JP3273583B2 - 液晶マイクロプリズムアレイ及びそれを用いた空間光ビーム接続器と光スイッチ - Google Patents

液晶マイクロプリズムアレイ及びそれを用いた空間光ビーム接続器と光スイッチ

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    • G02F1/31Digital deflection, i.e. optical switching

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光交換機に用いられる
光スイッチと該光スイッチに用いられる液晶マイクロプ
リズムアレイと空間光ビーム接続器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】画像情報通信や大容量データ通信等の高
速・広帯域な通信サービスを実現するためには、伝送路
を光ファイバ化するだけでなく、通信情報を光のままで
交換する光交換機を適用することが効果的である。光交
換機における光通話路として大規模な光スイッチ網を構
成する場合、従来の電気信号をスイッチするクロスバス
イッチの場合と同様に、小規模の光スイッチを多数組み
合わせた構成を採るのが一般的である。
【0003】図26は小規模な光スイッチ、例えば入線
数及び出線数が2乃至4程度の小規模な光スイッチを複
数個用いた従来の並列光スイッチを示すものである。図
中、91は入線群、92は2×3光マトリクススイッチ
群、93,95は光ファイバ配線群、94は4×4光マ
トリクススイッチ群、96は3×2光マトリクススイッ
チ群、97は出線群である。
【0004】入線群91から2×3光マトリクススイッ
チ群92、4×4光マトリクススイッチ群94、3×2
光マトリクススイッチ群96の順に多段に配置し、2×
3光マトリクススイッチ群92と4×4光マトリクスス
イッチ群94とを光ファイバ配線群93により接続し、
4×4光マトリクススイッチ群94と3×2光マトリク
ススイッチ群96とを光ファイバ配線群95により接続
することによって、非閉塞な8×8並列光スイッチを構
成している(Clos型スイッチ)。
【0005】しかしながら、小規模な光スイッチを前述
した如く組み合わせて大規模な光スイッチ網を構成した
場合、光スイッチ自体の寸法は小さくても各段の光スイ
ッチ間を結ぶ光ファイバ配線群93,95の配線量が膨
大となり、さらに互いに入り組んでいるため、光スイッ
チ網全体の寸法が大きくなるという問題があった。
【0006】前述した光ファイバや光導波路を用いた光
接続における問題を解決するため、自由空間内に光ビー
ムを飛ばすことによって接続する自由空間光接続(Free
Space Optical Interconection )が提案されている。
この自由空間光接続の利点は、(1) 電気に比べて高速な
信号を送ることができ、(2) 光ファイバや光導波路を用
いた場合に比べて結線に要する体積を小さくできる等で
ある。
【0007】自由空間光接続を用いた例としては、光デ
ィテクタアレイとMQW型の光変調器アレイと電気的ロ
ジックアレイとを備えた面型半導体光ゲートスイッチア
レイ(例えば、IEEE J. QE, Vol.29, 1993, A.L.Lentin
e and D.A.B.Miller, Evolution of the SEED Technolo
gy : Bistable Logic Gates to Optoelectronics Smart
Pixels, pp.655-669 [文献1]、又は特開平6−13
0431号[文献2]参照)や、光ディテクタアレイと
面発光レーザアレイとを一体化した面型光ゲートスイッ
チアレイ(例えば、Jpn. J. Appl. Phys., Vol.26, 198
7, Y.Tashiro,K.Kasahara, H.Hamao, M.Sugimoto and
T.Yanase, High speed response in optoelectronics g
ated thyristor, p.L1014 [文献3]参照)があり、多
段に配置した面型半導体光ゲートスイッチアレイの間を
複数の光ビームにより自由空間光接続している。
【0008】尚、以下の説明では、面型光ゲートスイッ
チアレイ、2次元光源アレイ、2次元光ディテクタアレ
イ、2次元光ファイバアレイ等を総称して2次元光素子
アレイと言う。
【0009】前記自由空間光接続で重要となるのは、複
数の光ビームの空間配列を、例えば図26に示したよう
に入れ替えて配線し、2次元光素子アレイ同士を正確に
光ビームで接続する技術であり、各素子を接続するには
複数の光ビームをクロスして配線する必要がある。
【0010】図27は前述した文献2における空間光ビ
ーム接続の様子を示すものである。図中、IB1は入力
光ビーム群、BP1,BP2,BP3,BP4は複屈折
板、PL1,PL2は分割1/2波長(λ/2)板、O
C1,OC2は光接続回路、LN1,LN2はマイクロ
レンズアレイ、SW1は面型光ゲートスイッチアレイ
(EARS)、QL1,QL2は1/4波長(λ/4)
板、PB1は偏光ビームスプリッタ、OB1は出力光ビ
ーム群、RB1は読み出し光ビーム群である。
【0011】ここでは、複数の円偏光の光ビームを複屈
折板に通すことによりp偏光及びs偏光に分解し、これ
らの偏光成分によって光の進行方向が異なることを利用
して光ビームの方向を変え、光配線を行っている。な
お、分割λ/2板PL1,PL2とは、p偏光にλ/2
板(ハッチング部分)が、また、s偏光に透明板が対応
する如く分割されたものである。
【0012】また、前述した文献1においては、コンピ
ュータホログラムを用いることにより光ビームの方向を
変えて光配線を行っている。また、前述した文献3にお
いては、複数のレンズを用い、光学系を結像系とするこ
とにより、光の配線を行っている。
【0013】また、光配線を可変できる自由空間光接続
の例として図28のようなものがある。これは特開昭6
0−247228号公報に開示されたもので、集束性ロ
ッドレンズ101の端面に、2枚の透明電極102の間
に液晶103を入れたくさび型の液晶セル103を接続
し、また、両透明電極102に、液晶セル103に電圧
を印加するための電源104を接続してある。液晶セル
103に電圧を印加すると液晶の屈折率が変化してロッ
ドレンズ101に入射する光線の入射角が変化し、これ
によりロッドレンズ101に取り付けた複数の光ファイ
バ105〜108の切り換えが行われる。
【0014】しかし、この様な構成においては、透明電
極が基板の一の面全面に形成されているため、複数の入
力光ビームに対し個々に偏向を制御することができな
い。また、出力の光ファイバを多くするとロッドレンズ
の直径が大きくなり、したがって液晶セルの寸法も大き
くなる。さらに、くさび型をした液晶セルにおいてくさ
びの頂角の反対側の液晶層の厚さが増加し、印加する電
圧が大きくなり応答速度も遅くなるという問題点があ
る。
【0015】この問題を解決するため、液晶セルを実効
的に薄くしたのが図29に示す光スイッチである。これ
はUK Patent Application GB2184560A公報に開示された
もので、入力用ファイバ111と出力用ファイバ11
2,113を一端に接続した集束性ロッドレンズ114
の他端に、偏光子115を介してガラス基板116を接
着してある。また、ガラス基板116の表面には透明電
極117が形成され、該透明電極117と鋸歯状の溝を
有する伝導性反射板118との間に液晶119が配置さ
れている。さらに、透明電極117と伝導性反射板11
8には電源120が接続されており、液晶119に電界
を印加する構成になっている。
【0016】入力用ファイバ111から入射した光は、
ロッドレンズ114を通り液晶セルに入射し、伝導性反
射板118によって反射され再び液晶層とロッドレンズ
114を通り出力用ファイバ112,113の何れかか
ら出力される。このとき、液晶層の厚さが変化している
ため、液晶層がプリズムの働きをして光の方向が偏向さ
れる。偏向角は液晶の屈折率に依存するため、電源電圧
を変えることにより光を出力ファイバ13,14の何れ
かに選択的に出力することが可能となる。しかし、この
様な構成においても、透明電極は基板の一の面全面に形
成されているため、複数の入力光ビームに対し、個々に
偏向を制御することができない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来の自由空間光接続
においては、光の配線が固定されており、夫々の光配線
毎に専用の回路を設計し製作しなければならず、汎用性
に欠けるという問題があった。また、配線を可変できる
ものであっても、複数の入力光ビームに対し、光ビーム
の伝搬方向を個々に偏向することができないという問題
があった。
【0018】本発明は前記従来の問題点に鑑み、光配線
が可変で、しかも複数の入力光ビームに対し光ビームの
伝搬方向を個々に偏向することができる自由空間光接続
のための液晶マイクロプリズムアレイ及びそれを用いた
空間ビーム接続器と光スイッチを提供することを目的と
する。
【0019】
【課題を解決しようとするための手段】上記課題を解決
するために、本発明は、分割された透明電極と配向膜を
一の面に有する第1の透明基板と、分割された透明電極
と配向膜を一の面に有し該一の面が前記第1の透明基板
の一の面と対向するように配置された第2の透明基板
と、第1の透明基板の透明電極と第2の透明基板の透明
電極との間に夫々駆動電圧を供給する電源とを備え、第
1の透明基板と第2の透明基板の少なくとも一方の一の
面に断面鋸歯状の溝を形成し該各溝の底面に透明電極と
配向膜を配すると共に、断面鋸歯状の溝によって第1の
透明基板と前記第2の透明基板との間に形成され且つ該
溝のリッジにより分割されている空間に液晶を充填する
ことで、液晶マイクロプリズムアレイを構成している。
また、この液晶マイクロプリズムアレイを複数個縦続接
続することで、空間ビーム接続器を構成している。さら
に、この空間ビーム接続器に面型光ゲートスイッチアレ
イ等を組み合わせること、またこれを多段に光接続する
ことで、光スイッチを構成している。
【0020】
【作用】本発明の液晶マイクロプリズムでは、両透明基
板間の分割空間に充填された液晶によって個々の光ビー
ムに対応した液晶マイクロプリズムを構成し、該各プリ
ズムに入射した光ビームの進行方向を液晶の屈折率に応
じて偏向することができる。液晶マイクロプリズム夫々
で電極を分離してあるので、液晶を挟む透明電極間に印
加される駆動電圧により液晶の屈折率を変化することに
より、該プリズムに入射した光ビームの進行方向を個々
に偏向することができる。また、本発明の光スイッチで
は、一方向だけの偏向に止まらず、それと垂直な方向に
も偏向することが可能である。また、本発明の液晶マイ
クロプリズムアレイを面型光ゲートスイッチアレイと組
み合わせることで、自由空間光接続を利用した大規模光
スイッチを容易に構成できる。
【0021】
【実施例】
[第1の実施例]図1は本発明の第1実施例を示すもの
で、ここでは液晶マイクロプリズムアレイの一例を示し
てある。
【0022】図中、1と2はガラス,アクリル等からな
る透明基板、3と4は透明電極、5と6は配向膜、7は
液晶、8は液晶素子を駆動するための電源、9と10は
反射防止膜、11は複数の入力光ビーム群、12は複数
の出力光ビーム群である。
【0023】符号2の透明基板の一の面は断面鋸歯状に
加工され、これにより断面直角三角形状をなす複数の溝
2aが同一向きで平行に形成されている。透明電極3,
4は前記溝2aのピッチに合わせてストライプ状にパタ
ーニングされており、透明電極4及び配向膜6は各溝2
aの傾斜した底面に配されている。また、前記透明電極
3,4の各々の電極パターンには異なった電圧を印加で
きるように可変抵抗器(図示せず)が接続されている。
【0024】液晶7は、両透明基板1,2の間に形成さ
れる断面直角三角形状の空間に夫々充填されている。各
空間に充填された液晶7は相互に完全に分離されている
か、または完全に分離されていなくとも相互作用を及ぼ
さない程度に分離されている。ちなみに、各空間に充填
された液晶7とその前後に配された配向膜5,6及び透
明電極3,4からなる構造単位を液晶マイクロプリズム
と呼び、また、この液晶マイクロプリズムをアレイ状に
配列した図1のような構造を液晶マイクロプリズムアレ
イと呼ぶ。
【0025】各入力光ビームは透明基板1を通じて液晶
マイクロプリズムに夫々入射し、さらに透明基板2の各
溝2aの底面に入射する。液晶7は溝2aのリッジに平
行に配向されており、電圧を印加するとその配向方向が
透明基板1の面に垂直に立つようになる。このとき液晶
7の屈折率が変化し、透明基板1,2と液晶7との界面
での屈折角が変化することによって、光ビームの進行方
向を偏向させることができる。
【0026】ここで、液晶7で構成されるプリズムの頂
角θが小さい場合、入力光ビームに対する出力光ビーム
の偏向角αは、 α=(n−1)θ の式で与えられる。尚、式中のnは液晶7の屈折率であ
る。
【0027】各液晶7の屈折率nは入射する入力光ビー
ムの偏波面によって異なる。即ち、液晶7の配向に垂直
な偏光に対しては透明電極3,4間に印加される電圧の
有無に関わらず一定(no )であり、また、液晶7の配
向に平行な偏光に対する屈折率ne は印加電圧によって
変化し、例えばホモジニアス配向の場合、電圧を増加さ
せるとne からno へ変化する。
【0028】Δn(=ne −no )は、通常、0.2〜
0.25程度であるので、印加電圧によって出力光ビー
ムの偏向方向を前記頂角θの25%程度、図中の実線の
矢印から破線の矢印へと変化させることが可能となる。
図2は光ビームの偏向角αと電圧の関係を液晶7の頂角
θをパラメータとしてプロットしたものであり、頂角4
0°の場合で約15°の偏向が達成できる。
【0029】尚、本実施例では、透明基板2側にその一
の面に断面鋸歯状の溝を有するものを用いたが、透明基
板1側にその一の面に断面鋸歯状の溝を有するものを用
いても良く、また、透明電極1と2の両方にその一の面
に断面鋸歯状の溝を有するものを用いるようにしても良
い。
【0030】また、本実施例では、透明電極3,4を各
透明基板1,2の一の面上にストライプ状に形成したも
のを示したが、これら透明電極はドット状に分割して形
成することもでき、これにより入力光ビーム群の各光ビ
ームの方向を個別に制御することが可能となる。
【0031】さらに、透明電極を分割した場合、夫々の
透明電極に対応する薄膜トランジスタ(TFT)を該分
割された透明電極を有する透明基板上に形成することも
でき、これにより個別制御を簡単に行うことができる。
【0032】[第2実施例]図3は本発明の第2実施例
を示すもので、ここでは空間光ビーム接続器の一例を示
してある。
【0033】本実施例は、第1実施例と同様の構造を有
する液晶マイクロプリズムアレイOC01と、これと同
一の液晶マイクロプリズムアレイを夫々180°,90
°,270°回転させた液晶マイクロプリズムアレイO
C02,OC03,OC04とを4段カスケードに接続
したものである。ちなみに、各液晶マイクロプリズムア
レイOC01〜OC04の液晶の配向方向は入力光ビー
ム群IB1の偏波方向に揃えられている。
【0034】図4は前記各液晶マイクロプリズムアレイ
OC01〜OC04における2つの透明基板のうち、平
坦な透明基板上の透明電極の一例を示すもので、図中、
GLは平坦な透明基板、ITOは透明電極、TERは電
極取出端子である。
【0035】透明電極ITOは透明基板GL上に入力光
ビーム群の各光ビームに対応する画素状に形成され、該
各透明電極ITOは電極取出端子TERを介して透明基
板GLより取り出される。これによって、液晶マイクロ
プリズムアレイOC01〜OC04毎に各光ビームに対
応する液晶のマイクロプリズム駆動電圧を調整すること
ができ、入力光ビーム群IB1の各光ビームの方向を上
下左右に偏向させることができる。
【0036】[第3実施例]図5は本発明の第3実施例
を示すもので、ここでは空間光ビーム接続器の他の例を
示してある。
【0037】本実施例は、第2実施例の空間光ビーム接
続器の両側に、複屈折板(例えば、カルサイト)CL
1,CL2を配置したものである。図中のLP1,LP
2はλ/2板であり、該λ/2板LP1は光ビームの入
射側に対応する複屈折板CL1上のp偏光の位置に設け
られ、また、λ/2板LP2は光ビームの出射側に対応
する複屈折板CL2上のs偏光の位置に設けられてい
る。
【0038】入力光ビーム群IB1は複屈折板CL1に
よりp,s偏光に分けられ、p偏光(実線)は直進し、
s偏波(破線)は偏向する。この際、p偏光はλ/2板
LP1によりその偏波面が回転され、s偏光に変換され
る。また、s偏光は液晶の配向方向に一致させてある。
これらの2本1組の光ビームは、液晶マイクロプリズム
アレイOC01〜OC04を通ってその方向が上下左右
に偏向される。液晶マイクロプリズムアレイOC01〜
OC04より出射した光ビームは、入力段と同様に、λ
/2板LP2及び複屈折板CL2により再び1本に結合
される。
【0039】つまり、入力光ビーム群IB1がどのよう
な偏光であっても、複屈折板CL1,CL2及びλ/2
板LP1,LP2により、液晶マイクロプリズムアレイ
OC01〜OC04の液晶の配向方向と一致した偏光に
変換されるため、偏波無依存化が実現でき、入力光ビー
ム群IB1の偏波を液晶の配向方向に揃える必要がなく
なる。
【0040】[第4実施例]図6は本発明の第4実施例
を示すもので、ここでは液晶マイクロプリズムアレイの
他の例を示してある。
【0041】本実施例が図1に示した第1実施例と異な
るところは、透明基板2′の他の面を図中下向きに傾け
て研磨した点にある。他の構成は第1実施例と同じであ
るため同一符号を用いてその説明を省略する。
【0042】この液晶マイクロプリズムアレイは、透明
基板26の他の面を傾けることによって光ビームの偏向
を図中下方向だけでなく上方向にも可能としている。現
状の技術では液晶27の頂角θを40°とすることで、
光ビームの偏向角αを−7°から+7°程度まで変化さ
せることができる。
【0043】前記の液晶マイクロプリズムアレイは、N
本の平行光ビームをある任意の一点に集光することが容
易にできる。図7には、その一例として、250μmの
ピッチの8本の光ビームを前記液晶マイクロプリズムア
レイで2点または1点に集光した様子を示してある。図
中のFはファイバアレイ、MRはマイクロレンズアレ
イ、OCは前記の液晶マイクロプリズムアレイ、CCD
はイメージセンサである。通常マクロレンズなどを用い
ても,多数本の光ビームを1点に集光することは不可能
であるが、前記の液晶マイクロプリズムアレイOCを用
いればこれを容易に実現できる。
【0044】また、前記の液晶マイクロプリズムアレイ
の特性を利用して大規模な光スイッチを構成することが
できる。以下に、基本となる3つのタイプの光スイッチ
(N×1,1×N,N×Nの3種類)の構成について順
に説明する。
【0045】[第5実施例]図8は本発明の第5実施例
を示すもので、ここではN×1の光集線スイッチの一例
を示してある。また、図9には同光スイッチの上面図を
示してある。
【0046】図中、21は入力光ビーム群、22は非発
光形の面型光ゲートスイッチアレイ、23はマイクロレ
ンズアレイ、24はλ/4板、25は偏光ビームスプリ
ッタ、26は読み出し光ビーム群、27は液晶マイクロ
プリズムアレイ、28は次段の面型光ゲートスイッチア
レイである。
【0047】符号22の面型光ゲートスイッチアレイは
4×4であるが、ここでは上段の4×1のみを用いてい
る場合について説明する。4本の入力光ビームは、面型
光ゲートスイッチアレイ22の受光側に入射する。ま
た、4本の読み出し光ビームは面型光ゲートスイッチア
レイ22の光変調側に入射して反射される。反射された
光は、液晶マイクロプリズムアレイ27によって、次段
の面型光ゲートスイッチアレイ28の受光側の1画素に
入射するように1点に集光される。
【0048】通常、このように1点に集光するためには
レンズを用いるが、従来レンズでは収差により1点に集
光することは現実には不可能である。本実施例のように
構成したとき、読み出し光ビーム群26のうちの1本の
みを選択し他の光ビームを選択しないと4×1のスイッ
チが構成できることになる。
【0049】読み出し光ビームの選択には種々の方法が
あり、例えば、面発光レーザを用いる場合には、面発光
レーザのどの発光画素に電流を流すかで選択できるし、
通常の半導体レーザアレイを用いる場合にも、どのレー
ザに電流を流すかで選択できる。また、CWの光ビーム
アレイと高速な面型変調器(例えばMQW変調器)の組
合わせでも実現できる。
【0050】尚、本実施例では、同じ水平面内の光ビー
ムを用いて4×1光スイッチを構成したが、これらを上
下2段重ねた8×1光スイッチを構成することも可能で
ある。また、前記液晶マイクロプリズムとして第4実施
例の液晶マイクロプリズムアレイを用いると現状で±7
°の偏向が可能であるので、半導体光ゲートスイッチが
250μmピッチで配置されている面型光ゲートスイッ
チアレイの場合、或いは同じ水平面内でN×1スイッチ
を構成した場合は最大30×1光スイッチが可能であ
る。さらに、多段とした場合には最大900×1光スイ
ッチが可能である。
【0051】[第6実施例]図10は本発明の第6実施
例を示すもので、ここではN×1の光集線スイッチの他
の例を示してある。
【0052】本実施例が第5実施例と異なるところは、
面型光ゲートスイッチアレイとして発光形のもの(2
2′,28′)を用いた点と、面型光ゲートスイッチア
レイ自身が光ビームを出射することから読み出し光ビー
ム群,偏光ビームスプリッタ等を除外した点にある。他
の構成は第5実施例と同じであるため同一符号を用いて
その説明を省略する。
【0053】本実施例でも、第5実施例と同様にN×1
の光集線スイッチを構成することができる。
【0054】[第7実施例]図11は本発明の第7実施
例を示すもので、ここでは1×Nの光集線スイッチの一
例を示してある。また、図12には同光スイッチの上面
図を示してある。
【0055】図中、31は入力光ビーム群、32は非発
光形の面型半導体ゲートスイッチアレイ、33はマイク
ロレンズアレイ、34はλ/4板、35は偏光ビームス
プリッタ、36は読み出し光ビーム群、37と38は液
晶マイクロプリズムアレイ、39は次段の面型光ゲート
スイッチアレイである。
【0056】第5,第6実施例のN×1光集線スイッチ
とは、偏光ビームスプリッタ35と読み出し光ビーム群
36の間にも液晶マイクロプリズムアレイ38配置し
た点で異なる。
【0057】読み出し光ビーム群36は面型光ゲートス
イッチアレイ32の読み出し側の画素の1点に集光さ
れ、反射される。反射された光ビームは液晶マイクロプ
リズムアレイ37を通過し、その進行方向が偏向され
て、次段の面型半導体光ゲートスイッチアレイ39の各
受光側画素の入力される。
【0058】読み出し光ビームは4本のうち任意の本数
を選択することが可能であり、全て選択した場合には放
送形のスプリッタとして機能する。但し、この場合に
は、光が再生されるので、Nに依存せず、ロスレスにな
るという特徴がある。
【0059】尚、本実施例では、1×4光スイッチを構
成したが、N×1光スイッチと同様に多段に構成するこ
とで大容量化が可能であり、同じ水平面内で構成した場
合1×30、水平段を多段に構成した場合1×1000
光スイッチを構成できる。
【0060】図13は本発明の第実施例を示すもの
で、ここではN×Nの光集線スイッチの一例を示してあ
る。また、図14には同光スイッチの上面図を示してあ
る。
【0061】図中、41は入力光ビーム群、42は非発
光形の面型光ゲートスイッチアレイ、43はマイクロレ
ンズアレイ、44はλ/4板、45は偏光ビームスプリ
ッタ、46は読み出し光ビーム群、47と48は液晶マ
イクロプリズムアレイ、49は次段の面型光ゲートスイ
ッチスイッチである。
【0062】第7実施例の1×Nスイッチとは、偏光ビ
ームスプリッタ45と面型光ゲートスイッチ49の間に
第4実施例と同構造の液晶マイクロプリズムアレイ47
を2段直交して縦続接続した点で異なる。つまり、2段
直交して縦続接続することにより、x,y軸の任意の方
向に光ビームを偏向することができる。
【0063】図13の右上円内にその光配線を示すよう
に、読み出し光ビーム群46は液晶マイクロプリズムア
レイ48で集光され、面型光ゲートスイッチアレイ42
の1画素に入射される。反射された光ビームは液晶マイ
クロプリズムアレイ47を通過し、その進行方向が偏向
されて、次段の面型光ゲートスイッチアレイ49の各入
射画素に入力される。この時4×4スイッチが構成され
るように光の偏向が行なわれる。また、読み出し光ビー
ム16本のうち何れかを選択することによってスイッチ
ングが行なわれる。
【0064】前述の第5実施例から第8実施例の光スイ
ッチでは、読み出し光ビーム群を面型光ゲートスイッチ
アレイの光変調側に入射させるために偏光ビームスプリ
ッタを用いたが、読み出し光ビームにはs偏光のものを
用いてもよい。また、偏光ビームスプリッタの代わりに
ハーフミラーを用いても同様の光スイッチを構成するこ
とができ、このときλ/4板は不要であり、読み出し光
も偏光している必要はない。
【0065】[第9実施例]図15は本発明の第9実施
例を示すもので、ここでは本発明の液晶マイクロプリズ
ムアレイと空間光ビーム接続器を面型光ゲートスイッチ
アレイ(EARS)間の接続に適用した一例を示してあ
る。
【0066】図中、OC11は、第1実施例に示した液
晶マイクロプリズムアレイであり、透明基板の溝毎に透
明電極をストライプ状に分割し、夫々に印加する電圧を
個別に制御可能となしたものである。OC12は液晶マ
イクロプリズムアレイOC11を2段縦続接続した空間
光ビーム接続器である。IB1は入力光ビーム群、LN
1,LN2はマイクロレンズアレイ、SW1は面型光ゲ
ートスイッチアレイ、QL1,QL2はλ/4板、PB
1は偏光ビームスプリッタ、RT1は偏光ビームスプリ
ッタPB1の反射面、PL2は分割λ/2板、BP4は
複屈折板、RB1は読み出し光ビーム群、OB1は出力
光ビーム群である。
【0067】入力光ビーム群IB1は2次元的に配列さ
れた複数の独立した光ビームの束(但し、ここでは図面
を簡単にするため、1次元の光ビームで示している)で
あり、各光ビームは全て円偏光である。この入力光ビー
ム群IB1は液晶マイクロプリズムアレイOC11に入
力される。液晶マイクロプリズムアレイOC11の溝ピ
ッチと各光ビームのピッチとは一致しており、各光ビー
ムは溝内の液晶に入射される。この際、液晶の配向方向
に平行な偏光(ここではs偏光)はそのまま直進する
が、液晶の配向方向に直交した偏光(ここではp偏光)
は透明電極間に交流電圧を印加すると、その方向が曲げ
られる。印加電圧(0〜7V程度)を調整することによ
り、任意の位置に光を出力することができるが、ここで
は直進するs偏光の間に来るように調整した。
【0068】液晶マイクロプリズムアレイOC11の出
力光ビームはマイクロレンズアレイLN1に達する。マ
イクロレンズアレイLN1は2次元的に配列された複数
の微小なレンズで構成され、入射した光ビームを夫々の
焦点面に集光する。この焦点面には光ゲートスイッチア
レイSW1が配置してあり、各光ビームが2次元的に配
列された各スイッチセルに夫々入射するように、液晶マ
イクロプリズムアレイOC11の電圧をさらに調整し、
固定する。
【0069】図16は面型光ゲートスイッチアレイSW
1の一例、ここではIEEE PhotonicsTechnology Letter
s, Vol.3, No.4, April 1991, S.Matsuo, C.Amano and
Kurokawa, Operation Characteristics of Three-Termi
nal Hybrid Structure withMulti-Quantum-Well Reflec
tion Modulator and Heterojunction Phototransisito
r, pp.330-332 に開示された面型光ゲートスイッチアレ
イを示してある。
【0070】図16(a)は面型光ゲートスイッチアレ
イSW1の全体構成を示すもので、単位セルCLが複
数、2次元的に配列されてなっている。また、IN1は
入力光、RO1は読み出し光、OT1は出力光である。
図16(b)は単位セルの構成を示すもので、HPTは
フォトトランジスタ、MODはMQW反射型光強度変調
器である。図16(c)は単位セルの等価回路を示すも
のである。
【0071】前記面型光ゲートスイッチアレイSW1の
単位セルCLでは、入力光IN1の光量に応じてフォト
トランジスタHPTの端子電圧が変化し、これにより光
強度変調器MODの端子電圧を制御してその反射率を変
化させる。また、これにより光強度変調器MODに入射
する読み出し光RO1の光強度を変調し、出力光OT1
を生成する。読み出し光RO1として一定強度の光を加
えた場合には、出力光OT1は入力光IN1を増幅した
ものと等しくなる。また、読み出し光RO1を遮断する
と出力光OT1の出力もゼロとなる。従って、各単位セ
ルCLは読み出し光RO1をオン・オフすることによ
り、出力光OT1をスイッチすることができ、1入力1
出力の光スイッチ素子として利用できる。
【0072】図15において、面型光ゲートスイッチア
レイSW1への読み出し光ビーム群RB1は、該面型光
ゲートスイッチアレイSW1の右側から入射する。即
ち、偏光ビームスプリッタPB1の下方から入射した読
み出し光ビーム群RB1(s偏光)は、反射面RT1で
左側に反射され、λ/4板QL1を通過し円偏光に変換
された後、マイクロレンズアレイLN2により面型光ゲ
ートスイッチアレイSW1の各単位セルの光強度変調器
上に集光される。
【0073】これらの光ビームのうち、各単位セルの光
強度変調器の状態により反射されたものは右側方向に進
み、マイクロレンズアレイLN2により光ビームに変換
され、再びλ/4板QL1を通過しp偏光に変換され、
偏光ビームスプリッタPB1を直進し、分割λ/2板P
L2及び複屈折板BP4によって、液晶マイクロプリズ
ムアレイOC11で分離されたs偏光とそれぞれ合成さ
れ、その後、空間光ビーム接続器OC12に入射され
る。空間光ビーム接続器OC12の溝ピッチと各光ビー
ムのピッチとは一致しており、各光ビームは溝内の液晶
に入力される。
【0074】空間光ビーム接続器OC12に入射された
光ビームは透明電極に交流電圧が印加されると、その方
向が上下方向に曲げられる。この際、分割された各透明
電極に印加する電圧を調整することにより、各光ビーム
を任意の位置に出力することができる。例えば、透明電
極の電圧を1つ置きに制御すると、図示の如く2本の光
ビームを1本にすることが可能である。
【0075】また、ここでは1つ置きの2本の光ビーム
を1本としたが、2つ置き以上の2本の光ビームを1本
にすることも可能である。また、空間光ビーム接続器O
C12に印加する電圧を調整することにより、バンヤン
網、シャフル網、クロスオーバ網等、どのような光結線
も可能となる。従って、従来のスイッチの結線(図26
参照)を自由に空間光結線で実現できる。図15の構成
では、2×2スイッチ(図中の破線で囲んだ部分)をベ
ースとしてバンヤン網1段分と等しい動作をするので、
これらを多段に接続するとバンヤン網を構成できる。
【0076】[第10実施例]図17は本発明の第10
実施例を示すもので、ここでは本発明の液晶マイクロプ
リズムアレイと空間光ビーム接続器を用いてバンヤン網
を構成した一例を示してある。
【0077】図中、SW21〜SW25は面型光ゲート
スイッチアレイ、OC21〜OC25は液晶マイクロプ
リズムアレイまたは空間光ビーム接続器であり、これら
は多段に接続され、バンヤン網を構成している。
【0078】[第11実施例]図18は本発明の第11
実施例を示すもので、ここでは本発明の液晶マイクロプ
リズムアレイと空間光ビーム接続器を用いて16×16
の光スイッチを構成した一例を示してある。
【0079】図中、OC31,OC32は第2実施例ま
たは第3,第4実施例に示した液晶マイクロプリズムア
レイまたは空間光ビーム接続器、IF1はコリメートレ
ンズ付きの入力光ファイバアレイ、OF1はコリメート
レンズ付きの出力光ファイバアレイ、CS1,CS2は
電源である。
【0080】電源CS1,CS2は各画素に印加する電
圧を制御する。電源CS1,CS2には予め光のスイッ
チングをするための最適電圧がメモリに蓄えられてお
り、スイッチングが要求された時、メモリから情報を読
み出し、最適な電圧を液晶マイクロプリズムアレイまた
は空間光ビーム接続器OC31,32の各画素に印加す
る。このようにして、入力光ファイバアレイIF1から
の各入力光ビームは所望の出力光ファイバアレイOF1
の位置に出射される。この際、光ビームが出力光ファイ
バアレイOF1に対して、角度をもって入射するとロス
が増える。このため、入力側と同様の液晶マイクロプリ
ズムアレイまたは空間光ビーム接続器OC32を通して
各光ファイバに対し角度0°で入射するようにする。こ
れによって、低損失の16×16の光スイッチを実現で
きる。
【0081】尚、本実施例では、16×16の光スイッ
チについて示したが、16本の光ファイバアレイ同士を
自由空間を介して光カップリングさせる場合にも有効で
ある。即ち、コリメートレンズアレイを設けた光ファイ
バアレイの出力光ビーム群は、光ファイバアレイ及びレ
ンズアレイの位置合せ精度の不足から通常、完全に平行
とはならない。このため、この光ビーム群を入力側と同
様の光ファイバアレイでそのまま受けた場合、カップリ
ングロスは20dB以上となってしまう。この際、入力
側と出力側の光ファイバアレイ間に、図18に示した液
晶マイクロプリズムアレイまたは空間光ビーム接続器を
挿入することにより、光ビームの位置及び角度を個々に
調整可能となるため、光のカップリングロスは1dB程
度まで改善される。
【0082】[第12実施例]図19は本発明の第12
実施例を示すもので、ここでは本発明の空間光ビーム接
続器をボード間光インタコネクションに適用した一例を
示してある。
【0083】図中、B1,B2はボードであり、該ボー
ドB1,B2上にはLSIが複数搭載されている。各ボ
ードB1,B2はバックプレーンBP上のスロットSL
1,SL2に差し込まれて固定される。各ボード間の間
隔は1インチ(25mm程度)であり、自由空間でボード
間の光インタコネクションを行う場合、互いのボードの
位置合せの精度を数10μm以下で行う必要があり、従
来、この精度を実現することは不可能であった。
【0084】また、SELは面発光レーザアレイであ
り、ボードB1,B2上のLSIによって電気的に処理
された結果は各レーザを高速に変調することにより光に
変換される。なお、面発光レーザの代りに光源及びMQ
W面型光強度変調器を用いても良い。DSELは位置検
出用に設けた面発光レーザであり、連続光が出力され
る。面発光レーザSEL,DSELからの光はマイクロ
レンズアレイ(図示せず)を介して、空間光ビーム接続
器OC41に入力される。面発光レーザSEL,DSE
Lからの光の偏波は一方向であり、空間光ビーム接続器
OC41における液晶の配向方向と一致している。空間
光ビーム接続器OC41は、一の面上に一様に形成され
た透明電極を有する空間光ビーム接続器を、図13に示
したように4段縦続接続してなるものであり、各ビーム
IBは個々には制御されず、一括して上下左右に偏向さ
れる。
【0085】また、PDは光ディテクタアレイであり、
光信号を電気信号に変換し、ボードB2上の各LSIに
送る。SPDはビーム位置検出用に設けた光ディテクタ
であり、位置検出用の面発光レーザDSELから送られ
た光ビームの位置を常に検出している。本光ディテクタ
SPDの出力が最大になるように、光出力コントローラ
ECで電源LCSを制御し、空間光ビーム接続器OC4
1に供給する駆動電圧を調整する。各光ビームの位置関
係は面発光レーザアレイの各セルの位置関係を正確に反
映しているので、1つの光ビームの位置を正確に制御す
ることにより、光ビーム群IB全体の位置を正確に制御
できる。
【0086】本実施例によれば、ボードB1,B2の位
置関係が、抜き差し、振動、歪等によって変化しても、
常に光ビーム群を所望の光ディテクタアレイの位置に光
結合することが可能となり、ボードB1からボードB2
へ、自由空間光ビームによりデータを高速に送ることが
できる。
【0087】[第13実施例]図20は本発明の第13
実施例を示すもので、ここでは第9実施例において偏光
ビームスプリッタPB1とλ/4板QL1との間にも液
晶マイクロプリズムアレイまたは空間光ビーム接続器、
例えばOC13を設けた一例を示してある。また、図2
1(a)(b)には空間光ビーム接続器OC13を設け
ない場合及び設けた場合における光ビームの進む様子を
示してある。
【0088】空間光ビーム接続器OC13を設けない場
合、読み出し光ビーム群RB1が偏光ビームスプリッタ
PB1に対して傾いて入射すると、反射ビームも傾いて
出射される。また、面型光ゲートスイッチアレイSW1
が傾いている場合にも同様の問題が生じる。従って、面
型光ゲートスイッチアレイSW1、偏光ビームスプリッ
タPB1、読み出し光ビーム群RB1の角度を正確に調
整する必要がある。
【0089】これに対して、空間光ビーム接続器OC1
3を設けた場合、読み出し光ビーム群RB1の偏光方向
を、空間光ビーム接続器OC13の液晶の配向方向に対
して垂直にしておくと、読み出し光ビーム群RB1は該
空間光ビーム接続器OC13を直進し、面型光ゲートス
イッチアレイSW1に入射する。面型光ゲートスイッチ
アレイSW1で反射された光はλ/4板QL1を通過
し、液晶の配向方向に対して平行な偏波に変換されるの
で、空間光ビーム接続器OC13に電圧を印加しておく
とその方向に偏向することができる。
【0090】従って、面型光ゲートスイッチアレイや読
み出し光ビームが傾いていても、空間光ビーム接続器の
電圧を調整することにより、偏光ビームスプリッタに対
して垂直に入射する光ビームを作ることが可能となる。
【0091】[第14実施例]図22は本発明の第14
実施例を示すもので、ここでは第5乃至第8実施例で示
した1×2単位スイッチと4×1単位スイッチを組み合
わせて2048×256の光集線スイッチを構成した一
例を示してある。
【0092】図中、41は32×64の入力光ファイバ
アレイ、52乃至55は64×64の発光形の面型光ゲ
ートスイッチアレイ、56は16×16の出力光ファイ
バアレイである。
【0093】前記の面型光ゲートスイッチアレイ52乃
至55には液晶マイクロプリズムアレイまたは空間光ビ
ーム接続器(共に図示せず)が張り合わせられている。
ちなみに、符号52の面型光ゲートスイッチアレイは1
×2の展開スイッチの役割を、また、符号53乃至54
の面型光ゲートスイッチアレイは4×1光集線スイッチ
の役割を果たしている。符号55の面型光ゲートスイッ
チアレイは出力光ファイバにカップリングさせる機能を
持つ。
【0094】本実施例の光集線スイッチは、基本的には
3段構成であり、初段で入線を2倍に展開し、2段目、
3段目で1/4に集線している。初段で2倍に展開した
のは、単に集線したのみでは,閉塞率が高くなるためで
ある。閉塞率をさらに低くするためには、初段で、4
倍、8倍に展開しておく方法も有効である。
【0095】[実施例15]図23は本発明の第15実
施例を示すもので、ここでは本発明の4×1光スイッチ
を用いて4×1の時分割多重をした例を示してある。
【0096】図中、61は入力光ビーム群、62は非発
光形の面型光ゲートスイッチアレイ、63はマイクロレ
ンズアレイ、64はλ/4板、65は偏光ビームスプリ
ッタ、66は読み出し光ビーム群、67は液晶マイクロ
プリズムアレイ、68は次段の面型光ゲートスイッチア
レイ、69はマイクロレンズアレイ、70はλ/4板、
71は偏光ビームスプリッタ、72は読み出し光ビー
ム、73は出力光ビームである。
【0097】ここでの構成では、初段で多重が行なわ
れ、2段目でシングルモード光ファイバにカップリング
するため、1本の光に変換している。
【0098】入力光ビームI1乃至I4には、NRZデ
ィジタル光信号を入力する。入力光、読み出し光及び出
力光の波形は図24に示す通りであり、その速度は10
Mbit/sである。読み出し光ビームR1〜R4は高
速な40Mbit/sのパルスが入力され、該読み出し
光ビームR1〜R4は、符号62の面型光ゲートスイッ
チアレイの1から4を順番に読んでいくため、出力光ビ
ーム73は図24下に示したように、入力光ビームI1
〜I4が時分割多重されて出力される。
【0099】通常、光のディジタル信号を時分割多重す
る場合には、一旦電気に変換して、多重するか、あるい
は光ファイバの遅延線を用いて行なわれる。しかしこれ
らの操作は非常に複雑である。前記の方法を用いると非
常に簡単な操作で時分割多重が可能となる。
【0100】尚、本実施例では、4×1光スイッチを用
いて説明したが、前述したN×1光スイッチと同様に、
水平同一面内で30×1の時分割多重スイッチが、水平
を多段に重ねることにより900×1時分割多重スイッ
チの実現が可能である。
【0101】[第16実施例]図25は本発明の第16
実施例を示すもので、ここでは本発明の光スイッチを実
際に実装する方法を示してある。
【0102】図中、81は発光形の面型光ゲートスイッ
チアレイ、82はマイクロレンズアレイ、83は液晶マ
イクロプリズムアレイ、84は液晶マクロプリズム、8
5はシリンダホルダ、86はV溝ホルダ、87はハーフ
ミラー或いはλ/4板付きPBS、88はモニタカメラ
である。
【0103】液晶マイクロプリズム84は、2枚のガラ
ス板をクサビ状に形成したものの間に液晶を充填したも
のであり、偏向角度は小さいが、各ビームを各マイクロ
プリズムアレイに割り当てる必要がないため、張り合わ
せのためにアライメントが容易になるという特徴をも
つ。
【0104】前記の面型光ゲートスイッチアレイ81、
マイクロレンズアレイ82、液晶マイクロプリズムアレ
イ83及び液晶マクロプリズム84は、これらを軸合わ
せしつつ、同図右上に示した順序でシリンダホルダ85
に装填される。
【0105】光スイッチを多段に接続する場合、その中
心を合わせて、さらに互いに角度がずれないようにする
ことが肝要であり、このためにシリングホルダ85及び
V溝基板86を用いている。シリンダホルダ85内の光
スイッチは該シリンダホルダ85をV溝基板86のV溝
に嵌め込むことにより、互いの中心軸をほぼ一致させて
多段に並べることができる。
【0106】光スイッチから出射される光ビームアレイ
を本発明のN×1,1×N,N×N光スイッチに入射
し、次段の光スイッチの入力画素に光ビームが照射され
るように、モニタカメラ88の映像を見ながらシリンダ
ホルダ85の回転を微調し、液晶マイクロプリズムアレ
イ83と液晶マクロプリズム84の電圧を調整する。こ
のようにして、比較的簡単に面型光ゲートスイッチアレ
イの間を光ビームによって結線することが可能となる。
【0107】以上説明したように、本発明の面型光ゲー
トスイッチアレイと液晶マイクロプリズムアレイを組み
合わせたN×1,1×N,N×N単位スイッチを多段化
することにより、各種のスイッチの実現が可能である。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一の面上に透明電極及び配向膜をそれぞれ形成した第
1,第2の透明基板を、その一の面同士が傾きをもって
対向する如く配置し、該一の面同士間に形成される空間
内に液晶を充填し、前記透明電極間に電源から駆動電圧
を供給することにより、入力光ビームに対するプリズム
を構成する液晶の屈折率を変化させ、これによって出力
光ビームの方向を偏向させるため、2次元光素子アレイ
同士の任意の素子間を接続することができる。また、電
圧値という制御の容易な要素により光ビームの方向を調
整することができるため、高精度な位置合せが可能とな
り、大規模光スイッチ等も実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す構成図
【図2】偏向角と電圧の関係を示す図
【図3】本発明の第2実施例を示す構成図
【図4】図3の空間光ビーム接続器における透明電極の
一例を示す構成図
【図5】本発明の第3実施例を示す構成図
【図6】本発明の第4実施例を示す構成図
【図7】入力光ビームの集光例を示す構成図
【図8】本発明の第5実施例を示す構成図
【図9】図8の上面図
【図10】本発明の第6実施例を示す構成図
【図11】本発明の第7実施例を示す構成図
【図12】図11の上面図
【図13】本発明の第8実施例を示す構成図
【図14】図13の上面図
【図15】本発明の第9実施例を示す構成図
【図16】面型光ゲートスイッチアレイの一例を示す構
成図
【図17】本発明の第10実施例を示す構成図
【図18】本発明の第11実施例を示す構成図
【図19】本発明の第12実施例を示す構成図
【図20】本発明の第13実施例を示す構成図
【図21】光ビームの進む様子を示す図
【図22】本発明の第14実施例を示す構成図図
【図23】本発明の第15実施例を示す構成図
【図24】入力光ビーム、読み出し光ビーム及び出力光
ビームの波形を示す図
【図25】本発明の第16実施例を示す図
【図26】従来の技術を説明する図
【図27】従来の技術を説明する図
【図28】従来の技術を説明する図
【図29】従来の技術を説明する図
【符号の説明】
1,2,2′…透明基板、2a…溝、3,4…透明電
極、5,6…配向膜、7…液晶、8…電源、OC01〜
OC04…液晶マイクロプリズムアレイ、GL…透明電
極、CL1,CL2…複屈曲板、LP1,LP2…λ/
2板、OC…液晶マイクロプリズムアレイ、21…入力
光ビーム群、22,22′,28…面型光ゲートスイッ
チアレイ、24…λ/4板、25…偏光ビームスプリッ
タ、26…読み出し光ビーム群、27…液晶マイクロプ
リズムアレイ、31…入力光ビーム群、32,39…面
型光ゲートスイッチアレイ、34…λ/4板、35…偏
光ビームスプリッタ、36…読み出し光ビーム群、3
7,38…液晶マイクロプリズムアレイ、41…入力光
ビーム群、42,49…面型光ゲートスイッチアレイ、
44…λ/4板、45…偏光ビームスプリッタ、46…
読み出し光ビーム群、47,48…液晶マイクロプリズ
ムアレイ、IB1…入力光ビーム群、OC11…液晶マ
イクロプリズムアレイ、OC12…空間光ビーム接続
器、SW1…面型光ゲートスイッチアレイ、PB1…偏
光ビームスピリッタ、RB1…読み出し光ビーム群、O
B1…出力光ビーム群、SW21〜SW25…面型光ゲ
ートスイッチアレイ、OC21〜OC25,OC31,
OC32…液晶マイクロプリズムアレイまたは空間光ビ
ーム接続器、EC…光出力コントローラ、52〜55…
面型光ゲートスイッチアレイ、61…入力光ビーム群、
62,69…面型光ゲートスイッチアレイ、64,70
…λ/4板、65,71…偏光ビームスプリッタ、6
6,72…読み出し光ビーム群、67…液晶マイクロプ
リズムアレイ、81…面型光ゲートスイッチアレイ、8
3…液晶マイクロプリズムアレイ、85…シリンダホル
ダ、86…V溝基板、88…モニタカメラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 裕史 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−134276(JP,A) 特開 平6−130431(JP,A) 特開 昭50−130461(JP,A) 特開 平5−113582(JP,A) 特開 昭61−103116(JP,A) 特開 昭62−238521(JP,A) 特開 平6−130352(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/13 G02F 1/31

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分割された透明電極と配向膜を一の面に
    有し且つ一の面と対向する他の面に反射防止膜を有する
    第1の透明基板と、 分割された透明電極と配向膜を一の面に有し且つ一の面
    と対向する他の面に反射防止膜を有し該一の面が前記第
    1の透明基板の一の面と対向するように配置された第2
    の透明基板と、前記 第1の透明基板の透明電極と前記第2の透明基板の
    透明電極との間に夫々駆動電圧を供給する電源とを備
    え、前記 第1の透明基板と前記第2の透明基板の少なくとも
    一方の一の面には、断面直角三角形をなす溝が直角三角
    形の最も長い辺が溝の傾斜底面として現れるように且つ
    該溝が同一向きで平行となるように断面鋸歯状に形成さ
    れていて、該各溝の傾斜底面に前記の透明電極と配向膜
    されておりまた、前記各 溝によって前記第1の透明基板と前記第2
    の透明基板との間に形成され且つ該溝のリッジにより
    分割されている空間夫々液晶充填されていて、該
    液晶は各溝のリッジにより相互に完全に分離され或いは
    相互作用を及ぼさない程度に分離されている、 ことを特徴とする液晶マイクロプリズムアレイ。
  2. 【請求項2】 第1の透明基板と第2の透明基板の何れ
    か一方の他の面が一の面に対し傾いている、 ことを特徴とする請求項1記載の液晶マイクロプリズム
    アレイ。
  3. 【請求項3】 第1の透明基板と第2の透明基板の少な
    くとも一方の透明電極をドット状に分割した、 ことを特徴とする請求項1または2記載の液晶マイクロ
    プリズムアレイ。
  4. 【請求項4】 分割された透明電極の夫々に対応する薄
    膜トランジスタを該分割された透明電極を有する透明基
    板上に形成した、 ことを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の液晶
    マイクロプリズムアレイ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4何れか1項記載の液晶マ
    イクロプリズムアレイを複数個縦続接続した、 ことを特徴とする空間ビーム接続器
  6. 【請求項6】 空間光ビーム接続器の両側に複屈折板を
    夫々配置すると共に、光ビームの入射側に位置する複屈
    折板のp偏光出射位置に1/2波長板を配置し、光ビー
    ムの出射側に位置する複屈折板のs偏光入射位置に1/
    2波長板を配置した、 ことを特徴とする請求項5記載の空間光ビーム接続器。
  7. 【請求項7】 第1の透明基板と第2の透明基板の少な
    くとも一方の透明電極をドット状に分割した、 ことを特徴とする請求項5または6記載の空間光ビーム
    接続器。
  8. 【請求項8】 分割された透明電極の夫々に対応する薄
    膜トランジスタを該分割された透明電極を有する透明基
    板上に形成した、 ことを特徴とする請求項5乃至7何れか1項記載の空間
    光ビーム接続器。
  9. 【請求項9】 空間光ビーム接続器の出射側に出射光強
    度を検出する2次元光素子アレイを配置し、該2次元光
    素子アレイへの光強度が最大となるように駆動電圧を調
    整するフィードバック制御系を備えた、 ことを特徴とする請求項5乃至8何れか1項記載の空間
    光ビーム接続器。
  10. 【請求項10】 各画素が光入力部と光変調部を持ち、
    読み出し光を該光変調部に入射することにより光出力を
    得る面型光ゲートスイッチアレイと、 偏光ビームスプリッタと、 面型光ゲートスイッチアレイと偏光ビームスプリッタの
    第1の面との間に配された1/4波長板と、 偏光ビームスプリッタの第1の面と対向する第2の面の
    近傍に配された請求項1乃至4何れか1項記載の液晶マ
    イクロプリズムアレイ或いは請求項5乃至8何れか1項
    記載の空間光ビーム接続器とを備え、 入力光ビーム群が面型光ゲートスイッチアレイの光入力
    部に入射し、読み出し光ビーム群が偏向ビームスプリッ
    タの第3の面から入射し、出力光が1/4波長板と偏光
    ビームスプリッタと液晶マイクロプリズムアレイ或いは
    空間光ビーム接続器を介して出射する、 ことを特徴とする光スイッチ
  11. 【請求項11】 偏光ビームスプリッタの第3の面の近
    傍に第2の液晶マイクロプリズムアレイ或いは空間光ビ
    ーム接続器を設け、 N本の読み出し光ビーム群が該第2の液晶マイクロプリ
    ズムアレイ或いは空間光ビーム接続器を介して偏光ビー
    ムスプリッタに入射し、該N本の読み出し光ビーム群が
    面型光ゲートスイッチアレイの1つの画素に集光され
    る、 ことを特徴とする請求項10記載の光スイッチ
  12. 【請求項12】 各画素が光入力部と光変調部をもち、
    読み出し光を該光変調部に入射することにより光出力を
    得る面型光ゲートスイッチアレイと、 ハーフミラーと、 ハーフミラーを介して面型光ゲートスイッチアレイと対
    向する位置に配された請求項1乃至4何れか1項記載の
    液晶マイクロプリズムアレイ或いは請求項5乃至8何れ
    か1項記載の空間光ビーム接続器を備え、 入力光ビーム群が面型光ゲートスイッチアレイの光入力
    部に入射し、読み出し光ビーム群がハーフミラーを介し
    て面型光ゲートスイッチアレイの光変調部に入射し、出
    力光がハーフミラーと液晶マイクロプリズムアレイ或い
    は空間光ビーム接続器を介して出射する、 ことを特徴とする光スイッチ。
  13. 【請求項13】 ハーフミラーの読み出し光ビーム群が
    入射する側に第2の液晶マイクロプリズムアレイ或いは
    空間光接続器を設け、 N本の読み出し光ビーム群が該第2の液晶マイクロプリ
    ズムアレイ或いは空間光ビーム接続器を介して該ハーフ
    ミラーに入射し、該N本の読み出し光ビーム群が面型光
    ゲートスイッチアレイの一つの画素に集光される、 ことを特徴とする請求項12記載の光スイッチ。
  14. 【請求項14】 面型光ゲートスイッチアレイと偏光ビ
    ームスプリッタ或いはハーフミラーとの間に第3の液晶
    マイクロプリズムアレイ或いは空間光ビーム接続器を設
    けた、 ことを特徴とする請求項10乃至13何れか1項記載の
    光スイッチ。
  15. 【請求項15】 請求項10乃至14何れか1項記載の
    光スイッチを、前段からのN本の光ビームを1点に集光
    するように多段に光接続した、 ことを特徴とする光スイッチ。
  16. 【請求項16】 前段の面型光ゲートスイッチアレイか
    らの出射されたN本の光ビームを、次段の面型光ゲート
    スイッチアレイの1つの入力画素に集光するように光接
    続した、 ことを特徴とする請求項15記載の光スイッチ。
  17. 【請求項17】 面型光ゲートスイッチアレイ及び液晶
    マイクロプリズムアレイを光軸を一致させてマウントし
    たシリンダ状のホルダと、該ホルダを多段に配列するた
    めのV溝付き基板を備えた、 ことを特徴とする請求項10乃至16何れか1項記載の
    光スイッチ。
  18. 【請求項18】 ホルダの回転をモニターにより微調整
    するためのカメラを備えた、 ことを特徴とする請求項17項記載の光スイッチ。
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