JP3274204B2 - 直流開閉装置 - Google Patents
直流開閉装置Info
- Publication number
- JP3274204B2 JP3274204B2 JP00941693A JP941693A JP3274204B2 JP 3274204 B2 JP3274204 B2 JP 3274204B2 JP 00941693 A JP00941693 A JP 00941693A JP 941693 A JP941693 A JP 941693A JP 3274204 B2 JP3274204 B2 JP 3274204B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- circuit
- output
- voltage
- power failure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
- Rectifiers (AREA)
- Control Of Voltage And Current In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビ基幹放送所の停電
時において自家発電装置が起動するまでの電源断を救済
する無停波電源装置などで使用される直流開閉装置に関
する。
時において自家発電装置が起動するまでの電源断を救済
する無停波電源装置などで使用される直流開閉装置に関
する。
【0002】 [発明の概要]本発明は直流大電流を開閉する際、1台
の制御ユニット(マスターユニット回路)の信号に基づ
いて複数台の半導体スイッチ(スレーブユニット回路)
を並列制御することにより、多種容量の負荷設備に対す
る合理的、かつ経済的な半導体スイッチを構成するよう
にしたものである。
の制御ユニット(マスターユニット回路)の信号に基づ
いて複数台の半導体スイッチ(スレーブユニット回路)
を並列制御することにより、多種容量の負荷設備に対す
る合理的、かつ経済的な半導体スイッチを構成するよう
にしたものである。
【0003】
【従来の技術】従来、直流電源の開閉に使用するスイッ
チには、配線用遮断器(MCCB)や電磁接触器などの
機構系によるものが多い。
チには、配線用遮断器(MCCB)や電磁接触器などの
機構系によるものが多い。
【0004】しかし、これら配線用遮断器や電磁接触器
は、動作速度が遅いという欠点を持つ。
は、動作速度が遅いという欠点を持つ。
【0005】また、高速に動作させるために、半導体ス
イッチにより直流開閉を行うものも知られている。
イッチにより直流開閉を行うものも知られている。
【0006】しかし、従来の半導体スイッチは電流容量
が固定されており、大電流の開閉に使用するには、高価
な投資を必要とし実用的でない。
が固定されており、大電流の開閉に使用するには、高価
な投資を必要とし実用的でない。
【0007】一方、マスタースレーブ方式は、従来、交
流無停電電源装置や直流安定化電源装置(充電器ほか)
など、電力変換装置としての使用例はあるが、直流開閉
器としての使用例はない。
流無停電電源装置や直流安定化電源装置(充電器ほか)
など、電力変換装置としての使用例はあるが、直流開閉
器としての使用例はない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の直
流開閉器として、配線用遮断器や電磁接触器は、動作速
度が遅いという欠点があるので、このような直流開閉器
を備えた放送所等の電源装置では、停電が発生し、配線
用遮断器(MCCB)や電磁接触器によって電源路を切
り替えるとき数十ミリ秒の動作時間がかかり、このため
停電発生から瞬時の間、放送が中断してしまうという問
題があった。
流開閉器として、配線用遮断器や電磁接触器は、動作速
度が遅いという欠点があるので、このような直流開閉器
を備えた放送所等の電源装置では、停電が発生し、配線
用遮断器(MCCB)や電磁接触器によって電源路を切
り替えるとき数十ミリ秒の動作時間がかかり、このため
停電発生から瞬時の間、放送が中断してしまうという問
題があった。
【0009】また、半導体スイッチを備えた直流開閉器
は、電流容量が固定されているので、テレビ基幹放送所
で使用される放送機器のように、数百〜数千Aの大容量
の直流電流を開閉することは困難であるという問題があ
った。
は、電流容量が固定されているので、テレビ基幹放送所
で使用される放送機器のように、数百〜数千Aの大容量
の直流電流を開閉することは困難であるという問題があ
った。
【0010】本発明は上記の事情に鑑み、汎用の半導体
スイッチを使用して数百〜数千Aの大容量の直流電流を
高速に開閉することができ、かつ負荷容量の増減に対し
て容易に対応できる直流開閉装置を安価に提供すること
を目的としている。
スイッチを使用して数百〜数千Aの大容量の直流電流を
高速に開閉することができ、かつ負荷容量の増減に対し
て容易に対応できる直流開閉装置を安価に提供すること
を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明に係る直流開閉装置は、直流電源に接続され
該直流電源から出力される直流を遮断/通過させる半導
体スイッチと、過電流検知信号を生成する過電流検知部
とを有する複数のスレーブユニット回路と、入力商用電
源の停電に関する情報を入力して停電検知信号を生成す
る停電検知部と、前記停電検知信号が出力され前記過電
流検知信号が出力されていないことを条件に駆動信号を
発生する制御部を有し、該駆動信号により各スレーブユ
ニット回路を構成する前記半導体スイッチをオン状態ま
たはオフ状態にして前記直流電源から出力される直流電
圧を通過または遮断させるマスターユニット回路とを備
えたことを特徴としている。
めに本発明に係る直流開閉装置は、直流電源に接続され
該直流電源から出力される直流を遮断/通過させる半導
体スイッチと、過電流検知信号を生成する過電流検知部
とを有する複数のスレーブユニット回路と、入力商用電
源の停電に関する情報を入力して停電検知信号を生成す
る停電検知部と、前記停電検知信号が出力され前記過電
流検知信号が出力されていないことを条件に駆動信号を
発生する制御部を有し、該駆動信号により各スレーブユ
ニット回路を構成する前記半導体スイッチをオン状態ま
たはオフ状態にして前記直流電源から出力される直流電
圧を通過または遮断させるマスターユニット回路とを備
えたことを特徴としている。
【0012】
【作用】上記の構成において、マスターユニット回路の
停電検知部では、入力商用電源の停電に関する情報を入
力して停電検知信号を生成する。マスタースレーブ回路
の制御部では、停電検知信号が出力され、かつスレーブ
ユニット回路の過電流検知部から過電流検知信号が出力
されていないことを条件に駆動信号を発生する。そし
て、この駆動信号により各スレーブユニット回路を構成
する半導体スイッチをオン状態またはオフ状態にして直
流電源から出力される直流電圧を通過または遮断させ
る。
停電検知部では、入力商用電源の停電に関する情報を入
力して停電検知信号を生成する。マスタースレーブ回路
の制御部では、停電検知信号が出力され、かつスレーブ
ユニット回路の過電流検知部から過電流検知信号が出力
されていないことを条件に駆動信号を発生する。そし
て、この駆動信号により各スレーブユニット回路を構成
する半導体スイッチをオン状態またはオフ状態にして直
流電源から出力される直流電圧を通過または遮断させ
る。
【0013】
【実施例】図1は本発明に係る直流開閉装置の一実施例
の構成を示すブロック図であり、図2は本発明に係る直
流開閉装置を放送機の直流給電部に適用した一構成例を
示すブロック図である。
の構成を示すブロック図であり、図2は本発明に係る直
流開閉装置を放送機の直流給電部に適用した一構成例を
示すブロック図である。
【0014】初めに、図2を用いて直流給電部の構成を
説明する。この直流給電部1は、3相200Vの常用電
源電圧を取り込んで直流の充電電圧を生成する充電回路
2と、この充電回路2から出力される充電電圧を開閉す
る配線用遮断器(MCCB)3と、この配線用遮断器3
を通過した充電電圧によってフローティング方式で充電
される蓄電池(例えば、内部抵抗による電圧降下が最も
低い陰極吸収式シール形鉛蓄電池)4と、この蓄電池4
から出力される充電電圧を開閉する配線用遮断器(MC
CB)5と、3相200Vの電源電圧を開閉する配線用
遮断器(MCCB)6と、3相200Vの常用電源電圧
が停電または欠相、逆相になった異常時において蓄電池
4に蓄積されている充電電圧を取り込んでバックアップ
用の直流電圧を生成する直流開閉装置7とを備えてい
る。なお、ここでいうバックアップとは、3相200V
の常用電源電圧が停電または欠相、逆相になった異常時
(以下、異常時という)に自家発電装置が起動するまで
の補助動作をいう。
説明する。この直流給電部1は、3相200Vの常用電
源電圧を取り込んで直流の充電電圧を生成する充電回路
2と、この充電回路2から出力される充電電圧を開閉す
る配線用遮断器(MCCB)3と、この配線用遮断器3
を通過した充電電圧によってフローティング方式で充電
される蓄電池(例えば、内部抵抗による電圧降下が最も
低い陰極吸収式シール形鉛蓄電池)4と、この蓄電池4
から出力される充電電圧を開閉する配線用遮断器(MC
CB)5と、3相200Vの電源電圧を開閉する配線用
遮断器(MCCB)6と、3相200Vの常用電源電圧
が停電または欠相、逆相になった異常時において蓄電池
4に蓄積されている充電電圧を取り込んでバックアップ
用の直流電圧を生成する直流開閉装置7とを備えてい
る。なお、ここでいうバックアップとは、3相200V
の常用電源電圧が停電または欠相、逆相になった異常時
(以下、異常時という)に自家発電装置が起動するまで
の補助動作をいう。
【0015】そして、前記3相200Vの常用電源電圧
の正常時には、放送機側に設けられている整流回路8お
よび安定化回路9によって3相200Vの常用電源電圧
を取り込み、これを整流平滑して直流電圧を生成し、放
送機に供給しつつ、充電回路2によって前記3相200
Vの常用電源電圧から充電電圧を生成して蓄電池4を充
電する。この後、前記3相200Vの異常時には、これ
を検出するとともに、直流開閉装置7によって前記蓄電
池4に蓄えられている充電電圧から直流電圧を生成し、
安定化回路9によってこれを安定化させて前記放送機を
駆動する。そして、3相200Vの自家発電装置から電
源電圧が供給されると、整流回路8および安定化回路9
によって前記3相200Vの電源電圧を取り込み、これ
を整流平滑して直流電圧を生成し、前記放送機を駆動す
るとともに、直流開閉装置7の直流電圧生成動作を停止
させる。
の正常時には、放送機側に設けられている整流回路8お
よび安定化回路9によって3相200Vの常用電源電圧
を取り込み、これを整流平滑して直流電圧を生成し、放
送機に供給しつつ、充電回路2によって前記3相200
Vの常用電源電圧から充電電圧を生成して蓄電池4を充
電する。この後、前記3相200Vの異常時には、これ
を検出するとともに、直流開閉装置7によって前記蓄電
池4に蓄えられている充電電圧から直流電圧を生成し、
安定化回路9によってこれを安定化させて前記放送機を
駆動する。そして、3相200Vの自家発電装置から電
源電圧が供給されると、整流回路8および安定化回路9
によって前記3相200Vの電源電圧を取り込み、これ
を整流平滑して直流電圧を生成し、前記放送機を駆動す
るとともに、直流開閉装置7の直流電圧生成動作を停止
させる。
【0016】直流開閉装置7は、図1に示すように、1
台当り200Aの通電容量を有し放送機の出力(1kW
〜10kW)に対応した複数台(本実施例では3台)の
スレーブユニット回路10a〜10cと、1台のマスタ
ーユニット回路11とを備えており、配線用遮断器5を
通過した充電電圧を電源電圧としてマスターユニット回
路11が動作し、後述する停電検出回路17からバック
アップ指示信号が出力されたとき、このバックアップ指
示信号の出力が停止するまでの間、マスターユニット回
路11によって各スレーブユニット回路10a〜10c
を制御して前記配線用遮断器3を通過した充電電圧から
直流電圧を生成させ、これを前記安定化回路9に供給さ
せる。
台当り200Aの通電容量を有し放送機の出力(1kW
〜10kW)に対応した複数台(本実施例では3台)の
スレーブユニット回路10a〜10cと、1台のマスタ
ーユニット回路11とを備えており、配線用遮断器5を
通過した充電電圧を電源電圧としてマスターユニット回
路11が動作し、後述する停電検出回路17からバック
アップ指示信号が出力されたとき、このバックアップ指
示信号の出力が停止するまでの間、マスターユニット回
路11によって各スレーブユニット回路10a〜10c
を制御して前記配線用遮断器3を通過した充電電圧から
直流電圧を生成させ、これを前記安定化回路9に供給さ
せる。
【0017】各スレーブユニット回路10a〜10c
は、マスターユニット回路11からオン信号が出力され
たとき、オン状態となって前記配線用遮断器3を通過し
た充電電圧(蓄電池4から出力される充電電圧)を通過
させる大電流特性および高hFE特性、高耐圧特性を持つ
トランジスタ(例えば、ビルディングブロックトランジ
スタ)12と、このトランジスタ12から出力される充
電電圧の電流値を制限する突入電流規制用のインダクタ
ンス13と、各スレーブユニット回路10a〜10cの
電流バランス用抵抗14、およびこれらインダクタンス
13および抵抗14を通過した直流電流の大きさに比例
した信号を出力する変流器(CT)15とを備えてお
り、前記マスターユニット回路11からオン信号が出力
されたとき、トランジスタ12がオンして前記配線用遮
断器3を通過した充電電圧を通過させるとともに、イン
ダクタンス13および抵抗14によって電流値を制限し
た直流電圧にした後、変流器15を通して前記安定化回
路9に供給する。
は、マスターユニット回路11からオン信号が出力され
たとき、オン状態となって前記配線用遮断器3を通過し
た充電電圧(蓄電池4から出力される充電電圧)を通過
させる大電流特性および高hFE特性、高耐圧特性を持つ
トランジスタ(例えば、ビルディングブロックトランジ
スタ)12と、このトランジスタ12から出力される充
電電圧の電流値を制限する突入電流規制用のインダクタ
ンス13と、各スレーブユニット回路10a〜10cの
電流バランス用抵抗14、およびこれらインダクタンス
13および抵抗14を通過した直流電流の大きさに比例
した信号を出力する変流器(CT)15とを備えてお
り、前記マスターユニット回路11からオン信号が出力
されたとき、トランジスタ12がオンして前記配線用遮
断器3を通過した充電電圧を通過させるとともに、イン
ダクタンス13および抵抗14によって電流値を制限し
た直流電圧にした後、変流器15を通して前記安定化回
路9に供給する。
【0018】また、マスターユニット回路11は、前記
配線用遮断器5を通過した充電電圧を取り込んでDC/
DC変換を行い予め設定されている値の電源電圧を生成
するDC/DCコンバータ回路16と、前記3相200
Vの常用電源電圧が停電または欠相、逆相になったと
き、これを検出してバックアップ指示信号を生成する停
電検出回路17と、前記各スレーブユニット回路10a
〜10cから出力される電流の大きさに比例した信号を
取り込み、この信号の大きさが予め設定されている値よ
り大きいとき、過電流検知信号を生成する過電流保護回
路18を備えている。
配線用遮断器5を通過した充電電圧を取り込んでDC/
DC変換を行い予め設定されている値の電源電圧を生成
するDC/DCコンバータ回路16と、前記3相200
Vの常用電源電圧が停電または欠相、逆相になったと
き、これを検出してバックアップ指示信号を生成する停
電検出回路17と、前記各スレーブユニット回路10a
〜10cから出力される電流の大きさに比例した信号を
取り込み、この信号の大きさが予め設定されている値よ
り大きいとき、過電流検知信号を生成する過電流保護回
路18を備えている。
【0019】さらに、前記マスターユニット回路11
は、前記DC/DCコンバータ回路16から出力される
電源電圧によって動作し、バックアップ指示信号が出力
されてから出力停止するまでの間、前記過電流保護回路
18から過電流検知信号が出力されていないことを条件
にオン信号を生成するメイン制御回路19と、このメイ
ン制御回路19からオン信号が出力されたとき、駆動信
号を生成するオン/オフ制御回路20と、このオン/オ
フ制御回路20から駆動信号が出力されたとき、オン信
号を生成してこれを前記各スレーブユニット回路10a
〜10cに供給するドライブ回路21とを備えている。
は、前記DC/DCコンバータ回路16から出力される
電源電圧によって動作し、バックアップ指示信号が出力
されてから出力停止するまでの間、前記過電流保護回路
18から過電流検知信号が出力されていないことを条件
にオン信号を生成するメイン制御回路19と、このメイ
ン制御回路19からオン信号が出力されたとき、駆動信
号を生成するオン/オフ制御回路20と、このオン/オ
フ制御回路20から駆動信号が出力されたとき、オン信
号を生成してこれを前記各スレーブユニット回路10a
〜10cに供給するドライブ回路21とを備えている。
【0020】そして、前記配線用遮断器5を通過した充
電電圧を取り込んでDC/DC変換を行い電源電圧を生
成してメイン制御回路19を動作させ、前記停電検出回
路17からバックアップ指示信号が出力されたとき、こ
のバックアップ指示信号の出力が停止するまでの間、各
スレーブユニット回路10a〜10cから出力される直
流電流を前記安定化回路9に供給させる。
電電圧を取り込んでDC/DC変換を行い電源電圧を生
成してメイン制御回路19を動作させ、前記停電検出回
路17からバックアップ指示信号が出力されたとき、こ
のバックアップ指示信号の出力が停止するまでの間、各
スレーブユニット回路10a〜10cから出力される直
流電流を前記安定化回路9に供給させる。
【0021】次に、この実施例の動作を説明する。
【0022】まず、前記3相200Vの常用電源電圧の
正常時には、直流給電部1の充電回路2によって前記3
相200Vの常用電源電圧から充電電圧を生成して蓄電
池4をフローティング方式で充電する。
正常時には、直流給電部1の充電回路2によって前記3
相200Vの常用電源電圧から充電電圧を生成して蓄電
池4をフローティング方式で充電する。
【0023】またこのとき、放送機側の整流回路8によ
って3相200Vの常用電源電圧が整流された後、安定
化回路9によって安定化されて放送機に供給される。
って3相200Vの常用電源電圧が整流された後、安定
化回路9によって安定化されて放送機に供給される。
【0024】そして、前記3相200Vの常用電源電圧
の異常時には、自家発電装置から3相200Vが供給さ
れるまでの間、直流給電部1の停電検出回路17によっ
て前記3相200Vの常用電源電圧の異常を検出すると
ともに、直流開閉装置7によって蓄電池4に蓄積されて
いる充電電圧から直流電流を生成して放送機に供給す
る。
の異常時には、自家発電装置から3相200Vが供給さ
れるまでの間、直流給電部1の停電検出回路17によっ
て前記3相200Vの常用電源電圧の異常を検出すると
ともに、直流開閉装置7によって蓄電池4に蓄積されて
いる充電電圧から直流電流を生成して放送機に供給す
る。
【0025】この後、自家発電装置から3相200Vの
電源電圧が供給されると、整流回路8および安定化回路
9により安定化された直流電流を生成して前記放送機に
供給する。
電源電圧が供給されると、整流回路8および安定化回路
9により安定化された直流電流を生成して前記放送機に
供給する。
【0026】またこのとき、前記自家発電装置から3相
200Vの電源電圧供給が停電検出回路17により検出
されて直流開閉装置7の直流電圧生成動作が停止すると
ともに、直流給電部1の充電回路2によって充電電圧を
生成して蓄電池4をフローティング方式で充電する。
200Vの電源電圧供給が停電検出回路17により検出
されて直流開閉装置7の直流電圧生成動作が停止すると
ともに、直流給電部1の充電回路2によって充電電圧を
生成して蓄電池4をフローティング方式で充電する。
【0027】このようにこの実施例においては、直流開
閉装置7内に複数のスレーブユニット回路10a〜10
cを設け、マスターユニット回路11によって前記各ス
レーブユニット回路10a〜10cを構成する半導体ス
イッチ(トランジスタ12)のオン/オフを制御し、蓄
電池4から出力される充電電圧から直流電圧を生成する
ようにしているので、スレーブユニット回路の数を調整
することにより、汎用の半導体スイッチを使用して数百
〜数千Aの大容量の直流電流を数ミリ秒のオーダーで瞬
時に開閉することができ、これによって装置の規格化を
可能にして信頼性、経済性、保守性を大幅に向上させる
ことができる。また、UPS装置(無停電電源装置)に
よるバックアップに比べて約1/4の経費で装置を作る
ことができる。また、重要番組の放送などにおいて電源
の異常時に備えた自家発電装置の待機運転が不要となる
ので、自家発電装置の燃料費の削減を図ることができ、
また、長時間無負荷運転によるエンジン内部のカーボン
堆積障害が発生しないなど多くのメリットを得ることが
できる。
閉装置7内に複数のスレーブユニット回路10a〜10
cを設け、マスターユニット回路11によって前記各ス
レーブユニット回路10a〜10cを構成する半導体ス
イッチ(トランジスタ12)のオン/オフを制御し、蓄
電池4から出力される充電電圧から直流電圧を生成する
ようにしているので、スレーブユニット回路の数を調整
することにより、汎用の半導体スイッチを使用して数百
〜数千Aの大容量の直流電流を数ミリ秒のオーダーで瞬
時に開閉することができ、これによって装置の規格化を
可能にして信頼性、経済性、保守性を大幅に向上させる
ことができる。また、UPS装置(無停電電源装置)に
よるバックアップに比べて約1/4の経費で装置を作る
ことができる。また、重要番組の放送などにおいて電源
の異常時に備えた自家発電装置の待機運転が不要となる
ので、自家発電装置の燃料費の削減を図ることができ、
また、長時間無負荷運転によるエンジン内部のカーボン
堆積障害が発生しないなど多くのメリットを得ることが
できる。
【0028】なお、上述した実施例においては、本発明
による直流開閉装置7を放送機の直流給電部1に用いる
ようにしているが、放送設備以外の電源装置や開閉回路
などに使用するようにしても良い。
による直流開閉装置7を放送機の直流給電部1に用いる
ようにしているが、放送設備以外の電源装置や開閉回路
などに使用するようにしても良い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、汎
用の半導体スイッチを使用して数百〜数千Aの大容量の
直流電流を数ミリ秒のオーダーで瞬時に開閉することが
でき、また負荷容量の変動に対してもスレーブユニット
回路の数を増減するだけで適用できるので、装置の規格
化を可能にして信頼性、経済性、保守性を大幅に向上さ
せることができる。このため、UPS装置によるバック
アップに比べて約1/4の経費で装置を構成できる。
用の半導体スイッチを使用して数百〜数千Aの大容量の
直流電流を数ミリ秒のオーダーで瞬時に開閉することが
でき、また負荷容量の変動に対してもスレーブユニット
回路の数を増減するだけで適用できるので、装置の規格
化を可能にして信頼性、経済性、保守性を大幅に向上さ
せることができる。このため、UPS装置によるバック
アップに比べて約1/4の経費で装置を構成できる。
【図1】本発明に係る直流開閉装置の一実施例の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】本発明に係る直流開閉装置を放送機の直流給電
部に適用した一構成例を示すブロック図である。
部に適用した一構成例を示すブロック図である。
1 直流給電部 2 充電回路 4 蓄電池(直流電源) 7 直流開閉装置 8 整流回路 9 安定化回路 10a〜10c スレーブユニット回路 11 マスターユニット回路 12 トランジスタ(半導体スイッチ) 17 停電検出回路
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−68637(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 1/00 H02J 9/06 H02M 7/217
Claims (1)
- 【請求項1】 直流電源に接続され該直流電源から出力
される直流を遮断/通過させる半導体スイッチと、過電
流検知信号を生成する過電流検知部とを有する複数のス
レーブユニット回路と、 入力商用電源の停電に関する情報を入力して停電検知信
号を生成する停電検知部と、前記停電検知信号が出力さ
れ前記過電流検知信号が出力されていないことを条件に
駆動信号を発生する制御部を有し、該駆動信号により各
スレーブユニット回路を構成する前記半導体スイッチを
オン状態またはオフ状態にして前記直流電源から出力さ
れる直流電圧を通過または遮断させるマスターユニット
回路と、 を備えたことを特徴とする直流開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00941693A JP3274204B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 直流開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00941693A JP3274204B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 直流開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06319225A JPH06319225A (ja) | 1994-11-15 |
JP3274204B2 true JP3274204B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=11719782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00941693A Expired - Fee Related JP3274204B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 直流開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3274204B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08205555A (ja) * | 1995-01-25 | 1996-08-09 | Toshiba Corp | 電力系統と連携する電力変換器の制御装置 |
JP2022178156A (ja) * | 2021-05-19 | 2022-12-02 | 東芝プラントシステム株式会社 | 電動機駆動制御システムおよび電動機駆動制御方法 |
-
1993
- 1993-01-22 JP JP00941693A patent/JP3274204B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06319225A (ja) | 1994-11-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR890004588B1 (ko) | 전원시스템 및 그의 제어방법 | |
CA2018055C (en) | Superconductive voltage stabilizer | |
AU702569B2 (en) | Method and apparatus for transferring between electrical power sources which adaptively blocks transfer until load voltage decays to safe value | |
MXPA96005115A (en) | Method and apparatus for transfer between sources of electrical energy that block adaptative transfer until the voltage of charge achieves a secure value | |
JP3428242B2 (ja) | 無停電電源装置 | |
Bhakar et al. | A new fault-tolerant scheme for switch failures in dual active bridge DC-DC converter | |
JP3274204B2 (ja) | 直流開閉装置 | |
JP2868925B2 (ja) | 電気車制御装置 | |
JP3529530B2 (ja) | 系統連系用インバータの保護装置 | |
KR20180074231A (ko) | 한류기 유지 보수 시스템 및 방법 | |
JPH11299103A (ja) | 系統連系装置 | |
JP2003050290A (ja) | 原子炉制御棒制御装置 | |
JP2909820B2 (ja) | 交流無停電電源装置による負荷起動方法 | |
JP3267381B2 (ja) | 負荷制御装置 | |
JP2002199578A (ja) | 系統連系保護装置 | |
JPH08289484A (ja) | 無停電電源システム | |
JP2779045B2 (ja) | 所内電源切替方式 | |
JP2561133Y2 (ja) | 開閉器 | |
JPH03295173A (ja) | 燃料電池発電システム | |
JPH0746763A (ja) | 無効電力調整装置 | |
JPH04312330A (ja) | 無停電電源装置 | |
JPH06165411A (ja) | 無停電電源装置 | |
JPH0834665B2 (ja) | 交直変換装置 | |
JPS6026484A (ja) | 誘導電動機の自動再始動装置 | |
JPH01177832A (ja) | 電力貯蔵システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090201 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |