JP3290511B2 - 車両の制御装置 - Google Patents
車両の制御装置Info
- Publication number
- JP3290511B2 JP3290511B2 JP16252893A JP16252893A JP3290511B2 JP 3290511 B2 JP3290511 B2 JP 3290511B2 JP 16252893 A JP16252893 A JP 16252893A JP 16252893 A JP16252893 A JP 16252893A JP 3290511 B2 JP3290511 B2 JP 3290511B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering
- correction
- vehicle
- driver
- control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドライバーがリラック
スして車両を操舵しているとき、そのリラックス状態を
継続させるべくドライバーがよりリラックスして操舵し
得るよう車両の旋回運動を変化させる制御装置に関す
る。
スして車両を操舵しているとき、そのリラックス状態を
継続させるべくドライバーがよりリラックスして操舵し
得るよう車両の旋回運動を変化させる制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の運動特性を車両の走行
環境に応じて変化させることにより、車両の運動特性を
ドライバーの要求に合致したものに変更制御しようとす
るものが提案されている。このような車両の制御装置と
して、道路状況に応じてスロットルゲインを変化させる
ものが提案されている(例えば、特開平2−24193
5号公報参照)。この制御装置は、道路状況を市街地
路、高速道路、登坂道路および渋滞道路に分類して、各
種道路状況に応じて定めたスロットル開度をスロットル
開度特性記憶手段に予め記憶させ、道路状況設定手段に
予め設定した上記道路状況の中から特定の道路状況を選
択指定することにより、その選択指定ごとにスロットル
開度を変更しようとするものである。
環境に応じて変化させることにより、車両の運動特性を
ドライバーの要求に合致したものに変更制御しようとす
るものが提案されている。このような車両の制御装置と
して、道路状況に応じてスロットルゲインを変化させる
ものが提案されている(例えば、特開平2−24193
5号公報参照)。この制御装置は、道路状況を市街地
路、高速道路、登坂道路および渋滞道路に分類して、各
種道路状況に応じて定めたスロットル開度をスロットル
開度特性記憶手段に予め記憶させ、道路状況設定手段に
予め設定した上記道路状況の中から特定の道路状況を選
択指定することにより、その選択指定ごとにスロットル
開度を変更しようとするものである。
【0003】また、上記車両の運動特性の中でも、ドラ
イバーのステアリング操舵に対する操舵特性を車速や車
両のヨーレイトなどに応じて変化させることにより、車
両の旋回運動をドライバーの要求に合致したものに変更
制御しようとするものも提案されている。このような車
両の制御装置として、ドライバーのステアリング操舵に
基く前輪の操舵角に対応する後輪の転舵比特性を車速に
応じて予め設定し、この転舵比特性で後輪を前輪操舵に
合わせて操舵制御するもの、あるいは、ドライバーのス
テアリング操舵量に基いて車両の制御目標ヨーレイトを
演算し、ヨーレイトの実測値と制御目標値との偏差に応
じたフィードバック制御量により後輪の操舵角をフィー
ドバック制御する、いわゆるヨーレイトフィードバック
制御を行うものが知られている(例えば、特開平1−2
62268号公報参照)。
イバーのステアリング操舵に対する操舵特性を車速や車
両のヨーレイトなどに応じて変化させることにより、車
両の旋回運動をドライバーの要求に合致したものに変更
制御しようとするものも提案されている。このような車
両の制御装置として、ドライバーのステアリング操舵に
基く前輪の操舵角に対応する後輪の転舵比特性を車速に
応じて予め設定し、この転舵比特性で後輪を前輪操舵に
合わせて操舵制御するもの、あるいは、ドライバーのス
テアリング操舵量に基いて車両の制御目標ヨーレイトを
演算し、ヨーレイトの実測値と制御目標値との偏差に応
じたフィードバック制御量により後輪の操舵角をフィー
ドバック制御する、いわゆるヨーレイトフィードバック
制御を行うものが知られている(例えば、特開平1−2
62268号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、自動車の走行
環境は、上記の各種道路状況だけで定まるものではな
く、同じ道路状況であってもその時の交通流の状態によ
っても種々変化する上、上記走行環境に対してドライバ
ーの望む車両の運動特性、すなわち、ドライバーの要求
は、走行環境の状態のみならず、その時の走行環境下で
ステアリング操作するドライバーの緊張度合いなどで表
される心理状態によっても変化する。そして、各種走行
環境下でドライバーがリラックス状態で操舵し得るか緊
張状態となるかはドライバーの主として運転技量などの
相違に起因してドライバー各人で相違する。従って、た
とえ走行環境の把握を各種センサなどを用いて行ったと
しても、それら走行環境からのみの検出情報によって車
両の操舵特性を画一的に制御するだけでは、個々のドラ
イバーの内面的要求と必ずしも合致したものとすること
ができない。
環境は、上記の各種道路状況だけで定まるものではな
く、同じ道路状況であってもその時の交通流の状態によ
っても種々変化する上、上記走行環境に対してドライバ
ーの望む車両の運動特性、すなわち、ドライバーの要求
は、走行環境の状態のみならず、その時の走行環境下で
ステアリング操作するドライバーの緊張度合いなどで表
される心理状態によっても変化する。そして、各種走行
環境下でドライバーがリラックス状態で操舵し得るか緊
張状態となるかはドライバーの主として運転技量などの
相違に起因してドライバー各人で相違する。従って、た
とえ走行環境の把握を各種センサなどを用いて行ったと
しても、それら走行環境からのみの検出情報によって車
両の操舵特性を画一的に制御するだけでは、個々のドラ
イバーの内面的要求と必ずしも合致したものとすること
ができない。
【0005】ところで、このようなドライバーの内面的
要求に合致するように車両の旋回運動を制御する目的の
一つは、ドライバーの緊張状態を緩和してステアリング
操舵をリラックスして行い得るようにして快適な運転性
および操縦安定性を確保することにあるが、ドライバー
がリラックスして操舵を行っている場合、無意識状態下
でのわずかなステアリング操舵によりその都度車両が機
敏に旋回運動すると、ドライバーの意図しない旋回運動
により緊張状態が生じ、快適な運転性が阻害される。そ
の一方、リラックスはしていても、走行環境に応じて車
両を機敏に旋回運動させる必要のある場合もある。
要求に合致するように車両の旋回運動を制御する目的の
一つは、ドライバーの緊張状態を緩和してステアリング
操舵をリラックスして行い得るようにして快適な運転性
および操縦安定性を確保することにあるが、ドライバー
がリラックスして操舵を行っている場合、無意識状態下
でのわずかなステアリング操舵によりその都度車両が機
敏に旋回運動すると、ドライバーの意図しない旋回運動
により緊張状態が生じ、快適な運転性が阻害される。そ
の一方、リラックスはしていても、走行環境に応じて車
両を機敏に旋回運動させる必要のある場合もある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、ドライバーが
リラックスして車両を操舵しているとき、その個々のド
ライバーのリラックス状態を継続させて操縦安定性およ
び快適運転性の持続を図ることにある。
たものであり、その目的とするところは、ドライバーが
リラックスして車両を操舵しているとき、その個々のド
ライバーのリラックス状態を継続させて操縦安定性およ
び快適運転性の持続を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、図1に示すように、前輪も
しくは後輪をステアリング操舵とは別途に操舵する操舵
手段20と、この操舵手段による車両の旋回運動を制御
する制御手段30とを設ける。そして、ドライバーのリ
ラックス状態を検出する心理状態検出手段40を設け、
この心理状態検出手段40によりドライバーのリラック
ス状態が検出されたとき、ステアリング操舵に対する車
両の旋回運動がより安定側になるよう上記制御手段30
による制御を補正する補正手段50を備える構成とする
ものである。
に、請求項1記載の発明は、図1に示すように、前輪も
しくは後輪をステアリング操舵とは別途に操舵する操舵
手段20と、この操舵手段による車両の旋回運動を制御
する制御手段30とを設ける。そして、ドライバーのリ
ラックス状態を検出する心理状態検出手段40を設け、
この心理状態検出手段40によりドライバーのリラック
ス状態が検出されたとき、ステアリング操舵に対する車
両の旋回運動がより安定側になるよう上記制御手段30
による制御を補正する補正手段50を備える構成とする
ものである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、心理状態検出手段40を、ドライバーから
心拍信号を取り出してドライバーの実際心拍数を計測す
る計測部と、この計測部により計測された実際心拍数に
基いてドライバーのリラックス状態を判定する判定部と
から構成する。そして、補正手段50を、上記心理状態
検出手段40により検出されたリラックス状態が設定時
間継続したとき補正を実行する構成とするものである。
明において、心理状態検出手段40を、ドライバーから
心拍信号を取り出してドライバーの実際心拍数を計測す
る計測部と、この計測部により計測された実際心拍数に
基いてドライバーのリラックス状態を判定する判定部と
から構成する。そして、補正手段50を、上記心理状態
検出手段40により検出されたリラックス状態が設定時
間継続したとき補正を実行する構成とするものである。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、補正手段50を、上記心理状態検出手段4
0により検出されたリラックス状態が第1設定時間継続
したとき補正を実行する一方、上記リラックス状態以外
の状態が第2設定時間継続したときすでに実行された補
正を逆側に戻し補正するように構成する。加えて、上記
第1設定時間として上記第2設定時間よりも長い時間を
設定する構成とするものである。
明において、補正手段50を、上記心理状態検出手段4
0により検出されたリラックス状態が第1設定時間継続
したとき補正を実行する一方、上記リラックス状態以外
の状態が第2設定時間継続したときすでに実行された補
正を逆側に戻し補正するように構成する。加えて、上記
第1設定時間として上記第2設定時間よりも長い時間を
設定する構成とするものである。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、車両の車速を検出する車速検出手段31を
設ける。そして、この車速検出手段31で検出された車
速が所定値以上のとき、補正手段50による補正を禁止
する補正禁止手段60を設ける構成とするものである。
明において、車両の車速を検出する車速検出手段31を
設ける。そして、この車速検出手段31で検出された車
速が所定値以上のとき、補正手段50による補正を禁止
する補正禁止手段60を設ける構成とするものである。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、車両の車速を検出する車速検出手段31を
設ける。そして、この車速検出手段31で検出された車
速が定速状態以外の状態にあるとき、補正手段50によ
る補正を禁止する補正禁止手段60を設ける構成とする
ものである。
明において、車両の車速を検出する車速検出手段31を
設ける。そして、この車速検出手段31で検出された車
速が定速状態以外の状態にあるとき、補正手段50によ
る補正を禁止する補正禁止手段60を設ける構成とする
ものである。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ドライバーによるステアリングの操舵速度
を検出する操舵速度検出手段を設ける。そして、この操
舵速度検出手段で検出された操舵速度が所定値以上のと
き、補正手段50による補正を禁止する補正禁止手段6
0を設ける構成とするものである。
明において、ドライバーによるステアリングの操舵速度
を検出する操舵速度検出手段を設ける。そして、この操
舵速度検出手段で検出された操舵速度が所定値以上のと
き、補正手段50による補正を禁止する補正禁止手段6
0を設ける構成とするものである。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ステアリングと連結された車輪の操舵角を
検出する操舵角検出手段32を設ける。そして、この操
舵角検出手段32で検出された操舵角が所定値以上のと
き、補正手段50による補正を禁止する補正禁止手段6
0を設ける構成とするものである。
明において、ステアリングと連結された車輪の操舵角を
検出する操舵角検出手段32を設ける。そして、この操
舵角検出手段32で検出された操舵角が所定値以上のと
き、補正手段50による補正を禁止する補正禁止手段6
0を設ける構成とするものである。
【0014】また、請求項8記載の発明は、請求項1記
載の発明において、ドライバーによるアクセルペダル操
作の変化量を検出するアクセル変化量検出手段35を設
ける。そして、このアクセル変化量検出手段35で検出
されたアクセルペダル操作の変化量が所定値以上のと
き、補正手段50による補正を禁止する補正禁止手段6
0を設ける構成とするものである。
載の発明において、ドライバーによるアクセルペダル操
作の変化量を検出するアクセル変化量検出手段35を設
ける。そして、このアクセル変化量検出手段35で検出
されたアクセルペダル操作の変化量が所定値以上のと
き、補正手段50による補正を禁止する補正禁止手段6
0を設ける構成とするものである。
【0015】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明では、
心理状態検出手段により各種走行環境下における個々の
ドライバーのリラックス状態が検出される。そして、こ
のドライバーのリラックス状態が検出されたとき、補正
手段により、操舵制御手段による操舵手段の制御量がド
ライバーのステアリング操舵に対する車両の旋回運動を
より安定側とするよう補正される。これにより、補正し
ない場合に生じる、わずかなステアリング操舵による旋
回運動の変動をドライバーが感知し難くなり、このよう
な変動に起因してドライバーが緊張状態に陥ることが回
避される。このため、リラックスした状態が継続し、操
縦安定性および運転快適性の持続が図られる。
心理状態検出手段により各種走行環境下における個々の
ドライバーのリラックス状態が検出される。そして、こ
のドライバーのリラックス状態が検出されたとき、補正
手段により、操舵制御手段による操舵手段の制御量がド
ライバーのステアリング操舵に対する車両の旋回運動を
より安定側とするよう補正される。これにより、補正し
ない場合に生じる、わずかなステアリング操舵による旋
回運動の変動をドライバーが感知し難くなり、このよう
な変動に起因してドライバーが緊張状態に陥ることが回
避される。このため、リラックスした状態が継続し、操
縦安定性および運転快適性の持続が図られる。
【0016】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明による作用に加えて、心理状態検出手段で
のドライバーのリラックス状態の検出がドライバーの心
拍数に基いて客観的に行われる。そして、この心理状態
検出手段の判定部におけるドライバーの心拍数に基くリ
ラックス状態の判定が所定時間継続したとき、補正手段
による補正が実行される。これにより、一時的なリラッ
クス状態の発生に基く頻繁な補正が回避されて、快適運
転性の持続がより確実に図られる。
1記載の発明による作用に加えて、心理状態検出手段で
のドライバーのリラックス状態の検出がドライバーの心
拍数に基いて客観的に行われる。そして、この心理状態
検出手段の判定部におけるドライバーの心拍数に基くリ
ラックス状態の判定が所定時間継続したとき、補正手段
による補正が実行される。これにより、一時的なリラッ
クス状態の発生に基く頻繁な補正が回避されて、快適運
転性の持続がより確実に図られる。
【0017】請求項3記載の発明では、上記請求項1記
載の発明による作用に加えて、補正手段によって、ドラ
イバーのリラックス状態が第1設定時間継続したとき安
定側への補正が実行され、上記リラックス状態以外の状
態が第2設定時間継続したとき逆側、回頭性が向上する
側への戻し補正が行われる。このため、一時的なリラッ
クス状態の発生に基く補正、もしくは、一時的な緊張状
態の発生に基く戻し補正が回避される。しかも、上記第
1設定時間として上記第2設定時間よりも長い時間が設
定されているため、上記一時的な緊張状態に基く戻し補
正の回避を図りつつ、緊張状態が継続した場合、素早く
本来の操舵制御に戻されてドライバーの要求に合致させ
ることが可能となる。
載の発明による作用に加えて、補正手段によって、ドラ
イバーのリラックス状態が第1設定時間継続したとき安
定側への補正が実行され、上記リラックス状態以外の状
態が第2設定時間継続したとき逆側、回頭性が向上する
側への戻し補正が行われる。このため、一時的なリラッ
クス状態の発生に基く補正、もしくは、一時的な緊張状
態の発生に基く戻し補正が回避される。しかも、上記第
1設定時間として上記第2設定時間よりも長い時間が設
定されているため、上記一時的な緊張状態に基く戻し補
正の回避を図りつつ、緊張状態が継続した場合、素早く
本来の操舵制御に戻されてドライバーの要求に合致させ
ることが可能となる。
【0018】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明による作用に加えて、車速が所定値以上の
とき補正禁止手段により、補正手段での補正が禁止され
る。これにより、高速走行状態においてステアリング操
舵に対する機敏な旋回運動特性が確保される。
1記載の発明による作用に加えて、車速が所定値以上の
とき補正禁止手段により、補正手段での補正が禁止され
る。これにより、高速走行状態においてステアリング操
舵に対する機敏な旋回運動特性が確保される。
【0019】請求項5記載の発明では、上記請求項1記
載の発明による作用に加えて、車両が定速状態以外の状
態、すなわち、車速が次々と変動しているような状態で
は、補正禁止手段により補正手段での補正が禁止され
る。これにより、上記車速変動を繰り返すような走行環
境において、ステアリング操舵に対する機敏な旋回運動
特性が確保される。
載の発明による作用に加えて、車両が定速状態以外の状
態、すなわち、車速が次々と変動しているような状態で
は、補正禁止手段により補正手段での補正が禁止され
る。これにより、上記車速変動を繰り返すような走行環
境において、ステアリング操舵に対する機敏な旋回運動
特性が確保される。
【0020】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明による作用に加えて、ドライバーによるス
テアリングの操舵速度が所定値以上の時、補正禁止手段
により補正手段での補正が禁止される。これにより、ド
ライバーがステアリングをより早く操舵する必要のある
ような旋回状態において、ステアリング操舵に対する機
敏な旋回運動特性が確保される。
1記載の発明による作用に加えて、ドライバーによるス
テアリングの操舵速度が所定値以上の時、補正禁止手段
により補正手段での補正が禁止される。これにより、ド
ライバーがステアリングをより早く操舵する必要のある
ような旋回状態において、ステアリング操舵に対する機
敏な旋回運動特性が確保される。
【0021】また、請求項7記載の発明では、上記請求
項1記載の発明による作用に加えて、車輪の操舵角が所
定値以上の時、補正禁止手段により補正手段での補正が
禁止される。これにより、ドライバーがステアリングを
より大きく操舵する必要のあるような旋回状態におい
て、ステアリング操舵に対する機敏な旋回運動特性が確
保される。
項1記載の発明による作用に加えて、車輪の操舵角が所
定値以上の時、補正禁止手段により補正手段での補正が
禁止される。これにより、ドライバーがステアリングを
より大きく操舵する必要のあるような旋回状態におい
て、ステアリング操舵に対する機敏な旋回運動特性が確
保される。
【0022】さらに、請求項8記載の発明によれば、上
記請求項1記載の発明による作用に加えて、ドライバー
によるアクセルペダル操作における変化量が所定値以上
の時、補正禁止手段により補正手段での補正が禁止され
る。これにより、ドライバーが頻繁にアクセルペダル操
作を変化させる必要のあるような走行環境において、ス
テアリング操舵に対する機敏な旋回運動特性が確保され
る。
記請求項1記載の発明による作用に加えて、ドライバー
によるアクセルペダル操作における変化量が所定値以上
の時、補正禁止手段により補正手段での補正が禁止され
る。これにより、ドライバーが頻繁にアクセルペダル操
作を変化させる必要のあるような走行環境において、ス
テアリング操舵に対する機敏な旋回運動特性が確保され
る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図2以下の図面に基
いて説明する。
いて説明する。
【0024】(第1実施例)図2は、4輪操舵車に、本
発明の第1実施例に係る制御装置用を適用した車両の概
略平面図を示す。
発明の第1実施例に係る制御装置用を適用した車両の概
略平面図を示す。
【0025】まず、上記4輪操舵車の構成について説明
する。同図において、1はステアリングホイール、2,
2は左右の前輪、3,3は左右の後輪、10は上記ステ
アリングホイール1の操作により左右の前輪2,2を操
舵する前輪操舵装置、20は上記ステアリングホイール
1の操作とは別途に左右の後輪3,3を操舵する操舵手
段としての後輪操舵装置である。
する。同図において、1はステアリングホイール、2,
2は左右の前輪、3,3は左右の後輪、10は上記ステ
アリングホイール1の操作により左右の前輪2,2を操
舵する前輪操舵装置、20は上記ステアリングホイール
1の操作とは別途に左右の後輪3,3を操舵する操舵手
段としての後輪操舵装置である。
【0026】上記前輪操舵装置10は、車幅方向に配置
されたリレーロッド11を有し、このロッド11の両端
部は各々タイロッド12、12及びナックルアーム1
3、13を介して左右の前輪2,2に連結されている。
上記リレーロッド11には、このリレーロッド11をス
テアリングホイール1の操作に連動して左右に移動させ
るラック・アンド・ピニオン機構14が付設されてお
り、上記ステアリングホイール1の操作時にその操作量
に応じた角度だけ上記左右の前輪2,2を操舵するよう
になっている。
されたリレーロッド11を有し、このロッド11の両端
部は各々タイロッド12、12及びナックルアーム1
3、13を介して左右の前輪2,2に連結されている。
上記リレーロッド11には、このリレーロッド11をス
テアリングホイール1の操作に連動して左右に移動させ
るラック・アンド・ピニオン機構14が付設されてお
り、上記ステアリングホイール1の操作時にその操作量
に応じた角度だけ上記左右の前輪2,2を操舵するよう
になっている。
【0027】一方、上記後輪操舵装置20は、上記前輪
操舵装置10の場合と同様に、車幅方向に配置されたリ
レーロッド21を有し、このロッド21の両端部は各々
タイロッド22、22及びナックルアーム23、23を
介して左右の後輪3,3に連結されている。上記リレー
ロッド21には、このロッド21を中立位置に付勢する
センタリングバネ24が配置されているととともに、ラ
ック・アンド・ピニオン機構25が配置されている。こ
の機構25にはクラッチ26、減速機構27、及びモー
タ28が連携されており、クラッチ26の締結時にモー
タ28の回転駆動によりラック・アンド・ピニオン機構
25を介してリレーロッド21を車幅方向に移動させ
て、上記後輪3,3をモータ28の回転量に応じた角度
だけ操舵するようになっている。そして、上記モータ2
8はコントロールユニット29aからの制御信号により
所定の回転量だけ駆動されるようになっている。
操舵装置10の場合と同様に、車幅方向に配置されたリ
レーロッド21を有し、このロッド21の両端部は各々
タイロッド22、22及びナックルアーム23、23を
介して左右の後輪3,3に連結されている。上記リレー
ロッド21には、このロッド21を中立位置に付勢する
センタリングバネ24が配置されているととともに、ラ
ック・アンド・ピニオン機構25が配置されている。こ
の機構25にはクラッチ26、減速機構27、及びモー
タ28が連携されており、クラッチ26の締結時にモー
タ28の回転駆動によりラック・アンド・ピニオン機構
25を介してリレーロッド21を車幅方向に移動させ
て、上記後輪3,3をモータ28の回転量に応じた角度
だけ操舵するようになっている。そして、上記モータ2
8はコントロールユニット29aからの制御信号により
所定の回転量だけ駆動されるようになっている。
【0028】上記コントロールユニット29aは、図3
に示すように、上記モータ28の駆動を制御することに
より車両の4輪操舵特性を後述の基準転舵比特性(図4
参照)に基いて制御する制御手段30aと、ドライバー
の心理状態を後述のごとくドライバーの実際心拍数に基
いて検出する心理状態検出手段40aと、この心理状態
検出手段40aおよび後述の前輪操舵角センサ32から
の各出力に応じて上記制御手段30aにおける後輪3,
3の基準転舵比特性を変更して補正する補正手段50a
とを備えている。
に示すように、上記モータ28の駆動を制御することに
より車両の4輪操舵特性を後述の基準転舵比特性(図4
参照)に基いて制御する制御手段30aと、ドライバー
の心理状態を後述のごとくドライバーの実際心拍数に基
いて検出する心理状態検出手段40aと、この心理状態
検出手段40aおよび後述の前輪操舵角センサ32から
の各出力に応じて上記制御手段30aにおける後輪3,
3の基準転舵比特性を変更して補正する補正手段50a
とを備えている。
【0029】また、図3おいて、31は車速を検出する
車速センサ、32は前輪2,2の操舵角を検出する前輪
操舵角センサ、33は上記モータ28により移動される
リレーロッド21の移動量を検出することにより後輪
3,3の転舵角を検出する後輪転舵角センサであり、こ
れらセンサ31〜33の検出信号が上記コントロールユ
ニット29aの制御手段30aに、また、上記前輪操舵
角センサ32の検出信号が上記補正手段50aにそれぞ
れ入力されている。
車速センサ、32は前輪2,2の操舵角を検出する前輪
操舵角センサ、33は上記モータ28により移動される
リレーロッド21の移動量を検出することにより後輪
3,3の転舵角を検出する後輪転舵角センサであり、こ
れらセンサ31〜33の検出信号が上記コントロールユ
ニット29aの制御手段30aに、また、上記前輪操舵
角センサ32の検出信号が上記補正手段50aにそれぞ
れ入力されている。
【0030】そして、上記制御手段30aは、図4に示
すように、内部に、前輪操舵角(Fstg)に対する後
輪転舵角(Rstg)の比である転舵比kを予め車速V
spとの関係で定めた基準転舵比特性マップが予め入力
記憶されており、上記車速センサ31からの車速検出値
に基いて所定の転舵比kに対応する上記リレーロッド2
1の移動量を演算し、この移動量に相当する駆動制御信
号を上記モータ28に出力するようになっている。具体
的には、上記車速検出値に対応する転舵比kが選択さ
れ、このkに基いて Rstg=Fstg・k・k1 (但し、k1 は制御ゲイン、通常はk1 =1.0) によって、後輪転舵角Rstg が演算されるようになって
いる。
すように、内部に、前輪操舵角(Fstg)に対する後
輪転舵角(Rstg)の比である転舵比kを予め車速V
spとの関係で定めた基準転舵比特性マップが予め入力
記憶されており、上記車速センサ31からの車速検出値
に基いて所定の転舵比kに対応する上記リレーロッド2
1の移動量を演算し、この移動量に相当する駆動制御信
号を上記モータ28に出力するようになっている。具体
的には、上記車速検出値に対応する転舵比kが選択さ
れ、このkに基いて Rstg=Fstg・k・k1 (但し、k1 は制御ゲイン、通常はk1 =1.0) によって、後輪転舵角Rstg が演算されるようになって
いる。
【0031】上記基準転舵比特性マップは、車速が所定
の設定速度V0 (例えば40〜50Km /H)以下の低
車速域でkが負の値となって後輪3,3が前輪2,2と
は逆位相となり、車速が上記設定速度V0 より高い中・
高速域で同位相となるよう設定されている。つまり、低
車速域では車両の回転半径を小さくして小回りなどを容
易に行い得るようにする一方、高車速域では後輪の前輪
に対するコーナリングフォースの位相遅れを短縮してレ
ーンチェンジ(車線変更)や緩やかな旋回を安定して行
い得るようになっている。
の設定速度V0 (例えば40〜50Km /H)以下の低
車速域でkが負の値となって後輪3,3が前輪2,2と
は逆位相となり、車速が上記設定速度V0 より高い中・
高速域で同位相となるよう設定されている。つまり、低
車速域では車両の回転半径を小さくして小回りなどを容
易に行い得るようにする一方、高車速域では後輪の前輪
に対するコーナリングフォースの位相遅れを短縮してレ
ーンチェンジ(車線変更)や緩やかな旋回を安定して行
い得るようになっている。
【0032】次に、上記心理状態検出手段40aの構成
について図5に基いて説明する。
について図5に基いて説明する。
【0033】心理状態検出手段40aは、ステアリング
ホイール1の所定の各部位に配設されてドライバーの左
右両手間の電位差を検出するための電極41と、この電
極41に接続されて上記電位差を増幅する増幅器42
と、この増幅器42により増幅された電位差から心電位
以外の所定の周波数信号成分を除去するバンドパスフィ
ルタ(BPF)43と、このバンドパスフィルタ43を
通過した心電位から心拍信号であるR波の出現した時間
間隔に基き心拍数を計測する計測部44と、この計測部
44で計測された今回の心拍数からドライバーの心拍数
の変動度合いを表わす心拍ゆらぎ量である所定の時間範
囲の心拍標準偏差を演算し、この心拍標準偏差が所定の
基準値より大きいものである時ドライバーがリラックス
状態にあると判定しこれを上記補正手段50aに出力す
る判定部45aとを備えている。つまり、この実施例に
おける心理状態検出手段40aは、ドライバーの生体信
号として心拍信号を取り出し、その心拍数の変動状態を
心拍標準偏差により表し、この心拍標準偏差によりドラ
イバーの内面的緊張度合いを判定してドライバーがリラ
ックス状態にあることを検出するようになっている。
ホイール1の所定の各部位に配設されてドライバーの左
右両手間の電位差を検出するための電極41と、この電
極41に接続されて上記電位差を増幅する増幅器42
と、この増幅器42により増幅された電位差から心電位
以外の所定の周波数信号成分を除去するバンドパスフィ
ルタ(BPF)43と、このバンドパスフィルタ43を
通過した心電位から心拍信号であるR波の出現した時間
間隔に基き心拍数を計測する計測部44と、この計測部
44で計測された今回の心拍数からドライバーの心拍数
の変動度合いを表わす心拍ゆらぎ量である所定の時間範
囲の心拍標準偏差を演算し、この心拍標準偏差が所定の
基準値より大きいものである時ドライバーがリラックス
状態にあると判定しこれを上記補正手段50aに出力す
る判定部45aとを備えている。つまり、この実施例に
おける心理状態検出手段40aは、ドライバーの生体信
号として心拍信号を取り出し、その心拍数の変動状態を
心拍標準偏差により表し、この心拍標準偏差によりドラ
イバーの内面的緊張度合いを判定してドライバーがリラ
ックス状態にあることを検出するようになっている。
【0034】上記電極41は、各一対の+極41a,4
1aおよび−極41b,41bからなる。この電極41
は、ステアリングホイール1の上下左右の各位置に所定
幅の4つの絶縁部1a,1a,…を形成することにより
上記ステアリングホイール1のホイール部を左上、左
下、右下および右上の4つの領域(同図にメッシュ模様
で示す領域)1b,1c,1d,1eに分割し、この各
領域1b,1c,…に+極41aおよび−極41bを交
互に配設する構成となっている。つまり、ドライバーが
相対向した状態でステアリングホイール1の左右両側の
領域1b,1eまたは1c,1d、すなわち、ドライバ
ーの左右の各手により握られる左右の領域の一方1b,
1dが+極41a、他方1c,1eが−極41bとなる
ように配設されており、これにより、上記ステアリング
ホイール1を握るドライバーの左右両手間の電位差を検
出するようになっている。このような電極41はステア
リングホイール1の各領域1b,1c,…の表面に導電
性ゴムもしくは導電性プラスチックなどを用いて皮膜を
形成することによって配設される一方、上記各絶縁部1
aが未処理部とされることによりステアリングホイール
1自体の材質により絶縁体部分が形成されている。
1aおよび−極41b,41bからなる。この電極41
は、ステアリングホイール1の上下左右の各位置に所定
幅の4つの絶縁部1a,1a,…を形成することにより
上記ステアリングホイール1のホイール部を左上、左
下、右下および右上の4つの領域(同図にメッシュ模様
で示す領域)1b,1c,1d,1eに分割し、この各
領域1b,1c,…に+極41aおよび−極41bを交
互に配設する構成となっている。つまり、ドライバーが
相対向した状態でステアリングホイール1の左右両側の
領域1b,1eまたは1c,1d、すなわち、ドライバ
ーの左右の各手により握られる左右の領域の一方1b,
1dが+極41a、他方1c,1eが−極41bとなる
ように配設されており、これにより、上記ステアリング
ホイール1を握るドライバーの左右両手間の電位差を検
出するようになっている。このような電極41はステア
リングホイール1の各領域1b,1c,…の表面に導電
性ゴムもしくは導電性プラスチックなどを用いて皮膜を
形成することによって配設される一方、上記各絶縁部1
aが未処理部とされることによりステアリングホイール
1自体の材質により絶縁体部分が形成されている。
【0035】上記各電極41a,41bはステアリング
シャフトとステアリングコラムとの間に介在させたスリ
ップリング46(図2参照)を介してインピーダンス変
換用増幅器42に接続されており、この増幅器42は生
体であるドライバーからのインピーダンスの極めて高い
心拍信号を増幅し、この増幅した心拍信号を上記BPF
43を介して上記計測部44に送るようになっている。
シャフトとステアリングコラムとの間に介在させたスリ
ップリング46(図2参照)を介してインピーダンス変
換用増幅器42に接続されており、この増幅器42は生
体であるドライバーからのインピーダンスの極めて高い
心拍信号を増幅し、この増幅した心拍信号を上記BPF
43を介して上記計測部44に送るようになっている。
【0036】上記BPF43は、そのカットオフ周波数
として高周波側および低周波側にそれぞれ所定値が設定
されており、これら両設定値の間の周波数帯域のものを
通過させるようになっている。すなわち、上記高周波側
のカットオフ周波数はドライバーが手でステアリングホ
イール4の電極41を握る際の手の筋肉活動に伴い心電
位に混入する高周波信号成分である筋電位をカットし得
る値に設定され、一方、上記低周波側のカットオフ周波
数は上記ドライバーの手と上記電極41との接触不良に
伴い上記心拍信号に混入する低周波信号成分をカットし
得る値に設定されている。
として高周波側および低周波側にそれぞれ所定値が設定
されており、これら両設定値の間の周波数帯域のものを
通過させるようになっている。すなわち、上記高周波側
のカットオフ周波数はドライバーが手でステアリングホ
イール4の電極41を握る際の手の筋肉活動に伴い心電
位に混入する高周波信号成分である筋電位をカットし得
る値に設定され、一方、上記低周波側のカットオフ周波
数は上記ドライバーの手と上記電極41との接触不良に
伴い上記心拍信号に混入する低周波信号成分をカットし
得る値に設定されている。
【0037】上記計測部44での心拍数計測の原理は、
心電位の時間的変化の波形である心電図(図6参照)に
おいて順に表れるP,Q,R,S,TおよびUの各波の
内のR波がベース電位より所定量高く設定されたトリガ
ーレベルを超える1分間当りの回数を計測し、この回数
をドライバーの実際心拍数とするものである。
心電位の時間的変化の波形である心電図(図6参照)に
おいて順に表れるP,Q,R,S,TおよびUの各波の
内のR波がベース電位より所定量高く設定されたトリガ
ーレベルを超える1分間当りの回数を計測し、この回数
をドライバーの実際心拍数とするものである。
【0038】また、上記判定部45aにおいて、心拍標
準偏差が比較的小さい時、ドライバーは緊張状態にあ
り、上記心拍標準偏差が比較的大きい時、上記ドライバ
ーはリラックス状態にあるとそれぞれ判定するようにな
っている。すなわち、上記心拍標準偏差は、一定時間範
囲でのドライバーの心拍数の変動状態量として心拍ゆら
ぎ量を表すものであり、上記心拍ゆらぎ量は、ドライバ
ーが緊張状態にある時、副交感神経の働きが減弱して比
較的小さい値となる一方、リラックス状態にある時、副
交感神経の機能が亢進して比較的大きい値となるという
生理特性を有する。このため、上記心拍標準偏差の変化
によりドライバーのリラックス状態〜緊張状態の変化が
より客観的に把握可能となる。
準偏差が比較的小さい時、ドライバーは緊張状態にあ
り、上記心拍標準偏差が比較的大きい時、上記ドライバ
ーはリラックス状態にあるとそれぞれ判定するようにな
っている。すなわち、上記心拍標準偏差は、一定時間範
囲でのドライバーの心拍数の変動状態量として心拍ゆら
ぎ量を表すものであり、上記心拍ゆらぎ量は、ドライバ
ーが緊張状態にある時、副交感神経の働きが減弱して比
較的小さい値となる一方、リラックス状態にある時、副
交感神経の機能が亢進して比較的大きい値となるという
生理特性を有する。このため、上記心拍標準偏差の変化
によりドライバーのリラックス状態〜緊張状態の変化が
より客観的に把握可能となる。
【0039】以下、上記計測部44での基本的な処理を
図7に示すフローチャートに基いて説明する。
図7に示すフローチャートに基いて説明する。
【0040】まず、ステップSH1で上記トリガーレベ
ルを超えるR波を検出したか否かを検出するまで繰り返
し、検出したらステップSH2でその時のタイマ値を読
取りこれを今回値t(n) に記憶させる。そして、ステッ
プSH3で今回値t(n) から前回値t(n-1)を減算して時
間間隔dtを求め、この時間間隔dtの逆数に60を乗
じて1分間当りの心拍数hr の今回値hr(n)を求める。
ルを超えるR波を検出したか否かを検出するまで繰り返
し、検出したらステップSH2でその時のタイマ値を読
取りこれを今回値t(n) に記憶させる。そして、ステッ
プSH3で今回値t(n) から前回値t(n-1)を減算して時
間間隔dtを求め、この時間間隔dtの逆数に60を乗
じて1分間当りの心拍数hr の今回値hr(n)を求める。
【0041】次に、ステップSH4で心拍数hr の今回
値hr(n)から前回値hr(n-1)を減算したもの(心拍数の
変動幅)が設定変動幅Clmの範囲内か否かを判別し、範
囲内であればステップSH5で今回値hr(n)を今回の有
効心拍数Hr とし、範囲外であればステップSH6で今
回値hr(n)をキャンセルして前回値hr(n-1)を今回の有
効心拍数Hr とする。そして、ステップSH7で上記今
回の有効心拍数Hr を計測心拍数hrとして判定部45
aに出力し、ステップSH8でタイマ読取り値t(n) お
よび心拍数検出値hr(N)の更新を行いリターンする。
値hr(n)から前回値hr(n-1)を減算したもの(心拍数の
変動幅)が設定変動幅Clmの範囲内か否かを判別し、範
囲内であればステップSH5で今回値hr(n)を今回の有
効心拍数Hr とし、範囲外であればステップSH6で今
回値hr(n)をキャンセルして前回値hr(n-1)を今回の有
効心拍数Hr とする。そして、ステップSH7で上記今
回の有効心拍数Hr を計測心拍数hrとして判定部45
aに出力し、ステップSH8でタイマ読取り値t(n) お
よび心拍数検出値hr(N)の更新を行いリターンする。
【0042】次に、上記判定部45aでの心拍ゆらぎ量
を得るための基本的な処理を図8のフローチャートに基
いて説明する。
を得るための基本的な処理を図8のフローチャートに基
いて説明する。
【0043】まず、ステップSH11で計測部44から
有効心拍数Hr の入力(図7のステップSH7参照)が
あったか否かを判別し、あった場合、ステップSH12
でその有効心拍計測数a(初期値0)に1を加えて積算
する。加えて、ステップSH13で上記有効心拍数Hr
を有効心拍データHm(i)( i=1〜a)に蓄積する。
有効心拍数Hr の入力(図7のステップSH7参照)が
あったか否かを判別し、あった場合、ステップSH12
でその有効心拍計測数a(初期値0)に1を加えて積算
する。加えて、ステップSH13で上記有効心拍数Hr
を有効心拍データHm(i)( i=1〜a)に蓄積する。
【0044】次に、ステップSH14で所定の平均化処
理時間Tが経過したか否かの判別をおこない、経過する
までステップSH11〜SH14を繰り返す。平均化処
理時間T(例えば10sec)の経過によりステップS
H15で上記時間Tのタイマカウントを0にしてステッ
プSH16で平均心拍数Fr(j)の演算を行う。この演算
は、上記有効心拍データHm(i)と有効心拍計測数aとに
基いて、 によって行う。そして、ステップSH17で標準偏差S
Hr(j)の演算を上記有効心拍データHm(i)と有効心拍計
測数aと上記平均心拍数Fr(j)とに基いて、
理時間Tが経過したか否かの判別をおこない、経過する
までステップSH11〜SH14を繰り返す。平均化処
理時間T(例えば10sec)の経過によりステップS
H15で上記時間Tのタイマカウントを0にしてステッ
プSH16で平均心拍数Fr(j)の演算を行う。この演算
は、上記有効心拍データHm(i)と有効心拍計測数aとに
基いて、 によって行う。そして、ステップSH17で標準偏差S
Hr(j)の演算を上記有効心拍データHm(i)と有効心拍計
測数aと上記平均心拍数Fr(j)とに基いて、
【数1】 によって行う。
【0045】そして、ステップSH18で変動率、すな
わち、上記標準偏差SHr(j)を平均心拍数Fr(j)で除し
た値が10%以内か否かの判別を行う。変動率が10%
以内であれば上記平均心拍数Fr(j)は有効として、ステ
ップSH19でこのFr(j)に基く標準偏差SHr(j)を今
回の心拍ゆらぎ量U(j) とし、変動率が10%以内でな
ければステップSH20で上記平均心拍数Fr(j)は無効
でありこのFr(j)に基く標準偏差SHr(j)をキャンセル
して前回の標準偏差SHr(j-1)を今回の心拍ゆらぎ量U
(j) とする。そして、この心拍ゆらぎ量U(j) の値をド
ライバーの心理状態の判定に用いる標準偏差σhrとし
て、これと基準値σhrlとの比較により現在のドライ
バーがリラックス状態にあるか否かを判定する。
わち、上記標準偏差SHr(j)を平均心拍数Fr(j)で除し
た値が10%以内か否かの判別を行う。変動率が10%
以内であれば上記平均心拍数Fr(j)は有効として、ステ
ップSH19でこのFr(j)に基く標準偏差SHr(j)を今
回の心拍ゆらぎ量U(j) とし、変動率が10%以内でな
ければステップSH20で上記平均心拍数Fr(j)は無効
でありこのFr(j)に基く標準偏差SHr(j)をキャンセル
して前回の標準偏差SHr(j-1)を今回の心拍ゆらぎ量U
(j) とする。そして、この心拍ゆらぎ量U(j) の値をド
ライバーの心理状態の判定に用いる標準偏差σhrとし
て、これと基準値σhrlとの比較により現在のドライ
バーがリラックス状態にあるか否かを判定する。
【0046】次に、上記補正手段50aの構成について
説明する。
説明する。
【0047】この補正手段50aは、上記心理状態検出
手段40aでドライバーがリラックス状態にあると判定
され、かつ、前輪操舵角センサ32からの検出操舵角に
基き車両が直線路を走行していると判定した時、後輪
3,3の転舵角をより安定側となるよう補正するように
なっている。つまり、その時点の後輪3,3が逆位相
(k<0)であれば上記制御ゲインk1 を0として上記
後輪3,3を復元させる一方、上記後輪3,3が同位相
(k>0)であれば上記制御ゲインk1 を所定量だけ増
大して上記後輪3,3をより同位相側に補正するように
なっている。上記直線路走行であるとの判定は、所定時
間(例えば、図8のステップSH14の平均化処理時間
T)範囲に検出された操舵角から操舵角標準偏差を演算
し、この操舵角標準偏差が所定の基準値より小さいこと
を条件として行われる。
手段40aでドライバーがリラックス状態にあると判定
され、かつ、前輪操舵角センサ32からの検出操舵角に
基き車両が直線路を走行していると判定した時、後輪
3,3の転舵角をより安定側となるよう補正するように
なっている。つまり、その時点の後輪3,3が逆位相
(k<0)であれば上記制御ゲインk1 を0として上記
後輪3,3を復元させる一方、上記後輪3,3が同位相
(k>0)であれば上記制御ゲインk1 を所定量だけ増
大して上記後輪3,3をより同位相側に補正するように
なっている。上記直線路走行であるとの判定は、所定時
間(例えば、図8のステップSH14の平均化処理時間
T)範囲に検出された操舵角から操舵角標準偏差を演算
し、この操舵角標準偏差が所定の基準値より小さいこと
を条件として行われる。
【0048】以下、上記コントロールユニット29aに
よるモータ28の具体的な制御を図9のフローチャート
に基いて説明する。
よるモータ28の具体的な制御を図9のフローチャート
に基いて説明する。
【0049】まず、ステップSA1で制御タイミングに
なる毎に、ステップSA2で前輪操舵角Fstg,後輪
操舵角Rstg,車速Vspなどの車両の運動状態量を
計測した後、ステップSA3で上述の心拍数hrの計測
(図7参照)、ステップSA4で心拍標準偏差σhrの
演算(図8のステップSH19,SH20参照)、ステ
ップSA5で操舵角標準偏差σfstgの演算をそれぞ
れ行う。そして、ステップSA6で現在の車速値Vsp
に対する後輪3,3の転舵比kを基準転舵比マップから
決定する。
なる毎に、ステップSA2で前輪操舵角Fstg,後輪
操舵角Rstg,車速Vspなどの車両の運動状態量を
計測した後、ステップSA3で上述の心拍数hrの計測
(図7参照)、ステップSA4で心拍標準偏差σhrの
演算(図8のステップSH19,SH20参照)、ステ
ップSA5で操舵角標準偏差σfstgの演算をそれぞ
れ行う。そして、ステップSA6で現在の車速値Vsp
に対する後輪3,3の転舵比kを基準転舵比マップから
決定する。
【0050】次に、ステップSA7で心拍制御タイミン
グか否かを判別し、心拍制御タイミングでなければ後述
の制御ゲインk1 の補正を行うことなくステップSA1
4に進み、心拍制御タイミングであればステップSA8
に進む。なお、上記心拍制御タイミングであるか否か
は、平均化処理時間T(図8のステップSH14参照)
の経過をもって心拍制御タイミングとする。これは、以
下の各実施例において、同じである。
グか否かを判別し、心拍制御タイミングでなければ後述
の制御ゲインk1 の補正を行うことなくステップSA1
4に進み、心拍制御タイミングであればステップSA8
に進む。なお、上記心拍制御タイミングであるか否か
は、平均化処理時間T(図8のステップSH14参照)
の経過をもって心拍制御タイミングとする。これは、以
下の各実施例において、同じである。
【0051】そして、ステップSA8で今回の心拍標準
偏差σhrが基準値σhrlより大きいか否かを、およ
び、ステップSA9で今回の操舵角標準偏差σfstg
が基準値σfstglより小さいか否かをそれぞれ判別
し、これらの判別が全て「YES」の場合ステップSA
10に進み、1つでも「NO」の場合ステップSA11
で制御ゲインk1 を1としてステップSA14に進む。
偏差σhrが基準値σhrlより大きいか否かを、およ
び、ステップSA9で今回の操舵角標準偏差σfstg
が基準値σfstglより小さいか否かをそれぞれ判別
し、これらの判別が全て「YES」の場合ステップSA
10に進み、1つでも「NO」の場合ステップSA11
で制御ゲインk1 を1としてステップSA14に進む。
【0052】ステップSA10では、現在の車速に基く
基準転舵比特性による転舵比kが正であるか負であるか
を判別して、負である場合(逆位相の場合)ステップS
A12で制御ゲインk1 を0として逆位相を元に復元
し、正である場合(同位相の場合)ステップSA13で
前回の制御ゲインk1 に1.1を乗じてより同位相側に
補正する。
基準転舵比特性による転舵比kが正であるか負であるか
を判別して、負である場合(逆位相の場合)ステップS
A12で制御ゲインk1 を0として逆位相を元に復元
し、正である場合(同位相の場合)ステップSA13で
前回の制御ゲインk1 に1.1を乗じてより同位相側に
補正する。
【0053】そして、ステップSA14で前輪操舵角F
stgに上記転舵比kおよび制御ゲインk1 をそれぞれ
乗じて後輪転舵角Rstgを演算し、ステップSA15
でその後輪転舵角Rstgとなるようモータ28を駆動
する。
stgに上記転舵比kおよび制御ゲインk1 をそれぞれ
乗じて後輪転舵角Rstgを演算し、ステップSA15
でその後輪転舵角Rstgとなるようモータ28を駆動
する。
【0054】なお、このフローチャート中に図示を省略
しているが、上記ステップSA13における制御ゲイン
k1 には所定の上限値(例えば1.5)が設定されてお
り、条件が成立してステップSA13で順次1.1が乗
じられても上記上限値を超えることがないようになって
いる。
しているが、上記ステップSA13における制御ゲイン
k1 には所定の上限値(例えば1.5)が設定されてお
り、条件が成立してステップSA13で順次1.1が乗
じられても上記上限値を超えることがないようになって
いる。
【0055】このフローチャート中、ステップSA3お
よびステップSA4が心理状態検出手段40aを、ステ
ップSA6およびステップSA15が制御手段30a
を、ステップSA7〜SA14が補正手段50aをそれ
ぞれ構成している。
よびステップSA4が心理状態検出手段40aを、ステ
ップSA6およびステップSA15が制御手段30a
を、ステップSA7〜SA14が補正手段50aをそれ
ぞれ構成している。
【0056】上記構成の第1実施例の場合、ドライバー
のリラックス状態が心理状態検出手段40aにより検出
され、ドライバーがリラックス状態であり、かつ、その
時の操舵状況がほぼ直線路を走行しているとき、補正手
段50aにより、制御手段30aによる後輪操舵手段2
0の制御量(基準転舵比kに基く後輪の転舵角)がより
安定側に補正される。つまり、車両があまりステアリン
グホイール1による操舵の変動のないほぼ直線路を走行
しており、その時のドライバーがリラックス状態で操舵
しているような安定走行状態の時に、操舵特性がより安
定側なものに補正される。このため、ドライバーのステ
アリング操舵に対する車両の旋回運動がより安定側、す
なわち、より鈍くなり、わずかなステアリング操舵の変
動による車両の旋回運動への影響が鈍くなる。従って、
わずかなステアリング操舵による旋回運動の変動をドラ
イバーが感知し難くなり、このような変動に起因してド
ライバーが緊張状態に陥ることを回避することができ
る。これにより、ドライバーがリラックスして操舵でき
る状態をより長く継続して持続させることができ、操縦
安定性および運転快適性の持続を図ることができる。
のリラックス状態が心理状態検出手段40aにより検出
され、ドライバーがリラックス状態であり、かつ、その
時の操舵状況がほぼ直線路を走行しているとき、補正手
段50aにより、制御手段30aによる後輪操舵手段2
0の制御量(基準転舵比kに基く後輪の転舵角)がより
安定側に補正される。つまり、車両があまりステアリン
グホイール1による操舵の変動のないほぼ直線路を走行
しており、その時のドライバーがリラックス状態で操舵
しているような安定走行状態の時に、操舵特性がより安
定側なものに補正される。このため、ドライバーのステ
アリング操舵に対する車両の旋回運動がより安定側、す
なわち、より鈍くなり、わずかなステアリング操舵の変
動による車両の旋回運動への影響が鈍くなる。従って、
わずかなステアリング操舵による旋回運動の変動をドラ
イバーが感知し難くなり、このような変動に起因してド
ライバーが緊張状態に陥ることを回避することができ
る。これにより、ドライバーがリラックスして操舵でき
る状態をより長く継続して持続させることができ、操縦
安定性および運転快適性の持続を図ることができる。
【0057】また、このような制御に際し、心理状態検
出手段40aでのドライバーのリラックス状態の検出が
ドライバーの心拍数に基いて行われるため、ドライバー
のリラックス状態を容易に検出することができる。その
上、そのドライバーのリラックス状態の検出が上記心拍
数の変動状態量を表す心拍標準偏差に基いて行われるた
め、上記リラックス状態を客観的に検出することができ
る上、運転技量の違いによりリラックス状態の出現状況
に違いのある個々のドライバーに応じて的確に検出する
ことができる。これにより、個々のドライバーの運転技
量に応じて最適な時期に安定側への補正制御を行うこと
ができる。
出手段40aでのドライバーのリラックス状態の検出が
ドライバーの心拍数に基いて行われるため、ドライバー
のリラックス状態を容易に検出することができる。その
上、そのドライバーのリラックス状態の検出が上記心拍
数の変動状態量を表す心拍標準偏差に基いて行われるた
め、上記リラックス状態を客観的に検出することができ
る上、運転技量の違いによりリラックス状態の出現状況
に違いのある個々のドライバーに応じて的確に検出する
ことができる。これにより、個々のドライバーの運転技
量に応じて最適な時期に安定側への補正制御を行うこと
ができる。
【0058】一方、ドライバーの心理状態がリラックス
状態から緊張状態に移行した場合(ステップSA8で
「NO」の場合)、もしくは、ドライバーによる操舵角
の変化状況が頻繁なものとなった場合(ステップSA9
で「NO」の場合)、戻し補正が行われて上記安定側補
正が解消されるため(ステップSA11参照)、本来の
基準転舵比kに基く操舵制御により車両の旋回運動をド
ライバーの要求に合致したものとすることができる。
状態から緊張状態に移行した場合(ステップSA8で
「NO」の場合)、もしくは、ドライバーによる操舵角
の変化状況が頻繁なものとなった場合(ステップSA9
で「NO」の場合)、戻し補正が行われて上記安定側補
正が解消されるため(ステップSA11参照)、本来の
基準転舵比kに基く操舵制御により車両の旋回運動をド
ライバーの要求に合致したものとすることができる。
【0059】(第2実施例)図10は、本発明の第2実
施例に係る制御装置のコントロールユニット29bを示
す。この第2実施例は、上記第1実施例と同様の構造の
4輪操舵車を対象として(図2参照)、その後輪操舵装
置20をヨーレイトフィードバック制御するものに本発
明を適用したものである。
施例に係る制御装置のコントロールユニット29bを示
す。この第2実施例は、上記第1実施例と同様の構造の
4輪操舵車を対象として(図2参照)、その後輪操舵装
置20をヨーレイトフィードバック制御するものに本発
明を適用したものである。
【0060】図10において、30bは後輪操舵装置2
0のモータ28を駆動制御することにより後述の目標ヨ
ーレイトとなるようフィードバック制御する制御手段、
50bはこの制御手段30bにおけるフィードバックゲ
インを補正する補正手段、34は車両に作用する実際ヨ
ーレイトを検出するヨーレイトセンサである。
0のモータ28を駆動制御することにより後述の目標ヨ
ーレイトとなるようフィードバック制御する制御手段、
50bはこの制御手段30bにおけるフィードバックゲ
インを補正する補正手段、34は車両に作用する実際ヨ
ーレイトを検出するヨーレイトセンサである。
【0061】上記制御手段30bには、車速センサ3
1、前輪操舵角センサ32、後輪転舵角33センサおよ
びヨーレイトセンサ34からそれぞれ検出信号が入力さ
れている。そして、この制御手段30bは、ドライバー
のステアリングホイール1の操舵量に基いて車両の制御
目標ヨーレイトを演算する一方、車両の実際ヨーレイト
をヨーレイトセンサ34により検出し、このヨーレイト
の検出値と制御目標値との偏差に応じたフィードバック
制御量によって後輪3,3の転舵角をフィードバック制
御することにより、車両の実際ヨーレイトを上記制御目
標ヨーレイトにするようになっている。
1、前輪操舵角センサ32、後輪転舵角33センサおよ
びヨーレイトセンサ34からそれぞれ検出信号が入力さ
れている。そして、この制御手段30bは、ドライバー
のステアリングホイール1の操舵量に基いて車両の制御
目標ヨーレイトを演算する一方、車両の実際ヨーレイト
をヨーレイトセンサ34により検出し、このヨーレイト
の検出値と制御目標値との偏差に応じたフィードバック
制御量によって後輪3,3の転舵角をフィードバック制
御することにより、車両の実際ヨーレイトを上記制御目
標ヨーレイトにするようになっている。
【0062】一方、上記補正手段50bは、第1実施例
と同様の条件が成立した時、すなわち、上記心理状態検
出手段40aでドライバーがリラックス状態にあると判
定され、かつ、前輪操舵角センサ32からの検出操舵角
に基き車両が直線路を走行していると判定した時、制御
手段30bでのフィードバックゲインを低減補正するよ
うになっている。つまり、上記フィードバックゲインを
低減補正することにより目標ヨーレイトに到達させるた
めのフィードバック制御の感度を鈍くしてステアリング
操舵の変動が車両の旋回運動の緩やかな変動となって表
れるようになっている。
と同様の条件が成立した時、すなわち、上記心理状態検
出手段40aでドライバーがリラックス状態にあると判
定され、かつ、前輪操舵角センサ32からの検出操舵角
に基き車両が直線路を走行していると判定した時、制御
手段30bでのフィードバックゲインを低減補正するよ
うになっている。つまり、上記フィードバックゲインを
低減補正することにより目標ヨーレイトに到達させるた
めのフィードバック制御の感度を鈍くしてステアリング
操舵の変動が車両の旋回運動の緩やかな変動となって表
れるようになっている。
【0063】以下、上記コントロールユニット29bに
よるモータ28の具体的な制御を図11のフローチャー
トに基いて説明する。
よるモータ28の具体的な制御を図11のフローチャー
トに基いて説明する。
【0064】まず、ステップSB1で制御タイミングに
なる毎に、ステップSB2で実際ヨーレイトyr,前輪
操舵角Fstg,後輪操舵角Rstg,車速Vspなど
の車両の運動状態量を計測した後、ステップSB3で心
拍数hrの計測(図7参照)、ステップSB4で心拍標
準偏差σhrの演算(図8のステップSH19,SH2
0参照)、ステップSB5で操舵角標準偏差σfstg
の演算をそれぞれ行う。そして、ステップSB6で現在
の車速値Vspおよびドライバーによる前輪操舵角Fs
tgなどに基いて制御目標ヨーレイトyrtの演算を、
なる毎に、ステップSB2で実際ヨーレイトyr,前輪
操舵角Fstg,後輪操舵角Rstg,車速Vspなど
の車両の運動状態量を計測した後、ステップSB3で心
拍数hrの計測(図7参照)、ステップSB4で心拍標
準偏差σhrの演算(図8のステップSH19,SH2
0参照)、ステップSB5で操舵角標準偏差σfstg
の演算をそれぞれ行う。そして、ステップSB6で現在
の車速値Vspおよびドライバーによる前輪操舵角Fs
tgなどに基いて制御目標ヨーレイトyrtの演算を、
【数2】 によって行う。ここで、Aはスタビリティファクタ、L
は車両のホイールベースである。
は車両のホイールベースである。
【0065】次に、ステップSB7で心拍制御タイミン
グか否かを判別し、心拍制御タイミングでなければ後述
の補正係数kfの補正を行うことなくステップSB12
に進み、心拍制御タイミングであればステップSB8に
進む。
グか否かを判別し、心拍制御タイミングでなければ後述
の補正係数kfの補正を行うことなくステップSB12
に進み、心拍制御タイミングであればステップSB8に
進む。
【0066】そして、ステップSB8で今回の心拍標準
偏差σhrが基準値σhrlより大きいか否かを、およ
び、ステップSB9で今回の操舵角標準偏差σfstg
が基準値σfstglより小さいか否かをそれぞれ判別
し、これらの判別が全て「YES」の場合ステップSB
10に進み、1つでも「NO」の場合ステップSA11
で今回の補正係数kfを1としてステップSB12に進
む。
偏差σhrが基準値σhrlより大きいか否かを、およ
び、ステップSB9で今回の操舵角標準偏差σfstg
が基準値σfstglより小さいか否かをそれぞれ判別
し、これらの判別が全て「YES」の場合ステップSB
10に進み、1つでも「NO」の場合ステップSA11
で今回の補正係数kfを1としてステップSB12に進
む。
【0067】ステップSB10では、前回の補正係数k
fに0.9を乗じて今回の補正係数kfとし、ステップ
SB12でフィードバックゲインFbに今回の補正係数
kfを乗じて今回の制御に用いるフィードバックゲイン
Fbを決定する。
fに0.9を乗じて今回の補正係数kfとし、ステップ
SB12でフィードバックゲインFbに今回の補正係数
kfを乗じて今回の制御に用いるフィードバックゲイン
Fbを決定する。
【0068】そして、ステップSB13で実際のヨーレ
イトが上記ステップSB6の制御目標ヨーレイトとなる
ようフィードバック制御を上記補正後のフィードバック
ゲインFbを用いて行う。
イトが上記ステップSB6の制御目標ヨーレイトとなる
ようフィードバック制御を上記補正後のフィードバック
ゲインFbを用いて行う。
【0069】このフローチャート中、ステップSB3お
よびステップSB4が心理状態検出手段40aを、ステ
ップSB6およびステップSB13が制御手段30b
を、ステップSB7〜SB12が補正手段50bをそれ
ぞれ構成している。
よびステップSB4が心理状態検出手段40aを、ステ
ップSB6およびステップSB13が制御手段30b
を、ステップSB7〜SB12が補正手段50bをそれ
ぞれ構成している。
【0070】なお、上記車両の制御装置のその他の構成
は第1実施例のものと同様であるために、同一部材には
同一符号を付して、その説明は省略する。
は第1実施例のものと同様であるために、同一部材には
同一符号を付して、その説明は省略する。
【0071】そして、上記構成の第2実施例の場合、後
輪操舵装置20を、制御目標ヨーレイトに基きフィード
バック制御するもの、すなわち、前輪2,2の操舵角お
よび車速に基くヨー運動が所定の目標ヨーレイトに対応
するものとなるようにフィードバック制御するものにお
いても、車両があまりステアリングホイール1による操
舵の変動のないほぼ直線路を走行しており、その時のド
ライバーがリラックス状態で操舵しているような安定走
行状態の時に、上記フィードバック制御のフィードバッ
クゲインを低減補正しているため、ステアリング操舵の
変動による旋回運動の変動が滑らかとなってこの変動を
ドライバーが感知し難くなり、このような変動に起因し
てドライバーが緊張状態に陥ることを回避することがで
きる。これにより、第1実施例と同様に、ドライバーが
リラックスして操舵できる状態をより長く継続して持続
させることができ、操縦安定性および運転快適性の持続
を図ることができる。
輪操舵装置20を、制御目標ヨーレイトに基きフィード
バック制御するもの、すなわち、前輪2,2の操舵角お
よび車速に基くヨー運動が所定の目標ヨーレイトに対応
するものとなるようにフィードバック制御するものにお
いても、車両があまりステアリングホイール1による操
舵の変動のないほぼ直線路を走行しており、その時のド
ライバーがリラックス状態で操舵しているような安定走
行状態の時に、上記フィードバック制御のフィードバッ
クゲインを低減補正しているため、ステアリング操舵の
変動による旋回運動の変動が滑らかとなってこの変動を
ドライバーが感知し難くなり、このような変動に起因し
てドライバーが緊張状態に陥ることを回避することがで
きる。これにより、第1実施例と同様に、ドライバーが
リラックスして操舵できる状態をより長く継続して持続
させることができ、操縦安定性および運転快適性の持続
を図ることができる。
【0072】(第3実施例)図12は、本発明の第3実
施例に係る制御装置のコントロールユニット29cを示
す。この第3実施例は、上記第1実施例と同様の構造の
4輪操舵車を対象として(図2参照)、その後輪操舵装
置20をヨーレイトフィードバック制御するものに本発
明を適用したものである。
施例に係る制御装置のコントロールユニット29cを示
す。この第3実施例は、上記第1実施例と同様の構造の
4輪操舵車を対象として(図2参照)、その後輪操舵装
置20をヨーレイトフィードバック制御するものに本発
明を適用したものである。
【0073】図12において、30bは後輪操舵装置2
0のモータ28を駆動制御することにより後述の目標ヨ
ーレイトとなるようフィードバック制御する、第2実施
例のものと同様の構成の制御手段、50cはこの制御手
段30bにおける目標ヨーレイトを補正する補正手段、
34は車両に作用する実際ヨーレイトを検出するヨーレ
イトセンサである。
0のモータ28を駆動制御することにより後述の目標ヨ
ーレイトとなるようフィードバック制御する、第2実施
例のものと同様の構成の制御手段、50cはこの制御手
段30bにおける目標ヨーレイトを補正する補正手段、
34は車両に作用する実際ヨーレイトを検出するヨーレ
イトセンサである。
【0074】一方、上記補正手段50cは、第1実施例
と同様の条件が成立した時、すなわち、上記心理状態検
出手段40aでドライバーがリラックス状態にあると判
定され、かつ、前輪操舵角センサ32からの検出操舵角
に基き車両が直線路を走行していると判定した時、制御
手段30bでの目標ヨーレイトの演算に用いられる上記
目標ヨーレイトを低減補正するようになっている。つま
り、上記スタビリティファクタAを増大補正することに
よりステアリング操舵のニュートラル付近のステアリン
グ操舵の感度を鈍くするようになっている。
と同様の条件が成立した時、すなわち、上記心理状態検
出手段40aでドライバーがリラックス状態にあると判
定され、かつ、前輪操舵角センサ32からの検出操舵角
に基き車両が直線路を走行していると判定した時、制御
手段30bでの目標ヨーレイトの演算に用いられる上記
目標ヨーレイトを低減補正するようになっている。つま
り、上記スタビリティファクタAを増大補正することに
よりステアリング操舵のニュートラル付近のステアリン
グ操舵の感度を鈍くするようになっている。
【0075】以下、上記コントロールユニット29cに
よるモータ28の具体的な制御を図13のフローチャー
トに基いて説明する。
よるモータ28の具体的な制御を図13のフローチャー
トに基いて説明する。
【0076】まず、ステップSC1で制御タイミングに
なる毎に、ステップSC2で実際ヨーレイトyr,前輪
操舵角Fstg,後輪操舵角Rstg,車速Vspなど
の車両の運動状態量を計測した後、ステップSC3で心
拍数hrの計測(図7参照)、ステップSC4で心拍標
準偏差σhrの演算(図8のステップSH19,SH2
0参照)をそれぞれ行い、ステップSC5で操舵角標準
偏差σfstgの演算を行う。
なる毎に、ステップSC2で実際ヨーレイトyr,前輪
操舵角Fstg,後輪操舵角Rstg,車速Vspなど
の車両の運動状態量を計測した後、ステップSC3で心
拍数hrの計測(図7参照)、ステップSC4で心拍標
準偏差σhrの演算(図8のステップSH19,SH2
0参照)をそれぞれ行い、ステップSC5で操舵角標準
偏差σfstgの演算を行う。
【0077】次に、ステップSC6で心拍制御タイミン
グか否かを判別し、心拍制御タイミングでなければ後述
の補正係数kaの補正を行うことなくステップSC11
に進み、心拍制御タイミングであればステップSC7に
進む。
グか否かを判別し、心拍制御タイミングでなければ後述
の補正係数kaの補正を行うことなくステップSC11
に進み、心拍制御タイミングであればステップSC7に
進む。
【0078】そして、ステップSC7で今回の心拍標準
偏差σhrが基準値σhrlより大きいか否かを、およ
び、ステップSC8で今回の操舵角標準偏差σfstg
が基準値σfstglより小さいか否かをそれぞれ判別
し、これらの判別が全て「YES」の場合ステップSC
9に進み、1つでも「NO」の場合ステップSA10で
今回の補正係数kaを1としてステップSC11に進
む。
偏差σhrが基準値σhrlより大きいか否かを、およ
び、ステップSC8で今回の操舵角標準偏差σfstg
が基準値σfstglより小さいか否かをそれぞれ判別
し、これらの判別が全て「YES」の場合ステップSC
9に進み、1つでも「NO」の場合ステップSA10で
今回の補正係数kaを1としてステップSC11に進
む。
【0079】ステップSC9では、前回の補正係数ka
に1.05を乗じて今回の補正係数kaとし、ステップ
SC11でスタビリティファクタAに上記今回の補正係
数kaを乗じて今回の制御目標ヨーレイトyrtの決定
に用いる補正スタビリティファクタA0 を決定する。
に1.05を乗じて今回の補正係数kaとし、ステップ
SC11でスタビリティファクタAに上記今回の補正係
数kaを乗じて今回の制御目標ヨーレイトyrtの決定
に用いる補正スタビリティファクタA0 を決定する。
【0080】そして、ステップSC12で現在の車速値
Vsp,ドライバーによる前輪操舵角Fstgおよび上
記補正スタビリティファクタA0 などに基いて制御目標
ヨーレイトyrtの演算を、
Vsp,ドライバーによる前輪操舵角Fstgおよび上
記補正スタビリティファクタA0 などに基いて制御目標
ヨーレイトyrtの演算を、
【数3】 によって行い、ステップSC13でモータ28のフィー
ドバック制御により実際のヨーレイトが上記制御目標ヨ
ーレイトとなるよう制御する。
ドバック制御により実際のヨーレイトが上記制御目標ヨ
ーレイトとなるよう制御する。
【0081】このフローチャート中、ステップSC3お
よびSC4が心理状態検出手段40aを、ステップSC
12およびSC13が制御手段30bを、ステップSC
6〜SC11が補正手段50cをそれぞれ構成してい
る。
よびSC4が心理状態検出手段40aを、ステップSC
12およびSC13が制御手段30bを、ステップSC
6〜SC11が補正手段50cをそれぞれ構成してい
る。
【0082】なお、上記車両の制御装置のその他の構成
は第1実施例のものと同様であるために、同一部材には
同一符号を付して、その説明は省略する。
は第1実施例のものと同様であるために、同一部材には
同一符号を付して、その説明は省略する。
【0083】そして、上記構成の第3実施例の場合、後
輪操舵装置20を制御目標ヨーレイトに基きフィードバ
ック制御するものにおいて、車両があまりステアリング
ホイール1による操舵の変動のないほぼ直線路を走行し
ており、その時のドライバーがリラックス状態で操舵し
ているような安定走行状態の時に、スタビリティファク
タAを増大補正しているため、ステアリングのニュート
ラル近傍の操舵変動による旋回運動の変動が鈍くなる。
このため、第2実施例と同様に、上記操舵変動に伴う車
両変動をドライバーが感知し難くなり、このような変動
に起因してドライバーが緊張状態に陥ることを回避する
ことができる。これにより、第1実施例と同様に、ドラ
イバーがリラックスして操舵できる状態をより長く継続
して持続させることができ、操縦安定性および運転快適
性の持続を図ることができる。
輪操舵装置20を制御目標ヨーレイトに基きフィードバ
ック制御するものにおいて、車両があまりステアリング
ホイール1による操舵の変動のないほぼ直線路を走行し
ており、その時のドライバーがリラックス状態で操舵し
ているような安定走行状態の時に、スタビリティファク
タAを増大補正しているため、ステアリングのニュート
ラル近傍の操舵変動による旋回運動の変動が鈍くなる。
このため、第2実施例と同様に、上記操舵変動に伴う車
両変動をドライバーが感知し難くなり、このような変動
に起因してドライバーが緊張状態に陥ることを回避する
ことができる。これにより、第1実施例と同様に、ドラ
イバーがリラックスして操舵できる状態をより長く継続
して持続させることができ、操縦安定性および運転快適
性の持続を図ることができる。
【0084】(第4実施例)図14は、本発明の第4実
施例に係る制御装置のコントロールユニット29dを示
す。この第4実施例は、上記第1実施例と同様の構造の
4輪操舵車を対象として(図2参照)、その後輪操舵装
置20をヨーレイトフィードバック制御するものに本発
明を適用したものである。
施例に係る制御装置のコントロールユニット29dを示
す。この第4実施例は、上記第1実施例と同様の構造の
4輪操舵車を対象として(図2参照)、その後輪操舵装
置20をヨーレイトフィードバック制御するものに本発
明を適用したものである。
【0085】図14において、30dは後輪操舵装置2
0のモータ28を駆動制御することにより後述の目標ヨ
ーレイトとなるようフィードバック制御する2種類のフ
ィードバック制御部を備えた制御手段、50dはこの制
御手段30dにおける2種類のフィードバック制御部の
内から1つを選択してを切換える切換手段、34は車両
に作用する実際ヨーレイトを検出するヨーレイトセンサ
である。
0のモータ28を駆動制御することにより後述の目標ヨ
ーレイトとなるようフィードバック制御する2種類のフ
ィードバック制御部を備えた制御手段、50dはこの制
御手段30dにおける2種類のフィードバック制御部の
内から1つを選択してを切換える切換手段、34は車両
に作用する実際ヨーレイトを検出するヨーレイトセンサ
である。
【0086】上記制御手段30dには、車速センサ3
1、前輪操舵角センサ32、後輪転舵角33センサおよ
びヨーレイトセンサ34からそれぞれ検出信号が入力さ
れている。そして、この制御手段30dは、ドライバー
のステアリングホイール1の操舵量に基いて車両の制御
目標ヨーレイトを演算する一方、車両の実際ヨーレイト
をヨーレイトセンサ34により検出し、このヨーレイト
の検出値と制御目標値との偏差に応じたフィードバック
制御量によって後輪3,3の転舵角をフィードバック制
御するものであり、このフィードバック制御として回路
上に積分器のない出力フィードバック制御部と、積分器
のあるサーボ型出力フィードバック制御部との2種類の
ものを備えている。このサーボ型出力フィードバック制
御部は、上記積分器により上記偏差を完全に零とするよ
うにフィードバック制御され、これにより、ドライバー
のステアリング操舵に追従してその通りに車両の旋回運
動となって表れるよう速応性を重視したものとなってい
る。また、上記出力フィードバック制御部は、上記積分
器がないために上記偏差が完全に零とはならないが、フ
ィードバック前の安定度を高く設計できるため、路面不
整、横風などの外乱に対し安定したものとなっている。
1、前輪操舵角センサ32、後輪転舵角33センサおよ
びヨーレイトセンサ34からそれぞれ検出信号が入力さ
れている。そして、この制御手段30dは、ドライバー
のステアリングホイール1の操舵量に基いて車両の制御
目標ヨーレイトを演算する一方、車両の実際ヨーレイト
をヨーレイトセンサ34により検出し、このヨーレイト
の検出値と制御目標値との偏差に応じたフィードバック
制御量によって後輪3,3の転舵角をフィードバック制
御するものであり、このフィードバック制御として回路
上に積分器のない出力フィードバック制御部と、積分器
のあるサーボ型出力フィードバック制御部との2種類の
ものを備えている。このサーボ型出力フィードバック制
御部は、上記積分器により上記偏差を完全に零とするよ
うにフィードバック制御され、これにより、ドライバー
のステアリング操舵に追従してその通りに車両の旋回運
動となって表れるよう速応性を重視したものとなってい
る。また、上記出力フィードバック制御部は、上記積分
器がないために上記偏差が完全に零とはならないが、フ
ィードバック前の安定度を高く設計できるため、路面不
整、横風などの外乱に対し安定したものとなっている。
【0087】上記切換手段50dは、第1実施例と同様
の条件が成立した時、すなわち、上記心理状態検出手段
40aでドライバーがリラックス状態にあると判定さ
れ、かつ、前輪操舵角センサ32からの検出操舵角に基
き車両が直線路を走行していると判定した時、制御手段
30dでのフィードバック制御をサーボ型出力フィード
バック制御部から出力フィードバック制御部に切換る一
方、上記の判定以外の条件の時、逆に出力フィードバッ
ク制御部からサーボ型出力フィードバック制御部に切換
るようになっている。つまり、ドライバーがリラックス
状態でほぼ直線路に沿って操舵しているとき、安定性を
重視した出力フィードバック制御部に切換えて操舵特性
が安定側のものとなるように補正している。
の条件が成立した時、すなわち、上記心理状態検出手段
40aでドライバーがリラックス状態にあると判定さ
れ、かつ、前輪操舵角センサ32からの検出操舵角に基
き車両が直線路を走行していると判定した時、制御手段
30dでのフィードバック制御をサーボ型出力フィード
バック制御部から出力フィードバック制御部に切換る一
方、上記の判定以外の条件の時、逆に出力フィードバッ
ク制御部からサーボ型出力フィードバック制御部に切換
るようになっている。つまり、ドライバーがリラックス
状態でほぼ直線路に沿って操舵しているとき、安定性を
重視した出力フィードバック制御部に切換えて操舵特性
が安定側のものとなるように補正している。
【0088】以下、上記コントロールユニット29dに
よるモータ28の具体的な制御を図15のフローチャー
トに基いて説明する。
よるモータ28の具体的な制御を図15のフローチャー
トに基いて説明する。
【0089】まず、ステップSD1で制御タイミングに
なる毎に、ステップSD2で実際ヨーレイトyr,前輪
操舵角Fstg,後輪操舵角Rstg,車速Vspなど
の車両の運動状態量を計測した後、ステップSD3で心
拍数hrの計測(図7参照)、ステップSD4で心拍標
準偏差σhrの演算(図8のステップSH19,SH2
0参照)、ステップSD5で操舵角標準偏差σfstg
の演算をそれぞれ行う。そして、ステップSD6で現在
の車速値Vspおよびドライバーによる前輪操舵角Fs
tgなどに基いて制御目標ヨーレイトyrtの演算を式
(1)によって行う。
なる毎に、ステップSD2で実際ヨーレイトyr,前輪
操舵角Fstg,後輪操舵角Rstg,車速Vspなど
の車両の運動状態量を計測した後、ステップSD3で心
拍数hrの計測(図7参照)、ステップSD4で心拍標
準偏差σhrの演算(図8のステップSH19,SH2
0参照)、ステップSD5で操舵角標準偏差σfstg
の演算をそれぞれ行う。そして、ステップSD6で現在
の車速値Vspおよびドライバーによる前輪操舵角Fs
tgなどに基いて制御目標ヨーレイトyrtの演算を式
(1)によって行う。
【0090】次に、ステップSD7で心拍制御タイミン
グか否かを判別し、心拍制御タイミングでなければ後述
の切換フラグFkの変更を行うことなくステップSD1
2に進み、心拍制御タイミングであればステップSD8
に進む。
グか否かを判別し、心拍制御タイミングでなければ後述
の切換フラグFkの変更を行うことなくステップSD1
2に進み、心拍制御タイミングであればステップSD8
に進む。
【0091】そして、ステップSD8で今回の心拍標準
偏差σhrが基準値σhrlより大きいか否かを、およ
び、ステップSD9で今回の操舵角標準偏差σfstg
が基準値σfstglより小さいか否かをそれぞれ判別
し、これらの判別が全て「YES」の場合ステップSD
10に進んで切換フラグFkを0とし、1つでも「N
O」の場合ステップSA11で切換フラグFkを1と
し、それぞれステップSD12に進む。
偏差σhrが基準値σhrlより大きいか否かを、およ
び、ステップSD9で今回の操舵角標準偏差σfstg
が基準値σfstglより小さいか否かをそれぞれ判別
し、これらの判別が全て「YES」の場合ステップSD
10に進んで切換フラグFkを0とし、1つでも「N
O」の場合ステップSA11で切換フラグFkを1と
し、それぞれステップSD12に進む。
【0092】ステップSD12では、切換フラグFkが
0であるか否かを判定し、切換フラグFkが0である場
合、ステップSD13で制御手段30dでのフィードバ
ック制御を出力フィードバック制御部に切換え、切換フ
ラグFkが1である場合、ステップSD14でサーボ型
出力フィードバック制御部に切換えて、それぞれでのフ
ィードバック制御を行う。
0であるか否かを判定し、切換フラグFkが0である場
合、ステップSD13で制御手段30dでのフィードバ
ック制御を出力フィードバック制御部に切換え、切換フ
ラグFkが1である場合、ステップSD14でサーボ型
出力フィードバック制御部に切換えて、それぞれでのフ
ィードバック制御を行う。
【0093】このフローチャート中、ステップSD3お
よびSD4が心理状態検出手段40aを、ステップSD
6,SD13およびSD14が制御手段30dを、ステ
ップSD7〜SD14が補正手段50cをそれぞれ構成
している。
よびSD4が心理状態検出手段40aを、ステップSD
6,SD13およびSD14が制御手段30dを、ステ
ップSD7〜SD14が補正手段50cをそれぞれ構成
している。
【0094】なお、上記車両の制御装置のその他の構成
は第1実施例のものと同様であるために、同一部材には
同一符号を付して、その説明は省略する。
は第1実施例のものと同様であるために、同一部材には
同一符号を付して、その説明は省略する。
【0095】そして、上記構成の第4実施例の場合、後
輪操舵装置20を制御目標ヨーレイトに基きフィードバ
ック制御するものにおいて、車両があまりステアリング
ホイール1による操舵の変動のないほぼ直線路を走行し
ており、その時のドライバーがリラックス状態で操舵し
ているような安定走行状態の時に、制御手段30dでの
制御が安定性を重視した出力フィードバック制御部に切
換られて、ステアリング操舵が少々変動しても、その変
動が車両の旋回運動の変動として表れ難くなるこのた
め、第2もしくは第3実施例と同様に、上記操舵変動に
伴う車両変動をドライバーが感知し難くなり、このよう
な変動に起因してドライバーが緊張状態に陥ることを回
避することができる。これにより、第1実施例と同様
に、ドライバーがリラックスして操舵できる状態をより
長く継続して持続させることができ、操縦安定性および
運転快適性の持続を図ることができる。
輪操舵装置20を制御目標ヨーレイトに基きフィードバ
ック制御するものにおいて、車両があまりステアリング
ホイール1による操舵の変動のないほぼ直線路を走行し
ており、その時のドライバーがリラックス状態で操舵し
ているような安定走行状態の時に、制御手段30dでの
制御が安定性を重視した出力フィードバック制御部に切
換られて、ステアリング操舵が少々変動しても、その変
動が車両の旋回運動の変動として表れ難くなるこのた
め、第2もしくは第3実施例と同様に、上記操舵変動に
伴う車両変動をドライバーが感知し難くなり、このよう
な変動に起因してドライバーが緊張状態に陥ることを回
避することができる。これにより、第1実施例と同様
に、ドライバーがリラックスして操舵できる状態をより
長く継続して持続させることができ、操縦安定性および
運転快適性の持続を図ることができる。
【0096】一方、ステアリング操舵が大きく変動した
場合、もしくは、ドライバーが緊張状態に陥った場合
(ステップSD8もしくはステップSD9で「NO」の
場合)、上記制御手段30dでの制御がサーボ型出力フ
ィードバックに切換られて、ドライバーによるステアリ
ング操舵の変動が車両の旋回運動に直結したものとなる
ため、ドライバーの内面的要求に合致した操舵特性とす
ることができる。
場合、もしくは、ドライバーが緊張状態に陥った場合
(ステップSD8もしくはステップSD9で「NO」の
場合)、上記制御手段30dでの制御がサーボ型出力フ
ィードバックに切換られて、ドライバーによるステアリ
ング操舵の変動が車両の旋回運動に直結したものとなる
ため、ドライバーの内面的要求に合致した操舵特性とす
ることができる。
【0097】(第5実施例)図16は、本発明の第5実
施例に係る制御装置のコントロールユニット29eを示
す。この第5実施例は、上記第1実施例と同様の構造の
4輪操舵車を対象として(図2参照)、その補正手段5
0aによる補正を所定の車速条件の成立時に禁止する補
正禁止手段60eを付加したものである。
施例に係る制御装置のコントロールユニット29eを示
す。この第5実施例は、上記第1実施例と同様の構造の
4輪操舵車を対象として(図2参照)、その補正手段5
0aによる補正を所定の車速条件の成立時に禁止する補
正禁止手段60eを付加したものである。
【0098】上記補正禁止手段60eは、車速センサ3
1による検出値が予め設定された所定の高車速値以上の
時、上記補正手段50aによる補正を禁止するようにな
っている。
1による検出値が予め設定された所定の高車速値以上の
時、上記補正手段50aによる補正を禁止するようにな
っている。
【0099】なお、上記車両の制御装置のその他の構成
は第1実施例のものと同様であるために、同一部材には
同一符号を付して、その説明は省略する。
は第1実施例のものと同様であるために、同一部材には
同一符号を付して、その説明は省略する。
【0100】以下、上記コントロールユニット29eに
よるモータ28の具体的な制御を図17および図18の
フローチャートに基いて説明する。
よるモータ28の具体的な制御を図17および図18の
フローチャートに基いて説明する。
【0101】まず、ステップSE1で制御タイミングに
なる毎に、ステップSE2で車両の運動状態量の計測
を、ステップSE3で心拍数hrの計測、ステップSE
4で心拍標準偏差σhrの演算を、ステップSE5で操
舵角標準偏差σfstgの演算を、および、ステップS
E6で現在の車速値Vspに対する後輪3,3の転舵比
kの決定を、それぞれ第1実施例のステップSA2〜S
A6と同様に行う。
なる毎に、ステップSE2で車両の運動状態量の計測
を、ステップSE3で心拍数hrの計測、ステップSE
4で心拍標準偏差σhrの演算を、ステップSE5で操
舵角標準偏差σfstgの演算を、および、ステップS
E6で現在の車速値Vspに対する後輪3,3の転舵比
kの決定を、それぞれ第1実施例のステップSA2〜S
A6と同様に行う。
【0102】次に、ステップSR1で現在の車速値Vs
pが設定高車速値Vsplより小さいか否かを判別し、
小さければステップSE7に進み、大きければステップ
SE11に進んで制御ゲインk1 を1とした後ステップ
SE16に進む。つまり、現在の車速が設定高車速(V
spl)より速い場合、ステップSE7〜SE15での
補正を行うことなく、もしくは、それまでの補正を解消
して基準転舵比kによる後輪転舵角の制御を行う。
pが設定高車速値Vsplより小さいか否かを判別し、
小さければステップSE7に進み、大きければステップ
SE11に進んで制御ゲインk1 を1とした後ステップ
SE16に進む。つまり、現在の車速が設定高車速(V
spl)より速い場合、ステップSE7〜SE15での
補正を行うことなく、もしくは、それまでの補正を解消
して基準転舵比kによる後輪転舵角の制御を行う。
【0103】次に、ステップSE7で心拍制御タイミン
グか否かの判別を行い、心拍制御タイミングでなければ
ステップSE16に進み、心拍制御タイミングであれば
ステップSE8に進む。ステップSE8で今回の心拍標
準偏差σhrが基準値σhrlより大きいか否かを、お
よび、ステップSE9で今回の操舵角標準偏差σfst
gが基準値σfstglより小さいか否かをそれぞれ判
別し、これらの判別が全て「YES」の場合ステップS
E10に進み、1つでも「NO」の場合ステップSE1
1で制御ゲインk1 を1としてステップSE16に進
む。
グか否かの判別を行い、心拍制御タイミングでなければ
ステップSE16に進み、心拍制御タイミングであれば
ステップSE8に進む。ステップSE8で今回の心拍標
準偏差σhrが基準値σhrlより大きいか否かを、お
よび、ステップSE9で今回の操舵角標準偏差σfst
gが基準値σfstglより小さいか否かをそれぞれ判
別し、これらの判別が全て「YES」の場合ステップS
E10に進み、1つでも「NO」の場合ステップSE1
1で制御ゲインk1 を1としてステップSE16に進
む。
【0104】ステップSE10では、現在の車速に基く
基準転舵比kが正であるか負であるかを判別して、負で
ある場合(逆位相の場合)ステップSE12で制御ゲイ
ンk1 を0として逆位相を元に復元してステップSE1
6に進み、正である場合(同位相の場合)ステップSE
13で前回の制御ゲインk1 に1.1を乗じてより同位
相側に補正してステップSE14およびSE15で制御
ゲインk1 の上限値規制を行う。すなわち、ステップS
E14で補正後の制御ゲインk1 が1.5以下であれば
そのままステップSE16に進み、1.5を超えていれ
ばステップSE15で上記補正後の制御ゲインk1 を
1.5としてステップSE16に進む。
基準転舵比kが正であるか負であるかを判別して、負で
ある場合(逆位相の場合)ステップSE12で制御ゲイ
ンk1 を0として逆位相を元に復元してステップSE1
6に進み、正である場合(同位相の場合)ステップSE
13で前回の制御ゲインk1 に1.1を乗じてより同位
相側に補正してステップSE14およびSE15で制御
ゲインk1 の上限値規制を行う。すなわち、ステップS
E14で補正後の制御ゲインk1 が1.5以下であれば
そのままステップSE16に進み、1.5を超えていれ
ばステップSE15で上記補正後の制御ゲインk1 を
1.5としてステップSE16に進む。
【0105】そして、ステップSE16で前輪操舵角F
stgに上記転舵比kおよび制御ゲインk1 をそれぞれ
乗じて後輪転舵角Rstgを演算し、ステップSE17
でその後輪転舵角Rstgとなるようモータ28を駆動
する。
stgに上記転舵比kおよび制御ゲインk1 をそれぞれ
乗じて後輪転舵角Rstgを演算し、ステップSE17
でその後輪転舵角Rstgとなるようモータ28を駆動
する。
【0106】つまり、この第5実施例は、第1実施例
(図9参照)に車速値による補正禁止処理(ステップS
R1)を付加したものである。
(図9参照)に車速値による補正禁止処理(ステップS
R1)を付加したものである。
【0107】このフローチャート中、ステップSE3お
よびSE4が心理状態検出手段40aを、ステップSE
6およびSE17が制御手段30aを、ステップSE7
〜SE15が補正手段50aを、ステップSR1が補正
禁止手段60eをそれぞれ構成している。
よびSE4が心理状態検出手段40aを、ステップSE
6およびSE17が制御手段30aを、ステップSE7
〜SE15が補正手段50aを、ステップSR1が補正
禁止手段60eをそれぞれ構成している。
【0108】上記構成の第5実施例の場合、上記所定の
高車速以下の通常走行状態において、補正手段50aに
よる補正によってドライバーがリラックスして操舵でき
る状態をより長く継続して持続させることができ、操縦
安定性および運転快適性の持続を図ることができる一
方、所定の高速走行状態において、上記補正を補正禁止
手段60eによって禁止して、本来の基準転舵比kに基
く操舵制御によりステアリング操舵に対する機敏な旋回
運動特性を確保することができ(ステップSR1,SE
11,SE16,SE17参照)、車両の旋回運動をド
ライバーの要求に合致したものとすることができる。
高車速以下の通常走行状態において、補正手段50aに
よる補正によってドライバーがリラックスして操舵でき
る状態をより長く継続して持続させることができ、操縦
安定性および運転快適性の持続を図ることができる一
方、所定の高速走行状態において、上記補正を補正禁止
手段60eによって禁止して、本来の基準転舵比kに基
く操舵制御によりステアリング操舵に対する機敏な旋回
運動特性を確保することができ(ステップSR1,SE
11,SE16,SE17参照)、車両の旋回運動をド
ライバーの要求に合致したものとすることができる。
【0109】(第6実施例)図19は、本発明の第6実
施例に係る制御装置のコントロールユニット29fを示
す。この第6実施例は、上記第1実施例と同様の構造の
4輪操舵車を対象として(図2参照)、その補正手段5
0aによる補正を所定の車速変動条件の成立時に禁止す
る補正禁止手段60fを付加したものである。
施例に係る制御装置のコントロールユニット29fを示
す。この第6実施例は、上記第1実施例と同様の構造の
4輪操舵車を対象として(図2参照)、その補正手段5
0aによる補正を所定の車速変動条件の成立時に禁止す
る補正禁止手段60fを付加したものである。
【0110】上記補正禁止手段60fは、車速センサ3
1による検出値に基いて車速の変動幅が予め設定した比
較的小さい所定の変動幅以上の時、上記補正手段50a
による補正を禁止するようになっている。つまり、上記
変動幅より小さいほぼ定速走行状態にある時、上記補正
手段50aによる補正の対象とし、上記変動幅を超える
ような車速の急変時には上記補正手段50aによる補正
を禁止するようになっている。
1による検出値に基いて車速の変動幅が予め設定した比
較的小さい所定の変動幅以上の時、上記補正手段50a
による補正を禁止するようになっている。つまり、上記
変動幅より小さいほぼ定速走行状態にある時、上記補正
手段50aによる補正の対象とし、上記変動幅を超える
ような車速の急変時には上記補正手段50aによる補正
を禁止するようになっている。
【0111】なお、上記車両の制御装置のその他の構成
は第1実施例のものと同様であるために、同一部材には
同一符号を付して、その説明は省略する。
は第1実施例のものと同様であるために、同一部材には
同一符号を付して、その説明は省略する。
【0112】以下、上記コントロールユニット29fに
よるモータ28の具体的な制御を図20および図21の
フローチャートに基いて説明する。
よるモータ28の具体的な制御を図20および図21の
フローチャートに基いて説明する。
【0113】まず、ステップSE1で制御タイミングに
なる毎に、ステップSE2で車両の運動状態量の計測
を、ステップSE3で心拍数hrの計測、ステップSE
4で心拍標準偏差σhrの演算を、ステップSE5で操
舵角標準偏差σfstgの演算を、および、ステップS
E6で現在の車速値Vspに対する後輪3,3の転舵比
kの決定を、それぞれ第5実施例と同様に行う。
なる毎に、ステップSE2で車両の運動状態量の計測
を、ステップSE3で心拍数hrの計測、ステップSE
4で心拍標準偏差σhrの演算を、ステップSE5で操
舵角標準偏差σfstgの演算を、および、ステップS
E6で現在の車速値Vspに対する後輪3,3の転舵比
kの決定を、それぞれ第5実施例と同様に行う。
【0114】次に、ステップSR2aで今回の車速変動
幅gの演算を今回の車速値Vsp(n)から前回の車速
値Vsp(n−1)を減じてその値の絶対値を採ること
により行う。そして、ステップSR2bでこの車速変動
幅gが上記設定車速変動幅glより小さければステップ
SE7に進み、大きければステップSE11に進んで制
御ゲインk1 を1とした後ステップSE16に進む。つ
まり、現在の走行状態が上記設定車速変動幅gl内の定
速走行状態ではなく車速が急変したような場合、ステッ
プSE7〜SE15での補正を行うことなく、もしく
は、それまでの補正を解消して基準転舵比kによる後輪
転舵角の制御を行う。このステップSR2aおよびSR
2bが上記補正禁止手段60fを構成している。
幅gの演算を今回の車速値Vsp(n)から前回の車速
値Vsp(n−1)を減じてその値の絶対値を採ること
により行う。そして、ステップSR2bでこの車速変動
幅gが上記設定車速変動幅glより小さければステップ
SE7に進み、大きければステップSE11に進んで制
御ゲインk1 を1とした後ステップSE16に進む。つ
まり、現在の走行状態が上記設定車速変動幅gl内の定
速走行状態ではなく車速が急変したような場合、ステッ
プSE7〜SE15での補正を行うことなく、もしく
は、それまでの補正を解消して基準転舵比kによる後輪
転舵角の制御を行う。このステップSR2aおよびSR
2bが上記補正禁止手段60fを構成している。
【0115】次に、ステップSE7で補正手段50aに
よる補正を行うための心拍制御タイミングか否かを判別
し、心拍制御タイミングであればステップSE8以下の
処理を行い、心拍制御タイミングでなければステップS
E16に進む。
よる補正を行うための心拍制御タイミングか否かを判別
し、心拍制御タイミングであればステップSE8以下の
処理を行い、心拍制御タイミングでなければステップS
E16に進む。
【0116】以下、上記補正手段50aによる処理(ス
テップSE8〜SE16)および制御手段30aによる
制御(ステップSE17)は第5実施例における処理と
同一であるため、同一の処理には同一のステップ記号お
よび番号を付してその説明を省略する。
テップSE8〜SE16)および制御手段30aによる
制御(ステップSE17)は第5実施例における処理と
同一であるため、同一の処理には同一のステップ記号お
よび番号を付してその説明を省略する。
【0117】上記構成の第6実施例の場合、上記所定の
定速走行状態において、補正手段50aによる補正によ
ってドライバーがリラックスして操舵できる状態をより
長く継続して持続させることができ、操縦安定性および
運転快適性の持続を図ることができる一方、車速が急変
した時には、補正禁止手段60fによって上記補正を禁
止して、本来の基準転舵比kに基く操舵制御によりステ
アリング操舵に対する機敏な旋回運動特性を確保するこ
とができ(ステップSR2a,SR2b,SE11,S
E16,SE17参照)、車両の旋回運動をドライバー
の要求に合致したものとすることができる。
定速走行状態において、補正手段50aによる補正によ
ってドライバーがリラックスして操舵できる状態をより
長く継続して持続させることができ、操縦安定性および
運転快適性の持続を図ることができる一方、車速が急変
した時には、補正禁止手段60fによって上記補正を禁
止して、本来の基準転舵比kに基く操舵制御によりステ
アリング操舵に対する機敏な旋回運動特性を確保するこ
とができ(ステップSR2a,SR2b,SE11,S
E16,SE17参照)、車両の旋回運動をドライバー
の要求に合致したものとすることができる。
【0118】(第7実施例)図22は、本発明の第7実
施例に係る制御装置のコントロールユニット29gを示
す。この第7実施例は、上記第1実施例と同様の構造の
4輪操舵車を対象として(図2参照)、その補正手段5
0aによる補正をドライバーのアクセルペダル操作に対
する所定の変動条件の成立時に禁止する補正禁止手段6
0gを付加したものである。
施例に係る制御装置のコントロールユニット29gを示
す。この第7実施例は、上記第1実施例と同様の構造の
4輪操舵車を対象として(図2参照)、その補正手段5
0aによる補正をドライバーのアクセルペダル操作に対
する所定の変動条件の成立時に禁止する補正禁止手段6
0gを付加したものである。
【0119】上記補正禁止手段60fにはアクセル開度
を検出するアクセル開度センサ35からの検出値が入力
されており、上記補正禁止手段60gは上記アクセル開
度センサ35による検出値に基いてアクセル開度の変動
幅が予め設定した比較的小さい所定の変動幅以上の時、
上記補正手段50aによる補正を禁止するようになって
いる。つまり、上記変動幅より小さい安定走行状態にあ
る時、上記補正手段50aによる補正の対象とし、上記
変動幅を超えるような走行状態の変動時には上記補正手
段50aによる補正を禁止するようになっている。
を検出するアクセル開度センサ35からの検出値が入力
されており、上記補正禁止手段60gは上記アクセル開
度センサ35による検出値に基いてアクセル開度の変動
幅が予め設定した比較的小さい所定の変動幅以上の時、
上記補正手段50aによる補正を禁止するようになって
いる。つまり、上記変動幅より小さい安定走行状態にあ
る時、上記補正手段50aによる補正の対象とし、上記
変動幅を超えるような走行状態の変動時には上記補正手
段50aによる補正を禁止するようになっている。
【0120】なお、上記車両の制御装置のその他の構成
は第1実施例のものと同様であるために、同一部材には
同一符号を付して、その説明は省略する。
は第1実施例のものと同様であるために、同一部材には
同一符号を付して、その説明は省略する。
【0121】以下、上記コントロールユニット29gに
よるモータ28の具体的な制御を図23および図24の
フローチャートに基いて説明する。
よるモータ28の具体的な制御を図23および図24の
フローチャートに基いて説明する。
【0122】まず、ステップSE1で制御タイミングに
なる毎に、ステップSE2で車両の運動状態量の計測
を、ステップSE3で心拍数hrの計測、ステップSE
4で心拍標準偏差σhrの演算を、ステップSE5で操
舵角標準偏差σfstgの演算を、および、ステップS
E6で現在の車速値Vspに対する後輪3,3の転舵比
kの決定を、それぞれ第5実施例と同様に行う。
なる毎に、ステップSE2で車両の運動状態量の計測
を、ステップSE3で心拍数hrの計測、ステップSE
4で心拍標準偏差σhrの演算を、ステップSE5で操
舵角標準偏差σfstgの演算を、および、ステップS
E6で現在の車速値Vspに対する後輪3,3の転舵比
kの決定を、それぞれ第5実施例と同様に行う。
【0123】次に、ステップSR3aでアクセル開度の
今回の変動幅dACPの演算を今回のアクセル開度Ac
p(n)から前回のアクセル開度Acp(n−1)を減
じてその値の絶対値を採ることにより行う。そして、ス
テップSR3bでこの車速変動幅dACPが設定アクセ
ル開度変動幅dACPlより小さければステップSE7
に進み、大きければステップSE11に進んで制御ゲイ
ンk1 を1とした後ステップSE16に進む。つまり、
現在の走行状態が上記設定アクセル開度変動幅dACP
l内の安定走行状態ではなく走行状態が変動したような
場合、ステップSE7〜SE15での補正を行うことな
く、もしくは、それまでの補正を解消して基準転舵比k
による後輪転舵角の制御を行う。このステップSR3a
およびSR3bが上記補正禁止手段60gを構成してい
る。
今回の変動幅dACPの演算を今回のアクセル開度Ac
p(n)から前回のアクセル開度Acp(n−1)を減
じてその値の絶対値を採ることにより行う。そして、ス
テップSR3bでこの車速変動幅dACPが設定アクセ
ル開度変動幅dACPlより小さければステップSE7
に進み、大きければステップSE11に進んで制御ゲイ
ンk1 を1とした後ステップSE16に進む。つまり、
現在の走行状態が上記設定アクセル開度変動幅dACP
l内の安定走行状態ではなく走行状態が変動したような
場合、ステップSE7〜SE15での補正を行うことな
く、もしくは、それまでの補正を解消して基準転舵比k
による後輪転舵角の制御を行う。このステップSR3a
およびSR3bが上記補正禁止手段60gを構成してい
る。
【0124】次に、ステップSE7で補正手段50aに
よる補正を行うための心拍制御タイミングか否かを判別
し、心拍制御タイミングであればステップSE8以下の
処理を行い、心拍制御タイミングでなければステップS
E16に進む。
よる補正を行うための心拍制御タイミングか否かを判別
し、心拍制御タイミングであればステップSE8以下の
処理を行い、心拍制御タイミングでなければステップS
E16に進む。
【0125】以下、上記補正手段50aによる処理(ス
テップSE8〜SE16)および制御手段30aによる
制御(ステップSE17)は第5実施例における処理と
同一であるため、同一の処理には同一のステップ記号お
よび番号を付してその説明を省略する。
テップSE8〜SE16)および制御手段30aによる
制御(ステップSE17)は第5実施例における処理と
同一であるため、同一の処理には同一のステップ記号お
よび番号を付してその説明を省略する。
【0126】上記構成の第7実施例の場合、上記所定の
安定走行状態において、補正手段50aによる補正によ
ってドライバーがリラックスして操舵できる状態をより
長く継続して持続させることができ、操縦安定性および
運転快適性の持続を図ることができる一方、ドライバー
によるアクセルペダル操作が急変動した時には、補正禁
止手段60gによって上記補正を禁止して、本来の基準
転舵比kに基く操舵制御によりステアリング操舵に対す
る機敏な旋回運動特性を確保することができ(ステップ
SR3a,SR3b,SE11,SE16,SE17参
照)、車両の旋回運動をドライバーの要求に合致したも
のとすることができる。
安定走行状態において、補正手段50aによる補正によ
ってドライバーがリラックスして操舵できる状態をより
長く継続して持続させることができ、操縦安定性および
運転快適性の持続を図ることができる一方、ドライバー
によるアクセルペダル操作が急変動した時には、補正禁
止手段60gによって上記補正を禁止して、本来の基準
転舵比kに基く操舵制御によりステアリング操舵に対す
る機敏な旋回運動特性を確保することができ(ステップ
SR3a,SR3b,SE11,SE16,SE17参
照)、車両の旋回運動をドライバーの要求に合致したも
のとすることができる。
【0127】(第8実施例)図25は、本発明の第8実
施例に係る制御装置のコントロールユニット29iを示
す。この第8実施例は、上記第1実施例と同様の構造の
4輪操舵車を対象として(図2参照)、その補正手段5
0aによる補正をドライバーのステアリングの操舵速度
に対する所定条件の成立時に禁止する補正禁止手段60
iを付加したものである。
施例に係る制御装置のコントロールユニット29iを示
す。この第8実施例は、上記第1実施例と同様の構造の
4輪操舵車を対象として(図2参照)、その補正手段5
0aによる補正をドライバーのステアリングの操舵速度
に対する所定条件の成立時に禁止する補正禁止手段60
iを付加したものである。
【0128】上記補正禁止手段60iは前輪操舵角セン
サ32による前回と今回との検出値に基いてその間の操
舵速度を求め、その値が予め設定した比較的小さい所定
の操舵速度値以上の時、上記補正手段50aによる補正
を禁止するようになっている。つまり、上記設定操舵速
度値より小さい安定操舵状態にある時、上記補正手段5
0aによる補正の対象とし、上記設定操舵速度値を超え
るような急操舵状態の時には上記補正手段50aによる
補正を禁止するようになっている。
サ32による前回と今回との検出値に基いてその間の操
舵速度を求め、その値が予め設定した比較的小さい所定
の操舵速度値以上の時、上記補正手段50aによる補正
を禁止するようになっている。つまり、上記設定操舵速
度値より小さい安定操舵状態にある時、上記補正手段5
0aによる補正の対象とし、上記設定操舵速度値を超え
るような急操舵状態の時には上記補正手段50aによる
補正を禁止するようになっている。
【0129】なお、上記車両の制御装置のその他の構成
は第1実施例のものと同様であるために、同一部材には
同一符号を付して、その説明は省略する。
は第1実施例のものと同様であるために、同一部材には
同一符号を付して、その説明は省略する。
【0130】以下、上記コントロールユニット29iに
よるモータ28の具体的な制御を図26および図27の
フローチャートに基いて説明する。
よるモータ28の具体的な制御を図26および図27の
フローチャートに基いて説明する。
【0131】まず、ステップSE1で制御タイミングに
なる毎に、ステップSE2で車両の運動状態量の計測
を、ステップSE3で心拍数hrの計測、ステップSE
4で心拍標準偏差σhrの演算を、ステップSE5で操
舵角標準偏差σfstgの演算を、および、ステップS
E6で現在の車速値Vspに対する後輪3,3の転舵比
kの決定を、それぞれ第5実施例と同様に行う。
なる毎に、ステップSE2で車両の運動状態量の計測
を、ステップSE3で心拍数hrの計測、ステップSE
4で心拍標準偏差σhrの演算を、ステップSE5で操
舵角標準偏差σfstgの演算を、および、ステップS
E6で現在の車速値Vspに対する後輪3,3の転舵比
kの決定を、それぞれ第5実施例と同様に行う。
【0132】次に、ステップSR4aで今回の操舵速度
dfstgの演算を今回の前輪操舵角Fstg(n)か
ら前回の前輪操舵角Fstg(n−1)を減じて時間差
で除することにより行う。そして、ステップSR4bで
この今回の操舵速度dfstgが上記設定操舵速度df
stglより小さければステップSE7に進み、大きけ
ればステップSE11に進んで制御ゲインk1 を1とし
た後ステップSE16に進む。つまり、現在の操舵状態
が上記設定操舵速度dfstglより遅い安定操舵状態
ではなく急操舵状態の場合、ステップSE7〜SE15
での補正を行うことなく、もしくは、それまでの補正を
解消して基準転舵比kによる後輪転舵角の制御を行う。
このステップSR4aおよびSR4bが上記補正禁止手
段60iを構成している。
dfstgの演算を今回の前輪操舵角Fstg(n)か
ら前回の前輪操舵角Fstg(n−1)を減じて時間差
で除することにより行う。そして、ステップSR4bで
この今回の操舵速度dfstgが上記設定操舵速度df
stglより小さければステップSE7に進み、大きけ
ればステップSE11に進んで制御ゲインk1 を1とし
た後ステップSE16に進む。つまり、現在の操舵状態
が上記設定操舵速度dfstglより遅い安定操舵状態
ではなく急操舵状態の場合、ステップSE7〜SE15
での補正を行うことなく、もしくは、それまでの補正を
解消して基準転舵比kによる後輪転舵角の制御を行う。
このステップSR4aおよびSR4bが上記補正禁止手
段60iを構成している。
【0133】次に、ステップSE7で補正手段50aに
よる補正を行うための心拍制御タイミングか否かを判別
し、心拍制御タイミングであればステップSE8以下の
処理を行い、心拍制御タイミングでなければステップS
E16に進む。
よる補正を行うための心拍制御タイミングか否かを判別
し、心拍制御タイミングであればステップSE8以下の
処理を行い、心拍制御タイミングでなければステップS
E16に進む。
【0134】以下、上記補正手段50aによる処理(ス
テップSE8〜SE16)および制御手段30aによる
制御(ステップSE17)は第5実施例における処理と
同一であるため、同一の処理には同一のステップ記号お
よび番号を付してその説明を省略する。
テップSE8〜SE16)および制御手段30aによる
制御(ステップSE17)は第5実施例における処理と
同一であるため、同一の処理には同一のステップ記号お
よび番号を付してその説明を省略する。
【0135】上記構成の第8実施例の場合、上記所定の
安定操舵状態において、補正手段50aによる補正によ
ってドライバーがリラックスして操舵できる状態をより
長く継続して持続させることができ、操縦安定性および
運転快適性の持続を図ることができる一方、ドライバー
によるアクセルペダル操作が急変動した時には、補正禁
止手段60iによって上記補正を禁止して、本来の基準
転舵比kに基く操舵制御によりステアリング操舵に対す
る機敏な旋回運動特性を確保することができ(ステップ
SR4a,SR4b,SE11,SE16,SE17参
照)、車両の旋回運動をドライバーの要求に合致したも
のとすることができる。
安定操舵状態において、補正手段50aによる補正によ
ってドライバーがリラックスして操舵できる状態をより
長く継続して持続させることができ、操縦安定性および
運転快適性の持続を図ることができる一方、ドライバー
によるアクセルペダル操作が急変動した時には、補正禁
止手段60iによって上記補正を禁止して、本来の基準
転舵比kに基く操舵制御によりステアリング操舵に対す
る機敏な旋回運動特性を確保することができ(ステップ
SR4a,SR4b,SE11,SE16,SE17参
照)、車両の旋回運動をドライバーの要求に合致したも
のとすることができる。
【0136】(第9実施例)図28は、本発明の第9実
施例に係る制御装置のコントロールユニット29jを示
す。この第9実施例は、上記第1実施例と同様の構造の
4輪操舵車を対象として(図2参照)、その補正手段5
0aによる補正をドライバーによる前輪操舵角に対する
所定条件の成立時に禁止する補正禁止手段60jを付加
したものである。
施例に係る制御装置のコントロールユニット29jを示
す。この第9実施例は、上記第1実施例と同様の構造の
4輪操舵車を対象として(図2参照)、その補正手段5
0aによる補正をドライバーによる前輪操舵角に対する
所定条件の成立時に禁止する補正禁止手段60jを付加
したものである。
【0137】上記補正禁止手段60jは前輪操舵角セン
サ32による今回の検出値が予め設定した比較的小さい
所定の操舵角以上の時、上記補正手段50aによる補正
を禁止するようになっている。つまり、上記設定操舵角
より小さい小操舵状態にある時には上記補正手段50a
による補正の対象とし、上記設定操舵角を超えるような
大操舵状態の時には上記補正手段50aによる補正を禁
止するようになっている。
サ32による今回の検出値が予め設定した比較的小さい
所定の操舵角以上の時、上記補正手段50aによる補正
を禁止するようになっている。つまり、上記設定操舵角
より小さい小操舵状態にある時には上記補正手段50a
による補正の対象とし、上記設定操舵角を超えるような
大操舵状態の時には上記補正手段50aによる補正を禁
止するようになっている。
【0138】なお、上記車両の制御装置のその他の構成
は第1実施例のものと同様であるために、同一部材には
同一符号を付して、その説明は省略する。
は第1実施例のものと同様であるために、同一部材には
同一符号を付して、その説明は省略する。
【0139】以下、上記コントロールユニット29jに
よるモータ28の具体的な制御を図29および図30の
フローチャートに基いて説明する。
よるモータ28の具体的な制御を図29および図30の
フローチャートに基いて説明する。
【0140】まず、ステップSE1で制御タイミングに
なる毎に、ステップSE2で車両の運動状態量の計測
を、ステップSE3で心拍数hrの計測、ステップSE
4で心拍標準偏差σhrの演算を、ステップSE5で操
舵角標準偏差σfstgの演算を、および、ステップS
E6で現在の車速値Vspに対する後輪3,3の転舵比
kの決定を、それぞれ第5実施例と同様に行う。
なる毎に、ステップSE2で車両の運動状態量の計測
を、ステップSE3で心拍数hrの計測、ステップSE
4で心拍標準偏差σhrの演算を、ステップSE5で操
舵角標準偏差σfstgの演算を、および、ステップS
E6で現在の車速値Vspに対する後輪3,3の転舵比
kの決定を、それぞれ第5実施例と同様に行う。
【0141】次に、ステップSR5で今回検出された前
輪操舵角Fstgの絶対値が上記設定操舵角Fstgl
より小さければステップSE7に進み、大きければステ
ップSE11に進んで制御ゲインk1 を1とした後ステ
ップSE16に進む。つまり、現在の操舵状態が上記設
定操舵角Fstglより小さい小操舵状態ではなく大操
舵状態の場合、ステップSE7〜SE15での補正を行
うことなく、もしくは、それまでの補正を解消して基準
転舵比kによる後輪転舵角の制御を行う。このステップ
SR5が上記補正禁止手段60jを構成している。
輪操舵角Fstgの絶対値が上記設定操舵角Fstgl
より小さければステップSE7に進み、大きければステ
ップSE11に進んで制御ゲインk1 を1とした後ステ
ップSE16に進む。つまり、現在の操舵状態が上記設
定操舵角Fstglより小さい小操舵状態ではなく大操
舵状態の場合、ステップSE7〜SE15での補正を行
うことなく、もしくは、それまでの補正を解消して基準
転舵比kによる後輪転舵角の制御を行う。このステップ
SR5が上記補正禁止手段60jを構成している。
【0142】次に、ステップSE7で補正手段50aに
よる補正を行うための心拍制御タイミングか否かを判別
し、心拍制御タイミングであればステップSE8以下の
処理を行い、心拍制御タイミングでなければステップS
E16に進む。
よる補正を行うための心拍制御タイミングか否かを判別
し、心拍制御タイミングであればステップSE8以下の
処理を行い、心拍制御タイミングでなければステップS
E16に進む。
【0143】以下、上記補正手段50aによる処理(ス
テップSE8〜SE16)および制御手段30aによる
制御(ステップSE17)は第5実施例における処理と
同一であるため、同一の処理には同一のステップ記号お
よび番号を付してその説明を省略する。
テップSE8〜SE16)および制御手段30aによる
制御(ステップSE17)は第5実施例における処理と
同一であるため、同一の処理には同一のステップ記号お
よび番号を付してその説明を省略する。
【0144】上記構成の第9実施例の場合、上記所定の
小操舵状態において、補正手段50aによる補正によっ
てドライバーがリラックスして操舵できる状態をより長
く継続して持続させることができ、操縦安定性および運
転快適性の持続を図ることができる一方、ドライバーに
よるステアリング操舵が大操舵状態に変化した時には、
補正禁止手段60jによって上記補正を禁止して、本来
の基準転舵比kに基く操舵制御によりステアリング操舵
に対する機敏な旋回運動特性を確保することができ(ス
テップSR5,SE11,SE16,SE17参照)、
車両の旋回運動をドライバーの要求に合致したものとす
ることができる。
小操舵状態において、補正手段50aによる補正によっ
てドライバーがリラックスして操舵できる状態をより長
く継続して持続させることができ、操縦安定性および運
転快適性の持続を図ることができる一方、ドライバーに
よるステアリング操舵が大操舵状態に変化した時には、
補正禁止手段60jによって上記補正を禁止して、本来
の基準転舵比kに基く操舵制御によりステアリング操舵
に対する機敏な旋回運動特性を確保することができ(ス
テップSR5,SE11,SE16,SE17参照)、
車両の旋回運動をドライバーの要求に合致したものとす
ることができる。
【0145】(第10実施例)図31は、本発明の第1
0実施例に係る制御装置のコントロールユニット29k
を示す。この第10実施例は、第1実施例と同様の構造
の4輪操舵車を対象として(図2参照)、第1実施例の
補正手段50aとは異なる補正手段50eを備えたもの
である。
0実施例に係る制御装置のコントロールユニット29k
を示す。この第10実施例は、第1実施例と同様の構造
の4輪操舵車を対象として(図2参照)、第1実施例の
補正手段50aとは異なる補正手段50eを備えたもの
である。
【0146】この補正手段50eは、タイマを有してお
り、上記心理状態検出手段40aでドライバーがリラッ
クス状態にあると判定され、かつ、前輪操舵角センサ3
2からの検出操舵角に基き車両が直線路を走行している
と判定した時であって、上記リラックス状態が所定の設
定時間継続した時、後輪3,3の転舵角をより安定側と
する補正を実行するようになっている。つまり、本実施
例の補正手段50eは、補正の内容自体は第1実施例の
補正手段50aと同様であるが、その補正の実行を、ド
ライバーのリラックス状態判定が所定時間継続している
ことを条件として行うようになっている。
り、上記心理状態検出手段40aでドライバーがリラッ
クス状態にあると判定され、かつ、前輪操舵角センサ3
2からの検出操舵角に基き車両が直線路を走行している
と判定した時であって、上記リラックス状態が所定の設
定時間継続した時、後輪3,3の転舵角をより安定側と
する補正を実行するようになっている。つまり、本実施
例の補正手段50eは、補正の内容自体は第1実施例の
補正手段50aと同様であるが、その補正の実行を、ド
ライバーのリラックス状態判定が所定時間継続している
ことを条件として行うようになっている。
【0147】なお、上記車両の制御装置のその他の構成
は第1実施例のものと同様であるために、同一部材には
同一符号を付して、その説明は省略する。
は第1実施例のものと同様であるために、同一部材には
同一符号を付して、その説明は省略する。
【0148】以下、上記コントロールユニット29kに
よるモータ28の具体的な制御を図32および図33の
フローチャートに基いて説明する。
よるモータ28の具体的な制御を図32および図33の
フローチャートに基いて説明する。
【0149】まず、ステップSK1で制御タイミングに
なる毎に、ステップSK2で車両の運動状態量の計測
を、ステップSK3で心拍数hrの計測、ステップSK
4で心拍標準偏差σhrの演算を、ステップSK5で操
舵角標準偏差σfstgの演算を、および、ステップS
K6で現在の車速値Vspに対する後輪3,3の転舵比
kの決定を、それぞれ第1実施例のステップSA2〜S
A6と同様に行う。
なる毎に、ステップSK2で車両の運動状態量の計測
を、ステップSK3で心拍数hrの計測、ステップSK
4で心拍標準偏差σhrの演算を、ステップSK5で操
舵角標準偏差σfstgの演算を、および、ステップS
K6で現在の車速値Vspに対する後輪3,3の転舵比
kの決定を、それぞれ第1実施例のステップSA2〜S
A6と同様に行う。
【0150】次に、ステップSK7で心拍制御タイミン
グか否かを判別し、心拍制御タイミングでなければ後述
の制御ゲインk1 の補正を行うことなくステップSK2
1に進み、心拍制御タイミングであればステップSK8
に進む。
グか否かを判別し、心拍制御タイミングでなければ後述
の制御ゲインk1 の補正を行うことなくステップSK2
1に進み、心拍制御タイミングであればステップSK8
に進む。
【0151】そして、ステップSK8で今回の操舵角標
準偏差σfstgが基準値σfstglより小さいか否
かを判別し、大きい場合(連続屈曲路)ステップSK9
で制御ゲインk1 を1としてステップSK21に進む。
逆に今回の操舵角標準偏差σfstgの方が小さい場合
(ほぼ直線路の場合)ステップSK10に進み、このス
テップSK10で今回の心拍標準偏差σhrが基準値σ
hrlより大きいか否かを判別する。今回の心拍標準偏
差σhrの方が小さい場合(ドライバーが緊張している
場合)、ステップSK11で安定判定フラグFに0(非
安定状態)を設定した後、上記ステップSK9を経てス
テップSK21に進む。逆に今回の心拍標準偏差σhr
の方が大きい場合(ドライバーがリラックスしている場
合)、ステップSK12で安定判定フラグFが1(安定
状態)であるか否かを判別し、その安定判定フラグFが
0である場合、すなわち、緊張状態からリラックス状態
に転換した場合、次のステップSK13およびSK14
でそのリラックス状態が所定時間継続するか否かをみ
る。すなわち、ステップSK13でタイマカウントCに
1単位時間を加え、ステップSK14で所定の設定安定
化時間Clが経過したか否かを判別し、未経過であれば
補正を行わずステップSK9で制御ゲインk1に1を設
定してステップSK21に進む。上記設定安定化時間C
lが経過すればステップSK15で安定判定フラグFに
1を設定してステップSK16以降の補正を行う。
準偏差σfstgが基準値σfstglより小さいか否
かを判別し、大きい場合(連続屈曲路)ステップSK9
で制御ゲインk1 を1としてステップSK21に進む。
逆に今回の操舵角標準偏差σfstgの方が小さい場合
(ほぼ直線路の場合)ステップSK10に進み、このス
テップSK10で今回の心拍標準偏差σhrが基準値σ
hrlより大きいか否かを判別する。今回の心拍標準偏
差σhrの方が小さい場合(ドライバーが緊張している
場合)、ステップSK11で安定判定フラグFに0(非
安定状態)を設定した後、上記ステップSK9を経てス
テップSK21に進む。逆に今回の心拍標準偏差σhr
の方が大きい場合(ドライバーがリラックスしている場
合)、ステップSK12で安定判定フラグFが1(安定
状態)であるか否かを判別し、その安定判定フラグFが
0である場合、すなわち、緊張状態からリラックス状態
に転換した場合、次のステップSK13およびSK14
でそのリラックス状態が所定時間継続するか否かをみ
る。すなわち、ステップSK13でタイマカウントCに
1単位時間を加え、ステップSK14で所定の設定安定
化時間Clが経過したか否かを判別し、未経過であれば
補正を行わずステップSK9で制御ゲインk1に1を設
定してステップSK21に進む。上記設定安定化時間C
lが経過すればステップSK15で安定判定フラグFに
1を設定してステップSK16以降の補正を行う。
【0152】一方、上記ステップSK12で安定判定フ
ラグFが1である場合、すなわち、リラックス状態が上
記設定安定化時間Clの経過以降も継続している場合、
直接ステップSK16以降の補正処理に進む。
ラグFが1である場合、すなわち、リラックス状態が上
記設定安定化時間Clの経過以降も継続している場合、
直接ステップSK16以降の補正処理に進む。
【0153】このステップSK16では、現在の車速に
基く基準転舵比特性による転舵比kが正であるか負であ
るかを判別して、負である場合(逆位相の場合)ステッ
プSK17で制御ゲインk1 を0として逆位相を元に復
元補正し、正である場合(同位相の場合)ステップSK
18で前回の制御ゲインk1 に1.1を乗じてより同位
相側に補正し、それぞれステップSK21に進む。ただ
し、このステップSK18での制御ゲインk1 の増大補
正の場合、上記ステップSK21に進む前に、ステップ
SK19で補正後の制御ゲインk1 が所定の上限値(例
えば1.5)以下か否かを判別して、1.5以下であれ
ばそのまま上記ステップSK21に進み、1.5より大
きくなっていればステップSK20でその制御ゲインk
1 を1.5とし、ステップSK18での補正後の制御ゲ
インk1 が上記上限値を超えることがないようにしてい
る。
基く基準転舵比特性による転舵比kが正であるか負であ
るかを判別して、負である場合(逆位相の場合)ステッ
プSK17で制御ゲインk1 を0として逆位相を元に復
元補正し、正である場合(同位相の場合)ステップSK
18で前回の制御ゲインk1 に1.1を乗じてより同位
相側に補正し、それぞれステップSK21に進む。ただ
し、このステップSK18での制御ゲインk1 の増大補
正の場合、上記ステップSK21に進む前に、ステップ
SK19で補正後の制御ゲインk1 が所定の上限値(例
えば1.5)以下か否かを判別して、1.5以下であれ
ばそのまま上記ステップSK21に進み、1.5より大
きくなっていればステップSK20でその制御ゲインk
1 を1.5とし、ステップSK18での補正後の制御ゲ
インk1 が上記上限値を超えることがないようにしてい
る。
【0154】そして、ステップSK21で前輪操舵角F
stgに上記転舵比kおよび制御ゲインk1 をそれぞれ
乗じて後輪転舵角Rstgを演算し、ステップSK22
でその後輪転舵角Rstgとなるようモータ28を駆動
する。
stgに上記転舵比kおよび制御ゲインk1 をそれぞれ
乗じて後輪転舵角Rstgを演算し、ステップSK22
でその後輪転舵角Rstgとなるようモータ28を駆動
する。
【0155】このフローチャート中、ステップSK3お
よびステップSK4が心理状態検出手段40aを、ステ
ップSK6およびステップSK22が制御手段30a
を、ステップSK7〜SK20が補正手段50eをそれ
ぞれ構成している。
よびステップSK4が心理状態検出手段40aを、ステ
ップSK6およびステップSK22が制御手段30a
を、ステップSK7〜SK20が補正手段50eをそれ
ぞれ構成している。
【0156】上記構成の第10実施例の場合、補正手段
50eによる操舵特性の安定側への補正が、ドライバー
が緊張状態からリラックス状態に転換してそのリラック
ス状態が所定時間(設定安定化時間Cl)継続したとき
にのみ、実行される。これにより、一時的なリラックス
状態の発生に基く補正の実行を回避することができ、操
舵特性が頻繁に変化することによりドライバーに緊張状
態を引き起こすことを防止することができる。そして、
個々のドライバーのリラックス状態に基く補正が確実に
行われて、第1実施例に基く操縦安定性および運転快適
性の持続化を確実に図ることができる。
50eによる操舵特性の安定側への補正が、ドライバー
が緊張状態からリラックス状態に転換してそのリラック
ス状態が所定時間(設定安定化時間Cl)継続したとき
にのみ、実行される。これにより、一時的なリラックス
状態の発生に基く補正の実行を回避することができ、操
舵特性が頻繁に変化することによりドライバーに緊張状
態を引き起こすことを防止することができる。そして、
個々のドライバーのリラックス状態に基く補正が確実に
行われて、第1実施例に基く操縦安定性および運転快適
性の持続化を確実に図ることができる。
【0157】(第11実施例)図34は、本発明の第1
1実施例に係る制御装置のコントロールユニット29l
を示す。この第11実施例は、第1実施例と同様の構造
の4輪操舵車を対象として(図2参照)、第1実施例の
補正手段50aとは異なる補正手段50fを備えたもの
である。
1実施例に係る制御装置のコントロールユニット29l
を示す。この第11実施例は、第1実施例と同様の構造
の4輪操舵車を対象として(図2参照)、第1実施例の
補正手段50aとは異なる補正手段50fを備えたもの
である。
【0158】この補正手段50fは、前輪操舵角センサ
32からの検出操舵角に基き車両が直線路を走行してい
ると判定され、かつ、心理状態検出手段40aにより検
出されたリラックス状態が第1設定時間継続した時、後
輪3,3の転舵角をより安定側とする補正を行う一方、
上記ドライバーがリラックス状態から緊張状態に陥った
時、その緊張状態が第2設定時間継続したとき上記補正
を解消して基準転舵角に戻す戻し補正を行うようになっ
ている。加えて、上記第1設定時間として上記第2設定
時間よりも長い時間が設定されている。つまり、本実施
例の補正手段50fは、補正の内容自体は第1実施例の
補正手段50aと同様であるが、その戻し補正の実行開
始が補正の実行開始に比べて早い段階で行われるように
なっている。
32からの検出操舵角に基き車両が直線路を走行してい
ると判定され、かつ、心理状態検出手段40aにより検
出されたリラックス状態が第1設定時間継続した時、後
輪3,3の転舵角をより安定側とする補正を行う一方、
上記ドライバーがリラックス状態から緊張状態に陥った
時、その緊張状態が第2設定時間継続したとき上記補正
を解消して基準転舵角に戻す戻し補正を行うようになっ
ている。加えて、上記第1設定時間として上記第2設定
時間よりも長い時間が設定されている。つまり、本実施
例の補正手段50fは、補正の内容自体は第1実施例の
補正手段50aと同様であるが、その戻し補正の実行開
始が補正の実行開始に比べて早い段階で行われるように
なっている。
【0159】なお、上記車両の制御装置のその他の構成
は第1実施例のものと同様であるために、同一部材には
同一符号を付して、その説明は省略する。
は第1実施例のものと同様であるために、同一部材には
同一符号を付して、その説明は省略する。
【0160】以下、上記コントロールユニット29lに
よるモータ28の具体的な制御を図35および図36の
フローチャートに基いて説明する。
よるモータ28の具体的な制御を図35および図36の
フローチャートに基いて説明する。
【0161】まず、ステップSL1で制御タイミングに
なる毎に、ステップSL2で車両の運動状態量の計測
を、ステップSL3で心拍数hrの計測、ステップSL
4で心拍標準偏差σhrの演算を、ステップSL5で操
舵角標準偏差σfstgの演算を、および、ステップS
L6で現在の車速値Vspに対する後輪3,3の転舵比
kの決定を、それぞれ第1実施例のステップSA2〜S
A6と同様に行う。
なる毎に、ステップSL2で車両の運動状態量の計測
を、ステップSL3で心拍数hrの計測、ステップSL
4で心拍標準偏差σhrの演算を、ステップSL5で操
舵角標準偏差σfstgの演算を、および、ステップS
L6で現在の車速値Vspに対する後輪3,3の転舵比
kの決定を、それぞれ第1実施例のステップSA2〜S
A6と同様に行う。
【0162】次に、ステップSL7で心拍制御タイミン
グか否かを判別し、心拍制御タイミングでなければ後述
の制御ゲインk1 の補正を行うことなくステップSL2
6に進み、心拍制御タイミングであればステップSL8
に進む。
グか否かを判別し、心拍制御タイミングでなければ後述
の制御ゲインk1 の補正を行うことなくステップSL2
6に進み、心拍制御タイミングであればステップSL8
に進む。
【0163】そして、ステップSL8で今回の操舵角標
準偏差σfstgが基準値σfstglより小さいか否
かを判別し、大きい場合(連続屈曲路)ステップSL9
で制御ゲインk1 を1としてステップSL26に進む。
逆に今回の操舵角標準偏差σfstgの方が小さい場合
(ほぼ直線路の場合)ステップSL10に進み、このス
テップSL10で今回の心拍標準偏差σhrが基準値σ
hrlより大きいか否かを判別する。
準偏差σfstgが基準値σfstglより小さいか否
かを判別し、大きい場合(連続屈曲路)ステップSL9
で制御ゲインk1 を1としてステップSL26に進む。
逆に今回の操舵角標準偏差σfstgの方が小さい場合
(ほぼ直線路の場合)ステップSL10に進み、このス
テップSL10で今回の心拍標準偏差σhrが基準値σ
hrlより大きいか否かを判別する。
【0164】上記ステップSL10で今回の心拍標準偏
差σhrの方が大きい場合(ドライバーがリラックスし
ている場合)、以下のステップSL11〜SL20で制
御ゲインk1 の補正を行う。
差σhrの方が大きい場合(ドライバーがリラックスし
ている場合)、以下のステップSL11〜SL20で制
御ゲインk1 の補正を行う。
【0165】すなわち、ステップSL11で心理状態反
転フラグfhが0(反転方向が緊張状態からリラックス
状態へのもの)であるか否かを判別し、その心理状態反
転フラグfhが0である場合、次のステップSL12お
よびSL13でそのリラックス状態が所定時間継続する
か否かをみる。すなわち、ステップSL12で第1タイ
マカウントC1に1単位時間を加え、ステップSL13
で所定の第1設定時間C1lが経過したか否かを判別
し、未経過であれば補正を行わずステップSL26に進
む。上記第1設定時間C1lが経過すればステップSL
14で心理状態反転フラグfhに1(反転方向がリラッ
クス状態から緊張状態へのもの)を設定し、ステップS
L15で第2タイマカウントC2を0にリセットしてス
テップSL16以降の補正を行う。一方、上記ステップ
SL11で心理状態反転フラグfhが1である場合、す
なわち、現在、リラックス状態が継続している場合、上
記ステップSL15を経てステップSK16以降の補正
処理に進む。ステップSL16で現在の車速に基く基準
転舵比特性による転舵比kが正であるか負であるかを判
別して、負である場合(逆位相の場合)ステップSL1
7で制御ゲインk1 を0として逆位相を元に復元補正
し、正である場合(同位相の場合)ステップSL18で
前回の制御ゲインk1 に1.1を乗じてより同位相側に
補正し、それぞれステップSL26に進む。ただし、こ
のステップSL18での制御ゲインk1 の増大補正にお
いて、上記ステップSL26に進む前に、ステップSL
19およびSL20により補正後の制御ゲインk1 が所
定の上限値(例えば1.5)を超えることがないように
制限する。
転フラグfhが0(反転方向が緊張状態からリラックス
状態へのもの)であるか否かを判別し、その心理状態反
転フラグfhが0である場合、次のステップSL12お
よびSL13でそのリラックス状態が所定時間継続する
か否かをみる。すなわち、ステップSL12で第1タイ
マカウントC1に1単位時間を加え、ステップSL13
で所定の第1設定時間C1lが経過したか否かを判別
し、未経過であれば補正を行わずステップSL26に進
む。上記第1設定時間C1lが経過すればステップSL
14で心理状態反転フラグfhに1(反転方向がリラッ
クス状態から緊張状態へのもの)を設定し、ステップS
L15で第2タイマカウントC2を0にリセットしてス
テップSL16以降の補正を行う。一方、上記ステップ
SL11で心理状態反転フラグfhが1である場合、す
なわち、現在、リラックス状態が継続している場合、上
記ステップSL15を経てステップSK16以降の補正
処理に進む。ステップSL16で現在の車速に基く基準
転舵比特性による転舵比kが正であるか負であるかを判
別して、負である場合(逆位相の場合)ステップSL1
7で制御ゲインk1 を0として逆位相を元に復元補正
し、正である場合(同位相の場合)ステップSL18で
前回の制御ゲインk1 に1.1を乗じてより同位相側に
補正し、それぞれステップSL26に進む。ただし、こ
のステップSL18での制御ゲインk1 の増大補正にお
いて、上記ステップSL26に進む前に、ステップSL
19およびSL20により補正後の制御ゲインk1 が所
定の上限値(例えば1.5)を超えることがないように
制限する。
【0166】一方、上記ステップSL10で今回の心拍
標準偏差σhrの方が小さい場合(ドライバーが緊張し
ている場合)、以下のステップSL21〜SL25およ
びSL9により制御ゲインk1 の戻し補正を行う。
標準偏差σhrの方が小さい場合(ドライバーが緊張し
ている場合)、以下のステップSL21〜SL25およ
びSL9により制御ゲインk1 の戻し補正を行う。
【0167】すなわち、ステップSL21で心理状態反
転フラグfhが1であるか否かを判別し、その心理状態
反転フラグfhが1である場合、次のステップSL22
およびSL23でその緊張状態が所定時間継続するか否
かをみる。すなわち、ステップSL22で第2タイマカ
ウントC2に1単位時間を加え、ステップSL23で所
定の第2設定時間C2lが経過したか否かを判別し、未
経過であれば戻し補正を行わずステップSL26に進
む。上記第2設定時間C2lが経過すれば、ステップS
L24で心理状態反転フラグfhに0を設定し、ステッ
プSL25で第1タイマカウントC1を0にリセットし
た後、上記ステップSL9に進む。そして、このステッ
プSL9で制御ゲインk1 を1として、それまでの補正
を解消してステップSL26に進む。なお、上記第2設
定時間C2lは、上記第1設定時間C1lよりも短い時
間値が設定されている。
転フラグfhが1であるか否かを判別し、その心理状態
反転フラグfhが1である場合、次のステップSL22
およびSL23でその緊張状態が所定時間継続するか否
かをみる。すなわち、ステップSL22で第2タイマカ
ウントC2に1単位時間を加え、ステップSL23で所
定の第2設定時間C2lが経過したか否かを判別し、未
経過であれば戻し補正を行わずステップSL26に進
む。上記第2設定時間C2lが経過すれば、ステップS
L24で心理状態反転フラグfhに0を設定し、ステッ
プSL25で第1タイマカウントC1を0にリセットし
た後、上記ステップSL9に進む。そして、このステッ
プSL9で制御ゲインk1 を1として、それまでの補正
を解消してステップSL26に進む。なお、上記第2設
定時間C2lは、上記第1設定時間C1lよりも短い時
間値が設定されている。
【0168】そして、ステップSL26で前輪操舵角F
stgに上記転舵比kおよび制御ゲインk1 をそれぞれ
乗じて後輪転舵角Rstgを演算し、ステップSL27
でその後輪転舵角Rstgとなるようモータ28を駆動
する。
stgに上記転舵比kおよび制御ゲインk1 をそれぞれ
乗じて後輪転舵角Rstgを演算し、ステップSL27
でその後輪転舵角Rstgとなるようモータ28を駆動
する。
【0169】このフローチャート中、ステップSL3お
よびステップSL4が心理状態検出手段40aを、ステ
ップSL6およびステップSL27が制御手段30a
を、ステップSL7〜SL25が補正手段50fをそれ
ぞれ構成している。
よびステップSL4が心理状態検出手段40aを、ステ
ップSL6およびステップSL27が制御手段30a
を、ステップSL7〜SL25が補正手段50fをそれ
ぞれ構成している。
【0170】上記構成の第11実施例の場合、第1設定
時間C1lだけリラックス状態が継続した場合に後輪転
舵角の安定側補正が行われる一方、第2設定時間C2l
だけ緊張状態が継続した場合に上記安定側補正が解消さ
れて基準転舵比kに基く後輪転舵角とされるため、一時
的なリラックス状態の発生に基く補正、もしくは、一時
的な緊張状態の発生に基く戻し補正を回避することがで
き、頻繁な操舵特性の変更に起因するドライバーの快適
運転性低下の発生のおそれを防止することができる。し
かも、上記第1設定時間として上記第2設定時間よりも
長い時間が設定されて、上記戻し補正が補正実行よりも
早い段階で行われるため、緊張状態が発生した場合、上
記一時的な緊張状態に基く戻し補正を回避しつつ、基準
転舵比kに基く本来の操舵制御に素早く戻すことがで
き、ドライバーの要求を満足させることができる。
時間C1lだけリラックス状態が継続した場合に後輪転
舵角の安定側補正が行われる一方、第2設定時間C2l
だけ緊張状態が継続した場合に上記安定側補正が解消さ
れて基準転舵比kに基く後輪転舵角とされるため、一時
的なリラックス状態の発生に基く補正、もしくは、一時
的な緊張状態の発生に基く戻し補正を回避することがで
き、頻繁な操舵特性の変更に起因するドライバーの快適
運転性低下の発生のおそれを防止することができる。し
かも、上記第1設定時間として上記第2設定時間よりも
長い時間が設定されて、上記戻し補正が補正実行よりも
早い段階で行われるため、緊張状態が発生した場合、上
記一時的な緊張状態に基く戻し補正を回避しつつ、基準
転舵比kに基く本来の操舵制御に素早く戻すことがで
き、ドライバーの要求を満足させることができる。
【0171】(応用例)図37は、特許請求の範囲の各
請求項に記載の発明とは別の発明であって、上述の各実
施例と同様の構造の4輪操舵車を対象とし(図2参
照)、その後輪操舵装置20をコントロールユニット2
9nによって操舵制御するものである。
請求項に記載の発明とは別の発明であって、上述の各実
施例と同様の構造の4輪操舵車を対象とし(図2参
照)、その後輪操舵装置20をコントロールユニット2
9nによって操舵制御するものである。
【0172】上記コントロールユニット29nは、基準
転舵比kに基いて上記後輪操舵装置20を制御する、第
1実施例と同様の構成の制御手段30aと、ドライバー
の心拍数と設定基準心拍数との対比によりドライバーが
リラックス状態にあるか緊張状態にあるかの心理状態を
検出する心理状態検出手段40bと、所定の操舵条件お
よび車両条件でドライバーが緊張状態にある時、上記制
御手段30aでの基準転舵比kをより逆位相側に補正す
る補正手段50nと、車両の旋回走行時の車両重心点に
おける横滑り角を推定する横滑り角推定手段70とを備
えている。そして、上記コントロールユニット29nに
は、車速を検出する車速センサ31、前輪操舵角を検出
する前輪操舵角センサ32、後輪転舵角を検出する後輪
転舵角センサ33、および、車両の実際ヨーレイトを検
出するヨーレイトセンサ34からの各検出値が入力され
ている。
転舵比kに基いて上記後輪操舵装置20を制御する、第
1実施例と同様の構成の制御手段30aと、ドライバー
の心拍数と設定基準心拍数との対比によりドライバーが
リラックス状態にあるか緊張状態にあるかの心理状態を
検出する心理状態検出手段40bと、所定の操舵条件お
よび車両条件でドライバーが緊張状態にある時、上記制
御手段30aでの基準転舵比kをより逆位相側に補正す
る補正手段50nと、車両の旋回走行時の車両重心点に
おける横滑り角を推定する横滑り角推定手段70とを備
えている。そして、上記コントロールユニット29nに
は、車速を検出する車速センサ31、前輪操舵角を検出
する前輪操舵角センサ32、後輪転舵角を検出する後輪
転舵角センサ33、および、車両の実際ヨーレイトを検
出するヨーレイトセンサ34からの各検出値が入力され
ている。
【0173】上記心理状態検出手段40bは、第1実施
例における心理状態検出手段40aと同様の基本構成を
備えている(図5参照)。すなわち、ステアリングホイ
ール1の所定の各部位に配設された電極41と、この電
極41に接続されて左右の手の間の電位差を増幅する増
幅器42と、この増幅器42により増幅された電位差か
ら心電位以外の所定の周波数信号成分を除去するBPF
43と、このBPF43を通過した心電位から心拍数を
計測する計測部44と、この計測部44で計測された今
回の心拍数が設定基準心拍数より高いか否かによってド
ライバーの緊張状態を判定しこれを上記補正手段50n
に出力する判定部45bとを備えている。なお、上記基
準心拍数としては、通常の運転技量を有するドライバー
がリラックスした状態で運転操作を継続している時の心
拍数(例えば60〜70bpm;beat per minute )が
設定されている。すなわち、この応用例における心理状
態検出手段40bは、心拍ゆらぎ量に基いてドライバー
の心理状態を検出する第1実施例の心理状態検出手段4
0aとは異なり、現在の心拍数と設定基準心拍数との比
較に基いてドライバーの緊張状態を検出するようになっ
ている。
例における心理状態検出手段40aと同様の基本構成を
備えている(図5参照)。すなわち、ステアリングホイ
ール1の所定の各部位に配設された電極41と、この電
極41に接続されて左右の手の間の電位差を増幅する増
幅器42と、この増幅器42により増幅された電位差か
ら心電位以外の所定の周波数信号成分を除去するBPF
43と、このBPF43を通過した心電位から心拍数を
計測する計測部44と、この計測部44で計測された今
回の心拍数が設定基準心拍数より高いか否かによってド
ライバーの緊張状態を判定しこれを上記補正手段50n
に出力する判定部45bとを備えている。なお、上記基
準心拍数としては、通常の運転技量を有するドライバー
がリラックスした状態で運転操作を継続している時の心
拍数(例えば60〜70bpm;beat per minute )が
設定されている。すなわち、この応用例における心理状
態検出手段40bは、心拍ゆらぎ量に基いてドライバー
の心理状態を検出する第1実施例の心理状態検出手段4
0aとは異なり、現在の心拍数と設定基準心拍数との比
較に基いてドライバーの緊張状態を検出するようになっ
ている。
【0174】次に、上記補正手段50nの構成について
説明する。
説明する。
【0175】この補正手段50nは、以下の各条件が満
足した場合に、上記制御手段30aにおける制御ゲイン
k1 を操舵特性を逆位相側に補正するようになってい
る。つまり、ステアリング操舵に対する車両の回頭性を
より強く補正するようになっている。
足した場合に、上記制御手段30aにおける制御ゲイン
k1 を操舵特性を逆位相側に補正するようになってい
る。つまり、ステアリング操舵に対する車両の回頭性を
より強く補正するようになっている。
【0176】上記各条件は、前輪操舵角センサ32から
の検出値に基いて得られる操舵速度が所定値以下である
こと、心理状態検出手段40bからドライバーが緊張状
態にあるとの出力を受けたこと、上記横滑り角推定手段
60から出力される推定横滑り角βが所定の横滑り限界
角βl より小さいこと、および、上記前輪操舵角センサ
32からの検出値が所定の設定操舵角より大きいことの
各条件であり、これら条件が同時に満足した場合に上記
の補正を行うようになっている。
の検出値に基いて得られる操舵速度が所定値以下である
こと、心理状態検出手段40bからドライバーが緊張状
態にあるとの出力を受けたこと、上記横滑り角推定手段
60から出力される推定横滑り角βが所定の横滑り限界
角βl より小さいこと、および、上記前輪操舵角センサ
32からの検出値が所定の設定操舵角より大きいことの
各条件であり、これら条件が同時に満足した場合に上記
の補正を行うようになっている。
【0177】次に、上記横滑り角推定手段70の構成に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0178】この横滑り角推定手段70は、図38に示
すニューラルネット71を有し、このニューラルネット
71は入力層72、中間層73、及び出力層74の3層
より成る。入力層72は6個、中間層73は7個、出力
層74は1個である。入力層72には推定横滑り角β
(k)、実際ヨーレイトyr(k),前輪操舵角Fst
g(k),後輪操舵角Rstg(k),車速の逆数1/
Vsp(k)、車速の2乗の逆数1/Vsp2 (k)が
入力され、出力層74は推定横滑り角(k)に対する変
化分を出力する。
すニューラルネット71を有し、このニューラルネット
71は入力層72、中間層73、及び出力層74の3層
より成る。入力層72は6個、中間層73は7個、出力
層74は1個である。入力層72には推定横滑り角β
(k)、実際ヨーレイトyr(k),前輪操舵角Fst
g(k),後輪操舵角Rstg(k),車速の逆数1/
Vsp(k)、車速の2乗の逆数1/Vsp2 (k)が
入力され、出力層74は推定横滑り角(k)に対する変
化分を出力する。
【0179】すなわち、推定横滑り角βの変化分は、制
御タイミングをΔtとして、下式に示す通り、1つ前の
推定横滑り角β(k)や1つ前の前輪操舵角Fstg
(k)などに応じた値であるので、これら推定横滑り角
β(k)などを入力として、今回の推定横滑り角β(k
+1)を出力し、ニューラルネット71自体は推定横滑
り角βの変化分を演算する離散系演算を行うように構成
されている。
御タイミングをΔtとして、下式に示す通り、1つ前の
推定横滑り角β(k)や1つ前の前輪操舵角Fstg
(k)などに応じた値であるので、これら推定横滑り角
β(k)などを入力として、今回の推定横滑り角β(k
+1)を出力し、ニューラルネット71自体は推定横滑
り角βの変化分を演算する離散系演算を行うように構成
されている。
【0180】
【数4】 従って、ニューラルネット71の出力層74の出力に
は、1つ前の推定横滑り角β(k)が加算される。
は、1つ前の推定横滑り角β(k)が加算される。
【0181】また、上記図38のニューラルネット71
の3層の各々の出力関数f1,f2,f3は入力をxと
して、下記式の通りである。
の3層の各々の出力関数f1,f2,f3は入力をxと
して、下記式の通りである。
【0182】
【数5】 さらに、中間層73及び出力層74の各重みは、予め、
図39に示すニューラルネット75に基いて、推定横滑
り角βが実際横滑り角に一致するように所定の評価関数
を使用して、学習により推定横滑り角βを実際横滑り角
に一致させる特性に設計構成される。
図39に示すニューラルネット75に基いて、推定横滑
り角βが実際横滑り角に一致するように所定の評価関数
を使用して、学習により推定横滑り角βを実際横滑り角
に一致させる特性に設計構成される。
【0183】図39のニューラルネット75は、入力層
76、中間層77及び出力層78の3層より成り、入力
層76には典型的な屈曲路を幾度も走行した際に計測し
た実際ヨーレイトyr、前輪操舵角Fstg、後輪操舵
角Rstg、車速Vspの逆数1/Vsp、車速の2乗
の逆数1/Vsp2 、及び路面の摩擦係数μの車両状態
量が離散時系列で多数個入力されると共に、出力層78
からは推定横滑り角β及び推定ヨーレイトyrが出力さ
れ、また上記屈曲路走行時に上記車両状態量と共に計測
した離散時系列の車両重心点の実際横滑り角及び実際ヨ
ーレイトを教師入力として、推定横滑り角β及び推定ヨ
ーレイトyrがその各実測値と一致するように同定され
ている。ここで、推定ヨーレイトyrを推定するのは、
計測した実際ヨーレイトとその推定値yrとの一致を確
認して、システム同定が正確に行われたことを確認する
ためである。
76、中間層77及び出力層78の3層より成り、入力
層76には典型的な屈曲路を幾度も走行した際に計測し
た実際ヨーレイトyr、前輪操舵角Fstg、後輪操舵
角Rstg、車速Vspの逆数1/Vsp、車速の2乗
の逆数1/Vsp2 、及び路面の摩擦係数μの車両状態
量が離散時系列で多数個入力されると共に、出力層78
からは推定横滑り角β及び推定ヨーレイトyrが出力さ
れ、また上記屈曲路走行時に上記車両状態量と共に計測
した離散時系列の車両重心点の実際横滑り角及び実際ヨ
ーレイトを教師入力として、推定横滑り角β及び推定ヨ
ーレイトyrがその各実測値と一致するように同定され
ている。ここで、推定ヨーレイトyrを推定するのは、
計測した実際ヨーレイトとその推定値yrとの一致を確
認して、システム同定が正確に行われたことを確認する
ためである。
【0184】上記横滑り角推定器70の図38のニュー
ラルネット71に入力する車速Vspが、その逆数1/
Vsp、及びその2乗の逆数1/Vsp2 の形であるの
は、通常の2輪操舵車両の線形な運動モデルが次式で表
され、その演算式の車速に関する項が1/Vsp及び1
/Vsp2 の形で表現されるので、この演算式と整合さ
せるためである。
ラルネット71に入力する車速Vspが、その逆数1/
Vsp、及びその2乗の逆数1/Vsp2 の形であるの
は、通常の2輪操舵車両の線形な運動モデルが次式で表
され、その演算式の車速に関する項が1/Vsp及び1
/Vsp2 の形で表現されるので、この演算式と整合さ
せるためである。
【0185】
【数6】 ここに、δfは前輪の操舵角である。
【0186】続いて、上記横滑り角推定手段70の動作
を図40のフローチャートに従って説明する。
を図40のフローチャートに従って説明する。
【0187】同図において、ステップSY1で制御タイ
ミングになる毎に、ステップSY2で実際ヨーレイトy
r(k),前輪操舵角Fstg(k),後輪操舵角Rs
tg(k),車速Vsp(k)の車両の運動状態量を計
測した後、ステップSY3で前輪操舵角の絶対値|Fs
tg|を微小設定値Fstglと比較すると共に、ステ
ップSY4で実際ヨーレイトの絶対値|yr|を微小設
定値yrlと比較する。そして、|Fstg|<Fst
gl且つ|yr|<yrlのときには、車両の直進時と
判断して、この場合に限りステップSY5で推定横滑り
角β(k)をβ(k)=0に設定して、横滑り角積分器
を零値にクリアする。
ミングになる毎に、ステップSY2で実際ヨーレイトy
r(k),前輪操舵角Fstg(k),後輪操舵角Rs
tg(k),車速Vsp(k)の車両の運動状態量を計
測した後、ステップSY3で前輪操舵角の絶対値|Fs
tg|を微小設定値Fstglと比較すると共に、ステ
ップSY4で実際ヨーレイトの絶対値|yr|を微小設
定値yrlと比較する。そして、|Fstg|<Fst
gl且つ|yr|<yrlのときには、車両の直進時と
判断して、この場合に限りステップSY5で推定横滑り
角β(k)をβ(k)=0に設定して、横滑り角積分器
を零値にクリアする。
【0188】その後は、ステップSY6で上記計測した
ヨーレイトyr等の車両の状態量、及び推定横滑り角β
(k)をニューラルネット71に入力して推定横滑り角
β(k+1)を推定して、ステップSY1に戻る。
ヨーレイトyr等の車両の状態量、及び推定横滑り角β
(k)をニューラルネット71に入力して推定横滑り角
β(k+1)を推定して、ステップSY1に戻る。
【0189】以下、上記コントロールユニット29nに
よるモータ28の具体的な制御を図41および図42の
フローチャートに基いて説明する。
よるモータ28の具体的な制御を図41および図42の
フローチャートに基いて説明する。
【0190】まず、ステップSN1で制御タイミングに
なる毎に、ステップSN2で実際ヨーレイトyr,前輪
操舵角Fstg,後輪操舵角Rstg,車速Vspなど
の車両の運動状態量を計測した後、ステップSN3で上
述の心拍数hrの計測(図8参照)、ステップSN4で
基準心拍数Shrの設定をそれぞれ行う。そして、ステ
ップSN5で現在の車速値Vspに対する後輪3,3の
転舵比kを基準転舵比マップから決定する。
なる毎に、ステップSN2で実際ヨーレイトyr,前輪
操舵角Fstg,後輪操舵角Rstg,車速Vspなど
の車両の運動状態量を計測した後、ステップSN3で上
述の心拍数hrの計測(図8参照)、ステップSN4で
基準心拍数Shrの設定をそれぞれ行う。そして、ステ
ップSN5で現在の車速値Vspに対する後輪3,3の
転舵比kを基準転舵比マップから決定する。
【0191】次に、ステップSN6で心拍制御タイミン
グか否かを判別し、心拍制御タイミングでなければ後述
の制御ゲインk1 の補正を行うことなくステップSN1
7に進み、心拍制タイミングであればステップSN7に
進む。なお、この応用例の場合、上記心拍制御タイミン
グであるか否かは、今回検出の有効心拍数が前回の値か
ら変動した場合、心拍制御タイミングとする。
グか否かを判別し、心拍制御タイミングでなければ後述
の制御ゲインk1 の補正を行うことなくステップSN1
7に進み、心拍制タイミングであればステップSN7に
進む。なお、この応用例の場合、上記心拍制御タイミン
グであるか否かは、今回検出の有効心拍数が前回の値か
ら変動した場合、心拍制御タイミングとする。
【0192】そして、ステップSN7で現在の操舵速度
が所定値以下か否かを、ステップSN8で検出心拍数h
rが設定基準心拍数Shrより大きいか否かを、ステッ
プSN9で推定横滑り角βの絶対値が限界横滑り角βl
より小さいか否か、および、ステップSN10で今回の
前輪操舵角Fstgの絶対値が設定操舵角Fstglよ
り大きいか否かをそれぞれ判別し、これらの判別が全て
「YES」の場合ステップSN11に進み、1つでも
「NO」の場合ステップSN12で制御ゲインk1 を1
としてステップSN17に進む。
が所定値以下か否かを、ステップSN8で検出心拍数h
rが設定基準心拍数Shrより大きいか否かを、ステッ
プSN9で推定横滑り角βの絶対値が限界横滑り角βl
より小さいか否か、および、ステップSN10で今回の
前輪操舵角Fstgの絶対値が設定操舵角Fstglよ
り大きいか否かをそれぞれ判別し、これらの判別が全て
「YES」の場合ステップSN11に進み、1つでも
「NO」の場合ステップSN12で制御ゲインk1 を1
としてステップSN17に進む。
【0193】ステップSN11では、今回の基準転舵比
特性による転舵比kが正であるか負であるかを判別し
て、正である場合(同位相の場合)ステップSN13で
制御ゲインk1 を0として同位相を元に復元する補正を
行い、負である場合(逆位相の場合)ステップSN14
で前回の制御ゲインk1 に1.1を乗じてより逆位相を
強める補正を行い、それぞれステップSN17に進む。
なお、ステップSN14てて制御ゲインk1 の増大補正
を行う場合、ステップSN15で補正後の制御ゲインk
1 が所定の上限値(例えば1.5)を超えていないこと
を確認し、超えた場合ステップSN16でその制御ゲイ
ンk1 を1.5として、上記上限値を超えることがない
ようにしている。
特性による転舵比kが正であるか負であるかを判別し
て、正である場合(同位相の場合)ステップSN13で
制御ゲインk1 を0として同位相を元に復元する補正を
行い、負である場合(逆位相の場合)ステップSN14
で前回の制御ゲインk1 に1.1を乗じてより逆位相を
強める補正を行い、それぞれステップSN17に進む。
なお、ステップSN14てて制御ゲインk1 の増大補正
を行う場合、ステップSN15で補正後の制御ゲインk
1 が所定の上限値(例えば1.5)を超えていないこと
を確認し、超えた場合ステップSN16でその制御ゲイ
ンk1 を1.5として、上記上限値を超えることがない
ようにしている。
【0194】そして、ステップSN17で前輪操舵角F
stgに上記転舵比kおよび制御ゲインk1 をそれぞれ
乗じて後輪転舵角Rstgを演算し、ステップSN18
でその後輪転舵角Rstgとなるようモータ28を駆動
する。
stgに上記転舵比kおよび制御ゲインk1 をそれぞれ
乗じて後輪転舵角Rstgを演算し、ステップSN18
でその後輪転舵角Rstgとなるようモータ28を駆動
する。
【0195】このフローチャート中、ステップSN3お
よびステップSN4が心理状態検出手段40aを、ステ
ップSN5およびステップSN18が制御手段30a
を、ステップSN6〜SN17が補正手段50nをそれ
ぞれ構成している。
よびステップSN4が心理状態検出手段40aを、ステ
ップSN5およびステップSN18が制御手段30a
を、ステップSN6〜SN17が補正手段50nをそれ
ぞれ構成している。
【0196】上記構成の応用例の場合、ドライバーによ
るステアリングホイールの操舵状態が所定値以下の操舵
速度という穏やかな安定状態にあり、かつ、その時の車
両の走行状態が設定横滑り角より小さいという安定旋回
状態にあるが、ステアリング操舵量が設定操舵角より大
きいという大操舵量であるためにドライバーが緊張状態
に陥っている時、後輪転舵角がより逆位相側に補正され
る。これにより、同量のステアリング操舵に対する車両
の回頭性がより強くなるため、車両を同一の量の旋回運
動を行わせるためのドライバーのステアリング操舵量を
軽減することができる。このため、ドライバーによるス
テアリング操舵が大操舵量であるがゆえに緊張状態に陥
っている場合、そのようなドライバーの状態を検出して
ドライバーによる操舵のための作業量を強制的に軽減す
ることができ、上記ドライバーの緊張状態を解いてリラ
ックスした状態での操舵に変換させることができる。
るステアリングホイールの操舵状態が所定値以下の操舵
速度という穏やかな安定状態にあり、かつ、その時の車
両の走行状態が設定横滑り角より小さいという安定旋回
状態にあるが、ステアリング操舵量が設定操舵角より大
きいという大操舵量であるためにドライバーが緊張状態
に陥っている時、後輪転舵角がより逆位相側に補正され
る。これにより、同量のステアリング操舵に対する車両
の回頭性がより強くなるため、車両を同一の量の旋回運
動を行わせるためのドライバーのステアリング操舵量を
軽減することができる。このため、ドライバーによるス
テアリング操舵が大操舵量であるがゆえに緊張状態に陥
っている場合、そのようなドライバーの状態を検出して
ドライバーによる操舵のための作業量を強制的に軽減す
ることができ、上記ドライバーの緊張状態を解いてリラ
ックスした状態での操舵に変換させることができる。
【0197】なお、本発明は上記第1〜第11実施例に
限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含す
るものである。すなわち、上記第1〜第11実施例で
は、ステアリングホイール操作に基く前輪操舵とは別途
に後輪3,3を、後輪操舵装置20を用いて操舵制御し
たものを示したが、これに限らず、例えば、上記後輪操
舵装置20を省略して、前輪2,2を上記ステアリング
ホイール1とは別途に電気的に操舵制御するようにして
もよい。この場合、例えば図43に示すように、前輪操
舵装置10と並列に、リレーロッド11に配置したラッ
ク・アンドピニオン機構81と、この機構81を駆動す
るモータ82とからなる強制前輪操舵装置80を設け、
そのモータ82をコントロールユニット29a〜29
g,29i〜29lにより駆動制御すればよい。そし
て、その前輪2,2の操舵を、上記実施例で後輪を前輪
と逆位相に操舵制御する場合には前輪の操舵角を増す側
に、上記実施例で後輪を前輪と同位相に操舵制御する場
合には上記前輪の操舵角を減らす側にそれぞれ制御する
ようにすればよい。
限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含す
るものである。すなわち、上記第1〜第11実施例で
は、ステアリングホイール操作に基く前輪操舵とは別途
に後輪3,3を、後輪操舵装置20を用いて操舵制御し
たものを示したが、これに限らず、例えば、上記後輪操
舵装置20を省略して、前輪2,2を上記ステアリング
ホイール1とは別途に電気的に操舵制御するようにして
もよい。この場合、例えば図43に示すように、前輪操
舵装置10と並列に、リレーロッド11に配置したラッ
ク・アンドピニオン機構81と、この機構81を駆動す
るモータ82とからなる強制前輪操舵装置80を設け、
そのモータ82をコントロールユニット29a〜29
g,29i〜29lにより駆動制御すればよい。そし
て、その前輪2,2の操舵を、上記実施例で後輪を前輪
と逆位相に操舵制御する場合には前輪の操舵角を増す側
に、上記実施例で後輪を前輪と同位相に操舵制御する場
合には上記前輪の操舵角を減らす側にそれぞれ制御する
ようにすればよい。
【0198】上記第1〜第11実施例では、ドライバー
の心理状態検出手段40aとしてドライバーの心電位を
取り出して心拍数によってドライバーの緊張状態を検出
するようにしているが、これに限らず、例えばドライバ
ーがステアリングホイールを握る手の発汗の有無、発汗
度合い、または、その手の筋電位を取り出してその変動
を検出してドライバーが緊張状態にあるかリラックス状
態にあるかなどの心理状態の検出を行うようにしてもよ
い。
の心理状態検出手段40aとしてドライバーの心電位を
取り出して心拍数によってドライバーの緊張状態を検出
するようにしているが、これに限らず、例えばドライバ
ーがステアリングホイールを握る手の発汗の有無、発汗
度合い、または、その手の筋電位を取り出してその変動
を検出してドライバーが緊張状態にあるかリラックス状
態にあるかなどの心理状態の検出を行うようにしてもよ
い。
【0199】また、上記第1〜第11実施例では、心拍
ゆらぎ量に基いてドライバーの心理状態を検出する心理
状態検出手段40aを示したが、これに限らず、応用例
において開示したようなドライバーの心拍数と設定基準
心拍数との対比においてドライバーの心理状態を検出す
る心理状態検出手段40bを上記第1〜第11実施例に
対して適用してもよい。
ゆらぎ量に基いてドライバーの心理状態を検出する心理
状態検出手段40aを示したが、これに限らず、応用例
において開示したようなドライバーの心拍数と設定基準
心拍数との対比においてドライバーの心理状態を検出す
る心理状態検出手段40bを上記第1〜第11実施例に
対して適用してもよい。
【0200】さらに、上記第5実施例〜第9実施例で
は、第1実施例に各種補正禁止手段を付加したものを示
したが、これに限らず、上記各種補正禁止手段を第2〜
第4実施例に付加してもよい。
は、第1実施例に各種補正禁止手段を付加したものを示
したが、これに限らず、上記各種補正禁止手段を第2〜
第4実施例に付加してもよい。
【0201】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明における車両の制御装置によれば、心理状態検出手段
により各種走行環境下における個々のドライバーのリラ
ックス状態が検出されたとき、補正手段により、制御手
段による操舵手段の制御をドライバーのステアリング操
舵に対する車両の旋回運動がより安定側となるよう補正
しているため、ステアリング操舵の少々の変動による旋
回運動の変動をドライバーに感知し難くさせることがで
き、このような変動に起因してドライバーが緊張状態に
陥ることを回避することができる。これにより、補正し
ない場合と比べ、リラックスした状態をより長く継続さ
せることができ、操縦安定性および運転快適性の持続を
図ることができる。
明における車両の制御装置によれば、心理状態検出手段
により各種走行環境下における個々のドライバーのリラ
ックス状態が検出されたとき、補正手段により、制御手
段による操舵手段の制御をドライバーのステアリング操
舵に対する車両の旋回運動がより安定側となるよう補正
しているため、ステアリング操舵の少々の変動による旋
回運動の変動をドライバーに感知し難くさせることがで
き、このような変動に起因してドライバーが緊張状態に
陥ることを回避することができる。これにより、補正し
ない場合と比べ、リラックスした状態をより長く継続さ
せることができ、操縦安定性および運転快適性の持続を
図ることができる。
【0202】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明による効果に加えて、心理状態検出手段で
のドライバーのリラックス状態の検出をドライバーの心
拍数に基いて客観的に行うことができる。その上、この
心理状態検出手段の判定部におけるドライバーの心拍数
に基くリラックス状態の判定が所定時間継続したとき、
補正手段による補正を実行するようにしているため、一
時的なリラックス状態の発生に基く頻繁な補正を回避す
ることができ、快適運転性の持続をより確実に図ること
ができる。
1記載の発明による効果に加えて、心理状態検出手段で
のドライバーのリラックス状態の検出をドライバーの心
拍数に基いて客観的に行うことができる。その上、この
心理状態検出手段の判定部におけるドライバーの心拍数
に基くリラックス状態の判定が所定時間継続したとき、
補正手段による補正を実行するようにしているため、一
時的なリラックス状態の発生に基く頻繁な補正を回避す
ることができ、快適運転性の持続をより確実に図ること
ができる。
【0203】請求項3記載の発明では、上記請求項1記
載の発明による効果に加えて、補正手段によって、ドラ
イバーのリラックス状態が第1設定時間継続したとき安
定側への補正を実行する一方、上記リラックス状態以外
の状態が第2設定時間継続したとき逆側への戻し補正を
行うようにしているため、一時的なリラックス状態の発
生に基く頻繁な補正、もしくは、一時的な緊張状態の発
生に基く頻繁な戻し補正を回避することができ、快適運
転性の持続をより確実に図ることができる。しかも、上
記第1設定時間として上記第2設定時間よりも長い時間
を設定しているため、上記一時的な緊張状態に基く戻し
補正の回避を図りつつ、緊張状態が継続した場合、素早
く本来の操舵制御に戻すことができ、ドライバーの要求
に合致させることができる。
載の発明による効果に加えて、補正手段によって、ドラ
イバーのリラックス状態が第1設定時間継続したとき安
定側への補正を実行する一方、上記リラックス状態以外
の状態が第2設定時間継続したとき逆側への戻し補正を
行うようにしているため、一時的なリラックス状態の発
生に基く頻繁な補正、もしくは、一時的な緊張状態の発
生に基く頻繁な戻し補正を回避することができ、快適運
転性の持続をより確実に図ることができる。しかも、上
記第1設定時間として上記第2設定時間よりも長い時間
を設定しているため、上記一時的な緊張状態に基く戻し
補正の回避を図りつつ、緊張状態が継続した場合、素早
く本来の操舵制御に戻すことができ、ドライバーの要求
に合致させることができる。
【0204】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明による効果に加えて、車速が所定値以上の
とき、補正禁止手段により、補正手段での補正を禁止す
るようにしているため、高速走行状態においてステアリ
ング操舵に対する機敏な旋回運動特性を確保することが
でき、ドライバーの要求に合致した操舵特性とすること
ができる。
1記載の発明による効果に加えて、車速が所定値以上の
とき、補正禁止手段により、補正手段での補正を禁止す
るようにしているため、高速走行状態においてステアリ
ング操舵に対する機敏な旋回運動特性を確保することが
でき、ドライバーの要求に合致した操舵特性とすること
ができる。
【0205】請求項5記載の発明では、上記請求項1記
載の発明による効果に加えて、車両が定速状態以外の状
態、すなわち、車速が次々と変動しているような状態の
とき、補正禁止手段により、補正手段での補正を禁止す
るようにしているため、上記車速変動を繰り返すような
走行環境において、ステアリング操舵に対する機敏な旋
回運動特性を確保することができ、ドライバーの要求に
合致した操舵特性とすることができる。
載の発明による効果に加えて、車両が定速状態以外の状
態、すなわち、車速が次々と変動しているような状態の
とき、補正禁止手段により、補正手段での補正を禁止す
るようにしているため、上記車速変動を繰り返すような
走行環境において、ステアリング操舵に対する機敏な旋
回運動特性を確保することができ、ドライバーの要求に
合致した操舵特性とすることができる。
【0206】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明による効果に加えて、ドライバーによるス
テアリングの操舵速度が所定値以上の時、補正禁止手段
により、補正手段での補正を禁止するようにしているた
め、ドライバーがステアリングをより早く操舵する必要
のあるような旋回状態において、ステアリング操舵に対
する機敏な旋回運動特性を確保することができ、ドライ
バーの要求に合致した操舵特性とすることができる。
1記載の発明による効果に加えて、ドライバーによるス
テアリングの操舵速度が所定値以上の時、補正禁止手段
により、補正手段での補正を禁止するようにしているた
め、ドライバーがステアリングをより早く操舵する必要
のあるような旋回状態において、ステアリング操舵に対
する機敏な旋回運動特性を確保することができ、ドライ
バーの要求に合致した操舵特性とすることができる。
【0207】また、請求項7記載の発明によれば、上記
請求項1記載の発明による効果に加えて、車輪の操舵角
が所定値以上の時、補正禁止手段により、補正手段での
補正を禁止するようにしているため、ドライバーがステ
アリングをより大きく操舵する必要のあるような旋回状
態において、ステアリング操舵に対する機敏な旋回運動
特性を確保することができ、ドライバーの要求に合致し
た操舵特性とすることができる。
請求項1記載の発明による効果に加えて、車輪の操舵角
が所定値以上の時、補正禁止手段により、補正手段での
補正を禁止するようにしているため、ドライバーがステ
アリングをより大きく操舵する必要のあるような旋回状
態において、ステアリング操舵に対する機敏な旋回運動
特性を確保することができ、ドライバーの要求に合致し
た操舵特性とすることができる。
【0208】さらに、請求項8記載の発明によれば、上
記請求項1記載の発明による効果に加えて、ドライバー
によるアクセルペダル操作における変化量が所定値以上
の時、補正禁止手段により、補正手段での補正を禁止す
るようにしているため、ドライバーが頻繁にアクセルペ
ダル操作を変化させる必要のあるような走行環境におい
て、ステアリング操舵に対する機敏な旋回運動特性を確
保することができ、ドライバーの要求に合致した操舵特
性とすることができる。
記請求項1記載の発明による効果に加えて、ドライバー
によるアクセルペダル操作における変化量が所定値以上
の時、補正禁止手段により、補正手段での補正を禁止す
るようにしているため、ドライバーが頻繁にアクセルペ
ダル操作を変化させる必要のあるような走行環境におい
て、ステアリング操舵に対する機敏な旋回運動特性を確
保することができ、ドライバーの要求に合致した操舵特
性とすることができる。
【図1】請求項1記載の発明のブロック構成図である。
【図2】車両の後輪をも操舵する操舵装置の全体構成図
である。
である。
【図3】第1実施例における後輪の操舵制御のブロック
構成図である。
構成図である。
【図4】車速に対する転舵比特性を示す関係図である。
【図5】心理状態検出手段の構成図である。
【図6】ドライバーの心電位と時間との関係図である。
【図7】ドライバーの心拍数を計測するためのフローチ
ャートである。
ャートである。
【図8】心拍ゆらぎ量を演算するためのフローチャート
である。
である。
【図9】第1実施例における後輪の操舵制御のフローチ
ャートである。
ャートである。
【図10】第2実施例における後輪の操舵制御のブロッ
ク構成図である。
ク構成図である。
【図11】第2実施例における後輪の操舵制御のフロー
チャートである。
チャートである。
【図12】第3実施例における後輪の操舵制御のブロッ
ク構成図である。
ク構成図である。
【図13】第3実施例における後輪の操舵制御のフロー
チャートである。
チャートである。
【図14】第4実施例における後輪の操舵制御のブロッ
ク構成図である。
ク構成図である。
【図15】第4実施例における後輪の操舵制御のフロー
チャートである。
チャートである。
【図16】第5実施例における後輪の操舵制御のブロッ
ク構成図である。
ク構成図である。
【図17】第5実施例における後輪の操舵制御のフロー
チャートの前半部である。
チャートの前半部である。
【図18】第5実施例における後輪の操舵制御のフロー
チャートの後半部である。
チャートの後半部である。
【図19】第6実施例における後輪の操舵制御のブロッ
ク構成図である。
ク構成図である。
【図20】第6実施例における後輪の操舵制御のフロー
チャートの前半部である。
チャートの前半部である。
【図21】第6実施例における後輪の操舵制御のフロー
チャートの後半部である。
チャートの後半部である。
【図22】第7実施例における後輪の操舵制御のブロッ
ク構成図である。
ク構成図である。
【図23】第7実施例における後輪の操舵制御のフロー
チャートの前半部である。
チャートの前半部である。
【図24】第7実施例における後輪の操舵制御のフロー
チャートの後半部である。
チャートの後半部である。
【図25】第8実施例における後輪の操舵制御のブロッ
ク構成図である。
ク構成図である。
【図26】第8実施例における後輪の操舵制御のフロー
チャートの前半部である。
チャートの前半部である。
【図27】第8実施例における後輪の操舵制御のフロー
チャートの後半部である。
チャートの後半部である。
【図28】第9実施例における後輪の操舵制御のブロッ
ク構成図である。
ク構成図である。
【図29】第9実施例における後輪の操舵制御のフロー
チャートの前半部である。
チャートの前半部である。
【図30】第9実施例における後輪の操舵制御のフロー
チャートの後半部である。
チャートの後半部である。
【図31】第10実施例における後輪の操舵制御のブロ
ック構成図である。
ック構成図である。
【図32】第10実施例における後輪の操舵制御のフロ
ーチャートの前半部である。
ーチャートの前半部である。
【図33】第10実施例における後輪の操舵制御のフロ
ーチャートの後半部である。
ーチャートの後半部である。
【図34】第11実施例における後輪の操舵制御のブロ
ック構成図である。
ック構成図である。
【図35】第11実施例における後輪の操舵制御のフロ
ーチャートの前半部である。
ーチャートの前半部である。
【図36】第11実施例における後輪の操舵制御のフロ
ーチャートの後半部である。
ーチャートの後半部である。
【図37】応用例における後輪の操舵制御のブロック構
成図である。
成図である。
【図38】横滑り角推定手段に備えるニューラルネット
の構成図である。
の構成図である。
【図39】車両システム同定用のニューラルネットの構
成図である。
成図である。
【図40】横滑り角推定手段の作動を示すフローチャー
トである。
トである。
【図41】応用例における後輪の操舵制御のフローチャ
ートの前半部である。
ートの前半部である。
【図42】応用例における後輪の操舵制御のフローチャ
ートの後半部である。
ートの後半部である。
【図43】前輪を操舵する操舵装置の全体構成図であ
る。
る。
1 ステアリングホイール 2 前輪 3 後輪 20 後輪操舵装置(操舵手段) 30,30a,30b,30d 制御手段 31 車速センサ(車速検出手段) 32 前輪操舵角センサ(操舵角検出手段) 35 アクセル開度センサ(アクセル変化量
検出手段) 40,40a,40b 心理状態検出手段 44 計測部 45a 判定部 50,50a〜50f 補正手段 60,60e,60f,60g,60i,60j
補正禁止手段 80 強制前輪操舵装置(操舵手段)
検出手段) 40,40a,40b 心理状態検出手段 44 計測部 45a 判定部 50,50a〜50f 補正手段 60,60e,60f,60g,60i,60j
補正禁止手段 80 強制前輪操舵装置(操舵手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 6/00 B60K 28/00 B60K 28/06
Claims (8)
- 【請求項1】 前輪もしくは後輪をステアリング操舵と
は別途に操舵する操舵手段と、 この操舵手段による車両の旋回運動を制御する操舵制御
手段と、 ドライバーのリラックス状態を検出する心理状態検出手
段と、 この心理状態検出手段によりドライバーのリラックス状
態が検出されたとき、ステアリング操舵に対する車両の
旋回運動がより安定側になるよう上記操舵制御手段によ
る制御を補正する補正手段とを備えていることを特徴と
する車両の制御装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 心理状態検出手段は、ドライバーから心拍信号を取り出
してドライバーの実際心拍数を計測する計測部と、この
計測部により計測された実際心拍数に基いてドライバー
のリラックス状態を判定する判定部とから構成されてお
り、 補正手段は、上記心理状態検出手段により検出されたリ
ラックス状態が設定時間継続したとき補正を実行するよ
うに構成されている車両の制御装置。 - 【請求項3】 請求項1において、 補正手段は、上記心理状態検出手段により検出されたリ
ラックス状態が第1設定時間継続したとき補正を実行す
る一方、上記リラックス状態以外の状態が第2設定時間
継続したときすでに実行された補正を逆側に戻し補正す
るように構成され、かつ、上記第1設定時間として上記
第2設定時間よりも長い時間が設定されている車両の制
御装置。 - 【請求項4】 請求項1において、 車両の車速を検出する車速検出手段と、 この車速検出手段で検出された車速が所定値以上のと
き、補正手段による補正を禁止する補正禁止手段とを備
えている車両の制御装置。 - 【請求項5】 請求項1において、 車両の車速を検出する車速検出手段と、 この車速検出手段で検出された車速が定速状態以外の状
態にあるとき、補正手段による補正を禁止する補正禁止
手段とを備えている車両の制御装置。 - 【請求項6】 請求項1において、 ドライバーによるステアリングの操舵速度を検出する操
舵速度検出手段と、 この操舵速度検出手段で検出された操舵速度が所定値以
上のとき、補正手段による補正を禁止する補正禁止手段
とを備えている車両の制御装置。 - 【請求項7】 請求項1において、 ステアリングと連結された車輪の操舵角を検出する操舵
角検出手段と、 この操舵角検出手段で検出された操舵角が所定値以上の
とき、補正手段による補正を禁止する補正禁止手段とを
備えている車両の制御装置。 - 【請求項8】 請求項1において、 ドライバーによるアクセルペダル操作の変化量を検出す
るアクセル変化量検出手段と、 このアクセル変化量検出手段で検出されたアクセルペダ
ル操作の変化量が所定値以上のとき、補正手段による補
正を禁止する補正禁止手段とを備えている車両の制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16252893A JP3290511B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 車両の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16252893A JP3290511B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 車両の制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0717418A JPH0717418A (ja) | 1995-01-20 |
| JP3290511B2 true JP3290511B2 (ja) | 2002-06-10 |
Family
ID=15756332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16252893A Expired - Fee Related JP3290511B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 車両の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3290511B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4638703B2 (ja) * | 2004-09-22 | 2011-02-23 | トヨタ自動車株式会社 | 車輌用操舵制御装置 |
| JP4872309B2 (ja) * | 2005-10-28 | 2012-02-08 | トヨタ自動車株式会社 | コーナー判定装置、車両制御装置、及び運転者指向判定装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3435413B2 (ja) * | 1990-06-06 | 2003-08-11 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 車両用ヒューマンマシンシステム |
| JP2542751B2 (ja) * | 1991-07-17 | 1996-10-09 | 昭和電工株式会社 | 層状構造体 |
| JPH06127285A (ja) * | 1992-10-20 | 1994-05-10 | Toyota Motor Corp | 車両制御装置 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP16252893A patent/JP3290511B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0717418A (ja) | 1995-01-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5991675A (en) | Vehicle control system based on estimation of the driving skill of a vehicle operator | |
| US5845222A (en) | Vehicle steering control system | |
| US9132880B2 (en) | Mobile vehicle | |
| WO2003099636A1 (fr) | Dispositif de direction | |
| US20040016294A1 (en) | Apparatus for determining linearity of tire characteristic | |
| JPH05105100A (ja) | 車両の操舵装置 | |
| JPH0555347B2 (ja) | ||
| JPH05131946A (ja) | 車両の後輪操舵制御装置 | |
| US8515623B2 (en) | Steering apparatus | |
| JP3290511B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
| JP2000025630A (ja) | 車両用操舵装置 | |
| JP3882894B2 (ja) | 操舵反力制御装置 | |
| JP4946403B2 (ja) | 操舵支援装置 | |
| JP3328005B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
| JP3317540B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
| JP3877387B2 (ja) | 車両の可変舵角比操舵装置 | |
| JP2005306205A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP2000033879A (ja) | 車両用操舵装置 | |
| JP4483426B2 (ja) | 車両のレーン走行支援装置 | |
| CN209739145U (zh) | 基于驾驶员行为辨识的线控转向双电机系统 | |
| JP3374707B2 (ja) | 車両の操舵力推定装置 | |
| JPH06255519A (ja) | 車両の制御装置 | |
| JP3431061B2 (ja) | 車両用操舵制御装置 | |
| JP3113118B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
| JPH05229443A (ja) | 車両の補助操舵装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020305 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090322 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090322 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100322 Year of fee payment: 8 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |