JP3292808B2 - 信号伝送回路及び信号伝送方法 - Google Patents

信号伝送回路及び信号伝送方法

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JP3292808B2
JP3292808B2 JP24737596A JP24737596A JP3292808B2 JP 3292808 B2 JP3292808 B2 JP 3292808B2 JP 24737596 A JP24737596 A JP 24737596A JP 24737596 A JP24737596 A JP 24737596A JP 3292808 B2 JP3292808 B2 JP 3292808B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は信号伝送回路及び信
号伝送方法に関し、特に、1個の半導体チップの内部、
又は2個の半導体チップの相互間で所定のクロックに同
期して並列に多数の信号を伝送するメモリー回路又はマ
イクロプロセッサー等において、信号を伝送する場合の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、並列信号処理を行うマイクロプロ
セッサー、又は、メモリー回路、例えば画像メモリー、
シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メ
モリー(SDRAM)、スタティック・ランダム・アク
セス・メモリー(SRAM)等では、信号線の駆動、即
ち信号の伝送について次の基本構成が採用される。
【0003】この基本構成を図36に示す。同図におい
て、100及び101は各々単線で構成される信号線、
102及び103は前記各信号線に信号を伝送するため
の例えばインバーターで構成されたドライバー、104
及び105は各信号線の信号を受ける例えばインバータ
ーで構成されたレシーバーである。
【0004】前記従来の構成の動作を図37に基いて説
明する。クロック信号MCLKに同期して並列信号を伝
送する場合、前記クロック信号MCLKの立上りエッジ
又は立下りエッジ(図37では立上りエッジ)で入力信
号Ain、Binを取り込みむと共に、このタイミング
で同時にドライバー102、103を活性化させて各信
号線100、101を駆動し、これにより前記信号Ai
n、Binを各々信号線100、101に伝送する。ま
た、前記各信号線100、101の信号を、クロック信
号MCLKの立上りエッジ又は立下りエッジ(同図では
立上りエッジ)で各レシーバー104、105の入力に
取り込むと共に、そのタイミングで同時に、各レシーバ
ー104、105を活性化させて、その信号線の信号を
検知し、レシーバー104、105から検知信号Aou
t、Bontを得る。
【0005】しかしながら、前記従来の構成では,各信
号線100、101が単線であるため、その信号線の信
号としての情報は、各信号線の変化後の電位と、対応す
るレシーバーの信号識別用の基準閾値電圧との電位差で
あり、従って、電源ノイズ等を考慮すると、前記各信号
線の電位振幅は大きく設定する必要があり、その結果、
信号の伝送に多くの消費電力を要する。また、各信号線
の配線容量と抵抗との積で決定される配線遅延の影響を
強く受ける。従って、前記従来の構成では、低速である
にも拘らず、大電力を消費する欠点があった。
【0006】そこで、従来、前記構成の欠点を解消する
ために、各信号線100、101の数と同数の他の信号
線を設け、各信号線の信号の伝送時には、対応する他の
信号線との間で信号を差動伝送する構成が採用されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
構成では、信号線の電位振幅を小さくできるので、低消
費電力化(POWER SAVING)が可能である反面、信号線本数
が増加し、従って、画像メモリ等において並列ビット数
が「64」、「128」等に増大すると、チップ面積の
増加及びコスト高を招くため、小型で低価格を目標とす
る回路には適用できない欠点があった。
【0008】本発明は、前記従来の欠点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、信号線本数が多い信号伝送
回路においても、信号線を共用すること(WIRE SHARING)
により、信号線の本数の増大を招かずに省領域化(AREA
SAVING) しつつ差動伝送を実現すると共に、この差動伝
送の際に、差動伝送する信号の内容が変化しない場合に
は、信号内容が変化する他の信号を選択して差動伝送す
る等、伝送すべき信号を選択できる構成を採用すること
により、小振幅伝送による低消費電力化 (POWER SAVIN
G)、及び伝送すべき信号の選択による信号伝送レートの
高率化を小型で低価格を確保しつつ達成する信号伝送回
路及び信号伝送方法を提供することにある。
【0009】また、本発明の他の目的は、信号線の共用
(WIRE SHARING)の観点から、単線伝送の場合にも、1本
の信号線に信号を伝送している際に、その信号の内容が
変化した時には、この信号を他の空き信号線を利用して
伝送できる構成を採用して、信号伝送レートの高率化を
達成する信号伝送回路及び信号伝送方法を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明では、2本の信号線において、この両信号線
に対応する2つの信号を同時には伝送せず、クロックの
1周期内の前半で一方の信号を前記2本の信号線を用い
て差動伝送し、後半で他方の信号を前記2本の信号線を
用いて伝送する構成を基本とし、その場合に、2つの信
号を交互に、又は一方の信号のみを時間的に連続に指定
選択して伝送する。
【0011】また、前記他の目的を達成するため、本発
明では、信号を単線伝送する場合に、伝送する信号の内
容が変化しない場合には、その信号に対応する信号線
(空き信号線)を利用して、他の内容が変化した信号を
伝送できる構成を採用する。
【0012】すなわち、請求項1記載の発明の信号伝送
回路は、伝送すべき第1及び第2の信号が伝送される第
1及び第2の信号線と、前記第1及び第2の信号のうち
少くとも一方の信号に対し、その信号と差動信号を形成
するための信号であって且つ前記一方の信号とは時間的
に一致しない不一致信号を生成する信号生成回路と、前
記信号生成回路により生成された不一致信号、及びこの
不一致信号と差動信号を形成する前記一方の信号を受
け、この両信号を差動信号として前記第1及び第2の信
号線に伝送する制御手段とを単位回路として備え、前記
号生成回路は、前記第1の信号と差動信号を形成する
ための信号であって且つ前記第1の信号とは時間的に一
致しない第1の不一致信号を生成する第1の信号生成回
路と、前記第2の信号と差動信号を形成するための信号
であって且つ前記第2の信号とは時間的に一致しない第
2の不一致信号を生成する第2の信号生成回路とを備
え、前記制御手段は、前記第1及び第2の信号並びに前
記第1及び第2の信号生成手段により各々生成された第
1及び第2の不一致信号を受け、前記第1の信号及び第
1の不一致信号の組より成る第1の差動信号、及び前記
第2の信号及び第2の不一致信号の組より成る第2の差
動信号のうち何れか一方を選択し、この選択した差動信
号を前記第1及び第2の信号線に伝送する選択手段と、
前記第1及び第2の差動信号のうち何れを前記選択手段
が選択すべきかを指定する指定手段とを備え、前記指定
手段は、第1及び第2の信号の時間に対する遷移確率に
依存して、選択手段が選択すべき差動信号を指定するこ
とを特徴とする。
【0013】請求項記載の発明は、前記請求項記載
の信号伝送回路において、指定手段は、第1及び第2の
信号の時間に対する遷移確率のうち、遷移確率が高い側
の信号を含む差動信号を選択するよう指定することを特
徴とする。
【0014】請求項記載の発明は、前記請求項記載
の信号伝送回路において、指定手段は、第1及び第2の
信号の時間に対する遷移確率を検出する遷移確率検出回
路を備え、前記遷移確率検出回路は第1及び第2の複数
ビットの排他的論理和回路を有し、前記第1の排他的論
理和回路は、前記第1の信号が交互に入力される第1及
び第2の入力端子を有し、前記第2の排他的論理和回路
は、前記第2の信号が交互に入力される第1及び第2の
入力端子を有することを特徴とする。
【0015】請求項記載の発明は、前記請求項記載
の信号伝送回路において、指定手段は、第1及び第2の
信号のうち遷移確率が高い方を判定する判定回路を備
え、この判定回路は、前記第1及び第2の排他的論理和
回路の出力の対応するビット同志を比較する比較回路を
有することを特徴とする。
【0016】請求項記載の発明は、伝送すべき第1及
び第2の信号が伝送される第1及び第2の信号線と、前
記第1及び第2の信号のうち少くとも一方の信号に対
し、その信号と差動信号を形成するための信号であって
且つ前記一方の信号とは時間的に一致しない不一致信号
を生成する信号生成回路と、前記信号生成回路により生
成された不一致信号、及びこの不一致信号と差動信号を
形成する前記一方の信号を受け、この両信号を差動信号
として前記第1及び第2の信号線に伝送する制御手段と
を備え、前記信号生成回路は、前記第1の信号と差動信
号を形成するための信号であって且つ前記第1の信号と
は時間的に一致しない第1の不一致信号を生成する第1
の信号生成回路と、前記第2の信号と差動信号を形成す
るための信号であって且つ前記第2の信号とは時間的に
一致しない第2の不一致信号を生成する第2の信号生成
回路とを備え、前記制御手段は、前記第1及び第2の信
号並びに前記第1及び第2の信号生成手段により各々生
成された第1及び第2の不一致信号を受け、前記第1の
信号及び第1の不一致信号の組より成る第1の差動信
号、及び前記第2の信号及び第2の不一致信号の組より
成る第2の差動信号のうち何れか一方を選択し、この選
択した差動信号を前記第1及び第2の信号線に伝送する
選択手段と、前記第1及び第2の差動信号のうち何れを
前記選択手段が選択すべきかを指定する指定手段とを備
え、前記指定手段は、予め設定された複数の信号出力パ
ターンのうち何れか1つを選択し、この選択した信号出
力パターンに基いて、選択手段が選択すべき差動信号を
指定することを特徴とする。
【0017】請求項記載の発明は、前記請求項記載
の信号伝送回路において、指定手段は、第1及び第2の
信号の各遷移確率が同程度で高い場合にクロック信号の
1周期内に前記第1及び第2の差動信号を1個づつ差動
伝送する信号出力パターンを有することを特徴とする。
【0018】請求項記載の発明は、前記請求項記載
の信号伝送回路において、指定手段は、第1及び第2の
信号の各遷移確率が同程度で低い場合にクロック信号の
1周期毎に交互に前記第1及び第2の差動信号を差動伝
送する信号出力パターンを有することを特徴とする。
【0019】請求項記載の発明は、前記請求項記載
の信号伝送回路において、指定手段は、一方の信号の遷
移確率が他方の信号の遷移確率よりも高いが所定値未満
の場合に前記一方の信号を含む差動信号のみをクロック
信号の1周期毎に1個づつ差動伝送する信号出力パター
ンを有することを特徴とする。
【0020】請求項記載の発明は、前記請求項記載
の信号伝送回路において、指定手段は、一方の信号の遷
移確率が他方の信号の遷移確率よりも所定値以上に高い
場合に前記一方の信号を含む差動信号のみをクロック信
号の1周期内に2個づつ差動伝送する信号出力パターン
を有することを特徴とする。
【0021】請求項10記載の発明は、伝送すべき第1
及び第2の信号が伝送される第1及び第2の信号線と、
前記第1及び第2の信号のうち少くとも一方の信号に対
し、その信号と差動信号を形成するための信号であって
且つ前記一方の信号とは時間的に一致しない不一致信号
を生成する信号生成回路と、前記信号生成回路により生
成された不一致信号、及びこの不一致信号と差動信号を
形成する前記一方の信号を受け、この両信号を差動信号
として前記第1及び第2の信号線に伝送する制御手段と
を備え、前記信号生成回路は、前記第1の信号と差動信
号を形成するための信号であって且つ前記第1の信号と
は時間的に一致しない第1の不一致信号を生成する第1
の信号生成回路と、前記第2の信号と差動信号を形成す
るための信号であって且つ前記第2の信号とは時間的に
一致しない第2の不一致信号を生成する第2の信号生成
回路とを備え、前記制御手段は、前記第1及び第2の信
号並びに前記第1及び第2の信号生成手段により各々生
成された第1及び第2の不 一致信号を受け、前記第1の
信号及び第1の不一致信号の組より成る第1の差動信
号、及び前記第2の信号及び第2の不一致信号の組より
成る第2の差動信号のうち何れか一方を選択し、この選
択した差動信号を前記第1及び第2の信号線に伝送する
選択手段と、前記第1及び第2の差動信号のうち何れを
前記選択手段が選択すべきかを指定する指定手段とを備
え、前記指定手段は、システムの使用状態の情報を含む
モード情報に依存して、選択手段が選択すべき差動信号
を指定することを特徴とする。
【0022】請求項11記載の発明は、伝送すべき第1
及び第2の信号が伝送される第1及び第2の信号線と、
前記第1及び第2の信号のうち少くとも一方の信号に対
し、その信号と差動信号を形成するための信号であって
且つ前記一方の信号とは時間的に一致しない不一致信号
を生成する信号生成回路と、前記信号生成回路により生
成された不一致信号、及びこの不一致信号と差動信号を
形成する前記一方の信号を受け、この両信号を差動信号
として前記第1及び第2の信号線に伝送する制御手段と
を備え、前記信号生成回路は、前記第1の信号と差動信
号を形成するための信号であって且つ前記第1の信号と
は時間的に一致しない第1の不一致信号を生成する第1
の信号生成回路と、前記第2の信号と差動信号を形成す
るための信号であって且つ前記第2の信号とは時間的に
一致しない第2の不一致信号を生成する第2の信号生成
回路とを備え、前記制御手段は、前記第1及び第2の信
号並びに前記第1及び第2の信号生成手段により各々生
成された第1及び第2の不一致信号を受け、前記第1の
信号及び第1の不一致信号の組より成る第1の差動信
号、及び前記第2の信号及び第2の不一致信号の組より
成る第2の差動信号のうち何れか一方を選択し、この選
択した差動信号を前記第1及び第2の信号線に伝送する
選択手段と、前記第1及び第2の差動信号のうち何れを
前記選択手段が選択すべきかを指定する指定手段とを備
え、前記指定手段は、第1及び第2の信号の時間に対す
る遷移確率を検出する遷移確率検出回路と、システムの
使用状態の情報を含むモード情報を検出するモード情報
検出回路と、前記両検出回路の出力のうち何れか一方
を、予め決定される優先順位に応じて選定する優先順位
判定回路とを有し、前記選定した遷移確率又はモード情
報に依存して、選択手段が選択すべき差動信号を指定す
ることを特徴とする。
【0023】請求項12記載の発明は、前記請求項1記
載の信号伝送回路において、第1及び第2の信号は、時
間に対する遷移確率分布特性が相互に大きく異なる2つ
の信号であることを特徴とする。
【0024】請求項13記載の発明は、前記請求項12
記載の信号伝送回路において、第1及び第2の信号は、
共に画像データであり、前記第1及び第2の信号のうち
何れか一方は輝度信号情報であり、他方は色信号情報で
あることを特徴とする。
【0025】請求項14記載の発明は、前記請求項12
記載の信号伝送回路において、第1及び第2の信号は、
共に画像データであり、前記第1及び第2の信号のうち
何れか一方は文字専用のウインドウ情報であり、他方は
画像表示のウインドウ情報であることを特徴とする。
【0026】請求項15記載の発明は、前記請求項12
記載の信号伝送回路において、第1及び第2の信号は、
共に画像データであり、前記第1及び第2の信号のうち
何れか一方は偶数フィールド情報であり、他方は奇数フ
ィールド情報であることを特徴とする。
【0027】請求項16記載の発明は、前記請求項1、
5、10又は11記載の信号伝送回路において、指定手
段は、同期信号であるクロック信号の1周期内に選択手
段が差動信号を何回選択すべきかの回数を指定する回数
指定手段を有することを特徴とする。
【0028】請求項17記載の発明は、前記請求項1、
5、10又は11記載の信号伝送回路において、第1及
び第2の信号生成手段は、各々、不一致信号として、伝
送すべき信号に対して相補の信号を生成するインバータ
より成ることを特徴とする。
【0029】請求項18記載の発明は、前記請求項1、
5、10又は11記載の信号伝送回路において、第1及
び第2の信号生成手段は、各々、不一致信号として、伝
送すべき信号を時間的に遅延した信号を生成する第1及
び第2の遅延信号生成回路より成ることを特徴とする。
【0030】請求項19記載の発明は、前記請求項18
記載の信号伝送回路において、第1及び第2の遅延信号
生成回路は、各々、前記第1及び第2の信号線に直列に
配置された遅延素子より成ることを特徴とする。
【0031】請求項20記載の発明は、前記請求項1、
5、10又は11記載の信号伝送回路において、第1及
び第2の信号生成手段は、各々、不一致信号として、伝
送すべき信号の電流量を変更した信号を生成する第1及
び第2の電流量変更回路より成ることを特徴とする。
【0032】請求項21記載の発明は、前記請求項20
記載の信号伝送回路において、第1及び第2の電流量変
更回路は、各々、前記第1及び第2の信号線のインピー
ダンスを変更するインピーダンス変更回路より成ること
を特徴とする。
【0033】請求項22記載の発明の信号伝送回路は、
前記請求項1、5、10又は11記載の単位回路を複数
備えることを特徴とする。
【0034】請求項23記載の発明の信号伝送方法は、
伝送すべき第1及び第2の信号を第1及び第2の信号線
を用いて伝送する信号伝送方法であって、前記第1及び
第2の信号を受ける第1ステップと、前記第1及び第2
の信号のうち少くとも一方の信号に対し、その信号と差
動信号を形成するための信号であって且つ前記一方の信
号とは時間的に一致しない信号を生成する第2ステップ
と、前記生成された不一致信号、及びこの不一致信号と
差動信号を形成する前記一方の信号を差動信号として前
記第1及び第2の信号線に伝送する第3ステップとを
し、前記第2ステップは、前記第1及び第2の信号のう
ち時間に対する遷移確率の高い信号に対し、不一致信号
を生成することを特徴とする。
【0035】請求項24記載の発明は、前記請求項23
記載の信号伝送方法において、遷移確率の高い信号を含
む差動信号を選択する際には、同期信号であるクロック
信号の1周期内に前記差動信号を複数個時間的に連続し
て第1及び第2の信号線に送出することを特徴とする。
【0036】請求項25記載の発明は、前記請求項23
記載の信号伝送方法において、第2ステップは、前記第
1及び第2の信号と各々時間的に一致しない第1及び第
2の不一致信号を生成するステップを有し、前記第3ス
テップは、前記第1及び第2の信号の時間に対する遷移
確率を検出するステップと、前記検出した遷移確率に依
存して前記第1の信号及び前記第1の不一致信号より成
る第1の差動信号、及び前記第2の信号及び第2の不一
致信号より成る第2の差動信号のうち何れか一方を選択
するステップと、前記選択した差動信号を前記第1及び
第2の信号線に送出するステップとを有することを特徴
とする。
【0037】請求項26記載の発明は、前記請求項23
記載の信号伝送方法において、第2ステップは、前記第
1及び第2の信号と各々時間的に一致しない第1及び第
2の不一致信号を生成するステップを有し、前記第3ス
テップは、システムの使用状態の情報を含むモード情報
を検出するステップと、前記検出したモード情報に依存
して前記第1の信号及び前記第1の不一致信号より成る
第1の差動信号、及び前記第2の信号及び第2の不一致
信号より成る第2の差動信号のうち何れか一方を選択す
るステップと、前記選択した差動信号を前記第1及び第
2の信号線に送出するステップとを有することを特徴と
する。
【0038】請求項27記載の発明の信号伝送回路は、
伝送すべき第1及び第2の信号を第1及び第2の信号線
を用いて伝送する信号伝送回路であって、第1の信号を
入力して第1の信号線に与える第1のスイッチ手段と、
第2の信号を入力して第2の信号線に与える第2のスイ
ッチ手段とを備えると共に、第1の信号を入力して第2
の信号線に与える第3のスイッチ手段と、第2の信号を
入力して第1の信号線に与える第4のスイッチ手段と、
前記第1のスイッチ手段により第1の信号が第1の信号
線に与えられている際に、前記第2のスイッチ手段によ
り第2の信号が第2の信号線に与えられない時、前記第
3のスイッチ手段により次の第1の信号を第2の信号線
に与える第1の制御手段と、前記第2のスイッチ手段に
より第2の信号が第2の信号線に与えられている際に、
前記第1のスイッチ手段により第1の信号が第1の信号
線に与えられない時、前記第4のスイッチ手段により次
の第2の信号を第1の信号線に与える第2の制御手段と
を単位回路として備えたことを特徴とする。
【0039】請求項28記載の発明の信号伝送回路は、
前記請求項27記載の単位回路を複数個備えることを特
徴とする。
【0040】請求項29記載の発明は、前記請求項27
又は請求項28記載の信号伝送回路において、複数個の
第1の信号及び複数個の第2の信号を各々連続してラッ
チする第1及び第2のラッチ回路を備え、前記第1のラ
ッチ回路の出力が前記第1及び第3のスイッチ手段に与
えられ、前記第2のラッチ回路の出力が前記第2及び第
4のスイッチ手段に与えられることを特徴とする。
【0041】請求項30記載の発明は、前記請求項27
又は請求項28記載の信号伝送回路において、第1及び
第2の制御手段は、各々、第1及び第2の信号の時間に
対する遷移確率を検出する遷移確率検出手段を備え、そ
の検出した遷移確率により、前記第1又は第2の信号が
各々前記第1又は第2の信号線に与えられないことを検
出することを特徴とする。
【0042】請求項31記載の発明は、前記請求項27
又は請求項28記載の信号伝送回路において、第1及び
第2の制御手段は、各々、システムの使用状態の情報を
含むモード情報を検出するモード検出手段を備え、その
検出したモード情報により、前記第1又は第2の信号が
各々前記第1又は第2の信号線に与えられないことを検
出することを特徴とする。
【0043】請求項32記載の発明は、前記請求項27
又は請求項28記載の信号伝送回路において、別途、第
1及び第2の信号の時間に対する遷移確率を検出する遷
移確率検出手段と、システムの使用状態の情報を含むモ
ード情報を検出するモード検出手段と、前記遷移確率検
出手段の出力及び前記モード検出手段の出力の何れか一
方を、予め決定される優先順位に応じて選定する選定手
段とを備え、前記第1及び第2の制御手段は、前記選定
手段により選定された遷移確率又はモード情報により、
前記第1又は第2の信号が各々第1又は第2の信号線に
与えられないことを検出することを特徴とする。
【0044】請求項33記載の発明は、前記請求項27
又は請求項28記載の信号伝送回路において、第1及び
第2の信号は、時間に対する遷移確率分布特性が相互に
大きく異なる2つの信号であることを特徴とする。
【0045】請求項34記載の発明は、前記請求項33
記載の信号伝送回路において、第1及び第2の信号は、
共に画像データであり、前記第1及び第2の信号のうち
何れか一方は輝度信号情報であり、他方は色信号情報で
あることを特徴とする。
【0046】請求項35記載の発明は、前記請求項33
記載の信号伝送回路において、第1及び第2の信号は、
共に画像データであり、前記第1及び第2の信号のうち
何れか一方は文字専用のウインドウ情報であり、他方は
画像表示のウインドウ情報であることを特徴とする。
【0047】請求項36記載の発明の信号伝送方法は、
伝送すべき第1及び第2の信号を第1及び第2の信号線
を用いて伝送する信号伝送方法であって、前記第1及び
第2の信号を受け、前記第1の信号を前記第1の信号線
に送出し、一方、前記入力した第2の信号の時間に対す
る遷移確率を検出し、前記検出した遷移確率が低いと
き、前記送出した第1の信号に時間的に続く次の第1の
信号を前記第2の信号線に送出することを特徴とする。
【0048】請求項37記載の発明の信号伝送方法は、
伝送すべき第1及び第2の信号を第1及び第2の信号線
を用いて伝送する信号伝送方法であって、前記第1及び
第2の信号を受け、前記第1の信号を前記第1の信号線
に送出し、一方、システムの使用状態の情報を含むモー
ド情報を検出し、前記検出したモード情報が前記入力し
た第2の信号の送出を要求しない時、前記送出した第1
の信号に時間的に続く次の第1の信号を前記第2の信号
線に送出することを特徴とする。
【0049】以上の構成により、請求項1ないし請求項
26記載の信号伝送回路及び信号伝送方法では、第1及
び第2の信号を各々1本の信号線を用いて単線伝送する
構成や、第1及び第2の信号を各々差動信号として各信
号線用の各2本の信号線を用いて差動伝送する構成を基
本としつつ、必要に応じて第1及び第2の信号のうち一
方を、自己の信号伝送用の信号線と他方の信号伝送用の
信号線とを利用して差動伝送するので、2つの信号を各
々専用の各2本の信号線を用いて差動伝送する場合に比
べて、物理的に信号線本数の倍増を招かずに差動伝送が
実現されて、画像メモリ自体や、並列信号処理を行う2
個のマイクロプロセッサ間の信号伝送系の面積が有効に
縮小される。しかも、第1及び第2の信号の何れを差動
伝送するかを、その各信号の遷移確率やモード情報に基
いて指定選択するので、例えば第2の信号の内容(情
報)が変化しない状況(遷移確率の低い状況)では、内
容が変化する(即ち、遷移確率の高い)第1の信号を時
間的に連続して差動伝送でき、信号転送レートが高くな
る。
【0050】また、請求項27ないし請求項37記載の
信号伝送回路及び信号伝送方法では、単線伝送の場合
に、第1及び第2の信号線に各々第1及び第2の信号を
単線伝送している際、次に続く第1及び第2の信号を入
力して、例えば第1の信号の内容は変化し且つ第2の信
号の内容は変化しない状況では、空き状態の第2の信号
線を利用して、前記次に続く第1の信号がこの第2の信
号線に単線伝送される。従って、単線伝送の場合であっ
ても、信号線本数の倍増を招かずに信号伝送レートが高
くなる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて説明する。
【0052】(第1の実施の形態) 図1及び図4は本発明の第1の実施の形態の信号伝送回
路を示し、図1は信号の伝送側の回路を、図4は信号の
受信側の回路を示す。
【0053】図1において、Ainは伝送すべき第1の
信号、Binは伝送すべき第2の信号である。1は第1
の信号線、2は第2の信号線であって、信号伝送を差動
伝送で行う組を構成する。
【0054】また、4は4個のスイッチ回路5、6、7
及び8を有するスイッチ群、9はラッチ回路である。前
記ラッチ回路9は、前記スイッチ回路5が閉じた時に第
1の信号Ainを端子O(n)に入力し、スイッチ回路
6が閉じた時に第2の信号Binを端子E(n)に入力
し、スイッチ回路7が閉じた時に第1の信号Ainを端
子E(n)に入力し、スイッチ回路8が閉じた時に第2
の信号Binを端子O(n)に入力する。尚、ラッチ回
路9は前記スイッチ群4の前段に配置してもよい。
【0055】10はインバータ(第1の信号生成回
路)、11もインバータ(第2の信号生成回路)であっ
て、インバータ10は、前記ラッチ回路9の端子O
(n)からのラッチ信号を反転して第1の信号Ainと
は時間的に一致しない第1の不一致信号を生成する。他
方のインバータ11は、前記ラッチ回路9の端子E
(n)からのラッチ信号を反転して第2の信号Binと
は時間的に一致しない第2の不一致信号を生成する。
【0056】12、13はマルチプレクサ(選択手段)
であって、マルチプレクサ12は、ラッチ回路9の端子
O(n)のラッチ信号を入力する端子O(n) と、インバ
ータ11からの反転信号を入力する端子/E(n) とを有
し、その両端子のうち何れか一方の信号を後述する選択
スイッチ20の制御信号f、eに応じて選択し、その選
択した信号を出力端子Pから出力する。他方のマルチプ
レクサ13は、ラッチ回路9の端子E(n)のラッチ信
号を入力する端子E(n) と、インバータ10からの反転
信号を入力する端子/O(n) とを有し、その両信号のう
ち何れか一方の信号を後述する選択スイッチ20の制御
信号f、eに応じて選択し、その選択した信号を出力端
子Pから出力する。
【0057】15は前記マルチプレクサ12の出力端子
Pから出力される信号を第1の信号線1に送出する差動
ドライバー、16は前記マルチプレクサ13の出力端子
Pから出力される信号を第2の信号線2に送出する差動
ドライバーである。前記両ドライバー15、16は、各
々、電源電圧Vdd以下の高電圧Vuを有する高電圧端
子15a、16aと、接地電圧Vss以上の低電圧Vb
(Vb<Vu)を有する低電圧端子15b、16bとを
有し、入力される信号が高電位レベルの時に高電圧端子
の高電圧Vuを信号線1、2に出力し、入力される信号
が低電位レベルの時に低電圧端子の低電圧Vbを信号線
1、2に出力する。前記高電圧Vuと低電圧Vbとの電
位差Vu−Vbは、後述するレシーバー回路30の受信
感度に依存するが、概ね5ミリボルト以上で且つ電源電
圧Vccよりも小さい電位差であることが必要である。
【0058】20は選択スイッチ(指定手段及び回数指
定手段)であって、クロック信号CLK、及びこれをイ
ンバータ21で反転した信号/CLKを1対の信号i、
hとして入力すると共に、前記クロック信号CLK及び
接地電位の信号を他の1対の信号k、jとして入力し、
更にクロック信号CLKの1周期内に何回各マルチプレ
クサ12、13が信号を選択すべきかを制御する回数指
定信号gを入力する。そして、選択スイッチ20は、前
記回路制御信号gの値が“1”のとき、前記1対の信号
i、hを制御信号f、eとする一方、回路制御信号gの
値が“0”のとき、前記他の1対の信号k、jを制御信
号f、eとして、この制御信号f、eを前記マルチプレ
クサ12、13に出力する。
【0059】前記両マルチプレクサ12、13は、前記
選択スイッチ20からの制御信号f、eを受け、この制
御信号f、eの何れか一方の立上りエッジ毎に2つの入
力端子の何れか一方の選択を交互に切換える。具体的に
は、図2に示すように、制御信号f、eが1対の信号
i、hの場合には、信号iの立上りエッジ毎にマルチプ
レクサ12は順次信号O(n) 、O(n+1) …を出力すると
共にマルチプレクサ13は順次信号/O(n) 、/O(n+
1) …を出力し、一方、信号hの立上りエッジ毎にマル
チプレクサ12は順次信号/E(n) 、/E(n+1) …を出
力すると共にマルチプレクサ13は順次信号E(n) 、E
(n+1) …を出力する。これに対し、図3に示すように、
制御信号f、eが他の1対の信号k、jの場合には、両
マルチプレクサ12、13は信号kの立上りエッジのみ
に同期して出力信号を切り換え、その結果、他の1対の
信号k、jが制御信号f、eとなる図3の場合には、図
2に示した1対の信号i、hが制御信号f、eとなる場
合の周期の倍の周期で出力信号が切り換わる。
【0060】前記マルチプレクサ12、13及び選択ス
イッチ20により制御手段22を構成する。この制御手
段22は、マルチプレクサ12の端子O(n) からの第1
の信号Ainと他方のマルチプレクサ13の端子/O
(n) からの第1の信号の反転信号/Ainとから成る第
1の差動信号と、前記他方のマルチプレクサ13の端子
E(n) からの第2の信号Binとマルチプレクサ12の
端子/E(n) からの第2の信号の反転信号/Binとか
ら成る第2の差動信号との何れを選択して、その選択し
た差動信号を前記2個の差動ドライバー15、16から
2本の信号線1、2に送出するかを制御する。
【0061】また、前記選択スイッチ20は、前記入力
される各種信号に基いて、前記4個のスイッチ回路5〜
8に対しその開閉を制御する信号a、b、c、dを出力
する。その具体例を図11〜図16に記載するが、その
詳細な説明は後述する。
【0062】また、図4において、At、Btは各々前
記第1及び第2の信号線1、2に順次送出された差動信
号、30は前記差動信号At、Btを順次受信する差動
レシーバー回路、17、18は前記差動レシーバー回路
30の出力である差動信号が送出される出力信号線であ
る。前記差動レシーバー回路30の内部構成は図5に示
される。図5の差動レシーバー回路30は、前記第1及
び第2の信号線1、2に接続された2個のスイッチ回路
30a、30bと、このスイッチ回路に各々接続された
2個の差動入力・差動出力型のレシーバー30c、30
dとを備える。前記一方のスイッチ回路30aはクロッ
ク信号CLKの“H”レベル時に閉じ、他方のスイッチ
回路30bはクロック信号の反転信号/CLKの“H”
レベル時、即ちクロック信号CLKの“L”レベル時に
閉じる。従って、両レシーバー30c、30dは図6に
示すようにインターリーブで動作する。各レシーバー3
0c、30dは同一構成であり、その内部構成は一方の
レシーバー30cにつき詳示するように、電源電圧Vc
cが印加されると共に、接地され(図中記号“▽”で示
す)、また電圧−電流変換回路30eと、フリップフロ
ップ回路30fとを有し、前記第1及び第2の信号線
1、2間の電位差を電源電圧Vccと接地電圧Vssと
の電位差にレベル変換する。尚、レシーバー30cにお
いて、30g、30hは各々スイッチであって、クロッ
ク信号の反転信号/CLKの“H”レベル時に閉じて、
第1及び第2の信号線1、2からの信号の非入力時に2
本の差動出力線17、18を同一電位にプリチャージす
る。
【0063】更に、図4において、19は4個のスイッ
チ回路(受信側選択手段)32、33、34及び35を
有する出力側のスイッチ群、36は信号Ainを専用に
記憶するFIFOメモリ(第1の記憶手段)、37は信
号Binを専用に記憶するFIFOメモリ(第2の記憶
手段)である。前記スイッチ群19は選択スイッチ回路
38により各スイッチ回路32〜35の開閉が制御され
る。その開閉制御の概略を説明すると、差動信号、例え
ば入力信号Ainとその反転信号/Ainより成る差動
信号Atでは、両信号線17、18のうち入力信号Ai
nが送られている側の信号線を信号Ainビット専用の
FIFOメモリ36に接続し、差動信号Btでは、入力
信号Binが送られている側の信号線を信号Binビッ
ト専用のFIFOメモリ37に接続するように制御す
る。前記開閉の制御の具体例を図11〜図16に示す
が、その詳細な説明は後述する。両FIFOメモリ3
6、37は、信号が入力されない限り、出力中の信号の
出力をそのまま維持する。
【0064】次に、前記図1及び図4に示す回路(選択
スイッチ20を除く)を制御する制御回路の全体構成を
図7に示す。
【0065】同図において、40は信号伝送回路であっ
て、図1に示す回路(選択スイッチ20を除く)より成
る。41は前記選択スイッチ20を含む制御回路であっ
て、前記4個のスイッチ回路5〜8への信号a〜d、及
び両マルチプレクサ12、13への制御信号f、eを出
力する。
【0066】更に、42は遷移確率検出回路(遷移確率
検出手段)、43はモード検出回路(モード検出手
段)、44は優先順位判定回路(選定手段)である。
【0067】遷移確率検出回路42は、図8に示すよう
に、第1の検出回路42aと、第2の検出回路42b
と、mビット比較回路(判定回路及び比較回路)42c
とから成る。前記第1及び第2の検出回路42a、42
bは同一構成であるので、以下、第1の検出回路42a
についてのみ説明する。
【0068】前記第1の検出回路42aは、伝送すべき
第1の信号Ainを受けるスイッチ回路52、53を有
し、この両スイッチ回路52、53は交互に閉じる。一
方のスイッチ回路52の閉動作により第1の信号Ain
は2入力型の排他的論理和回路(第1の排他的論理和回
路)50の第1の入力端子50aに入力され、その後の
他方のスイッチ回路53の閉動作により次の第1の信号
Ainが前記排他的論理和回路50の第2の入力端子5
0bに入力される。前記排他的論理和回路50は、第1
の信号Ainの前回値と今回値とが異なるとき“1“出
力となり、同一値のとき“0”出力となる。前記排他的
論理和回路50の出力はmビットシフトレジスタ51に
入力される。従って、第1の信号Ainの遷移確率が高
い場合には、mビットシフトレジスタ51に記憶された
各ビットの値は“1”であることが多くなる。
【0069】前記mビット比較回路42cは、所定周期
毎に、各検出回路42a、42bのmビットシフトレジ
スタ51が記憶するmビットの情報を減算して比較す
る。前記の比較結果について、第1の検出回路42aの
mビットシフトレジスタ51の出力を「A」とし、第2
の検出回路42bのmビットシフトレジスタ51の出力
を「B」とすると、A>>Bの場合には、図9(b)に
示すように、第1の信号Ainの遷移確率が第2の信号
Binの遷移確率よりも所定値以上大きい期間C−1で
あると判断でき、A>Bの場合には、第1の信号Ain
の遷移確率が第2の信号Binの遷移確率よりも大きい
が所定値以下である期間C−2であると判断でき、逆
に、A<<Bの場合には、第2の信号Binの遷移確率
が第1の信号Ainの遷移確率よりも所定値以上に大き
い期間D−1であると判断でき、A<Bの場合には、第
2の信号Binの遷移確率が第1の信号Ainの遷移確
率よりも大きいが所定値以下である期間D−2であると
判断でき、また、A=Bの場合には、同図(a)に示す
ように、第1及び第2の信号Ain、Binの両遷移確
率が共に同程度で大きい期間Aであると判断できる。
【0070】尚、前記mビット比較回路42cが行う比
較の周期は、m個の遷移検出結果が蓄積される期間に限
らず、これよりも長い期間に設定してもよい。また、こ
の比較の周期をモード情報等に応じて時間的に変化させ
てもよい。
【0071】前記図7のモード検出回路43は、外部か
ら、システムの使用状態の情報を含むモード情報を受
け、現在のモードを検出する。このモード検出回路43
が設けられる理由は、伝送される信号の遷移確率が予め
予想可能な場合には、実際のその遷移確率を前記遷移確
率検出回路42で検出してモニターする必要がないの
で、前記入力されるモード情報に基いて遷移確率の高い
信号の伝送を高密度で高速に行う点にある。前記入力さ
れるモード情報としては、例えば使用中のソフトウェア
の種類、又はモニターの画面に開かれているウィンドウ
の数等の情報がある。即ち、画像を扱うソフトウェア
や、ワープロソフトの如き文字情報のみ処理するソフト
ウェア等の使用状況をモード情報として入力し、文字情
報のみを処理する際には、画像プロセッサは動作せず、
このプロセッサ専用に割り当てられた複数本の配線は不
使用状態となるので、これ等の配線を前記文字情報の伝
送に利用できる。また、開いているウィンドウの数が多
いほど信号の遷移確率は高くなるので、この情報をモー
ド情報として入力できる。
【0072】また、図7において、前記優先順位判定回
路44は、予め設定される優先順位を示す信号を受け、
その優先順位に基いて、遷移確率検出回路42の出力及
びモード検出回路43の出力の何れか一方を選択して制
御回路41に出力する。
【0073】前記制御回路41は、前記遷移確率検出回
路42で第1及び第2の信号Ain、Binの一方又は
双方の遷移確率が所定値以上に高いと検出された場合に
は、図1に示した選択スイッチ20に与える回数指定信
号gの値を“1”に、即ち、クロック信号CLKの1周
期内に2回信号を伝送するように設定する一方、それ以
外の場合には回数指定信号gの値を“0”に設定する。
また、制御回路41は、前記モード検出回路43の出力
に応じて、例えば現在のモードが画像を扱うソフトウェ
アの実行モードである場合には回数指定信号gの値を
“1”に、文字情報のみ処理するソフトウェアの実行モ
ードである場合には回数指定信号gの値を“0”に各々
設定する。
【0074】次に、本実施の形態の動作を説明する。
【0075】優先順位判定回路44が遷移確率検出回路
42の出力を選択している場合を説明する。
【0076】遷移確率検出回路42内のmビット比較回
路42cの比較結果は制御回路41に入力される。制御
回路41は、前記mビット比較回路42cの比較結果が
図9(a)に示す期間A、同図(b)に示す期間B、期
間C−1、期間C−2、期間D−1又は期間D−2を示
す時、各々、図10の真理値表及び図11〜図16に示
すような内容の信号a〜gを出力する。ここで、信号a
〜d、Ka〜Kdにおいて「ON」はスイッチ回路を閉
に、「OFF」はスイッチ回路を開にする内容を示し、
信号e、fにおいて「h」、「i」「j」、「k」は信
号e、fの内容が図1に示すこれ等の信号h、i、j、
kであることを示し、信号gで「1」はクロック信号C
LKの1周期内に2回信号を選択すべき内容を、「0」
はクロック信号CLKの1周期内に1回信号を選択すべ
き内容を各々示す。即ち、制御回路41は、図10に示
す真理値表及び図11〜図16に示すCase- 1〜-
5のうち何れか1つの信号出力パターンを選択する。
【0077】前記制御回路41からの制御信号a〜gに
より、前記各期間では、第1及び第2の信号線1、2に
順次差動伝送される信号は、図11〜図16の通りとな
る。
【0078】両信号の遷移確率が同程度で高い期間Aで
は、図11に示すように、第1及び第2の信号Ain、
Binがクロック信号CLKの1周期内に合計2個伝送
され、クロック信号の1周期内での信号の選択は合計2
回である。即ち、伝送側のスイッチ回路5、6が閉じ
て、一方のマルチプレクサ12にはその端子O(n) に信
号Ainが、その端子/E(n) に反転信号/Binが入
力されると共に、他方のマルチプレクサ13にはその端
子E(n) に信号Binが、その端子/O(n) に反転信号
/Ainが入力される。クロック信号CLKの立上りエ
ッジで両マルチプレクサ12、13は各々端子O(n) 、
/O(n) の信号、即ちAin、/Ainを選択し、この
両信号から成る差動信号が第1及び第2の信号線1、2
に伝送される。前記前記伝送された差動信号は差動レシ
ーバー回路30で受信され、信号線17、18に出力さ
れる。受信側のスイッチ回路32が閉じて、信号線17
の信号、即ち、前記差動信号Ain、/Ainのうち入
力信号Ainが信号Ainビット専用のFIFOメモリ
36に格納される。その後、クロック信号CLKの立下
りエッジで両マルチプレクサ12、13は信号の選択を
切換えて各々端子/E(n) 、E(n) の信号、即ち/Bi
n、Binを出力し、この両信号から成る差動信号が第
1及び第2の信号線1、2に伝送される。前記前記伝送
された差動信号は差動レシーバー回路30を経て信号線
17、18に出力される。今度は受信側のスイッチ回路
33が閉じて、信号線18の信号、即ち、前記差動信号
/Bin、Binのうち入力信号Binが信号Binビ
ット専用のFIFOメモリ36に格納される。以後の動
作は前記の動作の繰返しである。
【0079】また、両信号の遷移確率が同程度で低い期
間Bでは、図12に示すように、第1及び第2の信号A
in、Binがクロック信号CLKの1周期内に1個伝
送され、クロック信号の1周期内での信号の選択は1回
である。即ち、伝送側のスイッチ回路5が閉じて、一方
のマルチプレクサ12の端子O(n) に信号Ainが入力
され、他方のマルチプレクサ13の端子/O(n) に反転
信号/Ainが入力される。クロック信号CLKの立上
りエッジで両マルチプレクサ12、13は各々端子O
(n) 、/O(n) の信号、即ちAin、/Ainを選択
し、この両信号が第1及び第2の信号線1、2に伝送さ
れ、差動レシーバー回路30で受信され、信号線17、
18に出力される。受信側のスイッチ回路32が閉じ
て、信号線17の信号、即ち入力信号Ainが信号Ai
nビット専用のFIFOメモリ36に格納される。その
後のクロック信号CLKの立下りでは、両マルチプレク
サ12、13は前記の信号の選択を維持する。次のクロ
ック信号CLKの立上りエッジで伝送側のスイッチ回路
6が閉じて、一方のマルチプレクサ12の端子/E(n)
に反転信号/Binが入力され、他方のマルチプレクサ
13の端子E(n) に信号Binが入力される。クロック
信号CLKの立上りエッジで両マルチプレクサ12、1
3は信号の選択を切換えて、各々端子/E(n) 、E(n)
の信号、即ち/Bin、Binを選択し、この両信号が
第1及び第2の信号線1、2に伝送され、差動レシーバ
ー回路30で受信され、信号線17、18に出力され
る。受信側では、スイッチ回路33が閉じて、信号線1
8の信号、即ち入力信号Binが信号Binビット専用
のFIFOメモリ37に格納される。その後のクロック
信号CLKの立下りでは、両マルチプレクサ12、13
は前記の信号の選択を維持する。
【0080】更に、図9の期間C−2では、図13に示
すように、第1の信号Ainのみが連続してクロック信
号の1周期当り1回づつ差動伝送される。この場合の動
作は前記図12の場合の動作と同様である。異なる点は
次の点である。つまり、同図において入力信号Ain
(0) を伝送した後は、続けて次の入力信号Ain(1) を
伝送する関係上、スイッチ回路の制御が異なる。即ち、
伝送側のスイッチ回路5を閉じると共に受信側のスイッ
チ回路32を閉じて入力信号Ain(0) を伝送した後
は、クロック信号CLKの次の立上りエッジでマルチプ
レクサ12、13が信号の選択を切換えて、各々、端子
O(n) から端子/E(n) に、端子/O(n) から端子E
(n) に切換えるので、この切換えに対応するように、伝
送側のスイッチ回路7を閉じて入力信号Ain(1) をマ
ルチプレクサ13の端子E(n) に入力すると共に、反転
信号/Ain(1) をマルチプレクサ12の端子/E(n)
に入力する。更に、受信側のスイッチ回路35を閉じ
て、信号線18の入力信号Ain(1) を信号Ainビッ
ト専用のFIFOメモリ36に格納する。
【0081】加えて、図9の期間D−2では、図14に
示すように、第2の信号Binのみが連続してクロック
信号の1周期当り1回づつ差動伝送される。この場合の
動作は第1の信号Ainを伝送する前記図13の場合の
動作と同様であるので、その説明を省略する。
【0082】また、第1の信号Ainの遷移確率のみが
極めて高い期間C−1では、図15に示すように、第1
の信号Ainのみが連続してクロック信号の1周期当り
2回づつ差動伝送される。この場合の動作は前記図13
の場合の動作と同様である。異なる点は、第1の信号A
inを1周期当り2回伝送するので、前記図13の場合
に比して倍周期でスイッチ回路を切換制御する点であ
る。
【0083】更に、図9の期間D−1では、図16に示
すように、第2の信号Binのみが連続してクロック信
号の1周期当り2回づつ差動伝送される。この場合の動
作は第1の信号Ainを伝送する前記図15の場合の動
作と同様であるので、その説明を省略する。
【0084】従って、本実施の形態では、信号線本数を
増倍やすことなく、伝送すべき信号Ain、Binを時
間差を付けて差動伝送できるので、小振幅伝送による低
消費電力化を小型で低価格で達成できる。しかも、一方
の信号の伝送が不要な状況では、伝送すべき他方の信号
(遷移確率の高い側の信号)を選択し、この信号を連続
して差動伝送できるので、信号伝送レートを高めること
ができる。
【0085】尚、遷移確率の高い一方の信号(例えばA
in)の伝送時において、遷移確率の低い他方の信号
(例えばBin)の伝送については次のように対処す
る。この対象の方法は2通りある。第1番目の方法は次
の通りである。即ち、遷移確率をm- bit(例えばm
=16)毎に検出している場合を説明すると、図17
(a)に示すように、信号Ainの連続伝送時に信号B
inが遷移した場合には、その信号BinのデータをF
IFOメモリ等で保持しつつ、前記信号Ainの16ビ
ット分の連続伝送の完了を待ち、その完了後、次の信号
Ainの連続伝送の前に、前記保持しておいた信号Bi
nのデータ(図では3ビット分のデータ)を伝送する。
第2番目の方法は次の通りである。即ち、同図(b)に
示すように、信号Ainの連続伝送時に信号Binが遷
移した場合には、その信号Binのデータを順次FIF
Oメモリ等で保持していき、その遷移回数(図では3
回)が所定回数を越えた時点で、前記信号Ainの連続
伝送に割り込みをかけ、その信号Ainの連続伝送を途
中で一旦停止して前記信号Binの3ビットの連続転送
を実行し、その実行の完了後に、前記信号Ainの残り
の分の連続伝送を行う。
【0086】本実施の形態では、2個のインバータ1
0、11を用いて各々入力信号Ain、Binの反転信
号/Ain、/Binを生成すると共に、遷移確率検出
回路42を用いて前記両信号Ain、Binの時間に対
する遷移確率を検出し、その後、この検出した遷移確率
に応じて前記2組の差動信号(Ain,/Ain)、
((Bin,/Bin)の何れの組を第1及び第2の信
号線1、2に伝送するかをマルチプレクサ12、13で
選択したが、本発明はこの構成に限定されない。即ち、
例えば、先ず、最初に両信号Ain、Binの遷移確率
を検出し、その後、前記両信号のうち遷移確率の高い信
号について反転信号を生成して、その信号及び反転信号
を差動信号として伝送する構成とする場合も含む。
【0087】また、本実施の形態では、図11に示した
伝送case- 1、即ちクロック信号CLKの1周期内
の前半で信号Ainを2本の信号線1、2を用いて差動
伝送し、後半で他の信号Binを同様に差動伝送した
が、通常通り、クロック信号CLKの1周期で信号Ai
nを第1の信号線1を用いて単相伝送し、他方の信号B
inを第2の信号線2を用いて単相伝送してもよい。即
ち、本発明の要点は、2本の信号線1、2のうち一方の
信号線が空き状態の際にはこの信号線をも利用すること
として、伝送すべき信号を2本の信号線を用いて差動伝
送する点にある。
【0088】(変形例) 図18は前記第1の実施の形態の変形例を示す。前記実
施の形態では、クロック信号の1周期内に何回信号を選
択するかを指定する回数指定信号gの内容を、遷移確率
の差が所定値以上か否かで決定したが、これに代え、本
変形例では、回数指定信号gの内容をモード検出回路4
3の出力に応じて決定するようにしている。
【0089】即ち、図18の構成では、制御回路が第1
の制御回路41aと第2の制御回路41bとに分割され
る。前記第1の制御回路41aでは、遷移確率検出回路
42の出力に応じてスイッチ回路への制御信号a〜dを
生成し、第2の制御回路41bでは、モード検出回路4
3の出力に応じて回数指定信号gの内容を決定する。例
えば、画像処理時には、その画像処理モードの検出によ
り、クロック信号の1周期内に2回信号を選択するよう
に回数指定信号gの内容を決定して、1対の信号h、i
を選択するよう制御信号e、fを作成して、信号転送レ
ートを高める。一方、文書作成時には、逆に、クロック
信号の1周期内に1回信号を選択するように回数指定信
号gの内容を決定して、1対の信号j、kを選択するよ
う制御信号e、fを作成して、信号転送レートを通常転
送レートとする。
【0090】(第2の実施の形態) 図19は本発明の第2の実施の形態を示す。
【0091】同図は、図1に示す信号伝送回路(選択ス
イッチ20を除く)を1ブロックとして、複数ブロック
BLOCK(0)…BLOCK(3)…備えたものを示す。
【0092】前記各ブロックBLOCK(0)…は、前記第1の
実施の形態で示した選択スイッチ20から制御信号a、
b、c、d、e、fを共通に受けて、共通に制御され
る。
【0093】図20は伝送すべき信号の遷移を示し、A
グループの信号群とBグループの信号群とに大別され
る。これ等の信号群は、画像データより成り、各グルー
プA、Bの信号群は、例えば図9(b)に示すような遷
移確率の分布特性が大きく異なる2つの信号群である。
前記各グループの信号群は複数ビット(図では4ビッ
ト)の信号より成り、各グループの対応するビット目同
志の信号が第1の信号Ainと第2の信号Binとして
伝送される。ここで、この各信号においてkビット目の
信号をAink、Binkと表記すると、例えば、図2
0に示すように、1ビット目の第1及び第2の信号Ai
n1、Bin1が図19のブロックBLOCK(0)を用いて差
動伝送され、3ビット目の第1及び第2の信号Ain
3、Bin3が図19のブロックBLOCK(3)を用いて差動
伝送される。尚、同図中において、例えばAin1(3)
、Bin3(n) 等の括弧内の数字は、各々、第3番
目、第n番目の信号を示す。
【0094】図20(a)に示す信号群は、Bグループ
の信号の遷移確率の方が高い期間D−1又はD−2(図
9参照)を示し、同図(b)はA、B両グループ間で遷
移確率が同程度の期間Aを示し、同図(c)はAグルー
プの信号の遷移確率の方が高い期間C−1又はC−2を
示している。尚、信号群がA、Bの2グループでなくて
多グループの場合には、これ等を2グループより成る組
に分け、その各組毎に制御信号a〜gを個別に設定す
る。
【0095】前記A、Bのグループを構成する信号は、
図21に示すように、共に画像データであって、その一
方のグループは文字専用のウインドウ情報、他方のグル
ープは動画像表示のウインドウ情報であってもよい。ま
た、図22に示すように、一方のグループは輝度信号情
報、他方のグループは色信号情報であってもよいし、一
方のグループは偶数フィールド情報、他方のグループは
奇数フィールド情報であってもよい。
【0096】(信号生成手段の第1の変形の形態) 以上の説明では、伝送する各信号Ain、Binとは時
間的に一致しない不一致信号を生成する信号生成手段と
して、インバータ11、12を用いて、伝送する信号A
in、Binの反転信号/Ain、/Binを生成した
が、本変形の形態では、遅延素子を設けて、伝送すべき
信号を時間的に遅延した遅延信号を生成するようにした
ものである。
【0097】図23は本変形の形態の信号生成手段を示
す。同図において、信号線1、2には各々、遅延素子
(第1及び第2の遅延信号生成回路)D1、D2が直列
に配置されると共に、前記各遅延素子D1、D2を迂回
する他の信号線1a、2aが並列に接続される。前記他
の信号線1a、2aには各々インバータ92、93が配
置される。信号線1において、Nチャネル型トランジス
タ94,95は伝送すべき信号A(n)が“1”の時に
ONし、遅延素子D1を信号線1に接続する。他のNチ
ャネル型トランジスタ96,97は信号A(n)が
“0”の時、その値を反転したインバータ98、99の
出力によりONし、前記インバータ92を信号線1に接
続する。信号線2において、Nチャネル型トランジスタ
107,108は伝送すべき信号A(n)が“0”の
時、その値を反転したインバータ109の出力によりO
Nし、遅延素子D2を信号線2に接続する。他のNチャ
ネル型トランジスタ110,111は、前記インバータ
109の出力を反転する他のインバータ112、113
の出力を受けて、伝送すべき信号A(n)が“1”の時
にONし、インバータ93を信号線2に接続する。
【0098】従って、本変形の形態では、図24に示す
ように、伝送すべき信号A(n)が“1”の時には、信
号線1では信号A(n)が遅延素子D1を通って伝送さ
れ、信号線2では2個のインバータ109、93を通っ
て伝送されるので、信号線1上の信号は信号線2上の信
号A(n)に対して時間的に遅延した信号となる。一
方、伝送すべき信号A(n)が“0”の時には、信号線
1では信号A(n)がインバータ92を通って伝送さ
れ、信号線2ではインバータ109及び遅延素子D2を
通って伝送されるので、信号線2上の信号は信号線1上
の信号/A(n)に対して時間的に遅延した信号とな
る。
【0099】(信号生成手段の第2の変形の形態) 図25は信号生成回路の第2の変形の形態を示し、不一
致信号として、伝送すべき信号の電流量を変更した信号
を生成するインピーダンス変更回路を設けたものであ
る。
【0100】即ち、信号線1には、常時ONしているN
チャネル型トランジスタQe、Qcにより微小値の電流
I(A)が流れる。同様に、信号線2にも、常時ONし
ているNチャネル型トランジスタQf、Qdにより微小
値の電流I(A)' が流れる。信号線1において、Nチ
ャネル型トランジスタQaは、伝送すべき信号A(n)
が“1”の時にONし、信号線1を接地する。信号線2
において、Nチャネル型トランジスタQbは、伝送すべ
き信号A(n)が“0”の時にその値をインバータ12
0で反転した信号によりONし、信号線2を接地する。
前記トランジスタQa、Qbの容量は大きく、トランジ
スタQc、Qdの容量は小さい。前記トランジスタQ
a、Qbにより、各々、信号線1、2のインピーダンス
を変更するインピーダンス変更回路(第1及び第2の電
流量変更回路)114を構成する。
【0101】従って、本変形の形態では、図26に示す
ように、伝送すべき信号A(n)が“1”の時には、信
号線2ではこの信号線2を流れる電流I(A)' の値は
小さいのに対し、信号線1では、トランジスタQaがO
Nする分、この信号線1を流れる電流I(A)の電流量
が大きくなる。一方、伝送すべき信号A(n)が“0”
の時には、信号線1ではこの信号線1を流れる電流I
(A)の値は小さいのに対し、信号線2では、トランジ
スタQbがONする分、この信号線2を流れる電流I
(A)' の電流量が大きくなる。2つの電流I(A)、
I(A)' 間の電流差は、レシーバー回路の受信感度に
依存するが、概ね0.1マイクロアンペア以上必要であ
る。
【0102】尚、信号生成回路は、前記の変形の形態に
限らず、その他、例えば伝送する信号の電位の変化方向
又は電流の方向とは逆の信号を生成してもよい。
【0103】(第3の実施の形態) 図27は本発明の第3の実施の形態を示す。本実施の形
態は、信号の単線伝送の場合であっても、他の信号線を
共用化して、信号転送レートを高めるものである。
【0104】即ち、通常の考えでは、図34に示すよう
に、第1の信号Ainに対応する第1の信号線200
と、第2の信号Binに対応する第2の信号線201と
を有する場合に、更に、第1の信号Ain用に第3の信
号線202を、第2の信号Bin用に第4の信号線20
3を各々設ける。そして、図35に示すように、クロッ
ク信号CLKの倍周期のクロック信号DCLKを生成
し、このクロック信号DCLKの立上りエッジでスイッ
チSW−1を閉じて第1の信号Ain(0)を第1の信
号線200に送出した後、クロック信号DCLKの立下
りエッジでスイッチSW−1を開き且つスイッチSW−
2を閉じて次の第1の信号Ain(1)を第3の信号線
202に送出することを繰返す。第2の信号Binにつ
いても同様である。この考えでは、信号転送レートは高
まるが、信号線本数が倍増する欠点を生じる。本実施の
形態は、信号線本数の倍増を招かずに信号転送レートを
高めるものである。
【0105】本実施の形態を示す図27において、信号
線は第1及び第2の信号線1、2の2本に限定される。
第1の信号線1は第1のドライバー70により駆動さ
れ、第2の信号線2は第2のドライバー71により駆動
される。第1のドライバー70は、駆動信号goを受
け、その駆動信号goの立上りエッジで第1の信号線1
を駆動し、第2のドライバー71は、他の駆動信号g1
を受け、その駆動信号g1の立上りエッジで第2の信号
線2を駆動する。
【0106】また、図27において、4個のスイッチ回
路SW−1〜SW−4が設けられている。第1のスイッ
チ回路(第1のスイッチ手段)SW−1は第1の信号A
inを第1のドライバー70に送り、第2のスイッチ回
路(第2のスイッチ手段)SW−2は第2の信号Bin
を第2のドライバー71に送り、第3のスイッチ回路
(第3のスイッチ手段)SW−3は第1の信号Ainを
第2のドライバー71に送り、第4のスイッチ回路(第
4のスイッチ手段)SW−4は第2の信号Binを第1
のドライバー70に送る。
【0107】従って、例えば第1の信号Ainの伝送に
ついては、第2の信号Binの伝送が要求されない状況
のとき、図28に示すように、駆動信号goをクロック
信号CLKの倍周期のクロック信号DCLKとし、他の
駆動信号g1を前記倍周期のクロック信号の反転信号/
DCLKとすると共に、第1及び第3のスイッチ回路S
W−1、SW−3を閉じれば、前記倍周期のクロック信
号DCLKの立上りエッジで第1の信号Ain(0)が
第1の信号線1に送出され、倍周期のクロック信号DC
LKの立下りエッジで次に続く第1の信号Ain(1)
が第2の信号線2に送出される。第2の信号Binの伝
送についても同様である。よって、第1の信号線1と第
2の信号線2とを第1の信号Ain及び第2の信号Bi
nで共用して、信号転送レートを高めつつ、これ等信号
Ain、Binを単線伝送することができる。
【0108】尚、図28では、連続する複数個の第1の
信号A(0) 、A(1) 、A(2) 、A(3) …をその順番通り
に順次伝送する場合を記載しているが、その他、複数個
の第1の信号A(0) 、A(1) …の伝送順序をその入力順
序とは異ならせる場合、例えば第1番目に信号A(1)
を、第2番目に信号A(0) を、第3番目に信号A(3)
を、第4番目に信号A(2) を伝送すると決定した場合に
は、その決定した順序で第1の信号を伝送すればよい。
【0109】次に、第1及び第2の信号Ain、Bin
の伝送の形態の種類を図29に示す。同図のケースO
は、第1の信号Ainと第2の信号Binとの各内容が
同程度の高い遷移確率で変化する場合を示し、ケースP
は、両信号の内容が同程度の低い遷移確率で変化する場
合を、ケースQは、第1の信号Ain(又は第2の信号
Bin)のみの遷移確率が所定値以上に高くて、第2の
信号Bin(又は第1の信号Ain)の伝送が要求され
ない場合を、ケースRは、第1の信号Ain(又は第2
の信号Bin)のみの遷移確率が高いが所定値未満であ
って、第2の信号Bin(又は第1の信号Ain)の伝
送が要求されない場合を各々示す。
【0110】前記各ケースの場合に、図27に示した4
個のスイッチSW−1〜SW−4及び第1及び第2のド
ライバー70、71を制御する回路を図30に示す。同
図において、210は前記図27に示した信号伝送回路
である。42、43及び44は前記第1の実施の形態と
同一構成の遷移確率検出回路、モード検出回路及び優先
順位判定回路である。また、220は前記信号伝送回路
210に備える図27の4個のスイッチ回路SW−1〜
SW−4への各制御信号a、b、c、d及び第1及び第
2のドライバー70、71への駆動信号go、g1を生
成し、出力する制御回路である。この制御回路220
は、前記遷移確率検出回路42の出力又はモード検出回
路43の出力に基いて前記図29に示したケースO(2
個の信号の遷移確率が同程度で高い場合)、ケースP
(2個の信号の遷移確率が同程度で低い場合)、ケース
Q(一方の信号の遷移確率が所定値以上高く且つ他方の
信号の伝送が不要な場合)、及びケースR(一方の信号
の遷移確率が所定値未満で且つ他方の信号の伝送が不要
な場合)について各々コード信号zo、z1を生成す
る。このコード信号zo、z1は、図32に示すよう
に、前記ケースOの場合は“0,0”に、ケースPの場
合は“0,1”に、ケースQの場合は“1,0”に、ケ
ースRの場合は“1,1”に各々設定される。
【0111】前記制御回路220は選択スイッチ80を
内蔵する。この選択スイッチ80は、前記制御回路22
0からコード信号zo、z1を受ける。この選択スイッ
チ80の構成は図31に示される。同図において、選択
スイッチ80は、クロック信号CLK、その反転信号/
CLK、接地電位を各々信号n、u、sとして入力し、
倍周期のクロック信号DCLK、その反転信号/DCL
K、接地電位を各々信号j、m、kとして入力する。そ
して、選択スイッチ80は、前記入力したコード信号z
o、z1に応じて、前記入力した信号j〜uのうち何れ
か2つを選択し、この両信号を駆動信号go、g1とし
て図27の第1及び第2のドライバー70、71に出力
する。具体的には、図32の真理値表に示すように、
“zo、z1”=“0,0”のケースOの場合には“g
o、g1”=“j,j”に設定して、第1及び第2の信
号A、Bを共に倍周期のクロック信号DCLKに応じて
伝送させる。“zo、z1”=“0,1”のケースPの
場合には“go、g1”=“n,n”に設定して、第1
及び第2の信号A、Bを共にクロック信号CLKに応じ
て伝送させる。“zo、z1”=“1,0”のケースQ
の場合には“go、g1”=“j,m”に設定して、第
1の信号A(又は第2の信号B)を倍周期のクロック信
号DCLKとその反転信号/DCLKとに応じて伝送さ
せる。また、“zo、z1”=“1,1”のケースRの
場合には“go、g1”=“n,u”に設定して、第1
の信号A(又は第2の信号B)をクロック信号CLKと
その反転信号/CLKとに応じて伝送させる。
【0112】また、前記制御回路220は、前記コード
信号zo、z1をデコードして、図27の4個のスイッ
チ回路SW−1〜SW−4に対する制御信号a〜dを生
成する。具体的には、図32の真理値表に示すように、
ケースO及びPの場合には、第1及び第2のスイッチ回
路SW−1、SW−2を閉じて第1及び第2の信号A、
Bを各々第1及び第2の信号線1、2から伝送する。ケ
ースQ及びRの場合には、例えば第1の信号Aを伝送す
る際は、第1及び第3のスイッチ回路SW−1、SW−
3を閉じて連続する2個の第1の信号Aを順次第1及び
第2の信号線1、2から伝送する。
【0113】尚、図29において、ケースQ及びケース
Rでは、第2の信号線2に伝送される信号は、第1の信
号線1に伝送される信号よりも1/4周期遅れている
が、この1/4周期の遅延が問題になる場合には、次の
ように対処可能である。
【0114】即ち、図33に示すように、連続する2個
の第1の信号Aiを2つの駆動信号go、g1により時
間的に順次ラッチする第1のラッチ回路90を設け、そ
のラッチ回路90の出力を2ポートとして、各々スイッ
チ回路SW−1、SW−3に接続する。同様に、連続す
る2個の第2の信号Biをラッチする前記と同様の第2
のラッチ回路91を設け、その2つの出力ポートを各々
スイッチ回路SW−2、SW−4に接続する。この構成
により、連続する第1の信号Ain(n)、Ain(n
+1)をラッチ回路90から同時に各々信号線1、2に
伝送し、また連続する第2の信号Bin(n)、Bin
(n+1)をラッチ回路91から同時に各々第1及び第
2の信号線1、2から伝送することができる。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項26記載の信号伝送回路及び信号伝送方法によれ
ば、第1及び第2の信号を各々1本の信号線を用いて単
線伝送する構成や、第1及び第2の信号を各々差動信号
として各信号専用の各2本の信号線を用いて差動伝送す
る構成を基本としつつ、必要に応じて第1及び第2の信
号のうち一方を、自己の信号伝送用の信号線と他方の信
号伝送用の信号線とを利用して差動伝送したので、2つ
の信号を各々専用の各2本の信号線を用いて差動伝送す
る場合に比べて、物理的に信号線本数の倍増を招かずに
差動伝送を実現できる。従って、画像メモリ自体や、並
列信号処理を行う2個のマイクロプロセッサ間の信号伝
送系の面積を有効に縮小することが可能である。しか
も、第1及び第2の信号の何れを差動伝送するかを、そ
の各信号の遷移確率やモード情報に基いて指定選択した
ので伝送すべき必要のある信号を時間的に連続して差動
伝送でき、信号転送レートが高くなる。
【0116】また、請求項27ないし請求項37記載の
信号伝送回路及び信号伝送方法によれば、単線伝送の場
合に、第1及び第2の信号線に各々第1及び第2の信号
を単線伝送している際、次に続く第1及び第2の信号を
入力して、その何れか一方の信号の内容が変化しないと
きには、その内容が変化しない信号伝送用の空き状態の
信号線を利用して、前記次に続く他方の信号を前記空き
状態の信号線に単線伝送する。従って、単線伝送の場合
であっても、信号線本数の倍増を招かずに信号伝送レー
トが高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の信号伝送回路の構
成を示す図である。
【図2】同形態の信号伝送回路におけるマルチプレクサ
の信号の選択の様子を示す図である。
【図3】同信号伝送回路におけるマルチプレクサの信号
の他の選択の様子を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における信号受信側
回路の構成を示す図である。
【図5】同信号受信側回路における差動レシーバー回路
の具体的構成を示す図である。
【図6】同差動レシーバー回路の動作の説明図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における信号伝送回
路を制御する制御回路の構成を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態の信号伝送回路にお
ける遷移検出回路の内部構成を示す図である。
【図9】伝送すべき2つの信号の遷移確率分布特性を示
す図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態の信号伝送回路に
おける制御回路の真理値表を示す図である。
【図11】同信号伝送回路における信号伝送の様子の第
1のケースを示す図である。
【図12】同信号伝送回路における信号伝送の様子の第
2のケースを示す図である。
【図13】同信号伝送回路における信号伝送の様子の第
3のケースを示す図である。
【図14】同信号伝送回路における信号伝送の様子の第
4のケースを示す図である。
【図15】同信号伝送回路における信号伝送の様子の第
5のケースを示す図である。
【図16】同信号伝送回路における信号伝送の様子の第
6のケースを示す図である。
【図17】同信号伝送回路において遷移確率の低い信号
の伝送の処理を示す図である。
【図18】本発明の第1の実施の形態の制御回路の変形
例を示す回路図である。
【図19】本発明の第2の実施の形態の信号伝送回路の
構成を示す図である。
【図20】本発明の第2の実施の形態の信号伝送回路に
おける信号の遷移の様子を示す図である。
【図21】本発明の第2の実施の形態の信号伝送回路に
おける文字ウィンドウと動画像ウィンドウを示す説明図
である。
【図22】本発明の第2の実施の形態の信号伝送回路に
おける信号のグループの種類の説明図である。
【図23】本発明の信号伝送回路における信号生成回路
の構成の第1の変形例を示す図である。
【図24】同信号生成回路の動作の説明図である。
【図25】本発明の信号伝送回路における信号生成回路
の構成の第2の変形例を示す図である。
【図26】同信号生成回路の動作の説明図である。
【図27】本発明の第3の実施の形態の信号伝送回路の
構成を示す図である。
【図28】本発明の第3の実施の形態の信号伝送回路に
おける信号伝送の基本形態を示す図である。
【図29】本発明の第3の実施の形態の信号伝送回路に
おける信号伝送の各種形態を示す図である。
【図30】本発明の第3の実施の形態の信号伝送回路の
全体概略構成を示す図である。
【図31】本発明の第3の実施の形態の信号伝送回路に
おける制御回路の構成を示す図である。
【図32】本発明の第3の実施の形態の信号伝送回路に
おける制御回路の真理値表を示す図である。
【図33】本発明の第3の実施の形態の信号伝送回路の
一部を変更した回路を示す図である。
【図34】単線伝送で信号転送レートを高める場合の提
案例を示す図である。
【図35】図34に示す提案例における信号伝送の形態
を示す図である。
【図36】単線伝送の従来例を示す構成図である。
【図37】図36に示す単線伝送の従来例の動作を示す
図である。
【符号の説明】
Ain 第1の信号 Bin 第2の信号 1 第1の信号線 2 第2の信号線 10 インバータ(第1の信号生成回路) 11 インバータ(第2の信号生成回路) 12、13 マルチプレクサ(選択手段) 20 選択スイッチ(指定手段及び回数指定
手段) 22 制御手段 30、31 レシーバ回路 32〜35 スイッチ回路(受信側選択手段) 36 Ain用FIFOメモリ(第1の記憶
手段) 37 Bin用FIFOメモリ(第2の記憶
手段) 41 制御回路 42 遷移確率検出回路 42c mビット比較回路(判定回路及び比較
回路) 43 モード検出回路 44 優先順位判定回路 50 排他的論理和回路(第1の排他的論理
和回路) 50a 第1の入力端子 50b 第2の入力端子 SW−1 第1のスイッチ回路(第1のスイッチ
手段) SW−2 第2のスイッチ回路(第2のスイッチ
手段) SW−3 第3のスイッチ回路(第3のスイッチ
手段) SW−4 第4のスイッチ回路(第4のスイッチ
手段) 80 選択スイッチ 81 制御回路(第1及び第2の制御回路) 90 第1のラッチ回路 91 第2のラッチ回路 D1、D2 遅延素子(第1及び第2の遅延信号生
成回路) 114 インピーダンス変更回路(第1及び第
2の電流量変更回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/00 H04L 25/02

Claims (37)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送すべき第1及び第2の信号が伝送さ
    れる第1及び第2の信号線と、 前記第1及び第2の信号のうち少くとも一方の信号に対
    し、その信号と差動信号を形成するための信号であって
    且つ前記一方の信号とは時間的に一致しない不一致信号
    を生成する信号生成回路と、 前記信号生成回路により生成された不一致信号、及びこ
    の不一致信号と差動信号を形成する前記一方の信号を受
    け、この両信号を差動信号として前記第1及び第2の信
    号線に伝送する制御手段とを単位回路として備え、 前記信号生成回路は、 前記第1の信号と差動信号を形成するための信号であっ
    て且つ前記第1の信号とは時間的に一致しない第1の不
    一致信号を生成する第1の信号生成回路と、 前記第2の信号と差動信号を形成するための信号であっ
    て且つ前記第2の信号とは時間的に一致しない第2の不
    一致信号を生成する第2の信号生成回路とを備え、 前記制御手段は、 前記第1及び第2の信号並びに前記第1及び第2の信号
    生成手段により各々生成された第1及び第2の不一致信
    号を受け、前記第1の信号及び第1の不一致信号の組よ
    り成る第1の差動信号、及び前記第2の信号及び第2の
    不一致信号の組より成る第2の差動信号のうち何れか一
    方を選択し、この選択した差動信号を前記第1及び第2
    の信号線に伝送する選択手段と、 前記第1及び第2の差動信号のうち何れを前記選択手段
    が選択すべきかを指定する指定手段とを備え、 前記指定手段は、第1及び第2の信号の時間に対する遷
    移確率に依存して、選択手段が選択すべき差動信号を指
    定する ことを特徴とする信号伝送回路。
  2. 【請求項2】 指定手段は、 第1及び第2の信号の時間に対する遷移確率のうち、遷
    移確率が高い側の信号を含む差動信号を選択するよう指
    定することを特徴とする請求項記載の信号伝送回路。
  3. 【請求項3】 指定手段は、 第1及び第2の信号の時間に対する遷移確率を検出する
    遷移確率検出回路を備え、 前記遷移確率検出回路は第1及び第2の複数ビットの排
    他的論理和回路を有し、 前記第1の排他的論理和回路は、前記第1の信号が交互
    に入力される第1及び第2の入力端子を有し、 前記第2の排他的論理和回路は、前記第2の信号が交互
    に入力される第1及び第2の入力端子を有することを特
    徴とする請求項記載の信号伝送回路。
  4. 【請求項4】 指定手段は、 第1及び第2の信号のうち遷移確率が高い方を判定する
    判定回路を備え、 この判定回路は、 前記第1及び第2の排他的論理和回路の出力の対応する
    ビット同志を比較する比較回路を有することを特徴とす
    る請求項記載の信号伝送回路。
  5. 【請求項5】 伝送すべき第1及び第2の信号が伝送さ
    れる第1及び第2の信号線と、 前記第1及び第2の信号のうち少くとも一方の信号に対
    し、その信号と差動信号を形成するための信号であって
    且つ前記一方の信号とは時間的に一致しない不一致信号
    を生成する信号生成回路と、 前記信号生成回路により生成された不一致信号、及びこ
    の不一致信号と差動信号を形成する前記一方の信号を受
    け、この両信号を差動信号として前記第1及び第2の信
    号線に伝送する制御手段とを備え、 前記信号生成回路は、 前記第1の信号と差動信号を形成するための信号であっ
    て且つ前記第1の信号 とは時間的に一致しない第1の不
    一致信号を生成する第1の信号生成回路と、 前記第2の信号と差動信号を形成するための信号であっ
    て且つ前記第2の信号とは時間的に一致しない第2の不
    一致信号を生成する第2の信号生成回路とを備え、 前記制御手段は、 前記第1及び第2の信号並びに前記第1及び第2の信号
    生成手段により各々生成された第1及び第2の不一致信
    号を受け、前記第1の信号及び第1の不一致信号の組よ
    り成る第1の差動信号、及び前記第2の信号及び第2の
    不一致信号の組より成る第2の差動信号のうち何れか一
    方を選択し、この選択した差動信号を前記第1及び第2
    の信号線に伝送する選択手段と、 前記第1及び第2の差動信号のうち何れを前記選択手段
    が選択すべきかを指定する指定手段とを備え、 前記 指定手段は、予め設定された複数の信号出力パター
    ンのうち何れか1つを選択し、この選択した信号出力パ
    ターンに基いて、選択手段が選択すべき差動信号を指定
    することを特徴とする信号伝送回路。
  6. 【請求項6】 指定手段は、 第1及び第2の信号の各遷移確率が同程度で高い場合に
    クロック信号の1周期内に前記第1及び第2の差動信号
    を1個づつ差動伝送する信号出力パターンを有すること
    を特徴とする請求項記載の信号伝送回路。
  7. 【請求項7】 指定手段は、 第1及び第2の信号の各遷移確率が同程度で低い場合に
    クロック信号の1周期毎に交互に前記第1及び第2の差
    動信号を差動伝送する信号出力パターンを有することを
    特徴とする請求項記載の信号伝送回路。
  8. 【請求項8】 指定手段は、 一方の信号の遷移確率が他方の信号の遷移確率よりも高
    いが所定値未満の場合に前記一方の信号を含む差動信号
    のみをクロック信号の1周期毎に1個づつ差動伝送する
    信号出力パターンを有することを特徴とする請求項
    載の信号伝送回路。
  9. 【請求項9】 指定手段は、 一方の信号の遷移確率が他方の信号の遷移確率よりも所
    定値以上に高い場合に前記一方の信号を含む差動信号の
    みをクロック信号の1周期内に2個づつ差動伝送する信
    号出力パターンを有することを特徴とする請求項記載
    の信号伝送回路。
  10. 【請求項10】 伝送すべき第1及び第2の信号が伝送
    される第1及び第2の信号線と、 前記第1及び第2の信号のうち少くとも一方の信号に対
    し、その信号と差動信号を形成するための信号であって
    且つ前記一方の信号とは時間的に一致しない不一致信号
    を生成する信号生成回路と、 前記信号生成回路により生成された不一致信号、及びこ
    の不一致信号と差動信号を形成する前記一方の信号を受
    け、この両信号を差動信号として前記第1及び第2の信
    号線に伝送する制御手段とを備え、 前記信号生成回路は、 前記第1の信号と差動信号を形成するための信号であっ
    て且つ前記第1の信号とは時間的に一致しない第1の不
    一致信号を生成する第1の信号生成回路と、 前記第2の信号と差動信号を形成するための信号であっ
    て且つ前記第2の信号とは時間的に一致しない第2の不
    一致信号を生成する第2の信号生成回路とを備え、 前記制御手段は、 前記第1及び第2の信号並びに前記第1及び第2の信号
    生成手段により各々生成された第1及び第2の不一致信
    号を受け、前記第1の信号及び第1の不一致信号の組よ
    り成る第1の差動信号、及び前記第2の信号及び第2の
    不一致信号の組より成る第2の差動信号のうち何れか一
    方を選択し、この選択した差動信号を前記第1及び第2
    の信号線に伝送する選択手段と、 前記第1及び第2の差動信号のうち何れを前記選択手段
    が選択すべきかを指定する指定手段とを備え、 前記 指定手段は、システムの使用状態の情報を含むモー
    ド情報に依存して、選択手段が選択すべき差動信号を指
    定することを特徴とする信号伝送回路。
  11. 【請求項11】 伝送すべき第1及び第2の信号が伝送
    される第1及び第2の信号線と、 前記第1及び第2の信号のうち少くとも一方の信号に対
    し、その信号と差動信号を形成するための信号であって
    且つ前記一方の信号とは時間的に一致しない不一致信号
    を生成する信号生成回路と、 前記信号生成回路により生成された不一致信号、及びこ
    の不一致信号と差動信号を形成する前記一方の信号を受
    け、この両信号を差動信号として前記第1及び第2の信
    号線に伝送する制御手段とを備え、 前記信号生成回路は、 前記第1の信号と差動信号を形成するための信号であっ
    て且つ前記第1の信号とは時間的に一致しない第1の不
    一致信号を生成する第1の信号生成回路と、 前記第2の信号と差動信号を形成するための信号であっ
    て且つ前記第2の信号とは時間的に一致しない第2の不
    一致信号を生成する第2の信号生成回路とを備え、 前記制御手段は、 前記第1及び第2の信号並びに前記第1及び第2の信号
    生成手段により各々生成された第1及び第2の不一致信
    号を受け、前記第1の信号及び第1の不一致信号の組よ
    り成る第1の差動信号、及び前記第2の信号及び第2の
    不一致信号の組より成る第2の差動信号のうち何れか一
    方を選択し、この選択した差動信号を前記第1及び第2
    の信号線に伝送する選択手段と、 前記第1及び第2の差動信号のうち何れを前記選択手段
    が選択すべきかを指定する指定手段とを備え、 前記 指定手段は、 第1及び第2の信号の時間に対する遷移確率を検出する
    遷移確率検出回路と、 システムの使用状態の情報を含むモード情報を検出する
    モード情報検出回路と、 前記両検出回路の出力のうち何れか一方を、予め決定さ
    れる優先順位に応じて選定する優先順位判定回路とを有
    し、 前記選定した遷移確率又はモード情報に依存して、選択
    手段が選択すべき差動信号を指定することを特徴とする
    信号伝送回路。
  12. 【請求項12】 第1及び第2の信号は、 時間に対する遷移確率分布特性が相互に大きく異なる2
    つの信号であることを特徴とする請求項記載の信号伝
    送回路。
  13. 【請求項13】 第1及び第2の信号は、 共に画像データであり、前記第1及び第2の信号のうち
    何れか一方は輝度信号情報であり、他方は色信号情報で
    あることを特徴とする請求項12記載の信号伝送回路。
  14. 【請求項14】 第1及び第2の信号は、 共に画像データであり、前記第1及び第2の信号のうち
    何れか一方は文字専用のウインドウ情報であり、他方は
    画像表示のウインドウ情報であることを特徴とする請求
    12記載の信号伝送回路。
  15. 【請求項15】 第1及び第2の信号は、 共に画像データであり、前記第1及び第2の信号のうち
    何れか一方は偶数フィールド情報であり、他方は奇数フ
    ィールド情報であることを特徴とする請求項12記載の
    信号伝送回路。
  16. 【請求項16】 指定手段は、 同期信号であるクロック信号の1周期内に選択手段が差
    動信号を何回選択すべきかの回数を指定する回数指定手
    段を有することを特徴とする請求項1、5、10又は1
    記載の信号伝送回路。
  17. 【請求項17】 第1及び第2の信号生成手段は、各
    々、 不一致信号として、伝送すべき信号に対して相補の信号
    を生成するインバータより成ることを特徴とする請求項
    1、5、10又は11記載の信号伝送回路。
  18. 【請求項18】 第1及び第2の信号生成手段は、各
    々、 不一致信号として、伝送すべき信号を時間的に遅延した
    信号を生成する第1及び第2の遅延信号生成回路より成
    ることを特徴とする請求項1、5、10又は11記載の
    信号伝送回路。
  19. 【請求項19】第1及び第2の遅延信号生成回路は、各
    々、 前記第1及び第2の信号線に直列に配置された遅延素子
    より成ることを特徴とする請求項18記載の信号伝送回
    路。
  20. 【請求項20】 第1及び第2の信号生成手段は、各
    々、 不一致信号として、伝送すべき信号の電流量を変更した
    信号を生成する第1及び第2の電流量変更回路より成る
    ことを特徴とする請求項1、5、10又は11記載の信
    号伝送回路。
  21. 【請求項21】 第1及び第2の電流量変更回路は、各
    々、 前記第1及び第2の信号線のインピーダンスを変更する
    インピーダンス変更回路より成ることを特徴とする請求
    20記載の信号伝送回路。
  22. 【請求項22】 請求項1、5、10又は11記載の単
    位回路を複数備える ことを特徴とする信号伝送回路。
  23. 【請求項23】 伝送すべき第1及び第2の信号を第1
    及び第2の信号線を用いて伝送する信号伝送方法であっ
    て、 前記第1及び第2の信号を受ける第1ステップと、 前記第1及び第2の信号のうち少くとも一方の信号に対
    し、その信号と差動信号を形成するための信号であって
    且つ前記一方の信号とは時間的に一致しない信号を生成
    する第2ステップと、 前記生成された不一致信号、及びこの不一致信号と差動
    信号を形成する前記一方の信号を差動信号として前記第
    1及び第2の信号線に伝送する第3ステップとを有し、 前記第2ステップは、前記第1及び第2の信号のうち時
    間に対する遷移確率の高い信号に対し、不一致信号を生
    成する ことを特徴とする信号伝送方法。
  24. 【請求項24】 遷移確率の高い信号を含む差動信号を
    選択する際には、同期信号であるクロック信号の1周期
    内に前記差動信号を複数個時間的に連続して第1及び第
    2の信号線に送出することを特徴とする請求項23記載
    の信号伝送方法。
  25. 【請求項25】 第2ステップは、 前記第1及び第2の信号と各々時間的に一致しない第1
    及び第2の不一致信号を生成するステップを有し、 前記第3ステップは、 前記第1及び第2の信号の時間に対する遷移確率を検出
    するステップと、 前記検出した遷移確率に依存して前記第1の信号及び前
    記第1の不一致信号より成る第1の差動信号、及び前記
    第2の信号及び第2の不一致信号より成る第2の差動信
    号のうち何れか一方を選択するステップと、 前記選択した差動信号を前記第1及び第2の信号線に送
    出するステップとを有することを特徴とする請求項23
    記載の信号伝送方法。
  26. 【請求項26】 第2ステップは、 前記第1及び第2の信号と各々時間的に一致しない第1
    及び第2の不一致信号を生成するステップを有し、 前記第3ステップは、 システムの使用状態の情報を含むモード情報を検出する
    ステップと、 前記検出したモード情報に依存して前記第1の信号及び
    前記第1の不一致信号より成る第1の差動信号、及び前
    記第2の信号及び第2の不一致信号より成る第2の差動
    信号のうち何れか一方を選択するステップと、 前記選択した差動信号を前記第1及び第2の信号線に送
    出するステップとを有することを特徴とする請求項23
    記載の信号伝送方法。
  27. 【請求項27】 伝送すべき第1及び第2の信号を第1
    及び第2の信号線を用いて伝送する信号伝送回路であっ
    て、 第1の信号を入力して第1の信号線に与える第1のスイ
    ッチ手段と、 第2の信号を入力して第2の信号線に与える第2のスイ
    ッチ手段とを備えると共に、第1の信号を入力して第2
    の信号線に与える第3のスイッチ手段と、 第2の信号を入力して第1の信号線に与える第4のスイ
    ッチ手段と、 前記第1のスイッチ手段により第1の信号が第1の信号
    線に与えられている際に、前記第2のスイッチ手段によ
    り第2の信号が第2の信号線に与えられない時、前記第
    3のスイッチ手段により次の第1の信号を第2の信号線
    に与える第1の制御手段と、 前記第2のスイッチ手段により第2の信号が第2の信号
    線に与えられている際に、前記第1のスイッチ手段によ
    り第1の信号が第1の信号線に与えられない時、前記第
    4のスイッチ手段により次の第2の信号を第1の信号線
    に与える第2の制御手段とを単位回路として備えたこと
    を特徴とする信号伝送回路。
  28. 【請求項28】 請求項27記載の単位回路を複数個備
    えることを特徴とする信号伝送回路。
  29. 【請求項29】 複数個の第1の信号及び複数個の第2
    の信号を各々連続してラッチする第1及び第2のラッチ
    回路を備え、 前記第1のラッチ回路の出力が前記第1及び第3のスイ
    ッチ手段に与えられ、前記第2のラッチ回路の出力が前
    記第2及び第4のスイッチ手段に与えられることを特徴
    とする請求項27又は請求項28記載の信号伝送回路。
  30. 【請求項30】 第1及び第2の制御手段は、各々、第
    1及び第2の信号の時間に対する遷移確率を検出する遷
    移確率検出手段を備え、 その検出した遷移確率により、前記第1又は第2の信号
    が各々前記第1又は第2の信号線に与えられないことを
    検出することを特徴とする請求項27又は請求項28
    載の信号伝送回路。
  31. 【請求項31】 第1及び第2の制御手段は、各々、 システムの使用状態の情報を含むモード情報を検出する
    モード検出手段を備え、 その検出したモード情報により、前記第1又は第2の信
    号が各々前記第1又は第2の信号線に与えられないこと
    を検出することを特徴とする請求項27又は請求項28
    記載の信号伝送回路。
  32. 【請求項32】 別途、第1及び第2の信号の時間に対
    する遷移確率を検出する遷移確率検出手段と、 システムの使用状態の情報を含むモード情報を検出する
    モード検出手段と、 前記遷移確率検出手段の出力及び前記モード検出手段の
    出力の何れか一方を、予め決定される優先順位に応じて
    選定する選定手段とを備え、 前記第1及び第2の制御手段は、 前記選定手段により選定された遷移確率又はモード情報
    により、前記第1又は第2の信号が各々第1又は第2の
    信号線に与えられないことを検出することを特徴とする
    請求項27又は請求項28記載の信号伝送回路。
  33. 【請求項33】 第1及び第2の信号は、 時間に対する遷移確率分布特性が相互に大きく異なる2
    つの信号であることを特徴とする請求項27又は請求項
    28記載の信号伝送回路。
  34. 【請求項34】 第1及び第2の信号は、 共に画像データであり、前記第1及び第2の信号のうち
    何れか一方は輝度信号情報であり、他方は色信号情報で
    あることを特徴とする請求項33記載の信号伝送回路。
  35. 【請求項35】 第1及び第2の信号は、 共に画像データであり、前記第1及び第2の信号のうち
    何れか一方は文字専用のウインドウ情報であり、他方は
    画像表示のウインドウ情報であることを特徴とする請求
    33記載の信号伝送回路。
  36. 【請求項36】 伝送すべき第1及び第2の信号を第1
    及び第2の信号線を用いて伝送する信号伝送方法であっ
    て、 前記第1及び第2の信号を受け、 前記第1の信号を前記第1の信号線に送出し、 一方、前記入力した第2の信号の時間に対する遷移確率
    を検出し、 前記検出した遷移確率が低いとき、前記送出した第1の
    信号に時間的に続く次の第1の信号を前記第2の信号線
    に送出することを特徴とする信号伝送方法。
  37. 【請求項37】 伝送すべき第1及び第2の信号を第1
    及び第2の信号線を用いて伝送する信号伝送方法であっ
    て、 前記第1及び第2の信号を受け、 前記第1の信号を前記第1の信号線に送出し、 一方、システムの使用状態の情報を含むモード情報を検
    出し、 前記検出したモード情報が前記入力した第2の信号の送
    出を要求しない時、前記送出した第1の信号に時間的に
    続く次の第1の信号を前記第2の信号線に送出すること
    を特徴とする信号伝送方法。
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