JP3288822B2 - ブラシレスモータの制御方式 - Google Patents

ブラシレスモータの制御方式

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JP3288822B2 JP24530893A JP24530893A JP3288822B2 JP 3288822 B2 JP3288822 B2 JP 3288822B2 JP 24530893 A JP24530893 A JP 24530893A JP 24530893 A JP24530893 A JP 24530893A JP 3288822 B2 JP3288822 B2 JP 3288822B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラシレスモータの制
御方式に関するものであり、詳しくは、電機子電流を供
給するときの基準となるブラシレスモータの回転子にお
ける磁極原点の決定方式と、電機子電流の供給方式に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ブラシレスモータを制御するた
めには、固定子によって発生する磁束と回転子によって
発生する磁束とを所定の位置関係にすることが必要であ
る。そのために、回転子位置検出器を用いて回転子位置
を観測し、回転子位置を位相として正弦波を発生するこ
とが行われる。従来は、ホール素子を用いて磁力線の強
弱から磁極(回転子)の位置を検知したり、あるいは、
ブラシレスモータの製造時に、着磁された回転子の所定
の位置でパルス信号を発生するようなフォトインタラプ
ラ等の素子を組込んだりしていた。
【0003】そして、このような素子の出力によって決
定された回転子の位置(磁極の位置)に従って回転子位
置を位相として正弦波を発生することが行われる。この
場合、従来は回転子位置とその位置において発生すべき
正弦波の振幅との対応を示す回転子位置検出器の分解能
分の長さのテーブルをあらかじめメモリに格納してお
き、このメモリから取り出したデータをディジタル/ア
ナログ変換器によって変換したアナログ信号と電流指令
信号とを乗算器によって乗じた結果を電流アンプに入力
してモータの駆動電流を制御していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記従来例で
は、ホール素子やフォトインタラプタ及びその素子の周
辺回路が必要になり、ブラシレスモータの制御装置が複
雑になるという問題点があった。
【0005】さらに、上記従来例では、回転子位置検出
器の分解能分の長さの正弦関数テーブルを持たなくては
ならないので、回転子位置検出器の分解能が高くなると
テーブルを格納するメモリの量が増大するという問題点
があった。
【0006】本発明の目的は、ブラシレスモータの制御
装置の構成を簡略化でき、しかもブラシレスモータの磁
極原点の位置を確実に決定することができるブラシレス
モータの制御方式を提供することにある。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る本発明は、ブラシレスモータの回
転子の位置を検出する位置検出手段と、指定した電気位
相角に応じた電機子電流をブラシレスモータに供給する
ことができる電機子電流供給手段を有するブラシレスモ
ータ制御装置を用いるブラシレスモータの制御方式にお
いて、所定の電気位相角に応じた電機子電流を前記電機
子電流供給手段によりブラシレスモータに供給したとき
のブラシレスモータの回転方向と前記所定の電気位相角
とから、次に供給する電機子電流を定める電気位相角を
決定する手順を少なくとも1回以上繰り返し、所定の静
止基準をブラシレスモータが満たした時点での前記位置
検出手段の出力と電気位相角とを用いて、あらかじめ定
められた電気位相角に応じた電機子電流をブラシレスモ
ータに供給する場合のブラシレスモータの回転子が満た
すべき位置として定義されるブラシレスモータの磁極原
点を求めるものである。請求項2に係る本発明は、ブラ
シレスモータの回転子の位置を検出する位置検出手段
と、指定した電気位相角に応じた電機子電流をブラシレ
スモータに供給することができる電機子電流供給手段を
有するブラシレスモータ制御装置を用いるブラシレスモ
ータの制御方式において、前記電機子電流供給手段によ
り所定の第1の電気位相角における電機子電流をブラシ
レスモータに供給し、次いで、電気位相角を所定の第1
の電気位相角から所定の第2の電気位相角へと変化させ
ていき、電気位相角が所定の第2の電気位相角に達した
後の前記位置検出手段の出力信号を用いて、所定の第3
の電気位相角における電機子電流をブラシレスモータに
供給する場合のブラシレスモータの回転子が満たすべき
位置として定義されるブラシレスモータの磁極原点を求
めるものである。請求項3に係る本発明は、請求項2に
係る本発明において、前記第1の電気位相角と、前記第
2の電気位相角の間に、前記位置検出手段のZ相がくる
ようにしたものである。請求項4に係る本発明は、ブラ
シレスモータの回転子の回転に応じた信号を生成するイ
ンクリメンタルエンコーダと、該インクリメンタルエン
コーダの出力を入力し前記ブラシレスモータの回転子の
位置信号を出力する位置信号生成器と、指定した電気位
相角と電流指令値とに応じた電機子電流を前記ブラシレ
スモータに供給する電機子電流供給手段とを有するブラ
シレスモータ制御装置を用いるブラシレスモータ制御方
式において、所定の電気位相角と電流指令値との変化に
よって一意に定まる電機子電流の変化パターンを少なく
とも前記ブラシレスモータの極対の数だけ繰り返す電気
位相角掃引手段を設け、当該電気位相角掃引手段の動作
時における前記位置信号生成器の出力を用いて、所定の
電気位相角における電機子電流をブラシレスモータに供
給する場合のブラシレスモータの回転子が満たすべき位
置として定義されるブラシレスモータの磁極原点を求め
るものである。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【作用】請求項1に係る本発明によれば、所定のブラシ
レスモータ静止基準を満たすまで、電機子電流値を規定
する電気位相角を更新することにより、ブラシレスモー
タを大きく動かさずにブラシレスモータの磁極原点の位
置を確実に決定することができる。
【0013】請求項2に係る本発明によれば、電気位相
角を所定の第1の電気位相角から所定の第2の電気位相
角まで掃引することにより、ブラシレスモータの磁極原
点の位置を確実に決定することができる。
【0014】請求項4に係る本発明によれば、所定の電
気位相角と電流指令値との変化によって一意に定まる電
機子電流の変化パターンを少なくともブラシレスモータ
の極対の数だけ繰り返すことにより、ブラシレスモータ
の初期位置がどこであっても、ブラシレスモータを1回
転させて位置信号生成器が必ず初期化される。
【0015】
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0017】〔実施例1〕図1は、本発明によるブラシ
レスモータの制御方式を適用した3相ブラシレスモータ
位置制御装置の構成を示すブロック図である。本図にお
いて、1は速度指令値を生成する位置制御器、2は電流
指令値を生成する速度制御器、3は電気角を位相とする
正弦波を生成する正弦波生成器、4はU相・V相・W相
の電流目標値を生成する電機子電流演算器、5はU相の
電流目標値をD/A変換するD/A変換器、6はV相の
電流目標値をD/A変換するD/A変換器、7はW相の
電流目標値をD/A変換するD/A変換器、8はU相の
電機子電流を制御する電流制御器、9はV相の電機子電
流を制御する電流制御器、10はW相の電機子電流を制
御する電流制御器、11は制御対象である3相ブラシレ
スモータである。
【0018】12Aは3相ブラシレスモータ11の回転
角度を検出するインクリメンタルエンコーダ、12Bは
インクリメンタルエンコーダ12Aの出力から位置信号
を生成する位置信号生成器、13は電気位相角を生成す
る電気位相角生成器、14は電流指令信号を生成する電
流指令生成器、15は正弦波発生器3に与える電気位相
角を電気角生成器20と電気位相角生成器13のいずれ
かから選択するスイッチ、16は電機子電流演算器4に
与える電流指令値を速度制御器2と電流指令生成器14
のいずれかから選択するスイッチ、17は3相ブラシレ
スモータ11の回転方向あるいは3相ブラシレスモータ
11が所定の停止基準を満たしているかどうかを判定す
るモータ動作判定器である。
【0019】18は位置信号生成器12Bの出力から機
械角を求める機械角生成器、19は機械角から機械角速
度を求める機械角速度生成器、20は機械角から電気角
を求める電気角生成器である。
【0020】本構成においては、メモリ21Aを具えた
マイクロプロセッサ21を用いて破線内の機能要素をソ
フトウェアによって実現している。ここで、スイッチ1
5とスイッチ16は同期して動作する。すなわち、スイ
ッチ15のA1側が閉じているときにはスイッチ16の
A2側が閉じており、スイッチ15のB1側が閉じてい
るときにはスイッチ16のB2側が閉じている。
【0021】以上のように構成された本制御装置におい
ては、3相ブラシレスモータ11の回転角度に応じてイ
ンクリメンタルエンコーダ12AからA相信号、B相信
号、Z相信号がそれぞれ出力され、位置信号生成器12
Bはこれらの信号から位置信号を生成する。A相信号は
3相ブラシレスモータ11の回転角度に応じて生成され
る信号である。B相信号はA相信号と同じ周期で90°
位相が異なる信号である。Z相信号はインクリメンタル
エンコーダ12Aの1回転中の基準点を定めるもので、
1回転で1パルスだけ出力される信号であり、位置信号
生成器12Bの出力である位置信号を0にリセットす
る。
【0022】さらに本制御装置においては、3相ブラシ
レスモータ11の回転角度がインクリメンタルエンコー
ダ12Aによって上述したように検出され、そのインク
リメンタルエンコーダ12Aの出力が位置信号生成器1
2Bによって位置信号に変換された後、機械角生成器1
8によって機械角に変換される。機械角速度生成器19
は、現在の機械角の値と1サンプリング周期前の機械角
の値との差分を計算して機械角速度を生成する。電気角
生成器20は、機械角に3相ブラシレスモータ11の極
対数Mを乗じて電気角を求める。そしてスイッチ15に
よって、電気角生成器20の出力と電気位相角生成器1
3の出力とのどちらが正弦波発生器3の入力になるが決
定される。正弦波発生器3では、入力である電気位相角
φからsinφ、sin(φ+120°)、sin(φ
+240°)の値をメモリ21Aの正弦関数テーブルを
用いて計算する。
【0023】外部から与えられる位置指令値と機械角と
の偏差は位置制御器1に入力され、そこで速度指令値が
計算される。その速度指令値と機械角速度との偏差は速
度制御器2に入力され、そこで電流指令値が計算され
る。そしてスイッチ16によって、速度制御器2の演算
結果と電流指令生成器14の出力のどちらを電機子電流
演算機4の入力とするかが決定される。
【0024】電機子電流演算器4は、スイッチ16の出
力と正弦波生成器3の3つの出力とをそれぞれ乗じてD
/A変換器5、D/A変換器6、D/A変換器7への出
力値を計算する。電流制御器8,9,10は、入力に応
じた電機子電流を電流増幅器によって生成する。
【0025】なお、本制御装置では、図1の点線内をソ
フトウェアによって実現しているが、その一部あるいは
全体をハードウェアによって実現しても構わない。
【0026】次に、電機子電流を供給するときに基準と
なるブラシレスモータ回転子の磁極原点の本実施例にお
ける決定方法について説明する。ここで、モータ動作判
定器17は、後述するアルゴリズムに従い、3相ブラシ
レスモータ11の動作に基づいて電気位相角生成器13
を制御する。
【0027】図2は、モータ動作判定器17を中心とし
た磁極原点決定動作を示すフローチャートである。この
磁極原点決定動作は、通常ブラシレスモータ制御装置の
電源ON時に1回行われる。ここで磁極原点決定動作時
には位置制御器1および速度制御器2はそれぞれ前述し
た計算を行わない。
【0028】電源がONになるとまず、ステップS1で
スイッチ15はB1側に、スイッチ16はB2側に接続
される。
【0029】次にステップS2に進み、電流指令値を所
定の値I1にする。
【0030】次にステップS3に進み、メモリ21A上
の変数φsに0°を、変数φtに360°をそれぞれ代
入する。
【0031】次にステップS4に進み、(φs+φt)
/2を計算して、メモリ21A上の変数φに代入する。
【0032】次にステップS5に進み、電気位相角をφ
にすると、3相ブラシレスモータ11の回転子は固定子
の磁界に吸引されて移動する。
【0033】次にステップS6に進む。このステップS
6では以下の判定がなされる。モータの速度が所定のし
きい値より小さければモータが停止したと判定しステッ
プS7に進む。モータの速度がしきい値よりも大きく、
かつ、モータの回転が時計周りであると判定するとステ
ップS9に進む。モータの速度がしきい値よりも大き
く、かつ、モータの回転が反時計周りであると判定する
とステップS11に進む。
【0034】ステップS9では、電気位相角をφ−18
0°としてステップS5で動きはじめたモータを停止さ
せる。次にステップS10に進み、メモリ21A上の変
数φtにφを代入して、ステップS4に戻る。
【0035】ステップS7では、磁極原点でのエンコー
ダ12Aの出力を計算する。電気位相角が90°のとき
に回転子が固定子の磁界に吸引されて停止する位置を磁
極原点と定義すると、ステップS7の時点でのエンコー
ダの出力ψeと電気位相角φから、磁極原点でのエンコ
ーダの出力ψ0を次の式によって算出することができ
る。
【0036】
【数1】 ψ0=ψe−(φ+90°)×N/(360×M) …(1) ただし、Nは3相ブラシレスモータ11が1回転すると
きの機械角の変化幅、Mは3相ブラシレスモータ11の
極対数である。
【0037】次にステップS8に進み、スイッチ15を
A1側に、スイッチ16をA2側に切り換える。。
【0038】以上説明した磁極原点決定動作時以外の場
合には、スイッチ15はA1側に接続され、スイッチ1
6はA2側に接続されており、位置制御器1と速度制御
器2は動作をしている。ここで、機械角生成器18は、
機械角を次の式によって計算する。
【0039】
【数2】 (ψ−ψ0)×360/N …(2) ただし、ψはエンコーダ12Aの出力である。
【0040】また、電気角生成器20は、電気角を次の
式によって計算する。
【0041】
【数3】 θ×M …(3) ただし、θは機械角である。
【0042】このように本実施例によれば、電気位相角
φをソフトウェア的に高速に変化させるので、ブラシレ
スモータをほとんど動かさずに回転子の磁極の位置を確
実に求めることができる。そのため、エンコーダに速度
の検出上限がある場合にも使用することができる。ま
た、ステップS9やS11でいったん電気位相角をφ−
180°としているので、モータの動きを最小限にする
ことができる。
【0043】〔実施例2〕次に、図1に示した3相ブラ
シレスモータ位置制御装置を用いた本発明の第2の実施
例における磁極原点決定方法について説明する。
【0044】図3は、磁極原点決定動作時の電気位相角
生成器13の出力と電流指令生成器14の出力の時間的
な変化の様子の一例を示している。磁極検知動作時には
位置制御器1と速度制御器2は動作を停止している。時
刻T1において、スイッチ15のB1側を閉じ、スイッ
チ16のB2側を閉じ、さらに、電気位相角生成器13
の出力の値をθ1とし、電流指令生成器14の出力の値
をI1とすると、モータ動作判定器17がモータ停止信
号を出力する時刻T2までの間、3相ブラシレスモータ
11の回転子は固定子の磁界に吸引されて移動する。
【0045】時刻T2以降時刻T3までの間は、電流指
令生成器14の出力の値をI2とし、さらに、電気位相
角生成器13の出力の値をθ1からθ2まで直線的に変
化させていくと、3相ブラシレスモータ11の回転子は
固定子の磁界に吸引されて移動する。
【0046】時刻T3以降時刻T4までの間は、電気位
相角生成器13の出力の値をθ2とすると、モータ動作
判定器17がモータ停止信号を出力する時刻T4まで、
3相ブラシレスモータ11の回転子は固定子の磁界に吸
引されて移動する。
【0047】電気位相角が90°のときに回転子が固定
子の磁界に吸引されて停止する位置を磁極原点と定義す
ると、時刻T4の時点での機械角信号φ2と電気位相角
θ2から磁極原点での機械角信号の値φ0を次の式によ
って求めることができる。
【0048】
【数4】 φ0=φ2−(θ2+90°)×N/(360×M) …(4) ただし、Nは3相ブラシレスモータ11が1回転すると
きの機械角信号の変化幅、Mは3相ブラシレスモータ1
1の極対数である。
【0049】また、時刻T3は、時刻T2からあらかじ
め決められた所定の時間経過した時点として与える。本
実施例では、インクリメンタル型のエンコーダ12Aを
使用しているので、時刻T2での回転子の位置と時刻T
4での回転子の位置の間にエンコーダ12AのZ相が来
るようにθ1とθ2を決める。
【0050】以上の構成によって、ブラシレスモータの
回転子の磁極の位置を確実に求めることができる。電気
位相角のθ1からθ2への変化速度の最大値を抑えるこ
とによって、エンコーダあるいは位置信号生成器に速度
の検出上限がある場合にも確実に動作する。また、電流
指令生成器の出力を時刻T1からT2までは大きく設定
しているので、3相ブラシレスモータ11の初期位置が
どこにあっても、モータの回転子を吸引させて移動させ
ることができる。
【0051】上記実施例では、電気位相角を直線的に変
化させているが、階段的に変化させていくこともでき、
さらに、任意の時間の関数で変化を指定してもよい。電
流指令生成器に関しても、任意の時間の関数で変化を指
定してもよい。
【0052】例えば、図4に示すような変化のさせ方が
一つの例として挙げることができる。この例の場合に
は、電気位相角を曲線的に変化させ、また、電流指令の
立ち上がりを上記実施例よりもゆっくりとさせているの
で、モータを滑らかに回転させることができる。
【0053】また、本実施例においては、インクリメン
タル型のエンコーダを使用しているが、アブソリュート
型のエンコーダを替わりに用いてもよく、またモータの
回転角度を測定できるセンサであればなんでも構わな
い。
【0054】〔実施例3〕次に、図1に示した3相ブラ
シレスモータ位置制御装置を用いた本発明の第3の実施
例における磁極原点決定方法について説明する。
【0055】図5は、磁極原点決定動作時の電気位相角
生成器13の出力と電流指令生成器14の出力の時間的
な変化の様子の一例を示したものである。ここで正弦関
数の性質から角度は360°の整数倍の自由度がある
が、角度の定義域は0°〜360°として図示してい
る。なお、この磁極検知動作時には位置制御器1と速度
制御器2は動作を停止している。
【0056】時刻T1において、スイッチ15のB1側
が閉じ、スイッチ16のB2側が閉じ、さらに電気位相
角生成器13の出力の値が0°となり、電流指令生成器
14の出力の値がI1となるようにすると、モータ動作
判定器17がモータ停止信号を出力する時刻T2までの
間、3相ブラシレスモータ11の回転子は固定子の磁界
に吸引されて移動する。
【0057】この時刻T2において電流指令生成器14
の出力の値はI2となり、さらに時刻T2以降時刻T3
までの間は電気位相角生成器13の出力の値が0°から
360°まで直線的に変化していくので、3相ブラシレ
スモータ11の回転子は固定子の磁界に吸引されて移動
する。
【0058】同様に、時刻T3以降時刻T4までの間お
よび時刻T4以降時刻T5までの間も電気位相角生成器
13の出力の値が0°から360°まで直線的に変化し
ていくので、3相ブラシレスモータ11の回転子は固定
子の磁界に吸引されて移動する。
【0059】電気位相角が90°のときに回転子が固定
子の磁界に吸引されて停止する位置を磁極原点と定義す
ると、時刻T5以降の時刻で回転子が停止したときの位
置信号の値φ2から磁極原点での位置信号の値φ0は次
の式によって求めることができる。
【0060】
【数5】 φ0=φ2−(90°×N)/(360×M) …(5) ただし、Nは3相ブラシレスモータ11が1回転すると
きの位置信号の変化幅、Mは3相ブラシレスモータ11
の極対数である。
【0061】以上説明したように、本実施例によれば、
所定の電気位相角の変化によって一意に定まる電機子電
流の変化パターンを少なくともブラシレスモータの極対
の数だけ繰り返すことによって、ブラシレスモータを1
回転させてインクリメンタルエンコーダ12Aが必ずZ
相のパルスを発する位置を通過するために、位置信号生
成器12Bはリセットされる。また、電気位相角の掃引
速度によってモータの回転速度を変えることもできる。
【0062】以上説明したように本実施例によれば、ブ
ラシレスモータの回転子の磁極の位置を確実に求めるこ
とができる。また、電気位相角の0°から360°への
変化速度の最大値を抑えることによって、エンコーダあ
るいは位置信号生成器に速度の検出上限がある場合にも
確実に動作する。さらに、時刻T1からT2までは電流
指令生成器の出力を大きい値に設定してあるので、3相
ブラシレスモータ11の初期位置がどこにあっても、確
実にモータの回転子を吸引させて移動させることができ
る。
【0063】このように本実施例では、電気位相角を直
線的に変化させているが、段階的に変化させていくこと
もでき、さらに、任意の時間の関数で変化を指定しても
よい。電流指令生成器14に関しても、任意の時間の関
数で変化を指定してもよい。例えば、図6のような変化
のさせ方が一例として考えられる。この例の場合には、
電気位相角を曲線的に変化させ、また、電流指令の立ち
上がりを本実施例よりもゆっくりとさせているので、モ
ータをなめらかに回転させることができる。
【0064】以上説明した実施例1〜3は、ブラシレス
モータ使用したあらゆる装置に適用することができる。
また、これらの実施例では、3相ブラシレスモータを使
用しているが、これらの発明は任意の相数のモータに適
用できる。さらにこれらの実施例では、電気位相角が9
0°のときに回転子が固定子の磁界に吸引されて停止す
る位置を磁極原点としているが、他の電気位相角を磁極
原点としてよい。
【0065】〔実施例4〕図7は、本発明を適用した3
相ブラシレスモータの電機子電流制御装置の一実施例の
概略構成を示すブロック図である。本図において、10
1は電流指令値演算器で、トルク指令信号112と位置
信号113に基づいて正弦関数テーブル102内に格納
されているデータを用いて、D/A変換器103、D/
A変換器104、D/A変換器105の各々にそれぞれ
電流指令値114,115,116を出力する。102
は正弦関数テーブルで、その長さはL(Lはモータの相
数3で割り切れる自然数)であり、ROM等で構成され
る。
【0066】103は電流指令値演算器101によって
演算された電流指令値114をD/A変換してドライバ
106に出力するD/A変換器である。104は電流指
令値演算器101によって演算された電流指令値115
をD/A変換してドライバ107に出力するD/A変換
器である。105は電流指令値演算器101によって演
算された電流指令値116をD/A変換してドライバ1
08に出力するD/A変換器である。
【0067】106はD/A変換器103の出力を入力
して3相ブラシレスモータ109のU相の電機子電流を
出力するドライバである。107はD/A変換器104
の出力を入力して3相ブラシレスモータ109のV相の
電機子電流を出力するドライバである。108はD/A
変換器105の出力を入力して3相ブラシレスモータ9
のW相の電機子電流を出力するドライバである。109
は極対数M(Mは自然数)の3相ブラシレスモータであ
り、減速機等の機械要素を介して、もしくは回転軸に直
接接続された負荷を動かす。
【0068】110はエンコーダで、3相ブラシレスモ
ータ109のモータ軸に減速機等の機械要素を介して、
もしくは直接接続されており、3相ブラシレスモータ1
09の回転子が1/N回転(Nは自然数)動くと1パル
スのディジタル信号を出力する。111はカウンタで、
エンコーダ110の出力であるディジタル信号のパルス
の数をカウントし、位置信号113を出力する。
【0069】112は外部から入力するトルク指令信号
であり、外部のモータ速度制御器等の機器から出力され
る。113は位置信号、114はD/A変換器103へ
の電流指令値信号、115はD/A変換器104への電
流指令値信号、116はD/A変換器105への電流指
令値信号である。
【0070】図8は本実施例の電流指令値演算器101
の構成を説明するためのブロック図である。本図におい
て、117は本実施例の電流指令値演算器101全体を
制御するためのCPUであり、ROM119に記憶され
た後述する制御プログラムにしたがって各種の制御を実
行している。118はCPU117のワークエリアとし
て使用され、各種データを一時記憶するためのRAMで
ある。119は後述する制御プログラムや各種データを
記憶しているROMである。120は正弦関数テーブル
102の先頭要素である。121は正弦関数テーブル1
02の先頭からK個(Kは0以上L−1以下の自然数の
いずれか)離れた要素である。122は正弦関数テーブ
ル102の先頭から(K+1modL)個離れた要素で
ある。ここで、(K+1modL)とはK+1をLで割
ったときの余りの数を示している。123は正弦関数テ
ーブル102の最終要素である。124は変換係数が格
納されているROM119の領域であり、ROM19に
記憶されている。この変換係数とは、M×L/Nの値を
もつ1より小さい正数である。
【0071】次に、本実施例の動作について説明する。
【0072】図9は電流指令値演算器101の動作を説
明するためのフローチャートであり、この処理は装置の
電源オンとともに開始される。
【0073】まずステップS101でカウンタ111か
ら入出力ポートを経由して位置信号を読み込む。
【0074】次にステップS102に進み、読み込んだ
値に領域124に格納されている変換係数M×L/Nを
乗じる。
【0075】次にステップS103に進み、ステップS
102の計算結果を整数部分Kと少数部分Fに分割す
る。
【0076】次にステップS104に進み、U相電流位
相の正弦関数値を
【0077】
【数6】 sine(K)+F{sine(K+1modL)−sine(K)} …(6) の式で計算する。ここで、sine(I)は正弦関数テ
ーブル102の先頭要素120から数えてI個目の要素
を表している。
【0078】次にステップS105に進み、V相電流位
相の正弦関数値を
【0079】
【数7】 sine(K+OFST)+F{sine(K+OFST+1modL) −sine(K+OFST)} …(7) の式で計算する。ここで、OFSTはL/Mの値を持つ
自然数である。
【0080】次にステップS106に進み、ステップS
104の演算結果およびステップS105の演算結果の
それぞれにトルク指令値112を乗じて、U相電流指令
値114、V相電流指令値115を求める。
【0081】次にステップS107に進み、U相電流指
令値114とV相電流指令値115との和の符号を反転
してW相電流指令値116を求める。
【0082】次にステップS108に進み、U相電流指
令値114、V相電流指令値115、W相電流指令値1
16を入出力ポートを経由してそれぞれD/A変換器1
03、D/A変換器104、D/A変換器105に出力
する。
【0083】そして、ステップS108を実行した後は
ステップS101に戻る。
【0084】このように本実施例におけるCPU117
の処理はソフトウェア的な無限ループによって行ってい
るが、タイマなどの定期的な割り込みによって起動させ
るサブルーチンとしてもよい。
【0085】また本実施例の構成はソフトウェアによっ
てなされているので、他のテーブル補間法に容易に転用
することができるとともに、モータ制御に伴う位置制御
や速度制御などの他の計算を行うCPUを用いて実現す
ることができる。
【0086】さらに本実施例における電流指令値演算器
はソフトウェア的に実現しているが、ハードウェアによ
って実現していてもよく、この場合にはD/A変換器は
不要になる。
【0087】ここで本実施例においては演算の簡略化を
図るために、正弦関数テーブルの長さはモータの相数で
割り切れる数としているが、そうでなくとも構わない。
【0088】ここで説明した電機子電流制御装置は、3
相ブラシレスモータだけではなく、2以上の自然数の相
数を有するすべてのブラシレスモータを使用した装置に
適用できる。
【0089】以上説明したように本実施例によれば、エ
ンコーダより粗い分解能を持つ正弦関数テーブル内の隣
り合った複数個の要素の値と位置信号から、直線補間を
施すことにより正弦波発生手段の出力を求めるようにし
たので、エンコーダと同じ分解能を持つ正弦関数テーブ
ルを用いる従来の方法に比べて、必要なテーブルの長さ
を小さくすることができる。
【0090】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、ブ
ラシレスモータの制御装置の構成を簡略化することがで
きると共に、ブラシレスモータの磁極原点の位置を確実
に決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブラシレスモータ位置制御装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1のマイクロプロセッサ21が処理すべき手
順を示すフローチャートである。
【図3】第2の実施例における電気位相角生成器および
電流指令生成器の出力波形の一例を示した模式図であ
る。
【図4】第2の実施例における電気位相角生成器および
電流指令生成器の出力波形の他の例を示した模式図であ
る。
【図5】第3の実施例における電気位相角生成器および
電流指令生成器の出力波形の一例を示した模式図であ
る。
【図6】第3の実施例における電気位相角生成器および
電流指令生成器の出力波形の他の例を示した模式図であ
る。
【図7】本発明に係る電機子電流制御装置の一実施例の
概略構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示す電流指令値演算器の概略構成を示す
ブロック図である。
【図9】図8に示すCPUが処理すべき手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 位置制御器 2 速度制御器 3 正弦波生成器 4 電機子電流演算器 5,6,7 D/A変換器 8,9,10 電流制御器 11 3相ブラシレスモータ 12A インクリメンタルエンコーダ 12B 位置信号生成器 13 電気位相角生成器 14 電流指令信号生成器 15,16 スイッチ 17 モータ動作判定器 18 機械角生成器 19 機械角速度生成器 20 電気角生成器 101 電流指令値演算器 102 正弦関数テーブル 106,107,108 ドライバ 111 カウンタ 117 CPU 118 RAM 119 ROM

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシレスモータの回転子の位置を検出
    する位置検出手段と、指定した電気位相角に応じた電機
    子電流をブラシレスモータに供給することができる電機
    子電流供給手段を有するブラシレスモータ制御装置を用
    いるブラシレスモータの制御方式において、 所定の電気位相角に応じた電機子電流を前記電機子電流
    供給手段によりブラシレスモータに供給したときのブラ
    シレスモータの回転方向と前記所定の電気位相角とか
    ら、次に供給する電機子電流を定める電気位相角を決定
    する手順を少なくとも1回以上繰り返し、 所定の静止基準をブラシレスモータが満たした時点での
    前記位置検出手段の出力と電気位相角とを用いて、あら
    かじめ定められた電気位相角に応じた電機子電流をブラ
    シレスモータに供給する場合のブラシレスモータの回転
    子が満たすべき位置として定義されるブラシレスモータ
    の磁極原点を求めることを特徴とするブラシレスモータ
    の制御方式。
  2. 【請求項2】 ブラシレスモータの回転子の位置を検出
    する位置検出手段と、指定した電気位相角に応じた電機
    子電流をブラシレスモータに供給することができる電機
    子電流供給手段を有するブラシレスモータ制御装置を用
    いるブラシレスモータの制御方式において、 前記電機子電流供給手段により所定の第1の電気位相角
    における電機子電流をブラシレスモータに供給し、 次いで、電気位相角を所定の第1の電気位相角から所定
    の第2の電気位相角へと変化させていき、 電気位相角が所定の第2の電気位相角に達した後の前記
    位置検出手段の出力信号を用いて、所定の第3の電気位
    相角における電機子電流をブラシレスモータに供給する
    場合のブラシレスモータの回転子が満たすべき位置とし
    て定義されるブラシレスモータの磁極原点を求めること
    を特徴とするブラシレスモータの制御方式。
  3. 【請求項3】 前記第1の電気位相角と、前記第2の電
    気位相角の間に、前記位置検出手段のZ相がくることを
    特徴とする請求項2に記載のブラシレスモータの制御方
    式。
  4. 【請求項4】 ブラシレスモータの回転子の回転に応じ
    た信号を生成するインクリメンタルエンコーダと、該イ
    ンクリメンタルエンコーダの出力を入力し前記ブラシレ
    スモータの回転子の位置信号を出力する位置信号生成器
    と、指定した電気位相角と電流指令値とに応じた電機子
    電流を前記ブラシレスモータに供給する電機子電流供給
    手段とを有するブラシレスモータ制御装置を用いるブラ
    シレスモータ制御方式において、 所定の電気位相角と電流指令値との変化によって一意に
    定まる電機子電流の変化パターンを少なくとも前記ブラ
    シレスモータの極対の数だけ繰り返す電気位相角掃引手
    段を設け、当該電気位相角掃引手段の動作時における前
    記位置信号生成器の出力を用いて、所定の電気位相角に
    おける電機子電流をブラシレスモータに供給する場合の
    ブラシレスモータの回転子が満たすべき位置として定義
    されるブラシレスモータの磁極原点を求めることを特徴
    とするブラシレスモータの制御方式。
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