JP3285488B2 - 燃料分配管のリード線配線装置 - Google Patents

燃料分配管のリード線配線装置

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JP3285488B2 JP08768796A JP8768796A JP3285488B2 JP 3285488 B2 JP3285488 B2 JP 3285488B2 JP 08768796 A JP08768796 A JP 08768796A JP 8768796 A JP8768796 A JP 8768796A JP 3285488 B2 JP3285488 B2 JP 3285488B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の燃料噴
射装置に用いられる燃料分配管において、管本体の内部
にリード線を配線するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の直列4気筒内燃機関に
おいては、従来、図12に示すような燃料分配管31が
使用されている。この燃料分配管31は、燃料タンク
(図示略)に接続される管本体32と、インジェクタ
(燃料噴射弁,図示略)が取り付けられる4つのインジ
ェクタ取付部33とから樹脂材料で一体成形されてい
る。管本体32の上面には入力側コネクタ34が形成さ
れ、各インジェクタ取付部33の下面には出力側コネク
タ35が設けられている。
【0003】管本体32の内部には、インジェクタに制
御電流を流す5本のリード線36が縦横に埋設されてい
る。従来のリード線配線装置37は管軸方向に長い樹脂
製のホルダ38を備え、このホルダ38の一面にはリー
ド線36を所定の間隔で位置決めする5本の溝39が形
成されている。また、管軸方向のリード線36と管径方
向のリード線36とが交差する2箇所では、各リード線
36の間に絶縁チップ40を挿入することで、交差部の
短絡防止が計られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リード線配線装置37によると、交差部を絶縁するため
に別部品である小さな絶縁チップ40を2個も挿入する
必要があって、組付作業に手間がかかるばかりでなく、
運搬時に絶縁チップ40がずれやすく、絶縁不良品が発
生する可能性も高くなるという問題があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、別部品を用いる
ことなく、リード線交差部の短絡を確実に防止できる燃
料分配管のリード線配線装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明に係るリード線配線装置は、管本
体に入力側コネクタと複数の出力側コネクタとを設ける
とともに、各コネクタの間に複数本のリード線を縦横に
埋設してなる燃料分配管において、管軸方向に長い絶縁
材料からなるホルダを備え、ホルダの一方側の面に管径
方向のリード線を保持する保持部を設け、ホルダの反対
側の面には管軸方向のリード線を保持する保持部を設
け、各リード線の交差部をホルダの一部で絶縁して構成
される。
【0007】また、請求項2の発明に係るリード線配線
装置は、各保持部にリード線を位置決めする溝と、リー
ド線を溝内に固定する手段とを設けて構成される。固定
手段としては、リード線とホルダとをスポット溶着する
もの、又は、リード線が溝内に無理嵌めされるような突
起、或は、リード線を数箇所で掛止する爪等の手段を例
示できる。また、リード線を管本体にインサート成形す
る際に、リード線が変形して溝から浮き出ないように、
ホルダの両面に樹脂等の絶縁皮膜を設け、その一部で溝
を埋めるような手段も採用可能である。
【0008】また、請求項3の発明に係るリード線配線
装置は、管径方向の複数本のリード線を切離可能な短絡
部により一体に連結し、管軸方向の複数本のリード線を
切離可能な短絡部により一体に連結して構成される。な
お、短絡部はリード線をホルダに保持した後に切断さ
れ、これによってリード線相互が電気的に分離される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動車の直列4気
筒内燃機関に用いられる燃料分配管に具体化した一実施
形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3は燃料分配
管の全体的な構成を示すものである。本実施形態の燃料
分配管1は、燃料タンクに接続される管本体2と、イン
ジェクタが取り付けられる4つのインジェクタ取付部3
とから、樹脂材料で一体成形されている。管本体2には
先端が閉じた燃料通路4が形成され、インジェクタ取付
部3には燃料通路4に略直角に交差して連通する分岐孔
5が貫設されている。
【0010】管本体2の中央部には、電子制御装置に接
続される入力側コネクタ6が設けられ、各インジェクタ
取付部3には、インジェクタに接続される出力側コネク
タ7が入力側コネクタ6とは逆向きに設けられている。
管本体2の内部には、インジェクタに制御電流を流す5
本のリード線8A,8B,8C,8D,8Eが、インサ
ート成形法により各コネクタ6,7の間を延びるように
縦横に埋設されている。リード線8A〜8Eの両端に
は、入力側コネクタ6内に露出する入力端子9と、出力
側コネクタ7内に露出する出力端子10とが設けられて
いる。なお、8Aは全インジェクタに共通の負極用リー
ド線であり、8B,8C,8D,8Eは各インジェクタ
毎に独立した正極用リード線である。
【0011】図4はリード線8A〜8Eの製作時の形状
を示すものである。5本のリード線8A〜8Eは、配線
時及びインサート成形時に容易に取り扱いできるよう
に、管軸方向に延びる3本のリード線8A,8B,8C
と、管径方向に延びる2本のリード線8D,8Eとに2
分割してプレス成形されている。管軸方向のリード線8
A,8B,8Cは両端の短絡部11により一体に連結さ
れ、管径方向のリード線8D,8Eは一端の短絡部12
により一体に連結されている。短絡部11,12は金型
の外側に位置するため、これらは樹脂材料中に埋設され
ない。従って、樹脂成形後も幅狭かつ薄肉の切離部13
を介してリード線8A〜8Eに接続された切離部13を
折り曲げるなどして容易に切除できるようになってい
る。なお、管径方向のリード線8D,8Eには、管軸方
向のリード線8A,8B,8Cを跨ぐ跨橋部14が折曲
形成されている。
【0012】図5〜図11はリード線配線装置を示すも
のである。本実施形態の配線装置16は管軸方向に長い
樹脂板からなるホルダ17を備えている。図5〜図7に
示すように、ホルダ17の一方側の面(便宜上、以下表
面と呼ぶ)には、管径方向のリード線8D,8Eが嵌合
する保持部としての2本の溝20が形成されている。溝
20の管径方向部分はリード線8D,8Eの跨橋部14
を挟むようにホルダ17に突設した一対の突起21によ
って形成されている。そして、リード線8D,8Eは溝
20と突起21とにより管軸方向及び管径方向に位置決
めされるとともに、超音波溶着機等による複数のスポッ
ト溶着箇所22にて溝20内に離脱不能に固定されてい
る。
【0013】図8〜図11に示すように、ホルダ17の
反対側の面(便宜上、以下裏面と呼ぶ)には、管軸方向
のリード線8A,8B,8Cが嵌合する保持部としての
3本の溝18が形成されている。リード線8A,8B,
8Cは溝18により管軸方向及び管径方向に位置決めさ
れるとともに、複数のスポット溶着箇所19にて溝18
内に固定されている。そして、管径方向のリード線8
D,8Eと管軸方向のリード線8A,8B,8Cとをホ
ルダ17の表面及び裏面に別々に保持することによっ
て、各リード線8A〜8Eの交差部がホルダ17の一部
により絶縁されている。
【0014】ホルダ17の表面及び裏面には、樹脂製の
絶縁皮膜23,24が塗着され(図3参照)、その一部
は溝18,20に充填されている。ホルダ17の表裏両
面には、それ自身の変形を防止するための複数本のリブ
25が管軸方向に延びるように形成されている。また、
ホルダ17の表面には、これを射出成形型(図示略)の
所定位置に支持するための多数の脚部26(図5、図7
等参照)が設けられている。
【0015】次に、上記のように構成された燃料分配管
1の製造方法について説明する。まず、リード線製作工
程において、1枚の金属板がプレスで打ち抜かれ、5本
のリード線8A〜8Eが、図4に示すように、管軸方向
のリード線8A,8B,8Cと、管径方向のリード線8
D,8Eとに2分割してプレス成形される。
【0016】次いで、配線工程において、図5に示すよ
うに、管径方向のリード線8D,8Eがホルダ17表面
の溝20に装着されるとともに、図8に示すように、管
軸方向のリード線8A,8B,8Cがホルダ17裏面の
溝18に装着される。これにより、リード線8A〜8E
の交差部が、図7に示すように、ホルダ17の一部を利
用して絶縁される。従って、従来とは異なり、絶縁用の
別部品を用いる必要がなく、それが運搬時にずれるおそ
れもなく、交差部を極めて簡単な作業で確実に絶縁する
ことができる。また、相交差する2組のリード線がそれ
ぞれ短絡部11,12で予め一体化されているため、3
本又は2本を一括してホルダ17に容易に装着すること
ができる。
【0017】この装着状態で、次に、各リード線8A〜
8Eがスポット溶着により溝20,18内に固定された
後、図3に示すように、ホルダ17の表裏両面に絶縁皮
膜23,24が設けられ、その一部によって溝20,1
8が埋められる。これにより、運搬時にリード線8A〜
8Eが溝20,18から離脱したり、インサート成形時
にリード線8A〜8Eが射出圧で変形したりする不具合
を確実に防止することができる。なお、短絡部11,1
2はスポット溶着後にリード線8A〜8Eから切り取ら
れ、リード線8A〜8E相互が電気的に分離される。
【0018】続いて、インサート成形工程において、リ
ード線8A〜8Eを装着したホルダ17が射出成形型の
所定位置にセットされる。そして、管本体2及びインジ
ェクタ取付部3が樹脂材料で射出成形されると同時に、
管本体2にリード線8A〜8E及びホルダ17が埋設さ
れる。このとき、リード線8A〜8Eはホルダ17の溝
20,18により全長にわたって所定の間隔で強固に保
持されているから、樹脂材料の圧力でリード線8A〜8
E同志が接触するおそれがなく、各部の短絡を確実に防
止して、不良品の発生を抑制することができる。
【0019】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、例えば次のように、発明の趣旨から逸脱
しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)保持部としての複数のピンをホルダの両面に突設
し、ピンでリード線を挟んで保持してもよい。 (2)固定手段として接着剤を用い、接着剤でリード線
を溝内に固着してもよい。 (3)直列4気筒内燃機関用の燃料分配管に限らず、2
〜12気筒又はそれ以上の各種内燃機関用のリード線内
蔵型の燃料分配管にも適用可能である。 (4)前記リード線の正極と負極は逆でもよい。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、リード線の交差部をホルダの一部で絶縁するの
で、別部品を用いることなく、リード線交差部の短絡を
簡単かつ確実に防止することができる。
【0021】上記効果に加え、請求項2の発明によれ
ば、リード線を溝に位置決めして固定するので、リード
線の離脱及び変形を確実に防止することができる。
【0022】また、請求項3の発明によれば、相交差す
る2組のリード線をそれぞれ短絡部で一体に連結したの
で、複数本を一括してホルダに容易に装着することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の燃料分配管を示す正面図で
ある。
【図2】同燃料分配管の平面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】同燃料分配管のリード線を示す正面図である。
【図5】同燃料分配管のリード線配線装置を示す正面図
である。
【図6】同配線装置のホルダを示す正面図である。
【図7】図5のVII−VII線断面図である。
【図8】同配線装置の背面図である。
【図9】同配線装置のホルダを示す背面図である。
【図10】図8のX−X線断面図である。
【図11】図8のXI−XI線断面図である。
【図12】従来の燃料分配管のリード線配線装置を示す
正面図である。
【符号の説明】
1 燃料分配管 2 管本体 3 インジェクタ取付部 6 入力側コネクタ 7 出力側コネクタ 8A〜8C 管軸方向のリード線 8D,8E 管径方向のリード線 11,12 短絡部 13 切離部 16 リード線配線装置 17 ホルダ 18,20 溝 19,22 スポット溶着箇所 23,24 絶縁皮膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 進 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−172016(JP,A) 特開 平7−197873(JP,A) 特開 平8−28396(JP,A) 実開 昭60−10877(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 51/02 F02M 55/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管本体に入力側コネクタと複数の出力側
    コネクタとを設けるとともに、各コネクタの間に複数本
    のリード線を縦横に埋設してなる燃料分配管において、
    管軸方向に長い絶縁材料からなるホルダを備え、ホルダ
    の一方側の面に管径方向のリード線を保持する保持部を
    設け、ホルダの反対側の面には管軸方向のリード線を保
    持する保持部を設け、各リード線の交差部をホルダの一
    部で絶縁してなる燃料分配管のリード線配線装置。
  2. 【請求項2】 各保持部に、リード線を位置決めする溝
    と、リード線を溝内に固定する手段とを設けた請求項1
    記載の燃料分配管のリード線配線装置。
  3. 【請求項3】 管径方向の複数本のリード線を切離可能
    な短絡部により一体に連結し、管軸方向の複数本のリー
    ド線を切離可能な短絡部により一体に連結した請求項1
    記載の燃料分配管のリード線配線装置。
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