JP3274071B2 - 独立気泡スポンジゴムの製造方法 - Google Patents

独立気泡スポンジゴムの製造方法

Info

Publication number
JP3274071B2
JP3274071B2 JP21733296A JP21733296A JP3274071B2 JP 3274071 B2 JP3274071 B2 JP 3274071B2 JP 21733296 A JP21733296 A JP 21733296A JP 21733296 A JP21733296 A JP 21733296A JP 3274071 B2 JP3274071 B2 JP 3274071B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
microballoon
mixed
diameter
sponge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP21733296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1060151A (ja
Inventor
三郎 薗部
昭男 小貫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinyosha Co Ltd
Original Assignee
Kinyosha Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=16702526&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3274071(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Kinyosha Co Ltd filed Critical Kinyosha Co Ltd
Priority to JP21733296A priority Critical patent/JP3274071B2/ja
Publication of JPH1060151A publication Critical patent/JPH1060151A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3274071B2 publication Critical patent/JP3274071B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は独立気泡スポンジゴ
ムの製造方法に関し、特に自動車のパッキング,ゴムロ
ーラ,ウエットスーツ等に適した独立気泡スポンジゴム
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、スポンジゴムはそのクッシ
ョン性から自動車のパッキング,ゴムローラ,ウエット
スーツ等に幅広く使われている。スポンジゴムを製造す
る手段としては、従来より主として下記の4つの方法が
実用化されている。
【0003】1)ゴム中に有機又は無機の発泡剤を混入
し、加熱により化学反応を起こし分解してガスを発生
し、そのガスの圧力により発泡させて多孔性物質を作る
方法。2)可溶性物質例えば塩化ナトリウムを混入し、架
橋後、温水等により塩化ナトリウムを溶出し、気孔を形
成する方法。
【0004】3)架橋剤等を配合したラテックスに界面活
性剤を加え撹拌又は空気吹き込みによって気泡を生成さ
せ、凝固剤を加えて凝固,架橋させる方法。 4)内部にイソブタンなどを内包した塩化ビニリデンとア
クリルニトリルの共重合体からなるマイクロバルーンを
ゴム中に混入し、加熱してイソブタンを膨脹させると共
に加硫する方法。
【0005】しかしながら、発泡剤を混入し、加熱して
ガスを発生するいわゆる発泡剤法は最も一般的ではある
が、ガスの分解による発泡化と架橋が同時に起こるた
め、気孔(セルの大きさ)の制御が極めて難しい。例え
ば、B.C.Bascom(日本ゴム協会誌,1960,第
33巻,44頁)は、発泡剤によるスポンジ製造法の難しさ
を次のように述べている。
【0006】即ち、ゴム混和物を金型に入れて加熱する
と、最初混和物の温度上昇によってゴム粘度は低下する
が、ある温度に達すると初期加硫が開始するので、ゴム
粘度は最低点を越えた後に漸次上昇し始める。ゴム混和
物の固体粘度曲線の谷の付近で発泡剤を分解せしめる
と、気泡壁のゴム強度が弱いので分解ガスの膨脹圧力に
耐えられず、部分的に破れて貫通した連続気泡構造のス
ポンジが得られる。又、この谷を越えてやや加硫度が進
み、ゴム粘度がかなり高くなった領域付近で発泡剤が分
解するように調節すると、気泡壁のゴム強度が半加硫に
よって増大して分解ガス圧に耐え、独立気泡構造のスポ
ンジを形成する。
【0007】従来、マイクロバルーンを用いてスポンジ
ゴムの様な多孔体を製造する先行技術としては、以下に
述べるものが知られている。 1)先行技術1:熱硬化性ミラブル型シリコーン組成物
に、80〜200℃の温度で膨脹する熱膨張性マイクロ
バルーン0.1〜20重量部を配合し、200℃で10
分間放置してスポンジゴムを得る方法(特開平8−12
888)。
【0008】2)先行技術2:熱硬化性液状シリコーンゴ
ム組成物100重量部に、熱により膨脹するプラスチッ
ク微小中空球0.1〜30重量部からなる発泡性シリコ
ーン組成物(特開平5−209080)。この組成物
は、例えば140℃のオーブン内で硬化させることによ
り、初め粒度が5〜30μmであったマイクロバルーン
は、発泡体中に直径10〜100μmの範囲内のセルに
変わる。
【0009】3)先行技術3:ゴムコンパウンドと熱膨脹
性フィラと溶剤とからなる液状ゴム素材を基体上に塗布
し、得られた塗膜を加熱して加硫し発泡させることを特
徴とするスポンジゴムシートの製造方法(特開平8−9
0696)。ここで、約150℃の温度に加熱すること
により、粒径約15μmのマイクロカプセルは平均粒径
約50μmの球状に膨脹する。
【0010】4)先行技術4:フッ素ゴムに熱膨脹性のマ
イクロカプセルのみ,あるいは該マイクロカプセルと分
解形発泡剤とを併用した発泡剤を混練し、かつ発泡剤の
分解熱を極力小さい温度に設定できて分解熱でフッ素ゴ
ムの加硫を促進させないようにしながら、フッ素ゴムを
例えば150〜160℃で加圧加熱して発泡させる発泡
体の製造方法(特開平7−278335)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、先行技術1
〜4は未膨脹のマイクロバルーンをゴム中に混合し、加
熱し、マイクロバルーンの膨脹とゴムの加硫を同時に行
うものである。この場合次のような問題点が発生する。
つまり、ゴムの加硫がマイクロバルーンの膨脹よりも早
く起これば、ゴムの加硫が先に進んでゴムの粘度が高く
なってしまうため、マイクロバルーンの膨脹が少なく、
セルは成長しない。逆に、ゴムの加硫がマイクロバルー
ンの膨脹よりも遅ければ、ゴムの粘度が低くなるため、
マイクロバルーンの膨脹を抑制する力が少なくなるた
め、膨脹にバラツキが生じ、セルの直径の制御は困難と
なる。従って、例えば先行技術2のように、セルの直径
は10〜100μmと大きくバラつくことになる。
【0012】また、例えば先行技術1では、200℃で
10分間放置するとあるが、外殻が塩化ビニリデン・ア
クリロニトリルの共重合体の場合、この重合体はこの温
度では溶融してしまい、イソブタンが揮散し、実際には
スポンジとはならない。
【0013】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、液状ゴムに予め定められた直径に膨脹させたマイク
ロバルーンを混入させた後、マイクロバルーンの材料で
ある樹脂の溶融温度未満の温度でゴムを架橋させること
により、セルの直径の制御を容易になしえるスポンジゴ
ムの製造方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、組成物が液状
であるゴムコンパウンドに、予め定められた直径に熱膨
張させた樹脂製のマイクロバルーンを混合して未架橋ゴ
ム成形物を得た後、前記マイクロバルーンの材料である
樹脂の溶融温度未満の温度で前記未架橋ゴム成形物を架
橋させることを特徴とする独立気泡スポンジゴムの製造
方法である。
【0015】具体的には、本発明は、例えば液状である
ゴムコンパウンドに加硫剤,加硫促進剤,補強剤,軟化
剤,その他の配合薬品を撹拌機で充分に混合してゴム糊
を作成しておき、このゴム糊に予め定められた直径に熱
膨脹させた、イソブタンなどを内包した熱可塑性樹脂の
外殻を持ったマイクロバルーン(微小中空球)を混合
し、マイクロバルーンの材料である樹脂の溶融温度未満
の温度でゴムを加硫させることによって、加硫後も直径
を一定に保ち、安定性の高いマイクロスポンジゴムを得
るものである。
【0016】本発明において、前記ゴムコンパウンドと
しては、例えばソリッドゴムコンパウンドを溶剤に溶解
したゴム糊,液状ゴムを主体とする液状ゴムコンパウン
,ゴムの水性分散体であるラテックスゴムコンパウン
ドが挙げられる。
【0017】本発明において、前記ゴムコンパウンドを
溶液状ゴムとするのは重要な意味を持ち、その理由は次
の通りである。即ち、固形ゴムのムーニー粘度(ムーニ
ー粘度計によって測定された未加硫ゴムの粘度)が高
い。そのために、ミキシングロールでマイクロバルーン
を練り込む時にマイクロバルーンがせん断力によって破
泡してしまい、セルが形成されないからである。
【0018】また、本発明において、次に重要なこと
は、樹脂製マイクロバルーンを予め定められた直径に膨
脹させた後、こうしたマイクロバルーンを混入したゴム
糊を、例えばシート,ローラー等の形に成形しておき、
例えば常圧でマイクロバルーンの材料である樹脂の溶融
温度未満の温度でゴムを加硫させることである。このこ
とは下記表1からも明らかである。
【0019】
【表1】
【0020】表1は、マイクロバルーンの外殻の成分の
異なる3種類のものを、90℃,100℃,110℃,
120℃,130℃,140℃,150℃の温度に調節
したオーブンに放置し、膨脹させたマイクロバルーンを
顕微鏡で観察して異常の有無を調べたものである。
【0021】表1より、材質(イ),(ロ)の場合は1
00℃以下で安定、材質(ハ)は140℃以下で安定で
あることを示している。このことは、材質(イ),
(ロ)の混合されたゴム糊を110℃以上で加硫すると
満足なセルが形成されず、材質(ハ)の混合されたゴム
糊を150℃以上で加硫すると満足なセルが形成されな
いことを意味している。
【0022】マイクロバルーンの外殻は、例えば塩化ビ
ニリデン・アクリロニトリル共重合体の場合、100℃
で1時間オーブン内に放電しても溶融破泡しないが、1
10℃では一部に溶融破泡がみられるため、100℃以
下の温度で加硫すれば安定的にセルが形成される。ま
た、マイクロバルーンの外殻がメタアクリロニトリルと
アクリロニトリル共重合体の場合は、150℃,1時間
で一部に溶融破泡が起こるため、140℃以下で加硫す
れば安定的にセルが形成される。マイクロバルーンの溶
融温度以上に加硫すると、もし加硫がすすんでいない場
合には外殻が溶融破泡し、内包されているイソブタンが
揮散し、セルは形成されない。
【0023】未発泡のマイクロバルーンをゴム中に混合
し、加熱し、加硫と発泡(膨脹)を同時に進行させる
と、出来上がったセルのばらつく原因となる。例えば、
ケマ・ノーベル社製のマイクロバルーンであるエクスパ
ンセル551は未発泡状態での粒径は10〜16μmで
あるが、100℃で膨脹させると40〜60μmの球径
となる。このものをゴム糊に混合し、マイクロバルーン
の溶融しない100℃以下で加硫するとほぼ40〜60
μmのセルが得られる。エクセルパンセル091DEの
未発泡の球径は10〜16μmであり、140℃で膨脹
させると平均球径が30〜50μmとなる。このもの
、ゴム糊に混合し140℃以下で加硫すると、略30
〜50μmのセルが得られる。
【0024】本発明のもう一つの特徴(利点)は一定の
温度で膨脹させてから混合し、マイクロバルーンを膨脹
させた温度より低い温度で加硫するため、例えば40〜
60μmのマイクロバルーンは直径の変化を伴わないこ
とである。即ち、直径の変化を伴わない為、製品の寸法
変化が極めて少なく精度良くかつ再現性良く製品が作れ
る為、自動車パッキンなどには極めて望ましい。
【0025】以上、いくつかのマイクロバルーンを挙げ
て説明したが、これに限定されるものではなく、それぞ
れのマイクロバルーンの外殻の溶融する温度で加硫すれ
ば、いかなる化学構造を持つ外殻のマイクロバルーンに
も適用される。また、希望する密度,硬さ,圧縮性,ポ
ロシティー等によって添加するマイクロバルーンの量及
びベースとなるゴムの配合に変更が加えられることはい
うまでもないことである。
【0026】本発明において、前記ソリッドゴムとして
は、例えば天然ゴム,スチレン・ブタジエンゴム,ブタ
ジエンゴム,イソプレンゴム,ニトリルゴム,水素添加
ニトリルゴム,ブチルゴム,エピクロルヒドリンゴム,
クロロスルフォン化ポリエチレン,フッ素ゴム,エチレ
ンプロピレンゴム,アクリルゴム,シリコーンゴム,ウ
レタンゴム,クロロプレンゴム,熱可塑性エラストマー
が挙げられる。
【0027】本発明において、前記溶剤はソリッドゴム
の種類に応じて任意に選択すれば良い。例えば、ソリッ
ドゴムが天然ゴムの場合は、溶剤として例えばトルエ
ン,ガソリンが挙げられる。また、ソリッドゴムがフッ
素ゴムの場合は、溶剤として例えばメチルエチルケトン
が挙げられる。
【0028】本発明において、液状ゴムとしては、例え
ば一液型及び二液型のシリコーンゴム,多硫化ゴム,ウ
レタンゴム,クロロプレンゴム,アクリロニトリルゴ
ム,ポリブタジエンゴム等が挙げられる。ここで、液状
ゴムとは、分子量が3000〜6000の液状のゴムで
あり、通常の固形ゴム(ソリッドゴム)の数平均分子量
が約10万ないし30万程度の高分子物質と区別してい
る(「ゴム技術の基礎」,日本ゴム協会,第15頁)。
【0029】本発明において、ゴムの水分散体であるラ
テックスとしては、天然ゴムラテックス,スチレン・
タジエンゴムラテックス,クロロプレンゴムラテックス
等の合成ゴムラテックスが挙げられる。
【0030】本発明において、ソリッドゴムコンパウン
ドは、常法に従って調整される。ここでは、クロロプレ
ンゴムを例にとる。まず、ネオプレンWRT(クロロプ
レンの商品名,昭和電工・デュポン社製)100重量部
に、亜鉛華,酸化マグネシウム,ステアリン酸,加硫促
進剤,老化防止剤,充填剤,カーボンブラック,軟化剤
を、目的とする硬さ,伸び,強度に応じてそれぞれの配
合量を決め、練りロールで混合練りをする。次に、混合
練りの済んだゴムコンパウンドをトルエンに溶かし、1
000〜3000ポイズとなる様にする。粘度が100
0ポイズ未満では溶剤を揮散させる効率が悪く、300
0ポイズを越えるとマイクロバルーンを混入する作業が
困難となる。
【0031】次に、マイクロバルーンを膨脹させる。こ
こで、マイクロバルーンとしては、外殻として熱可塑性
の塩化ビニリデンとアクリロニトリルの共重合体,メチ
ルメタルメタクリレートとアクリロニトリルの共重合
体,メタアクリロニトリルとアクリロニトリルの共重合
体などが挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。
【0032】塩化ビニリデンとアクリロニトリルの共重
合体の外殻を有し内部にイソブタンを内包したものとし
ては、例えばケマ・ノーベル社のエクスパンセル461
がある。このものの外殻の軟化温度は100℃前後であ
る。未膨脹での直径は10〜16μmである。100℃
に温調したオーブンに10分間放置し、マイクロバルー
ンを膨脹させると平均粒径が40〜60μmのマイクロ
バルーンが得られる。
【0033】次に、この膨脹させた粒径が40〜60μ
mのマイクロバルーン10重量部を予め準備したゴム糊
に混ぜ、密閉型の2枚の羽根を有する混合機で30分間
混合すると、ゴム糊中にマイクロバルーンが均一に分散
した状態となる。また、ローラーの芯金に接着剤を塗布
し、この芯金の回りに片肉7mmの空隙を有する紙管を
はめ込み底ぶたを施す。そして、ゴム糊を上方から注ぎ
込み、そのまま一昼夜放置する。
【0034】この後、100℃に温調したオーブンに常
圧で5時間加熱すると、加硫が完了する。更に、表面層
を研磨し、片肉5mmの厚さの極めて微細なスポンジロ
ーラが得られる。マイクロバルーンの膨脹温度と加硫温
度が100℃と同じで常圧で加硫したため、セルの平均
粒径は40〜60μmと非常に安定性が高い。
【0035】このように本発明は発泡されたマイクロバ
ルーンの粒径がスポンジ化された後でも変化が起こら
ず、極めて安定性の高いスポンジロールの製造方法を提
供できる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。 (実施例1)まず、下記表2に示すクロロプレンゴム配
合を練りロールによって充分に混合練りを行なった。次
に、混合練りしたゴムコンパウンド193.5gを20
0gのトルエンに溶解し、ゴム糊とした。このゴム糊の
粘度は1500ポイズであった。
【0037】
【表2】
【0038】また、上記ゴムとは別にマイクロバルーン
を準備した。外殻が塩化ビニリデンとアクリロニトリル
の共重合体でイソブタンを内包した未膨脹のマイクロバ
ルーン(ケマ・ノーベル社製の商品名:エクスパンセル
461)を100℃に温調したオーブンに10分間放置
させたところ、平均粒径が40〜60μmの膨脹したマ
イクロバルーンを得た。
【0039】次に、この膨脹したマイクロバルーン10
gを前記ゴム糊に混入し、2枚の撹拌羽根を持つ撹拌機
で30分間撹拌し、均一なゴム糊を得た。次いで、ロー
ラの芯金に接着剤を塗布し、紙管の中に挿入し底ぶたを
した。この後、紙管と芯金の間に前記ゴム糊を流し込み
一昼夜室温にて放置し、トルエンを揮散させた。さら
に、100℃に温調したオーブンに5時間放置し加硫さ
せ、冷却後表面研磨し、スポンジロールを完成した。
【0040】顕微鏡でゴムスポンジ中のセル径を測定し
たところ、およそ40〜60μmでアスカC硬さ40゜
の極めて微細なことが認められた。また、マイクロバル
ーンの粒径がスポンジ化された後でも変化が起こらず、
極めて安定性の高いスポンジロールが得れれた。このス
ポンジローラの比重は0.6であった。
【0041】(実施例2)まず、下記表3に示すニトリ
ルゴム配合を密閉型混練り機・ニーダーで充分に混合練
りした。次に、混合練りしたゴムコンパウンド191g
を200gのメチルエチルケトンに溶解しゴム糊とし
た。このゴム糊の粘度は1300ポイズであった。
【0042】
【表3】
【0043】次に、ケマ・ノーベル社の外殻が塩化ビニ
リデンとアクリロニトリル共重合体で、イソブタンを内
含した未膨脹の粒径が10〜16μmのマイクロバルー
ンであるエクスパンセル551を100℃で膨脹させた
直径が40〜60μmのマイクロバルーン15gを前記
ゴム糊に混合し、2枚の羽根を有する撹拌機で30分間
充分に混合した。
【0044】次に、このゴム糊をポリエステルフィルム
の上に厚さ4mmの厚さに塗布し、一昼夜室温で放置
し、溶媒を揮散させた後、50℃に温調したオーブンに
3時間放置し加硫を完了させた。超促進剤を用いたた
め、50℃,3時間で加硫が完了した。厚さは3mmに
まで減少した。セル径はおよそ40〜60μmで極めて
微細かつ均一であった。このスポンジゴムシートの体積
固有抵抗値は108 Ω・cmであった。
【0045】(実施例3)まず、下記表4のミラブルシ
リコーンゴム配合を練りロールで充分に混合練りした。
次に、混合練りしたシリコーンゴムコンパウンド113
gを150ccのトリクロロエチレンに溶解しゴム糊と
した。
【0046】
【表4】
【0047】次に、ケマ・ノーベル社の外殻がメタアク
リロニトリルとアクリロニトリル共重合体である、マイ
クロバルーン(エクスパンセル091)は耐熱性が高
く、外殻がトリクロロエチレンに溶解しないために選定
した。未膨脹の直径は10〜16μmであり、140℃
で膨脹させ、直径が30〜50μmのマイクロバルーン
とし、ゴムコンパウンド113gのゴム糊に対し、膨脹
させたマイクロバルーン15gを加え、2枚の羽根を有
する撹拌機で30分間撹拌し、均一なシリコーンゴム糊
を得た。
【0048】直径が130mm,長さが250mmのア
ルミニウム製の芯金を溶剤で脱脂した後、接着剤を塗布
し、30分間室温に放置し、乾燥させた。しかる後、内
径が145mm,長さが260mmの紙管を芯金に被
せ、芯金が中心になる様に調節し、底ぶたをつけ、紙管
と芯金の間に上記シリコーンゴム糊を流し込んだ。この
後、室温で一昼夜放置し、トリクロロエチレンを揮散さ
せた後、140℃に温調したオーブン内に3時間放置し
て加硫を完了させ、冷却後、外径を140mmに研磨を
施した。
【0049】出来上がったシリコーンスポンジゴムロー
ラは、セル径がおよそ30〜50μmでアスカーC硬度
計で30゜であった。また、体積固有抵抗値は1×10
7 〜1×108 Ω・cmであり、レーザービームプリン
ター用転写ドラムとして適したものであった。
【0050】(実施例4)まず、下記表5のフッ素ゴム
配合をミキシングロールで充分に混合練りを行なった。
次に、混合練りの終ったフッ素ゴムコンパウンド168
gをメチル・エチル・ケトンとメチル・イソブチル・ケ
トンを容積比で1:1に混合した溶剤150gに溶解
し、フッ素ゴム糊を作成した。つづいて、140℃で膨
脹させ直径を30〜50μmとしたエクスパンセル09
1を8重量部をフッ素ゴム糊に加え、撹拌機で充分に混
合した。更に、このフッ素ゴム糊を自動車パッキングの
金型に注型して一昼夜放置し、溶剤を揮散させた後、1
40℃に温調したオーブン内に1時間放置し、架橋を完
了させた。この後、このパッキングを金型から取り出し
て放冷し、寸法精度を測定したところ、金型寸法よりも
0.05mm短くなり、発泡剤を用いる方法よりも各段
に寸法精度の優れるパッキングが得られた。
【0051】
【表5】
【0052】(実施例5)ケマ・ノーベル社製のマイク
ロバルーン:エクスパンセル461は外殻が塩化ビニリ
デンとアクリロニトリルの共重合体であり、110℃で
溶融する。未膨脹の球形は10〜16μmであり、10
0℃で10分加熱して球形が40〜60μmの膨脹した
マイクロバルーンとした。
【0053】二液型室温硬化型シリコーンゴム(商品
名:KE1602,信越化学社製)100重量部に硬化剤
(商品名:Cat.1602 ,信越化学社製)を10重量部を
加え、撹拌機で充分に混合した。この後、これに膨脹済
みのエクスパンセル461 を15重量部加え、撹拌機で3
0分混合し、シリコーンゴム混合物とした。
【0054】別に、アルミニウム製の芯金に接着剤を塗
布し、芯金よりも直径で15mm太い紙管を芯金が中心
となるようにして被せ底ぶたをした。次に、紙管と芯金
の間に上記シリコーンゴム混合物を注ぎ込み、室温で一
昼夜放置し、硬化を完了させた。つづいて、紙管を外
し、研磨機で表面を研磨すると、およそ40〜60μm
のマイクロバルーンが無数に埋設されたシリコーンスポ
ンジロールを得た。
【0055】このシリコーンスポンジロールに前述した
マイクロバルーンを入れないシリコーンゴム混合物を1
00μmの厚みに塗布し、一昼夜放置させて、内層がス
ポンジ,外層がソリッドゴムの2層構造の複写機用ロー
ルを得た。このローラはアスカC型硬度計で60°であ
った。
【0056】(実施例6)まず、付加タイプLTVシリ
コーンゴム(商品名:LTVシリコーンXE15-804A,
東芝シリコーン社製)100重量部に、硬化剤(商品
名:XE15-804B,東芝シリコーン社製,粘度は150
ポイズ)10重量部及び導電性カーボンブラック(商品
名:ライオン社製,ケッチェンブラックEC)8重量部
をペイントミルを使って20分間混合練りをして混合物
とした。
【0057】次に、この混合物に40〜60μmに膨脹
させたエクスパンセル091を20重量部加え、混合し
た。つづいて、直径が130mm,長さが250mmの
アルミニウム製芯金を溶剤で脱脂後、接着剤を塗布し、
30分間室温に放置し、乾燥させた。更に、内径が14
5mm,長さが260mmの紙管を芯金に被せ、芯金が
中心となる様に調節し、底ぶたをつけ、紙管と芯金の間
に上記LTVシリコーンの混合物を流し込んだ。次い
で、これを120℃に温調したオーブンに入れ、1時間
加熱し、架橋を完成させた。冷却後、研磨機で直径を1
40mmに研磨した。
【0058】出来上がったシリコーンスポンジローラ
は、硬さがアスカC硬度計で40〜42°であった。ま
た、体積固有抵抗は1.5×108 Ω・cmであった。
このシリコーンスポンジロールの上に100μmの厚み
のPVDF製のチューブを被せ、レーザビームプリンタ
ー用の転写ドラムとして使用した。その結果、スポンジ
のセルの大きさが40〜60μmと揃っており、発泡剤
のようにセルが不揃いでないため、極めてシャープな画
質が得られた。
【0059】(実施例7)まず、液状ポリスルフィドゴ
ム(商品名:チオコールLP−2,チオコール社製)に
下記表6の配合に従って秤量し、ペイントミルで充分に
混合し、混合物を得た。次に、この混合物にケマ・ノー
ベル社のエクスパンセル 091DEを15重量部加え、撹
拌機で30分混合した。ここで、エクスパンセル 091D
Eは、140℃で膨脹させ、直径はおよそ40〜50μ
mとしたマイクロバルーンである。
【0060】
【表6】
【0061】次に、この混合物を自動車用の窓ガラスシ
ール材用の金型に流し込み、140℃の温度で30分加
熱して架橋を完了させた。発泡剤法による窓ガラスシー
ル材は発泡による寸法安定性が劣るのに対し、本発明に
よる窓ガラスシール材は変形が起こらない為、極めて寸
法精度が高く設計通り作ることができるという利点を有
する。
【0062】(実施例8)ケマ・ノーベル社製のマイク
ロバルーン:エクスパンセル091は外殻がアクリロニ
トリルとメタアクリロニトリルの共重合体で、未膨脹の
直径は10〜16μmであり、膨脹させて直径が40〜
60μmの膨脹したマイクロバルーンとした。
【0063】次に、液状ウレタンゴム(商品名:アジプ
レン100 ,バイエル社製)100重量部を100℃に予
熱をしておく。つづいて、架橋剤としてのジクロル・ジ
アミノジフェニルメタン(商品名:キュアミンM,イハ
ラケミカル社製,融点100〜110℃)11重量部を
120℃で加熱溶融させた後、混合してウレタン混合物
とした。更に、このウレタン混合物に上述した球形が4
0〜60μmに膨脹したマイクロバルーンを8重量部加
え、撹拌機で充分に混合して混合物とした。
【0064】次に、この混合物をゴム車輪用の金型に注
入し、110℃に保ち、1時間加熱し架橋を完了させ
た。このスポンジゴム製のゴム車輪を運搬用の車に取付
け実用に供したところ、適度のクッション性が得られ、
騒音も低減した。
【0065】(実施例9)まず、下記表7の液状ポリブ
タジエンラバー(Poly BDR−45HP,出光石油化学
社製の液状ポリブタジエン)を主剤として、各種の配合
薬品を三本ロール(ペイントミル)によって30分混合
練りを行い、均一なペーストとした。
【0066】
【表7】
【0067】ここで、均一にしたペースト151gに、
ケマ・ノーベル社製のマイクロバルーン,エクスパンセ
ル551 を100℃で加熱膨脹して直径を50〜80μm
にしたもの15重量部を、撹拌機で30分間撹拌し、均
一に分散させた。そして、このものに架橋剤であるイソ
シアネート,アイソネート143L(三菱化成社製)を21
g加え、撹拌機で30分間混合して混合物とした。次
に、この混合物をモルタル製の屋内プールに鏝を使っ
て、5mmの厚さに塗布した。
【0068】20℃前後の温度で24時間程度放置する
と、液状ポリブタジエンはイソシアネートと架橋反応
し、内部に微細なマイクロバルーンによる気泡が形成さ
れた極めてクッション性に富む塗膜が形成された。マイ
クロバルーンによって形成された独立の気泡であるた
め、水を入れても水が染みだすおそれもなく、かつクッ
ション性があるため、ころんでも怪我の心配のないプー
ルコートである。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、
状ゴムに予め定められた直径に膨脹させたマイクロバル
ーンを混入させた後、マイクロバルーンの材料である樹
脂の溶融温度未満の温度でゴムを架橋させることによ
り、セルの直径の制御を容易になしえる独立気泡スポン
ジゴムの製造方法を提供できる。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組成物が液状であるゴムコンパウンド
    に、予め定められた直径に熱膨張させた樹脂製のマイク
    ロバルーンを混合して未架橋ゴム成形物を得た後、前記
    マイクロバルーンの材料である樹脂の溶融温度未満の温
    度で前記未架橋ゴム成形物を架橋させることを特徴とす
    る独立気泡スポンジゴムの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ゴムコンパウンドが、ソリッドゴム
    コンパウンドを溶剤に溶解したゴム糊であることを特徴
    とする請求項1記載の独立気泡スポンジゴムの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ゴムコンパウンドが、液状ゴムを主
    体とする液状ゴムコンパウンドであることを特徴とする
    請求項1記載の独立気泡スポンジゴムの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ゴムコンパウンドが、ゴムの水性分
    散体であるラテックスゴムコンパウンドであることを特
    徴とする請求項1記載の独立気泡スポンジゴムの製造方
    法。
JP21733296A 1996-08-19 1996-08-19 独立気泡スポンジゴムの製造方法 Expired - Lifetime JP3274071B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21733296A JP3274071B2 (ja) 1996-08-19 1996-08-19 独立気泡スポンジゴムの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21733296A JP3274071B2 (ja) 1996-08-19 1996-08-19 独立気泡スポンジゴムの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1060151A JPH1060151A (ja) 1998-03-03
JP3274071B2 true JP3274071B2 (ja) 2002-04-15

Family

ID=16702526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21733296A Expired - Lifetime JP3274071B2 (ja) 1996-08-19 1996-08-19 独立気泡スポンジゴムの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3274071B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013176179A1 (ja) 2012-05-22 2013-11-28 積水化学工業株式会社 シート状シール材及び積層シート状シール材
US8831499B2 (en) 2010-12-22 2014-09-09 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Thermally conductive silicone rubber sponge composition and fixing roll

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4025423B2 (ja) * 1998-06-02 2007-12-19 旭化成ケミカルズ株式会社 熱可塑性エラストマー発泡体
US6459878B1 (en) * 1999-09-30 2002-10-01 Canon Kabushiki Kaisha Heating assembly, image-forming apparatus, and process for producing silicone rubber sponge and roller
JP3658305B2 (ja) * 1999-09-30 2005-06-08 キヤノン株式会社 加熱装置及び画像形成装置
JP3834176B2 (ja) * 1999-12-22 2006-10-18 住友ゴム工業株式会社 導電性ロールの製造方法および導電性ロール
JP3748025B2 (ja) 2000-02-08 2006-02-22 信越化学工業株式会社 シリコーンゴムの圧縮永久歪を低減させる方法
TW555794B (en) 2000-02-29 2003-10-01 Shinetsu Chemical Co Method for the preparation of low specific gravity silicone rubber elastomers
JP3969942B2 (ja) * 2000-09-01 2007-09-05 キヤノン株式会社 ローラとその製造方法、及び加熱定着装置
JP2002283691A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Shachihata Inc レーザ加工用独立気泡スポンジゴム印材
JP2011026617A (ja) * 2003-12-25 2011-02-10 Synztec Co Ltd シリコーンエラストマー多孔質体
JP5019342B2 (ja) * 2003-12-25 2012-09-05 シンジーテック株式会社 シリコーンエラストマー多孔質体
SI2261305T2 (sl) 2009-06-04 2022-05-31 Armacell Enterprise Gmbh & Co. Kg Proti ognju odporen elastični penasti material
JP5965101B2 (ja) * 2010-12-27 2016-08-03 サンスター技研株式会社 ペースト状加熱発泡充填材
JP6551347B2 (ja) * 2016-09-06 2019-07-31 信越ポリマー株式会社 スポンジローラ、スポンジローラの製造方法及び画像形成装置
JP6998702B2 (ja) * 2017-08-29 2022-01-18 信越ポリマー株式会社 シリコーン被覆スポンジローラ、及びこれを使用した画像形成装置
WO2019064842A1 (ja) * 2017-09-26 2019-04-04 ダイキン工業株式会社 成形体
WO2023234162A1 (ja) * 2022-05-30 2023-12-07 日本ゼオン株式会社 中空粒子含有エラストマー組成物及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8831499B2 (en) 2010-12-22 2014-09-09 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Thermally conductive silicone rubber sponge composition and fixing roll
WO2013176179A1 (ja) 2012-05-22 2013-11-28 積水化学工業株式会社 シート状シール材及び積層シート状シール材

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1060151A (ja) 1998-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3274071B2 (ja) 独立気泡スポンジゴムの製造方法
KR101261056B1 (ko) 가열 발포 시트, 가열 발포 시트의 제조 방법, 충전 발포부재 및 중공 부재의 내부 공간의 충전 방법
US3046172A (en) Spongy elastomeric materials and methods and products used in the manufacture of the same
JP4759108B2 (ja) 多孔体の製造方法
JP2008001826A (ja) タイヤトレッド用ゴム組成物
JP5820392B2 (ja) シリコーンゴムスポンジの製造方法及びゴム被覆ローラの製造方法
JP3844499B2 (ja) 熱可塑性樹脂発泡体
JP2007314683A (ja) ゴム組成物
WO2020116577A1 (ja) 多孔質吸音材及びその製造方法、並びに、吸音方法
US4579775A (en) Steering wheel for automobile
JP2000283149A (ja) 導電性ロールの製法およびそれによって得られた導電性ロール
WO2011013499A1 (ja) 発泡成形体の製造方法
JPH09328568A (ja) 発泡体組成物
JP3822692B2 (ja) 消しゴム
JP2001209236A (ja) 帯電部材
JP3150293B2 (ja) ゴムロールの製造方法
JP4047413B2 (ja) ゴム被覆ガスケット及びその製造法
JP2005171092A (ja) タイヤ用ゴム組成物
EP4324872A1 (en) Production method of a sealing product with low density and thermal conductivity
JP2021054919A (ja) ゴム成形体の製造方法およびゴム成形体
JP2004091746A (ja) タイヤ用ゴム組成物の製造方法
JP2003084520A (ja) 半導電性発泡ゴムローラー及びその製造方法
JP2000198570A (ja) 事務機器用ロ―ラおよびその製造方法
JPH0120177B2 (ja)
JPH05100549A (ja) 半導電性発泡体ロール

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080201

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090201

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090201

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100201

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100201

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130201

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140201

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term