JP3297484B2 - フィルム情報読取り装置 - Google Patents

フィルム情報読取り装置

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JP3297484B2 JP33469292A JP33469292A JP3297484B2 JP 3297484 B2 JP3297484 B2 JP 3297484B2 JP 33469292 A JP33469292 A JP 33469292A JP 33469292 A JP33469292 A JP 33469292A JP 3297484 B2 JP3297484 B2 JP 3297484B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルム情報読取り装
置、詳しくは、フィルム情報コードを有するフィルムパ
トローネに対応可能なフィルム情報読取り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルムパトローネに内蔵したフ
ィルムの各種情報を記録したフィルム情報コード(DX
コード)を配設したフィルムパトローネが広く用いられ
ている。そして、実開平2−64931号公報には、上
記フィルム情報コードを読み取るフィルム情報読取り手
段の変化に対応してオン・オフするスイッチ手段が設け
られている。このスイッチ手段は、該フィルム情報読取
り手段がフィルムパトローネの装填・非装填で変位する
ことに同期してスイッチの状態が変化するようになって
いて、これによりフィルムパトローネの在否検出が行え
るようになっている。なお、このフィルムパトローネ在
否検出は上記スイッチ手段と読取り手段との電位差で判
定するようになっている。
【0003】一方、実開昭60−100731号公報に
は、フィルム情報コードとしてのCASコード1番と7
番とに接する接触端子を設け、該1番と7番との接触端
子が導通したか否かによりCASコードがあるフィルム
パトローネか否かを判別する技術手段が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記実開平
2−64931号公報による技術手段では、フィルムパ
トローネの在否検出は行えるが、ISO25〜40に設
定されたDXコードを有するフィルムパトローネ(DX
パトローネ)と該DXコードを有さないフィルムパトロ
ーネ(non−DXパトローネ)との判別を行うことが
できない。すなわち、non−DXパトローネ装填時に
特定のISO値、たとえばISO100に設定した場
合、あるいはマニュアル設定に切換えた場合等にDXパ
トローネのISO25〜40も同じ設定になってしま
う。
【0005】一方、上記実開昭60−100731号公
報による技術手段では、DXパトローネとnon−DX
パトローネとの判別は可能だが、パトローネの有無は判
別することができない。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、フィルム情報を読取ると共に、フィルムパト
ローネの在否検出が可能なフィルム情報読取り装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による第1のフィルム情報読取り装置は、フ
ィルムパトローネ室内壁面に配置し、フィルムパトロー
ネ外壁に設けたフィルム情報コードの複数あるパターン
に対してそれぞれ当接する方向に付勢された複数の接点
と、上記複数の接点のうち、上記フィルム情報コードの
接地パターンに当接可能な位置に配設されていて、電気
回路の接地ラインに接続されている接地用の第1の接点
上記複数の接点のうち、上記接地用接点とは別に、
上記フィルム情報コードの接地パターンに当接可能な位
置に配設された第2の接点と上記複数の接点のうち、
上記第1の接点を除いた接点であるフィルム情報読取り
用接点にそれぞれ接続された複数の入力端子と上記複
数の接点がフィルムパトローネの非装填及び装填により
移動するのに応じて、上記第2の接点を除く上記フィル
ム情報読取り用接点及び上記第1の接点に対して接触及
び非接触可能となる位置に配設されていて、上記フィル
ムパトローネが装填されずに上記複数の接点が内壁面よ
り突出している際に、上記第2の接点を除く上記フィル
ム情報読取り用接点と上記第1の接点とを導通させ、ま
、上記フィルムパトローネが装填されて上記複数の接
点が上記フィルムパトローネによって上記内壁面側に押
し込まれた際に、上記第2の接点を除く上記フィルム情
報読取り用接点と上記第1の接点との導通を切断させる
接続手段と、上記入力端子の電位を検出して、フィルム
情報を読取ると共に、フィルムパトローネの在否及び装
填されたフィルムパトローネがフィルム情報コードを有
するものか否かを検出する検出手段とを具備したことを
特徴とする。また、本発明による第2のフィルム情報読
取り装置は、フィルムパトローネ室内壁面に配置し、フ
ィルムパトローネ外壁に設けたフィルム情報コードの複
数あるパターンに対してそれぞれ当接する方向に付勢
れた接点を有していて、それぞれ同一形状でなる複数の
接片と、上記複数の接片のうち、上記フィルム情報コー
ドの接地パターンに当接可能な位置に配設されていて、
電気回路の接地ラインに接続されている接地用の第1の
接点を有する第1の接片と上記複数の接片のうち、フ
ィルム情報コードの複数あるパターンの内、少なくとも
2つ以上のパタ ーンに跨って当接可能な位置に配設され
た第2の接点を有する第2の接片と上記複数の接片
うち、上記第1の接片を除いた接片であるフィルム情報
読取り用接片にそれぞれ接続された複数の入力端子と、
上記複数の接点がフィルムパトローネの非装填及び装填
により移動するのに応じて、上記第2の接片を除く上記
フィルム情報読取り用接片及び上記第1の接片に対して
接触及び非接触可能となる位置に配設されていて、上記
フィルムパトローネが装填されずに上記複数の接点が内
壁面より突出している際に、上記第2の接片を除く上記
フィルム情報読取り用接片と上記第1の接片とを導通さ
せ、また、上記フィルムパトローネが装填されて上記複
数の接片が上記フィルムパトローネによって上記内壁面
側に押し込まれた際に、上記第2の接片を除く上記フィ
ルム情報読取り用接片と上記第1の接片との導通を切断
させる接続手段と、上記入力端子の電位を検出して、フ
ィルム情報を読取ると共に、フィルムパトローネの在否
及び装填されたフィルムパトローネがフィルム情報コー
ドを有するものか否かを検出する検出手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0008】
【作 用】本発明の第1のフィルム情報読取装置におい
ては、フィルムパトローネが装填されずに上記複数の接
点が内壁面より突出している際には、上記接続手段が上
記第2の接点を除く上記フィルム情報読取り用接点と上
記第1の接点とを導通させ、また、上記フィルムパトロ
ーネが装填されて上記複数の接点が上記フィルムパトロ
ーネによって上記内壁面側に押し込まれた際には、上記
接続手段によって、上記第2の接点を除く上記フィルム
情報読取り用接点と上記第1の接点との導通が切断され
る。また、検出手段が上記入力端子の電位を検出して、
フィルム情報を読取ると共に、フィルムパトローネの在
及び装填されたフィルムパトローネがフィルム情報コ
ードを有するものか否かを検出する。また、本発明の第
2のフィルム情報読取装置においては、フィルムパトロ
ーネが装填されずに上記複数の接点が内壁面より突出し
ている際には、上記接続手段が 上記第2の接片を除く
上記フィルム情報読取り用接片と上記第1の接片とを導
通させ、また、上記フィルムパトローネが装填されて上
記複数の接片が上記フィルムパトローネによって上記内
壁面側に押し込まれた際には、上記接続手段によって、
上記第2の接片を除く上記フィルム情報読取り用接片と
上記第1の接片との導通が切断される。 また、検出手
段が上記入力端子の電位を検出して、フィルム情報を読
取ると共に、フィルムパトローネの在否及び装填された
フィルムパトローネがフィルム情報コードを有するもの
か否かを検出する。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0010】図1は、本発明の第1実施例であるフィル
ム情報読取り装置を示した斜視図である。なお、この図
1は、カメラ本体1におけるパトローネ室部分のみを示
しており、アパーチャ部以遠は省略して図示している 上記カメラ本体1のパトローネ室部外周面には、該パト
ローネ室内にフィルム情報コード(DXコード)を有す
るフィルムパトローネ(以下、DXパトローネという)
が装填された際に該DXコードを読み取る接片2〜6が
図中、略上下方向に列設されている。この接片2〜6
は、何れも中程に巻回部15が形成された導電性を有す
る弾性材料で構成されていて、該巻回部15が上記カメ
ラ本体1のパトローネ室部外周面に図中、略上下方向に
列状植設された突片14に巻装して固定されている。ま
た、上記接片2〜6の、図中、左側一延出部は該パトロ
ーネ室外周面に沿って湾曲し、さらに、該一延出端部は
パトローネ室側に向けて折曲接点部を形成し、カメラ本
体1に列状に穿設された貫設孔16に貫いて該パトロー
ネ室内面に突出している。この接片2〜6は、上記折曲
接点部がパトローネ室内方向に向けて常時付勢されてい
て、この突出した折曲接点部は、それぞれDXパトロー
ネが装填された際に、DXコードと接触するように配置
されているが、詳細は後述する。
【0011】一方、上記接片2〜6の他延出端部には、
それぞれリード線8〜12の一端が半田等により接続さ
れている。そして、該リード線8〜12の他端は後述す
るCPUあるいは電源等に接続されており、装填された
フィルムパトローネの情報を伝送するようになってい
る。
【0012】上記接片2〜6の内、接片3〜6は図示の
如く図中、縦方向の同列に列設されているが、接片2は
上記接片3の近傍にて図中、右側に若干ずれて配設され
ている。そして、該接片2の折曲接点部は、上記接片3
の同接点部に対してDXコードのパターン一つ分程右側
に配置されている。
【0013】上記接片3〜6の湾曲部とカメラ本体1の
パトローネ室外周面との間には、図中、縦方向に導電性
材料で構成されたショートバー7が配設されている。こ
のショートバー7は、該パトローネ室外周面に突設され
た2つの係止部17に嵌合して該外周面に固定されてい
る。
【0014】上記接片2〜6は、上述したように折曲接
点部がパトローネ室内方向に向けて付勢されているが、
パトローネ室にフィルムパトローネ25(図3参照)が
装填されていないときは、図2に示すように貫設孔16
を貫いて突出すると共に、接片3〜6の湾曲部内面側が
上記ショートバー7に当接するようになっている。これ
により、該接片3〜6はショートバー7により短絡する
ことになる。なお、このとき、接片2は、上記ショート
バー7とは接触しないようになっている。
【0015】一方、図3に示すようにパトローネ室にフ
ィルムパトローネ25が装填されると、該フィルムパト
ローネ外周面に押圧されて上記接片2〜6の一延出部は
付勢力に抗してパトローネ外周面側へ移動する。このと
き、接点3〜6とショートバー7との導通が断たれると
共に、装填されたフィルムパトローネがDXパトローネ
である場合、各接片2〜6の折曲接点部はそれぞれ対向
するDXコードに接触することになる。なお、図2およ
び図3中、符号24は後蓋である。
【0016】図4はDXパトローネの外観の一例を示す
側面図であり、図5は、該DXパトローネに設けられた
DXコードの一例を示す正面図である。なお、図示のD
Xコードにおいて白色部分は導通性部分、黒色部分は非
導電性部分をそれぞれ示している。
【0017】図5に示すように、パターンDX1〜DX
6はISO感度情報検出区域である。なお、上記接片3
〜6は、該DXパトローネが装填された際に、それぞれ
パターンDX1〜DX4にその折曲接点部が接触するよ
うに配設されている。また、パターンDX1およびDX
7は接地領域である。上記接片2の折曲接点部はこのパ
ターンDX7に接触する位置に設けられている。表1は
DXパトローネのISO感度コードにおけるバイナリー
コードの割り当てを示す。
【0018】 図6および図7は第1実施例における接片とその周辺の
電気的構成を示す電気回路図であり、図6はパトローネ
が非装填の状態をあらわし、図7はDXパトローネを装
填した状態をあらわす。
【0019】図中、符号23はマイクロコンピュータ
(以下、μCという)であり電源22により給電され
る。符号2〜6は図1における接片2〜6であり各々、
DXパトローネのDXコードDX7,DX1〜DX4に
接触する接片である。符号7は図1におけるショートバ
ー7である。そして、上記接片2および接片4〜6はそ
れぞれプルアップ抵抗18および抵抗19〜21によっ
て電源22の正極からプルアップされてμC23の入力
端子P0,P2〜P4に各々接続され、接片3は接地ラ
イン(GND)に接続されている。
【0020】次ぎに、上記図6に示す電気回路の動作を
図8にフローチャートを参照して説明する。なお、この
フローチャートは上記μC23のプログラムのうちDX
コード検出用端子に関連する動作を行うDXチェックル
ーチンを示したものである。
【0021】まず最初にステップS1においてP2とP
4のポートが共にLであるかどうかをチェックして少な
くともいずれか一方がHであればステップS2へ進み、
P0がHかどうかチェックする。P0がLであれば、ス
テップS3へ進みDXフィルムと判断しステップS4へ
進み、P2〜P4の3接点の状態を読み取り、DXコー
ドをデコードして、DXコードによるフィルム感度情報
をRAMに格納してリターンする。ステップS2でP0
がHであった場合はステップS7でDXコードを有しな
いフィルムパトローネ(non−DXフィルム)と判断
する。
【0022】ステップS6でP0がLであった場合はス
テップS3へ進みDXフィルムと判断しステップS4以
下前述の手順でDXコードによるフィルム感度情報をR
AMに格納してリターンする。ステップS6でP0がH
であった場合はステップS9でパトローネ非装填と判断
する。ステップS7でnon−DXフィルムと判断した
場合とステップS9でパトローネ非装填と判断した場合
はステップS8へ進みDXコードによるフィルム感度情
報を格納するRAMの内容をクリアしてリターンする。
【0023】表2は以上の動作でのP2〜P4およびP
0の状態を示した表である。
【0024】 この第1実施例によると、上記DXチェックルーチンを
カメラ動作中の所定のタイミングで周期的に実行するこ
とにより、カメラのマイクロコンピュータはフィルムパ
トローネの装填の有無,DXフィルムかnon−DXフ
ィルムか、DXフィルムの場合はフィルム感度情報を検
知し、フィルム装填の表示や空送り動作の必要・不必要
の判断,1コマ巻上げ動作の必要・不必要の判断、スト
ロボ発光時の光量制御、フィルム感度の自動設定・手動
設定・警告、などのカメラの機能制御に前記の各情報を
適用する。
【0025】上述の第1実施例において接片2はDXパ
トローネのDXコード7に対応する位置に設けたが、D
Xコード1とDXコード7は同一の接地パターンである
ので、接片2をDXパトローネのDXコード1に対応す
る位置に設けても同じであることはいうまでもない。
【0026】図9は、本発明の第2実施例であるフィル
ム情報読取り装置を示す斜視図である。
【0027】この第2実施例は、基本的には、上記第1
実施例と同様な構成を有するが、上記第1実施例では、
接片2がDXコードのパターンDX7に接触する位置に
配設されていたのに対し、この第2実施例では上記接片
2に相当する接片32をDXコードのパターンDX5お
よびDX6の双方に接触するように配設したことを特徴
としている。
【0028】図中、符号1は、上記第1実施例と同様の
カメラ本体である。符号32〜36はDXパトローネの
DXコードを読み取るための接片であり取付部28によ
って一体に成形されている。符号37は上記接片33〜
36との接触部としての立ち曲げ部を有するショート接
片である。このショート接片37はカメラ本体1と取付
部28とで挟持され、ビス29により該取付部28とと
もにカメラ本体1に固定されている。
【0029】また、上記接片32〜36の、DXパトロ
ーネのDXコードとの接触部はカメラ本体1に穿設され
た貫通孔46を貫いてパトローネ室内面側に突出してい
る。接片33〜36は、上記図5に示したDXコードの
パターンDX1〜DX4に対応する位置に配置され、ま
た、接片32は、パターンDX5とDX6との間に位置
するように配置されている。これにより、該接片32
は、DX5とDX6の両方に同時に接触することができ
るようになっている。上記表1からもわかるように、パ
ターンDX5とDX6は同時に非導通部分に設定される
ことはない。すなわち、常に何れか一方が導通部分とな
っている。本第2実施例は、このパターンの設定状況を
巧みに利用したものであり、DXパトローネが装填され
た際には、接片32はパターンDX5とDX6の両方に
接触しているので、常に導通部分と接触していることに
なる。すなわち、パターンDX1に接触している接片3
3と同じ電位となる。図中、符号8〜12は上記第1実
施例と同様なリード線であり接片32〜36を後述する
図12,図13に示す電気回路に導くようになってい
る。
【0030】図10,図11は、それぞれDXパトロー
ネの非装填時・装填時の状態を示す断面図である。
【0031】この図からも明らかなように、各状態にお
いて上記第1実施例と同様な状態を呈している。
【0032】図12,図13は、本第2実施例における
接片およびその周辺の電気的な構成を示した電気回路図
であり、図12はパトローネ非装填状態を示し、図13
はDXパトローネを装填した状態を示している。
【0033】上記第1実施例における図6および図7と
異なる点は、第1実施例では接片2がパターンDX7に
接触する位置に設けられていたが、第2実施例では接片
32がパターンDX5とDX6の両方に接触する位置に
設けられている。また、接片32以外は第1実施例と同
様な構成となっている。なお、本第2実施例の電気回路
の動作は上記第1実施例と同様なものとなるのでここで
の説明は省略する。
【0034】この第2実施例によれば、上記第1実施例
と同様な効果に加えて、接片32〜36を同一形状にす
ることが可能なのでより安価に製作することができると
いう利点がある。
【0035】図14は、本発明の第3実施例であるフィ
ルム情報読取り装置を示す斜視図である。
【0036】この第3実施例は、基本的には、上記第2
実施例と同様な構成・作用を示すが、より簡素な構成と
なっている。図中、符号1は上記第1,第2実施例と同
様なカメラ本体であり、パトローネ室の一部を形成して
いる。符号32〜36は上記第2実施例とほぼ同様なフ
ィルムパトローネのDXコードを読み取るための接片で
あり、取付部28によって一体に成形され、ビス29に
よりカメラ本体1に固定されている。
【0037】上記第2実施例と異なるのは、接片33の
一側方より接片34〜36との接触を可能とする接触部
43が延出して設けられている点にある。接片32〜3
6におけるDXパトローネのDXコードとの接触部はカ
メラ本体1に設けられた貫通孔46を貫いてパトローネ
室内面側に突出している。この接触部の突出量は接片3
3の接触部のみ他の接片の接触部より小さく設定されて
いる。この突出量の差はパトローネ非装填時において接
片34〜36と接片33から延出された接触部43が導
通状態であったものが、パトローネ装填時非導通状態と
なるよう設定されている。
【0038】上記接片32〜36におけるDXパトロー
ネのDXコードとの接触部は、上記第2実施例と同様に
接片33〜36の接触部がパターンDX1〜DX4に対
応する位置に設けられ、接片32の接触部はパターンD
X5とDX6との両方に接触する位置に設けられてい
る。図中、符号8〜12は上記第1,第2実施例と同様
のリード線であり、接片32〜36を電気回路に導くよ
うになっている。なお、この第3実施例における電気回
路は上記第2実施例と同様であり、その作用・効果も同
様なものとなっている。
【0039】以上の第1ないし第3実施例のフィルム情
報読取り装置の効果を以下にまとめて示す。
【0040】これらの実施例によれば、機械的には従来
からのDXコードを読み取るための最小限の接点構造に
対し、DXコードを読み取るための接点(図1の接片2
または図9の接片32)をひとつと、DXコードを読み
取るための各接点を短絡させる手段(図1の接片7また
は図9の接片37)をひとつ追加するだけでよく、さら
に電気的には追加したDXコードを読み取るための接点
の信号を回路に導くための手段と、信号を読み取るため
の検出手段を追加するだけで、パトローネの装填の有無
および装填されたパトローネがDXパトローネかnon
−DXパトローネかを検出してカメラが情報として持つ
ことができる。したがって、簡単な構成で不必要な空送
り動作を行うことなくシャッターの試し切りをすること
が可能なフィルム情報読取り装置を提供することが可能
となる。
【0041】また、空送りを試みなくてもパトローネの
装填が検出できるので、フィルム装填の表示等もより直
接的で忠実なものにすることができる。さらに、装填さ
れたパトローネがDXパトローネかnon−DXパトロ
ーネであるかが検出できるので、non−DXパトロー
ネが装填されている場合、特定のISO感度に自動設定
したり、手動設定を受け付けるようにしたり、表示や警
告をすることが可能となる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ィルム情報を読取ると共に、フィルムパトローネの在否
検出が可能なフィルム情報読取り装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるフィルム情報読取り
装置を示した斜視図。
【図2】フィルムパトローネ非装填時の、上記第1実施
例のフィルム情報読取り装置における接片とショートバ
ーとの接触関係を示した側断面図。
【図3】フィルムパトローネ装填時の、上記第1実施例
のフィルム情報読取り装置における接片とショートバー
との接触関係を示した側断面図。
【図4】本発明のフィルム情報読取り装置に適用される
DXコードを有するDXパトローネの外観を示す一例。
【図5】DXコードを示す一例。
【図6】フィルムパトローネ非装填時の、上記第1実施
例のフィルム情報読取り装置における接片とその周辺の
電気的構成を示す電気回路図。
【図7】DXパトローネ装填時の、上記第1実施例のフ
ィルム情報読取り装置における接片とその周辺の電気的
構成を示す電気回路図。
【図8】上記第1実施例のフィルム情報読取り装置の電
気的な動作を示すフローチャート。
【図9】本発明の第2実施例であるフィルム情報読取り
装置を示した斜視図。
【図10】フィルムパトローネ非装填時の、上記第2実
施例のフィルム情報読取り装置における接片とショート
バーとの接触関係を示した側断面図。
【図11】フィルムパトローネ装填時の、上記第2実施
例のフィルム情報読取り装置における接片とショートバ
ーとの接触関係を示した側断面図。
【図12】フィルムパトローネ非装填時の、上記第2実
施例のフィルム情報読取り装置における接片とその周辺
の電気的構成を示す電気回路図。
【図13】DXパトローネ装填時の、上記第2実施例の
フィルム情報読取り装置における接片とその周辺の電気
的構成を示す電気回路図。
【図14】本発明の第3実施例であるフィルム情報読取
り装置を示した斜視図。
【符号の説明】
1…カメラ本体 2〜6…接片 7…ショートバー 8〜12…リード線 16…穿設孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−161437(JP,A) 実開 昭63−68637(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 7/24 G03B 17/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムパトローネ室内壁面に配置し、
    フィルムパトローネ外壁に設けたフィルム情報コード
    複数あるパターンに対してそれぞれ当接する方向に付勢
    された複数の接点と、上記複数の接点のうち、上記フィルム情報コードの接地
    パターンに当接可能な位置に配設されていて、電気回路
    の接地ラインに接続されている接地用の第1の接点と上記複数の接点のうち、上記接地用接点とは別に、上記
    フィルム情報コードの接地パターンに当接可能な位置に
    配設された第2の接点と上記複数の接点のうち、上記第1の接点を除いた接点で
    あるフィルム情報読取り用接点にそれぞれ接続された複
    数の入力端子と上記複数の接点がフィルムパトローネの非装填及び装填
    により移動するのに応じて、上記第2の接点を除く上記
    フィルム情報読取り用接点及び上記第1の接点に対して
    接触及び非接触可能となる位置に配設されていて、上記
    フィルムパトローネが装填されずに上記複数の接点が内
    壁面より突出している際に、上記第2の接点を除く上記
    フィルム情報読取り用接点と上記第1の接点とを導通さ
    せ、また、上記フィルムパトローネが装填されて上記複
    数の接点が上記フィルムパトローネによって上記内壁面
    側に押し込まれた際に、上記第2の接点を除く上記フィ
    ルム情報読取り用接点と上記第1の接点との導通を切断
    させる接続手段と、 上記入力端子の電位を検出して、フィルム情報を読取る
    と共に、フィルムパトローネの在否及び装填されたフィ
    ルムパトローネがフィルム情報コードを有するものか否
    かを検出する検出手段と、 を具備したことを特徴とするフィルム情報読取り装置。
  2. 【請求項2】 フィルムパトローネ室内壁面に配置し、
    フィルムパトローネ外壁に設けたフィルム情報コード
    複数あるパターンに対してそれぞれ当接する方向に付勢
    された接点を有していて、それぞれ同一形状でなる複数
    の接片と、上記複数の接片のうち、上記フィルム情報コードの接地
    パターンに当接可能な位置に配設されていて、電気回路
    の接地ラインに接続されている接地用の第1の接点を有
    する第1の接片と上記複数の接片のうち、フィルム情報コードの複数ある
    パターンの内、少なくとも2つ以上のパターンに跨って
    当接可能な位置に配設された第2の接点を有する第2の
    接片と上記 複数の接片のうち、上記第1の接片を除いた接片で
    あるフィルム情報読取り用接片にそれぞれ接続された
    数の入力端子と、上記複数の接点がフィルムパトローネの非装填及び装填
    により移動するのに応じて、上記第2の接片を除く上記
    フィルム情報読取り用接片及び上記第1の接片に対して
    接触及び非接触可能となる位置に配設されていて、上記
    フィルムパトローネが装填されずに上記複数の接点が内
    壁面より突出している際に、上記第2の接片を除く上記
    フィルム情報読取り用接片と上記第1の接片とを導通さ
    せ、また、上記フィルムパトローネが装填されて上記複
    数の接片が上記フィルムパトローネによって上記内壁面
    側に押し込まれた際に、上記第2の接片を除く上記フィ
    ルム情報読取り用接片と上記第1の接片との導通を切断
    させる接続手段と、 上記入力端子の電位を検出して、フィルム情報を読取る
    と共に、フィルムパトローネの在否及び装填されたフィ
    ルムパトローネがフィルム情報コードを有するものか否
    かを検出する検出手段と、 を具備したことを特徴とするフィルム情報読取り装置。
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