JP2009003171A - 光学回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】光結合をする際の光結合効率の低下を抑制する。
【解決手段】光出力アレイ1は、例えば、複数のSOAを有するSOAアレイであり、複数の光を出力する。レンズアレイ2は、複数のレンズを有し、光出力アレイ1から出力される複数の光が入力される。レンズアレイ2のレンズのピッチは、光出力アレイ1の出力する複数の光のピッチと異なっているため、レンズアレイ2から出力される複数の光は、それぞれ異なった出射角をもって出力される。クサビプリズム3は、レンズアレイ2から出力される、異なった出射角の複数の光をそれぞれ同一の出射角となるように出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は光学回路に関し、特に入力された光を光結合して出力する光学回路に関する。
近年のネットワークは、FTTH(Fiber To The Home)やADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)など、数Mbit/s〜100Mbit/s程度の帯域を持った高速アクセス網が急速に普及している。この高速アクセス網により、ブロードバンドインターネットサービスを享受できる環境が整備されつつあり、通信需要増大に対応するため、バックボーンネットワーク(コア網)では、WDM(Wavelength Division Multiplexing)技術を用いた超大容量光通信システムの敷設が進みつつある。
一方、メトロネットワーク(メトロ網)と、コア網との接続部分においては、電気によるスイッチング能力の限界により、帯域ボトルネックの発生が危惧されている。そこで、帯域ボトルネックになるメトロ領域に新しい光スイッチングノードを設置し、ユーザが直接アクセスを行うメトロ網とコア網との間で、電気スイッチを介在することなく光領域で直接接続するという新しいフォトニックネットワークアーキテクチャの研究開発が精力的に行われている。
このような、コア網とメトロ網とを直接光で接続する光スイッチングノードとして、光ゲートスイッチがある。光ゲートスイッチは、半導体光増幅器(SOA:Semiconductor Optical Amplifier)を用いて、電気スイッチを介することなく直接光で接続切替えを行う。
図8は、従来の光ゲートスイッチを示した構成図である。図に示すように光ゲートスイッチは、入力ファイバ101、カプラ102、SOA103a〜103d、および出力ファイバ104a〜104dを有している。
入力ファイバ101から入力される光は、カプラ102に出力される。カプラ102は、入力された光をSOA103a〜103dへ分配して出力する。
SOA103a〜103dは、ゲート素子としての機能を有する。SOA103a〜103dはオン・オフし、カプラ102から出力される光を出力ファイバ104a〜104dへ通過および遮断する。出力ファイバ104a〜104dは、SOA103a〜103dでオン・オフされた光を所望の出力経路へと出力する。なお、図8では、SOA103a〜103dは個別に示してあるが、1つのチップアレイとして製造される。また、出力ファイバ104a〜104dは個別に示してあるが、1つのファイバアレイとして製造される。
図9は、図8のSOAアレイと出力ファイバアレイとの光結合系の詳細を示した図である。図には、SOAアレイ111および出力ファイバアレイ114が示してある。また、図9では、図8に対し、マイクロレンズアレイ112,113が示してある。
SOAアレイ111は、複数のSOA111a〜111dを有している。SOA111a〜111dは、図8のSOA103a〜103dに対応する。出力ファイバアレイ114は、複数の光ファイバ114a〜114dを有している。光ファイバ114a〜114dは、図8の出力ファイバ104a〜104dに対応する。
SOAアレイ111のSOA111a〜111dから出力される光は、マイクロレンズアレイ112のマイクロレンズに入力される。マイクロレンズは、SOA111a〜111dから出力される光の広がりを抑制し、並行にして出力する。
マイクロレンズアレイ112から出力される光は、マイクロレンズアレイ113に入力される。マイクロレンズアレイ113のマイクロレンズは、マイクロレンズアレイ112から出力された広がった光を並行にし、出力ファイバアレイ114に出力する。
なお、従来、クサビプリズムを光軸方向に挿入して、形状、パワー密度の異なる複数の集光、ディフォーカスビームを同時に作り出すレーザ加工用光学系が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−19785号公報
しかし、SOAから出力される光の経路がマイクロレンズの中心からずれると、光はマイクロレンズから屈折して出力される。そのため、光結合系での光結合効率が低下するという問題点があった。
図10は、光結合系の光結合効率を説明する図である。図10において、図9と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
SOAアレイ111のSOA111a〜111dのピッチと、マイクロレンズアレイ112のマイクロレンズのピッチとは、同じであることが望ましい。しかし、SOAアレイ111とマイクロレンズアレイ112のピッチは製造上ずれることもある。
この場合、SOAから出力される光は、マイクロレンズの中心を通過せず、マイクロレンズから屈折して出力されることになる。特に、SOAアレイ111とマイクロレンズアレイ112の一方の端部を合わせ、光結合系を構成すると、もう一方の端部に行くほど、SOAとマイクロレンズのオフセットが大きくなり、光は大きく屈折して出力される。
例えば、図10の例では、SOAアレイ111の図中最も下側のSOA111dと、マイクロレンズアレイ112の図中最も下側のマイクロレンズの中心位置を一致させるように光結合系を構成している。この場合、図中最も上側のSOA111aと対応するマイクロレンズとの位置は、大きくずれることになる。そのため、SOA111aから出力される光の経路は、マイクロレンズの中心から大きく離れ、マイクロレンズから出力される光は、大きく屈折して出力される。
このように、SOAアレイ111とマイクロレンズアレイ112とのピッチがずれていると、マイクロレンズアレイ112から出力される光は、図の矢印に示すようにそれぞれ異なった出射角となって出力される。そのため、マイクロレンズアレイ112から出力される光を入射するマイクロレンズアレイ113では、光結合効率が低下してしまう。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、出射角が異なった複数の光をクサビプリズムによって同一の出射角となるように出力し、光結合効率の低下を抑制する光学回路を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、図1に示すような光の結合を行う光学回路において、複数の光を出力する光出力アレイ1と、光出力アレイ1から出力される複数の光が入力されるレンズアレイ2と、レンズアレイ2から出力される複数の光のそれぞれを同一の出射角となるように出力するクサビプリズム3と、を有することを特徴とする光学回路が提供される。
このような光学回路によれば、レンズアレイ2から異なる出射角で出力される複数の光を、クサビプリズム3によって同一の出射角となるように出力する。
本発明の光学回路では、レンズアレイから異なる出射角で出力される複数の光を、クサビプリズムによって同一の出射角となるように出力するようにした。これによって、複数の光の光結合効率の低下を抑制することができる。
以下、本発明の原理を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、光学回路の概要を説明する図である。図に示すように光学回路は、光出力アレイ1、レンズアレイ2、およびクサビプリズム3を有している。
光出力アレイ1は、複数の光を出力する。光出力アレイ1は、例えば、複数のSOAを有するSOAアレイであり、または、複数の光ファイバを有する光ファイバアレイなどである。
レンズアレイ2は、光出力アレイ1から出力される複数の光が入力されるレンズアレイである。レンズアレイ2のレンズのピッチは、光出力アレイ1の出力する複数の光のピッチと同じであることが望ましいが、製造上異なっている場合もある。この場合、レンズアレイ2から出力される複数の光は、図に示すようにそれぞれ異なった出射角をもって出力される。
クサビプリズム3は、レンズアレイ2から出力される異なった出射角の複数の光をそれぞれ同一の出射角となるようにして出力する。
このように光学回路は、レンズアレイ2から異なる出射角で出力される複数の光を、クサビプリズム3によって同一の出射角となるように出力するようにした。これによって、複数の光を受信する受信側は、角度ずれを生ずることなく光を受信することができるようになり、複数の光の光結合効率の低下を抑制することができる。
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。その前に光結合効率について説明する。
図2は、光の入出力光学系にオフセットが生じた場合の光結合効率を説明する図である。図には、SOA11、マイクロレンズ12,13、および光ファイバ14が示してある。SOA11は、マイクロレンズ12の焦点位置に配置され、光ファイバ14は、マイクロレンズ13の焦点位置に配置されているとする。
SOA11から出力される光は、マイクロレンズ12に出力される。マイクロレンズ12に出力された光は、マイクロレンズ13に出力され、光ファイバ14に出力される。
SOA11から出力される光は、図2に示すように広がってしまう。マイクロレンズ12は、SOA11から出力される光の広がりを抑制するため、SOA11から出力される光を並行となるように、またはすぼむようにして出力する。マイクロレンズ13は、マイクロレンズ12から出力される光を、光ファイバ14に集光するようにして出力する。
SOA11から出力される光のビーム半径は、図に示すようにマイクロレンズ12によって大きくなって出力される。また、マイクロレンズ13は、図に示すようにビーム半径の大きい光を集光して光ファイバ14に出力する。そのため、SOA11およびマイクロレンズ12の入力側光学系と、マイクロレンズ13および光ファイバ14の出力側光学系との位置にオフセットが生じても、光結合効率の低下に大きな影響を与えることはない。
例えば、図に示すようにSOA11およびマイクロレンズ12の入力側光学系と、マイクロレンズ13および光ファイバ14の出力側光学系との位置に‘a’のオフセットが生じているとする。この場合、オフセットaがビーム半径より小さい値であれば、光結合効率の低下に大きな影響を与えることはない。
図3は、光の入出力光学系に角度ずれが生じた場合の光結合効率を説明する図である。図3において図2と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
図3では、SOA11とマイクロレンズ12の入力側光学系と、マイクロレンズ13と光ファイバ14の出力側光学系との間に、‘θ’の角度ずれが生じている。なお、図中の2ωsoは、SOA11の出力部分における光のビーム半径を示す。ωsは、マイクロレンズ12の焦点位置における光ビーム半径を示す。
図における入力側光学系と出力側光学系との角度ずれによる光結合効率ηは、次の式に示すようになる。
η=exp{(−θ・ωs・π/λ)^2}……(1)
なお、式(1)のλは、光の波長を示す。式(1)に示すように、入力側光学系と出力側光学系との間の角度ずれ(θ)が大きくなると、光結合効率ηは、指数関数的に減少することが分かる。
図4は、SOAとマイクロレンズにオフセットが生じた場合の光結合効率を説明する図である。図4には、図2で示したSOA11とマイクロレンズ12とが示してある。
図に示すようにSOA11から出力される光の光軸とマイクロレンズ12の中心位置とにオフセットaが生じているとする。この場合、SOA11から出力される光は、図に示すように、‘θ’の角度ずれが生じてマイクロレンズ12から出力される。
従って、図4における光学系の光結合効率ηは、図3で説明した入力側光学系と出力側光学系の角度ずれと同様となり、式(1)で示される。すなわち、SOA11から出力される光の光軸とマイクロレンズ12の中心位置との間のオフセットは、光結合効率ηを指数関数的に減少させることになる。
ここで、光結合効率ηをオフセットaを用いて示す。図3で示したビーム半径ωsoとビーム半径ωsとの間には、次の式に示す関係がある。
ωs=λ・f/(π・ωso)……(2)
なお、式(2)のfは、マイクロレンズ12の焦点距離を示す。
また、オフセットaと角度ずれθとの間には、次の式に示す関係がある。
θ=a/f……(3)
式(2),(3)を式(1)に代入すると次の式に示すようになる。
η=exp{(−a/ωs)^2}……(4)
式(4)に示すように、光結合効率ηは、SOA11とマイクロレンズ12のオフセット‘a’によって指数関数的に減少することが分かる。
図10で説明したようにSOAアレイ111のピッチとマイクロレンズアレイ112のピッチは、製造上ずれる場合もある。この場合、図4で説明したように光の角度ずれが生じるため光結合効率が著しく低下する。そこで、マイクロレンズアレイから出力される光の出射角度が全て同一になるように、マイクロレンズアレイの出力側にクサビプリズム挿入して、角度ずれを補正するようにする。これにより、出力側光学系のマイクロレンズアレイでは、角度ずれを生じることなく光を受光することができ、光結合効率の低下を抑制できる。以下、クサビプリズムによる光の角度ずれの補正について説明する。
図5は、クサビプリズムによる光の角度ずれの補正を説明する図である。図には、SOAアレイ21、マイクロレンズアレイ22、およびクサビプリズム23が示してある。SOAアレイ21は、SOA21a〜21dを有している。
SOAアレイ21のSOA21a〜21dのピッチと、マイクロレンズアレイ22のマイクロレンズのピッチとの誤差をΔXとする。図中の最も下側のSOA21dと対応するマイクロレンズの中心位置とが合っているものとする。すると、マイクロレンズアレイ22のm番目のマイクロレンズ(図中の最も下側のマイクロレンズを1番目とする)と、対応するSOAアレイ21のSOAとのオフセットoff−set_amは、次の式で示される。
off−set_am=(m−1)・ΔX……(11)
従って、m番目のマイクロレンズからの光の出射角度θmは、次の式で示される。
θm=off−set_am/f……(12)
なお、fは、マイクロレンズの焦点距離である。
式(12)に式(11)を代入すると、光の出射角度θmは、次の式で示される。
θm=(m−1)・ΔX・(1/f)……(13)
任意の光の入力位置riは、SOAアレイ21のSOA21a〜21dのピッチをpとすると、ri=(m−1)・pとなるので、式(13)は、次の式に示すようになる。
θm=(m−1)・ΔX・(1/f)=(1/f)・(ri/p)・ΔX=ro’
……(14)
ここで、ABCD光線マトリックスは、次の式で定義される。
Figure 2009003171
従って、図5のマイクロレンズアレイ22のABCD光線マトリックスは、次の式で示される。
Figure 2009003171
一方、クサビプリズム23の曲面を凹面とし、曲率半径をRcとする。また、クサビプリズム23の屈折率をnとする。この場合、クサビプリズム23のABCD光線マトリクスは、凹面媒体のABCD光線マトリクスを適用でき、次の式で示されるようになる。
Figure 2009003171
従って、式(16),(17)から次の式を満たすようにすれば、任意の位置での出射角度を全て同一にすることができる。
ΔX/(f・p)=(−1)・{(n−1)/(−Rc)}……(18)
式(18)を変形して、クサビプリズム23の凹面の曲率半径Rcを求めると次の式に示すようになる。
Rc={p・f・(n−1)}/ΔX……(19)
つまり、クサビプリズム23の凹面の曲率半径Rcを、式(19)を満たすようにすると、図5のマイクロレンズアレイ22から異なった角度で出射されるそれぞれの光は、全て同一の出射角度で出力されることになる。
図6は、クサビプリズムを用いた光結合系の光学回路の例を示した図である。図に示す光結合系の光学回路は、SOAアレイ31、マイクロレンズアレイ32,42、クサビプリズム33,41、および出力ファイバアレイ43を有している。
SOAアレイ31は、複数のSOA31a〜31dを有している。SOAアレイ31のSOA31a〜31dは、等間隔となるようにチップ上に形成されている。
SOAアレイ31の各SOA31a〜31dには、図示していないが、入力ファイバからの光が分配して入力される。SOAアレイ31のSOA31a〜31dはオン・オフし、入力される光をマイクロレンズアレイ32へ通過および遮断する。なお、SOA31a〜31dは、光を増幅して出力することができ、スイッチングによる損失を補償することができる。
マイクロレンズアレイ32は、複数のマイクロレンズを有している。マイクロレンズアレイ32のマイクロレンズは、等間隔となるように形成されている。
マイクロレンズアレイ32は、SOA31a〜31dから出力される光の広がりを抑制し、並行にして出力する。マイクロレンズアレイ32のマイクロレンズのピッチと、SOAアレイ31のSOA31a〜31dのピッチは同一であることが望ましいが、製造上ずれて製造されることもある。ピッチがずれていると、マイクロレンズから出力される各光は、図に示すように異なった角度で出力される。
クサビプリズム33は、マイクロレンズアレイ32から出力される光を、全て同一の出射角度となるように補正して出力する。クサビプリズム33の曲面は凹面となっており、その曲率半径は、式(19)を満たすようにする。なお、SOAアレイ31から出射される光のピッチをp、マイクロレンズアレイ32のマイクロレンズのピッチと、SOAアレイ31のSOA31a〜31dのピッチとのずれをΔX、マイクロレンズアレイ32の焦点距離をf、クサビプリズム33の屈折率をnとする。
クサビプリズム41には、クサビプリズム33から出力される光が入力される。クサビプリズム41は、入力された光をマイクロレンズアレイ42に入力する。
マイクロレンズアレイ42は、クサビプリズム41から出力される広がった光を、出力ファイバアレイ43の出力ファイバ43a〜43dに集光するようにして出力する。
マイクロレンズアレイ42のマイクロレンズのピッチと、出力ファイバアレイ43の出力ファイバ43a〜43dのピッチもずれている場合がある。この場合、マイクロレンズアレイ42の各マイクロレンズの適正な光の入射角は、図に示すようにそれぞれ異なる。従って、クサビプリズム33から出力される平行の光を、直接マイクロレンズアレイ42に入力すると、光結合効率は低下する。
しかし、出力側光学系にもクサビプリズム41を用いることにより、光の入射角を適正に補正してマイクロレンズアレイ42に入力することができる。すなわち、クサビプリズム41によって、クサビプリズム33から出力される光を、マイクロレンズアレイ42と出力ファイバアレイ43のピッチのずれを考慮してマイクロレンズアレイ42に入射することにより、光結合効率の低下を抑制する。
出力側光学系におけるクサビプリズム41においても、式(19)と同様にその曲率半径を算出することができる。例えば、クサビプリズム41の曲面は凹面となっており、その曲率半径は、式(19)を満たすようにする。なお、出力ファイバアレイ43の出力ファイバ43a〜43dのピッチをp、マイクロレンズアレイ42のマイクロレンズのピッチと、出力ファイバアレイ43の出力ファイバ43a〜43dのピッチとのずれをΔX、マイクロレンズアレイ42の焦点距離をf、クサビプリズム41の屈折率をnとする。
このように、クサビプリズム33によって、マイクロレンズアレイ32から出力される複数の光の出射角度を同一となるようにした。これによって、出力側光学系での光結合効率の低下を抑制することができる。
また、平行にして出力された複数の光を、クサビプリズム41によって所定の入射角に補正してマイクロレンズアレイ42に入力するようにした。これによって、出力側光学系でのマイクロレンズアレイ42と出力ファイバアレイ43のピッチがずれていても、光結合効率の低下を抑制することができる。
なお、図6では、SOAアレイ31から光が出力されるとしたが、光の出射元はSOAアレイに限るものではない。例えば、SOAアレイ31の部分は、マイクロレンズアレイに複数の光を出力するものであればよく、ファイバアレイであってもよい。この場合でも、クサビプリズム33によって複数の光の出射角度を同一にすることができる。
図7は、クサビプリズムを用いた光結合系の光学回路の別の例を示した図である。図に示す光結合系の光学回路は、SOAアレイ51、マイクロレンズアレイ52,62、クサビプリズム53,61、および出力ファイバアレイ63を有している。
図7の各部は、図6の各部と同様であり、その詳細な説明は省略する。ただし、図7では、SOAアレイ51のSOA51a〜51dの光を出力する端面がマイクロレンズアレイ52に対し、斜めとなるようになっているところが異なる。また、出力ファイバアレイ63の出力ファイバ63a〜63dの光を入力する端面がマイクロレンズアレイ62に対し、斜めとなるようになっているところが異なる。SOAアレイ51および出力ファイバアレイ63の端面を斜めにすることにより、SOAアレイ51および出力ファイバアレイ63の端面反射を防止する。
SOAアレイ51のSOA51a〜51dのピッチと、マイクロレンズアレイ52のマイクロレンズのピッチはずれており、マイクロレンズアレイ52から出力される各光は異なった出射角で出力される。また、SOAアレイ51の端面は、マイクロレンズアレイ52に対し、斜めとなるように配置されているため、SOA51a〜51dから出力される光はマイクロレンズに斜めに入射され、これによっても、マイクロレンズアレイ52から出力される光は異なった出射角で出力される。クサビプリズム53は、それぞれ異なった出射角でもって出力された光を、同一の出射角となるように補正して、出力側光学系のクサビプリズム61へ出力する。
クサビプリズム61には、クサビプリズム53から出力される光が入力される。クサビプリズム61は、入力された光をマイクロレンズアレイ62に入力する。
マイクロレンズアレイ62は、クサビプリズム61から出力される広がった光を、出力ファイバアレイ63の出力ファイバ63a〜63dに集光するようにして、出力ファイバアレイ63へ出力する。
マイクロレンズアレイ62のマイクロレンズのピッチと、出力ファイバアレイ63の出力ファイバ63a〜63dのピッチはずれており、マイクロレンズアレイ62の各マイクロレンズの適正な光の入射角はそれぞれ異なる。また、出力ファイバアレイ63の端面は、マイクロレンズアレイ62に対し、斜めとなるように配置されているため、これによっても、マイクロレンズの適正な光の入射角はそれぞれ異なる。クサビプリズム61は、ピッチのずれおよび出力ファイバアレイ63の斜め配置に対応して光を補正し、マイクロレンズアレイ62に入力する。
図7の光学回路では、SOAアレイ51と出力ファイバアレイ63の端面を斜めにしたことにより、図6の光学回路に対し、クサビプリズム53,61間の光線が斜めになっている。図7の光学回路では、図6の光学回路と同様にクサビプリズム53から出力される各光の出射角度が同一であるとともに、さらに、クサビプリズム53とクサビプリズム61との間の光線が同じ角度(図中のクサビプリズム53から伸びる矢印と、クサビプリズム61に入る矢印が平行)であることが重要である。クサビプリズム53とクサビプリズム61との間の光線が平行であれば、図2で説明したように、入力側光学系と出力側光学系とに多少のオフセットが生じていても光結合効率に影響がないからである。
クサビプリズム53の曲率半径は、式(11)〜(19)と同様に算出することができるが、マイクロレンズアレイ52から出力される光の出射角度θmが異なる。すなわち、SOAアレイ51の端面が斜めであるため、式(12)のθmに、SOAアレイ51から出力される光の角度を考慮する必要があり、再度、式(12)〜(19)を計算する必要がある。出力側光学系のクサビプリズム61も同様である。
このように、SOAアレイ51および出力ファイバアレイ63の端面がマイクロレンズアレイ52,62に対して斜めであっても、光結合効率の低下を抑制することができる。
(付記1) 光の結合を行う光学回路において、
複数の光を出力する光出力アレイと、
前記光出力アレイから出力される前記複数の光が入力されるレンズアレイと、
前記レンズアレイから出力される前記複数の光のそれぞれを同一の出射角となるように出力するクサビプリズムと、
を有することを特徴とする光学回路。
(付記2) 前記クサビプリズムの曲率半径は、前記光出力アレイが出力する前記複数の光のピッチをp、前記レンズアレイの焦点距離をf、前記光出力アレイと前記レンズアレイとのピッチのずれをΔX、前記クサビプリズムの屈折率をnとすると、{p・f・(1−n)}/ΔXで示されることを特徴とする付記1記載の光学回路。
(付記3) 前記光出力アレイは、半導体光増幅器アレイであることを特徴とする付記1記載の光学回路。
(付記4) 前記クサビプリズムから出力される前記複数の光が入力される受信側クサビプリズムと、
前記受信側クサビプリズムから出力される前記複数の光が入力される受信側レンズアレイと、
前記受信側レンズアレイから出力される前記複数の光が入力される光入力アレイと、
を有することを特徴とする付記1記載の光学回路。
(付記5) 前記受信側クサビプリズムの曲率半径は、前記光入力アレイが入力する前記複数の光のピッチをp、前記受信側レンズアレイの焦点距離をf、前記受信側レンズアレイと前記光入力アレイとのピッチのずれをΔX、前記受信側クサビプリズムの屈折率をnとすると、{p・f・(1−n)}/ΔXで示されることを特徴とする付記4記載の光学回路。
(付記6) 前記光入力アレイは、光ファイバアレイであることを特徴とする付記4記載の光学回路。
光学回路の概要を説明する図である。 光の入出力光学系にオフセットが生じた場合の光結合効率を説明する図である。 光の入出力光学系に角度ずれが生じた場合の光結合効率を説明する図である。 SOAとマイクロレンズにオフセットが生じた場合の光結合効率を説明する図である。 クサビプリズムによる光の角度ずれの補正を説明する図である。 クサビプリズムを用いた光結合系の光学回路の例を示した図である。 クサビプリズムを用いた光結合系の光学回路の別の例を示した図である。 従来の光ゲートスイッチを示した構成図である。 図8のSOAアレイと出力ファイバアレイとの光結合系の詳細を示した図である。 光結合系の光結合効率を説明する図である。
符号の説明
1 光出力アレイ
2 レンズアレイ
3 クサビプリズム

Claims (5)

  1. 光の結合を行う光学回路において、
    複数の光を出力する光出力アレイと、
    前記光出力アレイから出力される前記複数の光が入力されるレンズアレイと、
    前記レンズアレイから出力される前記複数の光のそれぞれを同一の出射角となるように出力するクサビプリズムと、
    を有することを特徴とする光学回路。
  2. 前記クサビプリズムの曲率半径は、前記光出力アレイが出力する前記複数の光のピッチをp、前記レンズアレイの焦点距離をf、前記光出力アレイと前記レンズアレイとのピッチのずれをΔX、前記クサビプリズムの屈折率をnとすると、{p・f・(1−n)}/ΔXで示されることを特徴とする請求項1記載の光学回路。
  3. 前記光出力アレイは、半導体光増幅器アレイであることを特徴とする請求項1記載の光学回路。
  4. 前記クサビプリズムから出力される前記複数の光が入力される受信側クサビプリズムと、
    前記受信側クサビプリズムから出力される前記複数の光が入力される受信側レンズアレイと、
    前記受信側レンズアレイから出力される前記複数の光が入力される光入力アレイと、
    を有することを特徴とする請求項1記載の光学回路。
  5. 前記受信側クサビプリズムの曲率半径は、前記光入力アレイが入力する前記複数の光のピッチをp、前記受信側レンズアレイの焦点距離をf、前記受信側レンズアレイと前記光入力アレイとのピッチのずれをΔX、前記受信側クサビプリズムの屈折率をnとすると、{p・f・(1−n)}/ΔXで示されることを特徴とする請求項4記載の光学回路。
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