JP3280801B2 - タングステンカーバイト焼結体の腐食深さ計測方法 - Google Patents
タングステンカーバイト焼結体の腐食深さ計測方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タングステンカーバイ
ト焼結体の腐食深さ計測方法に関する。
ト焼結体の腐食深さ計測方法に関する。
【0002】
【従来の技術】タングステンカーバイト焼結体は、回転
機械のメカニカルシール、フローテングシールおよび滑
り軸受けの摺動部品に、耐摩耗、耐かじり防止材料とし
て使用されている。このような摺動部材用のタングステ
ンカーバイト焼結品はタングステンカーバイトの粉末と
それを結合するバインダーとしての金属を雰囲気中で焼
結することで製造する。このように炭化物と金属との焼
結体は腐食性雰囲気中で、バインダーが優先的に溶出す
る選択腐食を生じることがある。バインダーの選択腐食
が発生すると焼結体の強度が低下し、ある臨界値をもっ
て、破損に至る。タングステンカーバイト中のバインダ
ーは微量のため、選択的腐食によって焼結体の形状変化
は生じない。
機械のメカニカルシール、フローテングシールおよび滑
り軸受けの摺動部品に、耐摩耗、耐かじり防止材料とし
て使用されている。このような摺動部材用のタングステ
ンカーバイト焼結品はタングステンカーバイトの粉末と
それを結合するバインダーとしての金属を雰囲気中で焼
結することで製造する。このように炭化物と金属との焼
結体は腐食性雰囲気中で、バインダーが優先的に溶出す
る選択腐食を生じることがある。バインダーの選択腐食
が発生すると焼結体の強度が低下し、ある臨界値をもっ
て、破損に至る。タングステンカーバイト中のバインダ
ーは微量のため、選択的腐食によって焼結体の形状変化
は生じない。
【0003】上記腐食は、目視検査によっていたが、腐
食深さは分らない。
食深さは分らない。
【0004】その腐食深さは、従来、破壊検査により行
っていた。
っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、破壊検査に
よらないタングステンカーバイト焼結体の腐食深さ計測
方法を提供することを目的としている。
よらないタングステンカーバイト焼結体の腐食深さ計測
方法を提供することを目的としている。
【0006】
【知見】本発明者は種々研究の結果、タングステンカー
バイト焼結体中の音速が、バインダーの腐食による腐食
深さに比例して変化するので、音速の変化により定量的
に腐食深さが評価できることを見出した。本発見は、こ
の知見に基づいてなされたものである。
バイト焼結体中の音速が、バインダーの腐食による腐食
深さに比例して変化するので、音速の変化により定量的
に腐食深さが評価できることを見出した。本発見は、こ
の知見に基づいてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、タング
ステンカーバイト焼結体の表面に超音波発振器を当接し
て超音波を発振し、その発振した超音波の反射波の反射
時間を計測し、腐食部ありの場合の反射時間と腐食部な
しの場合の反射時間との時間差及び腐食深さと音速との
比例関係から腐食部の深さを計測するようになってい
る。
ステンカーバイト焼結体の表面に超音波発振器を当接し
て超音波を発振し、その発振した超音波の反射波の反射
時間を計測し、腐食部ありの場合の反射時間と腐食部な
しの場合の反射時間との時間差及び腐食深さと音速との
比例関係から腐食部の深さを計測するようになってい
る。
【0008】
【作用】本発明においては、腐食部のあり、なしの場合
の反射時間の時間差及び腐食深さと音速の比例関係とか
ら、非接触で腐食深さを計測することができる。
の反射時間の時間差及び腐食深さと音速の比例関係とか
ら、非接触で腐食深さを計測することができる。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
る。
【0010】計測に際し、図1に示すように、先ず、腐
食のない、すなわちすべて健全部aであるタングステン
カーバイト焼結体1の表面に、超音波発振器10を載置
し、1パルスの超音波Sを発振する。そこで超音波Sの
底面からの反射時間T(図2)、すなわち、隣り合う反
射エコーE1、E2の時間間隔を測定する。
食のない、すなわちすべて健全部aであるタングステン
カーバイト焼結体1の表面に、超音波発振器10を載置
し、1パルスの超音波Sを発振する。そこで超音波Sの
底面からの反射時間T(図2)、すなわち、隣り合う反
射エコーE1、E2の時間間隔を測定する。
【0011】次いで、図3に示すように、被測体である
腐食部bのあるタングステンカーバイト焼結体1aにつ
いて、同様にして反射時間T1(図4)を計測すると、
腐食部bにより時間差(T1−T)と反射時間が伸び
る。すなわち、 (実肉厚−腐食部深さ)/健全部音速+腐食部深さ/腐食部音速=実肉厚/計 測した音速 (1) 実肉厚/健全部音速−腐食部深さ/健全部音速+腐食部深さ/腐食部音速=実 肉厚/計測した音速 (2) T−H1/V+H1/V1=T1 (3) H1{(1/V1)−(1/V)}=T1−T (4) ここで図5及び式(5)に示すように本発明者は、腐食
部bの深さH1と音速V1との関係は、健全部aの音速
Vから腐食深さH1に比例して減少することを見出し
た。
腐食部bのあるタングステンカーバイト焼結体1aにつ
いて、同様にして反射時間T1(図4)を計測すると、
腐食部bにより時間差(T1−T)と反射時間が伸び
る。すなわち、 (実肉厚−腐食部深さ)/健全部音速+腐食部深さ/腐食部音速=実肉厚/計 測した音速 (1) 実肉厚/健全部音速−腐食部深さ/健全部音速+腐食部深さ/腐食部音速=実 肉厚/計測した音速 (2) T−H1/V+H1/V1=T1 (3) H1{(1/V1)−(1/V)}=T1−T (4) ここで図5及び式(5)に示すように本発明者は、腐食
部bの深さH1と音速V1との関係は、健全部aの音速
Vから腐食深さH1に比例して減少することを見出し
た。
【0012】 V1=6380−315H1 (5) そこで、式(4)と式(5)とから、腐食深さH1が求
められる。すなわち図5において、実測値である○印は
実質的に直線と考えることができ、前述の式が正しいこ
とが解る。
められる。すなわち図5において、実測値である○印は
実質的に直線と考えることができ、前述の式が正しいこ
とが解る。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、タ
ングステンカーバイト焼結体の腐食深さを、非破壊で計
測することができる。したがって、例えば回転機械軸受
の腐食評価を精度良く行い、適切な点検、交換を行うこ
とができる。
ングステンカーバイト焼結体の腐食深さを、非破壊で計
測することができる。したがって、例えば回転機械軸受
の腐食評価を精度良く行い、適切な点検、交換を行うこ
とができる。
【図1】実施態様の腐食部なし焼結体計測時を説明する
側断面図。
側断面図。
【図2】図1のエコーのタイミングチャート図。
【図3】実施態様の腐食部あり焼結体計測時を説明する
側断面図。
側断面図。
【図4】図3のエコーのタイミングチャート図。
【図5】腐食深さと腐食部の音速との関係を示す特性図
である。
である。
1、1a・・・タングステンカーバイト焼結体 10・・・超音波発振器 a・・・健全部 b・・・腐食部 E1、E2・・・エコー H・・・実際厚 H1・・・腐食深さ S・・・超音波 T、T1・・・反射時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 29/00 - 29/28 G01B 17/00 - 17/08
Claims (1)
- 【請求項1】 タングステンカーバイト焼結体の表面に
超音波発振器を当接して超音波を発振し、その発振した
超音波の反射波の反射時間を計測し、腐食部ありの場合
の反射時間と腐食部なしの場合の反射時間との時間差及
び腐食深さと音速との比例関係から腐食部の深さを計測
することを特徴とするタングステンカーバイト焼結体の
腐食深さ計測方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17216994A JP3280801B2 (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | タングステンカーバイト焼結体の腐食深さ計測方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17216994A JP3280801B2 (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | タングステンカーバイト焼結体の腐食深さ計測方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0835952A JPH0835952A (ja) | 1996-02-06 |
JP3280801B2 true JP3280801B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=15936859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17216994A Expired - Fee Related JP3280801B2 (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | タングステンカーバイト焼結体の腐食深さ計測方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3280801B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ATE550657T1 (de) | 2001-04-12 | 2012-04-15 | Arkray Inc | Probenanalysegerät |
GB2493367A (en) * | 2011-08-02 | 2013-02-06 | Tribosonics Ltd | Wear measurement |
JP6595841B2 (ja) * | 2015-08-24 | 2019-10-23 | 株式会社荏原製作所 | 測定方法、傾向管理方法及び診断方法。 |
CN110823146A (zh) * | 2019-10-29 | 2020-02-21 | 中国航发北京航空材料研究院 | 一种超声无损测量板材厚度的方法 |
-
1994
- 1994-07-25 JP JP17216994A patent/JP3280801B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0835952A (ja) | 1996-02-06 |
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