JP3298331B2 - クリーニング装置 - Google Patents

クリーニング装置

Info

Publication number
JP3298331B2
JP3298331B2 JP25059994A JP25059994A JP3298331B2 JP 3298331 B2 JP3298331 B2 JP 3298331B2 JP 25059994 A JP25059994 A JP 25059994A JP 25059994 A JP25059994 A JP 25059994A JP 3298331 B2 JP3298331 B2 JP 3298331B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate transfer
blade
cleaning device
image
toner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25059994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08114995A (ja
Inventor
貴彦 龍崎
豊 野上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP25059994A priority Critical patent/JP3298331B2/ja
Publication of JPH08114995A publication Critical patent/JPH08114995A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3298331B2 publication Critical patent/JP3298331B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電複写機やプリンタ
等の画像形成装置にかかり、特にその感光体あるいは中
間転写体等の像担持体上のトナー像を記録媒体に転写し
た後の前記像担持体上に残存するトナーを除去するクリ
ーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタ等の画像形成装置は、
原稿画像を光学的に走査する原稿走査部と、前記原稿走
査部で走査した原稿情報に基づいて潜像を形成すると共
に前記潜像をトナーを用いて現像したトナー像を担持す
る感光体(感光体ドラムあるいは感光体ベルト)上のト
ナー像を転写媒体に転写することにより、あるいは前記
感光体上のトナー像を中間転写体(転写ドラムあるいは
転写ベルト)に一端転写し、さらにこれを転写媒体に転
写することにより、原稿画像の複写を得るものである。
【0003】この種の画像形成装置には、上記像担持体
である感光体あるいは中間転写体上のトナー像を転写媒
体に転写した後に当該像担持体上に残存するトナーを除
去するクリーナー装置を備えている。図6は本発明を適
用する画像形成装置の一例を説明する要部模式図であっ
て、1は感光体ドラム、2は中間転写ベルト、2a,2
b,2cはロール、3はブレード、4は帯電器、5は画
像書込み装置、6は現像ユニット、7は一次転写器、8
は感光体クリーナー、9は二次転写器、10は転写用紙
トレー、11は転写用紙、12は定着器である。
【0004】同図において、感光体ドラム1は帯電器4
によって一様に帯電され、画像書込み装置5で画像によ
り変調されたレーザビームで走査されて、画像の書込み
が行われる。この書込みにより、感光体ドラム1には静
電潜像が形成される。この静電潜像は現像ユニット6で
トナー現像されて所謂トナー像として顕像化される。
【0005】感光体1に担持されたトナー像はロール2
a,2b,2cに周回して駆動される中間転写ベルト2
と接する一次転写部位において一次転写器7によって当
該中間転写ベルト2に転写される。中間転写ベルト2に
担持されたトナー像は二次転写部位に設置された二次転
写器9により、転写用紙トレー10から給紙された転写
用紙11に転写される。トナー像が転写された転写用紙
11は定着器12において加熱/加圧処理で定着され排
出される。
【0006】上記中間転写ベルト2は、転写用紙にトナ
ー像を転写した後、次の画像形成のために、クリーニン
グ装置によってその表面に残存したトナーが除去され
る。この残存トナーは、当該中間転写ベルト2に摺接す
るクリーニング装置を構成するブレード3で掻き取られ
る。上記ブレード3はポリウレタンゴム等の比較的硬い
弾性材で構成されており、中間転写ベルト2の幅方向に
わたって設置されて画像形成動作では当該中間転写ベル
ト2から退避した位置にあり、転写動作が終了した時点
で中間転写ベルト2の表面に摺接するようにコントロー
ルされる。
【0007】なお、図示した画像形成装置は所謂フルカ
ラー複写機であって、感光体1上に形成される複数色に
対応する静電潜像を現像ユニット6を構成するY(イエ
ロー),M(マゼンタ),C(シアン、またはサイア
ン),BK(黒)の各現像器6a,6b,6c,6dで
順次現像することによって、フルカラーのトナー像を形
成する。
【0008】図7は従来のクリーニング装置における中
間転写ベルトとブレードの配置構成の説明図である。同
図に示したように、クリーニング装置を構成するブレー
ド3はその長手方向両端部3’、3”を回転可能に支持
されており、その背面の略々中間位置に偏心カム15が
設置されている。画像形成動作中は、偏心カム15はそ
の短径側のカム面をブレードを中間転写ベルト2から退
避させた状態に保持している。
【0009】クリーニング動作を実行する場合には、偏
心カム15を回転させて、その長径側のカム面をブレー
ド背面に位置させることで、ブレード3を中間転写ベル
ト2の表面に向けて平行に移動させ、中間転写ベルト2
の幅に沿って均一に摺接させる。これにより、中間転写
ベルト2の移動に伴ってその表面に残存したトナーを掻
き取る。
【0010】図8はクリーニング装置のブレードが中間
転写ベルトから退避した状態を示す図7の矢印A方向か
らみた模式図であって、16はクリーニング装置、17
は支軸、18はスプリング、矢印aは中間転写ベルトの
回転方向、矢印bとcはクリーニング装置の移動方向、
図6と同一符号は同一部分に対応する。同図に示したよ
うに、ブレード3はクリーニング装置16に支持され、
支点17でスプリング18により偏心カム15に圧接さ
れている。この退避状態では、偏心カム15は、その短
径側のカム面をクリーニング装置15に当接しており、
クリーニング装置16は矢印c方向で待機して、感光ド
ラム1からのトナー像が転写されて転写用紙への転写動
作等の画像形成動作が実行される。
【0011】図9はクリーニング装置のブレードが中間
転写ベルトに摺接した状態を示す図7の矢印A方向から
みた模式図であって、図示しない制御部からクリーニン
グ指令が発せられると偏心カム15が、その長径側のカ
ム面がクリーニング装置16の背面に来るように回転す
る。これにより、クリーニング装置16が中間転写ベル
ト2方向(矢印b)に押され、そのブレード3が中間転
写ベルト2の全幅にわたって押し付けられて摺接しなが
ら残存したトナーを掻き落とす。
【0012】このようにして中間転写ベルトの残存トナ
ーをクリーニングして次の画像形成に備える。なお、こ
の種のクリーニング装置を開示したものとしては、例え
ば特開平4−69682号公報、実開昭59−1662
60号公報を挙げることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
ては、クリーニング装置のブレードが中間転写体である
中間転写ベルトに押し付けられて摺接する際に両者間に
摩擦力が生じ、中間転写ベルトの回転方向の駆動負荷が
増大して回転速度が低下する。中間転写ベルトの駆動
は、構成の簡素化と同期取りの目的で感光体と同一の駆
動源を用いているのが一般的である。そのため、クリー
ニング装置のブレードが中間転写ベルトに押し付けられ
た時に、その急激な負荷変動のため感光体の回転速度が
一瞬遅くなる。
【0014】感光体は高い回転精度が必要であるため、
一般にはサーボモータを用いて駆動される。しかし、上
記した急激な摩擦力の発生による一瞬の負荷変動には対
応しきれない。そのため、転写用紙へのトナー像の転写
が終了してクリーニングを開始する際に、次の画像の一
色目の画像形成が始まっていると、感光体から中間転写
ベルトへのトナー像の転写位置にズレを生じる。また、
中間転写ベルトから記録媒体への二次転写中にも同様の
ズレを生じる。
【0015】また、感光体から転写された一色目の画像
先端がクリーニング装置に到達する以前にクリーニング
装置を退避させる必要があるが、この際に上記の急激な
負荷変動があると二色目のトナー像の転写中に感光体と
中間転写ベルトの同期ズレで色ズレが発生する。一般
に、フルカラーの画像形成装置においては、各色画像の
ズレは大略100μm以下でなければ画質欠陥として目
視で認識されるが、上記の負荷変動に起因する色画像間
のズレは100μmを越えてしまい、画質劣化が発生す
る。
【0016】なお、クリーニング装置のブレードが中間
転写体に摺接および退避するタイミングで画像形成工程
をスキップさせることも考えられるが、これではコピー
の生産性が大きく低下してしまう。本発明の目的は、上
記従来技術の問題点を解消し、クリーニング装置のブレ
ードが中間転写体に摺接し、それから離脱して退避する
際の中間転写体にかかる急激な負荷変動をなくして高品
質の画像を得るようにした画像形成装置のクリーニング
装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明による画像
形成装置のクリーニング装置の要部構成を説明する模式
図であって、1は感光体、2は中間転写体、2a,2
b,2cは中間転写体を架張し駆動するロール、3はク
リーニング装置を構成するブレード、3aは枢支手段、
3bはブレード揺動手段である。
【0018】上記目的を達成するために、請求項1に記
載の第1の発明は、静電潜像を形成すると共にこの静電
潜像をトナーを用いて現像したトナー像を担持する感光
体と、前記感光体上に担持されたトナー像を一次転写す
る中間転写体と、前記中間転写体上のトナー像を記録媒
体に二次転写した後に当該中間転写体上に残存するトナ
ーを除去するクリーナー装置とを少なくとも有し、前記
クリーナー装置を、前記中間転写体2の幅方向に接触し
て当該中間転写体2上の残存トナーを掻き取り除去する
ブレード3と、前記ブレード3の一端を回動可能に支持
する枢支手段3aと、前記ブレード3の前縁全体が前記
中間転写体2から退避する第1位置と前記ブレード3の
前記一端から前記他端に至る前縁が前記一端側から前記
他端側に向けて漸近的に前記中間転写体2方向に接近す
る如き移動を伴って前記ブレード3の前縁全体が前記中
間転写体3に接触する第2位置との間で前記ブレード3
を揺動させるブレード揺動手段3bとから構成したこと
を特徴とする。
【0019】また、請求項2に記載の第2の発明は、上
記第1の発明における前記ブレード揺動手段3bを、前
記ブレード3の他端に設置して前記ブレード3を前記中
間転写体2方向に進退させる偏心カム機構から構成した
ことを特徴とする。なお、本発明は上記した中間転写体
である中間転写ベルトのクリーニングに限るものではな
く、ドラム状の中間転写体を用いた画像形成装置、ある
いは中間転写体を有しない画像形成装置すなわち感光体
上に直接4色重ね合わせて形成したトナー像を直接転写
用紙に転写する方式の画像形成装置における上記感光体
上の残存トナーのクリーニングにも適用できるものであ
る。
【0020】
【作用】上記第1の発明の構成において、クリーニング
装置を構成するブレード3を、その一端を枢支し、他端
を中間転写体2に対して揺動させる揺動機構3bによっ
て摺接および退避させる構成としたことで、上記ブレー
ド3が中間転写体2の表面に対して上記枢支側から中間
転写体2の幅方向に沿って上記揺動機構3b側に徐々に
摺接させ、かつ徐々に退避させることができ、急激な負
荷変動を招くことがなく、駆動用のサーボモータによる
回転速度を一定に制御でき、生産性を低下させることな
く高画質の画像形成を行うことが可能となる。
【0021】すなわち、上記第1の発明の構成におい
て、感光体1は書込み手段により静電潜像が形成させる
と共にこの静電潜像をトナーを用いて現像したトナー像
を担持する。前記中間転写体2は前記感光体1上に担持
されたトナー像を一次転写して担持し、転写用紙に二次
転写する。
【0022】クリーニング装置は前記中間転写体2上の
トナー像を記録媒体に二次転写した後に当該中間転写体
2上に残存するトナーを除去する。クリーニング装置は
ブレード3を備え、前記中間転写体2の幅方向に接触し
て当該中間転写体2上の残存トナーを掻き取り除去す
る。枢支手段3aは前記ブレード3の一端を回動可能に
支持し、前記ブレード揺動手段3bは前記ブレード3の
前縁全体が前記中間転写体2から退避する第1位置と前
記ブレード3の前記一端から前記他端に至る前縁が前記
一端側から前記他端側に向けて漸近的に前記中間転写体
2方向に接近する如き移動を伴って前記ブレード3の前
縁全体が前記中間転写体3に接触する第2位置との間で
前記ブレード3を揺動させる。
【0023】また、上記第2の発明の構成において、偏
心カム機構は上記第1の発明における前記ブレード揺動
手段3bを前記中間転写体2に対して進退させる。な
お、中間転写体を有しない画像形成装置に適用する場合
は、上記の二次転写を無視し、かつ中間転写体を感光体
と読替える。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て詳細に説明する。図2は本発明による画像形成装置の
クリーニング装置の構成を模式的に示す要部構造図であ
って、(a)は要部斜視図、(b)は偏心カムの説明図
である。同図において、2は中間転写ベルト、2aはロ
ール、3はブレード、3aは枢支手段である枢支機構、
3bは揺動手段である揺動機構、3cは揺動軸、3dは
中間転写ベルト2の面に対向する長軸をもつ揺動溝、3
eは枠体、15は偏心カム、16はクリーニング装置、
18はクリーニング装置本体30を退避位置に付勢する
スプリング、30はクリーニング装置本体、31はブレ
ード固定手段(ブラケット)である。
【0025】中間転写ベルト2はロール2aに周回して
矢印方向に回転移動する。このロール2a対向し中間転
写ベルト2を挟んだ位置に、クリーニング装置16が中
間転写体の幅方向に設置される。クリーニング装置16
はクリーニング装置本体30とこのクリーニング装置本
体に取付けられたブレード固定手段31とブレード固定
手段31で固定され中間転写ベルト2の全幅にわたって
延在するブレード3とを有し、クリーニング装置本体3
0の一端に枢支機構3aが、また他端にブレード揺動手
段である揺動機構3bが設けられている。
【0026】揺動機構3bは、クリーニング装置本体3
0から突出する揺動軸3cと装置枠に固定された枠体3
eに形成された揺動溝3dと偏心カム15とスプリング
18、および図示しない偏心カム駆動機構とから構成さ
れる。上記揺動軸3cは揺動溝3dに摺動可能に挿着さ
れており、偏心カム15によって退避位置イ(第1位
置)と摺接位置ロ(第2位置)に摺動される。
【0027】偏心カム15は(b)に示したように、そ
の回転により短径のカム面15イがクリーニング装置本
体30の背面に接しているときにはブレード3が退避位
置にあり、長径のカム面15ロがクリーニング装置本体
30の背面に接しているときにはブレード3が中間転写
ベルト2に摺接する位置になる。上記退避位置から摺接
位置へのブレード3の移動は、当該ブレード3の枢支側
端部3イから揺動機構側端部3ロに沿って漸進的に、す
なわち中間転写ベルト2の表面にブレード3が徐々に接
するように行われる。
【0028】なお、偏心カムに代えて他の駆動機構を採
用することもできる。図3は本発明の実施例におけるブ
レード揺動を行うための他の揺動機構としてのリンク機
構の説明図であって、15aは回転コロ、15bはリン
ク、15cは揺動アーム、15dは支点である。同図に
おいて、回転コロ15aとリンク15bおよび回転コロ
15aとリンク15bとを一端に取付けた揺動アーム1
5cを有し、揺動アーム15cの他端を支点15dとし
たリンクアーム機構を構成する。
【0029】上記の機構において、リンク15bをメカ
ニカルクラッチ等を介してで回転させることで、揺動ア
ーム15cはその支点15dを中心としてクリーニング
装置本体の背面に当接する回転コロ15aを矢印15イ
のブレード退避位置から矢印15ロのブレード摺接位置
に揺動する。なお、ブレードの揺動を行うために、上記
の他に既知の揺動機構を採用できることは言うまでもな
い。
【0030】図4は本発明による画像形成装置のクリー
ニング装置の構成を説明する模式図であって、図2と同
一符号は同一部分に対応する。クリーニング装置のブレ
ード3は中間転写ベルト2に対して傾斜して配置され、
その幅方向の一端は揺動中心である枢支点3aで枢支さ
れ、他端は偏心カム15を含む揺動機構3bに支持され
ている。
【0031】ブレード3の幅はW、ブレード3の一端か
ら枢支点3aまでの距離(支点距離)はW1 、ブレード
3の他端から偏心カム当接点までの距離(作用点距離)
はW 2 、ブレード3の中間転写方向高さすなわち中間転
写ベルト2との摺接点と退避位置での離間位置との距離
はW3 である。偏心カム15の前記図2で説明した回転
駆動により、上記ブレード3はその一端側から他端側に
向かって徐々に中間転写ベルト2の表面に摺接して行
く。
【0032】図5は本発明による画像形成装置のクリー
ニング装置の動作説明図であって、以下、図4と共に本
発明によるクリーニング装置の動作を説明する。まず、
クリーニング装置は、図4の揺動中心である枢支点3a
を支点としてスプリング18の付勢によりそのブレード
3は中間転写ベルト2と離間した退避位置にある(図4
および図5の(a))。
【0033】中間転写体2上の未定着トナー像を転写用
紙に転写後、当該中間転写ベルトのクリーニングを行う
際、偏心カム15の回転を開始する。このとき、ブレー
ド3はその枢支点3a側の一端において中間転写体2に
点接触し(図5の(b))、偏心カム15の回転に伴っ
て撓みながら徐々に接触幅が増加して行く(図5の
(c))。
【0034】偏心カム15がその最大長径のカム面をク
リーニング装置の背面に接触させたとき、当該偏心カム
15は回転を停止する。この状態で、ブレード3の全幅
が中間転写ベルト2に摺接する(図5の(d))。ブレ
ード3の全幅が中間転写ベルト2に摺接した状態で中間
転写ベルト2の残留トナーがブレード3の掻き取り効果
で除去されてクリーニングされる。
【0035】掻き取られたトナーはクリーニング装置の
図示しない回収機構でトナー回収ブレードに搬送され
る。上記クリーニング動作が終了すると、偏心カム15
が再び回転し、そのカム効果でブレード3は撓みを減少
させながら中間転写ベルト2から徐々に離間し、退避位
置に戻る(図4および図5の(a))。
【0036】このように、本実施例によれば、クリーニ
ング装置のブレードが中間転写ベルトに摺接および離間
する際に当該中間転写ベルトに対して衝撃を及ぼすこと
がないので、回転機構に急激な負荷変動を招くことがな
い。したがって、感光体から中間転写ベルトへのトナー
像の転写位置にズレをもたらすことなく高画質のコピー
を得ることができる。
【0037】なお、前記したように、本発明は感光体に
残存するトナーの除去、あるいは中間転写体を有しない
方式の画像形成装置において、その感光体に残留するト
ナーの除去にも同様に適用できるものである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、中
間転写体の駆動機構に急激な負荷変動を及ぼすことがな
く、駆動用のサーボモータによる回転速度を一定に制御
でき、また生産性を低下させることもなく、従来技術の
ごときクリーニング動作での画像形成動作のスキップの
必要もないので、生産性の低下をもたらすことなく高品
質の画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による画像形成装置のクリーニング装
置の要部構成を説明する模式図である。
【図2】 本発明による画像形成装置のクリーニング装
置の構成を模式的に示す要部構造図である。
【図3】 本発明の実施例におけるブレード揺動を行う
ための他の揺動機構としてのリンク機構の説明図であ
る。
【図4】 本発明による画像形成装置のクリーニング装
置の構成を説明する模式図である。
【図5】 本発明による画像形成装置のクリーニング装
置の動作説明図である。
【図6】 本発明を適用する画像形成装置の一例を説明
する要部模式図である。
【図7】 従来のクリーニング装置における中間転写ベ
ルトとブレードの配置構成の説明図である。
【図8】 クリーニング装置のブレードが中間転写ベル
トから退避した状態を示す図7の矢印A方向からみた模
式図である。
【図9】 クリーニング装置のブレードが中間転写ベル
トに摺接した状態を示す図7の矢印A方向からみた模式
図である。
【符号の説明】
1・・・・感光体、2・・・・中間転写ベルト、2a,
2b,2c・・・・ロール、3・・・・ブレード、3a
・・・・枢支手段である枢支機構、3b・・・・揺動手
段である揺動機構、3c・・・・揺動軸、3d・・・・
揺動溝、3e・・・・枠体、15・・・・偏心カム、1
6・・・・クリーニング装置、18・・・・クリーニン
グ装置装置本体を退避位置に付勢するスプリング、30
・・・・クリーニング装置本体、31・・・・ブレード
固定手段(ブラケット)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 21/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像を形成すると共にこの静電潜像
    をトナーを用いて現像したトナー像を担持する感光体
    と、前記感光体上に担持されたトナー像を一次転写する
    中間転写体と、前記中間転写体上のトナー像を記録媒体
    に二次転写した後に当該中間転写体上に残存するトナー
    を除去するクリーナー装置とを少なくとも有し、 前記クリーナー装置を、前記中間転写体の幅方向に接触
    して当該中間転写体上の残存トナーを掻き取り除去する
    ブレードと、前記ブレードの一端を回動可能に支持する
    枢支手段と、前記ブレードの前縁全体が前記中間転写体
    から退避する第1位置と前記ブレードの前記一端から前
    記他端に至る前縁が前記一端側から前記他端側に向けて
    漸近的に前記中間転写体方向に接近する如き移動を伴っ
    て前記ブレードの前縁全体が前記中間転写体に接触する
    第2位置との間で前記ブレードを揺動させるブレード揺
    動手段とから構成したことを特徴とする画像形成装置の
    クリーニング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ブレード揺動手
    段を、前記ブレードの他端に設置して前記ブレードを前
    記中間転写体方向に進退させる偏心カム機構から構成し
    たことを特徴とする画像形成装置のクリーニング装置。
JP25059994A 1994-10-17 1994-10-17 クリーニング装置 Expired - Fee Related JP3298331B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25059994A JP3298331B2 (ja) 1994-10-17 1994-10-17 クリーニング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25059994A JP3298331B2 (ja) 1994-10-17 1994-10-17 クリーニング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08114995A JPH08114995A (ja) 1996-05-07
JP3298331B2 true JP3298331B2 (ja) 2002-07-02

Family

ID=17210277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25059994A Expired - Fee Related JP3298331B2 (ja) 1994-10-17 1994-10-17 クリーニング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3298331B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7085523B2 (en) * 2002-11-11 2006-08-01 Seiko Epson Corporation Image forming apparatus having a medium transporting belt formed in an endless shape
CN100337164C (zh) 2002-12-06 2007-09-12 精工爱普生株式会社 成像装置
JP4997897B2 (ja) * 2006-09-27 2012-08-08 富士ゼロックス株式会社 クリーニング装置及び画像形成装置
JP4759631B2 (ja) * 2009-08-05 2011-08-31 シャープ株式会社 中間転写体および画像形成装置
JP2011034009A (ja) 2009-08-05 2011-02-17 Sharp Corp ベルトクリーニング装置および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08114995A (ja) 1996-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5578144B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラム
JP2001209294A (ja) 画像形成装置
JP2006251717A (ja) 画像形成方法及びその装置
JP3298331B2 (ja) クリーニング装置
JPH10142964A (ja) 転写ベルト装置
US5857136A (en) Belt transport device and belt fixing device
JP3506366B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、中間転写装置、及び、転写方法
JPH11295961A (ja) 多色画像形成装置
US7085524B2 (en) Image forming apparatus
JP4324007B2 (ja) トナー除去装置
JP2003112129A (ja) クリーニング装置および画像形成装置
JP4248860B2 (ja) 多色画像形成装置
JP3726869B2 (ja) 画像形成装置
JP3584641B2 (ja) 画像形成装置
JP3050691B2 (ja) 画像形成装置
JP2006072254A (ja) クリーニング機構
JPH08194392A (ja) 画像形成装置
JPH05197296A (ja) カラー記録装置
JP3757997B2 (ja) 画像形成装置
JP4000734B2 (ja) 画像形成装置
JP2007219026A (ja) 画像形成装置
JPH05323835A (ja) 画像形成装置のクリーニング装置
JP3867939B2 (ja) 画像形成装置
JP4000799B2 (ja) 画像形成装置
KR100433537B1 (ko) 습식 전자사진방식 인쇄기의 전사벨트 클리닝 장치

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080419

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100419

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110419

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees