JP2743059B2 - フィルム情報読取り装置 - Google Patents

フィルム情報読取り装置

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JP2743059B2
JP2743059B2 JP9159794A JP9159794A JP2743059B2 JP 2743059 B2 JP2743059 B2 JP 2743059B2 JP 9159794 A JP9159794 A JP 9159794A JP 9159794 A JP9159794 A JP 9159794A JP 2743059 B2 JP2743059 B2 JP 2743059B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パトローネ表面のDX
コードを読取るフィルム情報読取装置を有するカメラに
関するものであって、さらに詳しくはパトローネ在・否
の検出を行なうフィルム情報読取装置に関する。
【0002】
【従来技術】近年、いわゆるDXフィルムのパトローネ
表面に施された導電部のあり・なしのパターンをパトロ
ーネ室の内壁から突出した6個の接点ピンで読み取り、
カメラの露出制御に用いるフィルム感度などを自動的に
設定する手段を有するカメラが普及している。一方、パ
トローネがカメラ内に装填されているか否かを検出する
パトローネ在否検出用の専用スイッチを設けたカメラも
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】上記DXコード読み
取り用接点を有するカメラにおいてさらにパトローネ在
否検出用の専用スイッチを設けようとすると、各々をパ
トローネ室内に独立に設けなければならず、部材が増え
ることによるコストアップや、パトローネ室まわりの機
械的な複雑化にともなって機械的強度の低下、信頼性の
低下などの問題点が生じる。
【0004】実開昭63−68637はこのような問題
点を解決しようとして、DXコードを読み取る複数の接
点ピンのすべてに、パトローネ非装填時にGNDと導通
するスイッチを設けて、複数のDXコードが全部0の場
合はパトローネ非装填と判断するという実施例を開示し
ている。しかしこの実施例の場合は、5つのDXコード
が全部0であるISO5000のフィルムがもし登場し
た場合に問題が生ずることと、機械的なスイッチ手段が
5つも必要となるので決して構成が簡素になるわけでは
ないという問題点が依然として残っている。
【0005】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、簡単な構成であらゆる種類のフィルム
のパトローネ在否の検出と、DXフィルムのコードの読
み取りとを併せて実現可能なカメラを提案することを目
的とする。
【0006】
【問題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めの手段である本発明を図面に基づいて説明する。図1
(a)は第1のフィルム情報読取り装置の基本概念を示
す図である。第1のフィルム情報読取り装置は、パトロ
ーネ室の内壁面に配置され、パトローネ201の外壁に
設けられたフィルム情報表示用コード210〜215に
対して付勢され当接する複数の接点手段110〜115
と、前記複数の接点手段のうち前記情報表示用コードの
グランドパターンに当接する接地用接点手段110を除
いた読取用接点手段111〜115にそれぞれ接続され
る複数の入力端子P1〜P5を有し、該入力端子P1〜
P5の電位を検出してフィルム情報を読取る情報読取り
手段102aとから構成される。更に、第1のフィルム
情報読取り装置には、前記パトローネが装填されて前記
接点手段110〜115が前記パトローネによって前記
内壁面に押し込まれた場合に、前記接地用接点手段11
0を接地ラインに導通し、パトローネが装填されず前記
接点手段110〜115が前記内壁面から突出した場合
に、前記接地用接点手段110と前記接地ラインとの導
通を切るスイッチ手段101と、前記接地用接点手段1
10に接続されて該接地用接点手段110の電位を検出
し、この電位にもとづいてパトローネの在・否を検出す
る検出手段102bとを設けたことを特徴とする。
【0007】図1(b)は第2のフィルム情報読取り装
置の基本概念を示す図である。第2のフィルム情報読取
り装置は、パトローネ室の内壁面に配置され、パトロー
ネ201の外壁に設けられたフィルム情報表示用コード
210〜215に対して付勢され当接する複数の接点手
段110〜115と、前記複数の接点手段のうち前記情
報表示用コードのグランドパターン210に当接する接
地用接点手段110を除いた読取用接点手段111〜1
15にそれぞれ接続される複数の入力端子P1〜P5を
有し、該入力端子P1〜P5の電位を検出してフィルム
情報を読取る情報読取り手段102aとから構成され
る。更に、第2のフィルム情報読取り装置には、電位検
出用の検出端子P0を有し、この検出端子P0の電位に
もとづいてパトローネの在・否を検出する検出手段10
2bと、前記パトローネが装填されて前記接点手段11
0〜115が前記パトローネ201によって前記内壁面
に押し込まれた場合に、前記検出端子P0を接地ライン
に導通し、パトローネが装填されず前記接点手段110
〜115が前記内壁面から突出した場合に、前記検出端
子P0と接地ラインとの導通を切るスイッチ手段101
を設けたことを特徴とする。
【0008】なお、第2のフィルム情報読取り装置にお
いては、前記スイッチ手段101は、前記パトローネが
装填されて前記接点手段110〜115が前記パトロー
ネによって前記内壁面に押し込まれた場合に、前記検出
端子P0と接地ラインとの導通を切り、パトローネが装
填されず前記接点手段110〜115が前記内壁面から
突出した場合に、前記検出端子P0を接地ラインに導通
することとしてもよい。
【0009】図1(c)は第3のフィルム情報読取り装
置の基本概念を示す図である。第3のフィルム情報読取
り装置は、パトローネ室の内壁面に配置され、パトロー
ネ201の外壁に設けられたフィルム情報表示用コード
210〜215のうちグランドパターンに対して付勢さ
れ当接する接地用接点手段110と、パトローネ室の内
壁面に配置され、パトローネの外壁に設けられたフィル
ム情報表示用コード210〜215のうちグランドパタ
ーン210を除くパターン211〜215に対して付勢
され当接する読取用接点手段111〜115と、電位検
出用の検出端子PAを有し、前記読取用接点手段111
〜115のうち所定の読取用接点手段111の電位を検
出する検出手段102bと、前記読取用接点手段111
〜115にそれぞれ接続された複数の入力端子P1〜P
5を有し、前記入力P1〜P5の電位を検出してフィル
ム情報を読取る情報読取手段102aであって、前記所
定の読取用接点手段に接続された所定の入力端子P1
を、接地ラインの電位の出力ポートと電位検出を行なう
入力ポートとに所定時間ごとに交互に切換可能である情
報読取手段102aと、前記パトローネが装填されて前
記接地用接点手段110又は前記読取用接点手段111
〜115が前記パトローネによって内壁面に押し込まれ
た場合に、前記所定の入力端子P1を前記検出端子PA
に導通し、パトローネが装填されずに前記接地用接点手
段110又は前記読取用接点手段111〜115が前記
内壁面から突出した場合に、前記所定の入力端子P1と
前記検出端子PAとの導通を切るスイッチ手段101と
から構成され、前記所定の入力端子P1が出力ポートに
なった時の前記検出端子PAの電位にもとづいてパトロ
ーネの在・否を検出することを特徴とする。
【0010】第3のフィルム情報読取り装置において
は、前記スイッチ手段101は、前記パトローネ201
が装填されて前記接地用接点手段110又は前記読取用
接点手段111〜115が前記パトローネによって前記
内壁面に押し込まれた場合に、前記所定の入力端子P1
と前記検出端子PAとの導通を切り、パトローネが装填
されず前記接地用接点手段110又は前記読取用接点手
段111〜115が前記内壁面から突出した場合に、前
記所定の入力端子P1を前記検出端子PAに導通するこ
ととしてもよい。
【0011】
【作用】本発明では、DXフィルム対応のカメラにおい
て、パトローネ表面に施されたパターンを読み取るため
のひとつの接点部材にひとつのスイッチ手段および電気
的な検出手段を増設するだけで、あらゆる種類のフィル
ムパトローネの在否を検出することが可能になるので、
パトローネの在否を検出するためだけの専用の部材を設
けることによる信頼性、経済性の悪化を避けつつ、フィ
ルム非装填時のシャッターの試し切りを無駄なく行なう
ことが出来る。
【0012】
【実施例】図2は、本発明の第1のフィルム情報読取り
装置に対応する第1の実施例の機械的な構成を示す図面
であり、DXコードを読み取るための6つの接点のうち
のコモンパターンに接触する接点の部分について、水平
方向に切断した場合のパトローネ室部分の断面図であ
る。
【0013】パトローネ室のハウジング3の一部からD
Xコードのコモンパターンに接触するための接点ピン1
(接点手段)が突出している。該接点ピン1は導体の板
バネを図示の如くピン形状に加工したものであり、その
根元をハウジング3のパトローネ室裏側に固定されてい
る。接点ピン1の根元部分には、さらに絶縁部材4を介
して先端を接点形状に加工された導体の板バネ2が固定
されている。接点ピン1の板バネ部分と板バネ2の接点
部分はスイッチ手段を形成しており、接点ピン1はリー
ド線5によって、板バネ2はリード線6によってそれぞ
れ電気信号を後述の電気回路に導く。コモンパターン以
外のDXコードを読み取る5つの接点は図示していない
が、接点ピン1と同様の接点ピンだけがそれぞれのコー
ドパターンに相対する位置に設けられており、それぞれ
がリード線によって電気回路に導かれる構成になってい
る。図2は以上の構成において、パトローネ室にパトロ
ーネが装填されていない状態を表わしており、接点ピン
1と板バネ2とで形成するスイッチ手段(以後このスイ
ッチ手段を「パトローネ在否スイッチ」と呼ぶ)は開放
状態である。
【0014】図3は図2のパトローネ室にパトローネが
装填された状態を表した図である。パトローネ室にパト
ローネ8が入れられて裏蓋7が閉じられると、パトロー
ネ8はパトローネ室内壁に密着し、接点ピン1はパトロ
ーネとの接触状態を保ったままパトローネ室裏側の方向
に向かって押し込まれる。押し込まれた接点ピン1の板
バネ部分は大きくたわんで背後にある板バネ2の接点部
分に接触してさらに板バネ2をもたわませて、接点ピン
1と板バネ2とからなるパトローネ在否スイッチの短絡
状態を確実にする。
【0015】図4は本発明の第1の実施例におけるDX
接点まわりの電気回路を示した回路図である。102は
マイクロコンピュータ(以後μCと呼ぶ)であり、電源
103により給電される。101〜115はそれぞれパ
トローネ201のDXコードパターン210〜215に
相対する6つの接点ピン(接点手段)であり、このうち
接点ピン110はコモンパターンに相対する接地用接点
ピンであり、図2、図3における接点ピン1と同一であ
る。6接点110〜115はそれぞれプルアップ抵抗1
04〜109によって電源の正極からプルアップされ
て、それぞれ情報読取り手段と検出手段をかね合わせた
μC102の入力端子つまり入力ポートP0〜P5に接
続される。接点ピン110にはさらにパトローネ在否ス
イッチ101が接地ライン(GND)との間に接続され
る。パトローネ在否スイッチ101は図1等で接点ピン
1と板バネ2とで構成されるスイッチ手段と同一であ
り、板バネ2側がGNDに接続される。
【0016】図4電気回路の動作を図5のフローチャー
トに沿って説明する。図5のフローチャートはμC10
2のプログラムのうち、DXコード検出用端子に関連す
る動作を行なうDXチェックルーチンを示したものであ
る。まず最初にF1においてコモンパターンに相対する
接点につながる入力ポートP0の電位をチェックし、こ
れがLの場合はパトローネ在否スイッチが短絡状態にあ
るということであるので、F2へ進みパトローネ装填と
判断する。逆にP0がHであった場合は、F6がパトロ
ーネ非装填と判断する。パトローネ装填の場合はF2か
らF3へと進み、P1〜P5の5接点が全部Hであるか
どうかをチェックして、全部がHであった場合は装填さ
れたパトローネがnon −DXフィルムであると判断し、
どれか1接点でもLの場合はF4へ進んでP1〜P5の
5接点の状態を読み取りDXコードをデコードして、D
Xコードによるフィルム感度情報をRAMに格納してリ
ターンする。F1からF6でパトローネ非装填と判断し
た場合と、F3からF7でnon −DXフィルム装填と判
断した場合は、F8へ進んでDXコードによるフィルム
感度を格納するRAMの内容をクリアしてリターンす
る。
【0017】このDXチェックルーチンをカメラ動作中
所定のタイミングで周期的に実行することにより、カメ
ラのマイクロコンピュータはパトローネの装填の有無、
DXフィルム装填の有無、DXフィルムの場合のフィル
ム感度の各情報を検知し、フィルム装填の表示、空送り
動作実行の必要・不必要の判断、フィルム感度の自動設
定・警告、などのカメラの機能制御に前記の各情報を適
用する。
【0018】図6は本発明の第2のフィルム情報読取り
装置に対応する第2の実施例の機械的構成を示す図面で
あり、図1に相当する断面図である。前記第1の実施例
ではパトローネ装填に伴う接点ピンの押し込まれる動き
に連動してパトローネ在否スイッチが短絡状態になるよ
うに構成したが、この第2の実施例では逆に開放状態と
なるように構成した。
【0019】図6において、パトローネ室のハウジング
13に設けられた穴13aにはDXコードのコモンパタ
ーンに接触するための導電体からなる接地用接点手段つ
まり接点ピン11が摺動可能に嵌合している。この接点
ピン11はコモンパターンに接触する側は半球状を成
し、また反対側は抜け止めのためのつば部11aを有
し、導電体からなるコイルバネ12によりパトローネ室
へ突出する方向に付勢されている。これら接点ピン1
1、コイルバネ12は、ハウジング13に固定された座
14により包まれ、また座14にはさらに蓋15が固定
されている。フレキシブルなプリント基板16は第1の
枝部16aと第2の枝部16bを有し、第1の枝部16
aは座14とハウジング13の間ではさまれて固定さ
れ、穴13aのごく近傍まで存在し、図6で示したパト
ローネ非装填時に接点11のつば部11aと接触する部
分には、導電パターン17aが設けられ後述の電気回路
に接続されている。一方第2の枝部16bは座14と蓋
15の間にはさまれて固定され、コイルバネ12と接触
する部分には導電パターン17bが設けられ、これも後
述の電気回路に接続されている。
【0020】導電パターン17aと接点ピン11のつば
部11aとはパトローネ在否スイッチを形成しており、
図6のパトローネ非装填状態ではコイルバネ12の付勢
力で導電パターン17aとつば部11aは接触して短絡
状態となり、つば部11a、コイルバネ12を介して2
つの導電パターン17a、17bは短絡する。
【0021】図7は図6のパトローネ室にパトローネを
装填した状態を表した図であり、接点ピン11はパトロ
ーネ表面のコモンパターンとの接触状態を保ったままパ
トローネ室裏側の方向に押し込まれるので、つば部11
aはもはや第1の枝部16a上の導電パターン17aと
は接触しなくなるので、2つの導電パターン17a、1
7bは開放状態となる。
【0022】なお、前記第1の実施例と同様、コモンパ
ターン以外のDXコードを読み取る5つの接点は図示し
ていないが、接点ピン11同様それぞれのコードパター
ンに相対する位置に同様の接点ピンがコイルバネととも
に設けられ、それぞれが前記導電パターン17bと同様
の導電パターンにより電気回路に接続される構成となっ
ている。
【0023】図8は本発明の第2の実施例におけるDX
接点まわりの電気回路を示した回路図である。基本的な
構成は第1の実施例における図4の電気回路と同じであ
るので各構成要素には図4と同一の番号を付けてある。
異なるのはパトローネ在否スイッチ101、接点ピン1
10、情報読取り手段と検出手段であるマイクロコンピ
ュータ102のポートP0、GNDの4者の接続関係の
みであるので、この部分だけを説明する。
【0024】接点ピン110はコモンパターンに相対す
る接点ピンであり、図6、図7における接点ピン11と
同一である。接点ピン110はGNDに接続されるとと
もにパトローネ在否スイッチ101の一端を構成する。
パトローネ在否スイッチ101は、図5、図6で接点ピ
ンのつば部11aとフレキシブルプリント基板16上の
導電パターン17aとで構成していたパトローネ在否ス
イッチと同一のものであり、接点ピンのつば部11a側
が回路図のGNDに、プリント基板上の導電パターン1
7a側がプルアップ抵抗の付いたμC102の入力ポー
トP0に接続される。
【0025】図8の電気回路の動作は、第1の実施例の
ための図5のフローチャートの一部を置き換えるだけで
説明することが出来る。図5のフローチャートにおい
て、F1で入力ポートP0の電位をチェックし、これの
H/Lによって分岐先を異ならしめているが、第2の実
施例においてはこのF1の分岐先を逆にするだけでよ
い。すなわち、ポートP0がLの場合は接点ピン11が
押し込まれずにパトローネ在否スイッチが短絡状態にあ
るということで、F6へ進みパトローネ非装填と判断す
る。逆のP0がHであった場合、F2でパトローネ非装
填と判断する。その他の動作は第1の実施例の場合と同
じである。
【0026】なお、図8の電気回路構成は、第1の実施
例のようにパトローネ非装填でオフ、パトローネ装填で
オンというパトローネ在否スイッチを有する実施例に変
更有効な電気回路であり、この場合の動作フローチャー
トは第2の実施例において説明したものと全く同じであ
る。
【0027】次に第3のフィルム情報読取り装置に対応
する第3の実施例を説明する。第3の実施例は、機械的
な構成としてコモンパターン以外のDX接点に対して、
図2、図3の在否スイッチを適用した構成とする。すな
わち、図2、図3において1が例えばDXコードのコモ
ンパターンの隣のパターンに相対する接点ピンであり、
2、4、5、6はこの接点ピンに対応する位置に設けら
れる。
【0028】図9は本発明の第3の実施例におけるDX
接点まわりの電気回路を示した回路図である。μC10
2は、電源103により給電される。110〜115は
それぞれパトローネ201のDXコードパターン210
〜215に相対する6つの接点ピンであり、このうち接
点ピン110はコモンパターンに相対する接地用接点ピ
ンであり、回路のGNDに接続される。その隣の接点ピ
ン111は、図2、図3における接点ピン1と同一であ
る。読取用接点手段である5接点111〜115はそれ
ぞれプルアップ抵抗105〜109によって電源の正極
からプルアップされて、それぞれμC102(情報読取
り手段および検出手段)の入力端子(入力ポート)P1
〜P5に接続される。ただしこのうちポートP1だけは
出力ポートにもなる機能を有するポートとする。接点ピ
ン111にはさらにパトローネ在否スイッチ101の一
端が接続され、その他端がプルアップ抵抗104によっ
てプルアップされた入力ポートPAに接続される。パト
ローネ在否スイッチ101は図2等で接点ピン1と板バ
ネ2とで構成されるスイッチと同一で、パトローネ装填
によって短絡状態になるスイッチであり、板バネ2側が
検出用端子であるポートPAに接続される。
【0029】図9電気回路の動作を図10のフローチャ
ートに沿って説明する。図10のフローチャートはμC
102のプログラムのうち、図5に相当するDXチェッ
クルーチンを示したものである。まず最初にF11にお
いてコモンの隣のパターンに相対する接点につながる入
力ポートP1を出力モードに切り換えてL電位を出力す
る。F12で入力ポートPAの電位をチェックし、これ
がLの場合はパトローネ在否スイッチが短絡状態にある
ということであるので、F13へ進みパトローネ装填と
判断する。逆にPAがHであった場合は、F18でパト
ローネ非装填と判断する。パトローネ装填の場合はF1
3からF14へと進み、ポートP1を入力モードに切り
換えて、F15においてP1〜P5の5接点が全部Hで
あるかどうかをチェックして、全部Hであった場合は装
填されたパトローネがnon −DXフィルムであると判断
し、どれか1接点でもLの場合はF16へ進んでP1〜
P5の5接点の状態を読み取りDXコードをデコードし
て、DXコードによるフィルム感度情報をRAMに格納
してリターンする。F12からF18でパトローネ非装
填と判断した場合と、F15からF19でnon −DXフ
ィルム装填と判断した場合は、F20へ進んでDXコー
ドによるフィルム感度を格納するRAMの内容をクリア
してリターンする。
【0030】以上のように第3の実施例においては、コ
モンパターン以外のどの1つの接点を用いても、その接
点の電位を読み取るべきマイクロコンピュータのポート
をパトローネ在否スイッチの状態を検出する時と、DX
コードを読み取る時とで入出力を切り換えて別の1つの
入力ポートでパトローネ在否スイッチの状態を読み取る
ことで、両方の情報を得ることが出来る。
【0031】第3のフィルム情報読取り装置に対応する
第4の実施例は、第3の実施例の考え方を図6、図7の
機械的構成に適用したものであり、やはりコモンパター
ン以外の1つの接点ピンに対して図6、図7の構成を設
ける。
【0032】電気的には、図9の構成をそのまま適用で
きる。パトローネ在否スイッチ101は図6、図7にお
ける接点ピンのつば部11aとプリント基板の導電パタ
ーン17aによって形成されるスイッチで、パトローネ
装填によって開放状態となるスイッチであり、導電パタ
ーン17a側がポートPAに接続される。
【0033】第4の実施例における電気回路の動作は、
図10フローチャートのF12の判定結果を逆にするだ
けでよい。すなわちポートPAがLの場合はF8へ進み
パトローネ非装填と判断し、PAがHの場合はF3へ進
み、パトローネ装填と判断する。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、機械的に
は従来からのDXコードを読み取るための接点構造にス
イッチ手段、(図2の板バネ2、図6のつば部11a、
と導電パターン17a)をひとつ追加するだけでよく、
さらに電気的には該スイッチ部材からの信号を回路に導
くための手段と、信号を読み取るための検出手段を追加
するだけで、パトローネ装填の有無を検出してカメラが
情報として保有することが出来るので、簡単な構成で不
必要な空送り動作を行なうことなくシャッターの試し切
りをすることが可能になる。また、空送りを試みなくて
もパトローネの装填が検出できるので、フィルム装填の
表示等もより忠実なものにすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第3のフィルム情報読取り装置
の概念図。
【図2】本発明の第1の実施例の機械的な構成を示す断
面図。
【図3】本発明の第1の実施例の機械的な構成を示す断
面図。
【図4】本発明の第1の実施例の電気的な構成を示す回
路図。
【図5】本発明の第1実施例の電気回路のマイクロコン
ピュータのフローチャート。
【図6】本発明の第2の実施例の機械的な構成を示す断
面図。
【図7】本発明の第2の実施例の機械的な構成を示す断
面図。
【図8】本発明の第2の実施例の電気的な構成を示す回
路図。
【図9】本発明の第3の実施例の電気的な構成を示す回
路図。
【図10】本発明の第3の実施例の電気回路のマイクロ
コンピュータのフローチャート。
【符号の説明】
1・・・・・・接点ピン 2・・・・・・板バネ 3・・・・・・パトローネ室ハウジング 7・・・・・・裏蓋 8・・・・・・パトローネ 101・・・・・・フィルム在否スイッチ 102・・・・・・マイクロコンピュータ 103・・・・・・電源 110〜115・・・・・・接点ピン 11・・・・・・接点ピン 11a・・・・・・つば部 12・・・・・・コイルバネ 13・・・・・・パトローネ室ハウジング 14・・・・・・座 16・・・・・・プリント基板 16a・・・・・・プリント基板の第1の枝部 16b・・・・・・プリント基板の第2の枝部 17a、17b・・・・・・導電パターン

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パトローネ室の内壁面に配置され、パト
    ローネの外壁に設けられたフィルム情報表示用コードに
    対して付勢され当接する複数の接点手段と、前記複数の
    接点手段のうち前記情報表示用コードのグランドパター
    ンに当接する接地用接点手段を除いた読取用接点手段に
    それぞれ接続される複数の入力端子を有し、該入力端子
    の電位を検出してフィルム情報を読取る情報読取り手段
    とからなるフィルム情報読取り装置であって、 前記パトローネが装填されて前記複数の接点手段が前記
    パトローネによって前記内壁面に押し込まれた場合に、
    前記接地用接点手段を接地ラインに導通し、パトローネ
    が装填されず前記接点手段が前記内壁面から突出した場
    合に、前記接地用接点手段と前記接地ラインとの導通を
    切るスイッチ手段と、 前記接地用接点手段に接続されて該接地用接点手段の電
    位を検出し、この電位にもとづいてパトローネの在・否
    を検出する検出手段とからなることを特徴とするフィル
    ム情報読取り装置。
  2. 【請求項2】 パトローネ室の内壁面に配置され、パト
    ローネの外壁に設けられたフィルム情報表示用コードに
    対して付勢され当接する複数の接点手段と、前記複数の
    接点手段のうち前記情報表示用コードのグランドパター
    ンに当接する接地用接点手段を除いた読取用接点手段に
    それぞれ接続される複数の入力端子を有し、該入力端子
    の電位を検出してフィルム情報を読取る情報読取り手段
    とからなるフィルム情報読取り装置であって、 電位検出用の検出端子を有し、この検出端子の電位にも
    とづいてパトローネの在・否を検出する検出手段と、 前記パトローネが装填されて前記複数の接点手段が前記
    パトローネによって前記内壁面に押し込まれた場合に、
    前記検出端子を接地ラインに導通し、パトローネが装填
    されず前記複数の接点手段が前記内壁面から突出した場
    合に、前記検出端子と接地ラインとの導通を切るスイッ
    チ手段とからなることを特徴とするフィルム情報読取り
    装置。
  3. 【請求項3】 パトローネ室の内壁面に配置され、パト
    ローネの外壁に設けられたフィルム情報表示用コードに
    対して付勢され当接する複数の接点手段と、前記複数の
    接点手段のうち前記情報表示用コードのグランドパター
    ンに当接する接地用接点手段を除いた読取用接点手段に
    それぞれ接続される複数の入力端子を有し、該入力端子
    の電位を検出してフィルム情報を読取る情報読取り手段
    とからなるフィルム情報読取り装置であって、 電位検出用の検出端子を有し、この検出端子の電位にも
    とづいてパトローネの在・否を検出する検出手段と、 前記パトローネが装填されて前記複数の接点手段が前記
    パトローネによって前記内壁面に押し込まれた場合に、
    前記検出端子と接地ラインとの導通を切り、パトローネ
    が装填されず前記複数の接点手段が前記内壁面から突出
    した場合に、前記検出端子を接地ラインに導通するスイ
    ッチ手段とからなることを特徴とするフィルム情報読取
    り装置。
  4. 【請求項4】 パトローネ室の内壁面に配置され、パト
    ローネの外壁に設けられたフィルム情報表示用コードの
    うちグランドパターンに対して付勢され当接する接地用
    接点手段と、 パトローネ室の内壁面に配置され、パトローネの外壁に
    設けられたフィルム情報表示用コードのうちグランドパ
    ターンを除くパターンに対して付勢され当接する読取用
    接点手段と、 電位検出用の検出端子を有し、前記読取用接点手段のう
    ち所定の読取用接点手段の電位を検出する検出手段と、 前記読取用接点手段にそれぞれ接続された複数の入力端
    子を有し、前記入力端子の電位を検出してフィルム情報
    を読取る情報読取手段であって、前記所定の読取用接点
    手段に接続された所定の入力端子を、接地ラインの電位
    の出力ポートと電位検出を行なう入力ポートとに所定時
    間ごとに交互に切換可能である情報読取手段と、 前記パトローネが装填されて前記接地用接点手段又は前
    記読取用接点手段が前記パトローネによって前記内壁面
    に押し込まれた場合に、前記所定の入力端子を前記検出
    端子に導通し、パトローネが装填されずに前記接地用接
    点手段又は前記読取用接点手段が前記内壁面から突出し
    た場合に、前記所定の入力端子と前記検出端子との導通
    を切るスイッチ手段とを有し、前記所定の入力端子が出
    力ポートになった時の前記検出端子の電位にもとづいて
    パトローネの在・否を検出することを特徴とするフィル
    ム情報読取り装置。
  5. 【請求項5】 パトローネ室の内壁面に配置され、パト
    ローネの外壁に設けられたフィルム情報表示用コードの
    うちグランドパターンに対して付勢され当接する接地用
    接点手段と、 パトローネ室の内壁面に配置され、パトローネの外壁に
    設けられたフィルム情報表示用コードのうちグランドパ
    ターンを除くパターンに対して付勢され当接する読取用
    接点手段と、 電位検出用の検出端子を有し、前記読取用接点手段のう
    ち所定の読取用接点手段の電位を検出する検出手段と、 前記読取用接点手段にそれぞれ接続された複数の入力端
    子を有し、前記入力端子の電位を検出してフィルム情報
    を読取る情報読取手段であって、前記所定の読取用接点
    手段に接続された所定の入力端子を、接地ラインの電位
    の出力ポートと電位検出を行なう入力ポートとに所定時
    間ごとに交互に切換可能である情報読取手段と、 前記パトローネが装填されて前記接地用接点手段又は前
    記読取用接点手段が前記パトローネによって前記内壁面
    に押し込まれた場合に、前記所定の入力端子と前記検出
    端子との導通を切り、パトローネが装填されずに前記接
    地用接点手段又は前記読取用接点手段が前記内壁面から
    突出した場合に、前記所定の入力端子を前記検出端子に
    導通するスイッチ手段とを有し、前記所定の入力端子が
    出力ポートになった時の前記検出端子の電位にもとづい
    てパトローネの在・否を検出することを特徴とするフィ
    ルム情報読取り装置。
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