JP3286981B2 - 音声出力装置 - Google Patents

音声出力装置

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JP3286981B2 JP08940191A JP8940191A JP3286981B2 JP 3286981 B2 JP3286981 B2 JP 3286981B2 JP 08940191 A JP08940191 A JP 08940191A JP 8940191 A JP8940191 A JP 8940191A JP 3286981 B2 JP3286981 B2 JP 3286981B2
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にカーステレオ装置
や自動車電話装置に採用される場合に好適な音声出力装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車電話装置やカーステレオ装置等に
おいて、外部環境音に応じて出力音声信号に対して所定
の制御を加える装置が各種提案されている。(例えば特
開平1−175405号)これらの装置では一般にマイ
クロフォン手段によって外部環境音(ノイズ)を検出し
て、この検出された音声信号のレベルに応じて出力する
オーディオ信号を上下させたり、或は車速度センサ等に
よって検出した自動車の走行速度に応じて外部ノイズレ
ベルを推定算出し、これに基づいて出力するオーディオ
信号の音量を上下させたり或はイコライジング処理を行
なうことなどによって、使用者(運転者)が手動で音量
や音質を調整しなくても外部ノイズ環境に適応した音声
出力が得られるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、マイクロフ
ォン手段によって外部環境音を検出するようにした場
合、その電話装置又はステレオ装置自体がスピーカ出力
したオーディオ信号までも集音することになり、正確に
環境ノイズ音成分を検出することができず、必ずしも出
力オーディオ信号に対して正確な制御を行なうことはで
きない。また、このように、マイクロフォン手段によっ
てノイズ音声成分と出力オーディオ音声成分が良好に分
離できない場合は、マイクロフォン手段からの検出レベ
ルが大きくなったときにノイズが増大したと判断してオ
ーディオ信号出力レベルを上げるように制御することに
より、ハウリングを発生し易くしているという問題もあ
った。また、車速度センサ等によりノイズレベルを間接
的に検出する方式では必ずしも正確なノイズレベルが検
出されるわけではなく、これも出力オーディオ信号に対
して正確な制御を行なうことはできない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、実際にマイクロフォンで集音した環境音声
信号の中から、その装置自体がスピーカ出力した音声信
号成分を検出して、正確なノイズ成分を検出し、このノ
イズレベルに応じて出力音声信号の音量等を制御できる
ようにするものである。
【0005】すなわち、供給された音声信号をスピーカ
出力する音声出力手段と、この音声出力手段に供給され
る音声信号の処理、例えば音量調節を行なう信号処理手
段と、機器外部の音声を入力して音声信号とする集音手
段と、音声出力手段から出力された出力音声が集音手段
に達するまでの伝達関数に基づいて、集音手段によって
得られる音声信号内における、音声出力手段から出力さ
れ集音手段によって集音された音声信号成分を算出する
算出手段と、集音手段から入力された音声信号から算出
手段で算出された音声信号成分を除去した音声信号成分
を出力する減算手段と、減算手段から出力された音声信
号成分のレベルを検出して、信号処理手段における音量
調節等の信号処理動作を制御することができる制御手段
を設ける。そして算出手段は、伝達関数に対応した、所
定のフィルタ係数を持つフィルタを有し、所定のフィル
タ係数は、フィルタにフィードバックされた減算手段の
出力に基づいて、減算手段の出力を最小化するように適
応的に調整されるようにして音声出力装置を構成する。
【0006】
【作用】スピーカ等の音声出力手段からマイクロフォン
による集音手段までの伝達関数に基づいて常に、音声出
力手段から出力されて集音手段から入力された音声信号
成分を算出していれば、集音手段からの入力信号からこ
の算出された音声信号成分を除去することによってほぼ
正確な環境音(ノイズ)レベルを得ることができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の音声出力装置の一実施例を示
すブロック図であり、自動車電話装置又はカーオーディ
オ装置の音声出力部として適用されるものである。
【0008】図1において1はデジタル信号処理回路で
あり、デジタル信号として供給された電話の相手方の通
話音声信号やラジオ、カセットテープ、CD等からの音
楽等の音声信号は、このデジタル信号処理回路1におい
て音量調整、音質調整等の所定の処理がなされる。な
お、アナログ音声信号が供給される装置に本発明が採用
される場合は、当然この信号処理回路は音量調整等のた
めのアナログ信号処理回路として構成する。
【0009】2はD/A変換器であり、デジタル信号処
理回路1から出力される音声信号SはD/A変換器2で
アナログ信号に変換され、パワーアンプ3を介してスピ
ーカ4に供給され、音声として出力される。
【0010】5は装置周囲の音声、例えば車載用の装置
の場合は車内の音声を集音できるように設けられたマイ
クロフォンであり、マイクロフォン5から入力された音
声は増幅回路6を介してA/D変換器7に供給されデジ
タル信号とされる。なお、スピーカ4から出力される音
声信号Sのマイクロフォン5までの伝達関数(線形)を
H、マイクロフォン5に入力される音声のうちスピーカ
4から出力された音声信号S以外の環境音(ノイズ)成
分をnで表わす。
【0011】すなわち、マイクロフォン5からは伝達関
数Hによって影響を受けたスピーカ出力音声信号S×H
(以下SH で示す)と、ノイズnの和である(SH
n)という音声が入力されることになる。なお、伝達関
数Hの値は例えば人の動きや物の配置等の各種の環境要
因により変動していることはいうまでもない。
【0012】8は上記信号SH を算出するための手段と
して設けられた適応フィルタを示し、後述するようにこ
の適応フィルタ8はスピーカ4から出力されマイクロフ
ォン5から入力された音声信号成分SH の推定値として
算出した信号SMLを出力する。そして出力された信号S
MLは減算器9に供給され、(SH +n)の値から減算さ
れて信号εとして出力される。
【0013】信号εは適応フィルタ8に対して制御信号
としてフィードバックされるとともにレベル検出部10
に供給される。そして制御信号発生部11はレベル検出
部10からのレベル検出信号に基づいて例えば音量制御
信号を発生し、デジタル信号処理回路1に対して出力す
る。例えばレベル検出部10では信号εの主要帯域(0.3
〜3.4KHz) の短時間パワー計算を例えば1秒毎等の所定
の周期で行なっており、制御信号発生部11はこの算出
された信号レベルがその前回の算出レベル値より一定値
以上変化したことを検出した場合に、その変化の方向
(レベルアップかレベルダウンか)によって音量値のア
ップまたはダウンを指示する制御信号を発生させる。デ
ジタル信号処理回路1においてはこのような制御信号発
生部11からの音量制御信号によってボリュームレベル
が設定されることになる。このため、外部騒音がうるさ
いときなどは自動的にスピーカ4からの出力音量が上げ
られる。
【0014】このような音声出力装置では、適応フィル
タ8から出力される信号SML、即ち信号SH の推定値が
信号SH と等しいものであれば、信号εは正確にノイズ
nを示すものとなり、従ってデジタル信号処理回路1は
制御信号発生部11によってノイズレベルに基づいた適
切な音量調整動作を行なうことができることになる。以
下、適応フィルタ8における信号SMLの算出動作につい
て説明する。
【0015】推定値SMLは、まず伝達関数Hを同定した
フィルタ関数HMLを得、このHMLとデジタル信号処理回
路1から出力される信号Sの積によって求められる(S
ML=S・HML)。すなわち信号Sから信号SH の値を推
定するものである。HMLの同定にはLMS法、最急降下
法、ニュートン法等が考えられる。
【0016】図2はこの動作を行なう適応フィルタ8を
FIRフィルタで構成した場合の例である。図中8aは
遅延手段、8bはそれぞれw0 〜wk までの係数(重み
付係数)を有する係数回路で、w0 〜wk の値は可変と
されている。8cは加算器を示す。また、デジタル信号
処理回路1から入力される信号Sについて、各係数回路
8bに供給される信号をS0 〜Sk で示している。
【0017】この適応フィルタ8では減算器9の出力で
ある信号εが最小値となるように係数w0 〜wk を調整
するようにしてフィルタ関数HMLを定め、信号SMLを生
成するものである。つまり、信号ε(=SH +n−
ML)が最小となるように信号SMLが算出された場合
が、信号SMLはほぼ正確に信号SH の値を推定してお
り、即ち信号εが最小値とされるような信号SMLを生成
するように係数w0 〜wk が、常時調整されることによ
り、適応フィルタ8のフィルタ関数HMLは、各種環境要
因で変動している伝達関数Hをほぼ正確に同定すること
になる。まず、この理由を説明する。
【0018】今、各係数回路8bに供給される信号S0
〜SkをベクトルSV 、係数w0 〜wk をベクトルwV
で表わす。すると、信号SH の推定値である信号S
MLは、
【数1】 となる。なお“ T ”は転置行列を示す符号として、以
下の式にも使用する。また、ベクトルについては“ V
を使用する。
【0019】ここで、ε=SH −SML+nであり、εが
最小値となる場合はε2 も最小値をとるから、ε2
(SH −SML+n)2 の式で考える。ε2 =(SH −S
ML2 +n2+2n(SH −SML)であり、ここでεの
期待値をE[ε]というように、以下、期待値をE[
]で表わすと、
【数2】 となる。今、E[n]=E[SH ]=E[SML]=0と
する(信号n及び信号SH についてはDC成分がなく平
均的には0レベルとみなすことができる)。また、信号
nと信号SH 、及び信号nと信号SMLは無相関とみなせ
るので、
【数3】 したがって、
【数4】 となる。
【0020】ここでE[n]の値(ノイズレベル)は適
応フィルタ8によって変更させることはできない。従っ
て、数4におけるE[(SH −SML2 ]が最小となっ
たときにE[ε2 ]は最小値をとる。つまり、E[ε
2 ]が最小となるようにベクトルwV を調整すれば、E
[(SH −SML2]は自動的に最小化される。また、
H −SML=ε−nであるので、E[(ε−n)2 ]も
最小化されることになる。
【0021】ここで信号εが入力されるレベル検出部1
0はノイズレベル(n)を検出する手段であるので、S
H −SMLはレベル検出部10にとっては検出不要のノイ
ズ成分である。ゆえに、E[(SH −SML2 ]が最小
化されることによりレベル検出部10に入力される信号
εのS/N比は最大となる(即ちレベル検出部10にと
っては『S/N比』の『S』は信号n(ノイズレベル)
に相当し、『N』は信号SH に相当する)。これは適応
フィルタ8において伝達関数Hに対してほぼ正確に同定
されたフィルタ関数HMLが調整されたことを示すもので
ある。
【0022】このように適応フィルタ8ではE[ε2
の最小化処理によりフィルタ関数HMLを得、入力信号S
から信号SMLを得るものである。以下、適応フィルタ8
におけるE[ε2 ]の最小化アルゴリズムの一例として
採用されるLMS法を示す。
【0023】ここで、時刻を表わす意味で添字“(j)
を、例えばS(j) (即ちj時点の信号S)、SH(j)(即
ちj時点の信号SH )というように使用する。また適応
フィルタ8の入力をS(t) とすると、Si(t)=S(t-i)
である(なお、ここでiは信号S0 〜Sk の0〜kを示
すもので、つまりSi(t)=S(t-i) は或る時刻tにおけ
るS0 〜Sk の各信号を示す一般式)。従って信号S0
〜Sk を示すベクトルSV についてのSV(j)は、
【数5】 で示される。また係数w0 〜wk を示すベクトルwV
ついてのwV(j)
【数6】 となる。
【0024】今、SH(j)+n(j) =d(j) とおくと、
【数7】 となる。ここで、或る時点におけるwV の最適値を得る
ためにwV を固定して考えると、
【数8】 とすることができ、従ってεの期待値E[ε(j) ]は、
【数9】 で示すことができる。
【0025】今、評価関数をJ=E[ε(j) 2]で与え
る。ここで、
【数10】
【数11】 であるから、Jの値については、
【数12】 となる。ただしPV =E[d(j) ・SV(j)]で、またR
=E[SV(j)・SV(j) T]である(すなわちRは入力信
号の相関行列)。
【0026】Jが最小値をとるときはその微分値=0と
なるから、数式12を偏微分して、
【数13】 ここで最適なwV をwV *とすると、数13の微分結果か
ら、
【数14】 とすることができる。
【0027】ここで、Jの最小値を求めるため、式の変
形を行ない後述する数18を求める。このために、まず
上記数12を数14に代入する。なお、Jの最小値をJ
minで表わす。
【数15】 この数15と上記数12から、
【数16】 ここでwV'=wV −wV *とおくと、wV =wV'+wV *
なり、
【数17】
【0028】今、数14より、PV =R・wV *とする
と、PV T=wV *T ・RT から、wV *T=PV T・(RT
-1=PV T・R-1。またwV *=R-1・PV から、wV *T
V T(R-1T =PV T・R-1。従って、
【数18】 が導かれる。
【0029】ところで、wV *、即ち最適なwV を求める
には上記数14を直接解いてもよいわけであるが、これ
にはPV 及びRの値を決定するために十分長い間入力信
号S(S1 〜Sk )を測定しなければならず、またRの
逆行列を計算しなければならない。これを避けるために
本実施例ではLMSアルゴリズムを使用して簡単に近似
解を得ている。
【0030】すなわち、上記数12に最急降下法の考え
を適用する(すなわち最適のwV(j)を求めるためwV(j)
の値を逐次的に変化させていき最適値に収束させる)
と、
【数19】 なお、∇(j) は時点jにおける評価関数の微分値(グラ
ジエント)、μは係数、である。即ち数19は微分値=
0に収束するようにwV(j)を変化させていくことを意味
する。そこで、上記数15〜数17によって得た数18
をwV で微分して、
【数20】
【0031】ここで、J=E[ε(j) 2]の推定値として
ε(j) 2をそのまま用いる。すると、グラジエント∇(j)
の推定値∇(j)ML は、上記数8より、
【数21】 となり、従って上記数19において∇(j) の代りに∇
(j)ML を使用し、即ち数21を代入すると、
【数22】 が導かれる。すなわち、wV(j)の次の値wV(j+1)は、w
(j) に2με(j)・S(j)を加えていくことによってwV
を徐々に最適化(収束)していくように本実施例におい
て採用されるLMSアルゴリズムを示すものである。つ
まり、このアルゴリズムによる動作によりwV の最適値
であるwV *が求められる。
【0032】なお、数22においてwV(j)の値が適正に
収束していくためにはμの値が適当に選択されていなけ
ればならない。このμのとり得る値の範囲を以下説明す
る。上記数19の両辺からwV *を引くと、
【数23】 となる。なお、Iは単位行列である。Rは相関行列(正
転置行列)であるから、固有値λ0 ・・・・λk が対角に表
われる行列Λ、すなわち
【数24】 について、
【数25】 と固有値展開ができるQ及びΛが存在する。
【0033】ここで上記数23の両辺に左からQの逆行
列Q-1をかけると、
【数26】 となる。そして上記数18について数26を使用する
と、
【数27】 となる。なお、(Q-1T =(QTT =Qである。
【0034】数26が収束すれば、数27の{Q-1(w
V −wV *)}も収束する。数26は等比級数となってお
り、等比級数の収束条件は公比の絶対値が1より小さい
ことである。従って、数26が収束するための必要十分
条件は、
【数28】 で示される。なお“max ”は最大値を意味する。最大固
有値をλmax とすると、
【数29】 が示され、従って
【数30】
【数31】 となり、μの値は、
【数32】 と与えられる。すなわち、この数32を満たす範囲にμ
が設定されている時に数26は収束し、従って数27で
示される{Q-1(wV −wV *)}も収束し、Jの値も収
束することになる。
【0035】ところで、上記数19については、∇(j)
を使用した場合に上記数18が収束することを説明した
が、実際には∇(j) の期待値E[∇(j)ML ]を使用する
ことになるためE[∇(j)ML ]=∇(j) とならなければ
ならないが、数21より、
【数33】 となる。従って、上記数22による更新アルゴリズム
(LMS)は収束する。
【0036】本実施例では以上のアルゴリズムに基づい
て適応フィルタ8が動作して信号SMLを出力することに
よって、減算器9から出力される信号εはほぼ正確にノ
イズレベルを表わすものとなり、従って制御信号発生部
11によってデジタル信号処理回路1における音量制御
が適正に行なわれることになる。なお、音量調節だけで
なくイコライジング等の制御を行なうようにすることも
当然考えられる。また本発明の音声出力装置は車載用の
オーディオ装置、電話装置以外にも各種機器に適用する
ことができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明の音声出力装
置では、スピーカ等の音声出力手段からマイクロフォン
による集音手段までの伝達関数に基づいて常に、音声出
力手段から出力されて集音手段から入力された音声信号
成分を算出しているので、集音手段からの入力信号から
この算出された音声信号成分を除去することによってほ
ぼ正確な環境音(ノイズ)レベルを得ることができ、環
境音にあわせて音量、音質等を的確に自動制御できるよ
うになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本実施例における適応フィルタの構成図であ
る。
【符号の説明】
1 デジタル信号処理回路 4 スピーカ 5 マイクロフォン 8 適応フィルタ 9 減算器 10 レベル検出部 11 制御信号発生部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給された音声信号をスピーカ出力する
    音声出力手段と、 前記音声出力手段に供給されて出力される音声信号の信
    号処理を行なう信号処理手段と、 外部の音声を入力して音声信号とする集音手段と、 前記音声出力手段から出力された出力音声の前記集音手
    段までの伝達関数に基づいて、前記集音手段によって得
    られる音声信号内における、前記音声出力手段から出力
    され前記集音手段によって集音された音声信号成分を算
    出する算出手段と、 前記集音手段から入力された音声信号から前記算出手段
    で算出された音声信号成分を除去した音声信号成分を出
    力する減算手段と、 前記減算手段から出力された音声信号成分のレベルを検
    出して、前記信号処理手段における音声信号の処理動作
    を制御することができる制御手段と、 から成り、 前記算出手段は、前記伝達関数に対応した、所定のフィ
    ルタ係数を持つフィルタを有し、 前記所定のフィルタ係数は、前記フィルタにフィードバ
    ックされた前記減算手段の出力に基づいて、前記減算手
    段の出力を最小化するように適応的に調整されること
    特徴とする音声出力装置。
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