JP3295022B2 - プラスチックフィルムの切断装置 - Google Patents

プラスチックフィルムの切断装置

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JP3295022B2
JP3295022B2 JP24182997A JP24182997A JP3295022B2 JP 3295022 B2 JP3295022 B2 JP 3295022B2 JP 24182997 A JP24182997 A JP 24182997A JP 24182997 A JP24182997 A JP 24182997A JP 3295022 B2 JP3295022 B2 JP 3295022B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラスチックフィル
ムに主として不連続切断線を加工するための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ゴミ袋や買い物袋で代表されるプラスチ
ックフィルム製の袋Pは、図6(a)や図7(a)のよ
うに結縛用や持ち運びのための突片部pを有しているこ
とが多い。プラスチックフイルム袋はガゼット付きまた
はガゼツトなしのチューブ状プラスチックフイルムを所
定ピッチずつ送り、熱シールと切断を行って作られるの
で、前記突片部pもこのインライン製袋方式で作られこ
とが好ましい。かかる突片や取手類をインラインで各送
りピッチごとに形成する場合には、一般に、図6(b)
や図7(b)のようにチューブ状プラスチックフイルム
Fに所望の平面形状の切断線Cを施すことが必要であ
る。しかし、従来の切断装置は、フイルムの移動経路上
にスポンジで代表される可縮性弾性体からなる受台を配
し、この受台の上方に切断刃を吊持したプレス機構を配
し、フイルムのピッチ送りが停止された状態でプレス機
構を作動して切断刃を受台に強接させることで切断線を
形成していた。
【0003】しかしながらこのような構造では切断刃の
刃先が短期間で摩耗しやすいため、高価な切断刃を頻繁
に交換しなければならず、その切断刃交換のあいだ製袋
作業ができなくなるため、生産性が低下するという問題
があった。この対策として、切断刃の平面輪郭に対応す
る輪郭の挿入溝を受台に形成しておいても、受台はスポ
ンジなどの弾性体からなっており、毎回の切断刃下降時
にフイルムが挿入溝開口の弾性材質からなるエッジに局
部的に強接するため、切断加工回数の増加とともに前記
エッジ部分にだれや摩耗が生ずる。このため、フイルム
がピンと緊張されず切断刃の下降時にフイルムが切断刃
とともに挿入溝内にV状に押し込まれ、溝内の奥の部位
で切断刃がフイルムに接して切断線が入れられることに
なる。しかも、切断カスが挿入溝の底に次第に堆積して
切断刃の進入する十分な深さを維持することが困難にな
る。このため、確実にきれいな切断線が入れられなくな
るとともに、やはり切断刃の切れ味が早期に低下すると
いう問題がある。また、チューブ状プラスチックフィル
ムの加工法として、フイルム幅方向やフイルム長手方向
にスリット状の切断線を入れたりすることも多いが、こ
の場合にも、従来では前述したような構造の切断装置が
用いられていたため、きれいな切断線を長期にわたって
確実、安定的に加工することが困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
課題を解決するために創案されたもので、その目的とす
るところは、極めて簡単な構造により、フイルムの厚さ
や腰の強さ等にかかわりなく長期に渡ってきれいな切断
線を施すことができ、切断刃の寿命を長く保つことがで
きるプラスチックフィルム切断装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、切断刃受と該切断刃受と対峙し駆動手段によ
り昇降されプラスチックフイルムを切断する切断刃具と
を備えたプレス式切断装置において、切断刃受が硬質体
からなり、該切断刃受が、切断刃具と対向する平坦な上
面を有するとともに該上面の切断刃具の切刃部に対応す
る領域に、切刃部の平面的な輪郭と相似しかつ切断刃幅
よりも広い平坦な頂面を備えかつ縁部がなだらかな曲線
によって前記上面に連接した突起条を有し、該突起条の
頂面から下方に切刃部の挿脱を許容する刃逃がし溝を形
成しており、切断刃具側には、プラスチックフイルムを
前記上面とで挟持するとともに切断加工予定領域を前記
突起条に押し付けてテンションを付与するための可縮板
を備えた押え機構を配したことを特徴としている。前記
押え機構は、切断刃具を固定したマウント台から吊持さ
れた硬質な押圧板とこれの表面に張設された可縮板、前
記マウント台と前記押圧板との間に介装され押圧板を付
勢する弾性材とを有し、押圧板と可縮板が切刃部の平面
輪郭と略一致し切刃部の自由な挿脱を許す条溝を有して
いる構成が好適である。
【0006】
【作用】本発明による切断装置は、通常、製袋機のフイ
ルム送り経路上に設置される。プラスチックフイルム
は、送りにより切断刃受とプラスチックフイルム受け機
構の上に乗せられる。この状態で駆動手段を作動する
と、切刃部よりも突出している押え機構の可縮板がプラ
スチックフイルムに接し、これを切断刃受の表面から突
出している突起条の頂面に押しつける。突起条が硬質で
あるため可縮板は弾性変形して突起条の形状に倣うた
め、プラスチックフイルムは摩擦的に位置保持されると
同時に、可縮板の圧縮変形によって切断予定部位の近傍
は、プラスチックフイルム固有の弾力性によりテンショ
ンがかけられ、突起条の頂面上にピンと張られる。つい
で、切断刃具が下降することにより切刃部は突起条の刃
逃がし溝に進入するが、その進入開始時に前記のように
ピンとテンションがかけられた状態のプラスチックフイ
ルムに切刃が当たるため、確実にかつきれいに切断線が
施される。それとともにテンションがかけられた状態で
切刃部がプラスチックフイルムに接して切断線が入れら
れるため、切断刃具の切れ味が長期にわたって持続し、
寿命を長くすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を添付図面に
基いて説明する。図1ないし図4は本発明によるプラス
チックフィルムの切断装置の実施例を示している。1は
ベースであり、製袋機機体のフイルム送り経路上に固定
される、該ベース1には少なくとも4隅に支柱2が立設
されており、それら支柱2に天板3を固定することでフ
レームが構成されている。このフレームの前記ベース1
上にチューブ状のプラスチックフイルムFの幅Wよりも
適度に大きな幅を有する切断刃受(受けダイ)4が固定
されている。前記天板3にはアクチュエータ5が配され
ており、その作動部50にはマウント台6が固定され、
該マウント台6は4隅に設けたガイドピン60が天板3
に貫挿されることにより平衡を保ちながら昇降可能とな
っている。アクチュエータ5はこの実施例では流体圧シ
リンダが用いられているが、これに限定されるものでは
なく、クランク機構など任意である。マウント台6の下
側には切断刃具7が固定されるとともに、切断刃具7の
近傍にはチューブ状のプラスチックフイルムFを前記切
断刃受4に押圧するための押え機構8が取り付けられて
いる。
【0008】切断刃具7の刃形状や輪郭形状は任意であ
る。この実施例では、図6(a)に示すような突部p,
pを有するプラスチック袋得るため、切断刃具7は図2
(c)のように全体として平面略W状ないしは縦E状の
輪廓をなしており、下端の切刃部70は、この例では連
続切断用切刃部分70aと不連続切断用切刃部分70b
が一連に組み合わされた形態となっている。連続切断用
切刃部分70aは、チューブ状プラスチックフイルムF
の送り方向と平行な方向の4部位(Wの左右の立上り線
部分と内側の立上り線部分)に形成され、不連続切断用
切刃部分70bは、チューブ状プラスチックフイルムF
の送り方向と交差する方向の3部位(Wの各立上り線部
分の基部)に形成されている。 前記連続切断用切刃部
分70aは、図2(d)のように正面からみて山谷が連
続した形状をなし、不連続切断用切刃部分70bは、各
谷の付け根に所要幅のスリット700を有しており、こ
のスリット700によりチューブに切断されていない部
分が残存させられるものである。
【0009】なお、チューブ状プラスチックフイルムF
が図示するもののようなガゼット付きの場合、チューブ
幅方向で最外側の部分に対する連続切断用切刃部分70
aは図6(b)のようにガゼットfg,fgの折り畳み
先端ラインよりも外側に位置するように設けられること
が好ましい。切断刃具7は前記切刃部よりも上域の部分
がブロック状のマウント部材60に取り付けねじによっ
て固定されている。マウント部材60はマウント台6に
固定されており、平面的に切断刃具7と同輪廓をなして
いる。
【0010】切断刃受4は金属などの硬質剛性材料から
なっており、チューブ状のプラスチックフイルムFより
も幅が広い盤状をなしている。そして、上面すなわち切
断刃具7と対向する上面41は基本的に平坦面となって
いるが、前記切断刃具7の切刃部70に対応する領域だ
けが、切刃部70の平面輪郭と相似した平面輪郭形状の
突起条40が設けられている。前記突起条40は、フイ
ルムを横にピンと張ることができるようにするため、切
断刃具7の切刃部70の刃幅に対してたとえば50倍以
上の幅を有し、頂面400は直線状ないしごくゆるい曲
率状をなし、そうした頂面400の両縁は比較的なだら
かな曲線401,401によって切断刃受4の上面41
に連接されている。前記頂面400から下方に切刃部7
0の刃幅よりも幅の広い刃逃げ溝42を有している。そ
の刃逃げ溝42は切断刃受4を貫いており、切断刃受4
の下のベース1には刃逃げ溝42に対応するカス収容溝
100が形成されている。
【0011】押え機構8は、前記突起条40と協働して
プラスチックフイルムにテンションを形成するためのも
ので、切断刃受4に対向する押圧板8aと、マウント台
6を貫通し下端に前記押圧板8aを固定した複数本の吊
軸8dと、押圧板8aとマウント台6の間に介装され押
圧板8aを付勢するコイルバネやウレタンなどの弾性材
8cとを有し、押圧板8aと可縮板8bは常態において
切刃部の刃先よりも下方に位置するようにセットされて
いる。前記押圧板8aは、金属板等の硬質剛性材料から
なり、押圧板8aの下面には所要厚さの可縮板8bが張
設されている。可縮板8bとしては適度に軟質の耐摩耗
性ゴム板が好適であるが、場合によってはスポンジでも
よい。前記押圧板8aと可縮板8bは、図2(b)と図
3のように、切刃部70の平面輪郭と略一致し切刃部7
0の自由な挿脱を許す条溝80,81を有している。弾
性材8cは前記弾性部材8bのばね力(弾性)よりも適
度に勝るようなばね力のものが使用されている。
【0012】上記態様は本発明のあくまでも例であり、
切刃部70は連続切断用切刃部分70aと不連続切断用
切刃部分70bの組み合わされた複合型であるという限
定はなく、連続切断用切刃部分70aだけ、あるいは図
7(a)の製品を得る場合には図7(b)のように不連
続切断用切刃部分70bからなっていてもよい。また、
連続切断用切刃部分も図示するような三角状の連続した
ものでなく、スリット形成用のナイフ刃となっていてい
るものを含む。また、切刃部70の平面輪郭も限定され
ず、直線状、円形状などを含む。この場合には突起条4
0と押え機構8の条溝80,81はそれぞれ切刃部の平
面輪郭に対応したものが形成される。
【0013】図5は本発明による切断線形成装置の適用
例を示している。aは製袋機の機体であり、これの端部
または後方にはチューブ状のプラスチックフィルムFを
コイル状に巻回した原反Aを装架する架台cが配されて
いる。bは前記機体aの上に装備された本発明による切
断装置であり、前記架台cから引き出されたチューブ状
のプラスチックフィルムFの移動経路上に設けられ、該
チューブ状のプラスチックフィルムFに平面所要形状た
とえばW状、U状など切断線Cを施すようになってい
る。dは前記切断装置bの下流に配された熱シール機構
であり、この例ではロールd1とこれに対向して進退自
在な熱刃d2とからなっていて、W状ないしU状の切断
線Cの下流端ないしその近傍にフイルム幅方向に沿って
2線または1線のシールmを施すようになっている。
【0014】eは前記熱シール機構のさらに下流に設け
られたカット機構であり、前記シールmの近傍(2線シ
ールにあってはシール線間)をフイルム幅方向に切断し
て袋体とするためのものである。カット機構eはこの例
では固定刃e1とこれと協働する可動刃e2からなって
いる。fはこのカット機構の近傍に設けたカット片係留
機構であり、前記のように施した切断線Cで囲まれた領
域kを袋体から切り離すため、前記領域kを係留するた
めのもので、たとえば突き刺しピンf1とこれに切断線
Cで囲まれた領域kを押圧する昇降自在な押圧部材f2
からなっている。gはカット片係留機構fの下流に設け
られた折り畳み機構であり、一対のピンチローラg1と
これの隙間に進退する押込み板g2とを有している。こ
の折り畳み機構gは、前記カット片係留機構fが作動し
て切断線Cで囲まれた領域kを係留させた状態のもとで
作動し、押込み板g2により袋体の長手方向中間部を一
対のピンチローラg1に押し入れることにより袋体を2
つ折りすると同時に引張り力を与え、切断線Cで囲まれ
た領域kを切断線Cに沿って強制的に切断する機能を果
たす。なお、本発明装置の使用位置は、図5の例のよう
に熱シール機構dよりも上流である場合に限定されず、
熱シール機構dの下流に配置して使用されることも含む
のはいうまでもない。
【0015】
【実施例の作用】次に本発明の実施態様の動作と作用を
説明する。第1態様においては、図1(a)のように切
断刃具7と押え機構8が待機位置にある状態で、原反A
から引き出されたチューブ状のプラスチックフイルムF
は、切断刃受4の上に導入され、これを通過するように
機体aの上で前方に延出させられ、ピッチ送り機構に挟
持させられる。この状態が図4(a)であり、チューブ
状のプラスチックフイルムFは切断刃受4の突起条40
に乗せられる。この状態で切断線加工は開始される。ま
ず、アクチュエータ5が作動することによりマウント台
6が降下し、それにより押圧板8aの下面の可縮板8b
がチューブ状のプラスチックフイルムFの上面に接し、
摩擦係数が高い可縮板8bとの摩擦で滑り止めされる。
このときには切断刃具7の切刃部70は、チューブ状プ
ラスチックフイルムFに接触しておらず、押え機構8の
押圧板8aに形成されている条溝80を通って待機して
いる。
【0016】引き続くマウント台6の下降により、押圧
板8aは弾性材8cのばね力によりチューブ状のプラス
チックフイルムFを切断刃受4に押圧する。これが図4
(b)の状態であり、押圧板8aの下面の可縮板8b
は、押圧板8aを付勢している弾性材8cよりも弾性力
が小さいため、可縮板8bは突起条40の頂面400と
同一レベルにあった状態から圧縮変形され始め、これに
よりチューブ状のプラスチックフイルムFの切断線加工
領域fは可縮板8bと突起条40とでしっかりと挟持さ
れる。同時に、上記のように切断線加工領域以外のプラ
スチックフイルム領域は可縮板8bに接して下げられる
ため、相対的に突起条40が突出する形となり、これに
よりチューブ状のプラスチックフイルムFに引張り力が
生じ、切断線加工予定領域fはその弾力性により突起条
40の頂面400でテンションがかけられ、ピンと緊張
した状態になる。また切断線加工予定領域以外の領域は
平坦状となっている可縮板8bと切断刃受4の上面41
とで挟持され、これにより滑り止めされる。そしてこの
状態で引き続きマウント台6が下降すると、切断刃具7
の切刃部70が突起条40の上端に到って、前記のよう
にテンション付加状態の切断線加工予定領域fに接し、
さらに図4(c)のように突起条40の頂面400から
刃逃がし溝42に進入することにより切刃部70がチュ
ーブ状のプラスチックフイルムFの肉厚を貫く。このた
め、チューブ状プラスチックフイルムFが厚くても、薄
くても、また腰が弱くても、確実にかつきれいに目的と
する切断線が加工される。
【0017】切刃部70は刃逃げ溝42に所要深さ進入
した後、アクチュエータ5の上昇動作により刃逃げ溝4
2から脱出し、次いで、押圧板8aが上昇してチューブ
状のプラスチックフイルムFから離間することにより1
サイクルの加工が終わる。上記加工により生じたカスは
刃逃げ溝42からベース1のカス収容溝100に落下す
る。したがってカスの堆積による切刃部70の進入制限
が生じない。本発明においては、突起条40の外側に不
沈自在なフイルム受け機構を有しないため構造が非常に
簡単である。
【0018】図5の例では、チューブ状プラスチックフ
イルムFには全体として平面Wないし縦E輪郭をなした
切断線Cが加工される。その切断線の状態はこの例で
は、山谷の連続した連続切断用切刃部分70aにより図
6(b)のようにチューブ送り方向と平行な方向の4箇
所の連続切断線c1,c2,c3,c4が加工される。
しかし、チューブ送り方向と交差する方向においては、
不連続切断用切刃部分70bのスリット部分では切断が
行われないため、チューブ送り方向と交差する方向は3
箇所に不連続切断線c5,c6,c7が加工される。そ
して、かかる切断線加工以後は、ピッチ送り機構が作動
されてチューブ状のプラスチックフイルムFは前方に移
送され、熱シール機構dにより切断線Cの近傍にフイル
ム幅方向に底シールmが形成され、次いでフイルム幅方
向をカット機構eにより切離し切断され(nは切断分離
線)、袋素体となる。次いで、カット片係留機構fによ
り切断目を施した領域内が係留され、この状態で折り畳
み機構gが作動し、袋素体が2つ折りされることによる
引張り力で切断線Cは完全に切断されて袋素体から分離
除去される。したがって、チューブ状フイルムから一貫
連続的に図6や図7に示すようなプラスチック袋を製造
することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1と2によ
れば、切断刃受4が、切断刃具と対向する平坦な上面4
1を有するとともに該上面41の切断刃具の切刃部70
に対応する領域に、切刃部70の平面的な輪郭と相似し
かつ切断刃幅よりも広い平坦な頂面400を備えかつ縁
部がなだらかな曲線401,401によって前記上面4
1に連接した突起条40を有し、切断刃具側には、プラ
スチックフイルムFを前記上面41とで挟持するととも
に切断加工予定領域を前記突起条40に押し付けてテン
ションを付与するための可縮板8bを備えた押え機構8
が配されているので、突起条40に対する可縮板8bの
弾性変形により切断予定領域のフイルム部分が常に突起
条40の頂面400で強制的にテンションが付与され、
この状態下で切断刃具7の切刃部70をフルムに接触さ
せて切断加工が行われる。このため、比較的簡単な構造
により、フイルムの厚さや腰の強さ等にかかわりなく長
期に渡ってきれいな切断線を施すことができ、切断刃の
寿命を長く保つことができる。しかも構造が非常に簡単
で部品数も少なくてすみ安価に実施できるなどのすぐれ
た効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明によるプラスチックフィルムの
切断装置の実施例を待機状態で示す縦断正面図、(b)
は同じく切断加工時の状態で示す縦断正面図である。
【図2】(a)は図1(a)のX−X線に沿う断面図、
(b)は図1(a)のY−Y線に沿う断面図、(c)は
図1(a)のZ−Z線に沿う断面図、(e)は本発明で
使用される切断刃具の一例を示す斜視図である。
【図3】図1(a)の拡大図である。
【図4】(a)は切断刃具下降開始状態を示す部分拡大
図、(b)はプラスチックフィルム押え始め状態を示す
部分拡大図、(c)は切断刃具による切断状態を示す部
分拡大図である。
【図5】(a)は本発明を適用した製袋機の一例を示す
側面図、(b)は(a)におけるプラスチックフィルム
の状態変化を示す説明図である。
【図6】(a)は本発明による切断加工例を示すプラス
チックフィルムの平面図、(b)は得られた袋の平面図
である。
【図7】(a)は本発明による他の切断加工例を示すプ
ラスチックフィルムの平面図、(b)は得られた袋の平
面図である。
【符号の説明】
4 切断刃受 6 マウント台 7 切断刃具 8 押え機構 8a 押圧板 8b 可縮板 8c 弾性材 40 突起条 42 刃逃がし溝 70 切刃部 80 条溝

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】切断刃受と該切断刃受と対峙し駆動手段に
    より昇降されプラスチックフイルムを切断する切断刃具
    とを備えたプレス式切断装置において、切断刃受4が硬
    質体からなり、該切断刃受4が、切断刃具と対向する平
    坦な上面41を有するとともに該上面41の切断刃具の
    切刃部70に対応する領域に、切刃部70の平面的な輪
    郭と相似しかつ切断刃幅よりも広い平坦な頂面400を
    備えかつ縁部がなだらかな曲線401,401によって
    前記上面41に連接した突起条40を有し、該突起条4
    0の頂面400から下方に切刃部70の挿脱を許容する
    刃逃がし溝42を形成しており、切断刃具側には、プラ
    スチックフイルムFを前記上面41とで挟持するととも
    に切断加工予定領域を前記突起条40に押し付けてテン
    ションを付与するための可縮板8bを備えた押え機構8
    を配したことを特徴とするプラスチックフィルムの切断
    装置。
  2. 【請求項2】押え機構8が、切断刃具7を固定したマウ
    ント台6から吊持された硬質な押圧板8aとこれの表面
    に張設された可縮板8bと、前記マウント台6と前記押
    圧板8aとの間に介装され押圧板8aを付勢する弾性材
    8cとを有し、押圧板8aと可縮板8bが切刃部70の
    平面輪郭と略一致し切刃部の自由な挿脱を許す条溝80
    それぞれを有している請求項1に記載のプラスチックフ
    ィルムの切断装置。
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