JP3283100B2 - カバー式内視鏡 - Google Patents

カバー式内視鏡

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JP3283100B2
JP3283100B2 JP13622293A JP13622293A JP3283100B2 JP 3283100 B2 JP3283100 B2 JP 3283100B2 JP 13622293 A JP13622293 A JP 13622293A JP 13622293 A JP13622293 A JP 13622293A JP 3283100 B2 JP3283100 B2 JP 3283100B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カバー用内視鏡を内視
鏡カバーに挿入して使用するカバー式内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡は工業分野・医療分野など
において広く利用されている。特に、医療分野で使用さ
れる内視鏡は、患者の体腔内に挿入されたとき挿入部や
先端部に体液などが付着する。このため、一度患者に使
用した内視鏡は、洗浄・滅菌処理などを施すことによっ
て感染症などを確実に防ぐ必要があった。
【0003】最近、内視鏡自体をカバー(以下内視鏡カ
バーと記載)で覆い体腔内に挿入する一方、床例毎にこ
の内視鏡カバーを交換・廃棄することで使用後の内視鏡
の洗浄・消毒を簡略化するようにした、いわゆる、カバ
ー式内視鏡が採用されている。
【0004】このカバー式内視鏡は、患者の体腔内に開
口する先端開口部及び各管路を内視鏡カバー側に設け、
患者の体腔内で開口させる必要の無い観察手段、照明手
段をカバー用内視鏡側に設けている。
【0005】すなわち、内視鏡検査を行う際、カバー用
内視鏡を内視鏡カバーに挿通した状態で体腔内の検査・
処置などを行なうので、検査・処置中に内視鏡に体液な
どが付着することが無くなると共に、検査・処置終了後
に内視鏡カバーを廃棄することで症例毎の洗滌、或は、
消毒に要する時間を大幅に削減して使用効率を向上させ
ることができる。
【0006】そして、例えば、特開平3―193023
号公報や特開平4―359218号公報に示すカバー式
内視鏡では、内視鏡カバーに挿通したカバー用内視鏡の
観察系の対物光学系端面及び照明光学系端面が略同一平
面内に収まるように形成していた。このため、カバー用
内視鏡を内視鏡カバーに配設したとき、対物光学系端面
とレンズカバーとの間隔及び照明光学系端面とレンズカ
バーとの間隔は、密着した状態か、もしくは、同一間隔
となるように設定されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カバー
用内視鏡を製作する過程で前記観察系の対物光学系端面
及び照明光学系端面を略同一平面内に収めるように形成
することは非常に難しい作業であるため、対物光学系端
面と照明光学系端面との位置関係にバラツキが生じてい
た。
【0008】同様に、内視鏡カバーの製作過程でカバー
用内視鏡の対物光学系及び照明光学系に対応するレンズ
カバー内側面を同一面に設定することは非常に難しい作
業であった。
【0009】一方、内視鏡カバーのレンズカバー内側面
とカバー用内視鏡の対物光学系端面及び照明光学系端面
との間隔との関係が考慮されていなかったため、カバー
用内視鏡と内視鏡カバーとの組み合わせ方によってはレ
ンズカバーと対物光学系端面との間隔がレンズカバーと
照明光学系端面との間隔よりも広くなってしまうことが
あった。
【0010】レンズカバーと対物光学系端面との間隔
は、対物光学系の視野範囲の変化(バラツキ)を少なく
するためには極力少ない方が良い(理想的には、空気層
が介在しない間隔=0が良い)。これに対して、レンズ
カバーと照明光学系端面との間隔は、照明範囲の変化
(視野では配光むらとして現れる)に影響はあるが、照
明範囲は観察範囲に比べて一般的に広く設定されている
ので、対物光学系に比べると影響が少なく、レンズカバ
ーと照明光学系端面との間隔がある一定値(0.3m
m)以下であれば、光学性能の著しいバラツキは発生し
ない
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、レンズカバーと対物光学系端面との間隔がレンズ
カバーと照明光学系端面との間隔よりも広くなってしま
うことによって発生する光学性能のバラツキを無くし
て、良好な観察視野を得られるカバー式内視鏡を提供す
ることを目的にしている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるカバー式内
視鏡は、透明なレンズカバーを備えた内視鏡カバーに観
察系として対物光学系及び照明光学系を備えたカバー用
内視鏡を挿入して一体的に使用するカバー式内視鏡にお
いて前記内視鏡カバーに挿入したカバー用内視鏡の対
物光学系からレンズカバーまでの間隔をカバー用内視鏡
の照明光学系からレンズカバーまでの間隔より狭く形成
すると共に、照明光学系からレンズカバーまでの間隔を
0.3mm以下になるように設定したことを特徴とす
る。 また、上記内視鏡カバーに挿入したカバー用内視鏡
の対物光学系からレンズカバーまでの間隔を、対物光学
系先端面がレンズカバー内面に接触することのないよう
に設定したことを特徴とする。
【0013】
【作用】この構成で、カバー用内視鏡を内視鏡カバーに
挿入したとき、カバー用内視鏡の対物光学系端面から内
視鏡カバーのレンズカバーまでの間隔がカバー用内視鏡
の照明光学系端面から内視鏡カバーのレンズカバーまで
の間隔より狭く配設される。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図4は本発明の第1実施例に係り、図
1はカバー式内視鏡を用いた内視鏡装置の概略構成を示
す説明図、図2は内視鏡カバーの挿入部カバー部にカバ
ー用内視鏡を装着した状態を示す断面図、図3はカバー
用内視鏡を挿入した内視鏡カバーの正面図、図4は内視
鏡カバーの挿入部カバー部に装着したカバー用内視鏡の
対物光学系と照明光学系との位置関係を示す断面図であ
る。なお、本実施例において、カバー用内視鏡は電子内
視鏡であり、内視鏡カバーはチャンネル付きのものを使
用する。
【0015】図1に示すように内視鏡装置1は、カバー
式内視鏡2を備えた装置であり、このカバー式内視鏡2
は、内視鏡カバー3と、この内視鏡カバー3に挿抜する
カバー用内視鏡4とから構成されている。
【0016】前記カバー用内視鏡4は、予め、滅菌され
た内視鏡挿入部41を被覆する挿入部カバー部3a、内
視鏡操作部4bを被覆する操作部カバー部3b、内視鏡
操作部4bから延出するユニバーサルコード4cを被覆
するユニバーサルコードカバー部3cによって構成され
る汚染防止用の内視鏡カバー3によって被覆されるよう
になっている。また、内視鏡装置1には前記カバー式内
視鏡2と接続される各種周辺機器などを内設したカート
5と、前記カバー式内視鏡2を保持するカバー保持具6
とが備えられている。
【0017】前記カート5には、例えば、カバー用内視
鏡4に照明光を供給する光源装置7,カバー用内視鏡4
に内蔵した撮像手段の駆動及び撮像手段から出力された
信号の処理を行い、標準的な映像信号に変換してモニタ
8aへ出力するビデオプロセッサ8、送気管路9a,送
水管路9b,吸引管路9cなどを介して送気・送水・吸
引を行う流体制御装置9、内視鏡カバー3にカバー用内
視鏡4などを挿入する際に使用する内視鏡カバー拡張器
(以下、拡張器と略記する)10などが収納されてい
る。なお、この拡張器10からは内視鏡カバー3に空気
を送り込むための拡張チューブ10aが延出されて、後
述する拡張チューブ口体に接続されるようになってい
る。
【0018】また、カバー保持具6は、カバー用内視鏡
4を内視鏡カバー3に挿入・抜去する際、挿入部カバー
部3aの基端部である内視鏡操作部固定用口体部(以下
固定用口体部と記載)11をカバー保持部6aで保持す
るものである。
【0019】図2に示すように内視鏡カバー3の挿入部
カバー部3aにはカバー用内視鏡4の挿入部41が挿入
されている。図に示すように挿入部カバー部3aは、手
元側に配設した固定用口体部11と先端側に配設した先
端構成部12とを可撓性を有する材料で形成したカバー
外皮13で気密的に連結している。
【0020】前記固定用口体部11にはカバー用内視鏡
4の挿入部41を挿通させるための内視鏡挿通用透孔4
2や吸引管路を兼ねた鉗子チャンネル43、送気・送水
用チャンネル44などが挿通されている。カバー用内視
鏡4の観察系の対物光学系45及び図示しない照明光学
系が配設されている先端部が挿入される内視鏡カバー3
aの先端構成部11には図3に示すようにレンズカバー
14や送気送水ノズル15が設けられている。
【0021】なお、固定用口体部11には鉗子挿入口体
43a及び拡張チューブ口体47が設けられている。
【0022】図4に示すように内視鏡カバー3の挿入部
カバー部3aには、例えば、対物光学系用窓14aと照
明光学系用窓14bとを一体的に形成した透明なレンズ
カバー14を配設している。なお、このカバーカラス1
4は、対物光学系用窓14aと照明光学系用窓14bと
が同一面となるように形成してある。
【0023】一方、カバー用内視鏡4の内部に配設され
ている対物光学系45は、フレア絞り,間隔管及び複数
のレンズを組み合わせた対物レンズ群45aと、固体撮
像素子,電気回路基板の組み合わせからなる撮像素子部
45bと、信号ケーブル束45cなどで形成されてい
る。
【0024】また、照明光学系46は、照明レンズ46
a,ライトガイドファイバ束46bから形成されてい
る。
【0025】そして、前記カバー用内視鏡4の対物光学
系45の先端面を照明光学系46の先端面より突出させ
て配設している。このため、対物光学系45の先端面と
レンズカバー14との間隔は、対物光学系45とレンズ
カバー14とを密着させることによりX=0となり、照
明光学系の先端面とレンズカバー14との間隔がY1,
Y2 だけ形成されることになる。
【0026】上述のように構成されているカバー式内視
鏡2の作用を説明する。内視鏡カバー3の挿入部カバー
部3aをカバー保持具6に取り付けて拡張チューブ口体
47に拡張チューブ10aを接続して内視鏡挿入用チャ
ンネル内に送気しながらカバー用内視鏡4の挿入部41
に配設した対物光学系45の先端面が挿入部カバー部3
aに配設したレンズカバー14に当接するまで挿入して
いく。すると、レンズカバー14の対物光学系用窓14
aにカバー用内視鏡4の対物光学系45の先端面が密着
し、照明光学系用窓14bにはカバー用内視鏡4の照明
光学系46が間隔Y(Y1 ,Y2 )で挿入される。
【0027】すなわち、レンズカバー14の対物光学系
用窓14aから対物光学系先端面までの間隔Xと照明光
学系用窓14bから照明光学系先端面までの間隔Yとの
関係は、X(=0)<Yの関係となって配置されてい
る。
【0028】そして、挿入部カバー部3aにカバー用内
視鏡4を挿入した後、図示しない係止手段で挿入部カバ
ー部3aとカバー用内視鏡4とを固定し、内視鏡操作部
4bに操作部カバー3bを被覆すると共に、ユニバーサ
ルコード4cにユニバーサルコードカバー3cを被覆し
て検査・処置を行い、検査・処置終了後に装着時とは逆
の手順で内視鏡カバー3を取り外して廃棄する。
【0029】このように、カバー用内視鏡に配設した対
物光学系の先端面を照明光学系の先端面より所定の寸法
範囲内で突出させると共に、同一平面のレンズカバーを
配設した内視鏡カバーに前記カバー用内視鏡を装着して
対物光学系用窓から対物光学系先端面までの間隔Xと照
明光学系用窓から照明光学系先端面までの間隔Yとの関
係をX<Yとすることによって、カバー用内視鏡の対物
光学系に入射する光線の空気層での屈折による広がりが
無くなる(本実施例の場合X=0)ので、内視鏡レンズ
カバーの対物光学系用窓の外形を対物光学系先端面の外
形よりわずかに大きくするだけで視野範囲が狭められ、
配光むらによる観察系の光学性能にバラツキを発生させ
ることなく、良好な観察視野を得ることができる。
【0030】また、内視鏡レンズカバーの対物光学系用
窓の外形を対物光学系先端面の外形よりわずかに大きく
するだけで良いので、内視鏡カバーの外形を小さくする
ことが可能になる。
【0031】なお、実験結果より、照明光学系用窓と照
明光学系先端面との間隔を X<Y≒0.3mm と設定することによって良好な観察視野を得られること
がわかっている。
【0032】ここで、前述の第1実施例に使用したレン
ズカバー14の構成及び作用を説明する。図3及び図5
(a)に示すように挿入部カバー部3aの先端構成部1
2に配設されているレンズカバー14は、同一厚みdで
略半円形状に形成され、対物光学系用窓14aと、この
対物光学系用窓14aの両脇に隣接する照明光学系用窓
14bとを薄肉(厚み0.1mm以下)な金属性遮光板
14cで仕切って形成することによって照明光によるフ
レアを防止している。
【0033】また、図5(b)に示すように、例えば、
直方体のレンズカバー14′を使用するときなどには、
照明光学系用窓部14′bを残して中央に対物光学系用
14′a用の切り欠き部14dを形成し、対物光学系用
窓部14′aを嵌合することによって、この対物光学系
用窓部14′aと照明光学系用窓部14′bとを一体的
に備えるレンズカバー14′の厚みをd1 >d2 に変化
させることができる。なお、照明光学系用窓部14′a
の両脇に遮光部材14cを配設して切り欠き部14dに
嵌合させて照明光によるフレアを防止している。
【0034】このように、レンズカバーを対物光学系用
窓,照明光学系用窓及び遮光部材で一体的に形成するこ
とによって、内視鏡カバーの先端構成部に対物光学系用
窓及び照明光学系用窓のための取付け穴を所定間隔をと
って形成する必要が無くなると共に、一つの取付け穴に
薄い遮光部材を配設して形成したレンズカバーを配設す
ることにより、内視鏡カバーの先端構成部の外形を小型
化することができる。
【0035】また、遮光部材を黒色の接着剤とすること
によって、対物光学系用窓と照明光学系用窓との境界面
の形状を任意に設定することができるので、一体的に形
成したレンズカバーの形状も略半円形や直方体に限定さ
れることなく、自由に設定することが可能である。さら
に、対物光学系用窓と照明光学系用窓は例えば、長方
形、菱形等で同一形状でも良い。又レンズカバーの材質
は、ポリカーボネートやメタクリル樹脂などの樹脂材料
でもよいし、BSL7等のガラスであってもよい。又、
表面に反射防止コートや紫外線、赤外線、レーザー光等
をカットするように表面処理を施したものでもよい。カ
バー用内視鏡の対物光学系、照明光学系は必ずしも凹
面、凸面等のレンズ状でなく、平板やファイバーバンド
ル端であってもよい。
【0036】図6を参照して本発明の第2実施例を説明
する。本実施例においては、内視鏡カバー3の挿入部カ
バー部3aに突き当て面21を形成し、カバー用内視鏡
4に前記突き当て面21と当接する突き当て部51を形
成している。また、カバー用内視鏡4の対物光学系45
及び照明光学系46の先端面をカバー用内視鏡4の先端
面より突出させ、対物光学系45の対物レンズ群45a
の全周をレンズ枠52で覆う一方、照明光学系46の突
出部の周囲全周に遮光剤53を塗布している。
【0037】なお、前記レンズ枠52は、内側面を遮光
処理した薄肉の金属リングで形成したものであり、対物
光学系45の先端面から例えば0.1mm突出して配設
している。
【0038】また、このレンズ枠52は、カバー用内視
鏡4の突き当て部51が挿入部カバー部3aの突き当て
面21に当接したとき(図の状態)、前記レンズ枠52
がレンズカバー14aに当接しない位置関係となってい
る。
【0039】さらに、レンズカバー14の対物光学系用
窓14aから対物光学系45の先端面までの間隔X(X
<0.1)と、照明光学系用窓14bから照明光学系4
6の先端面までの間隔Y(=0.2)との関係がX<Y
となるように構成してある。
【0040】その他の構成及び作用は前記実施例と同様
であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
【0041】このように、内視鏡カバーにカバー用内視
鏡を挿入するとき、内視鏡カバーに形成した突き当て面
にカバー用内視鏡に形成した突き当て部を当接させて挿
入位置を決めることにより、カバー用内視鏡の対物光学
系の先端面と内視鏡カバーのレンズカバーとを接触させ
ることなく所望の位置に配設することができるのでカバ
ー用内視鏡の対物光学系のレンズの損傷を防止すること
ができる。
【0042】また、このとき、対物レンズ群より突出さ
せて設けたレンズ枠と照明光学系の突出面周囲全周を覆
った遮光剤とにより、対物光学系用窓と対物光学系先端
面との間に間隔Xの隙間が形成されていても照明レンズ
から照射される照明光の飛び込みを防止することができ
る。
【0043】なお、対物レンズ群の全周を覆うレンズ枠
の代わりに、対物レンズ群の全周の表面に黒色で0.0
3mm程度のリング状金属で形成したフレアシボリを塗
布したもの、或は、対物レンズ群の表面に遮光剤を塗布
しても同様の効果を得ることができる。その他の効果は
前記実施例と同様である。
【0044】図7を参照して本発明の第3実施例を説明
する。本実施例においてはカバー用内視鏡4に備えられ
ている対物光学系45の先端面と照明光学系46の先端
面との突出量が同一高さとなるように形成してあり、挿
入部カバー部3aに配設する同一厚みDの照明光学系用
レンズカバー14bを対物光学系用レンズカバー14a
に対して照明光学系用レンズカバー14bが対物光学系
用レンズカバー14aより内視鏡カバー先端面より突出
させて配設している。
【0045】すなわち、対物光学系用レンズカバー14
aから対物光学系先端面までの間隔X(X<0.1)と
照明光学系用レンズカバー14bから照明光学系先端面
までの間隔Yとの関係がX<Yとなるように構成してあ
る。
【0046】なお、前記内視鏡カバー先端面からの対物
光学系用レンズカバー14a及び照明光学系用レンズカ
バー14bの突出量を同一に形成する際には照明光学系
用レンズカバーの厚みを対物光学系用レンズカバーの厚
みより薄く形成したものを用いれば良い。その他の構成
及び作用・効果は前記実施例と同様であり、同部材には
同符号を付して説明を省略する。
【0047】図8を参照して前記第3実施例の変形例を
説明する。図に示すように本実施例においてはカバー用
内視鏡4に備えられている照明光学系46の先端面が対
物光学系45の先端面より突出している。しかし、この
場合、照明光学系用レンズカバー14bの厚みD1 を対
物光学系用レンズカバー14aの厚みD2 より薄く形成
しているので、対物光学系用レンズカバー14aから対
物光学系45の先端面までの間隔Xと照明光学系用レン
ズカバー14bから照明光学系46の先端面までの間隔
Yとの関係がX<Yとなるように構成されるようになっ
ている。その他の構成及び作用・効果は前記実施例と同
様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
【0048】なお、本実施例においては対物光学系45
の先端面を対物光学系用レンズカバー14aに密着させ
ているが、対物光学系45の先端面をレンズカバー14
aに当接させて密着状態にする代わりに、内視鏡カバー
内側面3Aとカバー用内視鏡先端面4Aとを突き当てて
挿入位置を決めるようにしている。
【0049】図9を参照して本発明の応用例を説明す
る。本実施例は、十二指腸内に挿入してファーター氏乳
頭などからカニュレーションするのに適する後方斜視1
5度などの視野中心を有する、いわゆる、側視タイプの
内視鏡に適用したものである。
【0050】図に示すように内視鏡カバー3の挿入部カ
バー部3aの側方にはカバー用内視鏡4の対物光学系4
5及び照明光学系46に対応して、同一厚みの対物光学
系用レンズカバー14a及び照明光学系用レンズカバー
14bが配設されている。また、カバー用内視鏡4の挿
入位置を位置決めするための突き当て面部90を挿入部
カバー部3aの内面部91に設けている。
【0051】一方、カバー用内視鏡4にはこのカバー用
内視鏡4の挿入位置を決めるための突き当て部92が設
けられている。また、カバー用内視鏡4の内部には対物
光学系45として側方に光軸を傾けるプリズム93を配
設した対物レンズ群45b及び図示しない撮像素子部な
どを配設し、照明光学系46として側方に中心軸を傾け
るようにJ字形状に湾曲させたライトガイドファイバ束
46b及び照明レンズ46aを配設している。さらに、
このカバー用内視鏡4の側方から対物光学系45の先端
面及び照明光学系46の先端面が対物光学系用レンズカ
バー14aから対物光学系45の先端面までの間隔X
と、照明光学系用レンズカバー14bから照明光学系4
6の先端面までの間隔Yとの関係がX<Yとなるように
対物光学系を照明光学系より突出させて配設している。
その他の構成及び作用・効果は前記実施例と同様であ
る。なお、対物光学系レンズ群先端部の突出部の周囲全
周及び照明光学系レンズ先端部の突出部の周囲全周に遮
光剤を塗布することによって、対物光学系用レンズカバ
ーと対物光学系先端面との間に隙間Xが形成されても、
照明レンズから照射される照明光の飛び込みを防止する
ことができる。
【0052】ところで、カバー用内視鏡を挿入する内視
鏡カバーは、一度使用したら廃棄される。このため、内
視鏡カバーができるだけ安価に製造されることが望まし
い。しかしながら、挿入部カバー部の先端構成部へのレ
ンズカバーを配設する作業が複雑なため、安価な内視鏡
カバーを提供することが難しかった。そこで、カバー用
内視鏡の挿入部を挿入する内視鏡カバーの挿入部カバー
部を以下のように構成することによって組み立て性を向
上させ、安価な内視鏡カバーを提供するようにした。
【0053】図10に示すように本実施例の挿入部カバ
ー部3aの先端構成部12は、レンズカバー14を配設
した先端カバー部材101を前記先端構成部12に形成
した先端カバー部材挿通用透孔102に嵌入して形成し
ている。
【0054】また、先端カバー部材101にはカバー用
内視鏡4を挿通するカバー用内視鏡挿通用透孔103が
形成され、この先端カバー部材101の先端部に対物光
学系用窓と照明光学系用窓とを仕切部材で仕切ることな
く一枚の薄肉(厚さ0.5mm程度)のレンズカバーで
形成した観察窓140を配設する一方、この先端カバー
部材外周と先端カバー部材挿通用透孔103との水密を
確保するOリング104などのシール部材を先端カバー
部材側面の外周面に配設している。さらに、この先端カ
バー部材側面の外周面に固定ビス105を設けて、この
先端カバー部材101のカバー用内視鏡挿通用透孔10
3に挿入したカバー用内視鏡4を固定することができる
ようにしている。なお、カバー用内視鏡4は、対物光学
系45が照明光学系46より突出して形成してある。そ
の他の構成は前記実施例と同様であり、同部材には同符
号を付して説明を省略する。
【0055】上述のように構成した内視鏡カバー3の挿
入部カバー部3aを使用したカバー式内視鏡2の作用を
説明する。内視鏡カバー3の挿入部カバー部3aをカバ
ー保持具6に取り付け、拡張チューブ口体47に拡張チ
ューブ10aを接続して内視鏡挿入用チャンネル内にエ
アーを送気してカバー用内視鏡4を挿入していく。する
と、このカバー用内視鏡4の挿入部先端が挿入部カバー
部3aに形成した先端カバー部材挿通用透孔103の開
口部から突出する。この状態で、カバー用内視鏡4の先
端部に先端カバー部材101を覆う。このとき、レンズ
カバー140に対してカバー用内視鏡4の対物光学系4
5を密着するように配設することにより、照明光学系4
6が所定の間隔Yで臨まれる。
【0056】ここで、固定ビス105によってカバー用
内視鏡4を先端カバー部材101に固定し、この先端カ
バー部材101を挿入部カバー部3aの所定位置に嵌入
することによって、レンズカバーと対物光学系先端面ま
での間隔Xと照明光学系先端面までの間隔Yとの関係が
X(=0)<Yの関係となる。
【0057】そして、図示しない操作部に操作部カバー
を被覆すると共に、ユニバーサルコードにユニバーサル
コードカバーを被覆して検査・処置を行い、検査・処置
終了後に装着時とは逆の手順で内視鏡カバーを取り外し
て廃棄する。
【0058】このように、仕切部材を配設しない薄肉の
レンズカバーを配設した先端カバー部材を先端構成部に
嵌入する別部材で形成し、カバー用内視鏡の対物光学系
をレンズカバーに密着させて使用するようにしたこと照
明光のフレア防止や視野けられ及び配光むらなどによる
光学性能の不具合を解消することができる。
【0059】また、カバー用内視鏡を内視鏡カバーに嵌
合する先端カバー部材にビスで確実に位置決め固定でき
るので、湾曲部を湾曲動作させたときにカバー用内視鏡
が内視鏡カバー内で移動すること無く検査することがで
きる。
【0060】ところで、カバー式内視鏡において、挿入
部カバー部に挿通されたカバー用内視鏡は、挿入部カバ
ー部に設けたカバー用内視鏡挿通用透孔にカバー用内視
鏡の先端部を嵌入して固定していた。
【0061】このため、すきまばめで固定したものでは
カバー式内視鏡を湾曲動作させた際、内視鏡カバーに装
着しているカバー用内視鏡の先端部が軸方向に移動して
視野けられや配光むらなどの光学性能が低下させる要因
となっていた。
【0062】また、摩擦部材を配設してこの摩擦力を利
用して安定的に固定するようにしたものでは、摩擦部材
を配設したことにより挿入時の力量を相当量必要とする
ため、所定の位置にカバー用内視鏡を装着することがで
きずに視野けられや配光むらなどの光学性能が低下させ
る要因となっていた。
【0063】そこで、以下のように内視鏡カバーを構成
することによって装着性が優れ、且つ、カバー式内視鏡
を湾曲動作させた際のカバー用内視鏡の装着部の軸方向
への移動を無くすことができる。
【0064】図11(a)に示すように本実施例の内視
鏡カバー3の挿入部カバー部3aは、内視鏡挿入用ルー
メン111と例えば一つの管路チャンネル用ルーメン1
12とを有するダブルルーメンチューブであり、管路チ
ャンネル用ルーメン112の手元側端部に管路チャンネ
ル112aとその周囲とを気密にするシール部材113
と、シリンジなどの加圧手段が接続可能な送気口金11
4を設け、内視鏡挿入ルーメン111の手元側端部にシ
ール部材115と拡張用チューブ口体116とを設けて
いる。
【0065】また、前記ダブルルーメンチューブで形成
された挿入部カバー部3aの内視鏡挿入ルーメン111
と管路チャンネル用ルーメン112との境界面部120
を空気圧によって変形可能なように他の構成部分より薄
肉に形成したり、或は、弾性部材で形成している。
【0066】なお、同図の(b)に示すように内視鏡挿
入用ルーメン111とカバー用内視鏡4との間隔を設け
ることによって、内視鏡挿入ルーメン111の手元側端
部にシール部材115と拡張用チューブ口体116とを
設け無い構造であっても良い。また、複数の管路チャン
ネルを設けるためにマルチルーメンチューブを挿入部カ
バー部3aに用いても良い。
【0067】上述のように構成した挿入部カバー部3a
を備えたカバー式内視鏡2の作用を説明する。まず、挿
入部カバー部3aへのカバー用内視鏡4の挿抜について
説明する。図11(a)及び図12(a)に示すように
カバー用内視鏡4を挿通・抜去する際、例えば、拡張用
チューブ口体116から内視鏡挿入ルーメン内に送気し
て内部を加圧して内視鏡挿入ルーメン111とカバー用
内視鏡4との間に隙間を形成して挿入を行う。なお、図
11(b)に示す挿入部カバー部3aでは初めから内視
内視鏡挿入ルーメン111とカバー用内視鏡4との隙間
が設けられているので通常の状態でカバー用内視鏡4の
挿抜を行なえる。
【0068】次に、図11(b)及び図12(b)に示
すようにカバー用内視鏡4を挿入部カバー部3aの所定
の位置まで挿入したら、このカバー用内視鏡4を位置決
め固定するために、送気口金114に加圧手段121を
接続して管路チャンネル用ルーメン内に送気する。する
と、送気された空気によって境界面部120が変形して
カバー用内視鏡4を内視鏡挿入ルーメン111に密着さ
せる。
【0069】このように、内視鏡カバーを複数のルーメ
ンを有するマルチルーメンチューブで形成すると共に、
各ルーメンとの境界面部を空気圧によって変形可能なよ
うに構成したことにより、カバー用内視鏡の内視鏡カバ
ーへの挿入及び抜去を容易、且つ、確実に行えると共
に、内視鏡カバーの境界面部を空気圧で変形させて挿入
されているカバー用内視鏡を内視鏡挿入ルーメンに密着
させることによって検査時のカバー用内視鏡の軸方向へ
の移動を無くすことができる。
【0070】また、検査時に挿入部カバー部とカバー用
内視鏡とが密着して一体化した状態となるので湾曲動作
をスムースに行うことができるので、挿入部を曲げた
り、捻ったりする下部消化管内への挿入・抜去を容易に
行うことができる。
【0071】さらに、図13に示すように内視鏡挿入用
ルーメン111と二つの管路チャンネル用ルーメン11
2a,112bと変形可能な境界面部120を形成した
加圧用ルーメン122とを備えたマルチルーメンチュー
ブで挿入部カバー部3aを形成することによって、この
加圧用ルーメン122の境界面部120を二点鎖線の位
置でカバー用内視鏡4の挿抜を行い、送気して境界面部
120を実線の位置に変形させてカバー用内視鏡4を固
定することにより、前記実施例のダブルルーメンチュー
ブと同様の作用及び効果を得ることができる。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、レンズカバーと対物光
学系端面との間隔がレンズカバーと照明光学系端面との
間隔よりも広くなってしまうことによって発生する光学
性能のバラツキを無くして、良好な観察視野を得られる
カバー式内視鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図4は本発明の第1実施例に係り、
図1はカバー式内視鏡を用いた内視鏡装置の概略構成を
示す説明図
【図2】内視鏡カバーの挿入部カバー部にカバー用内視
鏡を装着した状態を示す断面図
【図3】カバー用内視鏡を挿入した内視鏡カバーの正面
【図4】内視鏡カバーの挿入部カバー部に装着したカバ
ー用内視鏡の対物光学系と照明光学系との位置関係を示
す断面図
【図5】レンズカバーの構成を示す説明図
【図6】本発明の第2実施例に係る挿入部カバー部に装
着したカバー用内視鏡の対物光学系と照明光学系との位
置関係を示す断面図
【図7】本発明の第3実施例に係る挿入部カバー部に装
着したカバー用内視鏡の対物光学系と照明光学系との位
置関係を示す断面図
【図8】本発明の第3実施例の変形例に係る挿入部カバ
ー部に装着したカバー用内視鏡の対物光学系と照明光学
系との位置関係を示す断面図
【図9】本発明の応用例に係る側視型内視鏡を挿入部カ
バー部に装着したときの対物光学系と照明光学系との位
置関係を示す断面図
【図10】挿入部カバー部の他の構成例を示す断面図
【図11】ダブルルーメンチューブで形成した挿入部カ
バー部を示す断面図
【図12】図11のA―A断面図及びB―B断面図
【図13】マルチルーメンチューブで形成した挿入部カ
バー部を示す断面図
【符号の説明】
3…内視鏡カバー 14…レンズカバー 45…対物光学系 46…照明光学系 X…カバー用内視鏡の対物光学系からレンズカバーまで
の間隔 Y…カバー用内視鏡の照明光学系からレンズカバーまで
の間隔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明なレンズカバーを備えた内視鏡カバ
    ーに観察系として対物光学系及び照明光学系を備えたカ
    バー用内視鏡を挿入して一体的に使用するカバー式内視
    鏡において、 前記内視鏡カバーに挿入したカバー用内視鏡の対物光学
    系からレンズカバーまでの間隔カバー用内視鏡の照明
    光学系からレンズカバーまでの間隔より狭く形成すると
    共に、照明光学系からレンズカバーまでの間隔を0.3
    mm以下になるように設定したことを特徴とするカバー
    式内視鏡。
  2. 【請求項2】 上記内視鏡カバーに挿入したカバー用内
    視鏡の対物光学系からレンズカバーまでの間隔を、対物
    光学系先端面がレンズカバー内面に接触することのない
    ように設定したことを特徴とする請求項1に記載のカバ
    ー式内視鏡
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