JP2007219026A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】中間転写ベルトの周囲に形成される複数の面に複数の作像ユニットが分離配設される場合にも、中間転写ベルト等の交換を容易にする。
【解決手段】中間転写ベルト20は、駆動ロール21、従動ロール22、バックアップロール23に回動可能に張架支持され、その周囲には、第1の周面20a、第2の周面20b、第3の周面20cが形成される。第1の周面20aにはイエロー、マゼンタ、シアン、黒のプロセスカートリッジ17Y、17M、17C、17Kが、第2の周面20bには特色のプロセスカートリッジ17Sが対向配置される。操作バーの操作に連動して、第1リトラクト機構および第2リトラクト機構が動作し、中間転写ベルト20とイエロー、マゼンタ、シアン、黒のプロセスカートリッジ17Y、17M、17C、17Kおよび特色のプロセスカートリッジ17Sとを接触させ、また、離間させる。
【選択図】図5
【解決手段】中間転写ベルト20は、駆動ロール21、従動ロール22、バックアップロール23に回動可能に張架支持され、その周囲には、第1の周面20a、第2の周面20b、第3の周面20cが形成される。第1の周面20aにはイエロー、マゼンタ、シアン、黒のプロセスカートリッジ17Y、17M、17C、17Kが、第2の周面20bには特色のプロセスカートリッジ17Sが対向配置される。操作バーの操作に連動して、第1リトラクト機構および第2リトラクト機構が動作し、中間転写ベルト20とイエロー、マゼンタ、シアン、黒のプロセスカートリッジ17Y、17M、17C、17Kおよび特色のプロセスカートリッジ17Sとを接触させ、また、離間させる。
【選択図】図5
Description
本発明は、電子写真複写機等の画像形成装置に係り、より詳しくは、像担持体上に形成された画像が一時的に担持される中間転写ベルトを備えた画像形成装置に関する。
近年、画像を形成担持する像担持体(例えば感光体ドラム)を備えた画像形成ユニットを複数配列して構成された所謂タンデム方式の画像形成装置が広く用いられるようになってきた。このようなタンデム方式の画像形成装置の一種として、各画像形成ユニットの配列方向に沿って循環移動する中間転写ベルトを設けたものが知られている。この画像形成装置では、各画像形成ユニットで形成された各色成分(例えばイエロー、マゼンタ、シアン、黒)画像を、まず一次転写装置で中間転写ベルトに一次転写し、次いで中間転写ベルト上に重ね合わされた重ね画像を、二次転写装置で用紙等の記録材に二次転写する。
ところで、今後の画像形成装置の動向として、上述した常用色(通常色)であるイエロー、マゼンタ、シアン、黒の4色のフルカラーに加え、この4色では表現が困難または不可能であった特定色等の画形材を用いた画像をこの画像形成装置にて形成する技術が検討されている。例えば、特定ユーザ専用のコーポレートカラー、点字用の発泡トナー、蛍光色トナー、光沢を向上させるトナー、強磁性トナー、あるいは赤外線領域に感度を有する不可視トナー等を用いて画像を形成するものである。この従来のイエロー、マゼンタ、シアン、黒の4色に対し、これらの特定色にて印字を行う際には、上述したタンデム方式の場合、この特定色等を印字するための画像形成ユニットをさらに配置することが必要となる。
このような画像形成装置として、例えば、従来の4色の画像形成ユニットおよび特定色の画像形成ユニットを並列配置することが提案されている(例えば特許文献1参照)。ただし、上記特許文献1の構成を採用した場合、5つの画像形成ユニットを並列配置しなければならないため、装置の大型化が避けられない。
そこで、複数のロール部材で張架される中間転写ベルトの周囲に形成される複数の面に対し、5色あるいは5色以上の画像形成ユニットをこの中間転写ベルト周囲の二面以上に亘って分離配設する技術が提案されている(例えば特許文献2参照)。
そこで、複数のロール部材で張架される中間転写ベルトの周囲に形成される複数の面に対し、5色あるいは5色以上の画像形成ユニットをこの中間転写ベルト周囲の二面以上に亘って分離配設する技術が提案されている(例えば特許文献2参照)。
ところで、このような画像形成装置では、メンテナンス性を良好なものとするため、中間転写ベルトや画像形成ユニット等の交換を容易にすることが要求される。このため、通常の画像形成装置では、中間転写ベルトと画像形成ユニットとを接離する機構(中間転写ベルトから画像形成ユニットを待避させる機構あるいは画像形成ユニットから中間転写ベルトを待避させる機構)が設けられている。例えば上記特許文献1記載の画像形成装置では、5つの画像形成ユニットを中間転写ベルトの上部に並べて配置し、これら5つの画像形成ユニットに対して中間転写ベルトを下方に移動させることで、各画像形成ユニットと中間転写ベルトとを離間させることを可能としている。
これに対し、上記特許文献2記載の画像形成装置では、4つの画像形成ユニットを中間転写ベルトの上部側の面に対向配置し、他の1つの画像形成ユニットを中間転写ベルトの下部側の面に対向配置する構成を採用している。このため、例えば上記特許文献1に記載されるように中間転写ベルトを下方に移動させる構成を採用した場合には、移動しようとする中間転写ベルトが他の1つの画像形成ユニットに邪魔されることになってしまう。
本発明は、かかる技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、中間転写ベルトの周囲に形成される複数の面に複数の作像ユニットが分離配設される場合にも、中間転写ベルト等の交換を容易にすることにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される画像形成装置は、複数の張架部材に架設されて循環移動する中間転写ベルトと、複数の張架部材によって中間転写ベルト周囲に形成された所定の面に対向配置され、形成した画像を中間転写ベルトに転移させる第1作像ユニットと、中間転写ベルト周囲の所定の面とは異なる他の面に対向配置され、形成した画像を中間転写ベルトに転移させる第2作像ユニットと、第1作像ユニットと中間転写ベルトとを接触させる動作に連動して第2作像ユニットと中間転写ベルトとを接触させ、且つ、第1作像ユニットと中間転写ベルトとを離間させる動作に連動して第2作像ユニットと中間転写ベルトとを離間させる接離部とを含んでいる。
この画像形成装置において、接離部は、固定配置される中間転写ベルトに第1作像ユニットを接触させる動作に連動して中間転写ベルトに第2作像ユニットを接触させ、且つ、中間転写ベルトから第1作像ユニットを離間させる動作に連動して中間転写ベルトから第2作像ユニットを離間させることを特徴とすることができる。
この画像形成装置において、接離部は、固定配置される中間転写ベルトに第1作像ユニットを接触させる動作に連動して中間転写ベルトに第2作像ユニットを接触させ、且つ、中間転写ベルトから第1作像ユニットを離間させる動作に連動して中間転写ベルトから第2作像ユニットを離間させることを特徴とすることができる。
また、他の観点から捉えると、本発明が適用される画像形成装置は、複数の張架部材に架設されて循環移動する中間転写ベルトを備えたベルトユニットと、複数の張架部材によって中間転写ベルト周囲に形成された所定の面に対向配置され、形成した画像を中間転写ベルトに転移させる第1作像ユニットと、中間転写ベルト周囲の所定の面とは異なる他の面に対向配置され、形成した画像を中間転写ベルトに転移させる第2作像ユニットと、ベルトユニット、第1作像ユニット、および第2作像ユニットについて、これらを相対的に移動させることで、ベルトユニットの中間転写ベルトに第1作像ユニットおよび第2作像ユニットが当接する第1の位置関係、あるいは、ベルトユニットの中間転写ベルトから第1作像ユニットおよび第2作像ユニットが待避する第2の位置関係に設定する設定部とを含んでいる。
これらの画像形成装置においては、中間転写ベルト周囲における所定の面と他の面とのなす角が鋭角であることを特徴とすることができる。また、第1作像ユニットはイエロー、マゼンタ、シアン、および黒の画像を形成し、第2作像ユニットはイエロー、マゼンタ、シアン、および黒以外の画像を形成することを特徴とすることができる。さらに、第1作像ユニットは中間転写ベルトの上部側に配置され、第2作像ユニットは中間転写ベルトの下部側に配置されることを特徴とすることができる。
本発明によれば、中間転写ベルトの周囲に形成される複数の面に複数の作像ユニットが分離配設される場合にも、中間転写ベルト等の交換を容易にすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置の概要を示す図である。本実施の形態に係る画像形成装置は、画像用トナー像(フルカラー画像)を形成するのに用いられるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、および黒(K)のトナー像(画像)の他に、特色(S)のトナー像も形成できるようになっている。この画像形成装置は、例えば各色成分トナー像を形成する複数(本実施の形態では五つ)の画像形成ユニット10(具体的には10Y(イエロー)、10M(マゼンタ)、10C(シアン)、10K(黒)、10S(特色))を備える。また、この画像形成装置は、各画像形成ユニット10で形成された各色成分トナー像を順次転写(一次転写)保持させる中間転写ベルト20を具備する。さらに、この画像形成装置は、中間転写ベルト20に転写された重ね画像を用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写装置30を備える。さらにまた、この画像形成装置は、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着装置50を有している。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置の概要を示す図である。本実施の形態に係る画像形成装置は、画像用トナー像(フルカラー画像)を形成するのに用いられるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、および黒(K)のトナー像(画像)の他に、特色(S)のトナー像も形成できるようになっている。この画像形成装置は、例えば各色成分トナー像を形成する複数(本実施の形態では五つ)の画像形成ユニット10(具体的には10Y(イエロー)、10M(マゼンタ)、10C(シアン)、10K(黒)、10S(特色))を備える。また、この画像形成装置は、各画像形成ユニット10で形成された各色成分トナー像を順次転写(一次転写)保持させる中間転写ベルト20を具備する。さらに、この画像形成装置は、中間転写ベルト20に転写された重ね画像を用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写装置30を備える。さらにまた、この画像形成装置は、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着装置50を有している。
各画像形成ユニット10(10Y、10M、10C、10K、10S)は、使用されるトナーの色を除き、同じ構成を有している。そこで、イエローユニット10Yを例に説明を行う。イエローユニット10Yは、矢印A方向に回転可能に配設される感光体ドラム11を具備している。この感光体ドラム11の周囲には、帯電器12、露光器13、現像器14、一次転写ロール15、およびドラムクリーナ16が配設される。これらのうち、帯電器12は感光体ドラム11を所定の電位に帯電する。露光器13は帯電器12によって所定の電位に帯電された感光体ドラム11に選択的にレーザ光Bmを照射し、静電潜像を形成する。現像器14は対応する色成分トナー(イエローユニット10Yではイエローのトナー)を収容し、このトナーによって感光体ドラム11上の静電潜像を現像する。一次転写ロール15は、印加される一次転写バイアスにより感光体ドラム11上に形成されたトナー像を中間転写ベルト20に一次転写する。ドラムクリーナ16は、一次転写後の感光体ドラム11上の残留物(トナー等)を除去する。
中間転写ベルト20は、複数(本実施の形態では三つ)の支持ロールに回動可能に張架支持され、矢印B方向に回動する。これらの支持ロールのうち、駆動ロール21は、中間転写ベルト20を張架するとともに中間転写ベルト20を駆動して回動させる。従動ロール22は、中間転写ベルト20を張架するとともに駆動ロール21によって駆動される中間転写ベルト20に従動して回転する。バックアップロール23は、中間転写ベルト20を張架するとともに後述する二次転写装置30の構成部材として機能する。
また、中間転写ベルト20を挟んで駆動ロール21と対向する部位には、二次転写後の中間転写ベルト20上の残留物(トナー等)を除去するベルトクリーナ24が配設されている。
また、中間転写ベルト20を挟んで駆動ロール21と対向する部位には、二次転写後の中間転写ベルト20上の残留物(トナー等)を除去するベルトクリーナ24が配設されている。
上述したように、中間転写ベルト20は、複数の張架部材として機能する駆動ロール21、従動ロール22、およびバックアップロール23に回動可能に張架支持される。このため、中間転写ベルト20外周には、所定の面としての第1の周面20a、他の面としての第2の周面20b、および第3の周面20cが形成されている。図中において、第1の周面20aは上方を向き、第2の周面20bは左斜め下方を向き、第3の周面20cは右斜め下方を向いている。そして、上述した5つの画像形成ユニット10のうち、通常のフルカラー画像の形成に使用されるイエローの画像形成ユニット(イエローユニット)10Y、マゼンタの画像形成ユニット(マゼンタユニット)10M、シアンの画像形成ユニット(シアンユニット)10C、および黒の画像形成ユニット(黒ユニット)10Kは、第1の周面20aに対向して並列配置される。一方、特色の画像形成ユニット(特色ユニット)10Sは、第2の周面20bに対向して配置される。なお、本実施の形態において、中間転写ベルト20の第1の周面(所定の面)20aと第2の周面(他の面)20bとのなす角度θBは鋭角(90°未満、例えば40°程度)になっている。
二次転写装置30は、中間転写ベルト20のトナー像担持面側に圧接配置される二次転写ロール31と、中間転写ベルト20の裏面側に配置されて二次転写ロール31の対向電極をなすバックアップロール23とを有する。このバックアップロール23には、トナーの帯電極性と同極性の二次転写バイアスを印加する給電ロール32が当接配置されている。一方、二次転写ロール31は接地されている。
また、用紙搬送系は、用紙トレイ40、ナジャーロール41、捌き機構42、レジストレーションロール(レジロール)43、および搬送ベルト44を備える。用紙搬送系では、用紙トレイ40に積載された用紙Pをナジャーロール41にて取り出し、捌き機構(本実施の形態ではフィードロールおよびリタードロールからなる)で一枚ずつに捌いて搬送する。次に、搬送されてきた用紙Pをレジストレーションロール43で一旦停止させ、その後所定のタイミングで二次転写装置30の二次転写位置へと送り込む。また、二次転写後の用紙Pを、搬送ベルト44を介して定着装置50へと搬送する。
次に、この画像形成装置の基本的な作像プロセスについて説明する。今、図示外のスタートスイッチがオン操作されると、所定の作像プロセスが実行される。具体的に述べると、例えばこの画像形成装置をプリンタとして構成する場合には、PC(パーソナルコンピュータ)等、外部から入力されるデジタル画像信号をメモリに一時的に蓄積する。そして、メモリに蓄積されている五色(Y、M、C、K、S)のデジタル画像信号に基づいて各色のトナー像形成を行う。すなわち、各色のデジタル画像信号に応じて各画像形成ユニット10(具体的には10Y、10M、10C、10K、10S)をそれぞれ駆動する。次に、各画像形成ユニット10では、帯電器12により一様に帯電された感光体ドラム11に、露光器13によりデジタル画像信号に応じたレーザ光Bmを照射することで、静電潜像を形成する。そして、感光体ドラム11に形成された静電潜像を現像器14により現像し、各色のトナー像を形成させる。なお、この画像形成装置を複写機として構成する場合には、図示しない原稿台にセットされる原稿をスキャナで読み取り、得られた読み取り信号を処理回路によりデジタル画像信号に変換した後、上記と同様にして各色のトナー像の形成を行うようにすればよい。
その後、各感光体ドラム11上に形成されたトナー像は、感光体ドラム11と中間転写ベルト20とが接する各一次転写位置で、一次転写ロール15によって中間転写ベルト20の表面に順次一次転写される。一方、一次転写後に感光体ドラム11上に残存するトナーは、ドラムクリーナ16によってクリーニングされる。
このようにして中間転写ベルト20に一次転写されたトナー像は中間転写ベルト20上で重ね合わされ、中間転写ベルト20の回動に伴って二次転写位置へと搬送される。一方、用紙Pは所定のタイミングで二次転写位置へと搬送され、バックアップロール23に対して二次転写ロール31が用紙Pをニップする。
そして、二次転写位置において、二次転写ロール31とバックアップロール23との間に形成される転写電界の作用で、中間転写ベルト20上に担持されたトナー像が用紙Pに二次転写される。トナー像が転写された用紙Pは、搬送ベルト44により定着装置50へと搬送される。定着装置50では、用紙P上のトナー像が加熱・加圧定着され、その後、機外に設けられた排紙トレイ(図示せず)に送り出される。一方、二次転写後に中間転写ベルト20に残存するトナーは、ベルトクリーナ24によってクリーニングされる。
図2は、この画像形成装置における各画像形成ユニット10(10Y、10M、10C、10K)および中間転写ベルト20の取り付け構造を説明するための図である。なお、図2は画像形成装置をフロント側から見たときを示している。ここで、本実施の形態では、各画像形成ユニット10(10Y、10M、10C、10K、10S)を構成する各部材のうち、感光体ドラム11、帯電器12、現像器14、およびドラムクリーナ16を一体化し、プロセスカートリッジ17としている。このプロセスカートリッジ17は、画像形成装置本体に対して着脱することができ、ユーザによる交換を可能としている。以下の説明では、各色のプロセスカートリッジ17をそれぞれイエローカートリッジ17Y、マゼンタカートリッジ17M、シアンカートリッジ17C、黒カートリッジ17K、および特色カートリッジ17Sと呼ぶ。なお、プロセスカートリッジ17の構成は、上述した構成に限られるものではなく、例えば現像器14を含まない場合もある。
各プロセスカートリッジ17のうち、中間転写ベルト20の第1の周面20aに対向配置されるイエローユニット10Y、マゼンタユニット10M、シアンユニット10C、および黒ユニット10Kには、それぞれ、イエローカートリッジ17Y、マゼンタカートリッジ17M、シアンカートリッジ17C、および黒カートリッジ17Kが設けられる。これらイエローカートリッジ17Y、マゼンタカートリッジ17M、シアンカートリッジ17C、および黒カートリッジ17Kは、中間転写ベルト20の上方に設けられた第1フレーム61に搭載されている。なお、本実施の形態では、イエローカートリッジ17Y、マゼンタカートリッジ17M、シアンカートリッジ17C、黒カートリッジ17K、および第1フレーム61により、第1の作像ユニットが構成されている。また、中間転写ベルト20の第2の周面20bに対向配置される特色ユニット10Sには、特色カートリッジ17Sが設けられる。この特色カートリッジ17Sは、中間転写ベルト20の下方に設けられた第2フレーム62に搭載されている。なお、本実施の形態では、特色カートリッジ17Sおよび第2フレーム62により、第2作像ユニットが構成されている。そして、この画像形成装置は、これら第1フレーム61および第2フレーム62をリンクして移動させることで、中間転写ベルト20と各画像形成ユニット10のプロセスカートリッジ17に設けられた感光体ドラム11とを接触または待避させる接離部あるいは設定部としてのリトラクト機構70を備えてる。
このリトラクト機構70は、第1フレーム61および第2フレーム62の一側端(図中左側)に設けられる第1リトラクト機構71と、第1フレーム61の他側端(図中右側)に設けられる第2リトラクト機構72と、これら第1リトラクト機構71および第2リトラクト機構72に接続される操作バー73とを有している。この操作バー73は、画像形成装置本体の手前側(フロント側)に配置されている。なお、第1リトラクト機構71の左側部には、画像形成装置本体に固定された第1の側板66が取り付けられている。また、第2リトラクト機構72の右側部には、画像形成装置本体に固定された第2の側板67が取り付けられている。
また、中間転写ベルト20を張架する駆動ロール21、従動ロール22、およびバックアップロール23は、第3フレーム63に回動可能に取り付けられている。したがって、中間転写ベルト20もこれら駆動ロール21、従動ロール22、およびバックアップロール23を介して第3フレーム63に装着されることになる。なお、本実施の形態では、これら中間転写ベルト20、駆動ロール21、従動ロール22、バックアップロール23、および第3フレーム63により、ベルトユニットが構成されている。また、第3フレーム63には、各一次転写ロール15、二次転写ロール31、および給電ロール32も回転可能に取り付けられる。さらに、第3フレーム63には、ベルトクリーナ24も装着される。
図3(a)は上記第1リトラクト機構71の構成を示す図であり、図3(b)は上記第2リトラクト機構72の構成を示す図である。
では、図3(a)を参照しつつ、第1リトラクト機構71の構成について説明する。なお、図3(a)では、右がフロント側(F)を、左がリア側(R)を、それぞれ示している。第1リトラクト機構71は、第1の待避レバー81、第1の連結部材82、および第2の連結部材83を備える。
第1の待避レバー81はL字状の形状を有しており、回転軸81aを中心に回転可能に配置されている。そして、回転軸81aは第1の待避レバー81に固着されており、この回転軸81aを例えば第1の側板66(図2参照)にて回動自在に支持することで、この第1の待避レバー81を回転できるようになっている。そして、第1の待避レバー81のうち、フロント側に突出する側の上部先端側には、図2に示した操作バー73が装着されている。したがって、操作バー73の移動に伴い、第1の待避レバー81を回転させることができる。また、第1の待避レバー81の回転軸81aよりもリア側には、第1の連結部材82を回動可能に支持する軸81bが突出形成されている。一方、第1の待避レバー81の回転軸81aよりもフロント側には、第2の連結部材83を回動可能に支持する軸81cが突出形成されている。
では、図3(a)を参照しつつ、第1リトラクト機構71の構成について説明する。なお、図3(a)では、右がフロント側(F)を、左がリア側(R)を、それぞれ示している。第1リトラクト機構71は、第1の待避レバー81、第1の連結部材82、および第2の連結部材83を備える。
第1の待避レバー81はL字状の形状を有しており、回転軸81aを中心に回転可能に配置されている。そして、回転軸81aは第1の待避レバー81に固着されており、この回転軸81aを例えば第1の側板66(図2参照)にて回動自在に支持することで、この第1の待避レバー81を回転できるようになっている。そして、第1の待避レバー81のうち、フロント側に突出する側の上部先端側には、図2に示した操作バー73が装着されている。したがって、操作バー73の移動に伴い、第1の待避レバー81を回転させることができる。また、第1の待避レバー81の回転軸81aよりもリア側には、第1の連結部材82を回動可能に支持する軸81bが突出形成されている。一方、第1の待避レバー81の回転軸81aよりもフロント側には、第2の連結部材83を回動可能に支持する軸81cが突出形成されている。
第1の連結部材82は、その一端が第1の待避レバー81に設けられた軸81bに回転可能に支持され、他端が第1フレーム61の側面のフロント側に設けられた第1の突出部61aに回動自在に支持される。この第1の突出部61aは、第1の側板66(図2参照)に設けられた上下方向に長い長孔66aに移動自在にはめ込まれている。また、第1フレーム61のリア側の側面には第2の突出部61bが設けられている。この第2の突出部61bは、第1の側板66に設けられた上下方向に長い長孔66bに移動自在にはめ込まれている。なお、この状態では、第1の突出部61aが長孔66aの最下点に位置し、また、第2の突出部61bが長孔66bの最下点に位置する。
第2の連結部材83は、その一端が第1の待避レバー81に設けられた軸81cに回転可能に支持され、他端が第2フレーム62の側面のフロント側に設けられた第1の突出部62aに回動可能に支持される。この第1の突出部62aは、第1の側板66に設けられた上下方向に長い長孔66cに移動自在にはめ込まれている。また、第2フレーム62のリア側の側面には第2の突出部62bが設けられている。この第2の突出部62bは、第1の側板66に設けられた上下に長い長孔66dに移動自在にはめ込まれている。なお、この状態では、第1の突出部62aが長孔66cの最上点に位置し、また、第2の突出部62bが長孔66dの最上点に位置する。
ここで、本実施の形態では、第1の連結部材82と長孔66aとのなす角度α1および第2の連結部材83と長孔66cとのなす角度α2が、0°<α1、α2<90°の関係を有している。また、第1の待避レバー81と第1の連結部材82とのなす角度β1および第1の待避レバー81と第2の連結部材83とのなす角度β2が、0°<β1、β2<180°の関係を有している。なお、この関係性を有していない場合、後述する動作が円滑に行われなくなる。
また、第1リトラクト機構71は、第1の回動部材84および第2の回動部材85を更に備える。なお、図3(a)では、第1の回動部材84および第2の回動部材85が重なった位置関係にある。第1の回動部材84および第2の回動部材85は、第1の待避レバー81すなわち回転軸81aの回転に伴い、図示しないかさ歯歯車等を介して図中矢印方向に回動するようになっている。そして、第1の回動部材84および第2の回動部材85のリア側に位置する自由端側には、側方に向けてアーム84aおよび85aがそれぞれ突出形成されている。なお、図3(a)に示す状態では、アーム84aおよびアーム85aが図中奥側に向けて突出している。
次に、図3(b)を参照しつつ、第2リトラクト機構72の構成について説明する。なお、図3(b)では、左がフロント側(F)を、右がリア側(R)を、それぞれ示している。第2リトラクト機構72は、第2の待避レバー91、連結部材92、および回動部材93を備える。
第2の待避レバー91は第1の待避レバー81と同様にL字状の形状を有しており、回転軸91aを中心に回転可能に配置されている。そして、回転軸91aは第2の待避レバー91に固着されており、この回転軸91aを例えば第2の側板67(図2参照)にて回動自在に支持することで、この第2の待避レバー91を回転できるようになっている。そして、第2の待避レバー91のうち、フロント側に突出する側の上部先端側には、図2に示した操作バー73が装着されている。したがって、操作バー73を移動させることにより、第2の待避レバー91を回転させることができる。つまり、ユーザが操作バー73を操作することで、第1の待避レバー81および第2の待避レバー91をともに回転させることができる。また、第2の待避レバー91の回転軸91aよりもリア側には、連結部材92を回動可能に支持する軸91bが突出形成されている。
第2の待避レバー91は第1の待避レバー81と同様にL字状の形状を有しており、回転軸91aを中心に回転可能に配置されている。そして、回転軸91aは第2の待避レバー91に固着されており、この回転軸91aを例えば第2の側板67(図2参照)にて回動自在に支持することで、この第2の待避レバー91を回転できるようになっている。そして、第2の待避レバー91のうち、フロント側に突出する側の上部先端側には、図2に示した操作バー73が装着されている。したがって、操作バー73を移動させることにより、第2の待避レバー91を回転させることができる。つまり、ユーザが操作バー73を操作することで、第1の待避レバー81および第2の待避レバー91をともに回転させることができる。また、第2の待避レバー91の回転軸91aよりもリア側には、連結部材92を回動可能に支持する軸91bが突出形成されている。
連結部材92は、その一端が第2の待避レバー91に設けられた軸91bに回転可能に支持され、他端が第1フレーム61の側面のフロント側に設けられた第3の突出部61cに回動自在に支持される。この第3の突出部61cは、第2の側板67(図2参照)に設けられた上下方向に長い長孔67aに移動自在にはめ込まれている。また、第1フレーム61のリア側の側面には第4の突出部61dが設けられている。この第4の突出部61dは、第2の側板67に設けられた上下方向に長い長孔67bに移動自在にはめ込まれている。なお、この状態では、第3の突出部61cが長孔67aの最下点に位置し、また、第4の突出部61dが長孔67bの最下点に位置する。
また、第2リトラクト機構72は、回動部材93を更に備える。回動部材93は、第2の待避レバー91すなわち回転軸91aの回転に伴い、図示しないかさ歯歯車等を介して図中矢印方向に回動するようになっている。そして、回動部材93のリア側に位置する自由端側には、側方に向けてアーム93aが突出形成されている。なお、図3(b)に示す例では、アーム93aが図中奥側に向けて突出している。
次に、図4を参照しつつ、本実施の形態におけるリトラクト機構70すなわち第1リトラクト機構71および第2リトラクト機構72の動作について説明する。ここで、図4(a)(b)は、第1リトラクト機構71の動作前後を示しており、図4(c)(d)は、第2リトラクト機構72の動作前後を示している。また、図4(a)(c)は、各画像形成ユニット10に設けられた感光体ドラム11が中間転写ベルト20に当接しているときすなわち画像形成時の状態を示しており、図4(b)(d)は、各画像形成ユニット10に設けられた感光体ドラム11が中間転写ベルト20から離間しているときすなわちユニット交換時の状態を示している。
ではまず、第1リトラクト機構71の動作を説明する。ユーザが操作バー73を図4(a)に示す矢印方向に回動させると、この操作バー73の回動に伴い、第1の待避レバー81が回転軸81aを中心に回動する。第1の待避レバー81の回動に伴い、軸81bは上方に向けて回動し、第1の連結部材82が軸81bを中心に回動しながら上方に向けて移動する。このとき、第1の連結部材82の他端側が取り付けられる第1フレーム61の第1の突出部61aは、長孔66aによってその移動方向が規制されている。このため、第1の連結部材82の他端側は、上方に向けて移動していく。
また、第1の待避レバー81の回動に伴い、軸81cは下方に向けて回動し、第2の連結部材83が軸81cを中心に回動しながら下方に向けて移動する。このとき、第2の連結部材83の他端側が取り付けられる第2フレーム62の第1の突出部62aは、長孔66cによってその移動方向が規制されている。このため、第2の連結部材83の他端側は、下方に向けて移動していく。
さらに、第1の待避レバー81の回動に伴って回転軸81aが回動すると、この回転力がはす歯歯車等を介して第1の回動部材84に伝達され、第1の回動部材84は図中矢印方向に回動する。第1の回動部材84の回動に伴い、第1の回動部材84の先端側に取り付けられたアーム84aが第1フレーム61のリア側下面に向けて移動する。さらにまた、第1の待避レバー81の回動に伴って回転軸81aが回動すると、この回転力がはす歯歯車等を介して第2の回動部材85にも伝達され、第2の回動部材85は図中矢印方向に回動する。第2の回動部材85の回動に伴い、第2の回動部材85の先端側に取り付けられたアーム85aが第2フレーム62のリア側上面に向けて移動する。
そして、操作バー73の操作に伴って第1の待避レバー81が図4(a)に示す初期状態から90°回転したところで、第1の待避レバー81の移動が規制され、第1の待避レバー81が停止する。すると、図4(b)に示すように、軸81bは回転軸81aの直上の位置で停止する。このとき、軸81bに連結される第1の連結部材82の他端側が取り付けられる第1フレーム61の第1の突出部61aは、長孔66aの最上点に位置する。また、第1の回動部材84に取り付けられたアーム84aは、その先端が第1フレーム61のリア側下面に当接した状態で停止する。このとき、第1フレーム61の第2の突出部61bは、長孔66bの最上点に位置する。
一方、第1の待避レバー81が移動を停止したとき、軸81cは回転軸81aの直下の位置で停止する。このとき、軸81cに連結される第2の連結部材83の他端側が取り付けられる第2フレーム62の第1の突出部62aは、長孔66cの最下点に位置する。また、回転軸81aの回転に伴って回動する第2の回動部材85に取り付けられたアーム85aは、その先端が第2フレーム62のリア側上面に当接した状態で停止する。このとき、第2フレーム62の第2の突出部62bは、長孔66dの最下点に位置する。
では次に、第2リトラクト機構72の動作について説明する。この第2リトラクト機構72の動作は、上記第1リトラクト機構71と並列に行われる。ユーザが操作バー73を図4(c)に示す矢印方向に回動させると、操作バー73の回動に伴い、第2の待避レバー91が回転軸91aを中心に回動する。第2の待避レバー91の回動に伴い、軸91bは上方に向けて回動し、連結部材92が軸91bを中心に回動しながら上方に向けて移動する。このとき、連結部材92の他端側が取り付けられる第1フレーム61の第3の突出部61cは、長孔67aによってその移動方向が規制されている。このため、連結部材92の他端側は、上方に向けて移動していく。
また、第2の待避レバー91の回動に伴って回転軸91aが回動すると、この回転力がはす歯歯車等を介して回動部材93に伝達され、回動部材93は図中矢印方向に回動する。回動部材93の回動に伴い、回動部材93の先端側に設けられたアーム93aが第1フレーム61のリア側下面に向けて移動する。
そして、操作バー73の操作に伴って第2の待避レバー91が図4(c)に示す初期状態から90°回転したところで、第2の待避レバー91の移動が規制され、第2の待避レバー91が停止する。すると、図4(d)に示すように、軸91bは回転軸91aの直上の位置で停止する。このとき、軸91bに連結される連結部材92の他端側が取り付けられる第1フレーム61の第3の突出部61cは、長孔67aの最上点に位置する。また、回動部材93に取り付けられたアーム93aは、その先端が第1フレーム61のリア側下面に当接した状態で停止する。このとき、第1フレーム61の第4の突出部61dは、長孔67bの最上点に位置する。
このように、本実施の形態では、操作バー73の操作に連動して、第1リトラクト機構71および第2リトラクト機構72が同時に動作する。そして、操作バー73が操作されると、第1リトラクト機構71および第2リトラクト機構72によって第1フレーム61が上側に移動し、第1リトラクト機構71によって第2フレーム62が下側に移動する。また、操作バー73の逆方向への操作に連動して、第1リトラクト機構71および第2リトラクト機構72によって第1フレーム61が下側に移動し、第2リトラクト機構72によって第2フレーム62が上側に移動する。
つまり、操作バー73の操作前後で、第1フレーム61と第2フレーム62との位置関係が変わることになる。すなわち、操作バー73を図中矢印方向に押し下げるのに伴って、第1フレーム61は上方に、第2フレーム62は下方に、それぞれ移動する。また、操作バー73を逆方向に押し上げるのに伴って、第1フレーム61は下方に、第2フレーム62は上方に、それぞれ移動する。このとき、第1フレーム61および第2フレーム62は、操作バー73の操作前後で平行状態を維持する。
ここで、図5(a)は、操作バー73を押し上げたとき、すなわち第1リトラクト機構71および第2リトラクト機構72を図4(a)(c)に示す状態(第1の位置関係)としたときの画像形成装置を示している。また、図5(b)は、操作バー73を押し下げたとき、すなわち第1リトラクト機構71および第2リトラクト機構72を図4(b)(d)に示す状態(第2の位置関係)としたときの画像形成装置を示している。上述したようにリトラクト機構70を動作させること、具体的には、操作バー73の操作に連動して第1リトラクト機構71および第2リトラクト機構72を動作させることにより、第3フレーム63に対し、第1フレーム61および第2フレーム62を、連動して近接あるいは離間させることができる。
本実施の形態では、イエローカートリッジ17Y等が配置される中間転写ベルト20の第1の周面20aと、特色カートリッジ17S等が配置される中間転写ベルト20の第2の周面20bとのなす角θBが鋭角であるため、ただ単に中間転写ベルト20を上下動させただけではニップの解除を行うことができない。
これに対し、本実施の形態では、操作バー73を動かすという一回の操作で、第3フレーム63に装着される中間転写ベルト20に対し、第1フレーム61に搭載されるイエローカートリッジ17Y、マゼンタカートリッジ17M、シアンカートリッジ17C、および黒カートリッジ17Kの各感光体ドラム11および第2フレーム62に搭載される特色カートリッジ17Sの感光体ドラム11を離間あるいは接触させることが可能になる。したがって、中間転写ベルト20に形成される複数の周面(本実施の形態では第1の周面20aおよび第2の周面20b)に画像形成ユニット10(プロセスカートリッジ17)を分離配置した場合にも、プロセスカートリッジ17や中間転写ベルト20の交換を容易にすることができ、装置のメンテナンス性を向上させることができる。
これに対し、本実施の形態では、操作バー73を動かすという一回の操作で、第3フレーム63に装着される中間転写ベルト20に対し、第1フレーム61に搭載されるイエローカートリッジ17Y、マゼンタカートリッジ17M、シアンカートリッジ17C、および黒カートリッジ17Kの各感光体ドラム11および第2フレーム62に搭載される特色カートリッジ17Sの感光体ドラム11を離間あるいは接触させることが可能になる。したがって、中間転写ベルト20に形成される複数の周面(本実施の形態では第1の周面20aおよび第2の周面20b)に画像形成ユニット10(プロセスカートリッジ17)を分離配置した場合にも、プロセスカートリッジ17や中間転写ベルト20の交換を容易にすることができ、装置のメンテナンス性を向上させることができる。
<実施の形態2>
本実施の形態は、実施の形態1とほぼ同様であるが、実施の形態1では第1フレーム61および第2フレーム62を平行に上下動させていたのに対し、本実施の形態では第1フレーム61および第2フレーム62を画像形成装置のフロント側に拡開させるように構成したものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、その詳細な説明を省略する。
本実施の形態は、実施の形態1とほぼ同様であるが、実施の形態1では第1フレーム61および第2フレーム62を平行に上下動させていたのに対し、本実施の形態では第1フレーム61および第2フレーム62を画像形成装置のフロント側に拡開させるように構成したものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、その詳細な説明を省略する。
図6(a)は、本実施の形態における第1リトラクト機構71の構成を示す図であり、図6(b)は第2リトラクト機構72の構成を示す図である。
では、図6(a)を参照しつつ、第1リトラクト機構71の構成について説明する。第1リトラクト機構71は、実施の形態1と同様、第1の待避レバー81、第1の連結部材82、および第2の連結部材83を備える。ただし、この第1リトラクト機構71は、第1の回動部材84(アーム84a)および第2の回動部材85(アーム85a)を備えていない点で実施の形態1と異なる。また、第1の側板66(図2参照)に第1フレーム61の第1の突出部61aを案内する長孔66aが形成されていない点、および、第2の側板67に第2フレーム62の第1の突出部62aを案内する長孔66cが形成されていない点でも、実施の形態1と異なる。さらにまた、第1フレーム61のリア側に設けられた第2の突出部61bが、第1の側板66(図2参照)に設けられた丸穴66eに回動自在にはめ込まれている点、および、第2フレーム62のリア側に設けられた第2の突出部62bが第1の側板66に設けられた丸穴66fに回動自在にはめ込まれている点で実施の形態1とは異なる。
では、図6(a)を参照しつつ、第1リトラクト機構71の構成について説明する。第1リトラクト機構71は、実施の形態1と同様、第1の待避レバー81、第1の連結部材82、および第2の連結部材83を備える。ただし、この第1リトラクト機構71は、第1の回動部材84(アーム84a)および第2の回動部材85(アーム85a)を備えていない点で実施の形態1と異なる。また、第1の側板66(図2参照)に第1フレーム61の第1の突出部61aを案内する長孔66aが形成されていない点、および、第2の側板67に第2フレーム62の第1の突出部62aを案内する長孔66cが形成されていない点でも、実施の形態1と異なる。さらにまた、第1フレーム61のリア側に設けられた第2の突出部61bが、第1の側板66(図2参照)に設けられた丸穴66eに回動自在にはめ込まれている点、および、第2フレーム62のリア側に設けられた第2の突出部62bが第1の側板66に設けられた丸穴66fに回動自在にはめ込まれている点で実施の形態1とは異なる。
次に、図6(b)を参照しつつ、第2リトラクト機構72の構成について説明する。第2リトラクト機構72は、実施の形態1と同様、第2の待避レバー91および連結部材92を備える。ただし、この第2リトラクト機構72は、回動部材93を備えていない点で実施の形態1と異なる。また、第2の側板67(図2参照)に第1フレーム61の第3の突出部61cを案内する長孔67aが形成されていない点でも実施の形態1と異なる。さらに、第1フレーム61のリア側に設けられた第4の突出部61dが、第2の側板67に設けられた丸穴67cに回動自在にはめ込まれている点で実施の形態1と異なる。
では、図7を参照しつつ、本実施の形態におけるリトラクト機構70すなわち第1リトラクト機構71および第2リトラクト機構72の動作について説明する。ここで、図7(a)(b)は、第1リトラクト機構71の動作前後を示しており、図7(c)(d)は、第2リトラクト機構72の動作前後を示している。また、図7(a)(c)は、各画像形成ユニット10に設けられた感光体ドラム11が中間転写ベルト20に当接しているときすなわち画像形成時の状態を示しており、図7(b)(d)は、各画像形成ユニット10に設けられた感光体ドラム11が中間転写ベルト20から離間しているときすなわちユニット交換時の状態を示している。
ではまず、第1リトラクト機構71の動作を説明する。ユーザが操作バー73を図7(a)に示す矢印方向に回動させると、この操作バー73の回動に伴い、第1の待避レバー81が回転軸81aを中心に回動する。第1の待避レバー81の回動に伴い、軸81bは上方に向けて回動し、第1の連結部材82が軸81bを中心に回動しながら上方に向けて移動する。このとき、第1フレーム61のリア側に設けられた第2の突出部61bは丸穴66eに回動自在に支持されている。このため、第1フレーム61は、第2の突出部61bを軸として上方向に回動していく。
また、第1の待避レバー81の回動に伴い、軸81cは下方に向けて回動し、第2の連結部材83が軸81cを中心に回動しながら下方に向けて移動する。このとき、第2フレーム62のリア側に設けられた第2の突出部62bは丸穴66fに回動可能に支持されている。このため、第2フレーム62は、第2の突出部62bを軸として下方向に回動していく。
そして、操作バー73の操作に伴って第1の待避レバー81が図7(a)に示す初期状態から90°回転したところで、第1の待避レバー81の移動が規制され、第1の待避レバー81が停止する。すると、図7(b)に示すように、軸81bは回転軸81aの直上の位置で停止する。一方、第1の待避レバー81が移動を停止したとき、軸81cは回転軸81aの直下の位置で停止する。
では次に、第2リトラクト機構72の動作について説明する。この第2リトラクト機構72の動作は、上記第1リトラクト機構71と並列に行われる。ユーザが操作バー73を図7(c)に示す矢印方向に回動させると、操作バー73の回動に伴い、第2の待避レバー91が回転軸91aを中心に回動する。第2の待避レバー91の回動に伴い、軸91bは上方に向けて回動し、連結部材92が軸91bを中心に回動しながら上方に向けて移動する。このとき、第1フレーム61のリア側に設けられた第4の突出部61dは、丸穴66fに回動自在に支持されている。このため、第1フレーム61は、第4の突出部61dを軸として上方向に回動していく。
そして、操作バー73の操作に伴って第2の待避レバー91が図7(c)に示す初期状態から90°回転したところで、第2の待避レバー91の移動が規制され、第2の待避レバー91が停止する。すると、図7(d)に示すように、軸91bは回転軸91aの直上の位置で停止する。
このように、本実施の形態でも、操作バー73の操作に連動して、第1リトラクト機構71および第2リトラクト機構72が同時に動作する。そして、操作バー73が操作されると、第1リトラクト機構71および第2リトラクト機構72によって第1フレーム61のフロント側が第2の突出部61bおよび第4の突出部61dを支点として上側に揺動し、第1リトラクト機構71によって第2フレーム62が第2の突出部62bを支点として下側に揺動する。
つまり、操作バー73の操作前後で、第1フレーム61と第2フレーム62との位置関係が変わることになる。ここで、本実施の形態では、第1フレーム61および第2フレーム62が、操作バー73の操作前後で平行状態とハの字状の拡開状態とをとる。このため、フロント側(正面)から見た画像形成装置は、操作バー73の操作前後で、図5(a)および図5(b)に示す状態をとることになる。
したがって、本実施の形態においても、操作バー73を動かすという一回の操作で、第3フレーム63に装着される中間転写ベルト20に対し、第1フレーム61に搭載されるイエローカートリッジ17Y、マゼンタカートリッジ17M、シアンカートリッジ17C、および黒カートリッジ17Kの各感光体ドラム11および第2フレーム62に搭載される特色カートリッジ17Sの感光体ドラム11を離間あるいは接触させることが可能になる。そして、このような構成を採用することにより、中間転写ベルト20に形成される複数の周面(本実施の形態では第1の周面20aおよび第2の周面20b)に画像形成ユニット10(プロセスカートリッジ17)を分離配置した場合にも、プロセスカートリッジ17や中間転写ベルト20の交換を容易にすることができ、装置のメンテナンス性を向上させることができる。
<実施の形態3>
本実施の形態は、イエローカートリッジ17Y等複数のプロセスカートリッジ17が搭載される第1フレーム61を固定配置する一方で、特色カートリッジ17Sが搭載される第2フレーム62および中間転写ベルト20が搭載される第3フレーム63を移動可能に構成したものである。このため、本実施の形態では、第1リトラクト機構71および第2リトラクト機構72を用いて第3フレーム63を移動させ、また、第1リトラクト機構71を用いて第2フレーム62を移動させるように構成している。なお、本実施の形態において、実施の形態1や2と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施の形態は、イエローカートリッジ17Y等複数のプロセスカートリッジ17が搭載される第1フレーム61を固定配置する一方で、特色カートリッジ17Sが搭載される第2フレーム62および中間転写ベルト20が搭載される第3フレーム63を移動可能に構成したものである。このため、本実施の形態では、第1リトラクト機構71および第2リトラクト機構72を用いて第3フレーム63を移動させ、また、第1リトラクト機構71を用いて第2フレーム62を移動させるように構成している。なお、本実施の形態において、実施の形態1や2と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図8(a)は、本実施の形態における第1リトラクト機構71の構成を示す図であり、図8(b)は第2リトラクト機構72の構成を示す図である。
では、図8(a)を参照しつつ、第1リトラクト機構71の構成について説明する。第1リトラクト機構71は、第1の待避レバー101、第1の連結部材102、および第2の連結部材103を備える。
第1の待避レバー101はL字状の形状を有しており、リア側に設けられた回転軸101aを中心に回転可能に配置されている。そして、回転軸101aは第1の待避レバー101に固着されており、この回転軸101aを例えば第1の側板66(図2参照)にて回動自在に支持することで、この第1の待避レバー101を回転できるようになっている。そして、第1の待避レバー101のうち、フロント側に突出する部位の上部先端側には、図2に示した操作バー73が装着されている。また、第1の待避レバー101の回転軸101aよりもフロント側には、第1の連結部材102を回動可能に支持する軸101bが突出形成されている。さらに、第1の待避レバー101の軸101bよりもフロント側には、第2の連結部材103を回動可能に支持する軸101cが突出形成されている。
では、図8(a)を参照しつつ、第1リトラクト機構71の構成について説明する。第1リトラクト機構71は、第1の待避レバー101、第1の連結部材102、および第2の連結部材103を備える。
第1の待避レバー101はL字状の形状を有しており、リア側に設けられた回転軸101aを中心に回転可能に配置されている。そして、回転軸101aは第1の待避レバー101に固着されており、この回転軸101aを例えば第1の側板66(図2参照)にて回動自在に支持することで、この第1の待避レバー101を回転できるようになっている。そして、第1の待避レバー101のうち、フロント側に突出する部位の上部先端側には、図2に示した操作バー73が装着されている。また、第1の待避レバー101の回転軸101aよりもフロント側には、第1の連結部材102を回動可能に支持する軸101bが突出形成されている。さらに、第1の待避レバー101の軸101bよりもフロント側には、第2の連結部材103を回動可能に支持する軸101cが突出形成されている。
第1の連結部材102は、その一端が第1の待避レバー101に設けられた軸101bに回転可能に支持され、他端が第3フレーム63の側面のフロント側に設けられた第1の突出部63aに回動自在に支持される。また、第3フレーム63のリア側の側面には第2の突出部63bが設けられている。この第2の突出部63bは、第1の側板66に設けられた丸穴66gに回動自在にはめ込まれている。
第2の連結部材103は、その一端が第1の待避レバー101に設けられた軸101cに回転可能に支持され、他端が第2フレーム62の側面のフロント側に設けられた第1の突出部62aに回動可能に支持されている。また、第2フレーム62のリア側の側面には第2の突出部62bが設けられている。この第2の突出部62bは、第1の側板66に設けられた丸穴66hに回動自在にはめ込まれている。
次に、図8(b)を参照しつつ、第2リトラクト機構72の構成について説明する。第2リトラクト機構72は、第2の待避レバー111および連結部材112を備える。
第2の待避レバー111は第1の待避レバー101と同様にL字状の形状を有しており、リア側に設けられた回転軸111aを中心に回転可能に配置されている。そして、回転軸111aは第2の待避レバー111に固着されており、この回転軸111aを例えば第2の側板67(図2参照)にて回動自在に支持することで、この第2の待避レバー111を回転できるようになっている。そして、第2の待避レバー111のうち、フロント側に突出する部位の上部先端側には、図2に示した操作バー73が装着されている。また、第2の待避レバー111の回転軸111aよりもフロント側には、連結部材112を回動可能に支持する軸111bが突出形成されている。
第2の待避レバー111は第1の待避レバー101と同様にL字状の形状を有しており、リア側に設けられた回転軸111aを中心に回転可能に配置されている。そして、回転軸111aは第2の待避レバー111に固着されており、この回転軸111aを例えば第2の側板67(図2参照)にて回動自在に支持することで、この第2の待避レバー111を回転できるようになっている。そして、第2の待避レバー111のうち、フロント側に突出する部位の上部先端側には、図2に示した操作バー73が装着されている。また、第2の待避レバー111の回転軸111aよりもフロント側には、連結部材112を回動可能に支持する軸111bが突出形成されている。
連結部材112は、その一端が第2の待避レバー111に設けられた軸111bに回転可能に支持され、他端が第3フレーム63の側面のフロント側に設けられた第3の突出部63cに回動自在に支持される。また、第3フレーム63のリア側の側面には第4の突出部63dが設けられている。この第4の突出部63dは、第2の側板67に設けられた丸穴67dに回動自在にはめ込まれている。
では、図9を参照しつつ、本実施の形態におけるリトラクト機構70すなわち第1リトラクト機構71および第2リトラクト機構72の動作について説明する。ここで、図9(a)(b)は、第1リトラクト機構71の動作前後を示しており、図9(c)(d)は、第2リトラクト機構72の動作前後を示している。また、図9(a)(c)は、各画像形成ユニット10に設けられた感光体ドラム11が中間転写ベルト20に当接しているときすなわち画像形成時の状態を示しており、図9(b)(d)は、各画像形成ユニット10に設けられた感光体ドラム11が中間転写ベルト20から離間しているときすなわちユニット交換時の状態を示している。
ではまず、第1リトラクト機構71の動作を説明する。ユーザが操作バー73を図9(a)に示す矢印方向に回動させると、この操作バー73の回動に伴い、第1の待避レバー101が回転軸101aを中心に回動する。第1の待避レバー101の回動に伴い、軸101bは下方に向けて回動し、第1の連結部材102が軸101bを中心に回動しながら下方に向けて移動する。このとき、第3フレーム63のリア側に設けられた第2の突出部63bは丸穴66gに回動自在に支持されている。このため、第3フレーム63は、第2の突出部63bを軸として下方向に回動していく。
また、第1の待避レバー101の回動に伴い、軸101cも下方に向けて回動し、第2の連結部材103が軸101cを中心に回動しながら下方に向けて移動する。このとき、第2フレーム62のリア側に設けられた第2の突出部62bは丸穴66hに回動可能に支持されている。このため、第2フレーム62も、第2の突出部62bを軸として下方向に回動していく。
そして、操作バー73の操作に伴って第1の待避レバー101が図9(a)に示す初期状態から90°回転したところで、第1の待避レバー101の移動が規制され、第1の待避レバー101が停止する。すると、図9(b)に示したように、軸101bは回転軸101aの直下の位置で停止する。また、第1の待避レバー101が移動を停止したとき、軸101cは回転軸101aの直下であって軸101bよりも更に下方の位置で停止する。
では次に、第2リトラクト機構72の動作について説明する。この第2リトラクト機構72の動作は、上記第1リトラクト機構71と並列に行われる。ユーザが操作バー73を図9(c)に示す矢印方向に回動させると、操作バー73の回動に伴い、第2の待避レバー111が回転軸111aを中心に回動する。第2の待避レバー111の回動に伴い、軸111bは下方に向けて回動し、連結部材112が軸111bを中心に回動しながら下方に向けて移動する。このとき、第3フレーム63のリア側に設けられた第4の突出部63dは丸穴66hに回動自在に支持されている。このため、第3フレーム63は、第4の突出部63dを軸として下方向に回動していく。
そして、操作バー73の操作に伴って第2の待避レバー111が図9(c)に示す初期状態から90°回転したところで、第2の待避レバー111の移動が規制され、第2の待避レバー111が停止する。すると、図9(d)に示したように、軸111bは回転軸111aの直下の位置で停止する。
このように、本実施の形態でも、操作バー73の操作に連動して、第1リトラクト機構71および第2リトラクト機構72が同時に動作する。そして、操作バー73が操作されると、第1リトラクト機構71および第2リトラクト機構72によって第3フレーム63のフロント側が第2の突出部63bおよび第4の突出部63dを支点として下側に揺動し、第1リトラクト機構71によって第2フレーム62が第2の突出部62bを支点として下側に揺動する。
つまり、操作バー73の操作前後で、第2フレーム62と第3フレーム63との位置関係が変わることになる。本実施の形態では、フロント側における第2フレーム62の垂直方向移動量L2が、第3フレーム63の垂直方向移動量L1よりも大きくなる。これは、第1の待避レバー101における回転軸101aと軸101bとの距離よりも回転軸101aと軸101cとの距離の方が大きいことに起因する。
ここで、図10(a)は、操作バー73を押し上げたとき、すなわち第1リトラクト機構71および第2リトラクト機構72を図9(a)(c)に示す状態(第1の位置関係)としたときの画像形成装置を示している。また、図10(b)は、操作バー73を押し下げたとき、すなわち第1リトラクト機構71および第2リトラクト機構72を図9(b)(d)に示す状態(第2の位置関係)としたときの画像形成装置を示している。上述したようにリトラクト機構70を動作させること、具体的には、操作バー73の操作に連動して第1リトラクト機構71および第2リトラクト機構72を動作させることにより、第1フレーム61に対し、第2フレーム62および第3フレーム63を、連動して近接あるいは離間させることができる。本実施の形態では、第3フレーム63の垂直方向移動量L1よりも第2フレーム62の垂直方向移動量L2を大きく設定しているため、このような動作が可能になる。
したがって、本実施の形態では、操作バー73を動かすという一回の操作で、第1フレーム61に搭載されるイエローカートリッジ17Y、マゼンタカートリッジ17M、シアンカートリッジ17C、および黒カートリッジ17Kの各感光体ドラム11に対し、第3フレーム63に装着される中間転写ベルト20を接触または離間させ、且つ、第2フレーム62に搭載される特色カートリッジ17Sの感光体ドラム11を離間あるいは接触させることが可能になる。そして、このような構成を採用することにより、中間転写ベルト20に形成される複数の周面に画像形成ユニット10(プロセスカートリッジ17)を分離配置した場合にも、プロセスカートリッジ17や中間転写ベルト20の交換を容易にすることができ、装置のメンテナンス性を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、固定配置される第1フレーム61に対し、第2フレーム62および第3フレーム63をリア側を支点として揺動自在に配置する構成を採用していたが、これに限られるものではない。すなわち、例えば実施の形態1で説明したように第1フレーム61に対して第2フレーム62および第3フレーム63を平行移動させる構成を採用することができる。また、第3フレーム63を固定配置し、第1フレーム61および第2フレーム62を移動自在とする構成も可能である。これ以外にも、実施の形態3の延長で第1フレーム61および第2フレーム62を上に持ち上げるという構成も考えられる。
10(10Y、10M、10C、10K、10S)…画像形成ユニット、11…感光体ドラム、17(17Y、17M、17C、17K、17S)…プロセスカートリッジ、20…中間転写ベルト、20a…第1の周面、20b…第2の周面、20c…第3の周面、21…駆動ロール、22…従動ロール、23…バックアップロール、61…第1フレーム、62…第2フレーム、63…第3フレーム、70…リトラクト機構、71…第1リトラクト機構、72…第2リトラクト機構、73…操作バー
Claims (6)
- 複数の張架部材に架設されて循環移動する中間転写ベルトと、
前記複数の張架部材によって前記中間転写ベルト周囲に形成された所定の面に対向配置され、形成した画像を当該中間転写ベルトに転移させる第1作像ユニットと、
前記中間転写ベルト周囲の前記所定の面とは異なる他の面に対向配置され、形成した画像を当該中間転写ベルトに転移させる第2作像ユニットと、
前記第1作像ユニットと前記中間転写ベルトとを接触させる動作に連動して前記第2作像ユニットと当該中間転写ベルトとを接触させ、且つ、当該第1作像ユニットと当該中間転写ベルトとを離間させる動作に連動して当該第2作像ユニットと当該中間転写ベルトとを離間させる接離部と
を含む画像形成装置。 - 前記接離部は、固定配置される前記中間転写ベルトに前記第1作像ユニットを接触させる動作に連動して当該中間転写ベルトに前記第2作像ユニットを接触させ、且つ、当該中間転写ベルトから当該第1作像ユニットを離間させる動作に連動して当該中間転写ベルトから当該第2作像ユニットを離間させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 複数の張架部材に架設されて循環移動する中間転写ベルトを備えたベルトユニットと、
前記複数の張架部材によって前記中間転写ベルト周囲に形成された所定の面に対向配置され、形成した画像を当該中間転写ベルトに転移させる第1作像ユニットと、
前記中間転写ベルト周囲の前記所定の面とは異なる他の面に対向配置され、形成した画像を当該中間転写ベルトに転移させる第2作像ユニットと、
前記ベルトユニット、前記第1作像ユニット、および前記第2作像ユニットについて、これらを相対的に移動させることで、当該ベルトユニットの前記中間転写ベルトに前記第1作像ユニットおよび前記第2作像ユニットが当接する第1の位置関係、あるいは、当該ベルトユニットの当該中間転写ベルトから当該第1作像ユニットおよび当該第2作像ユニットが待避する第2の位置関係に設定する設定部と
を含む画像形成装置。 - 前記中間転写ベルト周囲における前記所定の面と前記他の面とのなす角が鋭角であることを特徴とする請求項1または3記載の画像形成装置。
- 前記第1作像ユニットはイエロー、マゼンタ、シアン、および黒の画像を形成し、前記第2作像ユニットは当該イエロー、マゼンタ、シアン、および黒以外の画像を形成することを特徴とする請求項1または3記載の画像形成装置。
- 前記第1作像ユニットは前記中間転写ベルトの上部側に配置され、前記第2作像ユニットは当該中間転写ベルトの下部側に配置されることを特徴とする請求項1または3記載の画像形成装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006037277A JP2007219026A (ja) | 2006-02-14 | 2006-02-14 | 画像形成装置 |
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JP2007219026A true JP2007219026A (ja) | 2007-08-30 |
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JP2006037277A Pending JP2007219026A (ja) | 2006-02-14 | 2006-02-14 | 画像形成装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007219026A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010160353A (ja) * | 2009-01-08 | 2010-07-22 | Casio Electronics Co Ltd | 2台連結型画像形成装置 |
US10295953B2 (en) | 2016-11-16 | 2019-05-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus including a movable belt |
-
2006
- 2006-02-14 JP JP2006037277A patent/JP2007219026A/ja active Pending
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