を誘導加熱し、次いで、そこへ熱可塑性硬質樹
脂溶融材料を100〜800kg/cm 2 の射出圧力で
射出成形することを特徴とするものである。
【0005】[発明の具体的説明] [I] 原材料 (1) 熱可塑性軟質固体材料 (a) 素 材 本発明における熱可塑性軟質固体材料とは、JIS−K
7203による曲げ弾性率が、一般に3,000kg/
cm2 未満、好ましくは2,000kg/cm2 未満、
特に好ましくは1,000kg/cm2 未満のものであ
る。該熱可塑性軟質固体材料の具体例としては、オレフ
ィン系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラ
ストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリ
エステル系熱可塑性エラストマー、ボリアミド系熱可塑
性エラストマー、ポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマ
ー、1,2−ポリブタジエン熱可塑性エラストマー、天
然ゴム系熱可塑性エラストマー、弗素ゴム系熱可塑性エ
ラストマー、トランス−ポリイソプレン系熱可塑性エラ
ストマー、塩素化ポリエチレン系熱可塑性エラストマー
等の各種熱可塑性エラストマーや、軟質塩化ビニル樹
脂、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン・アク
リル酸メチル共重合樹脂、エチレン・アクリル酸共重合
樹脂、ポリブテン−1樹脂、高圧法により得られる低密
度ポリエチレン樹脂、中低圧法により得られるエチレン
とα−オレフィンとの共重合体である低密度、中密度ポ
リエチレン樹脂等の軟質樹脂、等を挙げることができ
る。これらの熱可塑性軟質固体材料の中でも、オレフィ
ン系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラス
トマー、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン・
アクリル酸メチル共重合樹脂、ポリブテン−1樹脂、高
圧法低密度ポリエチレン、中低圧法低又は中密度ポリエ
チレンを用いることが好ましく、特にオレフィン系熱可
塑性エラストマー又はスチレン系の熱可塑性エラストマ
ーを用いることが好ましい。
【0006】(b) 配合物 これら熱可塑性軟質固体材料は、上記熱可塑性エラスト
マーや軟質樹脂を単独で用いたものでも、複数の熱可塑
性エラストマーや軟質樹脂のブレンド物であっても良
い。また、熱可塑性軟質固体材料は、他のエラストマー
や、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン等の樹脂、タ
ルクや炭酸カルシウム等のフィラー、パラフィンオイル
等の可塑剤、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線
吸収剤、中和剤、滑剤、潤滑剤、防曇剤、ブロッキング
防止剤、スリップ剤、分散剤、着色剤、防菌剤、蛍光漂
白剤等といった各種添加剤等を配合し、コンパウンド物
として用いても良い。
【0007】(c) 形 状 本発明において用いられるこれらの熱可塑性軟質固体材
料は、金型のキャビティーの形状と一致していない形状
のもので、具体的にはペレットやパウダー、又は、押出
成形、射出成形、真空成形等の各種成形法を用いて成形
された各種成形体を挙げることができる。しかし、これ
ら各種成形体は複雑な形状のものに成形する必要性はな
く、単純な断面形状の棒状体や平板状体としたものでよ
い。特に好ましい熱可塑性軟質固体材料の形状は、押出
成形によって成形された、丸、三角、四角状等の単純な
断面形状の棒状体や平板状体としたものである。
【0008】(2) 熱可塑性硬質樹脂溶融材料 (a) 素 材 本発明において用いられる熱可塑性硬質樹脂溶融材料と
しては、JIS−K7203による曲げ弾性率が3,0
00kg/cm2 以上、好ましくは4,000kg/c
2 以上、特に好ましくは5,000kg/cm2 以上
の熱可塑性硬質樹脂材料を溶融したものが好適である。
該熱可塑性硬質樹脂材料は、具体的には、中又は高密度
のポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹
脂;ポリスチレン、アクリロニトリル・スチレン共重合
体、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体
等のポリスチレン系樹脂;変性ポリフェニレンエーテル
系樹脂;ポリアミド6、ポリアミド66等のポリアミド
系樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート等のポリエステル系樹脂;ポリオキシメチ
レンホモポリマー、ポリオキシメチレンコポリマー等の
ポリオキシメチレン系樹脂;ポリメチレンメタクリレー
ト系樹脂等を挙げることができる。これらの熱可塑性硬
質樹脂材料の中でも、高密度ポリエチレン、ポリプロピ
レン等のオレフィン系樹脂、ポリスチレン、アクリロニ
トリル・スチレン共重合体、アクリロニトリル・ブタジ
エン・スチレン共重合体等のポリスチレン系樹脂、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
等のポリエステル系樹脂を用いることが好ましく、特に
高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系
樹脂を用いることが好ましい。
【0009】(b) 配合物 これら熱可塑性硬質樹脂材料は、熱可塑性硬質樹脂を単
独で用いたものでも、複数の熱可塑性硬質樹脂のブレン
ド物であっても良い。また、熱可塑性硬質樹脂材料は、
他の樹脂や、エチレン・プロピレン共重合体ゴム(EP
M)、エチレン・プロピレン・非共役ジエン共重合体ゴ
ム(EPDM)、エチレン・ブテン共重合体ゴム、エチ
レン・プロピレン・ブテン共重合体ゴム等のエチレン系
エラストマー;スチレン・ブタジエン共重合体ゴム、ス
チレン・イソプレン共重合体ゴム等のスチレン系エラス
トマー;ポリブタジエン等のエラストマー、或いは、タ
ルクや、炭酸カルシウム等のフィラー;パラフィンオイ
ル等の可塑剤;酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、紫外
線吸収剤、中和剤、滑剤、潤滑剤、防曇剤、ブロッキン
グ防止剤、スリップ剤、分散剤、着色剤、防菌剤、蛍光
漂白剤等といった各種添加剤等を配合し、コンパウンド
物として用いても良い。
【0010】(c) 溶融樹脂材料 上記熱可塑性硬質樹脂材料は、既に金型キャビティー内
に挿入されている熱可塑性軟質固体材料と接触した際
に、該熱可塑性軟質固体材料を軟化或いは溶融すること
ができる温度にまで加熱された、溶融状態のものであ
る。
【0011】(3) その他の成分プライマー 熱可塑性軟質固体材料と熱可塑性硬質樹脂材料との両材
料を、複合化してより強固に一体化させるために、後記
熱可塑性軟質固体材料の射出成形により両材料を熱融着
によって複合化させる以外に、上記熱可塑性軟質固体材
料の表面にプライマーを塗布しておくこともできる。こ
の様なプライマーとしては、マレイン酸又は無水マレイ
ン酸変性塩素化ポリプロピレンと脂肪族系エポキシ樹脂
との混合物等を挙げることができる。具体的には、(A)
塩素化率23〜27重量%、マレイン化率2〜5重量%
かつ重量平均分子量5万〜10万であるマレイン酸又は
無水マレイン酸変性塩素化ポリプロピレン100重量
部、(B) エポキシ当量が100〜200、かつ、1分子
中にエポキシ基を2個以上有する脂肪族系エポキシ樹脂
5〜15重量部、及び、(C) ポリエステル樹脂0〜15
重量部を主成分とし、芳香族炭化水素、ケトン、エステ
ル等の通常の有機溶剤に溶解又は分散させることによっ
て得られるもの等を挙げることができる。
【0012】(4) 組み合わせ 上記の様にプライマーを用いて強固に複合化する方法
は、高価なプライマーを使用しなければならないし、塗
布作業を行なわなければならないことから、通常は、プ
ライマーによらず熱融着によって複合化される。この様
な熱融着による複合化は熱融着が可能な材料を組み合わ
せることによって行なわれる。その様な好適な熱融着を
行なうことができる熱可塑性軟質固体材料と熱可塑性硬
質樹脂材料との組み合わせとしては、オレフィン系熱可
塑性エラストマー、或いは、スチレン系の熱可塑性エラ
ストマーに対してポリエチレン、ポリプロピレン等のオ
レフィン系樹脂を用いることが好ましい。
【0013】[II] 成形加工 (1) 熱可塑性軟質固体材料構成部分の挿入 (a) 形 状 本発明における複合成形体の熱可塑性軟質固体材料を構
成する部分には、前記した形状のもの、すなわち、複合
成形体の最終成形体の形状(金型のキャビティーの形
状)と一致していない形状のものが使用されて、金型の
キャビティー内に挿入される。
【0014】(b) 配置場所 この様な軟質固体材料は、複合成形体の最終成形体の形
状の軟質固体材料を構成する部分の容積と合わせて、そ
の近傍に配置する。また、この様な軟質固体材料は、金
型のキャビティー内に、形状や種類の異なる素材を複数
箇所に配置することもできる。
【0015】(c) 加 熱 金型内に挿入された熱可塑性軟質固体材料は、必要に応
じて、金型キャビティー表面を加熱して軟化又は溶融さ
せることができる。例えば、該軟質固体材料の形態によ
っては、金型キャビティー表面を誘導加熱等の方法によ
り加熱して軟質固体材料を軟化又は溶融させることが
きる。
【0016】(2) 複合成形体の製造 (a) 熱可塑性硬質樹脂溶融材料の射出成形 射出成形は、前記金型内に挿入された熱可塑性軟質固体
材料に加えて、金型のキャビティー内に、更に、溶融し
た熱可塑性硬質樹脂材料が射出成形される。射出成形の
際の熱可塑性硬質樹脂溶融材料は、一般に100〜30
0℃、好ましくは150〜280℃の温度に溶融された
ものである。また、射出成形条件としては、一般に50
〜1,000kg/cm2 、好ましくは100〜800
kg/cm2 の射出圧力で成形される。該射出成形は、
必要に応じて、金型キャビティー表面を誘導加熱等の方
法によって加熱したり、金型の一部分に焼結金属等の連
続微細空隙を有する型材を介在させて、その部分を通じ
て金型内を吸引して減圧状態にして、溶融された状態の
熱可塑性硬質樹脂材料が射出成形される。更に、上記熱
可塑性硬質樹脂材料の射出成形の後に、再び、熱可塑性
軟質固体材料を挿入したり、溶融した熱可塑性軟質固体
材料を射出成形して、複数の部材からなる複合構造の射
出成形体とすることもできる。
【0017】(b) 加 熱 更に、上記射出成形の際に、上記軟質固体材料の挿入の
際と同様に、必要に応じて、金型キャビティー表面を加
熱して熱可塑性硬質樹脂材料が固化しない様に又は該熱
可塑性硬質樹脂材料が金型キャビティー内の隅々まで十
分に成形することができるように、金型キャビティー表
面を誘導加熱等の方法により加熱をすることができる。
【0018】[III] 複合射出成形体 上記のようにして射出成形された複合射出成形体は、熱
可塑性軟質固体材料と熱可塑性硬質樹脂溶融材料とが一
体化されているので、両者を接続・固定する手間を省略
することができるために、経済的に安価なものとなり、
工業的に極めて有用な射出成形体である。
【0019】
【実施例】以下に示す実験例によって、本発明を更に具
体的に説明する。 [I] 評価方法 (1) 原材料 (a) 熱可塑性軟質樹脂材料 TPO :三菱油化(株)製「サーモラン 3551
B」 TPS :三菱油化(株)製「ラバロン SE740
0B」 EVA :三菱油化(株)製「三菱ポリエチ−EVA
EVA41H」 (b) 熱可塑性硬質樹脂材料 PP :三菱油化(株)製「三菱ポリプロ BC0
3C」 HPE :三菱油化(株)製「三菱ポリエチ−HD
JX10」 PPC−1:三菱油化(株)製「三菱ポリプロ BC0
3C」とタルク(富士タルク製MT−7)を7:3の割
合で二軸押出機でコンパウンドしたもの。 PPC−2:三菱油化(株)製「三菱ポリプロ BC0
3C」とEPR(日本合成ゴム(株)製EP07P)と
タルク(富士タルク製MT−7)を7:1:2の割合で
二軸押出機でコンパウンドしたもの。
【0020】[II] 評価方法 (1) 複合射出成形体の評価 幅10mmの複合射出成形体の短冊状試験片を、引張速
度10mm/分で引張試験を行ない、軟質樹脂/硬質樹
脂の融着界面の引張伸度を測定し、下記の基準により判
定を行なった。判定基準 ○:引張伸度≧50 △:引張伸度10〜50未満 ×:引張伸度0〜10未満
【0021】[III] 実験例 実施例1 (1) 熱可塑性軟質固体材料の挿入 図1に示す射出成形用金型1のキャビティー1a内に、
直径3mmφ、長さ95mmの丸棒状の表1に示す熱可
塑性軟質固体材料2を金型1下部の焼結金属3の配設位
置近傍に挿入した。 (2) 次いで、表1に示す熱可塑性硬質樹脂材料5を射
出成形機のノズルよりゲート6より500kg/cm2
の射出圧力で図2に示す様に射出し、成形した。そし
て、図3に示す様な形状の複合射出成形体7が成形され
た。該複合射出成形体7は、熱可塑性軟質固体材料2部
分と熱可塑性硬質樹脂材料5部分とがパーティングライ
ン7a部分にて接合して一体化されている。得られた複
合射出成形体7を上記複合射出成形体の評価により評価
した。その結果を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】このような本発明の複合射出成形体は、
一度の射出成形で熱可塑性軟質固体材料と熱可塑性硬質
樹脂溶融材料とを複合化して一体化させることができる
ので、射出成形を自動化することも容易である。しか
も、得られた複合射出成形体は、熱可塑性軟質固体材料
と熱可塑性硬質樹脂溶融材料とが一体化されているの
で、両者を接続する手間を省略することができるために
経済的に安価なものであり、工業的に極めて有用な射出
成形方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明実施例における射出成形用金型
のキャビティー内に、丸棒状の熱可塑性軟質固体材料を
金型下部の焼結金属の配設位置近傍に挿入した時の、射
出成形用金型の断面図である。
【図2】図2は、図1の射出成形用金型のキャビティー
内に、熱可塑性軟質固体材料を射出成形した時の、射出
成形用金型の断面図である。
【図3】図3は、本発明実施例にて射出成形された複合
射出成形体の形状及び寸法を表わす断面図である。
【符号の説明】
1 射出成形用金型 1a キャビティー 2 熱可塑性軟質固体材料 3 焼結金属 4 吸引口 5 熱可塑性硬質樹脂材料 6 吐出口 7 複合射出成形体 7a パーティングライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−114877(JP,A) 特開 平1−263013(JP,A) 特開 平1−176530(JP,A) 特開 平5−64825(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/14 - 45/73

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型内に予め形状が該金型のキャビティ
    形状と一致しないペレット状、パウダー状又は棒状体
    熱可塑性軟質固体材料を挿入し、必要に応じて金型キ
    ャビティー表面を誘導加熱し、次いで、そこへ熱可塑性
    硬質樹脂溶融材料を100〜800kg/cm 2 の射出
    圧力で射出成形することを特徴とする、複合射出成形体
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 熱可塑性軟質固体材料がオレフィン系熱
    可塑性エラストマー又はスチレン系熱可塑性エラストマ
    ーであり、それらと熱融着が可能な熱可塑性硬質樹脂溶
    融材料を用いる請求項1に記載の複合射出成形体の製造
    方法。
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