JP3297640B2 - カード用電気コネクタ - Google Patents

カード用電気コネクタ

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JP3297640B2
JP3297640B2 JP05416898A JP5416898A JP3297640B2 JP 3297640 B2 JP3297640 B2 JP 3297640B2 JP 05416898 A JP05416898 A JP 05416898A JP 5416898 A JP5416898 A JP 5416898A JP 3297640 B2 JP3297640 B2 JP 3297640B2
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    • G06K7/0013Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers
    • G06K7/0047Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers for reading/sensing record carriers having edge contacts

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PCカード、コン
パクトフラッシュカード、メモリーカード等のカードの
ためのカード用電気コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電気コネクタとしては、図10
に示される形式のものが知られている。図10のコネク
タは、カードPが電気的に接続される接触子51が植設
されたハウジング本体52と、該ハウジング本体52の
両端側から後方(図にて上方)に延出して上記カードP
の案内を行なう一対の案内腕体53とでコネクタ本体を
形成している。上記接触子51はハウジング本体52に
前後に貫通するよう所定ピッチで複数植設され、該接触
子51の前端側は紙面に直角方向に(図10では紙面の
裏面に向け)屈曲され、後端側は直状に後方に延出して
いる。上記一対の案内腕体53の対向内側面には、カー
ド案内溝53Aが形成されている。
【0003】かかるコネクタ本体には、カードPを取り
出す際に該カードPを後方へ押して接触子との接続から
解放するためのイジェクト機構が設けられている。イジ
ェクト機構は、一方(図10では左方)の案内腕体53
で前後に移動可能に案内され押釦部54Aを有するイジ
ェクトバー54と、金属板を枠状に屈曲されてハウジン
グ本体52を取り囲むように取りつけられ該ハウジング
本体52により前後に移動可能に案内支持されているス
ライダ55と、該スライダ55と支点56にて回動可能
に結合されている金属板状のイジェクトレバー57とを
有している。上記イジェクトバー54はその押釦部54
Aにて前方(図にて下方)に押されると、該イジェクト
バー54の前端にてイジェクトレバー57を反時計方向
に回動せしめ、当接部57Aにてスライダ55の被圧部
55Aを後方に押し出す。
【0004】かかるカード用コネクタは、上記ハウジン
グ本体52そして案内腕体53の底面(図10にて紙面
の裏面側)が回路基板(図示せず)上の所定位置に配置
された後に、上記接触子51の結線部が該回路基板の対
応回路と半田等により結線される。
【0005】使用時にはカードPは、図10にて矢印で
示されるように、上記案内腕体53で案内されながら前
方へ押し込まれ接触子の接触部と結合される。そして、
カード排出時には上記押釦部54Aを押すことにより、
イジェクトバー54、イジェクトレバー57を介して駆
動されて後方へ移動するスライダ55の爪部55Bにて
カードを後方へ押し、カードPと上記接触子の接触部と
の結合を解除すると共にカード取り出し可能位置まで後
方へ該カードを移動させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近来、電子機器の自動
組立が進んでおり、上述したコネクタも他の電子部品と
同様にロボットによって回路基板の所定位置へ自動配置
され、しかる後に結線されて組立が完了する。上記ロボ
ットによりコネクタを回路基板上に配置する際、図10
のコネクタは多くの場合、重心が位置するスライダ5の
中央平坦部分にてロボットの吸盤によって吸着保持され
て回路基板上の所定位置へもたらされる。しかしなが
ら、上記スライダ55はハウジング本体52そしてこれ
から延出する案内腕体53に対して、移動可能な状態に
あり、ロボットの吸盤による吸着保持の際に、コネクタ
の姿勢そして位置が安定しない。これは、コネクタを回
路基板上に配置したとき、その位置が一定せず、接触子
の結線部が対応回路上に正確に位置できない可能性があ
ることを意味する。さりとて、案内腕体53等を吸着部
位とすると、その位置が重心から離れてしまい、保持の
姿勢がくずれる。
【0007】このように、従来、図10のコネクタは自
動組立に不向きな面があり、その改善が望まれていた。
【0008】本発明は、かかる点に鑑み、自動組立の際
に、コネクタの重心が位置するスライダにて吸着保持し
ても、該コネクタの保持の姿勢そして位置が安定するコ
ネクタを簡単な構造のものとして提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカード用電
気コネクタは、カードと結合するコネクタ本体と、カー
ドをコネクタ本体から解放し排出位置までもたらすイジ
ェクト機構とを有している。
【0010】上記コネクタ本体は、カードの前部にて該
カードと電気的に接続される接触子が植設されたハウジ
ング本体と、該ハウジング本体の端部側から後方に延出
してカードの挿入時そして排出時の案内を行なう案内腕
体とを有している。
【0011】又、上記イジェクト機構は、上記ハウジン
グ本体で前後に移動自在に案内支持されてカードの前端
面と当接せる押圧部を有するイジェクト機構を備えて
る。
【0012】かかるカード用電気コネクタにおいて、本
発明では、上記イジェクト機構は、ハウジング本体の係
止部と係止する仮止部を備え、該仮止部は、押圧部がカ
ード挿入時における前進位置とカード排出時の後退位置
との間のストローク範囲以外にあるときに、ハウジング
本体と係止するように設けられており、上記仮止部と上
記係止部との係止は、イジェクト機構の最初のストロー
ク方向の動作により解除可能となっている。この解除
は、最初のストローク方向の動作の際に、押圧部に直接
力を加え、あるいは、イジェクト機構の操作時、カード
の挿入時そしてカードの排出時のいずれかにおいて押圧
が受ける操作力によって解除される。
【0013】かかる構成の本発明によると、イジェクト
機構は当初その仮止部によってハウジング本体の係止部
と係止しており、この係止を解除しない限りハウジング
本体に対して移動不可な状態にある。したがって、この
状態下で、ロボットの吸盤により上記イジェクト機構の
適宜部位、例えばスライダにて吸着してコネクタを保持
した際、該コネクタを形成する各部材が互に相対移動し
ないので、該コネクタの姿勢そして位置は安定する。し
たがって、該コネクタは回路基板の所定位置へ正確にも
たらされる。
【0014】コネクタの接触子の結線部が回路基板の対
応回路へ結線された後、カード使用時には、カード挿入
時もしくはカード排出時にそのための操作力によって上
記係止力が解除され、カードの使用あるいは取出しが可
能となる。
【0015】このような本発明のコネクタにおいて、係
止部はイジェクト機構を構成するいずれの部材に設けて
も良いが、吸着部位として好適な平面をコネクタの重心
位置又はその近傍にもつ可能性の高いスライダに該係止
部を設けるのが好ましい。
【0016】上記仮止部は、その位置に関しては、スラ
イダがカード挿入時における前進位置とカード排出時の
後退位置との間で定まる通常ストローク範囲の外にある
ときに、ハウジング本体と係止するような位置に設けら
れることとできる。その場合、仮止部がスライダ本体か
ら延出して設けられているような形態とすることができ
る。
【0017】又、上記仮止部は、係止解除のために、操
作力によりスライダ本体から分離しハウジング本体の係
止部に残留するようにスライダ本体との境界域に脆弱部
が形成されている形態とすることができる。
【0018】さらに、ハウジングは、スライダがストロ
ークの範囲以外にきたときに、操作力を受けている仮止
部を係止部に到達以前の位置で移動を阻止し、操作力よ
りも大きい力を受けたときに該移動を許容する規制部を
有していることが望ましい。こうすることにより、一旦
係止が解除された仮止部がカードの使用中に再び係止し
てしまうことを防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面の図1ないし図9
にもとづき、本発明の実施の形態を説明する。
【0020】図1に示す実施形態のカード用電気コネク
タは、カードの面と平行な面に位置するように、複数の
接触子1が植設された絶縁材のハウジング本体2と、該
ハウジング本体の両端側から後方(図にて上方)に延出
する一対の案内腕体3とから成るコネクタ本体を有して
いる。上記ハウジング本体2は、横木状に延びていて、
その両端に前方(図にて下方)に向け張出部4が設けら
れている。該張出部4は、図2に見られるように、上方
に突出する突部4Aが設けられ、ここに横方向に平らな
スリット状の係止部4Bが前後に貫通して形成されてい
る。
【0021】接触子1は、図1のごとく、上記両端の張
出部4の間で、所定間隔のもとにハウジング本体2へ前
後に貫通して複数植設されており、前端側は紙面に直角
方向に(本例では紙面の裏面に向けて)屈曲されてその
先端部が回路基板との結線部1Aとして形成され、後端
側は直状に後方に突出していてカードPと接続される接
触部1Bを形成している。
【0022】上記一対の案内腕体3は互の対向内側面
に、カードを該カードの側縁で案内するための案内溝3
Aが前後に延びて形成されている。又、一方の(図1で
は左方の)案内腕体3には、後述するイジェクトバーを
案内するために、前後に延びる他の案内溝5が形成され
ている。
【0023】上記コネクタ本体は、カード排出のための
イジェクト機構を有している。該イジェクト機構は、イ
ジェクトバー6、イジェクトレバー7そしてスライダー
8から成っている。
【0024】上記イジェクトバー6は、後端部に押釦部
6Aを有していて、本実施形態のコネクタを電気機器装
置に組み込んだ際、装置外で該押釦部6Aが装置の使用
者によって押し込まれることにより前方に移動できるよ
うになっており、その移動の案内は上述した一方の案内
腕体3の他の案内溝5によってなされる。
【0025】上記スライダ8は紙面に対して直角な方向
でかつ横方向に延びる面での断面形状が略コ字状になっ
ていて左右端側で上記ハウジング本体2をかかえるよう
にして、前後に移動可能に該ハウジング本体2によって
案内支持されている。このスライダ8は、金属板を打抜
きそして屈曲成形して作られており、両端部近傍に窓部
9、後縁両端部近傍に舌片状の仮止部10そして後縁中
央部に被圧部11を有している。上記窓部9は、図5
(A)にも見られるように、その打抜き成形時に下方に
L字状に屈曲された押圧片9Aが形成されている。該押
圧片9Aは、スライダ8が図1に示す位置にあるときに
は、カードPの前端と当接して該カードPの最前位置を
規定する上記ハウジング本体2の後面2Aに対して没す
るように該後面2Aに形成されている凹部2Bに収めら
れている。上記被圧部11は直状の前縁をもつように形
成されている。又、仮止部10は、図2にも見られるよ
うに、前方に突出する平坦な舌片状をなしており、その
両側縁に仮止突起10Aを有している。この両側縁の二
つの仮止突起10Aの先端同士の距離は、上記ハウジン
グ本体2のスリット状の係止部4Bの幅よりも若干大き
目に設定されている。
【0026】上記スライダ8には、カシメ輪体12によ
って、金属板状の上記イジェクトレバー7が回動可能に
連結されている。該イジェクトレバー7は、切欠部7A
が形成されていると共に、該切欠部7Aの近傍位置で板
厚方向に若干の段をなすように曲げ加工を受けていて、
その段部7Bにて上記スライダ8と板厚方向での位置関
係が逆になるように交差している。該イジェクトレバー
7は一端側(図1にて右端側)に窓部13が形成されて
おり、その一縁に上記スライダ8の被圧部11と当接す
る凸状の当接部13Aが形成されている。又、該イジェ
クトレバー7は、その他端側(図1にて左端側)に、上
記イジェクトバー6の前端面により押圧される半円状の
被圧部14が形成されている。
【0027】かかる構成の本実施形態のコネクタは、次
の要領で組み立てられ、又、使用される。 先ず、イ
ジェクトレバー7が連結されているスライダ8がハウジ
ング本体2に組み込まれる際には、該スライダ8の仮止
部10がハウジング本体のスリット状の係止部4B内へ
前方に向けて押し込まれる。仮止部10の仮止突起10
Aが係止部4Bの内面に喰い込み、該スライダ8はその
位置が固定される(図5(A)をも参照)。すなわち、
スライダ8はイジェクトレバー7と共にハウジング本体
2に対し不動の状態となる。 このコネクタの回路基
板への取りつけに際しては、該コネクタはロボットが有
する吸盤等により保持され回路基板上の所定位置へもた
らされるが、該吸盤はスライダ8の適宜表面位置(多く
の場合、コネクタの重心に近い中央位置)にて吸着保持
する。上記で述べたように、スライダ8はその位置が
ハウジング本体2に対して固定されており、ロボットに
よる移送中にふらつくことがない。かくして、コネクタ
は安定して正確に回路基板上の所定位置に配置され、し
かる後に接触子1の結線部1Aが回路基板の所定回路部
と半田等により結線され、使用可能状態となる。
実施形態装置の使用開始時における最初のカードの使用
時には、図1に示すようにカードPが上記案内腕体3の
案内溝3Aに案内されるようにして、該カードPを前方
に向け挿入する。該カードPは、前端部にて上記接触子
1の接触部1Bと接続され、コネクタ本体2の後面2A
と当接して最前進位置にて停止する。 上記カードを
異なるカードと取りかえる際など、上記カードを排出し
たいときには、イジェクトバー6をその押釦部6Aにて
前方へ押し込む。該イジェクトバー6は前進してその前
端面で、イジェクトレバー7の被圧部14を押し、図1
にて該イジェクトレバー7をカシメ輪体12を中心とし
て反時計方向に回動せしめる。該イジェクトレバー7は
その当接部13Aにてスライダ8の被圧部11を後方に
押す。該スライダ8はその仮止部10にてハウジング本
体2の係止部4Bに係止されているが、イジェクトレバ
ー7によって後方に押される操作力により、仮止部10
が上記係止部4Bとの係止から解放され(図5(B)参
照)、図3に見られるごとく後方に抜出される。 上
記イジェクトバー6がその押釦部6Aにて押されてさら
に前方に押し出されると、スライダ8の押圧部9Aはハ
ウジング本体2の後面2Aに相当する位置まで進み、カ
ードPの前端面に当接するようになり、該カードPを後
方に押して該カードPの接触子1との接続を解除すると
共に、図4に示されるように、該カードPを後退せしめ
て取り出し可能な位置にもたらす(図5(C)をも参
照)。しかる後、機器の使用者によりカードPは取り出
される。 次に、新たなカード、すなわち、二回目の
カードを挿入するときには、カードの前端面がスライダ
8をその押圧部9Aにて前方に押すことにより前進せし
めるが、カードの最前進位置はハウジング本体2の後面
2Aの位置であり、スライダがカード挿入時と排出時の
間で定まる通常ストローク範囲を越えることがないの
で、上記仮止部10が再び係止部4Bと係止し合うこと
はなく、仮止部10は機能することがない。
【0028】本発明は、図示された実施形態以外にも変
形可能である。例えば、仮止部はスライダに設けなくと
も、イジェクト機構を形成する他の部材、本例ではイジ
ェクトレバーに形成することもできる。要は、イジェク
ト機構の各部材が不安定な状態になく、ハウジング本体
に対して仮固定されるように仮止部が設けられていれば
よい。
【0029】又、仮止部は舌片状でなくとも、図6に示
されるごとく、スライダ8の前縁部に突出して設けられ
た突部15に形成された窓状の仮止部16であってもよ
い。この仮止部16を係止するハウジング本体2に設け
られる係止部17は前後に傾斜面17A,17Bをもつ
突起として形成できる。かかる形態では、当初スライダ
8が仮止めのために前方に押し込められると、上記突部
15の前縁部分が上記傾斜面17Aに沿って乗り上げ前
進し、窓部をなす仮止部16が係止部17の前面17C
と軽く係止し合うようになり、スライダ8の位置が固定
される。この係止力は、コネクタを移送してもスライダ
等がハウジング本体に対してふらつかないようにその位
置が固定される程度でよく、あまり大きい力である必要
はない。仮止めの解除時には、上記係止力以上の力を受
け、スライダ8はその突部15の前縁部分が傾斜面17
B上に乗って後退がなされる。
【0030】図6の実施形態において、スライダの仮止
めの解除後に、カードの挿入そして排出のための操作力
以外に、スライダが意図せぬ力を受けて仮止部16が係
止部17の位置にまで移動し、ここで再び仮止め状態と
なってしまうこともないとは言えない。かかる事態を防
止するには、図6のごとくに係止部17が設けられてい
る部分に規制部としての段部18を形成して、スライダ
8のこのような前進を阻止することが望ましい。ただ
し、本来の仮止め時には仮止部16は上記段部18を越
えねばならないので、この点を考慮して上記段部18の
高さを上記スライダの突部15の板厚よりも小さい寸法
にしておくとよい。
【0031】上記仮止部16は、図6のごとくスライダ
8の前縁に設けられた突部15に形成せずとも、図7の
ごとくスライダ8の直状の前縁近傍に形成してもよい。
突部の省略によりスライダの前後方向における寸法を小
さくすることができる。
【0032】又、仮止部は、スライダ8の上面側に設け
ずとも、側面側に設けることもできる。図8にあって
は、スライダ8の側面には、前方に突出する仮止部19
が設けられ、仮止めを効果的にするディンプル19Aが
形成されている。ハウジング本体2には上記仮止部19
を受け入れる溝を形成する腕状で弾性撓み可能な係止部
20が設けられている。ディンプル19Aを有する仮止
部19は上記係止部20によって仮止めされ、その解放
必要時には、カードの最初の挿入時あるいは排出時にス
ライダが受ける後方への操作力によって上記仮止めから
解放される。
【0033】以上の実施形態にあっては、仮止部は係止
部と軽い力で係止しており、スライダあるいはイジェク
トレバーがカードの挿入時あるいは排出時にそれ以上の
力を前方あるいは後方に向け受けると、上記係止力を上
まわって仮止部が係止部を乗り越えて係止から解放され
るという原理にもとづいているが、本発明はこれにも限
定されない。すなわち、係止部を乗り越えるということ
なく、仮止部をスライダ本体から切り離してしまうとい
うことができる。
【0034】図9の実施形態では、スライダ8は鏃状に
突出した仮止部21を有しており、該仮止部21とスラ
イダ本体との境界部にV字状に切り込まれた脆弱部22
が形成されている。
【0035】かかる本実施形態によると、スライダ8の
当初の仮止め時には、上記仮止部21がハウジング本体
の係止部(図示せず)に圧入されて仮止めされる。仮止
めの解放必要時に、最初のカード挿入あるいは排出によ
りスライダ8が前方あるいは後方への力を受けると、こ
の力によって上記脆弱部22に剪断力がもたらされ、該
脆弱部22にて切断され、仮止部21をスライダ本体か
ら分離する。仮止部21はハウジング本体側に残留す
る。この図9の実施形態によれば、コネクタが回路基板
に組込まれた後に仮止が解放されると、スライダに意図
せぬ力が作用しても、再び仮止めがなされてしまうとい
うことがない。
【0036】又、図6ないし図8の実施形態は、図1な
いし図5の場合と同様にスライダが通常ストローク範囲
の外にあるときに仮止部が係止部と係止し合うこととす
るも、そして上記スライダが通常スライダ範囲内にある
ときに仮止部が係止部と係止するようにすることもでき
る。前者の場合は、仮止め及びその解放は一回しかなさ
れないが、後者の場合には、カードの使用の都度なされ
ることとなる。
【0037】なお、本発明における仮止めは、イジェク
ト機構やカード挿入・排出によらずとも、直接スライダ
に力を加えて解除することも可能である。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明は、イジェクト機
構をコネクタ本体に仮止めしておいて、部材の位置が固
定されて重心位置が安定化された状態で、コネクタの回
路基板への自動組立を行なうことを可能としたので、該
コネクタを回路基板上の所定位置へ正確に配置すること
ができ、コネクタの組立作業の能率を向上させると共に
組立品の品質をも改善できる。しかも、装置開始時、す
なわち最初のカード使用等のイジェクト機構の最初のス
トローク方向の動作により容易に上記仮止めを解除でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態装置の平面図であり、仮止
め完了でカード挿入前を示す。
【図2】図1装置の仮止部及び係止部についての斜視図
である。
【図3】図1装置の仮止め解放時の平面図である。
【図4】図1装置のカードのコネクタとの接続解除時の
平面図である。
【図5】図1装置の縦断面図であり、(A)は仮止め完
了時、(B)は仮止め解放時、(C)はカードのコネク
タとの接続解除時をそれぞれ示す。
【図6】本発明の他の実施形態の斜視図である。
【図7】本発明のさらに他の実施形態の斜視図である。
【図8】本発明のさらに他の実施形態の斜視図である。
【図9】本発明のさらに他の実施形態の斜視図である。
【図10】従来装置を示す平面図である。
【符号の説明】
1 接触子 2 ハウジング本体 3 案内腕体 4B 係止部 8 スライダ 9A 押圧部(押圧片) 10 仮止部 16 仮止部 17 係止部 18 規制部(段部) 19 仮止部 20 係止部 21 仮止部 22 脆弱部 P カード

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードの前部にて該カードと電気的に接
    続される接触子が植設されたハウジング本体の端部側か
    ら後方に延出してカードの挿入時そして排出時の案内を
    行なう案内腕体を有するコネクタ本体と、上記ハウジン
    グ本体で前後に移動自在に案内支持されてカードの前端
    面と当接せる押圧部を有するイジェクト機構とを備えた
    カード用電気コネクタにおいて、上記イジェクト機構
    は、ハウジング本体の係止部と係止する仮止部を備え、
    該仮止部は、押圧部がカード挿入時における前進位置と
    カード排出時の後退位置との間のストローク範囲以外に
    あるときに、ハウジング本体と係止するように設けられ
    ており、上記仮止部と上記係止部との係止は、イジェク
    ト機構の最初のストローク方向の動作により解除可能と
    なっていることを特徴とするカード用電気コネクタ。
  2. 【請求項2】 仮止部と係止部との係止は、イジェクト
    機構の操作時、カードの挿入時そしてカードの排出時の
    いずれかによりイジェクト機構が受ける操作力により解
    除可能となっていることとする請求項1に記載のカード
    用電気コネクタ。
  3. 【請求項3】 イジェクト機構はスライダを有し、仮止
    部はスライダに設けられていることとする請求項1又は
    請求項2に記載のカード用電気コネクタ。
  4. 【請求項4】 仮止部がスライダ本体から延出して設け
    られていることとする請求項3に記載のカード用電気コ
    ネクタ。
  5. 【請求項5】 仮止部は操作力によりスライダ本体から
    切断分離しハウジング本体の係止部に残留するようにス
    ライダ本体との境界域に脆弱部が形成されていることと
    する請求項に記載のカード用電気コネクタ。
  6. 【請求項6】 ハウジングは、スライダがストロークの
    範囲以外にきたときに、操作力を受けている仮止部を係
    止部に到達以前の位置で移動を阻止し操作力よりも大き
    い力を受けたときに該移動を許容する規制部を有してい
    ることとする請求項1ないし請求項3のいずれか一つに
    記載のカード用電気コネクタ。
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