JP3272846B2 - 三次元モデル作成装置及び方法 - Google Patents

三次元モデル作成装置及び方法

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JP3272846B2
JP3272846B2 JP33691493A JP33691493A JP3272846B2 JP 3272846 B2 JP3272846 B2 JP 3272846B2 JP 33691493 A JP33691493 A JP 33691493A JP 33691493 A JP33691493 A JP 33691493A JP 3272846 B2 JP3272846 B2 JP 3272846B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、三次元モデル作成装置
及び方法に係り、特に、三次元の製品モデルを作成して
表示させる三次元モデル作成装置及び方法に関する。本
発明は、ワークステーションレベルの三次元CADによ
り、製品開発を行う分野で、設計部門では製品モデルの
設計及び組立てモデル上での干渉チェック作業の精度向
上、製造部門では組立てシミュレーション作業の効率化
に役立つ。
【0001】
【従来の技術】従来、図12に示すような三次元CAD
による三次元モデル作成装置があった。従来例に係る三
次元CADは、同図に示すように、三次元の製品モデル
に関するデータの入力や指示を行うデータ入力手段94
と、当該データ入力手段94により入力され又は予め格
納された各部品の属性情報又は部品間の組立情報に基づ
いて三次元の製品モデルを作成する三次元モデル作成手
段91と、作成された三次元の製品モデルの表示等の出
力を行う出力手段92とを有するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】さて、従来例に係る三
次元CADによる設計では、単体部品モデルの三次元形
状が組立て後に変形する場合、操作者が変形する部品モ
デルを製品モデルの中から捜して、前記データ入力手段
94により、個々にその変形後のデータを入力して前記
三次元モデル作成手段91によりモデル自体を作り直す
必要があった。又は、予め変形後のモデルを各種作って
おいて、組立て後に変形する部品モデルを製品モデルの
中から捜して、変形前の部品モデルを、その変形の条件
にあった部品モデルを選んで取り替える作業が必要とな
る。そのため、使用者の負担が増えるという問題点を有
していた。
【0003】そこで、本発明では、従来技術の問題点を
解決する為、組立て前後でモデルの形状が変わる部品種
(編集対象部品種)を自動的に判定し、組立ての前後で
モデルの形状の変わる部品モデルに対しては、その組立
ての前後の関係又は関連する他の部品モデルとの関係に
基づいて、自動的に組立て後の部品モデルを編集して、
三次元の製品モデルを作成させる。これにより組立ての
前後で変わる部品モデルを取り付ける箇所での条件に従
った最適形状を具現させて、チェックを実際に組み立て
た場合と同様に行って、より現実に近い高品質の三次元
モデルの作成を容易に、効率良く、且つ迅速に行うこと
を目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の技術的課題を解決
するため、第一の発明は、図1に示すように、三次元の
製品モデルに組み立てるべき部品モデル毎に、順次組立
ての指示を行う組立指示手段10と、前記組立指示手段
10により組立ての指示がされた前記部品モデルが、編
集対象部品か否かの判定を行う編集対象部品判定手段1
4と、組立ての指示を行った部品モデルが編集対象部品
であると判定された場合には、当該部品モデルについ
て、その組立て前後の関係又は関連する他の部品モデル
との関係に基づいて、組立て後の部品モデルに編集する
指示部品編集手段13と、各部品の属性情報及び部品間
の組立情報に基づいて、前記組立指示手段10の指示し
た部品モデル及び前記指示部品編集手段13により編集
された部品モデルを組み立てて三次元の製品モデルを作
成する三次元モデル作成手段11と、三次元モデル作成
手段11により作成された三次元の製品モデルについ
て、表示等の出力を行う出力手段12とを有するもので
ある。
【0005】第二の発明は、図2に示すように、三次元
の製品モデルに組み立てられた部品モデル毎に、順次指
定を行う部品指定手段20と、前記部品指定手段20に
より指定された前記部品モデルが、編集対象部品か否か
の判定を行う編集対象部品判定手段14と、指定された
部品モデルが編集対象部品であると判定された場合に
は、当該部品モデルについて、その組立て前後の関係又
は関連する他の部分との関係に基づいて、組み立て後の
部品モデルに編集する指定部品編集手段23と、各部品
の属性情報及び部品間の組立情報に基づいて、三次元の
製品モデルを作成するとともに、当該製品モデルに組み
立てられた部品モデルのうち、前記編集対象部品判定手
段14により編集対象部品と判定された部品モデルを、
前記指定部品編集手段23により編集された部品モデル
に置き換える三次元モデル作成手段21と、三次元モデ
ル作成手段21により作成された製品モデルについて、
表示等の出力を行う出力手段12とを有するものであ
る。
【0006】第三の発明は、図3に示すように、三次元
の製品モデルに組み立てるべき部品モデル毎に、順次組
立ての指示を行い(S1)、組立ての指示がされた部品
モデルが編集対象部品であるか否かの判定を行い(S
2)、組立ての指示がされた部品モデルが編集対象部品
であると判定された場合には、当該部品モデルについ
て、その組立て前後の関係又は関連する他の部品モデル
との関係に基づいて、組立て後の部品モデルを編集し
(S3)、各部品の属性情報及び部品間の組立情報に基
づいて、組立ての際に指示された部品モデル及び編集さ
れた部品モデルを組み込んで三次元の製品モデルを組み
立てる(S4)ことである。
【0007】第四の発明は、図4に示すように、三次元
の製品モデルに組み立てられた部品モデル毎に、順次指
定を行い(S11)、指定された部品モデルが編集対象
部品であるか否かの判定を行い(S12)、指定された
部品モデルが編集対象部品であると判定された場合に
は、当該部品モデルについて、その組み立て前後の関係
又は関連する他の部品との関係に基づいて、組立てた後
の部品モデルに編集し(S13)、各部品の属性情報及
び部品間の組立情報に基づいて作成された三次元の製品
モデルの部品モデルのうち、編集対象部品と判定された
部品モデルを、編集された部品モデルに置き換える(S
14)ことである。
【0008】ここで、「編集」とは、製品モデルを組み
立てる際に、組み立てる前の形状を組み立てた後の形状
に変形させることをいう。例えば、リベットの頭をかし
めて関連する板を結合させる場合に、組み立てる前の形
状をかしめた後の形状に変形させることをいう。「編集
対象部品」とは、製品モデルを組み立てる際に、組み立
てる前と後とで形状が異なる部品をいう。例えば、リベ
ット、ボルトとナット、若しくは半田のような結合部
材、スプリング、ワッシャ、若しくはゴム等の弾性部
材、動力伝達系のベルト等の間接伝動部材、水銀等の流
動体を包含する部材、組立により変形する可塑性部材、
可撓性部材、又は、リード線が設けられた回路等があ
る。
【0009】「その組立て前後の関係」とは、編集前の
形状と編集後の形状との相違点をいい、「関連する他の
部品」とは、編集対象部品と接触等の関連をもつ部品で
あって、以下「関連部品」という。例えば、編集対象部
品がリベットの場合には、当該リベットにより結合され
る複数枚の板状の部品をいう。
【0010】
【作用】続いて、第一の発明及び第三の発明について説
明する。図1及び図3に示すように、ステップS1で、
前記組立指示手段10により、製品モデルを形成する部
品モデルについて、順次製品モデルに組み立てるため
に、出力手段12の画面上等で指示する。その際、前記
編集対象部品判定手段14は、前記組立手段10により
組立ての指示のあった前記部品モデル毎に、編集対象部
品か否かの判定を行う。
【0011】ステップS2で、組立ての指示を行った部
品モデルが編集対象部品であると判定された場合には、
前記指示部品編集手段13は、当該編集対象部品につい
て、その組立ての前後の関係又は関連部品との関係に基
づいて、組立て後の部品モデルを編集する。ステップS
3で、与えられた作成対象の各部品の属性情報及び部品
間の組立情報に基づいて、組立ての際に指示された部品
モデルを作成するとともに、作成された部品モデル又は
編集された部品モデルを組み込んで製品モデルを組み立
てる。組み立てられた製品モデルは前記出力手段12に
より画面上に表示されたり、印刷出力されることにな
る。
【0012】続いて、第二の発明及び第四の発明の作用
について説明する。図2及び図4に示すように、本発明
にあっては、前述したものと異なり、ステップS11
で、前記部品指定手段20により、三次元の製品モデル
に組み立てられた部品モデル毎に、順次指定を行う。す
ると、ステップS12で、前記編集対象部品判定手段1
4により、指定された部品モデルが、編集対象部品か否
かの判定を行う。
【0013】ステップS13で、指定された部品モデル
が編集対象部品であると判定された場合には、当該部品
モデルについて、その組立て前後の関係又は関連部品と
の関係に基づいて、組み立てた後の部品モデルに編集す
る。ステップS14で、組み立てられた製品モデルの部
品モデルのうち、編集対象部品と判定された部品モデル
を、編集された部品モデルに置き換える。置き換えられ
た製品モデルは前記出力手段12から表示等の出力がな
される。
【0014】
【実施例】続いて、本発明の実施例について図面に基づ
いて説明する。図5は、本実施例に係る三次元モデル作
成装置及び方法に関する機器構成ブロック図を示す。同
図に示すように、本実施例では、ハードウエアとして
は、当該三次元モデル作成装置に関する種々の制御を行
うCPU及びメモリ51と、作成された三次元モデル等
のデータについて表示等の出力を行う出力手段52と、
各種のデータが格納されているファイル53と、操作者
により画面上で種々の指定や指示を行う機能をもつタブ
レット54a及びデータの入力を行うキーボード54等
や手書き入力可能な入力手段54とがバスにより接続さ
れたものである。
【0015】図5に示すように、CPU及びメモリ51
には、三次元モデルの作成を行う際に用いる基本的なプ
ログラムにより実現される機能をもつ三次元CAD基本
部31と、作成された三次元モデルや種々の情報につい
て表示部52aに表示させる制御を行う画面表示制御部
32と、指示により後述する編集対象部品ライブラリ部
41に対し編集対象部品の検索を行う検索部33と、編
集の実行を指示する編集実行部34と、形状の計算を行
う形状計算部35と、形状モデルの作成を行う形状作成
部36と、メッセージを表示したり操作者から選択やキ
ー入力情報を読み取る会話制御部37と、三次元CAD
システム55と利用者側でカスタマイズすることができ
るアプリケーション部56との間の接続の制御、即ち、
三次元CADシステム55の内部ファイルに記録された
モデル情報(形状、位置、色その他の属性)を外部に取
り出し、加工して再度内部に戻す機能をもつ外部インタ
フェース部38とを有する。
【0016】また、前記出力手段52には、表示部52
aと、計算結果のリストをパラメータと共に出力するプ
リンタ52bとを有する。前記ファイル53には、部品
情報データベース39と、組立情報データベース40
と、編集対象部品ライブラリ部41とを有する。ここ
で、当該編集対象部品ライブラリ部41には、対象部品
名、計算式及び形状原形等の情報が格納されている。
【0017】続いて、第一の実施例について説明する。
第一の実施例に係る三次元モデル作成装置は、前述した
図5に示した機器を用いて図6に示すように構成したも
のである。本実施例に係る三次元モデル作成装置にあっ
ては、三次元の製品モデルに組み立てるべき部品モデル
毎に、順次組立ての指示を行う組立指示手段に相当する
前記タブレット54aと、当該タブレット54aにより
組立ての指示のあった前記部品モデルが、編集対象部品
か否かの判定を行う編集対象部品判定手段64とを有す
る。
【0018】また、本実施例に係る三次元モデル作成装
置は、組立ての指示を行った部品モデルが編集対象部品
であると判定された場合には、当該部品モデルについ
て、その組立て前後の関係又は関連部品モデルとの関係
に基づいて、組立て後の部品モデルに編集する指示部品
編集手段63と、各部品の属性情報及び部品間の組立情
報に基づいて、前記組立指示手段であるタブレット54
aの指示した部品モデル及び前記指示部品編集手段63
により編集された部品モデルを組み立てて三次元の製品
モデルを作成する三次元モデル作成手段に相当する三次
元CADシステム55と、三次元モデル作成手段により
作成された三次元の製品モデル等について、表示を行う
表示部52aとを有する。
【0019】さらに、前記編集対象部品判定手段64に
は、前記検索部33と、編集対象部品ライブラリ部41
とを有し、前記指示部品編集手段63には、編集実行部
34と、形状計算部35と、形状作成部36と、会話制
御部37とを有する。また、前記三次元CADシステム
55は前記部品情報データベース39と、三次元CAD
基本部31と、組立情報データベース40と、画面表示
制御部32と、外部インタフェース38とに相当し、ア
プリケーション部56は、前記指示部品編集部63及び
編集対象部品判定部64とを有するものである。
【0020】続いて、第一の実施例に係る三次元モデル
作成装置及び方法の動作について、図7に基づいて説明
する。図7の流れ図中、点線で囲まれたステップP1〜
P5が本実施例の機能に関する部分で、他は通常の三次
元CADでも共通の機能である。
【0021】図7に示すように、組立てが開始されて、
前記タブレット54a等により順次組立ての対象となる
部品モデルの選択の指示があると、部品情報データベー
ス39から選択された部品モデルに関する部品情報が読
み出される(a) 。すると、ステップP1で、外部インタ
フェース38を経由して前記編集対象部品判定手段64
の検索部33を起動し、編集対象部品ライブラリ部41
に選択された部品名称をキーワードにして検索を行う
(b) 。
【0022】ここで、「部品名称」とは以下のような規
則で統一的に、リベット等の編集対象部品に割り当てら
れた当該編集対象部品を識別する識別子であって、検索
の便宜を考慮したものである。 例えば、部品名称は、
リベットなら“LIB1XY”である。ここで、“○○
○○○○”の部品名称のうち、最初の3文字は部品の種
類、即ち、部品種を表し、例えば、リベット、ボルトと
ナット、半田等の結合部材、スプリング、ワッシャ、ゴ
ム等の弾性部材、ベルト、鎖等の間接伝動部材、可塑性
部材、可撓性部材、水銀等の流動体を用いた部材、又は
リード線を有する回路等がある。
【0023】また、次の1桁の数字は、同一部品種の中
の分類であり、例えば、部品種がリベットの場合には丸
リベットや皿リベットがある。さらに、次の2文字は、
追い番であり、同一分類の中で更に分類が必要な場合に
付加されるものである。この部品名称を用いることによ
り、編集対象部品か否かの判定を容易に行うことができ
る。
【0024】検索結果(c) が編集対象部品でなければ、
通常の組立て処理で良いため、ステップP6に進み、三
次元CADシステム55の画面表示制御部32を介し
て、当該部品モデルを三次元モデルに組み込んだものを
前記表示部52aに表示させる。
【0025】一方、ステップP1で編集対象部品と判定
された場合には、ステップP2に進み、前記検索部33
は、会話制御部37を通じて三次元CADシステム55
の画面表示制御部32を介して、表示部52aの画面に
操作者に対して、編集するか否かを一旦問い合わせる
(f) 。これは、場合によっては原形のままの方が良い場
合もあるので念のために確認を入れるためである。
【0026】問い合わせの結果(g) が編集しないと回答
された場合には再び(f) を経由して操作者へ編集回避の
通知を出してステップP6に進み、当該部品を三次元モ
デルに組立て、次の部品選択まで待機する。このような
編集対象部品の例として丸リベットの場合を図8に示
す。同図(イ)はカシメ前の形状を示す丸リベット1で
あり、同図(ロ)は丸リベット1を丸カシメした形状を
示し、同図(ハ)は皿カシメした形状を示す。尚、同図
(ロ)と(ハ)の符号2及び符号3はカシメられて結合
した個々の部品、いわゆる「関連した他の部品」を表
す。このように、リベットは完成品モデルに組み立てる
場合には、リベットのカシメ前と後及びカシメかたによ
り形状が変わる。
【0027】一方、ステップP2で編集すると選択した
場合には、ステップP3に進み、会話制御部37から
(f) を経由して、操作者に対して、前記表示部52aの
画面上で、「関連した他の部品」である図8に示した符
号2及び符号3の選択を促すと同時に(h) を経由して編
集実行部34を起動し、(i) を経由して部品情報データ
ベース39から指示された関連部品情報を読み取る。又
は、操作者は対象となる関連した他の部品である図8の
符号2及び符号3に関する数値L1,L2,Ld等の数
値を入力する。
【0028】ステップP4で、読みとられた関連する部
品情報は、(j) を経由して形状計算部35へ必要な寸法
データを取り込まれ、形状計算部35は、編集実行部3
4から(k) を介して編集対象部品ライブラリ部41から
計算式を、(m) を介して取り込み形状計算を行う。
【0029】計算は、図8に示すように、関連部品であ
る部品2及び部品3の夫々の厚みL1とL2を予め加味
し、丸カシメだと図8の(ロ)のように、皿カシメだと
同図(ハ)のような頭の形状になるように、同図(イ)
のリベットの形状を基に加工した丸リベット1a,1b
に自動的に置き換えるものである。
【0030】具体的には次のように行う。図8に示すよ
うに、関連部品の形状原形データに相当するその厚さを
夫々L1とL2を読み込む。変形による長さの変化は以
下のようである。即ち、丸カシメした丸リベット1aの
場合には、その胴の長さLbは、 Lb=L1+L2 …式1
【0031】一方、皿カシメした丸リベット1bの場合
には、その胴の長さLcは、関連部品の厚さを夫々L1
とL2とした場合には、関連部品3のカシメ用皿もみの
厚さを加味し、 Lc=L1+L2−Ld …式2 を用いて計算する。この条件式は予め前記編集対象部品
ライブラリ部41の中に登録されている。
【0032】ステップP5で、前記形状原形データを
(n) を介して編集対象部品ライブラリ部41から取り込
むとともに、前記形状計算部35により得られた計算結
果を(p) を経由して得た形状作成部36は、最終形状を
作成する。形状の作成は、前述した丸リベットの場合に
は、次のように、丸カシメと皿カシメとで夫々頭の形状
が異なる。丸カシメの丸リベット1aについては、丸リ
ベットの反対側の形状からミラーさせた形状を作成する
ことにより行われ、皿カシメの場合には、関連部品3の
皿もみされた形状と合同の形状を生成することにより行
われる。
【0033】当該形状生成の条件も予め三次元CADの
中の参照可能な前記編集対象部品ライブラリ部41に登
録させておく。ここで、「モデル形状を作成する処理」
というのは、予め変形モデルの原形が用意してあって、
個々の寸法値だけが代入できるモデルとなっており、ス
テップP4で計算して得た結果の数値を当てはめるだけ
で容易に形状が作成できる。ステップP6で、作成され
た最終形状は、(q) を経由して、三次元CAD基本部3
1へ渡され、当該部品形状を使って組立てが行われる。
以上のステップP1〜ステップP6は組立てが終了する
まで繰り返される。
【0034】続いて、第二の実施例について説明する。
第二の実施例は、第一の実施例と異なり、組立てが完了
した三次元モデルに対し編集を行うプログラムを起動す
るものである。第二の実施例に係る三次元作成装置は、
図9に示すように、製品モデルに組み立てられた部品モ
デル毎に、順次指定を行う部品指定手段であるタブレッ
ト54aと、当該タブレット54aにより指定された前
記部品モデルが、編集対象部品か否かの判定を行う編集
対象部品判定手段74と、指定された部品モデルが編集
対象部品であると判定された場合には、当該編集対象部
品について、その組立て前後の関係又は関連する他の部
分との関係に基づいて、組み立て後の部品モデルに編集
する指定部品編集手段73とを有する。
【0035】また、第二の実施例に係る三次元モデル作
成装置は、各部品の属性情報及び部品間の組立情報に基
づいて、三次元の製品モデルを作成するとともに、当該
製品モデルに組み立てられた部品モデルのうち、前記編
集対象部品判定手段74により編集対象部品と判定され
た部品モデルを、前記指定部品編集手段73により編集
された部品モデルに置き換える三次元モデル作成手段で
ある三次元CADシステム55と、三次元CADシステ
ム55により作成された三次元の製品モデル等につい
て、表示を行う表示部52aとを有する。
【0036】続いて、第二の実施例に係る動作を図10
に基づいて説明する。図10に示すように、組立後の編
集を除いて一旦、組立てが完了した三次元の製品モデル
に対し編集を行うプログラムを前記タブレット54a等
により起動すると、ステップP11で、前記編集対象部
品判定部56である検索部33は、経路(a) 及び経路
(b) を介して組立情報データベース40から三次元の製
品モデルを構成する部品モデルの部品情報を順番に読み
出す。
【0037】読み出しを行った際に、ステップP12
で、全てのデータを読み終えたか否かをチェックする。
まだ、読み出しを待つ部品データが存在する場合には、
ステップP13で、当該編集対象部品判定手段74の検
索部33は、読み出された部品データが編集対象部品か
否かの判定を行う。
【0038】ここで、検索部33による編集対象部品か
否かの判定は次のようにして行う。前記組立情報データ
ベース40から読み出された部品情報に含まれる前記部
品名称(b) をキーワードにして編集対象部品ライブラリ
部41を検索することにより行うものであり、前記部品
名称を編集対象部品ライブラリ部41へ送付し(c)、編
集対象部品か否かを照合することにより行う。
【0039】編集対象部品でないと判定された場合に
は、検索部33は、次の部品を(a) 経路を介して読み出
しに行くため、ステップP11に戻る。ステップP13
で編集対象部品であると判定された場合には、ステップ
P14で、操作者に対し、編集するか否かの選択を仰ぐ
ため、(e) の経路を介して、編集実行部34を起動し、
(f) 経由で、会話制御部37を起動し、(g) 経路を介し
て三次元CADシステム55の表示部52aの画面上に
編集して良いか否かの指示を操作者に仰ぐ。
【0040】編集しないという選択がされた場合には、
好ましくは、ステップP19に示すように、会話制御部
37から(i) を経由して編集実行部34へ戻し、強制終
了するか否かを(f) 又は(g) を経由して、再度表示して
操作者の回答を待つ。強制終了を行うと回答された場合
には、(i) と(h) を経由して編集実行部34へその旨が
通知され編集処理動作を終了する。強制終了を行わない
と回答された場合にはステップP11に戻り、次のデー
タの読出し動作に移る。ステップP14で、編集すると
いう選択がされた場合には、ステップP15で、編集実
行部34から部品情報データベース39へ対象となる前
記関連部品の寸法(厚み)を読み取り(j) 、その結果を
記録する(k) 。
【0041】ステップP16で、前記編集実行部34は
形状計算部35を起動し、同様に編集対象部品ライブラ
リ部41から対象部品(この場合はリベット形状及び計
算式等)を(m) 及び(n) を介して得た情報を元に変形パ
ラメータの計算を実施させる。ステップP17で、その
結果を形状作成部36へ渡し(q) 、変形後の形状を生成
する。
【0042】ステップP18で、形状作成部36により
形状を完成すると編集実行部34から三次元CADシス
テム55の組立情報データベース40へアクセスし(r)
、形状作成部36は変更前のモデルと変更後の形状を
経路(s) を用いて読み出し置換する。ここで、「置換」
というのは、図11(イ)に示すように、AはB,C,
Dで組み立てたものとした場合に、本実施例に係る機能
(指定部品編集手段)により編集を行うことにより
“D”を“E”に換えて、同図(ロ)に示すように構成
することをいう。
【0043】さらに具体的には、同図(ホ)に示すよう
に、Aモデルとして、関連部品B(板状部材)、関連部
品C(板状部材)及び部品D(リベット)からなる編集
前の構成を、同図(ヘ)に示すように、そのうちの部品
Dを同図(ハ)に示す変形前のリベットを同図(ニ)に
示す変形後のリベットEに、同図(ホ)のAモデル中の
部品Dの場所で置き換えることをいう。尚、ステップP
18の後、前記編集対象部品判定手段74は次のデータ
の読出しへ移る。
【0044】以上の説明では、編集対象部品として、リ
ベットを、関連部品として2枚の板状部材の場合につい
て説明したが、3枚以上の板状部材についても可能であ
ることはいうまでもない。また、リベットの他に、組立
前のボルトとナットに対し、組立後の結合状態にあるボ
ルトとナットの場合、また、関連部品としての板状の部
材にも適用される。その他、半田付け、溶接、折り曲げ
による結合にも適用される。
【0045】さらに、組立前の変形のない、スプリン
グ、ワッシャ、ゴム等の弾性部材に対し、組立てた後の
変形したスプリング、ワッシャ、ゴム等の弾性部材にも
適用される。その他、編集対象部品として、動力伝達系
の間接伝動部材にも適用され、また、可撓性部材や、可
塑性部材、液体等の流動体を包含する部材、又はリード
線をもつ回路等にも適用される。以上説明したように、
各実施例にあっては、組立前後で形状が異なる編集対象
部品の形状変化の条件式等を前記編集対象部品ライブラ
リ部にもつようにしている。従って、編集対象部品の更
新や削除が容易であり使い勝手が良く、また、高速に処
理を行うとともに、設定品質の高い三次元モデルを提供
する。
【0046】また、各編集対象部品には、統一した部品
名称を付加し、当該部品名称を検索のキーとして、予め
基本形状と変形時の条件式を登録し、登録時点で決定し
たユニークな部品名を使うことにより、該部品を組み立
てる際に自動的に変形形状を抽出して取り付ける箇所で
の条件に従った最適形状を具現させることがきる。従っ
て、編集対象部品か否かの判定を容易にして、高速に処
理を行うことができる。以上説明したように、各実施例
にあっては、三次元CADを使って立体的な製品モデル
を作成する場合、個々の単一部品モデルを集めて組み立
てる際に単体で存在している場合と組み込まれた場合と
では形状が異なる編集対象部品に対して、形状変形の法
則を予めプログラム化しておき、組立て段階で、その法
則に則り組立て後の形状を自動的に計算してモデルを変
形し所定の位置に具現させる。これにより三次元CAD
で製品モデルを作成する場合に、より現実の製品に近い
表現となりしかも自動的に実現されることにより操作の
手間も省かれる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、三次元C
ADによる三次元の製品モデルの作成の際に、部品モデ
ルの組立ての前後で形状が異なる編集対象部品について
は、編集を行うことにより、実際に組立てたものと同じ
形状を自動的に具現化するようにしている。従って、部
品モデルを製品モデルに組み立てた際に生ずる干渉チェ
ックや間隙チェックを実際に組み立てた場合と同様に実
施することができるので、設計の改善策を与えることに
より、より正確な設計の支援を可能とし、より現実に近
い高品質の三次元モデルの作成を容易に操作性良く、効
率良く、且つ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の発明の原理ブロック図
【図2】第二の発明の原理ブロック図
【図3】第三の発明の原理流れ図
【図4】第四の発明の原理流れ図
【図5】実施例に係る機器構成ブロック図
【図6】第一の実施例に係るブロック図
【図7】第一の実施例に係る流れ図
【図8】第一の実施例に係る編集対象部品の例を示す図
【図9】第二の実施例に係るブロック図
【図10】第二の実施例に係る流れ図
【図11】第二の実施例に係る置換例を示す図
【図12】従来例に係るブロック図
【符号の説明】
10 組立指示手段 11,21 三次元モデル作成手段 12,52 出力手段 13 指示部品編集手段 14 編集対象部品判定手段 20 部品指定手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三次元の製品モデルに組み立てるべき部
    品モデル毎に、順次組立ての指示を行う組立指示手段
    (10)と、 前記組立指示手段(10)により組立ての指示がされた
    前記部品モデルが、編集対象部品か否かの判定を行う編
    集対象部品判定手段(14)と、 組立ての指示を行った部品モデルが編集対象部品である
    と判定された場合には、当該部品モデルについて、その
    組立て前後の関係又は関連する他の部品モデルとの関係
    に基づいて、組立て後の部品モデルに編集する指示部品
    編集手段(13)と、 各部品の属性情報及び部品間の組立情報に基づいて、前
    記組立指示手段(10)の指示した部品モデル及び前記
    指示部品編集手段(13)により編集された部品モデル
    を組み立てて三次元の製品モデルを作成する三次元モデ
    ル作成手段(11)と、 三次元モデル作成手段(11)により作成された三次元
    の製品モデルについて、表示等の出力を行う出力手段
    (12)とを有することを特徴とする三次元モデル作成
    装置。
  2. 【請求項2】 三次元の製品モデルに組み立てられた部
    品モデル毎に、順次指定を行う部品指定手段(20)
    と、 前記部品指定手段(20)により指定された前記部品モ
    デルが、編集対象部品か否かの判定を行う編集対象部品
    判定手段(14)と、 指定された部品モデルが編集対象部品であると判定され
    た場合には、当該部品モデルについて、その組立て前後
    の関係又は関連する他の部分との関係に基づいて、組み
    立て後の部品モデルに編集する指定部品編集手段(2
    3)と、 各部品の属性情報及び部品間の組立情報に基づいて、三
    次元の製品モデルを作成するとともに、当該製品モデル
    に組み立てられた部品モデルのうち、前記編集対象部品
    判定手段(14)により編集対象部品と判定された部品
    モデルを、前記指定部品編集手段(23)により編集さ
    れた部品モデルに置き換える三次元モデル作成手段(2
    1)と、 三次元モデル作成手段(21)により作成された製品モ
    デルについて、表示等の出力を行う出力手段(12)と
    を有することを特徴とする三次元モデル作成装置。
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