JP3295820B2 - 扉開閉規制装置 - Google Patents
扉開閉規制装置Info
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Description
箱などの電気機器盤の扉開閉規制装置に関する。
気機器盤では、安全上、電源の遮断装置を遮断して主扉
を開けないと、他の副扉が開けられないようにした、扉
規制開閉装置がある。
ば、主扉には、遮断装置に連動する外部操作ハンドルが
設けられ、副扉には、通電により施錠され、電源遮断に
より解錠される電磁ソレノイド手段が設けられていた。
来の扉規制開閉装置においては、各扉を閉じるのは自在
であり、副扉が開かれたまま、主扉を閉じることができ
る。そのため、副扉が開かれた状態で電気機器盤内が活
線状態になるという問題があった。
されたものであり、その目的とするところは、副扉が開
けられた状態で主扉を閉じられないようにした電気機器
盤の扉開閉規制装置を提供しようとするものである。
れたものであり、主扉および少なくとも1個の副扉を有
する電気機器盤の扉開閉規制装置であって、前記主扉お
よび副扉に平行して設けられ、扉閉じ位置と扉開き位置
との間を移動可能な1本の連結棒と、前記主扉の内方に
おいて前記連結棒に突設されたハンドルであって、外部
操作により、ほぼ直立状態となる扉閉じ位置と前記電気
機器盤の外方へ突出してほぼ水平状態となる扉開き位置
との間を移動し、前記連結棒をその扉閉じ位置と扉開き
位置との間で移動させるハンドルと、前記各副扉の内面
に取付けられたロック部材と、前記連結棒に取付けら
れ、該連結棒が扉閉じ位置と扉開き位置との間を移動す
ることによって、扉閉じ位置と扉開き位置との間を移動
する係合リングであって、扉閉じ位置へ移動したとき、
前記ロック部材に嵌入して前記副扉をロックし、扉開き
位置へ移動したとき、前記ロック部材から外れて前記副
扉を開放可能にする係合リングと、前記副扉の内方に前
記係合リングと係合可能に設けられた阻止部材であっ
て、前記係合リングが扉開き位置にあるときに前記副扉
が開けられると、前記係合リングと係合して前記連結棒
の扉閉じ位置への移動を阻止し、また、前記係合リング
が扉開き位置にあるときに前記副扉が閉じられると、前
記ロック部材に押圧されて前記係合リングとの係合が解
除され前記連結棒の扉閉じ位置への移動を許容する阻止
部材とを備え、前記主扉および副扉が閉じられた状態に
あるとき、前記ハンドル、連結棒および係合リングは、
それぞれ扉閉じ位置にあり、前記係合リングは前記ロッ
ク部材に嵌入して前記副扉はロックされており、前記主
扉が開けられた後、外部操作により前記ハンドルが扉閉
じ位置から扉開き位置へ移動すると、該ハンドルは前記
電気機器盤の外方へ突出してほぼ水平状態となり前記主
扉を閉じることを不可能にするとともに、前記連結棒が
扉開き位置へ移動し、前記係合リングが前記ロック部材
から外れて前記副扉が開放可能な状態となり、その後、
前記副扉が開けられると、前記阻止部材が前記係合リン
グと係合し、前記連結棒の扉閉じ位置への移動が阻止さ
れ、前記ハンドルを扉閉じ位置へ移動する外部操作が不
可能な状態となり、 その後、前記全ての副扉が閉じられ
たとき、前記阻止部材の前記係合リングとの係合が全て
解除され、前記連結棒の扉閉じ位置への移動が許容さ
れ、前記ハン ドルを扉閉じ位置へ移動する外部操作が可
能な状態となり、その後、外部操作により前記ハンドル
が扉閉じ位置へ移動すると、前記連結棒が扉閉じ位置へ
移動し、前記係合リングが前記ロック部材に嵌入して前
記副扉がロックされることを特徴とする扉開閉規制装置
である。
明する。
を適用した電気機器盤の一部破断平面図、図2は一部破
断正面図である。
1は、ユニットの制御箱1a,1b,1cからなり、中
央部の制御箱1aには、主扉2と副扉2aとが両開き状
に設けられ、両側部の制御箱1b,1cにはそれぞれ副
扉2b,2cが設けられている。
源を遮断する遮断装置(図示省略)が装備されており、
主扉2の外面には、その遮断装置に連動するとともに、
主扉2をロック可能な遮断装置外部操作ハンドル5が設
けられている。また、主扉2,副扉2b,2cには、そ
れぞれ取っ手3およびドライバーで開閉操作するロック
機構6,6が設けられている。
は、連結棒10と連結棒10に突設されたハンドル13
と、連結棒10に取付けられた3個の係合リング20
と、副扉2a,2b,2cの内面にそれぞれ取付けられ
た3個のロック部材22と、各係合リング20にそれぞ
れ係合可能に設けられた3個の阻止部材27とを備えて
構成されている。
箱本体1内底部を主扉2,副扉2a,2b,2cに平行
して配設されている。この連結棒10は、制御箱1a,
1b,1c底部にそれぞれ設けられた基板12に、それ
ぞれ棒支持部材11を介して回動かつ軸線方向へ移動可
能に設けられている。
10の所定位置に直角方向に突設されており、ハンドル
13には、ハンドルガイド14が設けられている。
操作移動を案内するガイド溝15を備え、取付板16を
介して制御箱1a底部に取付けられている。そして、ハ
ンドル13を上方へ直立した扉閉じ位置と、その位置よ
り軸線方向右方へ移動して、前方へ水平状態となる扉開
き位置とを取り得るように構成されている。
17が嵌装されるとともに、カラー17とレバーガイド
14との間にコイルばね18が介装されて、連結棒10
が軸線左方向へ付勢されている。
個の係合リング20が、副扉2a,2b,2cに相対し
た連結棒10の所定位置に、それぞれ外嵌されて固着さ
れている。
可能な係合孔23および係合孔23の先端部への切欠き
状開口である遊嵌口24を有し、遊嵌口24は、係合孔
23の直径よりも小さく、連結棒10の直径よりも大き
い開口幅に形成されている。そして、3個のロック部材
22は、それぞれ取付部材25を介して、副扉2a,2
b,2cの内面に取付けられて、副扉2a,2b,2c
が閉じられたとき、係合孔23の中心が連結棒10の軸
線と一致するように設けられている。
付ヒンジ28により連結棒10の軸線方向に付勢されて
おり、3個の阻止部材27は、それぞれ支持部材29を
介して、上述の基板12に取付けられている。そして、
各係合リング20が扉開き位置にあるとき、各阻止部材
27は、ばね付ヒンジの付勢力により連結棒10に当接
するとともに、各係合リング20の一端に係合して、連
結棒10の軸線方向への移動を阻止するように形成され
ている。また、副扉1a,1b,1cが閉じられた状態
では、各ロック部材22の先端部が各阻止部材27を押
圧して後退させ、各係合リング20との係合を解除する
ように形成されている。
置の動作を説明する。
扉2a,2b,2cは、扉開閉規制装置によりロック状
態にある。このとき、各係合リング20は、扉閉じ位置
にあってロック部材22の係合孔23内に嵌入しロック
している。また、主扉2は、遮断装置外部操作ハンドル
5およびロック機構6によりロックされており、副扉2
b,2cもそれぞれのロック機構6によりロックされて
いる。
は、まず各ロック機構6をドライバーで操作し、それぞ
れのロックを解除し、遮断装置外部操作ハンドル5をオ
フ操作する。これにより、制御箱本体1の電源は遮断さ
れ、主扉2のロックが解除されて、主扉2を開けること
ができる。
扉開き位置へ操作すると、連結棒10は右方へ移動す
る。それに伴って、各係合リング20が扉開き位置へ移
動し、各ロック部材22の係合孔23から抜脱し、嵌入
ロックを解除する。それにより、各副扉2a,2b,2
cは、それぞれ随意に開けることができる。
れぞれのロック部材22は、その遊嵌口24が連結棒1
0に遊嵌状態となって後退する。また、各阻止部材27
は、ばね付ヒンジ28の付勢力により、前方へ傾動して
連結棒10に当接するとともに、各係合リング20の一
端にそれぞれ係合して、連結棒10の軸線左方向への移
動を阻止する。そして、扉開き位置で水平状態で制御箱
1a外方へ突出したハンドル13は、主扉2が閉じられ
るのを規制している。
合は、まず、副扉2a,2b,2cを閉じると、各ロッ
ク部材22は、遊嵌口24が連結棒10に遊嵌状態とな
って進出する。これに伴って、各ロック部材22は、そ
れぞれ各阻止部材27を押圧して後退させ、阻止部材2
7と係合リング20端との係合を解除する。
すると、連結棒10は左方へ移動し、各係合リング20
が扉閉じ位置へ移動して、各ロック部材22は各係合孔
23内に嵌入する。このとき、ハンドル13は直立した
扉閉じ位置に移動し、主扉2を閉じることができる。従
って、副扉2a,2b,2cを閉じないと、主扉2を閉
じることはできない。
ン操作し、主扉2をロックするとともに、制御箱本体1
の電源を通電し、各ロック機構6をロックする。
定されることなく、この発明の技術的思想から逸脱しな
い範囲において、その実施態様を変更することができ
る。例えば、副扉の数は自由に設定することができる。
その場合、係合リング,ロック部材,阻止部材の増減に
より対応することができる。
た収納庫や、建物等において並設された複数の扉に適用
することもできる。これにより、主扉に設けられた1個
の錠前の施錠,解錠に関連して、複数の副扉の開閉を規
制し、副扉の閉め忘れを防止することができる。
制装置によれば、各扉が開けられた状態において、主扉
を閉じることができないように構成されているので、副
扉が開けられたままや、不完全な扉閉じ状態で主扉を閉
じることができない。
した遮断装置をオン操作することができず、電気機器盤
内が活線状態になることを防止できる。
御箱の一部破断平面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 主扉および少なくとも1個の副扉を有す
る電気機器盤の扉開閉規制装置であって、 前記主扉および副扉に平行して設けられ、扉閉じ位置と
扉開き位置との間を移動可能な1本の連結棒と、前記主扉の内方において前記連結棒に突設されたハンド
ルであって、外部操作により、ほぼ直立状態となる扉閉
じ位置と前記電気機器盤の外方へ突出してほぼ水平状態
となる扉開き位置との間を移動し、前記連結棒をその扉
閉じ位置と扉開き位置との間で移動させる ハンドルと、前記各副扉の内面に取付けられたロック部材と、 前記連結棒に取付けられ、該連結棒が扉閉じ位置と扉開
き位置との間を移動することによって、扉閉じ位置と扉
開き位置との間を移動する係合リングであって、扉閉じ
位置へ移動したとき、前記ロック部材に嵌入して前記副
扉をロックし、扉開き位置へ移動したとき、前記ロック
部材から外れて前記副扉を開放可能にする係合リング
と、 前記副扉の内方に前記係合リングと係合可能に設けられ
た阻止部材であって、前記係合リングが扉開き位置にあ
るときに前記副扉が開けられると、前記係合リングと係
合して前記連結棒の扉閉じ位置への移動を阻止し、ま
た、前記係合リングが扉開き位置にあるときに前記副扉
が閉じられると、前記ロック部材に押圧されて前記係合
リングとの係合が解除され前記連結棒の扉閉じ位置への
移動を許容する阻止部材とを備え、 前記主扉および副扉が閉じられた状態にあるとき、前記
ハンドル、連結棒および係合リングは、それぞれ扉閉じ
位置にあり、前記係合リングは前記ロック部材に嵌入し
て前記副扉はロックされており、 前記主扉が開けられた後、外部操作により前記ハンドル
が扉閉じ位置から扉開き位置へ移動すると、該ハンドル
は前記電気機器盤の外方へ突出してほぼ水平状態となり
前記主扉を閉じることを不可能にするとともに、前記連
結棒が扉開き位置へ移動し、前記係合リングが前記ロッ
ク部材から外れて前記副扉が開放可能な 状態となり、 その後、前記副扉が開けられると、前記阻止部材が前記
係合リングと係合し、前記連結棒の扉閉じ位置への移動
が阻止され、前記ハンドルを扉閉じ位置へ移動する外部
操作が不可能な状態となり、 その後、前記全ての副扉が閉じられたとき、前記阻止部
材の前記係合リングとの係合が全て解除され、前記連結
棒の扉閉じ位置への移動が許容され、前記ハンドルを扉
閉じ位置へ移動する外部操作が可能な状態となり、 その後、外部操作により前記ハンドルが扉閉じ位置へ移
動すると、前記連結棒が扉閉じ位置へ移動し、前記係合
リングが前記ロック部材に嵌入して前記副扉がロックさ
れる ことを特徴とする扉開閉規制装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11619793A JP3295820B2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 扉開閉規制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11619793A JP3295820B2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 扉開閉規制装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06335120A JPH06335120A (ja) | 1994-12-02 |
JP3295820B2 true JP3295820B2 (ja) | 2002-06-24 |
Family
ID=14681245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11619793A Expired - Lifetime JP3295820B2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 扉開閉規制装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3295820B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016017031A1 (ja) * | 2014-08-01 | 2016-02-04 | コマツ産機株式会社 | 機器盤の扉構造 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4503156B2 (ja) * | 2000-09-04 | 2010-07-14 | 株式会社森精機製作所 | 制御盤 |
JP6297510B2 (ja) * | 2015-01-29 | 2018-03-20 | コマツNtc株式会社 | 扉のインターロック装置 |
KR102291589B1 (ko) * | 2019-11-14 | 2021-08-20 | 김형준 | 컨트롤박스용 도어 시건장치 |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP11619793A patent/JP3295820B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016017031A1 (ja) * | 2014-08-01 | 2016-02-04 | コマツ産機株式会社 | 機器盤の扉構造 |
JPWO2016017031A1 (ja) * | 2014-08-01 | 2017-05-18 | コマツ産機株式会社 | 機器盤の扉構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06335120A (ja) | 1994-12-02 |
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