JP3279661B2 - 電子ビーム露光装置 - Google Patents

電子ビーム露光装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子ビーム露光装置に
係り、詳しくは、例えば、露光装置の分野に用いて好適
な、電子ビームにより1ショット毎に所定パターンを露
光する電子ビーム露光装置に関する。 [発明の背景]近年、半導体集積回路、特に、LSI
(Large Scale Integrated circuit)等の大規模集積回
路には、より微細なパターン露光のため、電子ビームを
用いた電子ビーム露光装置が数多く開発されている。
【0002】電子ビーム露光装置は、いわゆる、一筆書
の要領で電子ビームを偏向しながら1つのパターンデー
タに対して1ショットずつ露光するものである。しか
し、近時におけるパターンの微細化によって、電子ビー
ムの偏向制御には高い精度が要求されており、偏向制御
に用いる信号にノイズが含まれると偏向制御の精度が低
下し、露光位置が変動することになる。
【0003】そこで、信号中に所定のレベルを越えるノ
イズの有無を判断し、信号の有効性を判定することが必
要となる。
【0004】
【従来の技術】従来のこの種の電子ビーム露光装置とし
ては、例えば、図4に示すようなものがある。この電子
ビーム露光装置1は、大別して、電子光学系2と、制御
系3とから構成されている。
【0005】電子光学系2は、電子銃4、偏向部5,
6、電子レンズ7,8,9、検出器10からなり、制御
系3は、CPU(Central Processing Unit )11、電
源制御部12、バッファメモリ13、パターン発生補正
回路14、ステージ位置制御15、ブランキング増幅器
16、偏向増幅器17、デジタルメモリ18、増幅器1
9、位置検出部20、ステージ駆動部21、入力部2
2、記憶部23、補助記憶部24、ノイズ検出回路25
から構成されている。
【0006】なお、図4中、Sはステージ、Mはステー
ジ上に載置された対象物である。電源制御部12は、電
子銃4、偏向部5,6、電子レンズ7,8,9等に対し
て、図示しない電源部から供給する電源電圧及び電源電
流を制御するための信号を出力するものである。ノイズ
検出回路25は、2つのレベル検出回路26a,26b
からなり、レベル検出回路26aは、電源制御部12か
らの制御信号中、電子ビームの状態に関する信号として
アライメント電源の信号SA を、また、レベル検出回路
26bは、電源制御部12からの制御信号中、電子ビー
ムの状態に関する信号としてレンズ電源の信号SL を、
それぞれ入力信号として、これらの信号中に含まれるノ
イズ成分のレベルが予め設定された値よりも大きいか否
かを検出するものである。
【0007】以下、従来の電子ビーム露光装置における
基板(通常、ガラス乾板あるいはシリコンウエハが用い
られる)上への露光を説明する。図5はシリコンウエハ
の1チップに相当する部分を示す。なお、図5中、Mは
5×5mm2 サイズのチップの四隅に形成された位置検
出マークである。
【0008】まず、電子ビームが走査されて4個の位置
検出マークMの位置が検出され、電子ビームが正しく位
置検出マークMの位置にくるように校正される。校正終
了後、5×5mm2 サイズのチップ内のIC(Integrat
ed Circuit)パターンが露光される。ところが、露光の
途中で何らかの外部ノイズが発生すると、外部ノイズの
影響により電子ビームの偏向位置がずれて正しい位置に
こない場合があり、これは不良IC発生の原因となる。
【0009】例えば、5×5mm2 チップ内を1×1μ
2 のビームで全面塗り潰し露光を行う場合には、2.
5×107 回のビーム照射が必要であり、これは2.5
×107 回のビーム照射中に1回でもビームが1μmの
位置ずれを起こすと不良となることを意味する。つま
り、ビームの位置ずれが1010回に一回の割合で発生す
ると、400チップに一つの割合で不良品が生じること
になるため、ノイズ検出回路25によってノイズの発生
が検出されるようになっている。
【0010】すなわち、ノイズ検出回路25は電子ビー
ム露光装置中、電子ビームの制御に深く関与するアライ
メント電源の信号SA と、レンズ電源の信号SL とが、
それぞれチャンネル1(以下、CH1と記す)及びチャ
ンネル2(以下、CH2と記す)に入力され、レベル検
出回路26a,26bによって、これらCH1,CH2
に入力された信号が所定のレベルよりも大きいか否かが
判定される。
【0011】これは、通常、CH1,CH2に入力され
る各信号は略一定値であり、この状態において、レベル
検出回路26a,26bの出力は“L”であるが、ノイ
ズの発生により各信号が予め設定された値よりも大きな
値となった場合、レベル検出回路26a,26bの出力
は“H”となる。このようにして、予め設定された値よ
りも大きなノイズが発生した場合、例えば、アラーム信
号がCPU11に送られ、当該チップの露光が停止され
るか、または、チップ上に不良マーク(例えば、×印)
を露光するか、あるいは、当該チップが不良チップであ
るという情報がデータとして格納される。
【0012】以上の処理によって、ノイズの悪影響によ
る不良チップが識別される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電子ビーム露光装置にあっては、ノイズの検
出のためにアライメント電源の信号SA とレンズ電源の
信号SL との2信号を均等に用いるという構成となって
いたため、以下に述べるような問題点があった。すなわ
ち、一般に、全体のノイズは個々のノイズの二乗平均和
で表されるが、個々のノイズが同期して発生した場合の
ノイズの大きさは個々のノイズを加算したものとなり、
この場合、個々のノイズがそれぞれ規格値内であっても
電子ビームの位置ずれは規格値を越えるという場合が生
じる。
【0014】また、実際に調べるべきノイズ源は多種に
わたっており、例えば、前述したアライメント及びレン
ズの各電源に対してだけでも10程度のノイズ源があ
り、その他にも調べるべきノイズ源は多数あるため、こ
れらのノイズ源を全て調べるためにはノイズ源に対応す
る数のレベル検出回路が必要となる。 [目的]そこで本発明は、ノイズの検出を簡易に、か
つ、精度良く行う電子ビーム露光装置を提供することを
目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による電子ビーム
露光装置は上記目的達成のため、所定の対象物に電子ビ
ームを照射する電子ビーム照射手段と、該電子ビーム照
射手段から照射された電子ビームによって該対象物から
発せられる二次電子を検出する二次電子検出手段とを有
する電子光学系を備える電子ビーム露光装置において、
前記電子光学系における前記電子ビームの現状態を示す
複数のステータス情報に含まれるノイズ成分が予め設定
された基準値よりも大きいか否かを検出するノイズ検出
手段を設け、前記ノイズ検出手段は、前記複数のステー
タス情報として前記電子ビームの状態を示す複数の信号
を用い、各信号のオフセットであるDC成分を除去する
オフセット部と、該オフセット部から入力される各信号
のノイズに対する重要度に応じて重み付けする重み付け
部と、該重み付け部から入力される各信号を加算する加
算部と、該加算部によって加算された各信号の合計値が
予め設定された基準レベルを越えるか否かを検出するレ
ベル検出部とを有し、前記ノイズ検出手段により前記
準値よりも大きなノイズを検出した場合、前記電子ビー
ムに異常状態が発生したと判断するように構成してい
る。
【0016】
【0017】この場合、前記電子ビームの状態を示す複
数の信号の中の一つの信号をトリガ信号とし、他の全て
の信号を前記加算部によって加算した後の出力が該トリ
ガ信号に同期するか否かを判定し、同期している場合の
み、加算前の各信号中の少なくとも一ヶ所以上に異常状
態が発生していると判断することも有効であり、ここ
で、トリガ信号として、前記対象物である二次電子の放
出量の大きく異なる二種類の物質を接合してなるナイフ
エッジから得られる二次電子検出信号を用いることが考
えられる。
【0018】
【作用】本発明では、電子ビームの現状態を示す複数の
ステータス信号として、例えば、電子ビームの状態を示
す複数の信号が用いられ、この複数の信号に対してそれ
ぞれ重み付けがなされた後に加算され、加算された各信
号の合計値が予め設定された基準レベルを越えるか否か
が検出される。
【0019】すなわち、各信号が合計されてレベル検出
が行われることにより、たくさんのノイズ源に対応する
数のレベル検出回路が不要となり、また、レベル検出に
は加算値が用いられるため、電子ビームの位置ずれに対
する精度が高められる。したがって、ノイズの検出が簡
易に、かつ、精度良く行われる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は本発明に係る電子ビーム露光装置の一実施例を示す
図であり、その要部構成を示すブロック図である。ま
ず、構成を説明する。
【0021】なお、図1において、図4に示す従来例に
付された番号と同一番号は同一部分を示す。本実施例の
電子ビーム露光装置1は、図4に示す従来例と同様に、
大別して、電子銃4、偏向部5,6、電子レンズ7,
8,9、検出器10からなる電子光学系2と、CPU1
1、電源制御部12、バッファメモリ13、パターン発
生補正回路14、ステージ位置制御15、ブランキング
増幅器16、偏向増幅器17、デジタルメモリ18、増
幅器19、位置検出部20、ステージ駆動部21、入力
部22、記憶部23、補助記憶部24、ノイズ検出回路
25からなる制御系3とから構成されている。
【0022】CPU11は、電子ビーム露光装置1全体
を制御するものである。電源制御部12は、電子銃4、
偏向部5,6等のコラムの電源系を制御し、電子ビーム
の光軸を合わせることにより対象物M上に所望のビーム
を得るように調整するものである。ステージ位置制御1
5は、ステージSをCPU11の指定する位置に移動さ
せるためにステージ駆動部21を制御するものであり、
詳しくは、レーザ位置検出器等により構成される位置検
出部20によって検出されるステージSの現在位置を目
標値に近づけるように制御するものである。また、この
ときに目標値と現在値との差分を求め、パターン発生補
正回路14に出力する。
【0023】補助記憶部24は、例えば、大容量のハー
ドディスク等から構成され、露光すべきICのパターン
データを格納するものである。本実施例のノイズ検出回
路25は、オフセット部31a〜31c、重み付け部で
あるゲイン補正回路32a〜32c、加算部である加算
回路33、レベル検出部であるレベル検出回路34から
構成されている。
【0024】オフセット部31a〜31cは、入力信号
のDC成分を除去するものであり、これによって入力信
号中に含まれるノイズ成分を抽出するものである。ゲイ
ン補正回路32a〜32cは、入力信号のノイズに対す
る重要度に応じて各信号毎に適切なゲインを与えるもの
である。加算回路33は、ゲイン補正回路32a〜32
cから出力されるノイズ信号を加算するものであり、レ
ベル検出回路34は、例えば、シュミットトリガ回路か
らなり、加算回路33から出力されるノイズ信号が予め
設定された基準値を越えるか否かを検出するものであ
る。
【0025】次に作用を説明する。まず、補助記憶部2
4に格納されたパターンデータがバッファメモリ13に
保持され、バッファメモリ13に保持されたパターンデ
ータに基づいてパターン発生補正回路14により偏向デ
ータが作成される。このとき、電子ビーム露光装置1で
は、ステージS、コラム、ウエハ等の位置関係を補正す
るために偏向データの補正が行われる。
【0026】すなわち、ステージSが移動してウエハ上
の露光すべき領域が電子ビームの偏向可能領域に達した
ら、偏向領域の四隅に形成された位置検出マークに電子
ビームが照射され、反射してくる二次電子が検出器10
により検出され、この信号が増幅器19を介してデジタ
ルメモリ18に格納される。
【0027】そして、CPU11によってデジタルメモ
リ18に格納されたデータが解析され、電子ビームの位
置を校正するための校正データがパターン発生補正回路
14に出力される。パターン発生法制回路14では、電
子ビームの校正データと、ステージSの目標値及び現在
値の差分とが偏向増幅器17に出力され、偏向部(偏向
電極)6に出力電圧が印加されるとともに、ブランキン
グ増幅器16に信号が出力され、偏向部(ブランキング
電極)5に出力電圧が印加される。
【0028】このとき、偏向部5に電圧が印加されない
場合、電子ビームはウエハまで到達し、例えば、10V
の電圧が印加された場合、電子ビームは曲げられてウエ
ハまで到達しない。これによって、偏向信号によりウエ
ハ上の電子ビームの位置が決定され、ブランキング信号
により電子ビームをウエハ上に到達させるか否かが決定
される。
【0029】ここで、露光途中に電子ビーム露光装置1
の内部、あるいは外部で電磁気ノイズが発生した場合、
前述したように、偏向増幅器17やコラムのアライメン
ト電源等にノイズが生じて、電子ビームが位置ずれを起
こして露光されるため、当該チップは不良品、または信
頼性の低いものとなる。そこで、本実施例では、アライ
メント関係の出力モニタ端子の中から特に重要な3信号
A,B,Cが選択され、これら各信号A,B,Cに基づ
いて信頼性の判定が行われている。
【0030】具体的には、まず、前記各信号A〜Cがチ
ャンネルCH1〜CH3のオフセット部31a〜31c
にそれぞれ入力され、オフセットが除去されたAC成分
の信号のみが抽出される。次に、各チャンネルCH1〜
CH3の偏向能率がaμm/V、bμm/V、cμm/
Vである場合、ゲイン補正回路32a〜32cによって
各チャンネルCH1〜CH3の信号がa倍、b倍、c倍
とされ、それぞれa倍、b倍、c倍された各信号が加算
回路33によって加算される。
【0031】そして、加算後の信号が予め設定された基
準値を越える場合、レベル検出回路34によって“H”
が出力される。CPU11では、レベル検出回路34か
らの出力信号が常に監視され、出力信号が“H”になっ
たら、許容レベルを越えるノイズが発生したものと判断
され、パターン発生補正回路14に露光停止命令及び×
印露光命令が出力される。
【0032】これによって、ノイズの発生に伴う不良品
あるいは信頼性の低いチップが確実に識別される。図2
は本発明に係る電子ビーム露光装置の他の実施例を示す
図であり、その要部構成を示すブロック図である。ま
ず、構成を説明する。
【0033】なお、図2において、図1に示す実施例に
付された番号と同一番号は同一部分を示す。本実施例の
ノイズ検出回路25は、オフセット部41a,41b、
重み付け部であるゲイン補正回路42a,42b、同期
判定回路43から構成されている。なお、図2中、D,
Eはレンズ・アライメント信号、Fは試料電流、G,H
は偏向器出力信号、Iは増幅器信号である。
【0034】チャンネルCH1には、試料電流Fまたは
増幅器信号Iがトリガ信号として入力され、チャンネル
CH2,CH3、すなわち、オフセット部41a,41
bには、レンズ・アライメント信号D及び偏向器出力信
号G、レンズ・アライメント信号E及び偏向器出力信号
Hがそれぞれ入力される。同期判定回路43は、ゲイン
補正回路42a,42bからの各出力がトリガ信号と同
期しているか否かを判定するものであり、トリガ信号と
同期したノイズを検出した場合、ノイズ発生に伴うチッ
プに対する悪影響が発生するものと判断される。
【0035】トリガ信号としては、例えば、ナイフエッ
ジ出力を使用することが考えられる。図3(a),
(b)にナイフエッジの例を示す。ナイフエッジ50
は、図3(a)に示すように、シリコンSiをベースと
して、その表面に形成されたタングステンTa、二酸化
シリコンSiO2 から構成されている。
【0036】すなわち、二酸化シリコンSiO2 よりも
タングステンTaの方が電子の反射が多いため、電子ビ
ームがタングステンTa上にあるほど二次電子量は多く
なる。したがって、二次電子の検出量の変化によって電
子ビームの位置安定度や試料電流値の安定度を容易に知
ることができる。
【0037】このように本実施例では、ごくまれに発生
するノイズの悪影響による不良チップまたは低信頼性チ
ップを容易に識別でき、電子ビーム露光装置の信頼度を
高めることができる。なお、上記実施例はトリガ信号と
してナイフエッジ出力を使用しているが、これに限ら
ず、電子ビームの制御に影響力のある他の信号を用いた
ものであってもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明では、電子ビームの現状態を示す
複数のステータス信号として、例えば、電子ビームの状
態を示す複数の信号を用い、この複数の信号に対してそ
れぞれ重み付けした後に加算し、加算された各信号の合
計値が予め設定された基準レベルを越えるか否かを検出
することにより、たくさんのノイズ源に対応する数のレ
ベル検出回路を用いることなく、電子ビームの位置ずれ
を高い精度で検出できる。
【0039】したがって、ノイズの検出を簡易に、か
つ、精度良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の要部構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明他の実施例の要部構成を示すブロック図
である。
【図3】ナイフエッジの例を示す図である。
【図4】従来例の要部構成を示すブロック図である。
【図5】チップの露光領域を示す図である。
【符号の説明】
1 電子ビーム露光装置 2 電子光学系 3 制御系 4 電子銃(電子ビーム照射手段) 5,6 偏向部 7〜9 電子レンズ 10 検出器(二次電子検出手段) 11 CPU 12 電源制御部 13 バッファメモリ 14 パターン発生補正回路 15 ステージ位置制御 16 ブランキング増幅器 17 偏向増幅器 18 デジタルメモリ 19 増幅器 20 位置検出部 21 ステージ駆動部 22 入力部 23 記憶部 24 補助記憶部 25 ノイズ検出回路 26a,26b レベル検出回路 31a〜31c オフセット部 32a〜32c ゲイン補正回路(重み付け部) 33 加算回路(加算部) 34 レベル検出回路(レベル検出部) 41a,41b オフセット部 42a,42b ゲイン補正回路(重み付け部) 43 同期判定回路 50 ナイフエッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−125931(JP,A) 実開 昭57−183743(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 7/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の対象物に電子ビームを照射する電子
    ビーム照射手段と、 該電子ビーム照射手段から照射された電子ビームによっ
    て該対象物から発せられる二次電子を検出する二次電子
    検出手段と、 を有する電子光学系を備える電子ビーム露光装置におい
    て、 前記電子光学系における前記電子ビームの現状態を示す
    複数のステータス情報に含まれるノイズ成分が予め設定
    された基準値よりも大きいか否かを検出するノイズ検出
    手段を設け、前記ノイズ検出手段は、前記複数のステータス情報とし
    て前記電子ビームの状態を示す複数の信号を用い、 各信号のオフセットであるDC成分を除去するオフセッ
    ト部と、 該オフセット部から入力される各信号のノイズに対する
    重要度に応じて重み付けする重み付け部と、 該重み付け部から入力される各信号を加算する加算部
    と、 該加算部によって加算された各信号の合計値が予め設定
    された基準レベルを越えるか否かを検出するレベル検出
    部とを有し、 前記 ノイズ検出手段により前記基準値よりも大きなノイ
    ズを検出した場合、前記電子ビームに異常状態が発生し
    たと判断することを特徴とする電子ビーム露光装置。
  2. 【請求項2】前記電子ビームの状態を示す複数の信号の
    中の一つの信号をトリガ信号とし、他の全ての信号を前
    記加算部によって加算した後の出力が該トリガ信号に同
    期するか否かを判定し、同期している場合のみ、加算前
    の各信号中の少なくとも一ヶ所以上に異常状態が発生し
    ていると判断することを特徴とする請求項1記載の電子
    ビーム露光装置。
  3. 【請求項3】前記トリガ信号は、前記対象物である二次
    電子の放出量の大きく異なる二種類の物質を接合してな
    るナイフエッジから得られる二次電子検出信号を用いる
    こと を特徴とする請求項2記載の電子ビーム露光装置。
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