JP3292691B2 - タグピン添付装置 - Google Patents
タグピン添付装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタグピン添付装置に
関し、より詳しくは着物、靴などの対象物にタグを吊り
下げるためのタグピンを添付することにおいて、非常に
狭いピッチで無数に配列されているタグピンであって
も、ばらで押出できるように構成したタグピン添付装置
に関する。
関し、より詳しくは着物、靴などの対象物にタグを吊り
下げるためのタグピンを添付することにおいて、非常に
狭いピッチで無数に配列されているタグピンであって
も、ばらで押出できるように構成したタグピン添付装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】タグピン添付装置は、図7に示すような
タグピンTを着物、靴などに添付させる装置である。タ
グピンTは、図示略したタグを吊り下げるヘッドHと、
このヘッドHから伸ばされたロッドRと、またロッドR
の長手方向と直交するように形成したストッパSとから
構成され、このように構成されたタグピンTは図8に示
すようにカッティング部Cを介して連結棒Bに多数配列
されるように一体に射出成型される。
タグピンTを着物、靴などに添付させる装置である。タ
グピンTは、図示略したタグを吊り下げるヘッドHと、
このヘッドHから伸ばされたロッドRと、またロッドR
の長手方向と直交するように形成したストッパSとから
構成され、このように構成されたタグピンTは図8に示
すようにカッティング部Cを介して連結棒Bに多数配列
されるように一体に射出成型される。
【0003】このように構成されたタグピンTは、タグ
ピン添付装置により着物、靴などを貫通されるように差
し込まれる中空針を通じて押出されてタグを取付けさせ
るようになる。
ピン添付装置により着物、靴などを貫通されるように差
し込まれる中空針を通じて押出されてタグを取付けさせ
るようになる。
【0004】より詳しくは、使用者がタグピン添付装置
の中空針を着物、靴などに差し込んでトリガーを引く
と、前記のタグピンTのストッパSが中空針を通じて対
象物の裏へ押出されて掛かって、タグはヘッドHに吊る
される。また、ストッパSが押出される時、タグピンT
のカッティング部Cは中空針に設けられるカッタにより
切られて連結棒Dから分かれる。
の中空針を着物、靴などに差し込んでトリガーを引く
と、前記のタグピンTのストッパSが中空針を通じて対
象物の裏へ押出されて掛かって、タグはヘッドHに吊る
される。また、ストッパSが押出される時、タグピンT
のカッティング部Cは中空針に設けられるカッタにより
切られて連結棒Dから分かれる。
【0005】前記のようにタグピンTを対象物に吊り下
げるためのタグピン添付装置の構造は、前記のタグピン
Tのカッティング部Cを掛け引いて順に押出位置まで装
填されるようにする供給機構と、供給されたタグピンT
のストッパSをその軸方向に押して中空針内に通じさせ
る押出機構と、そして押出機構を軽い力にて操作できる
ようにする倍力機構とを備えている。
げるためのタグピン添付装置の構造は、前記のタグピン
Tのカッティング部Cを掛け引いて順に押出位置まで装
填されるようにする供給機構と、供給されたタグピンT
のストッパSをその軸方向に押して中空針内に通じさせ
る押出機構と、そして押出機構を軽い力にて操作できる
ようにする倍力機構とを備えている。
【0006】前記の構成において、供給機構はスプロケ
ット方式とフック方式に大別される。前記のスプロッケ
ト方式の例として、本発明者が提案した米国特許第4、
969、589号をあげることができる。これは簡単な
構造であり、タグピン供給が確実になる利点を備えてい
るが、スプロケットの歯のピッチがタグピンの配列間隙
と一致されるべきであるので、一つの連結棒に配列され
るタグピンの個数が限られる不都合がある。
ット方式とフック方式に大別される。前記のスプロッケ
ト方式の例として、本発明者が提案した米国特許第4、
969、589号をあげることができる。これは簡単な
構造であり、タグピン供給が確実になる利点を備えてい
るが、スプロケットの歯のピッチがタグピンの配列間隙
と一致されるべきであるので、一つの連結棒に配列され
るタグピンの個数が限られる不都合がある。
【0007】通常において、タグピンTは連結棒Dの一
つごとに80−100個のタグピンを配列できるが、ス
プロケット方式の場合には50個を超過して配列するこ
とができないので、使用者は新たなタグピンの交替を度
々しなければならない不都合がある。
つごとに80−100個のタグピンを配列できるが、ス
プロケット方式の場合には50個を超過して配列するこ
とができないので、使用者は新たなタグピンの交替を度
々しなければならない不都合がある。
【0008】これに比べて、フック方式はタグピンの配
列間隙が狭くなっても装填できる利点がある。フック方
式にタグピンを装填するフィンガーの動きは、昇降運動
を繰り返してタグピンを装填させることと、前進−下降
−後進−上昇の3次元運動でタグピンを装填させること
である。ただし、昇降運動のみ行うことは、構造が簡単
な利点はあるが、フィンガーがタグピンを掛けて下げる
時に、抜けてミス装填されることが時々発生するので、
良い方法ではない。
列間隙が狭くなっても装填できる利点がある。フック方
式にタグピンを装填するフィンガーの動きは、昇降運動
を繰り返してタグピンを装填させることと、前進−下降
−後進−上昇の3次元運動でタグピンを装填させること
である。ただし、昇降運動のみ行うことは、構造が簡単
な利点はあるが、フィンガーがタグピンを掛けて下げる
時に、抜けてミス装填されることが時々発生するので、
良い方法ではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
日本国実用新案出願平8−7434号を通じてフィンガ
ーが3次元運動を行いながら、タグピンを押出位置に装
填させるタグピン添付装置を提案したことがある。
日本国実用新案出願平8−7434号を通じてフィンガ
ーが3次元運動を行いながら、タグピンを押出位置に装
填させるタグピン添付装置を提案したことがある。
【0010】前記のタグピン添付装置において、フィン
ガーは昇降プレートに保持され、タグピンの押出方向に
だけ平行に往復運動するように設けられ、また、この往
復運動が前記の昇降プレートの位置に応じて揺動レバー
により制御される構造を含んでいる。
ガーは昇降プレートに保持され、タグピンの押出方向に
だけ平行に往復運動するように設けられ、また、この往
復運動が前記の昇降プレートの位置に応じて揺動レバー
により制御される構造を含んでいる。
【0011】前記の昇降プレートは、トリガーの操作に
よりタグピンの押出方向に往復運動する連動体により、
前記のタグピンの押出方向と直交する方向に昇降作動さ
れる。即ち、前記連動体は、トリガーの操作により前進
移動する際に、昇降プレートを上死点に昇降させると共
に揺動レバーを介してフィンガーが後進に位置するよう
に連動させる。そして、前記の連動体の前進移動が終わ
る時に後進位置するフィンガーの後端部を打って前進移
動する。また、連動体が後進移動する際には、昇降プレ
ートが下げるようになり、前進位置したフィンガーはそ
の尖鋭部にタグピンのカッティング部を押さえて押出位
置に装填させる。
よりタグピンの押出方向に往復運動する連動体により、
前記のタグピンの押出方向と直交する方向に昇降作動さ
れる。即ち、前記連動体は、トリガーの操作により前進
移動する際に、昇降プレートを上死点に昇降させると共
に揺動レバーを介してフィンガーが後進に位置するよう
に連動させる。そして、前記の連動体の前進移動が終わ
る時に後進位置するフィンガーの後端部を打って前進移
動する。また、連動体が後進移動する際には、昇降プレ
ートが下げるようになり、前進位置したフィンガーはそ
の尖鋭部にタグピンのカッティング部を押さえて押出位
置に装填させる。
【0012】しかし、本発明者が提案したタグピン添付
装置は、前記のように昇降プレートとフィンガーの同期
作動に要する構成部品の数が多く、組立作業において相
当な熟練が要求される不都合がある。
装置は、前記のように昇降プレートとフィンガーの同期
作動に要する構成部品の数が多く、組立作業において相
当な熟練が要求される不都合がある。
【0013】そこで、本発明の目的は、磁石を用いる簡
単な構造によりフィンガーが3次元運動を行うようにす
ることにより、部品数の削減と組立作業の簡便化を図り
得る新たなタグピン添付装置を提供することである。
単な構造によりフィンガーが3次元運動を行うようにす
ることにより、部品数の削減と組立作業の簡便化を図り
得る新たなタグピン添付装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的により、本発明
は、二つに分割形成されるケースのある一側の内部空間
に昇降プレートを設け、この昇降プレートにタグピン装
填用フィンガーを往復自在に保持すると共に前記の昇降
プレートがトリガーの操作による連動体の往復運動で昇
降されるようにして前記のタグピンが所定の装填位置に
供給されるようにしたタグピン添付装置において、前記
ケースのある一側の内部空間に前記の昇降プレートを導
く案内レールが一体に設けられ、この案内レールの所定
箇所に一対のマグネットが相互外れるところに取付けら
れ、前記昇降プレートに保持されて往復運動するフィン
ガーの所定箇所には前記の昇降プレートの上死点と下死
点の位置において夫々対応するマグネットに吸着されて
前記のフィンガーの往復運動を起こす磁性突出部が一体
に形成された構成となる。
は、二つに分割形成されるケースのある一側の内部空間
に昇降プレートを設け、この昇降プレートにタグピン装
填用フィンガーを往復自在に保持すると共に前記の昇降
プレートがトリガーの操作による連動体の往復運動で昇
降されるようにして前記のタグピンが所定の装填位置に
供給されるようにしたタグピン添付装置において、前記
ケースのある一側の内部空間に前記の昇降プレートを導
く案内レールが一体に設けられ、この案内レールの所定
箇所に一対のマグネットが相互外れるところに取付けら
れ、前記昇降プレートに保持されて往復運動するフィン
ガーの所定箇所には前記の昇降プレートの上死点と下死
点の位置において夫々対応するマグネットに吸着されて
前記のフィンガーの往復運動を起こす磁性突出部が一体
に形成された構成となる。
【0015】
【発明の実施の形態】このように、本発明の構成におい
て、磁性突出部は前記のフィンガーを打ち抜いて一体に
形成できる。さらに、前記の案内レールは、一列若しく
は二列に設けられることができる。案内レールが一列で
ある構造において、マグネットは前記の案内レールの両
側面の所定箇所に、また、前記の案内レールが二列であ
る構造においては対向する内側面の所定箇所に、若しく
は、同一方向の一側面に夫々相互外れるように配するこ
とができる。
て、磁性突出部は前記のフィンガーを打ち抜いて一体に
形成できる。さらに、前記の案内レールは、一列若しく
は二列に設けられることができる。案内レールが一列で
ある構造において、マグネットは前記の案内レールの両
側面の所定箇所に、また、前記の案内レールが二列であ
る構造においては対向する内側面の所定箇所に、若しく
は、同一方向の一側面に夫々相互外れるように配するこ
とができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を、添付図面の
図1〜図6に基づいて詳細に説明する。
図1〜図6に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の構成を示した分解斜視図
で、符号2は一対に分割形成されたケース、符号4はタ
グピン供給機構、そして符号6は押出機構、符号8は倍
力機構を夫々現している。
で、符号2は一対に分割形成されたケース、符号4はタ
グピン供給機構、そして符号6は押出機構、符号8は倍
力機構を夫々現している。
【0018】ケース2の内部位置には、前記のタグピン
供給機構4と押出機構6及び倍力機構8が収容される。
ケース2の前方には従来のタグピン添付装置のように中
空針20が取着され、また、この中空針20に直交する
上面には図7及び図8に示されたタグピンTのロッドD
が差し込まれるスロット21が設けられている。前記の
スロット21は、一対に分割形成されたケース2の一側
に片寄せて設けることが通常である。
供給機構4と押出機構6及び倍力機構8が収容される。
ケース2の前方には従来のタグピン添付装置のように中
空針20が取着され、また、この中空針20に直交する
上面には図7及び図8に示されたタグピンTのロッドD
が差し込まれるスロット21が設けられている。前記の
スロット21は、一対に分割形成されたケース2の一側
に片寄せて設けることが通常である。
【0019】ケース2の後尾の上部には、隔壁22で区
画されて中空針20などが取付けられる空間が備わって
おり、この空間は蓋23で開閉される。前記スロット2
1の近くには、壁体24で区画される空間25が設けら
れ、この空間25の略中心にはケース2の内側に案内レ
ール26が一体に設けられている。
画されて中空針20などが取付けられる空間が備わって
おり、この空間は蓋23で開閉される。前記スロット2
1の近くには、壁体24で区画される空間25が設けら
れ、この空間25の略中心にはケース2の内側に案内レ
ール26が一体に設けられている。
【0020】図示した図面において、案内レール26は
一対として設けられ、これら一対で形成された案内レー
ル26の内向面には夫々マグネット27a、27bが取
着されている。そして、前記の空間25の側傍ではケー
ス2の内側後尾まで一対の水平壁体28a、28bが形
成され、また、これらの水平壁体28a、28bの間に
は水平ガイド29が凸設されている。
一対として設けられ、これら一対で形成された案内レー
ル26の内向面には夫々マグネット27a、27bが取
着されている。そして、前記の空間25の側傍ではケー
ス2の内側後尾まで一対の水平壁体28a、28bが形
成され、また、これらの水平壁体28a、28bの間に
は水平ガイド29が凸設されている。
【0021】前記の空間25に隣り合わせている上側水
平壁体28aの上方には、ラッチ30が昇降自在に設置
される。前記ラッチ30は、本発明者が提案した日本国
実用新案出願平8−7434号のタグピン添付装置のよ
うに、ケース2の外側に取付けられるノブ31で昇降さ
れるバー32に沿って滑動自在に配置されることであ
る。
平壁体28aの上方には、ラッチ30が昇降自在に設置
される。前記ラッチ30は、本発明者が提案した日本国
実用新案出願平8−7434号のタグピン添付装置のよ
うに、ケース2の外側に取付けられるノブ31で昇降さ
れるバー32に沿って滑動自在に配置されることであ
る。
【0022】前記タグピン供給機構4は、ケース2の空
間において案内レール26に沿って上下に導かれる昇降
プレート40を備えている。前記の昇降プレート40
は、タグピンを装填位置に押し付けるフィンガー41の
往復運動をガイドするためのペセイジ溝42を有し、こ
の溝42の中央部は前記の案内レール26と係合される
ために裏側に設けられたチャネル43と合わせになる。
また、前記のペセイジ溝42に沿って往復運動するフィ
ンガー41は、先端部が図8に示されたタグピンTのカ
ッティング部Cを掛けて引く尖鋭部44となる一方、一
側面には磁性突出部45を一体に有する。前記の磁性突
出部45は、昇降プレート40のチャネル43を通じて
延長されて、前記の案内レール26の両マグネット27
a、27bの間に置くように組み立てられる。
間において案内レール26に沿って上下に導かれる昇降
プレート40を備えている。前記の昇降プレート40
は、タグピンを装填位置に押し付けるフィンガー41の
往復運動をガイドするためのペセイジ溝42を有し、こ
の溝42の中央部は前記の案内レール26と係合される
ために裏側に設けられたチャネル43と合わせになる。
また、前記のペセイジ溝42に沿って往復運動するフィ
ンガー41は、先端部が図8に示されたタグピンTのカ
ッティング部Cを掛けて引く尖鋭部44となる一方、一
側面には磁性突出部45を一体に有する。前記の磁性突
出部45は、昇降プレート40のチャネル43を通じて
延長されて、前記の案内レール26の両マグネット27
a、27bの間に置くように組み立てられる。
【0023】一方、昇降プレート40のペセイジ溝42
の下側部には、カム溝46が一体に形成されている。図
2は、前記のタグピン供給機構4をより詳しく現われる
拡大斜視図である。前記の両マグネット27a、27b
は、案内レール26上で上下に外れるように取着され、
さらに上側マグネット27aは前記の昇降プレート40
が上死点に置かれる際にフィンガー41の磁性突出部4
5と合致する位置になるところへ、また下側マグネット
27bは下死点に置かれる際に前記の磁性突出部45と
合致する位置になるところに、夫々固着される。このよ
うにタグピン供給機構4がケース2の内部に組み込まれ
た後で、その上にカバー47が被せられる。
の下側部には、カム溝46が一体に形成されている。図
2は、前記のタグピン供給機構4をより詳しく現われる
拡大斜視図である。前記の両マグネット27a、27b
は、案内レール26上で上下に外れるように取着され、
さらに上側マグネット27aは前記の昇降プレート40
が上死点に置かれる際にフィンガー41の磁性突出部4
5と合致する位置になるところへ、また下側マグネット
27bは下死点に置かれる際に前記の磁性突出部45と
合致する位置になるところに、夫々固着される。このよ
うにタグピン供給機構4がケース2の内部に組み込まれ
た後で、その上にカバー47が被せられる。
【0024】上記の押出機構6は、スライダ60と、こ
れに押し付けて移動される連動体61とからなる。前記
のスライダ60の側面中心には、軸受部62が一体に形
成され、ここに図8に示したタグピンTのストッパSを
軸方向に押し出すための押出棒63の直交端部64が挿
入支持される。
れに押し付けて移動される連動体61とからなる。前記
のスライダ60の側面中心には、軸受部62が一体に形
成され、ここに図8に示したタグピンTのストッパSを
軸方向に押し出すための押出棒63の直交端部64が挿
入支持される。
【0025】また、前記の連動体61の前方には、アー
ム65が一体に延びて形成されており、このアーム65
の終端部には前記の昇降プレート40のカム溝46と係
合されたカム軸66が設けられ、前記のカム軸65に隣
り合わせているところにヨーク67が形成される一方、
このヨークの対向側にはストッパ68が一体に設けられ
ている。
ム65が一体に延びて形成されており、このアーム65
の終端部には前記の昇降プレート40のカム溝46と係
合されたカム軸66が設けられ、前記のカム軸65に隣
り合わせているところにヨーク67が形成される一方、
このヨークの対向側にはストッパ68が一体に設けられ
ている。
【0026】前記のヨーク67には、押出棒63が差し
込まれ、これにより前記の押出棒63はスライダ60に
乗って前・後進時に揺れなくて直線状に移動されるよう
に案内される。このように押出棒63を案内してくれる
ヨーク67は、その一端が延長されてプッシャ69を形
成させる場合もある。この場合に、前記のプッシャ69
は連動体61が前進端に置かれる時にフィンガー41の
後端部を打って押す作用をする。本発明において、前記
のプッシャ69は必ず必要ものではなくて、前記のヨー
ク67がフィンガー41の後端部を打つようにすること
もできる。
込まれ、これにより前記の押出棒63はスライダ60に
乗って前・後進時に揺れなくて直線状に移動されるよう
に案内される。このように押出棒63を案内してくれる
ヨーク67は、その一端が延長されてプッシャ69を形
成させる場合もある。この場合に、前記のプッシャ69
は連動体61が前進端に置かれる時にフィンガー41の
後端部を打って押す作用をする。本発明において、前記
のプッシャ69は必ず必要ものではなくて、前記のヨー
ク67がフィンガー41の後端部を打つようにすること
もできる。
【0027】前記の連動体61のストッパ68は、その
対向側のヨーク67と共にスライダ60のストロークを
定める。前記の倍力機構8は、従来のタグピン添付装置
のようにトリガー状のハンドル80と、ここに一端部が
軸受される梃子81とからなる。梃子81は、中間とそ
の下側に位置する二つの軸孔82、83を有し、また、
先端部には長孔84が設けられている。
対向側のヨーク67と共にスライダ60のストロークを
定める。前記の倍力機構8は、従来のタグピン添付装置
のようにトリガー状のハンドル80と、ここに一端部が
軸受される梃子81とからなる。梃子81は、中間とそ
の下側に位置する二つの軸孔82、83を有し、また、
先端部には長孔84が設けられている。
【0028】前記の梃子81の軸孔82は、ケース2の
所定箇所に軸受され、またその下の軸孔83はハンドル
80の内部でピンなどで軸受され、そしてハンドル80
は復座スプリングを有する支持ピン86などにより軸受
されて夫々所定箇所に取着される。
所定箇所に軸受され、またその下の軸孔83はハンドル
80の内部でピンなどで軸受され、そしてハンドル80
は復座スプリングを有する支持ピン86などにより軸受
されて夫々所定箇所に取着される。
【0029】一方、ケース2のスロット21の下方に
は、チェッカー87が挿設される。前記のチェッカー8
7は、ケース2の空間25でその下側に設けられた挿入
溝33に簡単に差し込まれて取付けられ、これは従来の
ようにスロット21に装填されるタグピンTのカッティ
ング部Cにいつも係合されて、それの供給中に前記のタ
グピンTがスロット21から脱けないように防止する。
は、チェッカー87が挿設される。前記のチェッカー8
7は、ケース2の空間25でその下側に設けられた挿入
溝33に簡単に差し込まれて取付けられ、これは従来の
ようにスロット21に装填されるタグピンTのカッティ
ング部Cにいつも係合されて、それの供給中に前記のタ
グピンTがスロット21から脱けないように防止する。
【0030】なお、図1の符号88は、中空針20の差
し込まれるプロテクタである。
し込まれるプロテクタである。
【0031】次に作用を説明する。
【0032】前述のように構成される本発明のタグピン
添付装置によるタグピンTの押出は、図3乃至図5に示
されている。
添付装置によるタグピンTの押出は、図3乃至図5に示
されている。
【0033】図3の初期状態で、連動体61は復座スプ
リング85の付勢力により後進端にあるから、カム軸6
6はカム溝46の上側端に置かれて、前記の昇降プレー
ト40は下死点に置いている。また、下死点でフィンガ
ー41の磁性突出部45は、下側マグネット27bの磁
力に吸着されて後進しているので、その尖鋭部44は最
下端の一番目のタグピンTのカッティング部Cから脱け
ている状態に保持される。この状態で、タグピンTはチ
ェッカー87により握られているので、スロット21か
ら脱ける恐れはない。
リング85の付勢力により後進端にあるから、カム軸6
6はカム溝46の上側端に置かれて、前記の昇降プレー
ト40は下死点に置いている。また、下死点でフィンガ
ー41の磁性突出部45は、下側マグネット27bの磁
力に吸着されて後進しているので、その尖鋭部44は最
下端の一番目のタグピンTのカッティング部Cから脱け
ている状態に保持される。この状態で、タグピンTはチ
ェッカー87により握られているので、スロット21か
ら脱ける恐れはない。
【0034】次に、図4の図示のように、使用者がハン
ドル80を引くと、梃子81は従来のタグピン添付装置
のようにスライダ60を従動させる。梃子81により前
進移動されるスライダ60は、ある時期において連動体
61のヨーク67と接触して共に前進するようになり、
この際、その前方に延ばされたアーム65のカム軸66
はカム溝46に沿って動きながら昇降プレート40を上
死点まで押し上げるようになる。前記の昇降プレート4
0が上死点を向かって上昇すると、フィンガー41の磁
性突出部45は下側マグネット27bから分かれながら
共に上昇するようになる。
ドル80を引くと、梃子81は従来のタグピン添付装置
のようにスライダ60を従動させる。梃子81により前
進移動されるスライダ60は、ある時期において連動体
61のヨーク67と接触して共に前進するようになり、
この際、その前方に延ばされたアーム65のカム軸66
はカム溝46に沿って動きながら昇降プレート40を上
死点まで押し上げるようになる。前記の昇降プレート4
0が上死点を向かって上昇すると、フィンガー41の磁
性突出部45は下側マグネット27bから分かれながら
共に上昇するようになる。
【0035】この時において、押出棒63は、中空針2
0内にほとんど挿通されるようになるので、最下側のタ
グピンTは前記の中空針20を通じてほとんど押出され
た状態となる。
0内にほとんど挿通されるようになるので、最下側のタ
グピンTは前記の中空針20を通じてほとんど押出され
た状態となる。
【0036】図5に示したように、ハンドル80を完全
に引く際、連動体61は最前進端に置かれてカム軸66
とカム溝46との間のカム運動により昇降プレート40
は上死点に置かれる。このように、昇降プレート27a
が上死点に置かれると、フィンガー41の磁性突出部4
5は上側マグネット27aと合致してその磁力ために前
進して吸着されるようになり、その結果、前記のフィン
ガー41の尖鋭部44は二番目のタグピンTのカッティ
ング部Cに差し込まれてこれを掛け引ける状態に置かれ
る一方、押出棒63は中空針20の終わりの部分まで挿
通して二番目のタグピンTを完全に押出させるようにな
る。中空針20は、タグを付けるようにする対象物に差
し込まれるもので、これを通じて押出されたタグピンT
はその終端のストッパSにより吊らされているようにな
る。
に引く際、連動体61は最前進端に置かれてカム軸66
とカム溝46との間のカム運動により昇降プレート40
は上死点に置かれる。このように、昇降プレート27a
が上死点に置かれると、フィンガー41の磁性突出部4
5は上側マグネット27aと合致してその磁力ために前
進して吸着されるようになり、その結果、前記のフィン
ガー41の尖鋭部44は二番目のタグピンTのカッティ
ング部Cに差し込まれてこれを掛け引ける状態に置かれ
る一方、押出棒63は中空針20の終わりの部分まで挿
通して二番目のタグピンTを完全に押出させるようにな
る。中空針20は、タグを付けるようにする対象物に差
し込まれるもので、これを通じて押出されたタグピンT
はその終端のストッパSにより吊らされているようにな
る。
【0037】前記の実施例は、一対の案内レール26を
備える構成を示しているが、本発明はこれに限定される
ものではない。図6は、一つの案内レール26を備える
構成を示している。図示された構造は、空間25に一つ
の案内レール26が設けられ、その両側面に一対のマグ
ネット27a、27bが相互外れるところに固着されて
おり、また昇降プレート40に保持されたフィンガー4
1は前記の両マグネット27a、27bに夫々別に対応
する一対の磁性突出部45a、45bを備えている。
備える構成を示しているが、本発明はこれに限定される
ものではない。図6は、一つの案内レール26を備える
構成を示している。図示された構造は、空間25に一つ
の案内レール26が設けられ、その両側面に一対のマグ
ネット27a、27bが相互外れるところに固着されて
おり、また昇降プレート40に保持されたフィンガー4
1は前記の両マグネット27a、27bに夫々別に対応
する一対の磁性突出部45a、45bを備えている。
【0038】このような構成において、昇降プレート4
0は前記の実施例のように上下移動し、途中に上死点で
ある際には上側マグネット27aにフィンガー41の前
側の磁性突出部45aが吸着され、また下死点である際
は下側マグネット27bにフィンガー41の後側の磁性
突出部45bが吸着されることにより、前記のフィンガ
ー41が前後進移動を行って多数に列なったタグピンT
を順に装填させるようになる。
0は前記の実施例のように上下移動し、途中に上死点で
ある際には上側マグネット27aにフィンガー41の前
側の磁性突出部45aが吸着され、また下死点である際
は下側マグネット27bにフィンガー41の後側の磁性
突出部45bが吸着されることにより、前記のフィンガ
ー41が前後進移動を行って多数に列なったタグピンT
を順に装填させるようになる。
【0039】
【発明の効果】以上、本発明は、従来のタグピン添付装
置に、昇降プレートと案内レール、そして一対のマグネ
ット及びこれに吸着連動されるフィンガーなどの簡単な
構造の追加のみにより3次元運動となるようにするの
で、タグピンのカッティング部ピッチの巾に関係なく正
確に装填でき、また、部品数が少なくて組立作業も簡便
になる。
置に、昇降プレートと案内レール、そして一対のマグネ
ット及びこれに吸着連動されるフィンガーなどの簡単な
構造の追加のみにより3次元運動となるようにするの
で、タグピンのカッティング部ピッチの巾に関係なく正
確に装填でき、また、部品数が少なくて組立作業も簡便
になる。
【図1】本発明の構成を現すタクピン添付装置の分解斜
視図である。
視図である。
【図2】図1に示された主要部の拡大斜視図である。
【図3】本発明の作動関係をトリガー操作前の状態に現
すケース内側の側面図である。
すケース内側の側面図である。
【図4】トリガーを引板状態の中に作動関係を現すケー
ス内側の側面図である。
ス内側の側面図である。
【図5】トリガーを引く状態での作動関係を現すケース
内側の側面図である。
内側の側面図である。
【図6】本発明の他の実施例に関する主要部を示す側面
図である。
図である。
【図7】通常のタグピンの正面図である。
【図8】図7に示されたタグピンが一体に多数列なった
例を現す側面図である。
例を現す側面図である。
2 ケース 4 タグピン供給機構 6 押出機構 8 倍力機構 20 中空針 21 スロット 25 空間 26 案内レール 27a,27b マグネット 40 昇降プレート 41 フィンガー 42 ペセイジ溝 43 チャネル 44 尖鋭部 45 磁性突出部 46 カム溝 60 スライダ 61 連動体 62 軸直部 65 アーム 66 カム軸 67 ヨーク 68 ストッパ 69 プッシャ
Claims (3)
- 【請求項1】 二つに分割形成されるケースの一側の内
側空間に昇降プレートを設け、この昇降プレートにタグ
ピン装填用フィンガーを往復自在に保持すると共に前記
の昇降プレートがトリーガによる連動体の往復運動で昇
降作動されるようにし、前記のタグピンが所定の装填位
置に供給されるようにしたタグピン添付装置において、
前記のケースの一側の内部空間に前記の昇降プレートを
導く案内レールが一体に形成され、この案内レールの所
定箇所に一対のマグネットが相互外れるところに取り付
けられ、前記の昇降プレートに保持されて往復運動する
フィンガーの所定箇所には、前記の昇降プレートの上死
点と下死点のところで夫々対応するマグネットに吸着さ
れることにより前記のフィンガーの往復運動を起こす磁
性突出部が一体に設けられる構成となることを特徴とす
るタグピン添付装置。 - 【請求項2】 前記磁性突出部はフィンガーから打ち抜
いた一つまたは対向する一対となることを特徴とする請
求項1に記載のタグピン添付装置。 - 【請求項3】 前記の一対のマグネットが取り付けられ
る案内レールは前記ケースの内部空間に一列若しくは二
列となることを特徴とする請求項1に記載のタグピン添
付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35233597A JP3292691B2 (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | タグピン添付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35233597A JP3292691B2 (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | タグピン添付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11171149A JPH11171149A (ja) | 1999-06-29 |
JP3292691B2 true JP3292691B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=18423359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35233597A Expired - Fee Related JP3292691B2 (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | タグピン添付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3292691B2 (ja) |
-
1997
- 1997-12-05 JP JP35233597A patent/JP3292691B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11171149A (ja) | 1999-06-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |