JP3273611B2 - プレート式熱交換器 - Google Patents

プレート式熱交換器

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JP3273611B2
JP3273611B2 JP51238493A JP51238493A JP3273611B2 JP 3273611 B2 JP3273611 B2 JP 3273611B2 JP 51238493 A JP51238493 A JP 51238493A JP 51238493 A JP51238493 A JP 51238493A JP 3273611 B2 JP3273611 B2 JP 3273611B2
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ハログレン、リーフ
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アルファーラヴァル サーマル アーベー
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D9/00Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D9/0031Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by paired plates touching each other
    • F28D9/0037Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by paired plates touching each other the conduits for the other heat-exchange medium also being formed by paired plates touching each other
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D1/00Evaporating
    • B01D1/22Evaporating by bringing a thin layer of the liquid into contact with a heated surface
    • B01D1/221Composite plate evaporators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D9/00Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D9/0006Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the plate-like or laminated conduits being enclosed within a pressure vessel

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、数多くの薄い熱伝達プレートを鉛直に並べ
て、互いに隣接するように備えつけた液体蒸発用プレー
ト式熱交換器であって、しかも該熱伝達プレートは、隆
起と溝より成る、プレス加工された波形パターンを有
し、さらに前記熱伝達プレート間に挟まれている幾つか
のガスケットもしくはこれと同様なものによって、前記
液体の流動スペースが溝側のプレート間スペース内に画
され、一方では加熱流体の流動スペースが残余のプレー
ト間スペース内に画されており、その上前記液体の各流
動スペース内に前記液体を供給するため、熱伝達プレー
トの全幅にわたって幾つかの供給口が水平に配置されて
いる、液体蒸発用プレート式熱交換器に関するものであ
る。
英国特許GB1,299,481号、英国特許GB1,412,414号、英
国特許GB1,425,176および国際特許WO91/06,818号によ
り、流下薄膜型蒸発器が既に知られているが、これは、
たとえば乳や、脱塩される塩水のような液体を流入させ
るため、液体流動スペースに多くの開口を有している。
熱伝達プレート間のこうした供給口から、一本かまたは
少数の比較的に幅の狭い液体の細流が、流れ出す。こう
した幅の狭い細流は後に、その流れまたはその流れの一
部が広げられ、熱伝達プレートの全幅にわたって切れ目
のない液体薄膜をなすように、配分される。
ある種の応用例では、前記液体薄膜が完全に均等に配
分されるように、試みられている。また他の場合では、
下流の条件に因り、プレートのある部分では一定の幅当
たりの流れが多く、他の部分では少ないようなある種の
不均衡配分が、最適なこともある。このような不均衡な
流れの配分は、一方では異なる複数細流の相対的流動量
を変えたり、また他方ではプレート幅全体にわたって複
数の細流の位置を不均等に配することによって、なさ
れ、その結果近接して流れている細流は、一定の幅ごと
により大きな1つの流れになる。
液体の流れは、流下薄膜型蒸発器の熱伝達面に沿って
次第に蒸発していくので、液体薄膜がプレートを完全に
被覆している状態を維持するのは、困難である。濡れて
いない面部分が生じないように、熱伝達プレートの上部
においてすでに、適当な流れの配分が達成されていなけ
ればならない。この流れは必ずしも均一に配分される必
要はないが、被覆は完全でなければならない。
このように、流下薄膜型蒸発器においては、熱伝達面
に濡れていない部分が生じ、そのため熱伝達が全くない
か、またはほんの僅かな程度しかないことが起こらない
ように、常に熱伝達面は全面にわたって液体薄膜に覆わ
れていなければならない。また蒸発される液体に非蒸発
性の生成物が含まれている場合、特に濡れていない箇所
では、熱伝達プレートの汚染が発生する恐れがある。乳
製品の濃縮の場合、ファウリングと呼ばれる除去しにく
い強力な汚染が生じる危険性が高い。
プレート間スペースの上部で、液体が幅の狭い細流に
なって流れる、周知の流下薄膜型蒸発器においては、プ
レートの幅全体にわたって完全にこれらの細流を配分す
るには、熱伝達面にある一定の高さが必要になる。そう
でなければ、細流と細流の間に濡れていない区間ができ
る。液体がプレートの幅全体にわたって、完全には配分
されていないこの様な場合、主要な蒸発工程が開始され
る前に、濡れていない区間に、望ましくない汚染やファ
ウリングが生じる恐れがある。
本発明の課題は、上述の種類のプレート式熱交換器に
おいて熱伝達プレートの全幅を完全に被覆する液体配分
を早期に達成することである。またもう一つの課題は、
加熱流体の流動抵抗をその流動スペースにおいて増大さ
せずに、前記の配分を達成することである。
これらの課題の達成は、隣接する2つの熱伝達プレー
トが逆方向に互いに水平に突出している部分を有し、し
かもこの部分の熱伝達プレートの波形パターンが、ここ
以外の部分の波形パターン部分よりそのプレス加工の深
さが本質的に浅くなっていることと、さらに隣接する2
つの熱伝達プレートの前記部分の隆起が、交差するよう
に配置されていることと、そして前記部分における熱伝
達プレートは、交差するように配されている隆起を介し
て前記液体の流動スペース内で互いに隣接するが、加熱
流体の流動スペースでは基本的に互いに離れているよう
に、波形パターンを設計することとによってなされる。
好ましい例として前記部分は、液体供給口のすぐ下に
設置されている。
本発明に従えば、本質的により優れている液体配分を
実現することができる。液体の流動スペース内におい
て、全面的にプレートを被覆する液体薄膜を早期に得る
ことができ、また同時に、従来技術に較べて、加熱流体
の流動抵抗を減少させることも可能である。
以下に、添付の図面を参照して本発明の説明をより詳
細に行う。
図1は、その中にプレート式熱交換器が収められてい
る容器の断面図を示す。
図2は、図1の線II−IIに沿って切断された断面図を
示す。
図3は、図1の線III−IIIに沿って切断された断面図
を示す。そして、 図4は、図1によるプレート式熱交換器の上部を図2
と3における線IV−IVに沿って切断した断面図である。
図1に示されているプレート式熱交換器は容器1内に
設置されており、かつ該交換器には、二枚の端末プレー
ト2、3と、何枚かの薄い熱伝達プレート4からなるユ
ニットが収められている。この熱伝達プレート4は、プ
レス加工によって隆起と溝からなる波形パターンを与え
られている。さらに熱伝達プレート間には、幾つかのガ
スケットもしくはこれと同様なものが配置されており、
これらのガスケットは、溝側のプレート間スペース内に
液体の流動スペースを画し、そしてそれ以外のプレート
間スペース内に加熱流体の流動スペースを画している。
前記液体の各流動スペース内に、熱伝達プレートの全幅
にわたって幾つかの供給口が水平に配置されている。
熱伝達プレートと端末プレートは、フレーム(図示さ
れていない)による従来の方法か、または溶接、はんだ
付けなどのような他の周知の方法で、結合されている。
プレート式熱交換器の周囲にある水平な仕切り壁5
が、容器1を上部チャンバ6と下部チャンバ7に分割し
ている。上部チャンバ6には加熱流体の供給口8があ
り、下部チャンバにはプレート式熱交換器内で発生した
蒸気の排気口9がある。さらにまた、下部チャンバ7よ
りの排出口10は、蒸発しなかった液体を排出するための
ものである。
容器の一方の端末壁を貫通して、一本のパイプ11と2
本のパイプ12が延びており、このパイプ11は、プレート
式熱交換器内で蒸発させられる液体を該熱交換器内に送
り込む供給口を成しており、またパイプ12は、加熱流体
の排液口となる。
図2には、熱伝達プレート4の一方の第1の側面が示
されている。図示されているように、熱伝達プレートは
長方形をなしており、容器1内において、鉛直に配置さ
れている。仕切り壁5は、熱伝達プレート4の長い辺か
ら容器1の周縁に向かって、水平に延びている。
熱伝達プレート4には、第1のガスケット13が取り付
けられているが、これは、プレートの長い辺において仕
切り壁5から上方に向かって該熱伝達プレートの縁に沿
って延びており、次に該プレートの短い上辺に沿って水
平に延び、該プレートの他方の長い辺に沿って下に向か
い、仕切り壁5に到る。
第2のガスケット14は、熱伝達プレートの短い上辺に
平行に、ガスケット13の両垂直部分間に延びていて、そ
の結果、熱伝達プレートの上部域15は、ガスケット13と
14によって完全に囲まれる。上部域15において、熱伝達
プレート4は、貫通開口16を穿たれている。開口16は全
てをひとまとめにして、熱伝達プレート4のユニットを
貫通する導入路を形成し、蒸発させられる液の前記供給
口11に連絡している。
開口16に加えて、各熱伝達プレートにはプレート上部
域内でガスケット14に近い所に、該プレートの全幅にわ
たって配置されている、より小さな4箇所の孔17があ
る。さらに、各孔17の真下、ガスケットの反対側に、液
体供給のための小さい供給口18がある。そして最後に、
開口16の近くで、ガスケット14の下にあたる所に、蒸発
させられる液体の供給のための2つの通し孔19がある。
勿論、液体供給のための供給口18はまた、ノズルまた
は穴から作り、ガスケット14を直接貫通して延ばすこと
もできる。
各熱伝達プレートはその下部の両隅に、一つずつ計2
つの通し穴20、21を有しているが、図に示されているプ
レート側ではこれらの通し穴は、それぞれ環状ガスケッ
ト22と23に囲まれている。熱伝達プレートの穴20と21
は、プレート群を貫通する2つの管路をなし、加熱流体
のためのプレート式熱交換器排液口12と連絡している。
図3には、熱伝達プレート4の第2の側面が示されて
いるが、プレートの上部においては開口16と2つの小孔
19は、ガスケット24により囲まれている。さらに、プレ
ートの上部では間隔を置いて水平に並んでいるガスケッ
ト25がある。これらのガスケットはそれぞれ、プレート
の小区画を囲っており、ここには、孔17と供給口18の双
方がある。
プレート下部では、ガスケット26はプレートの縁に沿
って、プレートの一方の長い辺の仕切り壁5から下に向
かって伸び、次にプレート下部の短い辺に沿って進み、
再びプレートの他方の長い辺に沿って上に向かい、仕切
り壁5に到る。プレート下部の隅にある穴20と21は、ガ
スケット26の内側にある。
2枚の熱伝達プレート4の第1の側面どうしが互いに
接し、そして他方の側面も互いに接するように、すなわ
ち各プレートはその垂直軸を中心にして、次のプレート
が180゜回転させられているように、熱伝達プレート4
を配置することによって、隣接する2つの熱伝達プレー
ト4の波形パターンの隆起は、交差し、互いに接し、そ
の結果支持手段29が各プレート間に形成される。
図2と3に示されているように、熱伝達プレート4に
は、ある種の波形パターンを有する熱伝達部27がある。
この熱伝達部27における波形パターンの隆起の交差角
は、徐々に蒸発していく液体の流動方向に対して、蒸発
に適している約45゜〜55゜であり、またプレス加工の深
さは、約5mmである。開口16の両側に、熱伝達プレート
4は狭い水平部28を有しているが、この部分は、熱伝達
部27における波形パターンより、そのプレス加工の深さ
が浅い。水平部28における波形パターンの各隆起の適当
な交差角は、液体の流動方向に対して約60゜〜80゜であ
り、またプレス加工の深さは、水の分配に最適な約3mm
である。
水平部28は、液体供給口18の近くで、前記液体流動方
向において熱伝達部27の上流にあることが望ましい。水
平部打28は、液体および発生蒸気の排出口と供給口18と
の間のどこに位置していても、液体の配分に何らかの影
響を与えるのは、当然のことである。流下薄膜型蒸発に
関しては、水平部28は供給口18の直下に位置している。
図4には、多くの熱伝達プレート4の上部の断面が示
されており、これには、前記の支持手段29も見られる。
プレート間スペース一つ置きごとに、ガスケット13の上
部とガスケット14とが、示されている。
ガスケット13と14との間には、上述の各プレート間スペ
ース内に配液チャンバ30が形成され、このチャンバは熱
伝達プレート4の全幅にわたっている。配液チャンバ30
はプレート群を貫通している管路と連絡していて、この
管路はプレートにある開口16によって形成されている。
ガスケット14の下には、液体供給口18に近い所に前記
の水平方向に延びている部分28があり、そしてこの部分
28の下、一つ置きのプレート間スペースごとに1つの実
蒸発スペース31が形成される。各蒸発スペース31は、ガ
スケット13の垂直部分によって、容器1の上部チャンバ
と連絡しないよう、封鎖されているが、熱伝達プレート
の縁と縁の間にある隙間を通して、容器1の下部チャン
バ7と仕切り壁5の下で連絡している。
図4には、前記の各プレート間スペースにあるガスケ
ット25が示されているが、このガスケットは、二枚の熱
伝達プレートと共に、移送チャンバ32を形成する。二枚
の熱伝達プレート間のスペースでガスケット25の外側に
は、スペース33が形成される。熱伝達プレート4はこの
スペース33では互いに接していないので、該スペース33
は前記水平部28の区画では、比較的に小さい流動抵抗を
示す。二枚の熱伝達プレート間にある隙間を通り、これ
らプレートの上辺に沿って、スペース33は容器1の上部
チャンバ6と連絡している。チャンバ6内の加熱流体は
このようにして、一部はプレート群の両側からと、そし
てまた一部は隣り合った2つのガスケット25間のスペー
スを通って上部からも、各スペース33に流入することが
できる。
各スペース33は、容器1の下部チャンバ7に連絡しな
いように、ガスケット26により、封鎖されている。
スペース33を形成しているプレート間スペースは全
て、容器1の上部チャンバ6と同様、ガスケット24によ
り封鎖されていて、熱伝達プレート内の開口16よりなる
プレート群貫通管路と連絡しないようになっている。
二枚の隣接する熱伝達プレートの向かい合った孔17を
通して、各配液チャンバ30は両隣の二つの移送チャンバ
32と連絡している。同じ熱伝達プレートの向かい合った
供給口18を通して、上気の2つの移送チャンバ32は、2
枚の熱伝達プレート間に形成されている蒸発スペース31
と連絡している。
図1〜4に基づく装置は、以下のような動作を行う。
すなわち、 蒸発させられる液は、入口のパイプ11(図1)を経由
してプレートの開口16より成る熱伝達プレート群を貫通
する管路に供給される。この管路から、液はさらに、熱
伝達プレートの全幅にわたっている(図2の上部域15参
照)幾つかの配液チャンバ30(図4)に流れる。配液チ
ャンバ30からプレートの孔17を通って、液は、幾つかの
移送チャンバ32に流れ込み、それから供給口18を通って
熱伝達プレート4間の流動スペースに入り、ここで前記
水平部28の区画内の液体は、熱伝達プレートの幅全体に
配分される。それから液体は、実蒸発スペース31に流れ
込む。同時に、液は、ガスケット24(図3)が開口16と
孔19を囲んでいるプレート間スペースから、孔19を通っ
て直接に実蒸発スペースに流れ込む。蒸発スペース31に
おいて、液は、熱伝達プレートに沿って薄い層をなして
流下し、向かい合っている熱伝達プレート面を覆う。
同時に、加熱流体が入口8を通って、容器1の上部チ
ャンバ6に供給される。この加熱流体は蒸気よりなるこ
とが望ましいが、こうした蒸気は、熱が伝達される間に
復水されるが、液体は熱伝達流体としても利用される。
加熱流体は、図3に示されているように、二つの熱伝達
プレートの縁の間にある隙間を通って、スペース33に入
る。加熱流体は、蒸発スペース31のプレートの向かい合
った両側を流れ下る液体を蒸発させる。図2に矢印で示
されているように、実蒸発スペース31で作られた蒸気
は、両側面と下に向かって、ここから外に出て、容器1
の下部チャンバ7に入る。発生蒸気は出口9を通ってチ
ャンバ7から排出されるが、蒸発しなかった液は、容器
1の底に集められ、底部排出口10(図1)より放出され
る。
加熱流体は、熱伝達プレートに沿って下に降り、熱伝
達プレートの下部にある穴20と21によって形成されてい
る二つの管路を通って、流動スペースから排出される。
これらの管路はガスケット22と23(図2)によって、実
蒸発スペース31と連絡しないように、封鎖される。
本発明によって、より良い流れの配分を達成するため
の多くの利点が得られる。すなわち、流れの方向におけ
る隆起間の交差角よりほんの僅か小さい角度で、均等な
液体薄膜が形成され、しかも前記部分28は比較的に低い
高さなので、2つの供給口18の間の距離が、以下の値す
なわち、 2×H×Tanφ より小さければ、比較的に均等な流れの配分を有する完
全被覆の液体薄膜が形成されるということである。な
お、前記式で、Hは部分28の高さ、φは液体の流れの広
がり角を表す。こうした均等で完全な液体薄膜は、プレ
ス加工の深さがより深く、流動方向における隆起間の交
差角がより小さい基本パターンを有している熱伝達部27
においては、本質的により大きな距離を必要とする。
その外、流動スペース33では、比較的に低い圧力降
下、すなわち低い流動抵抗が達成される。前記部分28の
区画では、熱伝達プレートは基本的には互いに離れてい
るが、これは言い換えれば、熱伝達プレート間の支持手
段の数が、従来のプレート式熱交換器に較べて、からに
少ないということである。圧力低下は、熱伝達プレート
間の支持手段の数に直接的に影響する。
蒸発側に比較的高い熱伝達が達成されるが、その理由
の一つは、熱伝達面上部において乾いている熱伝達面部
分が、非常に少ないことに因っており、また他の理由の
一つは、小さい分割および表面張力の強い影響があるた
め、液体薄膜は、パターンの外側に湾曲している部分上
で非常に薄くなっていることと、そしてさらなる理由
は、流れの供給口に近い所で形成される蒸気の流れは比
較的に少ないとはいえ、プレス加工の深さは浅く、流動
方向における隆起間の交差角は大きいので、2相圧力低
下という現条件において、蒸発のための熱伝達率の対流
分は、比較的に大きくなるということにもよっている。
高い熱伝達率に比例して、蒸気の発生量も増大するが、
その結果さらに下流において、熱伝達の対流分も大きく
なる。
プレス加工の深さが浅く、かつ蒸発が起こらないプレ
ート間スペースに全く支持手段を有しない部分28を有す
る、本発明に基づく熱伝達プレート4を供給すること
は、ある種の応用においては好ましくない場合もある。
蒸発側のプレート間スペースにおける条件に比して、上
気のプレート間スペースに本質的な超過圧力が存在しな
い場合は、特にそうである。
この問題は、幾つかの方法で解決可能である。たとえ
ば、前記部分28の高さを小さくすることでも、解決でき
る。また他の側に対して分離されている支持手段を、波
形パターンで形成することもできる。前記部分28を、熱
伝達プレートに沿って水平に、幾つかの部分、たとえば
各供給口18ごとに1つの部分というように、分割するこ
ともできる。またたとえば、牛乳やジュースの濃縮に関
するような食品衛生関連の場合では、プレス加工の深さ
が浅いくさび状の区域を、くさびの先端にあたる部分を
上にして、供給口の近くに配置することもできる。この
場合、くさび状の区域は、くさびの角度が液体の流れの
最大広がり角に等しいか又はそれ以下になるよう、形成
され、そして、液体薄膜が拡げられる前に、上部域の供
給口18の間で濡れていない部域が形成されないよう、液
体を配分して液体薄膜にするため、プレートの長手方向
に沿って隣接しているくさび状域が、次第に開いて水平
域を形成する。
くさび状区域間のスペースは、たとえばガスケットを
挿入したり、または溶接によって、中間部分を充填する
ことにより、液体から封鎖する。
流下薄膜型蒸発におけると同様に、流れ上昇薄膜型蒸
発においても、液体供給口における(望ましくは、非熱
伝達部における)基本的な圧力低下は、異なる流動スペ
ース間の静的および動的不安定に抗して、安定化の働き
をし、その結果均等な配分をもたらす。この圧力低下
は、流動スペースの供給口に位置する、本発明に従っ
た、プレス加工の深さが浅い部分によって、発生させら
れる。
流れ上昇薄膜型蒸発では、流動方向において隆起の交
差角をより大きくし、かつ部分的にプレス加工の深さを
浅くすることにより、流入液体のより良い配分が達成さ
れるので、流動スペースにおいて、蒸発スペース入口の
すぐ下流に水平部分を置くことが好ましい場合もある。
特に、プレート間スペースに均等に配せられた幾つかの
流れの供給口と組み合わせる場合は、そうである。たと
えば、細長いくさび状の延長部を有する、1つまたは数
個の平行で細長い帯状部は、特に流動方向における隆起
間の交差角が鈍角で、部分的にプレス加工の深さが浅い
場合と組み合わされていれば、入口において比較的に大
きな圧力低下をもたらすことができる。その結果、プレ
ートの幅全体にわたって配分が良好になり、平行な管路
またはその部分間における静的および動的不安定の傾向
が、抑止される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28F 3/00 - 3/14 F28D 1/00 - 9/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉛直方向を向いて互いに接する多数の熱伝
    達プレート(4)を備え、該熱伝達プレート(4)は隆
    起部と溝とよりなるプレス加工された波形のパターンを
    有し、前記熱伝達プレート(4)の間にはガスケット
    (13、14、16、25)もしくはこれと同様なものが配置さ
    れ、それによって、各溝側の第2のプレート間のスペー
    スに液体の流動スペースが区画され、残りの第1のプレ
    ート間のスペースに加熱流体の流動スペースが区画さ
    れ、各液体の流動スペースには前記液体の供給のために
    熱伝達プレートの全幅にわたって水平方向に配置された
    幾つかの供給口(18)が設けられている液体蒸発用プレ
    ート式熱交換器において、 熱伝達プレートに隣接して、熱伝達プレートは向かい合
    って配置された水平方向に広がる領域(28)を有し、そ
    の領域(28)では熱伝達プレートの他の部分の波形パタ
    ーンよりプレス加工の深さが実質的に浅い波形パターン
    となっており、さらに隣接する2つの熱伝達プレート
    (4)の前記領域(28)の隆起部が交叉して配置されて
    おり、そして前記領域(28)の熱伝達プレート(4)
    が、交叉して配置されている隆起を介して、前記液体の
    ための流動スペース内では互いに接しているが、加熱流
    体のための流動スペースでは実質的に互いが離れている
    ように、波形パターンが設計されていることを特徴とす
    る液体蒸発用プレート式熱交換器。
  2. 【請求項2】熱伝達プレート(4)の前記領域(28)
    は、液体の供給口(18)の近くに設置されていることを
    特徴とする請求項1に記載のプレート式熱交換器。
  3. 【請求項3】熱伝達プレート(4)の前記領域(28)の
    波形パターンは、残りの部分の波形パターンより小さく
    仕切られていることを特徴とする請求項1または2に記
    載のプレート式熱交換器。
  4. 【請求項4】熱伝達プレート(4)の前記領域(28)の
    波形パターンは、残りの波形パターンに比して、前記液
    体に対しより大きな流動抵抗を与えるように、成形され
    ていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか
    1項に記載のプレート式熱交換器。
  5. 【請求項5】熱伝達プレート(4)の前記領域(28)
    は、供給口(18)間の距離よりも少ない垂直方向の広が
    りを有していることを特徴とする請求項1から4までの
    いずれか1項に記載のプレート式熱交換器。
  6. 【請求項6】熱伝達プレート(4)の前記領域(28)
    は、前記第1のプレート間の流動スペース内のプレート
    間に支持手段が形成されるように、プレス加工の全深度
    に達するまでプレスされた分離突出部を有することを特
    徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載のプ
    レート式熱交換器。
  7. 【請求項7】前記第1のプレート間の流動スペースは、
    蒸気のような加熱流体のための流入口を有していること
    を特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載
    のプレート式熱交換器。
  8. 【請求項8】それぞれの流動スペース内において、流体
    および前記液体が前記領域(28)を通過するとき、実質
    的に、同じ流動方向となるように、加熱流体の前記流入
    口が配置されていることを特徴とする請求項1から7ま
    でのいずれか1項に記載のプレート式熱交換器。
  9. 【請求項9】前記領域(28)の隆起部同士の交差角は、
    前記液体の流動方向に対し60゜〜80゜であり、かつプレ
    ス加工の深さは約3mmであることを特徴とする請求項1
    から8までのいずれか1項に記載のプレート式熱交換
    器。
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