JP3280977B2 - 塩素置換オレフィン系化合物の製造方法 - Google Patents

塩素置換オレフィン系化合物の製造方法

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JP3280977B2 JP51623193A JP51623193A JP3280977B2 JP 3280977 B2 JP3280977 B2 JP 3280977B2 JP 51623193 A JP51623193 A JP 51623193A JP 51623193 A JP51623193 A JP 51623193A JP 3280977 B2 JP3280977 B2 JP 3280977B2
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は以下の一般式I で表される塩素置換オレフィン系化合物を製造するため
の新規方法に関する。 ただし、R1が芳香族基またはヘテロ芳香族基を意味
し、これらの芳香族基は、フッ素、塩素、臭素、ニトロ
からなる群から選ばれる1−3個の置換基を有すること
ができるか、または1−2個のC1−C4アルコキシおよび
/またはC1−C4アルキルチオ基を有することのできるC1
−C6アルキル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロ
ペンチル、シクロヘキシル、C3−C6アルケニル、C3−C6
アルキニル、C1−C4アルコキシ、C1−C4アルキルチオ、
フェニル、C1−C4アルキルフェニル、C1−C4アルコキシ
フェニル、ハロフェニル、トリフルオロメチルフェニル
およびビフェニリルの群から選ばれる置換基を有するこ
とができ、 R2が−CN、−CO−R3、−CO−S−R3、−CO−O−R3
るいは−CO−N(R4、R5)を意味し、このR3がC有機
基、R4、R5が水素またはC有機基を意味し、これらのC
有機基が、1−2個のC1−C4アルコキシおよび/または
C1−C4アルキルチオ基を有することのできるC1−C6アル
キル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキ
ニル、C1−C4アルコキシ、C1−C4アルキルチオ、フェニ
ル、C1−C4アルキルフェニル、C1−C4アルコキシフェニ
ル、ハロフェニル、トリフルオロメチルフェニルまたは
ビフェニリルを意味する。 化合物I(R1=フェニル、R2=−COOR3)としてのα
−クロル桂皮酸エステルを製造するための多くの方法が
公知であるが、種々の点から好ましいのは以下の方法で
ある。すなわち対応する桂皮酸エステルの二重結合にま
ず塩素を付加し、α−およびβ−位置において塩素化さ
れた2−フェニルプロピオン酸エステルから塩化水素を
再び分裂除去する(例えば1977年オークランド在マグロ
ーヒル、インターナショナル、ブック、コンパニー刊、
「アドバーンスト、オーガニック、ケミストリー」第2
版、739頁以降のJ.マーチの論稿参照)。しかしなが
ら、この方法は反応選択性が乏しい欠点を示す。 他の方法として、ベンズアルデヒド(あるいは置換ベ
ンズアルデヒド)を、 (a)構成部分−CH(Cl)−R2のホスホニウム塩とウィ
ティッヒ法により反応させる(liebigsAnn.Chem.44、58
0(1953)におけるG.ウィティッヒ、G.ガイスラーの論
稿、Chem.Ber.94、2996(1961)におけるG.メルクルの
論稿参照)か、あるいは (b)対応するモノクロル化ホスホン酢酸エステルとホ
ーナー法により反応させる(Chem.Ber.91.61(1958)に
おけるホーナー、ホフマン、ウィッペルの論稿、同92.2
499(1959)におけるホーナー、ホフマン、ウィッペ
ル、クラーレの論稿、J.Org.Chem.51、5467(1986)に
おけるマッケナ、コーリの論稿参照)。 しかしながら、この処理方法も処理技術的な困難性の
故に好ましいものではない。 さらに、ホスゲン、オキシ塩化燐、三塩化燐あるいは
五塩化燐を、以下の式II′ のオキシラン(Ra、Rbはそれぞれ水素アルキルあるいは
フェニルを意味し、あるいは合体して炭素環式環を形成
する)に対し、ことに過剰量のジメチルホルムアミド中
において、作用させることにより1,2−ジクロロ化合物
とすることも公知である(Chem.Ber.95.2976(1962)中
におけるW.ツィーゲンバイン、K.H.ホルヌングの論稿参
照)。 また西独特願公開1096899号公報が教示するところに
よれば、アリール置換基あるいは芳香族アルキル置換基
を持っていてもよい脂肪族あるいは脂環式の1,2−エポ
キシドを、オキシ塩化燐ないしホスゲンとN,N−ジアル
キルアミドの付加化合物と反応させ、次いで加水分解に
よりアルカンもしくはシクロアルカンの1−アシルオキ
シ−2−クロロアルキル誘導体が得られる。 そこで、この分野の技術的課題は、廉価で技術的に容
易に取扱かい得る化合物から出発して、簡単かつ技術的
に効率的な方法で塩素置換オレフィン系化合物Iを製造
することである。 しかるにこの技術的課題は、一般式Iで表される塩素
置換オレフィン系化合物を製造する方法であって、以下
の一般式II で表されるオキシランを、カルボン酸アミド(III a)
もしくはラクタム(III b)の存在下に、液相において
塩素化剤(IV)と反応させることを特徴とする方法によ
り解決されることが本発明者らにより見出された。 なおこれに関連して、以下の一般式II a で表され、かつR2′がシアノ、C1−C6アルキルカルボ
ニル、C1−C6アルコキシカルボニルあるいはC1−C6アル
キルチオカルボニルを意味する場合の新規オキシランが
本発明者らにより見出された。 出発化合物として使用される式IIのオキシランは、そ
れ自体公知の方法(例えばOrg.React..413(1949)に
おけるM.S.ニューマン、B.J.マーガーラインの論稿参
照)で製造され得る。 新規オキシランII aは、2−クロロ−5−ニトロベン
ズアルデヒドを式L−CH2−R2′(Lは求核出発基、
ことに塩素を意味する)のアクリルニトリル、メチルア
ルキルケトンあるいは酢酸エステル誘導体と反応させる
ことにより製造するのが好ましい。 この反応は強塩基、例えばアルカリ金属アルコレー
ト、ことにナトリウムメチレートの存在下に、不活性溶
媒もしくは希釈剤中において行われる。 溶媒ないし希釈剤としては、ことに低級アルコール、
例えばメタノール、エタノール、イソプロパノールが適
当である。とくに塩基のアルコレート分に対応するアル
コールを使用するのが有利である。 反応温度は一般的に0℃から40℃の範囲である。 原則的に、反応は大気圧下あるいはそれぞれの場合の
使用溶媒の固有圧下に行われる。 本発明においてオキシランIIの塩素化は、カルボン酸
アミドあるいはラクタムの存在下に行われる。カルボン
酸アミドは、 式III a
【化6】 (式中、R8が水素、C1−C6アルキルまたはフェニルを意
味し、 R10およびR11がそれぞれC1−C6アルキルもしくはフェニ
ルを意味するか、 またはR10およびR11が合体して窒素原子と共に、ピロリ
ジニル、ピペリジニルもしくはモルホリニルを意味す
る)で表される化合物であり、ラクタムは 式III b
【化7】 (式中、nが0、1または2であり、かつ R9がC1−C6アルキルまたはフェニルを意味する)で表さ
れる化合物である。 なお、本願発明の置換基は、以下の記載にかかわら
ず、請求項に記載の意味を有する。 これまでの認識によれば、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N−ホルミルモルホリン、N−ホルミルピヘリジ
ン、N−メチル−N−フェニルホルムアミド、N−メチ
ルピロリドンを使用するのが好ましく、ことにジメチル
ホルムアミドが有利に使用される。 塩素化剤としては、ことにフィルスマイエル塩あるい
は非酸化塩素化塩を使用するのが好ましい。例えばスル
フリルクロライド、チオニルクロライド、アセチルクロ
ライド、ベンゾイルクロライド、ピバリン酸クロライ
ド、ビス−(トリクロロメチル)−カルボネート、オキ
サリルクロライド、オキシ塩化燐、三塩化燐、五塩化
燐、メタンスルホン酸クロライド、クロロスルホン酸、
ホスゲン、クロロ蟻酸トリクロロメチルエステルである
(Chem.Ber.96(1963)2691におけるH.アイリングスフ
ェルト、M.ゼーフェルデル、H.ワイディンゲルの論稿Ad
vances in Org.Chem.(1976)225におけるC.ユッツ
の論稿、J.Org.Chem.30(1965)2381におけるM.グリデ
ィニック、V.ハーンの論稿、Angew.Chem.72(1960)836
におけるH.アイリングスフェルト、H.ワイディンガーの
論稿参照)。 本発明方法の有利な実施態様において、使用されるカ
ルボン酸アミド(III a)あるいはラクタム(III b)か
ら、まず適当な非酸化塩素化剤、例えばチオニルクロラ
イド、アセチルクロライド、ベンゾイルクロライド、オ
キサリルジクロライド、オキシ塩化燐、ホスゲン、クロ
ロ蟻酸トリクロロメチルエステルで対応するフェルスマ
イエル塩(IV aもしくはIV b)を形成し、なお過剰量の
カルボン酸アミド(III a)またはラクタム(III b)を
含有する生成溶液をオキシランIIと反応させる。 式中のYは、使用される塩素化剤に対応して、塩素、
−OSOCl−,−O−CO−CH3−、−O−CO−フェニル−、
−OPO(Cl)2,−OP(Cl)あるいは−OP(Cl)を意
味する。 反応関与化合物の添加順序は、一般的に生成物形成に
全く影響を及ぼさないので、塩素化剤添加の前に、ある
いはその後に、オキシランIIをカルボン酸アミドもしく
はラクタムと混合するべきが否かは重要なことではな
い。 また、フィルスマイエル塩は製造後に単離し、精製
し、次いで初めてオキシランと反応させることも可能で
ある。この場合フィルスマイエル塩製造のためではない
他のカルボン酸アミドもしくはラクタム中において処理
することもできる。 フィルスマイエル塩の熱安定性が不十分である場合に
は、カルボン酸アミド(III a)もしくはラクタム(III
b)をまず塩化水素で飽和させ、その後にフィルスマイ
エル塩(NaもしくはIV b)とオキシランIIを添加するの
が有利である。 反応関与化合物の溶解性を改善するため、塩素化条件
下に不活性な溶媒もしくは希釈剤をさらに添加するのが
好ましい。 この場合の不活性溶媒として、石油エーテル、芳香族
炭化水素、例えばトルエン、o−、m−、p−キシレ
ン、塩素化炭化水素、例えばジクロロメタン、トリクロ
ロメタン、テトラクロロメタン、1,1,1−トリクロロエ
タン、1,2−ジクロロエタン、芳香族ハロゲン炭化水
素、例えばクロロベンゼンを使用し得る。 しかしながら、追加的溶媒を、使用することなくカル
ボン酸アミド(III a)もしくはラクタム(III b)中で
処理するのが好ましい。 カルボン酸アミドないしラクタムと、場合により溶媒
の使用量は、少なくとも反応関与化合物の一部分が溶解
状態となるように選定される。 塩素化剤およびオキシラン(II)は、ほぼ化学量論的
量で使用されるのが好ましいが、副生成物生成量を低減
させるために、反応を比較的低い反応度で終了させるの
が有利な場合もある。この場合には塩素化剤は、約10モ
ル%までの低い理論量割合で使用される。 好適反応温度は、それぞれの場合に使用される反応関
与化合物により相違するが、一般的に0から150℃、こ
とに20から100℃の範囲である。 反応は圧力にほとんど影響されないので、大気圧下に
行うのが好ましいが、易揮発性の反応関与化合物(例え
ばホスゲン)の場合には、ほぼ20バール、ことに6バー
ルまでの高圧下に行うのが望ましい。 反応条件は、反応混合物中にもはやオキシランIIを認
め得なくなるまで(例えば薄膜クロマトグラフィー、高
圧液体クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィーに
よる検出)まで維持するのが好ましい。最終生成物の処
理は、原則的に慣用法、例えば蒸留、濾別、遠心分離あ
るいは水の添加およびこれに続く抽出により行われる。
本発明方法は、例えば撹拌反応器中においてバッチ式で
行われるが、連続的処理態様で、例えば筒状反応器ある
いは一連の連結撹拌器を使用して対処するのが有利であ
る。 得られた生成物は、必要に応じて、例えば晶出、精留
により、あるいはまたクロマトグラフィー法により、さ
らに精製され得る。 本発明方法による生成物Iは、一般的にシス異性体お
よびトランス異性体(オレフィン性二重結合に関し)の
混合体として得られる。両異性体のいずれか一方を優勢
的に含有する好ましい活性オキシランの本発明による塩
素化は、シス/トランス異性体混合体Iをもたらすが、
この場合依然として一方の異性形態が同様に優勢であ
る。 好ましい方法生成物Iという観点から、式中のR1、R2
はことに以下の意味を有する。すなわち、 R1は、イソもしくはヘテロ環式芳香族基、ことにフェ
ニルもしくはピリジルを意味し、これら両者共に置換さ
れていなくてもよく、また3個までの置換基、すなわち
弗素、塩素、臭素、ニトロまたは1から12の炭素原子数
のC有機基を持っていてもよく、また必要に応じて (a)酸素原子あるいは硫黄原子および/あるいは (b)部分的に、もしくは完全にハロゲン化されていて
もよい。 R2は、−CNあるいは−CO−R3を意味し、このR3は1か
ら12の炭素原子数のC有機基を意味する。ここで炭素原
子数1から12のC有機基と称するのは、以下のいずれか
の基の基を意味する。すなわち、 1個もしくは2個のC1−C4アルコキシ、ことにメトキ
シおよび/あるいはC1−C4アルキルチオ、ことにメチル
チオを持っていてもよい、分岐もしくは非分岐C1−C6
ルキル、 シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルある
いはシクロヘキシル、 C3−C6アルケニル、ことに2−プロペニル、2−ブテ
ニル、 C3−C6アルキニル、ことに2−プロピニル、2−ブチ
ニル、 C1−C4アルコキシ、ことにメトキシ、エトキシ、C1
C4アルキルチオ、 アリール、ことにフェニル、例えばo−、m−、p−
トリルのようなC1−C4アルキルフェニル、o−、m−、
p−メトキシフェニルのようなC1−C4アルコキシフェニ
ル、o−、m−、p−フルオロフェニル、o−、m−、
p−クロロフェニル、o−、m−、p−ブロモフェニ
ル、さらにo−、m−、p−(トリフルオロメチル)−
フェニルのようなハロゲン化フェニル、あるいはo−、
m−、p−ビスフェニルを意味する。 その後続生成物、ことに以下の式V で表され、Halが沸騰、塩素、臭素を、Zが水素、弗
素、塩素、臭素を、Wが以下のヘテロ環式基、すなわち (ただしmはOもしくは1、Xは酸素もしくは硫黄、
R6、R7は水素あるいはC1−C4アルキルである)を意味す
る場合のα−塩素化桂皮酸エステルにかんがみて、上記
式のR1はことにモノもしくはジ塩素化メタアニリノ基
を、R2はシアノ、C1−C6アルキルカルボニルもしくはC1
−C6アルコキシカルボニルを意味するのが好ましい。 上述した置換基の定義に使用されたハロゲン、 C1−C6アルキル、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキ
シ、C1−C4アルキルチオ、 C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C6アルキ
ニルオキシ、 C1−C4アルキルカルボニル、C1−C6アルコキシカルボ
ニル、 などの各集合概念は、それぞれに属する個々の原子ない
し基を個々的に列挙する代わりに簡潔に表示したもので
ある。なお、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ア
ルケニル、アルキニルの各部分は直鎖であっても、分岐
していても差し支えない。 上述した各基を具体的に示せば以下の通りである。 (C1−C4アルキル)メチル、エチル、n−プロピル、
1−メチルエチル、n−ブチル、1−メチルプロピル、
2−メチルプロピル、1,1−ジメチルエチル、 (C1−C6アルキル)ことにC1−C4アルキル、例えばn
−ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3
−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、1−エチル
プロピル、n−ヘキシル、1,1−ジメチルプロピル、1,2
−ジメチルプロピル、1−メチルペンチル、2−メチル
ペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、
1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジ
メチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブ
チル、3,3−ジメチルブチル、1−エチルブチル、2−
エチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、1,2,2−ト
リメチルプロピル、1−エチル−1−メチルプロピル、
1−エチル−2−メチルプロピル、 (C1−C4アルコキシ)メトキシ、エトキシ、n−プロ
ポキシ、1−メチルエトキシ、n−ブトキシ、1−メチ
ルプロポキシ、2−メチルプロポキシ、1,1−ジメチル
エトキシ、 (C1−C4アルキルチオ)メチルチオ、エチルチオ、n
−プロピルチオ、1−メチルエチルチオ、n−ブチルチ
オ、1−メチルプロピルチオ、2−メチルプロピルチ
オ、1,1−ジメチルエチルチオ、 (C3−C6アルキニル)2−プロペニル、2−ブテニ
ル、3−ブテニル、1−メチル−2−プロペニル、2−
メチル−2−プロペニル、2−ペンテニル、3−ペンテ
ニル、4−ペンテニル、1−メチル−2−ブテニル、2
−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−3−ブテニ
ル、2−メチル−3−ブテニル、3−メチル−3−ブテ
ニル、1,1−ジメチル−2−プロペニル、1,2−ジメチル
−2−プロペニル、1−エチル−2−プロペニル、2−
ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘ
キセニル、1−メチル−2−ペンテニル、2−メチル−
2−ペンテニル、3−メチル−2−ペンテニル、4−メ
チル−2−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、
2−メチル−3−ペンテニル、3−メチル−3−ペンテ
ニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−メチル−4−
ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、3−メチル
−4−ペンテニル、4−メチル−4−ペンテニル、1,1
−ジメチル−2−ブテニル、1,1−ジメチル−3−ブテ
ニル、1,2−ジメチル−2−ブテニル、1,2−ジメチル−
3−ブテニル、2,2−ジメチル−3−ブテニル、2,3−ジ
メチル−2−ブテニル、2,3−ジメチル−3−ブテニ
ル、3,3−ジメチル−2−ブテニル、1−エチル−2−
ブテニル、1−エチル−3−ブテニル、2−エチル−2
−ブテニル、2−エチル−3−ブテニル、1,1,2−トリ
メチル−2−プロペニル、1−エチル−1−メチル−2
−プロペニル、1−エチル−2−メチル−2−プロペニ
ル、 (C3−C6アルキニル)1−プロピニル、2−プロピニ
ル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−
ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペ
ンチニル、3−メチル−1−ブチニル、4−メチル−1
−ブチニル、1−メチル−2−ブチニル、4−メチル−
2−ブチニル、1−メチル−3−ブチニル、2−メチル
−3−ブチニル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3
−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル、3−
メチル−1−ペンチニル、4−メチル−1−ペンチニ
ル、5−メチル−1−ペンチニル、1−メチル−2−ペ
ンチニル、4−メチル−2−ペンチニル、5−メチル−
2−ペンチニル、5−メチル−3−ペンチニル、1−メ
チル−4−ペンチニル、2−メチル−4−ペンチニル、
3−メチル−4−ペンチニル、 (C1−C6アルキルカルボニル)メチルカルボニル、エ
チルカルボニル、n−プロピルカルボニル、1−メチル
エチル−カルボニル、n−ブチルカルボニル、1−メチ
ルプロピルカルボニル、2−メチルカルボニル、1,1−
ジメチルエチルカルボニル、2−メチルプロピルカルボ
ニル、1,1−ジメチルプロピルカルボニル、1,2−ジメチ
ルプロピルカルボニル、2,2−ジメチルプロピルカルボ
ニル、1−エチルプロピルカルボニル、n−ヘキシルカ
ルボニル、1−メチルペンチルカルボニル、2−メチル
ペンチルカルボニル、3−メチルペンチルカルボニル、
4−メチルペンチルカルボニル、1,1−ジメチルブチル
カルボニル、1,2−ジメチルブチルカルボニル、1,3−ジ
メチルブチルカルボニル、2,2−ジメチルブチルカルボ
ニル、2,3−ジメチルブチルカルボニル、3,3−ジメチル
ブチルカルボニル、1−エチルブチルカルボニル、2−
エチルブチルカルボニル、1,1,1−トリメチルプロピル
カルボニル、1,2,2−トリメチルプロピルカルボニル、
1−エチル−1−メチルプロピルカルボニル、1−エチ
ル−2−メチルプロピルカルボニル、 (C1−C6アルコキシカルボニル)メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、n−プロポキシカルボニル、
1−メチルエトキシカルボニル、n−ブトキシカルボニ
ル、1−メチルプロピルオキシカルボニル、2−メチル
プロピルオキシカルボニル、1,1−ジメチルエトキシカ
ルボニル、n−ペントキシカルボニル、1−メチルブチ
ルオキシカルボニル、2−メチルブチルオキシカルボニ
ル、3−メチルブチルオキシカルボニル、2,2−ジメチ
ルプロピルオキシカルボニル、1−エチルプロピルオキ
シカルボニル、n−ヘキソキシカルボニル、1,1−ジメ
チルプロポキシカルボニル、1,2−ジメチルプロポキシ
カルボニル、1−メチルペンチルオキシカルボニル、2
−メチルペンチルオキシカルボニル、3−メチルペンチ
ルオキシカルボニル、4−メチルペンチルオキシカルボ
ニル、1,1−ジメチルブチルオキシカルボニル、1,2−ジ
メチルブチルオキシカルボニル、1,3−ジメチルブチル
オキシカルボニル、2,2−ジメチルブチルオキシカルボ
ニル、2,3−ジメチルブチルオキシカルボニル、3,3−ジ
メチルブチルオキシカルボニル、1−エチルブチルオキ
シカルボニル、2−エチルブチルオキシカルボニル、1,
1,2−トリメチルプロピルオキシカルボニル、1,2,2−ト
リメチルプロピルオキシカルボニル、1−エチル−1−
メチルプロピルオキシカルボニル、1−エチル−2−メ
チルプロピルオキシカルボニル、。 本発明により簡単な態様で製造される塩素置換オレフ
ィン系化合物Iは、染料、医薬、植物防護剤、ことに除
草剤、植物生長抑制剤、(例えばヨーロッパ特願公開24
0659号、同379911号、西独特願公開4042194号各公報に
記載されているような)を製造するための重要な中間生
成物である。 実施例1 3−(2−クロロ−5−ニトロフェニル)−グリシド酸
エチルエステルII′(出発物質、R1=2−クロロ−5−
ニトロフェニル、R2=エトキシカルボニル) 60リットルのエタノールとエタノール中ナトリウムメ
チレートの21重量%濃度溶液56.7Kg(NaOC2H5175モル)
との混合液に、20−25℃において2時間にわたり27.8Kg
(150モル)の2−クロロ−5−ニトロベンズアルデヒ
ドを、次いで1時間にわたり20.4Kg(166.6モル)のク
ロロ酢酸エチルエステルをそれぞれ添加した。次いで15
時間攪拌してから、固体分をできるだけ完全に分離し、
40℃、減圧(100ミリバール)下に乾燥した。収率87
%、融点79℃。 実施例2 α、2−ジクロロ−5−ニトロ桂皮酸エチルエステルI
(R1=2−クロロ−5−ニトロフェニル、R2=エトキシ
カルボニル) ジメチルホルムアミドヒドロクロリド中、クロロメチ
レンジメチルイミニウムクロリド−ヒドロクロリド(2
6.2ミリモル)の36.89重量%濃度溶液11.7gを、15ミリ
リットルのジメチルホルムアミドに添加、溶解させた。
この溶液に、25−30℃において、15ミリリットルのジメ
チルホルムアミド中、6.8g(25ミリモル)の3−(2−
クロロ−5−ニトロフェニル)−グリシド酸エチルエス
テルの溶液を滴下添加した。次いで80℃で4時間加熱
し、この溶媒を減圧下に蒸留除去した。残渣を50ミリリ
ットルの水で洗浄し、40ミリリットルのエタノールから
再結晶させた。収率72%(E/Z異性体割合3.4:88.5)、
融点91℃。 実施例3 α、2−ジクロロ−5−ニトロ桂皮酸エチルエステルI
(R1=2−クロロ−5−ニトロフェニル、R2=エトキシ
カルボニル) 27.5g(0.1モル)の3−(2−クロロ−5−ニトロフ
ェニル)−グリシド酸エチルエステルと、200ミリリッ
トルのジメチルホルムアミドの混合液に、50℃において
半時間にわたり、15g(0.15モル)のホスゲンを導通し
た。次いでこの混合液を80℃に5.5時間加熱してから約2
5℃に冷却した。減圧下に溶媒を除去して、残渣を200ミ
リリットルのエタノールから再結晶させた。次いでこの
粗生成物を水で洗浄し、40℃、減圧下に乾燥した。収率
6%(GC表面積百分率98.8%、E/Z異性体割合8.9:80.
9)、融点91℃。 実施例4 α、2−ジクロロ−5−ニトロ桂皮酸エチルエステルI
(R1=2−クロロ−5−ニトロフェニル、R2=エトキシ
カルボニル) 100℃に加熱された、100ミリリットルのジメチルホル
ムアミド中、13.6G(50ミリモル)の3−(2−クロロ
−5−ニトロフェニル)−グリシド酸エチルエステルの
溶液に20分間にわたり7.1g(60ミリモル)のチオニルク
ロライドを滴下添加した。100℃で4時間攪拌した後、
減圧下に溶媒を除去した。この粗生成物が未だ熱いうち
に、20ミリリットルのエタノールと20ミリリットルの混
合液で洗浄し、次いで50℃、100ミリバールの減圧下に
乾燥した。収率73%(GC表面積百分率92.1/5.9、E/Z異
性体割合6.5:82.4)、融点90℃。 実施例5 α、2−ジクロロ5−ニトロ桂皮酸エチルエステルI
(R1=2−クロロ−5−ニトロフェニル、R2=エトキシ
カルボニル) 100ミリリットルのジメチルホルムアミド中、13.6g
(50ミリモル)の3−(2−クロロ−5−ニトロフェニ
ル)−グリシド酸エチルエステルの溶液に、15分間にわ
たり7g(55ミリモル)のオキサリルクロライドをを滴
下、添加した。この混合液をさらに1時間20−25℃にお
いて攪拌し、次いで80℃に10時間加熱した。溶媒を減圧
下に除去し、残渣を30ミリリットルのエタノール中で攪
拌した。0℃に冷却してから、わずかに冷却したエタノ
ールで洗浄し、50℃、100ミリバールの減圧下に乾燥し
た。収率52%(GC表面積百分率97.9%)、E/Z異性体割
合10.0:74.0)、融点94℃。 実施例6 α、2−ジクロロ−5−ニトロ桂皮酸エチルエステルI
(R1=2−クロロ−5−ニトロフェニル、R2=エトキシ
カルボニル) 実施例4の処理を、塩素化剤としてホスホリルクロラ
イド8.4g(55ミリモル)を使用したほかは、全く同様に
して反覆した。反応混合物を100℃で5時間加熱し、溶
媒を減圧下に除去した。残渣を40ミリリットルのエタノ
ールと共に攪拌し、これを0℃に冷却し、固体分を濾別
し、それぞれ40ミリリットルの水で2回洗浄し、次いで
50℃、減圧(100ミリバール)で乾燥した。収率63%(G
C表面積百分率95.8%、E/Z異性体割合0.4:92.8)、融点
92℃。 実施例7 α−クロロ−3−ニトロ桂皮酸エチルエステルI(R1
3−ニトロフェニル、R2=エトキシカルボニル) 14.1g(0.11モル)のクロロメチレンジメチルイミニ
ウムクロライドと、150ミリリットルのジメチルホルム
アミドの混合物中に、50ミリリットルのジメチルホルム
アミド中、23.7g(0.1モル)の3−(3−ニトロフェニ
ル)−グリシド酸エチルエステルの溶液を15分間にわた
り滴下、添加した。この混合液を20−25℃で1時間、次
いで80℃で2.5時間攪拌した。減圧下に溶媒を除去し、
残渣を50ミリリットルのエタノールと共に攪拌し、(−
10)℃に冷却後、固体分を濾別し、わずかに冷却したエ
タノールで洗浄し、約50℃、100ミリバールの減圧下に
乾燥した。収率34%(GC表面積百分率99.6%、純Z異性
体)、融点75℃。 実施例8 α、2−ジクロロ−5−ニトロ桂皮酸エチルエステルI
(R1=2−クロロ−5−ニトロフェニル、R2=エトキシ
カルボニル) 66g(0.225モル)の3−(2−クロロ−5−ニトロフ
ェニル)−グリシド酸エチルエステル(純度92.6%),1
1.93g(0.113モル)のナトリウムカルボネートおよび13
1.2g(1.797モル)のジメチルホルムアミドから成る混
合液中に、100℃で25分間にわたり、31.79g(0.405モ
ル)のアセチルクロライドを滴下、添加した。20から25
℃で6時間攪拌した後、固体分を分離した。これにより
得られる溶液を最高64℃、10ミリバールの圧力下に濃縮
した。残渣をそれぞれ30ミリリットルのエタノール、水
および石油エーテルで洗浄し、50℃、減圧下に乾燥し
て、淡褐色の固体分を得た。収率68%(GC表面積百分率
95.2%) 200MHz−1H−NMR(CDCl3、内標準としてTMS)、δ(pp
m)=1.42(t、3H、CH3)、4.42(q、2H、CH2)、7.6
2(d、1H、芳香族)、8.10(s、1H、CH)、8.21(dd,
1H,芳香族)、8.92(d、1H、芳香族)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 Tetrahedron,1990,Vo l.46,No.20,pages 7033− 7046 Liebigs Ann.Che m.,1985,No.2,pages 275−300 Tetrahedron Let t.,1986,Vol.27,No.52,p ages 6341−6344 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 205/56 C07C 201/12 C07D 303/48 CASREACT(STN)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下の一般式I で表され、かつ、式中、 R1が芳香族基またはヘテロ芳香族基を意味し、これらの
    芳香族基は、フッ素、塩素、臭素、ニトロからなる群か
    ら選ばれる1〜3個の置換基を有することができるか、
    または1〜2個のC1−C4アルコキシおよび/またはC1
    C4アルキルチオ基を有することのできるC1−C6アルキ
    ル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、
    シクロヘキシル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニ
    ル、C1−C4アルコキシ、C1−C4アルキルチオ、フェニ
    ル、C1−C4アルキルフェニル、C1−C4アルコキシフェニ
    ル、ハロフェニル、トリフルオロメチルフェニルおよび
    ビフェニリルの群から選ばれる置換基を有することがで
    き、 R2が−CN、−CO−R3、−CO−S−R3、−CO−O−R3ある
    いは−CO−N(R4、R5)を意味し、このR3がC有機基、
    R4、R5が水素またはC有機基を意味し、これらのC有機
    基が、1〜2個のC1−C4アルコキシおよび/またはC1
    C4アルキルチオ基を有することのできるC1−C6アルキ
    ル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、
    シクロヘキシル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニ
    ル、C1−C4アルコキシ、C1−C4アルキルチオ、フェニ
    ル、C1−C4アルキルフェニル、C1−C4アルコキシフェニ
    ル、ハロフェニル、トリフルオロメチルフェニルまたは
    ビフェニリルである場合の塩素置換オレフィン系化合物
    を製造する方法であって、 以下の一般式II で表されるオキシランを、 式III a 式中、R8が水素、C1−C6アルキルまたはフェニルを意味
    し、かつ R10およびR11がそれぞれC1−C6アルキルもしくはフェニ
    ルを意味するか、またはR10およびR11が合体して窒素原
    子と共に、ピロリジニル、ピペリジニルもしくはモルホ
    リニルを意味する場合のカルボン酸アミドまたは 式III b 式中、nが0、1または2であり、かつ R9がC1−C6アルキルまたはフェニルを意味する場合のラ
    クタムの存在下、液相において塩素化剤(IV)と反応さ
    せることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】塩素化剤(IV)として、フィルスマイエル
    塩または非酸化性塩素化剤を使用することを特徴とす
    る、請求項1による方法。
  3. 【請求項3】非酸化性塩素化剤(IV)として、スルフリ
    ルクロライド、チオニルクロライド、アセチルクロライ
    ド、ベンゾイルクロライド、ピバリン酸クロライド、ビ
    ス−(トリクロロメチル)−カルボネート、オキサリル
    ジクロライド、オキシ塩化燐、三塩化燐、五塩化燐、メ
    タンスルホン酸クロライド、クロロスルホン酸、クロロ
    蟻酸トリクロロメチルエステルあるいはホスゲンを使用
    することを特徴とする、請求項2による方法。
  4. 【請求項4】化合物(III a)または(III b)に追加し
    て、さらに不活性溶媒が使用されることを特徴とする、
    請求項1による方法。
  5. 【請求項5】反応に際して、式IIにおいてR1が芳香族基
    またはヘテロ芳香族基を意味する場合の化合物IIを使用
    することを特徴とする、請求項1による方法。
  6. 【請求項6】以下の一般式II a で表され、かつ、 R2'がシアノ、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アル
    コキシカルボニルあるいはC1−C6アルキルチオカルボニ
    ルを意味することを特徴とするオキシラン。
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Liebigs Ann.Chem.,1985,No.2,pages 275−300
Tetrahedron Lett.,1986,Vol.27,No.52,pages 6341−6344
Tetrahedron,1990,Vol.46,No.20,pages 7033−7046

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