JP3297904B2 - トランスポンダを使用した走行玩具用個体認識装置 - Google Patents
トランスポンダを使用した走行玩具用個体認識装置Info
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- JP3297904B2 JP3297904B2 JP01329497A JP1329497A JP3297904B2 JP 3297904 B2 JP3297904 B2 JP 3297904B2 JP 01329497 A JP01329497 A JP 01329497A JP 1329497 A JP1329497 A JP 1329497A JP 3297904 B2 JP3297904 B2 JP 3297904B2
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- traveling toy
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は玩具自動車、ラジコ
ンカー、ラジコンボート等の走行玩具の走行場(以下、
サーキットという)において、各走行玩具の個体識別を
行い(1020の個体数迄識別可能)、それらが走行した
周回時間、平均速度、区間速度等の基礎データを始めと
する処理データを収集、管理し、それらを基にした顧客
管理、営業活動等が可能になるトランスポンダを使用し
た走行玩具用個体認識装置に関するものである。
ンカー、ラジコンボート等の走行玩具の走行場(以下、
サーキットという)において、各走行玩具の個体識別を
行い(1020の個体数迄識別可能)、それらが走行した
周回時間、平均速度、区間速度等の基礎データを始めと
する処理データを収集、管理し、それらを基にした顧客
管理、営業活動等が可能になるトランスポンダを使用し
た走行玩具用個体認識装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、玩具自動車の場合、電池内蔵の
大きく、重いトランスポンダを車載し、走行時間、平均
速度等を測定している。これらの玩具自動車の個体認識
可能個数は実質上、20位であり、玩具自動車競技とし
て全国レベルでのデータ交換には不便であり、実質上、
全国レベルの競技を同時に各地で実施していないのが実
状である。
大きく、重いトランスポンダを車載し、走行時間、平均
速度等を測定している。これらの玩具自動車の個体認識
可能個数は実質上、20位であり、玩具自動車競技とし
て全国レベルでのデータ交換には不便であり、実質上、
全国レベルの競技を同時に各地で実施していないのが実
状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車載重量の軽減を強く
要求される走行玩具では、車載するトランスポンダの重
量、大きさ及び搭載位置が制限されている。
要求される走行玩具では、車載するトランスポンダの重
量、大きさ及び搭載位置が制限されている。
【0004】さらに、従来の電池を持たない個体認識装
置であるマグネット式、バーコード式等の個体認識装置
は読み取りのみで、かつデータ容量も少ないという難点
があった。
置であるマグネット式、バーコード式等の個体認識装置
は読み取りのみで、かつデータ容量も少ないという難点
があった。
【0005】そして電池を持つ従来の競技玩具車両用ト
ランスポンダ等の個体認識数は20個程度が最高で、全
国レベル又は大規模レベルの競技会に参加する走行玩具
数が多数の場合には受付が煩雑で限られた数のトランス
ポンダを交替で使用することの煩雑さ等があった。
ランスポンダ等の個体認識数は20個程度が最高で、全
国レベル又は大規模レベルの競技会に参加する走行玩具
数が多数の場合には受付が煩雑で限られた数のトランス
ポンダを交替で使用することの煩雑さ等があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
走行玩具の認識個数を例えば1020といった天文学的数
値の個体認識数の大幅な向上を図ることにより、各走行
玩具の種目別順位、走行した周回時間、平均速度、区間
速度、直線区間又はコーナー区間の区間走行時間、走行
玩具の性能分析等の基礎データを始めとするデータを収
集、管理して全国レベル又は大規模レベルの競技会の開
催を可能とし、また走行玩具の競技に参加する者が自己
の具体的なデータを得てさらに自己の走行玩具の性能ア
ップに励む等の競技に参加する意欲を駆り立てる等の一
層興味の沸く遊びができるトランスポンダを使用した走
行玩具用個体認識装置を提供することを目的とする。
走行玩具の認識個数を例えば1020といった天文学的数
値の個体認識数の大幅な向上を図ることにより、各走行
玩具の種目別順位、走行した周回時間、平均速度、区間
速度、直線区間又はコーナー区間の区間走行時間、走行
玩具の性能分析等の基礎データを始めとするデータを収
集、管理して全国レベル又は大規模レベルの競技会の開
催を可能とし、また走行玩具の競技に参加する者が自己
の具体的なデータを得てさらに自己の走行玩具の性能ア
ップに励む等の競技に参加する意欲を駆り立てる等の一
層興味の沸く遊びができるトランスポンダを使用した走
行玩具用個体認識装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るトランスポ
ンダを使用した走行玩具用個体認識装置は、玩具自動
車、ラジコンカー、ラジコンボート等の走行玩具に形成
した治具を介して、トランスポンダ用アンテナ及び読み
取り・書き込み器を内蔵した小さく、軽量なウエッジ型
又は硬質ガラス製チューブに封入したカプセル型の無電
池式トランスポンダを着脱自在に装着し、該トランスポ
ンダを搭載した走行玩具が走行するサーキットの走路の
所定箇所に、走行玩具の個体認識データ信号を送受信す
るアンテナを設置し、該アンテナに接続して送受信を行
う読み取り・書き込み可能な読み取り機を設け、さらに
該読み取り機から得たデータ信号をもとに走行玩具の種
目別順位、周回時間、平均速度、区間速度等の処理デー
タを収集、管理するコンピュータを備えたものである。
ンダを使用した走行玩具用個体認識装置は、玩具自動
車、ラジコンカー、ラジコンボート等の走行玩具に形成
した治具を介して、トランスポンダ用アンテナ及び読み
取り・書き込み器を内蔵した小さく、軽量なウエッジ型
又は硬質ガラス製チューブに封入したカプセル型の無電
池式トランスポンダを着脱自在に装着し、該トランスポ
ンダを搭載した走行玩具が走行するサーキットの走路の
所定箇所に、走行玩具の個体認識データ信号を送受信す
るアンテナを設置し、該アンテナに接続して送受信を行
う読み取り・書き込み可能な読み取り機を設け、さらに
該読み取り機から得たデータ信号をもとに走行玩具の種
目別順位、周回時間、平均速度、区間速度等の処理デー
タを収集、管理するコンピュータを備えたものである。
【0008】
【0009】
【作用】走行玩具に搭載した無電池式トランスポンダの
読み取り・書き込み器に予め個体認識番号又は記号、符
号を与える。競技に参加する走行玩具をサーキットの走
路の出発位置に置く。走行玩具は該走行玩具に搭載した
モーター、エンジン等の動力源の回転駆動により走路を
スピードをあげて走行する。走行玩具がサーキットの走
路の所定箇所に設置したアンテナ位置に来たときに、読
み取り機からアンテナを介してトランスポンダに応答用
エネルギを与える。この応答用エネルギに呼応して瞬時
にトランスポンダから信号を発信し、読み取り機は送信
状態から受信状態に切り換わり、トランポンダからの信
号を受信する。読み取り機は受信信号をアナログ信号か
らデジタル信号に変換し、エラーチェック等を行い、走
行玩具の個体認識を行うとともにトランスポンダを搭載
した走行玩具がアンテナ位置を通過したことの信号を受
けとる。
読み取り・書き込み器に予め個体認識番号又は記号、符
号を与える。競技に参加する走行玩具をサーキットの走
路の出発位置に置く。走行玩具は該走行玩具に搭載した
モーター、エンジン等の動力源の回転駆動により走路を
スピードをあげて走行する。走行玩具がサーキットの走
路の所定箇所に設置したアンテナ位置に来たときに、読
み取り機からアンテナを介してトランスポンダに応答用
エネルギを与える。この応答用エネルギに呼応して瞬時
にトランスポンダから信号を発信し、読み取り機は送信
状態から受信状態に切り換わり、トランポンダからの信
号を受信する。読み取り機は受信信号をアナログ信号か
らデジタル信号に変換し、エラーチェック等を行い、走
行玩具の個体認識を行うとともにトランスポンダを搭載
した走行玩具がアンテナ位置を通過したことの信号を受
けとる。
【0010】トランスポンダを搭載した走行玩具がアン
テナ位置を通過したことの信号を読み取り機で受けとる
と、この通過したことの信号はコンピュータに送られ
て、例えば特定の認識個体のスタート時とし、再度、そ
の認識個体がアンテナ位置を通過した時を記録してその
走行玩具の1周を走行するのに要した時間を計算し、周
回時間のランクづけをして順位等を決めることができ
る。
テナ位置を通過したことの信号を読み取り機で受けとる
と、この通過したことの信号はコンピュータに送られ
て、例えば特定の認識個体のスタート時とし、再度、そ
の認識個体がアンテナ位置を通過した時を記録してその
走行玩具の1周を走行するのに要した時間を計算し、周
回時間のランクづけをして順位等を決めることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。1は玩具自動車、ラジコンカー、ラ
ジコンボート等の走行玩具で、走行駆動源としてモータ
ー、エンジン等の動力源(図示せず)を搭載している。
走行玩具1には小さく、軽量な棒状又は板状の無電池式
トランスポンダ2が搭載されている。無電池式トランス
ポンダ2としては、走行玩具1に搭載するトランスポン
ダの重量、大きさ及び搭載位置が制限されていることを
考慮して、ウエッジ型、硬質ガラス製チューブに封入し
たカプセル型、ディスク型、カード型等があるが、軽
量、超小型化という点ではウエッジ型が好適であるが、
軽量で小さいサイズのカプセル型であってもよい。例え
ば、ウエッジ型の場合、幅6mm、長さ12mm、厚さ
3mm、硬質ガラス製チューブに封入したカプセル型の
場合、直径3.85mm、長さ23mm等である。
基づいて説明する。1は玩具自動車、ラジコンカー、ラ
ジコンボート等の走行玩具で、走行駆動源としてモータ
ー、エンジン等の動力源(図示せず)を搭載している。
走行玩具1には小さく、軽量な棒状又は板状の無電池式
トランスポンダ2が搭載されている。無電池式トランス
ポンダ2としては、走行玩具1に搭載するトランスポン
ダの重量、大きさ及び搭載位置が制限されていることを
考慮して、ウエッジ型、硬質ガラス製チューブに封入し
たカプセル型、ディスク型、カード型等があるが、軽
量、超小型化という点ではウエッジ型が好適であるが、
軽量で小さいサイズのカプセル型であってもよい。例え
ば、ウエッジ型の場合、幅6mm、長さ12mm、厚さ
3mm、硬質ガラス製チューブに封入したカプセル型の
場合、直径3.85mm、長さ23mm等である。
【0012】上記無電池式トランスポンダ2は走行玩具
1に着脱自在に装着できる構造とする。着脱自在構造と
した場合、走行玩具1に着脱自在に装着できる治具1a
を予め形成しておき、該治具1aに無電池式トランスポ
ンダ2を装着し、一人で所有する走行玩具が複数である
ときに、電池式トランスポンダ2を好みの走行玩具1に
付け替える等に便利である。
1に着脱自在に装着できる構造とする。着脱自在構造と
した場合、走行玩具1に着脱自在に装着できる治具1a
を予め形成しておき、該治具1aに無電池式トランスポ
ンダ2を装着し、一人で所有する走行玩具が複数である
ときに、電池式トランスポンダ2を好みの走行玩具1に
付け替える等に便利である。
【0013】無電池式トランスポンダ2は例えば硬質ガ
ラス製チューブ2cに封入したカプセル型の場合、効率
的な通信効果を得るためにフェライトコアを用いたトラ
ンスポンダ用ロッドアンテナ2aと、ID用メモリ、通
信に必要な制御回路等を納めたCMOS等を用いたIC
チップからなる読み取り・書き込み器2bとを内蔵して
いる。トランスポンダ用ロッドアンテナ2aはフェライ
トコアを用いたものに限らず、電線を巻いたものであっ
てもよい。ID用メモリ容量は例えば320ビット、5
76ビット、1080ビット等各種要求に対応したもの
が使用される。
ラス製チューブ2cに封入したカプセル型の場合、効率
的な通信効果を得るためにフェライトコアを用いたトラ
ンスポンダ用ロッドアンテナ2aと、ID用メモリ、通
信に必要な制御回路等を納めたCMOS等を用いたIC
チップからなる読み取り・書き込み器2bとを内蔵して
いる。トランスポンダ用ロッドアンテナ2aはフェライ
トコアを用いたものに限らず、電線を巻いたものであっ
てもよい。ID用メモリ容量は例えば320ビット、5
76ビット、1080ビット等各種要求に対応したもの
が使用される。
【0014】3は走行玩具1が走行するサーキットで、
通常エンドレスになっているものが多いが、エンドレス
構造に限定されるものではない。玩具車両が走行する場
合のサーキット3はプラスチック製走路面3aと、その
走路面3a両端から立ち上がるプラスチック製側壁3b
とで構成されているが、そのコースは1台のみが走るコ
ースか、あるいは複数台が同時に走れるコースのいずれ
であってもよい。ラジコンボート、ラジコンカー等にあ
っては、プラスチック製材料に限らずそれ以外の材料等
を使用してそれに対応したサーキット構造が採用され
る。
通常エンドレスになっているものが多いが、エンドレス
構造に限定されるものではない。玩具車両が走行する場
合のサーキット3はプラスチック製走路面3aと、その
走路面3a両端から立ち上がるプラスチック製側壁3b
とで構成されているが、そのコースは1台のみが走るコ
ースか、あるいは複数台が同時に走れるコースのいずれ
であってもよい。ラジコンボート、ラジコンカー等にあ
っては、プラスチック製材料に限らずそれ以外の材料等
を使用してそれに対応したサーキット構造が採用され
る。
【0015】トランスポンダ2を搭載した走行玩具1が
走行するサーキット3の走路の所定箇所には、走行玩具
1の個体認識及び速度、走行距離等の測定データ信号を
送受信するアンテナ4を設置する。アンテナ4を各コー
ス毎に設置する場合は隣のアンテナにより電波障害をな
くするために金属製の電波遮蔽板5を隣接するコースの
側壁3bに設ける。電波遮蔽板5はプラスチック製側壁
3bと一体に成形するか、あるいは別個に設けるかの何
れであってもよい。アンテナ4の設置は走路コースを横
断するようにプラスチック製走路面3a及び又はプラス
チック製側壁3bに設置する。通常、アンテナ4毎に後
述する読み取り・書き込み可能な読み取り機6を設ける
必要があるが、コスト的な面を考慮すると、速度検出、
走行距離等の検出には発光器(図示せず)と受光器(図
示せず)とよりなる光検出器(図示せず)等と組合せ使
用してもよい。また、アンテナ4の種類として、上記以
外にゲートアンテナ又はロッドアンテナ等であってもよ
い。またアンテナ4の設置に際しては、例えばサーキッ
ト3の走路の各レーンに設置するに当たり、同じ横断箇
所ではなく、該横断箇所からそれぞれずれた箇所に設け
ることにより相互に電波障害がないような場合には上記
電波遮蔽板5を設置する必要がない。あるいは隣接する
レーンには既に電波障害が起きないような対策がなされ
ている場合も電波遮蔽板5が不要である。
走行するサーキット3の走路の所定箇所には、走行玩具
1の個体認識及び速度、走行距離等の測定データ信号を
送受信するアンテナ4を設置する。アンテナ4を各コー
ス毎に設置する場合は隣のアンテナにより電波障害をな
くするために金属製の電波遮蔽板5を隣接するコースの
側壁3bに設ける。電波遮蔽板5はプラスチック製側壁
3bと一体に成形するか、あるいは別個に設けるかの何
れであってもよい。アンテナ4の設置は走路コースを横
断するようにプラスチック製走路面3a及び又はプラス
チック製側壁3bに設置する。通常、アンテナ4毎に後
述する読み取り・書き込み可能な読み取り機6を設ける
必要があるが、コスト的な面を考慮すると、速度検出、
走行距離等の検出には発光器(図示せず)と受光器(図
示せず)とよりなる光検出器(図示せず)等と組合せ使
用してもよい。また、アンテナ4の種類として、上記以
外にゲートアンテナ又はロッドアンテナ等であってもよ
い。またアンテナ4の設置に際しては、例えばサーキッ
ト3の走路の各レーンに設置するに当たり、同じ横断箇
所ではなく、該横断箇所からそれぞれずれた箇所に設け
ることにより相互に電波障害がないような場合には上記
電波遮蔽板5を設置する必要がない。あるいは隣接する
レーンには既に電波障害が起きないような対策がなされ
ている場合も電波遮蔽板5が不要である。
【0016】6はアンテナ4に接続して送受信を行う読
み取り・書き込み可能な読み取り機である。読み取り機
6は電波送・受信のアナログ部分を受け持つRFモジュ
ール6aと、制御機能をつかさどるマイコンを内蔵した
コントロールモジュール6bで構成されている。RFモ
ジュール6aの出力は2進数のディジタル信号でコント
ロールモジュール6bに送られる。コントロールモジュ
ール6bはマイコンに対し、ホストの支持、オペレータ
指示の実行機能を持っており、その指示内容は 通信制御:送・受信の切り替え、CRC(Cycli
c Redundan−cy Check)チェックに
よる誤りの検出入出力制御:ホストとのインタフェー
ス機能、読み取り書き込み機能の選択、バッファメモリ
の制御、出力形式の選択その他:同調制御、同期制御
である。
み取り・書き込み可能な読み取り機である。読み取り機
6は電波送・受信のアナログ部分を受け持つRFモジュ
ール6aと、制御機能をつかさどるマイコンを内蔵した
コントロールモジュール6bで構成されている。RFモ
ジュール6aの出力は2進数のディジタル信号でコント
ロールモジュール6bに送られる。コントロールモジュ
ール6bはマイコンに対し、ホストの支持、オペレータ
指示の実行機能を持っており、その指示内容は 通信制御:送・受信の切り替え、CRC(Cycli
c Redundan−cy Check)チェックに
よる誤りの検出入出力制御:ホストとのインタフェー
ス機能、読み取り書き込み機能の選択、バッファメモリ
の制御、出力形式の選択その他:同調制御、同期制御
である。
【0017】7は読み取り機6から得た測定データー信
号をもとに走行玩具1の種目別順位、周回時間、平均速
度、区間速度等の処理データを収集、管理するコンピュ
ータである。このコンピュータ7は例えばインターネッ
トに接続して時や場所を異にしたデータであっても、こ
れらのデータを集計して走行玩具1の種目別順位、地域
別順位、周回時間、平均速度、区間速度等の処理データ
を収集、管理することができる。
号をもとに走行玩具1の種目別順位、周回時間、平均速
度、区間速度等の処理データを収集、管理するコンピュ
ータである。このコンピュータ7は例えばインターネッ
トに接続して時や場所を異にしたデータであっても、こ
れらのデータを集計して走行玩具1の種目別順位、地域
別順位、周回時間、平均速度、区間速度等の処理データ
を収集、管理することができる。
【0018】具体的な通信手順は、走行玩具1がサーキ
ット3の走路の所定箇所に設置したアンテナ4位置に来
たときに、読み取り機6からアンテナ4を介してトラン
スポンダ2に応答用エネルギを与える。この応答用エネ
ルギに呼応して瞬時にトランスポンダ2から信号を発信
し、読み取り機6は送信状態から受信状態に切り換わ
り、トランポンダ2からの信号を受信する。読み取り機
6は受信信号をアナログ信号からデジタル信号に変換
し、エラーチェック等を行い、走行玩具1の個体認識を
行うとともにトランスポンダ2を搭載した走行玩具1が
アンテナ4位置を通過したことの信号を受けとる。
ット3の走路の所定箇所に設置したアンテナ4位置に来
たときに、読み取り機6からアンテナ4を介してトラン
スポンダ2に応答用エネルギを与える。この応答用エネ
ルギに呼応して瞬時にトランスポンダ2から信号を発信
し、読み取り機6は送信状態から受信状態に切り換わ
り、トランポンダ2からの信号を受信する。読み取り機
6は受信信号をアナログ信号からデジタル信号に変換
し、エラーチェック等を行い、走行玩具1の個体認識を
行うとともにトランスポンダ2を搭載した走行玩具1が
アンテナ4位置を通過したことの信号を受けとる。
【0019】トランスポンダ2を搭載した走行玩具1が
アンテナ4位置を通過したことの信号を読み取り機6で
受けとると、この通過したことの信号はコンピュータに
送られて、例えば特定の認識個体のスタート時とし、再
度、その認識個体がアンテナ4位置を通過した時を記録
してその走行玩具の1周を走行するのに要した時間を計
算し、周回時間のランクづけをして順位、直線区間又は
コーナー区間の区間走行時間、車種別、年齢別等のレー
ス結果、車の性能分析、車の仕様等を決めることができ
る。
アンテナ4位置を通過したことの信号を読み取り機6で
受けとると、この通過したことの信号はコンピュータに
送られて、例えば特定の認識個体のスタート時とし、再
度、その認識個体がアンテナ4位置を通過した時を記録
してその走行玩具の1周を走行するのに要した時間を計
算し、周回時間のランクづけをして順位、直線区間又は
コーナー区間の区間走行時間、車種別、年齢別等のレー
ス結果、車の性能分析、車の仕様等を決めることができ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明のトランスポンダを使用した走行
玩具用個体認識装置は、走行玩具の個体認識個数を天文
学的数値までの大幅な向上を図ることにより、走行玩具
の数が大幅に増えようとも、それぞれに識別番号等を付
与して個体認識をすることができる。そして、各走行玩
具の種目別順位、走行した周回時間、平均速度、区間速
度、直線区間又はコーナー区間の区間走行時間、走行玩
具の性能分析等の基礎データを始めとするデータを収
集、管理して全国レベル又は大規模レベルの競技会の開
催が容易となる。すなわち、従来のように大規模レベル
の競技会の開催を行う場合の煩雑な受付作業がなくな
り、また限られた数のトランスポンダを交替で使用する
といった煩雑さが解消される。また走行玩具の競技に参
加する者が自己の具体的なデータを得てさらに自己の走
行玩具の性能アップに励む等の競技に参加する意欲を駆
り立てる等の一層興味の沸く遊びができるという優れた
効果を奏する。
玩具用個体認識装置は、走行玩具の個体認識個数を天文
学的数値までの大幅な向上を図ることにより、走行玩具
の数が大幅に増えようとも、それぞれに識別番号等を付
与して個体認識をすることができる。そして、各走行玩
具の種目別順位、走行した周回時間、平均速度、区間速
度、直線区間又はコーナー区間の区間走行時間、走行玩
具の性能分析等の基礎データを始めとするデータを収
集、管理して全国レベル又は大規模レベルの競技会の開
催が容易となる。すなわち、従来のように大規模レベル
の競技会の開催を行う場合の煩雑な受付作業がなくな
り、また限られた数のトランスポンダを交替で使用する
といった煩雑さが解消される。また走行玩具の競技に参
加する者が自己の具体的なデータを得てさらに自己の走
行玩具の性能アップに励む等の競技に参加する意欲を駆
り立てる等の一層興味の沸く遊びができるという優れた
効果を奏する。
【0021】上記無電池式トランスポンダは走行玩具に
着脱自在に装着できる構造とすることにより、何れも小
さく、軽量であるために走行玩具に搭載しても負荷が殆
どなく、走行に影響を与えない。しかも着脱自在構造と
したことにより、一人で所有する走行玩具が複数である
ときに、予め個体認識された電池式トランスポンダを好
みの走行玩具に付け替える等して競技に参加できるとい
う便利さがあるばかりでなく、一つのトランスポンダで
何台も兼用できる。
着脱自在に装着できる構造とすることにより、何れも小
さく、軽量であるために走行玩具に搭載しても負荷が殆
どなく、走行に影響を与えない。しかも着脱自在構造と
したことにより、一人で所有する走行玩具が複数である
ときに、予め個体認識された電池式トランスポンダを好
みの走行玩具に付け替える等して競技に参加できるとい
う便利さがあるばかりでなく、一つのトランスポンダで
何台も兼用できる。
【図1】本発明の一実施例を示す概略説明図である。
【図2】カプセル型トランスポンダの一部切欠斜視図で
ある。
ある。
【図3】サーキットに設置したアンテナを示す断面斜視
図である。
図である。
1 走行玩具 1a 着脱自在に装着できる治具 2 無電池式トランスポンダ 2a トランスポンダ用アンテナ 2b 読み取り・書き込み器 3 サーキット 4 アンテナ 6 読み取り・書き込み可能な読み取り機 7 コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−63250(JP,A) 特開 平7−198834(JP,A) 特開 平8−101999(JP,A) 特開 平6−276877(JP,A) 特開 平8−84855(JP,A) 特公 平7−93983(JP,B2) 特表 平6−501595(JP,A) 独国特許出願公開19626093(DE,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63H 1/00 - 37/00 A63F 9/00 - 11/00 G01S 13/80
Claims (1)
- 【請求項1】 玩具自動車、ラジコンカー、ラジコンボ
ート等の走行玩具に形成した治具を介して、トランスポ
ンダ用アンテナ及び読み取り・書き込み器を内蔵した小
さく、軽量なウエッジ型又は硬質ガラス製チューブに封
入したカプセル型の無電池式トランスポンダを着脱自在
に装着し、該トランスポンダを搭載した走行玩具が走行
するサーキットの走路の所定箇所に、走行玩具の個体認
識データ信号を送受信するアンテナを設置し、該アンテ
ナに接続して送受信を行う読み取り・書き込み可能な読
み取り機を設け、さらに該読み取り機から得たデータ信
号をもとに走行玩具の種目別順位、周回時間、平均速
度、区間速度等の処理データを収集、管理するコンピュ
ータを備えたことを特徴とするトランスポンダを使用し
た走行玩具用個体認識装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01329497A JP3297904B2 (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | トランスポンダを使用した走行玩具用個体認識装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01329497A JP3297904B2 (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | トランスポンダを使用した走行玩具用個体認識装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10192558A JPH10192558A (ja) | 1998-07-28 |
JP3297904B2 true JP3297904B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=11829183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01329497A Expired - Fee Related JP3297904B2 (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | トランスポンダを使用した走行玩具用個体認識装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3297904B2 (ja) |
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