JP3286563B2 - プラズマエッチングによる平坦加工方法及び加工装置 - Google Patents
プラズマエッチングによる平坦加工方法及び加工装置Info
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Description
る表面に加工ダメージを与えることなく、ウェーハの裏
面を平坦加工する方法及び加工装置に関する。
ーハは、ラッピング,ポリッシング等の工程を経た後、
高精度に平坦化するためにエッチングされている。この
ときのエッチングには、限られた領域を定められた量だ
け除去することが要求されるため、プラズマアシスト化
学エッチングが採用されている。プラズマアシスト化学
エッチングでは、図1に示すように電極間に高周波電源
1でプラズマ発生電極2とチャック兼用電極3との間に
高周波電圧を印加することによりプラズマ4を発生さ
せ、プラズマ4で励起されたラジカル種5を供給管6に
より下部のチャック兼用電極3の上に配置されたウェー
ハ7の任意の場所に供給している。
7は、デバイスが作り込まれる表面をチャック兼用電極
3側に維持すると、チャック兼用電極3との物理的接触
に起因して疵や汚染がウェーハ表面に発生し易くなる。
そのため、図1で示したように裏面をチャック兼用電極
3で保持し、ウェーハ表面をプラズマエッチングするこ
とにより平坦化している。しかし、ウェーハ表面をプラ
ズマエッチングすると、ダメージやエッチング段差等の
欠陥がウェーハ7の表面に発生する。これらの欠陥は、
プラズマエッチング後の仕上げポリッシングによりウェ
ーハ表面から除去されているが、そのために工程数が増
加し、生産性が低下する。本発明は、このような要求に
応えるべく案出されたものであり、ウェーハのエッジ部
を保持した状態で裏面加工にプラズマエッチングを採用
することにより、ウェーハ表面に加工ダメージを与える
ことなく、高加工効率でウェーハを平坦加工することを
目的とする。
は、その目的を達成するため、両面が開放されているウ
ェーハのエッジ部を把持してウェーハを鉛直に保ち、ウ
ェーハの裏面をマイクロ波プラズマで照射し、ウェーハ
を面方向に回転させ且つ移動させながらウェーハの裏面
をプラズマエッチングすることを特徴とする。また、平
坦加工装置は、固定リングをX方向にスライド可能に設
けたスライダと、固定リングに回転可能に設けられてい
る回転リングと、回転リングの内周側に設けられ、鉛直
方向に起立したウェーハのエッジ部を掴む固定保持部及
び可動保持部と、エッチングガスのプラズマ化により発
生したラジカル種をウェーハの裏面に向けて送り出すガ
ス供給管を備えていることを特徴とする。本発明に従っ
て平坦加工されるウェーハとしては、Siウェーハは勿
論,GaAs等の化合物半導体ウェーハ等がある。
な設備構成をもつ装置が使用される。被加工材であるウ
ェーハ7は、エッジ部が保持具8で鉛直に保持され、反
応チャンバ9にセットされる。ウェーハ7を鉛直状態で
保持するため、自重による撓み変形等が抑制され、特に
大径化する傾向が著しいウェーハの加工に適している。
保持具8は、たとえば円周方向に等間隔でウェーハ7の
エッジ部をつかみ、移動機構(図3)に支持されてお
り、ウェーハ7の裏面をエッチングできるように移動可
能になっている。反応チャンバ9を貫通するガス供給管
10は、ウェーハ7の裏面に向けてエッチングガス11
を送り込むように、ウェーハ7の裏面に臨む位置まで延
びている。ガス供給管10内を通過するエッチングガス
11がマイクロ波励起によってプラズマ化されるよう
に、マグネトロン12から延びた導波管13がガス供給
管10を取り囲んでいる。プラズマ化により発生したラ
ジカル種5は、ガス供給管10からウェーハ7の裏面に
同時に供給され、ウェーハ7の裏面エッチングに使用さ
れる。ウェーハ7の裏面は、多少のダメージがあっても
支障がないので大きなプラズマ出力で加工できる。その
ため、加工効率が向上すると共に、デバイスの製造工程
に悪影響を及ぼすメタル等の不純物をダメージ部分に捕
捉するゲッタリング効果も得られる。
ためにウェーハ7を移動させる手段としては、図3に示
す機構が採用できる。この機構は、ウェーハ7のエッジ
を掴む二つの固定保持部14,14と一つの可動保持部
15を内周側に設けた回転リング16を備えている。回
転リング16は、転動可能にXスライド17に配置され
た固定リング18に挟持された状態で取り付けられてい
る。ウェーハ7を固定保持部14,14に載せた後、可
動保持部15をウェーハ7に押し付けることによりウェ
ーハ7を保持する。回転リング16を転動させると同時
に固定リング18を移動させながらX−θ制御すること
により、ウェーハ7の任意の箇所をガス供給管10の開
口部に臨ませることができる。このようにウェーハ7を
電極に設置する必要がないマイクロ波励起のプラズマを
使用したエッチングの利点を活用し、ウェーハ7をエッ
ジ部で掴み、ガス供給管10から送り出されるラジカル
種5にウェーハ7の裏面を曝すことにより、ウェーハ7
の裏面を平坦加工することが可能になる。
60μmのウェーハを切り出し、ラッピング,ポリッシ
ングしたウェーハを用意した。ウェーハを図3で説明し
た移動機構にセットし、次の条件下でウェーハ裏面をプ
ラズマエッチングした。周波数2.45GHz,電力1
KWのマイクロ波でエッチングガスSF6 を励起し、プ
ラズマを発生させた。プラズマ化により発生したラジカ
ル種5を、ガス供給管10を介して真空度5トールのチ
ャンバ9内に配置されたウェーハ7の裏面に供給した。
なお、ガス供給管10の開口部とウェーハ7の表面との
間の間隔は、5mmに設定した。この条件でエッチング
されたウェーハ表面を観察したところ、仕上げポリッシ
ュの必要がない清浄で平滑な表面状態であった。また、
ウェーハ表面に作り込まれるデバイスに悪影響を与える
ことがない裏面がプラズマエッチングされるため、高出
力のプラズマが使用され、従来のエッチングに比べ格段
に早い速度での加工が可能になった。
工方法においては、エッジ部を把持してウェーハを所定
の位置関係に保持し、エッチングガスのプラズマ化で発
生したラジカル種をウェーハ裏面に供給することによ
り、ウェーハ表面にチャック等を物理的に接触させるこ
となく、ウェーハ裏面を平坦加工している。そのため、
裏面の加工に伴って表面に疵,汚染等が生じることが防
止される。また、裏面に対するエッチングであるため、
プラズマ出力を高くすることができ、加工効率が向上す
る。
ラズマエッチングしている状態の説明図
ック兼用電極 4:プラズマ 5:ラジカル種
6:供給管 7:ウェーハ 8:保持具 9:反応チャンバ 10:ガス供給管 11:エッ
チングガス 12:マグネトロン 13:導波管
14:固定保持部 15:可動保持部 16:回転リング 17:Xスライダ 18:固定
リング
Claims (2)
- 【請求項1】 両面が開放されているウェーハのエッジ
部を把持してウェーハを鉛直に保ち、ウェーハの裏面を
マイクロ波プラズマで照射し、ウェーハを面方向に回転
させ且つ移動させながらウェーハの裏面をプラズマエッ
チングすることを特徴とするプラズマエッチングによる
ウェーハの平坦加工方法。 - 【請求項2】 固定リングをX方向にスライド可能に設
けたスライダと、固定リングに回転可能に設けられてい
る回転リングと、回転リングの内周側に設けられ、鉛直
方向に起立したウェーハのエッジ部を掴む固定保持部及
び可動保持部と、エッチングガスのプラズマ化により発
生したラジカル種をウェーハの裏面に向けて送り出すガ
ス供給管を備えていることを特徴とするプラズマエッチ
ングによる平坦加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18088097A JP3286563B2 (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | プラズマエッチングによる平坦加工方法及び加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18088097A JP3286563B2 (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | プラズマエッチングによる平坦加工方法及び加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1126431A JPH1126431A (ja) | 1999-01-29 |
JP3286563B2 true JP3286563B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=16090960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18088097A Expired - Fee Related JP3286563B2 (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | プラズマエッチングによる平坦加工方法及び加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3286563B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5272051B2 (ja) * | 2011-07-20 | 2013-08-28 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 荷電粒子線装置 |
-
1997
- 1997-07-07 JP JP18088097A patent/JP3286563B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1126431A (ja) | 1999-01-29 |
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