JP3280519B2 - 電力線通信試験方法及び装置 - Google Patents

電力線通信試験方法及び装置

Info

Publication number
JP3280519B2
JP3280519B2 JP14577594A JP14577594A JP3280519B2 JP 3280519 B2 JP3280519 B2 JP 3280519B2 JP 14577594 A JP14577594 A JP 14577594A JP 14577594 A JP14577594 A JP 14577594A JP 3280519 B2 JP3280519 B2 JP 3280519B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
transmission
power line
conductors
reception
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14577594A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07336276A (ja
Inventor
通博 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Conlux Co Ltd
Original Assignee
Nippon Conlux Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Conlux Co Ltd filed Critical Nippon Conlux Co Ltd
Priority to JP14577594A priority Critical patent/JP3280519B2/ja
Publication of JPH07336276A publication Critical patent/JPH07336276A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3280519B2 publication Critical patent/JP3280519B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力線を用いて通信を
行なう電力線通信システムにおける通信線試験方法及び
装置に関する。特に、1店舗内、1家屋内、1ビル内等
のシールドされた領域内における電力線通信システムの
構築の際、及び保守を行なう際に使用する通信試験方法
及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は1店舗内、1家屋内、1ビル内等
の電力線通信を行なうためにシールドされた閉領域にお
ける電力線の配線状態とコンセントの設置状態を示す例
である。Tは外部からの高圧(400V)配電線から1
店舗内、1家屋内、1ビル内等の閉領域内の低圧電線へ
電圧を下げて(100V,200V)送電するトランス
であり、該トランスから外部へ通信信号が漏れないよう
な特別なトランスが使用されている。図7における上側
は単相3線式の配電方式の例を示し、下側は単相2線式
の例を示している。単相3線式においては、L1,L
2,L3,Leは低圧配電線の導線であり、第2の導線
L2は接地線Leと接続され、第1の導線L1と第2導
線L2、もしくは、第3の導線L3と第2の導線L2に
より低圧電力を供給するものである。図7から明らかの
ように第1の導線L1と第2導線L2で供給される電力
と、第3の導線L3と第2の導線L2により供給される
電力は逆相の電力が供給される。第1の導線L1と第2
導線L2間に、または第3の導線L3と第2導線L2間
にコンセントA〜Fの各端子が接続され、コンセントA
〜Fの接地端子には接地線Leと接続されるようになっ
ている。なお、コンセントC,E,Fの接地端子は接地
線Leへの接続が省略されている。
【0003】例えば、コンセントA及びコンセントBに
電力線通信装置を接続し、このコンセントA、B間の2
地点間の電力線に高周波の搬送波を乗せて電力線通信を
行なう場合、コンセントA、Bの各端子は第1の導線L
1、第2の導線L2、接地線Leに同じようにそれぞれ
接続されているから、第1の導線L1と第2の導線L2
間、または第1の導線L1と接地線Le間、または第2
の導線L2と接地線Le間に搬送波を乗せて通信を行な
うことができる。しかし、通信精度の点から見ると、通
信経路としては第1の導線L1と第2の導線L2を使用
することが一番よく、次に第1の導線L1と接地線Le
を使用する経路となる。第2の導線L2と接地線Leは
接続され実質的には同一導線であるが、接地抵抗がある
ため、この第2の導線L2と接地線Leを用いた通信も
可能である。しかし、通信精度は低下し好ましくない。
【0004】また、コンセントD及びコンセントEに電
力線通信装置を接続し通信する場合も、コンセントA、
B間の通信と同様で、相違する点は、第1の導線L1の
代わりに第3の導線L3が使用されることになるだけで
ある。なお、コンセントEは接地線への接続がなされて
いないが、該コンセントEに接続する電力線通信装置を
アースすることにより接地線Leに接続して、第3の導
線L3と第2の導線L2間、第3の導線L3と接地線L
e間、第2の導線L2と接地線Le間に搬送波を乗せて
通信を行なうことが可能となる。
【0005】一方、第1の導線L1と第2の導線L2に
接続されたコンセント(A,B,C)と、第3の導線L
3と第2の導線L2に接続されたコンセント(D,E,
F)にそれぞれ電力線通信装置を接続し通信する場合
(例えばコンセントAとD)、共通に接続されている導
線は第2の導線L2と接地線Leしかなく、第2の導線
L2と接地線Le間の通信経路で通信せざるを得ない。
この経路は、前述したように第2の導線L2と接地線L
eは実質的に同一導線であるから通信精度が悪く好まし
くない。即ち、第1、第2の導線L1,L2に接続され
たコンセント(A,B,C)と第2,第3の導線に接続
されたコンセント(D,E,F)に電力線通信装置を接
続し通信することは好ましくなく、電力線通信を行なう
場合は同一導線に接続されたコンセントを用い、第2の
導線L2と第1の導線L1か第3の導線L3を用いて通
信を行なうことが望ましい。
【0006】しかし、電力線に接続する他の電気器具に
よっては、一番良い通信経路以外の経路を選択せざるを
得ない場合も生じる。例えば、コンセントAとBに電力
線通信装置を接続してこの間で電力通信を行なう場合、
通信経路としては、前述したように第1の導線L1と第
2の導線L2を使用することが一番よいが、この導線L
1,L2間に接続されたコンセントCに高周波インピー
ダンスの低い電気器具を使用する場合には通信レベルが
低下し通信ができない状態が生じる恐れがある。また、
コンセントCでノイズを多く出す電気器具を使用する場
合には、通信信号にノイズが乗り誤通信の原因となる。
このような場合には、コンセントCで高周波インピーダ
ンスの低い電気器具やノイズを多く出す電気器具を使用
しないようにするか、電力線通信装置を接続するコンセ
ントを変えるか、または、通信経路を第1の導線L1と
接地線Le間の通信経路に変更する必要がある。
【0007】また、単相2線式の場合には、図7の下方
に示すようにコンセントGとH間の通信しかなく、通信
経路は自ずから決まったものになるが、これらのコンセ
ントが単相2線式の導線に接続されているのか、又は単
相3線式の導線に接続しているのか不明であるため、使
用できる通信経路が、コンセントの接地端子以外の2つ
の端子に接続された導線によるか、接地端子と他の端子
のどちらか一方の端子間の導線によるかを知る必要があ
る。また図7のコンセントG、Hのように接続されてい
る場合で、第1の導線L1と第2の導線L2間で高周波
インピーダンスの低い電気器具やノイズを多く出す電気
器具を使用する場合には、通信経路としては、接地線L
eと第1若しくは第2の導線L1、L2との間の通信経
路とした方がよい。
【0008】このように、電力線通信を行なう場合、通
信経路として使用する最適な導線を選択する必要がある
が、従来の電力線通信システムにおいては、実際に電力
線通信システムを構築した上で、2地点のホストコンピ
ュータ間で通信を行なわせ、その通信品質を試験するこ
とによって、総合的に電力線通信の適否を判断してい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】実際に電力線通信シス
テムを構築した上で、2地点のホストコンピュータ間で
通信を行なわせ、その通信品質を試験する従来の方式で
は、電力線通信の経路が明らかでないという問題があ
り、通信経路が明らかでないから、高周波インピーダン
スの低い電気器具やノイズを多く出す電気器具を使用し
て誤通信を生じさせる原因となる。また、通信品質の試
験のために必要な装置が多くなり、試験が高価でかつ複
雑になるという問題がある。
【0010】そこで、本発明の目的は、電力線通信の経
路毎の電力線通信の適否を安価にかつ容易に試験するた
めの電力線通信試験方法及び装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め決められ
た送信データを記憶する送信データ記憶手段と、受信デ
ータがなくかつ送信終了後から送信時間よりも長く設定
された無送信時間が経過すると上記送信データ記憶手段
から送信データを読みだし出力する送信制御手段と、出
力された送信データを電力線を介して送信させる送信手
段と、上記送信手段から出力された送信信号を電力線の
接地線以外の2つの導線間及び接地線と該接地線以外の
2つの導線の内の一方の導線間さらに接地線と接地線以
外の2つの導線の内の他方の導線間の3つの経路にそれ
ぞれ出力する信号分配手段と、上記3つの経路から送ら
れてくる信号をそれぞれ受信し送られてきたデータを取
り出す受信手段と、各受信手段から出力されたデータの
数を予め設定された送信回数もしくは受信回数単位で累
積するデータ数累積手段と、累積されたデータ数を上記
3つの経路毎に更新記憶し表示する手段とを設け、表示
された各経路毎の受信したデータの累積数を監視して、
最適な電力線通信の経路の判断、もしくは、経路のチェ
ックを行なうことができる。
【0012】さらには、各受信手段からの出力データを
記憶する受信データ記憶手段と、各受信データ記憶手段
で記憶するデータと上記送信データとを比較する比較手
段と、上記比較手段で一致したデータの数を予め設定さ
れた送信回数もしくは受信回数単位で累積する一致デー
タ数累積手段と、上記累積値を上記3つの経路毎に更新
記憶し表示する手段をも設けて、受信したデータと発信
したデータの一致具合を観察できるようにすることによ
って、通信経路の適否に利用する。
【0013】また、予め設定された送信回数もしくは受
信回数単位で循環的に切換え上記3つの経路の内の1つ
を選択する信号選択手段を設け、順次各経路の受信した
データの累積値、さらには、送信データとの一致データ
数の累積値を求め、表示するようにする。
【0014】
【作用】電力線通信試験装置を2地点に配置し、データ
の受信がなくかつ送信終了から送信時間よりも長く設定
された無送信時間が経過したどちらか一方の側を送信側
として、予め決められた送信データを送信し、他方の受
信側では、上記3つの経路を介して送られてきたデータ
を受信し、データの受信がなくかつ送信終了から上記無
送信時間が経過した後に、上記他方の側を送信側として
送信データを送信し一方の側を受信側として受信し、一
方の側と他方の側間で送受信を交互に行い、予め設定さ
れた送信回数もしくは受信回数単位で、受信したデータ
数の累積値を3つの通信経路毎に表示する。さらには、
送信データと受信データを比較して一致したデータの数
を累積して3つの通信経路毎に表示する。
【0015】この受信したデータ数の累積値及び一致し
たデータの数の累積値の表示より、最適な通信経路を求
める。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の電力線通信試験装置の一実
施例のブロック図ある。図1において、破線で囲った部
分はマイクロプロセッサ、ROM,RAM等で構成され
るメモリ、入出力インターフェース等で構成されるマイ
クロコンピュータの部分である。該装置に電源が入れら
れると、若しくは、さらに送信指令が入力されると、マ
イクロコンピュータは送信データ記憶手段1に記憶する
送信データを読み出し、入出力インターフェースを介し
て送信手段2に読み出した送信データを出力する。
【0017】送信手段2は図3に示すように、スペクト
ラム拡散信号発生器22から出力される高周波搬送波を
送信データで変調器21により変調し、その変調搬送波
を増幅器23で増幅して送信信号として信号分配手段3
に出力する。信号分配手段3は図5に示すように、トラ
ンス31を介して、接地線Le以外の該電力線通信試験
装置が接続されている2つの導線(第2の導線L2と第
1の導線L1若しくは第3の導線L3)間、及び上記各
導線(L2、L1又はL3)と接地線Le間の3つの経
路に送信信号をそれぞれ出力する。例えば、図7におけ
るコネクタAに電力線通信試験装置が接続されている場
合には、第1の導線L1と第2の導線L2間、第1の導
線L1と接地線Le間、第2の導線L2と接地線Le間
の3つの経路にそれぞれ上記送信信号が出力される。
【0018】受信側にも、発信側と同一の図1に示す電
力線通信試験装置が接続されており、接地線Le及び他
の2つの導線を介して送られてきた信号を信号選択手段
4を介して受信する。図6はこの信号選択手段4のブロ
ック図で、第2の導線L2と接地線Le以外の他の接続
導線(L1またはL3)間の信号はトランス41を介し
て、また接地線Leと他の接続導線(L1またはL3)
間の信号はトランス42を介して、接地線Leと第2の
導線L2間の信号はトランス43を介して受信され、マ
イクロコンピュータで構成する選択制御手段8から出力
される選択信号によってアナログスイッチAS1〜AS
3が選択的にオンとなり、選択された信号が受信信号と
して受信手段5へ出力される。例えばアナログスイッチ
AS1が選択信号ch1によりオンとされると、接地線
Le以外の接続導線(L2とL1又はL3)間の信号を
受信信号として出力し、アナログスイッチAS2が選択
信号ch2によりオンとなると接地線Leと第2の導線
L2以外の接続導線(L1またはL3)間の信号が選択
されて受信信号として出力され、さらにアナログスイッ
チAS3が選択信号ch3によりオンとなると接地線L
eと第2の導線L2間の信号が受信信号として選択され
出力される。
【0019】受信手段5は図4に示すように、受信信号
を増幅器53で増幅し、復調器51によりスペクトラム
拡散信号発生器52からの搬送波で復調し、受信データ
を得て、マイクロコンピュータに出力する。
【0020】マイクロコンピュータは入出力インターフ
ェースを介して受信データを受信すると、該受信データ
を受信データ記憶手段6に記憶すると共に、データ数累
積手段11でこの受信データ記憶手段6に記憶したデー
タの数を所定単位(バイト単位若しくはパケット単位で
本実施例はバイト単位としており、以下バイト単位とし
て説明する)で計数して累積する。
【0021】また、受信データ記憶手段6に記憶された
データと送信データ記憶手段1に記憶された送信データ
をバイト単位で比較手段10で比較し、一致すると出力
を出し一致データ数累積手段12にその一致データ数を
累積する。なお、電力線に接続された2つの電力線通信
試験装置の送信データ記憶手段に記憶された送信データ
は同一のデータが予め記憶されているものである。
【0022】送信制御手段7は受信手段5から出力され
る受信信号がなくなり、かつ前回の送信の終了より送信
時間より長い予め定められた無送信時間が経過すると送
信指令を出力し、送信データ記憶手段1に記憶する送信
データを読みだし出力し送信を開始する。こうして、2
つの電力線通信試験装置間で送信データの送受が交互に
行なわれることになる。
【0023】一方、選択制御手段8は設定回数の送信が
行なわれる毎に選択信号ch1〜ch3の切替を行な
う。また、表示制御手段9は上記設定回数の送信が行な
われる毎に表示選択手段13に記憶指令を出力し、表示
選択手段13は記憶指令を受けて選択制御手段8で選択
されている選択信号ch1〜ch3に対応するデータ数
及び一致データ数の累積値記憶手段14−1〜14−
3、15−1〜15−3に上記データ数及び一致データ
数の累積手段11、12に累積するデータ数を格納させ
る。また、表示制御手段9は各累積データ数を記憶させ
た後初期化指令を出力してデータ数及び一致データ数の
累積手段を初期化する。
【0024】データ数及び一致データ数の累積値記憶手
段14−1〜14−3、15−1〜15−3に記憶され
たデータ数はデータ数及び一致データ数の累積値記憶手
段14−1〜14−3、15−1〜15−3にそれぞれ
接続された第1、第2の表示手段16−1〜16−3、
17−1〜17−3に表示される。
【0025】以上が電力線通信試験装置の動作である
が、具体的にマイクロコンピュータが実行する処理を図
2に示す処理フローチャートと共に説明する。
【0026】電力線通信を実行しようとする2地点に配
置された電力線通信試験装置にわずかな時間差をもって
それぞれ電源を投入すると、該各電力線通信試験装置の
マイクロプロセッサ(以下CPUという)はそれぞれ送
信終了後の時間を計時するタイマをクリアしてスタート
させる(ステップS1)。次にCPUは受信データが受
信されているか否か、判断し、最初は両電力線通信試験
装置ともデータ送信を行なっていないから、両電力線通
信試験装置は、受信データを受信せず、共に、ステップ
S7に移行しタイマの値が予め設定されている無送信時
間を超えたか否か判断し、超えてなければ、上記ステッ
プS2、S7の処理を繰り返し実行する。なお上記無送
信時間は送信時間より長い時間が設定されている。これ
により、送信中に受信が一部とぎれても1回の送信が終
了するまで受信データがあるか否か判断するようにする
ことにより、送受信が途中で切り替わらないようにして
いる。
【0027】2つの電力線通信試験装置の内、先に電源
を投入した方の電力線通信試験装置の上記タイマの計時
時間が設定された無送信時間以上になると、該電力線通
信試験装置のCPUはステップS7からステップS8に
移行して送信バッファ(送信データ記憶手段)に予め記
憶されている送信データを読み出し出力し、前述したよ
うに送信手段2、信号分配手段3を介して電力線へ送信
する。例えば図8に示すように、A地点に配置された電
力線通信試験装置の方がB地点に配置された電力線通信
試験装置よりわずかに早く電源が投入された場合は、A
地点の電力線通信試験装置から送信データが送出される
ことになる。一方、B地点の電力線通信試験装置では、
受信手段5を介してデータを受信することになるから、
ステップS2からステップS3に移行しデータを受信す
ることになるがこの点は後述する。送信データの送信を
開始した(A地点の)電力線通信試験装置のCPUは送
信データの出力が終了すると、前述のタイマをクリアし
再び計時を開始させる(ステップS9)。そして、送信
回数をカウントする送信カウンタ(初期設定で初めは
「0」にクリアされている)に「1」加算し(ステップ
S10)、このカウンタで計数している送信回数が設定
値以上であるか否か判断し(ステップS11)、設定値
に達していなければ、ステップS2に戻る。この場合、
データの受信がなく、かつタイマが設定された無送信時
間以上まで計時していないからステップS2、S7の処
理を繰り返し実行することになる。
【0028】一方、データを受信した(B地点の)電力
線通信試験装置のCPUは、受信データを受信データバ
ッファ(受信データ記憶手段)に記憶すると共に(ステ
ップS2、S3)、受信データが所定単位(1バイト)
になるごとに、受信データ数を計数するカウンタに
「1」加算し受信データ数を累積する(データ数累積手
段)(ステップS4)。次に、送信データバッファと当
該受信データバッファに記憶した受信データと対応する
送信データバッファに記憶するデータが一致するか否か
判断し(ステップS5)、一致したときのみ正しく受信
した受信データ数を累積するカウンタ(一致データ数累
積手段)に「1」加算した(ステップS6)後、ステッ
プS2に戻り、受信データが終わるまでステップS2〜
S6の処理を繰り返し実行する。
【0029】そして、データを受信しなくなると(B地
点の)電力線通信試験装置のCPUはステップS2から
ステップS7に移行しタイマで計時する時間が設定され
ている無送信時間を超えているか否か判断する。この場
合図8に示すようにすでに超えているから、ステップS
8に移行し、前述したように送信データを出力し、出力
完了後、タイマをクリア後スタートさせ、送信回数を計
数するカウンタに「1」加算し、送信回数が設定値以上
か判断し(ステップS8〜S11)、設定値以上でなけ
れば、ステップS2に戻る。
【0030】即ち、2つの電力線通信試験装置間の送信
と受信が逆転する。図8の例では、B地点の電力線通信
試験装置から送信データを送信し、A地点の電力線通信
試験装置でデータを受信することになる。以後、ステッ
プS11で送信回数が設定値以上になったことが検出さ
れるまで、2つの電力線通信試験装置間で送信、受信が
交互に反転して繰り返されることになる。
【0031】こうして、送信回数が設定値に達すると、
ステップS11からステップS12に移行し、受信デー
タ数を計数し累積しているカウンタ(データ数累積手
段)、及び正しく受信した受信データ数を累積するカウ
ンタ(一致データ数累積手段)に記憶する値を選択信号
で選択されている出力ポートの記憶手段(データ数累積
値記憶手段、一致データ数累積値記憶手段)に記憶させ
る(ステップS12、S13)。各出力ポートの記憶手
段には第1、第2の表示手段16−1〜16−3、17
−1〜17−3が接続されているから、記憶されたデー
タはそのまま表示されることになる。なお、選択信号c
h1〜ch3は初期設定で初めは第1番目の選択信号c
h1により1番目の各出力ポートの記憶手段(データ数
累積値記憶手段14−1、一致データ数累積値記憶手段
15−1)が選択されている。
【0032】次に、選択信号を更新し(選択制御手段に
対応)、例えば選択信号ch1から選択信号ch2へ変
える(ステップS14)。このように送信回数が設定値
に達する毎に選択信号ch1〜ch3は循環して順次切
換えられる。さらに、送信回数を計数するカウンタ、受
信データ数を計数し累積しているカウンタ(データ数累
積手段)、及び正しく受信した受信データ数を累積する
カウンタ(一致データ数累積手段)をクリアし(ステッ
プS15、S16、S17)、ステップS2に戻る。
【0033】上述した処理が繰り返され、選択信号が順
次更新されることによって、3つの通信経路、即ち、接
地線Le以外の該電力線通信試験装置が接続されている
2つの導線(第2の導線L2と第1の導線L1若しくは
第3の導線L3)間、接地線Leと第2の導線L2間、
接地線Leと第1の導線L1若しくは第3の導線間の3
つの経路による設定回数の送受信が順次行なわれ、第1
の表示手段16−1〜16−3には、3つの通信経路に
おける設定回数の送受信における受信データ数の累積値
が表示され、第2の表示手段17−1〜17−3には、
3つの通信経路における設定回数の送受信における正し
く受信した受信データ数の累積値が表示されることにな
る。
【0034】この送受信の動作をある程度の期間実行す
ると、同一の送信データが送受信されるものであるか
ら、上記第1、第2の表示手段16−1〜16−3、1
7−1〜17−3に表示される値はあまり変化せず、そ
れぞれある値になる。なお、図8で明らかのように、電
源を投入し最初に受信される受信データ数、正しく受信
した受信データ数は、1回分受信データが少ないものと
なるが、更新された以後は設定回数の受信データにおけ
る数となり、変化は少なくなる。例えば、送信回数の設
定値が3であると、図8において、A地点における電力
線通信試験装置の受信回数は初めは2回であり以後3回
となる。またB地点の電力線通信試験装置の受信回数は
3回であり変化はない。
【0035】以上のようにして、上記第1、第2の表示
手段16−1〜16−3、17−1〜17−3に、それ
ぞれ3つの通信経路における受信データ数、正しく受信
した受信データ数が表示されるから、この中から一番受
信データ数が多い中から、正しく受信データ数の多い経
路を、電力線通信のための経路として選択する。
【0036】また、この通信経路の試験中に、他のコン
セントに高周波インピーダンスの低い電気器具やノイズ
を多く出す電気器具等の電気器具が接続されて使用され
ることによって、通信レベルが低下したり、ノイズが乗
り誤った通信が生じると、上記第1、第2の表示手段1
6−1〜16−3、17−1〜17−3に表示される値
が変化することになる。このような場合には、使用した
電気器具を別なコンセントで使用するようにするか、ま
たは、上記第1、第2の表示手段16−1〜16−3、
17−1〜17−3の表示データが変化しない通信経路
を電力線通信の経路として選択する。また、上記第1、
第2の表示手段16−1〜16−3、17−1〜17−
3に表示された表示データを監視して、どれも適当でな
ければ、実験した3つの経路が通信経路として適切では
ないとして、別なコンセントを利用して再度実験を行な
う。
【0037】例えば、図7において、コンセントAとコ
ンセントDに電力線通信試験装置を取り付け、上記実験
を行なった場合、通信経路としては第2の導線L2と接
地線Le間の通信経路しかなく、好ましくない。この場
合、上記第1、第2の表示手段16−1〜16−3、1
7−1〜17−3に表示されるデータは、第2の導線L
2と接地線Le間の通信経路に対応する表示手段(16
−3、17−3)のみにデータが現れ、他の表示手段に
は現れない。そこで、このような場合には、コンセント
を変えて、即ち使用する電力線を変えて上記実験を行な
い、最適な電力線通信経路を選択する。
【0038】なお、上記実施例では、ステップS10、
S11を設けて、送信データを設定回数だけ送信し得ら
れた累積受信データ数、正しく受信した受信データ数の
累積数を表示するようにしたが、ステップS10、S1
1の処理を省略して、送信データを1回送信する毎に上
記表示を更新させるようにしてもよい。
【0039】さらに、上記実施例では、受信データ記憶
手段(受信データバッファ)を1つだけ設け、選択制御
手段で選択した経路からの受信データを記憶するように
したが、受信データ記憶手段(受信データバッファ)を
経路にそれぞれ対応させて3つ備え、各通信経路を介し
て得られたデータをそれぞれ記憶するようにしてもよ
い。即ち、図6におけるアナログスイッチAS1〜AS
3の代わりに受信手段5をそれぞれ接続し、かつ、各受
信手段5からの出力を各受信データ記憶手段に記憶させ
るようにする。そして、各受信データ記憶手段に記憶し
た受信データ数をそれぞれ計数し、データ数累積値記憶
手段に記憶させ、また、各受信データ記憶手段に記憶し
た受信データと予め決められた送信データを比較し一致
するデータ数をそれぞれ求め、それぞれ一致データ数累
積値記憶手段に記憶させるようにしてもよい。
【0040】また、上記実施例では、送信回数を計数
し、設定回数になると累積受信データ数、正しく受信し
た受信データ数の累積数を表示するようにしたが、受信
回数を計数するようにしても同一である。この場合に
は、図2においてステップS10の処理をステップS7
とS8の間に移行させるだけである。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明は、簡単な構成に
よって電力線通信の適否を見るためのの試験を行なうこ
とができ、かつ、通信経路毎に送信データの所定受信回
数毎における受信したデータの累積数、送信データと一
致したデータの累積数が表示されるから、この表示内容
及び表示の変化状態から通信に適した経路が容易に知る
ことができるので、容易にかつ安価に電力線通信の適否
あるいはその信頼性の程度を知ることができる。これに
より、電力線通信システムをより早くより適切に構築す
ることができるだけではなく、トラブル時の原因調査や
対策も容易にでき、システム構築コストやシステム運用
コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電力線通信試験装置の一実施例のブロ
ック図である。
【図2】同実施例における電力線通信試験装置のマイク
ロコンピュータが実施する処理のフローチャートであ
る。
【図3】同実施例における送信手段のブロック図であ
る。
【図4】同実施例における受信手段のブロック図であ
る。
【図5】同実施例における信号分配手段のブロック図で
ある。
【図6】同実施例における信号選択手段のブロック図で
ある。
【図7】電力線通信を行なうシールドされた閉領域にお
ける電力線の配線状態とコンセントの設置状態を示す図
である。
【図8】上記実施例における2つの電力線通信試験装置
間の送信、受信の関係を表す図である。
【符号の説明】
1 送信データ記憶手段 2 送信手段 3 信号分配手段 4 信号選択手段 5 受信手段 6 受信データ記憶手段 7 送信制御手段 8 選択制御手段 9 表示制御手段 10 比較手段 11 データ数累積手段 12 一致データ数累積手段 13 表示選択手段 14−1〜14−3 データ数累積値記憶手段 15−1〜15−3 一致データ数累積値記憶手段 16−1〜16−3 第1の表示手段 17−1〜17−3 第2の表示手段

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力線の接地線以外の2つの導線間及び
    接地線と該接地線以外の2つの導線の内の一方の導線間
    さらに接地線と接地線以外の2つの導線の内の他方の導
    線間の3つの経路に、データの受信がなくかつ送信終了
    から送信時間よりも長く設定された無送信時間が経過し
    たどちらか一方の側を送信側として、予め決められた送
    信データを送信し、他方の受信側では、上記3つの経路
    を介して送られてきたデータを受信し、データの受信が
    なくかつ送信終了から上記無送信時間が経過した後に、
    上記他方の側を送信側として送信データを送信し一方の
    側を受信側として受信し、一方の側と他方の側間で送受
    信を交互に行ない、予め設定された送信回数もしくは受
    信回数単位で各経路毎の受信したデータの数を累積し、
    該累積値を夫々更新表示して電力線の通信経路の試験を
    行なう電力線通信試験方法。
  2. 【請求項2】 電力線の接地線以外の2つの導線間及び
    接地線と該接地線以外の2つの導線の内の一方の導線間
    さらに接地線と接地線以外の2つの導線の内の他方の導
    線間の3つの経路に、データの受信がなくかつ送信終了
    から送信時間よりも長く設定された無送信時間が経過し
    たどちらか一方の側を送信側として予め決められた送信
    データを送信し、他方の受信側では、上記3つの経路を
    介して送られてきたデータを受信し、データの受信がな
    くかつ送信終了から上記無送信時間が経過した後に、上
    記他方の側を送信側として送信データを送信し一方の側
    を受信側として受信し、一方の側と他方の側間で送受信
    を交互に行ない、各経路毎の受信データと送信データと
    を比較して一致するデータ数をそれぞれ予め設定された
    送信回数もしくは受信回数単位で累積し、該累積値を夫
    々更新表示して電力線の通信経路の試験を行なう電力線
    通信試験方法。
  3. 【請求項3】 各経路毎の受信データと送信データとを
    比較して一致するデータ数をそれぞれ予め設定された送
    信回数もしくは受信回数単位で累積し、該累積値を夫々
    更新表示する請求項1記載の電力線通信試験方法。
  4. 【請求項4】 電力線の接地線以外の2つの導線間及び
    接地線と該接地線以外の2つの導線の内の一方の導線間
    さらに接地線と接地線以外の2つの導線の内の他方の導
    線間の3つの経路に、データの受信がなくかつ送信終了
    から送信時間よりも長く設定された無送信時間が経過し
    たどちらか一方の側を送信側として予め決められた送信
    データを送信し、他方の受信側では、上記3つの経路を
    1回分のデータ受信毎に循環的に切換えて選択し、選択
    経路を介して送られてきたデータを受信し、データの受
    信がなくかつ送信終了から上記無送信時間が経過した後
    に、上記他方の側を送信側として送信データを送信し一
    方の側を受信側として受信し、一方の側と他方の側間で
    送受信を交互に行ない、予め設定された送信回数もしく
    は受信回数単位で受信データの数を累積し、該累積値を
    選択した経路に対する受信データ累積値として夫々表示
    して電力線の通信経路の試験を行なう電力線通信試験方
    法。
  5. 【請求項5】 電力線の接地線以外の2つの導線間及び
    接地線と該接地線以外の2つの導線の内の一方の導線間
    さらに接地線と接地線以外の2つの導線の内の他方の導
    線間の3つの経路に、データの受信がなくかつ送信終了
    から送信時間よりも長く設定された無送信時間が経過し
    たどちらか一方の側を送信側として予め決められた送信
    データを1回分送信し、他方の受信側では、上記3つの
    経路を1回分のデータ受信毎に循環的に切換えて選択
    し、選択経路を介して送られてきたデータを受信し、デ
    ータの受信がなくかつ送信終了から上記無送信時間が経
    過した後に、上記他方の側を送信側として送信データを
    送信し一方の側を受信側として受信し、一方の側と他方
    の側間で送受信を交互に行ない、受信データと送信デー
    タとを比較して一致するデータ数をそれぞれ予め設定さ
    れた送信回数もしくは受信回数単位で累積し、該累積値
    を選択した経路に対する一致したデータの累積数として
    夫々表示して電力線の通信経路の試験を行なう電力線通
    信試験方法。
  6. 【請求項6】 各経路毎の受信データと送信データとを
    比較して一致するデータ数をそれぞれ予め設定された送
    信回数もしくは受信回数単位で累積し、該累積したデー
    タ数を選択した経路に対する一致したデータの累積数と
    して表示する請求項4記載の電力線通信試験方法。
  7. 【請求項7】 予め決められた送信データを記憶する送
    信データ記憶手段と、 受信データがなくかつ送信終了後から送信時間よりも長
    く設定された無送信時間が経過すると上記送信データ記
    憶手段から送信データを読みだし出力する送信制御手段
    と、 出力された送信データを電力線を介して送信させる送信
    手段と、 上記送信手段から出力された送信信号を電力線の接地線
    以外の2つの導線間及び接地線と該接地線以外の2つの
    導線の内の一方の導線間さらに接地線と接地線以外の2
    つの導線の内の他方の導線間の3つの経路にそれぞれ出
    力する信号分配手段と、 上記3つの経路から送られてくる信号をそれぞれ受信し
    送られてきたデータを取り出す受信手段と、 各受信手段から出力されたデータの数を予め設定された
    送信回数もしくは受信回数単位で累積するデータ数累積
    手段と、 累積されたデータ数を上記3つの経路毎に更新記憶し表
    示する手段とを備える電力線通信試験装置。
  8. 【請求項8】 予め決められた送信データを記憶する送
    信データ記憶手段と、 受信データがなくかつ送信終了後から送信時間よりも長
    く設定された無送信時間が経過すると上記送信データ記
    憶手段から送信データを読みだし出力する送信制御手段
    と、 出力された送信データを電力線を介して送信させる送信
    手段と、 上記送信手段から出力された送信信号を電力線の接地線
    以外の2つの導線間及び接地線と該接地線以外の2つの
    導線の内の一方の導線間さらに接地線と接地線以外の2
    つの導線の内の他方の導線間の3つの経路にそれぞれ出
    力する信号分配手段と、 上記3つの経路から送られてくる信号をそれぞれ受信し
    送られてきたデータを取り出す受信手段と、 各受信手段からの出力データを記憶する受信データ記憶
    手段と、 各受信データ記憶手段で記憶するデータと上記送信デー
    タとを比較する比較手段と、 上記比較手段で一致したデータの数を予め設定された送
    信回数もしくは受信回数単位で累積する一致データ数累
    積手段と、 上記累積値を上記3つの経路毎に更新記憶し表示する手
    段とを備える電力線通信試験装置。
  9. 【請求項9】 各受信手段からの出力データを記憶する
    受信データ記憶手段と、 各受信データ記憶手段で記憶するデータと上記送信デー
    タとを比較する比較手段と、 上記比較手段で一致したデータの数を予め設定された送
    信回数もしくは受信回数単位で累積する一致データ数累
    積手段と、 上記一致データの累積値を上記3つの経路毎に更新記憶
    し表示する手段とを備える請求項7記載の電力線通信試
    験装置。
  10. 【請求項10】 予め決められた送信データを記憶する
    送信データ記憶手段と、 受信データがなくかつ送信終了後から送信時間よりも長
    く設定された無送信時間が経過すると上記送信データ記
    憶手段から送信データを読みだし出力する送信制御手段
    と、 出力された送信データを電力線を介して送信させる送信
    手段と、 上記送信手段から出力された送信信号を電力線の接地線
    以外の2つの導線間及び接地線と該接地線以外の2つの
    導線の内の一方の導線間さらに接地線と接地線以外の2
    つの導線の内の他方の導線間の3つの経路にそれぞれ出
    力する信号分配手段と、 予め設定された送信回数もしくは受信回数単位で循環的
    に切換え上記3つの経路の内の1つを選択する信号選択
    手段と、 該信号選択手段で選択された経路から送られてくる信号
    を受信し送られてきたデータを取り出す受信手段と、 受信手段から出力されたデータの数を予め設定された送
    信回数もしくは受信回数単位で累積するデータ数累積手
    段と、 累積されたデータ数を各経路毎に記憶するデータ数累積
    値記憶手段と、 上記各データ累積値記憶手段に記憶された累積値を表示
    する表示手段と、 予め設定された送信回数もしくは受信回数単位で循環的
    に切換え上記信号選択手段で選択された経路に対応する
    上記データ数累積値記憶手段を選択し、上記データ数累
    積手段で累積したデータ数を選択データ数累積値記憶手
    段に記憶させる表示制御手段とを備える電力線通信試験
    装置。
  11. 【請求項11】 予め決められた送信データを記憶する
    送信データ記憶手段と、 受信データがなくかつ送信終了後から送信時間よりも長
    く設定された無送信時間が経過すると上記送信データ記
    憶手段から送信データを読みだし出力する送信制御手段
    と、 出力された送信データを電力線を介して送信させる送信
    手段と、 上記送信手段から出力された送信信号を電力線の接地線
    以外の2つの導線間及び接地線と該接地線以外の2つの
    導線の内の一方の導線間さらに接地線と接地線以外の2
    つの導線の内の他方の導線間の3つの経路にそれぞれ出
    力する信号分配手段と、 予め設定された送信回数もしくは受信回数単位で循環的
    に切換え上記3つの経路の内の1つを選択する信号選択
    手段と、 該信号選択手段で選択された経路から送られてくる信号
    を受信し送られてきたデータを取り出す受信手段と、 受信手段からの出力データを記憶する受信データ記憶手
    段と、 受信データ記憶手段で記憶するデータと送信データとを
    比較する比較手段と、 上記比較手段で一致したデータの数を予め設定された送
    信回数もしくは受信回数単位で累積する一致データ数累
    積手段と、 上記累積値を各経路毎に記憶する一致データ数累積値記
    憶手段と、 上記各一致データ数累積値記憶手段に記憶された累積値
    を表示する累積値表示手段と、 予め設定された送信回数もしくは受信回数単位で循環的
    に切換え上記信号選択手段で選択された経路に対応する
    上記一致データ数累積値記憶手段を選択し、上記一致デ
    ータ数累積手段で累積したデータ数を選択一致データ数
    累積値記憶手段に記憶させる表示制御手段とを備える電
    力線通信試験装置。
  12. 【請求項12】 受信手段からの出力データを記憶する
    受信データ記憶手段と、 受信データ記憶手段で記憶するデータと送信データとを
    比較する比較手段と、 上記比較手段で一致したデータの数を予め設定された送
    信回数もしくは受信回数単位で累積する一致データ数累
    積手段と、 上記累積値を各経路毎に記憶する累積値記憶手段と、 上記各累積値記憶手段に記憶された累積値を表示する累
    積値表示手段とを備え、上記表示制御手段は、上記信号
    選択手段で選択された経路に対応する上記累積値記憶手
    段をも選択し、上記一致データ数累積手段で累積したデ
    ータ数を選択した一致データ数累積値記憶手段に記憶さ
    せる請求項11記載の電力線通信試験装置。
JP14577594A 1994-06-06 1994-06-06 電力線通信試験方法及び装置 Expired - Fee Related JP3280519B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14577594A JP3280519B2 (ja) 1994-06-06 1994-06-06 電力線通信試験方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14577594A JP3280519B2 (ja) 1994-06-06 1994-06-06 電力線通信試験方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07336276A JPH07336276A (ja) 1995-12-22
JP3280519B2 true JP3280519B2 (ja) 2002-05-13

Family

ID=15392884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14577594A Expired - Fee Related JP3280519B2 (ja) 1994-06-06 1994-06-06 電力線通信試験方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3280519B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005020197A (ja) * 2003-06-24 2005-01-20 Hitachi Ltd 電力線通信式装置、制御システム、電力線通信装置における接続配線を設定する方法
US9768833B2 (en) 2014-09-15 2017-09-19 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for sensing a condition in a transmission medium of electromagnetic waves

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07336276A (ja) 1995-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5596473A (en) Electrical switches with current protection interfaced with a remote station and a portable local unit
EP0692116B1 (en) Power line communications analyzer
EP2260312B1 (en) Arc fault root-cause finder system and method
EP0947844A2 (en) Method and apparatus for remotely changing signal characteristics of a signal generator
WO2005109015A1 (en) Non-contact cable state testing
JPH10336174A (ja) 絶縁回路を有した中継装置
US6744257B2 (en) Apparatus, a method for testing an electrical wiring system, a computer program for testing an electrical wiring system and a computer-readable storage medium having stored thereon a computer program for testing an electrical wiring system
JP3280519B2 (ja) 電力線通信試験方法及び装置
JP2007531338A (ja) データサービス用試験装置
JPH0654888B2 (ja) 電力線搬送通信装置
JP5167568B2 (ja) 分電盤の分岐回路接続チェック装置
CA1241470A (en) High speed automatic test apparatus especially electronic directory terminals
SI22426A (sl) Merilni pripomoäśek za preverjanje oĺ˝iäśenja nizkonapetostnih elektriäśnih napeljav
JPS62185424A (ja) デイジタル回線試験装置
US6333625B1 (en) Fault localizing and identifying device for electric systems
JP7228806B2 (ja) 電力計測システム、情報変更方法及びプログラム
CN220368715U (zh) 一种干扰测试系统
JP3276888B2 (ja) 機器の電気的物理量試験装置
JPH08220180A (ja) Acコンセント配線試験装置
KR100618127B1 (ko) 심선대조기
KR200354230Y1 (ko) 심선대조기
JPH08304499A (ja) 検相試験装置および検相試験方法
JPH07336277A (ja) 電力線相試験方法及び装置
JPH0882648A (ja) 接続ケーブルの断線検出装置
JP2002078130A (ja) ケーブル検査方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020129

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080222

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090222

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090222

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100222

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100222

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120222

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees