JP3272736B2 - リポソーム製剤 - Google Patents

リポソーム製剤

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泰己 加藤
恭子 渡邊
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    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/10Dispersions; Emulsions
    • A61K9/127Liposomes
    • A61K9/1271Non-conventional liposomes, e.g. PEGylated liposomes, liposomes coated with polymers
    • A61K9/1272Non-conventional liposomes, e.g. PEGylated liposomes, liposomes coated with polymers with substantial amounts of non-phosphatidyl, i.e. non-acylglycerophosphate, surfactants as bilayer-forming substances, e.g. cationic lipids

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リン脂質に非イオン性
界面活性剤を含有することにより、血液中での持続性を
増加させたリポソーム製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】医薬の分野において、標的指向型製剤の
一つとして各種薬物を封入したリポソーム製剤の開発が
さかんである。リポソームには血液内に投与すると、肝
臓、脾臓、肺などの網内系(RES)に捕捉される性質
がある。これは薬物の標的臓器が肝臓や肺等であれば有
利な性質となるが、全身的な作用を目的とする薬物、標
的部位がRES以外の薬物または肝臓、脾臓等に毒性が
強く現れる薬物では大きな欠点となる。
【0003】これまでにリポソームのRESへの補
回避する手段として生体内の情報伝達物質であるガング
リオシドGM1 「フェブス レター(FEBS Lett.)、 2
23巻、42頁、1987年」やホスファチジルイノシトール
「プロシーデイング オブ ナショナル アカデミー
オブ サイエンシズ ユー.エス.エー.( Proc.Nat
l.Acad.Sci.U.S.A.) 、85巻、6949頁、1988年」、また
生体内で薬物の代謝作用に関与するグルクロン酸誘導体
「ケミカル アンド ファーマセウテイカル ブルチン
(Chem.Pharm.Bull.)38巻、1663頁、1990年」をリポソ
ームへ導入する技術が報告されている。また特開昭63
−313724号公報にはリポソームにシアル酸誘導体
を導入することにより、投与2時間後の血液中存在率を
元のリポソームに対し約1.5倍増加させた技術が開示
されている。
【0004】一方、特開昭62−95134号公報には
リン脂質とリン脂質に対して1〜15重量%の親水性非
イオン界面活性剤を含むリポソームの製造法が特許の請
求範囲で請求されており、リン脂質に対して約10およ
び約15%の非イオン性界面活性剤を添加したリポソー
ムの製造法の具体例がしめされているが、該リポソーム
を用いた場合の含有薬物の持続効果等は記載されていな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、人体
に副作用となる生理作用を生じさす物質を加えること無
しにRESへの補足を回避して、血液中での持続性を増
加させたリポソーム製剤を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、リン脂質とそ
の3重量%以下の非イオン性界面活性剤とを含有するリ
ポソーム製剤に関する。
【0007】本発明における非イオン性界面活性剤と
は、ソルビタン脂肪酸エステル,脂肪酸モノグリセリド
等の一般的な界面活性剤を用いることもできるが、好ま
しくはポリオキシエチレン基をその分子構造の中に含有
している非イオン性界面活性剤を用いる。具体的には、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン
セチルアルコール等ポリオキシエチレンアルコール類、
エマルフォゲンBC等ポリオキシエチレンイソアルコー
ル類、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル等
ポリオキシエチレンp−tert−オクチルフェノール
類、ポリエチレングリコールモノ(ノニルフェニル)エ
ーテル等ポリオキシエチレンノニルフェノール類、ソル
ビタンモノオレート等ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル類、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート等ポ
リオキシエチレンソルビトールエステル類が挙げられ
る。
【0008】非イオン性界面活性剤の添加量は、膜構成
成分であるリン脂質に対して10重量%未満用いられ
る。
【0009】リポソームを構成するリン脂質としては、
ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミ
ン、ホスファチジルセリン、ホスファチジン酸、ホスフ
ァチジルグリセロール、リゾホスファチジルコリン、ス
フィンゴミエリン、卵黄レシチン、大豆レシチン等の天
然または合成のリン脂質、水素添加リン脂質もしくはグ
リセロホスフォグリセロ糖脂質等を単独または2種以上
混合しているものを用いる。
【0010】リポソームは、必要により膜安定化剤とし
て、コレステロール等のステロール類、抗酸化剤として
トコフェロール等、あるいは荷電物質としてステアリル
アミン、ジセチルホスフェート、ガングリオシド等を添
加しているものを用いても良い。
【0011】リポソームの内殻及び外側の水溶液は、リ
ン酸、酢酸、クエン酸等の緩衝液を構成する物質、塩化
ナトリウム、グルコース、グリセリン等の等張化剤、ア
スコルビン酸、グルタチオン等の抗酸化剤、クロルブタ
ノール、パラベン等の防腐剤等を加えたものを用いても
良い。
【0012】リポソームは、マルチラメラベシクル、ラ
ージユニラメラベシクル、スモールユニラメラベシクル
等いずれの形状のリポソームを用いても良い。
【0013】リポソームに封入する薬物は、水溶性、脂
溶性、両親媒性等のいずれの物性の薬物でも良く、シス
プラチン、カルボプラチン、アドリアマイシン、ダウノ
マイシン、エピルビシン、ダウノルビシン、ビンクリス
チン、ビンブラスチン、マイトマイシンC、アクチノマ
イシンD、ブレオマイシン、5−フルオロウラシル、ダ
カルバジン、メトトレキサート、シトシンアラビノシ
ド、ロイコボリン、ネオカルチノスタチン、プレドニゾ
ロン、L−アスパラギナ−ゼ、シクロホスファミド等の
制癌剤および制癌剤との併用剤、インターフェロン、コ
ロニー刺激因子、インターロイキン、腫瘍壊死因子、テ
イッシュ・プラスミノーゲン・アクテイベーター、イン
シュリン、カルシトニン等の各種成長因子、ウリカー
ゼ、スーパーオキサイド デイスムターゼ、性腺刺激ホ
ルモン放出因子、デスモプレシン、副腎皮質刺激ホルモ
ン、シクロスポリン、モチリン、グラミシジンS、エン
ケファリン、グルタチオン、第VIII因子、ウロキナー
ゼ、アルカリホスファターゼ、ワクチン類等の生理活性
ペプチド、蛋白質および酵素類、ゲンタミシン、ストレ
プトマイシン、カナマイシン、(硫酸)ミクロノマイシ
ン、(硫酸)アストロマイシン、(硫酸)シソマイシ
ン、アミカシン、トブラマイシン、ベカナマイシン、セ
ファクロル、セフメタゾール、セフピラミドナトリウ
ム、セフォチアム、セファゾリンナトリウム、ラタモキ
セフナトリウム、セフメノキシム、スルバクタムナトリ
ウム、セフォペラゾンナトリウム、セフピラミドナトリ
ウム、アモキシシリン、バカンピシリン、タランピシリ
ン等の抗菌剤、アンホテリシンBのような抗カビ剤、ビ
タミンA、ビタミンD、ビタミンE(トコフェロー
ル)、ビタミンK、チアミン、リボフラビン、ビオチ
ン、コリン、ビタミンB12、ビタミンC、ユビキノン、
カルニチン等のビタミン類およびビタミン様作用因子、
アンチモン酸メグルミン等の抗原虫薬、ヘパリン等の抗
血液凝固剤、オキサトミド、アモキサノクス等の抗アレ
ルギー剤、ムラミルジペプチド、ムラミルペプチド、レ
バミゾール等の免疫賦活剤、リドカイン、クロルプロマ
ジン、ジブカイン、プロプラノロール、チモロール、キ
ニジン、ピロカルピン、ドパミン、セロトニン、イミプ
ラミン、ジフェンヒダントイン、キニン、クロロキニン
等が用いられる。
【0014】以下に本発明の非イオン性界面活性剤含有
リポソームの調製法を説明するが、本発明リポソームの
調製法は特に制限はなく、一般的なリポソームの調製法
を用いることができる。
【0015】調製法 リン脂質および非イオン性界面活性剤を、必要により抗
酸化剤を添加しアルコール、クロロホルム等の有機溶媒
に溶解し、減圧下有機溶媒を除去後、水溶性薬物の入っ
た食塩水を添加した後、振とうすることによりマルチラ
メラベシクル状のリポソームを得ることができる。
【0016】必要に応じて、リポソーム内に内包されな
かった薬物を遠心分離等の手段で除去しても良い。また
孔径100nmのポリカーボネート膜を用いてエクスト
ルーダー〔ライペックス バイオメンブランス(Lipex
Biomembranes) 社製〕によりサイジングを行ってもよ
い。得られたリポソームはそのままでも使用できるが、
必要によりマンニトール、ラクトース、グリシン等の賦
形剤を加え凍結乾燥もできる。
【0017】リポソームは注射剤として用いるのが一般
的であるが、経口剤、点鼻剤、点眼剤、経皮剤、坐剤、
吸入剤として加工して使用することもできる。
【0018】以下に実施例および参考例を示す。
【0019】
【実施例】
【0020】実施例1 大豆ホスファチジルコリン1g、リポソーム中の薬物と
してのα−トコフェロール40mg、ポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油〔HCO−60*(*以下商品名を示
す)〕10mgを10mlのメタノールに溶解後、約4
0℃の恒温槽で加温しながら、ロータリーエバポレータ
ーでメタノールを減圧下除去した。得られた脂質膜に最
終液量が10mlとなるように注射用蒸留水を加えて、
ボルテックスミキサーを用いて激しく振とう攪はんし、
マルチラメラベシクル状のリポソーム(組成物1)を得
た。この溶液を孔径100μmのポリカーボネート膜を
装着したエクストルーダーで10回サイジングした。得
られたリポソームは動的光散乱法により粒子径がほぼ1
00nmであることを確認した。
【0021】実施例2 大豆ホスファチジルコリン1g、α−トコフェロール4
0mg、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(HCO−6
0)30mgの分量で実施例1と同様に操作し、粒子径
約100nmのリポソーム(組成物2)を調製した。
【0022】実施例3 大豆ホスファチジルコリン1g、α−トコフェロール4
0mg、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート
(Tween 80*)10mgを10mlのイソプロ
ピルアルコールに溶解し、以後実施例1と同様に操作
し、粒子径約100nmのリポソーム(組成物3)を調
製した。
【0023】実施例4 大豆ホスファチジルコリン1g、α−トコフェロール4
0mg、Tween80(30mg)を10mlのイソ
プロピルアルコールに溶解し、以後実施例1と同様に操
作し、粒子径約100nmのリポソーム(組成物4)を
調製した。
【0024】実施例5 大豆ホスファチジルコリン1g、α−トコフェロール4
0mg、ポリオキシエチレンセチルアルコールエーテル
(Brij 58*)10mgを10mlのイソプロピ
ルアルコールに溶解し、以後実施例1と同様に操作し粒
子径約100nmのリポソーム(組成物5)を調製し
た。
【0025】参考例1 大豆ホスファチジルコリン1g、α−トコフェロール4
0mgを10mlのイソプロピルアルコールに溶解し、
以後実施例1と同様に操作し、粒子径約100nmのリ
ポソーム(組成物a)を調製した。
【0026】参考例2 大豆ホスファチジルコリン1g、α−トコフェロール4
0mgを10mlのイソプロピルアルコールに溶解し、
これにホスファチジルイノシトール55mgを溶解させ
たクロロホルム5mlを混合させた。約40°Cの恒温
槽で加温しながら、ロータリーエバポレーターで溶媒を
減圧下除去した。得られた脂質膜に最終液量が20ml
となるように注射用蒸留水を加え、以後実施例1と同様
に操作し、粒子径約100nmのリポソーム(組成物
b)を調製した。
【0027】参考例3 大豆ホスファチジルコリン1g、α−トコフェロール4
0mgを10mlのイソプロピルアルコールに溶解し、
これにグルクロン酸パルミテ−ト26.8mgを溶解さ
せたクロロホルム5mlを混合させた。以後実施例1と
同様に操作し、粒子径約100nmのリポソーム(組成
物c)を調製した。
【0028】参考例4 大豆ホスファチジルコリン900mg、α−トコフェロ
ール40mg、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(HC
O−60)100mgの分量で実施例1と同様に操作
し、粒子径約100nmのリポソーム(組成物d)を調
製した。
【0029】次に、本発明リポソームの血液中持続効果
を試験例で示す。
【0030】試験例1 ウレタン麻酔下、雄性ウイスター系ラットの大腿部静脈
および頸動脈にカニューレを挿入した。大腿部静脈より
組成物1〜5および対照として非イオン性界面活性剤を
含まない組成物aを1ml/kg投与した。投与後2時
間まで経時的に頸動脈より採血し、ヘパリン処理の後、
遠心分離を行い血しょうを得た。得られた血しょう中の
α−トコフェロール濃度を高速液体クロマトグラフィー
法により定量し、その結果を第1図に示した。
【0031】第1図によれば、組成物1〜5が、対照組
成物aよりも高い血しょう中のα−トコフェロール濃度
を示し、リポソームの血液中での持続性の増加が認めら
れた。
【0032】試験例2 組成物2、組成物a並びに比較例としての組成物bおよ
びcを試験例1と同様の方法により投与し、投与後の血
しょう中のα−トコフェロール濃度を測定した。結果を
第2図に示した。
【0033】第2図によれば、組成物2が、組成物bお
よびcよりも高い血しょう中のα−トコフェロール濃度
を示し、リポソームの血液中での持続性の増加が認めら
れた。
【0034】試験例3 ウレタン麻酔下、雄性ウイスター系ラットの大腿部静脈
および頸動脈にカニューレを挿入した。大腿部静脈より
組成物1〜5および対照として組成物aおよび比較例と
して非イオン界面活性剤10%を含んだ組成物dを1m
l/kg投与した。投与後2時間めにラットを断頭し、
肝臓、脾臓および肺臓を摘出し各臓器中のα−トコフェ
ロール量を高速液体クロマトグラフィー法により定量し
た。α−トコフェロール量の投与量に対する各臓器およ
び肝臓、脾臓および肺臓をRESとした場合の臓器分布
(%)を算出し、その結果を第1表に示した。
【0035】第1表によれば、組成物1〜5は、対照組
成物aおよび組成物dよりもRESを構成する肝臓、脾
臓、肺臓への総合分布率が低いことが認められた。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明により、RESに補されずに血
液中での持続性が長い、非イオン性界面活性剤を添加し
たリポソームが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】非イオン性界面活性剤添加リポソームの血液中
持続効果
【符号の説明】
−−−X−−− 組成物a ───○─── 組成物1 ───●─── 組成物2 ───□─── 組成物3 ───■─── 組成物4 ───◎─── 組成物5
【図2】非イオン性界面活性剤添加リポソームと公知の
リポソームとの血液中持続効果の比較
【符号の説明】
−−−X−−− 組成物a ───●─── 組成物2 −−−★−−− 組成物b −−−☆−−− 組成物c

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビタミン類またはビタミン様作用因子、
    リン脂質およびリン脂質1重量部に対して0重量部を
    越えて0.03重量部以下の非イオン性界面活性剤を含
    有するリポソーム製剤。
  2. 【請求項2】 非イオン性界面活性剤がポリオキシエチ
    レン基を含有する非イオン性界面活性剤である請求項1
    記載のリポソーム製剤。
  3. 【請求項3】 ビタミン類またはビタミン様作用因子、
    リン脂質およびリン脂質1重量部に対して0重量部を
    越えて0.03重量部以下の非イオン性界面活性剤を配
    合することを特徴とするリポソーム製剤の調剤方法。
  4. 【請求項4】 非イオン性界面活性剤がポリオキシエチ
    レン基を含有する非イオン性界面活性剤である請求項3
    記載のリポソーム製剤の調剤方法。
  5. 【請求項5】 リン脂質とリン脂質1重量部に対して0
    重量部を越えて0.03重量部以下の非イオン性界面活
    性剤とを配合することを特徴とするリポソーム製剤への
    網内系低分布性の付与方法。
  6. 【請求項6】 非イオン性界面活性剤がポリオキシエチ
    レン基を含有する非イオン性界面活性剤である請求項5
    記載のリポソーム製剤への網内系低分布性の付与方法。
  7. 【請求項7】 リポソーム製剤が、制癌剤および制癌剤
    との併用剤、生理活性ペプチド、蛋白質または酵素類、
    抗菌剤、抗カビ剤、ビタミン類またはビタミン様作用因
    子、抗原虫薬、抗血液凝固剤、抗アレルギー剤、免疫賦
    活剤、リドカイン、クロルプロマジン、ジブカイン、プ
    ロプラノロール、チモロール、キニジン、ピロカルピ
    ン、ドパミン、セロトニン、イミプラミン、ジフェンヒ
    ダントイン、キニン、クロロキニンからなる群から選ば
    れる薬物を含有するリポソーム製剤である請求項5また
    は6記載のリポソーム製剤への網内系低分布性の付与方
    法。
  8. 【請求項8】 リン脂質とリン脂質1重量部に対して0
    重量部を越えて0.03重量部以下の非イオン性界面活
    性剤とを配合することを特徴とするリポソーム製剤の網
    内系分布率の低減方法。
  9. 【請求項9】 非イオン性界面活性剤がポリオキシエチ
    レン基を含有する非イオン性界面活性剤である請求項8
    記載のリポソーム製剤の網内系分布率の低減方法。
  10. 【請求項10】 リポソーム製剤が、制癌剤および制癌
    剤との併用剤、生理活性ペプチド、蛋白質または酵素
    類、抗菌剤、抗カビ剤、ビタミン類またはビタミン様作
    用因子、抗原虫薬、抗血液凝固剤、抗アレルギー剤、免
    疫賦活剤、リドカイン、クロルプロマジン、ジブカイ
    ン、プロプラノロール、チモロール、キニジン、ピロカ
    ルピン、ドパミン、セロトニン、イミプラミン、ジフェ
    ンヒダントイン、キニン、クロロキニンからなる群から
    選ばれる薬物を含有するリポソーム製剤である請求項8
    または9記載のリポソーム製剤の網内系分布率の低減方
    法。
  11. 【請求項11】 リン脂質とリン脂質1重量部に対して
    0重量部を越えて0.03重量部以下の非イオン性界面
    活性剤とを配合することを特徴とするリポソーム製剤へ
    の血中持続性の付与方法。
  12. 【請求項12】 非イオン性界面活性剤がポリオキシエ
    チレン基を含有する非イオン性界面活性剤である請求項
    11記載のリポソーム製剤への血中持続性の付与方法。
  13. 【請求項13】 リポソーム製剤が、制癌剤および制癌
    剤との併用剤、生理活性ペプチド、蛋白質または酵素
    類、抗菌剤、抗カビ剤、ビタミン類またはビタミン様作
    用因子、抗原虫薬、抗血液凝固剤、抗アレルギー剤、免
    疫賦活剤、リドカイン、クロルプロマジン、ジブカイ
    ン、プロプラノロール、チモロール、キニジン、ピロカ
    ルピン、ドパミン、セロトニン、イミプラミン、ジフェ
    ンヒダントイン、キニン、クロロキニンからなる群から
    選ばれる薬物を含有するリポソーム製剤である請求項1
    1または12記載のリポソーム製剤への血中持続性の付
    与方法。
  14. 【請求項14】 リン脂質とリン脂質1重量部に対して
    0重量部を越えて0.03重量部以下の非イオン性界面
    活性剤とを配合することを特徴とするリポソーム製剤の
    血中持続性増強方法。
  15. 【請求項15】 非イオン性界面活性剤がポリオキシエ
    チレン基を含有する非イオン性界面活性剤である請求項
    14記載のリポソーム製剤の血中持続性増強方法。
  16. 【請求項16】 リポソーム製剤が、制癌剤および制癌
    剤との併用剤、生理活性ペプチド、蛋白質または酵素
    類、抗菌剤、抗カビ剤、ビタミン類またはビタミン様作
    用因子、抗原虫薬、抗血液凝固剤、抗アレルギー剤、免
    疫賦活剤、リドカイン、クロルプロマジン、ジブカイ
    ン、プロプラノロール、チモロール、キニジン、ピロカ
    ルピン、ドパミン、セロトニン、イミプラミン、ジフェ
    ンヒダントイン、キニン、クロロキニンからなる群から
    選ばれる薬物を含有するリポソーム製剤である請求項1
    4または15記載のリポソーム製剤の血中持続性増強方
    法。
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